幼馴染「一輪の花へ……」 (26)
「男!いつまで寝てるの!!」
「早く起きろー!!」
「男、今日の体育って保険体育だっけ!」
「男!見て!私の絵!展示されるんだよ!!」
「いつもありがとうね♪♪」
「男♪♪」
男「zzZZ……ん!」ガバッ
男「………」
男(…夢、か……)
男「………」
男(あいつが死んでからもう三年か……)
男「…………」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「男!明日何の日かわかる?」
「ん?……わかんねぇわ…」
「ったく!男ったら!」
「何か悪い事した?」
「あほ!!」
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「男!!幼ちゃんが!!幼ちゃんが!“交通事故”で!!」
「“死んだ”」
「“チョコレート”買いに行って……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
男(そうだよなぁ、幼。お前あん時、バレンタインだったんだよな)
男(いっつも俺にくれて、おいしい?なんて言ってたな…)
男(……でも、もうそんな事できないんだな)
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男「…………」
男「なんで死んだんだよ……」ポロポロ
男「俺ずっとお前の事好きだった……告白したかった……」
男「………」
男「でも……」
男「もう会えないよ……」
男(俺はお前なしじゃ生きられなかったんだな……引きこもりだし…)
男(母さんに迷惑かけたくないけどな……)
男(いつも、かけてばかりだな……)
男(…俺って本当にあほだったんだな…)
母「ゴハンヨ----」
男「………」
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男「モグモグ」
母「モグモグ」
母「……ねぇ、男…学校の事なんだけど……」
男「………」ピタッ
男「ごめん、母さん。行けない……」
母「そう…………」
男「ごめん……」
母「…あっ、そういえば……」
母「今日、義妹ちゃんが来るらしいわよ」
男「あいつって…確か今、高1だよな」
母「そうねぇ、会うのは、確か10年振りかな?良く懐いてたわよねぇ~」
男「……あぁ、良く幼と一緒に遊んでたな…」
母「!!ごめんね、嫌な事思い出させちゃって……」
男「……いいよ」
男(義妹か……)
男(にーさん、にーさんってあいつうざかったな……)
男(よく、にーさんと結婚するぅ~とかいって、幼とケンカばっかしてたなぁ)
男(そんな事、まぁ、昔の事なんだけどな…)
男(あの子ももう、高1か…)
男(まぁ、俺嫌われてんだろうなぁ……)
男(………つか、あの子は俺みたいになってないよな……)
男「……心配だわ……」
ちょい休憩★
母「ん!そういえば、ちょっと買い出し行ってくるから」ガチャリ
男「うん……行ってらっしゃい…」ドタン
男(やることないな……)
男「寝るか………」
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「にぃさん!!」
「にいさん!おきてください!!」
「にいさん!!」
男「zzZZ……ん(また夢か、にしても今の誰だったんだろ、幼ではない、な…)」
「おきろー!!!!」
男「!!(誰だ!)」
「開けてください!にいさん!!」
男(にいさん?)
「開けないとガラス割って突入しますよ!」
男(それ、ヤバいやつですやん……)
男「開ける、開けない、開ける、あけ「5.4.3」開ける!!」ガチャ
男「ん?(あれ?何か見覚えが…)」
??「にいさん!!あいたかったですよ!!」ダキッ
男「ブフォ!(いきなり抱きしめてきやがった…)」
??「もしかした私の名前忘れてませんか?にーさん?」
男「だっ誰だよ……」
??「私ですよ!私!!」
義妹「義妹ですよ!!」
妹(義妹)「にいさん!私ずっと寒さに耐えながら外で待ってたんですよ!ひぃ~寒い寒い」ポカポカ
男(今夏っすけど……つか何殴ってんだよ、いたくないけど…)
妹「寒いから早く中に入れてください!」
男「…………」
男「お前、マジで義妹か?」
妹「マジですよ!」
男「高1で身長155?ぐらいか?普通……まぁ、顔はにてるけど……」
妹「何言ってんですか!!にーさん!私は引きこもりのにーさんを助けに来たんですよ!」
男「!な、んで知ってんだ……」
妹「噂です」ウフフフフ
男「………」
男「ごめん、やっぱり君が怖いから帰って、
じゃあね」ガチャ
妹「!!にーさん!!何ドア閉めてんですか!!」
男(うっさ)
妹「に~~~さ~~~ん、あ~~け~~て~~~~~く~~だ~~「近所迷惑だろ…」」
妹「♪♪開いた」ニパァ
•
•
•
妹「ンフフフフフフン♪♪♪」ダキツキ
男「…………」
妹「もぉー大好きなにーさんを離しませんからね♪」ギュッ
男(やめてくれないかなー、うざいなー、一発蹴り入れたいなーー)
妹「む!」キシャ
妹「にーさん、今、変な事考えてたでしょ!」
男「ぬ!(こいつ……)」
妹「悪口とか私に言わない、嫌な事想像しない!」
妹「私は、こんなにもにーさんが大好きなのですよ!」ダキ
妹「いやらしい事は、考えてもいいですけど……///」ボソ
男「…………」
寝る
明日投下
妹「にーさんっ♪♪」ギュッ
男「………」
妹「にーさん、あったかいですね」ムギュ
男(今、夏……暑い…)
妹「………」
妹「………!」ハッ
妹「にーさん!!」ギロ
男「ん?(いきなりなんだよ…)」
妹「にーさん……彼女とか作ってませんよね…」ヘラヘラ
男「彼女よりも何よりも、俺、学校じたいいってねぇーんだけど…」
妹「!!♪♪」パアアァ
妹「にーさんは、私と結婚するんですよ!不倫はだめなんです、鉄則です!!」
妹「にーさんは、私と初チュー、初…ゴニョゴニョをするんです!!絶対に私と!!」ギュ
男(分かったわ、こいつ間違いなく義妹だわ………だって、うざいもん)
妹「約束ですよ?にーさん」
男「…………」
男「正直どーでもいいわ……」
男「それよりさ…お前さ…いまからどうすんの?どこでとまんの?」
妹「はい!にーさんの家でとまります!」
男「……無理」
妹「無理じゃないですー!」
妹「私達は将来結婚するんですよ!!」
妹「同棲なんて、大丈夫じゃないですか!!GOODですよ!」ヘヘ
男「…今、すぐそこに幼いたら、なんて言うだろうな……」
妹「さぁ?どーでもいいじゃないですか………それより!」
男「お前って冷酷だな……」
妹「にーさんがおかしなだけですよ!」フフ
妹「にーさん!昔私達が一緒に描いたあの絵、まだ持っていてくれてます?」
男「?絵?………あぁ、あれか~、ちょっとまってて」ガサゴソ
妹「………」フフ
男「ん?なんだこれ……」
妹「なんですか?それは」
男「小説?」
~~~~~~~ 一輪の花へ 幼 ~~~~~~~
ある日、私は泣いていた。
迷子になったからだ。
そこに一輪の花がやってきた……
その花は私の涙を吸収するかの様に、涙を吸い取ってくれた……
ある日、私は泣いていた。
友達にいじめられたからだ……
そこにまたその花がやって来てくれた…
その花は私から見たら、ヒーローの様なものだった…
そして、色々あった……
私は、泣いたり、笑ったり、楽しんだりした……
いつの間にか、私はその花が好きになっていた……
だけども、私は“好き”なんて言えなかった…
その花に追いつけてないからだ……
その花にしたら、私は雑草の様なもの……
早く追いつきたかった……だけどもやっぱり無理だ……だから、ここで私はいいたい…
優しい思い出をありがとう…“大好き”です、あなたの様な輝く花が……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
男「………」ポロポロ
妹「にーさん、大丈夫ですよ。私がついてるんです。いっぱい泣いても大丈夫なんですよ」ダキ
男「ありがどう」ポロポロ
妹「いえ、にーさんが昔私にやってきてくれた事ですから」ニコ
妹「多分、幼さんも、にーさんの優しさに惚れたんだと思いますよ」ニコ
妹(まぁ、私は、にーさんの全部が好きだけど……)
妹「だから…笑顔!!スマイルでいましょう!!にーさん!」ニコ
男「……」ニコ
妹「♪♪」ニコ
妹(大好きですよ、にーさん♪)
やべ、gdgdになってきた
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