にこ「μ'sがお送りするラジオ」凛「スクールアイドル」海未「放送曲」 (57)

絵里×ことり
ことり「μ'sがお送りするラジオ!」絵里「スクールアイドル放送局」 - SSまとめ速報
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にこ「にっこにっこに~。は~い、スーパーアイドル矢澤にこに~で~す」

凛「今日はそっちのにこちゃんなんだね」

にこ「そっちって何よ!そっちって!」

凛「あはは」

にこ「ったく。余計な事言うんじゃないわよ。って言うか…あんたは大丈夫なの?」

海未「だ、大丈夫です」

にこ「もう3回目なんでしょ?いい加減慣れなさいよ」

海未「そんな事言っても」

凛「一旦CM~」

にこ「さあ、始まりました。μ'sのスクールアイドル放送局。今日は私、矢澤にこと」

凛「ど~も~星空凛です」

海未「こ、こ、こんにちは。園田海未です」

にこ「え?なんでそんなに緊張する訳?だって前回もその前も普通に喋れたんでしょ?」

海未「前回の収録から間が空いてしまってるので…」

にこ「まあ、やってるうちに慣れるでしょう」

凛「今日の組み合わせもなかなか珍しい組み合わせだよね」

にこ「そうねぇ。どう言う経緯でこの三人になったのかしら?」

凛「ん~…にこちゃんと凛と…海未ちゃんだもんね?海未ちゃんは保護者的な?」

にこ「あのねぇ、にこの方が一歳年上なんですけど」

凛「生まれた歳はでしょ?」

にこ「何よ?他になにかある訳?」

凛「落ち着きは海未ちゃんの方があるし」

にこ「それに関しては凛にだけは言われたくない」

凛「だから凛は歳下でいいもん」

にこ「いいもんって言うか実際歳下だし」

凛「うん。そうだよ」

にこ「って言うかさ」

凛「うん」

にこ「何?海未は喋らないの?」

海未「あっ、いえ。なかなか入るタイミングが…」

にこ「いっぱいあったでしょ」

海未「そうですか?」

にこ「そうよ。そもそもあんたの話をしていたんだから!」

凛「海未ちゃんはにこちゃんと違ってお喋りって訳じゃないからね」

にこ「なんで、いちいちにこを引き合いにだすのよ。まあ、確かにそうかもだけど」

海未「難しくないですか?それこそ大勢で居る時などどのタイミングで入ればいいのか。別に人見知りって訳でもないのですが」

にこ「普通に入ればいいのよ。難しい事なんて考えずに普通に」

海未「普通にと言われても」

にこ「まあ、そこら辺は性格なのかしらね」


海未「性格…」

にこ「うん。さて、番組が始まっていきなりですけど。リスナーからお便りが来てるみたいで」

凛「どんなお便りが来てるのかな?」

にこ「え~っと…なになに?穂乃果と凛とにこに勉強を教えてあげるコーナー?」

凛「穂乃果ちゃん居ないけど」

にこ「うん。まあ、いいんじゃない?私と凛が居れば」

海未「勉強を教えてあげると言うのは?」

にこ「さあ?何だろうね?」

凛「まあ、やってみれば分かるよ」

にこ「じゃあ、さっそく読むわよ?」

海未「はい」

にこ「ラジオネーム、ザンギエフ」

凛「この人結構お便りくれるよね」

海未「そうなのですか?」

にこ「ヘビーユーザーってやつかしらね?」

海未「成る程」

にこ「え~、ラジオネーム、ザンギエフ。今日はにこちゃんと凛ちゃんに学校では教えてくれない事を教えちゃおうかな」

海未「学校じゃ教えてくれない事?」

凛「学校で習う事でもいっぱいなのに」

にこ「この世界がどうやって動いてるかしってるかな?」

凛「地球の事?」

海未「多分違います。世論とかそう言う事だと」

にこ「この世界を動かしてるのはズバリフリーメイソンなんだよね」

海未「フリーメイソン?」

凛「テレビで聞いたことあるにゃ」

にこ「フリーメイソンって知ってる?フリーメイソンの事を喋るって言うのはね、まさにパンドラの箱を開けるって事なんだよね」

凛「にこちゃん少しモノマネしてるよね」

海未「モノマネ?」

にこ「パンドラの箱を開けるって事はどう言う事だか分かる?分かるよね?そう!世界の真相に迫るって事なんだよね。実際にね、この事はSiriが予言してるから。この事からも分かる様に世界はフリーメイソンが牛耳ってるの。信じるか信じないかはあなた次第です」

凛「ほら?」

海未「何がほら?なのですか」

凛「だからモノマネ」

にこ「海未が知ってる訳ないじゃない」

海未「何なのですか?」

にこ「えっと…あ~、テレビの話よ」

凛「都市伝説の人だよ」

海未「都市伝説…?」

凛「うん」

にこ「都市伝説は知ってるでしょ?」

海未「花子さんとか?」

にこ「それは怪談じゃない?」

海未「怪談と都市伝説は違うのですか?」

にこ「え~……何が違うのかと聞かれると。花子さんも都市伝説なのかな」

凛「ねえ?花子さんって?」

にこ「え?」

海未「花子さん知りませんか?」

凛「聞いた事も食べた事もないよ」

にこ「食べ物じゃないからね」

海未「花子さんってのは有名な怪談ですね。学校のトイレに現れる女の子の幽霊だと言われてますね。入り口から入って三番目の個室の前では~なこさん。あっそびましょうと唱えると現れるとか」

凛「へ~」

にこ「け?二番目のトイレでしょ?三階のトイレの二番目の個室の前で三回ノックしてからじゃないの?」

海未「いえ…私の学校では」

にこ「ふ~ん。学年が違うとこうも違うのね。凛に至っては知らないし」

海未「そうですね」

凛「でもトイレに居るのは同じなんだね」

にこ「トイレの花子さんだからね」

凛「へ~、ずっとトイレに居るのも大変だね」

にこ「まあ…幽霊だし」

凛「ふ~ん」

海未「凛の周りではどの様な怪談が流行しました?」

凛「ん~…」

海未「お岩さんとか?四谷怪談」

にこ「そんな訳ないでしょ」

凛「それはなんだっけ?」

にこ「お皿を数えて一枚…二枚…三枚…って知らない?」

海未「それはお菊さんだと…」

にこ「え?違ったっけ?」

海未「はい。混同しやすいですけどね。にこが言っていたのは番町皿屋敷のお菊さんです」

にこ「あんた詳しいわね。好きなの?」

海未「そう言う訳では」

凛「凛もお皿の話は知ってたよ!」

海未「有名な話ですもんね」

にこ「花子さんも有名だけどね」

凛「でも可哀想だよね。お皿を割っただけで…今の時代だったらドジっ子メイドで済むのに…」

にこ「いや…済まないと思うけど。仕事なんだし弁償でしょ」

海未「お皿を割ったのではなく罪をなすりつけられたと言った方が正しいですけどね」

にこ「あっ、そうなの?あんた本当に詳しいわね。ウミペディア」

海未「え?」

にこ「いや、何でもない。っと次いきましょう」

凛「凛が読むよ。ラジオネーム、青鬼さん。今日は凛ちゃんとにこちゃん、それから海未ちゃんに保健体育の勉強を教えてあげるね」

にこ「いやいい。余計なお世話よ」

海未「やめましょう、凛」

凛「え?何で?」

海未「なんでって…」

凛「三人はどうすればおっぱいが大きくなるか知ってる?」

海未「な、な、なにを…こんな…公共の電波を使って」

にこ「しっ!ちょっと静かにして」

海未「ええ?さっきまで…」

凛「おっぱいの大きさは遺伝とか関係ないから!おっぱいの遺伝鋭気は30%くらいだからね!結局女子ホルモンの分泌だから!おっぱいの成長に一番影響のある思春期に過度な運動をしたりストレスを溜めたりすると女性ホルモンの分泌の妨げになってしまうそうです」

にこ「なるほど」

凛「あ~…過度な運動かぁ。だからかぁ。凛走るの好きだからなぁ。まあ、でも凛はまだ高1だし」

にこ「何が言いたいのよ?」

凛「別に」

海未「そうです。一年生とか二年生とか関係ないでしょう?」

凛「海未ちゃんも運動大好きだもんね」

海未「だから何だと言うのですか」

凛「にこちゃんは…にこちゃんは…あはは」

にこ「何なのよ?別に運動して様がしてなかろうが事実は事実だから!運動してるから凛と海未がセーフで私はアウトとかって訳ではないし」

凛「凛何も言ってないよ」

にこ「目が言ってるのよ!!!」

凛「前向きになろうよ、にこちゃん。運動とストレスに気をつければまだ希望はあるかもしれないよ」

にこ「…確かに」

海未「もうやめましょうよ。ラジオで話す事ではないでしょう。恥ずかしい…」

凛「でもさ」

にこ「何よ?」

凛「このお便りの内容が本当だとすると…希ちゃんや絵里ちゃんはストレスがないって事になるよね?」

にこ「確かにそうなるわね。あ~羨ましいわね、ストレスがないって。あの二人能天気そうだものね~」

凛「ね~羨ましいにゃ~」

海未「絵里なんて気苦労が多いと思いますけど。絵里は常識人ですから…絵里は…」

凛「その言い方だと凛達がバカみたいじゃん」

にこ「そうよそうよ」

海未「バカなんです」

にこ「なんですってぇ?」

海未「次いきましょう」

にこ「ちょっと」

凛「ラジオネーム、ヒラカタメガネさん。音楽の勉強。三人は音楽界の革命児って言われて誰を思い浮かべる?ヴェートーベン?シューベルト?松尾芭蕉?」

海未「松尾芭蕉は絶対に違います」

にこ「詩人でしょ?私でも知ってるわよ」

凛「それともバッハ?そんな事言ってる様じゃニワカだね。じゃあ誰かって?音楽界の革命児って言えば…えっとなんて読むのかな?」

海未「どれ?」

凛「これ」

海未「ホテイです」

凛「これでホテイ…えっと、音楽界の革命児って言えば布袋だから。布袋の登場後音楽界は布袋以前、布袋以後で語られる様になったの。まじで凄いから。音楽を語るんだったら布袋を聞かなきゃダメだから」

にこ「いや…」

凛「布袋って人?布袋さん?」

海未「だと思いますが…」

にこ「人よ。人って言うかギタリスト」

凛「へ~そうなんだ」

海未「にこも意外と博識ですよね」

にこ「意外とってなによ」

凛「だってにこちゃんに知的なイメージないもんねー?」

海未「はいっ!!」

にこ「いや、そんなハキハキと…」

凛「だって~」

にこ「だってじゃないわよ。次!」

凛「次~ラジオネーム、賢い可愛いペリーメニ。凛ちゃんとにこちゃんは何カ国語喋れる?え?日本語だけ?そっかぁ。じゃあ、今日はそんな二人にロシア語を教えてあげるね」

にこ「あ~だから賢い可愛いペリーメニなのね」

凛「先ずはハラショー!これはロシア語の基本ね。大抵の事はハラショーで通じるから。後は…ペリメニとボルシチ!このれを覚えておけば食べ物には困らないからね。多分~絵里ちゃんもその三つくらいしか喋れないんじゃないかな?」

海未「そんな訳でないでしょう」

にこ「まあ、確かに絵里の口から聞いた事あるロシア語ってハラショーくらいよね」

凛「そうだっけ?」

にこ「うん。だって聞いた事ある?」

海未「前に言ってましたよ。何か…」

にこ「え~嘘よ。何て言ってたのよ?」

海未「それは…」

にこ「でしょ?実は絵里ってロシア語喋れないんじゃないのかって。ハラショーしか知らないのよ」

凛「そうなると絵里ちゃんがクウォーターって言うのも疑わしくなってきたよね」

にこ「キャラ作りでやってるんじゃないの?」

海未「にこじゃあるまいし…」

凛「でも、冗談は置いといて。一回聞いてみたいよね?にこちゃんがロシア語をスラスラ喋るところ」

にこ「にこが?」

凛「え?にこちゃんがどうかしたの?」

にこ「いや、にこがロシア語を喋る所を見てみたい~って言ったじゃない」

凛「え~凛言った?」

海未「間違えたのでしょう」

にこ「分かってるけど」

凛「じゃあスルーしてよ。まあ、良いんだけどさ。絵里ちゃんがロシア語をスラスラ喋る所を見てみたいよねって」

にこ「あ~なんか実際に見たら笑っちゃいそう」

海未「何故ですか?」

にこ「え?面白くない?絵里がロシア語をペラペラ喋ってるの」

海未「いや、そんな面白くないですよ」

にこ「え?面白いわよね?」

凛「ん~…面白いかも…」

にこ「でしょ?」

凛「うん」

海未「あなた達の考えてる事がイマイチ分かりません」

にこ「あっ、そう。海未はちょっと頭が硬いのかもね。次いきましょう」

海未「何故そうなるのですか」

凛「えっと…。ラジオネーム、ドンキホーテフラメンコ。数学を楽しむ方法知ってる?」

にこ「あるならぜひ知りたいわね」

凛「数学ってのは恋愛と一緒!数学も恋愛も結局タイミングと駆け引きだから。押してみてダメなら引いてみる。割ってみたり時には周り道も必要。恋も数学も名誉教授の俺が言うんだから間違いない。試しに俺と恋愛してみない?」

にこ「絶対に恋も数学も分かってないわよ。このリスナー」

凛「なんで?」

にこ「どう考えても適当な事言ってんじゃない」

凛「え?分かるの?もしかして…にこちゃんって数学と恋愛について詳しかったりして?」

にこ「え?そ、そりゃあ…」

凛「恋愛した事ないのにね」

にこ「勝手に決めつけないでくれない?」

凛「アイドルは恋愛禁止でしょ?どこで身につけるの?」

にこ「……映画とかドラマとか」

凛「ふ~ん。海未ちゃんは?」

海未「へ?私?」

凛「海未ちゃんはどう思うかにゃ~?」

海未「えっと…どう思うって。よく分からないです。恋愛経験…ないですから…」

凛「募集する?」

海未「はい?」

凛「テレビとかでたまにあるでしょ?恋人募集みたいなの」

海未「なんでそうなるのですか!?する訳ないでしょう!」

にこ「来なかったら悲惨だしね~」

凛「え?それはないと思うよ?海未ちゃんだし。引く手数多だと思うにゃ」

海未「そ、そんな事は」

にこ「それはそれで困るけどね」

凛「そうだね。アイドルは恋愛禁止だもんね。という事で海未ちゃんは恋人を募集しないみたいです」

海未「いちいち言わないで下さい」

凛「でも、本当に好きな人が現れたとして海未ちゃんはその時どうするの?」

海未「ま、まだこの話を続けるのですか?」

凛「え?ダメ?」

海未「ダメと言うか…分かりませんよ。想像つきませんから」

にこ「あら?意外な回答ね。海未は否定するかと思ったけど。分からないね~。ふ~ん」

海未「だって本当に分からないじゃないですか。経験ないのですから。どんな気持ちになるのかも…」


にこ「そ、そう。いつか分かる時が来るんじゃない?…曲!曲紹介いきましょう!」

凛「凛が海未ちゃんに質問したのに勝手に終わらせないで欲しいにゃ~」

にこ「いいから」

海未「はい。では、曲の紹介をします。僕らは今の中で」

海未「はい。今お聞きいただいた曲は私達μ'sで僕らは今の中ででした」

にこ「…あんたさっきから何してるのよ」

凛「えっと…こないだ希ちゃんに教えて貰った手品を披露しようと思ったんだけど」

にこ「いきなり?」

凛「希ちゃんの歌声を聴いたら急に思い出して」

にこ「ラジオ聴いてる人は何の事だか全然分からないと思うわよ?凛が何をしてるのか…」

凛「あっ、そうだよね」

にこ「え?何?天然?」

海未「ふっ、ふふ…ふふふ…」

にこ「な、何よ?」

海未「ちょっと…ふふっ…ふふふ…」

にこ「え?な、なんなのよ?」

海未「だって…ふふっ…凛が…余りにも…ふふふ…天然で…」

にこ「あっ、凛の一連の行動がツボにハマったの?」

海未「す、すいません。うふふふ」

凛「こんなに笑う海未ちゃん初めて見たにゃ」

にこ「あんた凄いわね。凛を見てこんなに笑ってるわよ?」

凛「なんか嫌だよね」

海未「ご、ごめんなさい。ふふっ。ちょっと…ふふ…すぐに治りますから。うふふふ」

にこ「全然治りそうに見えないけど」

海未「ふふっ…うふふ…」

にこ「あのさ、次のコーナー海未が主役なんだけど…出来る?」

海未「だ、大丈夫…ふふっ…」

にこ「ダメそうね」

海未「平気ですから。ふふっ…続けて下さい」

にこ「え~じゃあ、いくわよ?海未ちゃんに怒られたいのコーナー」

凛「はい。このコーナーではリスナーの皆さんが海未ちゃんに怒られたい事を妄想するコーナーです」

にこ「妄想ってね」

にこ「ラジオネーム、スピードメーター。今年の春から音ノ木坂に通う事になった俺。偶然にも許嫁の海未ちゃんと同じクラスになった俺は声を掛けようと近寄ったら。……大丈夫?読める?」

海未「はい…もう大丈夫です、すいません。えっと…もう。学校の皆んなには内緒なんだから気安く喋り掛けないで下さい!」

にこ「と二人の秘密がバレないかとソワソワしている海未ちゃんに叱られたい」

凛「だって」

海未「はあ…」

にこ「このご時世に許嫁とかってあるのかしら?」

海未「ないでしょう」

凛「でも、ちょっと憧れない?」

にこ「許嫁?」

凛「うん。最初はお互い嫌いでいがみ合ってたけど段々と…みたいな」

海未「何故いがみ合うのですか?」

凛「だって許嫁って事は親が決めたって事でしょ?お互い別に好きって訳じゃないんだよ?」

にこ「それが何かのキッカケで惹かれあってくって感じでしょ?ラブコメの黄金パターンよね」

海未「そうなのですか」

にこ「そうなのよ。次いくわよ」

凛「は~い」

にこ「ラジオネーム、ピキパラ。蝉の抜け殻を集めるのが趣味の僕が、学校の机の道具箱の中に集めた抜け殻を閉まっている所を隣の席の海未ちゃんに目撃されて」

海未「そう言うの…やめた方がいいですよ…」

にこ「と引き気味に注意されたい」

海未「意味が分かりません」

にこ「そもそも、これはどう言う設定なのよ?机の道具箱って何?小学生って事?説明足らなすぎでしょ」

海未「引き気味に注意されたいですか?本当にこのコーナー意味が分からないのですが」

にこ「でも居たわよね?机の中に物をためる男子」

凛「いたいた!凛の隣の席の子なんて消しゴムのカスを沢山集めてたよ」

にこ「あ~消しゴムのカスね~。いたいた、あんなの集めて何がしたいのかしらね?」

凛「男の子ってなんであんなに何でもかんでも集めたがるんだろうね」

海未「一説には狩猟本能がそうさせると言われてますけど」

凛「狩猟本能?」

海未「はい。男性には本能的に狩をする狩猟本能が備わっていると。その本能が男性の収集癖に関係してるとか」

凛「ふ~ん。でも、にこちゃんもアイドルグッズとか集めるの好きだよね?保存用とか観賞用とか分けてるし。にこちゃんってもしかして男の子?」

にこ「違うわよ!」

海未「まあ、あくまでそう言う説があると言うだけで。穂乃果だって良くシールを集めたりとかしてましたから一概にそうだとは言えませんよね」

にこ「あ~そう言えば穂乃果の趣味にシール集めとか書いてたわよね。あの子がシール集めてるの見た事ないけどね。って言うかさ穂乃果のプロフィールってあれ本当の事書いてあるの?」

海未「何故です?」

にこ「まあ、シール集めだって海未の言い方だと過去形なんでしょ?」

海未「まあ」

にこ「でさ、趣味の水泳とか。特技はお金を拾う事とか言ってるでしょ?一回も見た事ないんだけど。イチゴも好きとか言ってるけどどう考えても好きな食べ物はパンでしょ?あの子は」

凛「いつも食べてるもんね」

海未「ん~…私も穂乃果の考えてる事はよく分かりません」

にこ「海未で分からないんなら私達はもっと分からないわよ」

海未「まあ、本人がそう言ってるんですからそうなのでしょう」

凛「明日本人に聞いてみればいいよ」

にこ「まっ、それもそうね。そんな事より次のお便り行きましょうか」

凛「は~い。ラジオネーム、ポインズさん。海未ちゃんとファミレスで食事をしてると隣の席に偶然にも絵里ちゃんがやって来たので相席をする事にした。美人で大人っぽい絵里ちゃんについデレデレしてしまう俺を見てだんだん顔が曇っていく海未ちゃん。食事を終え絵里ちゃんと別れた後帰り道で海未ちゃんが俺に一言」

海未「絵里にデレデレしちゃって。もう知りません」

凛「と嫉妬心丸出しで怒られたい」

にこ「えっと…これは、海未と付き合ってるって設定よね?」

凛「そうだね」

海未「いつからこうなったのでしょう?」

凛「何が?」

海未「最初の頃は設定とかありませんでしたから。普通にリスナーの方から相談だったりお悩みだったりを送って頂いてそれに対して怒ると言うか…応援の意味を込めてですけど」

にこ「ふ~ん。まあ、やって行く内に変わっていったのね。よくある事よ。最初の説明でも妄想とか言ってたし」

海未「どう考えてもこちら側が誘導してますよね」

にこ「それはどうかしら?」


海未「いや、そうですよ」

にこ「まあ、いいけど。少しお便りの内容にも触れましょうか。えっと…海未と食事をしてたら絵里が来て…リスナー絵里好きね」

凛「関係ない所まで出てくるね」

海未「別に絵里も出たくて出てる訳ではないですけどね」

にこ「で?絵里にデレデレしてるのを見て海未が不機嫌になって帰り道でチクッと。どう?実際にそうなったら同じ行動をする?」

海未「ですから…わかりませんよ。経験ないのですから」

にこ「いや、想像でも出来るでしょ?好きな人が他の女の子にデレデレしてたら嫌かって聞いてんのよ」

海未「それは…まあ…」

にこ「でしょ?まあ、誰だって嫌よね。自分の好きな人が他の人にデレデレしてたらね」

凛「でも、ほら…本妻の余裕?みたいなのって」

にこ「あ~…なるほど。って言うかあんた変な事知ってるわね」

海未「どこで覚えてくるのですか?」

凛「少女漫画とか」

にこ「本当に少女漫画?昼ドラとかじゃなくて?」

凛「少女漫画だよ」

海未「凛は漫画が好きなんでしたっけ?」

凛「ん~穂乃果ちゃん家にね、少女漫画いっぱいあるから」

海未「なるほど。穂乃果の影響でしたか」

にこ「そう言えば沢山あったわね」

海未「だから直ぐにお小遣いがなくなるんですよね」

にこ「そうね。さっ、次」

凛「はい。ラジオネーム、たくてぃーたくてぃー。世界の平和を脅かす魔王軍の四天王の一人との戦闘中の俺はパーティーを救う為に敵と差し違え瀕死になった俺に海未ちゃんが一言」

海未「バカ…何をやっているんですか。世界が平和になったら…私に海を見せてくれると言ったではないですか。嘘つき…。あなはた…あなたは最低です…」

にこ「なかなか感情こもってたじゃない?」

海未「そ、そうですか?」

凛「なんか本当に泣いてるみたいだったにゃ。海未ちゃんって演劇とか向いてるかも」

海未「そ、それは無理ですよ」

にこ「まあ、いいけど。これはどう言う設定なのかしら?」

凛「多分、このリスナーさんと海未ちゃんは魔王を倒しに行くメンバーなんだよ」

にこ「って事はリスナーが勇者かしら?」

凛「でも、四天王を倒して死んじゃうんだよ?」

にこ「あっ、そっか。って事は勇者は別にいるって事ね。じゃあ、リスナーは何かしら?」

凛「僧侶とか!」

にこ「あっ!良いわね!でも、海未のセリフから察するに普段は嘘ばっかりついてるんでしょ?僧侶がそれでいいの?」

凛「不良の僧侶とか!僧侶だけど普段はチャランポランだけどやる時はやるみたいな」

にこ「なるほど~。じゃあ、海未は格闘家か何かって事で旅の途中で段々と僧侶といい感じになっていくってのは?」

凛「それだと説得力あるにゃ!で、海未ちゃんは旅に出る前は山奥の道場で暮らしていて海を見た事がなかったの。で、僧侶が冒険が終わったら海に連れて行くって約束をして」

にこ「あ~、いいわね。続きが気になる」

海未「よくそれだけ話を広げられますね。想像力豊かと言うか…」

にこ「作詞担当のあんたがそれを言う?」

海未「そうですが…」

凛「でも、この後実は生きてましたって展開がありそうだよね」

海未「僧侶が?」

凛「うん」

にこ「あ~ありそうね。ちょっと拍子抜けするパターンだけど。でも、海未と僧侶には幸せになって貰いたいわね」

凛「だよね~。それにまだ魔王との闘いが残ってるし。勇者と魔法使いと格闘家だけじゃ心許ないもんね」

にこ「どうせだったら今まで使えなかった呪文を引っさげて再登上とかいいんじゃない?」

凛「あっ!じゃあさ」

海未「あの…」

にこ「ん?何よ?」

海未「盛り上がってる所申し訳ありませんけど。そろそろ終わりです」

にこ「え?」






海未「はい。μ'sに言いたい事、聞きたい事があると言う方はスクールアイドル放送局まで。どしどしご応募ください」

にこ「さあ、ここで曲の紹介です。え~、JUDY AND MARYでLove Soul」

にこ「さ~、はい。もうお別れの時間となってしまいましたけど」

凛「なんか早くない?」

海未「いえ。むしろ押しています」

凛「ふ~ん」

にこ「え~、次回は…記念すべき10回目。そしてμ'sが担当するのは次回で最後ね」

凛「え~、終わりなの?」

海未「最後はどう言った組み合わせなのでしょう?」

にこ「絵里と穂乃果ですって。なんかあの二人多くない?にこなんて二回しかやってないんですけど」

凛「そうだね~」

にこ「いや、あんたも結構やってるけど。意外なのは希とことりがそんなにやってないのよね」

海未「そうですか?」

にこ「あの二人も2回ずつでしょ?あと、真姫もか…。まあ、でもメインをあの二人がやるってだけで最後だし私達もちょっとだけ顔出したりなんて事もね。なくはないと思うから」

海未「そんな勝手に…」

凛「ねえ?もう時間だって」


にこ「え?え~、という事でお別れの時間です。パーソナリティを務めさせていただきました。にっこにっこに~、矢澤にこと」

凛「にゃーんにゃーんにゃーん。星空凛と」

海未「園田海未でお送りしました」

にこ「え?」

凛「え?」

海未「何ですか?」

にこ「いや、ノリ悪」

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