希 「絢瀬絵里はハラショー!!」 ニコッ (22)

ラブライブ! ss五作目です。よろしくお願いします。
今回は少しシリアスな作品を書く予定でしたが、10月21日ということで、それは次回に回すとして、今回は絢瀬絵里誕生日ssを書かせてもらいました!
平和でほのぼのな話です。

前回の作品はこちら
穂乃果 「コツコツ」
穂乃果 「コツコツ」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1603097265/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1603289623

穂乃果 「お腹減ったなぁ……でも」 グー

穂乃果 (お弁当も持ってきてないしパンを買うお金もない。今日は断食するしかないのかなぁ……)

絵里 「あっ、穂乃果」

穂乃果 「うぅ……って絵里ちゃん?」

絵里 「どうしたのよ、元気がなさそうで。穂乃果らしくないじゃない」

穂乃果 「あはは、お弁当忘れちゃって///」

絵里 「それは良くないわね……そうだ! ほら見て? ちょうどお弁当が二人分あるのよ、食べる?」

穂乃果 「本当だ! なんで二人分あるの!!? それに良いの!!?」 ガッ

絵里 「実は亜里沙のためにお弁当を作ったんだけど、今日午前授業でお弁当が必要なかったらしくて、一人で二人分食べなくちゃいけないところだったのよ。ちょうど良かったわ」

穂乃果 「じゃあありがたくいただきます~! ありがとう絵里ちゃん!!」 ニコッ

絵里 「ふふ、穂乃果が喜んでくれてハラショーだわ」





希 「あれ? お弁当箱、いつものと違うんやね」 チラッ

絵里 「これは亜里沙の弁当箱。あの子忘れちゃったらしくて後で取りに来るって言ってたわ」

希 「へえ……ってあれ、じゃあえりちの弁当箱は?」

絵里 「今日は作ってないの、ダイエット中だから」 グー

希 「お腹鳴ってるけど」

絵里 「……私には聞こえないわ///」





海未 「ラブアローシュート!!」 スッ

海未 「ふふ、今日も完璧ですね!」

絵里 「……えっと、海未?」 オロオロ

海未 「え、絵里!!? い、いつからそこに!!」 アセアセ

絵里 「ちょ、ちょっと前かしら……」

海未 「見てましたか!?」

絵里 「……えっと、まあ、正直言うと」

海未 「そ、そんな……/// 恥ずかしいところを見られてしまいましたね///」 カァァ

絵里 「でも! アイドルらしかったし、何より可愛かったわよ!! ポーズを取ってる海未はハラショーだったわ!!」

海未 「お世辞でも嬉しいです、絵里。ありがとうございます」 ニコッ

絵里 「あ、いや、えっと、本当に」

凛 「海未ちゃんがアイドルらしいポーズ?」 キョトン

海未 「り、凛!? いつの間に!?」 ドキッ

凛 「そんな可愛い海未ちゃん見てみたいにゃ!! お願いだから凛に見せてくれないかな!」 ワクワク

海未 「そ、それは、その……」 アセアセ

絵里 「……」

凛 「お願いにゃ!!」 キラキラ

海未 (こんな純粋な眼差し……裏切るわけには! し、しかし……!!)

絵里 「ラブアローシュート!!」 キラッ

凛 「えっ」

絵里 「……凛。さっきの会話は私がこの一日中考えて閃いたポーズを海未に見てほしい、とお願いしただけなの」

凛 「たしかに可愛いけど……絵里ちゃん一日中ポーズのことを考えてるの? 授業ちゃんと聞いてないにゃ!」

絵里 「うっ……それは面目ないわ///」

凛 「あっ、先に練習行ってるね!」 サッ





海未 「さっきはありがとうございました、絵里。そして、恥ずかしい思いをさせてしまったこと、申し訳ありません……」

絵里 「謝ることはないわ! それに別に恥ずかしくないもの……海未の考えたポーズ、すごく良いと思うから」 キリッ

海未 「絵里……」

絵里 「もちろんお世辞なんかじゃないわよ、海未は本当にハラショーだわ!!」

海未 「絵里……ありがとうございます」

絵里 「それにポーズを取ってたことを秘密にするのは、単にあんなに可愛い海未を他の人に見せたくなかったから……独り占めしたかったからかもしれないわね///」

海未 「え、絵里……///」 カァァ

希 (一部始終こっそり見てたけど……お弁当のことも含め、えりちは本当にハラショーやなぁ……。あっ、そういえばそろそろ……)





ことり 「枕忘れちゃった!」 アセアセ

絵里 「待って、ことり! 時間もないし私が最短ルートで一緒に行くわ!」

ことり 「絵里ちゃん……!!」 パァァ

絵里 (あっ、でも私もお気に入りの枕忘れちゃったわね……でも二人は流石に間に合わないし)

絵里 「ことり、このバスを使ったら早いわ」

ことり 「ありがとう絵里ちゃん!」 ニコッ

絵里 「やっぱりことりはスマイルがハラショーね!」

ことり 「え、絵里ちゃん……///」 カァァ





にこ 「げっ! 数学のテスト忘れてた!!」

絵里 「もう仕方ないわねぇ……ほら、教えてあげるから早くやりましょ」

にこ 「絵里……!!」 パァァ

絵里 「ここはこうして、そこを代入するのよ」

にこ 「ふむふむ」 ムムム

絵里 「どう? この問題できる?」

にこ 「えっと、うーん、こうかしら?」

絵里 「惜しいわね。でも、方法は合ってるわ! この短い時間でここまでできるなんて、にこはハラショーよ!!」

にこ 「なっ……褒めたって何もないわよ///」 カァァ





凛 「うぅ……もう十月で少し寒くなってきたのに、上着忘れちゃったにゃぁ」 ガクガク

絵里 「あっ……服が二枚重ねになってる。上着一枚多めに持ってきちゃったけど、凛、要る?」

凛 「絵里ちゃん……!!」 パァァ

絵里 「どう暖かい?」

凛 「なんか絵里ちゃんのぬくもりを感じて心地良いにゃ~」 ポカポカ

絵里 「そう……/// なら良かったわ」

凛 「ありがとう絵里ちゃん!」 ニコッ

絵里 「凛は素直で良い子ね、ハラショー!!」 ニコニコ

凛 「照れるにゃ///」

希 (えりち……体震えてるやん)

絵里 ガクガク

希 (もう、不器用なんやから)

希 「えりち、上着二枚あるけど要る?」 ボソッ

絵里 「……ありがとう希、後で借りるわね」 ニコッ





花陽 「おにぎり、美味しいです~!」

ポロッ

花陽 「あっ!!」

花陽 (おにぎりが落ちる……!?)

キャッチ‼

絵里 「衛生上のことも考えて、サランラップで掴んだわ!」

花陽 「絵里ちゃん……!!」 パァァ

絵里 「ふふ、本当に花陽はおにぎりを美味しそうに食べるわね。食レポの仕事もできるんじゃないかしら?」

花陽 「それは褒めすぎですよ……///」

絵里 「そうだ! 今度家でご馳走するわ! 良ければ食べにきてくれない?」

花陽 「もちろん行かせてもらいます!! 絵里ちゃんの手料理楽しみです~!!」

絵里 「花陽の食レポはきっとハラショーだから、私も負けないように美味しい料理を作らなきゃね!」

絵里 (いつも作ってるけど、もう少し頑張ろうかしら! とりあえず家に帰ったら色々と調べてみましょう。料理の腕が上がればきっと亜里沙も喜ぶわ!)





真姫 「あれ……エリー、その絆創膏どうしたの?」

絵里 「大したことじゃないわ、包丁使ってたら少し怪我しちゃって」

真姫 「エリーにしては珍しいわね。大丈夫?」

絵里 「心配してくれてありがとう。真姫はいつもそういうことに気が付いてくれるわね」 ニコッ

真姫 「……ただ目に留まっただけだし」

絵里 「そんな謙遜必要ないわよ? 真姫がいつもいろんなことに気が付いてくれるから私もたくさん助かってるの! ありがとう、真姫!」 ニコッ

真姫 「ヴェ……別にお礼なんか必要ないわよ///」 カァァ

絵里 「そういう謙虚なところも、ハラショーだわ!!」

希 (えりちはいつも優しくて、嬉しい気持ちをくれる……でも、今度はウチらの出番や!)





絵里 「屋上で集合って言ったのに……誰も来ないわね」

絵里 (もしかしてみんな帰っちゃったのかしら!?)

絵里 「とりあえず部室に居るかもしれない、戻ってみましょう」

希 「あっ、えりち」 ヒョイ

絵里 「希! ちょうど良かったわ、みんな来なくて困ってたところなの」

希 「きっとみんな遅れてるんや。せっかくだから久しぶりの二人っきりやし、喋らない?」

絵里 「良いわね、喋りましょう!」 パァァ

希 「なんか、あれやね……あっという間やったね。ここまで」

絵里 「そうねぇ……生徒会も引退して、ラブライブも第一回は出れなかったけど、第二回が決まって……。去年の私たちじゃこんなことになるなんて、こんな素晴らしい仲間たちと出会えるなんて、想像もしなかったわ」

希 「ふふ、ウチ幸せや。こんな大切な仲間ができて。そして今年も、えりちと一緒にいれて」 ニコッ

絵里 「そんな直接言われると照れるわね……/// 私もよ、希。あなたといれて本当に良かった」

希 「えりち……!」

ガチャ

穂乃果 「ごめーん!! 二人とも!! 予定が変わって部室で集合だって!」

絵里 「分かった、今行くわ」

希 「穂乃果ちゃん、準備はできたん?」 ボソッ

穂乃果 「うん! 完璧だよ!」

絵里 「?」

絵里 (二人とも何を話してるのかしら……?)

穂乃果 「じゃあレッツゴー!!」 ワイワイ

絵里 「ふふ、穂乃果はいつもテンションが高いわね」

穂乃果 「むっ! バカにしてるの!?」 プンプン

絵里 「逆よ逆。褒めてるわ」

穂乃果 「本当~?」 ムムム

絵里 「もちろん!」

希 「ほら二人! もう部室に着いたで? えりち、扉開けてみて?」

絵里 「えっ?」

絵里 (希が開ければいいのに……なぜかしら?)

ガチャ

パァーーン

μ's 「誕生日おめでとう!!」

パチパチ

絵里 「えっ?」

穂乃果 「10月21日は絵里ちゃんの誕生日だよね! おめでとう絵里ちゃん! あとお弁当ありがと!!」 ニコッ

海未 「絵里、お誕生日おめでとうございます。ささやかながらみんなで考えたサプライズパーティーです。是非楽しんでください!」 ニコッ

ことり 「絵里ちゃん、いつもありがとう! ことりもみんなも、絵里ちゃんには感謝いっぱいだよ!!」 ニコッ

にこ 「あんた数学は教えるくせに自分の誕生日は教えないってどういうことよ! 希が教えてくれてなかったら危うくスルーするところだったわ! まぁ、とりあえず誕生日はめでたいわね。おめでとうにこ♪」 ニコッ

花陽 「おにぎりの恩は一生の恩……!! っていうのは冗談で、それだけじゃなくて絵里ちゃんにはいつも感謝してます!! お誕生日おめでとう、絵里ちゃん!」 ニコッ

凛 「凛は授業中もずっとポーズのことを考えてる絵里ちゃんも好きにゃ~!! っていうのは冗談で、どんな時の絵里ちゃんもμ'sのみんなは大好きにゃ! これからもよろしくね、絵里ちゃん!!」 ニコッ

真姫 「お誕生日おめでとう、エリー。えっと、なんて言えばいいのかしら、私はエリーの透き通った歌声が大好きよ。もちろんエリー自身もね/// だからこれからもよろしく」 ニコッ

絵里 「み、みんな……」 ポロポロ

希 「えりち。いつもありがと! そんな優しくて、みんなのことをいつも考えてくれているえりちがウチは大好き!!」

絵里 「希……誕生日覚えててくれたのね……ハラショーよ」 ポロポロ

希 「お礼を言う相手はウチやないで?」

絵里 「そうね……みんなに言わなくちゃね」 ポロポロ

希 「まぁそれもそうやけど、こんなにみんながお祝いしてくれるのはえりち自身のおかげや。つまり……」

絵里 「?」

希 「絢瀬絵里はハラショー!!」 ニコッ

おわり

今日はえりちの誕生日ということで、のぞえりでした!!
最後に題名回収というのをやってみたかっただけですね笑
やっぱりのぞえりは最高ですね!
また機会がありましたら、ここで書かせてもらいます。
次回は、今回書く予定でしたがえりちの誕生日ということで次回に回すことになった、少しシリアスなssを書かせてもらうつもりです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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