【ミリマスSS】P「美咲ちゃんちょっと資格とってきて」【安価】 (60)


美咲「プロデューサーさん、ちょっとすみません」

P「ん?どうしたの美咲ちゃん」

美咲「この書類なんですけど、この場合どう書けば…」

P「あー、そこは律子かこのみさんに聞いてみないと…」

律子「呼びました?」

美咲「あっ、律子さん!すみません、ここの項目なんですけど…」

律子「あーこれはですねー。こういう書類を用意すれば…」

美咲「わぁ~。流石律子さんですね~!」

律子「律子さんはやめて下さいよ。美咲さんの方が年上なんですから」

美咲「えへへ~。律子さん頼りになるので~」

律子「もう…」

美咲「でも律子さんってたくさん資格持っててすごいですよね~」

P「あ、そうだ美咲ちゃん」

美咲「はい、なんでしょう!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1600688405


P「律子も小鳥さんも不在にすることが多いからさ。美咲ちゃんにも何か資格を取ってもらおうかなって」

美咲「資格…ですか?」

P「そうそう、イベントを運営していると何かと必要になるからね」

P「マグロ漁とか行くし…」

美咲「え?なんですか?」

P「なんでもないよ」

P「美咲ちゃんって現状なんの資格持ってるんだっけ」

美咲「普通免許と、専門学校時代に取った服飾関係の資格くらいしか…」

P「うーんそうだな。じゃあ今度>>4を目指してみようか」

美咲ちゃんに取ってきてほしい資格をお願いします。
資格クソザコ勢なので出来れば検索してすぐ出てくる資格でお願いします。
安価下

食生活アドバイザー


P「食生活アドバイザーとかどう?」

美咲「食生活アドバイザー?栄養士みたいな感じですか?」

P「栄養士よりはもっと生活に寄り添った感じかな。国家資格と民間資格の違いもあるけど」

美咲「うーん。でもそれってお仕事に関係あるんですか?」

P「アイドルの体調管理だけじゃなくて自分の健康管理も我々の仕事のうちだよ!」

美咲「自分でもっと美味しいお弁当作ってきたり、アイドルの子たちと一緒に食べたりできるかも!」

P(お料理スキルが着くかは微妙なところだけど)

美咲「これまでちゃんと勉強したことは無いですけど、大丈夫ですかね」

P「そうだなぁ…周りで受けたことある人とか知らないしなぁ」


美奈子「お料理と聞いて!」バーン

P「うわぁ出たぁ!」


美奈子「料理のことなら任せてください!」

P「え?美奈子って食生活アドバイザー受けたことあるの?」

美奈子「ありません!でもお父さんが食品衛生管理者の資格を持ってます!」

P「関係ないじゃねぇか!」

美咲「あ!でも今調べてみたら、キッチン周りの知識だったり調理法に関する問題も出るみたいですよ!」

美奈子「ふふーん!」

P「ふふーんじゃないが」

美咲「美奈子ちゃんに教えてもらえるなら心強いなぁ~」
 


美奈子「じゃあ過去問を持って、台所に向かいましょう」

美咲「はい!」

P「大丈夫かなぁ…」


美奈子「冷蔵庫に何か入ってるかなぁ」ガチャ

美奈子「例えばコレ、豆乳に着いてるマーク」

美咲「見たことあるよ!トクホだよね!」

美奈子「さて、特定保健用食品を認定しているのはどこでしょう!」

美咲「厚生労働省?」

美奈子「おぉ~!正解です!美咲さん凄いですね!」

美奈子「じゃあ豆乳粥を作りましょう」

P「なんで?」


美咲「美奈子ちゃんが作るお粥は美味しいな~」

P「確かに美味しい」

美奈子「後は食文化に関する問題も出てるみたいですね。例えばレンゲの使い方ですけど」

美奈子「今のプロデューサーさんみたいにレンゲを自分に垂直方向に近づけるのはあまりよくないですね。平行のままが上品らしいです」

P「えっ、そうなの知らなかった」

美咲「へぇ~。勉強すると豆知識も沢山増えそうだねぇ~」

美奈子「ということでプロデューサーさん。春雨スープを追加しましたのでこれをマナー良く食べて下さいね」

P「なんで?」


その後

美咲「なんやかんや取れました!三級ですけど!」

P「おぉ!すごい!さすが美咲ちゃん!」

美咲「でも美奈子ちゃんと一緒に勉強してたので…体重が少し…」

P「あぁ…」



次美咲ちゃんが取る資格安価下


美咲「やっぱり簿記ですよ!簿記を取りましょう!」

P「えぇ~普通~」

美咲「普通で良いんですよ!少しでも音無先輩や律子さんの役に立てれば!」

P「小鳥さんはフィーリングでやってるしなぁ…律子はどうだっけ…」

このみ「あら、美咲ちゃん簿記受けるの?」

美咲「このみさん!このみさんって簿記持ってましたよね?」

このみ「まぁ持ってるけど…」

P「何級ですか?」

このみ「二級」

P「すげぇ!よく分かんないけど!」

美咲「よく分かんないけど凄いです!」

このみ「美咲ちゃんに移るからやめなさい」

 
このみ「私も昔だから覚えてないかもだけど分かる範囲で良ければ」

美咲「わぁ!助かります!文章見てもさっぱりで…」

このみ「まぁ見慣れないとね…。初めては無難に三級からで良いと思うわ」

美咲「テキスト持ってきますね!」

P「うーん。真面目な絵面だなぁ…」

このみ「別に良いじゃないの」

P「そうだ!このみさんちょっと待っていて下さいね!」

このみ「え?」

美咲(プロデューサーさん暇なのかなぁ…)
 


P「こんなこともあろうかと美咲ちゃんがこのみさんサイズの事務員制服を作ってくれていました」

美咲「そういえば!」

このみ「どんな場面を想定してるのよ!」

美咲「眼鏡と指し棒、タイツもありますよ!」

P「でかした!」

このみ「完全にコスプレじゃない!」

P「ほらほら、着替えた着替えた!」

このみ「えっ、えっ本当に着るの?」

P「どうぞどうぞ」

美咲「あ、わたし細部調整しますね!」

このみ「美咲ちゃんは勉強しなさい!」
 

 
P「いやぁ~制服このみさん楽しみだなぁ」

このみ「お待たせプロデューサー、どう?セクシー教師にメロメロかしら?」

P「めっちゃ弄られるタイプの教育実習生」

このみ「やらせといてなによ!」

P「あれ、美咲ちゃんは?」

このみ「ほら、美咲ちゃんも入ってきなさい」

美咲「えぇ~、でも~」

P「どうしたんですか顔だけ出して」

美咲「笑わないでくださいね」

P「ぶっふぉ」

このみ「可奈ちゃんの制服衣装がピッタリだったの」

美咲「あー!だから笑わないでって言ったんですよぉ!」
 
このみ「私が着るんだから美咲ちゃんも着ないと不平等よねぇ?」

P「グッジョブ」


このみ「いや美咲ちゃんほんっと可愛いわ」

P「可愛いですね。余裕で学生で行けますよ」

美咲「うぅ~」

このみ「見てよこのお肌。私と3歳しか違わないハズなのに」

P「このみさんも大概おかしいですけど…。にしても凄いですね」

美咲「やめてくださいよぉ」

このみ「莉緒ちゃんに送ろ」パシャパシャ

P「あ、ほらこのみさんも一緒に入ってくださいよ。撮るんで」パシャパシャ

このみ「ほら美咲ちゃん。椅子に座って」

美咲「うぅ~~!!」


美咲「全然勉強出来ないじゃないですかぁ!」

このみ「かわいい」

P「かわいい」


なんやかんや簿記3級は受かった。
 

すみません律子は簿記持ってるみたいですね。
このみさんの簿記設定だったり美咲ちゃんの免許だったり、ちょこちょこ御都合設定が入ってきますがこの作品内の妄想ということでご容赦下さい。
次美咲ちゃんが取る資格安価下


P「じゃあ次はカラオケ歌唱力検定を受けてみよっか」

美咲「えっ!?カラオケ!?」

P「やっぱり765プロの事務員たるもの必要な資格だよね」

美咲「音無先輩も持ってるんですか!?」

P「そらもうプロ並よ」

美咲「うえぇ!?さすが音無先輩…」

P「実際には師範、準師範、ステージ1~3に分かれていて、小鳥さんは師範です」

美咲「凄いですね!でも私、歌はそんなに…」

P「きっと美咲ちゃんも今後歌うからさ。今年のエイプリルフールだって…、いや、来年はきっと…」

美咲「プロデューサーさん?」

P「なんでもない」


未来「あー!プロデューサーさんと美咲ちゃんカラオケ行くんですか!?わたしも行きたいです!」

可奈「私も!私も行きたいです!美咲さんと~♪からからおけおけ~♪」

P「おいおい、美咲ちゃんは真面目に資格の勉強をだな…」

美咲「あれ?でもこれってどんな試験するんですか?」

P「審査員にカラオケ聞いてもらう」

未来「じゃあ私審査員やります!」

可奈「わたし歌います!」

P「完結してるやん」

美咲「じゃあ仕事終わりにみんなで行っちゃいますか!」

P「大丈夫な時間に仕事終わります?」

美咲「あっ」
 

 
未来「じゃあここで歌いましょう!そこのスピーカーに私の携帯繋げますね!」

可奈「マイクもあるの~♪可奈の相棒~♪」

P「おいおい仕事が…」

未来「じゃあ私から!『恋を始めよう』歌っちゃおうっと~!」

P「聞いちゃいねぇ」

デデレデッデッデ

未来「愛してる~愛してる~♪」

美咲「アハハ、なんだか学生のころを思い出しますね」

可奈「私は何歌おうかな~♪」
 

 
可奈「世界中に届け♪ 世界中に響け♪」

未来「わぁ~可奈すご~い。はいじゃあ次プロデューサーさんですよ」

P「アッッス、ア、ボクチョットトイレ…」

未来「え~、じゃあ美咲ちゃん!」

美咲「何にしよっかな~」

P「ノリノリじゃないですか可愛いかよ」

可奈「美咲さんってどんな曲歌うんですかね?」

美咲「えっとじゃあ『心音プロジェクター』で…」
 

 
美咲「~♪」

P「うっま」

未来「うっま」

可奈「うっま」


美咲ちゃんは師範になった。
 

次美咲ちゃんが取る資格安価下


P「そういえばふぐ調理師免許取って欲しいんだよね」

美咲「質問いいですか?」

P「なんでしょう美咲ちゃん」

美咲「どうして劇場でふぐ調理師免許が必要になるんですか?」

P「いやぁ今度みんなでトラフグ100匹釣るまで帰れないロケをやろうと思っていて」

美咲「質問いいですか?」

P「なんでしょう美咲ちゃん」

美咲「どうしてそんなことをするんですか?」

P「楽しそうだから」

美咲「楽しそうですねぇ」


美咲「でも私、フグなんて触ったことも無いですけど…」

P「あ、ほら。北海道だったら講習を受けるだけで『ふぐ処理責任者』の資格を取れるみたいだよ」

美咲「そんな、みんなの命を預かるのに中途半端なことは出来ません!」

P「美咲ちゃんノリノリだった」

千鶴「なにを騒いでおりますの?」

P「フグ捌けそうな人来た!」

千鶴「フグ!?そんなこうきゅ…、いつもシェフが捌いていたから私は捌いたことはありませんわ!」

美咲「でも確か、千鶴さんってお魚を捌くのすごく上手かったですよね?」

千鶴「まぁ、普通のお魚くらいでしたら…」

P「練習用にたくさんトラフグ買っておいた」

千鶴「気は確かでして?」

P「経費で」

美咲「ダメです」

P「Oh...」

(有毒のまま一般向けにフグを販売するのって違法じゃ?)


千鶴「私たちが捌いたら食べられませんから、トラフグはお店に持って行って捌いてもらいましょう」

P「そういわれるかなと思って、代わりにカワハギをたくさん用意しました」

美咲「準備が良すぎじゃないですか?」

千鶴「形も何もかも全然違うと思うんですけど…」

P「千鶴さんならいけるいける」

美咲「『フグ 捌き方』で検索っと…」

千鶴「見たこと無い捌き方ですわね…」

千鶴「えーっと、まず頭を…」ダンッ

美咲「ぴいっ!?」

P「うおっ!?」

千鶴「え?」

>>30
すみません販売は違法でしたね。失礼しました。


千鶴「その次は鰭を…」ザクッザクッ

美咲「おぉぉ…」

P「わぁ…」

千鶴「そして切れ目を入れて皮を」ベリベリ

美咲「ひゃあっ!」

P「すげぇ…」

千鶴「……プロデューサー」

P「はい」

千鶴「辞めといた方が良いのでは?」

P「そんな気がしてきました」

美咲「ひえぇ…」ビクビク


MISSION FAILURE

すみません出来る限りで調べてますが情報に誤りがあることがありますので正否はご自身で確かめて頂くようお願いします。
次美咲ちゃんが取る資格安価下


P「そういえば唐揚げ検定受けてほしいんだ」

美咲「はい、分かりました」

P「美咲ちゃんがツッコんでくれない…」

美咲「ちょっと疲れてきたので」

P「実は今度、料理番組で紬が唐揚げを作るからフォローしてほしいんだ」

美咲「それって資格関係なくないですか?」

P「うん、無いけどホームページ見てみて」

美咲「えぇと…あっ」

美咲「なぁんだ。ジョークみたいなやつなんですね。これくらいなら大丈夫ですよ」

P「そうそう。オレもさっきやってみて結果待ちだし。冗談みたいなもんだよ」

紬「それはつまり、私のサポートは適当で良いと…?」

P「うわっ!?」

ナンス「唐翌揚げが好きな声優……」

天「一人しかいないよね?」

もちょ「私だぁーっ!」


紬「人の顔を見て『うわっ!?』などと…。相変わらず不躾な方ですね」

美咲「紬ちゃんは唐揚げ作ったことあるの?」

紬「まぁ、人並みには…」

美咲「じゃあ一緒に唐揚げ検定受けようよ!ほら、名前のところに一緒に名前入れて」

紬「Japanese "KARAAGE" Association…? なんですかコレは…?」

美咲「私も分からないんだけど…」

P「オレも分かりません」

紬「どうして誰も分からないことをやっているのですか?」


美咲「プロデューサーさん。『グルクン』って何ですか?」

P「ムロアジと似てる魚で、関東ではタカサゴって呼ばれてる魚を沖縄ではグルクンって呼ぶらしいな」

紬「どうしてこの方はイソギンチャクを揚げようと思ったのですか?」

P「それは分からん」

美咲「『からあげを昇華』ってどういう意味でしょうか?」

P「多分固体から液体を経ずに気化させたんじゃないかな…」

紬「唐揚げの最後の一個の食べ方に正解も何も無いのでは?」

P「それは分からん」

紬「……」

紬「どうして私の時ばかり適当な返事をするのですか?」

P「本気で分からないからですごめんなさい」

後日

美咲「あっ、唐揚げ検定受かってました。カラアゲニストになりましたよ」

P「良かったねぇ」

紬「貴方という人は、人に時間を使わせておいて労いの言葉の一つもないのですか」

P「だって特になんの感情も生まれないんですもの!」

美咲「たしかに!!」

紬「はぁ…」


美咲ちゃんはカラアゲニストになった!
 

次美咲ちゃんが取る資格安価下

 
美咲「あっ、そういえば私、気になってた資格があるんですよ!」

P「なんでしょう」

美咲「洗ソムです」

P「SENSOMU!?」

美咲「やだなぁプロデューサーさん。洗濯ソムリエですよう」

P「いや聞いても分からん。調べよ」カチカチ

P「うえっ!?なんか変なオッサン出てきたんですけど!?これ大丈夫なヤツ!?」

美咲「も~、橋本英夫代表幹事じゃないですか~。何言ってるんですかプロデューサーさん~」

P「え?大丈夫?美咲ちゃん怪しい先輩から紹介されてたりしない?」

美咲「そんなわけないじゃないですか~」

P「こわい」
 


昴「お~っす。なんか賑やかだな」

P「あ!すばるん!すばるん美咲ちゃんを助けて!お願い!」

昴「なんだよ気持ち悪い…」

美咲「えーっと申し込み方法はー」

P「ほら!美咲ちゃんがなんか怪しいサイト見てるから!止めてあげて!」

昴「ん?なになに、洗濯ソムリエ?」

P「怪しくない?載ってる情報とか正しい?」

昴「んー。なぁプロデューサー、オキシドールってなんだ?」

P「過酸化水素?」

昴「オレ使ったこと無い」

P「あ、酸素系漂白剤としても使われてるみたい」

昴「あーそれなら。まぁ、普通っちゃ普通だな」

美咲「えーっと。私は未受験だからジュニア洗濯ソムリエからかなー」

昴「ジュニア?ジュニアってことは続きがあるのか?」

美咲「そうだねぇ。シニアとかコンシェルジュもあるみたい」

P「ん?準備中…?」

 
P「準備中って、このサイト、いつから…」

美咲「入会金3,000円を払えば受験出来るみたい」

昴「ほー、問題もなにも分かんないからとりあえず入会すればいいのかな」

P「ちょっと良い?この『過去の報道履歴』ってやつを…」カチカチ

P「あぁ!サイトの最終更新が2014年だ!やべぇ美咲ちゃんこれはアカンやつだ!」

美咲「やだなぁ~大丈夫ですよ~」

P「昴!美咲ちゃんを止めてあげて!」

昴「ん?お、おう。ほら美咲、お昼に卵焼き作ってきたんだけど食べるか?」

美咲「わぁ~!綺麗な卵焼きだねぇ」

P「今のうちにPC片付けておこう…」


MISSION FAILURE
 

すごいとことから資格見つけてきますね(畏怖)
次美咲ちゃんが取る資格安価下。次でラストになります。


P「美咲ちゃんちょっと弁護士資格取ってきてくんない?」

美咲「なんて言いました?」

P「弁護士資格、取ってきてくれません?」

美咲「聞き間違えじゃなかったんですね」

P「いやー、芸能事務所ってやっぱり弁護士のお世話になること多いしさ。身内にいると便利かなって」

美咲「『便利かな』で取るような資格じゃないと思いますよ?」

P「なんか美咲さん段々辛辣になってきてません?」

美咲「そんなことないですよ、プロデューサーさん♪」

P「こわい…」

 
P「そんな美咲ちゃんの弁護士資格取得を後押しするためにこんな企画を用意しました!」

美咲「嫌な予感しかしないですよぉ!」

P「デンッ!『真実と感動のドキュメント~765プロの事務員が弁護士資格を取得するまで~』配信決定~!」

美咲「後戻りできないヤツじゃないですか!」

P「さらに心強い教師として、父親が弁護士の真壁瑞希女史が指導に入ります!」

瑞希「……ぶいぶい。」

美咲「本人弁護士関係ないじゃないですかぁ!せめて天道さんを呼んでください!」

P「いやぁ他の事務所は色々と兼ね合いが…」

美咲「規模に対して気にするところが小さくないですか?」

瑞希「…青羽さんのツッコミのキレが増してます。負けないぞ、瑞希。」
 
美咲「もっと別のところに突っ込んでよぉ!」
 


P「まぁまぁ、働きながら弁護士試験に受かった人もいるみたいだから」

瑞希「…ではまず、学習計画を立てましょう。」

美咲「え、本当にやるんですか?」

瑞希「まず必要な学習時間ですが…、あっ。」

美咲「え?」

瑞希「青羽さん、失礼ですが、法科大学院を卒業されてたり…?」

美咲「ないねぇ」

瑞希「となると…推定の必要学習時間…」

瑞希「発表です。ドン。…3,000時間。」

P「えーっと。一日が24時間だから、125日あれば何とかなるのかぁ」

美咲「プロデューサーさんは私をなんだと思ってるんですか?」


美咲「毎日二時間勉強したとして、四年と少しかかるってことですよ!?」

P「仕方ない…瑞希、アレを出してくれ」

瑞希「…オーライ、ブラザー。…精神と時のマシン、かもん。」

美咲「こっ、これは…!?」

P「このマシンを使えば劇場の事務室の中で流れる時間が365倍に圧縮される。劇場で一年間勉強しても外の世界では一日しか経っていない」

美咲「えっ…?」

瑞希「…ただし空気濃度は4分の1に。重力は10倍、気温は-40℃から50℃になります。」

P「まずはその環境に耐えられるように特訓するところからだね。頑張ろう美咲ちゃん」

美咲「あの…?」


BGM ~地上の星~

青羽美咲は戦った。
己自信と、そして無茶苦茶なことをいう同僚および所属アイドルと。
薄い空気に慣れるため、北上麗花と共にエベレストに登頂した。
高い重量に慣れるため、宇宙飛行士の試験に受かり特殊な訓練を受けた。
気温の高低差はその過程でなんとかなった。

長きにわたる修行を経て、青羽美咲は誰にも負けない肉体を手に入れていた。
しかし、同時にこの企画を持ち込んだプロデューサーに対し、静かな怒りを内に秘め続けていた。
ただ、青羽美咲はあまりにも優しすぎた。
優しすぎるが故、プロデューサーと真壁瑞希からの好意を断ることが出来なかった。

やがて、青羽美咲は穏やかな心を保ち続けたまま強靭な肉体を手に入れることに成功した。
しかし、内に秘めていた怒りは徐々にその大きさを増していた。
精神と時のマシンを試しに使ってみようと言い始めて劇場の事務室が50mほど沈下した時、その怒りが爆発してしまった。
事務室と共に沈んでいく自分のお気に入りの文房具に向かって、青羽美咲は叫んでいた。
その時、彼女の髪は逆立ち、金色に輝いた。

おだやかな心と激しい怒りによって、スーパーミサキちゃんが誕生した。
宇宙最強の戦士が誕生した。
なんやかんやで弁護士資格は取った。

P「弁護士資格も取れたし、765プロの戦闘力も上がったし、万々歳だな!」

瑞希「頑張ったぞ、瑞希。…ぶい」

美咲「本当にこれで良いんですか?」シュインシュイン



おわり
 

本当にすみませんでした。HTML依頼出してきます。
安価ご協力頂いた方々ありがとうございます。楽しかったです。

美咲ちゃんが取った資格
・食生活アドバイザー
・簿記
・カラオケ歌唱力検定 師範
・カラアゲニスト
・弁護士

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