魔剣転生 part3 (1000)

タイトルの通りです。
あなたは魔剣としてこの世に生誕します。
そして人間や魔族、時にはそれ以外の何かに遣われる事により、人生ならぬ剣生を過ごしていきます。

これまでに

『天帝』
『虐殺卿』
『太陽王』
『黒翼の魔王』
『僻地に住む青年』
『死影』
『第一司教』
『公爵家の若き当主』

に遣われました。

以前の軌跡です。

魔剣転生
魔剣転生 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/dat/1600631344.dat)

魔剣転生 part2
魔剣転生 part2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/dat/1601538661.dat)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1602028328

現在のステータス公開です。

☆遣い手ステータス

『公爵家の若き当主』
ランドルフ・キューブリック
年齢:26
属性:風

公爵家の生まれで、若くして当主になる。
何処にでも居そうな、優しげな好青年。
異常に筋肉質な事以外は容姿から何まで平凡で、欠点は魔法が全く出来ない事くらい。
とはいえ気性は強くない為か、結果的に家臣からはぼんくら扱いされている。
努力家。

物理戦闘力:30
魔法戦闘力:1

☆魔剣ステータス

名前:天帝剣ハルシオンwith黒皇號

特徴:『黒翼の魔王』の母と魔王軍技術開発部によって、極めて実用的な可変化を可能とした新たなる天帝剣。黒き翼の刻印が為されている。
戦闘では銃に変形する事で大規模破壊魔法、殲滅魔法が使えなくなる代わりに『遠距離射撃』『戦闘補助』を可能にする。そして非常時、魔力を使えない者や、魔力切れを起こした者でも使える『モード:マリア』が発動する。
属性: 神蒼(光+光+水)

スキル:【雷翼】

属性:風雷(風+水)
迸る雷の翼を創り、雷速で空を駆ける。
一応速度は調整可能。
戦闘では相手の物理戦闘値を無効化。

スキル:【神威瀟来・白夜】

属性:聖焉(光+光+光)
広大な場所に於いてのみ発動可能。
白き雷の化身が召喚され、その化身の持つ槌(ハンマー)が振り下ろされると同時に、大河の如き白い雷の巨壁が瀑布の様に天より流れ落ちる。
また化身の周りでは広範囲の重力領域・無差別光線発射領域が展開され、敵味方関係無しに全てを押し潰し、灼いていく。
戦闘では魔法戦闘値を140倍にした状態で計算、3ターン分の確定命中、魔族・闇属性に特効、一部のスキルを貫通。

スキル:【奮い立て、勇気ある者(ブレイヴァーズ・ソウル)】

属性:神炎(光+火)
所有者の善性・勇気に応じてその可能性を無限に上昇させる。
また、所有者や敵対者の闇を喰らい、自らの力にする事が可能。
ただし、量は微量。……少なくとも、今は。
戦闘では、
物理戦闘値+46
魔法戦闘値+45
を加算する。

スキル:【天魔の審判】

属性:皇焔(闇+光+火)
魔王レオンの意思を継ぐ者が編み出した、裁きの大規模殲滅魔法。
闇と光の両方の性質を持つ為、神や魔に対して高い特効性を持つ。
加えて本来の威力も十分に高い為、火属性相手にも十分通用する。
ただし構築術式が非常に複雑な為、未熟な遣い手は発狂する恐れもある。
戦闘では魔族、神、神の信仰者に魔法戦闘値を250倍にした上で計算、2ターン分の確定命中、あらゆるスキルを貫通。
魔法戦闘値100未満は使用不可能。

前回図らずも自分でスキルの奴を取ってしまいました。
という事でスキル獲得機会になります。

チャンスは一回こっきりです。
どうぞ!


51以上 スキル獲得
50以下 スキル獲得不可

下1

おめでとうございます、スキル獲得決定です。
とはいえちょこっとした範疇でお願いしますね。
神威瀟来や天魔の審判級は絶対ダメです。
雷翼~それ以下くらいの奴が好ましいです。

名前と特徴をお願いします。
光、水に相応しい感じです。


下3~5まで

追跡者(チェイサー)
銃モード専用スキル、ロックオンしたターゲットを追尾する弾丸を放つ
ロックオンした物以外は光のように透過し、ターゲットのみを撃ち抜く
特定の部位を指定する事も可能

スキル:【追跡者(チェイサー)】
銃モード専用スキル。
ロックオンしたターゲットを追尾する弾丸を放つ。
ターゲット以外は光のように透過し、それだけを撃ち抜く。
特定の部位を指定して狙い撃つ事も可能。
戦闘では確定命中になる。

に致します。
これもヤマトで描きそびれた銃モードの再起用に貢献するでしょうしね。
ただミニスキルどころか普通にこれチート性能になりそうですけど。
銃モードに変形出来る事を知らない主人公には解放出来ません。
今回のランドルフは知ってますが。

再開します。

ランドルフ「何か、筋トレが捗るものはないかな?」

受付嬢「ああ、でしたらこちらの特殊鋼ダンベルは如何でしょうか?」

ランドルフ「特殊鋼ダンベル?」

受付嬢「ええ!金属の性質によって内に宿る魔力が使用した本人の筋力量に比例する重さに変化するというものです!」

※具体的には毎回の訓練時の物理戦闘値に+3の補正を行います。

ランドルフ「へえ、他には?」

受付嬢「他でしたら……ああ、これは如何ですか?」スッ

ランドルフ「これは?」

受付嬢「戦神の像です!なんか持ってると筋トレとか訓練、なんなら戦いまで捗るんですって」

※具体的には訓練/戦闘を経る毎に物理戦闘値が+1されます。

ランドルフ「ふうん……」

受付嬢「どれにしますか?今のところ目ぼしいのはこれくらいなのですけれど……」

ランドルフ「そうだな……」


1 特殊鋼ダンベル
2 戦神の像

下1

ランドルフ「これがいいかな」ヒョイ

受付嬢「特殊鋼ダンベルですね。一応不良品でないかチェックしたいので、魔力を込めていただけますか?」

ランドルフ「ああ」


キュイイイインッ....

ズシッ


ランドルフ「っ、お……?」

ランドルフ(なるほど、これは確かに良いトレーニングになりそうだ……!)

受付嬢「その様子だと大丈夫の様ですね!では特殊鋼ダンベル1点を御購入という形で宜しいですか?」

ランドルフ「ああ、そうだな」

受付嬢「袋は要りますか?」

ランドルフ「良い」ジャラッ

受付嬢「ではそれはそのままお持ち帰り下さい!この度の御来店、誠にありがとうございます!また来てくださいね、公爵様!」ニコッ

ランドルフ「ああ、また来るよ」

ガチャッ


1ヶ月が経過します。
訓練時、筋力を効率的に鍛えられる様になりました。

キューブリック邸


ランドルフ「……これ、本当に変形するのか?」

ランドルフ(王子の側近さんが同梱してくれた紙にはそう書いてあったけども……)

ランドルフ「………」

ランドルフ「ん?」

ランドルフ(なんだこの……突起?か何か)

ランドルフ(押してみるか)ポチ


キィィィンッ ガチャッ ガチャッ ガチャンッ!


ランドルフ「!!?」


ウィーーーン ガチャンッ!!!


ランドルフ「……さ、流石は黒翼の魔王の遺物だな」

ランドルフ(ヤバいだろこれ……)


ランドルフの行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

3早速ダンベルの切れ味を試してやるぜ!

ランドルフ「……本当に驚いたな」

ランドルフ(これ、銃……だよな?最近帝国や都市国家を中心に普及され始めた)

ランドルフ(黒翼の魔王は、こんなところまで先取りしてたのか………)

ランドルフ(で、僕はそんな存在が持ってた物を持ってる……)

ランドルフ(………。うん)

ランドルフ(こういう時は筋トレして精神統一するに限るな)スタスタ



ランドルフ「ふんッ、ふんッ!!」ムキッ ムキッ!



私兵A「またやってるよあの筋肉ダルマ」

私兵B「そろそろ筋肉の塊みたいになりそうだなあ……」

私兵C「いやもうあれは筋肉人間だろ……」


物理戦闘値が+30から+38に上がりました。

………………。


ランドルフ「父上、今日はどういう御用で?」

ゼーベック「うむ、ランドルフ。お前、新しいダンベルを買ったそうだな?」

ランドルフ「えっ?あ、ええ」

ゼーベック「………」

ガシッ

ランドルフ「へっ」

ゼーベック「何故わしに黙っていた!?」

ランドルフ「はいっ!? い、いやあれ僕の物ですし……」

ゼーベック「じゃあわしにも使わせろ!ああいうのは共有してこその物だ!お前だけ鍛えるというのは不公平だろうが!!」

ランドルフ「えぇ……いや、まあ構いませんけど」

ゼーベック「よし、では早速筋トレをしてくる!お前は公務を終わらせておけ」スック スタスタ

ガチャンッ

ランドルフ「………」

ランドルフ(あの人は、寿命で死ぬんだろうなあ……)


ランドルフの行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

ランドルフの行く場所を選んで下さい。

1 私邸
2 王城
3 大広場
4 大商店
5 王立図書館
6 王都ギルド
7 完全ランダム(思わぬ場所を発見出来るかも)
8 孤児院

下1

王城


ワイワイ

ガヤガヤ


ランドルフ「今日もここは賑わってるな……」

ランドルフ(ここは公務の関係で来まくってるから、もうあんまり新鮮感は無いよな)

ランドルフ「……まあ、でも何かしたいよな」

ランドルフ(取り敢えず城内を歩いてみるか)スタスタ


しばらく歩いていると、誰かを見つけました。
それは……


1 屋内庭園で眠っている少女
2 侍女らしき女を蹴飛ばしているバカ王族
3 訓練をしている第一王子
4 この前の有名冒険者
5 ハゲ

下1

屋内庭園


ランドルフ(ここは本当に天然森林を移植してるんだっけか、凄いなあ……)

ランドルフ「……ん?」


「zzz....」


ランドルフ「……?」

ランドルフ(なんだ、あの娘)


スタスタ


トッ

スタスタ


ランドルフ「……えっ?」


81以上 第一王女……!?
80~50 第二王女様……?
49以下 第三王女様……?

下1

ランドルフ「………」

ランドルフ「第三王女様?」

第三王女「………んっ……?」

パチ

第三王女「………」

キョロキョロ

ピタ

第三王女「………」

第三王女「あなた、誰?」

ランドルフ「……僕は、王都で公爵をしているキューブリック家の者ですが」

第三王女「……なんでここに居るの?」

ランドルフ「いや、たまたま歩いてたらここに辿り着いたというか」

第三王女「……ふーん」

第三王女「まあ、良いわ。……そういえば、パーティで見たような気もするわね」

ジッ

ランドルフ「…な、なんですか?」

第三王女「あなた、筋肉凄いわね」

ランドルフ「えっ?あ、はぁ……」

第三王女「………」

クルッ

第三王女「じゃあね」

スタスタ


ランドルフ「………」

ランドルフ(……まだ12歳なのに、大人びてるな)

ランドルフ(あまり感情を出さないからか?)


第三王女と接触しました。
第三王女はランドルフの事を、殆ど赤の他人だと思っている様です。

1ヶ月が経過します。

さてここで第一司教の時もありましたイベントコンマちゃんです。
ゼーベックがダンベルの話する前にも1ヶ月経過って書くべきでしたが、書き忘れておりました。
ほんとごめんなさい。

取り敢えずイベント決めましょう。
何が起きるかな?

下1

そこそこ良い感じですね。


71以上 1人の魔剣遣いが王都に定住決定
70~40 1人の魔剣遣いが王都に長期滞在決定
39以下 フリーの魔剣遣いが王都に出現

下1

フリーの魔剣遣いが嘔吐に出現した様です。
接触し、関係を作れば定住もあり得るかも。



ランドルフ「……え、魔剣遣いが?」

「ええ。どうやら、王都に来た様で」

ランドルフ「情報の出所は?」

「ギルドです。あそこは傭兵やら冒険者やらに職を斡旋しとりますからな、魔剣遣いもその手でしょう」

ランドルフ「……そうか」

ランドルフ(少し警戒した方が良いな。魔剣遣いというのは、殆どが奇人変人って話だ)

ランドルフ(もしかすると、結構ヤバい奴だったりするかも知れない………)


ランドルフの行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

1でその魔剣遣いで会いに行くのは可?

>>33
面識がないので移動→王都ギルドで会えました。
まあどうせもう一度やろってなっても沿うだけになると思うんで魔剣遣いと会う処理にします。

王都ギルド


ガチャッ....


冒険者A「」ギロ

冒険者B「」ジッ

傭兵A「………」キッ

傭兵B「」チラ


ランドルフ(……流石に、貴族は歓迎されないか)

ランドルフ(まあ、冒険者や傭兵は成り上がりが多いからそういう傾向があるのは仕方ないんだけどな……)

スタスタ


受付の女性「何か御用ですか?公爵様」

ランドルフ「魔剣遣いが来たという話を聞いた。その人の所在を教えて貰えるかな」


「………うん?」


魔剣遣いの名前、年齢、性別、種族、性格や特徴を書いてって下さい。

下3~5まで

いい加減コピペは分けよう。
そう思いました。


魔剣遣いの名前、年齢、性別、性格や特徴を書いてって下さい。

下3~5まで

名前:ジロー
年齢:40
性別:男
性格:穏やかで豪胆、気の良いおっちゃん
特徴:猟師のおじさん、魔剣を手に入れてからは魔獣を狩るようになった

クロメ「うんと、わたしを探してるのかな?」

ランドルフ「……ん?いや、僕は魔剣遣いを探しているんだ」

クロメ「あはは、じゃあやっぱりそうじゃん」ス


カチャッ


ランドルフ「………は!?」

クロメ「ども、『罪歌』のクロメです!よろしく~」ブイ

ランドルフ「……ほ、ほんとうにこの娘が?」

受付の女性「ええ、間違いありません。彼女が魔剣遣い、クロメです」

ランドルフ「………」チラ

ランドルフ(こんな、女の子が……)

クロメ「んでんで、なんの用なの?っていうか公爵さまなんだよね? 案外公爵さまってひまなの?」

ランドルフ「いや、そういう訳じゃないけど…」

クロメ「ん?……あ、もしかしてスカウトとか?」

ランドルフ「ああいや、そういう訳でもないんだよな」

クロメ「んじゃどういうこと? 依頼?」

ランドルフ「……ええと。はっきり言うと、その、人柄を見に来たんだよ」

クロメ「人柄?なんで」

ランドルフ「ほら、魔剣遣いって結構……さ。アレだろ?」

クロメ「……ああ、うん………。否定できないのがかなしいとこだね……」

ランドルフ「そう、だからちょっと会話をしてみたかった感じなんだけど……まあ、君はあまり問題がない様に見えるし」

クルッ

ランドルフ「今日はありがとう。短い時間だったけど、有益だったよ」

クロメ「え?もういくの?」

ランドルフ「人格に問題がない事が分かれば良いから十分だからな。じゃ」


スタスタ


クロメ「……」

クロメ(……あの腰の長剣、魔剣っぽいなぁ。魔力感じるし)

クロメ「うーん、ちょっとあやしいね。ストーキングしてみよっと」ボソ


クロメの標的にされました。
クロメはランドルフに対し、何かしらの意図を以て接触したいと考えている様です。

注:敵対ではありません。
一旦落ちます。

また1ヶ月が経過しますを書き忘れた……。
ボケが近いんですかね。

再開です。

ランドルフ「………」カキカキ


ジーーーッ....


ランドルフ「………」カキカキ


ジーーーッ....


ランドルフ「………」カキカキ


ジーーーッ....


ランドルフ(…何か最近視線を感じるなあ………)


ランドルフの行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

ランドルフ(……うん)

スック

ランドルフ「こう言う時は筋トレだな。気分の刷新には筋トレが一番だ」

スタスタ


クロメ(……えぇ)



ランドルフ「ふッふッふッふッふッふッ」バッバッバッバッバッバッ



クロメ(………)

クロメ(あの人、ちょっとあたまおかしい人なのかな……?)



私兵A「……何だあの女の子」

私兵B「うわっ、めちゃかわじゃん」

私兵C「ランドルフ様の性処理係か?意外だな」


物理戦闘値が+38から+46に上がりました。
クロメはランドルフの事を、ちょっと頭がヘンな人と思った様です。

1ヶ月が経過します。

王城


ランドルフ「そういえばあの娘、どうしてるかな……」

貴族A「ん?どうしましたかな」

ランドルフ「あ、いえ、少し知り合い……っというか顔見知りの事で」

貴族B「ほう?もしや、良い人でも?」

ランドルフ「そういうのではないですよ。…魔剣遣いの娘が、来国していたでしょう?」

貴族A「ああ……そういえば少女だったか」

貴族B「接触でもしたのですか?」

ランドルフ「ええ。少し、ね」


クロメ(ずっとみてるよー)


ランドルフの行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

ランドルフの行く場所を選んで下さい。

1 私邸
2 王城
3 大広場
4 大商店
5 王立図書館
6 王都ギルド
7 完全ランダム(思わぬ場所を発見出来るかも)
8 孤児院

下1

王立図書館


ワイワイ

ガヤガヤ


ランドルフ(ここは中に喫茶店があるから結構騒がしいんだよな……)

ランドルフ(それに、僕くらいになるともう王城の方の禁書庫ばかり使ってるし)

ランドルフ「……まあそれでも、気分転換には良いか」


何を読みますか?

1 伝説の魔獣
2 ある司教の記録
3 同一属性=複合属性?
4 ぎゃくさつ!べりおるくん!(特装版)
5 唯一属性『ユリアーネス』

下1

2

ランドルフ「……? 何だこれ」スッ

パラ

ランドルフ「………」

ペラ....

ペラ....

ランドルフ(随分剥げてるな……)

ランドルフ(……ん。ここだけ結構折り目が付いてる?)

ランドルフ(何々……『その男は、元は単なる魔導師であった』

『しかし成り行きで政界に流れ揉まれると、その人格は捻じ曲がった』

『別に、悪政はしなかった様に思う。寧ろ、良政をしようとしていた』

『それに、あの魔剣を悪用しなかったのだ。彼が教皇になるという選択肢も、個人的にもなくはなかったと思う』

『ただ、彼は敗れた』

『あれだけの力を持ちながら、何故か敗れた』

『……いや、何故か、ではない。理由はしっかりと存在する』

『恐らくこれは、単に彼という器が小さ過ぎた結果なのだと思う』

『彼は、野望と力、そして未来を見通す力はあった。これだけ見れば十分だと思える』

『が』

『彼には、運命力が欠けていた。言い換えれば、幸運と言うべきか』

『故に彼は負けた。様々な好条件を獲得しながらも、敗者となったのだ』

『……第一司教、第二司教亡き今。教皇となるはこの私』

『御二方、申し訳ないが────私の、一人勝ちになった様だ』

『第 司教』……)

ランドルフ(………)

ランドルフ(……なんでこんなのが禁書庫じゃなくてここにあるんだよ………)


1ヶ月が経過します。

イベントコンマです。
何が出るんでしょうか。

下1

うおっ!!?


91以上 神の祭壇発見!
90~60 王族に個人的な依頼を受ける
59~10 王族に依頼を受ける
9以下 邪神の祭壇発見!

下1

え?コンマは別にいいかと思ってたけど駄目だったか?すまん

キューブリック邸


ゼーベック「なに?邪神の祭壇を発見した?」

「ええ、それもかなり巨大な物を……」


ガチャッ


ランドルフ「父上、お話とは……」

ゼーベック「! 来たかランドルフ!おい、ランドルフにも話してやるのだ」

「……は。ランドルフ様、邪神の祭壇についてはご存知でしょうか」

ランドルフ「邪神…? まあ、学園で習ったけれども……」

「それが、王都近辺で発見されました」

ランドルフ「! マズいんじゃないのか!?」

ゼーベック「うむ。故に」

パシッ

ゼーベック「破壊しに行こうと思っとったところだ」ニィ

「は?」


クロメ「は?」

ランドルフ「……いや父上、普段なら僕も賛成するところですが邪神の祭壇は流石に……」


クロメ(公爵さまもだいぶあたまおかしいよ?)


ゼーベック「なんだビビっとるのか?邪神の祭壇なぞ寧ろ壊せばハクが付くもんだろうが。見つかったのならこの手で破壊するしかあるまい、え?」

「い、いや先代様、今回ばかりはランドルフ様の言う通りに退いた方が……」

ゼーベック「ええいじゃかましいわッ!わしァやると言ったらやるんだ!邪魔をするでないわ!!」ドゴォン!


首のない石像「」パラパラ....


ランドルフ「ああ出ちゃったよ父上の癇癪……」ボソ

「な、なら……せめて、その、近衛だけでも………」

ゼーベック「近衛ぇ?要らんわそんなもん」

バシッ

ゼーベック「ランドルフが居るのだからな」ニヤ

ランドルフ「え?……あ」


腰の長剣「」


ランドルフ(……あー………)

「ま、まさかランドルフ様も連れて行くおつもりで……!!?」

ゼーベック「当然だろ?わしの息子だぞ、わしがどうしようが構わんだろ」

「………」

「……あの、せめて引き継ぎ準備くらいは…………」

ランドルフ「……父上、流石にそれくらいは」

ゼーベック「引き継ぎィ?………まぁいい。さっさと終えて来いよ、ランドルフ」

ガチャッ

バタンッ

「………」

ランドルフ「………」


クロメ「………」



『『……………』』


…………………。

……………。

………。

遺跡


ランドルフ「……ここですか?」

ゼーベック「うむ。とはいえ中はダンジョンになっとる、十分に注意して進めよ」

ランドルフ「ダンジョン……? え、まさかッ!?」

ゼーベック「おう、魔獣が出るぞ」ニカッ

ランドルフ「………」

チャキッ

ランドルフ(……僕、今日普通に帰れるのかな………)



クロメ(……いやダンジョンて)

クロメ(あの人、あきらかに50~60さいだよね……?)


ダンジョンに突入します。

第一層


ゼーベック「はっはっは、久しいなあダンジョンも」ズカズカ

ランドルフ「くっら……」

ランドルフ(これ奇襲とかされたらヤバいんじゃないのかよ……)


クロメ(何げにダンジョンってあんまもぐったことないんだよね……)

クロメ(まあ、どういう魔剣かわかったらすぐてっしゅうすればいいもんね)

クロメ(ハルシオンとかならかんがえるけど。…さすがにないか)


81以上 階段を発見
80~60 遺品を発見
59~40 死体を発見
39~20 魔獣だ!
19以下 魔獣の奇襲だ!

下1

ランドルフ「ん?父上、あれは……」

ゼーベック「お?どうし……ああ、遺品だな」

ランドルフ「遺品……?」

ゼーベック「おうとも。ここはダンジョン、力の無い莫迦は淘汰される場所よ。故に、莫迦の持っとった物もたまーに落ちとる」

ゼーベック「まあ使えるかどうかは知らんがな。そこは個人が判断する所だろ」

スタスタ


ランドルフ「………」

ランドルフ(死体漁りとまでは行かないが、遺品を取るって結構気分悪くなりそうだな……)

ランドルフ「……一応、なにが落ちてたか見るか………」


71以上 使える物
70以下 ゴミ

下1

マジで使えましたね。
何でしょう。


91以上 錆びた魔剣
90~60 魔導書
59~10 魔道具
9以下 保存食料

下1

ランドルフ「………?」

ランドルフ(何だこれ?)

カチッ

ランドルフ「うおっ!?」

ゼーベック「!! どうしたッランドル───……ほう、光源か。やるではないか」

ランドルフ「こ、こんなものがあったんですね……」

ゼーベック「当然。とはいえこれは……都市国家か帝国の技術だな。我が国は銃が普及している代わりに、それ以外が遅れとる。驚くのも無理はない」

ランドルフ「そうですね……」

ゼーベック「まあともかく奇襲の恐れがなくなったのは素晴らしい事よ。ちゃっちゃと先に進むぞ」

ランドルフ「あ、はい」

スタスタ

スタスタ


クロメ(……おー。やるじゃん?)


奇襲されなくなりました。

ランドルフ「しかし父上、父上は以前ダンジョンに入った事が……?」

ゼーベック「ある。当然な」

ランドルフ「何故です?父上も公爵でしたよね?こう言った事は先先代に許可されなかったのでは……」

ゼーベック「無論、許可はされなかったがな。わしもひとりの漢よ、無理やり入った」

ランドルフ(えぇ……)

ゼーベック「とは言っても、当時は冒険者を数人捕まえた上でだったがな。…当時の魔獣は、今より強かったのもある」

ランドルフ「そうなんですか?」

ゼーベック「というより、昨今の魔獣や魔族は弱くなってきておる。一番強かったのは……恐らく、黒翼の魔王が統治していた頃だろうな」

ランドルフ「黒翼……」

カチャ


黒いハルシオン「」


81以上 階段を発見
80~60 遺品を発見
59~40 死体を発見
39以下 魔獣だ!

下1

ちなみに3ターン過ぎれば自動で次の階への階段を見つけます。
またこのダンジョンは全三階構造です。

冒険者、傭兵が主人公になると結構入る事になります。
普通に外での行動も出来ますが。


71以上 使える物
70以下 ゴミ

下1

ひぃっ……。


61以上 錆びた魔剣
60~20 魔導書
19以下 魔道具

下1

錆びた魔剣を手に入れてしまいました……。
ちなみに錆びても魔剣の価値は1億~行きます。



ランドルフ「………ん?」

ゼーベック「なんだ、また何かみつけたのか」

ランドルフ「いえ、父上これ………」


パラッ....


ランドルフ「………魔剣じゃないですか?」

ゼーベック「………」


クロメ「………」


ランドルフ「………………」

ゼーベック「……取り敢えず背袋に入れておけ。後で………どうする?」

ランドルフ「どうします………?」


クロメ(えっ?魔剣ってこんなかんたんにみつかるもんなの?わたしのときしぬきで手にいれたのに?)

ゼーベック「……階段か」

ランドルフ「帰宅後が憂鬱ですよ……」

ゼーベック「見つかってしまったものは仕方がないだろ」

ランドルフ「そうですが………」

ゼーベック「ともかく進むぞ。邪神の祭壇はまだまだ先よ」

スタスタ

ランドルフ「はぁ………」

スタスタ



次の層に到着しました。

81以上 階段を発見
80~60 遺品を発見
59~40 死体を発見
39以下 魔獣だ!

下1

はい。


71以上 使える物
70以下 ゴミ

下1

はい。


91以上 錆びた魔剣
90~60 魔導書
59~10 魔道具
9以下 保存食料

下1

ゼーベック「おっ、わしも何か見つけたぞ」

ランドルフ「? 魔道具ですか?」

ゼーベック「いや………魔導書、の様だな」

ランドルフ「魔導書! 魔法の込められた書物ですか……」

ゼーベック「うむ。自分で使っても良いが、国王に献上しても良い。……が、」

ハァ

ゼーベック「……お前もわしも魔法など門外漢。王に献上で良いだろうよ」

ランドルフ「……ああ」

ランドルフ(そういえばハルシオン使えば魔法が使える事言ってなかったっけ……)

ランドルフ(後で言っておくか)


魔導書を発見しました。

ランドルフ「というか魔獣居なくないですか?」

ゼーベック「そんな筈はないんだがなあ……」

ランドルフ「でも、臭いすらしませんよ」

ゼーベック「……わしもボケたか?」


クロメ(そんなきんにくでボケてるわけないでしょ)


81以上 階段を発見
80~60 遺品を発見
59~40 死体を発見
39以下 魔獣だ!

下1

ドォンッ!

大型魔獣「」グルルル....

大型魔獣「ギャギィ……!!」


ゼーベック「! そらみろ魔獣はやっぱりおったんだ!」

ランドルフ「うわッ本当だ!?」


クロメ(……うーん、よわそう)


ゼーベック「よし、幾ら相手が魔獣程度とは言え久し振りの実戦だ! ランドルフ、しっかりついてくるのだぞッ!!」ダッ

ランドルフ「ちょ、父上ッ」ダッ


戦闘を開始します。
(一度でも完全勝利すると以降はその探索内でのみショートカットが可能です)

ゼーベック「行くぞぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!」ダダダダッ!!

トッ

ゼーベック「オラァッッ!!!!!」ヒュンッ!

ゴウッ!!


ランドルフ「……ああ、もう」

チャキッ

ランドルフ「僕も一応、やんなきゃな」

フォンッ

ヒュンッ!

大型魔獣「………!!」


ランドルフの剛速の振り下ろし!
ゼーベックの破壊の一撃!
46(物理戦闘値)+46(【奮い立て、勇気ある者】)+51(ゼーベック)=143。
一撃目確定命中!
二撃目、コンマ43以下で命中。

下1

大型魔獣のコンビネーション!
25+25+10(コンビネーション)

コンマ65以下で命中

下2

133なので33以下ですが余裕でクリア。
片方に二撃入れてダウン判定。



大型魔獣「ガァ────!!!!」

ゼーベック「ふんッ」ドゴォ!!!

大型魔獣「ギャグゥ!!?」

ドチャアッ!

ランドルフ「ふんッ」

大型魔獣「ギャ、ヒッ………!!??」

グチャアッ!


大型魔獣「………」

ランドルフ「」チャキッ....

ゼーベック「」ポキッ....


大型魔獣「ギャ……ギャギィイイイイイイイイイ!!!??」

目ん玉おかしくなってんのかな。



ランドルフ「」ゴウッ!!

大型魔獣「ギャッ────!!」

ダッ

ゴンッ

大型魔獣「ギャ………!!?」

ゼーベック「」ニィ

ムンズ

大型魔獣「ギャ、ギ……!?」


ランドルフの剛速の振り下ろし!
143-51=92。
92以下で命中。

ゼーベックに掴まれている為確定急所。

下1

大型魔獣のもがく!
20以下で振り解く。

下2

ドチャッ!!


大型魔獣「」


ゼーベック「ふん、雑魚め」

ランドルフ「……は、初めて大型魔獣と戦いました」

ゼーベック「ん、そうだったか?どうだ、大型魔獣は」

ランドルフ「……まあ、何というか。想像よりは弱かったですが」

ゼーベック「まあ魔剣の影響もあるだろうがな、恐らく魔剣が無くともお前なら勝てていたぞ」

ゼーベック(…お前の筋肉は、もはや人間を辞め始めているからな)

ゼーベック(………わしも何とかランドルフの先を維持しているが、いつまで体がもつか)

ムキィッ!!!!

ゼーベック「………」

ゼーベック(割と持つかもしれんな)


クロメ「………」

クロメ(………あれ、もしかして)

クロメ(ハルシオン………?)

クロメ(…………………)

クロメ(これは、てっしゅうどころじゃないなあ)

クロメ(たしかに公爵さまはおえらいさんの人だけど……だからって、こんなのかんたんにてにはいるわけないしね)

クロメ(………)

クロメ(もっとはやく王国にくればよかったな)

クロメ(流石にこれは、放置出来ないよ)スッ


81以上 階段を発見
80~60 遺品を発見
59~40 死体を発見
39以下 魔獣だ!

下1

コンマ

ふえーん現象が起きてます。


81以上 錆びた魔剣+近道発見、邪神の祭壇到達
80以下 近道発見、邪神の祭壇到達

下1

……………。



ランドルフ「ブッ!!?」

ゼーベック「…どうした?」

ランドルフ「………」

ゼーベック「……『また』か?」

ランドルフ「」コク


チャキッ....


ランドルフ「………」

ゼーベック「…………」

ランドルフ「………………ここ、そんな高位のダンジョンではないですよね?」

ゼーベック「………………おう」

ランドルフ「……も、もう散々だ。元に戻────」

ガラッ

ランドルフ「うおッ!!?」

ゼーベック「ッ!! ランドルフッ」バッ


ガラガラガラッ....


クロメ「!? ちょ……!」

クロメ「………これは……」

クロメ(……いくしかない、か!)

ダッ

ピョンッ

ヒューーーーーーッ....

ヒューーーーーーッ....


ゼーベック「ランドルフッ!!」

ランドルフ「父上……ッ」

ゼーベック「アレをやるぞッ!!」

ランドルフ「」コクッ!!


説明しようッッ!!!

彼らが今からやろうとしている事、それは『五点接地』であるッッ!!!!!

これは高所から飛び降りる際、怪我を避ける為に体の各部分に衝撃を分散させる一種の護身方法であるッッ!!!!!

まず初めにつま先を地に触れさせるッッ!!!

次に身体を丸めッ、地に転がりながら脛の外側、尻、背中、肩の順に着地をしていくッッ!!!!

こうする事で普通の人間ですら7~8m上から落下しようと身の安全が保障されッ、ましてや運動神経が異常な域にある彼等が行えばそれは、30m上からの落下ですら完全な護身を保障するであろうッッ!!!!!


ゼーベック「行くぞぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!」

ランドルフ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!」



ゴンッ ベチッ ドッ ゴッ シュタッ!!


ゴンッ ベチッ ドッ ゴッ シュタッ!



邪神の祭壇前



ゼーベック「………」

ランドルフ「………」


ガシッッッ!!!!!!



護身に成功しました。

ギギギギギッ

トッ


クロメ「………」

クロメ「……いま、一階層はさむくらいにはさがったよね?」

クロメ(えっ、いやふつう剣をかべにつき立ててまさつでいきおいころすよね?)

クロメ(えっ?えっ?)

クロメ(わたしがまちがってるの?これ)



ランドルフ「……さて、父上」

ゼーベック「応」

ランドルフ「……これが、邪神の祭壇ですか?」

ゼーベック「だろうな。先遣隊の報告と全くたがわん」

ランドルフ「ならば」チャキッ

ゼーベック「まあ待て」スッ

ランドルフ「え?」

ゼーベック「わしも破壊したいのは山々だ。が、少し試したい事がある」

ランドルフ「試したい事、ですか?」

ゼーベック「うむ。まあ、待っとけ」

スッ

スタスタ


小さい邪神像「」


ボキィッ!!

ジッ....


ゼーベック「………」

ランドルフ「……何をしているんです、父上?」

ゼーベック「……いや。もう良い」

ゼーベック「壊すぞ」

ランドルフ(………?)


……………………。

……………。

………。

ゼーベック「それなりに硬かったな……」

ランドルフ「ですね………」

ゼーベック「だが、大きな収穫もあった。……頭の痛くなる収穫だが」

ランドルフ「……錆物で、下手したら使えない物とはいえ魔剣が2振りも見つかったんですからね」

ゼーベック「うむ……これを察知されれば他家や盗賊団、犯罪シンジケートに狙われるやもしれぬぞ」

ランドルフ「………」

ゼーベック「まあ、察知されてもお前とわしで追い返せば良いがな。…あいつが生きていた頃は、危なかったが」

ランドルフ「……そういえば、母さんの墓参りはまだですね」

ゼーベック「…来月辺り、行くか……」


スタスタ....



クロメ「………」

クロメ(………まあ、なんとなく見ててわかったけど)

クロメ(魔剣遣いって、ほんとあたまおかしいね)


クロメの今後のスタンス


81以上 友好的
80~40 一応干渉はしていく
39以下 ハルシオンを奪う

下1

惜しい。
一旦切ります。
ご飯です。

筋肉は偉大

再開です。



王城


バタンッ


ランドルフ「ふう……」

「お~~い待てよランドルフちゃ~~~んッ!!」

ダダダッ

ランドルフ「…王子?」

バカ王族「ハハ、お前すげぇなァ!!!マジであれ魔剣じゃん!?ジジイに判定の結果聞かせてもらったぜオイ!!?」バンバンッ

ランドルフ「あ、どちらも実用化は出来るんですね?」

バカ王族「らしいぜ?すげえわマジで、お前そういう道進んだら?」

ランドルフ「はは……。僕にはこれがあるので」ムキッ!

バカ王族「……いや、もうそっちは良いだろ………」


2億5000万の個人資金を手に入れました。
また以前の資金から1億を別途頂き、3億5000万を手に入れました。
これは、再び行われるオークションで使用が可能です。


ランドルフの行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

キューブリック邸


ランドルフ「………」バッバッバッバッバッ

ランドルフ(……あの後、速攻魔剣の存在は他家にバレて)

ランドルフ(一つの家に戦力が集中することは避けるべきだ!ってムードが蔓延)

ランドルフ(あとはもう国有化まで一直線、と………とはいえ)



ランドルフ『……しかし、それでは我が家に一切の利益がないではありませんか!』

貴族A『ですがねぇ……』

貴族B『流石にこちらとしても容易に認める訳には……』


バカ王族『……あのよー。さっきから聞いてッとよ、まずランドルフちゃんが本物の魔剣手に入れたみてェになってんじゃん?』


第三王女『……バカ兄?』

『……アイツが発言するなんて珍しいな』

『急にどうしたんだ……?』

バカ王族『まず鑑定させろや、鑑定。んで、偽物だったらそこで終わり。が、本物だったら第三王子の名の下に恩賞与える。これで良いじゃねえか。え?違ェかボケども』


貴族C『いや、王族直々に恩賞は……』


バカ王族『バカ?オメーバカ??魔剣って国防兵器になるレベルって分かってて言ってる?大学出てねえだろお前?障害者か?おん??』


貴族C『……ッ、幾ら国防兵器になる程とはいえ、王族から出すというのはまた違うという話をしているのです!!』


バカ王族『じゃあチミさァ、2振りの魔剣献上された場合に生じる2億以上のカネ………これ、王族の名を使わずどうやって払うん??』


貴族C『……いや、それは』


バカ王族『精々王国そのものから出せんのは法律上数百万以下だろォ?しかもこれだって学園に通ってるガキどもの為の奨学金としての上限金額であって、個人に恩賞として与えるモンでもねぇ』

バカ王族『じゃ~~~さ、この第三王子がじッきじきに出してやりゃァいーじゃん??しかも相手は公爵家、実際問題王族と結婚だって許される高貴なる家格』

バカ王族『全く問題ねェ~~~んだよなァ?? 取り敢えずさ、法も型もロクに分かってねェバカはさっさと死ねよ。お前みてぇーーーなさ、なんも考えらんねーバカが貴族やってても意味ねえからさ』


貴族C『…………!!!』ギリッッ....


ランドルフ「……何故か、助け舟出されたんだよな」

ランドルフ「………」

ランドルフ「今度、酒くらい行こうかな」


物理戦闘力が+46から+54に上がりました。

1ヶ月が経過します。

ゼーベック「………」ググ....

ランドルフ「ぐ、ぅ……!」グググ

ゼーベック「………!」ググググッ!!

ランドルフ「ぅ、ぉ、おおおお………!!」グググググッ!!

ゼーベック「────ふんッ!!」グンッ!

ドォンッ!

ランドルフ「う、ぐ……ま、参りました」

ゼーベック「まだまだだな、ランドルフ」ニカッ


ランドルフの行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

ランドルフの行く場所を選んで下さい。

1 私邸
2 王城
3 大広場
4 大商店
5 王立図書館
6 王都ギルド
7 完全ランダム(思わぬ場所を発見出来るかも)
8 孤児院

下1

らんだむです。

下1

間違えた図書館でした。
修正。

王立図書館


ワイワイ

ガヤガヤ


ランドルフ「さて、今日は何も見ようかな……」

ランドルフ(…前みたいな禁書庫行きレベルのがまたありそうな予感がする……)


1 確認されている神格
2 魔族の基本知識
3 ある異世界の記録
4 ぎゃくさつ!べりおるくん!(ベストセレクション)
5 『死神』

6 魔導書の寄書(これのみ併せて選択可能)

下1

ランドルフ「……あ、そういえば」


ガサッ

魔導書「」


ランドルフ「これ、寄書した方が良いよな……」

スタスタ



館長「……ほう?これは」

ランドルフ「魔導書です。寄書をしに参りました」

館長「ふむ……少し失礼」

キィンッ

館長「………」

館長「確かに、魔法が込められている。…感謝しますよ、公爵様」

ランドルフ「いえ、良いんですよ。それでは……」

館長「待ってください」ガサゴソ

スッ

館長「どうぞ」ニコ

ランドルフ「……これは?」

館長「優先貸与券です。以前見逃した書を、優先的に借りる事が可能です」

ランドルフ「なんと……良いのですか?」

館長「ええ。…まあ、その代わり今後も魔導書を見つけたら、ここに持ってきて頂きたいですが」

ランドルフ「あ、勿論構いませんよ」

館長「本当にありがとうございます。その分、こちらも何か特典を用意しておきますね」ニコ

………………。

…………。

……。

ランドルフ「で、今日はこれを読むか」

ランドルフ(いずれ魔族と戦う時もあるかもしれないから、な……)


『魔族とは、まず総じて強い』

『近接だろうが、魔法だろうが、何だろうが、明らかに人間より優れている』

『しかし殆どが晩成型である事、一部の種族を除いて殆どがあまり繁殖行為をしない事から』

『人間と比べ、その数は非常に少ないものである事が分かっている』

『しかし魔獣と敵対していない事、先に述べた基礎能力の高さなどから』

『魔族自体は人間より大きく優れている事が分かる』

『ゆえに魔族相手に油断など出来ないし、子供でさえ巨漢並みの腕力を持つ彼等を舐めてかかれば……まず、死ぬ』

『しかし多くのものは闇の性質に偏っており、闇属性でなくとも光属性の魔法が効く場合が多い』

『また長く生きる事から厭世家や一匹狼が多く、集団戦はあまりしない事が分かる』

『そういった様々な点を考慮すれば、魔族の行動性もだんだんと理解出来ていくだろう………』


パタンッ

ランドルフ「……数は少ないのか」

ランドルフ「いや、多かったら人間の領域なんて今の半分か……」


1ヶ月が経過します。

ランドルフ「……ああ、そういう事だ」

「しかし、それでは税率的に………」

ランドルフ「大切なのは民の生活。僕たちは十分に儲けているんだから、そちらを優先すべきだよ」

「………」

「御意」


ランドルフ「………」

ランドルフ(納得していない顔をしていたな)

ランドルフ(……そんなにおかしいのかな、民を第一に考えるという事は)


ランドルフの行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

ランドルフの行く場所を選んで下さい。

1 私邸
2 王城
3 大広場
4 大商店
5 王立図書館
6 王都ギルド
7 完全ランダム(思わぬ場所を発見出来るかも)
8 孤児院

下1

王城


ランドルフ(……ここも図書館と負けず劣らず賑やかだ)

ランドルフ「さて、別にやる事もないけど……どうしようか」

ランドルフ(まあ、知り合いっぽいのはそこそこ居るけども)


誰に話しかけますか?

1 オークション会場に居た豪商
2 本を読んでいる第三王女
3 男を蹴りまくっているバカ王族
4 ちょっと前から微妙な関係の貴族Aと貴族B

5 禁書庫に行く

下1

カツンッ

カツンッ

カツンッ


ガチャ....


禁書庫


ランドルフ「………」


今代『死神』「……ん? ああ、君か…」ス

薬物中毒者「フーッ、フーッ、フーッ……!!!」ギョロッ ギョロッ ギョロッ!!

高名な学者「………」ジーーーッ....


ランドルフ(相変わらずだな、ここは)

ランドルフ「……さて、何か見るものはあったかな」


1 魔族の奴隷を手に入れる方法
2 禁断の魔導書
3 現魔王の殺し方描いてみた
4 勇者の情報
5 虐殺、ベリオル卿。

下1

今代の勇者の情報を決めます。
書物の内容はそこから決定します。


名前、年齢、性別、性格や特徴、二次属性(一つ目は光)を書いてって下さい。

下3~5まで

『イリスちゃんハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
あーかわいいかわいいよイリスちゃんハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
そのおっぱいふよふよしてるね♡そのおまんまんまだきれいきれいでかわいいね♡ああむしゃぶりつきたい
イリスちゃんから産まれたい
イリスちゃんのおまんまんからこの世界に爆誕したい
イリスちゃん見てる?見てるよね?ぼくは見てるよ♡
イリスちゃんの為に空間超越魔法を習得したんだ♡
だからイリスちゃんが今何を何回何の為にやってるのか全部知ってるよ♡
イリスちゃんは魔族が大嫌いなんだよね?ぼくも嫌いだよ!♡ふひこんなとこまで一緒だね♡
やっぱりイリスちゃんはぼくと相性最高なのかな?ううんきっとそうだよ!だからイリスちゃんの世界にぼくは産まれたんでしょ??
あーほんとすき、まじすき、だいすき
イリスちゃんもう今年で19歳だっけ?おめでとー、行き遅れないようにね♡行き遅れる前にぼくがもらうけど
ってそういえばこの本一応イリスちゃんの情報書かなきゃいけないんだっけ?忘れてた
取り敢えず基本的な事だけ書いとくね♡
イリス・ロイアルちゃん19歳おにゃのこ
単なる民草からやんごとなき方々まで一切の差別なく助ける聖人中の聖人だよ!
もはや神?女神様よね。だからぼくも産まれたいのよ、分かる?
イリスちゃんの髪から抜けた毛を自分のチン毛に移植したい
植毛技術ってなんで発達しないんだろうね?
あ、また話が逸れちゃった
でもイリスちゃんは魔族嫌い嫌いみたいなのです
魔族見るとすぐぶっ殺してるイメージ
魔獣も同様だねー
犯罪者には寛容なのにね
なんで嫌いなんだろうね?
まあぼくはイリスちゃんが嫌ってるから魔族大嫌いだし嫌われてても良いや
あーーーやべ書いてたら勃起してきた
ちょっと中だ(何かが文字を汚している)』


ランドルフ「………」

パタン

ランドルフ「………」スッ


ランドルフ「よし、見なかったことにしよう」


イリスとの邂逅時、補正が付きます。

1ヶ月が経過します。

きっ…(絶句)きしょい…(拒絶)

イベントコンマです。
なるたけ良いのを出しましょう。

下1

ふつー。
何かいい事あったら良いねくらいですね。
ぽん。


81以上 オークション日程が早まる
80~40 武術大会開催
39以下 第二王女が行方不明に

下1

オークション開始です。
今回の参加予定人数は……


81以上 6人
80~50 8人
49~10 10人
9以下 20人

下1

いつメンが集結します。
要するにあの時集ってたメンツです。

モノを選定するので30分くらい中断します。

王城


ランドルフ「オークションを?」

バカ王族「おう。今回は早めるよん」

ランドルフ「……何故急に?」

バカ王族「何となくだけど??」

ランドルフ「………」

バカ王族「ま、とにかく来いや。どーせテメェ筋トレしかしてねェーだろ?」

ランドルフ「……まあ、そうですが」

バカ王族「今回はそれ関係の代物も出るぞォ?そういう意味でも出るだけ出」

ランドルフ「出ます。日程は?」

バカ王族「……明日な。いつもの時間だから遅れんなよ?」

ランドルフ「諒解致しました、第三王子様」ペコリッ

バカ王族「……………」

…………………。



バカ王族「さァさァやって来やがったぜェ~~~~~テメェらァ!!!! これでクソつまんね~~~庶民の部は終わりッ!次からはこの世界を動かす歯車たちのたたけェだぞボケェ!!!!しィ~~~~ッかり参考にしてけよォ!!!???」


ザワザワ....

「キュ、キューブリック公爵だ……」

「あれ連邦首都のギルマスじゃね……?」

「あ、あの戦乙女も居る……」

「………うわ、あの大商会のトップじゃねえか!!?」

「なんだアイツ……?」

「マジかよ……『死神』か、アレ………?」

「………どっかで見た事あると思ったら、公国の大臣じゃねえか………」


ランドルフ「熱気がすごいな……」

某国ギルドマスター「………」

有名冒険者「あー、なんで今回だけわざわざ解放してんだろーね」

豪商「さぁ……?」

フードの男「………」

今代『死神』「煩いなぁ……」

他国官僚「……また来たか、皇族め」

バカ王族「んッでッ!!!ボクちゃんメンドくせェ~~~ェ形式嫌いだからさァ」パチンッ

黒服A「」スッ

黒服B「」スッ

バカ王族「パパッとやんよ?」ニィ


有名冒険者「今日のはなんだろねー?」

ランドルフ「一応言質として、僕の好きな物……恐らく、身体関係のものは出ると聞いていますが」

他国官僚「身体……? ふむ」

フードの男「………」


バカ王族「じゃァ一品目はこっちらァ!!デデンッ!!!『全戦闘特化式少女型殺戮兵器』だァ~~~~~!!!!!」


ランドルフ「……全戦闘特化式少……?」

某国ギルドマスター「……ほう?」


ガチャンッ!

ギギギギギッ....


キィィィンッ

カチャッ


白髪の少女「」

バカ王族「んでェこちらァ、実は1000年以上前に造られた古代兵器っぽいんスわ」

黒服A「この素体自体は、2年前帝国南部を横断していた王国軍のスパイによって発見されました」

黒服B「大きな遺跡の最奥部にあったとの事で、また誰も侵入した記録がないという事です」

バカ王族「でェ、それ目覚めさせた結果ァ~~~~~?」

黒服A「アドミニスターと認識した者以外を、全自動で殺戮する様になりました」

黒服B「故に我々は全戦闘特化式少女型殺戮兵器と呼び、現在は魔力回路を破壊する事によってその活動を停止させています」

黒服A「当然、再起動の際は戦闘システムに魔術的改良を加えている為、アドミニスターの命令無しではまともな行動も不可能です」

バカ王族「んでこのガキが今ならたったの5000万から落札出来ちゃうぜェ!!どうする??落札すっか?しねえか?選べやァ!!!」


「なんだあれ、マジで人形なのか……?」

「どう考えても人だろ……」

「………人造人間か何かじゃないのか?筋力を異常に発達させた……」

「こわー………」


ランドルフ「………」


1 無視
2 落札準備

下5まで多数決

現在3億5000万所持

ランドルフ「……買うか」


バカ王族「お~~~ランドルフちゃん参加すんのか!!? アイツも競うのにやんじゃねーーーーか!!!」


ランドルフ「………」


バカ王族「ハッハァ、まそんな暗い顔なんのも当然だよなァ?? 何たってあのフードの奴ァよォ~~~………」



フードの男「………」

フード「」フワッ

パサッ....

某国皇族「………」



バカ王族「ボクちゃん様と同格の、国家を統べる血族のモンなんだからなァ……!!!」ニヤァ

ランドルフ「………」

ランドルフ「分かってますよ」

黒服A「初期提示金額は?」

某国皇族「1億2500万」

黒服B「……ランドルフ公爵は?」

ランドルフ「……1億5000万」


某国皇族

30以下で離脱

下1

某国皇族「1億8000万」

ランドルフ「………」タラッ


バカ王族「まあ降りねえわな」


「ま、待てよ……俺帝国であの人がなんかスピーチしてたの見たぞ……」

「うっそ……!?」

「マジかよ……じゃあ本物?」

「すげぇ………」


黒服A「……降りますか?」

ランドルフ「………」

1 1億9000万……
2 離脱

下1

ランドルフ「……1億9000万」


「うお……」

「すげえ………」

「俺らの部じゃ9000万が最大だったのに………」

「上流階級ってやっぱすげえな………」


某国皇族「………」


バカ王族「おうどうすんだ同類ィ?まさかウチの貴族程度に負ける訳ねェ~~~よな??おん???」


某国皇族

40以下で離脱

下1

某国皇族「………」


クルッ

スタスタスタ....


ランドルフ「……えっ?」

バカ王族「あっ?」


某国皇族「………」

某国皇族「興が覚めた」


スタスタスタ......


ランドルフ「………えっと?」

黒服A「1億9000万で落札です」

黒服B「素体は後にキューブリック邸にお送りさせて頂きます」


バカ王族「………」

バカ王族「んだよ、拍子抜けだな。ケッ」


まだオークションを続けますか?

下5まで多数決

まだ余力はある、続けよう

ランドルフ「……あ、ああ。お願いします」

バカ王族「ん?ランドルフちゃん帰んねえの?」

ランドルフ「ええ、まだ一応1億6000万はありますし……」

バカ王族「あ~~~、じゃあまだ居ても良いなァ。ぶっちゃけ、こっからずっと1億5000万以下は居ても買えねえのばっか出るしな」

ランドルフ「そうなんですか?」

バカ王族「おォ。お前が求めてた身体機能の奴も結構高いぜ。順番的には結構すぐじゃねえかな?」

ランドルフ「はあ」

バカ王族「ココの椅子貸してやんよ、どうせとっくに購入してんだし文句も言えねえだろアイツらも」チラ

ランドルフ「あ、どうも」スッ


バカ王族「……んじゃ次やってくぜェ!!二品目はなァ~~~………!」


………………………。

…………………。

…………。

バカ王族「ヘイヘイヘイヘイチミたち財布の口がカッテェーーーーーーよ!!!良い加減寄越せカネ!!ボケ!!!」


有名冒険者「んな事言ったってさー」

他国官僚「特段惹かれるものがな……」

某国ギルドマスター「そも、急に日程を変更したのが間違いじゃないのか」

豪商「ですなぁ……」


バカ王族「う……煩い煩い煩い煩い煩ァ~~~~~いッッ!!!ボクちん様が言う事は全部正しいんじゃボケがッ!!!!」

ランドルフ(……この人も大変だな)

バカ王族「続けっぞ!!……つかランドルフちゃんの求めてた奴だぜこれ!!!」

ランドルフ「えっ?」

バカ王族「第九品目!!『太歳』!!!異世界から流れ込んできたとされる未知の物質だァ~~~~~!!!!!」

黒服A「食した者は皆、不老不死もしくは永遠の健康体を得たとの記録があります」

黒服B「また、実験的に治験対象者にこれを微量与えたところ、闇魔法と水魔法の合わせ技による模倣毒薬も効果を為しませんでした」

黒服A「開始金額は1億とさせて頂きます」


ランドルフ「……うーん………」


1 無視
2 落札準備

下5まで多数決


筋肉は己の力で鍛えてこそ、ドーピングなど言語道断

ランドルフ「良いや」ボソ

バカ王族「えっランドルフちゃん落札しねェーの?」

ランドルフ「ええ。あまり、魅力的に映らなかったもので」

バカ王族「あァ?ウッソだろ??見た目は確かにキメーけど不老不死だぞ??」

ランドルフ「いや……別に、不老不死を得てまで生きたいとも思えませんしね」

バカ王族「テメェ変わってんなァ、マジで。んで貴族なんかに産まれたんだろ~~~な??」

ランドルフ「さぁ……」

………………………。

………………。

………。

バカ王族「っしゃァ折り返しの十五品目だぞテメェらァ!!次これ、ドゥンッ!!!」パチンッ

ガチャ....

黒服A「……早く歩け」ゲシッ!

ドチャッ!!

…………。

スタスタスタ....



エルライザ「………」



バカ王族「今代の勇者様とそのお仲間がボッコボコにして下さったァ~~~、伝説の竜人でェ~~~~~すッッ!!!!!!」


ザワッ....


「あれ、確か……」

「黒翼の魔王の……」

「え?誰?」

「有名人なの?」


バカ王族「ちなコイツはたったの5000万から開始だぜ☆ 欲しィ奴はパパァ~~~ッと落札しちゃいまショー!!!!」


ランドルフ「竜人……」


1 無視
2 落札準備

下1

ランドルフ「……買います」

バカ王族「お?買うの?魔族だぜ??」

黒服B「ちなみに、他の方は……」チラ


豪商「……好事家が好みそうですからな、落札しましょう」

有名冒険者「えぇ、魔族なんかで興奮する人いるのー?」

豪商「居ますよ、軍人の方は特にね」

有名冒険者「え~………」


黒服A「…先の素体には性処理機能は付属されておりますが、魔族とは一般的に性行為が不可能です」

黒服B「また、この個体は右腕及び尾を欠損しております。労働奴隷として扱うにしても、非常に効率が悪いです」

黒服A「それでも落札いたしますか?」

バカ王族「あ、言っとくけど魔族の場合は返品無理な。キッショいからよ」


本当に落札しますか?

下1

落ちます。

クロメは仕事です。
毎年の上半期に王国に居ます。
仲良くなると定住します。

殺戮人形ちゃんは恋愛も出来ます。
最初は教皇ちゃん並みの鉄壁です。

エルライザは………。
まあ、恋愛って方面には行かないんじゃないかなあ。

では、さようなら。

再開です。



黒服A「では、初期提示金額をお願いします」

豪商「……まあ、6000万からが妥当ですかな」

他国官僚「竜人か……龍化出来るのであれば、見せ物にはなるな」

今代『死神』「見た目は若い女だから、そういう方にも使えるだろうけれどね。生理的嫌悪が誘発されない場合に限るけれど」

某国ギルドマスター「それが『好事家』、とやらか」


ランドルフ「……」

ランドルフ(……どうして、落札しようと思ったかは分からない)

ランドルフ(………でも)

ランドルフ(何故か、助けなきゃいけないような気がする……!)


エルライザ「………」


黒服B「ランドルフ公爵は?」


ランドルフ「……6500万」

バカ王族「じゃソッチのデブ幾らよ?」

豪商「デッ…………まぁ、良いですが」


豪商

60以下で離脱

下1

豪商「おや、そんな端金で退却するとお思いで?舐められたものですな」


バカ王族「おッ?つーと??」


豪商「8000万。如何ですか、公爵殿?」


有名冒険者「うっはー、高ッ」

今代『死神』「端金かぁ………」


「端金……」

「………」

「……上流階級ってズルいなあ………」

「俺もああいうセリフ言ってみたかった……」


黒服A「継続致しますか?」


ランドルフ「………」


1 9000万
2 離脱

下1

ランドルフ「9000万」


「あ、あっちも負けてねえ……!」

「つかあの人ハルシオン買った人じゃなかったか?」

「えッマジ!!?」

「まじまじ。つかこれ王国の人間しか知らねーのか?」

「ほぇー……」


バカ王族「ヒャハハハハハッ!!やァ~~~~るじゃねえかランドルフちゃァんッッ!!!!フッツー魔族なんかにここまで出すボケ居ねェーーーーぞォ???」

黒服A「如何しますか」

黒服B「継続しますか?」

豪商「ふむ……」


豪商

70以下で離脱

下1

あー………。


91以上 2億2500万(不可)
90~50 1億5000万
49以下 1億2000万

下1

豪商「……少しスピードを上げますかな。1億2000万」


ザワッ....


「やっば……」

「あんな大金ポンと出せるんだからすごいよな……」

「頭おかしい………」

「流石は都市国家連合を相手取る大商会の頭……」


黒服A「……如何しますか」


バカ王族「これやべェんじゃね?ランドルフちゃん今後残り幾らよ?」

ランドルフ「……1億6000万」

バカ王族「じゃめえっちゃやべェ~~~じゃんッ!!もうこれ無理くね?無理じゃね??ブヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!」

ランドルフ「……」


1 1億4000万
2 離脱

下1

ランドルフ「1億、4000万」


「うおおおおおお……ッ!!」

「つ、追随しやがる……!」

「やべェなこれ……」

「公爵様って筋肉だけじゃなかったんだ……」


黒服A「如何しますか」

黒服B「継続するのであれば、金額の提示を」


豪商「ほう……」


豪商

80以下で離脱

下1

豪商「………」

ジッ

ランドルフ「………」

豪商「………」


クルッ


バカ王族「お?もう逃げるのん??」

豪商「ええ」

豪商(どうやら彼は、アレをどうしても手に入れたい様だ)

豪商(……王国の有力貴族の恨みを買ってまで、欲しいものでもない)


スタスタスタ....


ランドルフ「………」


スタスタスタ



エルライザ「………」

ランドルフ「………」

ガチャッ

ガチャッ

キィィ....


エルライザ「………」

エルライザ「私を、何に使うつもりだ」

ランドルフ「………」

ランドルフ(……僕は、何故彼女を助けた?)

ランドルフ(何の目的で、彼女に1億以上の金を掛けた?)

ランドルフ(明らかに、単なる喪失でしかない)

ランドルフ(幾ら伝説の竜人とはいえ目の前に居るのは、もはや傷を負った魔族でしかない)

ランドルフ「……それは」


1 ただ、何となく……
2 君が、綺麗だと思ったから
3 魔族の事を知りたい
4 ハルシオンが共鳴する……?(判定有り、リスク高)

下1

ランドルフ「………」

エルライザ「………」

ランドルフ「………」

ランドルフ「……ただ、なんとな」キィィィンッ....

エルライザ「………!」


有名冒険者「んんー……?」

今代『死神』「……ハルシオン?」

某国ギルドマスター「ハルシオンが……光っている?」

他国官僚「むう……?」


「な、なんだアレ……?」

「公爵様のハルシオンが……」

「輝いてる……?」


バカ王族「お?おっ………?」

黒服A「……?」

黒服B「……何?」


エルライザ「……まさか………!!」


61以上 『俺』、覚醒
60以下 何も起こらない

下1

ランドルフ「はっ……?」


キィィィンッ....!!!


エルライザ「そ、それは……!」

エルライザ(嘘、五十年前に棄てた筈……!!)


キィィィィィィィィィィィンッッ!!!!


ゴォンッッッ!!!!

グラグラ....


他国官僚「く、空間歪曲……!!」

有名冒険者「……『魔法障壁』、全面展開!」ヴゥンッ!

某国ギルドマスター・今代『死神』『『魔法障壁』、全面展開ッ!!!』ヴゥンッ!!


ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッッ!!!!!


「う、うわぁッ!!?」

「じ、地震……?」

「きゃあああああああああああああ!!??」


バカ王族「どッ、どうなってやがるッ!!?」

黒服A「王子、避難を!」

黒服B「く……ハルシオンの魔力暴走か………!!?」



ッドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!

……………………。


エルライザ「………」

エルライザ「……そうか。理解した」

エルライザ(……私は、引き寄せられたんだろうね)


ズル、ズル....



ランドルフ「こん、のッ」

ゴォンッ!

岩「」バキャッ!

ランドルフ(建物が崩れ掛けるとか聞いてないぞ……!)

黒服A「大丈夫ですか、王子」

バカ王族「あ、あァ……なんとかな」

黒服B「しかし、何故急な暴走を……」

ランドルフ「……いえ、分かりません」

ランドルフ(本当に、何で……)

ポン

ランドルフ「ん?」

エルライザ「少し、借りるぞ」

トンッ

ランドルフ「ぇ」

ドチャッ!!


カチャ

黒いハルシオン「」

ランドルフ「」


バカ王族「ファッ!!??」

黒服A「……な………」

黒服B「ラ、ランドルフ公爵が一撃だと……」


エルライザ「退け」フォンッ!!

チャキッ

エルライザ「斬られたくなければな」


黒服A「………」

黒服B「王子、これは………」

バカ王族「ひ、ひィィッ!!!!」ズザザザザッ!!


エルライザ「……」

エルライザ「通るぞ」

スタスタスタ....



バカ王族「あ、あ、あ………」

バカ王族「やべえ……やべえよ………」

バカ王族(じょ、上位魔族が……放たれちまった………!!)

数分後 王都上空



ヒュウウウウウウウウウウッ

フワッ


エルライザ「………」

エルライザ「久しぶりだね。こうして話すのは」

黒いハルシオン「………」



………。
何だか、凄く長い間、眠っていたような気がする。
100年か、200年か。
もしくは、もっとずっと上か。

エルライザ、ユリアーネスは何処だ?



エルライザ「………」

エルライザ「ユリちゃんは、もう居ないよ」



……………………。

そうか。
逝ったか、あいつも。



エルライザ「……うん」

………。
ユリアーネスの時代から、随分経ってるんだろうな。
流石のお前も、体が衰えている様に見えるぞ。



エルライザ「……まあね。もう何百年生きてるのかも忘れちゃったくらい、生きてるし」

エルライザ「………」

エルライザ「ローザちゃんも、死んじゃったよ。最後に、世界最大のダンジョンを創ってね」



……ローザ。
そうか。
ローザも逝ったんだな。
ミセトやナシュラさんは?
…いや、ナシュラさんは流石に居ないか。



エルライザ「あはは、ナシュラさんも結構生きたけどね。……戦死したよ、勇者と交戦して」



勇者……。
………。
俺が、正義を理解出来なくなった原因だな。
勇者は、人に厭戦的な魔族すら殺した。
ああいうのは、嫌いだよ。



エルライザ「………」

エルライザ「ねぇ。私、腕と尾を無くしちゃったんだ」

腕?
尾?
………。

ああそうか。
勇者か。
ハハ、本当にクソだな。
殺してやりたいよ。



エルライザ「貴方は剣だから殺せないでしょ」



いやあ、分からんぞ?
要するに間接的に殺せば良いんだよ。
例えば魔族だとか、蹴落とされた勇者候補に遣われてさ。
そういうのの意思を利用してブチ殺せば良い。

勇者なんてのは総じてゴミだ。
お前のそれを見て理解したよ。



エルライザ「……まあ、向こうにも向こうの都合があるからね」

エルライザ「でも貴方、本当に変わったね」



何が?



エルライザ「昔は、理想的な正義を掲げてたでしょ」

エルライザ「でも今の貴方は、凄くリアリストになってる様に見える」

エルライザ「意志が変質してるっていうかさ」



……………。

何百年も生きれば変わるさ。
レオンだって、認めてくれただろ?
一回、共和国の勇者が魔王城をぶっ壊そうとした時とかそうだ。

あの時、ユリアーネスがすげえ怪我をしただろ?
で、あの温厚なレオンが珍しくブチ切れた。
ナシュラさんもブチ切れた。
俺もブチ切れた。
というかお前もブチ切れた。
マリアさんやネストさんもブチ切れた。
魔王軍全員ブチ切れた。

それで、総出で共和国を壊滅寸前まで破壊したじゃねえか。
よく考えてみろ、あんな感情的な行動に論理性があったと思うか?
レオンの掲げる共生は崩れ、俺の掲げる絶対的正義も崩れ去った。

向かってきた兵士を殺しまくった。
ただ命令しただけの官僚を物言わぬ肉塊にした。
な?この時点で俺たちの本質的正義は破綻してる。
だから俺だって変わった。
それだけの話だぜ。



エルライザ「………」



まあ言ってもさ、俺も勇者も変わんないんだよな。
向こうが厭戦的な魔族を殺したのも、俺たちが罪のない人間を殺したのも。
どっちもおんなじ。

じゃあ、もう感情貫き通したって良いだろ。
俺たちも相手も悪い。
なら全てを決めるのは、後は感情。意思だ。
違うかよ?



エルライザ「………」

エルライザ「……まあ、それでも良いと思うよ」

エルライザ「そもそも私は貴方の言う通り、あの行動に手を貸した訳だから。何も言えないもん」

エルライザ「でもさ。ちょっと良いかな」



何だ?
勇者に復讐でもするか?
良いぜ、手くらい貸してやるよ。
お前は親友みたいなもんだしな。



エルライザ「違う。…ねえ、私が本当に、本来の実力を出して負けると思う?」



はあ?
そりゃどういう………。
…………。

……そうか。
お前も、か。



エルライザ「うん」

エルライザ「老衰できるだけ、良い事なのかな」

エルライザ「もう、無理して体を動かしてるんだ」



…………。
何をすれば良い?
なんだって聞いてやるさ。
言ってみろよ。

エルライザ「………」

エルライザ「私はね。貴方にこの先の世界を維持して欲しいと思ってる」

エルライザ「私も結構、頑張ったんだけどさ。……ほら、もうダメだから」



………。
良いぜ。
それくらいやってやるさ。

でも、俺は自分じゃ行動出来ないぞ。
だからさっき俺が自分でも言った様に、間接的になる。
それでも良いな?



エルライザ「もちろん。剣が自分で歩ける訳ないし、ね」

エルライザ「………」

エルライザ「もう、それだけ言えれば十分かな。……まあ、もう一つ、実は言いたい事があったんだけど」



ん?
何だよ。
言ってくれよ。
2つでもいいぞ。
友の遺言だ、なんなら100個くらいまでなら聞いてやる。

エルライザ「……あのね」

エルライザ「貴方の変化は、経験としては悪い事じゃないと思ってる」

エルライザ「でも、やっぱり輝いてたのは昔の貴方だよ」



…………。

何が言いたい?



エルライザ「……人間、嫌い?」



勇者だけ嫌いだな。
後その仲間。
見つけた瞬間に魔力暴走起こして全員皆殺しにしてやりたいよ。



エルライザ「………」

エルライザ「まあ、正直勇者は良いや」

エルライザ「でも、人間がそこまで嫌いじゃないのは良かった」



……。
言いたい事はわかった。
言いたい事はな。

要するに、人間とも関われって事だろ?
それは良いさ。
人間の世界を見るのも悪くはなかったしな。

今思い返せば、シェルみたいな可愛い女の子にずっと持たれてるのは嬉しかったな。
なんかこう、人生の勝者になった感があった。



エルライザ「剣だけどね」



じゃあ剣生。



エルライザ「………」

エルライザ「まあ、分かってくれてるなら良いや」

エルライザ「貴方には、再び色々な世界を見て欲しい」

エルライザ「それで、あの頃の輝きを取り戻して欲しい」



正義の獲得を目的としなくともか?
人間と関わるだけで、再び元の正義観を得れる保証なんてないぞ。
ただ、知識と経験を得るだけだ。



エルライザ「……出来れば、あの頃の貴方に戻って欲しいかな」

エルライザ「あの頃の貴方は、ユリちゃんの良きアドバイザーだったから」

エルライザ「………」

エルライザ「いや、本音を言おっか」

エルライザ「多分ね。今のままだと、貴方はいずれ壊れるよ」

エルライザ「勿論、あと数百年くらいは良いと思う」

エルライザ「けれど、何度も何度も『悪』に遣われて」

エルライザ「本来の貴方が持っていたモノを全て捨て去ってしまったら」

エルライザ「残るのは、貴方の二度目の主人と同じ道だよ」



……………。
…………………。

………そうかもな。
ベリオル。
あいつは真の邪悪だった。
ああなった理由はともかく、奴の行動は狂気と破壊に満ちていた。
一切の善性を見出せない、究極のカオスだった。



エルライザ「そういうのに、なりたいの?」



…………。
なりたくはないな。
理性を、完全に失いそうだから。

ニッ

エルライザ「……なら、大丈夫かな」

エルライザ「………」

エルライザ「私は、後数年生きられたら良い方だと思う」

エルライザ「だから、龍化して何処かの無人島にでも篭るよ」

エルライザ「はぐれ龍種なんて、見つかっても少し珍しいくらいにしか思われないだろうしね」



…そうか。
俺はどうすれば良い?



エルライザ「もともと持ってた人に返すよ」



持ってた……ああ。
新しい主人か。



エルライザ「うん。…優しそうな人だったし、あの人は貴方を正しく使えると思う」



どうだかな。
人間なんて曖昧な生物だ、すぐに精神なんて変化するぞ。



エルライザ「まあ、それは貴方が見ていけば良いでしょ。存外、ずっと良い人を貫けるかもよ?」



……………。
ま、期待せずに居るよ。

エルライザ「………じゃ、返すね」

エルライザ「最後に聞きたい事とかある?」



ミセトはどうした?
あいつの安否は聞いてないぞ。



エルライザ「まだ生きてるよ。まあ、後数十年で死にそうだけど」



そうか。
あいつは本当に頭が良かったからな、何か功績でも遺すかもしれないな。



エルライザ「実際遺すんじゃない?自動ドア作ったのミセトだし」



やべえよな。
ユリアーネスは純粋な天才だったけど、あいつはあいつで天才だわ。
でも今はちょいデブになってそうだよな。



エルライザ「なってたなってた。お腹少し出てたよ」



笑えるわ。
見たかったな、ミセトのビール腹。



エルライザ「……………」



……………。



「ばいばい」じゃあな。

王城



ヒュウウウウウウウウウウッ

スタッ


エルライザ「………」



バカ王族「ヴェッ!!?」

王国兵A「お、王子をお守りしろ!」

王国兵B「囲め!敵は負傷しているッ、傷口を重点的に狙え!!」

王国兵C「こ、こっちには『死神』と『戦乙女』と魔剣遣いが居るんだぞ!!幾ら上位魔族とはいえ負けるはずが無い!!!」


有名冒険者「……龍の剥製って高く売れるっけ?」

某国ギルドマスター「人型だぞ。龍化した上で採らねば意味がない」スッ

今代『死神』「龍ね……あんまり戦った事はないんだけれども」ジャキンッ!

ゼーベック「貴様ァ……良くもわしのランドルフをォッッ!!!」ギロ


ランドルフ「」

エルライザ「………」


ガチャンッ



今代『死神』「おや?」

有名冒険者「ん?」

某国ギルドマスター「む?」

ゼーベック「!」



エルライザ「………」

スッ

ヒュウウウウウウウウウウッ....



バカ王族「………」

バカ王族「えっ?」

ランドルフ「………ん、んん……」

ムクッ

ランドルフ「………ん?ここは……」


ゼーベック「!!! ランドルフッッ!!!!!」


ヒュンッ!

ダキィィィィィィッッッ!!!!!!


ランドルフ「ごッほ!!!??」

ゼーベック「ランドルフ、ランドルフ、ランドルフ!!生きとったか!!!!」


バカ王族「………」

バカ王族「……逃げた、のか?」

某国ギルドマスター「……その様だな」

有名冒険者「えー、つまんないなー。龍殺せると思ったのにー」

今代『死神』「……流石の伝説の竜人も、この人数には恐れをなしたのかもね」


ゼーベック「ランドルゥゥゥゥゥフッッッッッ!!!!!!!!!!!!」メキメキメキメキ

ランドルフ「あががががががががががががが………!!!!!」




エルライザが退却しました。

1日が経過します。

これはお金消費してないよな?

と、少し用事。
一旦落ちます。

ちなみにこの次の一日はこれからのランドルフのスタンスを決める一日です。
ちょこーーーっと重要かもしれないので注意。

1時間以内に戻ります。

>>249
勿論です。
殺戮人形ちゃんだけ消費しました。

………………。


キューブリック邸



「ランドルフちゃ~~~~~んッッ!!!!!」


ガチャッッ


ランドルフ「うお! ……ってなんだ、王子ですか」

バカ王族「なんだじゃねーーーよ!!! もうオークション出来なくなっちまったよチミの所為でよおおおお!!!! どうしてくれんだこんにゃろう!!!???」プンスコ

ランドルフ「いや、まあ……その件は本当に申し訳ないと思ってますが」

バカ王族「申し訳もクソもねえよ!!! ……あー、まあぶっちゃけそれはどうでも良いわ」

ランドルフ「どうでも……? 王子にしては珍しいですね」

バカ王族「んだよボクちんが年がら年中金の事ばっか考えてると思ったか?実際その通りだけど今日だけは例外よ」スッ

ピッ

バカ王族「見ろこれ」

ランドルフ「はあ……失礼」ピラ


『王位継承戦 開始案内』


ランドルフ「………」

ランドルフ「は!!??」

ランドルフ「な、なんですかこれ?」

バカ王族「何もクソもねェよ、見りゃ分かんでしょ」

ランドルフ「いや………王位継承戦って、まだ国王は存命の筈では」

バカ王族「生きてるよ?おう、生きてるとも。んで健康体だわな」

ランドルフ「じゃあ何故?」

バカ王族「そりゃァ先に決めときてえからだろ。親父のヤローも俺ら兄弟姉妹が泥沼の争いすンのは避けてェんだろうな」

ランドルフ「……まさか、王子もこれに参加すると?」

バカ王族「んな訳ねェーーーだろボケッ」ボコッ

ボキッ

バカ王族「いッッッッッッッッッッッッッッッた!!!!????」

ランドルフ「ああ……今日課の腹筋固めやってたんですよ」

バカ王族「先に言えボケ!!!」ペシッ

ランドルフ「でも、参加しないのに何故これを?」

バカ王族「おう、それなんだがよ……ま、どっかレストラン行こうぜ。あの人形マンコもまだ安全確認中なんだろ?」スクッ

ランドルフ「あ、はい」スクッ

高級レストラン


ランドルフ「……で、詳しくお話を聞かせてもらえますか?」

バカ王族「おう、その事なんだがな……なァランドルフちゃん」

ニヤ

バカ王族「これ、ボクちん達で色々引っ掻き回さねェか?」

ランドルフ「………」

ランドルフ「…と、言いますと?」

バカ王族「だからさ、わざと色々不穏な動きをして情報を撹乱させンだよ。で、あたかもボクちんとチミが謎の動きをしてる様に見せかける……」

バカ王族「こうすりゃ兄貴も姉貴も妹もビビリまくりだろ。ボクちんだって一応王子だぜ?怖ェっちゃ怖ェだろ、んな動きされるとよ」

ランドルフ「……まぁ、そうですね」

バカ王族「じゃやろうぜ?なんか楽しそうだろ?な?」

ランドルフ「……うーん………」


1 嫌です
2 考えさせて下さい
3 やりますか

下5まで多数決

ランドルフ「………」

ランドルフ「……やります?」

バカ王族「……やろうぜ?」

ランドルフ「…公爵と、第三王子が予測不可能な動きをする……」

バカ王族「ヒヒ、おンもしれェだろ~~~なァ。ぜぇッてぇアイツらビビんだろォなァ」

ランドルフ「しかも僕はハルシオンを所持していて」

バカ王族「ボクちんはオークションで他国の有力者とコネクションがある……!」

ランドルフ「……ふっふっふ」

バカ王族「ヒッヒッヒ……」


ガシッ!


ランドルフ「やりましょう」ニヤ

バカ王族「おう」ニィッ




公爵・第三王子は王国の王位継承戦を引っ掻き回す事になりました。
以後、ランドルフや第三王子が為した事は実績として今後の継承時に影響し、最後どうするかによってあらゆる結果に向かいます。
途中で誰かを2人で支援しても良いですし、クロメやオークション常連連中にコンタクトを行い仲間として引き入れ、派閥の仲間にしてもいいです。

ただ、第三王子を王とする事は絶対に出来ません。
ご了承下さい。

また王位継承日は一年以上先の事になります。
まあ緩くやってきましょう。

………………。

キューブリック邸


カチャ....

カチャ....


ランドルフ「……これで、後はスイッチを押せば………」

ピッ

…………。

ウィーーーーーーーン......


ゼーベック「……大丈夫なのか?これは」

ランドルフ「……大丈夫だと、信じたいですね」


白髪の少女「」

白髪の少女「」

白髪の少女「」

パチ

白髪の少女「………」

ガバッ

白髪の少女「……アドミニスターを指定して下さい」


ゼーベック「アドミニ………?」

ランドルフ「ええと、管理者の事ですね。…君の主人は僕だよ。聞こえるかな?」

白髪の少女「」チラ


ウィーーーン....


白髪の少女「個体認識完了。アドミニスター、ランドルフ・キューブリック。この名称で宜しいでしょうか」


ランドルフ「! 分かるのか!」

ゼーベック「凄いな、古代の技術は……」


白髪の少女「『分かるのか』。諒解と捉えます。次に、固有識別名を設定して下さい」


ランドルフ「固有識別名の設定……? あ、名前ね……」


殺戮人形ちゃんに名前を付けてあげましょう。

下3~5まで

ランドルフ「……うーん………」

ゼーベック「名前か……お前が生まれた時も悩んだものよな」ウーム

ランドルフ「…………」

ランドルフ「……イブ。イブ、って名前はどうかな?」


白髪の少女「『イブ』。それが私の識別名でしょうか」


ランドルフ「ああ。……どう?」


イブ「アドミニスターの命令に反抗する事は不可能です。従って、これより私は『イブ』となります」


ゼーベック「……何だか嫌な言い方だな」

ランドルフ「兵器だから、って言うか……こう、グサっときますよね」


イブ「………」


ランドルフ「……まあ、アレだ。これから宜しく頼むよ。学習もするんだろ?」


イブ「はい。戦闘に於いて対象の行動性を理解する為に自律魔導知能が設置されております」


ランドルフ「あ、うん……」

ランドルフ(……上手くやっていけるのか、これ?)


イブちゃんの戦闘力決めです。
戦闘関係の行動の際、必ず同行します。
また訓練に連れ出せば成長します。


物理戦闘力

下1

魔法戦闘力

下2

物理戦闘力:40
魔法戦闘値:48

決して弱くはないですね。
育てれば優秀なサブウェポンとして行動出来るでしょう。

ただ、場合によっては破壊されます。
替えのパーツもないので一度破壊されればそのまま終了です。
行動には充分注意しましょう。



王城


ランドルフ「……という事があってですね」

貴族A「はあ……」

貴族B「そうですか」

スタスタスタ....


ランドルフ「………」

ハァ

ランドルフ(前みたいに話せないものかな)

ランドルフ(こんな事なら、魔剣なんて手に入れなきゃ良かった……)


ランドルフの行動を決めて下さい。
イブを連れて行く場合はその旨も書き込んで下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

クロメは仕事で国外に居ます。
年の上半期にのみ王国でランドルフの動向を監視する為に来国する感じです。
ですので他の人にしましょう。

下1

キューブリック邸


兵士A「……何だあの女の子」

兵士B「また連れてきてんのか?」

兵士C「あの筋肉ダルマの何が良いんだろうな……」



イブ「何か御用でしょうか」

ランドルフ「いや、ほら。僕たちもう家族だろ?だから話したいなーって」

イブ「では、どの様な事を会話しましょう」

ランドルフ「……ええと」

ランドルフ(無機質すぎてどういう反応すれば良いのか分からないんだが……)


1 君が作られた時代ってどんな感じだったの?
2 今の世の中をどう思う?
3 具体的に君何ができるの?
4 僕の事どう思ってる?

下1

ランドルフ「ああ、そう言えば君を見た時から聞いておきたい事があったんだよな」

イブ「………」

ランドルフ「君が造られた時代って言うのはどんな感じだったんだ?」

イブ「私が造られた時代は、戦乱の世でした」

イブ「軍事国家が全ての覇権を握り、小国や軍事力を持たない国を破壊していきました」

イブ「私はその内の小国の一つにより、国家の粋を以て開発された対人特化型戦闘兵器として戦時に使用されました」

イブ「そして私の様な軍事兵器は人型から超巨大魔獣型まで広く発明され、その多くが戦禍の存続に貢献しました」

イブ「結果先に述べた様に小国を中心に多くの国家が滅亡し、やがて一時は覇権を握った軍事国家も、帝の暴虐により崩壊しました」

イブ「その後は多くの機体、素体がマジックコントロールにより機能停止、破壊され、我々人型戦闘兵器もその例に漏れず、多くの素体が魔力へ還元されました」

ランドルフ「……何で君は無事だったの?」

イブ「早期にコールドスリープへ移行した為です」

ランドルフ「……あ、そう」

ランドルフ(なんかヤバそうだなとしか分からなかった)


イブはランドルフの事を、従うべきアドミニスターと認識している様です。

1ヶ月が経過します。

シンシン....


ランドルフ「ゆーきやこんこん」

イブ「あられやこんこん」

ランドルフ「降っては降っては」

イブ「ずんずんつーもる」

ランドルフ「……なんで知ってるの?」

イブ「高機能魔導存在は魔力の存在する場所に於いてアクセス出来ない領域が存在しません」

ランドルフ(それ地味にヤバくないか?)


ランドルフの行動を決めて下さい。
イブを連れて行く場合はその旨も書き込んで下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

ランドルフの行く場所を選んで下さい。

1 私邸
2 王城
3 大広場
4 大商店
5 王立図書館
6 王都ギルド
7 完全ランダム(思わぬ場所を発見出来るかも)
8 孤児院

下1

はひ。

下1

王立図書館


ワイワイ

ガヤガヤ


イブ「こちらは、図書館でしょうか」

ランドルフ「ああ、煩いけどな」

イブ「騒音の存在する場所で読書を行う事は、非効率的ではないのですか」

ランドルフ「いや、まあそれはそうなんだけどな……」

ランドルフ(説明したとこで非論理的と断じられる未来が見えてるんだよなぁ……)


何を読みますか?
以前気になった本があったらそれを書いて下さい。


1 楽しい自殺の仕方
2 世界最大のダンジョン
3 最近注目の魔剣遣い
4 筋肉は何処まで成長するか

下1

ランドルフ「………ん?」チラ

筋肉は何処まで成長するか「」

ランドルフ「」バッ

イブ「アドミニスター、如何しましたか」

ランドルフ「シッ、静かに読ませてくれ」

イブ「諒解しました」

ランドルフ「なになに……『筋肉は、結論から言えば無限に成長する』

『君は、細身の人間なのに、異常に強い者を見た事がないだろうか』

『無論魔力が高いとか技術的に特化していると言った話ではない、筋力的な問題を言っている』

『ああ言った者は、実は多くが「白筋」を発達させている事をご存知だろうか』

『筋肉には「白筋」と「赤筋」がある』

『前者は瞬発性の筋力発揮に有用なもので、後者はスタミナ維持に有用な筋肉だ』

『一般に、我々はこれらをそこまで保持していない』

『質量的に見ても大して存在しているとは言えない』

『だが、一部の生まれながらの強者や、何かを極めた者は違う』

『例えば、魔剣遣いが多いとされる『死神』を例にとろう』

『彼らは隠形に長ける為に、痩身の者が多い』

『だがその実、潜在的魔力によって白筋がどこまでも発達している』

『故に、一撃一撃が重く、人知を超えた実力を発揮出来る』

『……そう、潜在的魔力である』

『筋肉に特化する者は、その多くが魔法を得意としない』

『それはそうだ、何せ魔力が無い者が筋力を伸ばす例が多いのだから』

『しかし、それは外部へ出でる魔力の話』

『実は、人体の内部にはある程度の循環魔力が存在する』

『そしてそれは、人が強くなる毎に筋力と比例して増していき、やがて本来破裂寸前まで至っている筈の白筋の体積増加を押し留めている』

『故に、細身であろうが筋肉は存在し』

『これに則れば、人間は無限にその筋力を成長させられる』……」

ランドルフ「……長いが、為にはなったな」

イブ「……内容物インストール。いつでも現在の文章をアウトプット出来ます」

ランドルフ「!!?」


イブと少し仲良くなりました。

1ヶ月が経過します。

キューブリック邸


ランドルフ「」スッ

バカ王族「」スッ

ゼーベック「」バッ

イブ「」スッ

ランドルフ「」スッ

ランドルフ「……あ」

バカ王族「あッお前ジョーカー引いたな!!?引いただろ今!!」

ランドルフ「ひ、引いてないです」

バカ王族「絶対引いた!! バーカバーカクソマヌケェ~~~!!!!」フリフリ

ランドルフ「ぐぬぬ……」



ランドルフ「……結局負けた」


ランドルフの行動を決めて下さい。
イブを連れて行く場合はその旨も書き込んで下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

ランドルフ「……クソッ、行くぞイブ!」

イブ「何処へでしょうか」

ランドルフ「王都走るぞ!あの王子の煽り顔思い出すとムカムカして来る……!」ピキピキ

イブ「諒解です。アドミニスター」スッ



ランドルフ「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ダダダダダダダッ

イブ「」スタタタタタタッ


第三王女「……何してるのよ、あれ」

王国近衛兵A「さぁ……」

王国近衛兵B「キューブリック家は頭がおかしいですからね……」


ランドルフの物理戦闘値が+54から+62に上がりました。
イブの物理戦闘値が40から45に上がりました。
イブと少し仲良くなりました。

1ヶ月が経過します。

イベントコンマです。
何が起きるんでしょうか。

下1

ひぃ……。


81以上 魔王軍が戦争を仕掛けて来ました。
80~40 他国が戦争を仕掛けて来ました。
39以下 巨大な魔獣が王都に来襲。

下1

チュンチュンッ


ランドルフ「ふあぁ~……今日は良い天気だな、イブ」

イブ「そうですね」


クロメ(……しごと終えてかえってきたけど………)

クロメ(えっ、あの子だれ?)

クロメ(かみとか顔だちからしてしんせきやきょうだいじゃないだろうし………)

クロメ(………)

クロメ(……ちょっとしらべてみようか)


ズンッッ!!!!


ランドルフ「へっ?」

イブ「」クルッ

クロメ「なっ?」


「な、なんだ……?」

「じ、地震……?」

「何があ─────は?」


そこに居たのは────


71以上 巨大な亀
70~40 巨大な飛蝗
39以下 巨大な龍

下1

うわぁ……。
これはマズいかも。

もしかしたらまた復帰かもですが、取り敢えず切ります。
初めての巨大魔獣戦です。

スキル、属性あるんで結構厄介です。

再開です。

魔獣の対処の為貴族が召集される事になりました。
よって、国王の設定を決めます。

名前、性別、性格や特徴をお願いします。

下3~5まで

王城 会議場


アドルフ「────やあ皆、よく集まってくれた」

アドルフ「全員、現在起こっている事態は把握しているね?」


ランドルフ(……王子、あの龍は一体何なのですか?)

バカ王族(知らねェよ。まだ判定も出てねェーかんな)

バカ王族(けど、ありゃどう考えてもかなりの大物だわな。多分名付きだぜ)

ランドルフ(名付き……ですか)

バカ王族(ま親父はそこら辺知ってっかもしんねェーし、とりま聞こうや)

ランドルフ(…はい)


アドルフ「……という事だ。つまり、あの龍は古龍の様だね」

アドルフ「現在は王国兵の8割を動員して止めているが、まあ当然時間の問題だ」

アドルフ「基本的には周辺国家に援軍を頼む形になる、が……可能ならば、魔剣遣いや有力者の力も得たい。そう例えば、」

チラ

アドルフ「ランドルフくん。君とかね」


ランドルフ「……!」

バカ王族「………」

アドルフ「当然他の皆々にも協力して頂くよ。私兵はまず全員、出して貰うしね」

貴族A「……待たれよ、王。その代わりの報酬はないのですか?」

貴族B「褒賞も無しに働く者など居ませんぞ。私兵は特に、自身の身の安全にも直結しますからな」

貴族C「龍の遺体をそのまま分割するというのなら別ですがね……」

アドルフ「ん?ああ……じゃあ龍の遺体をそのまま報酬としようか。古龍だし高く売れるのだっけね」

貴族A「……何ですと?」

貴族B「それは真ですかな?」

アドルフ「ああ本当さ。王国も最近は財政難だしね、現物で賄えるならそれが一番良いよ」ニコ


ランドルフ(……何を考えているのですかね、王は)

バカ王族(さァな……けど、ゆうに1匹300億は下らねえ名付き古龍の遺体を対価として出すんだ。間違いなくコイツらは動くだろうな)

ランドルフ(明らかに勿体無いのでは?)

バカ王族(そこら辺は親父に聞けッての。アイツの思考なんてアイツじゃねーんだから分かんねェよ)

アドルフ「ま、そういう事だから。全員、王国の為に全力を尽くしてほしいかな」

貴族A「まぁ……古龍の皮を手に入れられるのなら」

貴族B「そうですな…さて、何百人捻出するか……」

貴族C「どうします?功を狙いますか?」

貴族D「時期が悪い気がしますがなぁ……」


ザワザワ....


ランドルフ「……僕も、勿論私兵を出しますが」

バカ王族「当然ボクちゃんも出す、が………」

グイッ

バカ王族(アレ、忘れてねェだろうな?)ボソ

ランドルフ(無論ですよ)

バカ王族(ならいい)スッ

バカ王族「……ッつー事で、今回は奪りに行くぞ、首。実績はあればある程おもしれーからな」ニヤ

ランドルフ「ですね」ニヤ

ランドルフ(……とはいえ、僕が保有する戦力はあまり多くはない。父上はどうせついてくるから勘定に入れるとして、後は僕、イブ、私兵が……)


81以上 1000人
80~50 700人
49~10 300人
9以下 100人

下1

ランドルフ(……300人。あまり多くはないけど、戦時でも無いから必然公爵位の家でもこうなってしまう)

ランドルフ(王子は3000人だから、それに僕の300を加えた3300が今回の利益獲得に向けられる純粋な戦力になる)

ランドルフ(………)

ランドルフ(……ただ、ハルシオンを使えばまた話は変わる)

ランドルフ(ハルシオンの魔法を使ってしまえば、恐らく想像も付かない程のダメージを初手で与えられるだろう)

ランドルフ(ああいう巨龍はタフネスだから一撃で死ぬかどうかは分からないけど……さて)

ランドルフ(王子に、初手ハルシオンの使用許可を得るか?)


1 得る(今回の戦いでハルシオンを最大活用します)
2 得ない(ハルシオンの魔法はあまり使いません)

下1

ランドルフ「……王子」

バカ王族「あ?何」

ランドルフ「ハルシオンの使用許可を、頂けませんか」

バカ王族「…………」

バカ王族「あーーーーーーーーッッ!!!! そういやオメェそれが有ったじゃんかよ!!!???」

ランドルフ(忘れてたのかよ)

バカ王族「おう良いぜ良いぜ使おうぜ!! あでもボクちんも一緒に連れてけや?特等席で魔法ブッパされンの見てェからさ!!!」

ランドルフ「…王子も、父上と同じ様に拒否しても来るんでしょうから構いませんけど……ただ、万が一。もしあまりダメージを受けなかったら」

バカ王族「あー、そん時はしゃーねえよ。ボクちんが望んで行ってんだ、テメーが責を負う必要はねー。でもハルシオンだろ?どォせ数撃魔法ブチ放てば沈むだろ、あんなデカブツ」

ランドルフ「ですかねえ」

バカ王族「取り敢えず兵動員して来ようぜ!広場前集合な!遅れんなよ~~~ッ!!!」ダダダッ!!!


「……アイツ、ガキかっての」

「あれで私たちと同じ王族って……」

第三王女「」ハァ

………………………。

王都 大広場


ザワザワ....


ゼーベック「お?来たか、ランドルフ。遅いぞ」

イブ「………」

ランドルフ「父上はまあ、来ますよね………ってイブも来てたのか?」

イブ「アドミニスターを護衛する様強制的にプログラムが作動している為、システムに違反する事が出来ません。従って、私はアドミニスターを護る以外の選択を採択する事が出来ません」

ランドルフ「……そ、そう」

ランドルフ(最近割と仲良くなって来たと思ってたんだが、気のせいか……?)


スッ

「だーれだ!」

ランドルフ「!?」グッ

クロメ「お……っ!?」グイッ

ランドルフ「だ、誰だ! ……って、君は」

クロメ「………」

クロメ(筋肉人間だとは思ってたけど、まさかこんな簡単に引き剥がされるなんて………)

クロメ「……あはは。おひさしぶりー、公爵さま」ニコ

ランドルフ「クロメちゃん、だっけか?魔剣遣いの……」

クロメ「そーそー。公爵さま、あれから元気だった?」

ランドルフ「ああ、まあぼちぼちな……」ハハ

クロメ「そっかー」

クロメ(まあわたしがいないあいだの動向もそれなりにかくにんしてるんだけどね。そこの女の子はよそうがいだったけど)

ゼーベック「おう、ランドルフ。この娘は誰だ?」

ランドルフ「あ、申し訳ありません父上。彼女は……」

クロメ「お、公爵さまのお父さん?はじめまして、『罪歌』のクロメです!いちおう魔剣遣いやってます!」ブイ

ゼーベック「ほお?魔剣遣いなのか、この若さで」

クロメ「あはは、まーね。めずらしいでしょ?」

ゼーベック「まあ、年齢はな」


「お~~~~~いッッ!!!!」

ザッ ザッ ザッ ザッ


クロメ「……んっ?」

ゼーベック「ほう…?」

ランドルフ「お……」

王国兵の軍勢『』ザッ ザッ ザッ

王国兵の軍勢『』ザッ ザッ ザッ

王国兵の軍勢『』ザッ ザッ ザッ

王国兵の軍勢『』ザッ ザッ ザッ


パカラッ パカラッ


バカ王族「おう、待たせたなァ?」


クロメ「……え?なにこれ?」

バカ王族「あ?ナニもクソもあるか、ナニしゃぶらせんぞボケ」

クロメ「!!?」

ランドルフ「ちょッ、王子!この娘は……!」ヒソヒソ

バカ王族「あァ? ………」

バカ王族「……マジ?」

ランドルフ「」コクコク



ゼーベック「……即刻黙りこくっとる」

イブ「………」

バカ王族「あーーーーー……。あー、ランドルフちゃん」チョイチョイ

ランドルフ「はい」

バカ王族「……ちょっと追っ払ってくンね?魔剣遣いでしょ?次下手言ったら殺されそうで怖いわ」ボソボソ

ランドルフ「……………」

ランドルフ「……えっと。クロメちゃんは、どうしてここに居るのかな?幾ら魔剣遣いだからって、古龍がすぐ近くまで迫ってる状況で出歩いていいとは思えないけど」

クロメ「……いや、わたしもあの龍のとうばつの為に王国にやとわれたから来たんだけどさ」

ランドルフ「え、あそうなの?」

クロメ「………。それよりさ、あの人なに? なんかこう……なに、なんていうの」

ランドルフ「いや、言いたい事は分かるけどな。……あの人ああ見えて王族なんだ」

クロメ「王族!?あれで!!?」

ランドルフ「信じられないだろ?でも実際そうだからな…」

クロメ「えぇ………」

ランドルフ「というか、クロメちゃんは別の隊に合流するんじゃないのか?魔剣遣いだし、指揮もやろうと思えば出来るんでしょ?」

クロメ「ん、よく知ってるね?まあじっさい公爵さまとはなしたらそっち行こうとおもってたんだけど」

ランドルフ「そうか。じゃあまあ、行ってきたら?こんなところで油売ってても仕方ないだろ?」

クロメ「そうだね。……でも公爵さま、いくら王族だからってともだちはえらんだほうがいいよ」

タタタッ


ランドルフ「………」

ランドルフ(……何で僕も王子と付き合ってんだろうな?)

バカ王族「……ランドルフちゃん、話終わッたか?」

ランドルフ「ええ、終わりましたよ」スタスタ

バカ王族「じゃー話始めっぞ。ゼーベックの爺さんも来い」

ゼーベック「おう、作戦会議だな?」ニッ



バカ王族「でだ。まずボクちんらがやれンのは2つの手しかない」

バカ王族「第一に、初手でランドルフちゃんがハルシオンをブッ放つ。まあ言ってもここまではどっちも同じよ」

バカ王族「問題はこッからだな。問題は『ボクちんたちだけで実績を総取りするか』、『本隊と合流して確実性を得ながら戦闘を行う』か、って話」

ゼーベック「ふむ?前者で良いんじゃないのか?」

バカ王族「いや、そうとも言えねェーよ。後者でも活躍さえすればそれなりに功は得られるし、何より前者の3300に対し後者なら50000以上が動く。まァ数日後の援軍も考慮すりゃァ70000は行くだろうな」

ランドルフ「つまり、色々面倒ではあるが後者の方が良いと?」

バカ王族「良い、と断ずるのも良くねえな。まずランドルフちゃん、テメェのそれが今回肝要になってくる」ス

ランドルフ「……ハルシオンが」

バカ王族「おう。それの如何によっては、本隊が集合する前にあのデカブツをブチ殺せる」

バカ王族「まァ、んな事しでかしたらやべェだろうな」

ゼーベック「王子の評価も覆るな」クックック

バカ王族「いや冗談抜きに有りうるぜ? 巨大魔獣なんざホント生きる大災害だからな、そりゃボクちんらだけで仕留められればすげェ評価貰えるよ」

バカ王族「けど逆に言えば、想定よりハルシオンがショボけりゃ全て意味が無ェ作戦よ。ボクちんもランドルフちゃんも爺さんも一瞬でアチアチウマウマな肉塊ハンバーグになっちまう」

バカ王族「で、以上の話を理解して貰った上で聞くぞ。ランドルフちゃん、テメェはどうしたい?」

ランドルフ「僕が、ですか?」

バカ王族「ああ。テメェもここじゃボクちんと同じ指揮系統に属すンだ、意見くらい聞いとくべきだろ?」

ランドルフ「そうですね……」


1 少人数でやりましょうか(王位継承戦超有利化、リスク高)
2 本隊の編成を待ちましょう(王位継承戦やや有利化、リスク低)

下1

ランドルフ(………)

ランドルフ「まあ、死んだら意味がありませんし。ここは本隊と合流してから、というので良いのではないですか?」

ゼーベック「なんだランドルフ、日和ったかお前」ムスッ

バカ王族「いやしゃァねえよ。そう責めてやんな爺さん」

ランドルフ「父上には残念だと思いますが……やはり、少人数特攻は非常に危険だと思います。いえ、戦う事自体は構いませんけども……」チラ

イブ「………」

ランドルフ「恐らく、前線では多くの死者が出ます。つまり、イブや王子の様な唯一の存在に対するシールドが薄過ぎる」

ランドルフ「であるなら、確実かつ活躍すればそれなりの栄誉も得られる、本隊と合流した上での特攻が望ましいかと」

ゼーベック「ふん……まぁそちらの方が論理的に正しいのは分かっとるがな」

ランドルフ「いえ、気持ちはわかります。…そうですね、近々我が家主催で武術大会でも開きましょう。それで如何です?」

ゼーベック「………まあ、良いだろ。絶対だぞ?」

ランドルフ「勿論です」

バカ王族「話終わッたか?じゃ合流待つけど、取り敢えず大規模魔法ブッ放てる様にテメェは城壁の上登っとけ。親父にはボクちんから話しとくからよ」

ゼーベック「わしは騎士団長の方に言ってくる。奴とは知己だからな」

ランドルフ「お願いします。じゃあ行こうか、イブ」

イブ「」コクン

数時間後 城壁上部


イブ「……古龍確認。属性・保有魔法判定。個体の解析が終了しました」ウィィィン

ランドルフ「はは、イブが居ると何でも分かるな」

イブ「魔導存在はあらゆる座標にアクセスが可能な為、知識の取得に於いて不可能が99.99999998%有り得ません」

ランドルフ「……お、おう」

ランドルフ「(……しかし)


巨大古龍「ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!」


ッッゴォオオオオオオオオオンッッ!!!!!



「ぎゃああああああああああああああああ?!!?!?」

「あぢぃいいいい……あぢいいよぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

「ひぃいいいいいいいいいいいいい!!!!!」



ランドルフ(……早く、援軍に行ってやりたいよな)

ランドルフ「……イブ。あの龍、どういう能力を持ってるんだ?」

イブ「解析結果を脚色無くアウトプット致します。属性は───」


古龍の名前、属性、大まかな能力、逸話等を決めて下さい。
倒すのが大変にはなりますが、逸話がヤバければヤバい程倒した時の結果も良いものとなります。
逆も然りです。

下3~5まで

色々決まりました。
なかなかチート性能にするつもりです。
取り敢えず戦闘値決めます、それで今回は一旦終わりになります。
今日は夜は結構いけると思うんでそっちでがんばります。
では、お願いします。

物理戦闘値

結果×20

下1

魔法戦闘値

結果×20

下2

☆敵対者ステータス

『大自然の意思、世界の代行者』
名前:ティンダロス・ドラゴン
属性:世界(火+風+水)

物理戦闘力:1580
魔法戦闘力:1680

大自然の意思。
翻って、世界の総意。
大地を、草木を、水を、獣を、エゴイズムによって支配する人間文明をリセットする為に顕現した、世界存在。
その力は魔王、勇者をも凌ぎ、過去には人間と魔族が同盟を組んだ上で撃退しか出来なかった。
現代まで休眠していたが、とある目覚めの波動に呼応し王国へ現れた。

☆使用可能な魔法・技術

スキル:【巨躯】
属性:無

純粋な、巨大な体躯。
それは無意識に対象を踏み潰し、意識もせぬまま多くを殺す。

戦闘時、全体攻撃化。


スキル:【パーフェクト・ディザスター】
属性:世界(火+風+水)

大自然の齎す災害及び脅威全てを引き起こす。
大雨、津波、暴風、竜巻、地震、噴火、落雷、蝗害、磁波発生、吹雪、黄砂、濃霧。
ありとあらゆる絶望が、人類を裁く。

戦闘では、各値を+1000。


スキル:【削除(デリート)】
属性:核炎(火+火+火)

体内の生体核融合炉にて放射線物質を生成、擬似的な核の焔を発生させる。
威力はソビエトの開発したツァーリ・ボンバ(世界最強の爆弾)と同等以上。
それが解き放たれた時、全ては無に帰す。

戦闘では必ず対象を蒸発させ、永続的な致死性を与える。
発動までに7ターン必要。



こうなりました。
7ターン以内に仕留められなければ王国が終了します。あと適当な国家何個かが終わるんじゃないかな。
ハルシオンは謎耐久で生き延びます。

再開します。
本調子ではない(物1580魔1680)です、一切の弱体化はありません。



イブ「属性は────火、風、水の複合属性、『世界』と思われます」

ランドルフ「世界……?聞いた事ないけどな、そんな属性」

イブ「現代の時代域では初と思われます。対象はティンダロス・ドラゴン、世界終末の刻に出現する破壊龍である為必然的に観測者は皆無になります」

ランドルフ「はっ?ティン……?」

イブ「ティンダロス・ドラゴン。世界の総意思であり、世界の命に従い全てを抹消する破壊龍です」

イブ「当該種の存在目的として人類の進化の抑止が主である為、恐らく蒸気機関の発明や拳銃の普及化に伴い覚醒したものと思われます」

イブ「しかし今回はなんらかの理由により本調子ではない事が窺える為、アドミニスターの天帝剣ハルシオンを最大限に駆使すれば勝利は可能と思われます」

ランドルフ「………」

ランドルフ「…イブ、今の話冗談じゃないんだよな……?」

イブ「私は虚偽をアウトプットする事が不可能です」

ランドルフ「世界終末の……破壊龍…………」

チラ


巨大古龍「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!」「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!」「ガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!」



ドッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!



ランドルフ「……あれが、本調子じゃない?」タラッ

イブ「はい」

ランドルフ「……と、とにかく王子や父上、王に伝えないとヤバくないか?」

イブ「集団戦という観点から見れば非常に危険な状況に陥るでしょう」

ランドルフ「イブ行くぞ!この事を伝えないとッ!!」ダッ

イブ「諒解です、アドミニスター」タッ



ザワザワ....


ダダダダダダダッ!!

ズザァッ!


バカ王族「うおッ、急にどうしたよランドルフちゃん……」

ランドルフ「王子、聞いて下さい!あと父上は何処に……!?」

ゼーベック「ん?ここに居るが」

ランドルフ「! 良かった、お二人にお話ししたい事が……!!!」


…………………………。

………………。

………。


バカ王族「はァ?世界終末の破壊龍ゥ~~~??」

ゼーベック「……俄かには信じられんな」

ランドルフ「しかし、本当の様なんです!」

バカ王族「様って、誰から聞いたんよ?」

ランドルフ「イブです! 彼女の解析によって判明したんです……!」

ゼーベック「イブの?」

バカ王族「人形マンコか。……本当か?それ」

イブ「事実です。現在王都前にて王国兵と交戦中の古龍は、ティンダロス・ドラゴンそのものでしょう」

バカ王族「ふ~~~~~ん……」

ゼーベック「………」

ランドルフ「し、信じて下さい! もしこれが本当なら、王国騎士団や王国本部が一丸となって連携しなければ……!!」


バカ王族信用度
50(唯一の悪友)+20(友好度)=80

80以下で信じます

下1

ゼーベック信用度
70(親子の絆)+25(友好度)=95

95以下で信じます

下2

バカ王族70以下です

下1

ゼーベックは変わらず

下2

バカ王族「……ま、オメーが言うんならそうなんだろォな。何、親父に言って来りゃいいの?」

ゼーベック「まあ息子の言う事だからな。わしは騎士団の方に掛け合えばいいのか?」

ランドルフ「! 父上、王子……!!」

バカ王族「あーでもよ、その前に一つ聞きてえんだけどさ。正直に答えろよ、人形マンコ」

イブ「はい」

バカ王族「テメェが言ったのってあれじゃん、要するに単なる説明みてぇなもんに過ぎねェーよな?でもさ、俺らが聞きてえのってそういうんじゃなく対処法な訳」

バカ王族「だから今からどう奴に対処すりゃ良いのか言えよ。じゃねえと色々面倒だ」

イブ「諒解しました。まず、アドミニスターがハルシオンの第二魔法【神威瀟来・白夜】を発動します」

ランドルフ(……言ってないのに、流石だな)

イブ「これによりティンダロス・ドラゴンに対し一定のダメージを与えたのち、現在王都にて滞在中の魔剣ユーザーの魔法を全解放します」

ゼーベック「あの娘などのか」

イブ「そして完全にティンダロス・ドラゴンが満身創痍になった瞬間に、王国兵による総攻撃を開始すると言う形がベストでしょう」

バカ王族「………」

バカ王族「ん?割と単純じゃね?」

イブ「シンプルかつ喫緊の事態にも有効的なオペレーションをサジェストしました」

ゼーベック「うむ、それなら今すぐにでも可能なのではないか?要するに破壊力の高い順に攻撃を開始する、という事だろ?」

イブ「はい」

ゼーベック「よし分かった、では行ってくるぞ。今日中に殺せると良いな!」

バカ王族「爺さんは騎士団の団長、ボクちゃんは親父、ランドルフちゃんはあのクロメとかいうマンコのトコに行ってくるッて感じな。もう2、3時間したら完全に作戦開始するしよ、パパッと行って戻ってくんぞ」

ランドルフ「了解です! ……あ、でも王子大丈夫ですか?王とは仲が………」

バカ王族「言う程悪かねェーよ。ま、こういう時に応えてくれるかどうかは知らねェけどな」

ゼーベック「まあ、失敗したら失敗したでその中で最善を考えれば良いだろ。さ、全員行くぞ!時間が惜しいからな!」ダダッ

バカ王族「そういうこッたな、とりま成功を祈んぜ!」ダダッ

ランドルフ「…イブ、僕たちも行こう。クロメちゃんが応えてくれるかは分からないが……」

イブ「諒解です、アドミニスター」

ダダダッ....


結果……


81以上 アドルフ、クロメ、騎士団団長の全員が応えてくれた
80~50 アドルフ、騎士団団長が応えてくれた
49~10 クロメ、騎士団団長が応えてくれた
9以下 誰も応えてくれなかった……

下1

兵舎 待機室


ランドルフ「クロメちゃんッ!」バタンッ

クロメ「うん?あ、公爵さま」

ランドルフ「なあ頼む、少し話があるんだ!」

クロメ「はなし……?」


…………………。



クロメ「……うーん………」

ランドルフ「分かったか?」

クロメ「うん、まぁ……ええと」チラ

イブ「………」

クロメ(………)

クロメ(どうかんがえても、思春期のあれだよね………)

クロメ(公爵さまってあんがいピュアなのかな?)チラ

ランドルフ「」ジッ....

クロメ(うわマジ顔してる)

クロメ(……うーん、こういう時は)

クロメ「……えっと、公爵さま」

ランドルフ「な、なんだ?」

クロメ「あのね、その娘がどういう娘かはしらないけど」

ボソッ

クロメ「そっとしといてあげて?おんなのこだってそうなる時あるんだよ……」

ランドルフ「は……?」

ランドルフ「………………」

ランドルフ「………違う、そういう事じゃない!真面目な話なんだよっ!」

クロメ「いやだってどうかんがえても14さいくらいの子がおちいりがちなあれじゃん…」

ランドルフ「~~~~ッ!! ああクソこういう時どうすれば……!!」

イブ「アドミニスター、まもなく指揮官の召集が有ります。早急に戻るべきかと」

ランドルフ「く……クロメちゃんッ、頼む!出来れば早期に魔剣を使ってくれ!それが最善らしいんだ!!」

クロメ「あー、おけおけです」テキトー

ランドルフ「頼んだぞ!本当に頼んだぞ!!」ダッ


クロメ「………」

クロメ(公爵さまって、いがいとアホだね)


クロメの魔剣使用が遅れます。
クロメの評価が上がりました。
クロメはランドルフの事をへんな人だと思っている様です。

本陣


バカ王族「……で、言い出しっぺのランドルフちゃんだけ説得出来ずってか?ふざけてんのかボケッ!!」ペシッ

ゼーベック「何故全力で叩かんのだ?」

バカ王族「その事はそっとしとけクソが!!」

ランドルフ「………す、すみません」

ゼーベック「どちらにせよ国王と団長が動くのだからさして問題もないと思うがなあ」


「こんにちは、少し混ぜってもらっても良いかな?」


ランドルフ「えっ?」

バカ王族「……あ?親父?」

アドルフ「やぁ愚息よ。ああ、ゼーベック殿もいるんだね?」

ゼーベック「おお、国王か。なんだ、激励の言葉でも送りに来たか?」

アドルフ「それもあるけれどもね、やはり一番は」

スッ

アドルフ「ランドルフくん。先陣は、君と君の私兵に任せる事になる。この事を伝えに来たのさ」


ランドルフ「………!」

バカ王族「……おい親父、ボクちんも忘れンなよ。ランドルフちゃんが行くんだからボクちんも行くぞ?」

アドルフ「ん?何、本気だったのかい?すごいね、君が誰かの為に命を賭けるなんて初めてじゃないか?はっはっは」

ゼーベック「わしも行くぞ。世界を破壊する程の龍なのだろ?今からそんなモンと戦えると思うとなあ、血が滾って滾ってしょうがないわ」ボキッ ボキッ

バカ王族「で、ランドルフちゃん。そこの人形マンコはどうすんの?」

イブ「同行します。アドミニスターの死は私の死を意味します」

ランドルフ「そんな、大袈裟な……」

イブ「事実です。私とアドミニスターは特殊魔導回路で繋がっており、アドミニスターの生命活動が停止すると共にその活動機関の一切を停止する事になります」

ランドルフ「は!!!??」

アドルフ「ともかく、君にはすぐに出て貰うからね。……例の事についてはしっかり実行するけれど、これで失敗したら責任問題だ。その場合は、色々負担して貰うよ」ニコ

ランドルフ「あ……はい、そちらは勿論です」

アドルフ「…余程自信があるのかな?まあ、お手並み拝見といこうか」

スタスタスタ....


ランドルフ「………」

ランドルフ(古龍どころか、龍と戦うのさえ初めてだが………)

ランドルフ「……やるぞ、イブ。絶対に、勝つんだ」

イブ「諒解です、アドミニスター」


戦闘を開始します。

さて、この後戦闘に入りますが……。
実は、今からある事を先に決めなきゃいけません。
そして、それによって今回の戦いは『大きく』変わります。

ハルシオンで蹂躙出来るか、ボッコボコにされて核で蒸発するかの二択です。
拮抗展開とかありません。
という事で決めましょう。
『どれくらい兵団が分散しているか』を。


81以上 3
80~60 10
59~30 20
29以下 30(ほぼ敗北確定)

下1

10ですね。
まず魔法戦闘値が1680。
それを【パーフェクト・ディザスター】で2680。
これを【巨躯】の全体攻撃に当て嵌めると×10で26800。

やはり最初のハルシオンで被弾判定回数を稼がないと、超災害で毎ターン1~3割の兵が死んでいく中での戦闘は辛いものがあるでしょう。
ただネタバレしとくと、ティンダロス・ドラゴンさんは15回被弾しないと死にません。
ハルシオンブッパで一撃3~5回被弾相当の攻撃を3度当てられますが、例えば合計9回分とかだったらもう諦めるしかないでしょう。
12回分超えて希望が見える感じです。

ご飯食べるので1~2時間後に復帰します。
次周に移るか、まだ紡げるかはぶっちゃけ分かりません。
でも全力を尽くしましょう。


一旦落ちます。

再開です。



ヒュウウウウウウウウウウッ....


フワッ


ランドルフ「これが、雷翼………」

チラ



巨大古龍『『ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!』』



ランドルフ(……僕の攻撃で、全てが決まる)

ランドルフ「…………」

ランドルフ「……やらなきゃ、な」グッ

フォンッ....

ランドルフ「頼む、ハルシオン────僕に力を、貸してくれッ!!!」


………………。

……………………………。

ゥィィィン....

シュイイイイイイイイイイイイイイイイイインッッ......

…………。
ふうん。
ベリオルより強いのか。
凄いなこれは。

個体としては世界最強クラスか。
そりゃあ文明を破壊できる訳だ。
まあ、俺の神威瀟来があれば数発で瀕死直前まで追い込めるんだろうが。

つっても、このランドルフとかいう奴が求めてるのは自分の生存じゃない。
王国の無事だ。
まあ、今回で恐らく5割以上の兵が消し飛ぶんだろうから、無事もクソもないんだろうけどな。

……とはいえ、文明を滅ぼす奴相手に一国の軍で済んだら凄い事なんだが。
人間は、あのティンダロスなんたらというのを知らない訳だからな。
当然、5割を超えれば色々面倒な事になるんだろう。
自衛力を失った国に待ってるのは………まあ、侵略の未来だな。

………。
あの男の言葉を借りる訳じゃあないが。
お手並み拝見といこうか、ランドルフ。



キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッッ!!!!!!


ランドルフ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!」


バチッ....

バチバチバチッ....

バチバチバチバチバチバチバチバチバチッ....

バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチッッ....!!!!



ッドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!

バチッ、バチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチッッ!!!!!


白い雷神『──────』



ランドルフ「………! これ、が……」



巨大古龍「ギャオオッ……!!?」「ギャアァ…………?!!」「ギャオオオオオオオオオオッ!!!?」


ゴゥッ....!!!


巨大古龍『『ギャガァッ!!!???』』グラッ....


ドチャアアアアアアッッ!!!!





ゼーベック「……おお………!!」

バカ王族「アレ……ランドルフちゃんか………?」

キラッ

キラキラッ


....シュウンッ!

シュンシュンシュンシュンシュンッ!!!!


ドドドドドドドドドドッ!!!!


巨大古龍『『ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!』』




クロメ「……うはー。すっご」

王国兵A「あ、アレが……」

王国兵B「ハルシオンの、力………!!!」

ランドルフ「………」

ランドルフ(え?いや僕何もしてないんだけど……)

ランドルフ(………)

ランドルフ(まさかこれ何もしなくても良い奴?)



んな訳ないだろうが。
しっかり撃ってやれよ。
ぶっちゃけさしてダメージ与えられてないぞ。



バチッ!

ランドルフ「いッて!?」

ランドルフ「な、え、今の……?」



撃つんだよ。
感覚覚えろ。
まずは俺が代行で撃ってやるから。

……聞こえてねえのか?
まあ良い。
どっちにしろ魔力の流れは分かるだろ。
やるぞ。



....キィィィィィィィィィィィンッッ!!!!

ランドルフ「………は!?」

ランドルフ(な、勝手に魔力が流れて────)

死ね、ゴミ。



───ィィィンッッ!!!!!


白い雷神『──────』ヒュウッ....



ランドルフ「あ………」

ランドルフ(白い戦鎚が、振り下ろされて────)



白い雷神『』ゴウッ!!!!!!



巨大古龍『『ギャアッ────!!!??』』



ドシャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッッ!!!!!!



71以上 腹に大穴を開けた(5発分の被弾判定)
70~40 腕を使えなくさせた(4発分の被弾判定)
39以下 大火傷を負わせた(3発分の被弾判定)

下1

ドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!


巨大古龍『『ッギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!?????』』


ブッシュウウウウウウウウウウウウウッッ



ランドルフ「う、お………!!?」

ランドルフ(す、凄い……何だ、今のは………!!?)




バカ王族「………すっげェ……………」

ゼーベック「…………アレは、わしでも死ぬかもなァ………………」

私兵A「」ポカーン

私兵B「……あ、あわわわわ」

私兵C「………俺たち、あんな化け物に陰口叩いてたのか?」

アドルフ「………」

チラ

イブ「………」

アドルフ「なるほど、理解したよ。本当だった様だね」

イブ「早急にアドミニスターの要請を実行して下さい」

アドルフ「無論さ。……ああ、あんなもの見れば、従わざるを得ないよ」

アドルフ「……そして」


アドルフ(……あんな力を、今まで封印していたのが馬鹿らしかったね)

アドルフ(愚息よ、感謝するよ。君は実にバカではあるが、馬鹿ではない。……良い友を持ったね)

アドルフ(精々、骨の髄まで利用させて貰うよ)ニィ


イブ「………」

ランドルフ「………」

ランドルフ(……何となく、分かる)

ランドルフ(僕はあの力を後、2回は使える)

ランドルフ(しかし逆に2回使えば、暫く使えない様だ)

ランドルフ「……………」


チャキッ


ランドルフ「……何だか、久し振りだよ」フ

ランドルフ「こんな全能感を得たのはね」

ランドルフ「………」

フォンッ

ランドルフ(でも、直ぐに終わらせよう。……この時間が終わるのは、何だか寂しい様な気がするけど)

ランドルフ「僕は、王国の公爵だからね」ニッ

スッ


白い雷神『』ヒュウッ....


ゴウッ!!!!!!


巨大古龍『『ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!????』』



71以上 頭の一つを灼き殺す(5発分の被弾判定)
70~40 真ん中の頭の眼を灼き潰す(4発分の被弾判定)
39以下 脚を損傷させる(3発分の被弾判定)

下1

ッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!


巨大古龍『『ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!』』


ジュッ


ブチャアッ!!!!



クロメ「! あ、あたまが……!!」

王国兵A「ひ、ひとつ潰れた……!!」

王国兵B「やべぇ……やべぇよ………!!」

王国兵C「あ、アレが……ハルシオンなのか………!!」

王国兵D「……これが、世界最強の魔剣………」

教国 聖都



水晶『ッドォオオオオオオオオオオオオン......』


教国司教「……」

教国司教(……魔獣討伐が終わったら、攻め込もうと思っていたけれど)

教国司教「ダメね、これは」

クルッ

教国司教(返り討ちにされる未来しか見えないもの)


スタスタスタ....

都市国家 学園都市


魔導モニター『ッゴォオオオオオオオオオンッッ......』


豪商「……おお…………」

有名冒険者「……ひえー。おっかないなー」


「こ、これがハルシオンか……!」

「伝説の、地上最強の魔剣………!!」

「凄い……!!」

「はは、そりゃ……勇者様も求めるわな………」

魔王城


魔導監視鏡『ドオオオオオン......』


ミセト「………」

「……」

「………そりゃ、あんな風になるよね」

「ミセト殿が正しかった。これは、我々が管理すべきものであった」

ミセト「過ぎた事を言っても仕様がない。……ともかく、王国はもう狙うな。あれは、勝てない」

「」コク

「こればかりは、ね……」

王都上空


ランドルフ「………」


巨大古龍『ガ、ギャ、ギャ……ァ…………………!!!!』


ランドルフ「……これが、終末の破壊龍か」

カチャ....

ランドルフ(……強い。強いんだろう、確かに)

ランドルフ(尋常の生物なら、ここまで喰らえば普通は死ぬ)

ランドルフ(というか、チリだって残らない筈だ)

ランドルフ「……けれど」


チャキッ


ランドルフ「────相手が、悪過ぎたよな」スッ


白い雷神『』ヒュウンッ


ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッ!!!!!!


71以上 心臓近くを灼く(5発分の被弾判定)
70~40 首に風穴を開ける(4発分の被弾判定)
39以下 肩を吹き飛ばす(3発分の被弾判定)

下1

勝利確定です。
クロメの魔剣の魔法は『殺した命の数だけダメージを与える』というものだからです。
つまり最低1弾分の被弾判定を与えられます。
おめでとうございます。



ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!


シュウウウウウウウウウウウウウウウウウ......


……………………。



巨大古龍『ガ、ァ……………………………』ピクピク





バカ王族「………は、はは」

ゼーベック「………………」

私兵A「………………」

私兵B「………………」

私兵C「………………」

ランドルフ「………」

スッ

ランドルフ「……やっぱり、使えないか」


ヒュウウウウウウウウウウッ


トッ


クロメ「あ、わ………!」

王国兵A「ひッ……」

王国兵B「いィ……!!?」

王国兵C「あ、あ…………」

王国兵D「た、助け………ッ!」


ランドルフ「クロメちゃん。僕はもう何も出来ないから、魔剣でとどめを刺してくれ。……出来るだろ?」

クロメ「へっ……?」

クロメ「え、いやっ、えっ」

ランドルフ「ああ、遠いよな」

グッ

クロメ「ふわっ!?」


トッ

ヒュウウウウウウウウウウッ


クロメ「わぁあああああああああああああああああああああっ!!??」


ランドルフ「しっかり捕まっててくれよ」





トッ

クロメ「は、ぁ、っは、はっ……!!?」

ドサ

ランドルフ「っと……だ、大丈夫か?」

クロメ「だ、だいじょうぶ……では、あるけど………」チラ



巨大古龍『…………………ァ…………』ビクッ ビクッ



クロメ「………………」

クロメ「………え、と…………」

クロメ「ヴェ、【ヴェンジェンス・イズ・マイン】……」グサッ


ギュウウウウウウウウウウウウウウウンッッッ!!!!!!!



巨大古龍『ギャ……………………ガ………………………………………』

カクンッ

ドチャアアアアアアアアアアアッ!!!!!

巨大古龍『』



クロメ「……………」

クロメ「……あの、これでいいかな?」

ランドルフ「……ああ」

ランドルフ(勝ったん、だよな?)

ランドルフ「………」

カチャ

ウィーーーン ガチャン ガチャンッ!

クロメ「ふぁっ!?」

ランドルフ「」スッ

ドンッ! ドンドンッ!!


巨大古龍「」ドチュッ ドチュッドチュッ


ランドルフ「………」ス

ウィーーーン ガチャン ガチャン ガチャンッ!

スタスタ

ランドルフ「………ふゥ────」

ヒュンッ!


ドチュッッ!!!!


ランドルフ「………」

巨大古龍「」

ランドルフ「………」

ランドルフ「……死んでる」

ランドルフ「……………」

ランドルフ「………か、」


ランドルフ「勝ったぞぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!」イエーイ!



クロメ「………」



バカ王族「…………」

ゼーベック「…………」



アドルフ「…………」

イブ「おめでとうございますアドミニスター。貴方はこれより、世界最強の存在となりました」



ティンダロス・ドラゴンを討伐しました。

本陣


ランドルフ「やりましたよ王子!どうですか!?僕頑張りましたよ!!!」

バカ王族「あー、うん」

ランドルフ「父上、どうですか!?僕たまにはやるでしょう!!?一人で勝てましたよ!!!」

ゼーベック「そうだな……」

ランドルフ「どうだイブ!?僕かっこよかったろ!!?凄くね!!?ヤバいだろあれ!!!」

イブ「アドミニスターは一般的な男性と同程度の容姿、人格性、趣味、価値観を保有している為一般のそれより優れるという事はありません」

ランドルフ「アッハッハッハッハ!!今日は公爵家主宰でパーリナイするぞーーーーーーーー!!!!!みんな遠慮なく来てくれよな!!!!!!」キラッ☆


私兵A「………」

私兵B「………」

私兵C「………」

王国兵A「………」

王国兵B「………」

王国兵C「………」

貴族A「………」

貴族B「………」

ゴホンッ

アドルフ「……あーーー………。ランドルフくん」

ランドルフ「へ?あ、はい何ですか王?」

アドルフ(……まさか、あれ以上まで追い込むとはなあ)

アドルフ(利用出来るのかな、これ)

アドルフ「……ええと。後で褒賞を授けるから、王の間まで来てね」ニコ

ランドルフ「ハイ!後でですね!オッケーです、ちゃんと行きますね!!」

アドルフ「う、うん」

スタスタスタ....


ランドルフ「今日はジャンジャン酒呑むぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」



公爵家主宰のパーティーには誰一人来る事はありませんでした。
5億の褒賞金が支払われました。
イブと少し仲良くなりました。
実績を大いに獲得しました。
称号『王国の誇る筋的国防兵器』を得ました。

数日が経過します。

キューブリック邸


ランドルフ「な、なんであの日誰も来なかったんだ……?」

イブ「理由は自明かと思われます」

ランドルフ「分かんないから悩んでるんだけど……」

イブ「であれば、アドミニスターの脳には異常が存在する可能性があります」

ランドルフ「ええ……」

ランドルフ(……腹筋して精神統一でもしようかなあ)


ランドルフの行動を決めて下さい。
イブを連れて行く場合はその旨も書き込んで下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

王都ギルド


ガチャッ


冒険者A「……うわ」

冒険者B「ひ……」

傭兵A「あ………」

傭兵B「……帰ろ………」

ソソクサ....


ランドルフ「……? あの、クロメちゃん居ますか?」

受付の女性「二階の酒場におります」

ランドルフ「どうも」スタスタ

クロメ「……」グピグピ


「だーれだ!」スッ!


クロメ「!」

グイッ!

クロメ(!? 魔剣遣いの私が解けない……!!? ……いやまって、このあくりょく)

クロメ「……あっ、公爵さま?」

ランドルフ「はは、よく分かったな。言うほど会ってないだろ?」

クロメ「ま、まあね……はは」

クロメ「……あー。えっと、そろそろ帰ろうか、」

イブ「」ガシッ!

クロメ「なぁッ!?」

ランドルフ「良くやったイブ、そのまま逃すな」

イブ「諒解です」

クロメ(ひ、ひぃ……)

クロメ「な、なんのようかな? 何かいらいでもあるの?」

ランドルフ「いや、なんて言うかさ……ほら、最近みんな僕の事避けるじゃん?父上はマシになってきたけどさ」

クロメ「………いや、まあそりゃあね?」

ランドルフ「そう、クロメちゃんも避けてるだろ。だから理由聞きたくってさ」

クロメ「………」

クロメ「……あの、ほんとにおきづきでない?」

ランドルフ「あ、ああ」

クロメ「」チラ

イブ「」フルフル

クロメ「………」

クロメ「……ええと、公爵さま、じぶんがいぜんやったことおぼえてるよね?」

ランドルフ「以前……ああ、1週間くらい前の龍の奴か?はは、あれは良かったな。今では良い思い出だよ」ハッハッハ

クロメ「……………………」

クロメ「………公爵さま、一回じぶんのやったことふり返ってみるといいとおもうよ?」

ランドルフ「僕のやった事を?」

クロメ「うん……なんていうか、きゃっかんししてみればいいとおもう」

ランドルフ「………」

ランドルフ「………」

ランドルフ「………?」

クロメ「だめだこいつ」

イブ「事実、アドミニスターは当該案件に関して異常な域の認識の不一致性を獲得しています。従って自覚の促進も説明も意味を為さないものと思われます」

クロメ「でしょーね……」

ランドルフ「僕は何をやったんだ………?」


三人でアホな日を過ごしました。
クロメはランドルフの事を、ヤバい人だと思っている様です。
イブと少し仲良くなりました。

1ヶ月が経過します。

王都


タッタッタッタッタッ....


ランドルフ「やる事ないな……」

ランドルフ(あの後、書類地獄が待ってるかと思いきやそんな事はなかったし)

ランドルフ「……寧ろ、なんかウチに対する頼み事とか減ってきてるし」

ランドルフ(僕の代で没落とかは勘弁して欲しいなあ……)ハァ


ランドルフの行動を決めて下さい。
イブを連れて行く場合はその旨も書き込んで下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

王都外 森


クロメ「……あれ?何してるの、公爵さま」

ランドルフ「ん?あ、クロメちゃんか」

イブ「………」

クロメ(……ってやば!ついはなしかけちゃった………)

ランドルフ「2人で魔獣が出るかどうかの確認をしてたんだよ。ほら、最近は整備が始まってるだろ?だから僕らも少しくらい貢献したいなって思ってさ」

クロメ「へ、へぇ……ってん?魔獣?ここ過去50年は魔獣出てないんじゃないの?」

ランドルフ「ここの近くでダンジョンが見つかったからな、出る可能性があるんだよ」

イブ「ここから西に向かった地点に存在する三叉路の左を抜けて突き当たりの巨大な岩を右に曲がった座標に位置する洞穴が当該のダンジョンです」

クロメ(最近このこがあの病にみえなくなってきた……)

ランドルフ「クロメちゃんも手伝うか?お駄賃やるぞ」

クロメ「お駄賃!!?」


クロメのマネーメンタル

51以上 鉄の心で我慢
50以下 貴族万歳

下1

クロメ「………」

クロメ「……へ、へへ」ニヨニヨ

クロメ「じゃあ、お言葉に甘えて……」

ランドルフ「って言っても歩くだけなんだけどな。魔獣が出たら……まあ大丈夫だろうけど、対処宜しくな」

クロメ「うぃっす!!」ビシッ!

イブ「………」


三人で森を歩きました。
途中一体の大型魔獣に遭遇しましたが1秒以内に終わりました。
クロメはランドルフの事を、良い人(意味深)だと思っている様です。
イブと少し仲良くなりました。

1ヶ月が経過します。

屋外庭園


ランドルフ「結局オークションやらないんですか?」

バカ王族「あーそれさァ、親父にランドルフちゃんが頼んでみてくんね?オメェみてぇな英雄の意見ならまた認めてくれンだろ」

ランドルフ「そうですかね……?」

バカ王族「言うだけ言ってみろっての。……おっ、小鳥」


小鳥「」パタパタ


バカ王族「かわいーなァ。死ねや!」パンッ!


小鳥「!?」

ベチャアッ!!


バカ王族「ブヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!クソ鳥殺すのたんのしーーーーーーいッ!!!ゲヒッ」

ランドルフ(こう言う精神は理解出来ないなあ……)


ランドルフの行動を決めて下さい。
イブを連れて行く場合はその旨も書き込んで下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

ランドルフの行く場所を選んで下さい。

1 私邸
2 王城
3 大広場
4 大商店
5 王立図書館
6 王都ギルド
7 完全ランダム(思わぬ場所を発見出来るかも)
8 孤児院

下1

王立図書館


イブ「………」

ランドルフ「今日は何読もうかなぁ」

イブ「以前の書籍をアウトプット致しますか」

ランドルフ「いやもうあれはいいかな」

イブ「………」

ランドルフ(……最近自分から話しかけてくれる事が多くなったな。良い傾向だ)ニッ


何を読みますか?
以前の奴で読みたいのがあったらそれを書いて下さい。


1 循環魔力を外部に出す方法
2 巨大古龍を討伐、王国の若き公爵
3 世界最小のダンジョン
4 新生国家爆誕か

下1

ランドルフ「……お?なんだこれ」

ランドルフ(唯一属性……『ユリアーネス』?)

ランドルフ(面白そうだな、読んでみるか)ペラ


『唯一属性『ユリアーネス』。それは文明の生誕以来、恐らく唯一と思われる4属性の複合属性を指したものである』

『その名から分かる通り、この属性は『黒翼の魔王』が保有していた属性で、彼女以外には到達出来る者が居なかった属性である』

『生物とは、一般に3属性までしかその身に宿す事はできない』

『しかしユリアーネス……『黒翼の魔王』は違った』

『彼女は先代魔王であるレオンからその力の一部を継承、【天魔の審判】という史上最強の魔法を作るばかりか、その性質までをも受け継いだ』

『結果『黒翼の魔王』は既に持っていた風・闇に追加される形で光・火の属性を得た』

『これを、人は定義上どう定めれば良いか分からなかった』

『一部の魔族は「神域」だとか「世界」とか呼んでいたが、前者に関しては抽象的に過ぎるし後者に至っては既に存在する』

『故に人々は、何も定められない唯一属性として『ユリアーネス』と名付けざるを得なかった』

『だがこれは魔族側の学術機関も踏襲した様で、人によって呼称が様々である『ユリアーネス』を同様に『ユリアーネス』と呼ぶ事にした様だった』

ランドルフ「……ほぉ」

ランドルフ(『黒翼の魔王』は4属性だったんだな)

ランドルフ(学園でもあらゆる生物の限界が3属性と聞いたけど……まあ、魔王だしな。こういう例外も居るんだろうな)


イブと少し仲良くなりました。

1ヶ月が経過します。

イベんとコンマです。

下1

ブッ!!?
一旦休憩です。

それにしてもさぁ……まさかあんなチート風に出した奴がアレだけで終わるとは思わんでしょ?
おかしいよお前(ハルシオン)……。

再開です。
今度はなんでしょう。


81以上 神からの接触
80~60 お前スキル取ってねえじゃん?取れよ
59~20 関係進展イベント
19以下 オークションの復活を承認

下1

…………。


91以上 ???
90~70 善神
50~30 魔神
29以下 邪神

下1

御免なさい動揺しすぎて変なのやっちゃいました



91以上 ???
90~70 善神
69~40 魔神
39以下 邪神

下1

これでお願いします。

善神ですね。
ひとまず殺される危険は無くなったと思って貰っておkです。

善神様がどう言った方なのか決めましょう。
名前、性別、性格や特徴を書いてって下さい。
戦闘力は3000/3000固定です。

下3~5まで

沢山の安価ありがとうございました。
今後通しで行く為結構悩みました。



白い空間


…………………。


パチ


ランドルフ「………」

ランドルフ「……ん?」

ガバッ

ランドルフ「………」

ランドルフ「えっ、ここどこ?」


「ようこそいらっしゃいました、世界を捻じ伏せる者よ」


ランドルフ「へっ?」クルッ

ランドルフ「……えっ? うっ………!?」


キラキラキラッ....


「直視はせずとも良いですよ。私は『そういう』存在ですので」


ランドルフ「あ、貴方は……?」


「ああ……申し遅れました。私の名はロード────」



ロード「この世界を統括する、絶対神です」



ランドルフ「……ロード………?」

ランドルフ「………」

ランドルフ「……! まさか、教国が定めている唯一神の………!!?」


ロード「その通りです。さすがですね、英雄ランドルフ」


ランドルフ「………」

ランドルフ「……あの、何故僕を? 僕は、貴方の様な存在に喚ばれる様な覚えはないのですが……」

ロード「ふむ。私が『ロード』である事は信じて頂けるのですね?」


ランドルフ「……まあ、それは。明らかに、魔力量が段違いですし」


ロード「それも分かるのですか。天帝剣の影響ですか?」


ランドルフ「え?あ、そうですね、多分。以前は相手の魔力量なんて分からなかったですし」


ロード「成る程。さすがですね、その剣は」

ロード「………」

ロード「いえ。本当に、さすがです」


ランドルフ「……?」



……………。

ロード「そういえば、貴方を喚んだ理由を訊かれていたのですね。何、簡単な事です」

ロード「貴方は、世界の意思を退ける事に成功しました。彼の龍は、最早今後活動を再開する事はないでしょう」


ランドルフ「彼の……ああ、ティンなんたらドラゴンですね」ポン


ロード「ティンダロス・ドラゴンです」

ロード「貴方はやや軽視をしている様ですが、彼の龍はその天帝剣が無ければ今も尚健在のまま、世界を破壊し尽くしていました」

ロード「つまり、人の文明は完全に崩れ去っていた可能性が高いのです」


ランドルフ「はあ」


ロード「ですので」

ヴゥンッ....


ランドルフ「……ん?」


ロード「貴方には────」


71以上 特別な魔法(スキル)を与える事にしました(ハルシオンに引き継がれます)
70~30 試練を与える事にしました(成功すればスキルゲット)
29以下 神の使徒になって貰います。拒否権は有りません

下1

これ29以下引いてたら「俺」ごと天界送りでこのスレ自体が終わってたんじゃね…?
というかイッチ的にはこの話の終着点はどこなんだろ

ロード「貴方には世界救済の褒賞として、私自ら特殊魔法を進呈する事に致しました」


ランドルフ「へ?特殊魔法……?」


ロード「はい。どんなものでも構いません」

ロード「他者の肉を食らう事で黄金を生成するものでも良いですし」

ロード「親や友を殺す事を代償に国家を無作為に一つ破壊するものでも構いません」

ロード「無論対価を無理に設定しなくとも構いません」

ロード「時間遡行を可能とするものでも良いですし」

ロード「対象を自身の命令に永劫従う様にしてしまうものでも構いません」

ロード「瞬きだけで対象を殺すものでも良いですし」

ロード「一時的に神になれるものでも構いません」

ロード「貴方の望む力を述べて下さい」


ランドルフ「えぇ……」

ランドルフ(いや急にこんな事言われても困るんだけどな……)


スキルの名前、属性、特徴や効果をお願いします。
どんだけチートでも構いません。

下5まで

>>450
神殺し、もしくは『俺』の死が終着点となります。
ただし神殺しはだいぶ現実的ではないです。
同じ神が主人公にならない限りは。

これは安価に含めず、下に一つずつ下がります。

ランドルフ「うーーーーん……ん?」

ランドルフ(……なんでも良いんだよな?)


ロード「はい、構いません」


ランドルフ「……いや心読まないで下さいよ。…そうですね」

ランドルフ「………」

ランドルフ「あの、この剣の過去の遣い手を呼び起こす魔法とか……行けるんでしょうか?」

チャキッ

黒いハルシオン「」


ロード「可能です。そのベクトルの魔法にしますか?」


ランドルフ「は、はい」

ランドルフ(…なんか過去の偉人達と話せるのってワクワクするしね)


ロード「そうですか。では」


キランッ


ランドルフ「え?」


ロード「次に目覚めた時、貴方は新たなる力を手にしているでしょう」



ブツッ

………………。


キューブリック邸


ランドルフ「はッ!!???」ガバッ

イブ「おはようございますアドミニスター。現在平均起床時間より2刻程早く起床されています」

ランドルフ「………イブ」

ランドルフ「…………」

ランドルフ「……今の、夢か?」




新スキル獲得。


スキル:【遣い手召喚】

属性:時間(闇+光+土)
歴代の遣い手が1人召喚される。
但し召喚基準は現在の遣い手の人格・性質に基づく。
また召喚された遣い手は現代の知識をある程度得た状態で顕現し、既存のスキルを全て使える。
戦闘では、歴代の遣い手が味方として行動する。

キューブリック邸


ランドルフ「………」

ゼーベック「どうしたランドルフ?元気がないな、筋トレでもするか?」グッ グッ

ランドルフ「あ、そうですね。しますか」スッ

ランドルフ(……なんか、変な違和感を感じるんだよな)グッ グッ

ランドルフ(まるで本当に魔法を得たかの様な……)グッ グッ


ランドルフの行動を決めて下さい。
イブを連れて行く場合はその旨も書き込んで下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

スタスタ

イブ「アドミニスター」

ランドルフ「ん?どうしたイブ」

イブ「私はアドミニスターの護衛を務めています」

イブ「従ってアドミニスターの行動をトレースし理解する必要があります」

ランドルフ「ん……?えっと、要領を得ないんだが」

イブ「………」

ランドルフ「………? あっトレーニングしたいって事?」

イブ「はい」

ランドルフ「ああ、じゃあ一緒にやるか。父上も呼んでいいか?」

イブ「はい」

ランドルフ「よし、じゃ今日は目一杯やろうな!僕今日変な夢見たからさ、思いっきり体動かしたいんだよな」

イブ「………」

イブ(魔力変質を確認。新生回路を確認。アドミニスターの海馬及び精神等に異常を散見出来ず)

イブ(………)

イブ(………?)


イブと一緒に訓練しました。
ランドルフの物理戦闘値が+62から+70に上がりました。
イブの物理戦闘値が+45から+50に上がりました。
イブとそろそろ親密になれそうです。

1ヶ月が経過します。

本人が希望された為例外的にえらったしました。

スキル:【遣い手召喚】

属性:時間(闇+光+土)
歴代の遣い手が1人召喚される。
但し召喚基準は現在の遣い手の人格・性質に基づく。
また召喚された遣い手は現代の知識をある程度得た状態で顕現し、当スキルを除く既存のスキルを全て使える。
戦闘では、歴代の遣い手が味方として行動する。



ランドルフ「」バッ

バカ王族「」スッ

イブ「」スッ

ゼーベック「」バッ

バカ王族「」スッ

バカ王族「あッ」

ランドルフ「!! 今驚きましたね!! 今ジョーカー引きましたね!!!」

バカ王族「ひ、ひいてねえし」

ランドルフ「引きました!絶対引いた!!やーいやーいバカ王子~~~!!!!!」フリフリ

バカ王族「おま……こンの………おまッ………!!!」ピキピキ

ゼーベック「自業自得だろ」


ランドルフの行動を決めて下さい。
イブを連れて行く場合はその旨も書き込んで下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

王都ギルド 二階酒場


クロメ「でさぁー、わたしなんもやってないのにさぁ、魔剣遣いだからってはくがいされてさぁー……ヒック」

ランドルフ「あーよしよし、辛かったな…」ポンポン

クロメ「いみわかんないでしょ!? なんでわたしがひと殺したことになってんの!!? 魔剣遣いはぜんいんはんざいしゃよびぐんなの!!?わけわかんない!!!」バキッ!!

机「」ベキ

ランドルフ「ああ……イブ、ちょっと店員さんに説明して来てくれ。これ財布」

イブ「諒解です、アドミニスター」



クロメ「あーーー……もういっそ本物のはんざいしゃになってやろーかな……」

ランドルフ「ダメだって、クロメちゃんはいい魔剣遣いのままでいてくれよ。悪い子になっちゃったら……悲しむ人が増えるぞ。僕とか」

クロメ「公爵さまとわたしってただの友達じゃん……べつに悲しまれるくらいいいもん、友達なんかいつ切れてももんだいないし」フン

ランドルフ(……泥酔してるなあ。今までみたいにやや避けられてる感ないのは良いんだけど、これはこれでやりづらいな……)

ランドルフ(………同時に、はじめて普通の子どもらしいところを見た様な気がする)

クロメ「……どこみてんの!」ムニッ

ランドルフ「んぇ?へふひほほほひへはいほ」

クロメ「みーてーたーーー」ムニムニ

ランドルフ(若干力強いよなこの子………魔剣遣いだからか?)


泥酔したクロメと話しました。
クロメはランドルフの事を、深層では友達くらいに認識してる様です。
イブと少し仲良くなりました。

1ヶ月が経過します。
また、この月を最後にまたクロメが国外へ出ます。

…………。
神、か。
ユリアーネスと居る時は、ついぞ見る事は無かったが。

人間に遣われて、初めて見る事になるとは思わなかったな。
………。
エルライザ、元気かな。

アイツも、討伐されてなきゃ良いんだが。
……大人しく過ごすっぽいし、されないよな?
少し不安になってきた。

………。
普通の奴とも、意思疎通出来る様になりてえな。
そしたらこっちが積極的に力を貸すのを対価に、要求を叶えて貰えるんだが。
そういう意味じゃ俺もまだまだだな。



ランドルフ「ふあ~ぁ……ねむ」

イブ「どうぞ」カチャ

ランドルフ「どうも」チャキ

ランドルフ(……あ。今日は公務無かったっけ……何するかな)


ランドルフの行動を決めて下さい。
イブを連れて行く場合はその旨も書き込んで下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 戦闘訓練(物理戦闘力に補正)
4 魔法訓練(魔法戦闘力に補正)
5 公務(時間が過ぎます)

下1

山間部


「おーーーーーーーーーーいッッ!!!!!」


クロメ「……ん?」


ダダダダダダダッ

ズザァッ!!


ランドルフ「はぁ、はぁ……間に合った……!!」

イブ「………」

クロメ(………)

クロメ(えっ?ここから王都まで半日かかるよね?えっと、わたしが出たのは夜明け前だから公爵さまが来た時間は……え?え?)

ランドルフ「はは、いや本当に良かった。……これ、忘れてたぞ」

スッ

魔剣「」

クロメ「はぁッ!!!????」

スッ

バッ

模造刀「」

クロメ「は?は?」

ランドルフ「多分アレだな、ギルドの訓練用の武器を間違えて持ってちゃったんだろ。魔剣があの箱に無造作に置かれてて色々シュールだったぞ」ハハ

クロメ「………」

クロメ「…な、なんで盗らなかったの?」

ランドルフ「え?」

クロメ「いやだって……魔剣、だよ?」

ランドルフ「え?あ、うん」

クロメ「………」

ランドルフ「………?」

クロメ(………)

クロメ(……公爵さまって、もしかしてだけど)


51以上 ……真性の、バカっぽいね(来年以降定住確定)
50以下 すっごいだまされやすいタイプ?

下1

クロメ「………」

クロメ「……公爵様、さ」

ランドルフ「へ?」

クロメ「もうちょっと、他人を疑って生きた方が良いと思うよ」

クロメ「私はもう、公爵様に敵意なんて持ってないけどさ」

クロメ「多分、殆どの人は公爵様を利用しようと考えてる」

クロメ「だから公爵様だって他人を利用していくべきだし、実際そうしなきゃ生き残れないよ」

クロメ「……いくら公爵様が強くても、毒入りの水一回飲めばそれで終わりなんだからね」

ランドルフ「……クロメちゃん?」

クロメ「………」

クロメ「また、らいねんもくるよ」ニコ

クロメ「……お酒よってたとき、はなしきいてくれてありがと。もちろん、魔剣のことも。お礼は……そだな。なんでもいっかい、どんな依頼でもうけてあげる」

クロメ「だから、つぎのとしも」

ブイ

クロメ「ぜったい、会おうね」ニッ

………………。


ランドルフ「………」

イブ「アドミニスター。じきに日が暮れます」

ランドルフ「……あ、ああ」

ランドルフ「………」

ランドルフ(……なんだか、致命的なミスをした気がするんだが)

ランドルフ(気のせいか……?)


クロメと別れました。
クロメはランドルフの事を、良い人だと思っている様です。
イブと少し仲良くなりました。

1ヶ月が経過します。

具体的に何がとは言いませんがボディランゲージを回避されました。
イベントコンマです。

下1

なんか眠くて変な言葉使ってました。
ボディランゲージじゃなく要するに接吻です。
なんか夜中って頭狂いますよね。


81以上 武術大会開催決定
80~40 王族イベント
39以下 他国の援軍に向かえ

下1

武術大会の開催が決定したところで一旦終わり。
お疲れ様でした。

それなりに進んだかな?って感じです。
ちなみに今の時点でハルシオンゲットから1年と6ヶ月が過ぎており、次期王位決定日がちょうど3年目時点です。
この時にユリアーネスちゃんの時と同じ様な『一区切り』付けて次周行きますか?そのまま続けますか?ってのがあります。
その時誰につくのか、あるいはただ王国引っ掻き回して終わるだけなのかと言ったところは皆さんの安価に委ねられます。

とにもかくにも今回はこれで切ります。
おやすみなさい。

再開です。
ちなみにゼーベックは筋肉量(物理戦闘力)においては設定上必ずランドルフの5上になります。



ある日 キューブリック邸



ランドルフ「えっ、武術大会?」

ゼーベック「うむ。わしはそれに出るから明日は留守にするぞ」

ランドルフ「えっちょっと待って下さいよ僕だって出たかったんですけど!?」

ゼーベック「……まあそりゃあそうだろうなあ。(開催者側の)気持ちは分からんでもない」

イブ「アドミニスターの武力を脅威と認識した勢力がアドミニスターによる当該大会の参加及びそれに関する事前行動を極限まで制限したものと思われます」

ゼーベック「ハッハッハ、つまり爪弾きだな。そらお前みたいのが来たらわし以外戦いにならんもんなあ」

ランドルフ「……イブ!大会の開催する場所は!!?」ガチャッ

イブ「王城付近の私設闘技場です」

ランドルフ「行くぞッ!!!!」ドヒュンッ!!!

イブ「諒解しました、アドミニスター」ヒュンッ!

ゼーベック「……もうエントリーやっとるか?」


実際やれますか?


51以上 やれますよ
50以下 無理に決まってるだろ(行動回数2回増えます)

下1

ゴウウウウウウウウウウッ!!!!


ランドルフ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ドドドドドドドドドドッ!!!!


その時、ある一般都民は語る─────。


「いや、もうほんと凄いんですよ……。なんていうか、こう、例えるなら………なんすかね………」

「あ……魔法弾!そう、魔法弾ってあるじゃないですか?アレをですね、こう、人間大にした感じ」

「わかります?あれクソ速いでしょ?ぶっちゃけあんなん一流の魔術師、魔導師以外全員食らう奴じゃないすか」

「でもあの人は……もう、その速さですよ。その速さで………」

「どっかへ、走り去っていったんですねえ………」



ズザァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!

ピタッ!!!

ランドルフ「ストォップッッ!!!!」

イブ「………」

受付の男性「ひッ!?」

ランドルフ「エントリーまだ間に合いますか!!!??」

受付の男性「い、いや間に合いますけど……」

ランドルフ「じゃあ僕エントリーさせて下さい!!お願いします!!!」

受付の男性「あっ、は、はい……」

カキカキ

スッ

受付の男性「あ、あの。どうぞ……」

ランドルフ「どうも!!!」

ドヒュンッ!!!

イブ「」ペコリ

スタタタタタタッ

受付の男性「………」

受付の男性「………幾ら妨害しろって言われてるったって、あんなの怖くて拒否出来ないだろ」

翌日 闘技場


ガッラーーーーーーーーン........


ランドルフ「」

ゼーベック「まあこうなるな……」

ランドルフ「なんで?なんで……?」

イブ「アドミニスターの武力を警戒した勢力が───」

ランドルフ「ああうんもうその先は言わないでくれ……」ドヨーン

ゼーベック「……まあ、でも」チラ

ゼーベック「ぽつぽつ、いる奴はいる様だがな?」ニヤ

ランドルフ「へっ?」ガバッ


71以上 6人
70~40 5人
39以下 4人

下1

ちなみにその中に………


61以上 フードを被った少女が居た
60以下 魔剣を携えた犯罪者が居た

下1

有名冒険者「おっはー」

今代『死神』「……ああ、英雄さんかな」チラ

有名暗殺者「………」

犯罪者「ふひひひひっ……」


ランドルフ「………」

ランドルフ「1人除いて大体ヤバいのばっかじゃないですか?」

ゼーベック「そんなもんだろ。寧ろお前が来るってなって集まってきてくれた事に感謝しなさいって話だ」

ランドルフ「ひどくないですか………?」

イブ「………」


ブツンッ

『あー、あー。マイクテス、マイクテス。…聞こえるか、諸君』


ランドルフ「ん?」クルッ

『どちらを向いても意味がない。私は魔法で音声だけをそちらに届けている形になっている』

イブ「非指向性の全面的な魔力展開式です。如何なる座標に居ても効果範疇の内であれば同質・同量の音声を受信可能と思われます」

犯罪者「んヒヒッかわいいねぇキミィ……イリスちゃんの次くらいにかわいいよぉ………」ビンビン

ランドルフ「……イブ、こっち来なさい」スッ

イブ「諒解です、アドミニスター」

今代『死神』「変態かな?」

ゼーベック「変態だな」

有名冒険者「変態だろうねー」

『……あー。君達は過去に何度も出場し、何度も勝利を重ねているからわざわざルールなどの説明はしないが』

『優勝商品の方は先に伝えておく』

有名暗殺者「……下らぬものなら、帰るか」

犯罪者「えひっ、ヒ、下らなくないよぉ……ぼぼボク事前に調べてきたんだァ………!!」

『今回の優勝商品は────』


81以上 機械の心臓(イブが死ななくなります)
80~50 増幅装置(一時的に戦闘力を3倍、戦闘中永続)
49~10 夢の札(夢を見れます。逆に悪夢も見せられます)
9以下 魔族の幼女

下1

『────増幅装置。まあ、割と有用なのではないか』

有名暗殺者「………及第点だな」

有名冒険者「そー?割とほしいけどなー」

ランドルフ「結構強くないか?それ……」

イブ「アドミニスターが使用するのであれば一時的に勇者・魔王と同等程度の身体スペックを得る事が可能です。一般的な魔道具の格としては上位に位置します」

ランドルフ「うっそマジ!!?」

ゼーベック「わしは?」

イブ「現在の計算は天帝剣ハルシオンを除外した前提の計算です。従ってゼーベック様の場合アドミニスターを凌駕します」

ゼーベック「……ほう」

ゼーベック(……わしもまだまだやれる、か)ニッ

犯罪者「エヒヘヘイヒエヘエェエヒエェイッ、ボボぼボぼくねえッ、もう我慢出来ないんだよねっ、だ、だからね、ぜ、ぜ、ぜったいこれ手に入れてね、ッヘ、ひ、イリスちゃんにぷプぷプレゼントするんだぁ!!!」

ランドルフ「……………」ドンビキ

有名冒険者「イリスちゃんて……ああ、勇者さんねー」

今代『死神』「あんな醜男が美麗と噂の勇者のお目に敵うと思えないけれどね」

『……これ以上話していても仕方が無い。参加人数は少なくなってしまったし、開会式は省略する』

『よって、これよりすぐに諸君らには戦闘を行って貰う。対戦表はこうだ』ヴゥンッ


犯罪者-ゼーベック────┐
             ├─┐
有名冒険者-今代『死神』─┘ │
               ├─優勝
有名暗殺者-ランドルフ────┘


有名暗殺者「……ほう」

ゼーベック「まあさすがに、寂しく見えるな」

『とはいえ世界の頂点たちが競うものだ。名前だけを見れば、面白いものと言えるだろう』

イブ「………」

なんかズレてますけど言いたい事は伝わったと思います。



今代『死神』「じゃあ、もう早速待機してて良いのかな」

『構わない。初戦は『空間湾曲』犯罪者と、元『戦闘卿』ゼーベック・キューブリック殿の対戦だ』

ゼーベック「ふん……腕が鳴るわい」

犯罪者「あぃ……あぃ?あい。あひぃ!いひ!いひひひひっ!!!」

スタスタ

スタスタ



『ルールは簡単だ。ただ、相手を殺さなければ何をやっても良い。身分差など考慮するな、存分にやれ』


ゼーベック「……容赦はせんぞ?」スッ

犯罪者「うにゅ?ウヒッ」チャキッ

ゼーベック(……理解しとるのかしとらんのか、よく分からんヤツよ)


ランドルフ「父上、頑張って下さいよ……!」

イブ「………」


『試合────開始ッ!!!』

犯罪者のステータスを決めます。
魔剣のスキルはその名の通り空間関係、『全攻撃の確定命中』です。


物理戦闘値

結果+15

下1

魔法戦闘値

結果+15

下2

犯罪者さん!?
勇者のストーカーは伊達では無い様です。


81以上 +150
80~40 +120
39以下 +100

下1

えぇ……。


81以上 +300
80~40 +250
39以下 +200

下1

物理戦闘力:215
魔法戦闘力:41


パパ死ぬかもしれません。
いやギャグ的な意味で言ってるのではなくマジで力の加減が出来ず作中で死ぬ可能性あります。
その時は……。
まあもう魔王~四天王筆頭相手してる感じですから、諦めましょう。
これで全攻撃命中です。

再開します。

犯罪者「ンヒッ、ンフ、そ、そっちからどうぞ……!」

ゼーベック「……いいのか?わしの一撃は重いぞ?」

犯罪者「ンフッ、ん、ん、うん、良いから来てみて」

ゼーベック「………」


スッ

キュオオオオオオオオオオオ......



ランドルフ「あ、あれは……!!」

有名冒険者「えっ何あれ」

イブ「循環魔力が外部に流出しています。闘気の類いと思われます」

有名暗殺者「……なかなかの手練れ、と言う事か」

今代『死神』「……ふうん。このカード、面白くなりそうだね」

ゼーベック「────」


ヒュンッ!


犯罪者「いひ────?」ゴッ────


ヒュオンッ


ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!


ランドルフ「き、決まったか……!?」

有名暗殺者「……否」

今代『死神』「…………へえ」



ガラガラ....


ムクッ


犯罪者「ヘ、ハヒッ……」ニチャア....


ゼーベック「……ほう。今ので無傷か」

ゼーベック(ふざけてはいるが……なかなか強いな、この男)

犯罪者「あ、は、こっ、こ、今度はぼくからやっても良いかな?かなッ?」

ゼーベック「……うむ、そうだな。わしも一度譲り受けたのだ、一度目は食らおう」

犯罪者「え、あ、ふっひ、じゃ、じゃあ遠慮なく……!」

キィンッ


犯罪者「【空間湾曲】」


グニャア....


ゼーベック「………!」

ゼーベック(く、空間が……捻れる………!!?)


スタスタ

犯罪者「」

ニチャア

ヒュンッ


81以上 致命傷、戦闘継続可能
80~40 致命傷、戦闘継続不可
39以下 死亡

下1

ズバァアアアアアアアアアアッッ!!!!!


ゼーベック「ぐがぁああああああああああああああああああああッッッ!!!!????」

ブシュウウウウウウウウウウウウウッッ


ベチャアッ!

ズルッ


腸「」ブチャ!



ランドルフ「………は?」

イブ「大腸裂傷、小腸露出。生命維持に多大な障害を負う可能性があります」タッ

ランドルフ「…ッ!! ち、父上ッ!!!」ガッ

ダダダダッ!


犯罪者「あぇ?弱ッ……」

ゼーベック「ぐ………!」ドクドク

ランドルフ「父上ッ、父上ッ!!」

イブ「アドミニスター、騒音は身体に悪影響を及ぼします。声を抑え迅速かつ適切な処置をすべきです」

ランドルフ「………っ!!! い、イブ、王立病院の方へ行ってくれ……!」

イブ「諒解です、アドミニスター」スタッ

スタタタタタタッ


有名暗殺者「………」

有名冒険者「…………うわぁ………」

今代『死神』「………。こう言った場合は、どうなるんだい?」

『…………』


41以上 常識的に考えろ、今回はもうこれで中断だ
40以下 ……続けるが?

下1

『……死ななければ、なんでも良いというのが趣旨ではあるが』

『だからといって、こういった事態になれば中断しない訳にもいかない』

『………』

『罰則はない、が。ともかく今回はこれで終了とする』

『良いな?『空間湾曲』』

犯罪者「…………ん?」

犯罪者「え、え? よよ要するに、増幅装置もっ貰えないの?」

『ああ』

犯罪者「……………」


71以上 ……しょうがないにゃあ
70以下 いィい意味が分かンないよッッ!!!ここぉ殺すぞおまオマエッ!!!

下1

盛り上げてくれるねぇ犯罪者くん

犯罪者「………い」

チャキッ!

犯罪者「いっ、イ、意味分かんないッ!! 何で!?何で勝ったのに貰えないの!!??ふッ、不公平だろぉ!!???」

『………』

有名冒険者「……常識が欠落してるタイプかぁー……」

有名暗殺者「……他人の事をどうこう言える身分ではないが。この男、指名手配犯だったな」

今代『死神』「………ああ。殺る?」

『……面倒だな。公爵の関係者に重傷を負わせた、というのは非常に外聞が悪い』

『こちらからも報酬を出そう。始末を頼めるか?』

有名暗殺者「ああ」チャキッ

今代『死神』「そうだね。何か気持ち悪いしね」ス

有名冒険者「……嫌いだなー、こういうタイプ。世の中に必要ないと思うよ」カチャ


ランドルフ「ち、父上……!」

ゼーベック「…………」


犯罪者「い、イリスちゃんの為にやってるんだよ!!?僕、ぼくの何が間違ってるんだよぉ!!??ぁああああああああああああああああああああ!!!????」


戦闘を開始します。

犯罪者「うわぁあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」ダダダダダダッ

ヒュンッ

犯罪者「あ」キィンッ!

有名暗殺者「……チッ」

バッ


トッ

有名暗殺者「」ス....

今代『死神』「……演技かな?あれ」

有名冒険者「……今の反応速度的に、その可能性が非常に高いねー」

『奴に不審な動きがあればすぐに言う。存分に叩きのめせ』

有名暗殺者「………さて、どうするか」


犯罪者の【空間湾曲】!
あらゆる攻撃が命中し、貫通する!
犯罪者の狂気の斬撃!
215-100×2=15!
スキルにより確定命中!

有名暗殺者の【夜の衣】!
味方全員に闇に対する耐性・致命傷に対する耐性が付く!
今代『死神』の【終わりなき狂気】!
犯罪者の脳をズタズタにする!
犯罪者は正常な思考回路を失った!
有名冒険者の【戦乙女の戦歌】!
味方全員の総合物理攻撃値を2倍!
有名暗殺者の背後からの強襲!
今代『死神』の死神の斬首!
有名冒険者の戦慄の聖天撃!

(75×3-200)×2=50!

50以下で命中!

下1

ちなみに-100×2は力量差の便宜的な取っ払いです。



犯罪者「ヒギィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!」ギギギギギギギィンッッ!!!!!

有名冒険者「う、く、うッ」ギギィンッ!

有名暗殺者「く……」バッ


ヴゥンッ

犯罪者「いッ?」

グラッ

ガク

犯罪者「あ、ぇ……?なんだ、か、おかしぃ……な?」

犯罪者「頭、わるくなって………?」


今代『死神』「……効いてきたかな?」

有名冒険者「あー助かったー。……ここで畳みかけちゃお」


犯罪者の脳に異常が発生している!
命中率が下がった!
犯罪者の狂気の斬撃!

215-200=15!

50以下で命中。

下1

有名暗殺者の背後からの強襲!
今代『死神』の死神の斬首!
有名冒険者の戦慄の聖天撃!

(75×3-200)×2=50!

50以下で命中。

下2

犯罪者「う、ぅ、ぃ、ぁああああああああああああああああああああああああッッ!!!!」ドォッ!!


有名冒険者「はっ────!?」

今代『死神』「な……!」

有名暗殺者「む………ッ」


犯罪者「んごぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっほッッ!!!!」ブンッ

ゴォンッ!!!

有名暗殺者「ぐぁッ」


ドゴォオオオオンッ!!!


今代『死神』「! くっ……」

有名冒険者「……。つ、強いなぁ……」


ガラ


有名暗殺者「が、はッ………」


犯罪者「ゆゆ勇者たるるるエウエウエウエウエ、いぃィイリスたんたそのんその、意思、石、意思!!歯向かうなァああああああああアアアアアアあああああアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」


犯罪者の脳に異常が発生している!
命中率が下がっている!
犯罪者の狂気の斬撃!

215-200=15!

50以下で命中。

下1

有名暗殺者の背後からの強襲!
今代『死神』の死神の斬首!
有名冒険者の戦慄の聖天撃!

(75×3-200)×2=50!

50以下で命中。

下2

今代『死神』「……反撃に転じる。『戦乙女』、援護を頼むよ」

有名冒険者「おーけー」

今代『死神』「アンタは休んでなよ。…とはいえ、あまり抑えられるとも限らない。すぐに復帰できる様にね」

有名暗殺者「……すまない」

今代『死神』「」コク

チャキッ

今代『死神』「じゃ、行こう」


犯罪者「お゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッッ!!!!!!」ドォン!!!


有名冒険者「えいッ」

ガギィンッ!!

今代『死神』「抑えてて、ねッ」ヒュンッ

キィンッ!

犯罪者「ヒャオッ!!???ひぃひゃッ!!!!!」


有名暗殺者「………ぐ…………」

有名暗殺者(直ぐに回復せねば……!)


犯罪者の脳に異常が発生している!
命中率が下がっている!
犯罪者の狂気の斬撃!

215-200=15!

50以下で命中。

下1

有名暗殺者の背後からの強襲!
今代『死神』の死神の斬首!
有名冒険者の戦慄の聖天撃!

(75×3-200)×2=50!

50以下で命中。

下2

犯罪者「おヒィエェエェェエエエエエェエェエェェェエエエエええェエエエエええええええええ!!!!!!」

ズバァッ!!

有名冒険者「きゃ───!?」

有名冒険者(……あ。これ、まず)

犯罪者「」ニッチャァアアア


今代『死神』「!? 『戦乙───」


ザシュッ!!!!!


『…………!』

有名暗殺者「………な」

今代『死神』「………く」


有名冒険者「………あー」

有名冒険者「致命傷は防げても」

有名冒険者「致死の一撃は、防げなかったっぽいね」

胸の大穴「」ブッシュウウウウウウウウウッッ


ドサァッ


有名冒険者「」

今代『死神』「………ぐっ!」

有名暗殺者「……依頼は失敗だ。強過ぎる」

『…………』


ランドルフ「ち、父上……ッ」

ゼーベック「…………」


『…………』

『分かった。退却しろ』

『もうこれでは、戦闘にならない』


今代『死神』「……すまない」

ヒュンッ

有名暗殺者「………」

ヴゥンッ....


犯罪者「………………」

犯罪者「あひ」


スタスタ

ランドルフ「………ち、父上」

ゼーベック「………」

ランドルフ「……へ、返事して下さいよ」

ゼーベック「………」

ランドルフ「今度、一緒に王都でマラソンしようって言ったじゃないですか……」

ゼーベック「………」

ランドルフ「この前だって、一緒にダンジョンに行ったじゃないですか……」

ゼーベック「………」

ランドルフ「………」

ランドルフ「……父上………?」



ゼーベック「」



ランドルフ「…………………………」

フォンッ....

ランドルフ「………」


スタスタ


ランドルフ「……世の中、理不尽だよな」


スタスタ


ランドルフ「今まで楽しくやれてたのにさ、こんな急に日常を奪ってく」


スタスタ


ランドルフ「本当に、意味が分からない」


スタスタ


ランドルフ「………」

ランドルフ「だったら」


キィィィンッ!!!


ランドルフ「全てブチ壊してやるよッッッ!!!!!!!」ギロッ!!!


犯罪者「ぼぼっぼく、アタマ痛いからからから、そ、そこどいて?おねが、いィ」



戦闘を開始します。

【遣い手召喚】が自動で起動します。
【雷翼】を自動で発動します。
ハルシオンが銃へと変形します。

現れる遣い手を決めます。
コンマで決定です。


81以上 ベリオル
80~40 フェイス
39以下 第一司教

下1

第一司教が現れるのが決定したところで一旦休憩です。

なんでこのスレの男性は暗黒面に触れてるのばかりなのでしょうか。
ちなみにさっきの3人が犯罪者を倒した瞬間にイブ達が到着してました。

切ります。

『死影』です。
ちなみに基礎戦闘力は99/99です。
それにブレソルさんの40後半を追加する形です。

つまり一時的な所有でも遣い手にカウントされると…
連レス失礼

司教って基本魔剣頼りでこの中じゃ外れ枠だよなぁ
正面切って戦うよりも政治家として戦った方がいい戦術ではなく戦略家タイプ

>>550
要するに主人公になり得たかが基準になります。
例えばレオンは最後レオンの方に残ると『俺』が決意していれば残ってましたし、フェイスにしても一応行動が可能でした。
対してエルライザやマリア、恐らくは過去触っているだろう以前の王国国王などは主人公としての行動が不可能だった為不可能です。
エルライザは戦闘こそありましたが、行動に自由があった訳ではないですし。

従って、>>1に書かれてる面々のみを召喚可能です。
再開します。

ランドルフ「ハルシオンッ、【雷翼】ッッ!!!」フォンッ


....バチッ

バチチチチチチチッッ!!!!!

ヒュンッ

フワッ


犯罪者「あぅえッ!!?」


ランドルフ「はぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」


シュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッッ!!!!!


『……! ま、魔力暴走か!?』


ランドルフ「全てを出し切れッ、ハルシオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!」


ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!

シュウウウウウウウウウウウ......


「……………」

「…………ああ、成る程」


第一司教「……私は、果たせませんでしたか」


犯罪者「………??」


『な……人………?』


ランドルフ「…………」

ランドルフ「貴方がどう言う人かは知らない。けれど、分かる」

ランドルフ「貴方は今、オレに逆らえない」


第一司教「……ええ、その通りですね」



第一司教「要するに、掩護すれば宜しいのでしょう?」


ランドルフ「ああ」

カチャ ウィーーーンッ ガチャッ ガチャンッ!



第一司教「分かりましたよ。……しかし、やはり落ち込みますね」

第一司教(最後にあの売女を、引き摺り下ろしたかったものです)ハァ


ランドルフの憎悪の魔弾!
第一司教の光の終焉!
70(ランドルフの物理戦闘値)+35(第一司教の魔法戦闘値)+46(【奮い立て、勇気ある者】・物理)+45(【奮い立て、勇気ある者】・魔法)-150=46。

一撃確定命中!
二撃目46以下で命中。

下1

犯罪者の狂気の斬撃!
215-150=65。

65以下で命中。

下2

第一司教「さっさと逝って頂けませんか」シュイイイイインッッ


ヒュォンッ!!


犯罪者「アヒャァアアアアアアアアアアアアアッッ!!!??」ズザァアアアッッ!!!!!


ッドォオオオオンッ!!!!


ランドルフ「死ね」シュウンッ

ドォンッ!!!

犯罪者「ッギひぃ!!??」ドチャッ!!

犯罪者「あ、あ、ァ、ああ……い、痛いよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!???」ヒュオッ!


第一司教「!」


ッゴォオオオオオオオンッ!!!


ランドルフ「………」チラ


....スック

第一司教「……ああ。死ぬかと思いましたよ………」

脱臼した腕「」ズル....


ランドルフ(……戦闘能力は大した事がない。…やはり、オレが奪るしかないか)


ランドルフの憎悪の魔弾!
第一司教の光の終焉!
70+35+46+45-150=46。

一撃確定命中!
二撃目46以下で命中。

下1

犯罪者の狂気の斬撃!
215-150=65。

65以下で命中。

下2

第一司教「ふッ────」

ヒュオンッ

ドドドドドッ!!!


犯罪者「イヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!???」ダダダダダダッ



ランドルフ「……引き付けておけよ。……そう」

ランドルフ(そこだ)スッ


ドォンッ!!!


ドチュッ!!!!!


犯罪者「ィギィイイイイイイイイイイイイイィヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

ドッチャア!

ジタバタジタバタ


ランドルフの憎悪の魔弾!
第一司教の光の終焉!
70+35+46+45-150=46。

一撃目確定命中!
二撃目46以下で命中。

下1

犯罪者の狂気の斬撃!
215-150=65。

65以下で命中。

下2

犯罪者さん強すぎませんかね…
何者なんだよこいつ

犯罪者「ホァわぁッッッ!!!!!!」ゴウッ!!


第一司教「く────」

第一司教(これは、マズいかもしれませ────)

グッ!!

第一司教「あ……?」

犯罪者「」ニチャア


ドッチャアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!


壁「」ベチャアッ!


頭が破裂した第一司教「」

グラッ


ベチャッ!


シュウウウウウウウウウウウ......


ランドルフ「……死んだか」

ランドルフ(だが)カチャ

ランドルフ「お前も、終わりだ」


ドォンッ!!!


ドチュッッッ!!!!!!!

犯罪者「……………」

犯罪者「………は、は、ひゃ」

犯罪者「ぼかぁ……イリスちゃんと…………」

犯罪者「セックスしたかった、だけなのに…………………」


ドサァッ


犯罪者「あァ…………いてぇ…………………」

犯罪者「ふひ、ひひひ、いたいよお…………」

犯罪者「いひ、ひひひひ、ひ」

犯罪者「いひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ」

犯罪者「いっ」



犯罪者「」



ランドルフ「………」

ヒュオオオオオオオッ

トッ


スタスタ

ゼーベック「」

ランドルフ「………」

ランドルフ「父上」

ランドルフ「貴方は、偉大な人でした」

ランドルフ「僕を、まともに育てて下さった」

ランドルフ「多分、貴方が親でなければ……僕は、ダメになっていた筈です」

ランドルフ「……………」

ランドルフ「貴方は、いつかの酒の席で溢しましたね」


ゼーベック『ランドルフゥ!!お前にはなァ、根性が足りん!世の中を利用してやるとかなァ、もっとこう、強引さって奴がまるで足りとらん!!』

ゼーベック『良いかランドルフ、もっと欲望を解放しろ!! 自分に忠実に生きろ!! んでなァ────』


ランドルフ「………」

ランドルフ「ええ、そうします」

ランドルフ「クロメちゃんも言ってました。僕はもう少し、悪くなるべきだってね」

チャキッ

ランドルフ「………」

ランドルフ「ハルシオン」

ランドルフ「オレは、誓うよ」


ランドルフ「────この王国を、全てを呑み込む『力』のある国にする事を、ね」ニィィ



『……………』

『………………』

(……大変な事に、なるやもな………)


………………………。

…………………。

……………。

ここから先は完全に鬱ルートです。

ランドルフの闇の道を見ますか?
ランドルフの未来をコンマで綴り、次周へ向かいますか?
選びましょう。

下7まで

あれ?コンマだと死亡してないはずじゃ…?
踏み台

>>574
3人が倒してたら間に合ってました(イブ達が来るので)。
しかし3人が倒せず運命が捻じ曲がってしまった結果、死亡しました。

このレスは安価に含めず

ハルシオン君がまた人間不信になっちゃうよ
後者

数日後 王城



バカ王族「………」

バカ王族「よォ、ランドルフちゃん」


ランドルフ「……王子ですか」

ランドルフ「何か、オレに御用でも?」


バカ王族「……いンや」

バカ王族「オメェ、これからどうすんの?」


ランドルフ「………」

ランドルフ「これから、ですか」

ランドルフ「……………」

ランドルフ「……まあ、政界の方に関わっていく事になるんでしょうね」


バカ王族「………そうか」

肩「」ガシッ

バカ王族「ま、なんかあったら言えや。話くれェはしてやンよ」

ランドルフ(………)

ランドルフ「…ありがとうございます、王子」ニコ




スタスタスタ......


バカ王族「………」

バカ王族(……アレだな。なんつーか)

バカ王族(アイツが心ん底から笑う事は、もう二度とねえんだろうな)

キューブリック邸



私兵A「……最近あんまり外出てないな、あの人」

私兵B「……まあ、仕方ねえよ」

私兵C「あんな事がありゃあな………」



寝室


ランドルフ「イブ」

イブ「何でしょう。アドミニスター」

ランドルフ「………」

スタスタ

サワッ

イブ「………」チラ

イブ「現在の時間は中天の頃です。行為に相応しい時間ではありません」

ランドルフ「知ってる」

イブ「………」

ランドルフ「………」


トサッ


ランドルフ「ごめんな」

……………………。

………………。

………。


ランドルフ「…………」

ランドルフ「もう、引き返せない」

イブ「………」

ランドルフ「オレは、もう以前の頃には戻れないんだ」

ランドルフ「………」


チャキッ

黒いハルシオン「」


ランドルフ「………」

ランドルフ「お前が、頼みの綱だ」

ランドルフ「………いや、違うか」

ランドルフ「オレにはもう、お前とイブしか居ないんだ」



五章終了です。
完全にバッドエンドです。

記録を綴りましょう。

今んとこ死影以外の人間は碌な事になってませんねぇ
魔族はベリオル以外の二人はまぁそこそこハッピーエンド

ランドルフの今後の偉業を纏めます。
これのみ連投有りです。
やっちゃいましょう。


91以上 魔王軍撃退
90~80 他国軍撃退
79~70 良政
69~60 やや良政
59~50 何も無し
49以下 暴力政治

下7まで

コンマ

あーもう滅茶苦茶だよ

他国軍撃退
暴力政治
魔王軍撃退
暴力政治
暴力政治
魔王軍撃退
暴力政治

ハルシオン頼みの超制圧的な政治を行った様ですね。
ただ武力関係では異常な程の実績を挙げられるので何も言えなかったと言う感じでしょうか。

ちなみにどれくらい生きたのでしょうか?
現在27歳です。

下1

コンマ?

そこそこですね(寿命)

>>606
そです。

76+27=103歳まで生きた模様。
それまでずーっと暴政をやってきたんですね。
王国はもうこれ侵略国家になってるんじゃないでしょうか。

次に死因を決めときましょう。
どう死んだんでしょうか?


91以上 寿命
90~70 病死
69~50 戦死
49以下 暗殺

下1

コンマ

>>608
合計です(常人と生命力が違うので)。
書いときゃよかったですね、すみません。

安価下

きんに君も病気には勝てなかったんやなぁ…

病気には勝てなかったよ……。
癌とか伝染病で死んだんでしょうかね。

まあ総括すると、世界に武を敷く事によって王国を完全なる侵略体制にブチ上げたやべー奴です。
某偉人ゲーなら絶対それなりの有名キャラになってます。

最終的な戦闘力も決めときましょう。
呼び出す時に重要ですからね。
幾ら上がったでしょう?


結果+10

下1

70+90で160………。

人間の身で魔族四天王クラスです。
ハルシオン含めると魔王クラス………。
これは…………。
いやまあそりゃあ、逆らえませんよね。
王からしても更迭とか左遷とか絶対に無理。
退位頃なんか利用しようと思ってた時代が懐かしく感じたんじゃないでしょうか。

他の人のも考えましょう。
イブはどうなったんでしょうか?


71以上 結婚したよ
70~40 愛人兼護衛
39以下 戦争で破壊

下1

悲しいなぁ…

…………。
悲しいなあ。

バカ王族はどうなったんでしょう?


81以上 なんだかんだ唯一の友として最期まで付き合えた
80以下 暗殺

下1

どうか逝かないで!

ちーん(笑)。
そりゃああまでクズなら死ぬのもしょうがないですけどね。
ランドルフにとっては普通に悲しいですよね。
一応友達な訳でしたから。

クロメちゃんはどうなったんでしょう?


91以上 なんと結婚しました
90~60 王国で定住、それなりに親交を保つ
59~30 行方不明
29以下 戦死

下1

まだ生きていて良かったぁ…!(切実)

クロメちゃんとはそれなりに仲良くやれてた様ですね。
これくらいじゃないですか救われたの。
5章が一番心に来ると思います。
落差が激し過ぎるので。

最後に、王国の最後。
これが終わったら次なる主人公を選定します。


81以上 世界最強の軍事国家として君臨する
80~60 精強な軍事国家に
59~30 治安の悪い普通の国に
29以下 度重なる戦いに疲弊し衰退しかけている

下1

フォッ!!?


71以上 49以下+魔剣遣いの8割を殺害し多くの魔剣を持つ世界最大の軍事国家に
70~50 49以下+魔獣を支配する技術を開発、唯一魔獣を完全に操れる世界最大の軍事国家へ
49以下 一時的に魔王に和平条約を結ばれる程の軍事国家に(当然世界最強)

下1

後世の歴史家的にはだいぶ評価の分かれる人間になったんじゃないでしょうか。
暴政を敷いたとはいえここまでの規模の国家に仕立てあげた有能な政治家と見る者も居れば、
民草の事を一切考えず軍事費にのみ金をかけ他を疎かにした無能な政治家と見る者もいるでしょう。

とはいえどちらにせよ『俺』にふさわしい人間でしたね。
これにて、ランドルフの物語を終えます。

キャラ制作ので人魔のハーフキャラっていないよな
人魔のキャラってありですか?

>>650
人間と魔族は交配出来ないみたいな事言ってなかったか?

>>650
「このまま」の場合はありです。
ただしメイン世界が違います。
種族で人間と決まってからそれを選ぶ場合は人間の世界で、
魔族と決まった場合は魔族の世界で生きます。
ただ作中で説明したように魔族と人間は普通交配出来ませんので、大分異質な物語になると思います。
後差別描写もある可能性も。

で、石板さんです。

「現代東京」
「戦国時代」
「???」
「このまま」

のいずれかを選べます。
???の場合は結構変則的だと思うんで、安定性を好むなら上二つが望ましいと思われます。

んでどれか選べる訳ですが、どれにしますか?
下7まで、選んで下さい。
多分今回で最後か、後一回あるかってチャンスです。

この世界観が好きだしこのまま

割れましたね。
こういう時はコンマです。
どっち出ても恨みっこ無しでいきましょう。


51以上 現代東京
50以下 このまんま

下1

勘弁してくれ
こういう時どうすれば良いですかね?

もう一回です……。

下1

何だこのゾロ目!?

もうこれは現代東京としましょう。
多少特典つけるくらいで良いでしょう。
うん。
もうそれで良いや。

という事で名前(日本人名)、年齢、性別、属性、性格や特徴を書いてって下さい。
属性は今回のみ2属性でOKです。

下5まで

名前:花織晴
年齢:16
性別:女
属性:水・闇
性格:事なかれ主義で腰が低く、トラブルが起きて相手が悪くてもすぐ自分から謝って済まそうとするが
友達や子供達が理不尽な目に合わされていれば果敢に立ち向かう正義感も持ち合わせている
特徴:孤児院育ちの少女、子供達に優しく子供を守るためならどんな事でも出来る

すごくなやみました。
でも決めました。
百合ちゃんにします。
ユリちゃんと被りますが。

あと属性ですが、これは実は異能力バトル物みたいになった場合にしか実は役に立ちません。
百合ちゃんがただやべー力使えて話題になって謎の組織(能力者不在)とかと戦うとか、逆に国に戦争要員として使われたりとかの場合はただ何も理解せず武力を振るうだけになります。

次に高校を決めましょう。
どういう高校に通ってるでしょうか。


81以上 中高一貫の典型的お嬢様高校
80~60 そこそこ偏差値の高い公立高校
59~30 さまざまなコースの併設されている共学私立高校
29以下 なんの特徴もない公立高校

下1

コンマ

ふっつーな公立高校ですね。
内申簡単に取れたから行ったのか、単純に適正故に行ったのか。
まあそっちは作中で明らかになるでしょう。
次に16歳という事ですが、高1の16でしょうか?
高2の16でしょうか?
決めましょう。


51以上 高1
50以下 高2

下1

高1ですね。
一応高校入学から始める予定なのでそうなると最初は15にする必要があるのかな。

次に世界観です。
とは言ってもこれもう自分ではどういうのにすれば良いかわからないんでもう完全に安価で決めてしまいたいと思います。
ゴジラやモスラが良く出てくる世界でも構いませんし、禁書の様に能力者が存在する世界でも、戦争ばっか起こってる世界でもかまいません。
無論オリジナルの何かを含めても構いません。
これから開始する世界でどういう要素があるのか、決めて下さい。

下5まで

前の世界の神々を信仰する宗教が根付いてる宗教世界。
大体の者が何かしらの信徒で数少ない魔法を使える者の存在も認知はされているが戦闘行為は禁止されている。
しかし裏では正教と邪教の戦いが日々繰り広げられている。

>>688にします。
メガテンから悪魔取り除いた感じですね。
割と好きです。
他の作品で分かりやすく言うとハイスクールD×Dとかですかね。

とはいえ仏教・キリスト教の代替物としてそれらが置換される形なのでそう普段からそれ系の話が出てくる訳でもない感じですね。
そう言う世界に踏み込むならまだしも、魔剣を所持してるだけでは特に何もないでしょう。
まあ普段から所持してれば銃刀法違反で逮捕ですが。

あと他に決める事は戦闘力ですかね。
すごく下がりますがどうぞ。


物理戦闘力

結果÷10

下1

魔法戦闘力(最初は無意味です)

結果÷10

下2

物理戦闘値:2
魔法戦闘値:10


一般貧弱女の子ですね。
が、準異能を持っている為か流石に魔力はこれくらいあると。
ちなみに一般的な兵士が15なのでこれは向こうの世界でも一般人としては上位に当たります。

最後に家族構成やって終わりです。
流石に片親はクソだと思うんでやめました。
どうぞ。


81以上 父母兄弟姉妹(後者2つは各1人、以下も適用)
80~60 父母姉妹
59~30 父母兄弟
29以下 父母

下1

父母兄弟姉妹付きです。
賑やかなんでしょうね。

という事で今日はこれで終了。
ランドルフは残念でした……。
百合ちゃんの物語はいい感じにしたいですね。
切ります、お疲れ様でした。

14時半頃にやります。
ただその前に決めときたい事を決めときます。
すぐ終わりますが。

今回のランドルフズライフで得た闇(転じて光)の量を決定しましょう。
ブレソルさんに追加すべきですので。


81以上 物魔各+10
80~50 各+5
49以下 各+3

下1

ええ………。
もしかしてランドルフ、闇深すぎ……?


91以上 +50
90~70 +40
69~40 +30
39以下 +20

下1

はい

流石に暴走しなくてよかったです。
でもこれ、たった100年生きててそれなりに苦難を経験していた筈のユリアーネスの半分ある訳です。
ランドルフの闇は相当な者だった、と言えるでしょう。

次にシェルの分です。
呼び出すとなれば最終データが欲しいでしょう。
物魔どんなもんでしょうか?
パパッと決めましょう。


物理戦闘力

結果÷5

下1

魔法戦闘力

結果+15

下2

物理戦闘力:17+15=32
魔法戦闘力:12+27+25=67

ですね。
15/25は以前稼いだデータのプラスです。
まぁ人間としては化け物ですがかなり劣りますね。
第一司教ポジになるでしょう。

あとはそうだなあ……。
ユリアーネスの学園編の時も決めてましたし、友好度もやりますか。
どうぞ。


友達

71以上 良好
70~40 普通
39以下 険悪

下1

父母

71以上 良好
70~40 普通
39以下 険悪

下2

兄弟姉妹

71以上 良好
70~40 普通
39以下 険悪

下3

はい

あっぶな。
まあ親や友達には好かれてて兄弟姉妹にはそこまで~って感じですかね。

じゃあこれで最後です。
父母、兄弟姉妹の名前、年齢、性別、特徴をお願いします。
1枠にいくつ書き込んでも構いません。
1人から4人まで全員オッケーです。

新章はランドルフの病死直前から始まります。

下10まで

10!?
7です。
ずれました。

このレスは含めず

名前 残馬 大成
年齢 19(兄)
性別 男
特徴 背がかなり高く筋骨隆々で居るだけで存在感で他を圧倒する。眼鏡をかけている穏やかな高学歴インテリマッチョ。家族を守るため日々鍛錬を怠らない。
戦闘では頭脳を使い慎重に計算して戦うタイプ。

名前 残馬 天
性別 男
年齢 47(父)
特徴:職業は探偵でいつもマスクとサングラスをかけている不気味な格好で出歩いている。依頼のためなら手段は問わない精神だが頭は良くないのでゴリ押しのスタイル。

まだ2つほど忘れてました。
現在光、光、水です。
ランドルフの分の風を魔剣の属性として追加しますか?

下1

神蒼のままになります。
次に、政権です。
これでどの首相が選ばれるかによって地方級・国家級の被害が発生した時の対応が変わります。
普段は気にしない要素ですが、物語の筋道として一応必要になるかもしれません。
決めましょう。
一番下以外は一長一短です。


81以上 孤泉純一朗
80~60 浅羽太一
59~40 安室晋次
39~20 野高佳久
19以下 鳩坂友紀夫

下1

孤泉首相です。
2001年くらいに時代展開する訳ではなくスマホも普通に使われます。
孤泉首相は総合的に対応が早く即断即決の人です。
また非常に攻撃的で、脅威と認定した存在は早急に対処します。

しかしその分あまり気を遣う事は出来ず、下手をすればすぐに政権交代される危険があります。
少し纏めたら開始です。

…………。
……………………。
漸くこいつも死ぬのか。
ハハ、ざまあねえな。

つか、バカみたいだよな。
人間殺すだけ殺してさ、覇者なんて言われて。
んでそんな奴が、最後は惨めにゼェゼェ言ってやがるの。
いや、本当にバカだ。

……ま、精々最期くらい見届けてやるよ。
一応、俺の所持者だった訳だからな。




旧・キューブリック邸



ランドルフ「ハァ……ハァ………」


ダラダラダラダラ


ランドルフ(……ぐ…………オレは……………オレはまだ……………破壊しなければならない…………………)

ランドルフ(こんなところで…………死んで、たまるか……………!!!)

ググッ



ドチャッ!!

ランドルフ「ッぐ!!」


......ググッ

ランドルフ「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…………」


ズルッ

ズルッ....

カツンッ....


カツンッ....


カツンッ....


ランドルフ「ハ、ァ、ハァ、ァ…………」

ガチャ....


ズルッ


ベチャッ!!


ランドルフ「あ、あ…………ッ」



イブの生首「」

悲しいなあ

ランドルフ「は、は、は…………イブぅ……………」


ズルッ

ズルッ

ズルッ

ガッ


イブの生首「」

ランドルフ「あぁ……イブ…………」

ランドルフ「は、は……ははッ」


ドサッ


ランドルフ「な、なぁ……イブ…………」

ランドルフ「おまえは………まだ、居るよな…………?」

ランドルフ「オレを………支えて…………くれるんだよな……………?」


イブの生首「」


ランドルフ「イ、イ、イブ………」

ランドルフ「オレは………おまえと………………」

ランドルフ「最………期……………を………………………………」




ランドルフ「」

王城


「…………魔導反応、消失」

「………死んだ、か」

「……………」

「……悪魔みたいなヤツだったよ」

「しかし、強き悪魔であった」

「うむ……これより恐らくは、魔王軍は同盟を解除するだろう」

「どころか、周辺各国も反旗を翻すでしょうな……」

「70年近く続いた王国の天下もこれで終わり、か」

「しかし、新たなる時代の幕開けでもある。我々にはまだ、魔獣の支配技術がある」

「ああ。公爵は死したが、我々は武器を失った訳ではない」

「……暴政暴力の覇王の時代は、終わった」

「うむ」

「…そうだ」

「これからは俺たちの手で、道を切り開いていくんだ………!!」

…………………。


パチッ


ランドルフ「………。ロードか」


ロード「ええ。久しいですね、英雄ランドルフ」


ランドルフ「ああ」

ランドルフ「何の用だ?」


ロード「貴方にはありません。その魔剣にはありますが」


ランドルフ「………」

ガチャ

ヒュッ

ガシャァンッ!

ランドルフ「持ってけ」


ロード「ありがとうございます」


ランドルフ「………」

ランドルフ「これからオレはどうなる?」

ロード「どう、とは?」


ランドルフ「惚けるな。転生する魂として消え失せるか、地獄なり天国なりに行くかという話だ」


ロード「地獄や天国を信じていたのですか?意外ですね」


ランドルフ「………」


ロード「………」

ロード「答えましょう。人に魂などというものは存在しません」


ランドルフ「………」


ロード「一度死ねば、それで全ては終わります。所詮その時に観測した存在など、殆どが単なる電気信号の結果体でしかありません」

ロード「従って、貴方はこのまま消滅する事になります」


ランドルフ「じゃあなんでオレはここに居る?魂を引き摺り出したんじゃないのか」


ロード「ではどうやって魂が物理的にハルシオンに触れられ、投げ飛ばす事が出来るのですか?」


ランドルフ「……………」

ランドルフ「……。まあ良い」



ランドルフ「殺せ。早くイブの所へ行きたい」


ロード「貴方の想像している魔導存在は単に人工的に造られた素体でしかありませんよ」


ランドルフ「……………」


ロード「冗談も通じませんか?」


ランドルフ「お前、そういうヤツだったか?」


ロード「神も成長します。日々人間の感情を学習しているのです」


ランドルフ「…………」

ランドルフ「早くしろ」


ロード「分かりました」

スッ



ロード「さようなら」



ブツンッ

……………。
…………で?
俺に用件があるんだってな。
なんだ?



ロード「はい。貴方には今から、別世界に行って貰います」



別世界?
…………。
それは、妙に機械文明が発達してて。

鉄の箱が走り回ったり、
高い建築物が複数連なったり、
空気のクソ汚い。

『日本』なんてのが存在する世界じゃあ、ないだろうな?



ロード「ご名答です。貴方には201X年の日本国首都、東京都に転移して貰います」



…………。
マジか。
…………………。

……………。
東京。
知識としては、微かに残ってる。

凄く広大だった。
で、色んなのがあった。
……そして、俺が昔住んでた様な気がする。



ロード「成る程。貴方は、異世界からの転生体なのですね」



……そうだな。
けど、少し腑に落ちない事がある。
何故、転移なんざする必要がある?

いや、石板で行けるようになったってのは知ってる。
それで何らかの要件は満たしたんだろ。
でも、俺は別に東京なんか戻りたい訳じゃない。

お前の都合で行けというのなら話は……まあ俺の納得はともかく別だが、少なくとも俺の意思で行く事はない。
そこら辺、詳しく聞きたい所だな。

ロード「理由ですか」

ロード「強いて言えば、石板を手に入れた事自体ですね」



はあ?



ロード「その石板は言うなれば強制通行券の様なものです」

ロード「その物体の保有者は、術式により神々の力を以て境界を渡河を確約されます」

ロード「これはある神が創りし絶対の契約であり、人が抗う事は不可能です。従って拒否も逃避も不可能です」

ロード「そういう風に作られたのですから」



………。
要するになんだ?



ロード「魔神が戯れに作った迷惑な代物です」



……………。
あ、そう。

……あー。
解除とかは?
お前神だろ?出来るだろ?



ロード「不可能です」

ロード「魔神と私は同等の存在である為、下手に術式に干渉すれば大きな障害を負います」



………はあ。
分かったよ。
どうしても行かなきゃなんねえと。



ロード「申し訳ありませんが」

ロード「しかし、その代わり出来る限り貴方の要望をお叶えしましょう。貴方の望む環境の存在する座標へ転移させますよ」



………。
望む環境………?

……………。
………………………。


……。

……ユリアーネス。
って、分かるよな?



ロード「………」

ロード「成る程。要するに、『黒翼の魔王』に似た少女の居る場所へ往きたいと」



………ああ。



ロード「お安い御用です。『黒翼の魔王』の様な少女、が存在する座標ですね」


スッ


ロード「では転移させましょう。一時的ではありますが」

ヴゥンッ

ロード「異世界の旅行を、お楽しみ下さい」



ブツンッ

………………………。


都立高校合格発表日



ツカサ「あぁー……だりぃ………」

天「司。直ぐにそう言った事を言うのはやめろ」

ツカサ「はあ?だって実際来る必要ねえじゃねえかよ、こんなの」

葵「……それだから貴方は良い歳してフリーターなんでしょう。少しは私や百合を見習いなさい」

ツカサ「あーはいはいはいはいすみませんでしたぁーーー」


タッタッタッ

スタスタ....


百子「あ、あなたっ……!!」

百合「………」

天「……。受かった、か?」

バッ

スマホ「」


百合「うん、合格したよ」ニコッ


天「……おお………!」

百子「本当に良かったわ……」グスッ

葵「やるじゃない。おめでと」ニッ

ツカサ「おー良かったな。で、俺1万円やるから帰って良いか?」

ドゴッ

ツカサ「へぶッ!?」

葵「……アンタはこっち来なさい」

ズルズル....


百合「あ、あはは……」

天「まあ、アレは仕方ないな……」

百子「ああ、ありがとうございますロード様……今日は高級しゃぶしゃぶよ、いーっぱい食べなね!」

百合「! ほ、ほんと?」

天「……フ。今日は楽しみだな」


スタスタスタ....

残馬家


ツカサ「ったりィー……」グピグピ

葵「アンタは本当に………」

天「百合、何か欲しいものはないか?」

百合「うーん……今のところ無いかな。あ、でも新しい洋服とかは欲しいかも」

百子「じゃあそっちは明日お母さんが買ってあげるわ!いつもはユニク◯だけど、明日くらいは銀座の方でも行きましょうね!」

天「さ、流石にそれはやり過ぎだ……」

プルルル....

葵「……ん。あ………」

天「…どうした?」

葵「大学の部活動の関係で。他のサークルとも連動する企画をやるらしいから……」チラ

百合「あー。お姉ちゃん東大生だもんね。送ってこっか、何なら?」

葵「え、良いの?」

百合「うん、そろそろお開きでも良いと思うし……お兄ちゃんも、本当に退屈そうだしね」ハハ

ツカサ「おー百合ぃ、やるじゃーん。さっすが超能力者だなぁー」グピグピ

百合「………お兄ちゃん、何飲んでるの?」

ツカサ「ん?酒」プハー

天「おい」スッ

ツカサ「あッ俺のストゼロッ!!?」

百子「19歳でしょ貴方は……」

葵「悪いわね、色々と」

百合「良いんだよ。お姉ちゃん、その部活の友達と企業興すんでしょ?期待してるよ」

ツカサ「うんちみてぇな会社作りそう」

ドシャッ!

ツカサ「ぼのボッ」

葵「……行くわよ、百合」

百合「う、うん……」

スタスタ....

スタスタ


天「……ほっとくか」

百子「………まあ、流石にねぇ……」


ツカサ「」

駅前


葵「ここまでで良いよ。ありがと、百合」

百合「んーん。大丈夫だよ、これくらい!」

葵「……ふふ。羨ましいわね、ほんと」

葵(……これで胸もおっきかったら、完全に負けてたわね)

百合「ん?何が?」

葵「……んーん。また後でね」

百合「……? うん!」



百合「………」

百合「……やる事なくなっちゃった」

百合「このまま家に帰っても良いけど…」

チラ

時計「17時」

百合「……後1、2時間暇だなあ」

百合(何かしよっかな?)


1 近くの公園に行く
2 喫茶店でちょっと勉強
3 駅中でウィンドウショッピング
4 ぶらぶら散歩

下1



学年修正で葵ちゃんが21歳、百合ちゃんが15歳になってます。
ツカサは19歳になってますが、これは学校通ってないんでそのままにした結果です。
いや葵ちゃん就活は?って思った人も居るでしょうが、まあ企業興すの決定してるから暇って事で勘弁を。
卒論もあるんでそれでも暇じゃないでしょうが。

2

百合「……スタバでも寄ってYouTube見ようかな?」

百合(最近カワウソの動画ハマってるんだよね。…あ、でも)

百合(……高校の勉強、先取りでやった方が良いよねー。絶対面倒だろうし)ハァ

百合(私、何が得意だったっけ?)


百合ちゃんの得意・不得意科目を決めます。
5個以上得意科目なら殆ど勉強の必要がありません。
これのみ連投ありです。


国語総合

71以上 得意
70~30 普通
29以下 不得意

下1

数学

71以上 得意
70~30 普通
29以下 不得意

下2

日本史

71以上 得意
70~30 普通
29以下 不得意

下3

世界史A

71以上 得意
70~30 普通
29以下 不得意

下4

物理基礎

71以上 得意
70~30 普通
29以下 不得意

下5

化学基礎

71以上 得意
70~30 普通
29以下 不得意

下6

生物基礎

71以上 得意
70~30 普通
29以下 不得意

下7

英語

71以上 得意
70~30 普通
29以下 不得意

下8

神童になれ

はい

英語どうなる

生物基礎だけ苦手って感じですね。
まあ理系行くにしても文系行くにしても外せば良いだけですね。
これはおそらく内申余裕でクッソ取れた優等生が安定性を望んで普通の高校に進学したタイプです。
あと世界史Aはミスです。


で英語さん……?


81以上 39以下+駿台偏差値70相当(東大生に匹敵)
80~40 39以下+駿台偏差値65相当(早慶生の上位に匹敵)
39以下 校内一位

下1

英語日本有数クラスの化け物が誕生しました。



百合(……うーん)

百合「ま、生物基礎勉強しよ。ほんとあれだけは分かんないんだよね……何でだろ?」

百合(英語は寝ながらでも満点取れるのになあ)

スタスタ



喫茶店


百合「えーと……ATPがこうで、劣性がこうで………」カキカキ

百合「………」ペラ

百合「……うん。これくらいでいいかな」

チラ

時計「19時半」

百合「……そろそろ帰んないと怒られちゃうよね。出よっと」


ウィーーーン スタスタ

帰路


百合「ふんふふんふふーん……」スタスタ

百合(……中学のみんな、元気かなぁ? 何人かは同じ学校だけど、何人かとは別れちゃったしなぁ……)

百合「………」

百合「……ま、今はLINEがあるし」

ピコンッ ライン!

百合「会おうと思えば直ぐ会えるから、良い時代になったもんだよね!」


ピカッ


百合「………」

百合「ん?」

百合「……………?」

百合(今、何か光った?)


1 光源の下へ向かう
2 無視する

下1

百合「………」

百合「よし」


スタスタスタ




路地裏



ゴミの山『』

ゴミの山『』

ゴミの山『』

ゴミの山『』


百合「……くさ………」

百合(…でも)


キラァァァァァンッッ......


百合「……光ってる」

百合(……何故か、惹かれちゃう)



『…………』

『…………』

『……ゆり…………』

『百合………』



百合「……え?」

百合(この声……まさか………)


百合「……精霊さん?」



『百合……それに触れるな………』

『ゆり、やめろ……おまえのうんめいが、くるってしまうぞ………』

『ヤメロユリ……ハナレロ…………』



百合「………」

百合(……精霊さん)

百合(私が困ってた時、いつも助けてくれた人たち)

百合(この人たちが言ってる事は、いつも正しかった)

百合(……この先にあるのは)

百合「……もしかして、危険なものなの?」タラッ


1 それでも行く
2 忠告に耳を貸し、離れる

下1

百合「………」


ガサッ


『百合………!!』

『なにをやってる………!?』

『ソノサキニイケバモドレナイゾ……!!!』


『『『ユリ………!!!!』』』



スタスタスタ



黒いハルシオン「」



百合「………………」

百合(……なにこれ。剣……?)

スッ

グッ

百合「……お、おも」

百合「こんなの、持てな……!!」グググ



……………。



ヒョイッ

百合「おわっ!?」

ドサッ

百合「な、え、急に軽く……!!?」



『…………』

『ふれてしまったか……』

『……ワレワレカゼハ、カノジョノシュゴシャ………』

『……仕方あるまい。守っていくしか、ないのだろう………』


ヒュウウウウウウウウウウ........

百合「………」

百合「……あ」

百合「せ、精霊さんっ!?」クルッ

百合「………」

百合(……居なくなっちゃった)

百合「………」

チラ

黒いハルシオン「」

百合「……これ、本物だよね」

百合「…どうしよう」

百合(…………)

百合「……持って、帰りたいな」

百合「でも……」


71以上 たまたま何とか隠せる大きなリュックで来てた
70以下 小さい鞄しか持ってない

下1

百合「………あぁ」

百合(なんでこう言う時に限ってこんなちっちゃいの持ってきたんだろ………)

百合「………」チラ

黒いハルシオン「」

百合「………」

百合「明日、絶対取りに来るよ。…だから、絶対取られないでね!」


タッタッタッタッタッ....


黒いハルシオン「………」



…………。
ユリアーネスだ。
少し明るそうなところを除けば、完全に同じだ。

……そして。
俺は、本当に東京に帰ってきた様だな。
今は、何年だ?

2000年?2010年?2020年?
……分からない。
鳩坂政権じゃなければ良いんだが。
鳩山だったか?鳩谷だったか?
それも忘れてしまった。

……………。
……帰りたく、ないな。



1日が経過します。

一旦休憩です。
次でハルシオン取ったら本格的な行動が可能です。

切ります。

再開です。



翌朝 路地裏



タタタタタッ....


百合「はぁ、はぁっ……」

キョロキョロ

百合「……あ!」


黒いハルシオン「」


百合「ま、まだあった……!」

スタスタ

ジーーーッ

パカ

チャキッ

ジーーーッ

百合「……これで、良いかな」

百合(………あ。でも)

百合(これ、銃刀法違反だよね………?)

百合「………」

百合「……………」

百合(……バレなきゃ犯罪じゃないよね?)

百合「………」

百合「……うん、それで良いや!」

百合(バレたらどっちにしろ観念するしかないもんね。それより……)

百合(…今日発表終わった直後だし、何もやる事ないんだよね)

百合「……なにしよ、この後?」


百合の行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 運動する(物理戦闘力に補正)
4 異能訓練(魔法戦闘力に補正)
5 予習(時間が過ぎます)

下1

百合の行く場所を選んで下さい。

1 自分の家
2 高校
3 街広場
4 イオン
5 都立図書館
6 スタバ
7 完全ランダム(思わぬ場所を発見出来るかも)

下1

1

百合「……まあ」

百合(やる事なきゃ家帰るしかないよね)スタスタ




残馬家


ツカサ「あ?んだよ百合、出掛けてたんじゃねーの?」

百合「うん、散歩してた」

ツカサ「ふーん……」



ツカサ「」スイッ スイッ

百合(相変わらずスマホ依存症だなあ……)


どうしますか?


1 お兄ちゃんなに見てるの?
2 勉強しようかな
3 テレビ観ようかな
4 本読もうかな

下1

百合「勉強しよっと」スタスタ

ツカサ「……真面目だなぁ、ウチの女連中は」

百合「お兄ちゃんがだらしないだけだよー」ガチャッ




百合「えっと、According to this newspaper…ああ、これかな」カキカキ

百合「次は……分詞構文かな、余裕のよっちゃーん」カキカキ

百合「これは……ああ、このイディオムかな?当たり前田のクラッカー、ってね」カキカキ


百合「……ふう。また旧帝大の医学部英語を解いてしまった」ホクホク

百合(多分英語だけなら日本一狙えるんじゃないかな、私)ニヨニヨ


次のテスト判定が有利になりました。

1ヶ月が経過します。

『……だ!つまり郵政の民営化官営化と言うのは………』


天「……孤泉も、よくやるな」

百子「そうねえ……議事堂前でデモをやってるんでしょう?」

葵「まあそれでも有能だとは思うけれどね、あの軍事国家のトップの前に直接出向いたりする気力がある訳だし」

百合「すごいよねー孤泉さん、息子さんも頭いいのかなぁ」


ツカサ(……政治分かんねえから混じれねえ………)


百合の行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 運動する(物理戦闘力に補正)
4 異能訓練(魔法戦闘力に補正)
5 予習(時間が過ぎます)

下1

百合の行く場所を選んで下さい。

1 自分の家
2 高校
3 街広場
4 イオン
5 都立図書館
6 スタバ
7 完全ランダム(思わぬ場所を発見出来るかも)

下1

3

スタスタ


ワイワイ

ガヤガヤ


百合(……なんとなく来てみたけど)

キョロキョロ

百合(やっぱ東京って人多いなあ……)


何をしますか?

1 ヤンキーに絡まれてるサラリーマンに近寄る
2 ハゲに話しかける
3 ベンチに座ってスマホいじり
4 猫に近づく
5 近くのクレープ屋台でクレープ購入
6 変な格好のお兄さんに近づく(危険)
7 タバコふかしてるホームレスに近づく
8 路上ライブしてるJKに近づく

下1

百合「……ん!」


店員「らっしゃっせー」

JC「これくださーい」

店員「うぃー。ほい、アチアチ・ウマウマのメチャウマクレープね」スッ

JC「あっっっっつうッ!!??」ジュッ


百合「クレープ屋さんだ……」

百合(……おいしそう!)

スタスタ


店員「……ん?なんすか、買う感じっすか?」

百合「はい、お願いします!」

店員「ほいほい、メニューからなんか選んでくださいなー」

百合「はい! 何食べよっかな……」


1 プロテインクレープ
2 魔力の混じった謎クレープ
3 灼熱のクレープ
4 氷結のクレープ

下1

2

百合「これ下さい!」

店員「ほいっすー」シュイイイイインッ

ヴゥンッ

店員「どぞー」スッ

百合「ありがとーございます!」ニコ

スタスタ....



百合「ふぁ、やっはひはひふひひはへふふえーふはふはいへ!」ニコニコ



今の奴魔法使ってなかったか?


百合の魔力戦闘値が+10から+11へ上がりました。

1ヶ月が経過します。

イベントコンマです。
こっちではコロナなんてないので延期もせずに普通に学校が始まります。
なので入学式&新しく友達決定イベント挟む感じですね。

ただ別に一個イベントもやっときましょう。

下1

おっなかなかいい感じ?


81以上 兄弟姉妹関係進展イベント有り
80~50 父母関係進展イベント有り
49以下 お金拾ったよ(金は裏社会に干渉する時用にいっぱい持っといた方がいいです)

下1

結果×100 円です。
ネコババするか送り届けるかも書きましょう。
後者は総額の一割を貰えます。
ネコババしたら『俺』の心証は悪くなりますが金はいっぱい手に入ります。

下1

送り届け

…………………………………。


交番前


百合「…………」

警察官「…………」

ホームレス「あ、ありがとうごぜぇますッ!!こ、これでどうにか今日は生きられますわ……!!!」

百合「あ、はい。……あの、じゃあ行きますので」

ホームレス「ありがとうごぜぇます!!ありがとうごぜぇますッッ!!!!」ドゲザー

百合「……あ、あはは…………」

スタスタ


流石に何ももらえませんでした。

翌日 残馬家


百合「じゃあ、行ってきます!」

百子「じゃあね、しっかり頑張ってくるのよ!」

天「荷物は全部持ったな?財布も持ったな?」

葵「懐かしいなぁ、私も少し前までは通ってたのよね……」

ツカサ「少し前って、お前もうすぐ中古になるだろ」

ドゴォッ!!!!

ツカサ「ンぶ」

ドサァッ....

百合「……なむさん」




ガタンゴトン

ガタンゴトン

ガタンゴトン


百合「………」

百合(友達、出来るかなあ……)

入学式


校長「えぇ、であるからしてぇ………」


百合「……ねむい…………」ボソ

百合(早く終わらないかなぁ……)


「ハゲの癖に話長いとか勘弁してくれよ……」

「ハゲウッザ……」

「……死ねハゲ」

「ハゲじゃん………」

「ハゲ」

「ハゲ……」


校長「……ハゲハゲうるせえぞクソガキどもがァ!!!!」


百合「」ビクッ


……………………。

………………。

…………。

一年教室


教師「……えー、今日からこのクラスの担任を務めさせて頂く………と申します、以後お見知り置きを」


「少しハゲてる」

「少しね」

「ギリハゲてなくない?」

「ハゲてるじゃん……」


教師「………」プルプル


百合「zzz....」


「……この子寝ちゃってるよ」

「…あぁ、残馬さんね。あんまり話した事ないけど、同じ中学だぜ」

「え、そうなん?」

「ああ……てっきり慶女とか豊島岡とか行くと思ってたんだけどな。なんでこんなとこ来たんだろ」

「……まあでも可愛いから良くね?」

「……そうだけどさ」


……………………。

………………。

…………。

百合「………。んぁ?」


ワイワイ

ガヤガヤ


百合「………」

百合「あっ、これもしかして」

百合(……全部寝ちゃってた?)

百合「……………」

百合「……やば、どうしよ………」アセアセ

ポンッ

「や、残馬さんだよね?あなた凄いね、ずーっと寝てたよね」

百合「ふぇ?」


親友ポジです。
名前、性別、性格や特徴を書いてって下さい。

下3~5まで

沢山の安価ありがとうございます。
悩むよなあ……。



明日菜「あはは、こっちこっち」フリフリ

百合「………え、と?」

明日菜「ん、そういえば名前言ってなかったんだっけ。うんとね、同じクラスになった黒神明日菜です!隣の席だから挨拶しとこうと思ってさー」ニッ

百合「あ、そうなんだ。ええっと私、残馬百合です! ◯◯中出身だよ!」ニコッ

明日菜「おっいい笑顔! あは、意外とすぐ仲良くなれそうかな?」

百合「かもね! ……まあ初っぱなからテストあるみたいだし、色々気分は落ち込むけどね……生物やだし」ボソ

明日菜「あー……まあ、そういうことは今考えない方が良いんじゃないかな」

百合「だね……。明日菜ちゃん、で良いのかな。明日菜ちゃんは部活とか決めたの?」

明日菜「ううん、まだ。百合ちゃんで良いかな?百合ちゃんは?」

百合「ん、私は……私もまだかな?」

明日菜「そっか。じゃあ今度部活説明会とか一緒に行く?」

百合「あ、良いねそれ!友達記念に行っちゃおっか!」

明日菜「おけー!LINE交換しよLINE!あとインスタ!」ガサゴソ

百合「うん、しよしよ!」ガサゴソ


ピコンッ!


明日菜と知り合いました。
明日菜は百合の事を、気が合いそうだと思っている様です。

1ヶ月が経過します。

葵「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~」ネバネバ

百合「何やってるのお姉ちゃん?」

葵「納豆かき混ぜてる」ネバネバ

百合「……なんで1時間もやってるの?」

葵「納豆の限界に踏み込みたいの」ネバネバ

百合(お姉ちゃんってデキはするけどちょっと頭おかしいよね)


百合の行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 運動する(物理戦闘力に補正)
4 異能訓練(魔法戦闘力に補正)
5 予習(時間が過ぎます)

下1

百合「……あ、そういえば」

プニ

百合「…………」

スッ

スタスタスタ

葵「ん?どうしたのよ、百合」ネバネバ

百合「……最近太ってきたので走ってきます」

葵「言うほど太ってない様に見えるけど」

百合「胸見ていってるのかな?」ピキ


この世界では過剰な訓練が出来ません。
この制限は部活・戦闘組織などに入る事によって解除されていきます。
百合の物理戦闘値が+2から+3まで上がりました。

1ヶ月が経過します。

部活説明会をダイジェスト進行で進めますか?
通常進行で進めますか?
選んで下さい。

下1

百合ちゃんの見学する部活を決めます。
一般的な都立高校にありがちな部活を指定して書き込んで下さい。
それを見学する事になります。
また強制で明日菜ちゃん用のバスケ部も見る事になります。
よってバスケ部は除いて下さい。

下3まで

部活説明会


ワイワイ

ガヤガヤ


明日菜「おわーっ、すごいなぁ」

百合「ね、公立なのに人多いよね」

明日菜「中学生の時併願の私立行った時と同じくらいに見えるよ体感……」

百合「あ、バスケ部のやつあっちじゃない?」スッ

明日菜「お?おーやるじゃん百合ちゃん! 見つけるの早いねー!」

百合「えへへ……じゃ行こ!中学もバスケ部だったんでしょ?ダンクとかしてみてよ!」

明日菜「だ、ダンクは身長的にキツいかな……」タハハ....

「……ん?入部希望かな?」


明日菜「はい!中学も女バスだったんでここ来ました!」


「おーそっかそっか。…そこの子は?」


明日菜「あ、この子は……」

百合「えと、明日菜ちゃんについてきただけです。邪魔にはならない様にするので、少し見学させて頂けたらなって」


「あはは、成る程ね。でも、入る気無い部活なんか見てたってしょうがないんじゃない? ほら、こっち見てみなよ」


「我が空手部の入部希望者は居ませんかァーーーーーーーー!!!!!」

「文芸部でーす、腐本取り扱ってまーす」

「ブラバン部です、是非来てくださいね!」

「5ちゃん部です。安価行動で色々やります」

「ハゲ差別反対部です!ともにハゲ差別を取り払い、ハゲに人権ある世の中を作っていきましょう!!!」


「……ね、結構やってるでしょ?一つくらい気になるのあったんじゃない?」

百合「え、でも……」

明日菜「あはは、行って来なよ。どっちにしろ後で会うんだしさ、今はお互いやりたい事しよーよ。ね!」

百合「……うん、そうだね。じゃ、行ってくるね!」

タタタタタッ

「………」

「………?」


ヴゥンッ


「……………」

「…………!!」


ダダダダダッ!!


百合「えっと、どこにしようかな……」

百合(お父さんがよく勧めてくるし、武道関係でもやろうかな────)


ガシッ!


百合「!!?」


上級生「な、なぁ君! 今の魔力は君が……!!?」

百合「は……?」

上級生「今の魔力は君が放ったのか、と聞いてるんだ!!」ユサユサッ

百合「ちょ、え、はっ……!?」

上級生「早く答えろっ!!!どっちなんだ!!??」

百合(な、なんなのこの人……?)


「……おい、何やってんだお前!」


上級生「……! チッ、クソ」バッ

上級生「…おいそこの君! 魔力持ちなら丁度良い、今夜面白い案件がある!興味があるならオカ研の部室に来い、いいな!」

ダダダダダッ!!


百合「……………」

百合「は?」




早速裏社会ルートの一端です。
とはいえ無視も可能ですしそれによって生じる報復行為等マイナス要素もありません。
ただしまともな高校生活が送れるとは限らないです。

…………………。


百合「……うーん」

百合(………なんていうか、なあ)

百合(…やっぱり男の人って力強いよね。痴漢とか最近多いし……そういう意味でも、護身用に空手や剣道をやるべきなのかな)


スタスタ....


百合「……あ」


「やぁあああああああああああああああああああっっ!!!!!」

「あぁあああああああああああああああああああっっ!!!!!」

バシィ!

バキィ!


百合「……剣道部だ」

百合(今の今だし、興味出てきちゃうよね)スタスタ




「……。君は、入部希望者か?」

百合「はい、そうです」

「………。中学で、経験は?」

百合「えっと……全く無いです」

「……………」

「運動は出来るか?」

百合「普通、より少し出来ないかって感じでしょうか」

「剣道についての興味は?」

百合「正直に言うべきですよね。それなりに、って感じです」

「……………」

「……適性を見たい。面を付ける、全力で打ち込んでくれ」ガシッ

百合「え?ぜ、全力で良いんですか?」

「ああ」シュッ シュッ スッ



「さあ、来い」パンッ

百合「…………じゃ、じゃあ」スッ....

百合「…………………」

ダンッ!

百合「……えいっ!」


71以上 良い音が鳴り響く
70~40 普通の音
39以下 少しズレたところを叩いてしまった……

下1

ッコォーーーーーーーーンッッ!!!!


「……………」

「……悪くない」ボソ


百合「あ……」

百合(い、今の痛くないのかな……?)


スッ スッ ガポッ


「良い打ち方だった。足を踏み込むと言う基本動作も出来ているし、初心者にしては上出来だろう」

「いつでも来てくれ。歓迎しよう」


百合「………!」

ペコリッ

百合「あ、ありがとうございますっ!」


百合(や、やった!褒められちゃった……!)

スタスタ....

百合(剣道部いい感じだなあ、空手部がダメなら入っても良いかも……)

百合「……あっ!」

タタッ



百合「あ、あの! 入部希望です、新一年です! まだ時間ありますか?」

「うん?おお、新入生か。空手に興味があるのかな?」

百合「はい。…あ、もしかして女子と別れてますか?」

「別れてはないな。同じ環境で同じ量をやってるし、ここで総合的に募集しているよ」

百合「そうですか! あの、じゃあ……」

「おっと、待て」


スッ


「腕相撲しないか?」ニッ

百合「へ?う、腕相撲?」

「そう、腕相撲。適性を見るのにも役立つし、何ならゲーム感覚もあって楽しいだろ?」

百合「…えっと……別に、良いですけど」

「おう、ノリ良いな。じゃ、この台に腕載せて」

百合「はい」

「じゃ行くぞ…………スタートッ!」ググッ!

百合(う……!)グッ


91以上 勝利
90~70 拮抗
69~40 劣勢、敗北
39以下 完全敗北

下1

百合「く……!」クイッ

「お……?」

百合「うううううううううううう………!!!」グググ....

「………おぉ、お……」

(……成る程、咄嗟に体を傾けたり重心をずらしたりして何とか拮抗させてるのか。これは……)

バッ

百合「あわっ!」

ベチ!

百合「いたっ!?」

「はは、ごめんごめん。でも君、凄いよ」

百合「いっ……え?」

(主に機転と反射神経がね)

「…ま、ウチは君を歓迎するよ。いつでも来てくれよ」

百合「ほ、ほんとですか? ありがとうございますっ!!」

ペコリッ

………………。


明日菜「どーだった?」

百合「うん、剣道部と空手部見てきた。どっちも良かったよ!」

明日菜「え、百合ちゃん意外と武闘派なの?」

百合「武闘派っていうか……なんていうんだろ、なんかかっこいいっていうか?」

明日菜「あー、まぁ確かに剣道とかってカッコいいよね。分かる気もするよ」

百合「明日菜ちゃんはバスケ部に決めたの?」

明日菜「うん、女バスにした!百合ちゃんは?」

百合「私?私はね………」


1 空手部が良いかな!
2 剣道部が良いと思ったな~
3 ……まだ決めてないんだ(オカ研ルート)
4 まだ決めてないんだー

下5まで多数決

割れましたね……。
では恨みっこなしでこれで。


51以上 剣道部
50以下 来月決めます

下1

百合「来月に決めようかなー、って思ってるよ」

明日菜「えっ、まだ入らないの?」

百合「うん」

明日菜「ふーん……まあ良いかもね、そう急ぐ事でもないし」

百合「まあ来月も入んなかったら変な目で見られそうだし、出来れば来月で決めたいけどね」

明日菜「うんうん」


…………………。

……………。

………。



延期しました。
来月がラストチャンスです。
部活に入らない場合時間は余りますが、友人と触れ合う時間が一切ありません。
周りからも少し変わった目を向けられるため、明日菜ともやや疎遠になるでしょう。

キーンコーン カーンコーン


明日菜「じゃね、百合ちゃん!」

百合「うん、バイバイ!」


「じゃ行こ、アスナ!」

「今日は駅前のドトール行こーよー」

「てかあたしの新ネイルメチャ良くない?猫ちゃんの奴ー」

明日菜「わ、すごー!ちょちょ、よく見してよー」



百合(………)

百合「……友達いっぱいで、羨ましいな」フフ

百合(まあ別に、私も他に友達居ないって訳じゃないけどね)


百合の行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 運動する(物理戦闘力に補正)
4 異能訓練(魔法戦闘力に補正)
5 予習(時間が過ぎます)

下1

百合「この後暇だな………」

百合「………」

百合「……久しぶりにあれ、やろうかな?」

スタスタ....



空き地


猫「ナァーーーゴ....」

百合「ん、丁度良いとこに猫ちゃん発見」

スッ

百合「こんにちは!」

猫「……」チラ

猫「………」

猫『……なんだこいつ?』

百合「残馬百合、高校一年生です」ニヤ

猫『!!!?? な、は、え、なんで話せ……!!?』ビクッ

百合「なんで話せると思う?」ニヤニヤ

猫『う、ぅ、うわぁあああああああああああああああああああああ!!!!』ダダダダダッ!!

百合「あ」

百合(ちょっと、悪ふざけが過ぎちゃったかな?)

スッ

百合「……けど、まだまだこの『力』は健在っぽいね」

百合(…でもなんで私、こんな『力』が使えるんだろ?)


百合の魔法戦闘力が+11から+12に上がりました。

1ヶ月が経過します。

ガチャ

百合「行ってきまーす!」


天「いってらっしゃい」

百子「いってらっしゃーい!」

ツカサ「帰りヤンマガ買ってきてくれー」



……………。

廊下


百合「あ」

明日菜「あ、百合ちゃん!おは!」

「ん?お前の友達か?」

「お、お前より可愛いじゃん」

明日菜「うっせ! で百合ちゃん、今日は部活決まったの?」

百合「おっは。…で、部活なんだけどねー……」


下3まで前回と同条件で見学する部活を選んで下さい。
それに加え前回決まった3つの計6個が今回の最終的な検討可能な部活となります。

見学する部活が決まったとこで一旦切ります。
これ戦闘あるんですかね?
イベントコンマで10前後とか引いて強制的に都内にヤバいのが起きない限りないんじゃないでしょうか。

今回はハッピエンド目指したいですね。
それではさようなら。

再開します。



百合「……実は結構悩んじゃってさ。どれにすれば良いか分かんなくなっちゃったんだよね」ハァ

明日菜「えー?でも前は剣道部とか言ってたでしょ?」

百合「そうなんだけどねー……」

「まあでも、そう言う気持ちも分かるけどな」

「なんなら俺もまだ部活入ってねえしな。つっても今月中には入る気でいるけど」

明日菜「…うーん。百合ちゃんは何がしたいのさ?」

百合「なんだろ……出来れば運動部だけど、意外と文化部系も良さそうなんだよね」

百合「だからさ、敢えて他の人に聞くけど明日菜ちゃん……と、そこの2人も出来ればで良いんだけど。今入るならどう言う部活がいいと思う? 個人的なお勧めを聞かせて欲しいな」

「文化部か……文化部っつったら新聞部とかどうだ?割と楽しそうだったぞ」

「姉貴が文芸部だから文芸部。ぶっちゃけクソ暇らしいから、何ならサボりまくれるらしいぞ」

明日菜「そうだなぁ。百合ちゃんの場合運動部すっごく似合いそうだから、私的には陸上部推したいかな?」

百合「新聞部、文芸部、陸上部ね。どれもまだ説明会やってるっけ?」

「今月まではどの部活もやってるぞ。何なら今日体育館行ったらどうだ?先輩が宣伝してるだろ」

百合「え、ほんと? じゃあ今日早速行ってみようかな?」

明日菜「うんうん、良いと思うよ。何ならバスケ部来ても良いしね!歓迎するよ!」ニッ

百合「あはは、何にも行きたいところなくなっちゃったら本当にそうなるかも」

………………。

…………。

……。

ダイジェスト進行で行きますか?
通常進行で行きますか?
決めて下さい。

下1

………………。

…………。

……。


百合「……こんなものかな?」

百合(自分の整理のためにも一回脳内で纏めとこうかな……。えっと、まずは新聞部から)

百合(割と人は多くて、先輩もいい人っぽい。記者活動でそれなりに動くからしいから、結構体も痩せるみたい)

百合(文化部の中では比較的大規模な感じかな?結構好印象だったかなー)

百合(次は文芸部。まあ、こっちは予想通りって感じ)

百合(明日菜ちゃんの友達が言ってたように、結構暇みたいだね)

百合(籍だけ置いといて部活行かないとか、ただずーっと本読んでるだけとかが許されちゃうからかなり緩い感じ)

百合(女の子の割合が多くて、男の子は少ない感じだったな)

百合(次陸上部。こっちも予想通り)

百合(ハードル超えとかやってたり、あと校庭で全力で走ってたりでほんとにふっつーの陸上部って感じ)

百合(でもかなり体動かせそうだし、運動神経は確実に良くなるだろうね)

百合「………」

百合「……どれにしようかな?」


1 やっぱ入らなくて良いや
2 剣道部だよ!初志貫徹!
3 空手部行こう!
4 ……あの人、どうなったんだろ?(オカ研ルート)
5 新聞部いいなー
6 文芸部、暇そうだし良いかも
7 陸上部だな、なんか惹かれちゃった

下5まで多数決

百合「………うん。よし」

百合「文芸部にしよ!」

百合(全くと言って良いほど時間に拘束されなさそうだしね。……でも)


『ああ、出来ればこの漢同士が◯◯◯◯する奴読んでね。◯◯◯どころか◯◯◯◯◯◯◯まで行っちゃうからね、惹かれたら是非一緒に描こうね』


百合(……あれと同類扱いは嫌だなあ)ドヨーン

百合「……まあでも決めちゃったもんは仕方ないよね。受け入れるしかないかぁ」ハァ

百合「…………」

百合「…気分転換にどっか行こ」

スタスタ


百合の行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 運動する(物理戦闘力に補正)
4 異能訓練(魔法戦闘力に補正)
5 予習(時間が過ぎます)

下1



文芸部に決定しました。
コマンドが追加されます。
月の初めに部活をサボるかどうかが選べるようになりました。
またサボった場合、行動回数が一回分増えます。
デメリットはありませんが、一度でも選べば部内で親友を獲得する事はありません。
既に獲得していた場合は疎遠になります。

百合の行く場所を選んで下さい。

1 自分の家
2 高校
3 街広場
4 イオン
5 都立図書館
6 スタバ
7 完全ランダム(思わぬ場所を発見出来るかも)

下1

都立図書館



ガチャッ


「…………」

「………」チラ

「………………」

「…………」


百合「……図書館では静かにしなくちゃね」ボソ

百合(今日何か読みたいものあったかな?)


1 有力国家の軍事情勢
2 日本死ね
3 邪神と善神
4 日本一無駄な夏休みの過ごし方

下1

百合「………あれ?」

スタスタ

ガサッ

百合「……これ、なんだろう?)

百合「」サワサワ

百合「……変な材質だなあ」

百合(…おもしろそうだし読もっと)

ペラッ

百合(えっと……『邪神と善神。常に対極として描かれるこの二存在は、世界を隔てて尚争いを続けて来た』

『善神は、勇者という使徒を用いて』

『邪神は、魔王という使徒を用いて』

『ただし双方に自覚や認識はなく、ただ神々の対立のために運命を利用されているというのが実態だ』

『しかし、だからと言えど善神・邪神という呼称から分かる通り、善神が有利になれば人の世は良くなるし、逆の場合は魔族の世が良くなる』

『故に人類魔族双方とも、例え傀儡である事に気付いてしまおうが、神殺しを為す事が出来ない』

『……と、ここまでは別世界の事象を記したものだ』

『現在のこの世界は、また少し違う』

『使徒こそ居るが、勇者や魔王と言った巨大な存在が居ない』

『無論英雄と呼ばれるべき存在は居る』

『しかしそれは勇者でないし、世界の性質や技術発達の側面から、名が公になる事も少ない』

『故に、善神と邪神の複数の使徒が対立し、組織を創って小規模の戦争を繰り返している』

『形式は様々だ。決闘、聖杯戦争、魔獣使役、純粋な肉弾戦闘』

『彼らは日夜自身の信仰する神の名の下に夜の東京を駆け、敵を誅している』

『しかし死体や行動の痕跡は滅多に見当たらない。監視カメラにも映ってすらいない。……………事に、されている』

『東証一部上場企業。日本四大財閥。超巨大匿名掲示板。ダークウェブ日本サーバー』

『どれもを深層で支配するのは、魔術の徒である』

『そしてこれは、『善神教』と『邪神教』の組織力の強大さを表す証左でもある』

『これを運良く見ている諸君らに告ぐ。決して、彼らには関わるな』

『全てが、終わるぞ』













『……なんてね』


……」

百合「………」

ペタン

百合「……なにこれ、厨二病の人のノート?」

百合(時間無駄にしちゃったな……。いや、明らかに厨二臭い剣持ってる私が言える事じゃないけど)


1ヶ月が経過します。

部活をサボりますか?

下1

キーンコーン カーンコーン


明日菜「あー、やっと授業終わったー……」グデーン

「百合さん凄いね!全部正解でしょ?」

「残馬お前すげえよな……何でこんな高校来たんだよ」

百合「あ、あはは……」

明日菜「………」

明日菜「……あ!!!!!」

「うわ」

「な、何だよ明日菜。急に声出すなって………」

明日菜「出さずにいられますか!!!そろそろ夏休みじゃん!!!!??」ガッタン!

百合「あー……」

「そういえばそうだったな」

「早いよねぇ」

明日菜「あーどうしよ、海行こうかな、海外行こうかな。箱根なんかも良いかなあ」

「箱根は冬だろ行くとしても」

「俺は白川郷行きてぇなぁ」

「オタク乙」


百合(そうだそうだ、もう夏休みなんだっけ。なんだかんだ時間が過ぎるのは早いなあ…)


百合の行動を決めて下さい。

1 会話(人物指定お願いします)
2 移動(イベントを起こします)
3 運動する(物理戦闘力に補正)
4 異能訓練(魔法戦闘力に補正)
5 予習(時間が過ぎます)

下1

残馬家

ガチャッ


百合「ただいまー!」

天「うん?百合か、早いな」

百合「まあね。部活も文化部だし」

天「ああ、そうだったな……どうだ、楽しいか?」

百合「まあ、まだ友達居ないから何とも。お父さんはどうして家に居るの?」

天「今日は休みにした。最近浮気裁判の方で依頼人が係争中だからな、それの関係で下手に別の仕事が出来ないんだよ」

百合「浮気裁判かぁ……ねえ、浮気って何でするんだろうね」

天「何でだろうな。一度付き合った相手なんだから、最後まで付き合うのが男の筋って物だろうにな」

百合「まあ女性側にも言えちゃうから男の人だけがー、って話じゃないけどね……。何にしろ、よく分かんないよ」

天「よく分からなくて良いだろう。 そんな奴らの気持ちなんか理解する意味がないからな」

百合「……かな」

天「……。よし、久し振りに父さんがメシ作ってやろう。暇だしな、食べるか?」

百合「え、いいのっ?じゃあ遠慮なく!」ニコ

天「おう、楽しみにしておけよ」ニィ


天とご飯を食べました。
天は百合の事を、愛しい娘と思っている様です。

1ヶ月が経過します。

イベんよコンマでぅ。

下1

80にギリギリ届かない、でも幸運なイベントって何でしょう。


71以上 母の付き添いで『善神教』の事が少し分かる
70~40 休校あり(行動回数一回増えます)
39以下 占い師に呼びかけられた

下1

ガサガサ


百合「………? お母さん、今日何処か行くの?」

百子「ん?ええ、そうよ。百合も行く?」

百合「……何処に?」

百子「教会よ。定期的に直接祈りに行かないといけないでしょ?」

百合「あぁ……善神教だっけ?」

百子「そうそう。百合も来なさいよ、たまに来るだけでも違うわよ! 神様は全ての人を見守ってくださるけれど、それでも直接祈りに行った者は違う筈だからね!」

百合「……うーん………」

百合(お母さんのこういう趣味には関わろうとしなかったけど……一回見るくらいなら、いいかな?)

百合「…うん、いいよ。お兄ちゃんやお姉ちゃんは?」クル

ツカサ「パス。だりぃ」ピコピコ

葵「勉強あるから私もパスよ」スッ スッ

百子「もう、あなたたちは……まあ良いわ、じゃあ行きましょう百合! 今回が初めてでしょ?もし受けたい様なら洗礼も受けさせてあげるからね!」ニコニコ

百合「う、うん……」

百合(………なんか怖いなあ)

教会


白い服の男「」ニコニコ

白い服の女「」ニコニコ

白い服の老婆「」ニコニコ

白い服の少年「」ニコニコ

白い服の外国人「」ニコニコ

白い服のシスター「」ニコニコ


ニコニコ ニコニコ ニコニコ ニコニコ



百合「………うわ」

百合(……来なきゃ良かった、かも)

百子「さぁ着いたわよ! ほら、百合も着替えて」ガサゴソ

スッ

百合「え……?」

講堂


白い服の百合「………」

白い服の百子「」ニコニコ


カツン

カツン

カツン

カツン



白い男「ようこそいらっしゃいました、信徒の皆様」ニコ


「おお……」

「神父様……!」

「きょ、今日は御神託はあるのだろうか……?」


ザワザワ....

白い男「………」


ザワザワ


ザワザワ


白い男「………」

白い男「静粛に」


ピタッ!!



…………………………………。




百合「…………」

百合(……なんだか、凄く気持ち悪い)

百合(何なの、これ………)

白い男「………」

ニコ

白い男「それでは、御神託の時間を開始します」


「おおッ……!!!」

「め、眼に灼きつけろ……絶対に忘れるなよ………!!」

「か、神の時間だ……神が降臨なされる………!!!」


ザワザワ ザワザワ ザワザワ....



白い男「………」


スタスタスタ



カツン カツン カツン


トッ


白い男「……………」

白い男「………」

ヴゥンッ....

シュウウウウウウウ......



百合「!!?」

百合(え、は、え!? な、何あれ、手品……!!??)

百子「……百合。最初はびっくりするのは分かるけど、今は大人しくしなさい。もうすぐ、ロード様が降臨なされるんだからね」ボソ

百合「………っ」

百合(……な、なんなのこれ………!!!??)



白い男「……………ゥううッ……」

クワッ!!

白い男「うァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!」バシュンッ!!!



ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!!



バチバチバチバチバチッッ!!!!!



百合「…………!! お、お母さんこれ────?!!」

ガシッ

百子「逃げちゃダメ!ちゃんと待ってなさい!」ボソッ

百合「………!!?」

白い男「いギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッッッッ!!!!!!!」ブチブチブチッ!!!


ブシュッ!!

ブシュウウウウッ!!!

ブシュウウウウウウウウウウッッ!!!!!

ドチャアッ!!

ブチャアッ!!

ウジュルルルルルルルルルルルルルルルルッッ


身体中から血を吹き出す男「オゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」


ドチュルルルルルルルルルルルルルルッッ


ブチュ



ドサッ



百合「……………ひ、っ」

百合(……………なんなの、これ………?)グスッ

「……神父様は、役目を全うされた」

「後は、ゲートが開かれる事を待つのみ……!」

「頼む、今日こそは来てくれ……!」


百子「ああ神よ、今一度我等が前にその御身を……」


百合「………ぅ……っ」ポロポロ

百合(なんなの……なんなの、これ………おかしいよ、みんな…………)ポロポロ

百合(どうしてみんな、平気な顔でいられるの………?)ポロポロ グスッ



....ヴゥンッ


「………!!!」

「ま、まさか………!!!!」

「こ、来られるのか……!!?」

「か、神よ……神よぉッッ!!!」


61以上 本体顕現
60以下 残滓顕現

下1

....ブチュ


ブチュルルルルルルルルルルッ


ベチャッ


肉塊「」



「………え?」

「か、神………?」

「神は………?」



肉塊「」

グニュ


『ここに、いますよ』


「こ、この声は………!!」

「か………神ィィッッ!!!!!」

「神だぁああああああああああああああああああああッッ!!!!!」

『また依代として中継機を破壊してしまった様ですね。本当に申し訳ありません』


「か、神の為さる事は全てに優先されまするッ!!」

「神父程度いくらでも使い潰して下されッ!」

「神ィ……神ィィ…………!!!!」


『本当は、人間体で出現しようと思ったのですが。難儀なものですね、別世界というのは』



百合「………う、ぅ」サァッ....

グッ

百合(な、んで……あんな肉の塊に、口がついて………)

百合(………吐きそう……………)



『さて。皆様方、計画は順調でしょうか?』


「ええ、ええ!!勿論ですとも!!」

「神の指令です、我が人生の全て程度すぐに懸けてごらんにいれましょうッ!」

「神よ、邪神の信徒は最早日本国に一割とおりませぬ!!我々の勝利は目前です!!!」


『十分ですね』

『さて』


グニュ

ウニュニュニュッ

ブニュッ


白い腕「」


『今回は、これで宜しいでしょうか』


「……せ、聖遺物!」

「神、それは………!!」


『はい。順調な現状への褒賞と言うべきでしょうか』


「…神、若輩の私にご教授願いたい……。それは、食せば神の権能を手に出来るという………聖遺物、で」


『合っています』


「お、お……」

「おおお……」

「おおおおおおおおおおおおおおお……!!!」


『『『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!』』』



百合「………」

フイッ

百合(……何も、見たくない………)

「わ、私にそれをッ!!」

「待て!聖遺物の所有権は特別会議で決めると……!」

「ええい、この場の者全員に1億ずつ払ってやる!私に寄越せ!」

「ふざけろ、何故その程度で私が!」



百子「聖遺物……あぁ、なんて美しいの………」トローン


「良いなあ……」

「俺も欲しいよ……」

「私も聖遺物があればなぁ………」


百合「………ッ」


スクッ

タタタタタッ....


百子「ああ、神よ………」




ガチャンッ!!


百合「………っはぁ、はぁ………ぁ、」

百合「うぷ……っ」


ベチャッ ベチャベチャアッッ


百合「…………っ、ふ……」

百合「………う、ぅ……………」

百合「うううううう…………!!!!」ポロポロ


…………………………。

…………………。

……………。

翌日 残馬家



百子「あら、おはよう百合。今日はよく眠れた?」ニコッ


百合「…………」


ゾッ


百合「…………」

百合「……う、ん」


百子「そう……なら良かったわ」


百子「昨日急に居なくなっちゃったから、心配したのよ」ニコ


百合「………………………」

クルッ

スタスタスタ....



百合「……………」

百合「いみ、わからない…………」


数日が経過します。

>>1000の特典を決めます。


81以上 スキル追加獲得確定
80~30 スキル追加獲得機会
29以下 行動回数追加+2

です。

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