とたけけ「聖杯探索・・・なんか良いな。」(75)

しずえ「聖杯戦争ですか?」の続き
あつまれどうぶつの森とFGOの二次創作SSです。
二次創作のため、一部キャラ崩壊ありですので注意。

イベント:集まれ 英霊島民の島【奪売保守列島 セイバームサシ島】
参加条件は特異点Fクリア。
イベント内容:主に一日に一つ選んだ島のエネミーを倒しまくり素材を集める採集大戦並のレイド戦。
手に入れた素材を売店で交換すれば、狙った素材が手に入るが、代わりにあるゲージが上がる

追記:FGO主人公の名前は見てる人の名前で良いですが、共通として「藤丸立香」とする。

ある場所
ギターを弾いてる犬が一匹いる

とたけけ「やぁ、君たちは生きてる中で住んでいる国を守りたいって言う気持ちはあるかな?」
とたけけ「平和な国って良いよね。友達や家族と一緒に過ごしたり、好きなことをしたりして、楽しい人生を送ったり出来るからね。」
とたけけ「でも、君たちの中には住んでる国で辛い想いをしてる人もいる事は知ってるかな?」
とたけけ「悪意に満ちた人が君たちを搾取したり、戦争させたり、特にやっちゃいけないのは「自分の国を売る」、つまり売国をされて苦しんでいる人たちも知っている。」
とたけけ「僕はそんな人を、人に言えなくても絶対に許せないと思っている。僕は自由と平和が大好きだからね。」

とたけけ「君達もそろそろ目覚めた方が良いと思うよ。君たちに内緒で売国する奴らは、特に自分勝手で心の中で君たちを苦しむ姿をゲラゲラと笑ってる人間ですらない卑怯者だからね。」
とたけけ「これから起こる事は、そんな奴らに立ち向かう物語だよ。」
とたけけ「それじゃ、また!」

とたけけのギターが鳴り響きながら、あたりが暗転する


?「センパイ・・・先輩・・・起きてください、先輩!!」
?「お~~い、藤丸立香さ~~ん。生きてたら返事をしてくださ~~い!!」

どこかの海岸 
立香「うぅ~ン・・・・ここは?」起きる
藤丸の目の前にはマシュとパールヴァティーらしき人物がいた

マシュ「先輩!!良かった、無事で何よりです!!」
立香「うん。それでここは一体・・・」

パールヴァティー?「藤丸立香さん、ここはセイバームサシ島っというたぬき開発が保有する島です。」
立香「パールヴァティー!」
パールヴァティー?「えぇっと・・・それは私に取り付いているサーヴァントの名前でしょうか?」
サクラ「私はサクラ。元フユキ村の村長で、現在はこのセイバームサシ島の島民代表です。」
マシュ「パールさん、大奥での春日局さんと同じような状況みたいてして・・・」
サクラ「あなた達、パールヴァティーさんをご存知でしたのね!詳しいことは役場で話します。」

サクラの案内の元、立香達は役場に向かった。
途中、立香達が知ってる武蔵ちゃんに関係するマイデザインが飾られていた。

マシュ「先輩、これはもしかして・・・」
立香「あぁ、ボクたちが知ってる武蔵ちゃんだ・・・」
マシュ「「セイバームサシ島」・・・島の名前からして、この島の人たちは、武蔵ちゃんを知っているのでしょうか・・・・」

セイバームサシ島 広場
そこにたぬきちが待っていた

サクラ「たぬきちさん、この人達がパールヴァティーさんが言ってました。カルデア・・・」
立香「藤丸立香です。」 マシュ「マシュ・キリエライトです。」
たぬきち「サクラさん、ありがとうだなも!それでは・・・・」

たぬきち「どーも、どーも!2人とも、ようこそだなも!」
たぬきち「ぼくはこのセイバームサシ島の全体管理をしているたぬき開発社長のたぬきちと申します、だなも。」
マシュ「たぬきちさん、たぬきちさんはどうして・・・」
たぬきち「それは、パールヴァティーさんに聞いたからだなも。マシュさんはどうしてこの島に来た事を覚えているだなも?」
マシュ「あ、それはですね・・・・」

たぬきち「なるほどなるほど・・・君たちは異聞帯から真っ白になった地球を助けようと頑張っているだなもね!」
マシュ「はい。私たちは、それに向けてのトレーニングをしてる際、突然レイシフトみたいな感覚がして、気がついたらこの島の海岸に倒れていたのです。」
たぬきち「なるほど・・・原因ははっきりしてるだなも。おそらくこれが影響してるだなも。」写真を見せる
写っていたのは欠片だが、大聖杯みたいな形だった

立香「聖杯!?」 たぬきち「少なくてもボクたちが住む世界に存在する大聖杯の欠片だなも。今はぼくたちしか知らない地下深くに閉まってあるだなも。」
マシュ「どうしてそんなことを?」
たぬきち「・・・・単刀直入に言うだなも。カルデアの皆さん、どうかこのセイバームサシ島を助けて欲しいだなも!!」
立香「助けて欲しいだって?」

たぬきち「今、この島は近くの島を乗っ取った英霊島民代表達に襲われて、聖杯戦争モドキな状態になってるだなも!」
立香「英霊島民代表!?」
たぬきち「奴らの狙いはこの島に埋まってる大聖杯の欠片だなも。しかも、この島の欠片を手に入れるまで、他の英霊島民代表の闘争は止まっているだなも!」
マシュ「欠片のためにこの島以外の代表が一時的な共闘・・・・これじゃまるで・・・・」
立香「うん。クリプターの戦い方そのもの・・・」
たぬきち「聖杯戦争モドキなだけにこの島にもパールヴァティーさんのような英霊が来てくれたんだけど・・・・」
サクラ「パールヴァティーさんは少し前に私を庇って致命的な大怪我をしてしまって・・・今はサクラさんの中で眠っている状態なのです。」
お腹をさすって、中にいるパールヴァティーを心配する

たぬきち「サクラさんもサクラさんだなも。3人目の子供の出産直後にも関わらず、パールヴァティーさんを助けるために自分の中に入れるぐらいだなも。」
マシュ「お子さんをお持ちだったんですか!」サクラ「えぇ。今は安全な所に避難させてるから大丈夫だけど・・・」
たぬきち「パールヴァティーさんが抜けた今の状況じゃ、この島を制圧されるのも時間の問題だなも!」マシュ「そんなぁ・・・」

たぬきち「だから、パールヴァティーさんが眠る際に、君たちカルデアの存在を知っただなも!」
立香「それで俺たちを呼び出したって事?」
たぬきち「そうじゃないだなも。大聖杯は、欠片ながらもどっかから無差別に英霊を呼び出してるみたいで、君たちはそれに巻き込まれた状態だなも。」
マシュ「無差別に呼び出すって・・・・・」 立香「あの幽霊マンションと同じ状況だ・・・」

サクラ「でもこんな形ではありますが、あなた達は来てくれました。」
マシュ「はい。聖杯があってこの状況、おそらくここは一種の特異点になりつつあるみたいですね。」
マシュ「先輩、ここはこの人たちの島を助けて、聖杯の欠片を回収しましょう!」
立香「あぁ、そうだな!」
たぬきち「話がわかってくれて良かっただなも!話を切るようだけど・・・あぁ、あんな所にワイバーンが!!・・・だなも!」
いつものようにワイバーンが飛んでくる

マシュ「先輩・・いやマスター!私たちも!!」 立香「あぁ!マシュ、戦闘体勢!!」 マシュ「了解!!」
戦闘態勢に入るマシュ

なにがともあれ、ワイバーンを撃退したマシュ達
マシュ「戦闘終了。ふぅ、皆さん大丈夫ですか?」 立香「大丈夫だよ、マシュ!」たぬきち「僕も大丈夫だなも。」
サクラ「ふぅ・・・・」三叉戟を持っていて 立香「それって・・・」
サクラ「これですか?パールヴァティーさんが私の護身のために貸していただけた物です。」
たぬきち「その槍は、あくまでサクラさんを守るだけあって、英霊島民と戦う事には向いてないだなも。」

たぬきち「さて、あのワイバーンはアーチャーの島民代表がいる島から飛んできただなも。きっと君たちの事を感づいての事だなも。」
立香「まぁ、アーチャーは遠くが見える能力があるからね。」
たぬきち「ともあれ君たちには話の通り、この島の防衛と英霊島民代表の討伐をお願いするだなも!」
立香「もちろん。だなも!!」
たぬきち「あらら・・・僕の口癖を言われてしまっただなも・・・」
マシュ「はい。ともかく一刻も早く、この特異点の修正をして聖杯を回収して帰りましょう。私たちには、異聞帯の攻略という使命もありますからね。」

サクラ「では、カルデアの皆さんをキャンプサイドにお連れしますね。」
たぬきち「お願いだなも。ボクは島の防衛結界に異常がないかを確認するだなも。」

マシュ達を連れて、キャンプサイドに連れていくサクラ

立香「あのぅ、サクラさん。」 サクラ「はい、なんでしょう?」
マシュ「このセイバームサシ島の景観、とても良いですよね。」
サクラ「えぇ、これ全部私が作ったマイデザインで建てたんですよ!」マシュ「そうなんですか!」
マシュ「実を言うと私たち・・・あの武蔵さんの事をご存知なんですよ。」 サクラ「えっ・・・・」
マシュは武蔵ちゃんとカルデアの事を話してあげた。

サクラ「そうだったのですか。武蔵ちゃんが元気で良かったです!」 立香「武蔵ちゃんとは会ったことがあるんですか?」
サクラ「まぁ、あまり人には言えないのですが・・・私こそがあの武蔵さんのマスターだったのですよ。」 マシュ「そうだったのですか!」

サクラ「私がフユキ村の村長だった頃、フユキ村の聖杯戦争に巻き込まれた私のサーヴァントとして助けてくれたんです。」
サクラ「武蔵さんはとても優しく接してくれたりして、フユキ村が倒壊する際に住民皆さんを救ったりしてくれました。」
サクラ「この島も元は何もない無人島だったのですが、フユキ村の復興の際にたぬきちさんが島を開拓するプロジェクトに参加して見ないかと誘われまして・・」
サクラ「島の最初の住民達がフユキ村在住者だった事もあり、私とフユキ村のみんなを救ってくれた武蔵さんの事をあやかって、私がセイバームサシ島と名付けたんです。」
マシュ「武蔵ちゃんとサクラさんの間にそんなことが・・・・・」
サクラ「名付けた事もあり、家具や飾りには武蔵さんのマイデザインを使った物を作ったり建てたりもして、島に貢献してきたんです。」
サクラ「そう貢献していく内に島に来てくれた幼馴染みと再会しまして、恋をして、結婚し、今では3人の子供を授かりました。」
立香「なるほど、そういうこと!」
サクラ「ですから、私はこのセイバームサシ島の島民代表として、この島に産まれた子供達を守る母として、この島を守っていきたいと願っております。」
サクラ「ですからどうか、私たちの島をどうか一緒に守ってください、カルデアの皆さん!!」
マシュ「先輩・・・」 立香「たぬきちにも約束したし、あとには引けないよ!!」 マシュ「そうですね!」
マシュ「サクラさん、私たちも武蔵さんに助けてくれた恩もあります。だから必ず武蔵さんの名を持つこの島を英霊島民代表から守って見せます!!」
サクラ「ありがとうございます!!」

セイバームサシ島 キャンプサイド
サクラ「ここが、あなた達の拠点となります「セイバームサシ島・キャンプサイド」です。こちらにはパールヴァティーさんの他にも3人ぐらい英霊が来てまして。」
マシュ「パールさんの他にもサーヴァントが!でも一体・・・・」

キャンプから誰かが何かに揉めてる感じで出てきた

以蔵「なんやと?わしのどこが気にいらないっちゅうんだ、おんし!」
メアリー・リード「あんたのその粗暴な性格、その頭・・・・ウザい。」
アン・ボニー「ちょっと二人とも、喧嘩はやめてよね!」マスケット銃を放つ
以蔵「のわぁ!?おんしはどっちの味方なんじゃ!!」
アン・ボニー「なにって、私はどんな時もメアリーの味方ですから!」
メアリー・リード「アン、大好き!!」
以蔵「おのれぇ~~~!!」

マシュ「先輩、これは不味いです!」 立香「あぁ、不味いね!!」

以蔵とメアリー・リードの止めに入る藤丸立香
立香「二人とステイステイ!ステイホーム!!」
以蔵「な、おまはんは・・・」
アン・ボニー「マスタァ~~!!」マスケット銃を投げ捨てる
立香「ちょっとアン!興奮しすぎ!!」
アン・ボニー「だって、カルデアから急に引っ張られる感じでここに島流しされちゃって~」抱きしめる
メアリー・リード「マスター・・私、寂しかった。」抱きしめる
以蔵「おまはんら・・・・」呆れる
マシュ「やっぱり、この方達は私たちが知るアン・ボニー、メアリー・リードさん、岡田以蔵さんですよ先輩!!」

アン達に事情を話す立香達
以蔵「そうか、おまはんらもあの聖杯の欠片に引き寄せられたっつうのか。」
マシュ「はい。以蔵さん方はこの島でなにを?」
メアリー・リード「私たちがこの島に来たのは1週間前。女神パールヴァティーをリーダーに今日までこの島を英霊島民から守ってきたんだ。」
立香「1週間前だって!?」
マシュ「先輩、メアリーさんの話からおそらくサーヴァントによっては飛ばされて来た時間軸が異なってるに違いありません。」

アン・ボニー「でも良かった!マスターとこの島で再び会えるなんて!!」
メアリー・リード「むしろ冒険を愛する私たちにとって、島の防衛はとても辛い事だったんだ。」
立香「まぁ、そうなるよね。」
以蔵「はぁ・・・・インドの女神はんのお声がなかったら、すぐにでも斬ってたど。」

すると急に加藤段蔵も現れた
段蔵「戻りました・・・・って、マスター!?貴殿もこの島に?」
立香「段蔵!!」
サクラ「彼女は気配遮断が高いアサシンですので、他の島の偵察を任せているんです。」
マシュ「そうでしたか!」 サクラ「こちらが、私たちセイバームサシ島の戦力です。」

マシュ「良かったです。無差別の強制召喚でしたが、皆さんが私たちを知っていて・・・」
立香「そう言えば・・・カルデアからの通信は?」
マシュ「あっ、そう言えば・・・・実を言うとカルデアからの通信は繋がらなくて・・・」
段蔵「そうですか。ですがここには段蔵らもいます。その内、通信も回復するでしょう。」
マシュ「そうですよね。では段蔵さん、今の状況を確認したいのですが・・・」 段蔵「は、お任せを!」

段蔵はセイバームサシ島と周りの島の地図を見せた
段蔵「私たちがいるセイバームサシ島が地図の中心であり、周りの島には英霊島民の島が囲むように並んでます。」
立香「オケアノスみたいな構造だね。」
段蔵「オケアノスの事はカルデアのデータベースで確認済みですので。」
段蔵「周りの島の名は右から双子島、項羽島、オルレアン島、夫婦島。左にバベル島、アタラン島、ノッブ島、征服島と合計9つの諸島でなりたってます。」
立香「なんか変な名前の島だな・・・・」 マシュ「先輩、言い方・・・・」

段蔵「共通としてはセイバームサシ島の聖杯の欠片を手に入れるまでは他陣営の戦いは控えており、まさに四面楚歌の状態です。」
マシュ「この状況を打開する事が最優先事項ですが・・・」
段蔵「幸いこの聖杯モドキのルールとして、1日に一島しか島を攻撃する事が出来ないのです。」

マシュ「一日に一島しか攻撃が出来ないと?」
段蔵「はい。それがこの聖杯戦争モドキの取り決めだと思われます。」
サクラ「要するに島の聖杯の欠片を一対一前提の勝負って事なのです。」

メアリー・リード「でも、ボクたちも守ってばかりでは何も進展しない。マスターが来たからには、ここから反撃と侵攻に入ろう!!」
立香「うん。どこから攻めようか?」
マシュ「まずは、この島から近しいとなるアタラン島から攻め立てましょう。この方角だと、あのワイバーンもそこから来たのでしょう。」
以蔵「決まりだな。最初の攻め手はこのアタラン島ちゅう事だな!!」

藤丸達が作戦会議をしてる時にたぬきちがやってきた
たぬきち「藤丸さーん、ちょっと言い忘れてた事を思い出しただなも!」 立香「たぬきちさん!」
たぬきち「藤丸さん、実は英霊島民の島を攻略するときに一つお願いすることがあるだなも。」
立香「お願いですか?」
たぬきち「はい。ある機関が復興支援のために島で手に入る戦利品を少し分けて欲しいと連絡があって、島のこれからのためにも藤丸さんにも協力して欲しいだなも。提供したらそれに見合う報酬と交換もあるだなも。」
立香「わかりました。」 たぬきち「ありがとうだなも。ちなみに島の攻略には、ドードー エアラインの空路を利用した方が良いだなも。あの人達は信頼たり得る人材だなも。」
マシュ「ありがとうございますたぬきちさん!」
たぬきち「いいえ。これもセイバームサシ島を守るためだなもね。」

マシュ「では、戦略として私と以蔵さんはこの島の防衛として残り、アン・ボニーとメアリーさんと段蔵さんでアタラン島の攻略をいたしましょう。」
メアリー・リード「ようやく島への冒険が始まるのね!」 アン・ボニー「張り切っていくわ!!」
たぬきち「なんだか前より頼もしくなってきただなも!あ、それとこれを!」藤丸立香やマシュにスマホを渡す。
たぬきち「それはたぬき開発オリジナルのスマホだなも。連絡するときはこれを使うだなも。」
マシュ「ありがとうございます、たぬきちさん!」

サクラ「では改めて、セイバームサシ島防衛戦線・・・再開です!!」
みんな「オーーーー!!」

こうしてセイバームサシ島を守り、大聖杯の欠片を手に入れる戦いが始まったのだった

とある島にある建物の一室

官僚「大臣、ようやくセイバームサシ島のサーヴァント達が動いたみたいですね。」
大臣「なんだって?なんだって今更セイバームサシ島の奴らが?あそこの司令塔はもうやられちゃったはずだろ!」
官僚「スパイの情報によると、なんでもカルデアのマスターと名乗る者が本来の司令塔だったらしく。」
大臣「カルデア・・・項羽島の代表が叫んでいた いみじかりな奴らか。」
官僚「はい。現在、アタラン島を狙いに進んでいるの事です。」

大臣「なあ、あんたはどうするんだいアルターエゴさんよぉ。」
アルターエゴ「なに、心配しなくても彼らはただ喰いあっていれば良いだけのこと。」
大臣「だな。俺たちが考えた計画に島民代表みんなで乗せられてる事を知らないくせにな!」
二人「あっはははははは!!!」


アタラン島 近くの海
ロドリー「アテンションプリーズ。ただいまアタラン島へと近づいております。ベルトを締め、着水の衝撃に備えてくださーい。」
飛行機が着水し、藤丸達が降りてくる

アタラン島
アン・ボニー「とうちゃーくっと!!」 メアリー・リード「ここがアタラン島・・・」
マシュ(通信)「先輩、聞こえますか?」立香「聞こえてるよ!」
サクラ(通信)「藤丸さん、ここからしてアタラン島はどんな状況ですか?」
あたりを見渡して見ると、子供達が遊ぶ遊具と木が生い茂ってること以外は変わりはなかった。

立香「セイバームサシ島より、遊具と木が多いことかな?」
段蔵「上空から見たところ、公園と食堂、学校みたいな所がある以外は開拓が進んでいないような感じです。」
サクラ(通信)「環境重視の島って事かな?」
アン・ボニー「ともあれ。さぁ、アタラン島のどこかにある大聖杯の欠片を探しにレッツゴー!!」
メアリー・リード「アン、それどころじゃないみたいだよ・・・」

向こうから大群の獣人軍団がやってきて、それを率いているのは・・・
アタランテ〔オルタ〕「来たか。セイバームサシ島のサーヴァント達よ。」

立香「アタランテ!?」
アタランテ〔オルタ〕「気安く私を呼ぶな!私はこのアタラン島の島民代表、アタランテだぞ!!」
サクラ(通信)「彼女こそが、このアタラン島の島民代表ですね。」
メアリー・リード「なるほど・・・カルデアのデータで見たことあるけど、あの時苦戦した弓兵の反転版だね。」

アタランテ〔オルタ〕「先に島に攻撃を仕掛けたのは私らだが、守りしかしてこなかったお前らが攻めに入るとはもうあとがなくなってきたのか?」
段蔵「マスター、大聖杯の欠片の影響なのかわかりませんが、今のアタランテ殿は正気ではありません!」
マシュ(通信)「おそらく、オガワハイムの時と同じなのでしょう・・・ですが!」
立香「今は戦って、彼女を落ち着かせよう!」

向こうから大群の獣人軍団がやってきて、それを率いているのは・・・
アタランテ〔オルタ〕「来たか。セイバームサシ島のサーヴァント達よ。」

立香「アタランテ!?」
アタランテ〔オルタ〕「気安く私を呼ぶな!私はこのアタラン島の島民代表、アタランテだぞ!!」
サクラ(通信)「彼女こそが、このアタラン島の島民代表ですね。」
メアリー・リード「なるほど・・・カルデアのデータで見たことあるけど、あの時苦戦した弓兵の反転版だね。」

アタランテ〔オルタ〕「先に島に攻撃を仕掛けたのは私らだが、守りしかしてこなかったお前らが攻めに入るとはもうあとがなくなってきたのか?」
段蔵「マスター、大聖杯の欠片の影響なのかわかりませんが、今のアタランテ殿は正気ではありません!」
マシュ(通信)「おそらく、オガワハイムの時と同じなのでしょう・・・ですが!」
立香「今は戦って、彼女を落ち着かせよう!」

>>13は間違い >>12の続き

アン・ボニー「マスター、私とメアリーが獣人達とアタランテを打つ!マスターは段蔵さんと聖杯を・・」
アタランテ〔オルタ〕「分断して聖杯を取ろうというのか・・・だが私の軍はこいつらだけではないぞ!!」

突如、霧がたち寄せて来て・・・・
段蔵「マスター、下がって!!」前に出る 立香「あぁ!!」下がる
段蔵「風よ、『絡繰幻法・呑牛』!」『絡繰幻法・呑牛』!

段蔵の宝具が獣人軍団を巻き込んで、霧を吸い込む

ジャック・ザ・リッパー「くぅ!?霧が消えちゃったよ・・・」
段蔵「もう一人サーヴァントがいたのか。」
立香「そんな、ジャックまで・・」

アタランテ〔オルタ〕「アサシンの霧と獣人達を消すするとは、なかなかの者だな。」
ジャック・ザ・リッパー「でも、私たちはこうはいかないよ!」
メアリー・リード「二対三・・・いや、2対2だな・・・」 アン・ボニー「えぇ。マスター、ここはプランB・・・強行突破でいくよ!」
立香「あぁ・・・行くぞ!!!」

アンボニー達とアタランテ達との戦いが始まった
アン・ボニーとメアリー・リードはアタランテ〔オルタ〕を、加藤段蔵はジャック・ザ・リッパーの相手をした

藤丸立香は戦いをさけ、中央の所に向かう。
サクラ(通信)「聖杯の欠片の反応は、スマホが示すところにあるはずです!」
立香「わかった!」
スマホの反応を頼りに奥へ奥へと進んでいく

アタラン島 発電施設
大聖杯の欠片が入った発電装置があった。

サクラ(通信)「スマホの反応から、ここがアタラン島の拠点だと思われます!」
マシュ(通信)「この大聖杯の欠片を取り出せば、アタラン島の制圧は完了ですね!」
立香「そうみたいだね!!」

森からアン・ボニーとメアリー・リードがアタランテ〔オルタ〕に押されている状態で戻ってきた
メアリー・リード「クゥ・・・アーチャーの時とは違って、体力もパワーも上がっている・・・」
アン・ボニー「なんとかスキがあれば、私たちのコンビネーションで倒せると思いますが・・・」
サクラ(通信)「スキがあればかぁ・・・・そうだ!藤丸さん!!」 立香「どうした、サクラさん?」
サクラから藤丸立香にある話をする

アタランテ〔オルタ〕「ここまでだなライダー。このアタラン島の繁栄の礎となれ!!」

立香「アン、メアリー!周りの木々を撃ちまくれ!!」
アン・ボニー「えぇ!?でもわかったわ、マスター!!」 メアリー「うん!!」
アンとメアリーはお互いの銃で、木にめがけて撃ち続けた

アタランテ〔オルタ〕「どこを狙ってるんだ汝ら!!」


ヒューン ぽとん
アタランテ〔オルタ〕「ん?なんだ?」

ブゥゥゥ~~~ン!!
なんと、木から落ちてきたのはハチの巣だった。

アタランテ〔オルタ〕「な!?ハチだとぉ!?」

アタランテ〔オルタ〕「痛たたた!!私がハチなんかに・・痛たたた!!」
ハチに襲われるアタランテ〔オルタ〕

ジャック・ザ・リッパー「あぁ、ハチだぁ!!こわ~~い!!私たち、ハチこわ~~い!!」怯える
段蔵「よし!これで!!」
段蔵は仕込んでいたワイヤー状の網を繰り出し、ジャック・ザ・リッパーを捕まえ、締め上げる
ジャック・ザ・リッパー「きゃあ!?動けないよぉ~~。」

アタランテ〔オルタ〕(まぶたが腫れて)「しまった!?」
メアリー・リード「よし!たたみかけるよ、アン!」 アン・ボニー「OK!」
とっさにアンとメアリーがたたみかけ、そのままアタランテ〔オルタ〕は拘束された

アタランテ〔オルタ〕「クソ~~!!」(縄で拘束) ジャック・ザ・リッパー「離してよ!」(ワイヤー状の網で拘束)
メアリー・リード「観念しろ!これでこの島は僕たちが制圧した!!」
マシュ(通信)「先輩、あとはこの大聖杯の欠片を回収すればこの島は・・・」
アタランテ〔オルタ〕「待ってくれ!!その機械に触らないでくれ!」
アン・ボニー「なにを今更!これは多分、獣人やワイバーンの発生装置でもあるし、これさえ止められれば・・・・」
アタランテ〔オルタ〕「それはこの島のエネルギー元なんだ・・・それを止められたら、この島の電力が全て止まる・・・そしたら子供達が安心して暮らせなくなるだ!!」
立香「なんだって!?」
段蔵「観てくださいマスター殿。周りを・・・」

森の中から続々と子供達の姿が見られた。
子供達「どうしよう・・アタランテさんが負けちゃった・・・」「怖いよぉ~~」 「これからどうなるの?」

メアリー・リード「これ・・・これ全部が島の住民達なのか?」
アタランテ〔オルタ〕「そうだ・・・この島のほとんどが親を事故で失い、親から迫害され、親に捨てられた。哀れな子供達だ。」
ジャック・ザ・リッパー「私たちは、そんな子供達を集め、この島で自由に楽しく一緒に暮らしていたの。」
アタランテ〔オルタ〕「大聖杯の欠片を集めれば、大聖杯は復活し、私の願いでもある『この世全ての子供たちが愛される世界』を実現することができると聞き、この戦いに参加した。」
アタランテ〔オルタ〕「私とこの島がなくなれば、誰がこの子達の行き場がなくなってしまう。誰がこの子達を守るんだ?誰がこの子達を愛してくれるんだ?」
命乞いのように装置の停止をやめて貰うように頼むアタランテ〔オルタ〕

マシュ(通信)「そ、それはぁ・・・・」
みんな「・・・・・」考える

たぬきち(通信)「皆さん、ちょっと僕に変わってほしいだなも!」
マシュ(通信)「たぬきちさん!!」

通信をたぬきちに変わって、アタランテ〔オルタ〕に話しかけるたぬきち
たぬきち(通信)「アタランテさん、心配はしないで欲しいだなも。僕に良い方法があるだなも。」
アタランテ〔オルタ〕「なんだ?言ってみろたぬき!」
たぬきち(通信)「まぁ、これを見れば納得するだなも。」

スマホを通して、アタランテ〔オルタ〕に見せたのは、ある豪邸の孤児院だった。

たぬきち(通信)「この孤児院は沢山の身寄りのない子供に教育と安住の場所を与えている場所だなも。まぁ、ボクの友達がそこの関係者だから信じられるだなも!」
アタランテ〔オルタ〕「本当に信じて良いのか?」
たぬきち(通信)「もちろんだなも!ボクはね、高いローンを請求するけど、返済は分割払いOKだし、嘘は絶対つかない性格だなも!」
立香「それに君たちは自分の召喚に応じてくれたサーヴァントだからね。」
アタランテ〔オルタ〕「その言葉、なにか懐かしい感じだ・・・わかった。汝らを信じてよう。」

アタランテ〔オルタ〕はたぬきちの言葉を信じ、大聖杯の欠片を取り出すために装置を止めたのだった。

ジャック・ザ・リッパー「うぅ~ん・・・あれ?おかあさん(マスター)?なんでおかあさんがいるの?」
アタランテ〔オルタ〕「すまなかったマスター、私はどうやらこの聖杯の欠片に操られていたようだ。」
段蔵「やはり、この様子からして、この装置はサーヴァントに欠片を守らせるための催眠装置でしたか。」
アタランテ〔オルタ〕「催眠装置か・・・私を操るなど!マスター、汝らを操った奴を叩くためにマスターのチームに同行していいか?」
立香「またよろしく、アタランテ、ジャック。」
ジャック・ザ・リッパー「わーい、ありがとう!おかあさん!!」
アン・ボニー「どうにかこの島の大聖杯の欠片は回収出来ましたが、他の英霊島民代表もアタランテと同じ催眠を受けてるのかもしれませんね。」
マシュ(通信)「無差別とはいえ、大聖杯の欠片を奪い合いのために召喚し、催眠を施すとは、この聖杯戦争モドキは誰かが人為的に仕組んだ事かもしれません。」
立香「だったら、早くみんなを助けないと!」
サクラ(通信)「気持ちはわかりますが、あくまで一日一島の戦闘ですし。一度セイバームサシ島に帰還し、次の侵攻に備えるべきと思われます。」
たぬきち(通信)「そうだなも!それに大聖杯の欠片の事もあるけど、思い当たることはあるから一度島に戻ってくるだなも!」
メアリー・リード「そうだね。じゃあ、さっさと欠片と戦利品を運びだすとしますか!」
たぬきち(通信)「ちなみに、戦利品の運送はドードーエアラインがやってるから、提供も彼らに渡せば良いだなも。」

大聖杯の欠片と大量の戦利品を運び出し、アタラン島をあとにした

おぎゃぁ、おぎゃぁ~~
サクラ「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・」

しずえ「サクラさん、お生まれになりましたよ!!」赤ちゃんを抱きながら
サクラ「良かった・・無事に産まれたのね、私の赤ちゃん・・・」赤ちゃんを抱く
しずえ「こんな状況の中で出産とは驚きでしたが、無事に産まれて良かったです!!」
サクラ「えぇ。」赤ちゃんに母乳を与えてる

そこにボロボロになったパールヴァティーが現れ、つぶきちとまめきちが救急箱を持って入ってきた
しずえ「パールヴァティーさん、どうしたんですか!?」
つぶきち「じつは・・征服島から来た敵の攻撃をもろに受けてしまったのですー。(ですー。)」

パールヴァティー「うぅ・・・・・・」
サクラ「パールヴァティーさん!どうして・・・・」
パールヴァティー「あなたの家に、カーマが攻撃しようとしたので・・・・必要以上に分身して宝具を使いました・・・・安心してください・・なんとかいたみわけの結果になりました。」
パールヴァティーの言うように外では、カーマが黒焦げで消滅していくのがわかる。

サクラ「なんでそんな無茶をしたの!!」
パールヴァティー「あなたと赤ちゃんを守るために決まってますよ・・・・次世代に未来を託す事が親のつとめであり、英霊はその陰でなければならないから・・・・」
サクラ「パールヴァティーさん・・・・」

サクラ「パールヴァティーさん。私と姿が同じでしたら、私の中でお休みなさってください!」
パールヴァティー「そんな!?あなたまでこの戦いに巻き込みたくはない・・・ゲホッゲホ!!」
サクラ「ですが、私を庇ってくれたあなたを頬ってはいられないから!!」
パールヴァティー「サクラさん・・・・わかりました・・・・ですが聞いてください。この戦いなら、私が眠っている間に、カルデアのマスターさんが来てくれるはずです。サクラさんはそのお手伝いをしてください。」
サクラ「カルデアですか・・・・わかりました!必ず、パールヴァティーさんのために、サポートします!!」
パールヴァティー「ありがとうございます・・・・・」
そういい、サクラと一体化するパールヴァティー

キャンプサイド 
立香「・・・・・・(今の夢・・・・)」
サクラ「藤丸立香さん、起きていますか?」
マシュ「ちょっと早いですが、朝ですよ~~!」

午前5時35分 起きる藤丸立香
サクラ「よく眠れましたか、藤丸立香さん。」
立香「いつの間にか寝ていたんだ?」
サクラ「島に帰還してすぐでしたよ。よほど疲れが生じてたんでしょうね。」

立香「サクラさん、あなたは・・・・」
サクラ「あぁ、夢で見ていたのですね。私がパールヴァティーさんと一つになった理由を。」
マシュ「私もみてました。まさかあのカーマさんが出産で無防備になっているサクラさんを襲って、それを庇う形でパールヴァティーさんがあんな事になってしまうなんて・・・」
立香「確か、カーマは征服島の島民代表?」
サクラ「いや、征服島は英霊島民の島の中では最強のサーヴァントを保有する島で、カーマは征服島の中で最もズルいやり方をするサーヴァントなのです。」

サクラ「あの時は激しくなる戦いの中で他の島民を逃がす所をカーマが勝手にやった事、パールヴァティーさんが命がけで宝具で征服島の兵隊を全滅させた事から、しばらく侵攻が止まっていた理由です。」
マシュ「ですが、パールさんは私たちが来ることを信じて全力を出したんですよね!でしたら、私たちもそれに応える形で頑張りましょう!!」
サクラ「そうですね。あと、たぬきちさんが見せたい物があるって呼んでましたよ!」

役場
たぬきち「あっ、藤丸さん!ちょうど良かっただなも!これをみて欲しいだなも!」
そこにあったのは、何かしらの通信アンテナだった

立香「なんですかこれは?」
たぬきち「藤丸さんが寝たあの後、大聖杯の欠片を運んでいたら、急にDIYレシピを思いついて、時間がかかったけど作った物だなも!」
サクラ「ちなみにDIYと言うのは、Do It Yourself”。自身でやるって事です。」
マシュ「その機械に何かあるんですか?」
たぬきち「まぁみてて!」電源を入れて、ドアベルを鳴らす
立香「ピンポンするんかーい!!」

ダ・ヴィンチちゃん「はいは~い。カルデアはね、セールスはお断りなんだけど・・・って藤丸君!!?」
なんとノイズがかかってるが、ダ・ヴィンチちゃんが写った。
立香「ダ・ヴィンチちゃん!!」
たぬきち「おやおや!確か通信は出来なかったって言ってたけど、これはカルデアに繋がる通信機だっただなも!」
ダ・ヴィンチちゃん「うぉぉ!?しゃべる二足歩行のタヌキとは結構な事だな藤丸君!」
マシュ「ダ・ヴィンチちゃん、そこは長くなってしまうのでそれよりも・・・」
ダ・ヴィンチちゃん「そうね。藤丸君たちがシミュレーションでのトレーニング中に消えちゃったってね、何人かこっちのサーヴァントも消えちゃってたから神隠しでもあったんじゃないかと思ったけど、インターホンが鳴ったと思ったら、藤丸君達と通信できたってワケ。」
たぬきち「そうだっただなも。あ、私はセイバームサシ島のたぬきちだなも!」 サクラ「サクラと申します。」
ダ・ヴィンチちゃん「君たちが藤丸君とマシュを助けてくれたのか!ありがとう。」
ダ・ヴィンチちゃん「見たところ怪しいところはないけど、藤丸君はどう思う?」 立香「とてもいい人ですよ。」
ダ・ヴィンチちゃん「そう。藤丸君がそう判断したのなら、こちらも従おう。」

ダ・ヴィンチちゃん「でも一つ確認だ。たぬきち、君たちの目的はなんなんだい?」
たぬきち「目的ですか・・・・う~ん、なんと言っていいとかと思うとねぇ~」
たぬきち「この騒ぎの原因である大聖杯の欠片を回収して、誰も知らないところに封印する。もしくはその大聖杯を引き取って欲しいだなも!」
ダ・ヴィンチちゃん「それはまたなぜだい?大聖杯となると、願いを叶える願望機だよ?それをどうして手放すんだい?」
たぬきち「僕たちは以前、その大聖杯の事で迷惑な事に巻き込まれた過去があるだなも!今回もこの大聖杯の欠片のせいで周りの島の島民も巻き込まれているだなも。」
たぬきち「実を言うと、大聖杯の欠片は・・・・輸入してきたものだなも。」
立香「輸入してきた!?」 たぬきち「そうだなも。」

たぬきちの回送 2週間前
たぬきち「事態の始まりは、まめきち達がいつものように家具の仕入れをしてる時だっただなも。ある問屋からある物を買って欲しいと言われただなも。」
たぬきち「島に願いが叶えられると聞いて、ついつい輸入してしまったと言ってたけど、届いたのは大聖杯の欠片だっただなも。」
たぬきち「数日たった後、突然コトミネさんが来訪してきてね。欠片の事もあり、また聖杯戦争を引き起こそうと疑って、サクラさんとその夫が追い出そうとしたんだけど・・・」

コトミネ「この聖杯戦争、何かがおかしいんだ・・・・」
たぬきち「あんた表情をしたコトミネさんは初めてだっただなも。その翌日に他の島が英霊島民代表に乗っ取られて、ここセイバームサシ島を襲いに来ただなも。」

たぬきち「それからというもの、離島にいるしずえさん達と日本政府以外との連絡が取れない状態だなも。」
ダ・ヴィンチちゃん「確かに今は、インターホンの画面でしか見れない状態だけど、そこは天才であるダ・ヴィンチちゃんは解決済みだよ!」
ダ・ヴィンチちゃん「連絡が取れないと言うのは、その空間が日本と9つの島と離島以外が見えない壁で閉ざされいる。いわばオケアノスの特異点ような状態なんだよ。」
たぬきち「特異点ですかぁ・・・それは随分大それた事をやってるだなも。カルデアってとこは。」
ダ・ヴィンチちゃん「人理に関わってることだからねぇ。でも通信が出来てるって事は、レイシフトの糸も垂らせるっというもの。その特異点の仕組みさえ解析できれば良いが・・・」
ガ~~ピ~~
ダ・ヴィンチちゃん「失礼。こちらからそちらを観るシュミレートがズレた。そちらの電波が不安定の事もあるから、一旦通信を切り上げて再設定する必要がある。」
マシュ「大丈夫です。あとは私たちが調べて、こっちにデータを転送できるぐらいの準備をしておきます。」
ダ・ヴィンチちゃん「それは助かる!通信はここまでだ。こちらからの観測は続いているけど、慎重に行動してくれたまえ。」通信がきれる。

段蔵「話が終わった後ですみませんが、報告があります。」
立香「お帰り!首尾はどう?」
段蔵「はい。アタラン島の制圧も影響もあり、四面楚歌の状態に揺らぎが生じております。」
段蔵「ただ次に攻略可能な島であるノッブ島ですが、どうも一筋縄にはいかないかと・・・」
マシュ「ノッブ島ですか・・・先輩?」
立香「なんかぐだぐだしそうな名前の島だな。」 マシュ「ですね・・・・」

以蔵「ノッブ島かぁ・・・・・マスター、ここはわしが同行してええか?」
立香「えっ、良いけど?」
以蔵「すまんな。名前からして、あいつらの事を思い出してもうて。欠片の事もあるが、なんか頬っておけんからな。」
立香「信長達を心配してるのかな?」 以蔵「う、うっせぇ!さっさとそのノッブ島っちゅう島に行くぞ!!」
マシュ「わかりました。攻略班として以蔵さん、アンとメアリーさん、アタランテさんで行きましょう。」
たぬきち「行ってくるだなも!僕たちはここで、ダ・ヴィンチちゃんの連絡がまた出来るように再調整しておくだなも!!」
編成も決め、ノッブ島に出発する藤丸達


ノッブ島 とある部屋
魔王信長「フ・・・・来るか、セイバームサシ島の侵略者よ。貴殿らが来ようとも我がノッブ島の全ての力で返り討ちにしてこようぞ!」

信勝「た、大変です!!大きい姉上!島民達が反乱を仕掛けてきまして!!こちら側にもう・・・」
魔王信長「騒がしいぞ、島民が反乱・・・確かにわしを恨む島民はわんさかいるが、大聖杯の欠片を持ち、このノッブ島の島民代表であるわしに逆らうとどうなるか・・・」
?「いや、そういうことはないですよ・・・・」
魔王信長「何者だ!?」

?「権力者・独裁者はな、民主主義によって滅ぼされる事は確定してるんだよ。」
魔王信長「なんの話だ?貴様など、このわしの業火で・・・・」
信勝「こ、コイツですよ!!コイツが反乱の首謀者ですよ!!姉上も早く・・・・・」

信勝「代表を退陣してくださいませ。」
仲間であるはずの信勝たちに取り囲まれ、動けない魔王信長
魔王信長「こ、これはいったいなんじゃあ!?」
?「あんたに一つ聞きたいことがある。あんたのやり方は、右なのか、左なのか?」

ノッブ島 中央の町
アン・ボニー「段蔵さんの地図によると、この先に中心である役場があり、そこにノッブ島島民代表信長がいるみたいだけど。」
メアリー・リード「江戸時代の日本をイメージした景観スタイルなのになんかあたりが殺風景ね・・・・」
アタランテ〔オルタ〕「中央以外は木々が大量に伐採されていて、環境にも悪いな。」
立香「なんかあの信長達とは様子が違うなぁ・・・」
マシュ(通信)「これも大聖杯の欠片の影響でしょうか・・・」

メアリー・リード「む?マスター、中央の役場に島民達が集まってます!!」 立香「行ってみよう!!」 

ノッブ島 役場こと本能寺
島民達「やれ~~やっちまえ!!信長に組みする支配層をやっつけろ!!」
お竜「ガはぁ・・・こんなことならカエルフラッペをもっと食べれば良かった・・・」龍馬「お竜さん、それはないよね・・・・・」二人とも消滅
景虎「アッハハハハハハハ!!こんな弱者に束になって殺されるとは・・・やはり人と弱きを踏みつけ・・・ゴフゥ。」消滅
茶々「あぁ・・・アヴァンジャーの私だったら、こいつらなど・・・・」消滅
あたりには地獄が広がっていた

以蔵「なんや・・・なんやこの騒ぎは・・・・」 立香「ひ、酷すぎる・・・・」
マシュ(通信)「それどころか、この人たちが処刑してるのは・・・・」

沖田「・・・・」 土方「・・・・」 沖田オルタ「・・・・・」
森長可「クゥ・・・」 魔王信長「ぬぅ・・・・貴様らは・・・」ボロボロ

以蔵「おんしら、大聖杯の欠片の影響だか知らんが、これはいったいどういうつもりじゃ!!」
沖田「なに、島民達の意思に従ったまでのこと。ここにいる支配層を掃除したまでのこと。」
メアリー・リード「支配層?まさか島民代表に逆らって、革命でもやってるの?」
土方「その通りだ。民が苦しむ事をやりえた支配者共をわしら新撰組が全員斬り殺したことだ!!」

魔王信長「お前達、速く逃げるんじゃ・・・この島はもう、お終いじゃあ・・・・」
沖田オルタ「黙ってろ、クズが。」 トドメをさし、魔王信長は消滅

以蔵「・・・マスター、もうわしは歯止めができんようじゃ。欠片の影響もあるようじゃが、わしはあいつらが酷いやり方をするのをみておけんのじゃ!!」
立香「そうだね。今の彼らは普通じゃない!!僕たちが知る沖田さんはこんなことをするはずがない!!」
マシュ(通信)「そうですよね。わたしもぐだぐだながらも、私たちの知る沖田さんはこんな人ではありませんですから!!」
沖田「あなた方も、我ら新撰組に楯突くようなら支配層に組みするものとして、斬る!!」
以蔵「来るか。なら、遠慮はいらんぜよ!!」

沖田達こと新撰組とカルデアメンバーとの戦いが始まった

島民達「新撰組を守るんだ!!俺たちの島は俺たちと新撰組で守るんだ!!」
アタランテ〔オルタ〕「待て!お前らが行ったところでジャマになるだけだ!」
島民達「しかし、新撰組がいなくなったらこの島の自由は・・・・」
アタランテ〔オルタ〕「だったら、私たちが汝らも解放してやる!!失せろ!!」威嚇射撃
島民達「ひぃ!!ごめんなさ~~い!!」
アタランテ〔オルタ〕「全く、人間と来たら・・・」
沖田オルタ「邪魔がいなくなったか。なら我らも遠慮なく戦えるな!!」 アタランテ〔オルタ〕「来い!!全てを食らいつくしてやる!!」

以蔵「どりゃぁぁ!!」
今の岡田以蔵は、ぐだぐだもなくただ人一倍に必死だった!!
以蔵「(大聖杯の欠片め、なんちゅう事をしてくれたんだ!!あいつらはな、たまにぐだぐだしてるけど、良い奴なんだぞ!!)」

以蔵「チェストォ~~~!!」とどめ
土方「グォォォ~~~!!」倒れ、消滅
沖田「土方さん!?・・ゴフゥ・・・・よりによって、こっちも限界が・・・」倒れる
以蔵「はぁ・・はぁ・・・・やったぞ・・・」
立香「以蔵さん!!」 マシュ「大丈夫ですか以蔵さん?」
アタランテ〔オルタ〕「こっちも終わったぞ。」 沖田オルタ「・・・・・」気絶

?「大聖杯の欠片の力で暴走したとはいえ、よく倒せたもんだな。」 みんな「!?」
現れたのは褐色肌のローブを羽織った男だった
?「すまないね。オレがこの島の島民に話しかけ、革命を促した張本人さ。」
以蔵「なら、おまんが沖田らにこんなことをさせたのか!!」
?「悪かった。ここまでするつもりはなかったけど、大聖杯の欠片の力の使い方を間違えちゃってね・・・今は機械は停止させてオレが持ってる」欠片を見せる

?「それで取引をしたいのだが、この大聖杯の欠片と一緒にどうかオレをセイバームサシ島の軍勢に入れてもらっても良いですか?」
立香「仲間に加わりたい?」 マシュ(通信)「それはどういうことですか?」
?「まぁ、理由はあるにはあるが今は話せる所じゃないのは確かなんだよ。でも、君たちの役に立てる情報を教えられる事は保証する。」
アン・ボニー「どうするマスター?」 立香「欠片を渡してくれるなら大丈夫だと思う。」
マシュ(通信)「確かに、今は戦力が乏しいですので協力できるなら、引き入れても大丈夫でしょう。」
メアリー・リード「とりあえず、戦利品・気絶している沖田と沖田オルタ、大聖杯の欠片を回収して島に戻ってから話して貰おうか。」
?「構いませんよ。ちなみにオレの事はキャスターと呼んでくれて結構だ。」
マシュ(通信)「では、キャスターさん。島の役場で待ってますので!」 キャスター「良いですよ。」

大聖杯の欠片を入手! ノッブ島 制圧完了

セイバームサシ島 ドードーエアラインの近く

サクラ「皆さん、お帰りなさい!!」
以蔵「サクラはん、沖田とオルタの方の沖田を休ませたいんじゃ。医務室、借りるぞ!」沖田と沖田オルタを連れていく以蔵

たぬきち「藤丸さん、聞いて欲しい事があるだなも!」
たぬきち「カルデアに通信が繋がった理由は、大聖杯の欠片が2つになって魔力が上がった事によって、ダ・ヴィンチちゃんと連絡が取れるようになっただなも。」
立香「な~るほど!」 たぬきち「はい!だから、早速だけど大聖杯の欠片をこっちに・・・・・」 サクラ「!?」
キャスター「ん?オレに何か用か?」

たぬきち・サクラ「あぁ~~~~~!!!」
急に役場に走り出したと思ったら、たぬきちはショットガン、サクラは三叉戟を持って、キャスターに襲ってきた

キャスター「な、なんだ!?急にオレに襲いかかってきて!!」
サクラ「とぼけても無駄よ二ムロド!!またあなたの統一言語で今度はカルデアの皆さんを操ろうとして!!」
キャスター→二ムロド「はぁ!?なんだってオレの真名を知っているんだ?」
たぬきち「やっぱり、二ムロドだっただなもね!フユキ村の敵、今こそ晴らすだなも!!」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「ストップストップ!!いったいなんの騒ぎだいこれは?」
立香「ダ・ヴィンチちゃん、良い所に!!」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「うむ。そちら側の電波がまた強くなったこともあり、まだノイズは残るけど、天才の私なら難なく出来るのさ!」
マシュ「ダ・ヴィンチちゃん、それでですねぇ・・・・」

騒ぎの原因である二ムロドの事を話す。
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「なるほどねぇ。キャスタ-、君はあの二ムロドだね?」
二ムロド「そうとも。サーヴァント:キャスター、クシュの子、ハムとノアの子孫である誇り高き王だ!」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「旧約聖書・創世記において、シンアル・ウヌク・アッシリアを統治し、天高く届くバベルの塔の製作を促した最古の王にして最初の独裁者。」
マシュ「あのギルガメッシュ王より古い王が存在したのですか!?」
二ムロド「あぁ、しかし独裁者は侵害だ。オレは人の可能性を信じ、神の支配からの解放のためにあの塔を建て、そして神によって塵になったものだ。」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「要するに・・そんな塔を建てちゃったばかりに神に言葉を混乱され散り散りになって、外国語が生まれるキッカケになった神代に早すぎた意味で生まれた王様さ!」

二ムロド「図星をついてくるじゃないか、カルデアの天才って奴は・・・・」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「仕方がないじゃないか、データにはそう書いているんだし・・・」
二ムロド「まぁそう認知されてるならしょうがない・・・で、フユキ村の敵討ちだったかな?確かにやったが、それは別のオレであってのことだ。」
マシュ「英霊は戦いで消滅した後、英霊の座に返されてその記憶は聖杯戦争時の記録としてフィードバックされて、印象が残る記録には実感として引き継ぐ事もあります。」
マシュ「ですので、たぬきちさんやサクラさんが言う二ムロドと今の二ムロドとは別人関係なのです。」
たぬきち「そうでしたか・・・・」 二ムロド「無理もない。あんた達の村の事はオレでも実感として残っている。それで「もうしません」と言ってくれたら納得するのか?」
サクラ「少し納得しませんが・・・・私たちに協力する気が本当であるなら、それを証明し、罪を償うなら許しても良いですが・・・」
二ムロド「そう努力させて貰うよ。」 立香「そうだね、二ムロド。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「それはそうと、君はなぜセイバームサシ島に協力しようと思ったんだい?」
サクラ「そうです。島にはバベル島という島もありますし、あなたはバベル島の島民代表ではないのですか?」
二ムロド「それは違う。オレは君たちと他の代表とは違って、島民代表で召喚された訳ではないんだよ。いわば、はぐれサーヴァントって奴だ。」
マシュ「つまりどこも島民代表には属していないって事ですか。」
二ムロド「そうなるな。あと、バベル島の事だが・・・あの島に欠片はなかった。」 立香「なかったって!?」
二ムロド「オレが観たときには既に荒らされていた形跡があったことから、既にバベル島は征服島に制圧された可能性が高い。」
マシュ「パールヴァティーさんを重傷にしたカーマが所属してた島ですか!」
二ムロド「あぁ、おそらくはオルレアン島も制圧されている可能性もある。あの島には資源も豊富だからな。」
段蔵「では、四面楚歌の状態というのは・・・」 二ムロド「おそらく、征服島の偽造工作だろうな。時間があるなら再調査でも行ってくれば良い。」

二ムロド「噂程度だが、征服島は軍事力が高く、また島民もとんでもないぐらいの共産主義者だ。迂闊に行ったらやられるだけだ。」
サクラ「そうですか・・・すぐにでもパールヴァティーさんの敵を取りたいのですが・・・・」立香「征服島は最後に行く島としよう。」
二ムロド「正しい判断だな、藤丸立香。提案があるとしたら、次に攻略すべきはディオス島だ。」
二ムロド「あの島には神霊とも言える島民代表がいるが、オレも前線の策士として来てやっても良いぞ!」
立香「頼んだよ、二ムロド!!」 二ムロド「信用出来る人としてここまでやらないといけなさそうだからな、オレの場合は。」
立香「???。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「こちら側も、ディオス島を含めた残りの島の現状を観測できるよう努力してみるからね!」
マシュ「では、明日のディオス島攻略に向けて、今日の所は解散いたしましょう!」
二ムロドを仲間に加え、明日に備えて休むことにするセイバームサシ島のみんな

誰かが言った。「生めよ、増やせよ、地に満ちよ。」
その言葉はかつて我が父ハムから聞かされたノアの大じいさまが神から聞いたとされる言葉である。
神はかつて世界の生きとし生けるものを、我らの先祖をかの大洪水で沈めた。その神が「生めよ、増やせよ、地に満ちよ。」だと?
神はただ、自身の都合の良いものを選んで後は切り捨てたに違いない。ノアの大じいさまはその言葉に乗せられたのであるだろう。皮肉なことだ・・・

誰かが言った。「さぁ、われわれは町を建て、頂が天に届く城を建て、名をあげよう。われわれが全地に散らされるといけないから。」
これはオレが神を倒し、人々を神の奴隷から解放させ、未来を切り開こうと民に呼びかけ、その民が揃って言い出した言葉である。
正直、誰でも良かったのだ。オレと共に神を穿つ事を聞いてくれる人を。しかしオレの聞いてくれた民は受け入れ、天高く聳える塔を町として作ってくれた。
オレは嬉しかった。オレは誓う。神を倒した暁には彼らと共に歩める幸せな日々を、文明を全地に築き上げようと

誰かが言った。「彼らはみな、一つの民・一つの言葉でこのような事をし始めたのなら、もはや何を企てても止められることはないだろう。今よりその言葉を乱し、互いに聞き分けられぬようにする。」
これはオレが死の淵に落ちる前に聞いた最後の言葉である。
全能の神と呼ばれるあの顔が、塔の頂上にいたオレに話しかけてきた。オレは何故かの大洪水を起こした理由を告げ、矢を放った。神を打ち落とせると信じた矢を。
しかしオレは神に勝てなかった。それどころか報復として、塔を破壊する雷鳴となりてオレに向けられ・・・命を散らした。
そしてその雷鳴は呪詛となり、関係のない民の言葉を混乱させるに至った。  オレは最後に放った最後の統一言語はただ一つ・・・
「いつか死せよ、■■■!」


立香「・・・・・・。(あの夢は・・・)」起きる
午前6時 キャンプサイド

二ムロドがベンチにいた
二ムロド「起きたか、藤丸立香。」 立香「おはよう、二ムロド!」
二ムロド「昨日は、散々な目に遭わせたオレにおはようとは、ポジティブも大概にな。」
立香「まぁ、そうだけど・・・二ムロドのおかげでわかったこともあるし。」
二ムロド「そうだな。なぁ、あんたに聞きたいことがある。あんたのやり方は、右なのか左なのか?」
立香「な、なんの話ですか?」
二ムロド「人理最後のマスターにこんな政治的な話をする事はなんだと思うが聞いて欲しい。」

二ムロド「オレにとって、民主主義とは信じられる自身だけを信じ、それのために一致団結・結束を固め、自由で幸福で過ごせる事を民主主義だと思ってる。」
二ムロド「あんた達が知っているとされる民主主義など、オレにとっては支配層の茶番劇だ。」 立香「茶番って・・・」
二ムロド「藤丸立香も観てきただろ、いろんな時代の国の思想・言論・政治・文明を。その中には必ずしも右や左、上の支配があったはずだ。」
二ムロド「右に知識、左に破壊。そうやって人々の思想を分断し、上から人々を見下す支配層が甘い汁をすする。」
二ムロド「そんな事をバベルの塔崩落後の人民は詐欺師に騙されるかの如く信じきってる。それがあるから戦争や貧困格差が永遠になくなることは無い。」
立香「それは違うと思う!!」
二ムロド「どうしてそう思う。支配層の中に民をよくわかって自由にした奴がいるというのか?」 立香「少なくても賢王ギルガメッシュがそうだった。」
二ムロド「賢王ギルガメッシュ・・・オレの後にウヌクとバビロニアの地を継いだ王か。かの聖杯戦争では英雄王であったが、人の深淵などそうわかるものではないな。」

二ムロド「まぁ、今その話をしても対立を生むだけ、話したことは忘れてくれ。こんなの自分個人の考えだ。」
二ムロド「一つ覚えて欲しいのは、オレは確かに人理で最初の権力者であるが、1%ぐらいの支配層など、人理から消え去れば良いと思ってる」
二ムロド「支配者は、俺一人で十分だ。」遠くに行く二ムロド
立香「二ムロド・・・・あなたはいったい何がしたいんだ・・」

役場
たぬきち「さて、これからディオス島に向かうメンバーを決めたいだなも!」
マシュ「先輩、沖田さんと沖田オルタさんが私たちの味方となってくれるそうです!」
沖田「マスター・・・あの時は、大聖杯の欠片もあって取り乱した事をやってしまって申し訳ありませんでした!!」
沖田オルタ「私もすまなかった!お詫びとして、セイバームサシ島の戦線に加わって頂けますでしょうか?」
立香「頼もしいよ、二人とも!!」 沖田「ありがとうございます、マスター!!」

段蔵「遅れてすみません。昨日、オルレアン島に再確認で調査したところ、二ムロドの言ったとおり、オルレアン島は占領されてました。」
二ムロド「言ったとおりだな。おそらくその島民代表は捕縛されているに違いない。」
マシュ「では、ディオス島に向かうメンバーとして・・・アンとメアリーさん、アタランテ〔オルタ〕さん、ジャック・ザ・リッパー、そして二ムロドさんに・・・私もですか!?」
たぬきち「はい。二ムロドが言うにはディオス島には正真正銘のアーチャーがいる事から、マスターの狙い撃ちを防ぐためもあるとだなも。」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「それにあの島、島民を犠牲にやる行動が観られたはかりに、マシュの防御が必要になったって事だよ。」
立香「なら島民を早く助けに行こう!!!」
二ムロド「その通りだ!救出後の交渉はオレに任せて、君たちは島民代表相手に専念するが良い!!」

アンとメアリー、アタランテ〔オルタ〕、ジャック・ザ・リッパー、二ムロド、マシュのメンバーでディオス島に向かうヘリ

ディオス島 上空
ロドニー「アテンションプリーズ。現在、ディオス島の上空を飛んでおりまーす。」
マシュ「ディオス島・・・いったいこの島の島民代表はどんな方なのですか?それにどうして二ムロドさんはディオス島を選んだのですか?」
二ムロド「昨日も言ったが、神霊らしき英霊島民が居る事、オレはその英霊を味方につけようと思うんだ!」
立香「味方につけるだって?」
二ムロド「大聖杯の欠片でおかしくなってるのが事実なら、正気に戻して交渉し、味方につければ、征服島の軍事力に勝てる可能性が高いと見込んでの事だが・・・」

ドォ~~ン!! 飛行機が揺れる
ロドニー「エマージェンシー!エマージェンシー!ただいま、アーチャーと思しき矢に攻撃されてまーす!!」
立香「襲撃だって!?」 アン・ボニー「マスター、あれ!!」

外には弓を構えて、矢を放つオリオン(アルテミス)の姿が見えた。
立香「アルテミ・・いや、オリオンか!」 二ムロド「想定通り。だが、空から攻撃とはな・・・」
マシュ「先輩!!」 立香「あぁ!アタランテ、ジャック、頼む!!」
ジャック「まかせて、おかあさん!!」 アタランテ〔オルタ〕「少し心苦しいが、行くしかない!!」
飛行機に飛び降り、オリオンにめがけて突撃するアタランテ〔オルタ〕とジャック・ザ・リッパー
そのまま、霧を出して姿を隠す

ディオス島 海岸
アルテミス「あれ?飛行機から何か墜ちたと思ったけど・・・雲かしら?」
アタランテ〔オルタ〕「・・・アルテミス様、お許しください!!闇天蝕射(タウロポロス・スキア・セルモクラスィア) !!」
アタランテ〔オルタ〕の宝具がアルテミスに目がけて落とされた!
アルテミス「きゃあ~~!!?」当たる

アルテミス「うぅぅ・・・」宝具の影響で動けない
ジャック「よし!敵は沈黙したよ!」
アルテミス「うぅぅ・・ダーリン・・・」
アタランテ〔オルタ〕「アルテミス様!?」 アルテミス「どうしよう・・・ここで倒れたら、ダーリンが・・・」
アタランテ〔オルタ〕「そう言えば、アルテミス様のおそばにオリオン殿の姿がいない・・もしや!?」

ディオス島 収容所
マシュ「まさか、ディオス島は島全体が収容施設だったなんて・・・・・」
二ムロド「対応が遅かった・・・既にディオス島は征服島の傘下として機能していたとはな。」
メアリー・リード「でも、私たちでも島民達を説得して制圧すれば、ディオス島を解放できると同じ!」
アン・ボニー「よし!この収容所を開放し、大聖杯の欠片を手にいれよう!!」
二ムロド「囚人達の暗・・・交渉はまかせておけ!」
藤丸達は囚人達を片っ端から脱獄させ、ディオス島の警備を混乱させた

イアソン「なはぁ!?囚人達が脱獄したぁ~~~!!?」 メディア・リリィ「何してるの!早く囚人達を檻に戻しなさい!!」
イアソン「あぁ、そうだったな!!行け、獄卒獣 ヘラクレス!!」 ヘラクレス「■■■■■■■■!!」

マシュ「マスター、サーヴァント反応!これは・・・ヘラクレスです!!」 立香「最悪だ・・・・・・」
二ムロド「ここはオレに任せておけ・・・・と言っても、任せて貰うのはこいつらだがな。」
すると現れたのは五人だが、島の住民達だった。
住民達は武器を持ち、ヘラクレスに挑んでいき、それを捕まえようと奮闘するが、住民達に避けられ・・・

ヘラクレス「■■■■■■■■!?」穴に落ちる
おとしあなに落ち、しばらく動けなくなってしまう。

イアソン「な、なんだとぉ~~!?ヘラクレスが!!」
アタランテ〔オルタ〕「ぬぅぅぅ~~!!」イアソンを捕まえる
ジャック・ザ・リッパー「動かないほうが良いよ。あなた達を解体しちゃうと思うから!」 メディア・リリィ「くぅぅ・・・」
イアソン「わわ、わかった!!従うよぉ・・・」

マシュ「いったい彼らに何があったのでしょう。」立香「わからない・・」
サクラ(通信)「あれは二ムロドの宝具、王の結束の人々(ユナイテッド・デモクラシー)よ。」マシュ「王の結束の人々(ユナイテッド・デモクラシー)ですか?」
たぬきち(通信)「あの宝具は話し合いに応じた相手をサーヴァントと同じような状態として強化させて戦わせる。対人宝具だなも。」
マシュ「サーヴァントと同じように戦わせるって・・生きた人間を使ってですか!?」
二ムロド「サーヴァントにもこの宝具は使えるが、今のオレにそこまで出来る状態じゃない・・・だからここに居る囚人を人数少なめでやったんだ。」

立香「じゃあ、ノッブ島であった沖田達の暴走は・・・」
二ムロド「大聖杯の欠片で話を聞いて貰おうとして誤って暴走させてしまったんだ。」
マシュ「なんでそんなことを・・・・」 二ムロド「色々あるんだよ、オレにも・・・」
たぬきち(通信)「まぁ、この島の島民は囚人扱いとして虐げられてた事があるから、この宝具を使うことは今回だけ許してあげるだなも。」

?「騒々しいと思って来てみれば・・・」?「セイバームサシ島のサーヴァントでしたのね。」
イアソン「んなぁ!?ディオスクロイ様!!」
アタランテ〔オルタ〕「ディオスクロイだと!?」
マシュ「知っているのですか、アタランテさん?」
アタランテ〔オルタ〕「かつて我らと共にいたアルゴノーツのメンバーだ。」

ディオスクロイ・カストル「この監獄は島民代表である俺たちに逆らう人間を収容し、服従するように更正、最悪の場合は処刑をいとわない。」
ディオスクロイ・ポルクス「我々の島に土足で入る用など、笑止!!」
二ムロド「安定上、大聖杯の欠片の影響で狂ってる事は間違いないそうだな。」
立香「それに島民代表って言ってたし。」
マシュ「しかもこの人たち、霊基が一つしか検知されないことからアンとメアリーさんと同じタイプのサーヴァントです。」
アン・ボニー「な、なんですって!?」

アン・ボニー「ちょっとちょっと!ディオスクロイって言ったよね。私たちの立場をパクるとは良い度胸じゃない。」
カストル「むぅ?我らと同じ霊基の性質のサーヴァントか。」ポルクス「そのようですね。」
メアリー・リード「その立場だと、私たちのようなコンビネーションで戦うつもりだろうね。」
カストル「そう言うか、2人組のサーヴァントよ。」ポルクス「兄様、この人達の違いなど、血をわけた兄妹と赤の他人のコンビでしかなく我々には到底かなわないと思いますが。」
カストル「そうだな。我ら兄妹とは比べるまでもなかったな!」 ポルクス「ですわね。」

アン・ボニー&メアリー・リード「カッチ~~~ン!!」ブチギレ
メアリー・リード「マスター、あいつらの相手は私たちだけでやらさせてもらう。」
アン・ボニー「あいつらと私たちは、戦う運命だったみたいだね。」
立香「本当に大丈夫なの?」
アン・ボニー「大丈夫!!危なくなったら、令呪を使っても良いから!サポートをお願い!!」 立香「わかった!!」
ディオスクロイとアン・ボニーとメアリー・リードの宿命?の戦いが始まった

ガキン!ゴキン!
アン・ボニー&メアリー・リードとディオスクロイのコンビネーション対決は白熱になってくる

カストル「中々のものだな、お前らは。」 ポルクス「しかしてその生ぬるさでは我らの神核に届かぬ!」
アン・ボニー「でしたら!!」メアリー・リード「私たちの宝具で!!」
アン・ボニーとメアリー・リードは魔力を貯め、宝具を放つ準備をする
カストル「宝具か!ならば我らも行くぞ!!」 ポルクス「はい、兄様!!」
ディオスクロイも宝具の準備をする

カストル「恐れよ!」 アン・ボニー「なんの!!」
ポルクス「崇めよ!」 メアリー・リード「このぉ!!」
カストル「天にて輝く者、導きの星!」ポルクス「我らはここに降り立たん!」
アン・ボニー「あんた達が導きの星ならば!」 メアリー・リード「私たちはそれを、奪うなり!」

アン・ボニー&メアリー・リード「比翼にして連理(カリビアン・フリーバード・アクト3)!!」
ディオスクロイ「『双神賛歌』!!」
2基の宝具がぶつかり合う!!

立香「どうなったんだ!?」 マシュ「わかりません・・・」
そこにあったのは倒れているアン・ボニーとメアリー・リード、消えかけているディオスクロイだった

メアリー・リード「宝具を持ってしても、あっちの方が少し上だったか・・・・」
カストル「双神の真核を持つ我ら兄妹の方が上・・・にも関わらず、これはどういう事だ!?」
アン・ボニー「フフ・・・」指を指す

そこに大聖杯の欠片を持った二ムロドがいた
二ムロド「大聖杯の欠片を押さえれば、魔力の供給が断たれる事を知っててあの挑発に乗ったって事か!」
ポルクス「き、貴様ラ・・・」 アン・ボニー「戦いに敗北しても、勝負には勝つってね・・・」
カストル「チィ、魔力切れをつかれるとは・・・」 ポルクス「兄様・・・」

メアリー・リード「マスター・・僕たちはここまでだ・・・」アン・ボニー「でもあいつらは、私たち以上に頼りになりそうなサーヴァントになるかもしれない。」
立香「ありがとう、2人とも!!」
アタランテ〔オルタ〕「後は汝らに任せてくれ、アン、メアリー。」
アン・ボニー「うん。あとは任せたわ・・・」 メアリー・リード「先に待っているね、マスター。」
そう言って、消滅するアン・ボニーとメアリー・リード

立香達によって捕縛されるディオスクロイ 再契約は二ムロドが引き受けた
カストル「クゥ・・あんたなんかに従わされるとはな・・・。」 ポルクス「そうですね・・」
二ムロド「おとなしくした方が身のためだな。」

イアソン「まさか、大聖杯の欠片に催眠効果があるなんて・・」
メディア・リリィ「申し訳ありませんマスター。私たちが操られたばかりに・・・」
立香「大丈夫!君たちの事はよく知っているから!」
アタランテ〔オルタ〕「そうだ。悪いのはあの装置で我らを操った張本人だ。おそらくは、征服島の奴らだと・・」
二ムロド「だろうな。近くにこんなもいたし。」籠を見せる

オリオン「あ~~助かったぜ・・ありがとな、マスター!!」 マシュ「オリオンさん!」
アルテミス「ダ~~~リ~~ン!!」 オリオン「ぬぁぁ~~、アルテミスは別だって!!」
立香「相変わらずだね、2人とも。」 
オリオン「そりゃかんべんだよ、マスター・・・」

二ムロド「はぁ・・・征服島の傘下の島だろうし、さっさと引き上げるぞ、マスター!!」
立香「そうだね。撤収準備!!」

戦利品と大聖杯の欠片を持って、島に帰る立香達
二ムロド「あ~藤丸立香!」立香「なに、二ムロド?」
二ムロド「あんた、戦利品をドードーエアラインに半分提供してるじゃないか。」 立香「そうだけど?」
二ムロド「まぁ、オレの忠告というか・・自分が手に入れたものは、簡単に渡して良いものじゃないと思うよ。」
二ムロド「自由貿易協定とかなんてろくでもない事だからな。」 立香「はぁ・・・・」 

セイバームサシ島 役場
たぬきち「皆さん、よく帰ってきただなも!!」
立香「ただいま帰りました!」
マシュ「はい。ディオス島の制圧は完了しましたし、そこにいたサーヴァントも尋問を受けているディオスクロイを除いて、協力してくれると言ってくれました。」
マシュ「ただ、アン・ボニーとメアリー・リードさんはディオスクロイを倒す末、やられて消滅してしまいました。」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「その様子の事は、こちらでも確認した。」
たぬきち「アン・ボニーとメアリー・リードさんの事は残念だったけど、こうしてみんなが戻ってくることは誇らしいだなも!!(二ムロドの事は別として)」
サクラ「帰ってきて早々ですが、次の島の攻略の事ですが・・・夫婦島から段蔵さんを通してお手紙が届きました。」
マシュ「夫婦島からですか!?」 立香「それをみせて!」 段蔵「はい、こちらに。」手紙を見せる

「セイバームサシ島の皆さん、私たちはこれ以上の抗争はやめたいと思っております。ですから、征服島打倒のためにも項羽島の皆さんと和平交渉を行いたいです。場所は夫婦島にて。 夫婦島 島民代表より」

マシュ「なるほど、和平交渉ですか・・・」
サクラ「でも、これって本当に和平交渉なのでしょうか?」
たぬきち「でも、項羽島の島民代表も来るとしたら、ここで倒せば、一石二鳥だなも!」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「いや、一石二鳥とは限らない。相手の方が手を組んで、こちらに攻撃する可能性もある。」
サクラ「そうですよ。話し合いの場を設けている以上、慎重に行動する必要があります。」
たぬきち「そう・・・ちょっと焦っちゃっただなも・・・」 立香「島民代表が2人もいるしね。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「となるとやはり、ニムロドを頼る必要があるって事だな。」 立香「なんかニムロドを疑っていないか?」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「疑うも何も・・・天才であるダ・ヴィンチちゃんの個人的な意見だと思うけど・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「二ムロドの祖父でもあるノアの家族は、神から「生めよ・増やせよ・地に満ちよ」と子孫繁栄を望みを受け、世界に子孫を残し、ウヌクやエジプトなどの文明が出来、人理が出来た。」
マシュ「はい。人理の創世には、沢山の人が互いに力を合わせ、築き上げたって私たちは学んでいます。」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「そうだね。そんな時代には一つの話し言葉が使われ、二ムロドはその時代で人類最初の権力者になり、神を倒すためにバベルの塔の建設を命じた。」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「そして原因は不明だが彼が神の雷に当たって死に、その時に多彩な言葉が生まれ、言語の混乱が起こった。集まってた人々は散り散りになったことが諸説に書いてある事だよね。」
立香「外国語の誕生はバベルから始まったって事だね。」 ダ・ヴィンチちゃん(通信)「そう!」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「つまり二ムロド自身は、神の反逆のためにその場にいた人類を未開の地に行く事を捨てさせ、塔の建設に没頭させ、神と戦う準備をした。」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「すなわち、彼は人類が散り散りにならないようバベルの塔という人類が一点を開拓させるための密集した国を造った事になる。」

立香「そう言えば、前に二ムロドが民主主義とかは支配層の茶番とか、支配層を消し去りたいと言っていた。」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「そんなことを言ってたのかい?それは厄介だな、まだ協力する真意も聞き出せてないし・・・」
サクラ「私たちも、二ムロドから現在の政治・宗教・右翼左翼主義を、大衆の分断として拒絶しておりました。」
マシュ「おそらく二ムロドは、先の聖杯戦争でサクラさんの世界の政治情勢を知ってしまい、そのことに絶望を覚えたのでしょう・・・」
たぬきち「そうかもしれないだなも。あいつは人理の救済のために総理大臣とかの権力者を皆殺しにして、大衆を王の結束の人々(ユナイテッド・デモクラシー)で操った事があるだなも。」
サクラ「今いる二ムロドも、その記録を実感していることもある。また、フユキ村の事にならなければ良いけど・・・」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「とにかく、島と君たちの安全を考慮して、二ムロドには厳重に警戒しておいた方が良さそうと思うのだが・・・」
立香「・・・・・」 たぬきち「無言も答えだねも。でも、ダ・ヴィンチちゃんもボクも、君たちの事を思っての事だから。」
マシュ「私も二ムロドさんを信じたい気持ちはありますが、ここはダ・ヴィンチちゃんの事をあるので・・・」
そういい、今日の所はキャンプサイドに帰る藤丸立香

キャンプサイド 午後21時25分
二ムロド「そんなことを聞いたのか。まぁ、そうなるな。」
マシュ「はい。ダ・ヴィンチちゃんがあなたの思想がなんか危なそうと言ってました。」
立香「もしかして、信用できる人としてやるって・・・」
二ムロド「そうだ。オレは言葉を混乱させた原因を作った者、ゆえに神や人理に嫌われる反英霊な存在なんだ。」 
立香「嫌われてるって・・・・」 マシュ「神のみならず、人理にさえ嫌われてるなんて・・・」

二ムロド「まぁ、オレの悲願である神殺しのために民を巻添えにしたことはとても悪かったと思ってる。」
二ムロド「しかし、それは人々を本当に思ってのことであり、民はオレの言葉を信じて塔の建設を賛同したのだ。」
二ムロド「フユキ村の聖杯戦争の時も、弱者を搾取・迫害し、尚且つ上に居続ける権力者達が同じ人とは思えず、あのような行動をしたんだろうな、あの時のオレは。」
二ムロド「それに比べ、藤丸達は良い。オレの知る民もそんな人が多かった。」立香「二ムロド・・・」
マシュ「あなたの事はよくわかります。ですがどんな人であれ、過去に生きた人が未来を決めることは間違っているかと思います。」
二ムロド「そうだよな。ゆえにこれだけは信じてくれ!大聖杯の欠片を全て回収し、君たちをカルデアに帰し、島を守ることを。それがオレに出来るサクラ達の贖罪だ。」
立香「うん。ボクもそう思ってる!!」
二ムロド「ありがとう。もう休んだ方が良い。明日は、夫婦島で二勢力と会うからな。」
立香「お休みなさい、二ムロド!」  藤丸達はキャンプに入り、寝静まった


ドードーエアライン
モーリー「はい、次の納品物は夫婦島であります。項羽島ですか?あそこは多分、征服島に取られるのがオチかと・・・」
クライアント(電話)「なら良い。あと少しで目標が達成するはずだ。総理も喜ぶ顔が拝めるぞ。」
モーリー「はい、こっちだって、あなたがたに協力してるんですから、約束は守ってくださいね!」電話を切る
モーリー「フゥ・・・僕らは闇の運送業じゃあるまいし・・・これだから、あの上級国民の老人共は・・・」

?「それに比べて、きびきびに従って働くとは・・・そんなに金が欲しいのか?」
モーリー「!?。・・・・あんたですかキャスター。大聖杯の欠片を集めさせるために、カルデアの皆さんを使うとは・・・」銃を向ける

キャスター「自分たちが住むこの島が売られるって時に、島より金ってみたいな顔をしてるじゃないか。」
モーリー「仕方がないでしょうが、ここまでして経済をしなければならなくしたのは、人間達のせいですよ!!」
モーリー「なぜ、あの国は戦わずに敗者になろうとする国と化したのでしょうか・・・。」
キャスター「わからんね。その国の総理が国を売る「売国奴」だからじゃないかな?」
モーリー「・・・・・。」


翌朝 午前7時
マシュ「さて、夫婦島に同行するサーヴァントを決めると思いますが・・・・」
サクラ「あくまで交渉目的とすれば、ヘラクレスと沖田さんを護衛とし、アサシン3人をもしものために飛行機に残して用意しておきましょう。」
たぬきち「残りのメンバーは、島の防衛の他、防衛措置の確認と増設をお願いするだなも!」
メディア・リリィ「任せて!サポートは得意分野ですので!」
たぬきち「あと、二ムロドはボクと大聖杯の欠片を組み立てて欲しいだなも!大聖杯に触ったことのある二ムロドなら、途中ぐらいは組み立てられるだなも!」
二ムロド「確かに、やってみる価値はあるな。」
マシュ「その方が良いと思います。では、各自のメンバーは出発の準備を!」

二ムロド「マスター。」立香「悪い、二ムロド・・・留守を頼む!」
二ムロド「お安い御用さ!」
藤丸達を乗せた飛行機は夫婦島に向かっていく

夫婦島 
項羽島陣営では使いの者に案内されていた
虞美人「ここが夫婦島・・・。」

あたりにはハートで埋め尽くされたオブジェがたくさんあった。
虞美人「紛れもなく、夫婦にちなんだものが多いわね・・・」
項羽「虞よ、そなたの考えることはもう演算している。今はその時ではない。」
虞美人「わ、わかっているわよ!!さっさと夫婦島の島民代表に会って、話をつけないと・・・」
項羽「虞よ、もうすぐセイバームサシ島の奴らも来る。しかもただではない気配もあるぞ。」
虞美人「ふぅん。でも項羽様にかかれば、造作も無いわね。」

夫婦島 飛行場
マシュ「つきました先輩。」立香「ここが夫婦島かぁ・・・」
沖田「なんか、ハートが多くてラブラブしてみたいぐらいです・・いえ、私へんな事までは考えていませんよ!」
マシュ「一応、和平交渉及び大聖杯の欠片の回収が目的ですので!!」

玉藻の前「お待ちしておりましたの。セイバームサシ島の皆様!」立香「玉藻!!」 
玉藻の前「あら?私の事をご存知でありますか?あなたとは初対面でありますが・・・」
マシュ「(先輩、やはり大聖杯の欠片の影響で私たちの事を覚えていなそうです。)」
立香「(そうだな。)悪い、人違いでした!」
玉藻の前「あらそうですか。我が島の島民代表からの命でこうして迎えに行っております。こちらにどうぞ!」
沖田「着いて行った方が良さそうですね。」立香「みたいだな。」
玉藻の前の案内の元、島民代表が住む城に入る

夫婦島 中心部
虞美人「さて、そろそろセイバームサシ島のサーヴァントが来るはず・・・・・」 
項羽「来るぞ。」
藤丸達が入ってくる

虞美人「げ!?」 立香「あ。」
虞美人「よりによって、セイバームサシ島の協力者とはあんた達の事だったのね、カルデア!!」
項羽「だから言ったはずだ虞よ。交渉に行く際は覚悟を決めた方が良いと。」
虞美人「交渉とはいえ、夫婦島と手を組んで、この島で私たちの愛の巣を広げようとしていたのに!!」

?「やめてください!ここでの争いは無意味です!」
赤髪で仮面をつけた女性が中央のイスにおり、場を鎮める

ブリュンヒルデ「こちらにいらっしゃるお方は、この夫婦島の島民代表でございます。」
夫婦島の島民代表「ふぅ・・・。」
立香「初めまして・・・・」 マシュ「(先輩、この人・・・)」

島民代表「さて、皆様方に集まって頂いたのは他でもなく、征服島打倒と私たちのマニフェストの受理をして頂けないかという物です。」
立香「マニフェストとは?」
島民代表「私たち夫婦島のマニフェスト・・・それは・・・」

島民代表「愛する人と永遠の愛を誓い、島に暮らすことです。」立香「!?」

マシュ「それは、私たちがこの列島に永遠に住み続けるって事なのですか?」
島民代表「その通りでございます。」
虞美人「ふふ、夫婦島っていう通り、夫婦愛で満ちあふれた島みたいだね。」

島民代表「はい。夫婦島は、夫婦愛・家族愛・兄弟愛と愛で満ちあふれた島であります。」
ブリュンヒルデ「私も、この島に来て夫と幸せな日々を送っております。」
シグルド「そうだとも。これほどの幸せが他にあるとでも?」
虞美人「ふ~ん、私は賛成するよ!その代わり、私と項羽様との愛を邪魔しない事を条件とする事ね。」
島民代表「わかりました。2人のためにあなた達の島に家具を送りましょう。では、あなた達はどうですか?」

立香「マシュ・・・これはやっぱり。」 マシュ「はい。これも大聖杯の欠片の影響によるモノです。」

マシュ「あなた達のマニフェストは良いと思いますが、私たちセイバームサシ島はこれに反対します!」
島民代表「!?」
マシュ「それよりも言っておきますが、あなた達は大聖杯の欠片に操られて、この島を守るためだけにいるようなものです!」
虞美人「私たちが操られているですって!?冗談も程々にしなさいよ!」
島民代表「あなた達、夫婦そうに仲良くしているのに私たちの意見は受け入れられないと?」
沖田「確かにマスターと一緒にラブラブしたいことは山々ですが・・・」 立香「沖田さん・・・」チベットスナギツネ顔
沖田「で、ですがね!この島じゃなくても、愛するところは沢山ありますよ!!カルデアがそうです!」

沖田「代々島民代表さん、あなたの愛する人はいったいどこにいるのですか?そのマニフェストにその人は了解を受けているのですか?」
島民代表「・・・・・私に愛する人はここには居ません。」沖田「!?」
島民代表「私と愛する人とはある呪いで巡り会えない身なのです・・・・」
島民代表は仮面を脱ぎ捨てる

シータ「この島の島民代表にすらなっても、あの欠片は私の望む人を呼んでさえくれなかった。」

立香「あの子、北米神話大戦で・・・」
マシュ「はい。ラーマの妻であるサーヴァント、シータさんです!」

シータ「欠片があの人を呼んでくれなかった、だからこの島にいる人と私を受け入れてくれる人と一緒にこの島を発展させて、欠片を集めようとした!私たちの呪いを消し、あの人ともう一度巡り会うために!」
シータ「あなた達は帰さない!!あなた達は私たちと一緒にこの島で、永遠に愛し続ける定めナのだから!!」
マシュ「先輩、今のシータさんは欠片の影響で暴走をしています!!ここはみなさんを」 
立香「あぁ!令呪を持って命じる!来い、アサシン達よ!!」待機中のアサシン達を呼び出す藤丸立香
段蔵「お呼びとあらば!!」 以蔵「よし、出番だぜよ!!」 ジャック・ザ・リッパー「解体するよ!」

虞美人「仲間を呼んだか!シータ、ここはこっちも共闘と行くわよ!!」
シータ「わかりました。ブリュンヒルデさん、シグルドさん、玉藻さん。」
項羽「戦闘か。」ブリュンヒルデ「・・・・」 シグルド「了解した。」 玉藻の前「わっかりやした!」
こちらも戦闘準備をするシータ陣営

戦いは激化する
ヘラクレスは項羽と力比べをし、沖田さんは以蔵と共にシグルドとブリュンヒルデ、段蔵は玉藻を相手に、マシュはジャックと共に虞美人とシータと対峙する
マシュ「戦況は五分五分のようですが・・・」

シータの遠距離攻撃に苦戦するマシュ
虞美人「シータって人間、やけに強くないか?」
シータ「あぁ・・私の愛は誰よりも尊く、愛おしい!私とあの人の互いに互いを愛したい想いは、私の力となる!!」パワーを上げる
マシュ「魔力放出が上がってきてる!シータさんの事はあまりも情報が少なくて、弓からアーチャーと思っていましたが・・・」
立香「これじゃまるで、バーサーカーじゃないか!!」
猛攻を続けるシータ

二ムロド(通信)「マスター、聞こえるか?」 立香「二ムロド、どうした?」
二ムロド(通信)「なんか苦戦しているようだけど、大丈夫か?」
マシュ「これが大丈夫なわけがありません!!」
二ムロド(通信)「だな。そう言うと思って、夫婦島に追加のサーヴァントを送っておいたから!!」
立香「追加のサーヴァントだって!?」

カストル「それは我らのことか?」颯爽と登場する
立香「ディオスクロイ!?」
ポルクス「あのキャスターの命令とはいえ、協力させてもらいます!」
サクラ(通信)「二ムロドがディオスクロイさんを説得して、夫婦島に向かわせたんです!」
マシュ「二ムロドさんがですか!?」

ポルクス「あなた、夫婦愛とか言ってましたね?」 シータ「それがどうしましたの?」
ポルクス「我らの兄妹愛、あなたの夫婦愛とどっちが凄いのかをあなたに見せつけてあげますよ!!」
立香「兄弟愛って・・・」  カストル「妹を馬鹿にするなら、殺すぞ!」 立香「すいません・・」
カストル「妹よ、行くぞ!!」 ポルクス「はい!!」

ディオスクロイの加勢により、戦況は藤丸達の有利となる
ヘラクレス「■■■■■■■■!!」宝具を叩きつける 項羽「グワァ~~~!?」受ける
虞美人「項羽様!?」 ジャック・ザ・リッパー「スキあり、解体聖母(マリア・ザ・リッパー)!!」宝具解放

虞美人「ぐはぁ!?くそ・・・・せっかく項羽様と島で二人っきりの無人島生活を満喫できたのに・・・」
項羽「我を倒すとはな、大英雄よ・・・・虞よ、我ながらすまなかった・・・」
虞美人と項羽は宝具をまともに受け、消滅する

沖田「無明三段突き(むみょうさんだんづき)!!」 以蔵「そりゃあ!!」
シグルド「ぐぅぅ・・・・・・。俺の宝具より、早かったか・・・」倒れる
ブリュンヒルデ「シグルド・・・様・・・・」倒れる
以蔵「峰打ち程度じゃあ、安心いたせ。」

段蔵「絡繰幻法・呑牛(からくりげんぽう・どんぎゅう) !!」宝具発動!!
玉藻の前「あ~~れ~~~!?」飛ばされる

カストル「ここまでだ人間!!」 ポルクス「終わりです!!」
最後の攻撃がシータに当たり、致命傷を受けるシータ

シータ「あぁ・・・私の願いは叶わなかったのね・・・この私も、あの人に会えなかった・・・」
マシュ「シータさん、あなたの愛する人に会いたい気持ちはよくわかります!ですが、あなたの願いのために他の人に自身の思いを押しつける事は間違ってると思います!例え、あなたが正気でもです。」
立香「そうだよ!ラーマだって、それを望んではいないはずだよ!!」
シータ「ラーマ様・・・あぁ、そうでしたか・・・私もまた、あの欠片に狂わされたのですね・・ごめんなさい、ラーマ様。」
最後には正気を取り戻したシータは自身の後悔とラーマへの謝罪と共に消えた。

立香「いつか、ラーマとシータを会わせてあげられば良いんだけどなぁ・・・」

【元ネタ】ラーマヤナ
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】シータ
【性別】女性
【身長・体重】160cm・54kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力B 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】対魔力:A- 騎乗:B+ 神性:A
【固有スキル】黄金律:A ラクシュミーの加護:A 離別の呪い:A→謙信の愛:A+
【宝具】
『追想せし無双弓(ハラダヌ・ジャナカ)』
ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:10人

シータが実装したときの仮ステータス
こちらもどうぞ。https://dic.nicovideo.jp/a/シータ%28fate%29

マシュ「戦闘終了。島民代表であるシータさんと虞美人さんの消滅も確認。」
段蔵「大聖杯の欠片も発見しました!これで夫婦島の制圧も完了しました。」

カストル「当然の結果だ!我ら兄妹にかかれば、なんともない。」
立香「でも、助けてくれてありがとう!!」
カストル「お前のためではない。二ムロドがこの夫婦島の愛の重さを知らされたからだ!」
立香「愛の重さ?」
ポルクス「兄様!それは言わない約束でしょう!!」カストルにかなり近づく
カストル「なんだと!?俺たちの兄弟愛よりあの夫婦愛の方が重いと言うのか?」ポルクスにかなり近づく
ポルクス「そ、そんなことは言ってない・・・ウム・チュウ~」 カストル「だろうな・・・チュブ・・ンン~」
何故かお互いに絡み合う2人  その行動にどん引きする藤丸達

ジャック「ねぇ、なんであの人達はチュッチュしてるの?」 段蔵「観てはいけません!」ジャックの顔を隠す段蔵
たぬきち(通信)「いつからここは、ソドムとゴモラの町になっただなも・・」 沖田「知りませんよ・・・」
マシュ「先輩、これって・・・」 立香「イアソンが苦労するワケダよ・・・・」
たぬきち(通信)「観てられないからさっさと戦利品と欠片を回収して帰ってくるだなも!」
マシュ「ですよね!!2人とも行きますわよ!!」  立香「置いてかれても知らないよ!!」
カストル「な!?貴様ら、我らを差し置いて~~」 ポルクス「兄様!!」
そんなこんなで夫婦島の戦いは終わった


セイバームサシ島 役場
たぬきち「皆さん、よく帰って来ただなも!!」
マシュ「はい!夫婦島を制圧し、項羽島の島民代表も倒したのですが・・・そこの島の大聖杯の欠片を入手は出来ませんでした。」
二ムロド「だろうな。調査したところ、島民代表不在の項羽島を征服島が制圧した所を発見した。その中に、ジャンヌ・ダルクらしき人がいたと言う話だ。」
立香「ジャンヌが!?」 二ムロド「おそらく、征服島にある大聖杯の欠片の力でオルレアン島のサーヴァントも手駒に加えてるらしい。」
たぬきち「なるほど、残る島は征服島のみ・・・ここはサーヴァント全員で征服島を攻略する必要があるだなも!!」
マシュ「サーヴァント全員ですか!?」 立香「大胆ですね!」

たぬきち「征服島にはパールヴァティーさんを殺しかけたカーマがいたし、尚且つ軍事力がとても高い島だなも!これくらいはしないと行けないだなも!」
マシュ「ですが、セイバームサシ島の守りはどうなるのですか?」 たぬきち「それなら心配ないだなも!」防御措置の図を見せるたぬきち
たぬきち「征服島の攻略のために作ったセイバームサシ島の防衛措置が今、完成しただなも。これで、島に敵は入ってこれないだなも!」

シグルド「なるほど、ではサーヴァントの全出動に俺も加わることにしよう。」
立香「シグルドさん!」マシュ「正気に戻られたのですね!」
シグルド「すまなかったマスター。大聖杯の欠片に操られたとはいえ、マスターに刃を向けるとは無礼であった。」
ブリュンヒルデ「ごめんなさい、私があなたを愛したばかりに・・・」 シグルド「ブリュンヒルデはいつもの事だが、マスターへの謝罪は本物だ。」
立香「大丈夫だから!落ち着いて!!」
たぬきち「とにかく、征服島の島民代表を倒して残りの大聖杯の欠片を回収すれば、聖杯戦争モドキは終了!藤丸立香達はカルデアに帰れるだなも!!」
たぬきち「今日はゆっくり休んで、明日の決戦に備えるだなも!!」

キャンプサイド  午後11時
サクラ「あと少しで終わるのですね。この戦いも・・・そしてあなた方も・・」 マシュ「はい。戦いが終われば、私たちはカルデアに帰ります。」
立香「色々あったけど、楽しかったよ!」 サクラ「はい。これで島も元通り、平和な島になるでしょう。」
二ムロド「まぁ、そうなると良いんだがなぁ~~。」サクラ「二ムロド・・・」二ムロド「まだ俺を疑っているのか?」
サクラ「そうなるはね。たぬきちに言ってあるけど、念のため、私も同行しますゆえ!」 二ムロド「はぁ・・・・・」 立香「嫌われてるね、二ムロド。」

翌朝 ドードーエアライン
たぬきち「皆さん、なんでも言って悪いけど、必ず生きて島に帰ってきて欲しいだなも!」
立香「あぁ!!」 マシュ「はい!」 サクラ「行ってくるね!!」
モーリー「ではカルデアのみなさん、グットラック!!」
飛行機が征服島に向かって、飛んでいく

たぬきち「サクラさん、カルデアの皆さん、どうか無事で・・・」見守る
モーリー「そうですね。彼らには生きていて欲しいですからね。あの人のためにも。」
たぬきち「あの人?。ここには僕たちしか居ないはずですけど・・・・」

突然モーリーがたぬきちの口にハンカチを被せる
たぬきち「!!!!?。・・・・・・・」眠ってしまう
モーリー「・・・。」 モーリー「こちらモーリー、たぬきちは確保した。速やかに大聖杯の欠片全てを回収せよ。」
?(トランシーバー)「よくやったな。これで報酬は君の物だ!」
モーリー「ありがとうございます、竹中平蔵さん。」


征服島
レオニダス一世「進め!進め!我らは征服島神兵!無敵の兵隊なり~!!」 神兵達「おぉ~~~!!」

ジャンヌ「おぉ、主は申した!力の流れは常に左回りだと。」
ジャンヌ・オルタ「パワーこそ自由と真理!パワーを否定する他の島国の奴らなど、救いがたい連中よ!!」
マーリン「皆のもの、よく聞け!島民代表の言葉は、神の言葉・正義の言葉だ!!」
孔明「島民代表は神の末柄!この方に反する者に神罰を!!」
島民達「良いぞ聖女様~~!!」 「権力に頼る弱者は皆殺しだぁ~!!」 「征服島のやり方こそ正義だぁ~~!!」

マシュ「先輩、ここに居る皆さんは・・・・・」立香「完全にイカれている・・・・。」
二ムロド「この様子からして、みんな左翼主義に汚染されてるな、これ。」
サクラ「なんてこと・・大聖杯の欠片の催眠がここまで来るとは・・・」
イアソン「どうするんだい?こんなんじゃ、命があっても足りないぜ・・・」
アタランテ〔オルタ〕「構うもんか。子供以外は全てなぎ払ってくれる!!」

二ムロド「俺は帰りの事もあるからここで待ってる事にする。今の俺じゃ、こいつらを説得できなさそうだし。」
マシュ「そうさせてもらいます。先輩、ご命令を!!」
立香「よし、まずは兵隊の陽動作戦だ!!」 マシュ「わかりました!作戦開始です!」
二ムロドは飛行機の近くで待機し、みんなは作戦の班に分かれて、行動した。

アレキサンダー「ん、誰なんだい?そこに居るのは?」
イアソン「いやぁ・・・俺たち、観光でこの島にきたものですが・・・」
アレキサンダー「ここは冥府の国から蘇りし者が正義と力のために作られた国、征服島だぞ!観光客が来るところじゃない!!しっ、しっ!」
イアソン「そうかい・・じゃあこれはどうかな?天上引き裂きし煌々の船(アストラプスィテ・アルゴー) !!」
ヘラクレス達が草陰から飛び出し、軍に攻撃する!
レオニダス一世「侵攻だぁ~~!!神兵、やっちまえ~~!!」 兵士「おぉ~~!!」
イアソンのチームとアレキサンダーとレオニダス軍の戦闘が始まり、隠れていた藤丸達はそれを避けて進んだ。

ジャンヌ「侵入者ですね!ここは通しません!!」 ジャンヌ・オルタ「やるわよ!!」
二ムロド(通信)「そいつらが、元オルレアン島の島民代表だ!」
マシュ「この人たちがですか!?」立香「厄介だな・・・」
ブリュンヒルデ「マスター、ここは私達に任せてください。」 シグルド「オルレアンの聖女よ、俺たちが相手だ!」
ジャンヌ達の足止めをするブリュンヒルデとシグルド。
立香「2人とも、頼む!!」 進む

征服島 演説場及び大砲発射場
ライネス「諸君!今こそ、我々の正義と自由のために見せつけようじゃないか!!我らの力を!!」
島民達「キャーーライネス様~~!!」「我らの島民代表~~!!」

立香「待ってくれ司馬懿!!」マシュ「司馬懿さん!!」
ライネス「ん、なんだこいつらは?」マーリン「あらら、あのセイバームサシ島の島民代表とその協力者達ですね。」
ライネス「ほぉ、お前達がセイバームサシ島の協力者であるカルデアの者か。よく来たな!」
サクラ「そうよ!私はセイバームサシ島の島民代表、サクラ!!パールヴァティーの敵を取りに来たわ!!」
ライネス「ほぉ、あのカーマを道連れにしたというランサーに組みする者か。」

ライネス「そうだ。俺こそはこの征服島・・いや、この真魏帝国島の島民代表及び真魏皇帝ライネスであるぞ!!」
島民達「わ~~~わ~~~わ~~!!」
二ムロド(通信)「まるで昔の大日本帝国かドイツっていう国みたいだな・・・」 立香「そうみたいだ。」

ライネス「聞こえているぞ!権力者が支配する国と一緒にするな!」 二ムロド(通信)「ヤベえッ!?」
マシュ「何故なんです?!大聖杯の欠片に操られているとはいえ、何故あなたが他の島を襲うのですか!なんで今いる人たちを否定するのですか?」
ライネス「大聖杯の欠片かぁ・・・確かに俺はあの欠片によって、島の島民代表となり、開拓し、この島の王となった。同時にある事に目覚めたのだ!」
ライネス「悪しき権力から差別・軽視されている庶民・国民を解放し、正義と平和のために悪を廃し、この星を正しい主義で統治する事だ!!」
サクラ「だからって、私たちの島や他の島の欠片と資源を奪うのはどうなの?正義と平和のためならこんなことをするようなら、それは悪よ!」
ライネス「島の物を奪うことは悪い事はわかっている。しかしそうしたのは、その島が富裕層・支配層の存在を受け入れてるからだ!」
立香「受け入れてるって・・・・」

ライネス「国に巣くう独裁者・権力者・上級国民・富裕層・時代の老害共・支配層の他、その支持者を全て抹消せよ!!悪しき奴らに居場所など存在してはいけないからだ!」
立香「ならどうしろと言うんだ?」 ライネス「どうしろってか・・・」
ライネス「正しき心と主義を持つ若い世代は生き残り、富裕層・支配層のような老いても居座る老害は消え去るだけのことだ。世代交代って奴だ。」
ライネス「奴らをどう思う!約束を守ると言って約束を破りまくり・責任を取ると言って取らずに保身のために動く・都合の悪い事は平気で嘘をつき、隠蔽・改竄・責任転嫁・嘘を嘘で塗り固めて蓋をするゲスきわどい奴らだ!」
ライネス「奴らの支持層も右翼とか右回りとか言ってるが、言う事全てが全くの嘘!!肉屋を支持するクソ豚と同じ存在だ!!」
ライネス「正しき道は互いを認め・互いに寄り添い・嘘もなく・皆が裕福であり・保守で満ちあふれた完全なる善政の世界。」
ライネス「それすなわちパワーの左回り、正しき「共産主義」こそ、星が求める真理なのだ!!」
マシュ「正しき共産主義・・・」 立香「まさかこれって・・・・」

二日前の二ムロド「(「あんた達が知っているとされる民主主義など、オレにとっては支配層の茶番劇だ。」)」

ライネス「神も言われている。共産主義こそ自由への道だと、権力を悪用する政治家こそ倒すべき悪だと!!」
ライネス「諸君、アレを観るがいい!!」 立香達「!?」

出てきたのは大聖杯の欠片が入った容器とドデカい大砲の列だった
ネロ「これこそ、パワーである!!」 立香「ネロまで征服島に!?」

ライネス「ネロ、遂に完成させたのだな!」ネロ「うむ、このくらい皇帝特権ならチョチョイナ物だ!!」

ライネス「観たかセイバームサシ島の者よ!これに対抗しゆる抑止力など他にあるか?」
ネロ「この大砲の威力は核を使わず、大聖杯の欠片と我が民の魔力でのみ強力な威力を放つ。死の灰など振りはしない。宇宙に打ち上げれば、その威力は数倍!!」
ライネス「そう、これこそ地球の環境に優しく・尚且つ抑止に役立ち、対抗する物もない!!」
ライネス「さて、準備は整った!残りの大聖杯の欠片を手にすれば、この大砲は打ち上がり、完全体となる。今こそ、権力の暴走をしまくる支配者の犬の清掃のために国民よ、共にやろう!!」

「セイバームサシ島に死を!!」

ライネス達に囲まれる藤丸達
マシュ「これは不味い状況です。一旦退避を・・・」サクラ「いえ、ここで引き下がるわけにはいきませんよ。だって・・・・」
サクラ?「サクラの子供達に悪い事を教えるわけに行きませんから!!!」
サクラが光ったとなると、姿がパールヴァティーに変わっていた

ライネス「なんだと!?」
立香「パールヴァティー!!」 マシュ「パールヴァティー、いつからサクラさんと?」
パールヴァティー「今朝やっと力を回復し終わった所なの。話はサクラから聞いてます、私の代わりに島を守ってくださった事を。」
パールヴァティー「ここからは私も戦いに加わります!マスター、ご指示を!!」
立香「うん!みんな、行くぞ!!」  マシュ「はい!!」
ライネス「チィ・・だがサーヴァントが一人増えたくらいで俺の軍隊を倒せるなど出来ぬ~~~!!」
ライネスの軍とカルデアのサーヴァント、最後の戦いが始まる!!

イアソンの所では・・・
イアソン「ど、どうだい・・・これがアルゴノーツの力って奴よぉ・・・」 レオニダス一世「む、無念・・・・」倒れる
イアソンのチームが征服島の軍を打ち破る
アタランテ〔オルタ〕「貴様は何もしないが取り柄だろ・・・」 イアソン「な!?それはないだろ!少しは手伝ったんだぞ!!」

二ムロド「イアソン、ちょっと大変な事になったんだけど・・・」イアソン「二ムロド!?一体なにが・・・」
?「君たち、君たちの島に緊急事態条項を入れたいのだが・・・」 イアソン「なぁ!?あんたは・・・」

ライネス戦では
ライネス「グワァ!?」 ジャック・ザ・リッパー「解体し損ねた・・・」
ライネス「クソ!かくなる上は、この大砲を貴様らに目がけてやる!!」
島民達「不味いぞ!逃げろ~~!!」 逃げる島民達
マシュ「ライネスさんがこちらに大砲を!!」立香「マシュ、宝具だ!!」

ヘラクレス「■■■■■■■■!!」砲台めがけて突撃!
ネロ「あぁ!?大砲がぁ・・・」
二ムロド「ふん!!」すかさず、入っていた大聖杯の欠片を全て回収する
二ムロド「これで兵器は使用出来ず、あちらの負けだ。」 ライネス「なぁ!?欠片を返せ!!」

立香「助かったよ二ムロド!!」
二ムロド「助かったかぁ・・・君たちはなにか勘違いをしてるのかな?」 立香「えっ?」

後ろからアタランテ達が襲いかかってきた
マシュ「先輩、危ない!!」ガードする 立香「マシュ!?」

アタランテ〔オルタ〕「・・・・・・・」 メディア・リリィ「・・・・・・」ブリュンヒルデ「・・・・・・」 シグルド「・・・・・」
マシュ「これはいったい・・・・」 立香「二ムロド、これはどういうことだ!!」
二ムロド「どういうことだって?言いたいことがあるけど、これはオレの嫌いなやつに聞いてみれば良い・・・そうだろ!!」
煙から誰かがスーツ姿の男2人が現れた。

竹中平蔵「嫌いなって無いだろ?キャスター。」
サクラ「竹中平蔵!?あなた、死んだんじゃなかったの?」
竹中平蔵「死んだ?ボクが?まぁ、今は君たちサーヴァントと同じような存在みたいなんだよねぇ。彼は別としてね、アルターエゴ」
アルターエゴ「まぁ、サーヴァントになったことは本当に奇跡としか言いようが無いからね。」

安倍晋三「まぁ、私には関係が無いことだけどねぇ。」

ライネス「安倍晋三・・・貴様の差し金だったのか!!」
安倍晋三「ふん!」なんかのオーラをライネスに放つ
ライネス「うぁぁぁぁ~~~・・・・・・」
今度はライネスが襲いかかって来た

竹中平蔵「キャスター、あんたのこの大聖杯改修計画は大成功だ!!」
二ムロド「あんたらは、日本のみならずセイバームサシ島まで売国するクズだからね・・」
立香「売国・・・たぬきちさんはどうしたんだ!!」
二ムロド「藤丸立香、悪く思うなよ。あんたには・・・ここで」

二ムロド「消えてもらう。」 立香「!?」
それを聞いたとき、マシュに盾で殴られる形で目の前が真っ暗になった


?「ろくでもな~い!ろくでもな~い!竹中平蔵、ろくでもなさすぎ!」歌ってる

立香「うぅ~~ん・・・」目が覚める
目の前には何か普通の格好をした男と白い犬がいた
?「大丈夫か?まだ頭が痛むか?」
立香「ここは?」

???島 牢屋
?「あんたが藤丸立香君だね。」 立香「あなたは?」
?「僕ですか・・・まぁ、今はメロリンと言ってもいい。」
とたけけ「彼は今の与党に代わる唯一の政党、れいわ新選組のメンバーだ。」
立香「あなた、どこかで会いましたか?」
とたけけ「ここで会うのは初めてだね。僕はとたけけ。自由を愛するミュージシャンだ。」
とたけけ「君は騙されたんだ。あの安倍晋三というサーヴァントモドキにね。」
立香「騙された・・・・みんなはどうしたんだ!?」
とたけけ「・・・・彼らは、君のサーヴァントの主権はあの売国野郎に奪われたんだ。」 立香「!?」

とたけけ「安倍晋三の宝具「利権奪取」はサーヴァントの自由のみならず、宝具も全て自分の物にしてしまう厄介な奴なんだ。」
とたけけ「しかもその効果は安倍の気分次第だから、受肉されちゃったら彼らは永遠に英霊の座に帰れなくなっちゃうからね。」
立香「そんなことって・・・・」
とたけけ「でもこれは事実だし・・・本来は安倍晋三はサーヴァントにすらなれない奴だ。」立香「サーヴァントじゃ無い?」
とたけけ「まぁ、詳しいことは彼に聞いた方が良いよ。」 向こう側の牢にいる人を紹介する

新宿のアーチャー「おぉ、これはこれはマスターではありませんか!」立香「・・・・・・」(無視する)
新宿のアーチャー「待て待て待て!!これだけは私も被害者なんだよこれは!!」 立香「本当ですか?」
新宿のアーチャー「ホントのホント!!安倍と違って本当のこと!!」 とたけけ「君、藤丸君に嫌われてるみたいだね。」
新宿のアーチャー「まぁ、おふざけはここまでにして・・・・まずは君には本当にすまない事をした。」

新宿のアーチャー「私は大聖杯の欠片の召喚に巻き込まれ、クソ野郎竹中平蔵のサーヴァントとして、こきあつかわれた。」
新宿のアーチャー「その際に令呪で君たちの事を漏らしてしまって、あの聖杯戦争モドキな島民代表の殺し合わせて、大聖杯の復活に必要な魔力の生成に利用された。」
立香「なんだって!?それじゃあ・・・・・・」
メロリン「つまり黒幕は安倍政権。戦利品の提供も島の復興ではなく、安倍の友達と海外に知らずして売国行為をさせられたんだ。」立香「そんなぁ・・・」
とたけけ「知らないも無理はない。あいつらは良心の欠片も無く平気で隠蔽・改竄をやる悪魔だからな。悪性の英霊もやらないよ。」
立香「でも、安倍晋三がサーヴァントじゃないって?」
新宿のアーチャー「それのことか、君は知っているはずだ。私と亜種特異点の新宿の共通点を・・・・」
藤丸立香は思い出す。新宿での冒険のことを。立香「幻霊同士の融合・・・・」

とたけけ「その通りだ。安倍晋三は現在進行方の人物で、英霊すらなれない幻霊或いはそれ以下・・・そこに大量の幻霊をつぎはぎに合わせて無理矢理サーヴァントになった奴だよ。」

【元ネタ】史実(現在進行方)
【CLASS】アルターエゴ
【マスター】竹中平蔵
【真名】安倍晋三
【性別】男
【身長・体重】183cm・69kg
【属性】悪・狂
【ステータス】筋力E- 耐久E- 敏捷E- 魔力E- 幸運E- 宝具E
【クラス別スキル】
陣地作成(嘘):A
自分に有利な場所を作れる(人任せ)
道具作成:E 
【固有スキル】
総理特権(大嘘):EX 
権力の悪用乱用。
天性の詐欺師:EX
息を吐くように嘘をつく。しゃべってることが全部バレる嘘であり、まともな人でも無い限り、騙されることは無い
責任転嫁:EX 
ダメージ他・バットステータスを他の味方に移す。
【宝具】
『閣議決定せし我雄の法律(アベノミクス)』
ランク:EX (嘘) 種別:対国民(お友達以外)宝具 レンジ:安倍次第 最大捕捉:安倍次第
自分に有利な法律を相手に従わせて、自分とお友達は関係ない最低最悪の宝具。
【解説】
2007年及び2014年から現在まで就任している内閣総理大臣。
というのは借りの姿で実際は憲法違反、今の不祥事を起こしながらも権力でやめたがらない
日本建国史上最低最悪の売国内閣総理。 A級戦犯岸信介の孫であり、通称永久戦犯
本来は英霊すらなれない幻霊のそれ以下。そこに売国奴と言われる幻霊達をツギハギながら合わせた複合サーヴァント。

立香「そんな事をしてなんのために?」
メロリン「あいつらの目的は・・・・君たちがいるカルデアの民営化だよ。」 立香「!?」
メロリン「民営化というよりカルデアを乗っ取って、人理さえ利権取りしようとしてるんだよ。英霊は世界のために無料で頑張ってるっていうのに!」
とたけけ「平気で売国する奴だ。藤丸立香の事も死んだ事にして、手柄を横取りしてのあいつらがカルデアにレイシフトしたら、それこそ君たちの負けだ。」
立香「じゃあどうすればいいんだ!!」 とたけけ「心配ない。対抗策はある。」
とたけけ「君は大聖杯の欠片が無差別に英霊を逆召喚してるって聞いているよね。あれは無差別じゃ無く意識的な召喚なんだよ。」
立香「それって、わざとだって言うのか!?」 とたけけ「そう、そうでもすると彼女が来るわけがないんだよね。」

通路の奥から和服の少女がやってきたそれは藤丸立香もよく知っている人物だった。
清姫「大丈夫ですか、マスター!おけがはありませんの?」 立香「清姫!!」

新宿のアーチャー「なるほど・・・大嘘吐きにはあの嘘が大嫌いの彼女を呼んだか。」
清姫「話は十分理解してます。さぁ、ここから出ましょうマスター様♡」
ギョイン!! なんと清姫は素手で鉄格子を開けてしまった!!

新宿のアーチャー「なんと、鉄格子を素手で!?彼女は筋力Eのはずだよね!?」 立香「清姫!?」
清姫「マスター様を利用し、なおかつ大嘘に大嘘を重ねて逃げる超大嘘吐きの安倍晋三に私が見逃すはずがないとでも?」いつも以上にオーラが出てる
メロリン「さすが安珍伝説でむごい殺し方をしたお姫様だ。こっちまで震え上がるわぁ・・・」

外へ出る道
立香「でもどうして清姫がここに?確か霊脈は・・・」
清姫「わかりません。私がここに召喚された時には誰も居ませんでした。」立香「誰も居なかった?」
清姫「召喚された時、私が居たのは征服島の跡地であり、カルデアでマスターがいなくなったこともありますので、マスターの匂いを頼りにここまで来ました。」
立香「さすが溶岩水泳部・・・でも対抗策があるって言ってたけど、どうしたとたけけさんが?」
とたけけ「それはね、君が牢に来る前に二ムロドが教えてくれたことなんだよ。」 立香「二ムロドが!?」

とたけけ「君が彼に裏切られた事は彼からも聞いている。でもあんな事をした彼にも事情がある。君ならわかるよね?」
立香「うん。もう一度会って、その理由を聞き出す!!」
とたけけ「その息だよ、僕らも協力する。」
そうこうして行く内に外に出る一行

外にはビルが建ち並び、中央には国会議事堂があった。
立香「ここはいったい・・・・」 メロリン「場所からして、この場所は永田町だ。でもこれは島なんだ。言ってみればこう言う。」

「上空島 【自民島】ってね。」

とたけけ「そう。ここ自民島は安倍が理想としている国民を蹴落としてでも作ったスーパーシティ法案丸出しの上級国民だけの島さ。」
立香「これが島って言うのか・・・・・」
あたりを観ても、島民誰一人もいない

メロリン「誰もいないからね。上級国民でさえ、住むことを嫌っていなくなった安倍政権の末路。安倍と空のお友達のだけのお花畑な島さ。」
清姫「私もこの島に来たとき、嘘と死臭みたいな匂いで吐き気がしましたわ。それを耐え抜き、私はマスター様を探しましたの。」
新宿のアーチャー「きよひーの場合、マスターのためならどこでも行くつもりだろうけどな。」 清姫「(イラッ。)」 新宿のアーチャー「すまん、口が滑った。」
とたけけ「君も思うだろ?なんでこの島が急に現れた事を。それは大聖杯の欠片の力さ。」 立香「えっ!?でも欠片は9つの島で・・」
とたけけ「欠片がいくつあったかは聞いてなかったよね?」 立香「た、確かにそうだった。」
とたけけ「正しく言うと大聖杯の欠片は10個あったんだ。サーヴァントを呼ぶのに欠片1個で十分だから、残りの8つの欠片に催眠装置をつけてセイバームサシ島以外の島に設置した」
メロリン「セイバームサシ島の欠片はコトミネが君たちを呼ぶために何もさせずに設置させたんだ。」
立香「なんでセイバームサシ島なんかに・・・」
とたけけ「どこでも良かったのか、ただ僕たちに恨みがあるか。僕にもわからない。でも安倍には都合が良かったという事は間違いない。」

二ムロド「まぁ、そこは大正解って事だな。」
立香「二ムロド!?」新宿のアーチャー「来たか、対抗策の親玉がね。」
清姫「よくもマスターを嘘で騙しましたね!!あなたなど、焼き殺してさしあげますわよ!!」
立香「待って清姫!彼には話したいことがあるんだ!!」
二ムロド「話したいこと・・・それはなぜ君を裏切ったことか?」
二ムロド「まぁ、話しても良いと思うが・・・・・こいつらも相手してもらうと思うが?」
周りにワイバーンなどのエネミーが大量に現れた 

立香「!?」 新宿のアーチャー「どうやらただでは話してくれなさそうみたいだな。」
新宿のアーチャー「言って置くが、今の私は宝具の主権を取られていてね。役に立つかはわからんぞ?」 清姫「結構、こんなの私一人でやりますわ!マスター!!」
立香「うん。戦おう!!」

清姫「はぁ!!」炎を放ち、エネミー達は次々と倒す清姫

清姫「は!!二ムロドが居ませんわ!?」 メロリン「どうやらどさくさに紛れて、撤退したようだな・・・・」
清姫「許せませんわ!!敵を盾に自分だけ逃げ出すなんて!!!」 とたけけ「いや、そうじゃないみたいだよ。」

ワイバーンの死骸の近くにたぬきちとくせいのスマホが落ちていた
立香「これは・・二ムロドのスマホだ!!」調べてる
新宿のアーチャー「一見、ただのスマホのようだが?」
立香「???」 ボタンのアプリがあり、それを押してみる藤丸立香
キィィィ~~~~ン!!  立香「!?」

1週間前 バベル島
二ムロド「なんだここは?魔術師もいないし、聖杯戦争で召喚されたワケではなさそうだが・・・」あたりを見渡す
二ムロド「ん、あれは?」
催眠装置に目もくれず、破壊して、大聖杯の欠片を取り出す。
二ムロド「なんか見たことあるような聖杯だなぁ・・・ひょっとすると前に呼ばれたオレが利用した大聖杯の欠片か?」
二ムロド「欠片とはいえ、オレを呼び出す力があるなら、オレの塔を建てることもたやすいだろうな?」
後ろから安倍晋三が近づき、捕まる二ムロド

二ムロド「なぁ!?なんだこの顔のキモい野郎は!!」
安倍晋三「キモいとは侵害だなぁ?あんた、ぼくちんを自殺させたキャスターだろ!」
二ムロド「自殺させた?・・・あんた、前のオレが自殺に見せかけて死なせた総理か!オレに逆恨みに来たのか?」
安倍晋三「そうだよ!ぼくはこんな使い魔野郎に殺されたんたぞ!!」 二ムロド「なんだと?ならおれもあんたを知ってるぞ!」
二ムロド「てぇめえが国民の自殺促進と売国法案の強行採決をするからだぞ!因果応報って奴だ!!」

竹中平蔵「よせって!こいつ、催眠装置を受けなかったようだけど使い道はあるみたいだな。」
安倍晋三「考えてみればそうだな。じゃあ、こいつの宝具を奪っちゃおっと!!」
二ムロド「う、奪うだとぉ!?」 竹中平蔵「そうだよ!こいつにはぼくらの計画の一部となって盛ろうんだから」ニカッ
安倍晋三がクソ宝具を使って、二ムロドをいじくり回す
二ムロド「や、やめろぉ~~~~~!!!」      二ムロドの叫び声がバベル島に響き渡った

立香「はぁ!?」気がつく

とたけけ「気がついたみたいだな。」清姫「良かった!急にマスターが倒れるから心配で心配で!!」
立香「今のビジョンは・・・」
新宿のアーチャー「どうやらあの二ムロドが安倍に手を貸した理由をスマホに残していたみたいだね。」
とたけけ「僕も彼から聞いたことがある。マシュ達を操った安倍の宝具、それは二ムロドの「王の結束の人々(ユナイテッド・デモクラシー)」だ。」 立香「!?」
とたけけ「安倍の宝具には人の宝具でさえ、使うから。おそらくバベル島で力の半分をあいつに奪われたんだろうね。」
メロリン「彼もまた、安倍晋三ら上級国民の被害者だったんだな。」 立香「二ムロド・・・・」
とたけけ「急いだ方が良い。力も半分だが、カルデアの責任者を操るには十分だ!」 立香「急ごう!!」
とたけけ「あと藤丸君、このスマホにはあるアプリも入っていたんだ。」見せる。
立香「・・・・これって!!」

自民島 国会議事堂前 受け渡し場所
とたけけ「こんなこと、人として許される事じゃないだなも!!」拘束されてる
サクラ「そうです!!あなた達って人は!!」拘束されてる
コトミネ「まさか君たちの目的はカルデアを乗っ取る事だったのか、私を操ってまで。」
竹中平蔵「ふん。カルデアの利権やデータを手に入れちゃえば、僕らの行いが人類史で正しいと証明できるからね。」

マシュ「・・・・・」 サーヴァント達「・・・・・・」 結束の人々(ユナイテッド・デモクラシー)に操られているマシュ 

安倍晋三「さて、大聖杯も元通りになったし・・・二ムロド!」
二ムロド「なんだい、安倍総理大臣?」
安倍晋三「そろそろカルデアのダ・ヴィンチちゃんに連絡がしたい。君がカルデアに通信するためのスマホを出してくれないか?」

たぬきち「二ムロド!君は安倍とグルだっただなもね!!日本の政治を嫌っておいて、巨悪の安倍にすがるなんて!!」
サクラ「藤丸さんは疑いながらも、あなたを信じていたんですよ!!それなのに・・・」
二ムロド「そう言うなよ。やっちゃったことは仕方がないんだし・・・・」

安倍晋三「気にしないでよ二ムロド。君を僕のお友達にしたんだから!」
二ムロド「ひとつ聞いて良いか?そろそろオレの宝具の利権、返しても良い頃合いだと思うが?」
安倍晋三「・・・はぁ?ちょっと何言っているんのかわからないですが?」
二ムロド「なにって、約束しただろ?素直に従えば、オレの宝具を一つ返してくれるって?」
安倍晋三「・・・・・・」知らん顔 竹中平蔵「さっさとしろ!!俺たちのサーヴァントなんだから!!」 二ムロド「はぁ・・・・」ガサゴソ

二ムロド「あれぇ?おかしいなぁ・・・オレのスマホがないぞ。」 竹中平蔵「はぁ!?よくさがせよ!」 二ムロド「探してるけどさぁ・・・」
安倍晋三「二ムロド!スマホを落とすとは、なんて恩知らずなんだよ!」  二ムロド「すみません。落としてしまって・・・」

立香「落としたスマホってこれのこと?」 スマホを見せながら
安倍晋三「・・・ッ!?。藤丸立香・・・」 サクラ「藤丸さん!!」

立香「とうとう掴んだよ、安倍総理。あなたの悪魔のような共産政策を!!」
二ムロド「・・・・・・」 立香「(二ムロド、あなたの考えてる事は何一つわからない・・でもあなたを信じる!マシュとみんなを取り戻すためにここまで来たんだから!)」
二ムロド「安倍晋三、藤丸立香は本気みたいだ。マシュの主権を取り戻すために、あんたを殺さなきゃならないって事をね。」 安倍晋三「・・・・」
安倍晋三「藤丸君だったね。マシュさん達の事は悪い事をしたね・・・」
安倍晋三「頼みがある。私にこの責任を取らせてくれないか?」
立香「!?(意外だ。この人、とたけけさんが言う売国を平気でやる人だから。反発をすると思っていたけど・・・)」
安倍晋三「(二ムロド~~、この特異点が消えるまで牢に入れておけと言ったのに!!もうやるしかない!)」
安倍晋三「藤丸君、僕は悔いているんだ。今までの政権がしてきたことを・・・・」

安倍晋三「幼少の時、同じ日本人に迫害されて親にも愛されなかったから、くだらない野心を持ってしまったんだ。バカな事をしたよ。権力を使って、日本人口削減と搾取をやるなんて・・・
安倍晋三「その証に大聖杯に可決・実行した共謀罪・民営化・FTA・消費税増税などの法案提出をする前の時代で無かったことにしようとしたんだ。生きてるときに僕が法案を全て廃案して辞任すればいい話なのに・・・」
立香「確かにそうだけど・・・・」 安倍晋三「僕に責任を取らせてくれ!」 立香「安倍さん・・・・」

清姫「マスター・・・気をつけて、信じてはいけません・・・その方の大嘘を。」

竹中平蔵「誰だ!?」 清姫「誰だ?って聞いてくるのも無理はありません。サーヴァント:バーサーカー 清姫。召喚に応じ、マスターにくっついてきたしたの。」
新宿のアーチャー「私もマスターに着いていくために、檻から脱出した。」 安倍晋三「モリアーティ!?」
モリアーティ「私の真名を呼ぶか・・・マスター、清姫みたいに嘘を見抜く自信はないのだが・・私は犯罪の世界に行き、数々の犯罪者を観てきた。だから悪い人間と言い人間の違いなど、私にもにおいでわかる!」

安倍晋三に向けて
モリアーティ「コイツは臭い!!」 清姫「馬糞以下の匂いが・・・」 モリアーティと清姫「プンプンするぞ(ですわ)~~~!!」
安倍に向けて、棺桶を蹴り飛ばすがそこをイアソンにガードさせる イアソン「ぐあぁ~~!?」
清姫「こんな大嘘吐きには出会ったこともありませんわ!!」 安倍「・・・・」真顔
モリアーティ「愛されなかったからだと?違うね!こいつは日本の総理に・・・いや、日本にすら存在してはいけない生まれついでの大嘘吐きの大犯罪者だ!!」 
清姫「それにこの顔に見覚えがあるですよね!!」  モーリーを連れ出す 
サクラ「モーリーさん!?」 清姫「この内通者からあなたが大聖杯の欠片の回収を依頼する証言は取ってある。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「話を聞かせてもらったよ。残念でならないね。」  立香「ダ・ヴィンチちゃん!!」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「藤丸立香君が征服島に着いたと同時に観測内容が真っ黒の線で塗りつぶされちゃって・・・二ムロドの持ってたスマホが復旧の鍵になるなんてね。」
メロリンととたけけがたぬきち達を解放する。
たぬきち「まさか、ドードーエアラインが自民党に買収されていたなんて・・・」
とたけけ「おそらく、多額の金で釣られたんだろうね。」
モーリー「僕の罪は認めます・・・でも、彼はすぐに悔いるなんてことはしませんよ。」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「私も調べたけど、あの安倍って人の祖父が第2次世界大戦でA級戦犯だったらしいんだ。その血縁で生まれついているとなると・・・」

二ムロド「どうする安倍総理?こうなるとカルデアに行くのは無理そうだな?」
竹中平蔵「は、計ったなぁ二ムロド!!」 安倍晋三「・・・・・・」
二ムロド「藤丸立香・・・オレの作戦とはいえ、裏切られてまでオレを信じてくれるとは・・・・」
立香「あのビジョンや過去を教えてくれれば、信じて当然だよ!!」
二ムロド「ふぅ・・・本当にお人好しなマスターだ。」
安倍晋三「・・・・わかったよ。彼らの言ってる事は本当だよ。」パチン

マシュ「っ!?せ、先輩!?私たち、いったいなにを・・・・」 立香「マシュ!?」
二ムロド「王の結束の人々(ユナイテッド・デモクラシー)を解除した?」

安倍晋三「・・・・ぼく、確かに嘘をついてましたでしゅ。」 立香「でしゅ?」

安倍晋三「ぼくは日本人の人権も、人類史の救済も、文化と伝統も、金儲けにする上で邪魔なんでしゅ!!」

立香「!?」 マシュ「!?」 たぬきち達「!?」
二ムロド「(とうとう本性を現したか、65才児が。)目をそらすなよ、藤丸立香。現代の人間というのは、ある一線を越えるとここまで酷く醜い存在となるんだ。」
サクラ「二ムロド、あなたは・・・・」

マシュ「あなたは金儲けがしたいようですけど、人理が崩壊したところで得られる物は何もありません!!」
安倍晋三「だまるでしゅ!!お前ら下級国民に発言権なんてないでしゅ!!」

マシュ達の身体が勝手に動き、安倍と竹中がいる大聖杯の近くまで寄せられる。
以蔵「なんや!?身体が勝手に・・・」
安倍晋三「お前達の主権はぼくのものでしゅ!!みんな、ぼくをまもるでしゅ!!」

アタランテ〔オルタ〕「くぅ・・マスター、我らに構うな!!」 シグルド「俺たちに利用されるなら、俺らはマスターに消されても構わん!」
立香「みんな!?」二ムロド「サーヴァントはそう言ってるぞ。皮肉だが、マシュ以外は倒してでも解放させるぞ!」
立香「・・・わかった、二ムロド!!」 二ムロド「あぁ!!」

サーヴァントを解放し、マシュを助けるために戦う二ムロド達
対して安倍晋三の戦い方は他のサーヴァントを盾にして避けまくる卑怯な戦い方しかしなかった

次々とサーヴァントを倒していく二ムロド・清姫・モリアーティ
とたけけ「全くだ。自分がサーヴァントにも関わらず、他人に人任せとは・・・まるでアメリカのトランプに懐く君みたいだね」
安倍晋三「なんとでも言え!最終的に勝てれば、いいのでしゅ!!」
しかし、サーヴァントが倒れていく内に徐々に追い詰められてくる

竹中平蔵「安倍、こうなったら・・予定より早いが、大聖杯の力で受肉して、こっちからカルデアに行くぞ!!」
安倍晋三「わかった!早く聖杯の力をよこすでしゅ!」 竹中平蔵「へい!!」
大聖杯を起動させる竹中平蔵

モリアーティ「不味い!!このまま、受肉して強制レイシフトするつもりだ!!」 立香「止めるんだ!!」
安倍晋三「そうはさせないでしゅ!!」マシュを盾にする
マシュ「先輩!!」 立香「マシュ!?」 安倍晋三「彼女、普通のサーヴァントじゃ無いみたいじゃないか?」
安倍晋三「だから、彼女以外は攻撃してこなかった。彼女が特別だからでしゅね!!」

安倍はマシュを人質に取り、自分の長い舌でベロベロとマシュをなめ回す
マシュ「いやぁ~~~!!せんぱい・・・」 立香「マシュ・・・・」 

二ムロド「マシュを離せ、安倍晋三。とてもみっともないぞ」舌を掴む
安倍晋三「なんだい二ムロド、お前も僕に発言する権限も無い癖に!!」二ムロドをもう一つの舌で絞める
二ムロド「ンン~・・・・・そうかい、しかし追い詰められたとはいえ、野党を滅ぼし、藤丸とあんたをここまで成功させたのは他ならぬ、オレのおかげだ!!」
たぬきち「野党だって!?」
竹中平蔵「言ってなかったね。今回の聖杯戦争モドキは島と島の島民代表の殺しあいだではない!これは政党の争いだったんだよ!」
メロリン「政党・・・わかったぞ!つまり島民代表は政党のリーダーだったのか!!」 サクラ「それって・・・」
とたけけ「島の名前がおかしかったんだ・・・○○島・・・つまり島の字は政党のとうの意味だったんだ。」
竹中平蔵「そういうこと!さぁ、大聖杯の準備は完了だ!!受肉するんだ安倍晋三!!」
大聖杯が起動し、安倍に液体が流れてくる

安倍晋三「やったでしゅ!!これでぼくは無敵でしゅ!!」 立香「そんな・・」
二ムロド「良いのか安倍晋三?それで満足なのか?」
安倍晋三「当たり前でしゅ!お前なんか、もう全部いらないでしゅ!!受肉すれば、生きてる限り彼女らの主権は永遠に僕とお友達のものでしゅ!!」
マシュ「先輩・・わたしはもう・・・・」 立香「マシュ~~!!」
二ムロド「心配すんな二人とも。 安倍晋三、あんたは何を勘違いしてるんだ?」 安倍晋三「何を勘違いって?」すっとぼけ
二ムロド「もう救いようか・・・・その聖杯には・・・」

二ムロド「この世の全ての悪が入ってるぞ。」


竹中平蔵「・・・・・はぁ?」 立香「えっ?」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「それって、この聖杯は汚染されてるって事?」 二ムロド「そうだ。」
その言葉を言ったとき、液体は金色から黒に変わり、安倍晋三に注がれた

安倍晋三「ぎゃあ~~~~!?なんだこれ!?きもちわる~~い!!」

二ムロド「だからやめろって言ったのに。破壊された大聖杯に何も価値なんて無いはずなのに・・・」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「し、知ってたのかい!?この大聖杯が汚染聖杯だって言うことを!!」
二ムロド「まぁな。藤丸立香、とたけけに無差別な逆召喚じゃないって言ったけど・・・あれ、本当に無差別でね。安倍の嘘を触媒にばくちをさせてもらったわ。」
清姫「なんですって!?」 モリアーティ「あんたねぇ・・・清姫を呼ぼうとして、こんな博打を仕掛けるとはね・・・」

安倍晋三「いやでしゅ!!とってぇ~~この汚いのとってぇ~~!!」
竹中平蔵「わぁ、寄るな!!近づくんじゃねぇ!!」 
しかし聖杯のドロは二人を覆い尽くし、マシュは二ムロドが安倍の舌を切って、助けた。

マシュ「あ、ありがとうございます・・・」 立香「マシュ!!」
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「でもどうするんだい!こちらからも聖杯のドロの処理も危険だって言うのに・・・」
メディア・リリィ「私なら出来る可能性がありますが、私の主権が・・・」
二ムロド「心配ない・・・処理する時間ぐらいはオレが作ってやる。」 立香「でもどうやって!?」
二ムロド「安倍が言っただろ?「お前なんか、もう全部いらない」って・・・・」 立香「全部いらない・・・・!?」

たぬきち「そうか!安倍晋三が二ムロドの主権を放棄したから、二ムロドは自由だなも!!」
二ムロド「そう。だから早速なんだが・・・サクラ、たぬきち・・・悪く思うなよ?」チャージする
たぬきち「悪く思うなって、どういうこと・・・・あ!?」 サクラ「・・・・ま、まさか!?」
二ムロド「宝具解放・・・!ここに塔を建てる!!天髙く聳える破神の巨塔(タワー・オブ・ザ・バベル)!!」

地面が揺れると思うと、自民島の真ん中の上下に塔が生えてきた!!
その重さに耐えきれず、自民党は空から墜落してしまう。

バベル島 自民党支部
自民党支持者と信者達「わーわーわーわーー!!」
菅官房長官「私は必ずしも、安倍総理が復活すると信じており・・・・」                   ドゴ~~ン!!
菅「な、なんだぁ!?」 官僚「た、大変です!!バベル島に巨大な塔が降ってきました!!」

タワー・オブ・ザ・バベルが落ちてきた衝撃で、バベル島に津波と自民党のガレキ、この世の全ての悪(アンリマユ)が流れ込んできた
自民党信者「ギャーー!!」 与党支持者「たすけてくれ~~~!!」 公明党・維新支持者「俺たちの島が沈む~~~!!」
公明党代表「なぁ~~~こんなことなら安倍総理を支えるんじゃ無かったぁ~~~!!」
維新代表「■■■■■さま~~~!!」
バベル島は津波と聖杯のドロ、自民党の崩落に巻き込まれ、またたくまに沈んでいった

タワー・オブ・ザ・バベル 最上階
立香「みんな大丈夫!?」 マシュ「えぇ・・・なんとか・・・」
たぬきち「でも、ここは僕たちも知ってるだなも!!」 サクラ「えぇ。ここは私たちにとって忌まわしき場所・・・」
二ムロド「オレの宝具、天髙く聳える破神の巨塔(タワー・オブ・ザ・バベル)だ。」
マシュ「観てください!あそこにセイバームサシ島が見えます!」
下から観て、セイバームサシ島は無事なようだ。

二ムロド「泥の方は内部の方に貯まろうとしてる。さっさと安倍を倒し、これを処理しないと・・・」
たぬきち「島に塔が立たなかったのはギリギリセーフだけど・・・・危うく島に被害が及ぶ可能性があっただなも!!」
サクラ「あなたは、自分自身の利権を取り戻すためだけに皆を危険な事に巻き込んだって事だよね!!」
二ムロド「・・・・・・」 サクラ「なにか応えなさいよ!!」

マシュ「落ち着いてください!二ムロドさんだって・・・」 
たぬきち「落ち着いていられるかだなも!!コイツのせいで君たちも酷い目にあった!少しは怒っても良いだなも!!」 マシュ「それは・・・」
立香「二ムロド、あなたは前に右に知識、左に破壊。やってることは右か左かと言いましたよね?」 二ムロド「あぁそうだ。」
立香「ならあなたからも聞かせて欲しい!!あなたのやった全ては、右の右翼ですか?左の左翼ですか?」 二ムロド「それはな・・・・」
二ムロド「!?。悪いが、答えはこいつを倒してからにしてくれ!!」立香「こいつって?」

安倍晋三(怪物)「アベ~~~アベ~~~アベ~~~!!」
塔の端からゲス顔で舌を伸ばしながら笑う安倍晋三が皆の前に現れた!!

サクラ「まだやる気なの!?」 二ムロド「いや、これは安倍晋三に繋げていた売国奴の幻霊達が泥で黒化・暴走をしてるみたいだ!」
安倍晋三(怪物)「オカネ、クレ~~~!!」 たぬきち「安倍の奴、ここまで酷く醜い姿なのにお金のことしか言ってないだなも!」
安倍晋三(怪物)「アベ~~~!!アベ~~!!」舌でまたマシュにからみつく
マシュ「いやぁ~~~!!」 立香「マシュ~~!!」

二ムロド「はぁ!!」飛んできた武器でアベの舌を切る  安倍晋三(怪物)「アベ~~~!?」
立香「マシュ!!」 マシュ「はぁ・・また二ムロドさんに助けられました・・・」 
二ムロド「もう救いようがねぇ!!・・・サクラ、前にあった聖杯戦争でオレが聖杯に託す願いがなにかを聞いてなかったな?なんだと思う?」
サクラ「人類の言葉をもう一度統一言語に戻す事?」 たぬきち「神に勝てるようにするとかじゃないだなも?」
二ムロド「どれも違うね!オレの聖杯に託す願いはただ一つ!!」

二ムロドは切った安倍の舌で文字を書く      その内容が・・・Massacre・THE・Senior citizensと言う文字だった。
二ムロド「その意味はな、オレの倒す敵は右翼でも左翼でも無い・・・上にいる支配層・富裕層の・・皆殺しだ!!」
立香「皆殺しだって!?」 サクラ「二ムロド!!」 たぬきち「やっぱり二ムロドの考えてる事はマジでおかしいだなも!!」
二ムロド「オレの考えを否定するのは好きにしても良い。なにせ人理の嫌われモノだからな。」
二ムロド「だが、藤丸立香は最後まで信じてくれた・・・だから!オレに全てを預けさせてくれ、藤丸立香!!」 
立香「わかった!!あなたに魔力経路(パス)を繋げる!!」

藤丸立香の協力で二ムロドと藤丸立香に魔力経路(パス)が繋がり、二ムロドは民の味方とも言えるに相応しいぐらいの輝かしい王衣の姿に再臨した
二ムロド「己の我欲のために国と民の命を売り飛ばす売国奴共よ!!この最古にして最善である天塔王・二ムロドが、お前らに相応しい場所に送り返してやる!!」

>>65 続きで
                              売国奴現売
                               1/1

                              安倍 晋三
(狂)1ゲージ目HP:288,372
(殺)2ゲージ目HP:320,798
(裁)3ゲージ目HP:523,167
ブレイク1回目
・味方全体にスキル封印を付与(1T)
・味方全体に宝具封印を付与(1T)
ブレイク2回目
・自身のチャージを最大にする
・自身に必中を付与する

>>1 ゲージの正体:売国ゲージ。ゲージが高いほど安倍晋三の攻撃・防御が高くなる。
途中で集まる二ムロドの落とし物を使えば、ゲージが下がる

二ムロドの宝具、「王の結束の人々(ユナイテッド・デモクラシー)」もあり、他のサーヴァントも二ムロドの武器を使って、攻撃する
モリアーティ「使い慣れてはいないが、君の持つ武器は便利な物だ。連携も取れる!」
アタランテ〔オルタ〕「確かに、これならいける!!」

安倍晋三(怪物)「アベ~~~!!アベ~~!!」
しかしそれでも、ゴキブリの如く塔にしがみつく哀れな売国奴

たぬきち「しつこいだなも!どうやったら倒せるだなも?」
二ムロド「・・・覚えてるか?オレが武蔵にたおされた時に発動させた禁忌の宝具を。」
たぬきち「崩壊せし全統一の時代(カタストロフ・バベル)だなも?それは絶対に使っちゃいけないだなも!!」
サクラ「あの宝具のせいでフユキ村は壊滅したんだよ!!それをセイバームサシ島も巻き込んで・・・」
二ムロド「あれは使わない。聖杯戦争のオレは恐怖心でどうかしてたみたいだからな・・それにあの宝具は聖杯があってこその第4宝具だ。」
立香「第4宝具だって!?」 二ムロド「そう、オレの宝具は別にある。それをここで出そう。オレの第3宝具を!!!」
二ムロドの腕に弓が現れ、それを構える
マシュ「キャスターなのに弓を!?陳宮さんと同じです!」 モリアーティ「なるほど、彼にはアーチャーの適性もあったんだな。」

二ムロド「我が塔を建てしは神に会いすため、この矢は神を撃つため、しかして我の望み叶わず、矢は我が身に振りし、雷轟とならん!!」
空が雲に包まれ、雷鳴がとどろく
二ムロド「我と貫け!!「天塔放ち、神雷の矢(バベルス・カタスボルティア)」!!」
天高く矢を放つ二ムロド そして自信は安倍晋三に向けて走り出す

マシュ「先輩、二ムロドさんが安倍に向かって突っ込んで行きます!!」 立香「二ムロド!?」

安倍に体当たりをしたところを大量の雷轟の矢が安倍の所に降ってきた!
立香「矢が二ムロドを巻き込んで・・・・」
とたけけ「そういうことか・・・・彼の宝具は、味方の周りさえも巻き込んでしまう宝具なんだ!」
立香「味方さえ巻き込む?」
とたけけ「二ムロドの逸話を思い出してみろ、彼が神に向けて放った矢は彼自身と彼に慕えた民に降りかかったって事を・・・」
マシュ「では、自身の宝具の巻添えをさせないために敢えて飛び込んだ・・・・」
とたけけ「そうなるね。君はどうなんだい?このまま彼を見過ごすわけがないよね?」 立香「あぁ!!」
立香「令呪を持って命じる!!「必ず生き残り、あの時約束した俺の質問に答えてくれ」!!」
藤丸立香の令呪が光り、二ムロドの力となる

二ムロド「余計なお世話だが・・・まぁいい!!」
二ムロドは矢を避けながら、下に落ちていく
大量の雷轟の矢は泥を焼き払い、安倍晋三本体がさらけ出す。
安倍晋三「あべ~~~!!」

セイバームサシ島 武蔵ちゃん像の広場
二ムロドが落ちた場所は武蔵ちゃん像の近くであり・・・安倍晋三にトドメを指したのは・・・

グシャリ!! 
安倍晋三「」 舌を出しながら串刺し

セイバームサシ島の守護神 宮本武蔵ちゃんの銅像だった


二ムロド「武蔵・・・・お前の借りは返したぞ。」

立香「二ムロド~~~~!!」 マシュ「二ムロドさ~~ん!!」
塔をおり、二ムロドの前に駆けつける藤丸達

立香「二ムロド、良かった・・・安倍はどうなった?」二ムロド「・・・あそこだ。」銅像の方を指す
たぬきち「あらら、武蔵ちゃん像に安倍の死体がぁ!?なんと惨めに・・・」
二ムロド「死体などサメの餌にしておけ。それより・・・・」

二ムロド「聞きたいんだろ?オレのやり方が、右か左かを?」 立香「・・・・・(うなずく)」
マシュ「あなたのやり方は富裕層と支配層を抹殺する事、私には彼を左翼のやり方でしか見えません!」
メロリン「早まるなマシュ。で、あなたのやり方は?」
二ムロド「オレのやってることは右も左もなく、上は消すべき存在。しかしその理由は、下にあり・・・」
立香「下・・・それって!?」 二ムロド「庶民と未来の子供のためだ。」 みんな「!!?」

二ムロド「オレの政治に支配も富裕もいらない・・・政府もいらない・・ただ、人々が仲良く一緒に自由に暮らせればそれで良い。」
二ムロド「生前も、神を頬むったら王を辞めるつもりだったんだ。民による民のための主義ってものだ。」
メロリン「つまり彼の政治は庶民のための無政府的民主主義・・・なんというロマンチストだ・・・」
二ムロド「ロマンで結構。今はもう絶対出来ないやり方だが、民衆全てが幸福になればそれで良いんだ。」

二ムロド「さて、オレの答えは以上だ。何か質問でもあるか?」 立香「・・・ありません。」 二ムロド「ない?意外だな・・・」
マシュ「支持するかしないかは、人それぞれですからね。」
たぬきち「二ムロド・・・僕たちが間違ってただなも。自分勝手だと思ってたけど、あんたは島とみんなを守ってくれただなも!」
サクラ「私、あなたを全て許したわけでは無いけど・・・島を・・私たちの帰る場所を守ってくれてありがとう。」
パールヴァティー(分離した)「あなたの勇士、私にも感じました。安倍に奪われた主権も元に戻ってくるでしょう・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「さて、これでセイバームサシ島の防衛・特異点の修正はおしまい。君たちのレイシフトも準備万全よ!」
マシュ「わかりました。先輩、最後にたぬきちさん達に・・・」 立香「短い間ですが、今までお世話になりました!」 
たぬきち「こちらこそ、セイバームサシ島を守ってくれてありがとうだなも!あなた達の事は絶対に忘れないだなも!!」
サクラ「パールヴァティーさん、これで本当にお別れですね。」
パールヴァティー「えぇ、夫や子供達によろしくとお伝えください。」
サクラ「はい!必ず伝えますね!」

コトミネ「君たち、帰る前にこれを持って行くがいい。」プレゼントを渡す
コトミネ「中身の方は帰ってから開けるがいい。」 立香「わかりました。」

マシュ「では皆様方、さようなら!!」 立香「本当にありがとう!!」
たぬきち達「さようなら~~~!!」
藤丸達はレイシフトで帰るべき場所へ帰っていった


カルデア
ダ・ヴィンチちゃん「お帰り!!無事に戻ってきてなりよりだ!!」
マシュ「ダ・ヴィンチちゃん、心配をかけてすみませんでした!」
ダ・ヴィンチちゃん「良いって良いって!それより、セイバームサシ島だよね?その話を教えてよぉ~!!」
マシュ「わかりました!あとで食堂でお話ししますね!」

ホームズ「立香君、君が持ってるのはなんだい?」プレゼントを観て
立香「これですか?コトミネさんが帰ったら開けても良いって言ってたけど・・・」
プレゼントを開けてみると、なんと汚れてもいない聖杯がそこにあった。

ダ・ヴィンチちゃん「これ、彼らの世界の聖杯戦争で使われた小聖杯だね!」 
ホームズ「なるほど、これはセイバームサシ島を救ってくれた君たちへの報酬だね。」 立香「そうみたいだ!」

ホームズ「しかし、サーヴァントの主権を奪うサーヴァントモドキ:安倍晋三・・・彼がここに来てたら、カルデアも売り飛ばされる危機だったな・・」
ダ・ヴィンチちゃん「確かにね。あいつのデータはカルデアのブラックリストとして取っておく。もし来たときに真っ先に追い出せるようにしないとね!」
立香「そうだね!!」 マシュ「では、食堂に行きましょう。先輩!」

藤丸達が帰った後、セイバームサシ島では次々と島民達が戻ってきて、島の後かたづけをしていた

モーリー「・・・・・・」内乱罪共犯として連行される
ロドリー「必ず罪を償って、また二人でやり直そう。」
モーリー「キャプテン・ロドリー・・・」泣く

セイバームサシ島 役場
サクラ「二ムロドさんはどうしたんでしょうか?」
コトミネ「彼なら、魔力に余裕があるから離島を回ってから英霊の座に帰ると、先に島を出たぞ。」
たぬきち「最後まで調子に乗ってるサーヴァントだっただなもね・・・・」

サクラの子供達「ママ~~~!!」 サクラ「あなた達!!」 
サクラの夫「サクラ!」 サクラ「・・・先輩・・・」ウルウル
家族の再会に涙し、夫と子供達を抱きしめるサクラ

セイバームサシ島 とたけけのライブ会場
マスコミ「太郎さん、とたけけさん、今回のテロリストである前政権残党による奪売保守列島事件について一言を!」
山本太郎「我々れいわ新選組は、この島々の惨状を二度と起こさぬよう。日本政府を徹底的に大掃除していきたいと思います。」
とたけけ「私たちは彼らの悪行を絶対に許さずに忘れません。私たちは今後も国民全員で政府を監視して頂きたいと願っております。彼らとこの新像のように」
武蔵ちゃん像の隣には新たに作られた二ムロドの像が立っていた

とたけけ「では、この像とこの島を救ってくれた人たちに捧げる・・・・【みんなあつまれ】。」

とたけけはカルデアに届くように【みんなあつまれ】を歌った。
それを聞いている島のみんな

天髙く聳える破神の巨塔 最上階 王の玉座
ラジオでとたけけのライブを聴く二ムロド

二ムロド「はぁ・・・いつ聞いても飽きないなぁ・・・これ。」
二ムロド「しかしオレが何故、はぐれサーヴァントとしてこの聖杯戦争モドキに召喚されたんだ?」
二ムロド「それにあの安倍晋三って奴、普通ではあり得ない方法で召喚されてる・・・本来英霊の座にすら居場所もないはずなのに」
二ムロド「カルデアには知られずにこの問題点をどう処理すべきなのだが・・・・」

突如、二ムロドは赤い五芒星に包まれた
二ムロド「なに!?」

?「んんん~~~全く、憎き安倍晴明の名を汚すべく、同じ名字を持つ安倍晋三にはかの亜種特異点の新宿の技術と宿業を使い、サーヴァントに仕立て上げたのですが・・・・」
?→リンボ「よもや私の身の主権を売りかけた恩知らずの憲建史上最低最悪の売国総理だったとは、私も想定外でしたよ。」
二ムロド「あぁ~あんたの仕業だったのか?カルデアの利権をあんたの主人にたたき売りしようと計画したのは・・・」
リンボ「キャスター、二ムロド・・・あなたにはあの恩をあだで返した安倍売国クズ晋三を殺してくれた事に感謝する・・・」
リンボ「しかし私はとてもじゃないほど、機嫌が悪くてねぇ・・・カルデアの売権には失敗しましたが、次はあなたを利用しようと思いつきましたので・・・」

リンボ「あなたに宿業を植え付けさせてもらいますよ、二ムロド!!」
二ムロド「ふん。悪あがきがしたいって目だな、式神の分際で。」
リンボ「な、なにを言って・・・・」
二ムロド「良いだろ・・・オレの宝具に最後まで付き合えよ!!!」
リンボ「!?」

二ムロドの第3宝具がリンボと二ムロドを包む。
これはカルデアの知らない二ムロドのカルデアへの恩返しでもある。


END

いかかでしたか?
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