京太郎「意外に可愛いとこありますよね」蒲原「ワハハ...えっ?///」(212)

京太郎「ふー。たまには散歩も良いな」

京太郎「しかしせっかくの休日に男1人とは情けない...」

蒲原「ワハハー。お、あの後ろ姿は?」

蒲原「お、やっぱり清澄のやつだなー」ヒョコッ

京太郎「うわ!って蒲原さんじゃないですか!お久しぶりです」

ってな感じでワハハを幸せにしてくださいオナシャス!

憧「宥ねぇのおっぱいおいしい・・・おいしい」ちゅーちゅー

宥「あっ、憧ちゃん、おっぱいなんて出ないよぉ・・・」


おなしゃす

蒲原「ところで何か元気無さそうに見えるけどどうしたんだ?」

京太郎「いや。今日は休みなんですけどね」

京太郎「オレ彼女いないんで時間をモテ余してる寂しい奴なんですよ」

蒲原「そうなのかー清澄は可愛い女子が一杯なのになぁ」

京太郎「そうですねぇ。でもそちらもそうじゃないですか」

蒲原「あぁ。加治木とかカリスマもあって可愛いぞ。部長顔負けだー」

京太郎「いやいや蒲原さんだって可愛いです。何時も明るくて素敵ですよ」

蒲原「ワハハ…へっ?///」

お願いします不幸なワハハはもう見たくないんです!

蒲原「か、可愛いってそんなことないぞ///」

京太郎(チョロすぎwww)

蒲原「と、年上をからかうもんじゃないぞー?///」

京太郎「いや、本心ですって!ところで蒲原さんも散歩ですか?」

蒲原「うー。あぁ、たまには足動かさないとな」

京太郎「なるほど。確かに麻雀ばかりではバランス悪いですしね」

京太郎「あ、御一緒していいですか?」

蒲原「さ、寂しいやつめー。お姉さんが相手してやろー」

ワハハの笑顔を曇らせたくないんです!誰か!

蒲原(しかしこれ良く考えると...)

蒲原(デートって奴じゃないのか?///)

蒲原(ダメだろくに経験無いから緊張してきた...)

京太郎「ん...蒲原さん?」

蒲原「ひゃっひゃい!///な、なんだ!?」

京太郎「大丈夫ですか?顔赤いですよ?」

大体何でこんな可愛い子が苛められてるんですか!

蒲原「ワ、ワハハ///大丈夫大丈夫ー」

京太郎「?ならいんですけど。しかし散歩気持ちいいですね」

蒲原「そうだなぁ。やっぱ自分の足で動くのいいぞー」

京太郎「蒲原さん免許持ってますもんね。俺も取ろうかなぁ」

蒲原「ウチは足がないと辛いからなぁ。取ればいいじゃないかー」

京太郎「でもなぁ、免許取ってしまうとなぁ」

蒲原「ん?何か問題でもあるのか?便利だぞー」

京太郎「いや、便利だからこそ部活でコキ使わされそうで…」

京太郎「部長が蒲原みたいな人だったらなぁー」

蒲原「ワハハ。君は尻に敷かれるタイプなんだなー」

京太郎「否定できない自分が辛いですよ…」

蒲原「いやでも本当に便利だぞー?将来のためにオススメするよ」

京太郎「そうですねぇ。助手席に彼女を載せてドライブとか。」

京太郎「彼女いないですけど…」

蒲原「そんなに落ち込むなよー彼女じゃ無くても適当に誘えばいいだろー?」

京太郎「そうですけど…誰が乗ってくれるのか…」

京太郎「!」ハッ

え?昨日京ワハあったの?

京太郎「なら!責任持って蒲原さんお願いします!」

蒲原「へっ?わ、私?///」

京太郎「はい。どうせ俺が誘ってもついてきてくれる子なんていませんし」

京太郎「蒲原さんなら免許持ってるから心強いですから」

蒲原「そうか…そうだな、責任なら仕方ないなー///」

蒲原「おねーさんに任せとけー」

京太郎「よっしゃー!早く教習所通おう」

蒲原「ワハハ。まぁがんばれよー」

京太郎「はい!あ、そうだせっかくだしアドレス交換しませんか?」

京太郎「せっかくこうして話せましたし約束もありますし」

蒲原「おーいいぞーちょっと待ってろー」

そういや無いんですかねでも合宿とか可能性は0では無い…はず

京太郎「これで…よしっと。」ピッ

蒲原「ん。こっちもOKだぞー」

蒲原(家族以外の男の人の番号初めてだな///)

京太郎「ありがとうございます。けっこう長く歩いちゃいましたね」

蒲原「いやいや。良い運動になったよ。また機会があれば頼む」

京太郎「そうですね。俺も蒲原さんと話せて楽しかったです。」

蒲原「なーっ!君は…恥ずかしいセリフを…」

京太郎「へ?何か変なこと言いました?」

蒲原「い、いやなんでもないぞー」

蒲原(自覚無いのか。さすが清澄唯一の男子だなー)

蒲原(少し意識してしまう///)

京太郎「もうすぐお昼か。蒲原さんこの後何かあります?」

一応書くのは初めてです。被ってたなら申し訳ありません

蒲原「ん?特になにもないぞー?」

京太郎「それは良かった。この近くにタコスが美味しい店があるんですけど」

京太郎「良かったらどうですか?」

蒲原「おおー良いじゃないか。是非お願いするよ」

京太郎「決まりですね。んじゃ行きましょうか」

京太郎「あ、その前に」

蒲原の左に立つ

京太郎「さて行きましょうか。ほんと近いので」

蒲原「お?おう。なぁなんで左側に?」

京太郎「ん?あーあれですよ。車道側、危ないですから」

京太郎「女の子を歩かせるわけには行きませんよ」

蒲原「ワハハ///気が利くじゃないかー」

蒲原(お、おお女の子って!不味い顔が熱い…)

京太郎「いやいやこれくらい普通ですよ」

蒲原「さ、さすが清澄のマネージャーだー」

京太郎「マネージャーじゃ無いですって!ひどいなぁ」

蒲原「ワハハ。ごめんごめんー」

蒲原(ふぅ。なんとか話題変えれた…)

蒲原(コイツは天然でやってるんだろうか、しかし女の子扱いは嬉しいものだなー)

蒲原「しかしタコスの店なんて珍しいとこ知ってるんだな」

京太郎「あー。うちに片岡優希っているんですけどね」

京太郎「そいつと良く来るんですよ。タコスジャンキーなんでアイツ」

蒲原「ワハハ。そうなのかー」

蒲原(なんだろう。なんか胸がチクチクするぞー)

京太郎「お、着きましたよ」

蒲原「本当に近いんだな。中々雰囲気の良い店じゃないか」

京太郎「味も評判なんですよ。若い子からアラフォーまで人気があるとか」

蒲原「ほー。期待して良いんだなー?」

京太郎「はい!それに今日は俺が誘ったんで奢りますよ」

蒲原「良いのか?何だか悪いぞー」

京太郎「ウチの女子も蒲原さんくらい可愛げが欲しいですよ…」

蒲原「もー年上をからかうなー!」

京太郎「あはは。すいません」

京太郎「あ。メニューありますよ、何にします?」

蒲原「うーっ。そうだなぁタコスなんて意識して食べたこと無いし…オススメは?」

京太郎「そうですねぇ。テクス・メクス風かベタにハードタコスか」

京太郎「辛いのが苦手ならウェハースにアイスを包んだ本場風のチョコタコもオススメです」

蒲原「や、やけに詳しいんだなー」

京太郎「いやぁ。オレも片岡の影響で良く食ってますから」

京太郎「それに一応自分でも作れるんですよ?」

蒲原「すごいんだなー清澄の麻雀部は…」

京太郎「たぶんこれは麻雀関係ないですけどね」

蒲原「いやぁでも気がきいて料理ができるなんて良いじゃないかー」

京太郎「そんなに褒めないでくださいよ!照れるじゃ無いですか」

蒲原(照れてる…可愛いなー)

蒲原「んーじゃあ私はそのチョコタコってのにしようかな」

京太郎「ならオレはノパルタコスのアボカドサルサソースで」

蒲原「の、のぱる?」

京太郎「あーわかんないですよね。」

京太郎「ノパルってのはウチワサボテンっていうサボテンの若茎ですよ」

京太郎「歯応えが良くて美味しいんですよ」

蒲原「サボテンなんて食べるのかーメキシコ?料理はすごいなー」

京太郎「まぁ地域によって材料は変わるらしいですけどね」

京太郎「魚とか肉とか色々あるみたいですよ」

蒲原「さすがだなー。そこまで詳しいんだ作るタコスも美味いんだろうなー」

京太郎「まぁそこそこ人気ですよ。なんだったら今度ご馳走しましょうか?」

蒲原「!」

蒲原「い、いいのか?」

京太郎「ええ。全然いいですよ。たまには他の人の感想も聞きたいですし」

京太郎「なら次に会うとき作って持ってきますよ」

蒲原「ワハハ。約束だぞー?期待してるからなー」

蒲原(これで、次に会う口実が…)

京太郎「あ、でも」

蒲原「ん?どーしたんだー?」

京太郎「いやーこういうのって普通女の子がお弁当とか作ってくると思うんですよ」

蒲原「ワハハ。たしかにそーだなー」

京太郎「そこでです。蒲原さんも何か作って来てくれませんか?」

蒲原「えっ?私も?」

京太郎「はい。当日交換して食べるってことで!」

蒲原「うーっ。私料理の腕も普通だぞー?」

京太郎「いやいや、女の子の手料理に勝るものなんかないですよ」

蒲原「んー。じゃあ、わかった。」

京太郎「やった!約束ですからね!絶対ですよ!」

蒲原「ワハハ。わかったわかった。そうがっつくなよー」

蒲原「お、料理来たみたいだよ」

京太郎「おー美味そう!んじゃ食べますか」

蒲原「うん。美味しそう。頂きます!」

蒲原「うん。甘くて美味しいなー」ハムハム

蒲原「なんだろ?クレープみたいな感じだね」ハムハム

京太郎「こっちも美味い。チョコタコはアメリカのチェーン店発祥ですからね」

京太郎「中々外れを引かないし良いですよ。辛いの苦手な人でも食べれますし」

蒲原「なるほどなー」ハムハム

京太郎「いやぁそれにしても…」

蒲原「ん?どーした?」ハムハム

京太郎「意外に可愛いとこありますよね」

蒲原「ワハハ…えっ?///」

京太郎「いやなんかタコス両手で持って食べてるてるとことか」

京太郎「ギャップって言うんですかね?普段は部長として頑張ってるイメージなので」

蒲原「うー」///

蒲原「からかいやがってー罰としてそのタコスを一口寄越せ!」

京太郎「えっこれ辛いですよ?」

蒲原「う、うるさい///」ハムッ

蒲原「うっ!、か、かりゃい!」

京太郎「だから言ったのに…あぁもうほらとりあえずお茶飲んでください」

蒲原「」ゴクゴク

蒲原「ぷはっ」

京太郎「あはは。落ち着きました?」

蒲原「う、うん。ごめん///」

京太郎「オレのお茶全部飲むとか相当辛かったんでですね」

蒲原「うー。舌がぴりぴりする」

京太郎「とりあえずオレは飲み物また買ってきますね」

蒲原「いってらっひゃいー」

蒲原「あー辛かったぞー。アボカドソースだから大丈夫かと思ったんだけどなぁ」

蒲原「お茶買いに行かせたし悪いことしたかなぁー」

蒲原「ん?お茶?」

蒲原(「オレのお茶全部飲むとか相当辛かったんですね」)

蒲原(オレのお茶…?)

蒲原「・・・」

蒲原「///」ボンッ!

蒲原「私あの子のグラスでお茶飲んだのか///」

蒲原(か、かかか関節キスってやつじゃないかこれは!)

蒲原(ファーストだってまだなのに!ど、どうすれば…)

蒲原(落ち着け…落ち着くんだ智美。点棒を数えて落ち着くんだ…)

蒲原(そうだ私は鶴賀学園麻雀部の部長だぞ。こんなとこでうろたえてどうする!)

蒲原(ましてや年下の男の子だ。ここは年上の女の余裕を…)

京太郎「ただいまでーす。ん?蒲原さん?」

蒲原「ひゃっ。ひゃい!///」


京太郎「ん?大丈夫ですか?」

京太郎「あ、あとはいこれ」コトッ

蒲原「なにこれ?」

京太郎「ヨーグルトスムージーです。舌冷やすのにいいかなと」

蒲原「あ、ありがと///」

蒲原「美味しい…」チュー

京太郎(また両手で持ってる。可愛いな。)

京太郎「ふぅー。食った食った。」

蒲原「美味しかったなー」

京太郎「お、気に入ってもらえました?」

蒲原「そうだなー。まぁ納得はしたぞ」

蒲原「だが君のはもっと美味いと期待させてもらうぞー」

京太郎「げっ」

蒲原「ワハハー楽しみだぞー」

京太郎「うわーハードル上げちゃったなー」

蒲原「ワハハ。ま、精々精進しろよー?」

京太郎「はいはい。んじゃそろそろ帰りますか」

蒲原「おー。んじゃ帰ろっかー」

蒲原「今日はご馳走さまだぞー」

京太郎「いえいえ。それではまた」

翌日清澄

京太郎「んーチョコタコかー」

京太郎「バニラアイスも良いけどチーズクリームとかで…」ブツブツ

優希「なぁなぁ。犬は何をブツブツ言ってるんだじぇ?」ヒソヒソ

咲「京ちゃん部室に来てからずっとあんな感じなの」ヒソヒソ

咲「タコスのレシピ本見ながらずっと独り言」ヒソヒソ

和「料理人にでもなるんでしょうか?」ヒソヒソ

京太郎「いや、あえてベリーソースとかで…?」

一方鶴賀学園

蒲原「うー」

蒲原「卵焼き?いやウインナー…でも普通すぎるかなー」

加治木「どうした?先程から飯の話ばかりだぞ。腹でも減っているのか」

蒲原「あ、ユミちん。いやぁ色々あってねー」

加治木「悩み事か?相談ならいつでも乗るが…」

蒲原「へっ!?いやいやいや、別にそんなんじゃないよー」

加治木「そうか?ならば良いのだが…」

蒲原「そうそう。お気になさらずー」

モモ「嘘はよくないッスよ。先輩」

蒲原「うわっ。モモいたのか…」

モモ「笑顔浮かべながらお弁当の献立を考える…それすなわち」

加治木「それすなわち?」

モモ「恋する乙女ッス!」

蒲原「い、いや別にそんなこと…ゴニョゴニョ///」

加治木「お前が恋か」

モモ「わかるッス…わかるッスよ先輩…」

モモ「恋をすることは苦しいッス…でも…」

モモ「誰かに自分を認めてもらうことはすごく嬉しいことッスから…」

加治木「モモ…」

モモ「先輩…」

蒲原(ワハハ。あれー?)

加治木「ハッ!」

加治木「とにかくだ、蒲原私たちはお前の味方だ。なにより」

加治木「射程に入った獲物を逃すな。だ」

モモ「私も応援するッス!」

蒲原「モモ、ユミちん…」

蒲原「ワハハーそうだね!」

蒲原「ちょっと頑張ってみるよ。なんたって私は鶴賀学園麻雀部の部長だからねー」

その日の夜

蒲原「よし。けっこうレシピ決まってきたなあ」pipipi

蒲原「お、メールだ。どれどれ」


お久しぶりです、京太郎です。
前約束してた件ですか、今週末はどうでしょうか?
時間が良ければお願いします。

蒲原「おー。今週末は大丈夫だぞー。っと送信!」

蒲原「ふふふ。首を洗ってまっとけよー」

蒲原「えへへ///」

京太郎「お、帰ってきたな」pipipi

京太郎「お、大丈夫なのか良かった。」

京太郎「そういやどこ行くか決めてないなぁ。」

京太郎「どこか行きたいとこはありますか?っと送信!」

京太郎「うし、もっかいレシピ確認すっかな」

蒲原「お、きたきた」pipipi

蒲原「うむ。場所かぁーそーだなー」

蒲原「一応男女なわけだしムードも大切だよなー」

蒲原「この「アラフォーでも分かる恋人になる100の方法」によれば…」

蒲原「ふむふむ…海か!」

蒲原「海にしよーよ。車出すし。っと送信!」

京太郎「おー海ですか。良いですなぁ」pipipi

京太郎「良いですね。安全運転でお願いしますよっと送信!」

京太郎「さてさて、これは気合入れないとなぁ」

京太郎「それにしても楽しみだ」

京太郎「良く考えたら他校女の子と二人切りとかあんま経験無いし」

京太郎「んー。意識しちまうのは、仕方ないよなぁ」

蒲原「よし、海決定かー」pipipi

蒲原「ワハハ。まかせとけーっと送信!」

蒲原「よしよし。射程内だなーなんつって」

蒲原(と言いつつ緊張するなぁ)

蒲原「でもここまで来たんだ頑張るぞー」

蒲原(楽しみ…だな-///)

決戦前日

蒲原「よし、仕込みはこんなもんかなぁ」

蒲原「けっこう量作ったけど大丈夫だよなー男の子だし」

蒲原「さて、次は服だな…どうしよ」

蒲原「私はユミちんみたいに身長も無いし」

蒲原「モモみたいに…その…胸とかもないし///」

蒲原「うー。こんな時こそ参考書「アラフォーでも分かる恋人になる100の方法」!」

蒲原「んー何々…夏の女子向け…ふむふむ」

蒲原「夏らしさ…生足…ほうほう」

蒲原「なるほど。」パタン

蒲原「服は大体決まったな。化粧は…苦手だしパス」

蒲原(せっかくの二人きりだもんね!か、可愛いとか言われたいし…///)

蒲原「えへへ///」

当日

蒲原「うー。早かったかなー」ソワソワ

蒲原「服変じゃ無いかなぁ…」

京太郎「あれ、早いですね?15分前に着くつもりだったんですけど」

蒲原「ひゃあ!びっくりしたー!」

蒲原「脅かさないでよもー」

京太郎「なんかそこまで驚かれると傷つきますよ!」

蒲原「ワハハ。ごめんごめん!それじゃ行こうかー」

京太郎「はい!安全運転でお願いしますね」

京太郎「しかし暑いですねー」

蒲原「ワハハ。夏だからね。クーラー効くまでもう少し待ってなー」

蒲原「あ、ラジオでもつけるかー」ポチッ

<コイノリンシャカイホー♪
<お届けしたのはラジオネーム、アラサーだよっ!さんからのリクエスト
<「恋の嶺上開花」でした。

京太郎「すごい曲ですねぇ」

蒲原「まぁ良いBGMさー」

蒲原「お、海が見えてきたぞー!」


蒲原「うーみだー!」

京太郎「おおー景色良いですねぇ、人も少ないし穴場だ」

蒲原「ふふふ。ここは前に鶴賀学園の皆で来たんだー」

京太郎「思い出の場所ってやつですか。良かったんです?」

蒲原「特別さ。光栄に思いなよー?」

蒲原(君だからこそ連れてきた…とか言えたらなぁ…)

京太郎「ふむ」

京太郎(オレは女の子のどの部分が好きかと言われれば)

京太郎(おっぱいと全力で答えるだろう。これはオレの中の真理だ)

京太郎(しかし、しかしだ諸君)

京太郎(オレの目は完全に蒲原さんにいっている)

京太郎(これはおっぱいが原因なのか、いや違う)

蒲原(なんか真剣な顔してるなーちょっと格好良い///)

京太郎(そう、その魅力は生足…!)

京太郎(蒲原さんはプロポーションが特筆しているとは言えない)

京太郎(しかしどどうだろう)

京太郎(夏の日差しの当てられた絹の様な柔肌が見せる幼さ)

京太郎(ミニスカートからちらりと見える太ももの色気)

京太郎(まさしく夏の魔物である・・・)

蒲原(うわわ。見られてる少し恥ずかしいなー///)

京太郎「蒲原さん!」

蒲原「は、はい!」

京太郎「服とても可愛いですね。似合ってますよ。」ニコッ

蒲原「ワハハ。そうかそうかー」

蒲原「素直に嬉しいぞー」

蒲原(可愛いって!可愛いって!///)

京太郎「さて、場所はこのへんでいいですかね?」

蒲原「おーそうだな。ん、潮風が気持ちいいなー」

京太郎「ですねぇ。あぁそれにしてもお腹空きました」

京太郎「今日のためにオレ朝から何も食べてないですからね!」

蒲原「ワハハ。気合充分だなー」

蒲原「んじゃ準備するからちょっとまってろー」

京太郎「おお・・・」

蒲原「いやぁ男の子にお弁当作るの初めてだから上手くできたかどうかー」

京太郎「いや、充分美味そうですよ!頂きます!」

蒲原「ワハハ。はいどうぞ召し上がれー」

京太郎「んじゃこの鳥の唐揚げから」ハムッ

蒲原「ど、どうかなー?」ドキドキ

京太郎「う・・美味ぃ!」

蒲原「ワハハー」

京太郎「このだし巻きもソテーされたカマボコも」

京太郎「薄口の肉じゃがもほうれん草のソテーも」

京太郎「全部美味いです!」

蒲原「そうかそうかーどんどん食えよー」

蒲原(よかったぁ…頑張って作ったかいがあったぞー)

京太郎「いやぁ美味い美味い」ムシャコラムシャコラ

蒲原「ワハハ。良く食うなー」

京太郎「だって美味いですもん!いやぁ蒲原さんは良いお嫁さんになれますよ」

蒲原「へっ!?よ、嫁?///」

蒲原(やっぱ嬉しいもんだなー。今ならモモの気持ちがわかるぞー)

京太郎「美味い美味い」ムシャコラムシャコラ

京太郎「ふぅ食ったーご馳走様です!」

蒲原「はい、お粗末さまだぞー」

蒲原(全部食べてくれたなー///)

京太郎「いやぁしかしハードルさらに上がりましたなー」

蒲原「ワハハ。そうだろそうだろー」

京太郎「しっかしオレも負けるわけには行かないですよ」

蒲原「おー言うじゃないかー」

京太郎「まぁ誘ったのはオレですからね」ゴソゴソ

京太郎「よっし!はい、どうぞ!」ゴソゴソ

蒲原「これは…この前のチョコタコ!」

京太郎「はい。蒲原さん辛いのダメだろうと思いまして」

京太郎「こっちのほうが美味しく食べてくれるかなぁって」

京太郎「クーラーボックスで持ってくるの大変でしたけどね」

蒲原「よし、い、いただきます!」ハムッ

蒲原「お、美味しい!美味しいよこれ!」

京太郎「本当ですか?やった!」

蒲原「バニラとベリーソースもさることながら」

蒲原「この一緒にかかってるこれが…」

京太郎「お、気が付きましたか?さすがですね」

蒲原「これは…ヨーグルトだね?」

京太郎「ご名答!よくわかりましたね。」

蒲原「でも、この味…どこかで…」

京太郎「そりゃそうですよ。この前行ったあのお店のヨーグルトスムージーですから」

蒲原「えええ?でもなんで…」

京太郎「いやぁ前飲んでる時すごい美味しそうに飲んでたので」

京太郎「あの日からお店に通ってデータ集めて作ってみました!」

蒲原(そこまで見てくれてたのか…)

蒲原(嬉しいなぁー///)

蒲原「ありがとう。とっても美味しいぞー」ニコッ

京太郎(なんだこれ可愛ぇ)

京太郎「い、いや。喜んで貰えたなら光栄です!」

京太郎(不味いな…意識しすぎて味がわからん)

蒲原「うふふ。どーしたー?」ニコニコ

京太郎「い、いやなんでもないです!」

京太郎(やべぇ顔みれねぇや)

蒲原(おー照れとる照れとる可愛いやつめー)

蒲原(まぁ意識してるのはこっちもなんだけどな///)

ザザーン ザザーン

京太郎「し、しかし本当に人いませんねぇ」

蒲原「そうだなー」

蒲原「…」

蒲原「あ、あのさ!」

京太郎「はい?どうしました?」

蒲原「あのね、君が嫌じゃなかったらでいいんだけどさ」

蒲原「もう少し……もう少し近くに行っていいかな?///」

京太郎「は、はい!どうぞ!」

蒲原「おー///隣失礼するぞー」

蒲原「よいしょっと」チョコン

京太郎(何だこれは白昼夢か…)

京太郎(隣には可愛い女の子、目の前は海)

京太郎(ここが天国か…)

蒲原「えへへ///」

蒲原「私はなーこうやって男の子と出かけたことはなくてなー」

蒲原「お弁当だとか服とかいっぱいっぱい悩んだんだぞー?///」

蒲原「でも、自分にもこういう気持ちがあるんだなって知れてさ」

蒲原「大変なこともあったし友達から応援も貰って頑張れて、そんな初めてを君とできて」

蒲原「すごい嬉しかったんだ。ありがとうなー?」ニコッ



蒲原「ワハハ。やっぱ恥ずかしいやー」

蒲原「まぁバカな女の戯言だと思って聞き逃してくれー」

京太郎「蒲原さん」ガバッ

蒲原「ふぇ?」ギュッ

蒲原「わ、ワハハ。いきなり抱きしめるとかおねーさん勘違いしちゃうぞー?」

京太郎「…ですよ」

蒲原「えっ…?」

京太郎「勘違いしてくれて…いいですから。」

京太郎「オレも最近は蒲原さんのことばっか考えてて」

京太郎「料理だって大変だったけど」

京太郎「蒲原さんが笑ってる顔思い出したら全然辛くなかったです。」

京太郎「それなのに、急にこんなこと言われて嬉しくないわけ…ないじゃないですか…・!」

京太郎「オレからもお願いします。」

京太郎「隣でずっとアナタの笑顔を見させてください」




蒲原「ワハハ。そっか。そばにいていいのかー」

京太郎「はい、オレで良ければお願いします」

蒲原「そっか……グスッ…ヒック」

京太郎「蒲原!?」

蒲原「ゴメン…グスッ…すごく怖くて…でも嬉しくてさー…ヒック…」

蒲原「なんでだろうな…涙止まんないやぁ…」

京太郎「蒲原さん…こっち向いて、目閉じてもらえますか?」

蒲原「えっ…」チュッ

京太郎「これが…オレなりの精一杯です。」



しばらくして

京太郎「少しは落ち着きましたか?」

蒲原「お、落ち着くわけないだろ!初めてだったんだぞ!」

京太郎「奇遇ですねオレもですよ。」

蒲原「そうなのかー?えへへ///じゃなくって!大体泣いてる彼女にだな!」

京太郎「嫌、でしたか?」

蒲原「うーっ。い、嫌なわけないだろっ///」

京太郎「ならいいじゃないですか。」

蒲原「何か手玉に取られてる気がするぞー?」

京太郎「いい思い出になりますよこれも」

京太郎「っともうこんな時間ですか」

蒲原「ふふふ。それもそうかもなー」

蒲原「さて、帰ろうか!運転頑張るぞー」

京太郎「オレも早く免許取らないとですね」

蒲原「ワハハ。そうだなー早く助手席に座らせてもらわないとだー」

京太郎「そうですね。彼氏が助手席は少しみっともないです」

蒲原「よし、シートベルト閉めたかー?」

京太郎「OKです!」

蒲原「よっし。んじゃ出発するぞー」ブーン

京太郎「しかし行きは友達で帰りは彼女ってすごいですよね」

蒲原「うーっ!君はすぐ恥ずかしいこと言うなー///」

京太郎「あははっ。ごめんなさい。でもやっぱり…」

蒲原「でもなんだよー?」




京太郎「意外に可愛いとこありますよね」


蒲原「ワハハー///」


おわり


本当に支援沢山ありがとうございました。
ワハハ可愛いんであんまりいじめてあげないでくださいね!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom