魔術師と少女(名前だけ安価) (7)
魔法使いとは魔術士が頂点に立つ者の事であり、過去と現在を含めそう呼ばれた者は世界に10人しか居ない。
魔法使いと呼ばれるには条件が二つほどある。
一つ目は詠唱や魔法陣用いず、呪文を唱える、又は唱えなくても魔術を行使できるようになる事。
二つ目はその者だけ固有の魔術…魔法を生み出す事。
この二つのことが出来る魔法使いの力は一人で国を滅ぼせるほどだ。
包帯男「腹減った…誰かお金か食べ物を恵んでください…恵んでくれたら恩返しします」
身体中に包帯を巻いた男が『魔術士です、力になるので恵んで下さい』と書いた板を頭につけてる姿は奇妙で滑稽だ。
普段なら気にもかけないが魔術士という文字で少女はこの男に興味を持った。
少女「貴方…私の為に働いてくれませんか?」
今は少しでも力が必要だ。
こんな大怪我していても魔術士は魔術士だ、何かの役には立つだろう。
包帯男「…報酬次第でなんでもやりますよ」
少女「そう…なら、まず私の屋敷に来なさい、お腹減ってるのでしょう?」
包帯男「お嬢さん…ありがとうお腹空きすぎてヤバかったんですよ」
男は頭につけた板を放り投げ私について来た。
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登場人物の名前だけ安価とります
少女の名前安価下1
包帯男「でかい家ですね…もしかしてお嬢さんってお金持ち?」
ナリア「そうよ…食事を用意するので食卓であちらの部屋で待ってなさい」
包帯男「了解です」
男は部屋でおとなしく座っている。
執事「お嬢様…あの様な輩まで雇わなくても良かったのでは?既に妹を守る為に二十名の魔術師を雇っておりませんか?」
まあ、執事の言う通りだ。
あの男に強さは感じられない。
ただ、今は猫の手も借りたい状況だ。
強さは感じられなくても魔術師であるならばただの兵士よりは役に立つ。
ナリア「分かっているわ…ただ私達がこれから相手にするのは魔法使いと呼ばれる存在よ…戦力は多いに越したことはないわ」
メイド「食事をお持ちしました…お嬢様から伝言です、仕事の話は食事が済んでからとの事です」
包帯男「分かったありがとう!いただきます!」
包帯男「美味い!なんの肉だろ!ミミズモグラと同じぐらい美味い!」
妹「汚い食べ方ですね…ミイラ男さんミミズモグラってなんですか?」
包帯男「ん?子供」
妹の名前も安価とります
安価下1
1
ナリサ「子供じゃないわ!私の名前はナリサっていうの!」
包帯男「ふーん?ほうか…モグモグ…ヤルサ…て言うのか…ゴクンッ!」
ナリサ「ナ・リ・サ・!」
包帯男「ナリサね…ごめんごめん」
ナリサ「フン!みっともない…大人の癖にお行儀が悪いわ!食べてから話しなさいよ…」
包帯男「ハハ!すまないな!3日ぶりの食事でね…マナーとかどうでもいいんだ」
包帯男「それでミミズモグラって言うのはミミズみたいに胴が細長くて手足の無いモグラだ」
ナリサ「何ですかそれ?絶対食べたくないわ」
ナリサ「ゴホン!貴方…お姉様に仕事をもらいに来たのでしょう?」
包帯男「じゃあ…君は、あのお嬢さんの妹さんか?」
ナリサ「そうですよ、それよりも貴方そんな大怪我してるのに働けるのですか?」
包帯男「大怪我?ああ…コレは…」
ナリア「ナリサ…下がりなさい今から大事な話があるの」
ナリサ「えー!」
ナリア「…下がりなさい」
ナリサ「むーわかりました…姉様」
包帯男「妹さんも居なくなったし…俺の仕事を教えてほしいな?」
ナリア「そうね…貴方に頼みたい仕事はナリサを狙う変態ロリコン魔法使いから守ってもらうことよ」
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