サクラ「でもどうやって」
サスケ「まず俺の肛門にクナイを挿れる。そして持ち手の方を」
サクラ「私の肛門に挿れるのねサスケくん」
サスケ「察しがいいな。早速始めるぞ、俺の肛門にクナイを挿れてくれ」
サクラ「えいっ・・・」ズブブ
サスケ「ン・・・次は持ち手をお前の肛門に・・・」
サクラ「うん・・・こうして・・・」ズブブ
サクラ「クッ・・・こっちも結構・・・キツいのね・・・!」
サスケ「まず第一段階は成功と言ったところだな・・・」
サクラ「サスケくんと合体してるなんて夢みたい・・・!」
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サスケ「次は繋がったまま四つ足で歩く修行だ」
サクラ「どうやって?」
サスケ「一、二、一、二とお互いの呼吸を合わせる」
サスケ「行くぞ。一」
サクラ「に、二・・・」
サスケ「一」
サクラ「・・・二」
サスケ「どうした?こんなんじゃ歩く事もできないぞ」
サクラ「ごめん・・・頑張るから」
サスケ「一」
サクラ「に、二・・・!」
サスケ「一」
サクラ「二」
サスケ「一」
サクラ「二」
サスケ「その調子だ頑張れサクラ」
サクラ「うん!」
サスケ「一!」
サクラ「二!」
サスケ「一!」
サクラ「二!」
サスケ「一!」
サクラ「二!」
サスケ「短期間でここまでやれるなんて予想外だ」
サクラ「これからどうするの?」
サスケ「俺たちはこの状態で里を一周する」
サクラ「里を!?」
サスケ「そうだ」
サクラ「で、でもそんな事をしたら」
サスケ「俺たち忍は普通じゃあり得ない事に遭遇したらまず最初に何を思う」
サクラ「幻術?」
サスケ「つまり肛門にクナイを挿れ繋がっている普通じゃあり得ない状況に出くわせば」
サクラ「周りの人達も幻術だと思ってくれる」
サスケ「そうだ」
サクラ「さすがサスケくん!」
サスケ「俺が前足担当でサクラは後ろ足担当だ」
サクラ「うん!」
サスケ「まず最初の一歩だ」
サクラ「さっきの呼吸通りにするんだね」
サスケ「一」トコトコ
サクラ「二」トコトコ
サスケ「一」トコトコ
サクラ「二」トコトコ
サスケ「いいぞ」
サクラ「でも疲れないかな?」
サスケ「一人なら疲れるが二人ならそれを半減できる」
サスケ「どうだ疲れたか?」トコトコ
サクラ「ね、ねえサスケくん」トコトコ
サスケ「周りの目なんて気にするな奴らは幻術だと思っている」
サクラ「それもそうか」
チョウジ「な、何あれ!?」
シカマル「めんどくせぇ事に遭遇しちまった・・・」
サスケ「・・・」トコトコ
サクラ「・・・」トコトコ
チョウジ「シ、シカマル・・・あれは」
シカマル「さ、さあな・・・幻術か何かだろ」
チョウジ「そうだよね・・・幻術だよね」
サスケ「・・・」トコトコ
サクラ「・・・」トコトコ
サクラ「凄いよサスケくん!チョウジもシカマルも何も言わなかったよ!」トコトコ
サスケ「だから言っただろ?」トコトコ
サクラ「やっぱりサスケくんはカッコいい・・・!」
サスケ「止まれ」
サクラ「え?」
サスケ「前を見ろ」
サクラ「ここからじゃ前が」
サスケ「前後交代するか・・・どうだわかっただろ」
サクラ「ナ、ナルト」
サスケ「お前はどうするこのまま突っ切るか、それとも」
サクラ「サスケくんの考えに任せる」
サスケ「なら俺は進む」
ナルト「・・・」
サスケ「・・・」トコトコ
サクラ「・・・」トコトコ
ナルト「・・・」
サスケ「・・・」トコトコ
サクラ「・・・」トコトコ
ナルト「・・・」
サスケ「・・・」トコトコ
サクラ「・・・」トコトコ
ナルト「幻術だってばよ」
サスケ「サクラ!」
サクラ「やったねサスケくん!」
サスケ「ナルトも退けた」トコトコ
サクラ「うん」トコトコ
サスケ「これで俺達の姿は他人から見れば=幻術である事が証明されたって事だ」
サクラ「恥ずかしがらずに里を一周しないとね」
サスケ「ああ」トコトコ
サクラ「それよりどれぐらい進んだ?」トコトコ
サスケ「まだ半分も行ってない」
サクラ「ほ、ホントに?」
サスケ「ただでさえこの姿だ。しばらくはかかるぞ」トコトコ
サクラ「覚悟はできてるから大丈夫」トコトコ
リー「サクラさん!」
テンテン「な、何なのあれ!?」
ネジ「気にするな俺達は何も見てない」
リー「え?でもサクラさんとサスケくんが」
ネジ「やめろリー!他人の性癖にケチをつけるな!」
リー「僕はケチなんてつけていませんよ!ただサクラさんとサスケくんがお互いの肛門を」
ネジ「リー!」
サクラ「こんにちはリーさん」トコトコ
サスケ「お前達は幻術にかかっている」トコトコ
リー「何だ幻術ですか・・・」
テンテン「そ、そうだよね普通あり得ないよね・・・」
ネジ「父上・・・これが今の忍の有るべき姿なのです・・・」
サクラ「サ、サスケくん!ストップ!」
サスケ「どうした」
サクラ「・・・おしっこ」
サスケ「奇遇だな俺もだ」
サクラ「きっと繋がってるから感覚も共有してるんだね」
サスケ「・・・そうだな」
サクラ「でもどうする?この格好じゃ道の真ん中で」
サスケ「お前は茂みの中で用を足せ俺がはみ出るから」
サクラ「でもそんな事したら」
サスケ「いくら相手に俺達が幻術だと思われていてもお前が尿をする姿を他人に」
サクラ「ごめんサスケくん・・・気を使わせちゃって」
サスケ「構わん。すぐに出しきって進むぞ」
サクラ「・・・」ジョボボボ
サスケ「・・・」ジョボボボ
サクラ「・・・」ジョボボボ
サスケ「・・・」ジョボボボ
サクラ「・・・」ジョボボボ
サスケ「・・・」ジョボボボ
サクラ「はあ・・・スッキリした」
サスケ「ふぅ・・・行くぞ」
ナルト「なあカカシ先生」
カカシ「ん?」
ナルト「サスケとサクラちゃんってば」
カカシ「またか・・・」
ナルト「俺ってばどうすればいいんだってばよ」
カカシ「何も気にする事ないさ・・・と言ってもあれじゃあな」
ナルト「・・・なあカカシ先生ェ」
カカシ「言うな先が思いやられる・・・」
ナルト「・・・」
サスケ「・・・サクラ」トコトコ
サクラ「もしかしてお腹空いたの?」
サスケ「ああ・・・」
サクラ「こうなる事を考えておにぎり握って来たんだよサスケくん」トコトコ
サスケ「どこにある?」
サクラ「服のポケットの中だけどこの体勢じゃ」
サスケ「せーのでお互いの身体を丸める。そうすれば取れるはずだ」
サクラ「わかった・・・せーの」
グルン
サスケ「くっ!き、キツいな・・・!」
サクラ「と、取れそうサスケくん!?」
サスケ「も、もう少し・・・もう少しで手が届く・・・!」
サクラ「お、美味しい?」
サスケ「・・・美味い」
サクラ「嬉しいなサスケくんが褒めてくれるなんて」
サスケ「お前も食ったか?」
サクラ「うん」
サスケ「なら動くぞ」トコトコ
サクラ「今どの辺?」トコトコ
サスケ「もうすぐ半分ってところだ」トコトコ
サクラ「まだ半分か・・・」トコトコ
サスケ「その半分を越えればゴールも目の前だ」トコトコ
キバ「お、おい・・・何だよあれ」
サスケ「・・・」トコトコ
サクラ「・・・」トコトコ
ヒナタ「二人とも一体何を・・・」
シノ「惑わされるなこれは幻術の類いだ」
キバ「幻術!?」
シノ「なぜならあの2人がそんな事をするはずがないからだ」
ヒナタ「でも噂じゃあの2人」
シノ「言うな」
キバ「よぉ!」
サスケ「俺たちのこの姿は」トコトコ
サクラ「幻術よ」
シノ「紛れもない幻術だ」
キバ「そ、そうだよな・・・幻術だよな・・・」
サスケ「止まれ」
サクラ「どうしたの?」
サスケ「川か・・・」
サクラ「どうする?別方向から」
サスケ「いや俺が下になりこの川を通過する。逆立ちで突破する」
サクラ「そんな事したらサスケくんが!下になるなら私が!」
サスケ「元々これは俺が巻き込んだことサクラに迷惑をかけるわけにはいかない」
サクラ「サスケくん・・・」
サスケ「しっかり尻を踏ん張れよ。ここで外れたら元も子もない」
サクラ「わかったわ。私はサスケくんを信じる」
サスケ「よし・・・行くか!」
サクラ「大丈夫サスケくん?」
サスケ「・・・(大丈夫だ)」
サクラ「サスケくんのお尻に力がこもってる・・・大丈夫なのね」
サスケ「・・・(尻と尻が繋がっていれば心も繋がっている)」
サクラ「もうすぐ陸に着くから頑張ってね」
サスケ「・・・!」
サクラ「え?」
サスケ「・・・」
サクラ「もしかして重い?」
サスケ「・・・(いや問題ない)」
サクラ「そう・・・」
サスケ「ハァハァ・・・」
サクラ「今度は私が前になるからサスケくんは休んでて」
サスケ「・・・」
サクラ「少し引き摺るけど我慢してね」
サスケ「すまん」
サクラ「やっと半分超えたんだから今日一日で一周しないと」ズルズル
サスケ「・・・」
サクラ「サスケくん?」ズルズル
サスケ「ありがとうサクラ」
サクラ「困った時はお互い様よ!」ズルズル
サスケ「寝るな・・・尻に力を込めないと外れてしまう・・・」
チョウジ「あれって幻術だよね」
キバ「だと思うぜ。なあ?」
シカマル「知るかよ」
リー「僕は幻術だと思いますね!」
ネジ「幻術だ・・・俺はそう思いたい」
シノ「幻術だ」
キバ「ナルトはどう思う」
ナルト「わからねェ・・・」
シカマル「もう幻術でいいだろ?めんどくせぇから」
キバ「だよな・・・幻術だあれは」
ネジ「幻術なんだ・・・何もかも」
サクラ「日が暮れて来た」
サスケ「代わろう俺が前になる」
サクラ「もう回復した?」
サスケ「ああ」
サクラ「強がったりしてない?」
サスケ「してない」
サクラ「・・・ホントに?」
サスケ「本当だ」
サクラ「それならサスケくんに任せる」
サスケ「進むぞ早く一周しないと・・・」トコトコ
サクラ「?」トコトコ
サスケ「・・・」トコトコ
サクラ「・・・」トコトコ
サスケ「・・・あと少しか」トコトコ
サクラ「うん」トコトコ
サスケ「どうだ感想は」トコトコ
サクラ「え?何て言うか・・・デートみたいだった」トコトコ
サスケ「そうだな。デートだ」トコトコ
サクラ「デートだったの!?」トコトコ
サスケ「俺はこんな方法でしか誘う事ができない・・・」トコトコ
サクラ「それだけで・・・十分だよサスケくん」トコトコ
サスケ「そうか?」トコトコ
サクラ「うん!」トコトコ
サスケ「到着だ・・・」
サクラ「じゃあそろそろクナイを抜くね」
サスケ「二人同時で力を抜くぞ」
サクラ「一、二の」
サスケ「三!」
スポン
サクラ「何か虚しいよね。一日中繋がってたから」
サスケ「ならまたすればいい。送ってく」
サクラ「いいよ別に1人で帰れるから」
サスケ「それぐらいやらせろ。せめてもの礼だ」
サクラ「じゃあ甘えちゃおうかな?」
サスケ「家はどっちだ」
サクラ「あっち」
ナルト「・・・」
シカマル「おいナルト」
キバ「何見てんだよあれは幻術だろ」
ナルト「なあ俺達にもいつか・・・いつかさ」
ネジ「いい事はある」
チョウジ「そうだよナルト」
ナルト「俺ってば心が痛いってばよ・・・」
キバ「しっかりしろよ!あれは幻術だ!そうだよなみんな!?」
シカマル「幻術に決まってんだろ」
ネジ「今日は何もなかった」
ナルト「・・・」
チョウジ「僕達は幻術にかけられただけだよ・・・幻術にね」
ナルト「そうだってばよ・・・あのサスケとサクラちゃんは幻術なんだってばよ・・・」
数年後
サラダ「お互い繋がったままでデートしたの?」
サクラ「そうよ」
サラダ「手と手を繋いで?」
サスケ「いや少し違うな・・・俺達はそんな事はしなかった」
サラダ「じゃあどうやって?」
サクラ「うーん・・・肛門?」
サスケ「肛門だな」
サラダ「肛門?」
サクラ「そう肛門よ」
サスケ「パパとママの子だサラダもいつか肛門に目覚める」
サラダ「ふーん・・・肛門か」
サクラ「この子の彼はきっと大変そうねサスケくん」
サスケ「そうだな」
完
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