国王「勇者よ!>>2を倒すため、>>4と共に旅立ってくれ!」 (225)

国王「>>2の脅威により、この世界は未曾有に危機に瀕しておる」

国王「最早一刻の猶予もない!速やかに討伐するのだ!」

国王「細かな事情は>>4に聞くと良い。こやつと共に、さあ行け勇者よ!」

勇者「はい!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1603535203

恐怖の覇王クロマクダー

もう一人の勇者

城下町

勇者「もう一人の勇者と言ったか、宜しくな。いえ、宜しくお願いします?」

もう一人の勇者「こちらこそ。そう硬くならず、フランクに接してくれ。」

勇者「わかった。さて、今回の恐怖の覇王クロマクダー討伐について一度詳しい説明を聞こうか」

もう一人の勇者「恐怖の覇王クロマクダー、通称クロマクダー」

もう一人の勇者「出現した瞬間、隣国の王都は無人の荒野と化した」

もう一人の勇者「そしてそのままその地に留まり、各地に配下を派遣し世界を脅かしていると聞く」

もう一人の勇者「誰も彼の地に辿り着けず、配下からの伝聞しかないため、姿も能力も知られていない」

もう一人の勇者「隣国はすでに壊滅状態にあり、我が国も国境の町も滅びかけている」

勇者「恐怖の覇王クロマクダーの被害がそこまでだったとはな」

もう一人の勇者「全く酷い話だ」

勇者「ならなおのこと急がないと。さし当たってまずは何をしようか」

もう一人の勇者「では>>8

軍事衛星で覇王の詳しい位置を把握

もう一人の勇者「では、軍事衛星で覇王の詳しい位置を把握しようか」

もう一人の勇者「敵の正確な位地が分からなければ出発すら間々ならないからね」

勇者「確かに、だが、できるのか?」

もう一人の勇者「できなければ口にしないさ。ついてきてくれ」

衛星観測所

勇者「城下町にこんな場所があったのか…」

もう一人の勇者「ああ。尤も、実力不足の者が特攻しないよう、一般人には知らせていないが」

もう一人の勇者「さて、所長、クロマクダーの現在地はどうなっている?」

所長「クロマクダーは今は>>12におります」

火口地帯

所長「クロマクダーは今は火口地帯におります」

勇者「ならすぐに向かおう!」

もう一人の勇者「火口地帯か。それは隣国の?それとも別の国の?」

所長「隣国です。クロマクダー出現地で最も標高の高い山の」

もう一人の勇者「やはり。なら水と食糧を買い足しておくか。登山用装備も…」

勇者「道中で調達すればいい」

勇者「ここから火口地帯までの道には穀倉地帯も工業の町もあるんだ」

勇者「クロマクダーの居場所が分かった以上、出発を急いだ方がいい!」

もう一人の勇者「準備も大切、だがまあ君の言うことも正しい。行くか」

所長「お気をつけて」

街道

勇者「日が暮れる前に穀倉地帯には着きたいな」

もう一人の勇者「心配しなくとも、日が高い内に着くさ。何事も無ければね」

勇者「それは、ああいうのがいなければ、ってことか?」

もう一人の勇者「ああ。早速クロマクダー配下のお出ましだ」

クロマクダー配下の姿 >>16

新幹線

新幹線「プア~ン」

もう一人の勇者「線路もない街道によく持って来れたものだ」

勇者「よし、もう一人の勇者、さっさと片付けるぞ!」

もう一人の勇者「今の内に君の実力を把握しておきたい。今回だけ一人で戦ってくれ」

勇者「な!初っ端から何を勝手な…!」

もう一人の勇者「よそ見するな、来るぞ」

勇者「くっ!」

新幹線「ガタンゴトン」

廃車「次は、終点、高崎…」

勇者「ぜえっ、はあっ」

もう一人の勇者「加速したところで岩を引かせて横転させるとは、大したものだ」

勇者「涼しい顔、ぜえっ、しやがって…」

もう一人の勇者「すまない。だが、これならクロマクダー討伐に希望が持てる」

もう一人の勇者「穀倉地帯はもうすぐだ。さあ、行こう」

勇者「こいつ~…」

穀倉地帯

もう一人の勇者「もう店は閉まっているな。日没だし当然か」

勇者「誰かさんが協力的ならもっと早く着けたと思うんだが」

もう一人の勇者「そろそろ機嫌を直して欲しいものだ」

勇者「今後の態度次第だな」

もう一人の勇者「…宿を取ってくる。君はどうする?」

勇者「そうだな…>>20

1.一緒に宿を選ぶ

2.酒場へ行く

3.自由安価

3カジノ行って元手資金を数百倍にする

勇者「カジノ行って元手資金を数百倍にする」

もう一人の勇者「そうか。では別行動だな。いや待て、支度金はこちらで管理している」

もう一人の勇者「それも違う。君は血税を賭博に費やす気か?」

もう一人の勇者「そもそも歓楽街でもないのに夜中まで開いているカジノがあるのか?」

もう一人の勇者「疲れて頭が回っていないのか?」

勇者「誰かさんのお陰で疲れているのは間違いない」

もう一人の勇者「その件は申し訳ない」

勇者「幾らもらったのか知らないが、支度金が途中で尽きないとも限らない」

勇者「機会があるなら増やしておくに越したことはない」

勇者「カジノに関してはあてがある」

勇者「何より、全額賭けるほど馬鹿じゃない。今夜の俺の宿代分だけくれればいい」

もう一人の勇者「とても正気とは思えないが、まあそうまで言うなら止めはしないさ」

もう一人の勇者「負ければ初日から野宿、それで良ければ好きにするといい」

勇者は200Gを受け取った

カジノ

勇者「さて、この金額だと1回負ければ終わりだな」

勇者「1回で大きく勝てるのはルーレットくらいか」

勇者「…よし!俺は、>>23に賭ける!」

コンマ以下下2桁

1.ぞろ目 10倍

2.偶数 2倍

3.奇数 2倍

4.任意の数 500倍

2

勇者(偶数出ろ!偶数出ろ!)

カラカラ カラン

勇者「…48!…48は…偶数か!よし!勝った!勝ったぞおぉ!」

勇者「フー!フー!…ふぅ……さて、>>26

1.次で最後にする

2.宿へ向かう

勇者「さて、宿へ向かうか」

勇者「この町の宿は数軒しかない。もう一人の勇者もすぐに見つかるだろう」

宿

もう一人の勇者「野宿は免れたようだ。それで、支度金はどうなった?」

勇者「この通り、倍に増やしてきたぞ!」

もう一人の勇者「大言壮語の割りに大人しい増額幅だが、まあ減らしてないだけましか」

勇者「言ってくれる」

もう一人の勇者「部屋は2階だ。こちらは201、君は202だ」

勇者「野宿の可能性もあったのに2部屋も取ったのか」

もう一人の勇者「本気で野宿する覚悟だったのか」

翌日

勇者「食糧も買い込んだし、工業の町目指して出発だ」

もう一人の勇者「そこからは宿場町が1箇所、そこを過ぎれば国境付近の町」

勇者「国境付近の町が滅びかけている以上、宿場町を過ぎれば後戻りできない」

もう一人の勇者「ああ。それまでに装備から何から整えていく必要がある」

勇者「装備に関しては工業の町が実質最後の入手機会になるな」

もう一人の勇者「くれぐれも、昨日の様な金の使い方はしないように」

勇者「う、手厳しいな」

工業の町

もう一人の勇者「到着した訳だが、ここで改めて必要なものを確認しよう」

勇者「登山装備、武器、防具、くらいか?」

もう一人の勇者「火口地帯でのことも考えて、耐熱装備もあるに越したことはない」

勇者「登山装備から見るか。耐熱性の高いものがあればそれにしよう」

もう一人の勇者「一通り揃ったな」

勇者「昨日の儲けより足が出たな。武器防具も新調しない内から…」

もう一人の勇者「支度金はまだまだある。心配しなくていい」

勇者「ならいいんだが。じゃあ次だ」

もう一人の勇者「>>33行くか」

1.武器、防具の店へ

2.傭兵登録所へ

3.自由安価

st

もう一人の勇者「トレーニングジムへ行くか」

勇者「トレーニングジムか、分かっ…いや何を言ってるんだ?」

もう一人の勇者「おかしなことを言った覚えはないが」

勇者「クロマクダー討伐を急ごうという時に今更鍛え直そうなんて悠長なこと…!」

もう一人の勇者「正式に入会して鍛え直す訳ではない」

もう一人の勇者「1日体験入会するだけだ」

もう一人の勇者「インボディ測定で筋肉量とその偏りを調べて今後の鍛錬に活かすことができるし」

もう一人の勇者「ヨガやピラティス、コンディショニングでリラックスできる」

勇者「おいジムマニア」

もう一人の勇者「そしてインストラクターや一部受講者で特に屈強な方を引き抜くことができれば…」

勇者「クロマクダー討伐の戦力になる…」

もう一人の勇者「そういうことだ」

トレーニングジム

もう一人の勇者「体験入会無料の期間とは助かった」

勇者「右腕+3の左腕+2、右足+1の左足+3…俺バランス酷いな」

もう一人の勇者「筋膜リリースのレッスンに行ってくるが、勇者はどうする?」

勇者「じゃあ>>38

1.一緒に行く

2.マシントレーニングに励む

3.パーティーメンバーの勧誘

4.武器・防具の店に行く

3

勇者「俺は勧誘に行ってくる」

もう一人の勇者「そうか。ではまた別行動だな」

勇者「諸々の勧誘が禁止されている商業施設は多いが、ここは大丈夫なのか?」

もう一人の勇者「そんな訳はない。勿論違法だ」

勇者「おい先に言え」

もう一人の勇者「だからあまり大事にならないよう立ち回ってくれ」

勇者「こいつ他人事だと思って…!」

勇者「やるだけやってみよう。怒られたらその時はその時」

勇者「さて、受講者って思いの外年配と言うか高翌齢者の割合が多いな」

勇者「時間帯の問題なのか?」

勇者「取りあえず今来ている中で強そうなのはこんなところか」

勇者「誰に声をかけようか」

1.インストラクター 角刈りの細マッチョ

2.インストラクター ショートボブのアマゾネス

3.インストラクター イケメン

4.受講者 スキンヘッドの大男

5.受講者 俊敏な老婆

>>42

2

勇者「すみません、少々お時間宜しいでしょうか?」

アマゾネス「はい、トレーニングのご相談ですか?」

勇者「いえ、実は……」

勇者「という事情で、是非あなたにも一緒に来て欲しくて…」

アマゾネス「困りますねお客様、こういったことは本来規則で禁止されているんですけど」

勇者「ですよね、すみません」

アマゾネス「ただ、クロマクダーの脅威がなくなり平和になれば、ここの入会者も増えるでしょうし」

勇者「もう一人の勇者なんかその旅の途中に立ち寄るくらいですしね」

アマゾネス「…私にも生活があるので、有給休暇が取れればご一緒しましょう」

勇者「!ありがとうございます!」

アマゾネス「気が早いですよ。では申請してきますね」

アマゾネス「お待たせしました」

勇者「申請、通りましたか!?」

アマゾネス「>>47

1.通った 取得日数コンマ

2.通らなかった

1

アマゾネス「72日取れました」

勇者「では…!」

アマゾネス「今日は仕事がありますし、準備も必要なので、明日から宜しくお願いします」

勇者「こちらこそ!宜しくお願いします!!」

もう一人の勇者の性別をそろそろ決めたい

>>51

勇者「仲間が増えた。これからの旅も楽に、それに華やかになる…!」

もう一人の勇者「今までが華やかでなかったとでも言いたげだね」

勇者「レッスンは終わったのか。ならすぐに旅の準備を再開するぞ」

もう一人の勇者「アロマヨガとフットコンディショニングにも行きたかったんだが」

勇者「平和になってから好きなだけ行っていいから、今は準備を優先してくれ」

もう一人の勇者「インストラクターの女性を勧誘したのか。無茶をする」

勇者「もう一人の勇者は誰か勧誘したのか?」

もう一人の勇者「いや、施設内での勧誘なんてマナーの悪いことはしていない」

勇者「おい言いだしっぺ」

もう一人の勇者「レッスンで打ち解けた人にジムの外で話を持ちかけるつもりだった」

もう一人の勇者「禁止事項が書かれた真横で規則を破る蛮行は元より考えていないさ」

もう一人の勇者「君は、焦りすぎだ。もう少し心に余裕を持った方がいい」

勇者「何故だろう。間違ったことは言われてないのに釈然としない」

武器・防具の店

勇者「登山用装備が丈夫だから防具は要らないかな」

もう一人の勇者「加えて2人ともタンクではないからね」

勇者「そうなると武器か。とはいえすでに剣持ってるしな」

もう一人の勇者「同じく。ここは予備の武器か、サブの小さめの武器にしておくべきだろう」

勇者「じゃあ俺は>>55

もう一人の勇者「こちらは>>57

1.予備の長剣

2.サブの短剣

3.自由安価

電動ドリル

ルル

>>57

ルルとは風邪薬のことであってます?

それとも何らかの武器だったりします?

勇者「俺は電動ドリルだ」

もう一人の勇者「こちらはMk101にしておこう」

勇者「工具はここにはないから、ホームセンター辺りを探してくる」

もう一人の勇者「コードレスタイプでバッテリーが長時間持つタイプを選ぶように」

勇者「分かってる。そっちも、何だか知らないが確保できるといいな」

もう一人の勇者「では本日二度目の別行動だ」

ホームセンター

勇者「巨大なドリルは男のロマン!」

勇者「ただしコードレスの時点で選択肢から消えるのが残念だ」

勇者「マキタ 充電式ドライバドリル DF001GRDXにするか?いやサブウエポンとしては高額か」


勇者「これなら手頃で面白そうだな。これにしておこう」

参考資料:https://item.rakuten.co.jp/arimas/572492/

郵便局

もう一人の勇者「これを速達で王都の衛星観測所へお願いする」

局員「かしこまりました。王都への速達ですと料金は15Gです」

もう一人の勇者「では宜しく頼む」

局員「ありがとうございました」

もう一人の勇者(使わずにすむならそれに越したことはない)

もう一人の勇者(姿形も分からぬ恐怖の覇王クロマクダー…もしその力に私達の技量が及ばぬその時は)

もう一人の勇者「例え刺し違えてでも…」

勇者「中々の品が手に入ったぞ。そっちは、手ぶらだな、なかったのか?」

もう一人の勇者「携行出来るサイズのものではないんだ。ただ、最終決戦には間に合わせる」

勇者「おいおい大丈夫か?」

もう一人の勇者「不安か?託宣の勇者なら『そんなものなど無くとも勝ってみせる』と強がるところでは?」

勇者「俺は万全を期すタイプなんだよ。それで、まだ日は高いがどうする?」

もう一人の勇者「>>65

1.宿へ

2.トレーニングジムへ

3.酒場へ

4.自由安価

もう一人の勇者「酒場へ行こうか」

勇者「段々もう一人の勇者に幻滅してきたぞ」

もう一人の勇者「君は早合点する癖が直らないな」

勇者「なら今回の弁明を聞こうか」

もう一人の勇者「こちらはトレーニングジムでメンバーを勧誘できなかった」

勇者「酔っ払った連中の技量なんて見極めようがないだろ」

もう一人の勇者「勧誘がうまくいかなかったとしても、ここは王都より隣国に近い」

もう一人の勇者「クロマクダーの情報を少しでも集められるかも知れない」

もう一人の勇者「それも駄目でも、君と今一度時間をとって話す機会になる」

勇者「最後のは一理あるな。俺はもう一人の勇者のことを知らない。知ろうとしてこなかった」

もう一人の勇者「納得したのならすぐに行こう」

酒場

もう一人の勇者「では討伐の成功を祈って、乾杯」

勇者「乾杯」

もう一人の勇者「次はスレッジハンマーで」

勇者「早いって!」

もう一人の勇者「人間、自分より駄目そうな相手には口が軽くなるものだ」

もう一人の勇者「もう3杯ほど飲んでよりだらしない顔をして交渉に臨むつもりだったが」

勇者「すでに顔赤いぞ…ってもう飲んだ…」

もう一人の勇者「赤ら顔程度に留めておこう。では行ってくる」

勇者「問題起こすなよ」

もう一人の勇者「只今戻った」

勇者「どうだった?」

もう一人の勇者「>>71

1.冒険者の勧誘に成功

2.クロマクダーの情報を得た

3.お互い腹を割って話し合おう(成果なし)

4.すまない、出入り禁止になった(成果なし実害あり)

1

もう一人の勇者「冒険者の勧誘に成功した」

勇者「嘘だろ!?」

もう一人の勇者「こんなことで嘘を吐く訳がないだろう」

もう一人の勇者「と、すまない、紹介が遅れた。こちらが件の冒険者、>>74だ」

駄犬のポリー (筋金入りの物乞い自分のことを犬だと思い込んでる)  職業:駄犬 

もう一人の勇者「こちらが件の冒険者、駄犬のポリーだ」

駄犬「ハッハッハッハ」

勇者「宜しく、したくないなあ…この人も大概酔ってないか?」

もう一人の勇者「では新たな出会いに感謝して…っとと」

勇者「もう一人の勇者も千鳥足だし、お開きにしよう」

駄犬「ワンッ!」

宿屋

勇者「部屋を取ったぞ」

もう一人の勇者「君達の部屋番号は?」

勇者「全員で1部屋だよ」

もう一人の勇者「いや、部屋を分けてくれ。身の危険を感じる」

勇者「何言ってるんだ。装備に酒にと今日は出費が多いんだ」

もう一人の勇者「倹約はこれまでもこれからも継続している」

勇者「それでももう半分もないだろ?…ないよな?」

もう一人の勇者「確かに支度金は残り4割ほどだが、一部屋増えたくらいで枯渇はしない」

勇者「食い下がるな…それに、もう一人の勇者が言ったことだぞ」

勇者「今一度時間を取って話し合うって」

もう一人の勇者「酔っていてはどうせろくに話も…うう…」

勇者「話云々は後日としても、部屋は諦めろ」

翌日

もう一人の勇者「おはよう…」

勇者「おは…うわ!どうした!?目が真っ赤だぞ!?」

もう一人の勇者「一睡もできなかった…」

勇者「大丈夫か?出発を遅らせるか?」

もう一人の勇者「いや、君が勧誘したインストラクターの有給にも限りがある」

もう一人の勇者「私なら大丈夫だ。さあ、行くぞ。勇者、駄犬」

駄犬「ワンッ!」

勇者(私?こちらじゃないのか)

トレーニングジム

勇者「おはようございます」

アマゾネス「おはようございます、勇者さん。ところでそちらの方々は?」

勇者「今回の討伐の、仲間?同行者?まあ、そう呼びたくはないけどそんな人たちです」

もう一人の勇者「体験入会の時はどうも。今後とも宜しくお願いする」

駄犬「ヘッヘッヘッヘッ」

アマゾネス「よ、宜しく、お願いします…」

アマゾネス(目が血走った人に、這い蹲って舌を出してる人……もう帰りたい)

街道

アマゾネス「今日は宿場町で一泊するんですね」

もう一人の勇者「ああ。食料の最終補給地になるし、現戦力に不安が出れば増強も行う」

勇者「ってことは人員補充は規定路線か」

アマゾネス「あはは…」

もう一人の勇者「まだそうと決まった訳ではない」

もう一人の勇者「人は見かけによらぬもの。駄犬がそれを証明する可能性も無きにしも非ずだ!と思いたい」

勇者「徹夜明けでテンションおかしいぞ」

駄犬「ウー…!」

もう一人の勇者「敵か!丁度いい!我らの戦力を見せる好機だ!」

クロマクダー配下の姿 >>81

グリーンバナナローチ

グリーンバナナローチ「カサカサカサ」

アマゾネス「嫌悪感薄いけどこれもゴキブリなんですよね」

勇者「正直わざわざ倒す必要もないんじゃないか?」

もう一人の勇者「何を言う!敵は、敵だ。行け、駄犬!」

駄犬「グルアアア!ガブ!」

アマゾネス「ええ…」

勇者「もうやだこいつ」

もう一人の勇者「よ、よし!よくやった。ビーフジャーキーをやろう」

駄犬「ガツガツガツガツ」

勇者「駄犬とはここでおさらばしよう」

アマゾネス「賛成!賛成!」

駄犬「クウーン…」

もう一人の勇者「し、しかし…戦力には見ての通りなったようだし…」

勇者「何を躊躇ってるんだ。もう一人の勇者も引いてたじゃないか」

アマゾネス「戦力とは言いますが、動きが野性味溢れるだけで筋力は正直私の6割くらいですよ?」

もう一人の勇者「すでに安くもない報酬を支払っているし…」

勇者「初耳だぞ。どのくらい払ったんだ?」

もう一人の勇者「昨日の手持ちの2割弱…」

勇者「もう一人の勇者は生涯禁酒を貫け」

アマゾネス(昨日の出費の大半ってもしかして…)

宿場町

勇者「ここが最後の補給拠点か」

アマゾネス「ここで有望な味方を得られれば、駄犬さんとはお別れですね」

もう一人の勇者「分かった。ではこちらは酒場をあたって…」

勇者「もう一人の勇者は駄犬と一緒に宿で留守番」

もう一人の勇者「え?」

アマゾネス「私達の役割分担はどうします?」

勇者「そうだな、>>85で」

1.勇者が傭兵登録所へ アマゾネスが食料の買出しへ

2.アマゾネスが傭兵登録所へ 勇者が食料の買出しへ

2

勇者「俺が食料の買出し、アマゾネスは勧誘を頼む」

アマゾネス「分かりました。じゃあ行ってきます」

勇者「俺も行くか」

もう一人の勇者「手を貸そうか?」

勇者「いや、留守番を頼む」

宿

もう一人の勇者「二人とも戻ったか」

勇者「ただいま。まあ元々穀倉地帯でも買ってたし大した量じゃないな」

アマゾネス「ただいま戻りました」

もう一人の勇者「アマゾネスの方はどうだった?」

アマゾネス「味方になってくれると言う方3名と話をつけてきました」

もう一人の勇者「3人か。流石に全員雇う余裕はないだろう」

アマゾネス「そう思ってですね…」

勇者「選んできたんですか?」

アマゾネス「いえ、皆さんに実際に会って選んでもらおうかと」

宿 大広間

もう一人の勇者「誰も居ないぞ」

勇者「これから来るんじゃないか?」

アマゾネス「そうです。今回の候補者は、魔法使いさん、僧侶さん、槍使いさんです」

アマゾネス「クロマクダー討伐への参加、雇用期間最大72日、報酬1000G」

アマゾネス「私と同じ条件で参加してくれます」

もう一人の勇者「その金額となると雇えて2名か」

アマゾネス「戦闘職、殊、後衛に関して私は素人なので見極めはお任せします」

勇者「分かった。お、来たか?」

魔法使い「お前達が今回の依頼人か。俺は魔法使い」

魔法使い「魔道を進む求道者だ。攻撃魔法は属性問わず大半使える」

魔法使い「世に容れられず消え逝く身と思っていたが、思わぬところで機会が巡ってきた」

魔法使い「最期の機会を、俺にくれ」

僧侶「ふ~む、男女比半々ですか。まあいいでしょう」

僧侶「私は僧侶です。隣国の国境の教会に所属していた者です」

僧侶「教義に反する趣味がばれて、補助魔法没収の上追放されてしまいました」

僧侶「それでも回復魔法の腕は健在です。以後お見知りおきを」

槍使い「俺は槍使いっす。隣国では騎士団で副団長補佐してやした」

槍使い「でもま、知っての通り国が滅んじまいやしてね」

槍使い「地位も肩書きもまっさら!ぷーたろーの身ですわ」

槍使い「そこを明日と言わず2ヶ月も食わしてくれるってんなら喜んでついて行きますわ」

勇者「この中から選ぶのか」

もう一人の勇者「最大でも2名だな」

アマゾネス「お二人で一人ずつ選んでください」

勇者「俺は>>91

もう一人の勇者「では>>93

1.魔法使い

2.僧侶

3.槍使い

4.駄犬

ミス

勇者「俺は>>93

もう一人の勇者「では>>95

1.魔法使い

2.僧侶

3.槍使い

4.駄犬

僧侶

4の駄犬

勇者「俺は僧侶がいい」

もう一人の勇者「では駄犬」

勇者「え…?」

僧侶「宜しくお願いします」

駄犬「ヘッヘッヘッヘッ」

アマゾネス「僧侶さんと駄犬さん、ですか。これから宜しくお願いします」

魔法使い「やはり魔道は孤高に進むもの。邪魔したな。さらばだ」

槍使い「はい終了!就浪!就留!ほんじゃ次は第7志望の工業の町の自警団受けてきますわ!失敬!」

勇者「もう一人の勇者…」

もう一人の勇者「その目をやめてくれ。こちらとしても今回の趣旨は分かっている」

もう一人の勇者「ただ、どうしても駄犬が自身に重なり、見捨てられなかったんだ」

もう一人の勇者「自分を見失い、行き場も失った姿が」

僧侶「駄犬さん、言われてますよ」

駄犬「アオン?」

アマゾネス「茶化すところじゃないような」

勇者「そういえば、もう一人の勇者とはちゃんと話をしてこなかったな」

勇者「ゆっくり話せるのは、多分この宿場町が最後だ」

勇者「聞かせてくれ。もう一人の勇者のこと」

もう一人の勇者「…何から話したものか」

僧侶「今更ですけど、もう一人の勇者ってどういうことですか?一つの国に何で二人目がいるんですか?」

アマゾネス「僧侶さん…!」

もう一人の勇者「いや、いい。僧侶の言う通り、本来勇者は国で一人だけ選出される」

もう一人の勇者「この国の勇者は、間違いなく君だ」

勇者「じゃあ、もう一人の勇者はどこの勇者なんだ?」

僧侶「もしや私と同郷だったりします?」

もう一人の勇者「そのまさかだ」

もう一人の勇者「こちらは、いや、私は、隣国の勇者だ」

もう一人の勇者「正確には、だった、というべきか」

僧侶「滅びましたもんね、あの国」

勇者「お前、追放された恨みか知らないがそんな言い草はないだろ」

僧侶「今は恨みなんてありませんよ。追放されたお陰で命拾いしたんですから」

僧侶「あれ?でもうちの勇者が追放されたなんて話は聞いたことありませんけど、どうしてここに?」

もう一人の勇者「この国の次期勇者候補の教育係として派遣されていたんだ」

勇者「俺とは今回の討伐が初対面のはずだが」

もう一人の勇者「それは当然だ。私が担当したのは現時点でまだ8歳の少年で、君ではないからね」

勇者「じゃあ俺は何なんだよ」

僧侶「ザ・ピンチヒッター!」

アマゾネス「ああ、教育が終わらない内にクロマクダーが出てきたから」

もう一人の勇者「状況からするとそれ以外に考えられない」

勇者「言い方…!…話を戻してくれ」

もう一人の勇者「帰国しようにも許可が下りず、心ここにあらずのまま教育係を続けた」

もう一人の勇者「所属国が滅ぶのを指を咥えて見ている日々。中々集まらない宿敵の情報」

もう一人の勇者「私は何のための勇者なのか、そもそも所属国が失った敗残兵を勇者と呼べるのか」

もう一人の勇者「その後、君が勇者に任命され、同行を条件に帰国の許可が下りたという訳だ」

もう一人の勇者「すでに滅びた国への帰国が」

勇者「そんなことが…」

僧侶「あ、じゃあもう一人の勇者じゃなくて隣国の勇者って呼ぶべきでは?」

もう一人の勇者「それは遠慮願いたい。石を投げられている気分になる」

アマゾネス「伝聞ですけど、ジムでリラクゼーションに精を出したり、酒をハイペースで呷っていたのは…」

もう一人の勇者「逃げの側面は確かにあるが、元々どちらも趣味だ」

アマゾネス「じゃあ部屋に戻ったらフットコンディショニングのレッスンしましょうか」

もう一人の勇者「宜しく頼む」

勇者「待て、女部屋に行く気か?」

もう一人の勇者「そうだが?」

アマゾネス「もしかして、勇者さん、まだ気づいてないんですか?」

もう一人の勇者「隠していたつもりはないとは言え、僧侶は初対面で看破したぞ」

勇者「え?」

僧侶「うちの、いえ、もう一人の勇者は女性ですよ」

勇者「マジか!!」

もう一人の勇者「君は実に失礼な男だな」

駄犬「ヘッヘッヘッヘッ」

勇者「こいつと重なる、か」

駄犬「クンクンクンクン」

駄犬「ワン!」

勇者「何だ…!ああ、ポケットの中の飴か…」

駄犬「ヒインヒイン」

勇者「……お手」

駄犬「ワフ」

勇者「本当にやるのかよ。よし」

駄犬「ガリガリゴリボリ」

勇者「本当に重なったのか?」

もう一人の勇者「どうかしたのか、勇者」

勇者「トイレに行った帰りだ」

もう一人の勇者「そうか」

勇者「…念願のフットコンディショニングは気持ち良かったか?」

もう一人の勇者「ああ。一人でやっているとどうにもケアし忘れる箇所が多いからな」

もう一人の勇者「代謝が促進されたのが実感できる」

勇者「その割には浮かない顔だな」

もう一人の勇者「そう見えるか?」

勇者「ああ。まだ、何か隠してる、いや、抱えてる顔に見える」

勇者「俺にも言えないことか?」

もう一人の勇者「君は鈍いのか鋭いのか分からないな」

勇者「万全を期すタイプだって言っただろ。鈍いなりに見つけた懸念は潰しておきたいんだ」

もう一人の勇者「そうか……」

もう一人の勇者「恐怖の覇王クロマクダー。その力に、本当にこのメンバーで勝てると思うか?」

勇者「姿形も分からないんだ。会うまで判断できない」

もう一人の勇者「私もそう思う。それと同時に万が一のことも考える」

勇者「戦う前どころか会う前から負ける想定をしてるのか」

もう一人の勇者「我々に負けは許されない。最悪でも相討ちで留める義務がある」

もう一人の勇者「そのための手段、それが今回の隠し事だ」

勇者「…一体何を用意したんだ?」

もう一人の勇者「工業の町でお互い武器を調達したろう」

もう一人の勇者「私が調達したのはMk101、ヘリから投下できる核兵器だ」

勇者「核!?正気か!?どこだ!?」

もう一人の勇者「衛星観測所に保管されている」

もう一人の勇者「私が合図を送れば私のところへ投下する手筈だ」

勇者「なんて馬鹿なことを!」

もう一人の勇者「必要なことだ。すでに隣国は滅んだ。クロマクダーを放置すれば他の国も遠からず同じ道を辿る」

もう一人の勇者「それは何が何でも阻止する義務がある」

もう一人の勇者「勇者にはその義務がある」

もう一人の勇者「剣も魔法も拳も核も、等しくその手段だ」

勇者「狂ってる…」

もう一人の勇者「早合点する癖が直らないな、君は」

勇者「まだ何かあるのか…?」

もう一人の勇者「私は、あくまで最悪の想定を話しているだけだ」

もう一人の勇者「死ぬのも巻き添えにするのも、できるなら避けたい」

勇者「もう一人の勇者…」

もう一人の勇者「私も人の子、死ぬのは怖いし、少なからず気心の知れた君達を犠牲にするのは胸が張り裂けそうになる」

もう一人の勇者「そこは君も変わらないはずだ」

勇者「当たり前だ…!」

もう一人の勇者「要は自力で倒せば済む話だ」

勇者「ここまできてそれか」

もう一人の勇者「案外物事は単純なものだ」

勇者「俺達自身の力でクロマクダーを倒す。Mk101の出番はないし、くれてやる気もない」

もう一人の勇者「それでいい。それがいい。それなら皆ハッピーだ」

勇者「やめろよ気が抜けるだろ」

もう一人の勇者「気負うよりも気が抜けている方がパフォーマンスが向上すると思うが」

勇者「まあいい。じゃあそういうことで、お休み」

もう一人の勇者「お休み」

翌日

勇者「そろそろ出発するぞ。皆、準備はいいか?」

アマゾネス「ばっちりです」

僧侶「面接前に済ませてますよ」

駄犬「ワンッ!」

もう一人の勇者「私もすでに。君はどうだ?電動ドリルの充電は済んだか?」

勇者「抜かりなく。じゃあ行くか」

街道

アマゾネス「向こうで煙が立ってますよ」

もう一人の勇者「国境付近の町の辺りか」

勇者「まずいな…急ぐぞ!」

駄犬「ワンワンワン!」

僧侶「誰か走ってきますね。現地の人ですかね?」

勇者「この先で何かあったんですか?」

避難民「クロマクダーの配下が攻めてきたんだ!」

もう一人の勇者「やはりそうか」

避難民「元々俺達民間人を避難させてから町を捨てる予定だったらしいが、それより先に向こうから来やがった!」

避難民「ただでさえ数が多い上に厄介なのが3体もいやがる!」

避難民「コカトリスと発狂変質者と>>114だ!」

避難民「こいつらを何とかしないと、避難が間に合わない内に防衛戦力が壊滅してしまう!」

避難民「そうだ、よそに応援を頼むんだった!じゃあな!!」

勇者「すぐ行かないと!」

もう一人の勇者「ああ。ここは>>116でいこう」

>>114 クロマクダー配下の姿

>>116 今回の方針

方針1.全員で各個撃破

方針2.3手に分かれてそれぞれ対処

酔拳兄貴

1

「酔拳兄貴」で検索したら岩倉市の盗撮動画が出てきたのですが

>>114はこれを指しているのでしょうか?

もしくは別のキャラやオリジナルの設定だったりします?

https://www.nicovideo.jp/watch/sm30175669

ではすみませんが再安価で

プライバシーとかコンプライアンス関わってくる案件は怖いので

>>120

ゴーレム

もう一人の勇者「ここは全員で各個撃破していこう」

勇者「分かった!皆もそれでいいな?」

アマゾネス「はい!」

僧侶「はいはい、それじゃ行きますよ」

国境付近の町

負傷兵「うっ…くっ…!」

勇者「大丈夫ですか!?」

負傷兵「まだ避難してないのか!?ここは危険だ!」

勇者「分かってます。俺は勇者。クロマクダー討伐を依頼された者です」

負傷兵「援軍か!なら、頼む!目の前の>>124を倒してくれ!」

>>124

1.コカトリス

2.発狂変質者

3.ゴーレム

3

勇者「分かりました。しかし、あれがクロマクダー配下のゴーレムか」

駄犬「ウウウ…」

勇者「俺の後ろで唸ってないで、一緒に戦うぞ!」

ゴーレム「ゴー」

もう一人の勇者「頑丈そうだな…剣は通らないと見た方が良いだろう」

アマゾネス「どうします?」

もう一人の勇者「アマゾネスと駄犬は十分に距離をとった上で注意を引いてくれ」

もう一人の勇者「私と勇者で突き回して弱点を探る」

勇者「分かった!じゃあ僧侶は…!」

僧侶「回復担当ですよね。さ、ゾンビアタックの時間ですよ~」

勇者「嫌なこと言うなよ…」

もう一人の勇者「作戦開始だ!」

駄犬「キャンキャンキャンキャン!」

ゴーレム「ゴー」

勇者「どこ見てんだ…よ!っと」

ゴーレム「ゴー?ゴー!」

アマゾネス「サイドスロー!」

ゴーレム「ゴ!?ゴアー!」

もう一人の勇者「はあ!」

ゴーレム「ゴー?」

勇者「これ、あと何セット繰り返せばいいんだ?」

もう一人の勇者「弱点が見つかるまでだ」

ゴーレム「ゴー!!」

勇者「ぐっ!…おあ…!」

僧侶「はい回復。単独トップの3コンティニューおめでとうございます」

勇者「お前は…いや、回復してくれてありがとうな!くそ!」

アマゾネス「もう手頃な石落ちてないな。何投げよう」

駄犬「ワン!ワンワンワン!ワオーン!」

ゴーレム「ゴー」

勇者「駄犬が無視されるようになってきたな。アマゾネスの手数も減ったし、まずいな」

僧侶「私も注意引いときます?」

勇者「駄目だ。お前がやられたら終わりなんだ。というかどうやるつもりだ?」

僧侶「この彫刻刀で奴の体に『駄犬×勇者』と刻みます」

勇者「寄越せ!投げつけた方がまだまし、だ!」

ゴーレム「ゴ!!?ゴ、ア?」

もう一人の勇者「効いた!?そうか、奴の弱点は>>130か!」

ステンレス

もう一人の勇者「あの丸刀の材質からして、奴の弱点はステンレス…!」

勇者「なら、僧侶!残りの彫刻刀は…!」

僧侶「ステンレス製はあれで最後ですよ。10年間慣れ親しんだ逸品だったのに」

もう一人の勇者「私にはステンレス製品の持ち合わせがない。勇者は?」

勇者「電動ドリルと一緒に買った六角レンチがある。ただこのサイズじゃ…」

もう一人の勇者「いや、私に考えがある。二人とも、うまく合わせてくれ」

勇者「こっちだデカブツ!」

ゴーレム「ゴー!」

もう一人の勇者「今だ!」

ゴーレム「ゴガアア!?グゴゴ、ゴー!!」

もう一人の勇者「かふっ…!」

僧侶「回復。ノーコンティニュー未達成ですね」

勇者(もう一人の勇者が奴の脇の下に刺した六角を、剣で奥へ突きこむ!)

勇者「うおおおお!」

ゴーレム「ゴガアー!!ガ、グガ…!」

勇者「おりゃあ!!」

瓦礫「」

勇者「はあっ…はあっ…!何とか、倒したぞ…!」

僧侶「浸ってないで次行きますよ」

アマゾネス「町の中心付近でコカトリスが陣取っているそうです」

勇者「息つく…暇も、ないのか…」

もう一人の勇者「ことは一刻を争う。泣き言は後だ」

負傷兵「待ってくれ。これを、礼代わりだ。持っていってくれ」

勇者「>>136か。ありがとうございます」

>>136 お礼の品

長ドス

勇者「長ドスか。ありがとうございます」

負傷兵「こいつで目に物見せてやってくれ。コカトリスに、発狂変質者に、そして」

勇者「クロマクダーにも」

負傷兵「頼んだぞ!」

コカトリス「コケーーー!!」

勇者「あいつか」

アマゾネス「この一帯に転がってる石像は…」

もう一人の勇者「奴のブレスを浴びた方々だろうな」

僧侶「迂闊に近づけない相手ですか。脳筋前衛集団の天敵が続きますね」

勇者「毎回思うけどお前本当に…」

もう一人の勇者「君の回復魔法で石化は治るか?」

僧侶「治りますけどまたすぐブレス吐かれて石化されるのが落ちですね」

もう一人の勇者「そうか……手荒い策になるが、いいか?」

もう一人の勇者「駄犬は正面、勇者は右、アマゾネスは左から突撃!」

駄犬「ワンワンワンワン!」

勇者「うおおお!」

アマゾネス「はあああ!」

コカトリス「モケーーー!」

駄犬像「キャワ…!」

勇者像「お…!」

アマゾネス像「キャ…!」

もう一人の勇者「超雷撃!」

コカトリス「ギャギャギャギャ!!」

駄犬像「」

勇者像「」

アマゾネス像「」

コカトリス「コケー…コケー…」

もう一人の勇者「ブレスが霧散した…!僧侶!」

僧侶「範囲回復。勇者以外もノーミス途切れましたね」

駄犬「ワンワワン!」

コカトリス「…コケ…!」

駄犬「キャイン!」

アマゾネス「はあ!!」

コカトリス「コ!!!グブ…!」

勇者「負傷兵の分まで、受け取れ!」

コカトリス「」

勇者「もう一人の勇者は魔法使えるのか」

もう一人の勇者「細かい調整は利かないが、嗜み程度にはな」

アマゾネス「石化した人たちは…」

もう一人の勇者「後にする。クロマクダー配下の撃退が先だ」

僧侶「じゃあ、発狂変質者?でしたっけ、のところに行きますか」

勇者「こ、これは…」

発狂変質者「何見てんだてめえ!見世物じゃねえぞごらあ!!」

軍人「ぐあっ!!」

アマゾネス「変質者とは聞いてましたけど…」

僧侶「上はレインコートにアロハシャツ、手には釘バット」

もう一人の勇者「下はスリッパとニーソ、以外になし。人類には早過ぎたファッションだな」

勇者「こ、これは…」

発狂変質者「何見てんだてめえ!見世物じゃねえぞごらあ!!」

軍人「ぐあっ!!」

アマゾネス「変質者とは聞いてましたけど…」

僧侶「上はレインコートにアロハシャツ、手には釘バット」

もう一人の勇者「下はスリッパとニーソ、以外になし。人類には早過ぎたファッションだな」

勇者「ど、どうする?どう戦う?」

もう一人の勇者「すまない、頭が、働かない。あまりに、衝撃的なスタイルで、戦略が吹き飛んだ」

僧侶「おっさんおのニーソとフル○ンのコラボ…これは解釈違い」

発狂変質者「何こそこそしてやがんだ!無視してんじゃねえぞ蛆虫共が!」

勇者「うわ!来たぞ!どうするどうする!」

もう一人の勇者「急かしてないで君も考えろ!」

発狂変質者「おらあ!!」

アマゾネス「ふん!」

勇者「受け流した!ってそれ、もしかして>>147?」

アマゾネス「はい、見ての通り>>147です」

1.ダンベル

2.ストレッチポール

3.ヨガマット

4.その他ジム用品

4 エアロバイク

アマゾネス「見ての通りエアロバイクです」

勇者「どうやって持ってきたんですか?」

アマゾネス「話してる時間はありませんよ!」

発狂変質者「横入りしてんじゃねえぞ!このアマ!」

勇者「やめろ!くっ!」

発狂変質者「受け止めんじゃねえ!大人しく脳漿ぶちまけとけダボが!」

勇者「いてて、口も足癖も悪いなお前…!」

アマゾネス「うん…っしょ!」

もう一人の勇者「勇者!横に飛べ!」

勇者「え!?うわ!!」

アマゾネス「えい!!」

発狂変質者「ぐえっ!!」

もう一人の勇者「エアロバイクの下敷きになってもまだ生きているとは」

僧侶「クロマクダーの力ですかね?元々タフなんですかね?」

軍人「それは分からない。が、助かった。ありがとう。止めは任せてくれ」

アマゾネス「お願いします」

軍人「さて、言い残すことがあれば聞いてやろう」

発狂変質者「俺に、勝ったからって、図に乗ってんじゃねえぞ…」

発狂変質者「てめえら全員、クロマクダー様の能力、>>153でくたばっちまえ…」

>>153 クロマクダーの能力やスキル

美味しい水をだす

軍人「それは彼らが阻止するだろう。地獄で主を待つといい」

発狂変質者「」

勇者「それにしても、美味しい水をだす能力か」

もう一人の勇者「美味しい水でどうしてここまで被害を出してきたのか考えなければ」

軍人「先のことよりも、今は残党を蹴散らさなければ」

アマゾネス「そうですね。案内して下さい」

---------

軍人「君達のお陰で助かった。クロマクダー配下の撃退に、石化した人の治療まで」

負傷兵「感謝してもし切れねえ…!」

勇者「顔を上げて下さい。それで、これからどうするんですか?」

軍人「住民も含めて全員、この町から撤退する」

負傷兵「今回は勇者御一行のお陰で何とかなったが、次はもう持ちこたえられないだろうし」

もう一人の勇者「ではここでお別れか」

軍人「そうなるな。武運を祈る」

負傷兵「長ドスくらいしか渡せてないんだ。まだ返し足りない恩は、戦勝報告の時に返させてくれ」

勇者「分かりました。では、また」

国境

もう一人の勇者「皆、少し話がある。止まってくれ」

アマゾネス「話って何ですか?」

もう一人の勇者「ここから先は隣国、つまりクロマクダーの前線基地だ」

もう一人の勇者「踏み入れれば、もう後戻りはできない」

僧侶「ああ、覚悟を問う、的な感じですか」

もう一人の勇者「私や勇者はいざ知らず、君達に命を懸けてまで戦う義務はない」

もう一人の勇者「各々雇用費に見合う活躍はすでにしてくれた。今抜けても責めはしない」

もう一人の勇者「今日とて少なからず危険はあったが、ここから先の危険はそれ以上になる」

もう一人の勇者「それを踏まえた上で、進むか引き返すか、各自判断して欲しい」

僧侶「昨日雇われたばかりでバックれる気はありませんよ」

勇者「僧侶…」

アマゾネス「私もついていきます。討伐の成否がジムの存続にも響いてきそうですし、それに」

勇者「それに?」

アマゾネス「途中で抜けたら、結末が気になって仕方ないじゃないですか」

勇者「そんな読みかけの小説みたいな…いえ、ありがとうございます」

駄犬「クウゥゥン…」

もう一人の勇者「お前まで…分かった。それでは5人全員で、行くぞ」

もう一人の勇者「隣国へ」

国境

隣国側

勇者「もう一人の勇者と僧侶はこの国の出身だって言ってたな」

もう一人の勇者「ああ。とはいえ、随分と戻っていないからな」

僧侶「道案内として期待されても困りますね」

アマゾネス「クロマクダー出現で各地がどう変わったか分かりませんしね」

もう一人の勇者「それでも、地形そのものが変わっていなければ…」

僧侶「この先に町がありますね」

もう一人の勇者「宿泊施設や民家が残っていれば、今日はそこで休もう」

>>160 町の状況

1.更地

2.建物は残っているが無人

3.建物は残っているがクロマクダー配下の巣窟

1

もう一人の勇者「さて、そろそろ見えてくる頃だが…」

勇者「まだ何も見ないな」

僧侶「駄目みたいですね」

勇者「早合点するなよ。まだ距離があるだけだろ」

もう一人の勇者「君がその指摘をするとはね」

アマゾネス「でも勇者さんの言う通りですよ」

もう一人の勇者「確かめるためにも、このまま進もう」

僧侶「特に問題が無ければ、後半刻もすれば到着ですね」



僧侶「すっかり夜ですね。町の安否はご愁傷様ということで…」

勇者「ま、まだ、ペースが遅くて着かなかっただけ、だろ?」

僧侶「諦めの悪い人ですね。あれから4時間経ってこれですよ」

勇者「でも…!」

もう一人の勇者「勇者、受け入れろ」

勇者「もう一人の勇者…」

もう一人の勇者「通り過ぎてもその痕跡にすら気付けないほど、町は綺麗に消滅した」

もう一人の勇者「存在しない町を探し歩いても、徒に消耗するだけだ」

勇者「そんな言い方…!」

アマゾネス「勇者さん…」

勇者「何です…か…あ…」

勇者「悪い…俺より余程、辛いはずなのに、そんなこと言わせて…」

もう一人の勇者「謝らなくていいが、引き摺るな。下を向いてばかりもいられない」

僧侶「駄々こねるの終わったら手伝って下さい。野営の準備しますよ」

勇者「…分かった…」

もう一人の勇者「さて、寝る前に明日からの方針を決めたい」

勇者「例の火口地帯に向かうんじゃないのか?」

僧侶「火口地帯ってどの辺のですか?」

勇者「この国で一番高い山の火口って聞いた」

僧侶「そこならこのペースで行けば3日で麓に着きますよ」

もう一人の勇者「一方、最初に滅んだ王都跡地へは4日かかる」

勇者「何で王都跡地が出てくるんだ」

もう一人の勇者「クロマクダーの能力の詳細を探るためだ」

アマゾネス「美味しい水を出す能力…」

もう一人の勇者「それがどう作用して脅威を生んでいるのか、奴の出現地点で手がかりを探ろうと思う」

勇者「じゃあそれでいいんじゃないか?」

もう一人の勇者「そう言いたいのは山々だが、調査に行くデメリットもある」

僧侶「何も手がかりが得られない可能性ですね。さっきの町が更地になってたくらいですし」

もう一人の勇者「ああ。それと日程だ。真っ直ぐ向かえば3日が調査に向かえば最低5日になる」

アマゾネス「王都から火口地帯まで1日かかると」

もう一人の勇者「ああ。概ねそうだ」

もう一人の勇者「2日以上日程を遅らせて、あるかも分からぬ手がかりを探りに行くか」

もう一人の勇者「現在の情報量で最短距離で火口地帯へ向かうか」

もう一人の勇者「皆の体力も価値観もある。そこと相談して考えてくれ」

もう一人の勇者「駄犬は、しゃべれないからな。勇者、アマゾネス、僧侶の多数決になる」

もう一人の勇者「次の目的地を火口地帯にするか、王都跡地にするか。答えてくれ」

勇者「俺は>>166で」

アマゾネス「私は>>168

僧侶「私は>>169

1.火口地帯

2.王都跡地

ミス

勇者「俺は>>168で」

アマゾネス「私は>>169

僧侶「私は>>170

1.火口地帯

2.王都跡地

2

1

1

勇者「俺は王都跡地で」

アマゾネス「私は火口地帯」

僧侶「私は火口地帯」

もう一人の勇者「2対1で火口地帯か。という訳だが、いいか?勇者」

勇者「ああ。考えてみれば長旅になるよりいいと思う」

もう一人の勇者「では明日から火口地帯を目指そう。お休み」

翌日

もう一人の勇者「では出発だ」

勇者「ああ…」

僧侶「眠そうですね」

勇者「交代で見張りしながら寝るってしたことなかったからな」

もう一人の勇者「負担をかけて済まないが、君はこのパーティーで数少ない男手、我慢してくれ」

勇者「分かってる。同じく見張りをしてたもう一人の勇者より先に音は上げない」

3日後

火口地帯 麓

勇者「ついにここまで来たな」

アマゾネス「流石に敵の本拠地、何度も戦闘になりましたね」

僧侶「そのせいで到着が1日遅れてしまいました」

もう一人の勇者「それでも収穫はあった」

勇者「ああ。クロマクダーには覇王四天王という強力な配下がいること」

アマゾネス「その内の3体をすでに倒していたこと、ですね」

もう一人の勇者「新幹線、ゴーレム、コカトリス。いずれも難敵だった」

僧侶「そして最後の四天王がここでクロマクダーを守護しているそうですけど、見当たりませんね」

もう一人の勇者「ここはこの国で最も高い山、その麓だからな」

勇者「登っていけばいずれ辿り着くだろ。じゃあ、行くぞ」

駄犬「ワン!」

火口地帯 中腹

アマゾネス「何かいますね。もしかして…」

勇者「ああ。ここまで敵がいない中でてきた以上、あいつが最後の四天王だ」

>>176 クロマクダー配下覇王四天王の姿

黒電話

黒電話「貴様らが勇者一行か」

勇者「ああ。そういうお前は覇王四天王の一人か」

黒電話「対外的にはそうだ」

アマゾネス「何だか込み入った事情がありそうですね」

僧侶「そういうのいいんでさっさと倒しましょう。ゴーレムよりは体格小さいですし柔らかそうですよ」

黒電話「これを見てもそんな口が利けるか?」

もう一人の勇者「クロマクダーの美味しい水か。何か特殊な効能でもあるのか?」

黒電話「冥土の土産に教えてやろう。この水には飲むと>>180の効果が得られるのだ」

>>180 クロマクダー印の美味しい水の効果

頭がよくなる

黒電話「この水は飲むと頭がよくなるのだ」

勇者「何!?それは阻止…しなきゃいけないのか?」

僧侶「言ってる間に飲み干しましたよ」

もう一人の勇者「頭がよくなると言うが、その程度如何では脅威になるぞ」

黒電話「貴様らに最も有効な手段は、これだ!」

アマゾネス「キャ!」

もう一人の勇者「くっ!爆発、いや、煙幕か!?全員、背中合わせに集まれ!」

勇者「油断した!数的不利を不意打ちで埋める気か!?」

もう一人の勇者「煙が晴れる…あの男はどこに…」

僧侶「ええっと、もしかして、あそこですか?」

アマゾネス「かなり上まで行ってますね。私なら今からでも追いつけないこともないですけど」

勇者「クロマクダーと合流するつもりだったのか!急いで追うぞ!」

火口地帯 山頂付近

黒電話「ぜえっ!ぜえっ!ここまで、追って、きたか!」

勇者「散々石投げて邪魔してきたが、ここまでだ!」

黒電話「黙れ!ここが、貴様らの墓場だ!出でよ、クロマクダー!!」

もう一人の勇者「間に合わなかったか…!」

>>185 恐怖の覇王クロマクダーの姿

>>187 クロマクダーの黒電話への対応

   1.絶対服従

   2.無礼討ち

   3.自由安価

うんち

3
吸収する

勇者「マグマからうんちが!」

もう一人の勇者「あれが、恐怖の覇王クロマクダーだというのか…!?」

黒電話「クロマクダー!此奴らを粛清するのだ!」

クロマクダー「……」

黒電話「聞こえんのか!速やかに此奴らを…な!?貴様…!うご…!もご…!」

勇者「攻撃した!?」

もう一人の勇者「いや、吸収している、のか…?」

僧侶「気持ち悪いなぁ。私達何見せられてるんでしょうね」

アマゾネス「あの人の輪郭が消えた…」

僧侶「その分サイズが増してますね。うええ」

クロマクダー「アー、アー、アー…あー…」

勇者「形が…!?」

もう一人の勇者「人型に…?」

クロマクダー「あー…あえいうえおあお、マイクテスト、マイクテスト」

僧侶「あの男を取り込んで声を得たと」

クロマクダー「>>191

>>191 クロマクダーの第一声

「勇戦奮闘でもって必ずや皇国の不朽を勝ち取らん!」

クロマクダー「勇戦奮闘でもって必ずや皇国の不朽を勝ち取らん!」

僧侶「急に流暢に話し出しましたね」

勇者「皇国…どの国のことを言ってるんだ?」

クロマクダー「いざ尋常に、勝負勝負!」

もう一人の勇者「くっ!こ、これは…水?」

アマゾネス「例の頭がよくなる美味しい水ですか!?」

勇者「地面が抉れるほどの勢いで出せるのか…!」

クロマクダー「そこへ直れ!者共、斬り伏せてくれる!」

僧侶「危な!」

アマゾネス「うわっ!」

勇者「これじゃ迂闊に近づけない!」

クロマクダー「姑息なり!幾許か永らえて何とする!潔く打って出ようとは思わなんだか!」

もう一人の勇者「全員、私より後方へ!」

勇者「!分かった!」

クロマクダー「臆したか!成敗!」

もう一人の勇者「超雷撃!」

勇者「くっ!…どうなった!?」

もう一人の勇者「あ、ぐっ…!…うう…」

勇者「もう一人の勇者!?」

クロマクダー「悲しき哉、力不足なり!」

アマゾネス「水圧で押し切られるなんて…」

勇者「僧侶!」

僧侶「回復魔法!このうんこ、こっちを流しに来るんですけど!」

クロマクダー「愚弄するか!」

僧侶「やばばばば…!」

クロマクダー「投了か?辞世の句でも詠むが良い!」

勇者「お前は…!一体何なんだ!何が目的なんだ!何のためにこの国を滅ぼした!」

クロマクダー「ふむ、冥途の土産に答えてやろう」

クロマクダー「我こそは皇国の決戦兵器!皇国に異を唱える輩を討ち、皇国の不朽を勝ち取らんがために生み出された!」

もう一人の勇者「人工的に創り出されたと言うのか?」

クロマクダー「如何にも。皇国に降る栄誉を拒絶したこの国を手始めに、逆賊を粛清するのが目的よ!」

もう一人の勇者「皇国と言うのは、お前が取り込んだ男の祖国か?」

クロマクダー「然り。皇国の指導者たる彼の者に従い目的を達する手筈であった」

アマゾネス「え?じゃあ取り込んだらまずいんじゃ…」

クロマクダー「貴様らに背を向ける程度の者に、その地位はそぐわん!」

勇者「こいつ、無茶苦茶だ…!」

クロマクダー「では疑問が解けたところで、疾くと逝け!」

もう一人の勇者「くっ!こうなったら…!>>199

1.Mk101投下合図(バッドエンド)

2.勇者の武器で何とかする(長剣、電動ドリル、長ドス)

3.アマゾネスの身体能力に賭ける

4.僧侶の回復魔法でゾンビアタック

5.駄犬のまだ見ぬ可能性に託す

6.自由安価

6 自爆する

もう一人の勇者「くっ!こうなったら…!策など不要!参る!」

クロマクダー「その意気や良し!誇り高く果てて見せよ!」

もう一人の勇者「ぐっ…!うっ…ああああ!まだまだぁ!!」

アマゾネス「無茶です!一旦退いて…!」

もう一人の勇者「ぐううっ…!勇者!受け取れ!」

勇者「うわっと!…これ、例の合図の道具か?何のつもりだもう一人の勇者!!」

クロマクダー「賊軍にしては良い根性だが…これで止めだ!」

もう一人の勇者「ごふっ!!」

勇者「もう一人の勇者!!クロマクダー…!絶対に許さないぞ!!」

クロマクダー「次は貴様か。後が閊えている。さっさと来るが良い」

もう一人の勇者「…捕まえた…!」

クロマクダー「何!?」

もう一人の勇者「至近距離ならかき消せまい…!共に浴びてもらうぞ…!」

アマゾネス「まさか…!やめて下さい!!」

クロマクダー「賊軍なれど天晴れな覚悟よ」

勇者「やめろ!!もう一人の勇者―――!!!」

もう一人の勇者「極雷撃!!」

---------------

アマゾネス「そんな…」

勇者「もう一人の勇者!!」

僧侶「クロマクダーは…どこにもいませんね。どうやら倒せたみたいです」

駄犬「クウゥゥン…」

勇者「そこか!おい大丈夫か!!」

もう一人の勇者「」

勇者「あ…!…そ、僧侶!回復魔法を…!」

僧侶「無茶振りやめて下さいよ」

アマゾネス「どういうことですか!?」

僧侶「回復魔法が効くのってあくまで生きてる相手だけ、死体には効かないんですよ」

アマゾネス「まだ確認も…!」

僧侶「いやいや、それだけ黒焦げで生きてると思います?」

勇者「まずは魔法をかけろ!話はそれからだ!!」

僧侶「怖!!分かりましたから、駄目でも恨まないで下さいよ。回復魔法」

>>205 回復魔法の成否

1.成功

2.音沙汰なし

アウト

1

勇者「どうだ!?」

もう一人の勇者「けほ!クロマクダーは、どうなった…?」

僧侶「うっそ~ん…」

勇者「もう一人の勇者…!」

もう一人の勇者「もう私が女だと知っているだろう。セクハラだぞ…」

アマゾネス「もう一人の勇者さん!!良かった!本当に良かった!!」

駄犬「キャンキャンキャン!!レロレロレロ」

もう一人の勇者「うぐ…!揃いも揃って怪我人に…それより、クロマクダーは…」

僧侶「常識的に考えて下さいよ。敵前でここまではしゃぎます?」

もう一人の勇者「倒せたのか…」

僧侶「見ての通りです」

もう一人の勇者「勝ったのか…」

アマゾネス「はい!!」

もう一人の勇者「私達の力だけで…」

勇者「ああ…!核なしで、俺達の力だけで!!」

もう一人の勇者「おい…」

勇者「ん?あ…!」

アマゾネス「核ってどういうことですか!?」

僧侶「契約事項にないワードが飛んだんですけど」

駄犬「アオン?」

もう一人の勇者「…済まない、帰路で話す」

火口地帯 麓

アマゾネス「もう!!何考えてるんですか!本当に!!」

もう一人の勇者「敗北の許されない戦いなんだ。大目に見てくれ」

僧侶「いや、そんな重大事項を伏せて契約させるとか詐欺ですよ詐欺」

もう一人の勇者「そこを突かれると私も心苦しい限りだ」

勇者「まあまあ、もう一人の勇者もかなり苦しんで…」

アマゾネス「勇者さんも同罪ですよ!?」

勇者「薮蛇!?」

僧侶「知った時点で共有しないと。社会人の基本ですよ、報・連・相」

勇者「僧侶に常識を説かれた!」

勇者(その後も散々責められた)

勇者(最終的に、アマゾネスは怒りを収めてくれて、僧侶は報酬の50割増しで手を打ってくれた)

勇者(クロマクダーが消えても配下は消えないようで、帰路で何度か戦闘になった)

勇者(難なく退けながら帰国を果たし、報告のため、王都を目指す)

勇者(途中立ち寄った宿場町では軍人や負傷兵が労ってくれた)

勇者(工業の町ではアマゾネスが同僚達にもみくちゃにされてた)

勇者(後、槍使いが履歴書の束を抱えて奔走してた)

勇者(穀倉地帯でカジノに寄ろうとしたが、猛バッシングを受け敢え無く断念)

勇者(と、いった紆余曲折を経て王都へ辿り着き…)

王城 玉座の間

国王「恐怖の覇王クロマクダー、その正体が人工の兵器だったとは…」

勇者「なお、当のクロマクダー没後も配下は健在のようです」

国王「そこまで都合良くはいかぬか。まあ良い。以後増えていかないのなら対処できる」

国王「それよりも、よくぞクロマクダー討伐を果たしてくれた!」

国王「勇者、もう一人の勇者、アマゾネス、駄犬、僧侶、そなたらは我が国の誇りだ!」

国王「報酬は色をつけて渡そう。そして、勇者よ…」

勇者「はっ!」

国王「此度の代表者たるお主には、それとは別に褒美を取らせよう」

国王「して、何か希望はあるか?」

勇者「では、恐れながら…>>215

>>215 最後の安価 希望する褒美

1.褒美はすでに心の中に

2.隣国の復興事業の担当者に

3.ジムのインストラクターの資格取得の助成を

4.駄犬に義務教育を

5.僧侶へ補助魔法の返還を

6.自由安価

毎度思うが安価遠くないかい?
直下でいいと思う
というわけで>>213

勇者「では、恐れながら…俺を隣国の復興事業の担当者に」

国王「それは構わんが、当分は国内のクロマクダー配下の掃討に人員をとられる」

国王「暫くはあまり十分な助力は望めんが、良いのか?」

勇者「構いません。それでも、やりたいんです」

国王「そうか。では、お主を隣国の復興事業の担当者に任命する」

国王「存分に手腕を振るってくれ。人的援助は追って行うぞ」

勇者「はっ!ありがたき仕合せ!」

城下町

僧侶「もらうものもらったんで、はいさよなら」

勇者「予想はしてたけど、本当お前は最後まで…」

もう一人の勇者「隣国の復興事業、手伝ってはくれないのか?」

僧侶「それ本気で言ってます?私そこまで野暮じゃないので、ここらで失礼しますよ」

アマゾネス「どこか宛てはあるんですか?」

僧侶「宿場町に一旦戻りますかね。あの二人も暫くはあそこにいるでしょうし」

勇者「あの二人?」

僧侶「ふふ…軍人×負傷兵…いい…尊い…」

勇者「…深くは聞かないことにする。じゃあ、またな」

もう一人の勇者「アマゾネスはジムに戻るのか?」

アマゾネス「はい。ただ、有給が60日近く残っているので、あちこちぶらぶらしながらゆっくり戻ろうかと」

もう一人の勇者「思えばよく72日も取れたものだ」

アマゾネス「暫くはここでお土産でも見繕いながら滞在するので、用があったら声を掛けて下さい」

アマゾネス「ないとは思いますけど」

勇者「色々と、ありがとうございました」

アマゾネス「ふふっ、じゃあ、頑張って下さいね」

勇者「駄犬はどこに行った?」

もう一人の勇者「私も見ていないが…ん?」

勇者「通行人から食パンせしめてる…」

もう一人の勇者「何だかんだどこに行ってもやっていけそうだな」

駄犬「ワン!」

もう一人の勇者「そこだけは、私とは似ても似つかないな」

勇者「むしろ似てるのそこだけじゃないか?」

勇者「さて、色々準備して、また隣国に行くか」

もう一人の勇者「ああ、向こうに行っても頑張ってくれ」

勇者「他人事みたいに…」

もう一人の勇者「次期勇者の教育を中断して討伐に加わったからな。そちらに戻るのが筋だろう」

勇者「マジか!一人舞い上がって復興担当になった俺って、馬鹿そのものじゃないか!」

もう一人の勇者「突飛な褒美を願い出るな、とは聞いていて思ったよ」

勇者「うわあ!俺一人で現地入りするのか!?もう一人の勇者は来ないって冗談だろ!?」

もう一人の勇者「勿論冗談だ」

勇者「おい!」

もう一人の勇者「君が勇者に任命された時点で、彼は勇者候補から外れている」

もう一人の勇者「私が勇者として専属で教育を続ける必要はない」

勇者「驚かすなよ…」

もう一人の勇者「私の所属国だ。復興には当然、私も携わる。だがその前に立ち寄るところがある」

勇者「立ち寄るって、どこに?」

もう一人の勇者「預けていたものを返してくれ」

勇者「ああ、あれか。なら立ち寄る場所は…」

衛星観測所

所長「Mk101投下スイッチ、確かに受け取りました」

もう一人の勇者「本体共々、処分してくれ。脅威が去った今、過ぎた兵器は必要ない」

所長「分かりました。今後、あなたはどうされますか?」

もう一人の勇者「今一度帰国する。今度は、復興のために」

もう一人の勇者「待たせたな」

勇者「よし、じゃあ準備が終わり次第、隣国に向かうか」

もう一人の勇者「…勇者、君のお陰でクロマクダー討伐を果たせた。感謝している」

勇者「よせよ。ほとんどもう一人の勇者一人で倒した様なもんだろ」

もう一人の勇者「…結果的にはね。君には思考も技量も魔法の素養も、勇者としては少々物足りないからな」

勇者「う、精進します…」

もう一人の勇者「言ったな?復興の傍ら、ビシバシ鍛えていくから、そのつもりで」

勇者「あ、ああ、お手柔らかに頼む」

勇者「それと、もう一人の勇者」

もう一人の勇者「どうした?」

勇者「これからも、宜しくな」

終わり

以上で本編終了です

以下、言訳

安価が遠い件について、>>91>>166といった事故防止と他の意見も見たかったためです

不便をお掛けてしてすみません

>>199>>204辺りバッドエンド直行かと肝を冷やしましたが結果ハッピーエンドで安堵しています

感想、疑問等あればご自由にどうぞ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom