デブ「今度はどこにいくの?」モグモグ
ブス「私は華やかな所がいいなー!」
オーク「ふん、騒がしい奴らだ。私はお前と一緒ならどこでもいい」
男「……」
ブス「あれ、男くんどこいくの?」
男「ちょっとトイレ……」スタスタ
デブ「頑張って踏ん張ってきてねー!」フリフリ
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男「おい女神。出てこいおい」
\ パアァァ /
女神「あー?何ですかー?」クッチャクッチャ
男「ガム食ってんじゃねーよ。おい、なんだアレは」
女神「あれって?」クッチャクッチャ
男「あのブスとデブとオークのことだ。誰がクリーチャーのハーレムを作りたいといった」
女神「ハーレム作ってモテモテになれるって言ったけど、誰もそれが美人で可愛いなんていってないですよ」プー パンッ
男「……」
女神「いいじゃないですか。最強の力があるんだし。そこらへんにいる美人でも無理やり手篭めにしたらどうです?」クッチャクッチャ
男「最悪な助言してんじゃねーよ。やだよ。相手から惚れてくれないと意味ないじゃん」
女神「じゃあそこらにいる悪漢に絡まれてる女でも助けてやればいいじゃないですか」クッチャクッチャ
男「それ一番最初に起きたけど、絡まれてた女が森三中のメンバーにいそうなあのブスだったんだよ」
女神「なら奴隷商人でも捕まえてその奴隷を持っていくとかどうです?」プー パンッ
男「それやったらマツコ・デラックスみてーなあのデブ女がついてきたんだよ」
女神「じゃあ魔物の女を仲間にすれば?」クッチャクッチャ
男「そしたらあのぶっさいくなオークが仲間になっちまったんだよ」
女神「まあ別にいいじゃないですか。女性であることに違いはないですよ」クッチャクッチャ
男「お前、俺があのバケモノ共に裸で迫られたとして、ちんちんが立つと思うか……?」
女神「つまりちんちん立たない事が不満なんです?」プー パンッ
男「ったりめーだろ!いくらハーレム築いたからって、ちんちん立つような女じゃなきゃ意味ねーだろ」
女神「大丈夫ですよ。あなた最強なんだから、どんなブス相手でも気合を入れればちんちんが立ちますよ」クッチャクッチャ
男「いや、そういう事を言ってるんじゃなくて……」
女神「そのうち美人な女性も仲間にできますよ。じゃあ私は忙しいんでこれで」スゥゥ
男「えぇ……」
男「ただいま……」
ブス「おかえり。長かったね。お腹大丈夫?」
オーク「少し休んでいくか?」
デブ「そうだね!実はちょっと休憩したかったんだー。私すぐ疲れちゃうから」フゥフゥ
男(痩せろ……すぐ疲れるのは主にお前の体にある脂肪の塊のせいだ……)
デブ「あ、さっき買ったハンバーガーたべよーっと♪」バクバク
男(おい豚ァ!当たり前のように食ってんじゃねーよ!食うのやめろ!だから太るんだよ!)
ブス「あんまり食べると太っちゃうよ」
男「そ……そうそう。食べすぎは体に悪いぞー?」
デブ「大丈夫~。私って太らない体質だから」モグモグ
男「」
オーク「やれやれ……」
デブ「ごちそうさまー」ゲェップ
男(完全に女を捨ててるな……)
ブス「本当によく食べるねー。良かったら私のドーナツも食べる?」
デブ「わーい。食べる食べる~」モグモグ
男(おいブス!これ以上この豚にエサを与えるんじゃねーよ!)
ブス「はい、オークちゃんも」
オーク「ふ、ふん……。まあせっかくだから食ってやるか」モグモグ
男(現代の食べ物を初めて食べる原住民みてーなツラしてやがら……)
ブス「はい、これは男くんの分ね」
男「ありがとう……」モグモグ
オーク「それで、これからどうするつもりだ?」
男「実は、この先の王宮に住んでる王様から手紙をもらったんだ」モグモグ
デブ「男さんって王様と知り合いなんだ!すごーい!」ペロペロピチャピチャ
男「それでその王宮のお姫様が魔物にさらわれたらしいから、助けに行こうと思う」
オーク「なるほど。おそらくその魔物がいる場所はこの先にある砦だろうな」
ブス「それじゃ早速、その砦に行きましょう」
デブ「男さん、手をつないで行こうよ!」ギュッ
男(豚ァ!お前の手、唾液でビッチャビッチャじゃねーか!豚ァ!せめて拭け!豚ァ!!)
オーク「む……では私はこちらの手を」ギュ
ブス「あー!二人ともずるーい!」
男「はは……できればもう少し離れて欲しいかな、なんて……」
オーク「別に良いではないか」
デブ「そうそう。旅は道連れ世は情け~♪」フーフー
男(現代に帰りてぇ……)
―砦―
男「どりゃああー!」
ザクッ ブシュー
デーモン「ぎゃああああー!」ドサッ
使い魔「ひぃぃ!あのデーモン様が一撃で……」
インプ「た、退却!退却だー!」タタタタ
男「おい待て」ガシッ
使い魔「ヒェ!な、なんですか?」
男「お前らがさらったお姫様って美人か?」
使い魔「え……。そ、そりゃもう!すごい美人です!」
男「ならばよし」
オーク「こちらも片付いたぞ」
デブ「あー、疲れたぁ……」フーフー
ブス「お姫様が囚われてる場所は、この先みたいだよ」
男「よし、行くぞ!」
デブ「私、疲れちゃったからここで休んでるね」モグモグ
男(また食ってやがる……。もうこの豚おいていこうかな……)
姫「……」
男「ここが姫の囚われてる牢屋か!」
姫「そこにいるのは誰ですか?」
男「ハッ!王様の命により助けに来たものです。今、この牢を開けます!」
ガチャ キィィ
男「さあ、私と共に行きましょう!」
姫「はい。どうもありがとうございまふ……あ、いればが……」フガフガ ヨボヨボ
男「」
ブス「お姫さまって、おばあちゃんだったんだ」
オーク「ふむ、ものすごい貫禄を感じる。流石は王宮の姫だ」
姫「よいしょ……どっこらっしょっと。ふぅ。最近は立ち上がるだけで一苦労ですわ。さあ行きましょう」ヨボヨボ
ブス「……あれ?男さんは?」
オーク「奴なら砦の外へと飛び出していったようだが……何かあったのだろうか」
使い魔「あ、あの~。まだ何かご用で?」ガクガク
男「随分と話が違うよな?あ?お前さっき、お姫様はすごい美人とかいってたよなぁ?お?」
使い魔「え?や、やだなぁ!び、美人ですよ。70年くらい前は……」ガクガク
男「オラァァー!」
ザクッ ブシュー
使い魔「うぎゃー!」
死 ~ ん
ブス「男くーん!いきなり飛び出してどうしたの?」
オーク「その使い魔がどうかしたのか?」
デブ「は、走ったから疲れた……おぇ……」フーフー
姫「ふう……ふう……皆、足が早くていいですわね……」ヨボヨボ プルプル
男「いや、この使い魔がなんか企んでたっぽいからとどめを刺しに……」
オーク「なるほど。そういうことか」
ブス「敵の企みを事前に阻止するなんてさすが男くんだね!」
デブ「男さんかっこいいー」モグモグ
男(食うか褒めるかどっちかにしろ豚ァ!)
姫「それにしても見事な剣さばき。私、決めましたわ!」ヨボヨボ
男(嫌な予感……)
姫「私も、貴方についていくことにします!」プルプル
男(やっぱり……)
オーク「何だと!?」
ブス「姫様もですか!?」
デブ「わーい!また一人仲間が増えるんだね!」ゲェップ
男「い、いや、しかし!貴方は王宮に仕える身なのでは?それに王様も心配……」
姫「心配には及びません。私こう見えても、体力には自信がありますの」プルプル
男(生まれたての小鹿みてーな足をしてて、何が体力に自信があるだよ……ボケてんのか)
姫「それに、お父様にもきちんと説明をいたしまふ……あ、いればが……」フガフガ
男(お前の親父は一体何歳なんだよ……)
ブス「まあ、お姫様が良いならいいんじゃないかな?」
男「いやいやいや……ごめん、ちょっとトイレ……」
デブ「頑張って踏ん張ってきてねー!」フリフリ
男「女神ィィイイイイー!」
\ パアァァ /
女神「なんですかもう」ゴクゴク
男「ミロ飲んでんじゃねーよ!おい!何だアレは!」
女神「何って……彼女がこの国のお姫様ですよ」ズズー
男「ババァじゃねえか!完全なクソババァじゃねーか!お前ふざけてんのか!」
女神「ふざけるもなにも……別に私が選定してるわけじゃないですから」プハッ
男「お前、あんな足腰が震えてるババァと一緒に旅をしろってのか……?」
女神「嫌なら一緒に旅しなけりゃいいじゃねーですか」ゴソゴソ
男「うるせー!今すぐあのババァを70年くらい若返らせろ!」
女神「えー。面倒臭いなぁ……」プスッ ゴクゴク
男「二本目空けてんじゃねーよ。どうするんだよ。あのババァも俺のハーレムに加わるとか言い初めたぞ」
女神「加えればいいじゃないですか」ゴクゴク
男「正気か……?腰が60度くらい曲がってるババァだぞ……?旅の途中で老衰で死にそうなババァだぞ……?」
女神「大丈夫です。あなた最強なんだから、仲間が死ぬなんて事は起きませんよ」ズズー
男「寧ろ死んでくれたほうがありがたいわ」
女神「あんた最低ですね」プハッ
男「とにかくなんとかしろ!女神の力でこう……なんかあるだろ!」
女神「ちっ。しょうがねーな。じゃあ、そのババァを若くて元気な姿にしてやりますよ」
男「マジで!?」
\ パアァァ /
女神「はい。今、彼女を若くて元気なお姿にしました。これでいいでしょ?」
男「いや~、さすが女神様。後でミロを献上いたしますので」ペコペコ
女神「じゃ、私は忙しいのでこれで」スゥゥ
男「みんなー!お待たせー!」
ブス「おかえり。長かったね。まだお腹の調子悪い?」
オーク「連戦が祟ったのだろう。少し休んでいくべきだ」
男「あれ?お姫様は?」
デブ「それが突然、若い姿になって……慌てて茂みの中に隠れちゃった」モグモグ
姫「うう……恥ずかしいですわ……」
男「ふふ、恥ずかしがる必要はありません。さあ、僕と共に行きましょう」
姫「貴方がそうおっしゃるのなら……」ガサガサ
姫「私もこの姿で共にいきましょう」ムキムキッ
男「」
ブス「うわー!お姫様すごい筋肉……」
デブ「すごーい!筋肉モリモリだね!ゴリラみたーい!」モグモグ
オーク「服が所々破れているな」
姫「私の肉体に服が耐え切れなくて、破れてしまって……恥ずかしかったんですの」ムキムキッ
ブス「とりあえずその姿じゃ大変だね。これを羽織った方がいいんじゃないかな?」
姫「あら、ありがとう。うれしいわ」ムキムキッ
男「」
オーク「どうした男?さっきから反応がないが……」
デブ「きっとお姫様の姿に見惚れてるんだよ」ゲェップ
姫「そ、そんな!恥ずかしいですわ……」テレテレ ムキムキッ
男「トイレェェエエー!」スタタタ
デブ「頑張って踏ん張ってきてねー!」フリフリ
男「女神てめぇぇえー!」
\ パアァァ /
女神「あー。うるっせーなもう」スパー
男「女神がタバコ吸ってじゃねーよ!おい!なんだあのゴリラは!?」
女神「若くて元気になったでしょ?」スパー
男「元気になりすぎだわ!もう殆どボブサップじゃねーか!」
女神「別にいいじゃねーですか。すげー強くなってますよ。ドラゴンとかワンパンですよ」
男「俺は強さを求めたんじゃねーよ!ちんちん立つことが重要なんだよ、ビッチが!」
女神「ちっ」ペッ
男「あっつっ!この女神タバコ投げつけやがった!信じられん!」
女神「で……?結局どうしたいんです?」カチッ スパー
男「だから美少女にしろよ!できれば全員!」
女神「あー、めんどくせー。都合の良いことばかり求めてんじゃねーよ。これだから童貞は……」スパー
男「ど、童貞ちゃうわ!」
女神「あなた最強の力持ってるでしょ?それでもう充分だと思わないんです?」スパー
男「いや、それは……」
女神「で、何?女の子にも囲まれてハーレム作ったでしょ?」スパー
男「いや、だからそのハーレムの女がクリーチャーばっかで……」
女神「何?女の子がブスだから嫌なの?どれだけ贅沢なの?」スパー
男「いや、その……」
女神「もし他の男が『俺、ハーレム作ったけど女がブスばっかりで嫌になっちまうよ』とか言ってきたらどうします?」スパー
男「あ、それは殺すわ」
女神「あなたが言ってるのはつまりそういうことですよ」スパー
男「……」
女神「で?そんなにあの子たちの顔を良くしたいんです?」ポイッ
男「あっつっ!あ、はい。できれば……」
女神「しょうがねーな。じゃあ可愛くしてやりますよ。もうこれで最後ですよ?」
男「マジで!?ありがとうございます!」
\ パアァァ /
女神「はい。これで皆可愛くなったから」
男「いや~、さすが女神様。後でマルボロを献上いたしますので」ペコペコ
女神「じゃ、私は忙しいのでこれで」スゥゥ
男「みーんなー!お待たせー!」
元デブ「あ、おかえりー!」キラキラ
元ブス「長かったね?本当にお腹は大丈夫?」キラキラ
元オーク「早いところ、町に向かった方がよいかもしれないな」キラキラ
姫「そうですわね。男様、体が辛いならいつでも言ってくださいね」キラキラ
男(おお、皆、本当に可愛くなっている!これだよ、俺が求めていたものは!)
男「はっはっはっ!僕なら大丈夫だ。さあ、皆行こう!」
元デブ「よーし、じゃあしゅっぱーつ!」キラキラ
男(皆、今夜は寝かせないぜ……フフ……)
―その夜―
男「ああああああああああああああっ!」
バーン スタタタタ
男「女神ィィイイイイー!」
\ パアァァ /
女神「今度はなんですか?ったく」ズルズル
男「ラーメン食ってんじゃねーよ!聞け!あ、あいつら全員!全員!ち、ちんちん!ちんちんついてる!」
女神「それが何か?いいじゃないですか。全員可愛いんだから」ズルズル
男「ダメなのぉー!いくら可愛くても、ちんちんついてるのはだめなのぉおおおおー!」
女神「うるせぇ。これっきりだって言っただろ。おちんちんランドで我慢しろ」バシャッ
男「あっつっ!」
―完―
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