【艦これ】パパ提督【R18】 (227)

キャラ崩壊注意
地の文注意



艦娘――それは、深海棲艦と互角に戦うことの出来る唯一の存在だ。

しかし、その戦力確保のために国は、大きな代償を支払う必要があった。

一つは、艦娘の建造には、深海棲艦の体液から抽出された物質『深海素』を、人間の女性の体内に取り入れる必要があること。

そしてもう一つは、深海素を持っている間の女性は、子宮の機能を喪失するという事実を受け入れなければならないことだ。

某鎮守府――執務室――



なんの変哲も無い鎮守府、なんの変哲も無い執務室。

しかし内から鍵がかかっていた。

理由は簡単である。

誰にも見せられない、やましいことをしているからだ。

提督「ん、くっ……」

男は執務室の椅子に深く座っていた。

しかし、時折体を震わせ、何度も腰が浮きそうになる。

机の下からは、卑猥な水音が聞こえていた。

「じゅぷ♥ ずりゅっ♥ くぽっ♥」

フェラチオを超えたイラマチオである。

机の下に身を隠す一人の艦娘。

その姿はまるで、犬小屋に暮らす大型犬のようだ。

そんな彼女は今、男の股間に顔を埋め、肉棒を美味しそうに喉奥まで頬張っている。

その緑の美しいロングヘアーを何度もかきあげながら、顔を前後に動かし、一生懸命口奉仕していた。

提督「くっ……そ、そろそろっ……!」

大勢の艦娘を束ねる男の、情けない声。

それを合図に、艦娘の動きが激しくなる。

舌を亀頭に押し付け、口の中の空気を追い出し、高速かつ一定のリズムで。

「ぐぽっ♥ ずちゅっ♥ にじゅっ♥」

提督「おふっ」

男の腰がより高く上がる。

男性器を悦ばせる動きから、精液を確実に搾るための動きへ。

男の弱点を的確に攻めながら、射精を促す艦娘。

何度も何度も体を重ねたからこそ出来る芸当だ。

「ぐっぽ♥ ぐっぽ♥ ぐっぽ♥ ぐっぽ♥」

提督「い、イク……イクっ……!」

ふと目と目が合う二人。

「♪」ニコリ

艦娘が優しく笑った。



ドプッ♥!! ゴプッ♥!! ビュルルルルーッ♥!!



剛直から放たれる、熱々の搾りたてホットミルク。

それらすべてが、少女の口を犯す。

「ゴクッ♥ ゴキュッ♥ ゴクンッ♥」

彼女はそれを受け止め、さらに受け入れるように、わざと音を鳴らして飲み干した。

軽食の後はお掃除の時間だ。

「んちゅ……れ゛ろん……ねぶねぶ……♥」

肉厚な舌を自在に操り、ヌメヌメとした汚れを舐めとっていく。

嫌な顔一つしない彼女の姿は、まるで男性器に恋しているかのようだ。

「ん……っぷは♥」

「はい、キレイキレイしたよー」

最後に鈴口にキスをすれば、お掃除終了の合図である。

「お、もうおっきしてるねー? 可愛い♥」

「ねえ、シよ? 今度はセックスシよ?」

提督「ちょ、ちょっと休ませてくれ……」

提督「鈴谷」



鈴谷「にひひっ♥」

机の下から這い出てくる艦娘・鈴谷。

鈴谷「ダーメ♥ だって鈴谷が我慢出来ないんだもん」

悪戯な笑みを浮かべながら、その場でパンツを脱ぎ始める。

鈴谷「それに、口ではそう言いながら、いつも最後までシてるじゃん?」

提督「そ、それはそうだけど……」

鈴谷「ホラ……じゃあん♥」

パンツを片太股にひっかけたまま、ミニスカートをめくって見せる少女。

愛液まみれの股間は、口奉仕で感じたせいだろう。

そのすぐ上にふっさりと生えた、髪と同じ色の陰毛は、ハート型に整えられていた。

鈴谷「どう? 可愛いっしょ?」

提督「お、おお……」

整備された恥毛を目の当たりにした男。

その股間の男根が、再び硬さを増していく。

鈴谷「フフフ……おちんちんって単純だね♥」

鈴谷「そのまま座ってて良いよ」

そう言いながら、向い合わせの形で、椅子の上で少女は跨がる。

天井を見上げる男性器は、ゆっくり下ろされる女性器を睨んだままだ。

その距離は少しずつ縮まり、そしてついにゼロとなる。

鈴谷「んっ♥」

銃口が膣口にあてがわれる感触で、少女は小さな嬌声を漏らした。

提督「だ……ダメだ……」

鈴谷「もう遅いよ♥」

体重に任せて、少女の腰が降りていく。

男の愚息は、膣壁の感触に硬さを増しながら、強制的に膣を犯していった。

鈴谷「も……お゛っ……少し……っ……♥」

ついに、柔らかな尻肉が、男の鼠蹊部に辿り着く。

鈴谷「ん、はっ……入ったぁ……♥」

熱く粘つく少女の膣。

それが騎乗位により、子宮口に淫らな銃口を押し付けられている。

その感触に興奮し、さらに膣肉は男根を締め付けていく。

性の無限ループの完成だ。

提督「す、鈴谷……」

提督「こんなことは……もう……」

鈴谷「……知ってるよ」

提督「頼む……これ以上悪化する前に……」

提督「良い子だから……」

鈴谷「『良い子』……?」

その時、少女の目の光が失われた。

鈴谷「良い子にしてたらママも死ななかったと思う……?」

提督「あ……いや……」

鈴谷「鈴谷だって、頑張り続けたんだよ……?」

鈴谷「頑張るママのために、お手伝いもして、勉強も頑張って……」

鈴谷「でも……死んじゃった……」

鈴谷「どんなに鈴谷が頑張っても……みんないなくなっちゃう……」

鈴谷「もう、頭がおかしくなりそうだよ……」

鈴谷「でも……」

弱々しい力で、股間の男性器の持ち主に抱き付く少女。

鈴谷「やっと見つけた……最後の人なの……」

鈴谷「だから、鈴谷を愛して……」

鈴谷「『お前のしてきたことは間違ってないよ』って言って……」

鈴谷「『俺はどこにも行かないよ』って言って……」

鈴谷「『お前のことを愛してるよ』って言って……」

鈴谷「鈴谷のこと、本当に想っているなら……」

鈴谷「お願い……パパ……」



提督「鈴谷……」

あまりにも悲しい顔を見せる愛娘。

それに耐えきれなくなった男は、彼女の腰に両腕を回した。

鈴谷「あっ♥」

提督「……シてくれるんだろう?」

提督「最後まで、パパを愛しなさい」

鈴谷「パパ……♥」

彼女の目に光が戻った。

鈴谷「パパ……パパ……パパっ……♥」

お互いの体を抱き締め合う、娘と父。

二人が確かに繋がっていることを実感するように少女は、何度も何度も腰を打ち付けた。

膣内の肉棒をギリギリまで引き抜いた後、自重で膣奥まで挿入する。

ズコズコと、バコバコと、ピストンを繰り広げた。

鈴谷「パパ♥! パパ♥! 鈴谷♥! 気持ちいいっ♥!」

提督「まったく! 実の娘だっていうのに! 困った子だ!」

鈴谷「だって♥! だってえ♥! 好きだもん♥!」

鈴谷「パパのこと♥! 大好きなんだもんっ♥!」

提督「イケない子には! ナマだしの罰だ!」

鈴谷「キてっ♥! 鈴谷のナカにっ♥! ピュッピュ♥! ピュッピュうぅ♥!」

鈴谷「ああっ♥! 鈴谷♥! イク♥! イクイクぅ♥!」

提督「イクぞ鈴谷! イクぞ!」



ドピュッ♥!! ビュクビュクッ♥!! ビュルルルルーッ♥!!



鈴谷「ハッ♥ ハアッ♥ 熱……♥」

うっとりした笑みを浮かべながら少女は、実父の熱い欲情を、その体内で受け止めるのだった。

鈴谷「……ふう♥」

性器で繋がったまま、男に体重を預ける少女。

甲板ニーソ越しの両足が、指の先端までピクピクと震えている。

その姿は愛し合う恋人のようだ。

鈴谷「ゴメンね……」

提督「教育するのが親のつとめだ、そんなこと考えるんじゃあない」

鈴谷「……好きぃ♥」

その逞しい頬に口付けする少女。

抱き付く腕に力がこもる。

――その昔、男は離婚した。

きっかけはお互いのすれ違いからだ。

どこにでも見かける、よく離婚である。

彼は妻と同時に娘も失った。

これも、よくあることである。

その娘が成長して、艦娘に志願して、こうして同じ鎮守府に着任したのは、偶然だった。

理由は、母親の死による生活費のためである。

深海棲艦に民間人が狙われるようになってから、こうした理由で艦娘となる少女は多かった。

つまり、これもよくあることである。

同じ鎮守府にかつての家族がいることなど、当初は二人とも気付かなかった。

しかし、少女の方が先に気付き、アプローチをかけ、そして親子であると判明したのだ。

提督「あの時、よく俺だって気付いたな?」

抱き締めたまま尋ねる。

鈴谷「最後にパパと一緒にいた感覚と、ここでパパとしゃべった時の感覚が、なんだか似てたからね」

提督「最後って、確か三歳頃じゃなかったか?」

鈴谷「そうだよ?」

提督「よく覚えてたな」

鈴谷「……当たり前だし」

少女は、ギュッと抱き締め直した。

鈴谷「だってパパのこと……好きだったから……///」

提督「……」

鈴谷「ひうっ♥!?」

鈴谷「な、何で固くしてるの!?」

提督「だって、お前が好きって言うから……」

鈴谷「そんなの、子供の頃の好きに決まってるじゃん! もお!」

提督「でも、それからずっと、俺を好きでいてくれたんだろ?」

提督「ちんこの一つや二つ、反応しても仕方ないだろ」

鈴谷「……はぁ、パパってばデリカシーが無いんだから」

鈴谷「でも……」

鈴谷「鈴谷の中でおっきくなったおちんちんは、女の子が責任とってヌくのがマナーだし?」

鈴谷「パパには、ドロドロおまんこで気持ちよくなってもらいたいし?」

鈴谷「だから、また鈴谷でピュッピュしよっか♥」

提督「まったく……そんなこと、どこで覚えてきたんだか」

提督「……今度は俺が動かす」

鈴谷「ん……♥」

大きくなった愛娘の尻肉を鷲掴みにして、父親はその柔らかな肢体を持ち上げる。

鈴谷「ん゛ほっ♥!?」

そのまま男根がギリギリ抜けるまで持ち上げてから、重力に任せて落とす。

鈴谷「ひぐっ♥!?」

落下と同時に、肉と肉のぶつかる乾いた音が、部屋中に響いた。

何度も、何度も、何度も。

トロトロにほぐれた少女の膣肉が、肉棒でさらにトロかされていく。

提督「まさか、実娘をオナホにする日が来るとは思わなかったぞ」

男の筋力にかかれば、重巡といえども赤子のように扱われる。

鈴谷「パ♥ パパ♥ しゅごっ♥ こんなっ♥ あっ♥」

鈴谷「鈴谷♥ 娘なのにっ♥ 本気になりゅっ♥ 愛しちゃうっ♥」

鈴谷「あっ♥ だめっ♥ 愛してるっ♥ パパ愛してりゅうぅっ♥!」

向い合わせで抱き付いていながら少女は、男性器を気持ちよくさせるだけの存在となっていた。

提督「イクぞ鈴谷! 中でイクぞ!」

鈴谷「うんっ♥! うんっ♥! ナマでシて♥! 全部だしてぇっ♥!」



ブピュッ♥!! ドピュッ♥!! ビュビュビューッ♥!!



鈴谷「ア゛ー……♥! ア゛ー~……♥!」

身体中を大きく痙攣させ、少女は果てる。

実父の白濁液を子宮で受け止めながら。

鈴谷「ん……たくさん射精たね♥」

提督「お前が人間なら、今頃孕んでたな……」

男の言う通り、本来なら少女はとっくに孕んでいる頃だ。

しかし、それはあり得ない。

子宮の活動が停止している艦娘は、孕むことなど百パーセント無いからだ。

だからこそ少女は、実の父の誘惑に成功したのである。

鈴谷「でも、鈴谷は艦娘だよ?」

鈴谷「パパがどれだけ実の娘を抱いても、誰も損しないってすごくない?」

提督「……これは、鈴谷のためなんだ……」

提督「壊れそうなお前を、セックスで助けているだけなんだ……」

提督「違うんだ……これは、大事なことなんだ……」

自己暗示を呟く父親。

半分は事実だが、半分は言い訳でもあった。

鈴谷「うんうん、鈴谷のためだもんね」

そんな父親の頭を撫でる娘。

半分は事実だが、半分は誘惑の結果であった。

鈴谷「今日はもう誰も来ないし……ずっとシよ?」

どちらからでも無い、自然な口付けを交わす父娘。

その日はずっと繋がり続けた。

外から見つめる、小さな瞳の存在に気付かずに――。



……………………
…………

つづく

一ヶ月後――
執務室――



今日も執務室には鍵が閉められていた。

こういう時は大抵決まっている。

仕事に集中したい時か、誰にも言えないことをしてる時か、そのどちらかだ。

しかし今日、鈴谷は出撃のため、鎮守府にいない。

そう、もう一人いるのである。

執務室中央の応接セット、センターテーブルには湯飲みが二つ。

ソファに座る男の開いた足の空間に、スッポリと収まる形で艦娘がいる。

その顔は、彼の股間に埋められていた。

しかし彼女は首をほとんど動かさず、その場で口奉仕している。

亀頭フェラだった。

「じゅるっ♥ じゅぽっ♥ ぺろん♥」

飴を頬張るかのように、小さな舌をコロコロと転がしながら、大きな亀頭を刺激する。

ロングヘアーの隙間から見える顔は、幼いながら立派な妖艶さを身にまとっていた。

小さなスペースで甘える姿だけを見れば、飼い主にじゃれつく子犬のようだ。

だが彼女の正体は、淫乱な幼サキュバスだった。

提督「も、もう……クる……!」

大の大人が発した、降参の声。

しかし、それで幻滅するような子ではない。

彼女は少しだけ深く男性器を咥え直すと、分厚い頬肉の力も借りて、ベロンベロンと舌を動かした。

男根の先端にのみ加わる、欲望の射出のための快楽。

その熟練の性技術により、男の射精感が一気に高められた。

提督「く、い、イク、イクっ……!」

「ねぶっ♥! ぬちゅ♥! ぢゅぽ♥!」



ドプッ♥!! ビュククッ♥!! ビュッビュッビュッ♥!!



「ん゛んん゛~~ッ♥!?」

分かってはいても、思わず驚いてしまう少女。

「ゴクッ♥!! ゴキュッ♥!! ゴギュッ♥!!」

それでも文句一つ言わず、精液便所のつとめを果たす姿に、男は身震いした。

一通り飲み干した後は、お楽しみのお掃除の時間だ。

「あむっ……ちろちろ……れろ゛ん……♥」

少女は、小さな舌をこまめに動かしながら、まとわりつく精液を唾液に変えていく。

顔を赤らめ、鼻息荒く、一心不乱に舐め続ける少女。

その姿だけを見れば、外で買った商売女のようだ。

「んちゅ……はむ……っぷは♥」

男性器掃除を終えた少女は、自慢げに男を見た。

「どう? 今日も上手に出来たよ?」

彼女はそれでも、男根を握る手を離さず、緩やかに扱いてくれる。

その方が、この後性交するだけの勃起を確保できることを知っているからだ。

「あたしは大丈夫だから、いつでもどうぞ」

提督「す、少し待ってくれ……」

提督「山風」



山風「ふふふ……」

山風「いつもそう言ってるけど……ほらっ」

緩やかな動きを、激しい上下運動に変える少女。

その小さな手で作る輪っかの小ささが、男のカリをコリコリ刺激する。

提督「あっあっあっ」

結果、男の劣情は強制的に高められ、肉棒が天を仰いだ。

山風「パパのおちんちん、元気一杯だよ?」

山風「あたしとエッチしたいって、こんなに言ってるよ?」

山風「パパはあたしとエッチ……したくないの?」

提督「そ、それは……!」

そこで男の言葉が詰まる。

艦娘を束ねる者としての立場と、彼女を掬いたいという想いがせめぎ合い、動けないのだ。

山風「……うん、そうだよね」

山風「パパも苦しいんだよね」

悲しい顔で、しかし理解した顔で。

彼女は陰茎から手を離すと、背後のセンターテーブルに両手をつく。

山風「だから今度は、あたしがパパを助ける番」

少女は片手でスカートを捲り、お尻を男に突き出して見せた。

提督「お、おお……!」

男の眼前に広がる光景、それは雌の本能そのものだ。

彼を喜ばせるために穿いたと思われる、テカテカと光る大人っぽい下着。

その少なめな布の中央部が、ドロリと濡れている。

ネトネトと音をたてるそこには、明らかにフェラで発情した膣口が、彼の男性器を待ちかねていた。

山風「パパ……お願い……♥」

山風「あたしとエッチして……♥」

その破壊力は凄まじいものだ。

男が思わず、少女を犯す決意を固めてしまうほどに。

提督「山風……山風……!」

パンツをずらし、熱々の膣口にあてがわれる肉棒。

それは何の躊躇もなく、膣内へ侵入していく。

山風「お゛っ♥!? おふっ♥! ああ゛っ♥!」

苦しむその声には、明らかに快楽が含まれていた。

なぜなら何の躊躇もなく、肉棒を受け入れているからだ。

山風「ん゛おんっ♥!」

テーブルに必死に掴まりながら、ひときわ大きく痙攣する少女。

膣奥に達した鈴口の感触から、雌としての感嘆アクメに達したのだ。

提督「す、すまない山風……」

提督「俺がハッキリしないせいで、こんなことに……!」

山風「こんな……こと……?」

明らかに変化した少女の口調。

気付けば彼女の瞳から、光が失われていた。

山風「やだ……パパ、あたしを嫌わないで……!」

山風「あたしただ……パパが好きってことを、伝えたいだけで……!」

山風「ごめんなさい……今まで冷たくして、ごめんなさい……!」

山風「謝るから……許してくれるまで、何度でも謝るから……!」

山風「だから……あたしのこと……見捨てないで……!」

山風「お願い……パパ……!」



提督「山風……」

バックで実父の肉棒を咥えながら、泣きじゃくる実娘。

そんな彼女に男は、ずっしりと全体重を預けて乗り掛かる。

山風「あっ……♥」

提督「まったく……親離れは当分先だな」

提督「お前が望んだことだ、本気でいくぞ?」

山風「……うんっ♥!」

少女の目に光が戻った。

提督「山風……山風っ……!」

少女の小柄な膣に男は、何度も大柄な男根を叩きつける。

そのたびに、体躯にしては大きめの尻肉は、バチンバチンと性交の音を立てた。

山風「パパっ♥! パパっ♥! パパぁっ♥!」

実父の男性器を懇願する実娘のおねだり。

ここにいるのは父娘ではない、発情し交尾する二匹の獣だ。

山風「気持ちいいっ♥! パパのおちんちん♥! 気持ちいいっ♥!」

提督「俺も! 山風のまんこ! 気持ちいいぞ!」

山風「パパ♥! あたし♥! あたし今♥! すっごく幸せぇ♥!」

提督「ああ! 俺も幸せだ!」

山風「気持ち♥! いっ♥! あっ♥! あっあっあっ♥!」

提督「イクぞ! 出すからな! いや出す!」

山風「イクっ♥ イクっ♥ イクイクイク~ッ♥!」



ビュプッ♥!! ビュルルルルッ♥ ブビュビューッ♥!!



ピンとのびる二人の両足。

父娘の共演は、生膣射精アクメで決まった。

山風「パパの、熱い……♥」

息を荒げながら少女は、机に体を預けたまま、上体だけ反らして男を見る。

汗だくの顔は、紅潮した肌と相まって、実に男根の精神衛生に悪い。

男は少女の顎を無造作に掴むと、強引に唇を奪った。

無理な体勢にもかかわらず、まるで猫のようにくねらせ、腕を絡ませてくる少女の姿は、完全に女豹である。

二人はしばらく、ねっとり粘つく口付けを交わしあった。

――その昔、男は再婚した。

相手は当時、海軍に所属し、彼の鎮守府運営に携わる仕事をしていた女性だ。

提督という立場上、ちょくちょく会話をすることがあり、盛り上がり、そのままゴールインした。

よくある話である。

結婚後、二人の間に一人娘が生まれた。

それが山風だ。

パパとママをこよなく愛する彼女は、二人の愛情によってすくすくと育ち、中学に進学してから、激しい反抗期に突入した。

特に父親への嫌悪感は凄まじく、同じ空間にいるのも困難となるほどだ。

悲しいかな、よくある話である。

少女に艦娘の才能があると発覚したのは、ちょうどその時だった。

父親として、提督として、悩む男。

そんな彼を説得したのは他でもない、娘その人だった。

彼女は艦娘化手術を受け、艦娘技能修得後、この鎮守府に着任したのである。

山風「パパ、ごめんね」

性交と口付けの余韻に浸ったまま、少女は口を開いた。

山風「あたしが艦娘になるって決めた理由は、パパが嫌いだったからなの」

山風「だってあの頃のパパは、あたしのすることにすぐ口を挟むし、なのに構ってほしい時はいないし……」

山風「それに……ゾワッてするほど、臭かったから……」

山風「だから艦娘になれば、パパのいないところにいられると思って……」

提督「そうか、お前なりに考えていたんだな」

山風「でも、でもね? 今は違うんだよ?」

山風「あたしのこと、構ってほしい時は構ってくれるし、あたしのすること尊重してくれるし……」

山風「それに……パパの匂い……今は大好きなの……♥」

山風「キュンッてして……ドキッとして……♥」

山風「パパのためならあたし、何でもしてあげたいの……♥」

パパ「嫌っていた分……パパのこと好きだよって、伝えたいの……♥!」

テーブルと男に挟まれながら、少女は告白する。

艦娘とは、深海棲艦と戦えるように改造された人間の女性の総称であり、改造人間の一種だ。

その代償に彼女たちは、人間に戻るまでの間、生殖機能を失ってしまう。

この手術は、彼女たちの機能の一部にも変化を起こすことが分かっている。

その一つが、嗅覚による遺伝子のかぎ分け能力の無効化だ。

近親相姦を避けるため、自分に近しい遺伝子を持つ男を『臭い』と判断し『生理的に』受け付けなくなる力が、艦娘時には働かなくなるのである。

孕まない艦娘にそんな力は不要だからだ。

思春期の少女が、最も遺伝子の近い父を嫌わなくなったのは、これが原因だった。

そして艦娘には、所属先の鎮守府の長、つまり提督を愛し、従順になる本能がある。

これは、己の感情をコントロールする特訓を受けていない民間人の女性を、いち早く軍人として取り扱えるようにするための処置だ。

こうして少女は、嫌いだった父を愛し、その身で性奉仕するようになったのだ。

結果的に艦娘化は、近親相姦リスクを高めたといえる。

山風「……それに……」

山風「パパが……鈴谷と……エッチしてたの、見ちゃって……」

提督「見られていたのか……」

山風「あたし、ショックだったの」

提督「そうだよな、実の父が女とセックスしてるんだから」

山風「ううん、そっちじゃなくて……」

山風「他の子と一緒にいて、それを喜んでるパパを見て……」

山風「あたし、悪い子だったんだって、気付いちゃったから……」

山風「家にいた時のあたしって、嫌な子だったでしょ?」

山風「すぐ怒るし、すぐいなくなるし、勝手なことしちゃうし……」

提督「思春期なら当然だ」

山風「でもそれは、パパのことが嫌いだったからなの」

山風「嫌な人に気を遣う必要なんて無いでしょ?」

提督「まあ、確かにな」

山風「でも今は違うの」

山風「パパのこと……大好きで、大好きで……」

山風「だけど、このままじゃパパのこと取られちゃうって思って、その……」

山風「あたしが……エッチをしてあげよう……って……♥」

今までの胸のうちを告白する少女。

恥ずかしいのだろう、耳まで真っ赤にするその姿は、とてもいじらしい。

そこまでして自分に尽くそうと奮闘する彼女に、男は素直に感動し、素直に興奮した。

山風「あっ♥」

少女の膣内に挿入されたままの男根が、みるみる固く太く勃起する。

山風「おちんちん♥ 元気になった♥」

山風「あたしの中でおっきくなったから、あたしが責任とってピュッピュさせなくちゃ♥」

謎マナーに興奮する少女。

提督「そうだな、それがマナーだからな」

謎マナー伝道師が頷く。

提督「俺が動くから、山風は締めてくれるか?」

山風「わ、わかった……♥」

少女はセンターテーブルにしがみつき、腰を浮かした。

そんな彼女を、背中の緑のロングヘアーごと、男は抱き締め拘束する。

提督「もう、逃げられないからな?」

山風「あ……あ……♥」

実父に女性器ガン掘り宣言され、悦び身震いする実娘。

膣壁がキュンと締まった。

男は一気に男根を引き抜く。

山風「ん゛ふっ♥!?」

その瞬間、膣奥を乱暴に叩くように、腰を突き出した。

肉が肉を打つ卑猥な破裂音が、執務室に響き渡る。

山風「あ゛んッ♥!」

その動きだけを高速で、何度も何度も行う男。

それは射精するまで止めるつもりのない、男性器で気持ちよくなることだけが目的の、一方的な乱暴だ。

文字通り強姦されて少女は、苦悶の表情で嬌声をあげる。

一方的にモノとして扱われ。

女性器の限りをつくされ。

それでも少女は歓喜した。

大好きなパパに構ってもらえるから。

大好きなパパを気持ちよくさせてあげてるから。

山風「パパっ♥! 好きっ♥! しゅきっ♥!」

山風「愛してるっ♥! 愛してるのパパあっ♥!」

今、彼女の心にあるのは、父への一途な愛だけなのだ。

提督「イクぞ! 山風イクぞ!」

山風「あっ♥ あひっ♥ ひぐっ♥ イグぅっ♥!」



ドクンッ♥!! ビュルルッ♥!! ドプドプドプッ♥!!



山風「あっあっ……すご、濃いの……♥」

山風「あひぃ……パパぁ……あいしてりゅ……♥」

成人男性の重さに押し潰されながら少女は、トロけた表情で余韻に浸った。

しばらくして、ソファに座る男の膝に座り少女。

もちろん、肉棒を下の口に頬張ったままだ。

山風「パパ……あたし、パパのこと、大好きだよ」

提督「ああ、俺もだ」

提督「でも……またしても俺は、娘と関係を持ってしまった……」

提督「本当に俺って……父親失格だよな……」

山風「まだ言ってる……」

山風「あたし、パパとじゃなきゃエッチしないもん」

山風「パパがダメって言うなら、そこらへんの人と取っ替え引っ替えしちゃうんだから!」

提督「な!? どこの馬の骨とも知れない輩と乱交だなんて、そんなの認めないぞ!」

山風「じゃあ、パパがエッチすれば解決だね♥」

提督「ぐっ……!」

山風「ほら……今も、あたしのおまんこ……味わってね♥」

途端に意識が、膣内の肉棒に集中する。

少女の誘惑に負けた性欲が、メスの体内の陰茎に集まり、ビキビキと勃起した。

山風「んあっ♥ あたしの中♥ パパでいっぱい……♥」

山風「今日は、パパの好きなだけシて……いいよ♥」

その言葉を合図に二人は、獣のようにまぐわい始める。

父と娘という関係を抜け出した彼らは、いつまでも愛し続けた。

外から二人が監視されていたことにも気付かずに――。



……………………
…………

つづく

>82
ごめんなさい、さすがに娘は二人でいっぱいいっぱいでして……orz

一ヶ月後――



鎮守府の敷地内、人気の無い廃屋の裏に、一人の艦娘がいた。

背丈は一般的な女子高生程、艦種で言えば重巡といったところか。

緑のロングヘアーを風に揺らしながら彼女は、誰かを待っているようだ。

「……おっ」

その視線の先に、もう一人の艦娘がいた。背丈は一般的な中学生程度、艦種で言えば駆逐艦といったところか。

緑のロングヘアーを風に揺らしながら彼女は、誰かと待ち合わせていたようだ。

「ちゃんと来てくれたんだね」

鈴谷「山風」



山風「鈴谷……」

山風はジロリと睨み付ける。

愛するパパを奪おうとする泥棒猫からの呼び出しなので、この対応は当然といえよう。

遂に宣戦布告か、はたまた開戦の宣言か。

彼女の警戒心は、深海棲艦と戦っている時以上だ。

鈴谷「……歓迎されてないみたいだね、無理もないけど」

鈴谷「そう、鈴谷はパパの娘兼都合の良い女だよ」

鈴谷「パパに認められたくて鈴谷から誘ったら、逆にハマっちゃった」

鈴谷「もちろん、山風とパパの関係は知ってるし、何なら嫉妬で奪い返そうとしたりしたよ」

鈴谷「この一か月間、ずっとね」

鈴谷「ま、それはお互い様だけど」

山風「……そう、あたしも同じ」

山風「パパがあなたとエッチしてるところが、羨ましかったの」

山風「あたしだってパパの娘なのに、どうして……って思って」

山風「だから、あなたから奪うように、何度も何度もエッチを見せつけたの」

山風「あたしのパパを奪わないで、あたしの方がパパを気持ちよくできるの……って」

山風「……悪い?」

鈴谷「んーん、鈴谷も同感」

鈴谷「パパに気に入られようとするのは当然っしょ?」

山風「……あたしに何の用?」

山風「これからパパにお昼ご飯を用意しなきゃいけないの」

山風「何を言っても無駄だよ、あたしはパパから離れないから」

鈴谷「……ふーん」

鈴谷「そっかあ……毎日パパのお食事を作って、良い子だねえ……」

鈴谷「山風は、りっぱなかんむすなんだねえ……ふふふ……」

山風「……!」

何を考えているのか分からない、どこか吹っ切れたような笑顔。

その異様な空気に、重巡と駆逐艦という体格差から少女は、不安を覚えた。

握りしめた拳を、より握りしめる少女。

鈴谷「そっかあ……うん、そうかあ……」

鈴谷「それじゃあ、パパのこと……」




鈴谷「安心して任せられるね」


山風「……え?」

鈴谷「あたしね、なーんか疲れちゃった」

鈴谷「ただパパを愛したかっただけなのに、山風と仲が悪くなっちゃってさ」

鈴谷「……誰かをそこまで傷付けるくらいなら、あたしから離れなきゃって、思ったんだ」

鈴谷「だから、パパは譲るね」

山風「え……ええー!?」

山風「そ、そんなのおかしいよ……!」

山風「二人とも、あんなに気持ち良さそうに、あんなに幸せそうにしてたのに……!?」

鈴谷「でも……あなたが不幸じゃん?」

山風「!」

鈴谷「そういうの……鈴谷は望んでないからさ」

鈴谷「それに、今はあなたのパパだし? 鈴谷はすでに前妻の娘だし?」

鈴谷「いつまでも過去がまとわりつくなんて、やっぱりパパに悪いっしょ」

山風「……これから、どうするつもりなの?」

鈴谷「これから転籍してもらうつもり」

鈴谷「軽空母にもなったし、今ならどこにでもいけるって」

鈴谷「それに……パパに決めてもらったところなら、最後まで頑張れそうだし」

鈴谷「だからこれは、お別れの挨拶」

鈴谷「めんどくさい子でごめんね? でも鈴谷、もういなくなるから」

鈴谷「……じゃあね」

目の前の少女に背中を見せながら、この場を去ろうとする鈴谷。

それは別れの挨拶であり、同時に恋の争奪戦の敗北宣言だった。

すっぱり諦めるために、未練を断ち切るために、しっかり諦めるために。

それほどまでに、山風たち父娘の仲を、これ以上掻き回すことが出来なくなったのだ。

絆の大切さは、自分の身でもって理解していたから。

そんな彼女に対して少女は、重い口を開いた。




山風「や」


鈴谷「……」

鈴谷「ん、ん、んー?」

鈴谷「あれ? え、何で嫌なの?」

鈴谷「だって鈴谷、あなたの恋敵なんだよ?」

鈴谷「大好きなパパのこと、奪ってるんだよ?」

山風「でも、パパが決めたことじゃない」

鈴谷「……う、うん……まあ、ね? それは確かに、ね?」

鈴谷「でも、それを説得しにこれから鈴谷が――」

山風「それに」

山風「パパが何て言っても、あたしが嫌なの」

山風「確かに、すぐあたしのパパを取るし、すごく幸せそうだし、あたしはパパのこと譲るつもりも無いけど……」

鈴谷「そこは譲らないかー」

山風「だけど! それだけ、あたしが悔しいって思うほど!」

山風「二人とも……心から幸せそうだったの……」

鈴谷「山風……」

山風「相手の幸せを奪いたくないって言ったでしょ?」

山風「それはあたしも同じ」

山風「あなたとパパの幸せ……あたしだって壊したくないの」

山風「それをパパから勝手に奪おうとするのは、いけないことだから」

鈴谷「パパ至上主義艦娘、嫌いじゃないよ」

鈴谷「で……でもね?」

鈴谷「パパの奪い合いは一旦置いといて」

鈴谷「鈴谷はもう昔の存在だし、これ以上いるのはちょっと……」

山風「時間なんか関係ないよ」

山風「あたしたちはパパの娘、違う?」

鈴谷「違う」

明確な否定。

鈴谷「あなたが今の娘で、鈴谷は昔の娘なの」

鈴谷「戸籍だって、もうパパとは他人扱いだし……」

山風「でも、パパの子なのは事実だよ?」

鈴谷「それは……そうだけど……」

山風「戸籍とか、あたしには分かんないけど……」

山風「一番大切なのは、お姉ちゃんの気持ちだと思うの」

鈴谷「――!」

山風「パパを取られたくないから、あたしと張り合ってたんでしょ? ずっと見せつけてたんでしょ? こうしてあたしに挨拶しに来たんでしょ?」

山風「そんなに真剣な気持ちなのに、捨てるなんて絶対間違ってるよ……!」

鈴谷「……今、何て言った?」

ゆっくり、ゆっくりと歩み寄ってくる鈴谷。

山風「えっ!? あ、その……」

山風「真剣な気持ちを捨てるのは、間違ってるって……」

鈴谷「その前」

山風「あ、あたしと……色々、揉めて……」

鈴谷「もっと前!」

山風「お姉ちゃんの気持ちが大事って……」

鈴谷「誰の気持ち!?」

山風「お、お姉ちゃん、の……」

鈴谷「もう一回!!」

山風「お……お姉ちゃん……!」

鈴谷「キャー♥!! 可愛いー♥!!」



山風「ぐえっ」

少女の全力の抱擁に、山風は呻いた。

鈴谷「そうだよねー♥! うんうん♥! 鈴谷、お姉ちゃんなんだねー♥!」

鈴谷「はあ~ん♥! こんなに家族想いな妹が鈴谷にいたなんて♥!」

山風「むぐぐ……」

強引な頬擦りに付き合わされる山風。

逃れたくても、重巡の力には敵わない。

鈴谷「へー♥ ふーん♥ 鈴谷の妹は、お姉ちゃんと離れ離れになるのが寂しいんだねー♥ そっかそっかー♥」

山風「……」

山風「うん……寂しい……」

鈴谷「」

鈴谷「キャー♥!! 心の底から可愛すぎるうー♥!!」

山風「く、苦し……」

鈴谷「そっかー♥ やっぱりお姉ちゃんが側にいないとダメかー♥」

鈴谷「決~めた! 鈴谷、ここに残ることにしよーっと♪」

先程までの決意をコロッと変える鈴谷。

意志が弱いのか、それほど山風が可愛いのか。

山風「……もう良いの?」

鈴谷「うん♪」

鈴谷「可愛い妹の頼みとあらば、お姉ちゃんは聞くしかないもんねー」

山風「もう……それで良いけど……」

山風「それじゃあ……あたしは、パパのご飯作らなきゃいけないから……」

そう言ってこの場を離れようとする山風。

鈴谷「あ! はいはい! 鈴谷も作りまーす!」

と、それを追いかける鈴谷。

山風「手間のかかるお姉ちゃんだなあ……」

ため息をつく少女の顔は、とても晴れ晴れとしていた。

――少女たちは、愛に飢えていた。

鈴谷は、愛がないという状況をひどく恐れ、かつての実父にそれを見出だした。

山風は、愛を絶やしてしまった罪悪感から、実父への献身に身をやつしていた。

二人の愛を満たしてくれる実父以外の存在――それは彼女たち自身である。

姉にとって妹は、妹にとって姉は、自分にないものを持ち、そして与えてくれる存在だったのだ。

二ヶ月前の彼女たちなら、あるいは一ヶ月前の彼女たちなら、こうはいかなかっただろう。

そうなるに必要な心の余裕など、当時の彼女たちには無かったからだ。

しかし、今は違う。

パパを奪い、パパを奪われ、相手を知り、己を知り。

恋のライバルとして、切磋琢磨を繰り返す日々を過ごしたからこそ、この結果に至ったのだ。

姉妹を知ったばかりの二人には、幾度もの衝突がこれから待ち受けているだろう。

しかし、心配には及ばない。

お互いを知りつくし、お互いを配慮しあう心の芽生えた彼女たちなら、それを乗り越えられるだろうから。



……………………
…………

つづく

一ヶ月後――
某鎮守府――提督室――



鎮守府を治める提督には、個室が与えられている。

二人で暮らしていくには狭い部屋だが、一人で暮らしていくには問題ない。

それ以上に、どの艦娘も集団で生活することになっている鎮守府において、一人でいられる特別な空間がある、という事実のなんと素晴らしいことか。

そのせいだろうか、人によっては、必要な時以外はずっとこの部屋で生活するものもいるという。

そんな男の隠れ家に、淫猥な水音が響き渡る。

部屋の隅に置かれたベッド、そこに寝転ぶ全裸の提督。

その下半身でモゾモゾと動く物陰が、窓の月光に照らされる。

「んちゅ♥ ちゅぱっ♥ ちゅるっ♥」

「ちゅ♥ あむ♥ じゅるるるっ♥」

天を仰ぐ男性器を口で弄びながら、緑のロングヘアーをかきあげる艦娘。

お互い生まれた姿のまま、性行為に励んでいた。

提督「まるで……く……甘える子猫みたいだ」

提督「しかも、二匹も」



鈴谷「ねぶ♥ ぢゅるるっ♥ むちゅっ♥」

山風「はぷっ♥ んちゅ♥ ちゅぱっ♥」

男の脚に抱き付きながら、男の肉棒に口奉仕する少女たち。

一人が亀頭を刺激する間、もう一人は陰茎を唇で扱く。

ある程度舐めたところで、勿体ぶるように口を離し、二人のポジションを入れ替えてから奉仕を再開する。

コンビネーションは完璧だ。

提督「違うんだ……堕落してるんじゃない……」

提督「二人が熱心に求めてくるから……拒否して傷付けたくないから……」

鈴谷「そーそー♪ これはコミュニケーションだからね♥」

山風「違うよ、パパを労ってるの」

鈴谷「じゃ、どっちもってことで、どーよ?」

山風「うん、良いと思う……じゅぷっ♥」

提督「娘たちから、コミュニケーションもかねて労ってくれるとは……俺はなんて幸せ者なんだ……」

彼女たちは男の実の娘だ。

しかし今は提督の艦娘だ。

二人は、男を愛していた。

それはもちろん、家族として、父として。

そして艦娘となった少女たちは、近親相姦を防ぐ機能が制限され、他者――提督への愛が深まった。

こうして二人の家族愛は、肉と肉の交わりあう情愛へと進化を遂げたのだのである。

鈴谷「ね、ね、アレしよーよ♪」

山風「うん、分かった♪」

二人は小悪魔の笑顔を浮かべながら、一本の剛直を両手で支え、熱々の唇を亀頭に這わせた。

わざと口から唾液を垂らしながら、赤黒い男根をネトつかせる少女たち。

その光景と刺激に触発され、鈴口から透明な先走りを垂らす様子は、まさに感涙のようだ。

唇の先だけだった接触が、唇全体を這い回っていく。

そして――。



鈴谷「ちゅ♥ ちゅむ♥ ねぷ♥」

山風「あむ♥ ん♥ ちゅう♥」



三つの口が、キスをした。

鈴谷の弾力のある大人の口、山風の小さくも瑞々しい口、男根の燃えるように熱い鈴口。

それぞれがダラダラと甘露を垂らしながら、三つが交じりあう場所で混ざりあい、それぞれの口を汚していく。

柑橘のような爽やかな味も、イチゴのような甘い味も、イカのような生臭い味も。

そのどれもが混ざり、むわりと臭いを放ちながら、しかし少女たちはそれを受け入れる。

それは、姉妹も性器も愛するという、娘たちの誓いのキスだった。

提督「お前たち……そこまでか……!」

提督「そこまでして俺との――いや、俺たちの関係を続けたいんだな……!?」

鈴谷「はむ♥ ぺろ♥ んちゅ♥ ……ん、そうだよ♥」

山風「れろ♥ ちゅぱ♥ ちゅるっ♥ ……パパ、許してくれる♥?」

喋りながらも、男根と姉妹への口付けを忘れない二人。

提督「」

その姿がいじらしくて、愛おしくて、とうとう男の何かが壊れた。

提督「こ、こんなに愛されたら! 実も娘でも! 愛さなきゃいけないじゃないか!」

提督「ああクソ! お前たち! 今日からパパのオンナだ!」

提督「艦娘だとか人間だとか、そんなのどうでもいい!」

提督「目につくなり抱いてやる! 触ってやる! ハメてやる!」

提督「やっぱ無しは無しだぞ! 俺が一生、お前らを飼い殺してやる!」

提督「俺が! お前らを! 一生愛するんだ!!」

鈴谷「パパあ……♥!」

山風「かっこいい……♥!」

提督「しかし……鈴谷も、山風も、悪い子だなあ?」

提督「いくら孕まないからって、実の父親を誘惑するとは……」

鈴谷「あ、あははは……」

山風「だってえ……」

提督「パパに近親相姦を覚悟させた罰だ! 二人の顔をたっぷり汚してやる!」

山風「お姉ちゃん、パパ、ぶっかけしたいんだって♥」

鈴谷「オッケー♥ 一緒に頑張ろーね♥」

山風「うん♥!」

二人は男に抱き着いたまま、顔を激しく上下に動かす。

その愛らしい口から飛び出る舌が、交互に肉棒をねぶっていく。

愛をこめて、精を求めて、男根を愛する娘たち。

提督「ぐっ……ずいぶん積極的じゃないか……!」

鈴谷「んちゅ♥ れろんっ♥ ……フフッ、分かってるくせにー?」

山風「あたしたち、パパの喜ぶことなら、何でも……はむっ♥ べろんっ♥」

提督「当り前だろ……んっ……!」

提督「そうでなきゃ、お前らとこんな関係になろうとは思わないぞ……くっ……!」

激しく上下する舌に、射精感が高められていく。

それが上り詰め、最高潮に達したとき、剛直がビクンと跳ねた。



ブピュッ♥ ビュルルルッ♥ ビチャビチャビチャッ♥



空から降り注ぐ、大量の白濁液。

鈴谷「ん~……♥」

山風「はふっ……♥」

少女たちはそれを顔面で受け止め、感嘆の吐息を漏らした。

提督「最後の仕上げだ!」

男は、長女を仰向けで寝転ばせた後、その上にうつ伏せで次女を重ねる。

鈴谷「ん゛あっ♥」

山風「ひゃんっ♥」

姉妹の乳房は弾み、お互いの乳首を刺激した。

提督「二人とも、おちんちん待ちのまんこがドロドロじゃないか」

提督「これは責任持って、俺がシてやらないとな……!」

男根はまず、長女の膣奥に潜り込んだ。

鈴谷「ん゛おんッ♥」

野獣のような低い嬌声が漏れる。

彼女の膣はすっかり肉棒の形に矯正されていた。

その最適化した肉壁から溢れる熱々のジューシーなラブジュースが、より男性器のピストンをスムーズに受け入れる。

少女は、完全に男のモノだった。

そんな名器から一旦引き抜かれた男根は、次に次女の膣奥に潜り込んだ。

山風「きゃいんッ♥」

幼獣のような高い嬌声が漏れる。

彼女の膣はまだ、完全には肉棒の形へ嬌声されてはいなかった。

しかしそのアンバランスな肉壺が生み出すライブ感溢れる肉壁は、男の犯したいという欲求を素直に受け入れる。

少女は、完全に男のモノだった。

代わる代わる犯され、交互に嬌声をあげる姉妹。

肉と肉のぶつかり合いと、そこから生まれる連帯感。

その光景はまさに餅つきのようだ。

提督「素晴らしい……素晴らしいぞ二人とも!」

提督「まるで一つになって、俺に奉仕しているみたいだ!」

提督「お前たちは、この世のどんな姉妹よりも素晴らしいぞ!」

鈴谷「お゛んっ♥ 当然じゃん♥ お゛うっ♥」

山風「ひゃうっ♥ 嬉しい♥ あんっ♥」

提督「決めたぞ! お前らも恋人になれ!」

提督「姉妹レズカップルになって! 家族全員で幸せになるぞ!」

鈴谷「えっ♥ うそっ♥ 鈴谷♥ 山風と♥ もっと仲良くなっちゃうのっ♥ おっおっ♥」

山風「あっ♥ なりたいっ♥ なりたいっ♥ お姉ちゃんと恋人♥ なりたいっ♥」

思わぬ父の宣言に、戸惑いを隠しきれない娘たち。

しかし、その提案が一蹴される気配は、微塵も感じられない。

『恋人=幸せ』が成り立っている彼女たちに、それを否定する理性も本能も無かったのだ。

鈴谷「パパと山風が言うならっ♥ んあっ♥ 鈴谷♥ 言うこと♥ きくうぅっ♥」

山風「お姉ちゃんっ♥ お姉ちゃんっ♥ 好きっ♥ 好きっ♥愛してるっ♥」

鈴谷「鈴谷もっ♥ 山風のことっ♥ 愛してるぅぅ♥」

山風「お姉ちゃん♥ お姉ちゃあぁん♥」

恋人繋ぎになる姉妹の手、お互いの口の奥まで犯しあうキス、より強く擦り付けられる乳首。

カップル成立の瞬間だ。

提督「くおっ! やっぱりだ! まんこの締め付けが強くなったぞ!」

提督「二人の中にタップリ種付けする!」

その言葉を合図に、三人はよりダイナミックな動きになる。

力任せな腰振り、力任せな膣締め、力任せなキス。

そのどれもが、三人の性欲を刺激する。

提督「イクぞ二人とも! 中出しだ!」



ドプッ♥ ビュグググッ♥ ビュプンッ♥



それは、二人の女を孕ませるには十分すぎるほどの精液だった。

まず男根は、すぐ姉の膣へ。

引き抜かれ、すぐ妹の膣へ。

引き抜かれ、すぐ姉の膣へ。

引き抜かれ、すぐ妹の膣へ。

休みもせず、すぐ姉の膣へ。

絶え間なく、すぐ妹の膣へ。

何度も、何度でも、少女たちの膣へ行ったり来たりを繰り返しては、ネットリとした精液をその膣奥へ注いでいく。

引き抜き、差し込まれ、種を注入される、その豪快で逞しい動きに、二人は恍惚の笑みを浮かべながら、無言でアクメに達するのだった。



……………………
…………

しばらくして――



ベッドに裸で寝そべる男と、それに寄り添う裸の少女たち。

鈴谷「パパ♥」

山風「パパ♥」

上から下まで生臭い白濁液に包まれながら、幸せそうに甘えている。

そんな二人の手は、父親の腹の上で、恋人繋ぎで絡み合っていた。

提督「これで俺たち……やっと家族になれたな」

鈴谷「鈴谷のために、こんなに頑張ってくれて、ありがとう♥」

提督「俺はただ、俺にできることを決断しただけだ」

提督「その代わり、これから何があっても、お前たちを手離さないからな? 分かったか?」

鈴谷「うん♥ パパ、愛してる♥」

提督「ハッハッハ、鈴谷は甘えん坊だなあ」

提督「なあ、山風。俺たち、幸せな家族だよな」

山風「……」

山風「違う」

提督「えっ」

山風「あたしたち、まだ家族と呼べないよ」

鈴谷「……やっぱり、よその子のあたしじゃ……」

山風「あ、ち、違うの! お姉ちゃんじゃないの!」

山風「あたしにとって家族って……もう一人いるから……」

鈴谷「あっ……!」

提督「……そうか」

「「ママ……!」」



……………………
…………

つづく

かの離婚の後、男は再婚した。

それは、失った人の温もりを求めた結果である。

友人たちも、長続きはしないと口々に言っていた。

しかし下馬評とは打って変わって、二人の仲は順調に進展し、交際、結婚、妊娠、出産とイベントが立て続けに起こったのだ。

結果論で言えば男は、彼女と結ばれるために生まれてきたのかもしれない。

提督室――



男たちは、機を待ち続けた。

家族全員恋人計画――その実現のためには、バレないように部屋に拉致する必要があったのだ。

そして今夜、千載一遇の機会が訪れた。

少女が一人、誰もいない廊下で、ポツンと立っていたのだ。

周囲に人影がないことを確認してから、両足、両腕、口を塞ぎ、提督室へ連れ込む三人の影。

かくして計画は密かに進められたのだった。

「くっ……どういうつもりだ?」

ベッドの上に全裸で寝転がされる少女。

その両隣から挟み込むように、娘たちが抱き付いている。

山風「ママ、捕まえた♥」

鈴谷「よろしくね、ママ♥」

山風「ママと一緒に寝るの、久し振り♥」

鈴谷「ちっちゃーい♥ ミニママだー♥」

目に浮かぶ桃色のハート。

その甘えた口調から彼女は、すべてを察した。

「お前、何てことを……!?」

提督「俺がシたんじゃないぞ?」

提督「ただどうしても二人が、そのままでは絶望しかねなかったんでな」

提督「俺が責任持って、幸せにしてあげたのさ」

「ふざけるな!」

「お前が知らないわけないだろう!? なのにどうして!?」

「……私は、ずっと耐えていたというのに……この裏切り者!!」

山風「ママ、怒らないで。あたしが悪いの」

山風「お姉ちゃんにパパを取られるって思ったら、いてもたってもいられなくて……」

鈴谷「山風は悪くないよ、これは鈴谷のせいなの」

鈴谷「パパが幸せそうに見えて……鈴谷、寂しくなって……」

「それとこれとは話が別だ」

「実の娘に手を出した奴は、悪いに決まってる!」

提督「お前との約束を破ったのは謝るよ」

提督「でも、話は聞いてくれないか?」

提督「長月」



長月「くっ……!」

男の再婚相手、それが彼女だ。

同年代ながら子供ほどの体躯の彼女に当初は、さすがの彼の下半身も反応はしていなかった。

それは、仕事が恋人状態だった彼女も同様である。

しかし、二人は結ばれ、山風という娘にも恵まれた。

相性が良かったからだ。

鈴谷「でも鈴谷たち、艦娘だし?」

鈴谷「実の父娘でも妊娠しないから、安心じゃん?」

山風「それにパパのこと、臭くないし……」

山風「むしろ、何でもしてあげたくて……」

長月「バカ! それは罠なんだ!」

長月「私たちは、艦娘の奉仕精神が効きすぎて、一発でセックス中毒になるんだぞ!?」

鈴谷「えっ」

山風「えっ」

長月「父娘だろうが他人だろうが関係ない!」

長月「艦娘か人間かの違いもお構いなしだ!」

長月「提督とのセックスは、その快楽が脳に刻み込まれ、二度と戻らなくなるんだよ!」

長月「ハマってしまったが最後、もう他の男では満足できなくなるんだからな!?」

鈴谷「う、うそ……!」

山風「そんなっ……!」

長月「だからコイツには強く言ってたんだ」

長月「相手が誰であろうと、絶対にセックスするなって!」

長月「もちろん、妻である私ですらだ!」

鈴谷「なんだかママ、詳しくない?」

山風「ママは元々看護師なの」

山風「あたしが艦娘になるって言ったときに、たくさん調べたんだって」

長月「そうやって鎮守府の風紀を守っていたのに……このバカ!!」

長月「よりによって、実の娘になんてことを……!」

涙目になりながら、男を睨み付ける長月。

その姿からは、娘たちを守ろうとする母親のオーラが溢れ出ている。

彼女は紛れもなく、母親だった。

異母姉妹である鈴谷も、そのオーラをハッキリと感じ取ったようだ。

提督「そう、そのことなんだが……ホラ」

男はズボンのチャックを下ろし、その隙間から男根を取り出した。

ボロンと飛び出すその肉棒は、三人の視線を一身に受け、ムクムクと勃起していく。

鈴谷「わあ……おっき……♥」

山風「元気いっぱい……♥」

娘二人を快楽に堕とした、魔性の男根。

しかし、長月にとってそれは、このたびの家庭崩壊を引き起こした張本人である。

呑気に勃起する男性器を前に、気丈に振る舞う――

長月「ああ……ちんぽ♥ おちんぽっ♥」



提督「ふふっ……」

――ことは出来なかった。

ポカンと開いた口からは、舐めたくて仕方ない舌がペロペロ動き、端からはタラタラとよだれが垂れ落ちている。

腰を浮かしヘコヘコと動かす様は、まるで発情期のメス犬のようだ。

鈴谷「パパ……これ、どういうこと……?」

山風「ママ……エッチすぎるよう……♥」

一瞬で雰囲気を変えた彼女に、娘たちは驚きを隠せない。

提督「俺とママはな、体の相性が抜群なんだ」

提督「離婚で女性にうんざりしてた俺が、一発でママとのセックスにのめり込むほどにな」

提督「もちろんママも同じだ」

提督「真面目一辺倒だったのに、俺のおちんちんが膣に無い状態を耐えられなくなる程にまでなったのさ」

山風「じゃあ、毎晩の日課って言ってた、ママと二人きりのプロレスごっこは、やっぱり……!」

鈴谷「毎晩? お盛んすぎー♥!」

山風「それが、あたしが反抗期になった理由なの」

鈴谷「そんなの、誰だって荒れるに決まってるっしょ!」

鈴谷「でも……」

鈴谷「そんなおちんちんじゃ、鈴谷たち……勝てるわけないね……♥」

山風「うん……今ならママたちの気持ち、すごく分かる……♥」

唇を舐める少女たち。

長月「や、やめろぉ♥ やめてくれぇ♥」

腰をカクつかせながら、少女が懇願する。

長月「わ、私も♥ 今は艦娘なんだぞっ♥」

長月「そんなの見せられたら♥ が、我慢がっ♥ ああっ♥」

提督「そうだ、ママがおちんちん欲しさに屈服して、山風を孕ませてもらった、あのおちんぽ様だもんな」

提督「こうして見せ付けられて、ちんぽ服従を我慢できるわけないよな?」

長月「やだっ♥ やだっ♥ 娘の前なのに♥ そんなこと言うなあっ♥」

長月「お願い♥ 山風♥ 聞かないでえ♥」

長月「私の情けない話♥ ぐすっ♥ 聞いちゃ♥ だめぇ♥」

長月「鈴谷もぉ♥ ひぐっ♥ 幻滅♥ しないでぇ♥」

涙目で娘たちに懇願する母。

それでも肉棒を欲する欲望は止まらず、ヘコヘコ腰を振っている。

その真逆ながら必死に頑張る姿に二人は、優しく抱き締めた。

鈴谷「ママは凄いよ」

鈴谷「鈴谷だったら絶対に、おちんちんの言うこと聞いてるもん」

山風「あたしたちのために、大好きなおちんちん我慢してるんだよね?」

山風「そんなままのこと、あたし大好きだよ」

長月「山風ぇ♥ 鈴谷ぁ♥」

その言動から、娘たちの愛情を感じ取る母。

絶対に家族を守るという彼女の硬い意志が、徐々に揺らいできていた。

鈴谷「でも、こんなにオンナノコがトロトロなのに、我慢は良くないんじゃなーい?」

山風「パパのおちんちん、気持ちいいもんね。あたし、すごく分かるよ?」

長月「くっ……う……い、いやしかし……♥」

鈴谷「諦めてイこ? 受け入れよう? 鈴谷たちがいるから、ね?」

山風「安心して。ママがおかしくなってもあたし、ママのこと嫌いにならないから」

鈴谷「ね、ハメハメしよ? このままじゃ体に毒だよ?」

山風「恥ずかしいなら、あたしも一緒にイクね?」

長月「うっ……でも、わたしは……♥」

少女たちの甘い言葉に、どんどん心を揺り動かされる長月。

腰の動きはより淫らになり、愛液の漏れる量も増えてきた。

男性器と女性器が求めあって結ばれた夫婦なのだ。

男の剛直を見て興奮するのは、仕方のないのである。

長月「だが……私は、艦娘……♥!」

長月「ここでおちんちんを覚えたが最後、もう戦えなくなる……♥!」

長月「私は、相性が良すぎるんだ……♥!」

長月「絶対……ポンコツになっちゃう……♥!」

国のためにと艦娘になった彼女にとって、男根陥落は致命的である。

下半身で人生を決めた前科があるのだから、慎重になるのも当然だ。

これ以上の接触は身を滅ぼしかねない。

それに娘の手前、猿みたいに発情する姿を見られたくない。

でもヤリたい。

理性だけで本能を抑えるのは、限界に達していた。

提督「ではこうしよう」

提督「俺のおちんちんとママのまんこでキスするんだ」

提督「それでも耐えきれたらママの勝ち」

提督「その時は、俺たちの恋人関係はすべて解消し、二度と不貞行為には走らないことを誓おう」

鈴谷「ええ!? そんなあ!」

提督「ママは俺たちを心配してるんだ、それに応えるのが家族だろう?」

鈴谷「それは……そうだけど……」

提督「しかし、自分でおちんちんを咥えた時は俺の勝ちだ」

提督「二度とおちんちん逆らわず、おちんちんに従ってもらおう」

提督「それで良いか?」

彼らの進退を賭けた勝負を仕掛ける男。

長月「ハッハッハッハッ♥」

長月「わ♥ 分かった♥」

長月「お前の提案に従おう♥」

長月「ハッハッハッハッ♥」

腰をカクつかせながら、おちんちんキスを待ちわびる妻。

長月「絶対おちんちんなんかに負けたりしない♥!」

彼女はおちんちんと勝負する覚悟を決めたようだ。

鈴谷(あっこれもう勝負ついてるやつじゃん)

それは、新しい家族ですら一瞬で察するデキレースだった。

提督「それでは早速勝負といこう」

男は妻の体を引き寄せ、鈴口を膣口にあてがう。

肉欲の水音が股間で響く。

長月「ん゛はあぁん♥」

少女の口から飛び出した嬌声は、事実上の敗北宣言だった。

ゆっくりと男根を飲み込んでいく少女の膣。

長月「や、やっぱりお前のおちんちんは……んっ……気持ちいいな♥」

喋りながらも腰はどんどん陰茎の根元へ向かって進んでいく。

長月「だが……私には、家族を守るという使命がある♥」

使命があっても腰は進む。

長月「この長月を、あなどるなよ♥!」

フリなのではないかと疑うほど、膣は男根を飲み込んでいった。

長月「んっ♥ ……あ、あれっ?」

少女の体が止まる。

彼女が暴れないよう、娘たちに体を拘束させているため、これ以上進まないのだ。

長月「やだ、もっとぉ……♥」

それは無意識だった。

男の愚息を求める少女の本能が、両足で男の腰に絡み付き、目一杯引き付けたのだ。

長月渾身のだいしゅきホールドである。

長月「んあっ♥ ふ、深いっ……♥!」

夫の逸物を膣奥まで受け止め、悦に入る少女。

抜群の相性の肉棒が、己の膣にグッポリと突き刺さっているのだ。

快楽のトロ顔を晒すのも無理はない。

提督「ぐおっ! き、キツい……!」

提督「さすがはママ……経産婦とは思えないほどの、狭いおまんこだ……!」

長月「あぁ……あぁぁ……♥!」

長月「わらひ……なんてことを……♥!」

提督「ママ……これだけの証人がいるんだ」

提督「嘘偽りなく、答えてくれ」

提督「今、おちんちんをどうした?」

六つの瞳に見つめられた少女に、もはや抵抗する気力は残されていなかった。

長月「……わ……」




長月「わたひが……いれまひたぁ……♥」


提督「合格だ」

高速で、最深部まで到達する、肉棒のピストンが一回。

ネバついた水音と共に、肉のぶつかり合う綺麗な音が、部屋中に響き渡る。

長月「ん゛ほお゛おぉ゛おんッ♥!!」

背中でブリッジをしながら、全身を痙攣させる長月。

提督「はい、これで俺の勝ち~!」

提督「やっぱりママを説得するには、これが一番だな!」

提督「オラ! おちんちんに逆らえなかったあの日々を思い出せ! オラァ!」

一発一発に体重をのせた、重量級のピストン運動が、妻の膣を容赦なく襲う。

長月「んぎもぢぃいぃぃ~♥!!」

長月「これっ♥!! ごれっ♥!! わらひが堕ちたおぢんちん゛~ッ♥!!」

長月「頼むっ♥!! いやっ♥!! お願いだっ♥!! お願いじまずっ♥!!」

長月「私゛を゛っ♥!! ま゛たっ♥!! お゛ちんちん奴隷゛にじでぇえ゛ぇぇ~♥!!」

提督「おいおい、自分で封印したのに、やっぱ無しってことか?」

長月「ごべんなざいっ♥!! ごめん゛な゛さい゛ぃっ♥!! でもっ♥!! 我慢無゛理っ♥!! 無゛理無理無゛理っ♥!!」

提督「分かった分かった、今日からママはまたおちんちん奴隷な!」

長月「ありがとうっ♥!! パパっ♥!! ありがどう゛ございまずっ♥!! んあ゛ぁっ♥!!」

こうなってはもう止まらない。

ご無沙汰だった愛しの男根に身も心も蹂躙されながら、妻はすべてを受け入れていく。

提督「再服従記念の膣内射精だ! しっかり受け止めろよ!?」

長月「はいっ♥!! はい゛ぃっ♥!! お願いっ♥!! じまずっ♥!!」

長月「あっ……♥ も゛……♥ 無ッ……♥!」



ドビュッ♥!! ビュグリュルルルッ♥!! ドビュビュビューッ♥!!



普段を凌ぐ圧倒的濃度の精液が、妻の子宮で暴れまわる。

ご無沙汰膣の性的興奮に追い付けなくなった男の妻は、そのままグッタリと寝そべった。

鈴谷「うわあ……♥」

山風「すごい……♥」

その凄惨な光景に目が離せない娘たち。

提督「これがママの本当の姿だ」

提督「初めて体を重ねた時から、俺は征服感で、ママは屈服感で、お互い離れられなくなったのさ」

提督「山風が産まれてからは、そんな姿を見せられないというママの希望で、封印していたんだが……」

鈴谷「でも今夜、パパのおちんちんに逆らえなかったんだね……♥」

山風「この子、そんなにご立派だったんだ……♥」

長月「……う、ごめ……ん……♥」

顔から垂れ流れる汗、涙、涎。

無様なアクメ顔を晒しながら、妻は謝罪する。

長月「二人を……守れ、なかった……♥」

長月「私は、もぉ……パパの……おちんちん奴隷……らかりゃ……♥」

長月「ふつうの……女の子に……戻せなくて……ごめんなしゃいぃ……♥」

彼女が男根に負けなければ、少女たちを助け出せたはずなのに。

しかし、それはもう、叶わぬ願いとなってしまった。

正義感の強い彼女が謝罪するのは、当然と言えよう。

鈴谷「自分を責めないで、ママ♥」

妹よりも小柄な媚肉を抱き締める姉。

鈴谷「パパの前の子供の鈴谷も、娘として扱ってくれて……」

鈴谷「鈴谷は、それだけで十分救われたよ」

山風「あたしも、ママのこと許してあげる♥」

己よりも小柄な媚肉を抱き締める妹。

山風「私はね、パパとママが私を締め出すことが、不安で仕方なかったの」

山風「でも今なら分かるよ。だから、心配しないでいいよ」

長月「山風……鈴谷……!」

長月「わ、私で良いのか……?」

長月「私は確かにママだけど……もう、お前たちよりも魔羅様至上主義の、おちんちん奴隷なんだぞ……?」

鈴谷「それは鈴谷たちも同じだし。ねー♥?」

山風「ねー♥♪」

長月「……ふふ……ふふふ……」

長月「なかなか他人に懐かない山風が、こんなに気を許すなんて……」

長月「今の私たちの関係が、一番の家族らしいものかも知れないな……///」

鈴谷「ママ♥!」

山風「ママ♥♪」

長月「これからよろしイクゥウウゥウゥ~~~~ッッッ♥♥♥!?!?!?!?」



ビュググッ♥!! ドプッ♥!! ドビュルルルルルーッ♥!!



射精済みの剛直から、突然放たれた種付け液。

不意を食らった妻は醜いアクメ顔になりながら、足ピン絶頂をキメた。

提督「あ、ごめん」

提督「おちんちんで絆を深めるお前たちの姿を見てたら、急にムラムラしちゃって、思わずイッちゃったよ」

提督「邪魔したかな?」

尿道の残り汁を淫肉で搾る父。

屈した母をこき使うのは当然だろうと言わんばかりの堂々たる姿に、娘たちは興奮した。

鈴谷「んーん、邪魔じゃないよ」

山風「だってあたしたち、パパのおちんちんで繋がってるんから」

長月「パパの射精が……私たちの、望みなんだ……♥」

鈴谷「そーそー♥ イク時はみんな一緒に、ね?」

山風「うん……だから、パパぁ……♥」

男の股間でグッタリとする妻に寄り添うように、二人の娘が体をくねらせる。

そして、美尻を見せ付けながら――。

「「ちょうだい、パパ♥」」



……………………
…………

数時間後――



夜も更けた提督室に、卑猥なBGMが鳴り響いていた。

淫らな水音と肉のぶつかり合う音が、部屋の隅々まで包み込んでいく。

その中で繰り広げられる、まるで女子会のおしゃべりのような姦しい嬌声。

三つの美声は、時に悲鳴のように甲高くなり、時に威嚇のように低く濁り、彼女たちの本能をゾワゾワと騒がせた。

部屋に置かれた、男のベッド。

そこに四つん這いで身を寄せ合う、三人の美しき女たち。

一人は高校生ほどの豊満なる体躯で、一人は中学生ほどの成長中の体躯で、一人は小学生ほどの愛嬌ある体躯で。

緑のロングヘアーを振り回し、すべすべの乳や尻を弾ませながら、快楽を貪っていた。

鈴谷「あっ♥! そこっ♥! そこもっとぉっ♥!」

山風「パパっ♥! パパっ♥! パパあぁんっ♥!」

長月「お゛っ♥! お゛ひっ♥! お゛んっ♥!」

ベッドの端からはみ出る、三つのプリプリの尻肉。

白い肌とはうって変わって、こちらは赤く腫れている。

なぜなら、彼女たちの支配者である男の豪快なピストン運動が、おしりペンペンと同じ衝撃を桃尻に加えるからだ。

一突きするたびに彼らの耳をつんざく、まるで鞭に打たれたような破裂音。

その一つ一つが、少女たちの大切な膣が一本の男根に敗北を宣言する証拠だった。

一番右は鈴谷だ。

三人の中で一番大きな体つきをしており、胸も尻も大きい。

その大胆なプロポーションは少し弄るだけでプルンプルンと揺れ、男を視覚で楽しませてくれる。

提督「鈴谷はもうお姉ちゃんだからな! これくらい我慢くらいできるよな!?」

鈴谷「ひぎっ♥! 無理゛っ♥! イグっ♥! イカされりゅ゛っ♥!」

トロトロにトロけた膣は、これからも男の帰りを待ちわびるだろう。

一番左は山風だ。

成長途中の名に相応しいその体は、どこもツルツルでパンパンに張っている。

同年代にしては大きいであろう両乳は、どれだけ強く揉んでも弾むため、実に揉み甲斐のある手触りだ。

提督「もう親離れなんかするな! 一生俺のそばにいろ! 分かったか!?」

山風「うん゛っ♥! パパと一緒っ♥! ずぅ゛ーっと一緒ぉっ♥!」

まさに、これからの成長が楽しみな発展途上娘といえよう。

中央にいるのは長月だ。

誰にも大人と気付かれないミニマムボディは、現代が産んだ奇跡である。

持ち上げられるほど軽いのにいつでも性交可能というスペックは、まるで男を欲情させるためにあるようだ。

提督「うっは! やっべ! やっぱママの体は世界一だわ!」

長月「お゛ほっ♥! お゛ひっ♥! ん゛ほおぉお゛お゛んっ♥!」

十数年ぶりの最高級オナホ『長月』は、これからも彼を悦ばせるだろう。

鈴谷「んっ♥ ママ♥ 可愛い♥ んちゅっ♥ ちゅぱっ♥ じゅりゅりゅっ♥」

山風「やあ♥ あたしも♥ ちゅぽっ♥ ねぶねぶ♥ はむっ♥ はむはむっ♥」

長月「んあっ♥ やまかぜぇ♥ すずやぁ♥ れろっ♥ じゅるるっ♥ んちゅっ♥」

娘たちからの濃厚な口付けに、同じく濃厚な口付けで応える妻。

彼女は命令されるまでもなく、二人の恋人になっていた。

娘たちが姉妹レズカップルになっていたのだ、母娘レズカップルの誕生を求められていることを、賢明な彼女は悟っていただろう。

そしてそれが、主たる男根の命令とあれば、完全敗北した今、従わないはずがない。

提督「ああ! 家族水入らずは最高だな!」

鈴谷「パパっ♥! これっ♥! 絶対っ♥! ヤバいヤツじゃっ♥!? んあ゛っ♥!」

山風「パパぁ♥ ママぁ♥ お姉ちゃぁん♥! 好きっ♥! 大好きっ♥! ひゃひっ♥!」

長月「あ゛ひっ♥! 堕ちてるっ♥! 今堕ちてるっ♥! も゛っ♥! 艦娘卒業っ♥! お゛んっ♥!」

提督「それ良いな! ママは一生パパの相手してろ! 家族に尽くせ!」

長月「はいっ♥! はい゛っ♥! お国とかっ♥! 世界とかっ♥! どお゛でもい゛いっ♥!」

長月「パパを愛すっ♥! 娘たちもっ♥! 山風もっ♥! 鈴谷もっ♥!」

長月「家族のためにっ♥! みんなのためにっ♥! ママっ♥! がんばり゛ゅうぅ゛ぅっ♥!」

鈴谷「嬉しい♥ 愛してるよママ♥ あむっ♥ んちゅっ♥ にゅぷっ♥」

山風「あたしもっ♥ あたしも愛してるっ♥! ちゅぱっ♥ ちゅぽっ♥」

提督「それじゃあ、幸せな家族生活の門出に、祝砲のザーメンだ! 全員残らず飲み干せぇ!」

家族の愛が一つとなり、最高潮に達した。



ドビュプッ♥!! ブビュルルルルッ♥!! ビュビュビュビュビューッ♥!!



次々と肉棒を迎え入れ、その吐精のたびに絶頂を迎える三つの蜜壺たち。

三乗の快楽に限界を超えて製造された子種たちは、その空間から続々と溢れていく。

三つの赤く腫れた尻から流れる、三つの白濁の滝が、ここに誕生した。

鈴谷「んっ……ハアッ……パパの、凄い量……♥」

山風「艦娘じゃなかったら……ハフッ……妊娠してるよぉ……♥」

長月「大丈夫だ……アンッ……今なら、絶対……オッ……妊娠しないかりゃ……♥」

息も絶え絶えに、絶頂の余韻に浸る男のメスたち。

彼女たちの、肉棒への隷属は、ますます深まるばかりだ。

鈴谷「……わわ、みんな見て♥!」

山風「わぁ……まだおっきい……♥!」

彼女たちの視線の先には、まだまだ剛直を保つ男性器の姿があった。

長月「当たり前だろ♥ かつて私を従えたおちんちんなんだから……♥」

鈴谷「はあ♥ やっぱりパパには、一生逆らえないかも♥」

山風「たいへん♥ たくさんお世話しなくちゃ♥」

長月「パパとパパのおちんちんをお世話することが、私たち家族の幸せなんだからな♥」

鈴谷「パーパ♥」

山風「パパぁ♥」

長月「パパっ♥」

男の眼前で腰を振る女たち。

これには射精直後の男性器も、ドクドクと精液を製造し始めた。

提督「よおし! パパ頑張っちゃうぞ!」

「「キャー♥」」

家族の団らんは、いつまでも続いた。



……………………
…………

つづく

一ヶ月後――
執務室――



艦娘たちは絶句した。

いや、この部屋に来て絶句しない者などいないだろう。

たとえそれが、あらかじめ説明を受けた状態であってもだ。

彼女たちは今、出撃の結果を報告しにやって来ていた。

自分たちの上司である提督に、その傍らの秘書艦に、艦隊の旗艦が報告する。

ただ、それだけだ。

山風「……ということが、あったの」

鈴谷「へぇー! すごいじゃーん! さすがは山風だねー♪」

提督「山風の最近の戦績は良好だから、大きな仕事もこなせそうだとは思ったが……」

提督「これは旗艦に大抜擢して正解だったな」

提督「ほらおいで、なでなでしてあげよう」

山風「えへへぇ……♥」

ご褒美に撫でられ、顔が緩む少女。

鈴谷「あ、鈴谷も! 鈴谷もなでなでされたーい!」

提督「お前を撫でる理由はないだろ?」

鈴谷「秘書艦として毎日頑張ってるんですー」

提督「そうか、それなら撫でなくちゃな」

鈴谷「えへへぇ……♥」

ご褒美に撫でられ、顔が緩む少女。

長月「んぐっ♥!! ぶじゅるっ♥!! じゅぶぶっ♥!! じゅるずぽっ♥!!」



その机の下で、浅ましく卑猥な水音を立てる少女。

提督の露出した男根を気持ちよくさせるため、ディープスロートに没頭する少女がいた。

ディープスロートだ、イラマチオではなく。

出撃から帰ってきた艦娘たち。

彼女たちは旗艦の活躍により、目立った外傷もなく帰港できた。

その喜びも一瞬で吹き飛ぶほど、机の下の少女の音は淫らで、雌という存在そのものだ。

そんな猛烈なフェラに惑わされることなく、提督と二人の少女は、父娘の絆を深めあっている。

両手に花、股間にも花。

戦場よりもトチ狂った光景が、ここ執務室に存在していたのだ。

滾る肉棒を愛する少女――男の妻である長月は、結局あの日以来、艦娘として欠陥品となった。

最高級の体の相性の良さと、艦娘として増設された奉仕精神の組み合わせは、とても恐ろしい。

正義感と母性溢れる性格だった彼女が今や、夫の生涯のおちんちん奴隷に堕ちたのだから。

この事例は鎮守府の戦力を削ぐ実例として、長月の性的な情報満載で、世界中の鎮守府に配布されたほどだ。

思わぬ形でリベンジポルノ(もどき)の被害者となった彼女だが、当の本人が男根のお世話に夢中でそれどころではないため、事実上誰も傷ついていないという。

多くの提督たちから役に立ったという声があがっているらしいが、何がどう役に立ったのかは不明である。

頭を撫でられ、甘える少女たち――男の娘である山風と鈴谷は、艦娘としてメキメキと実力をつけていった。

女の子の原動力が甘いものと男の子であるという俗説は、正しかったようだ。

家族に認められたい、家族の役に立ちたい、あわよくばご褒美にエッチなことをしてもらいたい。

そんな純粋な想いが、艦娘の戦闘力および学習能力を最大限に引き出したようだ。

これも艦娘育成論の実例として報告されたが、性的な情報が薄かったせいか、特に他提督からの感謝の言葉は来ていないという。

提督「みんなもお疲れ様」

提督「今日の予定はこれで終了だから、もうあがっても良いよ」

「「……はい……」」

山風「ねえ、パパぁ♥ あたし、もっとご褒美が欲しいの……♥」

提督「そうかそうか、山風は甘えん坊さんだなあ」

提督「二時間後の遠征組の帰港まで暇だから、その間構ってあげようねー♪」

山風「うんっ♥!」

鈴谷「えー! 良いなー!」

提督「鈴谷は明日オフだから、夜更かしで構ってあげるからなー♪」

鈴谷「わ~い♥!」

「……では、失礼しました……」

提督「お疲れ様ー……あ、イクっ」



ドプッ♥!! ビュグググッ♥!! ビュビュビューッ♥!!



長月「ンギュッ♥!! ゴギュッ♥!! ゴクゴクッ♥!!」

廊下へ出る、艦隊の艦娘たち。

執務室の扉は、静かに閉じられた。



金剛「Oh……」

赤城「どうしてこんなことに……」

少女たちの口から、一斉にため息が漏れる。

赤城「山風さんと鈴谷さん、それに長月さんが家族だということは知っていましたが……」

金剛「まさか、艦娘のシステムを利用して、あんなタダレタ関係になっていたなんて……」

文月「本当だよ……」

文月「睦月型のみんなも、まだ動揺している子がいるの……」

金剛「そんなの当たり前ネー……」

金剛「姉妹があんなビッチな上に艦娘卒業だなんて、そんな簡単に受け入れられるわけ無いヨー……」

北上「……でも」

北上「山風と鈴谷が強くなったのは、本当なんだよねー、コレが」

電「そ、そうなのです!」

電「お二人のどちらかが艦隊にいると、いつだって楽勝なのです!」

電「それに……」

電「二人とも……キラキラしてて、輝いていて……すごく、幸せそうなのです」

金剛「でも、二人はテートクのドーターで……」

赤城「……」

赤城「人の幸せは、人それぞれなのでしょう」

赤城「私たちには私たちの幸せがあるように」

赤城「提督たちには、提督たちの幸せがあるのでしょう」

赤城「たとえそれが、私たちには理解しがたい形であっても……」

文月「赤城さん……」

金剛「……」

金剛「確かに……神域の女の言う通りデース」

赤城「赤城です」

金剛「テートクたちが悩み、考え、そしてやっと掴んだ幸せなら、ワタシたちがアレコレ言うべきじゃないネー」

文月「そうかな……そうかも……」

北上「よそはよそ、うちはうち……ってことかー」

電「うーん……色々言いたいことはあるけれど、今は何も言わないのです」

赤城「はい。なので提督には、私の幸せのために、月二回の『食べ歩き休暇』を認めてもらおうと思います」

金剛「って、それが欲しかっただけなのかヨー!(ツッコミ)」

「「HAHAHAHA」」



……………………
…………




そして今夜も、家族水入らずの時間を迎える――



おわり

以上です、ありがとうございました。

>223
ああ、そのテのSSは今執p……
ゲフッ!! ゲフフン!!

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