数日後


晶葉「ちょ、ちょっと休憩を…し、死ぬ…」ﾊﾞﾀｯ

志希「し、志希ちゃんももう限界…」ﾊﾞﾀｯ

モバP「なんだよ、体力ねぇなぁ、そんなんで生きて帰れるとでも思ったのか！」

晶葉「うう…一緒に大自然に行きたいと言った私が馬鹿だった…」

志希「……あれ？そういえば何で志希ちゃんはこんなところに…？」

モバP「おい、まだ物語始まってないのに忘却してどうする！」

モバP「ほら、もうすぐで事務所着くから、あともう一踏ん張り……??」

黒コート『モバPさ……お前に必要なものがこの先にある…』

モバP「うん、今ので事務所の関係者ってバレちゃったね」

晶葉「ただのバカだな」

志希「バカだ～にゃはは♪」

黒コート『う、うるさい！スタドリの値段、13倍にしますよ！』


モバP「本当に申し訳ございません」ﾄﾞｹﾞｻﾞ


黒コート『全く……ただしそれを手に入れるには…』

晶葉「そのまま続けるのか」

志希「多分、今、顔真っ赤なんじゃにゃいかな～」

黒コート『…！た、大切な何かを失うことになる……』

モバP「あ、おい待て！…逃げたか」

晶葉「お、おい、助手！」

志希「うわぁ、道が一本になってく～」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

モバP「これは事務所への道……あの緑の悪魔は一体何がしたいんだ？」

緑の悪魔『』

忘却の城 地上1階

ｷﾞｷﾞｷﾞｯ

晶葉「…外見だけでなく、中もまんま忘却の城だな」

志希「BGMもおんなじ、それにこれGBA版だよ！」

モバP「Re:comがあるにもかかわらず comの方を使ったのか…」

晶葉「もしかして、Re:comやったことないとか？」

志希「PS4買うお金ないからGBA版やってたりして、にゃはははっ！」

モバP「あっはっははは！どんな奴だよ！」

緑の悪魔『うるせぇぇぇぇぇぇ！！なんだよ！GBAやって何が悪いんだよ！ストーリー同じじゃん！それに面白いよ！ソニックレイブで雑魚敵の集団に突っ込むの爽快だよ！com面白いよ！』

晶葉（別にちひろさんのこと、言ってはいないんだけどな……つか、宣伝してるし）

志希「あっ、ちひろさんいたんだ～」

ちひろ『いましたけど！カード渡しに来ましたけど！いらないんですか！詰みますよ！』


モバP「ちひろ様、この度は誠に申し訳ございませんでした」ﾄﾞｹﾞｻﾞ☆

ちひろ『はぁ、もういいですよ…本当はこれから色々言うイベントがあるんですけど、めんどくさいんでスキップします』

晶葉（本当になんなんだこの人？）

ちひろ『とりあえず事務所は6階なんで、忘却しないで来てくださいね』

モバP「あっ……」


モバP「……」

モバP「行こう…m」

志希「みんな…」

モバP「」

晶葉「」

志希「…にゃはは♪」

GET！
ｱﾍﾞﾅﾅﾉｼﾞｭｳﾅﾅｻｲ

1階 攻略中…

ｳﾝﾒ-ｲﾜ-ｽﾚ-ﾃ-!...ｳｳｯ ﾅｲﾃﾙ...



忘却の城 地上2階



ｷﾞｷﾞｷﾞｯ

モバP「まさか生で『光』（安部菜々Ver）を13時間聞き続けるとは…」ﾌﾗｯ

晶葉「しかもカラオケという狭い空間で、逃げ道なし…」ﾌﾗｯ

志希「『運命忘れて』ってところで何を思ってたんだろうな～…」ﾌﾗｯ



ちひろ『ふふっ、どうだ？記憶の幻影との出会いを楽しめたか？』



モバP「…いや～めっちゃ苦痛だったわ～」

志希「…もしかしたら、カードアクションよりも辛かったかもしれないね～」

晶葉「…カードアクションもかなり苦痛だったが、これは……最悪だったな」


黒コート（ウサ耳）『』ｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻ

ちひろ『…え、そんなに？』

モバP「あ～ほんっとしんどかった、まだ徹夜残業の方がマシだよ！」

晶葉「私も、あんな苦痛を味わったことはない、一度もだ！」

志希「あんな場所にずっといたら、志希ちゃん死んじゃうよ！」

黒コート（ウサ耳）『』ｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻ ﾊﾞﾀｯ

ちひろ『そんなに……なんかすみません……』

モバP「本当だよ……カード、早く渡してください、遅刻しちゃうでしょ！」

晶葉「はっ！私としたことが！忘れてしまっていた！」

志希「えっ、もう何日も経ってる気が……」

ちひろ『1階でもう既に…ちゃんと覚えていてくださいよ！じゃなきゃ…』ﾌｯ

ちひろ『……『センカワートレス』にやられちゃいますよ♪』

GET！
ﾁﾋﾛﾉｷｵｸ
ｾﾝﾑﾉｷｵｸ
ﾄｷｺﾉｷｵｸ
ﾜｶﾙﾜﾉｷｵｸ

2階 攻略中…

ｵﾗｧ!ｶｶｯﾃｺｲ!ｾﾝｶﾜﾄﾞﾓｫ!
ﾁﾋｨ-------!!!!!

ﾖｳｼｬﾅｲﾅ...
ﾄｲｳｶｺﾚﾀﾉｼﾝﾃﾞﾅｲ?


忘却の城 地上3階

モバP「ふぃ～スッキリした！久々にストレス発散できたわ～！」

晶葉「…なぁ、志希」

志希「なぁに、晶葉ちゃん？」

晶葉「助手が怖い」

志希「どこが～？見てて爽快だったじゃん♪特に、虫のちひろさんが潰れちゃうところ！面白かったにゃ～にゃはは♪」

晶葉「」

モバP「……！誰だ！」

美城専務『す、すまない！君たちに危害を加えるつもりはないんだ、だからせめて命だけはお助け下さい！！』ﾄﾞｹﾞｻﾞ

モバP「……ふふっ、大丈夫ですよ」

美城専務『…！』

モバP「俺がボコすのはセンカワート…千川と千川ちひろだけです、他の人たちには何もしませんから」ﾆｺｯ

美城専務『そ、それじゃあ！倒すのは千川だけで、私には何もされないということか！』

志希「そゆこと～♪」ﾆｺｯ

美城専務『よ、よかったああああ！！！……ありがとう、君たちは命の恩人だ…』ｸﾞｽｯ

モバP「な、泣かないで下さいよ専務、いつもの専務らしくないですよ」

美城専務『ううっ、安心してしまってつい…千川…千川だけが……裏切ってよかった…』











晶葉「え、専務クズすぎない？」

3階 攻略中…
ｱﾊﾊﾊﾊﾊ!!ｻｯｷﾏﾃﾞｵｿｲｶｶｯﾃｲﾀﾔﾂﾆｵｿﾜﾚﾙｷﾌﾞﾝﾊﾄﾞｳﾀﾞ?ｵﾗｯ! ﾊﾞﾁｯ!
ﾁﾋｨ-------!!!!!
ﾊﾊﾊﾊﾊ!!!



ﾑﾁｶ...ﾀｼｶﾆｵﾓｼﾛｿｳﾀﾞﾅ...
ｱﾙｲﾐｼﾞｮｼｭｶﾞｼﾞｮｼｭｼﾞｬﾅｸﾅｯﾃｲｸ...
ｲｹ-!ﾄｷｺｻﾏﾔｯﾁｬｴ-!ﾆｬﾊﾊ!

GET！
ストライクレイド


忘却の城 地上4階

モバP「いや～楽しかった～！」

晶葉「何故私にもストライクレイドが…」

志希「志希ちゃんも使えるよ～こんなふうに…」⊃カード

モバP「…！おい！待て！待つんだ志希……」

志希「え～い！」ﾌﾞﾝ


モバP「あっ……逃げろ～！！！」








モバP「時子！！」


時子『…え？』



時子『ぎゃあああああああ！！！』ｻﾞﾝ ｻﾞﾝ ﾊﾞﾀｯ







志希「あっ…」


モバP「…」


晶葉「…」


志希「…に、にゃはは…」






モバP「…にゃははじゃね～！！」

志希「ぎゃ～！ごめんなさ～い！！」

晶葉「やれやれだな…」

4階 攻略中…
ﾐｽﾞｷｻﾝﾅﾆﾔｯﾃﾙﾝﾃﾞｽｶ!ﾊﾔｸﾆｹﾞﾃｸﾀﾞｻｲ!

ﾃﾞﾓｲﾏﾉﾜﾀｼﾊﾏﾎｳｼｮｳｼﾞｮﾅﾝﾃﾞｽﾖ?ｿﾚﾆﾄｯﾃﾓｶﾜｲｲ!

...ﾅﾆﾈｺﾞﾄｲｯﾃﾙﾝﾃﾞｽｶ!ｱﾝﾀﾆｼﾞｭｳﾊﾁﾃﾞｼｮ!ﾆｼﾞｭｳﾊﾁﾃﾞｶﾜｲｲﾏﾎｳｼｮｳｼﾞｮｯﾃｻｽｶﾞﾆｷﾂｽｷﾞ...ｯﾃｱﾚ?ﾐｽﾞｷｻﾝ?ﾅﾝﾃﾞﾈﾃﾙﾝﾃﾞｽｶ?ｵ--ｲ!


ﾅﾝﾀﾞﾛｳ...ﾑﾈｶﾞｲﾀｲ...

ｳﾝ...ﾅﾝｶ,ｽｺﾞｸｸﾙｼｲ...



忘却の城 地上5階



モバP「もう5階か…あっという間に来ちゃったな～」

志希「そうだね～あっという間、あっという間～♪」ﾀﾝｺﾌﾞ

晶葉「カードはあと一枚…これを抜ければ…！」



『…………』ﾌｯ



モバP「…！誰だ！」


『……』


モバP「くっ…」ﾐｶﾞﾏｴ

晶葉「ついに、戦闘イベントが起こるのか…！」ﾐｶﾞﾏｴ

志希「え～やだ～！戦いたくにゃ～い！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

『……』













黒コート（わかるわ）『……か、川島瑞樹のことが可愛いと思う人はきょ、挙手！』







モバP晶葉志希「…は？」

黒コート（わかるわ）『だ、だから！私のことが可愛い……』

晶葉「私って言っちゃったよ、この人」

モバP「で、どうしたんですか？瑞樹さん？」


瑞樹『……あ、あの、ちょっと思ったんですけど…』

志希「うんうん♪」






瑞樹『…私って、可愛いよね？』



モバP「よし、行くぞ」ｽｯ

晶葉「了解した」ｽｯ

志希「ばいば～い」ｽｯ



瑞樹『待って！！！』ｶﾞｼｯ


モバP「いや、会って突然『私って可愛いよね？』なんて普通言わないでしょ！疲れてるんだよ、瑞樹さん」



瑞樹『待って！これには訳があるの！』


晶葉「訳？」


瑞樹『その…ちひろさんが、私のことをバ…ババ……ううっ』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


晶葉「あ～…」



モバP「……瑞樹さん、あんなやつの言葉なんかに耳を傾けちゃダメですよ、瑞樹さんは全然可愛いし、十分やっていけますから！だからもう泣かないで下さい」ﾆｺｯ

瑞樹『……モバPさん！』ﾀﾞｷｯ


モバP「…ふふっ、よっぽど辛かったんですね…ゆっくり休んで下さい」ｾﾅｶﾎﾟﾝﾎﾟﾝ





志希「ねぇ、晶葉ちゃん？」

晶葉「ん、なんだ？」


志希「…さっきの階で瑞樹さんに言ったこと、話しちゃってもいいかな♪面白そうでしょ～にゃはは♪」




晶葉「……やめておけ」