夢野『……MPがもう切れそうじゃ。 転子、あとは任せた』

茶柱『任されました！！』

パッ

赤松「やっと青になったね」

最原「行こっか」

茶柱『！！ よく見たら……男死が一人！！』

夢野『！！ 待つんじゃ転子！！』

茶柱『男死！！』

ドゴォン！！

最原「ぐはっ！！？」

赤松「最原くん！！？」

アンジー『ありゃりゃ、またやっちゃったね転子ー』

赤松「大丈夫！！？」

最原「見えない何かに……吹っ飛ばされた気がする……」

夢野『転子……お主の悪いクセじゃ』

茶柱『す、すみません！！ つい……』

夢野『それじゃうちのやってる事と変わらんぞ』

アンジー『そうだー！！ 神ったアイデア思いついたー！！』

夢野『なんじゃアンジー』

アンジー『秘密子と転子の役割を変えればいいんだよー！！』

アンジー『そうすればー転子は通る男子を吹き飛ばさなくていいしー、秘密子も何もしなくていいしねー』

夢野『確かに……いちいち魔法を使うのはめんどいからの』

アンジー『神ってるでしょー！！』

茶柱『成る程……では色を変えないといけませんね』

夢野『どうやって変えるんじゃ……？』

アンジー『アンジーにおまかせー！！』

数分後

アンジー『どうだー！！ あっという間に転子が赤で秘密子が青だぞー！！』

茶柱『ありがとうございますアンジーさん！！』

夢野『流石信号界の美術部員じゃな……』

アンジー『すごいのはアンジーじゃなくて神さまだよー！！』














東条「あの信号……変じゃないかしら？」

星「青が右に、赤が左にあるな……」

夢野『うむ、これはいいのう。 楽できるわい』

アンジー『転子ー。 赤なのに渡ろうとしてるよー』

茶柱『男死！！』ブン！！

百田「ぐほっ！？」

夢野『んあー……これは正当防衛というやつじゃの』

入間「お前らちゃんと仕事してるか……ってなんで赤と青が色逆になってんだよ！！？」

アンジー『おー博士ー。 神ってるでしょー』

入間「神ってねーよ！！ 元に戻せ！！」

王馬「あ、入間ちゃん」

入間「げっ、王馬！！」

茶柱『またまた男死！！』

王馬「またエア友達と喋ってんのー？」

夢野『ウチらの声は博士にしか聞こえんかったの……』

王馬「そういえばこの信号機って入間ちゃんが作ったんだっけ」

入間「ったりめーだろ！！ こんなの作れるのはオレ様以外にはいねー！！」

王馬「あー成る程ね、道理で……」

王馬「あの青信号がアジみたいな間抜けな雰囲気なわけだ！！」

夢野『んあー！！ アジとはなんじゃー！！』

茶柱『夢野さんをアジ呼ばわりなんて……許せません！！』

入間「それでオレ様に何か用かよ？ おっぱいでも見にきたのか？」

王馬「ゴン太をさー……抑える機械を瞬時に作ってくれない？」

入間「は？」

ゴン太「王馬くん……どうしてアリさんを踏みつぶしたの……？」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

入間「！！！？」

王馬「しくじっちゃって。 聞く耳持たないからさー」

入間「ば、馬鹿野郎！！ 素材がなけりゃ何も作れねーっつーの！！」

ゴン太「絶対に……許さない！！」ブン！！

王馬「危な！！」ヒョイ！！

ガン！！

茶柱『いっ！！』

夢野『んあっ！！？』

アンジー『ありゃ！！』

入間「やべえ、王馬がかわした所為でゴン太のパンチが信号に！！」

ゴゴゴ……

入間「信号がブッ倒れるぞ！！」

真宮寺（クックックッ……友達百人までもう少しだヨ）スタスタ……

ゴゴゴ……

真宮寺（ん？ 何かが倒れて……）

ドカーーーーーーーン！！！

真宮寺「ぐあああああああああ！！！」

入間「やべえ！！ 人が下敷きに！！」

王馬「……あれ？ この人どこかで……」

天海「見つけたっすよ連続殺人犯。 逮捕っす」カチャッ