【安価】魔族だらけの異世界転生 (179)

BGM 【Destati】


目が醒めると、そこは異世界だった。

…異世界?これが?

目の前に広がるのは、真っ暗な空間。足元のステンドグラスの輝き以外の光源は無い。

何故、こんなことになっている。普通にベッドで寝たはずだ。

これが流行りの異世界転生なら、自分は死んだことになる。

病気?まだ若いのにそんなのありえない。

事故?二階にトラックが突っ込むとかアメコミでも無いわ。

「もしもし。聞こえてますかー?」

現実的なのは病死だとして、若者の死因に多いのは…。あ、スマホ無いから調べられないわ。

「聞こえてんのかオラ」

なんだこの火の玉!?

「聞こえてんならいいんです。さっさと説明聞いてください」

「…あ、自分のこと分かります?意識の保持が出来ているか確認しないと」

自分のことくらい分かるに決まってるだろ。

下3くらいまで主人公を募集
主人公の性別によって、こちらで用意するNPCの性別が変更されます(基本異性)
最高コンマのレス採用やで

名前
性別
種族 ここは魔族のみ有効
概要 性格とかなんでもかんでも

主人公は人間固定っス
別に大したデメリットは無いので気にしないでクレメンス

主人公が魔界に異世界転生させられるお話です
なので、主人公以外は全員魔族となります
説明不足で申し訳ありません
ここからもう一度下3くらいまで

名前は日本人系だと有り難いですね
追記忘れてすいません

しまったID変わってる
念のためきちんと書きます


名前 ユーリ (岸里 悠里)
性別 男
種族 人間
概要 平凡な大学に通う大学生。中肉中背のどこにでもいそうな青年
適度に漫画やゲームを嗜み、適度に勉学に励み、適度に友人付き合いを行い…と何事にも平々凡々に生きてきた
よく言えば世渡り上手、悪く言えばどっち付かずだが
裏を返せば状況判断能力と処世術に長けていると言える

ゾロ目が出ているためそちらを優先 採用 >>15


岸里 悠里「『岸里 悠里』20歳。ホニャララ大学二年生。…でいいですか?」

「…うんうん。問題無さそうですね」

神様「あー、あー。私のことは…とりあえず神様とでもお呼びください」

とりあえず、と念頭に置いたということは、神様じゃないのか?

そんな疑問が浮かんだが、次の言葉で忘却の彼方へと飛んで行った。

神様「その、すみません。『岸黒 悠里』さんと間違えて黄泉送りしてしまいました」

神様「ちょうど今日寿命だった、結構漢字が似てる人がいたんですよ。ヒューマンエラーというか、ゴッドエラーというか」

悠里「………」

何言ってんだこいつ。

神様「なので、その。普通であれば、死んだ人は須くあの世行きなんですけど、お詫びに異世界に送ろう、と」

悠里「…特典は?」

神様「一般的な冒険者レベルの能力をプレゼントです。それ以上の特典はマニュアルでは禁止されてます」

手違いで殺された代償の割には、些か安すぎやしないかな。俺の価値ってそんなもんなの?

神様「無駄話もなんですし、マニュアルに従ってチャチャっと済ませますよ」

無駄話ってなんだよオイ!?

神様「迷える者に選択肢を示しましょう」

火の玉がふわりと浮いて、一度円を描く。すると、三つの光柱が発生した。光の中では、剣、杖、盾が浮かんでいる。

一つは力。迫り来る困難を捻じ伏せ、未来を作る猛き力。

一つは叡智。絶望の中から希望を紡ぎ、苦難を乗り越える眩き叡智。

一つは意志。どのような仕打ちを受けようと、自身を、仲間を護らんとする強き意志。

貴方は、何を求める?

どの

途中送信ごめんなさい

力、叡智、意志のどれかを選択してください
二票先取で、対応する能力値にプラスの上昇補正が掛かります

力…物理攻撃力の補正が2.0倍に
叡智…魔法攻撃力の補正が2.0倍に
意志…物理防御力の補正が2.0倍に

他にもHP、MP、魔法防御力がありますが、現在ではまだ補正が変動しませんので、共通の上昇率になります
あくまでフレーバーの能力値(主人公たちにも見えない)ですが、行動パターンに変化を及ぼす場合がございます

悠里が選んだのは叡智だった。掴み取った杖は、光に変わって悠里の身体に注ぎ込まれた。

神様「何かを得るには、何かを失わなければなりません。それは、等価交換という摂理です」

一つは力。迫り来る困難を捻じ伏せ、未来を作る猛き力。

一つは意志。どのような仕打ちを受けようと、自身を、仲間を護らんとする強き意志。

貴方は、何を差し出す?

力、意志のどちらか一つを選択してください
選択したものに対応する能力値の上昇補正が0.5倍になります
また、上昇補正はお話が進むと強化することが可能です

神様「貴方は叡智を求め、力を差し出すのですね」

悠里はこくりと頷く。火の玉は弾け、硝子のように透明な足場が生み出された。

ステンドグラスから伸びた足場は、また別のステンドグラスに繋がっている。

一歩一歩踏みしめ、次に進む。無数の武器が地面に突き刺さっている光景が、目に入った。

神様「何を求めようと、それを形にする物が無ければ意味がありません」

進む力も、切り拓く叡智も、守る意志も。武器という出力装置を経由しなければ、何の影響も及ぼさない。

貴方は、何を選ぶ?

欲しい武器種をご記入ください
下3くらいまで武器種を募集し、最高コンマのレス採用です

ざっくり武器種一覧

剣…片手剣 短剣 双剣 両手剣 細剣(レイピア) 両刃剣(曹丕とかジャスティスのあれ) 大剣などなど
槍…薙刀 十字槍 銃槍などなど
斧…片手斧 両手斧などなど


デュアルウェポン…二種類の形態を持つ武器 チャージアックスやスラッシュアックス、ライトニングさんのあの武器とか
好きな武器種をくっ付けられるので、これを選ぶ際はデュアルウェポン(剣+槍)という感じで書いてください

神様「これで、出発前の準備は粗方終わりました。最後は…」

空中に浮かぶ光の板は、世界地図を映し出す。三つが三つ、違う地形をしている。

神様「人間界、天界、魔界。これらから一つを選んでもらうのですが…あれー?」

神様「ちょっと待てよ。…おっかしーな。たしか、全部空いてたはずだけど…」

独り言がダダ漏れなんですけど。

神様「ごめんなさい。魔界以外は入界制限が掛かってます」

神様「魔界のどこに向かうか決めてください。これだけは謝ります。ハイ」

…は?

神様「さっさと選べ殺すぞハゲ」

ハゲちゃうわ。フサフサや。

どこの拠点に向かうかで多数決です
二票先取したものになります
他の都市にも移動出来るから深く考えないで大丈夫っス


緋桜郷(ひざくらきょう)

桜花衆と呼ばれる任侠者(ヤクザ)が統治する歓楽街。名物は温泉と湯屋(性風俗店)で、どんな人でも受け入れる大らかな街。
桜花衆の頭は、大層美人な鬼だとか。
交流可能キャラクター(暫定) 桜花衆頭 湯屋の世話役


リッテルス

魔龍騎士団が常駐する城塞都市。ドラゴンステーキが名物。義に篤い者が多いが、余所者にはやや排他的。
その反面、打ち解けたら非常に親密になる。騎士団長は龍人族のエリートらしい。
交流可能キャラクター(暫定) 魔龍騎士団長 魔龍騎士団見習い


ベルシア

魔王の住む帝国の首都。人の往来が多く、良くも悪くも普通な場所。ただ、喧嘩はよくあること。
名物は闘技場(コロシアム)で、この中でのみどんな非情、卑怯も許される。
魔王様が度々お忍びで街に出没するらしい。
交流可能キャラクター(暫定) 魔王 ギルドの受付

また、ここに書いてる交流可能キャラクターは全員女性です

拠点が決まったので、そこで会うキャラクターの名前を募集します
西洋風の名前で団長と見習いの名前を募集します

違うわ、ベルシアだからギルド受付と魔王様だ
西洋風でお願いします…出てきた中からこっちで選びます

神様「ベルシアですね。合点承知」

突然、足元のステンドグラスが割れた。足場は崩れ、身体は奈落へと墜ちていく。

悠里「くっ!」

咄嗟に目の前の瓦礫を掴むが、悲しいかな。足場全てが崩れている以上、何を掴もうが落下は止まらない。

神様「行ってらっしゃーい」

悠里「わあああああっ!!!?!?」

水に落ちたような感覚と共に、意識は消えた。

「人間がどうしてここに…」

「歪(ひず)みに食われたか。瘴気に冒されて生きているとは、幸運な男だな」

聞き慣れない声がする。トーンからして、どちらも女性のようだ。

意識ははっきりとし始めたのに、上手く息が出来ない。何故だ、と身体を動かすが、ビクともしない。

「ほう、目覚めたか?」

「じっとしてください。下手に動くと貴方、死にますよ?」

「………!?」

死ぬ!?転生して数分でお陀仏なんて、冗談じゃないぞ!?

…待てよ。さっき片方の人が言ってたな。瘴気に冒されて生きているとは幸運な男だ、と。

瘴気って…魔界に漂う毒みたいなあれか。ナウシ○でも出てたっけな。

つまり、魔界に送りこまれた俺は、そこで瘴気を吸って昏睡状態になってたのか?

「…呼吸はどうだ?」

布突っ込まれてるっぽいから苦しいです。目が覚めた時よりはマシですけど。

「手を動かした…なら、そろそろ良いかな?」

「メリエ、香は焚いたか?」

メリエ「はいはい。魔王様は人使いが荒いですね」

イリス「イリスと呼べ。今の私は魔王ではない」

開幕からクライマックスじゃねぇか。

メリエ「この香が切れる頃には、瘴気に耐えられる身体になってるはずです」

布を引っこ抜かれると、新鮮な空気が肺へと流れ込んできた。口の中がイガイガするが、まだ我慢出来る範囲だ。

メリエ「えぇと。どこから説明したものか…。冒険者さんが、川を流れてた貴方を拾ってきたんです」

悠里「ごめんなさい、もう意味が分かりません」

イリス「他の奴が偶然貴様を見つけた。だからギルドに搬送して処置をした。以上だ」

イリス「数年に一度、空間の歪みに捕まった異界の住人が魔界にやって来るのだ。逆も然りで、異界に飛ばされることもある。普通の人間であれば、魔界の瘴気に冒されて即死するが…」

イリス「貴様は運が良い。昏睡状態に陥って、呼吸がほぼ停止していたから瘴気をそこまで吸わずに済んだ。神に感謝するといい」

メリエ「人間界に戻るには、その歪みを利用する他ないですが。いつどこに出現し、どこに繋がっているか。予測は不可能なので厳しいでしょう…」

悠里「つまり、俺はここで生きてけと…?」

イリス「うむ。不慮の事故ではあるが、一命は取り留めたのだ。有効活用するべきだと、私は思う」

メリエ「冒険者として働けば、お金はがっぽがっぽ儲かりますよ」

ユーリ「…それしか道がないなら、そうするしかない、か。俺は…ユーリと言います。よろしくお願いします」

イリス「ユーリ、か。相分かった。私はそろそろお暇させてもらう。後のことは任せたぞ」

メリエ「はい、魔王様」

イリス「………」

不機嫌そうに、魔王様は退室した。

メリエ「まずは、簡単にここの説明をしますね。この都市は『ベルシア』。大陸で一二を争う大都市で、魔王様が統治する『サート帝国』の首都です」

メリエ「主要な施設は…魔王様の住まう『帝宮』と、日々闘争が繰り広げられる『コロシアム』、あとは様々な仕事を斡旋する、私たちがいるギルド『水晶亭』ですかね」

メリエ「他にも色々売ってるマーケットとかがありますが、とりあえずはこれくらいで」

ユーリ「ふーむ…」

話を聞いて、窓から外の景色を眺める。紫色の空に、紅い月。絵画に描かれた蒼い太陽と黒い海。

本当に魔界って感じがする。…のに、思ったよりも扱いが良い。

もしや、魔界ってユートピアだったのか?

メリエ「何か質問はありますか?」

下3くらいまでにメリエに聞きたいことがあれば
一つのレスに一つ質問を記入してください

聞きたいこと、と言われても。まだ魔界入りして数分?数時間しか経っていないのだ。

何が解らないのかが分からない、そんな状態。だから、訊くべきことは緊急を要することだ。

ユーリ「瘴気とやらの対策って、何かあるんですか?」

メリエ「現状では、身体を慣らす他ありませんね…。私たち魔族は瘴気に遺伝子レベルで順応しているので、既に耐性因子を保有していますが」

メリエ「人間界で瘴気がある場所など殆ど無いはずですから、無理矢理順応させるしかありません」

メリエ「とりあえずは、このお香が切れるまでこの部屋にいてください。それで瘴気への耐性が付くでしょう」

メリエ「外出した時に、暫くは不快感や息苦しさを感じるとは思いますが、死ぬことはまずありません」

ユーリ「人間を瘴気に慣らせるためのお香…なんで、そんなものがここに?」

数年に一度事故で来るかどうか、の人間相手に、態々保管するメリットはあるのか。そこが気になる。

メリエ「昔、人間界、天界、魔界を行き来出来るようにポータルを設置する計画があったそうです。根本的に無理があったようで、二年ほどで計画は頓挫しましたが」

メリエ「計画が果たされれば、人間の流入が起こります。それを見据えて用意したらしいですが…ね?」

ユーリ「…つまり、世界各地にお香の在庫が大量にある、と」

メリエ「その通りです。…あ、ポータルというのは大型の転移クリスタルで、設置した場所同士で瞬間移動が可能になるんです」

F○のやつまんまですね。

メリエ「ポータルの稼働には魔力(マナ)の集合体であるエレメントが必須なので、相応の代金を支払う必要があります」

ユーリ「具体的にお幾ら万円です?」

メリエ「円…って単位はよく分かりませんが、最寄りのポータル設置拠点である緋桜郷で一万エメラです」

メリエ「一般市民の月給の一割程度ですね。交通機関を使えば1000エメラもあれば行けるでしょう」

ユーリ「時間を短縮するか、移動費を減らすか、で決めるわけですね」

メリエ「そうなります」

どれだけ時間を要するかによるけど、ちょっとぼったくりすぎやしませんかね…?飛行機や新幹線よりはマシなんだろうけど。

ユーリ「…あっ!」

メリエ「どうしました?」

ユーリ「俺、どこに住めば良いんですかね!?住民票とか何も無いですよ!?」

メリエ「そのことなら心配無用です」

そう言って、メリエさんは保険証的なカードを見せる。

メリエ「緊急の要件でしたので、こちらで勝手ながら冒険者として登録させていただきました。これは冒険者証です」

メリエ「発行日…つまりは本日から二週間の間、ギルド内宿舎、もしくはギルドと提携した施設の利用が無料になります」

ユーリ「無料!!!」

メリエ「もちろん、制限はありますよ?無料になるのは安価なものだけです。ここなら、このエコノミークラスの部屋と定められた朝食、夕食が無料になります」

ユーリ「…一文無しなんで、保障期間を過ぎたら飢え死にしますね」

メリエ「冒険者になった方には、準備資金の一万エメラを支給しております。引退後に再度冒険者になっても、支給は行われませんのでご注意を」

ユーリ「これはこれは。ご丁寧にありがとうございます」

…至れり尽くせり、だな。

メリエ「冒険者の基本的な仕事は、民間、軍事問わず寄せられた依頼の遂行、未開エリアの探索やダンジョンなどの生態調査、があります」

メリエ「単独で遂行しても構いませんが、他の冒険者を雇う、同好の士と共に挑戦する、といった手段がありますので、ご一考を」

ユーリ「どこでそういう人と交渉するんですか?」

メリエ「基本は、ギルドに併設された酒場に設置されているパーティボードを利用しますね。それか、酒場で飲んで騒いで、その時に交流するとか」

つまり、人が欲しいなら酒場でアクションを起こせ、ということか。人を雇う場合の相場が分からないから、それは時間が空いた時に訊くとして。

ユーリ「…惚れちまったぜ…」

メリエ「え?」

ユーリ「貴女に、一目惚れしました」

いくら死にかけとはいえ、余所者の怪しい奴にここまで甲斐甲斐しく世話をしてくれた。

そんな人間、元の世界にはいただろうか。いや、いない(反語)。誰も、他人を気に掛ける余裕など、持っていないから。

恐怖を恋による緊張と勘違いするのが『吊り橋効果』だと聞いたことがある。この感情も、それに似たものなのかもしれない。

誰にでも与えている優しさを、救われた心が『彼女は俺に気がある』と勘違いしているだけなのかもしれない。

…でも、勘違いだとしても。一目惚れした事実は変わらないんだ。

メリエ「えぇと…。そう言ってもらえるのは嬉しいのだけれど。そういう目では見てないから…」

メリエ「ごめんなさいね…」

…だよね。そりゃ、こんなことあっさり言う奴に、良い印象なんか持たないか。

やっちゃったなぁ、俺。

メリエ「…だけど、立派な冒険者になったら。その時は、ちょっと考えてみようかなぁ…」

………。

やったぜ!!!

メリエ「さて、と。そろそろ私は仕事に戻ります。ゆっくり身体を休めてくださいね」

恭しく礼をしたメリエさんは、温和な笑みを浮かべたまま退室した。

特にやることが無いので、俺はベッドに潜り込む。

気がつくと、次の日の朝になっていた。

下6までのコンマ一桁でステータスを判定します
数が多いので連投アリ

HP、MP、攻撃力、防御力、魔法攻撃力、魔法防御力の順番で、HPのみ+10の補正です
最初に取った上昇補正は、レベルアップではないので掛かりません

ステ判定は継続で、とりあえず行動安価を出しておきます
下1に記入してください


ユーリ Lv.1 杖
HP 19(1.0) MP 7(1.0) 攻撃力 5(0.5) 防御力 ?(1.0) 魔法攻撃力 ?(2.0) 魔法防御力 ?(1.0)
所持金 10000エメラ


依頼 ギルドに寄せられた依頼を受理します。
編成 パーティ編成を行います。
交流 他の冒険者、知人、民間人と交流します。
外出 ベルシア内の散策や、ベルシア外に移動して冒険します。
その他 上記以外の行動が該当します。

関係者一覧

ギルド受付嬢 メリエ
謎の少女(棒読み) イリス ※現在交流不可能

BGM 【ドレッドノート大爆進!】


ユーリ「ベルシアって、どんな施設があるのかな。ちょっと散策してみるか」

水晶亭を出て、人の流れに乗り街の中を進む。煌びやかなネオンが、真昼間の街を照らしていた。

ユーリ「綺麗な街並みだな…。ビルとかが平然と立ち並んでるのは、違和感が凄いけど」

渋谷や銀座ほど所狭しと並んでいるわけではないが、ここが異世界だということを忘れる程度には、繁栄している。

歩くこと10分。マーケットに到着したユーリは、店を見物していた。

ユーリ「武器屋に防具屋、道具屋にアクセサリーショップ。…卵屋?なんだそれ」

ファンタジー系のゲームの拠点にありそうな店から、聞き慣れないものまで。様々な店が、客の取り合いをする。

カフェやレストラン、食堂といった施設も入っており、退屈はしなさそうだ。

ユーリ「この地図を見る限りだと…マーケットとコロシアム、帝宮はかなり近い位置にあるのか」

ユーリ「鉄道も走ってるし、空港まである…。近未来的な世界だな…」

どうやら、ここはポピュラーな異世界とは違うようだ。認識を改める必要があるだろう。

こいつ、全身がトウフレームで出来ているのか…?
下1に行動を記入してください
散策を続けた場合、喧嘩祭りが近くで始まります


ユーリ Lv.1 杖
HP 19(1.0) MP 7(1.0) 攻撃力 5(0.5) 防御力 1(1.0) 魔法攻撃力 3(2.0) 魔法防御力 7(1.0)
所持金 10000エメラ


依頼 ギルドに寄せられた依頼を受理します。
編成 パーティ編成を行います。
交流 他の冒険者、知人、民間人と交流します。
外出 ベルシア内の散策や、ベルシア外に移動して冒険します。
その他 上記以外の行動が該当します。

関係者一覧

ギルド受付嬢 メリエ
謎の少女(棒読み) イリス ※現在交流不可能

ユーリ「メリエさん、依頼一覧お願いします」

メリエ「はいはーい。…こちらが、ユーリさんが受けられる依頼です」

ユーリ「どれどれ…」

受理出来る依頼は、簡単なものが3つあった。

依頼名 ピィちゃんを守れ!!!
依頼主 卵屋の店主
内容 テイルブレードの母鶏(ピィちゃん)の護衛
報酬 150エメラ テイルブレードの卵

依頼名 失敗は成功の母?
依頼主 見習い錬金術師
内容 スライムの核4つの納品
報酬 200エメラ 試作スライム飯

依頼名 愛を込めて、花束を
依頼主 緊張した男性
内容 ヒスイレン3つの納品
報酬 150エメラ

ユーリ「…なんか、パッとしないですね」

メリエ「初心者さんなんだから、地道なものばかりよ。でも、地道に頑張って信頼を得ることが、一流の冒険者への近道だと思うわ」

ユーリ「なるほど」

ごもっともです。

下1に受理する依頼を
2つまで同時受理可能で、何も受けないのも可能です

BGM 【好日(グランブルーファンタジー)】


指定された喫茶店で待機していると、マントを羽織った男性が入店してきた。

その紅い目と牙、鋭い目付きに白い肌は、彼が吸血鬼(ヴァンパイア)であることを物語っている。

男性「…貴方が、依頼を引き受けてくれた人ですね」

ユーリ「はい」

ヴァンパイアというものは、得てして傲岸不遜なものだという印象があった。が、目の前の人は違う。

男性「ありがとうございます…本当に助かります…!」

めっちゃ震えてる。膝がカクカク笑ってらっしゃる。

男性「じ、実はですね…。今日の夜、月影公園で、幼馴染の女性にプロポーズする予定なんです」

男性「その時に、ヒスイレンという花を差し上げたいのですが、その。私は…」

ユーリ「私は?」

男性「ヌメヌメが大の苦手なんです…!」

ユーリ「はあ…」

なんか嫌な予感がしてきたぞぉ…!

男性「ヒスイレンが群生する『ペルオ沼地』は、ベルシアのすぐ南にあります」

男性「ですが、そこはミニマムトードの巣窟です…!気がつくと、全身にヌメヌメしたちっちゃいカエルが…あぁぁぁぁ!!!」

…うわぁ。気持ち悪い。

男性「単体では、大して強くありませんが、気をつけてください!複数に囲まれますと、くさ~い粘液を噴出してきますよ!!!」

死にはしないのか…。なら、気が楽になったな。

下1に行動を記入してください


ユーリ Lv.1 杖
HP 19(1.0) MP 7(1.0) 攻撃力 5(0.5) 防御力 1(1.0) 魔法攻撃力 3(2.0) 魔法防御力 7(1.0)
所持金 10000エメラ

備考 愛を込めて、花束を 受理中 期限残り 3ターン

編成 パーティ編成を行います。
交流 他の冒険者、知人、民間人と交流します。
外出 ベルシア内の散策や、ベルシア外に移動して冒険します。
その他 上記以外の行動が該当します。

関係者一覧

ギルド受付嬢 メリエ
謎の少女(棒読み) イリス ※現在交流不可能

沼地っぽいBGMが思いつかない


ユーリ「うへぇ…泥でベトベト…」

ペルオ沼地を移動するユーリだが、泥濘んだ地面に足を取られ、思うように進めない。

ヒスイレンは沼地の一部、綺麗な水の湧くエリアに自生しているらしいが、まだまだ泥と草しか見えない。

ユーリ「わっ!?蛭かよこれっ!」

足首に噛み付いた蛭を取り除き、一旦沼を出る。

ユーリ「地図では、歩道の近くには池が無いんだよな…」

現在地をこまめに確認し、少しずつ移動する。未熟者なのもあってか、一人が心細く感じる。

ユーリ「見たところ、凶暴な魔物はいないようだけど…」

空を飛ぶ鳥や、茂みから飛び出す小動物が、どうしようもなく恐ろしい。

ユーリ「…メリエさんが当てがったんだ。難しい依頼ではないはずだ」

落ち着いてことに当たれば問題ない、と自分を奮起させ、足を進めた。

下1でコンマ判定です


01~20 魔物と遭遇
21~50 群生地に到達
51~80 群生地に到達&拾い物
81~99 群生地に到達&他の冒険者の支援を受ける

ユーリ「………」

歩道から群生地まで、最短ルートで突き進む。凶暴な魔物が少ないなら、と根拠のない確信を持ち、動いていた。

その道中で、襲われない保証は無いというのに。

ユーリ「………?」

ぷかぷかと浮かんでいる魚の死骸。骨が見え、肉は腐っている。

それは、また一つ浮かんできた。小さな気泡と共に。

これは、不味い。

反射的に後ろに下がるユーリ。数秒前までいた場所を、大きな顎が喰らった。

ユーリ「鮟鱇…?」

茶色の皮膚がぬらりとてかり、大口と瞳がこちらを見やる。

息を呑み、ユーリは杖を構えた。

下1に攻撃するか逃走するかを記入してください
逃走した場合、再度移動時のコンマ判定が発生します


攻撃時

01~20 効果なし。奇数時にダメージを受ける
21~45 効果アリ。偶数時にダメージも受ける
46~85 良い一撃。偶数時にダメージを受ける
86~99 ワンパン。偶数時にダメージを受ける

逃走時

01~45 失敗。20以下でダメージを受ける
46~99 成功


ENEMY ポンドアングラー

HP 25 MP 0 攻撃力 15 防御力 5 魔法攻撃力 0 魔法防御力 5

早逃げは三文の得。三十六計逃げるに如かず。逃げるは恥だが役に立つ。そんな言葉があるらしい。

ならば、こちらもその教えに倣おう。

ユーリ「とうっ!!!」

脱兎の如く飛び跳ね、鮟鱇の噛み付きを回避する。テリトリーから逃れるべく、一直線に沼を突っ走る。

全身泥まみれの汚い状態になりながらも、運良く無傷で逃げ出せた。

ポンドアングラー「………」

獲物の姿が見えなくなったポンドアングラーは、しょぼくれて沼に潜み直す。

そして、空腹の冒険者に食べられるのであった。

下1でコンマ判定です
このターンで群生地に到達出来なかったら依頼失敗です(デメリットは特に無し)


01~10 魔物と遭遇
11~40 群生地に到達
41~70 群生地に到達&拾い物
71~99 群生地に到達&他の冒険者の支援を受ける

ユーリ「ここ…か…」

地図に記されている場所まで到達すると、植生がガラリと変わった。

先ほどまで泥と水草が茂っていたが、今は綺麗な湧水と花が咲き乱れている。

ユーリ「ヒスイレンは…あれか」

疎らに咲くヒスイレンの花。これを指定数摘めば、依頼は完了する。が。

ユーリ「うげっ…」

ヒスイレンの葉の上に、ちょこんと座るカエル。おそらく、あれがミニマムトードだろう。

あの人の警告に従うならば、纏わり付かれることだけは避けよう。

下3まででコンマ判定です
一度の採取(一つのレスのコンマ判定)で引っ付いたミニマムトードが三匹を超えると(精神的)ダメージを受けます

01~20 採取失敗
21~70 一本入手
71~90 二本入手
91~99 二本入手&拾い物

コンマ一桁が3以下で三匹、6以下4以上で一匹、それ以外で二匹引っ付く
二匹以下だと経験値に自動換算で、偶数だと素材も入手します

ユーリ「まず一本…」

恐る恐る近づいて、丁寧に茎を折る。よかった、カエルは反応していない。

ユーリ「次は…」

残りの二本を取るべく、身体を動かす。僅かな波が、ミニマムトードの座る葉を揺らし。

ミニマムトード「ゲコッ!!!」

ミニマムトードたち「「「「「ゲコーーーッッッ!!!」」」」」

ユーリ「ゲェッ!?」

一匹の掛け声と共に、大量のミニマムトードが飛び掛かってきた。

ユーリ「チクショォォォーーー!!!!!」

二度の逃走道中に、目に付いたヒスイレンを引っこ抜く。だが、悲しいかな。

人間というのは、膝辺りまで水があると動きが急に悪くなる。それに対し、カエルは水中での移動に長けた生物だ。

ミニマムトード「ゲッ」

本気で追われたら、人間がカエルに勝てるわけないだろ?

ユーリ「ぬぅぉぉぉぉぉ!!?!?!??」

上半身に張り付いた大量のミニマムトードが、その表皮から粘液を分泌する。

腐敗臭とも、刺激臭とも異なった独特な、それでいて酷く不快感を誘う臭いは。

俺の意識を持っていった。

ユーリ「………」

目が醒めると、そこは宿屋だった。

メリエ「…依頼されていた物資はあったので、依頼主さんには渡してます。一応、成功という形ですね」

ムスッとした表情で、メリエさんは淡々と事実を述べる。

メリエ「沼地で気絶していたユーリさんは、通りすがりの冒険者さんが運んでくれました」

ユーリ「…どなたですか?」

メリエ「本人の意向により、お教えすることは出来ません」

ユーリ「そう、ですか」

メリエ「今回は拠点が近くだったので運良く救出されましたが、次も助けられるとは限りません。ご注意を」

ユーリ「はい…」

メリエ「…それと、これを」

メリエさんが手渡してきたのは、何かの球根。もしや、ヒスイレンの物だろうか。

メリエ「ヒスイレンの球根は、錬金術に利用される素材です。売るも良し、利用するも良し、です」

メリエ「とりあえず今は、身体を休めてください」

…依頼は果たしたとはいえ、どうにも釈然としないな。

下1に行動を記入してください


ユーリ Lv.1 杖
HP 19(1.0) MP 7(1.0) 攻撃力 5(0.5) 防御力 1(1.0) 魔法攻撃力 3(2.0) 魔法防御力 7(1.0)
所持金 10150エメラ
所持品 ヒスイレンの花(2) ヒスイレンの球根(1)

依頼 ギルドに寄せられた依頼を受理します。
編成 パーティ編成を行います。
交流 他の冒険者、知人、民間人と交流します。
外出 ベルシア内の散策や、ベルシア外に移動して冒険します。
その他 上記以外の行動が該当します。


関係者一覧

ギルド受付嬢 メリエ
謎の少女(棒読み) イリス ※現在交流不可能

俺は、真理に気づいてしまった。

チートも何も持ってないへなちょこ一人では、何も出来ないことに。失敗した時に、希望が無くなってしまうことに。

ユーリ「人がいるな!うん!」

兎にも角にも人が必要だ。背中を預けられる仲間が。

というわけで、酒場に突撃じゃあ!!!成人してるから、酒も好き放題飲めるしな!!!

ユーリ「…酒場ってどこにあったっけ」

メリエが先日言っていたことを、あの悪臭で全て失ってしまった。

5回ほど頭を打ち、漸く記憶を取り戻したユーリは、意気揚々と酒場に向かった。

BGM 【酒場のポルカ】


冒険者「でさー…」

冒険者「はぁ!?私がカバーしなきゃ死んでたでしょうが!?」

ユーリ「ほー…」

ギルド併設の酒場『シャングリラ』にやってきたユーリは、感嘆の息を漏らす。いかにもといった雰囲気に呑まれたのだ。

なるほどなぁ。飲んで騒いでで楽しそうだな。パーティボードも人がいて人気だし、店員も忙しそうだ。

ユーリ「…どーすっかなぁ」

メリエさんに、人を雇う際の相場を聞くのを忘れてた。ぼったくられる可能性があるから、これはちょっとパスするとして。

現実的なのは、普通に他の人とパーティを組むことか。組めるか分からんけど。

どーすっかなぁ。…男は度胸、当たって砕けてみるかな?

下1に行動を記入してください


編入 他のパーティに入れてもらえるようお願いします
交渉 自分のパーティに入ってもらうようお願いします
雑談 他の冒険者と雑談し、親交を深めます
その他 上記以外の行動が該当します


ついでに二人の設定


名前 メリエ
性別 女性
種族 ワーキャット
概要
ベルシアのギルド『水晶亭』の受付嬢。イリスとは旧知の仲で、度々お忍びで遊興することも。
心優しい性格であり、ボランティアで傷病者の治療に当たることが多い。
戦いの腕はからっきしで、依頼の斡旋などで冒険者のサポートに回っている。
好きなタイプは物静かな人で、オラオラ系は苦手。
平均的なスタイルで特長が無いのが特徴だ、と豪語している。


名前 イリス
性別 女性
種族 不明
概要
正体不明の女の子。誰なんだ一体(棒読み)。
退屈を嫌い、非日常を好む彼女は、責務の合間を縫って街を練り歩く。
非常に人間に近い身体をしており、手足が悪魔のそれになっている以外は人間と同じ。
メリエとは旧知の仲で、事あるごとに連れ回す。
好きなタイプは勇敢な奴だが、無謀な奴は嫌い。

他の冒険者とコンタクトを取る場合、冒険者の安価を出します
なので、予め作っていただくとありがたいです
コンマ一桁で戦闘力を判定するので、どれだけ強いかは記載しないでください(得意な戦闘スタイルとかは○)
自分は寝ます

強さの基準

1~3 まだまだ初心者
4~6 普通の冒険者
7~9 結構強い
0 ば け も の

フロアを軽く見渡すと、殆どの席は冒険者で埋まっている。歓談している様子から、暫くは空かないことは見て取れる。

ユーリ「…お、窓際が空いてる。失礼させてもらうか」

ちびちびと飲み物に口を付ける少女がいた。外見からして、俺と然程歳は変わらないか?

背中から生えた小さな羽と、頭部に生えた触覚が気になるが。

ユーリ「隣、いいですか?」

少女「どうぞどうぞ!」

にへらと笑い、椅子をずらす少女。めっちゃええ子やん。

少女「お兄さん、何族ですか?」

ユーリ「何族、とは?」

少女「あっ、いえ!魔族特有の特徴が一切無いもので、気になってしまい…」

ユーリ「あー、なるほど。俺は人間です。事故って、魔界に流れ着いちゃって…」

少女「それは、大変でしたね…」

ユーリ「ここで会ったのも、何かの縁でしょう。俺は『ユーリ』と言います」

ルーナ「僕は『ルーナ』、シルフーンのルーナです!」

ルーナ Lv.8 槍 風精(シルフーン) 風
HP 64 MP 23 攻撃力 50 防御力 32 魔法攻撃力 35 魔法防御力 40

第一印象は悪くない、か。良き哉良き哉。

下1にどんな話をするかを記入してください
同時にコンマ判定です

01~30 関係は進展しなかった
31~80 それなりに会話が弾んだ
81~99 めっちゃ会話が弾んだ
00 朝チュン

ユーリ「というわけで、このへっぽこビギナー冒険者にご教授お願いします!!!」

日本の伝統文化『土下座(DOGEZA)』を繰り出し、懇願する。

ルーナ「え…えーっと…?」

突然土下座をされたのだ。困惑して当然だ。

ルーナ「ぼ、僕も冒険者としてはまだまだ新米だから…そこまで教えられることは無いですけど…」

ルーナ「えーと、魔物との戦闘に苦戦するのなら、ベルシア周辺のペルオ大平原で経験を積むのが良いかと」

ルーナ「ペルオ沼地の魔物はちょっと強いので、一番弱い平原で自信がつくまで頑張りましょう!」

ユーリ「ふむふむ」

ルーナ「それと、お友達は沢山作っておくべきです。もし冒険中に危ない目に遭った時、助けてもらえるかもしれませんから」

ルーナ「…これくらいしか言えません…。僕もまだ冒険者になって、一週間も経ってないので…」

ユーリ「あ、いえ。教えてもらって助かりました」

レベリングはペルオ大平原で、と。俺覚えた。

下1にどんな話をするか記入してください
同時にコンマ判定です
会話は今回含めてあと二回まで可能で、途中で切り上げるorパーティ勧誘も可能です

現在パーティ勧誘成功率 10%


01~30 関係は進展しなかった
31~80 それなりに会話が弾んだ
81~99 めっちゃ会話が弾んだ
00 朝チュン

ルーナ「魔法の覚え方、ですか。人間と魔族で違うかもしれませんが…」

ルーナは鞄から、分厚い本を一冊取り出してみせた。表紙には『バーサクチンパンでも分かる!風魔法初級編』と書かれている。

ルーナ「基本は、こういった魔術書を参考にして覚えていくのがセオリーです」

ルーナ「まぁ、一部の天才さんは独学で習得しますけど。それは例外です」

ユーリ「勉強かぁ…」

ルーナ「初歩の初歩としては、マナの扱いに慣れる必要があります。杖を持ってるなら、それを触媒にすることで難度は下がります」

ユーリ「ほほぅ」

魔法を覚えるには魔術書を購入しろ、と。また参考書を読むような作業が…。

下1にどんな話をするか記入してください
同時にコンマ判定です
会話はラストで、途中で切り上げるorパーティ勧誘も可能です

現在パーティ勧誘成功率 40%


01~30 関係は進展しなかった
31~80 それなりに会話が弾んだ
81~99 めっちゃ会話が弾んだ
00 朝チュン

ユーリ「ルーナさんは普段は何をしてるんですか?」

ルーナ「ひゃわぁ!?」

うわっ、びっくりした。ここまでテンプレートな素っ頓狂な叫び声を上げるのか…。

ルーナ「ぼ、ぼぼぼぼ僕の生活なんて知っても意味ないですよっ!?」

ユーリ「まぁ、たしかにそうですが…」

ルーナ「流石に初対面の人にぶっちゃけられませんよ!めっ!です!!!!!」

…ヤベェ、地雷踏んじゃった。

下1に勧誘するかしないかを記入してください
下1コンマが100-成功率以上で勧誘成功です(60以上で成功)

パーティ勧誘成功率 40%

ありますねぇ!
最初あたりの設定安価でゾロ目を優先してるので、このスレではゾロ目は特別なものとして扱います


ユーリ「すみませんでした」

本日二度目のDOGEZAを発動する。安売りしていいものではないが、仕方あるまい。

ルーナ「そ、そこまで謝ることじゃないですよぅ…」

顔をプイッと背け、ルーナはぼそりと呟いた。いやホントごめんなさい!!!

ユーリ「…ルーナさんは、これからどこに行くんですか?」

ルーナ「へっ?…えーと。『緋桜郷』を経由して、医術都市『セミード』に向かう予定です」

ユーリ「恥を忍んで、お願い申し上げます!俺とパーティを組んでください!!!」

頭が床にめり込むほどの、ラストドゲザニングを使う。これで駄目なら諦めるしかない。

ルーナ「ちょ、えっ、えぇ~~~!?!!?」

ルーナ「かっ顔を上げてください!僕も恥ずかしいです!!!」

ルーナの言葉を受け、顔を上げる。紅潮したルーナの顔が目に映った。

ルーナ「分かりました!解りました!ユーリさんのパーティに編入させていただきますよっ!!!」

ユーリ「やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ルーナの返事を聴いたユーリは渾身のガッツポーズを行う。それを見たルーナは、言葉を漏らす。

ルーナ「…もぅ。こんな危なっかしい人、放っておくわけにはいきませんよ…」

ルーナ「…あ、食事代ってどうします?割り勘でいいですか?」

ユーリ「俺が払います!!!」

ルーナ「太っ腹~!」

そんなこんなで、仲間が増えました。

下1に行動を記入してください


パーティメンバー

ユーリ Lv.1 杖 人間 無
HP 19(1.0) MP 7(1.0) 攻撃力 5(0.5) 防御力 1(1.0) 魔法攻撃力 3(2.0) 魔法防御力 7(1.0)
所持金 9650エメラ
所持品 ヒスイレンの花(2) ヒスイレンの球根(1)

ルーナ Lv.8 槍 風精(シルフーン) 風
HP 64 MP 23 攻撃力 50 防御力 32 魔法攻撃力 35 魔法防御力 40


依頼 ギルドに寄せられた依頼を受理します。
編成 パーティ編成を行います。
交流 他の冒険者、知人、民間人と交流します。
外出 ベルシア内の散策や、ベルシア外に移動して冒険します。
その他 上記以外の行動が該当します。


関係者一覧

ギルド受付嬢 メリエ
謎の少女(棒読み) イリス ※現在交流不可能

ルーナとパーティ契約をした翌日、俺は再び酒場に向かう。

ルーナは本屋巡りをするため、今回の酒場行きはパスされた。昼間っから酒ってのもアレだしね。…魔術書頼んでおけば良かったかもしれない。

それもこれも、あの酒場がいけないのだ。仲間はまだまだ必要だし、酒美味いんだもん。しょうがない。

ユーリ「…うぅん。昼なのに夜みたいに暗いから、あまり体調が良くないな」

昼は明るく、夜は暗い。それが現代のサイクルだった。しかし、魔界では昼も夜も暗い。

二十年もの間関わった環境が変わったので、体調不良が起きても仕方あるまい。

ユーリ「…まぁ、慣れていくしかないかな」

夜更かし生活だって、一週間も続ければ身体がそれに慣れ切ってしまう。これも同じようになるだろう、と思っておこう。

ユーリ「さて、お酒でも頼みますかねぇ!」

エメラ紙幣を片手に、ユーリはメニューを物色する。とりあえずビールならぬとりあえずワインと洒落込み、パーティボードに目を通した。

下1に行動を記入してください
編入を選択した場合は下2から4までがキャラ募集になります
雑談の場合は下1コンマが7以下の場合は下2、8以上の場合は下2、3がキャラ募集になります


編入 他のパーティに入れてもらえるようお願いします
交渉 自分のパーティに入ってもらうようお願いします
雑談 他の冒険者と雑談し、親交を深めます
その他 上記以外の行動が該当します

あ、キャラ関係で少しだけ補足しますと、鬼とか天狗とかは和名(漢字表記でもいいが片仮名だとありがたいです)になります
それ以外は今まで通りでお願いします
安価は全部下にずらします

0が出ちゃったので来た3人とも採用します
ガバガバでゴメンね


ユーリ「…っはぁ~。美味い」

血のように紅いワインが、喉を潤す。その外見からは想像もつかない芳醇な香りとフルーティな味わいが、舌を唸らせる。

日本で飲む赤ワインは、独特な渋みがしてあまり好き好んでは飲めない。白は結構美味しいんだが。

やっぱアレか?サイ○の安いやつとかボジョレーが駄目なのかな?

そんなことを考えながら『雑談歓迎』を示すタグが付けられているパーティの元を訪ねる。

ユーリ「お話に混ぜてもらってもいいですか?」

インプの少女「誰だお前」

ワーウルフの男性「私は構わんよ。二人はどうだ?」

ワータイガーの男性「叔父貴が良いってんなら従うぜ」

インプの少女「肉奢ってくれるなら!」

ユーリ「それくらいならいいですよ。じゃ、失礼しますね」

許可も得たことだし、席に座らせていただこう。

卓を囲んでいるのは、小さな角と悪魔の尻尾、悪魔の羽が生えていることからインプ系の少女と獣人の男性二人だ。

落ち着いた雰囲気の方は、狼がそのまま人型になった感じで、顔はそのまま狼で、手の方も毛深くはあるが人のそれだった。

それに対し、もう一人のワイルドな方は、虎が二足歩行している、としか言いようがない。

ワーウルフの男性「グレイン。客人におねだりは止めろと言っているだろう?肉が食べたいなら私に言えばいい」

グレイン「はぁーい」

グレインと呼ばれたインプの少女はりんごジュースを飲み頷いた。

グレイン Lv.46
武器 三叉槍 短剣
種族インプ
属性 雷
HP 320 MP 173 攻撃力 296 防御力 302 魔法攻撃力 211 魔法防御力 307

グウァイン「おっと、紹介がまだだったな。私はグウァイン。冒険者として、各地を旅している」

グウァイン Lv.80
武器 剣槍
種族 ワーウルフ
属性 闇
HP 674 MP 548 攻撃力 639 防御力 430 魔法攻撃力 531 魔法防御力 476

ジドレイ「俺はジドレイ。叔父貴の旅に便乗して、修行をしてる格闘家だ」

ジドレイ Lv.53
武器 ガントレット
種族 ワータイガー
属性 混沌
HP 1092 MP 300 攻撃力 978 防御力 621 魔法攻撃力 374 魔法防御力 583

グレイン「私はグレイン!将来の夢は、ベルシアの皇帝をけちょんけちょんにして、真の魔王になることだー!!!」

…無理でしょ。

下1にどんな話をするかを記入してください
同時にコンマ判定です

01~30 関係は進展しなかった
31~80 それなりに会話が弾んだ
81~99 めっちゃ会話が弾んだ
00 桃 園 の 誓 い

各地を旅している冒険者。そのことが分かった瞬間に、質問内容は決まった。

彼らが訪れた場所。そこがどのような場所だったのか、知りたい。

ユーリ「グウァインさんはベテランの冒険者さんですよね?」

グウァイン「何を以ってベテラン、熟練の者と判断しているかは私には分からないが。この道を歩んで長くはあるな」

ユーリ「今までに旅をしたところについて、簡単で良いので教えてもらえませんか?」

ユーリ「ほら、俺って人間じゃないですか。魔界のことなんて、全く解らないんです」

ただ、書物に記載されているような知識を身につけても、参考にはならない。一番参考になるのは、実際の経験を聴くことだろう。

そこに何があり、何が起きたか。それを知れば、より正確な知識として頭に入る。

…それに、俺は知りたいんだ。彼らが何をしてきたのか。彼らのことを、知りたい。

だから、同じ卓を囲んでいるんだ。

グウァイン「ふむ…。旅をしてきた、とは言っても、世界は広いものだ。まだ、私が訪れていない場所も数多くある」

グウァイン「これから口にするものは皆、過去のものだ。今もそうである保証は出来ないし、君を満足させられるとも限らない」

グウァイン「それでもいいかな?」

ユーリ「ええ。俺は、グウァインさんたちのことも知りたいので」

グウァインは微笑し、サンドイッチを口にする。

グウァイン「では、思い出を語らせてもらうよ。退屈に思わせたら、すまない」

グレイン「Zzz…」

ジドレイ「この肉美味い」

寝るなガキンチョ!グウァインさんに失礼だろが!!!

グウァイン「冒険者である以上、ダンジョン攻略や依頼遂行に備え、拠点を利用するのは必然だ」

グウァイン「一口に拠点と言っても、色々な形がある。ベルシアのような都市もあれば、ダンジョン攻略のためだけに用意された安息地もある」

グウァイン「…そうだな。ベルシアと同規模の拠点は、それほど数があるわけではない。他に幾つかある程度だ」

グウァイン「サート帝国が統治する『ナドゥム大陸』内であれば、ベルシア、緋桜郷、セミードの三つか」

グウァイン「この中でも、緋桜郷は独立地区として有名でな。ここ一帯だけ、別の国だと思っておいた方がいい。特に問題は無いが、文化の違いはあるから、多少混乱するかもしれない」

ユーリ「文化の違い、ですか」

グウァイン「ああ。歓楽街、それも性風俗を産業として売り出してきたからか、風紀にはかなり厳しい」

グウァイン「乱れて良いのは然るべき場所と場合のみ。平時は他者を慮り、想う。迷惑行為など以ての外、という認識が強い」

ユーリ「と、言いますと?」

グウァイン「身体を商品としているのも関係しているのだろうな。男女問わず、強姦の加害者となった者は、無条件で処刑される」

ユーリ「………」

独裁国家かよ。

グウァイン「それも、恐ろしいほどに聡い執行官揃いでな。冤罪の類はまず不可能だ。過去を視る『眼』を持つ者が務めている故だろうが」

グウァイン「まぁ。誰にでも平等で、弱者に優しい街ではあるよ。法の整備は、しっかりとしている」

…本当に?なんか物騒な感じしかしないよ?

話が始まって約20分。グラスの中身は空っぽになっていた。

グウァイン「…つまり、主要都市はベルシア、緋桜郷、セミード、リッテルス、コル=ウナクタの五つ」

グウァイン「ベルシアは言うまでもなく、サート帝国の首都であり、緋桜郷は歓楽街。セミードは医術研究の盛んな学術都市」

グウァイン「もう一つの大陸『ルクシド大陸』には、魔龍騎士団が管理するリッテルスと、貿易都市『コル=ウナクタ』がある」

ユーリ「へー…」

グウァイン「どの都市も、人が住むことを前提としているからな。周辺の魔物は弱く、ダンジョンも近くには無い」

グウァイン「ダンジョン攻略をしたいのなら、辺境の拠点を利用するのが良い」

ユーリ「なるほど!」

ざっくりとしか説明されなかったが、主要都市のことはある程度分かった。詳細な情報を知りたいなら、細かく質問した方が良さそうだ。

下1にどんな話をするか記入してください
同時にコンマ判定です
会話は今回含めてあと二回まで可能で、途中で切り上げるorパーティ勧誘も可能です

現在パーティ勧誘成功率 25%

01~30 関係は進展しなかった
31~80 それなりに会話が弾んだ
81~99 めっちゃ会話が弾んだ
00 桃 園 の 誓 い

undefined

グレイン「へー。ユーリは迷子なわけだ」

ユーリ「言い方…。せめて遭難者と言ってくださいよ。子供みたいじゃないか」

グレイン「やーい迷子ー!」

ユーリ「………」

このメスガキめぇ…。お兄さんのわからせ棒で現実を教えてやろうか…。

と思ったが、絶対無理だ。わからせる前にわからせられ(殺され)る。

何というか、魔力…マナ?をビンビンに感じるのだ。隣に座っているだけで肌がピリピリしている。

ユーリ「将来の夢は魔王…だっけ。なんで、そんな荒唐無稽な夢を?」

グレイン「…無理とか、勝手に決めんな!」

ふしゃーと猫のように歯を見せながら、グレインは抗議する。一々動作が子供っぽい。

グレイン「私にだって、矜持ってのがあるんだ!インプ族としての、誇りが!」

グレイン「お前みたいにガタイが良い奴には分からないだろ!私らインプ族の苦しみを…!」

ユーリ「…苦しみ?」

ジドレイ「インプ族って、基本小柄な奴しかいないんだよ。つまり、皆身体能力が低いんだ」

ジドレイ「身体の大きさは、パワーとスピードに直結する。マナの量だって、身体が大きい方が多い場合が殆どだぜ」

グウァイン「肉体は器のようなもの。強靭な肉体には、相応の力、負担を掛けられる。が…」

ユーリ「グレインちゃんみたいな身体だと、あまり大きな力は使えない、と」

グレイン「…インプ族ってだけで、皆迫害を受けてきた。私も、今まで散々な目に遭った」

グレイン「私は、認識を変えたいんだ!インプ族でもやれるって!インプ族の皆は凄いんだって!」

ユーリ「それを証明するために、魔王の座を勝ち取るわけか…」

グレイン「そうだ!クソみたいな偏見をぶっ壊すには、それくらいしなきゃ!」

ユーリ「…と言ってますが、保護者の皆さんはどのようにお考えです?」

ジドレイ「死なない範囲で勝手にしてくれ」

グウァイン「…道を踏み外しそうなら、止めてみせるがな。それまでは、彼女の好きにさせてあげたい」

その時が来たら、もう手遅れになってるかもしれないけど…。グレインちゃんなら大丈夫な気がするな。

グレイン「バッファーローのステーキお代わりくださーい!」

店員「かしこまりましたー!」

肉食ってこんな笑顔なんだもん。悪いことなんてしなさそう。

下1にどんな話をするか記入してください
同時にコンマ判定です
会話は今回含めてあと一回まで可能で、途中で切り上げるorパーティ勧誘も可能です

現在パーティ勧誘成功率 40%

01~30 関係は進展しなかった
31~80 それなりに会話が弾んだ
81~99 めっちゃ会話が弾んだ
00 桃 園 の 誓 い

ユーリ「この三人が並んでるのを見てると、グレインちゃんとジドレイさんたちが旅をしてるのが不思議に思います」

ジドレイ「あん?」

ユーリ「いや、ねぇ…?」

ジドレイとグウァインは、叔父貴と呼ばれていることから関係は想像がつく。種族も近縁だから、親戚なのだろう。

じゃあ、インプであるグレインとの接点は何なのだ。血縁者ってことはないはずだが…。

彼女が二人に気を許しているのは、会話や態度を見れば一目瞭然だ。それだけ長い間、共に旅をしてきたのだろう。

迫害されしインプ族のグレインと、獣人族のグウァイン、ジドレイが旅を続ける理由、旅を始めたきっかけとは、いったい何だ?

グウァイン「先程インプ族が迫害を受ける種族と聞いたなら、疑問に思うのは無理ないか」

グウァイン「嘗て、私とジドレイはグレインの故郷『アルク=ソル』という村に、ある依頼を受けて訪れたことがある」

ユーリ「ある依頼?」

グウァイン「度重なる野盗の襲撃から、村を護るよう頼まれてね。その時の依頼人こそが、彼女グレインだ」

グレイン「当時は私も弱かったから、外部の人に頼るしかなかったんだ…」

ジドレイ「んで、叔父貴と俺で野盗を潰して、お暇しようとしたんだが。こいつに捕まった」

グウァイン「彼女は自身の力を鍛えるために。私は見聞を広げるために。それぞれ理由があってパーティを組んだ。それだけさ」

ジドレイ「ガキは趣味じゃねぇが、女っ気が無いと旅もつまらなくなるからなぁ。こいつがいる限り、退屈はしねぇよ」

グウァイン「猪突猛進するのは、考えものだがね」

グレイン「うぐ…」

ユーリ「仲が良いんですね。大人と子供だから、もう少し淡白なものだと」

グウァイン「苦楽を共にし、幾つも死線を潜れば、信頼も生まれるさ。君もすぐに解るはずだ」

そう言うグウァインの表情は、どこか哀愁を感じさせた。

下1に勧誘するかしないかを記入してください
下1コンマが100-成功率以上で勧誘成功です(45以上で成功)
成功率が50%以上のため、失敗時、勧誘しない場合でも、リンケージ(フレンド登録)が可能です
リンケージを行う場合は、下2にするかしないかを記入してください

パーティ勧誘成功率 55%

グウァイン「さて、そろそろ潮時だ。名残惜しいが、ここでお開きとしよう」

グレイン「お腹いっぱい…」

ジドレイ「チビのくせに肉ばっかり食うからだ。野菜も食っとけば多少は変わっただろうよ」

グレイン「やだよぉ!不味いだけじゃん!!!」

ジドレイ「野菜様を悪く言うなボケ!身体作りには必須なんだよ!!!」

グレイン「ひひゃなほほはひひゃ(嫌な物は嫌)!!!」

グレインの頬を抓り、グラグラと揺らすジドレイ。グレインはジタバタするが、逃げられない。

ユーリ「…あのー。少し、ベテラン様にお救いいただきたいのですが…」

グウァイン「いったい何かな?私たちの手に負える範囲ならば、考えなくもないが」

ユーリ「その、俺たちも旅に同行させてくれないでしょうか?」

グレイン「…たち?」

グウァイン「………」

ジドレイ「………」

二つの双眸が、こちらを射抜く。鋭い目つきに気圧されるが、目は決して逸らさない。

グウァイン「………」

グウァイン「君のその頼みは、私たちの予定を全て狂わせかねないものだ。それは、解っているな?」

ユーリ「…はい」

グウァイン「…ジドレイ。パンデモニウムはまたにしよう。予定が変わった」

ジドレイ「へーへー。叔父貴が言うなら、俺は従うまでさ」

ユーリ「………!」

グウァイン「ここで出会い、語らったのは運命の導き。そういうことにしておこう」

グウァイン「君がどのような道を進むか。この目で見届けさせてもらうよ」

穏やかな笑みを浮かべるグウァインに、ただただ感謝する。

今の俺には、それしか出来ないから。

ジドレイ「これで四人ピッタリか。人間と組むのは初めてだが…」

ユーリ「五人です。俺と組んでる人が一人います」

グレイン「あー!だから俺たち言ってたのか!」

グウァイン「…それは、困ったな」

ユーリ「困った?」

ジドレイ「お前何も知らないのな。パーティって、四人が基本上限なんだよ」

ユーリ「え」

何それ聞いたことない。

ジドレイ「場合によっては、別のパーティと統合して八人とか十二人とかになるが、それは特別な時だけだな」

ユーリ「…じゃあ、一人か二人はお留守番なんですか?」

グウァイン「というより、別行動だな。君のバディの実力にもよるが、二、三と分けた方が良いだろう」

ユーリ「………」

これは思いがけないハプニングだ。人数制限とかあったのね。

ユーリ側に付かせるキャラを下1に二人まで選んでください
一人だけでも可で、残ったキャラは基本別行動になります

俺は男だから、別に誰と組んだって気にしない。が、ルーナは、彼女はどうだろうか。

自分と組むことは了承してくれたが、完全初見の男性と組めと言って、それを受けてくれるとは限らない。

他の女性がいた方が安心するだろう。となると、パーティ編成は…。

ユーリ「俺は、グウァインさんと組みたいです。もう一人は女性なので、女性は一つに固めた方が良いでしょうし」

グウァイン「ならば、ジドレイとグレインはその友人と組んでもらおう。無礼の無いようにな」

ジドレイ「分かってるっての」

グレイン「善処はするけど期待しないで」

グウァイン「………」

…凄い心配だ。特にグレインが。

その日の夜、ギルド『水晶亭』に集合するユーリらとグウァインら。グウァインの手には、宝石が嵌め込まれたイヤリングがある。

グウァイン「別行動するなら、リンケージスフィアを持っておくべきだ」

ユーリ「リン…何ですか?」

ルーナ「遠く離れた人ともお話が出来る、便利なエレメント加工品です。二十年前に開発されたんですよ」

グウァイン「開発と言うのは語弊があるな。正確には、人間界からの漂着物だ。ユーリ君と同じような、ね」

つまり、俺のように歪みに引っ掛かって魔界に流れ着いたそれを量産した、と。

ガン○ムの鹵獲品を解析して量産するような感じだな。

グウァイン「…この文明も、結局は人間界の産物の猿真似に過ぎないのさ。我々魔族独自の文化はあれど、人間界からは数知れない恩恵に与っている」

ジドレイ「その人間共に酷い目に遭う奴も多いらしいがな。あっちでは」

ユーリ「………?」

ジドレイ「…世間知らずにも程があるぜオイ…」

グウァイン「…知らないのなら、知らないままでいるべきだ。誰も、闇の部分など知りたいあるまい」

そんな隠されたら、ちょっと気になっちゃうじゃないか。

ジドレイ「つーわけで、俺たちはのんびりとフィールドワークでもしてる。何かあったら連絡くれ」

ルーナ「僕は鍛錬と採集を並行しますっ。グレインちゃんも手伝ってくれるらしいので」

グレイン「ぼっちは暇だからな!」

そんなことを言い残し、ルーナ班は去っていく。

ユーリ「さて、俺たちもぼちぼち行動しますか」

グウァイン「無理はするなよ。フォローにも限りがあるからな」

ユーリ「分かってますよ」

下1に行動を記入してください


パーティメンバー

ユーリ Lv.1
武器 杖
種族 人間
属性 無
HP 19(1.0) MP 7(1.0) 攻撃力 5(0.5) 防御力 1(1.0) 魔法攻撃力 3(2.0) 魔法防御力 7(1.0)
所持金 9150エメラ
所持品 ヒスイレンの花(2) ヒスイレンの球根(1)


グウァイン Lv.80
武器 剣槍
種族 ワーウルフ
属性 闇
HP 674 MP 548 攻撃力 639 防御力 430 魔法攻撃力 531 魔法防御力 476


依頼 ギルドに寄せられた依頼を受理します。
編成 パーティ編成を行います。
交流 他の冒険者、知人、民間人と交流します。
外出 ベルシア内の散策や、ベルシア外に移動して冒険します。
その他 上記以外の行動が該当します。


関係者一覧

ギルド受付嬢 メリエ
謎の少女(棒読み) イリス ※現在交流不可能
リンケージ ルーナ
リンケージ ジドレイ
リンケージ グレイン

お久しぶりです
コロナの影響で会社が時短営業することになりましたが私は元気です


メリエに今受けられる依頼が無いか質問すると、あるに決まってるとの返答を受けた。

そりゃそうか。

ユーリ「どれどれ…」

依頼内容を簡潔に纏めた紙を受け取り、グウァインとそれを見る。今回は前よりも一つ多かった。

依頼名 ピィちゃんを守れ!!!?依頼主 卵屋の店主?内容 テイルブレードの母鶏(ピィちゃん)の護衛?報酬 150エメラ テイルブレードの卵??依頼名 失敗は成功の母??依頼主 見習い錬金術師?内容 スライムの核4つの納品?報酬 200エメラ 試作スライム飯

依頼名 やる気を取り戻せ!
依頼主 鍛冶屋の弟子
内容 鍛冶屋親方を職場復帰させる
報酬 500エメラ ビギナー用装備一式

依頼名 迷い子のサケビ
依頼主 孤児院のシスター
内容 死徒『タイニーグール』の殲滅
報酬 700エメラ 聖祈のスフィア

ユーリ「…死徒?」

グウァイン「幼子のグール型か。あまり気分の良い依頼ではないな」

ユーリ「あの、死徒ってなんですか…?」

グウァイン「マナに侵された無機物の総称だ。無機物に該当するのは、亡骸や鉱物など様々なものがある」

ユーリの問いに、グウァインはさも当然と言わんばかりに返答をする。

ユーリ「………???」

亡骸…死体がどうのこうのってことは、ゾンビの類なのかな?

グウァイン「人間界で何と呼ばれているか判らない以上、分かりやすい説明は出来かねる」

グウァイン「一度お目にかかれば解るよ。…見て楽しめるものではないがね」

やっぱりそういうやつなのか。

下1に受理する依頼を
2つまで同時受理可能で、何も受けないのも可能です

ちょっと表示がおかしいので一部再投稿


依頼名 ピィちゃんを守れ!!!
依頼主 卵屋の店主
内容 テイルブレードの母鶏(ピィちゃん)の護衛
報酬 150エメラ テイルブレードの卵

依頼名 失敗は成功の母?
依頼主 見習い錬金術師
内容 スライムの核4つの納品
報酬 200エメラ 試作スライム飯

BGM 【好日(グランブルーファンタジー)】


前日にも指定された喫茶店に、俺たちはやって来た。今回は、依頼人が先に来ていたようだ。

見習い錬金術師「やァ…。ご足労いただきありがとう…」

目の下に濃ゆい隈を残した、眠たげな表情の女性。ミミズクのような耳が生えており、やはり人間とは違う。

見習い錬金術師「…むゥ?小柄な君は…人間だね?」

ユーリ「え?はい」

見習い錬金術師「ほゥほゥ…。実物を見るのは初めてだ。興味深い存在だよ…」

グウァイン「リーベリの貴女も、人間に近い種族だと思われるがね」

見習い錬金術師「確かに。だが、似ているのと同一は全く異なるものだ…。進化の過程で、特徴が似ることはごまんとある」

見習い錬金術師「我々リーベリも、嘗ては獣人族のように全身が羽毛に覆われていたさ。だが、今は…」

見習い錬金術師「…おっと。今回は依頼を頼んでいたんだった。依頼内容は至極単純、スライムの核を収集してもらいたい」

グウァイン「それは構わないが。保存液の用意はこちらでする必要があるのかな?」

見習い錬金術師「それくらいの準備はしてるさァ…。4つも取ってくれれば、充分な量が集まる」

見習い錬金術師「よろしく頼んだよォ」

ユーリ「えーと、その核とやらの用途は?」

見習い錬金術師「実験用に決まってるさァ…。私ァコレクターじゃあないんでね…」

実験。一体何をやろうとしてるんですかね。

パーティメンバー

ユーリ Lv.1
武器 杖
種族 人間
属性 無
HP 19(1.0) MP 7(1.0) 攻撃力 5(0.5) 防御力 1(1.0) 魔法攻撃力 3(2.0) 魔法防御力 7(1.0)
所持金 9150エメラ
所持品 ヒスイレンの花(2) ヒスイレンの球根(1)


グウァイン Lv.80
武器 剣槍
種族 ワーウルフ
属性 闇
HP 674 MP 548 攻撃力 639 防御力 430 魔法攻撃力 531 魔法防御力 476

備考 失敗は成功の母? 受理中 期限残り 5ターン

依頼 ギルドに寄せられた依頼を受理します。
編成 パーティ編成を行います。
交流 他の冒険者、知人、民間人と交流します。
外出 ベルシア内の散策や、ベルシア外に移動して冒険します。
その他 上記以外の行動が該当します。


関係者一覧

ギルド受付嬢 メリエ
謎の少女(棒読み) イリス
リンケージ ルーナ
リンケージ ジドレイ
リンケージ グレイン

ごめんなさい指定が抜けてた

下1に行動を記入してください

さて、スライム軍団をこれからやっつけに行くわけだが。

グウァイン「どうした?対象のスライムはペルオ平原に多数生息している。そこまで気負う相手ではないよ」

ユーリ「うーん」

一度カエルにボコられた経験があるからか。どうにも身体が動かない。

グウァインさんが実力者だということは、知っている。だが、人数が少ないことが、懸念材料として残っていた。

ユーリ「もし化け物が出たらどうしよ…」

グウァイン「心配性だな…」

下3までに誰をパーティに組み込むかを一レスに一人記入してください
組み込まない選択肢も可能ですし、500エメラを消費して平均的な冒険者を一人雇うことも可能です(依頼が終わるとどっかに消えます)

安価の出し方ミスってますね、恥ずかしい…
今回の安価はユーリ以外の三枠をリンケージに充てるか否か、又は冒険者を雇って埋めるか否かをそれぞれ決めるものです
ですので、今回の場合ですとリンケージの方々で埋める、冒険者雇用、誰も入れないの3パターンから枠毎に割り振る感じになります
説明下手でごめんなさい…今回はユーリ、グウァイン、ルーナの三人で行動します


ユーリ「経験豊富で頼りになるグウァインさんは必要だろ?それと…」

なんだかんだで、グレインも相当な実力者だということは解っている。あのマナを感じ取れば、素人でも察するものだ。

そして、ジドレイはそれ以上に悍ましい。彼が思うままに動けば、世界すら終わりを迎えると錯覚するほどに。

だからこそ、助けを求めてはいけないと思った。グウァインの言う通り、何もかもおんぶに抱っこでは成長など望めやしない。

ならば。

ユーリ「ルーナさんも呼ぶか。スライムと戦うってなら、新米同士良い経験が積めそうだ」

グウァインに教えてもらった通りに、ルーナの姿を思い浮かべる。マナを、意識を、耳元のスフィアに集中させる。

ルーナ『はいはーい、ルーナです。何かありましたか?』

快活な声が脳に響く。想像以上に凄い代物だなコレ。…ワイヤレスイヤホンも、傍目から見ればこの通信と同じような感じなのだろうが。

ユーリ「フィールドワーク中すみません。ペルオ大平原でスライム討伐の依頼がありまして」

ユーリ「戦闘経験を積むには丁度いいかな…と思って連絡しました」

ルーナ『ほうほう…。僕たちもまだ外に出たばかりですし、分かりました!』

元気の良い声の後、少しばかりの静寂が訪れる。どうやら、ジドレイらと話をしているようだ。

ルーナ『…お待たせしました!ジドレイさんたちは、一度『緋桜郷』まで徒歩で移動するそうです!』

ベルシアから緋桜郷まではかなり遠いと聞いたのだが大丈夫なのか?

ジドレイ『大丈夫に決まってんだろ。俺らの心配より自分の心配をしとけ』

ユーリ「はい」

ベテランの鶴の一声を受けてしまえば、もう黙るしかなかった。

下1に行動を記入してください


パーティメンバー

ユーリ Lv.1
武器 杖
種族 人間
属性 無
HP 19(1.0) MP 7(1.0) 攻撃力 5(0.5) 防御力 1(1.0) 魔法攻撃力 3(2.0) 魔法防御力 7(1.0)
所持金 9150エメラ
所持品 ヒスイレンの花(2) ヒスイレンの球根(1)


グウァイン Lv.80
武器 剣槍
種族 ワーウルフ
属性 闇
HP 674 MP 548 攻撃力 639 防御力 430 魔法攻撃力 531 魔法防御力 476


ルーナ Lv.8 槍 風精(シルフーン) 風?HP 64 MP 23 攻撃力 50 防御力 32 魔法攻撃力 35 魔法防御力 40


依頼 ギルドに寄せられた依頼を受理します。
編成 パーティ編成を行います。
交流 他の冒険者、知人、民間人と交流します。
外出 ベルシア内の散策や、ベルシア外に移動して冒険します。
その他 上記以外の行動が該当します。


関係者一覧

ギルド受付嬢 メリエ
謎の少女(棒読み) イリス
リンケージ ジドレイ
リンケージ グレイン

下記を追加でお願いします
安価は下にずらします


備考 失敗は成功の母? 受理中 期限残り 4ターン

ユーリ「どうして、依頼の受領数には制限があるんでしょうね?」

依頼の一覧に目を通しながら、グウァインに問う。

その返答は、考えてみればすぐに分かる、一般常識的なものだった。

グウァイン「独占禁止法の一環さ。誰だって、目ぼしい依頼を全て手練れに取られていたらやる気など無くなるだろう」

グウァイン「競い、励むには、相応しい場が必要だ。それを守るための法律なんだよ」

ユーリ「なるほど」

受領数に制限を設けることで、冒険者全体に依頼が行き渡るようにしているのか。

制限が無ければ、所謂美味い依頼は全部優秀な人に持っていかれるわけだし、当たり前だが良く出来たルールだな。

依頼名 ピィちゃんを守れ!!!
依頼主 卵屋の店主
内容 テイルブレードの母鶏(ピィちゃん)の護衛
報酬 150エメラ テイルブレードの卵

依頼名 やる気を取り戻せ!
依頼主 鍛冶屋の弟子
内容 鍛冶屋親方を職場復帰させる
報酬 500エメラ ビギナー用装備一式

依頼名 迷い子のサケビ
依頼主 孤児院のシスター
内容 死徒『タイニーグール』の殲滅
報酬 700エメラ 聖祈のスフィア

下1に受理する依頼を
あと一つ受理可能で、何も受けないのも可能です

ルーナ「ユーリさーん!」

大平原に向かう前にもう一つ依頼を受領することになったため、ルーナとの待ち合わせ場所を変更した。

今いるのは、依頼人が働いている鍛冶屋の入口だ。

ユーリ「人少ないですね…」

ルーナ「あそこのお店は繁盛してるのに…」

『デビアスコーポレーション』なる看板が掲げられた店には、多数の冒険者が押し寄せている。

それとは対照的に、ここ『ガルスディ工房』はほぼ無人と言っても差し支えない。正直見ていて気の毒になる。

弟子「依頼を受けてくれた冒険者さんっすね」

入口のドアからこっそりと顔を出すホビット。ちっこくて可愛いのう。

グウァイン「…現状は察したよ。大変だな、君も」

弟子「たはは…。目を付けられたのが運の尽きっすかね…」

…ああ、そういうことか。

ルーナ「???」

ルーナさん?親方っぽいオーガが不貞寝してるのを見てピンと来ない?

ルーナ「どういうことなのかな…」

来てないなこれ。

ルーナ「ふむふむ…。つまり、経営危機になったわけですね」

ユーリ「高価な一品物より、安価で使いやすい量産品に流れるのは当然ですよねぇ…」

グウァイン「特注品を要する者など、極一部の強者だけだからね。シェアの大部分を取られたら、厳しいものがあるか」

弟子「一応、初心者さん用の装備も作ってはいたんすよ。でも、デビアス社の製品はウチのよりずっと安いから…」

弟子「耐久性や使いやすさは勝ってるはずなんすけど…。安心と信頼のデビアス社ってネームバリューには勝てません」

個人経営の工房同士で鎬を削っていた中に、突如としてぶち込まれた劇薬。それがデビアスコーポレーション。

あっという間に環境を変え、シェアをごっそりと奪い去られた親方が意気消沈するのも、無理はないことだった。

グウァイン「やる気を取り戻させたい、か。君の心意気は買うが、手段はどうする?」

弟子「…親方だって、根っこは職人っす。加工しがいのある素材を目にすれば、職人魂に火が点くはずっす」

弟子「というわけで、鉱物を幾つか取ってきてください。親方の独り言は聞いてるので、欲しいものは知ってます」

ユーリ「独り言」

弟子「何だかんだ言って、デビアス社の製品に興味はあるらしいんすよ。だから、商品はこっそり買いました」

弟子「あとは、それを何を使ってどう加工するか。この問題をクリアする素材が、ペルオ沼地のある場所で取れるんす」

弟子「『黒曜鉄』…それさえあれば、たぶん親方もやる気を取り戻すはずっす!」

弟子「黒曜鉄は『常闇の虚』で入手出来ます!頼んだっすよ!」

ペルオ沼地とペルオ大平原での依頼か…。手際よくやらないと間に合わないかもしれないな。

下1に行動を記入してください


パーティメンバー

ユーリ Lv.1
武器 杖
種族 人間
属性 無
HP 19(1.0) MP 7(1.0) 攻撃力 5(0.5) 防御力 1(1.0) 魔法攻撃力 3(2.0) 魔法防御力 7(1.0)
所持金 9150エメラ
所持品 ヒスイレンの花(2) ヒスイレンの球根(1)


グウァイン Lv.80
武器 剣槍
種族 ワーウルフ
属性 闇
HP 674 MP 548 攻撃力 639 防御力 430 魔法攻撃力 531 魔法防御力 476


ルーナ Lv.8
武器 槍
種族 風精(シルフーン)
属性 風
HP 64 MP 23 攻撃力 50 防御力 32 魔法攻撃力 35 魔法防御力 40

備考
失敗は成功の母? 受理中 期限残り 3ターン
やる気を取り戻せ! 受理中 期限残り 5ターン

依頼 ギルドに寄せられた依頼を受理します。
編成 パーティ編成を行います。
交流 他の冒険者、知人、民間人と交流します。
外出 ベルシア内の散策や、ベルシア外に移動して冒険します。
その他 上記以外の行動が該当します。


関係者一覧

ギルド受付嬢 メリエ
謎の少女(棒読み) イリス ※現在交流不可能
リンケージ ジドレイ
リンケージ グレイン

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