草薙京「奉仕部?別に興味ねーな、勝手にやってろ」 (185)
KOFの草薙京が八幡の代わりに奉仕部に入ってしまうSSです。
一応このSSの京は彼女いない設定で
庵もちょこちょこ出てきますが
基本京以外は殆ど俺ガイルキャラ主体の話になります。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436285181
ユキ「は?(威圧)」
平塚「草薙、お前留年何度目だ…」
京「こちとら留年したくてしてるわけじゃないんでね」
平塚「君の家の事情は親御さんから聞いている、格闘技の大会と言うのもな」
京「俺自身も何時までも留年して腐り続けるつもりはないぜ」
平塚「雪ノ下も一応は君の事を心配してるんだたぞ?」
京「陽乃がか?あいつが他人を心配だなんて笑える話だ」
平塚「あいつに対してそんな態度を取れるのは君だけだったからな、一応は心を開いてるんじゃないのか?」
京「どうでもいい、それより平塚、そんな世間話をするために俺を呼んだわけじゃないだろ?俺も暇じゃない」
平塚「呼び捨てすな!」ブオン!
パシ
京「隙だらけだな、そんなパンチじゃ蚊も殺せないぜ?」
平塚「雪ノ下といいお前といい…はぁ、まあいい、本題に入ろう」
平塚「部活に入れ草薙」
京「は?部活?なんでまた…」
平塚「君はそろそろ本気で退学になりそうなの解ってるな?」
京「別になったらなったでしゃーねーだろ。通信の高校でも入るよ。未練も何もねーサヨナラってな」
平塚「君がそう言うだろうからと君の父親に頼まれてなんだ…」
京「親父が?ったく…で、俺が部活に入るのと退学と、何か関係でもあるのか?」
平塚「君の父親とここの校長は知り合いらしく、なんとしてでも君を卒業させろとのことだ」
京「回りくどいな。用件は早めにしてくれ」
平塚「まあ単純に言うとだな、部活に入部すれば進級は多めに見て卒業させてくれるそうだ」
京「ほお…幽霊部員でもいいなら…」
平塚「週一でもいい、活動するのが条件だ」
京「ったく…何の部活だ…?」
平塚「まあついて来ると良い」
京「やれやれ、ずいぶんと勿体つけるな…」
部室前
平塚「入るぞ!」ガラガラ
雪乃「先生、ノックをしてください」
平塚「まあ固い事を言うな、新しい部員を連れてきたぞ」
雪乃「部員?」
京「おい、部活って何なんだ?部員っつったってそこに女子が一人居るだけだろ」
平塚「まあ詳しい事は彼女に聞いてくれ、それじゃあな!」ガラガラ
京「チッ、いっつも都合の悪い事を押し付けやがる…」
雪乃「貴方、一体何が目的でこの部活へ?ずいぶんと野蛮な目をしているのね」
京「野蛮な目は余計だ、相手の身体的特徴を悪く言うのは良くないぜ?それより何の部活なんだここは」
雪乃「その前に名を名乗ったらどうかしら?互いに自己紹介も無しに語りだすのもあれだと思うのだけれど?」
京「草薙京、総武高校2年だ」
雪乃「あら、驚きね、私より年上だと思ってたは老け薙君」
京「悪かったな、実際お前より年上だよ俺は」
雪乃「留年かしら?」
京「当たりだ」
雪乃「ださ」ぼそ
京「何とでも言え、と言うか名乗ったんだ、お前も自己紹介くらいしろ」
雪乃「そのお前って言うのやめてくれるかしら、私には雪ノ下雪乃って名前があるの」
京「雪ノ下…?まさかお前、陽乃の姉妹か親戚か?」
雪乃「!?」
雪乃「姉を…知っているの?」
京「まあな、一応同級生だった事もあった」
雪乃「そ、そうですか、先輩だったんですね失礼しました」
京「今更ながら言うな、しかも敬意を表する態度じゃねーだろ!タメ口でいい」
雪乃「あらそう、なら遠慮なく。で、姉とは知り合いか何かだったのかしら?」
京「まあな、班も一緒で何かと俺に絡んできて鬱陶しかったよ、別に嫌いじゃなかったがな。っと悪い、妹の前でこんな事言うもんじゃなかったな」
雪乃「いいえ、かまわないわ…そう、仲が良かったのね、貴方は姉と」
京「今でもたまに鬱陶しいメールが来る、お前からも言ってやってくれ、俺は忙しいからお前に構ってる暇なんてないってな」
雪乃「あら、留年を何年も繰り返すような男が忙しいだなんて良く言えたものね」
京「別にお前が知る必要の無い事だ、勝手に想像でもしてろ」
雪乃「本当にうざそうな態度で私をあしらおうとするのやめなさい。割と傷つくわ」
京「はぁ、どうでもいいけど早くどんな部活か説明してくれ、こんな所でぼーっとしてると体が鈍っちまう」
雪乃「奉仕部」
京「は?」
雪乃「この部活の名前よ。困った人たちの依頼を受けてその手助けをする、もちろん全て助けるわけじゃないわ、あくまで依頼主の自立のための補助をするため」
京「他人に無償で奉仕するだぁ?虫唾が走るような行為だな、見返りも無しに馬鹿馬鹿しい」
雪乃「貴方ね…」
京「そんなの市がやってるボランティアでもしてればいいだろ、弱者に手を伸ばすっていうけどな弱者全てが善人なんてかぎらねぇ、お前はもちろん感謝されずに非難される覚悟があって部長やってるんだよな?」
雪乃「」
京「ほれ見ろ、さしずめ『私が奉仕してるんだから感謝されて当たり前』みたいな固定された志向で構えてたんだろ、世の中舐めすぎだ」
雪乃「」グス
京「お、おい泣くなよ、悪い言い過ぎた」
雪乃「まさか初対面の留年男に泣かされるなんて思わなかったわよ…」グシグシ
京「お前の発言も割りとグサグサ来るものがあるから少しは気をつけろよ」
雪乃「わ、わかったわよ…」
結衣「やっはろー!」ガラガラ
京「ん…今度はなんだ…さっそく依頼か何かか…」
結衣「あれ、ナギ君がなんでここに居るの?」
京「平塚達の陰謀で無理やりここの部活に入れられたんだよって由比ヶ浜か」
結衣「そうだよ!ナギ君ってたまにしか学校こないから覚えてるの私や隼人君くらいなんだから」
京「別に覚えてくれなんて頼んでねーよ、勝手に言ってろ」
結衣「相変わらずぶっきらぼうなんだから…」
雪乃「で、依頼は何かしら?」
結衣「うんとね、クッキーの作り方を教えて欲しいんだ」
京「ネットか本でも見ろ、依頼するより楽だろ」
雪乃「たしかに…ってそうじゃないわ草薙君、依頼はまじめに聞きなさい」
結衣「そうだよ!どうしてもクッキーを渡したい人が居て、お願いしたいんだ!」
京「デパートに行きゃ美味いのいくらでも売ってんだろ」
雪乃「それもそうね…じゃなくて、相手の依頼を無碍に出来ないわ草薙君」
京「ったく、しょーがねーな、でも俺はクッキーなんて甘ったるいもん作れねーぞ?」
雪乃「私が教えるわ、貴方と由比ヶ浜さんは味見係、いいわね?」
家庭科室
あっという間に美味しいクッキーを作り上げる雪乃
結衣「雪ノ下さんってすごいねあたし才能ないから中々美味しいクッキー作れなくて」
雪乃「努力もしないで才能がないと決め付けてあきらめるのは良くないわ、全力であがいてから言いなさいその台詞」
結衣「雪ノ下さんかっこいい…」
京「あーめんどくせー帰りてー」
雪乃「駄目よ、貴方本当に帰ってしまいそうだから最後まで由比ヶ浜さんの味見役をなさい」
京「ったく…しょーがねーな」ボリボリ
京「ん、だいぶ良くくなったじゃねーか、普通に美味いぞ」
結衣「ほ、本当?」
京「ああ、美味いよ、クッキーなんぞ普段は食わない俺が言うんだから間違いないだろう」
雪乃「だそうよ?私の言ったとおりでしょ?」
結衣「う、うん!ありがとう!ゆきのん!」ダキィ
雪乃「ゆ、ゆきのん…?それにいきなり抱きつかれても困るのだけれど」
結衣「だってだって!こんなにも親切に教えてくれて…私凄く嬉しいよ!」
雪乃「そ、そう…それは良かったわ…ね?草薙君…って」
廊下
京「ったく…ままごとに付き合ってられるか…真吾と組み手してたほうがまだマシってもんだぜ」
??「ひぃぃぃぃ!」
ドン
京「なんだ…いきなり人にぶつかって…前ちゃんと見て歩け」
戸部「あれ…たしか君って同じクラスの草薙くんじゃない?」
京「お前はたしか同じクラスに居た戸部だっけか?なんだ?」
戸部「なんかさ、屋上でサッカー部の生徒とボクシング部の生徒が決闘するとかでやばい雰囲気なんだわ~!
京「ほう?面白そうじゃねーか」
戸部「面白そうって…そりゃないっしょ…俺もサッカー部だし今から隼人君と二人で喧嘩止めに行くわ!」タッタッタッ
京「ガキの喧嘩か、見に行ってみるか…」
結衣「ナギ君てば!こっちでゆきのんと一緒にクッキー食べようよー!って走って行っちゃった」
雪乃「本当しょうがないわねあの男…」
結衣「出もなんか騒がしそうだったし私たちも行ってみようよ!」
雪乃「あ…もう、仕方がないわね…」
屋上
サッカー部員「げほげほ…」
ボクシング部員「おいもう終わりかよ…俺に喧嘩売っといてこんなんで済むわけねーよな…?」
葉山「おいそろそろ止せ!満足だろう!」
戸部「ビクビク…」
ボクシング部員「せーよ!こいつが俺にガン飛ばして喧嘩売ったのがいけねぇんだよ!ボコボコにしねーときがすまねぇ!」
ドン!
葉山「ぐっ!」
三浦「隼人…大丈夫…!」ダキ
葉山「優美子…すまない」
三浦「あいつ、中学の時かなりの悪で有名でさ、勉強も出来るし運動もできるしでなんだかんだでこの学校受かったんだけど…」
戸部「噂で聞いたことあるわー、暴走族とかヤクザに知り合い居るって~」
京「笑えるな、すぐにそうやって知り合いにヤクザが居るだのなんだの、自分自身大したことが無いからそうやって外部の奴に頼ろうとする」
葉山「君は…たしか同じクラスの草薙君…辞めるんだ…今の彼は頭に血が上ってて何をするか…!」
京「だったらそこで寝てろよ坊や」
葉山「ぼ…坊や…」
京「おいデクの坊サッカー部員が伸びてるんだ、その辺にしとけ、人殺しになるぞそのままだと」
ボクシング部員「あ?てめぇ何調子こいてんだ?てめぇもしばくぞこら…?」
京「凄みゃびびると思ってんのか?将来有望なチンピラになりそうだなおい」
結衣「あわわわわわ…なんか凄い事になってる…」
雪乃「先生を呼ぶべきね…というかなんであんな事に首を突っ込んでるのよあの男は…」
ボクシング部員「もうこいつぶっ[ピーーー]!」ブオン
京「おっと」ヒョイ
ボクシング部員「てめぇそこを動くんじゃねー!」ブオン
京「あっそ」パシ
ボクシング部員「野郎…俺の手をつかみやがったな…離しやがれ!」
京「へっ、お前じゃ修行にもならんが…たまにはこう言う戦いもいいかもな…」ニヤ…
ボクシング部員「な…なんだ…熱い…あちちちち!?なんだ!?」
???「アッパッパー!」
???「アッパッパー!」
戸部「なんかあのボクシング野郎…燃えてない?」
葉山「あ、ああ…」
京「加減してやるからさ、食らえ!」
百拾四式・荒咬み
ボクシング部員「ぎゃあ!」バタン
結衣「ねねねねねえ…今さ…ナギ君の手から炎が…」
雪乃「」
ボクシング部員「こ…●される…ひぃぃぃぃ!」フラフラ
京「おいおい、もう怖気づいたのかよ、かなり弱めに技を加減したんだがな…」
雪乃「あ…貴方何者なの…?」
京「なっ?燃えたろ」ボッ(手のひら炎
結衣(ナギ君がかっこいい////)
三浦「ぽかーん」
葉山「ぽかーん」
戸部「ぽかーん」
京「それより早くこいつを保健室につれてって手当てでもしてやれ」
葉山「あ、ああすまない草薙君、それにしても凄いね、手品かいそれ」
京「我が家に伝わる伝統を手品なんかと一緒にするんじゃない、そんな事より喧嘩なれしてないお前がボクシングやってる奴に挑むなんてやめとけ」
葉山「そうは行かないよ、俺の部活に居る大事な仲間なんだ、見捨てれるわけないだろう?」
京「二人一緒に怪我して回りに迷惑かけるのがお前の友情か、ガキだなお前」
葉山「なんだと…?」京の胸倉を掴み睨む葉山
京「…」スッ(足がけ
葉山「ぐわっ!」
すっ転ぶ葉山
京「ねんねして頭冷やしてろ、坊や」コツコツ…
結衣「ま、まってよナギ君!」タッタッタッ
雪乃(不覚にもカッコイイと思ってしまったわ…//)
今日はここまでで、また次回もよろしくお願いします
おつ
しかし、何歳差だ
>>21
一応設定としてはるのんと同い年って事にしてます。
もうちょこっとだけ
京「そう言えばあいつに言われた事あったっけ」
過去にて
陽乃「京君~京は私と一緒に帰ろっか?」ダキ
京「鬱陶しい、面倒だから一人で帰れ」ブオン(陽乃の腕を振り払う
陽乃「もうつれないんだから京君はー、でもそんな京君私は好きよ?」ジトー
京「俺は別に好きじゃあない」
陽乃「あーまーた振られちゃったー」
京「とか言いいながらついて来てるんじゃねーか…」
陽乃「ねえ、少しお茶してかない?」
京「お茶するまで俺を付回そうとするって魂胆だろうに」
陽乃「わかってるなら、ね?」
喫茶店
陽乃「ねえ京君ってさ、本物って何だと思う?」
京「はぁ、今度はなんだ」
陽乃「まーたそーやって面倒くさそうな顔するー」
京「お前の話は一つ一つが面倒なんだよ、もう少し解りやすく話すよう努力しろ」
陽乃「いえね、人との繋がりの事、友情とか恋愛とか出会いとか…嘘偽りだらけの世界で成り立ってるわけでしょ?」
京「俺から見りゃお前が一番胡散臭いがな…」
陽乃「うるさいわねぇ、最後まで聞きなさい。そんな世界で本物なんてあるのかなって」
京「俺はどうでもいいそんなもん。本物なんて人それぞれに五万とある、自分で本物だと思ったものが本物だ、難しいようで単純だそんなもん」
陽乃「たとえソレが得たいの知れない汚れ切ったものでも」
京「周りの目を気にして考えを変えるならそりゃ本物でもなんでもないだろ、汚れてようとなんだろうと自分の中で本物を見つけたんならそれを受け入れるのが本物の覚悟なんじゃねーの?」
陽乃「…!」
京「つまらん事ばかり考えてないでもっと遊び心を持て」
陽乃「つまらない事か…くす…あははは!」
京「今度は何だよ笑い出して…気味が悪い…」
陽乃「ごめんごめん、でも君の言うとおりなのかもなって…だって京君と居るとそんな事言ってる自分が馬鹿らしくなるから」
京「お前絶対褒めてないだろそれ」
陽乃「当然でしょ?私を誰だとおもってるのよ?」
京「胡散臭い同級生」
陽乃「もう、私にここまでそんな傷つくような意見を言えるのは京君だけよ?」
京「ま、良いんじゃねーの、もてはやされるだけの人生なんてのもあれだ、いい刺激だろうよ?」
陽乃「まーね、ねえ、京君さ、妹といつか知り合うような切欠があったら、助けてあげてほしいな」
京「なんだよそりゃ、また俺に面倒ごとを押し付ける気か」
陽乃「ちょいと面倒な妹が居るのよ」
京「妹にとっちゃお前もきっとそれなんだろうよ」
………
……
…
京「そんな話を昔したなそう言えば…」
おまけ終わり
今度こそ寝ます
それでは
乙
Kofとは珍しい
学校には八幡自体いないんですか?
>>29
八幡の変わりに京が存在する感じです
でも小町は家族としていますww
炎を出せたりする草薙家という設定でww
草薙家
京「ただいま、今帰ったぞ」
小町「お兄ちゃんお帰り~今日は小町にする~?それとも小町にする~?」
京「全部いらん。風呂に入ってくるわ、運動したしな」小町をデコピン
小町「痛ったぁい…!ひょっとしてまた喧嘩してきちゃったの?」
京「いや?今日は喧嘩の仲裁ってところか?」
小町「そんな事いってまたドサクサにまぎれて炎使ったりしたんでしょ~?燃えたろ?とかいって…あ、今の小町的にポイント高い?」
京「ま、いいだろ、おかげで喧嘩は収まったんだしな」
小町「そうそう、私もね、今日町でナンパされたんだけど追い払ったんだよ?初めて百式鬼焼きが成功したの!」
京「マジかよ、つーか加減したんだろうな?」
小町「上半身素っ裸になって泣きながらどこかに行っちゃったんだ、でも怪我は焼けど程度だったとおもうよ?」
京「はあ、末恐ろしい奴だまったく…」
KOF京では大阪だった
小町「そうそう、それと今日庵さんと会ったよ!」
京「庵だと…?おい、何かされなかったか?」
小町「ううん、一緒に迷子の猫の飼い主を探してくれたんだよ」
京「おいおい笑える冗談だな、庵じゃねーだろそんなの」
小町「お兄ちゃんは庵さんの事悪い風に見すぎだよ?あー見えて優しいんだから…」
京「そりゃ会うたびに[ピーーー][ピーーー]言われて襲い掛かられればそーもみえるっつーの」
小町「庵さんとはいつか仲直りしたほうがいいよ~?」
京「まあ無理だとは思うがな」
小町「まあそれはいいとして、学校どうだった?」
京「ああ、なんか部活に入れられたぜ?奉仕部だったかな、まあ明日からさっそく幽霊部員のつもりだがな」
小町「ええ?部活入ったってことは知り合いできたんでしょう?」
京「知り合い?ああ、一応女子二人が部員にいるけどな、なんとも」
小町「も~お兄ちゃんて留年しまくりの癖してやたら社交性あったり顔が良かったりで持てるんだから…いっその事彼女でも作ったら?」
>>38
KOF京のようなノリのSSなのがばれてる…?
先週プレイしましたww実はww
京「どっちも年下のガキだ、興味ねーな、それにもう一人は陽乃の妹だぞ、ごめんだね」
小町「え!?陽乃さんの妹さんもいるんだ!意外だねー!でもさ」
京「なんだ?」
小町「正直留年しまくりとはいえ自慢のお兄ちゃんだし…彼女ができても…相手してほしいなって」
京「なんだよいきなり。俺に恋人が出来ようと出来まいとお前に対してはいつも通りだ」
小町「えへへ、小町は中々兄ばなれできないやつなので…最終決戦奥義・無式をお兄ちゃんから教わるまでは兄離れできないからね!」
京「まだ早すぎるよお前には、まあいい風呂いってくるわ」
小町「あいよ~!」
そして後日奉仕部にて
真吾「へえ、ここが草薙さんの部活っすか!」
京「なんでお前がここに居る…」
雪乃「誰かしら彼は…?」
真吾「はい!はじめまして!雪ノ下先輩!俺は草薙さんの武術の一番弟子で総武高校1年生の矢吹真吾って言います!」
雪乃「はじめまして、貴方は礼儀がしっかりしてるのね、そこの生意気な男と違って」
京「お前に言われたくねーっての、つーか誰から聞いた?」
真吾「あ、葉山先輩っす」
京「あの坊やか…」
雪乃「あのね、草薙君、貴方は一応奉仕部の一員なのだから、行動はわきまえて頂戴」
京「やだね、俺は誰の指図もうけねーよ。自分で考えて行動しただけだ…っとほれ」
パシ
雪乃「何よこれ…」
京「昨日美味いクッキーを試食させてくれたお礼だ」
雪乃「猫の…キーホルダー?」
京「お前ってなんとなく小動物好きそうなイメージしてるからな、嫌なら捨ててくれてかまわねーよ」
雪乃「…一応貰っておくわ…ありがとう///」
結衣「」
京「それと由比ヶ浜…って言いたいけどよ、苗字が長くて言いづらい、名前で呼んでもいいか?クラスメートだし」
結衣「え、あ…う、うん、私だってナギ君あだ名で呼んじゃってるし…」
京「お前も良く頑張って美味いクッキー作ったな、ほれ、これやるよ」
結衣「あ…犬の人形…///」
京「あの犬、元気か…?」耳元で
結衣「!?」
京「本当はお前、俺の炎見たの二度目だろ…?」
結衣「そ…それは…」
回想シーン
結衣「あ・・・まってサブレ!」
結衣が散歩させているペットの犬であるサブレが道路に飛び出してしまう
ピーーーーー!
突如高級車がサブレを弾きそうになる
その時
「波ぁぁぁぁぁぁ、くらいやがれーーー!」
高級車は炎と一緒に吹き飛ばされ
「ほら、犬は無事だぜ」
美青年は犬を結衣に渡した
結衣「あ、ありがとうございます!///」
高級車内
雪乃「ぴくぴく…」
運転手「ぴくぴく…」
回想シーン終了
結衣「ナギ君…その…大事にするねこれ///」
京「気にすんな、それより精進しろよ、料理」
結衣「当然だし!」
雪乃「こほん…!私だって、手解きをしたのだから、もっと感謝されてもいいのだけれど…」
京「ん?ああ、雪ノ下にも同じくらい感謝してるっつーの」
雪乃「そ…そう、なら…名前で呼ぶくらいしてくれても良いんじゃないかしら?」
京「そう言えば陽乃と区別つけなきゃいけないしな…じゃあ遠慮なく、サンキューな、雪乃」
雪乃「ん」ガッツポーズ
真吾「あの、俺居づらいんすけど」
雪乃「あら雑用吹君、あなたは今日から奉仕部の雑用係よ、草薙君の弟子と言うのなら当然我が部の役にたってくれるのよね」
真吾「は、はい!当然ですよ!でもその、地味にディスられてる気がするの俺だけ?」
結衣「ねえナギ君、あだ名ナギりんにしていい?」
京「はぁ…」
………
……
…
小町「あれ、郵便だ…ってお兄ちゃんあて…」
小町「キングオブファイターズの…招待状だ…進級が掛かってるからキャンセルと」
庵「」
次回へ続く
葉山「もう一度だ!」
京「はぁ…やめとけ、火傷して数週間入院しちまうぞ?」
葉山「それでも俺は…君に少しでも」
京「ああ、青臭い青春してるな。ぶっちゃけてお前は弱い、俺に勝てる見込みなんてない、あきらめろ」
葉山「あきらめて…たまるかあああああ!」
ガバァ
葉山「っ…夢か…はは、惨敗だったな」
三浦「あんた…隼人をこんな目にあわせて…ただで済むと…」
京「あ?半端な覚悟で人様の勝負に土足で踏み込んだんだ、この程度で済んだことをありがたく思うんだな」
三浦「っ…!」ビク
結衣「まってよ…ナギ君!」
雪乃「もう…」
部室
京「結局結衣と真吾の奴に連れられてここへ来ちまったな…」
結衣「だってナギりん声掛けないと絶対来ないと思ったもん!」
真吾「だいじょうぶですよ由比ヶ浜先輩!草薙さんは責任持ってこの俺が連れてきますから!」
京「おいおい、俺はお前らの親かっつーの…」
雪乃「まったく、貴方の手の込んだ手品ショーのおかげでとんだ人気者になったわね厨二薙君」
京「だから手品じゃねーっつってんだろ、信じられねーなら陽乃にでも聞け」
雪乃「姉さんに…聞くほどのことでもないわ…」
京「あっそう、じゃあ一生手品とでも思っとけ」
真吾「草薙流古武術っすよ。草薙さんの家は代々炎を扱える家系で」
京「真吾、くだらんおしゃべりは止せ、こいつらに信じて貰う事に興味なんてない」
結衣「ねえねえ、ナギりん…もう一回炎見せて?」きらきら
京「はぁ…お前まで何を…」
雪乃「こほん…何も信じないなんて言ってはないのだけれど?」きらきら
京「俺は花火師でもましてや手品師でもない、断る。真吾、お前からも…」
真吾「草薙さん!ぜひぜひ!俺も何度だってみたいですもん!」
京「はぁ…」
サッ…ボッ!
京「な?燃えたろ?」
真吾「おおおおやっぱかっけええええ!」
結衣「やっぱりサブレを助けてくれた時の炎…本物だったんだね…!」
京「もういいだろ?武術以外の目的じゃあまり炎は使いたくない」
雪乃「本当にどうなってるのかしら、貴方、地球外生命体か何かかしら?」
京「そこの減らず口もいい加減にしろっつーの」
雪乃「ふふ、冗談よ」
京「お前ら姉妹はそろって一言余計なんだよ、女の子らしい結衣をもう少し見習え」
結衣「え!?私が女らしい?!////」バンバン!
真吾「由比ヶ浜先輩!痛いっす!!!」
雪乃「あ、姉と一緒にしないで頂戴!わ・・・私は///」
京「まぁ…しっかりしてるようでからっぽの陽乃と違ってお前はちゃんと個性があるけどよ」
雪乃「姉さんがからっぽって…そこまで姉さんに意見できるなんてどんな関係だったのよ」
京「最初は物凄く険悪だったよ、んである日あんまりにも絡んで来るから口論になっちまってな、お前の前で言うのも申し訳ないが…いちどあいつを泣かしちまったんだ」
雪乃「う…うそ…姉さん泣かすって…」
京「なだめるの大変だったぜ?一週間喫茶店で奢らされたしな」
結衣「ねえねえ真吾君、ナギりんって格闘技してるっていったけど何か大会とか出てるの?」
真吾「えっとですね、キングオブファイターズって知ってます?」
結衣「えっと…全世界が注目する格闘大会…だよね…」
真吾「草薙さんはその大会で優勝したんですよ…マジですよ?」
雪乃「!?」
結衣「!?」
京「まあ優勝うんぬんはオロチ関連でうやむやになっちまったがな…」
結衣「ナギりん、今のうちサイン頂戴!」
京「やだね、俺は芸能人じゃねーっての」
結衣「ぶーけちんぼ!」
雪乃「だから毎回留年してた訳ね…納得だわ…」
京「それより真吾、今年のキングオブファイターズの招待状がそろそろ届く筈だが…」
真吾「そういえばそうっすね、今年も出るんですよね?」
京「当然だ、また優勝は俺がいただく」
結衣「え…じゃあナギりん、部活出れなくなるの?」
京「悪いな結衣、これはだけは意地でも譲るわけにはいかねーんだ」
雪乃「困るわね、入ってもらってそうそう部活休むなんて…」
ガンガン!
?「おい入るぞ!」
雪乃「え、ええどうぞ」
結衣「あれ、依頼かな?」
ガラガラ!
庵「京!貴様どういうことだ!」
京「八神…!お前何しに来た!」
結衣「だ、だれこのイケメン…」
真吾「八神庵さんです、京さんのライバルです…」
雪乃「またわけのわからないのが来たわね…」
庵「貴様…今回のKOF…辞退するそうだな…」
京「は?そんなわけないだろ?誰から聞いた」
庵「…小町だ」
京「小町ぃ?なんであいつが…」
京は携帯を取り出し小町に電話を掛ける
京「おい小町、KOFの招待状なんだが…」
小町『あぁお兄ちゃん、今回はお母さんと私の意見でキャンセルしたよ』
京「」
庵「それみろ、説明しろ!」
小町『あれ、庵さんの声だ!じゃあ小町説明しちゃうね!お兄ちゃんがこれ以上留年しちゃうと将来に支障がでちゃうから、小町がキャンセルしたの!』
京「おいおい…」
京「悪い…八神…お前からも小町を説得してやってくれ…」
庵「貴様…そう言えばまだ学生だったんだな…」
京「なんだよ文句あんのか…?」
庵「いや…お前、最低でも高校は卒業しておかないとやばいぞ…」
京「何気に重たい言い回しするなよ…」
庵「まあいい、なら今回は俺も参加はせん。小町に免じて簡便してやろう」
京「ったく言いたい放題言いやがって…そういうお前は何やってんだ?大学生か?それともフリーターか…?」
庵「貴様、俺は立派に社会人だ、今は蕎麦屋を経営している!いつか貴様にも食わせてやる…はーはっはっはっは!」
言いたい事を言い庵の奴は部室を去っていった
京「なんか色々とあいつに負けてしまった気がするぞ…」
右肩にぽんと手を置く雪乃
雪乃「ふっ…(にこ」
左肩に手を置く結衣
結衣「えへへ、ナギりん奉仕部平常運転だね!」
京「はぁ…」
庵が部室に顔を出す数分前
京のクラスにて
ガラガラ
庵「おい!京はどこに居る!?」
戸部「え!?だれこのイケメン!マジぱねないわ!」
庵「邪魔だ!」
ブオン
戸部「んぎゃああ!」ピクピク
三浦「ナギヲの知り合い!?やべぇ…関わらないほうが…」
葉山「君は草薙君の知り合いかい?」
庵「知り合いだと…?貴様…死にたいのか?」
葉山「いきなり初対面の人間に向かってそんな暴言…」
庵「もう一度言って見せろ…どうしたぁ!」
ゴォォォ!(紫色の炎
葉山「」
三浦「隼人…」
葉山「草薙にも…あの男にも惨敗だ…」黒こげ
海老名「いや、彼らが普通じゃないだけで私らはただの一般人なんだし気にする必要ないって…」
葉山「それでも俺は…」
海老名「三角関係…やばい…これやばい!」鼻血ブシャー
次回へ続く
キャプテン翼「スポーツ選手を何だと思ってるのかな?」
テニスの王子様「バトルなんかしないただの人間なんだからさ」
黒子のバスケ「そうそう」
街中にて
三浦「あー、隼人は落ち込んで家に帰っちゃうし…今日は解散、マジしらけるしー…」
同級生A「あれ、ひょっとして三浦じゃね?」
三浦「あれ、あんたらひょっとして中学時代の」
同級生B「ひょっとして優美子??マジ久しぶりじゃん」
中学時代の同級生だ、正直表面上の付き合いだけのクラスメイトだったけど…あーしはこいつらが苦手…
人と人との距離感に遠慮の無い猿みたいな奴ら…仲間の男子生徒が居なければあーしですら食われてたかもしれない
それだけに評判の悪かったクラスメイトだ
三浦「久しぶり、あーし用事あるから、じゃ」
ガシ
三浦「あ?何?」
同級生A「なあ三浦、良かったら俺らとカラオケいかね?」
三浦「はぁ?何であんたらとあーしがカラオケ行かないとな訳?きも」
同級生B「なあ行こうぜ優美子???」
優美子を強引に抱き寄せる元同級生
抵抗しようとしても体が自由に動かず、徐々に三浦は焦りだした
三浦「離せっつってんだろ!あ!?」
同級生A「っせーな、お前こう言うの好きだろ?」
三浦「は?」
同級生B「中学のときはお預けだったけど、今日こそはね…?」
にやける二人をみて脱力する三浦
と、その時
庵「今時の粗大ゴミと言うのは喋る事ができるのか」
同級生A「あ?なんだてめぇ…?どこの高校だ?」
同級生B「あまり俺達を怒らせないほうが良いよ?ここらの高校じゃ」
庵「つまらん。所詮粗大ゴミじゃその程度の言葉しか喋れんか」
同級生A「こいつどこの不良かしらねぇけどマジぶっ[ピーーー]わ」
ナイフを取り出して庵を威嚇するA
同級生B「Aを切れさせたら誰に求められねぇぞ?お前謝って金だせよ?」
庵「おい女…」
三浦「え…?」
庵「貴様はこいつらの連れか?」
三浦「ち…違うし…っていうかあんたさっきの…隼人を黒焦げにした」
庵「…あの小僧の腰巾着か」
三浦「ちげーし…あーしは隼人の…」
庵「くだらん…」
庵は優美子の同級生達に手の平をゆっくりとあげた
同級生A「おとなしく金だす気になったか?結局雑魚かよ」
同級生B「こいつからパクッた金でカラオケ行こうぜ!優美子もさっさとこっち来いよ」
庵「俺からの贈り物だゴミが」
優美子の同級生の怯えた表情は一瞬だった
庵の手の平から放たれた紫色の炎
気づけば全裸で立ち尽くす優美子の同級生
周りの注目を集め大音量の悲鳴を上げながら走り去った
三浦「あんた…今…何を」
庵「…失せろ…目障りだ…」
三浦の問いかけを鬱陶しそうに拒絶する庵
三浦「まって、あんた、ナギヲの知り合いじゃん?なんで関係ないあーしを助けたん?」
庵「知り合いだと…?俺と京が…?ふっ、それは笑える冗談だ…俺はあいつを叩きのめす、ただそれだけのために生きている」
三浦「再起不能って…たしかにあいつ、ぶっきらぼうだけどさ、あーしはナギヲのこと、嫌と思ったことないよ…なぜかさ」
庵「ほざけ、貴様の意見に興味はない」
三浦「っ…まてよ赤パツ…あーしの話はまだ!」
庵「…」
優美子を無視して歩き続ける庵
三浦「ありがと…助けてくれて」
庵「助けただと?笑わせるな、俺の通る道に立ちはだかった粗大ゴミを焼却処分しただけだ」
三浦「そ、それでもありがとっつってんの、人様の感謝は素直にうけとれし」
庵「…」
庵「貴様…」
三浦「な、何さ赤パツヤンキー…」
庵「蕎麦は好きか…?」
三浦「あ?」
庵「消えろ…用は無い」
三浦「いやあっけに取られただけだし!蕎麦?好きだけど?麺類は元々好き」
庵「そうか…ならついて来い」
そば処 「八神庵(あん)」
三浦「蕎麦…」
庵「そうだ、貴様と言う一般人を俺の炎で巻き込んだ罪悪感は多少なりともある、なので貴様に俺の蕎麦を無料で振舞ってやる、食え」
三浦「蕎麦一杯で今日の事水に流せって…あんた…」
庵「なら気が済むまで食いに来い、ただで食わせてやる」
三浦「な…ったく…意味解らわあんた…ズズー…」
庵「…」
三浦「!?うま…」
庵「…」
三浦「っていうかあんたナギヲと知り合いって事はタメだよね…?高校行ってないの?」
庵「京は留年生だ…既に社会人や大学生になってなければおかしい年齢だ 」
三浦「そ、そう…ならセンパイなわけね…ズズ」
庵「天ぷらもやる、食え」
三浦「ん…ありがと…さくさく…ん…んまい…」
後日学校にて
海老名「どうしたの優美子…ぼーっとして…」
三浦「ほけー…って…あ?あーし?別にぼーっとしてないし」
戸部「ずーっとそんな調子だし…なんかあったわけ?」
三浦「別に…なんでもねーし…」
結衣「ナギりん、そのパン一口頂戴!」
京「あ?お前は自分の弁当あんだろーが!」
戸塚「京のお弁当のエビフライ…僕の卵焼きと交換していい?」
京「おう、卵焼きは好物だ、全然いいぜ?」
ワイワイガヤガヤ
三浦「やっべ…惚れたわ…センパイ…」
次回へ続く
???「はい、ホットコーラ♪」
???「ばがや゛ろ゛ー!今渡すんじゃね゛ーよ゛!」
みたいなバカップルがこの学校にいる気がする
部室にて
コンコン
雪乃「どうぞ」
三浦「はいるよ…」
結衣「優美子!?どうしたの?」
京「よ、あーしちゃん」
三浦「ナギヲ…あのさ…今日はあんたに依頼したくて…」
京「依頼?なんで俺に?」
三浦「いや…あんたにしか頼めないんだ…」
京「はぁ…」
京「依頼ね、なんだよ、用心棒関係ならお断りだぞ?雑魚相手に無駄な労力は簡便だからな」
三浦「そうじゃねーし!てかあんたに勝てる高校生なんて居るなら見てみたいっつーの!」
結衣「えっと…ならどうしたの?隼人君絡みとか…?」
雪乃「恋愛絡み…かしら?」
三浦「///」
京「くだらねーな…なんでそんな依頼を俺にするんだ…帰るぞ俺は…」
三浦「まってよナギヲ…あーし…惚れたんだよね…あんたの知り合いの…八神庵に…」
京「あ?」
京「そりゃ大変だな、あんな堅物に惚れるなんてこれから先苦労するだろうよ、まぁ頑張れや」
三浦「あーしは…本気だよ…?」
京「…」
結衣「ナギりん…優美子の依頼…聞いてあげようよ…」
雪乃「そうね、奉仕部の依頼内容として受けるに値するわ… 京君」
京「そうかい、雪乃が受けるってんなら聞かない訳にはいかないな、部長命令だけに」
京「で、お前はあいつの何処に惚れたんだ、まあお前の事だから見た目とその場の雰囲気に惚れたって感じか?」
三浦「さ!最初は…そうだったけど…その…あーしが…昔の同級生に乱暴されそうになった時に…助けてくれたの」
京「たまたまその場にあいつが居ただけで、お前に絡んだ三品野郎共が邪魔でなぎ払っただけじゃないのかそれ?」
三浦「それでも!それでもあーし…あいつに一目惚れしちゃったんだよ…」
京「あそう…」
三浦「あーしの以来…その…八神センパイに…告白する場を設けてほしい…」
京「ほう、モテモテだな八神は」
結衣「ナギりんだってかっこいいよ…?」
三浦「ナギヲは留年してる癖して容姿は良い感じでヤバイんだけどね…でも私はセンパイが…」
雪乃「わかったわ…依頼…受けるわよ…」
京「悪い雪乃…こう言った恋愛絡みな依頼は苦手だ…お前らで何とかしてくれ」
雪乃「何を言っているのよ京君、相手の依頼を無碍には出来ないわ、同じ奉仕部として一緒に解決策を考えなさい」
京「気づけば下の名前で俺を呼んでるな…別に構わんが」
雪乃「そ…それは、私たちの事だって名前で呼んでくれてるのだから…名前で呼んでも良いでしょう?///」
京「苗字でも名前でも呼びやすいほうで呼んでくれ、俺はどっちでも構わん」
雪乃「…馬鹿////」
今日はここまで
乙です
真吾「で、三浦先輩の依頼で俺も手伝う事になったんですね…!」
京「あいつへ告白の場を設けたいんだとよ、死に物狂いだぜこれ…」
雪乃「死に物狂いって…貴方達そこまで仲が悪いのかしら…?たしかに氷のような目はしていたのだけれど」
結衣「うんと…差し支えなければ聞いていいかな…?」
京「家系の事情だ、八神家と草薙家、色々と因縁があってな…」
三浦「何とか頼むナギヲ、あーし、こんな気持ちになったの初めてだよ」
京「あ?あの一緒に居た坊やはどうなんだよ」
三浦「隼人はその…好きの種類が違うっていうか…とにかくこんな気持ちになったのはセンパイがはじめてなんだよ…」
京「ったく、お前みたいな女はあー言う優等生坊やと一緒になったほうが幸せになれると思うがな」
結衣「ナギりん!そんなこと言わないで、ほら優美子涙ぐんでるじゃん!」
京「ったく…結果がどうなろうと俺のせいにすんなよ?」
三浦「覚悟できてる、協力してくれてるナギヲを責めたりなんて絶対しねーし…」
京「なら簡単だ、あいつに手っ取り早く近づいて告白してーなら、あいつの店でバイトしろ」
三浦「え…?」
京「俺があいつに取り繕えば問答無用で乱闘になる。だが交渉の仕方によってはあいつも納得してくれるかもしれねぇな」
雪乃「交渉って…どうするの?」
京「自給300円で三浦を雇ってもらうんだよ、悪くない条件だろ」
結衣「やっす!労働法違反じゃんそれ!」
京「まあ社会見学の一環と言う事で行きゃ問題ねーだろ」
雪乃「この男は…滅茶苦茶なんだから…三浦さんはどうなの?」
三浦「いいよ、センパイに近づけるならあーし、給料なんてむしろいらない!」
真吾「愛の力ってすごいっすねー!彼女居ない俺にはまったくわからないです!」
三浦「おめーは黙ってろし!」
ゲシ
真吾「ふごお!」
公園
庵「貴様から呼び出しを貰うとはな京…さっそく始めるか…貴様を八つ裂きにしてやる…!」
京「いや、今日はお前に頼みがあってな…」
庵「頼みだと?俺に殺されたい頼みか?」
京「いや、違う、お前の店でバイトしたいって奴がいてだな」
庵「何?」
京「よかったら雇ってやってくれねぇか?」
庵「本人はどうした?何故貴様がそれを変わりに言いに来る?」
京「どうもさ、お前の元で働きたいらしいが恥ずかしくて言いづらいみたいなんだよ」
庵「…」
京「こんな事でお前を呼び出してしまったのは悪い、謝る。だが依頼者が本気でな…」
庵「ほう…本気で何かを取り組む姿勢と言うのは嫌いではない…今度そいつを面接によこせ…それともう一つ条件を出す」
京「条件ってなんだよ…」
庵「お前も俺の店で働け、依頼者と同じくらいの給料はくれてやる」
京「はぁ!?なんで俺が!?」
庵「貴様、20歳超えた男が社会の一つも知らないなど、俺のライバルを語る資格に値しない…少しは社会経験をしろ」
京「お前…なんか妙に良い奴なんだな」
庵「や、やかましい!///貴様と依頼している女と、その他腰巾着はすべて俺の店のバイトだ!文句は言わせん!」
そば処 「八神庵(あん)」
雪乃「ど、どうして私達まで」
結衣「き、聞いてないしナギりん!」
京「庵の指名だ、給料も払うそうだ、だから少しの間付き合ってくれや」
三浦「セ…センパイよろしくっす…///」
庵「貴様らは客のオーダー件皿洗い、その他雑用だ、俺が支持を出すからその通りに動けば良い、くっくっく」
京「あの野郎燃やすぞ」
雪乃「落ち着くなさい京君、私達の立場は下っ端アルバイトよ、店に貢献しながら彼女の自立を見守らなければいけないわ」
結衣「でもなんでだろう、庵さんてそんな悪い人に見えないよね…」
京「小町の奴もそう言いやがる…どうなってるんだが」
庵「京!貴様はこっちで俺と蕎麦を打て!」
京「へーへー…了解」
庵「返事は一回でいい!」
三浦「センパイ、天ぷらそば4人前注文はいりましたっ!」
庵「承知した、お前はその間テーブルを吹いて待たせてる客へお冷の補充をおこたるな!」
三浦「わかった!あーし頑張るよ!」
庵「腰巾着その1、お前は天ぷらを揚げろ、人並みに料理はできそうだからな」
雪乃「言ってくれるわね…甘く見たいで頂戴…」
結衣「八神さん!私にも料理を」
庵「貴様は皿洗いだ」
真吾「あの俺は」
庵「皿洗いだ」
真吾&結衣「ひど!」
麺をこねこね
庵「京よ…前お前の近くに居た短い髪の美少女…何者だ?」
京「戸塚の事か…?あれは男だぞ?」
庵「何…!?信じられん…貴様、奴は大事にしろ…」
京「何言ってんだか…」
雪乃「天ぷら、あがったわ!」
庵「ほう、小娘、料理の心得は中々だな、この調子で頼む」
雪乃「ふふ、京君も頑張って美味しい麺を練りなさい、まあ貴方の場合拳以外取り得がないからその仕事を任されたのだろうけど」
京「ったく、好き放題言いやがるなおま」
庵「貴様、どの口がそれを言う…」ギロ
雪乃「な…なにかしら…?」ビク
庵「たしかに俺はこいつが気に食わん、だが俺はこいつの人間性も行いも一度も侮辱したことはない…!」
庵「と、言いたいが貴様も不器用な女だ…遠まわしに発言するだけでは相手に想い等伝わらんもう少し考えて喋るんだな」
雪乃「私は…」
京「悪いな雪乃馬鹿なりに頑張らせてもらうぜ、だからお前も自分の負かされた仕事を頑張れや」
雪乃「そ、そうね、拳以外取り得が無いかもしれないけど、そんな貴方を否定する人間が居るのなら…私は全力で貴方を庇うわ…」
タッタッタッ
京「ったく姉の陽乃といいあの姉妹は色々とめんどくさい…」
庵「ふん、貴様と似合いだな」
京「余計なお世話だ!」
すみません眠いです
今日はこれまで
自宅
京「今帰った」
小町「お、お兄ちゃんお帰り~ご飯できてるよ」
京「悪い、助かる、けどもう一人前飯追加できねぇか?」
小町「え?お父さんとお母さんが外食してくるそうだから余ってるけど…」
京「なら丁度良い、こいつの分の飯も用意してやってくれ」
雪乃「こ、こんにちは…」
小町「お兄ちゃんのお知り合い…ま、まさか彼女!?」
雪乃「そんなわk」
京「ねーよ、同じ部活の仲間で前言った陽乃の妹だ」
雪乃「シュン」
小町「あはは、こんばんわぁ…(お兄ちゃんの攻略難易度の高さは異常だからなぁ陽乃さんの妹でこんなに美人さんでも一切ときめかない小町的にお兄ちゃんの将来が心配」
雪乃「こ、こんにちは…」×
雪乃「こ、こんばんは…」○
雪乃「炭火で焼いた秋刀魚…美味しいわ…もぐもぐ」
京「ああ、秋刀魚は炭火に限る余分な臭みも飛ばしてくれるしな」
小町「えへへ、そのために七輪買ったんだよ~?今の小町的にポイント高い?」
京「ああ、100点満点だ」
小町「えへへ」
雪乃「仲が良いのね」
京「まあな」
小町「自分で言うのもなんですが、自慢のお兄ちゃんですっ、留年を除けば」
京「一言余計だ!」
雪乃「羨ましいわね」
京「ならまた飯食いに来い、歓迎する」
雪乃「!?」
小町「お兄ちゃんに女の子の知り合いが出来るなんて滅多に無いもん、私は大歓迎です!」
雪乃「そ…そう…ありがとう」
草薙家で夕食を食べた後
京は雪乃をバイクに乗せ家まで送る事となった
ブォォォォン
雪乃「ねえ京君」
京「なんだ?」
雪乃「姉さんを…どう思ってるの…?」
京「行き成り何を言い出すのかと思えば」
ブォォォン
京「周りから見ればしっかりしてて面倒見がよくて、綺麗で優しいって言われてたな」
雪乃「ええ…」
京「でも俺にはそうは見えなかった、不器用で我侭で、実は泣き虫で、肝心なところはからっぽ」
雪乃「!?」
京「まあそれでもあいつはあいつなりに前に進んでる、どんな答えを見つけるのかは俺にもわからん」
雪乃「ふふ、凄いのね貴方って…」
京「背中がくすぐったい、あまりしがみつくな」
雪乃「嫌よ、振り落とされたくないもの」
京「もう少しで着く、安心しろ」
雪乃「京君、何かあったら…私の事、助けてね?」
京「覚えてたらな…」
雪乃「ふふ」
少し続きを書きました
今度こそ寝ます
部室
京「こうして三浦の奴は八神んとこでバイト、そうすりゃ嫌でも親密になれるだろ、三浦の想いが本物ならな」
雪乃「単純だけど手っ取り早い作戦ではあるわね、上手く行くといいのだけれど」
京「そこまでは知らん、子供じゃないんだから後は自分自身の力で切り開くしかない俺はもう今回の件はごめんだぜ」
雪乃「ふふ、そうね、そこまですれば十分ね」
結衣「というかお皿沢山割っちゃった…」
真吾「いやぁ絶対上司にしたくないっすねあんな人…」
雪乃「あら、大目に見てくれて給料まで払ってくれたのよ、寛大だと思うわ」
結衣「う、うん」
真吾「金払いだけはしっかりしてますねあの人」
京「(割った皿の代金俺のバイト代から2000円も天引きされてんじゃねーか八神め…)」
キャラクタープロフィール
八神庵
大切なもの:最近出来た彼女
次回へ続く
材木座「草薙よ…!貴様のその力我にもでんじゅ」
京「はぁぁぁ!燃えろぉぉぉ!」
材木座「あんぎゃああああ!」
そのまま校庭のプールに飛び込む材木座
結衣「何があったのナギりん」
京「いきなり[ピザ]に襲い掛かられたから払いのけたんだよ、たまにあー言った奇襲があるから格闘家って面倒なんだよな」
真吾「生理的にあーいう人が受け付けなかっただけなんじゃないですかね」
京「それもあるな」
雪乃「依頼とか以前の問題だったわね…って…やばいわ」
京「ん?どうした雪乃」
雪乃「今日実家に用事があったんだった…今からお迎え頼んでも遅いわ…だから…バイクで送ってくれる人がほしいわね…」
京「チッ…」
雪乃「チラ…」
京「…はぁ、ちょっとこいつを家まで送る。部活動のこと少し頼むわ二人とも」
結衣「あ…ああうん!わかった!(あたしナギりんのバイク乗せてもらった事ないから…いいなぁ)
真吾「任せてください雪ノ下先輩に草薙さん!俺達が居れば奉仕部は安泰っすよ!」
雪乃「自惚れ吹君、無理だと思った依頼はなるべく断りなさい、あなたじゃ出来る事は限られるだろうから」
真吾「あはは、先輩にディスられると少し嬉しいって思う俺変ですかね?」
結衣「真吾君キモ!」
ブルルルォォォォォ(バイク音)
結衣「ナギりんは帰ってくるまで時間あるし私達はまったりしてよっか」
真吾「そうですね、依頼が来るまでのんびりしましょう!」
結衣「ねえ真吾君…ナギりんってどう思う…?」
真吾「え?草薙さん…?そうっすね…俺の憧れで一歩でも多くあの人に近づきたいです!」
結衣「尊敬してるんだ…ナギりんを…そうだよね…かっこ…いいもんね///」
真吾「そうなんですよ先輩!女の子にも凄くもてるし理想の先輩です!」
結衣「もてる!?どどどど、どう言うことだし!?」グイイイ
真吾「い…痛いぃぃぃぃ!先輩どうしたんですか急に!」
コンコン
結衣&真吾「!? ど、どうぞ…」
ガラガラ
海老名「失礼しますっ結衣」
結衣「やっはろー姫菜!どうしたの???」
海老名「草薙君達は居ないみたいだね…好都合…」
真吾「なんですか?好都合って…なにか草薙さんに知られたくないような相談でも…?」
海老名「鋭いね君、まさにその通りだったり…」
結衣「依頼…?」
海老名「う…うん…」
結衣は入れた紅茶を真吾と海老名に差し出した」
真吾「にっが…先輩下手糞すぎっす…」
結衣「下手糞言うなし!」
海老名「あはは、楽しそうだね二人とも…」
結衣「えっと…どうしたの姫菜…なんか元気ないみたい…」
海老名「そのね…////」
海老名「草薙君のこと…私…その…上手く言えないんだけどさ…好きになっちゃったかも…///」
結衣「え…」
真吾「え…」
海老名「それでね…私、今度の修学旅行で草薙君に告白したいんだけど…その協力を依頼したくて」
結衣「ええええ!?で、でも姫菜、そう言うの余り得意じゃないんじゃ…」
海老名「う…うん…そうだった…けどね…こう、なんだろう…優美子じゃないんだけど…こんな気持ち…初めてで…」
真吾「(うわぁ…また面倒くさい事になりそうだなぁ)」
結衣「(ど…どうしよう…)」
そしてその後京と雪乃は何事も無く戻ってきた
そして何とかその場の空気を誤魔化した真吾と結衣
そしてしばらくしてやってきたのは…京と同じクラスの戸部と葉山だった
戸部「俺さ…前から海老名さん気になってたんだよね…」
結衣「」
真吾「」
京「ったく、ここは恋愛相談所じゃねーんだ、ふざけた依頼も大概にしろ…」
雪乃「京君…最後まで話は聞いてあげないと…」
今度こそ次回へ続く
次回予告
葉山「草薙…俺は君に絶対勝つ…!」
京「テストでも体育でも全部俺に勝ってるだろ?まだ俺の何に勝ちたいんだ…?」
葉山「君は…俺を馬鹿にしてるのか!」
三浦「やめなよ隼人…そう言うの…みっともないよ…!」
葉山「ゆ…優美子…」
????「力がほしいのかね…君は…」
葉山「…力…俺にも…彼に対抗できる力がほしい…」
次回から中篇スタートとなります
お願いします
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