京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ!」【ファーストステージ】 (68)



京太郎「・・・・・ん?」パチッ

京太郎「・・あれ? ここ… どこだ?」キョロキョロ


目を覚ました須賀京太郎は辺りを見回した…

レンガ造りの家々… どこか中世世界を思わせる街並みが広がっている。


京太郎「…な、なんだ…? どこだここマジで…? …ヨーロッパ? …なワケねーよな…」

京太郎「どうしていきなりこんな… …って、俺って、さっきまで何してたっけ…?」

京太郎「…くそっ! 頭いてぇ…! マジで一体、何が……」ズキズキ


?「ククク…w 京太郎よ、おぬしは異世界に転生してきたんだじぇ…w」ズモモォ…


京太郎「ん?」






SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1533460745



憩「ほーい♪ 咲-Saki-界で一番カワイイ天使こと、ウチ、荒川憩がこのスレの説明をしますよーぅ♪」

憩「まず注意すること…! このスレは、『本日19:30までは絶対に書き込みをしたらあかん』でっ!」

憩「なぜかと言うと…このスレはアドベンチャーブック形式のSSなので、読み手の人の選択によって、場面(レス番)があちこちに飛ぶからや』

憩「もし途中で読み手の方の書き込みが一つでもあると…場面に“ズレ”が生じてしまい、このスレが成立しなくなってしまうで…!」

憩「だから絶対に書き込みはしたらあかんで! 19:30までな!」

憩「なのですべて投下し終わってから読むことをお勧めしますよーぅ♪ ゲームの部分は101レスで終わるで!」


憩「ほな読み方やけど、このあとレス番11からは、レス画面下にあるレス番号をクリックすることでページをめくるように読んで下さいねーぇ!」

憩「ゲーム内ではちょこちょこ二択の選択肢が出てくるから、レス番号をクリックすることで、自分の行動を選択しながら読み進むことができるで♪」

憩「選択次第では、『GAME OVER』になることがあるで! このゲームの中では全部で9箇所…! 落とし穴をぱっくり開けてあなたを待ってるで~」

憩「でも! GAME OVERになっても「選択肢に戻る」をクリックするか、レス画面上の番号をクリックしてさかのぼって戻ることで、やり直すことができますよーぅ!」

憩「ゲームの中では一つのレスは行数がほぼ同じ(約40行)に設定されてます! なので、PCのディスプレイ画面の大きさを調節して、一つのレスがスッポリおさまるようにすると、ページを一枚一枚めくる感覚で読みやすいと思いますよーぅ♪」

憩「京太郎主人公の冒険スレですが…、巷で今飽和状態の異世界転生ブームに乗っかってみるで~♪」


憩「もう一回! このスレは、『本日19:30までは絶対に書き込みをしたらあかん』でっ! ほんまにこのスレの投下が不可能になってしまうから…」

憩「すべて投下し終わってから…19:30以降にゆっくり読むことをお勧めしますよーぅ♪」


憩「ほな、GOOD LUCK! 冒険をエンジョイしてなーぁ♪」






優希「京太郎! おぬしはさっき国道で10トントラックに轢かれて憐れにも死んだんだじぇw」フヨフヨ

京太郎「へぁ…? な、なんだお前? ゆ、優希なのか?!」


瞠目する京太郎…! しかしそれも当然、その優希は… 体長10cm程度にまで縮み、背中には四枚の羽が生えていて空中にふわふわ浮いている… つまり、ピーターパンに出てくる妖精ティンカーベルのような姿だったのである…!


優希「当然だじぇ。 犬のくせに、死んだ衝撃で私の顔を忘れたのか?」

京太郎「・・・な、なんでそんな、お前、縮んで… 羽まで生えて…?」

優希「さっき言った通りここは“異世界”だからな! 異世界といったら妖精やエルフや半人半獣のリザードマンなんかがいるのがデフォだじぇ」

京太郎「は、はあ…??」


京太郎「一体… な、何が、どうなってんだよ…」

優希「だからおぬしは死んでこの異世界に転生してきたんだじょ。 コレを見れば状況は理解できるじぇ!」クルリッ、ボンッ!

京太郎「うぇあっ?!」


妖精優希が、その手に持っていた小さな杖をくるりと回すと、空中に水晶玉のようなものが現れた…


京太郎「な、なんだこれ…? ん? 何か映ってる…?」


“咲「京ちゃんっ! ああぁ―――っ!!」”

“和「す、須賀くん! しっかりして下さい!!」ガクガク”

“京太郎「・・・・・」ユサユサ”


京太郎「!? これって・・・!」


その水晶玉には… 道路にへたりこんで泣きじゃくる咲、そしてその傍らに血まみれで横たわる京太郎自身… さらにその京太郎を揺さぶりながら必死で声をかけている和の姿が映っていた…


優希「思い出したか? これはおぬしがさっきまでいた元の世界の映像だじょ」

京太郎「…マジか? なんだよこれ… お、俺って、マジで死んだのかよ…?」カタカタ


優希「むふ…w 本来ならここで命を落とすところだが…タコスの神様は寛大なんだじぇ! おぬしに生き返るチャンスをあげたんだじょ」

優希「それがこの、元の世界とは別に分岐した並行世界への一時的転生…! この異世界で、冒険者として実績をあげて貢献すれば、元の世界に還って息を吹き返すことが出来るのだっ!」

京太郎「…へ? じゃ、じゃあ、なんだ? 俺はまだ死んだわけじゃねーんだな?」

優希「半死半生の状態だじょ。 元の世界のおぬしの命は風前の灯… 急がないと本当に死んでしまうじぇ」

優希「猶予は3週間…! この異世界と元の世界とは時間の流れが違って、ここの1週間は向こうの1時間だけど、3週間を超えたらもう時間切れ…生き返ることはできないじょ! おぬしは完全に死んで、魂も消滅することになるじぇ…!」

優希「つまり京太郎、貴様がのどちゃんと咲ちゃんの元に生きて帰るには…ここで冒険者、出来れば勇者となって魔王を倒し、この異世界を救うしかないのだっ! 健闘を祈るじょっ!」スゥ――…

京太郎「!? あっ、ちょ…! 優希! ま、待てよお前!!」


京太郎が必死に止めるのも聞かず… 妖精優希は徐々に透明になり、消えてしまった…


京太郎「・・・ったく優希のやろー… なんなんだよ… 勝手に消えやがって…」

京太郎「いきなり世界を救うっつったって、こんな漫画みたいな世界で…どうすりゃいいんだ?」


?「文堂が~ マッカロニゆでたので~♪ チーズをのせてぇ~ オーブンへ~♪」フンフン


京太郎「ん? アレは・・・?」


途方に暮れている京太郎の前に現れたのは、黒い尻尾とネコ耳の生えたうすらぺったんこな少女…池田ァであった。


京太郎「・・・た、確か、風越のあの超綺麗なおねーさんにくっついてた・・・池田さん?」

池田「ん? 誰だしお前」クルッ

京太郎「えっと…インハイの会場とかで、お会いしたことありますよね? 俺、清澄で雑用係してた須賀って言いますけど…」

池田「キヨスミ? スガ? なんだしそれ? 聞いたことも無いし」

京太郎「…へ?」

京太郎(なんだ…? どうやらここは、マジで元いた世界とは違うみたいだな… この池田さんも、本物と似てるだけの別人…? ガチのパラレルワールドってわけか…)


池田「私はヒーラーの見習いをしてるカナちゃんだし。 兄さん、誰かと間違えてないか?」

京太郎「あ…そ、そうっすね、人間違いでした…」

池田「…ふん」クルッ

京太郎「あっ、ちょ、ちょっと待って下さい!」

池田「なんだし、カナちゃんこれでも忙しいんだし!」

京太郎「あ、あの… 俺、冒険者…?になりたいんですけど、どこに行けばいいですかね?」

池田「何…?」


池田「なんだ、田舎から冒険者に憧れて上京してきたお上りさんか」

京太郎「…はあ、まあ、そんなもんっす」

池田「それなら、とりあえずギルドに行くといいし! 受け付けのおねーさんが、それぞれに合った仕事を斡旋してくれるし」

京太郎「ギルド・・・」


こうして… 京太郎はとりあえず街外れの冒険者ギルドに向かったのだった…





 ザワザワガヤガヤ…  ワイワイガヤガヤ……


京太郎「はー・・・ここが“ギルド”ねぇ・・・」


“ADVENTURER'S GUILD”と書かれた看板の下を潜ると、中は甲冑や魔装束、聖衣、ビキニアーマーなどを身につけた冒険者たちでごったがえしていた…


京太郎「えーっと、受け付けは…」キョロキョロ


と、その時、

 ドンッ


京太郎「ん?」

?「あ、すみません!」テテテテ…


京太郎にぶつかったその大きな赤いリボンをつけた紫髪の少女は、そのまま急いで出口へと駆けていった…


京太郎「なんだぁ…? ・・・あれ?!」スッスッ

京太郎「やべっ! 今の子に財布スラれたか?!」


ピンチ…! どうする?

・少女を追う→>>41 

・追わずに受け付けへ→>>73


※憩「改めて説明するで! ここからはレス画面下にあるレス番号をクリックすることで、ページをめくるように読むゲームブック形式になりますよーぅ!」

 憩「GAME OVERになった場合は「選択肢に戻る」をクリックするか、レス画面上の番号をクリックしてさかのぼってやり直して下さいねーぇ♪」

 憩「ゲームの中では一つのレスは行数がほぼ同じ(約40行)に設定されてます! なので、PCのディスプレイ画面の大きさを調節して、一つのレスがスッポリおさまるようにすると、ページを一枚一枚めくる感覚で読みやすいと思いますよーぅ♪」

>>62
イケダ征伐を終えた京太郎は、急いでギルドに向かった…


京太郎「あ、あの… 花田さん、例の大会のエントリーって、まだ、できますか?」ハアハア

煌「ああ、京太郎さん…! もう加治木さんとの仕事を終えてきたんですね、すばらです!」

煌「ですが・・・大会のエントリーは、先ほど、締め切ってしまったところで・・・」

京太郎「えっ、えええええぇぇ・・・?!」

煌「申し訳ありません。 もう定数に達してしまったので…今回は見送るしか……」

京太郎「そ、そんなああぁ……?」グニャアアアァ…

姫子「花田、そんことやけど…」スイッ

煌「姫子?」


煌の後ろから、もう一人、ぶかぶかのカーディガンを羽織った受け付けの少女が現れた…


姫子「そん大会に参加する予定やったオカヤマ国の剣士ナギさん…、急遽鬼退治の依頼が入ったとかで、今回は取りやめたと」

姫子「やけん、一つ枠空いたけん、そん兄さんに出てもらったら?」

煌「え…本当?」

煌「京太郎さん! 良かったですね、スーパーラッキーです! 今ちょうどキャンセルが出たので…エントリーできますよ!」

京太郎「ま、マジっすか?」

煌「マジです…! さあ、どうぞ、このエントリーシートに記入を♪」

京太郎(よっしゃ…ツイてるぜ! ふふ、これも普段の行いがいいからだな!)カキカキ


その日… 宿屋への帰りの途中で武器屋に寄った京太郎は、一振りの諸刃の剣を購入… 明日の大会に向け、健闘…いや、必勝を念じつつ、眠りについたのだった… >>76

>>51
後ろから声をかけてきたのは… 左右にはねた前髪が特徴的な、目つきの鋭い少女だった。

腰には立派な宝剣をさげている。


ゆみ「その大会には私の知り合いも出場する。 とても駆け出しの冒険者がなんとかできるような大会ではない。 命を粗末にするな」

煌「あ、あなたは… 特級勇者の加治木さん!」

京太郎「特級?」

煌「全部で6つある勇者のクラスで、神位の次の2番目に高い階級の勇者のことです。 このタ・コース国全土でも、10人程度しかいないんですよ」

京太郎「はー… 勇者に階級があるのかよ」

ゆみ「後ろで話を聞かせてもらったが… 君はまだ見習いの段階だろう? そのような冒険者は、ベテランの冒険者とパーティを組んで依頼をこなし、経験を積むのが肝要だ」

ゆみ「私はツルガという村出身の加治木ゆみだ。 今、少々手こずっている依頼があってな…」

ゆみ「人手を探しているんだ。 もし良ければ手伝って欲しいのだが…頼まれてくれないか? 私は君が欲しいんだ」

京太郎「…えっと… ちなみに、どんな依頼なんですか?」

ゆみ「うん。 私の村の隣…カゼコシ村で、野生化したイケダが大量に発生してな…」

京太郎「イケダ??」

ゆみ「ゴブリンのようなもので、実在する人間のクローンを元に魔術で作り上げられた下級モンスターの一種だ」

ゆみ「普段は人畜無害で大人しいのだが、大量発生のせいで村の備蓄食糧を盗んだり、家畜を襲うようになってしまってな…」

ゆみ「何しろ数が多くて難儀している。 どうだ? 手伝ってくれれば、報酬は弾むつもりだが…」

京太郎「……」


・どうする?
ゆみと共にイケダ退治へ→>>81
いや、断って大会の方に参加する→>>33

>>75

京太郎「おらぁっ! 止まれ! 止まれぇ!!」バッ

御者「!?」


京太郎が勢いよく馬車の前に飛び出すと、洋榎の言っていた通り、御者はすぐに馬を止めた…

そして、作戦通り、残り5人が飛び出して馬車の周りをグルリと取り囲んだ。


洋榎「おのれら観念しいや! うちらは泣く子も黙るブラッディ・ヒメマツ団やで!」

洋榎「命が惜しければ金塊置いてとっとと消えるんやな!」


啖呵を切った洋榎… ところが!


?「クク…w やはりお前らがこの馬車を襲いに来るという諜報部隊の情報は正しかったようだな…」ガチャッ…

洋榎「!? な? お前は!?」


>>55














>>25
 シュゴオオオオオオォォ……!!


恒子『な、なんですかアレは…?? 火災? す、すぐに消火を・・・ い、いや、これは・・・!』


周富徳(京太郎)「ふふ…w」ゴオオオオオォォ…!


恒子『ガスコンロの火…? な、なぜあんな巨大な火柱が…??』


周富徳(京太郎)「ガス菅の一部を潰してさえぎらせてもらった。 全てのガスがこのコンロ一台に集まるようにしたのだ」

恒子『は、はあぁ…?! あんた勝手になんてことを…??』

周富徳(京太郎)「やかましい! 私のチャーハンにはこれだけの火力が必要なのだ! 黙って見ていろっ!」ガンッ!


有無を言わさず、その猛烈な火柱の立つコンロに中華鍋をセットした周京太郎…


恒子『え、ええぇ・・・?? その火でチャーハンを炒めるの? そんなことしたらすぐに真っ黒焦げに・・・』


 ザパァッ!  ジャッジャッジャッ…!


周富徳(京太郎)「フンッ、フンッ、フンッ!!」ザッザッザ…!

恒子『ほ、本当にご飯を投入してしまいました…! あああ勿体ない! これじゃ丸焦げに・・・ !? い、いや、焦げてない!? ど、どうして!?』


なんと…! 周京太郎は、超高速で鍋を振るう事で飯を常に空中でシャッフルさせ、超高火力でも焦がさずに炒めていたのだ…!


周富徳(京太郎)「ふははははははははっ!!ww これが“炎の料理人”のチャーハンだっ!!」ズアッズアッズアアァッ…!

>>83

>>88 (「エトペン」)

“マホ「肌身離さず身につけていれば… きっと、お兄さんのお役に立つのです!」”


絶体絶命の京太郎の脳裏に浮かんできたのは、あの頭に赤いリボンをつけたスリの少女だった…


京太郎(ここは・・・コレに賭けてみるしかねぇ!)バッ


懐から、マホにもらったエトペンのぬいぐるみを取り出した京太郎…!


京太郎(どうやって使うのか分かんねーけど…)

京太郎(お守りってんなら、こういう時に役に立ってくれるはずだ!)

京太郎「エトペンッ! アイツをやっつけろぉ!!」ブォンッ!

ドム「!?」


空中高く、エトペンを放り投げた京太郎… 

すると!


 ピカアアアァ―――ッ!!


恒子『なっ!?』

>>72







>>23

 ワイワイガヤガヤ… ザワザワザワ… 


塞「京太郎くんお疲れ様! いきなり初日からピークのホールに入ってもらっちゃって、ごめんね?」

京太郎「いえいえ、俺少し経験ありますから…全然大丈夫っすよ」

胡桃「確かに、とても新人とは思えない働きっぷり…」

豊音「ちょー大助かりだよー♪」

エイスリン「シゴトデキル! カッコイイ!」

シロ「帰りたい…」ダルゥ…


ひと段落つき、ホールで互いに会話を交わす「みちのく」スタッフたち…

ところが、その時!


 ヤ、ヤメテクダサイッ!  ウヒョヒョヒョヒョww  チョットグライイーダロ?  グフォフォフォww  キャーサワラナイデクダサイッ!


京太郎「ん…? あれは……?」

>>96












>>70

恒子『さあさあっ! ただいま、会場中央には様々な食材がズラリと並べられ… 二つの厨房セットもセッティング完了ォ!』

恒子『対戦する二人の選手も、福路選手は制服にエプロン、須賀選手は白衣のコックコートを着込み準備万端! あとは試合開始のゴングを待つのみぃ!!』

恒子『では… 試合前にお二人の意気込みを聞いてみましょう! 福路選手、いかがですか?』スッ

美穂子「…はい、私の大切な人を思いながら…心を込めて美味しいお弁当を作りたいと思います」

恒子『なるほど! 殊勝な心がけですね…! では、須賀選手!いかがでしょう!?』

京太郎「あー・・・えっと、まあ・・・・」

京太郎「お、俺なりに、精一杯… ガンバリたいと思います…」


恒子『さああぁ準決勝は料理対決ゥ! 第一戦のテーマは“お弁当”!!』

恒子『一体どのような勝負となり、どのようなお弁当が私たちの目の前に現れることになるのか…?』

恒子『非常に楽しみですねっ! では、よおおおおぉぉ~~~~い・・・・・』

恒子『はじめぇっ!!』


 ドジャアアァ―――ンッ…!


コロッセオにドラの音が響き渡り… 京太郎の命運を決める、非情なるお弁当対決が始まった…

>>49








>>82

 ワアアアアアアァァ――ッ!!  フタリトモガンバレェーッ!  ウマイチャーハンツクレヨオォッ!  ガヤガヤガヤ……


京太郎(っく…! と、とにかくやるしかねぇ…!)

京太郎(具材は何にする…? つっても、チャーハンなんて基本的に、ネギと卵のヤツしか作ったことねーぞ…? あとはそれにレタスとか鮭フレークとか入れてアレンジするだけでさ…)

京太郎(でもいつも作ってるようなチャーハンじゃまず勝てねえ… 何か高級な食材… そうだな、フカヒレとか入れてみっか…?)

京太郎(ハオさんの方は何を・・・うぉっ!?)


 シュバッ!  シュバババババアアァッ!!


京太郎(こ、これは・・・!)


目を見張る京太郎… しかしそれも当然…!


ハオ「ふふ・・・♪」ババババアァッ


恒子『こ、これは… 速いっ! ハオ選手凄まじいスピードだああアァッ!!』

恒子『ちゅ、厨房では・・・ハオ選手の影しか見えませんっ! ま、まるで風のような…なんという流れるような手際…!』

恒子『“スピードは料理人の命”とも言います…! さすがはアジア帝国で銀メダルを獲得した料理人!!』


京太郎(た、確かに… 調理作業の動線に全く無駄がなく淀みがない…!)

京太郎(あれは、今までにチャーハンだけでも数千…いや、数万杯は作ってきた人の動きだ…)

京太郎(ちくしょう…! やっぱり俺なんかがチャーハン勝負で勝てるわけがねえ…!)ギリッ

>>60

>>68

ハオ「点数は同じでも… 私と彼のチャーハンには大きな違いがありました…」

恒子『え…? と、言いますと?』

ハオ「私のチャーハンは、完璧に仕上げはしましたが、どこの中華料理店でも見られるようなオーソドックスなもの…」

ハオ「しかし彼は、スープがけチャーハンという、ほとんど見ることの無い珍しいチャーハンで勝負してきました…」

ハオ「さらに、炒めているのにサッパリと仕上げたことで、私のチャーハンの後でも、サラサラと美味しく食べられるものでした」

ハオ「もし今、また審査員の方たちが私の五目チャーハンを食べれば、油っこく、クドく感じるはずです… 料理勝負としては、明らかに私の負けですね…」


恒子『えー… 準決勝第一試合、チャーハン対決…! 両選手が満点を出してしまい、引き分け再試合かと思われましたが…』

恒子『ここでハオ選手の方が、試合を辞退…! よって、須賀選手の決勝進出が決定いたしましたああアァッ!!』


 オオオオォォ――…!  キョウチャンヤッタゼッ!  キョウタロォッ!ケッショウモガンバレヨォッ!! ハオチャンモヨクガンバッタァッ!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ……


京太郎「・・・ん? あん・・・? あれ、ど、どうなったんだ?」キョロキョロ


勝負終了と同時に、変身が解けた京太郎…


ハオ「京太郎… 素晴らしいチャーハンだった」

京太郎「え? は、はあ… ど、どうも…?」

ハオ「決勝戦も… どうか、私の分まで頑張ってくれ…!」ニコッ

京太郎「はぁ… は、はい…///」

京太郎(な…なんかよく分かんねーけど、アイテムのおかげで勝てたのか…?)

>>45

>>76

だが… 対戦相手が現れた時、京太郎のその余裕の表情は一転、真っ青になった…


恒子『続きまして対戦相手は・・・』

恒子『その比類なきパワーで数々の巨大モンスターを屠ってきた鉄人…!』

恒子『人呼んで“バトルアックスのドム”、カゼコシ村のガーディアン・・・深堀イイイィ・・・純代オオオオオォォ――――ッッ!!』


ドム「うす…」ユラァ…


京太郎「どひっ!? はあぁ・・・?? な、なんだよありゃ??」


そのドムは… ただのドムではなかった…

その上腕の筋肉は服をはちきらんばかり… その眼光の鋭さたるや今にもビームが飛び出さんばかり…!

さらに身の丈は3m近くもあり… しかも自分の体と同じくらいの大きさの巨大なバトルアックスを両手に握り込んでいた…

そう、まるで映画「バイオハザード」に登場する、巨大な戦斧使いのモンスターのような少女だったのである…!


京太郎「ど、どどど… どうしろってんだよ! あんなヤツ・・・!」カタカタ

>>28










>>44
なんと京太郎、10種11牌から、わずか8巡で国士テンパイ!!


京太郎手牌:①⑨119一九東西北白發中


京太郎(国士無双南待ち…!!)

京太郎(河に出てる南は一枚だけ… 残りは三枚もある! きっと山のどこかにまだあるはずだ…!)

京太郎(出ればツモだろーがロンだろーが文句無しトップ終了だっ! さあああぁ来いっ! 南!!)チャッ


鼻息荒く牌をツモる京太郎・・・ しかし・・・!


京太郎「…」チャッ

京太郎「……」チャッ!

京太郎「………」チャッ!!

京太郎(う…? こ、来ねえし出ねえ…! 流れが止まりやがった…)

京太郎(残りの南… 一体、どこにあるんだ…? ・・・ん?)


明華「……」


京太郎(元の世界では臨海女子の世界ランカーだった雀明華… 確か風神とか呼ばれてたっけ…)

京太郎(…ん? まてよ、“風神”…? っつーことは、まさか…?)


明華「………」ゴゴゴゴオオォ…!

>>67

>>77>>73 (酒場に応募)

京太郎(ま、悪いことはしたくねーし… 料理なら少し自信があるし、染谷先輩の店の手伝いで接客も少しやったことあるし…)

京太郎(ここはとりあえず酒場でバイトして、資金を稼ぐとしますか…)


ということで京太郎は早速件の酒場に出向き… 熊倉オーナーの面接にも受かり、その日からバイトを始めたのだった。 





~大衆酒場「みちのく」~


 ザワザワガヤガヤ…  ワイワイガヤガヤ……


塞「はい! 生二丁お待たせしましたー!」

エイスリン「エーット、ゴチュウモンハ、エダマメト、ナンコツカラアゲト…」

豊音「はわわ、ちょー混んできたよー!」

胡桃「そこ! 酔っ払い! あんまり騒ぐな!」

シロ「だるぅ・・・」


その店では、人間の冒険者たちの他エルフやドワーフ、オークやリザードマンといった異形の者たちも集う中、5人の少女たちが忙しく立ち働いていた…

そして…


京太郎「B卓バッシング入りまーす! はい、四名様お座敷にどうぞ! こちらお通しの筑前煮です。 先に飲み物のオーダーうかがってよろしいでしょうかー?」テキパキ

>>17



>>59 (「智者の聖水」を持っているので、飲んでみる)

京太郎(ちくしょう…! 50点満点なんて、反則だろ…? やっぱり俺なんかがあの人に勝てるわけねぇ…!)


愕然とする京太郎…! しかし…その時、京太郎の脳裏に、あのギルドでイケダ征伐に誘ってくれた少女の顔が浮かんできたのだ…!


“ゆみ「これは“智者の聖水”というモノで… 服用すると、体と意識に劇的な変化が起こり、危機を救ってくれる…という、特別な水なんだ」”


京太郎(…これ、まるでドラッグみてーだから、なるべく飲みたくなかったんだけど…)

京太郎(もうそんなこと言ってらんねぇ! すがれるモノにはなんでも須賀らねーと、絶対勝てない…!)スッ…

京太郎(頼むぜ…! “智者の聖水”!)ゴクッゴクッゴクッ…


恒子『ん…? 須賀選手、何をしてるんでしょう? 何か飲み始めた…?』


京太郎「ふぅ…」コトッ

京太郎(…ちょっと甘くて、わりと美味かったな… でも、別に特に変化は・・・ ん?!)

京太郎(な、なんだぁ…? か、体が、熱く…??)カアァー…!


そして…


 ビキィ…ッ! ビキビキビキイィ…ッ!!


恒子『へぁっ!?』

>>93


>>94

周富徳(京太郎)「むふふふふ・・・ww」ゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオォォ…!!


恒子『い、一体、何が起きているのでしょうか…? 須賀選手が、突然錦織圭がフケたようなオッサンに変身してしまったぞぉっ!?』


周富徳(京太郎)「チャーハンか… 中華はチャーハンに始まりチャーハンに終わる… 私が真のチャーハンというものを見せてやろうっ!!」カッ!


周富徳へと変身した京太郎が、自信に溢れた堂々たる態度でガス台の前に立つ…

そして・・・


 ゴオオオオオオォォッ!!!


恒子『あひゃぁっっ!??』


悲鳴を上げる恒子…!

突然… コロッセオに、5~6mはあろうかという巨大な火柱が立ち上がったのであるっ!!


>>15












>>81

 バサバサッ!  バサバサバサアァ!


京太郎「うひゃっ!? な、なんだ? イケダか?」

ワハハ「コウモリだよ。 それくらいで驚くな」ワハハ


洞窟に入ると、冷たく、湿った空気が奥から吹いてきて京太郎の頬をなぜた…

先頭のゆみが松明を持ってはいるが、外の光が届かない所まで来ると、しんがりの京太郎は自分の足元すらよく見えなくなってきた。


京太郎「・・・くそ、イケダの奴ら… どこにいるんだ?」

ゆみ「なに、そこまで警戒しなくてもいい… 恐らく全員奥の広間で眠っているはずだ」


が、その時だった…!


 ニャアアアアアアアァァ―――ッ!!  ソレッ、イマダシッ!! オオオオオオォォ―――ッ!!


京太郎「なっ!?」


>>66











>>78

 ザワザワガヤガヤ…  ドウテン…  ド、ドウナンノ…?  ガヤガヤガヤ…


恒子『えー… 準決勝第一試合、お弁当対決…! 両選手が満点を出してしまい、引き分け再試合かと思われましたが…』

恒子『ここで福路選手の方が、試合を辞退…! よって、須賀選手の決勝進出が決定いたしましたああアァッ!!』


 オオオオォォ――…!  キョウチャンヤッタゼ!  キャプテン、ザンネン…  キョウタロォッ!ケッショウモガンバレェッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ……


京太郎「・・・ん? あれ・・・? あれ、ど、どうなったんだ?」キョロキョロ


勝負終了と同時に、変身が解けた京太郎…


美穂子「京太郎さん… 素晴らしいお弁当でしたね♪」

京太郎「え? は、はあ…」

美穂子「決勝戦も… どうか、私の分まで、頑張って下さいね…!」ニコッ

京太郎「あ、は、はい…///」

京太郎(な…なんかよく分かんねーけど、アイテムのおかげで勝てたのか…?)

>>45











>>21

 カーンッ!


しかし、非情にもゴングが鳴り、試合が始まってしまった…!


  ワアアアアアアァァ―――ッ!  オオオオオオオォ―――ッ!  ソレッ、ヤレェ――ッ!! 


恒子『さあぁ一回戦が始まりました! 勝つのは駆け出し冒険者の少年か、それともやはり超人少女ドムかーっ?!』


池田「すーみん、ファイトだしぃ!」

美穂子「深堀さん、がんばってー!」

文堂「深堀先輩、いつもみたいにやっちゃって下さい!w」


ドム「………」ジリジリ…

京太郎「うぐぐ…?」


仲間の声援を背に受けながら、徐々に距離を詰めてくるドム…!

その、冷徹な表情を見た時、京太郎は更に身のすくむ思いがした…


京太郎(あ、あれは・・・俺と闘おうって顔じゃねー…! これから虫でも潰そうって顔だ…!)

>>88







>>50

京太郎(幸いラス親だから、ここで和了ればまだチャンスはあるけど…)

京太郎(一発逆転を狙う方がまだ勝つ可能性あるか…? ・・・ん?)チャッ


南四局の配牌を起こした京太郎の眉がピクリと動く…

その配牌は・・・!!


京太郎配牌:①113489九東西北白發中 (①筒子 1索子 一萬子)


京太郎(10種11牌…! これは…天が俺に国士を狙えと言っているのか…?)

京太郎(前に、国士無双を10種から狙っても90%以上は和了れないって、和が言ってたけど…)

京太郎(永水の巨乳巫女さんの絶一門効果も切れたみたいだし、この状況なら… 思い切って狙った方が、まだ勝てる可能性あんじゃねーかな…)

京太郎(何しろ親の役満は48000…! 一発でこの戦況を引っくり返して、トップ終了にすることが出来る…!)

京太郎(……いやいや、ちょっと待て…! 索子が配牌で6枚あって、字牌もこんだけ揃ってんなら、とりあえず染め手を作って和了って連荘狙いっつー手もあるよな…)

京太郎(くそ…! どっちを狙えばいいんだ…?)


衣「…おい、キョウタロー、貴様が親だぞ? 早く牌を切れっ!」

京太郎「あ、はい、えっと・・・」


・何を切る?
八索切りの国士一点狙い→>>44
一筒切りの索子染め手狙い→>>46




>>41 (ドラゴン)

玄ゴン「むほほほほほほほww はあはあ… そ、育ちかけのおもちも、さ、最高ですのだ…!」ハアハア

マホ「ひゃああぁっ!? くすぐったいですぅ! 放すですぅ!!」ジタバタ


京太郎「な、な・・・? なんだこりゃあ??」


目を見張る京太郎…!

しかしそれも当然… 少女を襲っていたのは、首から下は巨大なダークドラゴン… そして頭はドラゴンロード松実玄という、異形なる怪物だったのである…!


玄ゴン「さあ、一緒に私の巣へ帰るのです。 将来は和ちゃんみたいな立派なおもちへと成長させてあげましょう! むほほっ!w」バサァッ!


ワケの分からないことを言ってその場を立ち去ろうと、翼を広げたダークドラゴン…!


マホ「あああぁ――っ! 助けて下さいですぅ――っ!!」


京太郎「っく・・・!?」


・どうする?
マホを助ける!→>>56
財布はあきらめてギルドの受け付けへ→>>73










>>52

恒子『審査員は、先ほどの福路選手のお弁当を完食していたので、ほぼ満腹だったはず…! なのに、なぜ同じオカズのお弁当をあんなに勢いよく…?』

海原京太郎「ふん…女よ、貴様それでよくアナウンサーなどできるものだな」

恒子『な、なんですとぉ…!?』

海原京太郎「よく聞け。あの審査員どもはそもそも・・・“まだ満腹ではなかった”のだ」

恒子『は?』

美穂子「………」

海原京太郎「空腹時に突然唐揚げやミートボールといった脂っこいものを食せば、胃は驚いて満腹中枢を刺激する… 一時的な胃もたれのような状態だ」

海原京太郎「しかし少し経てば腹が減り無意識のうちに弁当に手が伸びる… 育ち盛りの思春期の少女たちが、弁当一個で足りるはずはないからな」

恒子『い、いや、しかし… 脂っこいのはあなたも同じでしょ? 同じオカズだったんだから…』

美穂子「いえ… 同じオカズでも、彼の作ったモノは私のソレとは全く違うモノです」

恒子『え?』

海原京太郎「ほう… そこの片目を閉じている女は、少しは見る目があるようだな…w」ニタアァ…

海原京太郎「その通り、私が作ったのは、唐揚げは“揚げない”唐揚げ… そしてミートボールは高野豆腐入りのミートボールだ」

海原京太郎「油を使わない唐揚げは、サクサクの衣をもも肉にまんべんなくまぶして焼いたもの… そして高野豆腐入りミートボールは冷めても豆腐が肉汁を吸ってくれるからいつまでもジューシー…!」

海原京太郎「当然両方とも…脂っこくなどないのだ!」

>>78







>>95 (アイテム「ザントマンの砂」を使う)

イケダA「あとはあの金髪ヤローだけだし」

イケダB「楽勝だし!」

イケダC「全員でタコ殴りにするしw」

京太郎「っく・・・!」


大量のイケダたちに取り囲まれ、絶体絶命の京太郎…!

しかし、そんな京太郎の脳裏に浮かんできた少女があった…


“ユキ「どうぞ、助けてもらったお礼に、これを差し上げます。 “ザントマンの砂”という名前です」”

“ユキ「ピンチに陥った時… 敵に向かって中の砂を投げつけて下さい。 きっと、役に立つはずです…!」”


京太郎(くっそ…! こうなったら、あの子の言葉を信じてみるしかねぇ!!)バッ

京太郎「イケダどもぉ! ナメんじゃねえっ! コレでもくらええぇっ!!」


 バサアァ――ッ!!


イケダA「なっ!?」


ユキからもらった皮袋を懐から取り出した京太郎は、砂かけババアよろしくイケダたちに向かって中の砂をぶっかけた…!

>>87





>>13 (断って大会の方に参加)

京太郎(イケダ退治ってのも、興味はあるけど…)

京太郎(もしその仕事に参加することで、大会に参加できなくなったら大変だ…!)

京太郎(時間がない俺には、この大会で優勝してさっさと勇者になって、魔王を倒しに行くしか、おそらく生き残る道はねえ…!)

京太郎「せっかくですが… お断りさせて下さい」キッパリ

ゆみ「そうか…? 君にとっても、悪い話ではないと思うんだが…」

京太郎「大丈夫です! 俺、こう見えても根性ありますから! 経験積まなくても、大会はなんとかしてみせます!」

ゆみ「……」

煌「京太郎さん、では、こちらのエントリーシートに記入を…」スッ

京太郎「あ、はい、はい」サラサラ





この日… ギルドから宿屋への帰りの途中で武器屋に寄った京太郎は、一振りの諸刃の剣を購入した…


京太郎(よし… ヤルからにはヤッてやる…!)ギラッ

京太郎(待ってろよ咲…! 俺が勇者になって、お前のこと助けに行ってやっからな…!)


京太郎はベッドに潜り込み、明日の大会に向け、健闘…いや、必勝を念じつつ、眠りについたのだった……

>>76





>>46

京太郎渾身のリーチが卓上に突き刺さるッ!!


衣(!? く…! 下家の親から感じる…この澎湃たる気運…!)ゾクッ

衣(最低でもハネ満… 裏ドラでも乗れば倍満にも達する大物手か…?)

衣(まずい、月に翳りを感じる… 風使いや巨乳巫女にばかり瞻っていたらこの男が来たか…! ここは急がねば!)

衣「ポン!」パシィッ!


恒子『やや出遅れていた天江選手、ここで副露…! これでこの局、全員がテンパイとなりましたっ!』

恒子『雀選手はダブ南、石戸選手と須賀選手は共にホンイツ… そして天江選手は喰いタンをテンパイしています…』

恒子『最下位の須賀選手以外は、今の手を和了れば即、優勝です! 須賀選手も、親ですので和了れば他家3人を射程圏内にまで引きずりおろすことができそうですっ!』

恒子『さああぁ、勝利の女神が微笑むのは誰になるのか…? 一体、どのような結末が待ち受けているのでしょうか!?』


 チャッ、パシッ、タンッ!  チャッ、ピシッ、トンッ!  チャッ!… 


四人の運命を決める牌が巡る…!

そして… もはや流局かと思われた、終了間際17巡目…!


京太郎(さあ・・・来いっ!)チャッ!

京太郎「…う!?」


恒子『あ…? す、須賀選手、その牌は・・・!』

>>54


>>91

京太郎「!?」


振り返ると、そこには、マフラーをしたエメラルドのような碧色の瞳をした少女が立っていた…


宥「クロちゃん… またその恰好でイタズラしてるの? もうやめなさいって言ったのに…」

玄ゴン「お、おねーちゃん…?」

宥「旅館のお手伝いサボって、遊んでばかりいて… そんなことしてばかりじゃ、もうおねーちゃんクロちゃんのことヨシヨシしてあげないよ?」

玄ゴン「そ、それは困るのです…! わ、分かりました、戻って手伝いをするのです…」シュウウウゥー…


そのダークドラゴンは、みるみるうちに縮んでいき、元の人間の姿に戻ると肩を落としてその姉について帰っていった…


京太郎「な…なんだ? 助かったのか…?」

マホ「お、お兄さん… ありがとうございました!」

京太郎「へ?」

マホ「マホはお兄さんに命を救ってもらったのです… 本当にありがとうございました…!」

京太郎「い、いや、別に… 結局俺何もできなかったけど…」

>>69








>>56 (棍棒で殴りかかる)

京太郎(ち、ちくしょう…! 何か武器は…?)キョロキョロ


必死に周囲を探った京太郎の目に、ラーメンの生地を伸ばす麺棒のようなモノが映った。


京太郎(く、くそ…! もうアレしかねえ!)バッ

京太郎「このやろぉっ! その子を放しやがれ!!」バシバシ


必死にその棒でドラゴンの脚を叩く京太郎… しかし…


玄ゴン「むほほほほほほww かゆい、かゆいですのだww」

京太郎「く…? ぜ、全然効かねえ?!」

玄ゴン「当たり前ですのだ! この阿知賀のドラゴンロードこと松実玄に、物理攻撃など効くわけないのですww」

玄ゴン「もう飽きたですのだ。 消滅するのです!」ブワアァッ!

京太郎「!?」


ドラゴンが口を開くと・・・なんたることか、喉の奥から、まるで火炎放射器のようにファイヤーフレアが放出され、京太郎の身を包んだのだ・・・!


京太郎「わちゃっ!?? あぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃあああぁぁっっ!!!」=3


須賀京太郎が最期に見たのは… 意気揚々とマホを抱え上げて飛び去るドラゴンの後ろ姿だった…


~GAME OVER~ (選択肢に戻る→>>56



>>84

酒場で一週間バイトし、2万ルピーの資金を得た京太郎は改めてギルドを訪れた。 


煌「あ、お兄さん、ようこそ! 仕事はうまくいきましたか?」スバラッ

京太郎「はい、お陰様で… この通りっす!」ジャラ…


金貨のたっぷりと入った皮袋をカウンターの上に置いてみせた京太郎…


煌「オオッ!これはすばらですね!」

京太郎「それに… 資金の他に、アイテムまでゲットできたんですよ(何に使うかよく分かんねーけど)」

煌「ほお、アイテムまで…! なるほど、京太郎さんはこれからパーティを組む予定なのですか?」

京太郎「そうですね。 でも、俺にはそんなに時間がなくって…」

京太郎「悠長に仲間探しをしてるヒマはないんですよ。 早く勇者にならなければいけないので…」

煌「勇者ですか?」

>>51















>>72

 スカアァッ! ブオオォンッ…! 


ドム「うっ!?」ヨロッ


ドムの戦斧は空を切っていた…


ドム「あれ? どこに…?」キョロキョロ

“スーパーのどっち『遅い…』ヌウゥ…ッ”

ドム「!?」


いつの間にか、ドムの背後に回り込んでいたのどっち…


“スーパーのどっち『その程度のスピードでは、何半荘やろうが、一度も和了ることはできませんよ…!』ズモモモオオォ…”

ドム「なぁ…にぃ…?」

“スーパーのどっち『うなれ・・・グングニル・・・!』スゥッ”


 フォンッ!


京太郎はその時、一陣の風が吹いたように感じた…

しかし、次の瞬間には、ドムの巨体がゆっくりと傾き、地響きを立てて地面に倒れ伏していた…

のどっちの神速の槍の連撃が決まっていたのである…!

>>97



>>96 (土下座)

 しゅっばああぁっ!!


塞「は?」
胡桃「ぷ?」
豊音「ふぇ?」
エイスリン「OH?」
シロ「……」


凄まじいスピードだった。

京太郎が少し身をかがめ、爽が警戒して身構えたその直後… 

彼は光の速度で床に這いつくばっていた。


爽「??? な、な、なんだぁ? んだお前??」

京太郎「どうか…どうか! お収めを…! ここはお引き下がり下さい!!」ドゲザァッ!

爽「へ?」

京太郎「この・・・男・須賀京太郎の魂の土下座に免じて・・・どうか! これ以上はおやめ下さい…!」フカブカァ…


深々と頭を下げてあの究極のポーズ、日本の崇高なる文化DOGEZAをキメた京太郎…

その姿は… 三周半ほど回って、かえって清々しく、美しい至高な雰囲気…気高さすらまとっていた…


爽「・・・ちっ、な、なんだよ、バカじゃねーの…?」


意表を突かれ、出鼻を挫かれた爽は、これ以上ユキにからむわけにもいかず…

そそくさと会計を済ませ、大人しく帰っていった…
>>84

>>56 (魔法を使う)

京太郎「? ま、魔法を使う…? どゆこと??」

京太郎「俺って、魔術師でもなんでもねーよな… ど、どーやったら魔法なんて使えるんだ?」

玄ゴン「? 何を一人でブツブツ言っているのですのだ」


魔法を使うといっても、何をどうしたらいいのかサッパリ分からない…

途方に暮れる京太郎の脳内に、再びあの妖精優希が現れた。


“優希『京太郎! よく聞くじぇ。この世界では、魔道士じゃなくてもレベルの低い簡易魔法なら使うことができるんだじょ』”

京太郎「ゆ、優希?」

“優希『ドラゴンに有効なのはエネルギー波を射出するタイプの魔法だじぇ… 京太郎! 両手を前に突き出して意識を集中し…“ロン”と唱えてみるじぇ!』”

京太郎「ろ…ロン? 麻雀かよ?」

“優希『いいから早くやってみるじぇ!』”

京太郎「お…おう…(カメ○メ波みたいなかんじか…?)」スゥ…


言われたように両手を前に突き出してみた京太郎…


玄ゴン「ん…? 何をする気ですのだ?」

京太郎「こ、このバケモノめ…! お、俺の魔法をくらえっ!」バッ

京太郎「“ロン”!!」ブワアッ!

>>91



>>11 (少女を追う)

京太郎「んのやろっ! 子どもだからって…逃がすと思うなよ!」ダッ


京太郎は、そのハンドボールで鍛えた健脚で、外へと逃げた少女を追った…


京太郎「はあはあ… ん? あ、あいつ…どこへ行った?」キョロキョロ


 キャーッ!  タスケテエェッ!!


京太郎「へ!?」


ただならぬ悲鳴を耳にし、振り返ると、そこでは・・・


マホ「や、やめるですぅ! な、何するですかぁ!!」=3

??「グフォフォフォフォフォ・・・w」


先ほどの、財布をスッた少女が、○○に襲われていたのである…!


・マホは誰に襲われていた…?
ドラゴン→>>30 
ロリコン→>>61










>>77>>73 (盗賊に応募)

京太郎(とりあえず先立つモノ・・・金がねーと話にならん… 盗賊ならてっとり早く報酬が手に入るだろ)


盗賊に応募し、京太郎は夜になってから指定された噴水広場へと向かった…

そこには、棍棒、サッカーボール、お好み焼きのコテ、チョココロネ、串カツの串などで武装した5人の少女がいた。


洋榎「おう! 兄さんがギルドの応募見て来てくれた戦士さんか?」

京太郎「あ、はい… まだ学生ですけど」

洋榎「かまへんで! うちは盗賊団“ブラッディ・ヒメマツ”の頭領洋榎や! よろしゅうたのむで!」


由子「背が高いのよー」

絹恵「いい戦力になりそうやな」

末原「男手があるのは助かる」

漫「兄さん、タコ焼き食べる?」スッ

京太郎「あ、どうも…」


>>63










>>57

 ブワアアアアアアァァァ・・・!!


京太郎「な、な、なんだこりゃ・・・??」


驚愕…! 

なんと、突然、その赤毛の女の背中から巨大なタコ、蛇、怪鳥といった恐ろしげな怪物たちが飛び出してきたのである…!


爽「ナメやがって… 私はホッカイドー国最凶の黒魔道士、“カムイ使い”の獅子原だぞ!」

爽「フリ、ホヤウ、アッコロ! 餌だ! やっちまえっ!」バッ!


爽の号令で一斉に京太郎に襲い掛かる異形たち…


京太郎「あいいぃっ!? どしぇええええぇ――っ!??」=3


京太郎が最期に心に思ったことは… 異世界ナメ過ぎたな、という後悔の念であった……


~GAME OVER~ (選択肢に戻る→>>96














>>29 (国士一点狙い)

京太郎(・・・よしっ! 男ならやっぱ国士狙いだろっ!)タンッ→八索


京太郎、最初の捨て牌は、国士決め打ちの八索切り…! 起死回生のイッパツを狙う!!


衣(八索…?)ピクッ

霞(あら…)

明華(染め手… いや、国士狙いでしょうか…?)


京太郎の第一打に不穏な匂いを感じ取る他家3人…

そして… その京太郎の意気に応えるかのような牌が、次々と手牌に舞い込んできた…!


京太郎(お…? 来るっ! 来るぞおぉ! これ・・・マジで国士和了れるぞ!!)


8巡目…


京太郎「……」チャッ!

京太郎(! き・・・来やがった!w こ、国士テンパイ…!!w)

>>22








>>27>>20
そして他の準決勝の試合も終わり… いよいよ決勝戦が始まろうとしていた…!


恒子『さあああぁ皆さん! タ・コース王国勇者決定戦もいよいよ大詰め! ファイナルステージ決勝戦ですッ!!』

恒子『決勝で闘う競技は・・・リアルファイトでも、料理対決でもありません!』

恒子『運、勝負強さ、技術、洞察力など様々な能力が試される究極のテーブルゲーム・・・ “麻雀”ですッ!!』

恒子『今の時代、麻雀が強くなくては勇者など務まりませんからねッ!』


 ワアアアアアアアァァ――ッ!!  マージャン!  マッテマシタァッ!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ…!!


京太郎(はあ… ある程度予測してたけど、やっぱ麻雀か。 ったく、勇者ってのは随分いろんなスキルが求められるんだな…w)

京太郎(でも麻雀なら有利だぜ…! 何しろ俺は、全国でも化け物級と言われる和や咲、優希たちと毎日卓を囲んでたんだからな…!)

京太郎(そりゃ戦績はいつも俺が最下位だったけど…この経験はデカいはず)

京太郎(誰が相手でも、たいていの奴には有利に勝負を進められるはずだ…!)


だが・・・


恒子『では、早速ファイナリストの四名に登場していただきましょう! まずはダークホースの須賀選手… そして……』

恒子『石戸霞選手、雀明華選手、天江衣選手の四名です!!』


霞「うふふ… 勇者の座は私のものよ♪」ドタプゥンッ

明華「フフッ、良い追い風が吹いています…!」フワアァッ…!

衣「有象無象どもが…! 闇の現を見せてやろう!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオォォ…ッ!!


京太郎「」チーン >>80

>>29 (索子染め手狙い)

京太郎(・・・焦るな…! 国士を狙いに行って、和了れなければその時点でジ・エンドだ… やっぱりここは…!)

京太郎(堅実に索子の染め手狙い! これなら、和了りさえすれば連荘に持ち込める…!)タンッ!→一筒


京太郎、逡巡したのち、一筒切りを選択… 次の巡目では都合よく七索を引く…!


京太郎(お…? 789のメンツが出来た! やっぱ八索切らなくて良かったぜ…!)


その後も… 京太郎は無駄ヅモも引きつつ、粘り強く索子を集め…

遂に14巡目! テンパイに到達する…!


京太郎手牌:1123456789中中中 


京太郎(っしゃあああぁっ! 来た! 来たよ…! 中ホンイツ赤1… 1-4-7索の絶好の三面待ち!)

京太郎(一索が来ればイッツーもつくぜ… よっしゃ、ここはもちろん…!)ガチャッ!


京太郎は点棒箱を開け、もう一本しかない千点棒を握り込んだ…


京太郎(この…最後まで残ってくれた千点棒は、きっと、俺を勝利へと導いてくれる魔法の棒なんだ…!)

京太郎(負けねえっ! 真の勇者になるのは・・・この須賀京太郎だッ!!)

京太郎「リイイイイィィ―――チイイィッッ!!」タァンッ!

>>34




>>60

 ガツガツムシャムシャ、ガブッハムゥッ!  モギュモギュプリ、プリィッ!♪  モムモムモム…ゴクゥンッ! ムグムグマグマグクチャッ、ペロリッッ!♪


恒子『それぞれのレンゲを動かす手が全く止まりません…! 審査員全員、ハオ選手のチャーハンに身も心も奪われてしまった様子!!』


ハオ「…チャーハンとは、半熟の卵に具材と冷や飯を混ぜたモノ… ただそれだけの事ですが、それだけではありません…!」

ハオ「まず、飯は完璧にバラバラになっていなければチャーハンとは言えない… そして、さらにそのバラけた飯粒一つ一つに、卵がコーティングされていること… それでこそ本物のチャーハンと言えるのです」


恒子『確かに…! チャーハンはシンプルな料理ですが、非常に奥が深く、“チャーハンさえ食べればその店の格が分かる”とさえ言われています…!』

恒子『ハオ選手のチャーハンはまさに、その真髄を極めたモノと言えるでしょう…! シンプルでありながら究極のチャーハンだあアァッ!!』

恒子『では…腹ペコシスターズの皆さん、審査の方をお願いします!!』


 テレテレテレェ~ン♪


効果音と共に、各審査員の上のスクリーンに、点数が表示される…!


 セーラ10 穏乃10 美幸10 ダヴァン10 初美10


恒子『な・・・なんとぉ?! ま、満点! 審査員全員が10点満点ン! ハオ選手、パーフェクトです!!』

恒子『さあ…こうなると須賀選手は、同じく満点を出してとりあえず引き分けに持ち込むしかありません…! 非常に厳しい状況となりましたああアァッ!!』


京太郎(ぐむむうぅ・・・?)


・ピンチ…! どうする?
アイテム「智者の聖水」を持っているので、飲んでみる→>>58
アイテム「智者の聖水」は持っていないので、高級食材で勝負する→>>65

>>88 (「ザントマンの砂」を使う)

京太郎(ここは・・・コレしかねぇ!)バッ


京太郎は、懐からユキから譲り受けたあの皮袋を取り出した…

ピンチの時、敵に向かって投げろと言われていた「ザントマンの砂」である…!


京太郎「おらぁっ!」ヒュンッ!

ドム「!?」カキーン!


京太郎が右手に持っていた諸刃の剣を投げつけると、ドムは戦斧を使って横に弾いた…


京太郎(今だっ!)ギラッ!

京太郎「おらあああぁっ! コレでもくらええぇ――っ!!」バシャアァーッ!


はるか頭上にあるドムの顔面に向かって…催眠効果のある「ザントマンの砂」を投げつける…! 


京太郎(大人しくおねんねしやがれ! この怪物め…!)


だが!


 ブフォオオオオオォォ―――――ッ!!


京太郎「へあっ!?」

>>53


>>18

 ワアアアアアアァァ――ッ!!  フタリトモガンバレェーッ!  ウマイベントウツクレヨオォッ!  ガヤガヤガヤ……


京太郎(っく…! と、とにかくやるしかねぇ…!)

京太郎(具材は何にする…? 何しろ相手はあの風越のおねーさんだ… 俺が普通に弁当作ったって敵うわけがねえ…!)

京太郎(何か珍しい食材… そうだな… フォアグラのソテーとか、キャビアとか入れてみっか…?)

京太郎(おねーさんの方は何を・・・うぉっ!?)


 シュバッ!  シュバババババアアァッ!!


京太郎(こ、これは・・・!)


目を見張る京太郎… しかしそれも当然…!


美穂子「ふふ・・・♪」ババババアァッ


恒子『こ、これは… 速いっ! 福路選手凄まじいスピードだああアァッ!!』

恒子『ちゅ、厨房では・・・福路選手の影しか見えませんっ! ま、まるで風のような…なんという流れるような手際…!』

恒子『朝の時間の少ない中、朝食も弁当も作る…母のような無駄のない動き…! これはまさに“神速の聖母”…!』


京太郎(た、確かに… 調理作業の動線に全く無駄がなく淀みがない…!)

京太郎(あれは、今までに弁当を数千…いや、数万個は作ってきた人の動きだ…)

京太郎(ちくしょう…! やっぱり俺なんかがあの人に勝てるわけがねえ…!)ギリッ

>>90

>>80

京太郎は全く和了れずに局が消化され…


南三局

霞(…振り込まずにここまで来れたけど、まだ3位… さすがに雀さんと天江さん、手強いわね…)

霞(仕方ないわ。 こうなったら…苦手分野、いかせてもらおうかしら♪)ゴオオォ・・・ッ!


  チャッ、パシッ、タンッ!  チャッ、ピシッ!  トンッ…


衣(ん…? なんだこれは? 萬子が一枚も来ない… 他家の捨て牌にも殆ど見えない…?)

明華(絶一門…ですか…)

霞「ツモ」トンッ

霞「メンチンツモ、3200・6200…!」


恒子『出たあああアァッ! 神の集う幽玄の地エイスイの呪術師石戸選手…! ハネツモでここで一気にトップに立ちましたァ!!』


南四局・オーラス(親:京太郎)

京太郎  1000 
明華  33200 
霞   35200   
衣   30600 


京太郎(の、残り1000点…? 畜生! 手も足も出ねえ…!)

>>29



>>37
煌「勇者… しかし、勇者は駆け出しの冒険者がおいそれと簡単になれるジョブではありませんよ」

京太郎「? 勇者って、どうやったらなれるんですか?」

煌「正規のルートは、ギルドで高難度の依頼をいくつかこなして実績を作り… その上で王宮で勇者試験を受けて合格することが必要ですが…」

京太郎「…けっこーめんどいんですね… もっと早く、裏技みたいな方法ってないんですかね?」

煌「裏技ですか… そういえば、タ・コース王国の王女の一人に、サキ姫という方がいるのですが…」

煌「彼女とんでもない方向オンチで、こないだ森をさまよっているところを、大魔王コカジンの配下の魔物にさらわれてしまったそうなんですよ」

京太郎「は・・・?(なんだ? こっちの世界の咲は何をやってんだよ…)」

煌「それでちょうど明日、その姫奪還のための勇者を決めるため、街外れのコロッセオで武術の大会が開かれるそうなんです」

煌「その大会で優勝すれば、試験無しで神位・・・つまり最高位の勇者に取り立ててもらえるそうですよ」

京太郎「マジっすか? 今からでも参加できます?」

煌「エントリーは可能ですが… しかし、各地から腕に覚えのある猛者の集まる大会です。 今はまだ、おやめになったほうが…」

京太郎「………」

京太郎(優希の言っていた3週間という期限が本当なら、俺には時間が無いんだ…)

京太郎(時間切れで元の世界の俺が死んでしまったら、元も子もない…)

京太郎(ここは賭けるしかない、イチかバチかだ…! それに、咲を救ってやるのは幼馴染の俺が適任だろーからな!)

京太郎「構いません、その大会、エントリーさせて下さい!」

煌「そうですか? では、このエントリーシートに…」


?「やめておいた方がいい。 貴様、死ぬぞ?」


京太郎「ん?」>>13

>>64
ところが…!


 フワアアアァ…ン!!


セーラ「う…? な、なんやこの、芳しい匂いは…!」クンクン

穏乃「さっき食べたばっかりなのに… ま、また、ヨダレが…!」ジュルリ

美幸「あ、あれ…? さっきよりもっとお腹がすいてきたよもー!」グウウゥ…

ダヴァン「も、もう、我慢できまセン!」

初美「いただきますよーっ!」


 ガッツガッツワッシワッシムッシャムッシャ…  ガブリッ!  カリカリサクサクガブガブムシャムシャ・・・ゴックンッ!!


セーラ「こ、これは・・・・・!」ムグムグムグ

セーラ「う、うまいっ! 美味すぎるでこの弁当は!!」=3


美穂子「!? え…?」


ダヴァン「満腹のはずの胃に…するすると入っていきマス…! こ、これは…魔法?」

美幸「ミートボールもふわふわ、唐揚げもサックサク…! そして濃厚なのにあっさりしてるよもー!」

初美「これは永遠に食べ続けられますよー!」

穏乃「うおおおおおおおおぉぉっ!! うまいっ! うまあああああぁぁいいっ!!」=3


恒子『や、野獣のように弁当をかきこむ審査員…! こ、これは一体、何が…?』

>>31

>>48

ドム「ぶふううううううぅぅ――――っ!!」=3

京太郎「う…?げほぉっ! ぶほっ!」


ドムはその凄まじい肺活量で砂を吹き飛ばし、逆に投げた京太郎はその砂を吸い込んでしまっていた…


京太郎「うぅ…! あ、あれ? はれぇ…??」フラフラ

京太郎「っか… し、しまっ たぁ…… zzzzz……」グーグー


恒子『おや、これは・・・?』

恒子『須賀選手、戦闘中だというのに眠ってしまったァ! 寝不足だったんでしょうか、それとも二日酔いかな?』

恒子『自己管理がなっていませんねぇ! そんなようでは、とても勇者を目指せる器とは言えませんッ!』

恒子『この勝負… バトルアックスのドムの、KO勝ちとします!』


 ワアアアアアァァ―――ッ!  オオオオオオォォ―――ッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチ……


ドム「…よし」グッ


こうして… 勇者として登用される最大のチャンスを逃した京太郎は… 時間切れとなり、元の世界に戻ることは出来なかったのだった……


~GAME OVER~ 

“優希『アイテム「エトペン」を持っているのはマホだじぇ! 一度>>11に戻ってスリの少女を追いかけると良いじょ!』”





>>34

17巡目…

京太郎が掴んだ牌は・・・!


 中


京太郎(よ・・・四枚目の中!)

京太郎(ここは・・・アレをやるしかねーよな・・・!)

京太郎(咲…! 頼む! 俺に力を貸してくれ…!)グッ

京太郎「カン!!」タパシィッ!→「中中中中」


恒子『す…須賀選手四枚揃えた中を暗槓! まさか・・・アレを狙っているのでしょうか!?』


 ズオオオオオオォォ・・・!


衣(ぬ…!?)
霞(あら…?!)
明華(くぅ…!?)


3人の目の前で… 京太郎のその腕が、山の最も奥深く… 嶺上牌へと伸びるっ!


 チャッ!


恒子『あ・・・!』

京太郎「ツ・・・・・!」

>>98

>>14
金塊が載っているはずの荷台から降りてきたのは… 胸にさらしを巻きつけた極道のような少女だった…


洋榎「お、お前は・・・! “業火の剣”の辻垣内!!」

智葉「ふん… 年貢の納め時が来たようだな、愛宕!」シュラッ…!


智葉が腰から刀を抜くと、その刀身はまるで焼き入れを入れたばかりかのように赤々と燃え滾っていた…!


末原「あ…あかん! 悪い予感が当たりよった…!」カタカタ

漫「末原先輩? 誰なんですかあのメガネ極道は?」

末原「“業火の剣の辻垣内”… 元々は修羅の国と呼ばれた荒くれ者共の地“アサクサ”のボスやった女やが…」

末原「最近、その戦闘能力の高さを買われて国王直属の親衛隊隊長になった奴や」

末原「あかんで! 奴は治安部隊の助っ人も兼ねとる… この作戦は失敗や! 逃げるで!!」バッ

由子「三十六計逃げるに如かずなのよー」バッ

漫「あ、先輩! 待って下さいよ!!」バッ

絹恵「お、おねーちゃん、ほら逃げるで!」バッ

洋榎「く…! しゃあない、ここは一旦退散や!」バッ


アッという間にハチの子を散らすように闇夜へと消えていく、ブラッディ・ヒメマツのメンバー…


京太郎「!? ちょ…? な、なんだよ、予定とちが…」

智葉「まずは貴様から血祭だ! 噴!!」シュンッ!

京太郎「げっ!? あばじゃあああぁぁっっ!?!?」ズバシャアアァッ!!


憐れ… 逃げ遅れた京太郎は智葉のその神をも灼き殺すと謳われた斬撃をまともに受け… その場で消し炭と成り果てたのだった……

~GAME OVER~ (選択肢に戻る→>>73

>>30 (マホを助ける)

京太郎「お…おいおい、ちょっと待てコノヤロウ!!」

玄ゴン「ん…? なんですかあなたは? 邪魔しないで欲しいですのだw」

京太郎「そ、その子を置いていけ! い、嫌がってんじゃねーか!」

玄ゴン「なんですとぉ・・・?」ユラァ…


 バサァ――ッ!


京太郎「っひいぃ・・・??」


ダークドラゴンが、威嚇するようにその両翼を広げると、つむじ風が湧き起こり京太郎の顔を勢いよく吹き抜けた。


玄ゴン「面白い冗談ですのだww やれるモノなら…やってみるのです!!」ブワアァッ!

京太郎「っくぅ…!」


・どうやって闘う?
魔法を使う→>>40
そこらへんに落ちてた棍棒で殴りかかる→36












>>96 (捩じり上げる)


 グイッ!


爽「あいっ!? いてててててっ!! 何すんだよお前っ!!」=3

京太郎「最低限のルールも守れない方は… どうぞお帰り下さい」ギリギリ…

爽「あいちゃちゃちゃちゃっ! 放せってこんちくしょぉっ!」ジタバタ


右腕を背中側で捩じり上げた京太郎は、そのまま爽を雨の降る外へと放り出した…


京太郎「ちょっとは頭を冷やすんだな。 もう来るんじゃねーぞ」パンパン

爽「ああ…? コノヤロオッ! お前、この獅子原サマにこんなことしてタダで済むと思ってんのか?」

京太郎「思ってるよ。 つーか知ったこっちゃねーって」

爽「てめえ・・・」ザワザワァ…

爽「私を本気で怒らせたナァッ!!」ブワアァッ!


京太郎「!? げえぇっ!?」

>>43










>>47 (「智者の聖水」を持っているので、飲んでみる)


京太郎(ちくしょう…! 50点満点なんて、反則だろ…? てかあの人、完全にプロの料理人じゃねーか…)


愕然とする京太郎…! しかし…その時、京太郎の脳裏に、あのギルドでイケダ征伐に誘ってくれた少女の顔が浮かんできたのだ…!


“ゆみ「これは“智者の聖水”というモノで… 服用すると、体と意識に劇的な変化が起こり、危機を救ってくれる…という、特別な水なんだ」”


京太郎(…これ、まるでドラッグみてーだから、なるべく飲みたくなかったんだけど…)

京太郎(もうそんなこと言ってらんねぇ! この状況、すがれるモノにはなんでも須賀らねーと、絶対勝てない…!)スッ…

京太郎(頼むぜ…! “智者の聖水”!)ゴクッゴクッゴクッ…


恒子『ん…? 須賀選手、何をしてるんでしょう? 何か飲み始めた…?』


京太郎「ふぅ…」コトッ

京太郎(…ちょっと甘くて、わりと美味かったな… でも、別に特に変化は・・・ ん?!)

京太郎(な、なんだぁ…? か、体が、熱く…??)カアァー…!


そして…


 ビキィ…ッ! ビキビキビキイィ…ッ!!


恒子『へぁっ!?』

>>94


>>90

 サックサック、ムッシャムッシャ、カリッカリッ!  モギュモギュプリ、プリィッ!♪  ジュルッ、カリィッ!  サクサクザクザクジャッジャッジャッ!♪


恒子『審査員たちのお弁当を食す音が、素敵な音楽を奏でています…! これはまさにカラアゲ・オーケストラ…!!』


美穂子「卵焼きにはマヨネーズを加え、ボウルの中で十分に撹拌することで柔らかくしました。 ミートボールには酒と砂糖をひとつまみ、これが柔らかく美味しく仕上げるコツです」

美穂子「そして唐揚げは一度冷まし、二度揚げしてるからいつまでもサクサクの食感を味わえるのです♪」


恒子『なんと…! あの超短時間の調理の間に、そこまで手間を加えていたとは…!』

恒子『まさに聖母! 食べる人への気遣いと愛に満ちた、素晴らしいお弁当だああぁっ!』

恒子『では…腹ペコシスターズの皆さん、審査の方をお願いします!!』


 テレテレテレェ~ン♪


効果音と共に、各審査員の上のスクリーンに、点数が表示される…!


 セーラ10 穏乃10 美幸10 ダヴァン10 初美10


恒子『な・・・なんとぉ! 満点! 審査員全員が10点満点! 福路選手、パーフェクトです!!』

恒子『さあ…こうなると須賀選手は、同じく満点を出してとりあえず引き分けに持ち込むしかありません…! 非常に厳しい状況となりましたああアァッ!!』


京太郎(ぐむむうぅ・・・?)


・ピンチ…! どうする?
アイテム「智者の聖水」を持っているので、飲んでみる→>>24
アイテム「智者の聖水」は持っていないので、高級食材で勝負する→>>85

>>19

ハオ「…できました。 “ホンコン風五目炒飯”です」トンッ!


ハオの作ったチャーハンは、エビ、チャーシュー、卵、レタスなどの入ったオーソドックスなモノであったが…


五目炒飯「… ドヤァ…」ピカアアァーッ…!


恒子『は…早い早い! ハオ選手、対戦相手の須賀選手が唖然として見ている間にチャーハンを仕上げてしまったああぁっ!』

恒子『し、しかもこれは…チャーハンが輝いている…? それに、なんという芳醇で濃厚なカホリ…!///』クンクン


 ハ、ハヨクワセロヤー!  タベタイ! タベタイ!=3 ガ、ガマンデキナイヨモー!  アアアヨダレガトマリマセン!  ハラペコデシニソウデスヨー!


恒子『おっと…? 審査員の腹ペコシスターズの皆さんが、もうチャーハンを食べたくて食べたくて発狂寸前といったご様子…!』

恒子『仕方がありません! 先にハオ選手の審査を行いましょう! 審査員の皆さん、どうぞ、召し上がって下さい!!』
 

ハオの作った五杯のチャーハンが配膳され… 審査員たちがまるで飢えた野獣のようにかぶりつく…!


セーラ「今日はこの審査のために朝飯を抜いてきたんや…! うほおおおおぉっ!美味そうなチャーハンやああぁっ!!ww」

穏乃「はぐっ! まっぐもっぐ! ムグムグちゃくちゃくじゅるうぅっ! くっちゃっ、ほんむぅ…! むぐはがもほぉっ!!」=3

美幸「あああたまんないよもー!/// ご飯は一粒一粒パラパラでエビはプリプリ、卵はふわふわレタスはシャキシャキ…!」

ダヴァン「噛むほどにじんわりと旨みが湧き出してきて… パラパラの食感とあいまって、メチャクチャに美味しいデス!」

初美「具材同士のハーモニーも最高ですよー! このチャーハンはまさに・・・天国のチャーハンですよー!!」

>>47



>>41 (ロリコン)

副会長「ぐふぉふぉ…w はあはあ、お、お嬢さん、ボクとイイ事しないかい…?」サスサス

マホ「!? きゃああぁっ! ど、どこにさわってるですかぁ!? 放すですぅっ!!」ジタバタ


怪しげなそのメガネ男は、少女を人気のない路地に連れ込もうとしていた…


京太郎「な…なんだありゃ? 副会長じゃねーか…」

京太郎「副会長のロリコン疑惑ってマジだったんだな… こっちの世界でも一緒ってことか…」

京太郎「って、冷静に分析してる場合じゃねーよな。 どうすっかな?」


・どうする?
マホを助ける!→>>86
財布はあきらめてギルドの受け付けへ→>>73




















>>87

京太郎「だ…大丈夫ですか皆さん!」

ゆみ「あ、ああ… ありがとう京太郎くん…」


網をどかしてやった京太郎… 幸い、ゆみたちにはケガなどはなかった。

その後…ゆみたちは眠ったイケダたちを全て捕え、無事に管理局へと引き渡すことができたのだった…





ゆみ「本当にありがとう、京太郎… 君がいなかったら危なかった」

京太郎「いや、まあ… たまたまっすよ。 お役に立てて良かったです」

ゆみ「謙虚さこそが美徳か… いいことだ。 君はもしかしたら、歴史に名を残すような勇者になるかもしれないな…」

ゆみ「では、これが約束の報酬だ…! 受け取ってくれたまえ」スッ

京太郎「ん? これは…?」


ゆみが差し出したのは、何か、透明な液体の入った、掌に収まりそうな程に小さな小瓶だった…


ゆみ「これは“智者の聖水”というモノで… 服用すると、体と意識に劇的な変化が起こり、危機を救ってくれる…という、特別な水なんだ」

京太郎(…なぬ? 大丈夫か…? 幻覚とか見えるあぶねー薬じゃねーだろーな…?)

ワハハ「ゆみちんが調合した特別な薬で、通称“かじゅ水”とも呼ばれているんだぞー」ワハハ

京太郎(…ま、まあ、せっかくだしもらっとくか……)


京太郎はアイテム「智者の聖水(かじゅ水)」を手に入れた! 

>>12

56から36に行けないんだけど

>>42

末原「ではカシラ、今日の作戦を改めて確認を…」

洋榎「おう、せやな」

洋榎「ええか皆の者! 今日はこのあと… この噴水広場に、銀行の金塊を積んだ馬車が通ることになってるんや」

洋榎「うちらは、そいつらが広場にさしかかった所で急襲…! 御者や警備の連中を叩きのめして、馬車ごと金塊ゲット!っちゅうワケやな!」


由子「ボロい仕事なのよーw」

漫「楽勝っすね」

絹恵「おねーちゃん、この仕事成功すれば家の古いテレビ買い替えできるで!」

洋榎「おう、唐揚げ丼も腹いっぱい食えるな!w」

京太郎「……」

末原「しかしカシラ、そんなにうまくいくでしょうか…」カタカタ

洋榎「なんや恭子、お前またカタカタしとるんか… 大丈夫や! 頼もしい新メンバーも加わったことやし、絶対この仕事は成功させるで!」


>>75













56の次は40だよ

全て投下し終わるまでは、ちゃんとゲームをプレイすることは出来ません

このスレも閉じてHTML化します またあとで投下しますが、次失敗したら日を改めます

愉快犯があっさり壊せるどころかマルチやスクリプトが来たら終わる形式
改めるべきは日ではなく形式か発表の場ではないのか

只今月収30万。仕事:自宅警備員。
ワイの替わりにコレが働いてくれるから朝から晩までネトゲ三昧。
bit.ly/1ayVQ7n

>>63
ごめんっ!
確かに56から36に行けません…! 36に>>がついてないから
後になって気が付き、直しました ミスの指摘ありがとうございました…

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