モバP「乃々にほかのアイドルの代役をさせたいいやさせる」
乃々「むーりぃー…」
P「じゃない!」
乃々「毎回もりくぼが言ったあとに、じゃないつけるのやめてほしいんですけど…いぢめですか…」
P「いいか乃々、実はお前以外のアイドル全員が事務所をやめることになったんだ」
乃々「えっ」
P「—ってなったらどうするんだ!」
乃々「辞めてないじゃないですか…なら私が事務所を代表して辞めますけど…」
P「辞めるならまずこの箱を引いてからにしろ」ドン
乃々「なんですかこれ…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371907048
P「この中にうちのアイドルの名前が書かれた札が入ってる、今から引いたアイドルになりきってもらうぞ」
乃々「なんでもりくぼが仮に辞めたアイドルになりきる必要があるんですか…」
P「う…それはまぁ正論かもしれんが、大丈夫大丈夫!減るもんじゃないし」
乃々「精神はすり減ります…」
P「この前のライブのらぶりーののたん、ノリに乗れてたじゃないか。あーいう感じで、乃々は今までと違うイメージを取り込むことに長けているんだ!俺が保障する!」
乃々「Pさんがそこまで言うならいちまいぐらいは…」
P「よし!じゃあ一枚ひいてくれ!」
乃々「いちまいひいたら辞めますよ…」ガサガサ
乃々「ひきました…」
P「これは…>>3か」
注・765アイドル以外でお願いします。
川島さん
P「いやー、初っ端に川島さんをひくなんて乃々は運がいいな」
乃々「一言いったら辞めますよ…」
P「以下、わかるわ禁止」
乃々「あぅぅ…もりくぼの最後の希望の光は消えました…」
P「川島さんといえばオトナの魅力だろ?定番のセリフだけじゃただのものまねだ」
乃々「わからないわですけど…」
P「わからないわも禁止ー」
乃々「誰か心のアンチエイジングをしてください…」
P「それ使い方なんか違うような…」
P(結局、セリフだけだけど、多分なりきってるつもりなんだろうな。ノリノリだなぁ)
乃々「ということで辞職願を出してきます…」
P「て待て待て待てーい」
乃々「若さとは振り向かないことだと教わりました…ときには思い切りも必要です…」
P「うん、なんだろ、やらんとしてることはわかるわだけどまだ森久保乃々なんだよなぁ」
P「辞表願はここから引いてくれ」
乃々「今までお世話になりました…あ」ガサガサ
P「よし、>>8を引いたな」
乃々「わからないぃー…」
P(かわいい)
加蓮
乃々「やらないとダメですか…」
P「ダメ」
乃々「あぅ…もう断れない雰囲気ですけど…」
P「とりあえず、森久保っぽさをなくしてこうか、加恋役でドラマ主演したつもりでひとつ」
乃々「エキストラで十分です…」
P「大丈夫、森久保が選んだアイドルだ!この際、セリフからはじめてもいいから、やってみるんだ」
乃々「…」クルッ
乃々「ふーん…あんたが私のプロデューサー…?」
P「それ違う!」
P「マジでわからなぃーじゃないか!」
乃々「うぅ…これでも真剣にやりましたよぉ…」
P「あ、違う、そういう意味じゃなくてアイドル違いだ」
乃々「まぁ…悪くないかな…」
P「それ以上凛の古傷を開くのはやめるんだ」
乃々「ふふーん…」
P「それは自称カワイイ別のアイドルだろ」
乃々「やっぱりむーりぃー…アイドル界から去ります…」
P(いかん…このままじゃ森久保乃々の棒読みセリフ集が出来上がってしまう…まぁそれはそれでありだけど…)
スーパー杏状態で大変失礼いたしました
再開します
P「加蓮といったらこの前の花嫁衣装がすごく似合ってたな」
乃々「ウエディングドレスですか…」
P「それだ。今からレンタルしてくる」
乃々「気が早すぎますけど…」
P「まずは形から入るのもわろかりなんと思ってな」
乃々「もりくぼの婚期は絶望です…」
P「ウェディングドレスを着たら婚期逃すなんて迷信、迷信。それじゃ、ぱぱっと調達してくるから待っててくれ」
乃々「あぅー…」
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P「おおー…これは似合ってるなー」
乃々「あぅ…これものすごく動きづらいです…」
P「髪型もスタイリストさんにお願いして加蓮と同じにしてもらったぞ」
乃々「この格好だと…帰りづらいんですけど…髪がごわごわしますけど…」
P「なかなかかわいく、そして少し大人っぽくきまってるじゃないか。乃々も衣装で化けるな」
乃々「Pさんがそういうなら…もう少しだけ着てます…」
P「して、加蓮役の方は?」
乃々「それはーむーりぃー…」
P「加蓮はな、最初はアイドル活動にあまり乗り気じゃなかったんだ。
でも、アイドルをやっていくうちに、やる気と自信をどんどんつけていったんだ、だから乃々もできる」
乃々「ますますもりくぼとはかけ離れてますけどぉー…」
P「んー、じゃあとりあえず演技からだな。俺が仲介の神父さんをやるから、新郎がいると思って、やってみようか」
乃々「ひとり結婚式ですか…」
P「乃々の好きな少女漫画でも結婚式のシーン、あるだろ? イメージ、イメージ」
乃々「それはそうですけど…」
P「えー、汝は、病める時も貧しいときもー…、新郎を愛することをー、誓いますか?」
乃々「辞めます」
P「ちぐぁう!」
P「そこに辞めるとか辞めないとかの選択肢はないの!」
乃々「逃避行という愛もあります…」
P「つきあうまではか駆け落ちな恋愛もあるかもしれんけど、もう新郎さんとゴールインしたって設定なの!」
乃々「むーりぃー」タタタタ
P「乃々、ちょっ、待っ…、あっ、乃々が持ってた薔薇のブーケが!」ポーン
ストン
P「…和久井さん、どうも」
和久井「丁度よかったわ。せっかくのレンタルの花束が危なく台無しになるところだったわね」
P「ブーケ、奇跡的にとって頂いてありがとうございます」
和久井「ウェディングドレス、ブーケときいて、私が掴まないわけにはいかないじゃない」
P「…近くにいらしたんですね。ちなみに、手に持ってるその書類的な白い紙は」
和久井「さ、行きましょうか。大丈夫よ。届けは本籍地じゃなくてもPさんの住所の役所にいけば受理できるから」ヒラヒラ
P「…受理は受理でも、手料理だけ受け取っておきます」
-----
P(ふぅ。いくらバラの花束があってもパーフェクトな仕事はできんもんだなぁ)スタスタ
P(…乃々め、また事務所の机の下に隠れたな)
P「おーい乃々ー」
乃々「あぅ…なんでわかるんですか…」
P「乃々、俺が悪かったよ。俺の自分勝手さが少々無理を言いすぎた、だから、机の下からでてきてくれ」
乃々「いきなりやれといわれても…もりくぼのガラスのハートはヒビが入りまくりです…」
P「確かにそうだった。いきなり花嫁を演じろなんて言われても誰でもすぐできるわけじゃないもんな」
乃々「むちゃぶりです…」
P「だから、逆に考えるんだ。演技じゃなくて、本当に花嫁になってしまえば演技する必要はないと」
乃々「え…」
P「乃々、結婚しよう」
乃々「!?」
P「いきなりのプロポーズで戸惑ってるかもしれない、でも、俺は乃々に本当の結婚式、そして俺のための結婚式をあげて欲しいんだ」
乃々「!!」
P「乃々が誓えないなら、俺が先に誓うよ。お前を一生幸せにする。約束するよ」
乃々「あ、あの…それは…いきなりすぎますけど…なんというか…確かにPさんが神父さんよりは新郎の方がいいかなって思いますけど…」
乃々「でも、それとこれとはちがくて…あ、あぅー…」カァー
P「アイドルを辞めるならそれで構わない。そのときは、俺のお嫁さんに再就職だ。これ、受け取ってくれ。」
乃々(さっきのバラの花束…)
P「だから、もう一度ほんとうの結婚式をあげよう」
乃々「Pさん…あ、あの…もりくぼは…、 …あれ、花束から何か紙きれが」ペラッ
乃々「これは…」
P「—とまぁ、こんな感じでそこに書いてある>>22になりきってやってみよう!加蓮がダメなら他のアイドルだ」
乃々「もしかしてPさんの今までの発言…全部演技ですか…心折れますけど…」
まゆ
乃々「いきなり何を言い出すのかと思いました…」
P「まぁ演技はこれぐらいの大げさな方がいいってことだ。素人の俺がいうのもなんだけど」
乃々「冗談でも…そういう直球な発言は困りますけど…」
P(そうは言って照れてる乃々はかわいいなぁ)
P「うん。さっきの俺の発言みたいにまゆは結構直球、というより一途な感じだな」
乃々「しゃべるのも…なりきるのも…苦手です…」
P「とりあえず声マネとかそういうのは一回置いといて、間違えてもいいから乃々の言葉で思いの丈をぶつけてみるんだ、さぁ」
乃々「むー…」
乃々「私がここにいることは、Pさんと私だけの秘密ですよ…私がここにいるのは何か運命的なつながりを感じます…
落ち着きますし…誰にも見つからず…ここは私の全てを受け入れてくれます…」
P(そういえば、まだ机の下にはいったままだったー!)
乃々「ここが私の…第二のスウィートホーム…誰にもじゃまはさせません…」
P「なんだろう、確かに今までのなかでは一番まゆっぽいんだけど…なんつーか…」
P「病的に後ろ向きすぎる!」
乃々「何か声がきこえました…けどこの空間と私はいつも一緒…誰にもつけいるすきはない…」
P「ちょいちょい、ストップ、ストップ!役に入りすぎ!思いっきりマイナスな方向に!」
P「なんだろう、間違ってはいないんだけどこのATフィールド貼りすぎな感じは…」
乃々「私のせいっぱいの一途なんですけど…」
P「あ、そうだ大事なこと言うの忘れてた。まゆは一途でも恋に一途なんだ。恋要素がなかった。机に一途になってもしょうがないだろ?」
乃々「もう…机に恋しますし…机と結婚しますし…」
P「いやそれ、俺の机だから、むしろ俺とその机が結婚してるな」
乃々「つまり、さっきの私への告白は不倫だったんですか…あんまりです…」
P「いや二股とかじゃねぇよ!? さっきのプロポーズもあくまで嘘だから!(半分くらいは)」
P「まったく、どこの世界に女の子と机を二股にかけるやつがいるんだ」
乃々「います…ここにひとり…」
P「やっぱり、対人どうしでやるしかないなぁ。よし、じゃあ俺を恋人だと思って、まゆのつもりで話しかけてみてくれ」
乃々「ええ、そんなぁ…」
P「まず机の下から出ようか」
乃々「むーりぃー…」
P「よいしょ」ズザアアア
乃々「あぁ…愛しの机が…」
P「んじゃ机動かしたところで、やってみよう。大丈夫。何度も言うけど乃々ならできる」
乃々「Pさんのおに、あくま、ちひろさん…」
P「ちひろさんは関係ないだろ!?」
P「じゃあ、もう急かさない。自分の好きなタイミングでいいから、頼むよ」
乃々「…」
乃々「あの…Pさんとなら…一緒にいます…私にとって…Pさんは大切なひとですから…
これからも…そばにいてください…」
P(おおー…、まだたどたどしいけど、乃々の直球な発言をきくのは初めてかも…)
P(そして、このたどたどしさと花嫁姿も相まって…なんつーか…破壊力高え!)
P(おっといかんいかん、ニヤけるな。なんか恥ずかしいセリフを言わせてるみたいで申し訳ないな…)
P(ただ…一つ気になる点は…)
P「顔がこの前のらぶりーののたんのときみたいになってるぞ」
乃々「!!」ズガーン
P「ただ、セリフは今までのなかでは完璧だった。表情その他は置いといて、そこは結構いい線いってると思う」
乃々「もう…一線はこえたくないんですけど…百線ぐらい超えましたけど…」
P「その調子でもう少しお願いします」
乃々「…じゃぁもう少しだけ」
乃々「Pさんとわたしは、う、運命でつながってるから、一緒にいて当然というか、Pさんがいないと、困るし、困ってるプロ デューサーさんも見たくないというか、だから…」
P(うん、俺、これ完全に言わせちゃってます)
乃々「わ、私も…頑張りますけど…本当は頑張りたくないですけど…でも少しは頑張りますから…これからもプロデュース、 よろしくお願いします」
P「…ありがとう乃々」
P(今日は帰り道背中に気を付けよう…)
P「すごいじゃないか、乃々。今日だけで大きな進歩だ。完全ではないけれど、乃々らしさも混ざってて、正直ちょっとドキッ としちゃったよ」
乃々「…」
P「ただ、ほんとに細かいけど、欲を言えば、ちょっと抑揚がついた方がいいな。卯月やまゆみたいに、語尾をかわいく、
♪をつける感じで」
乃々「え、ええ…まだやるんですか…」
P「じゃあ、最後に「ふふっ♪」って言ってみようか」
P(正直、俺に言ってほしいだけなんだけど)
乃々「これで最後にしますよ…」
乃々「…」
乃々「フフゥ………………♪」
P(うん、なんだろう、ろうそくの燃ゆる恋の火を吹き消すというか、百年の恋も冷めるというか…)
P(ある意味、これが乃々らしいのかもな)
P「よし、今日はこれくらいにしておくか。俺のわがままにつきあってもらって、すまなかったな」
乃々「じゃあ、ありがたく机の下に潜ります…」
P「いやもう家に戻ってもいいって!楽しいですかぁ! 他の机とのお話、楽しいですかぁ!?」
-----
乃々「Pさん、おはようございます」
P「乃々、おはよう」
P(あの日から、ほんのりだけど乃々もあんまり怖気づかなくなってきたかも)
P「そして乃々もゆくゆくはトップ女優、そしてトップアイドルの座を…」
乃々「心の声がダダ漏れですけど…」
P「うお!いやいやこれは俺の理想かもしれないが、本心で間違いない。悪いことじゃないさ」
乃々「…いきなりトップアイドルは無理ですけど、アイドル活動なら、まだ続けようと思います…」
P「その意気だ!むしろ、乃々が誰かの代役をやるんじゃなくて、やらせちゃうくらいにさ、活動の幅、広げてこう」
乃々「そう簡単に代役だらけになっても大変です…」
P「ん…まあ、確かに。まぁ、そうそう代役なんて話はめったにないと思——あ、ちひろさん、おはようございます」
ちひろ「おはようございます、Pさん!大変です。さきほどスケジュールを確認したら、出演する番組で3人分、収録がダブル
ブッキングになってます!」
P「ええ!すみません、俺の不手際で…! して、その3人って?」
ちひろ「えっと、川島さんと、加蓮ちゃんと、まゆちゃんです」
P「」
乃々「」
ちひろ「困りましたねぇ、誰か、3人の代わりが務まるコがいればいいんですけど…」
P「…」チラッ
乃々「…」�
P「…乃々ー!」
乃々「むーりぃー」
以上で終了です。
不定期でしたが見ていただき、安価つきあっていただき、ありがとうございました。
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