京太郎「実は甘えん坊ですよね」蒲原「ワハハ...は、恥ずかしいよっ!」(295)

何故開いた

京太郎「全く、部長も急に買い出しに行けだなんて人使い粗いよなぁ」

蒲原「ワハハ、清澄のマネージャーは苦労してるんだなー」

京太郎「俺は別にマネージャーではないんですけどね」

京太郎「あーあ、部長には鶴賀の部長みたいな気配りが足りませんよ」

蒲原「……ワハハ、ゆみちんが聞いたら喜ぶだろうなー」

京太郎「? 鶴賀の部長って蒲原さんでしたよね」

蒲原「へ?」

京太郎「買い出しの為に車を出してくれる蒲原さんみたいな優しい人は清澄にはいないですから」

京太郎「蒲原さんみたいな気づかいができる人がいると本当に助かりますよ」

蒲原「ワハハ、お世辞でも照れるな―」



四校合宿の時買い出しに行くならこの二人なんじゃないかな
まぁ事前に用意してあったり、ハギヨシがどうにかしてくれるかもしれんけど

俺にはこれ以上の妄想ができないから誰か書いてくれたらうれしいなって

京太郎「(溜まってたからヤっただけなのに勘違いうぜえ)」
蒲原「ワハハ///」

京「あ、せっかくだし携帯の番号交換しませんか?」

蒲原「おいおいーナンパするならモモとかにしとけよー」ワハハ

京「俺は鶴賀麻雀部の部長さんと交換したいんです」

蒲原「ワハハ、麻雀の特訓相手が欲しいってことかー」

京「はい、咲や和じゃレベルが違いすぎて…」

蒲原「ワハハ…」

京「あ!いや、別に鶴賀が弱いとかそういうことではなく!」

蒲原「いやー実際清澄には勝てなかったんだし、
そこの男子ならこっちもいい練習相手になるなー」ワハハ

京「ちょ、マジで勘弁してください…」ビクビク

蒲原「ワハハ、まぁそういうことなら大歓迎だーいつでも連絡していいぞー」ピピッ

京「は、はい!ありがとうございます!」



蒲原(ワハハ…家族以外の男の連絡先なんて初めて携帯に入れたなー)ドキドキ

京「ところでこの車って部活の遠征のために免許取ったんですか?」

蒲原「まあねーウチ顧問いないし駅からも遠いからなー」ガタンガタン

京「ウチも顧問いないんですけどねー」

蒲原「ワハハ、なら君が免許取ればいいよー将来役立つかもしれないし」キキィー

京「…更に雑用係扱いされますね、それ」

蒲原「ワハハー言うこと聞いてくれる男はモテるよー」ドーン

京「蒲原さんもそういう人が好きなんですか?」

蒲原「ワハハー、………は?」ブーン

京「あ、今の所左でしたね」

蒲原「わ、ご、ごめん」プップー

京「いえいえ、俺も話に夢中で気付かなかったですし気にしないでください」

蒲原「わ、ワハハー」ドキドキ

京「それにしても合宿所からスーパーまで遠くないですか?これ歩かされてたらと思うと…」

蒲原「流石に清澄の部長もそこまでさせないだろー」ワハハ

京「いや、ウチの部長ならやりかねませんよ…」

京「はぁ…部長が風越の福路さんみたいな優しい人だったら…」ペラペラ

蒲原(おー女の前で他の女の話しちゃうかー)ワハハ

京「龍門渕の部長みたいにちょっとキツめな感じもいいんですけど…」ペラペラ

蒲原(いや、私が女だと見られてないだけだよなー…)ワハハ

蒲原「なるほどー男子はそういうのがいいのかー」

京「あ、すみませんこんな話つまらないですよね」

蒲原「ワハハ」

蒲原「そうだ、ラジオつけようラジオ」カチリ

ーカン!カン!もいっこカン!~♪

京「あ、これ最近流行りのラブソングですね」

蒲原「…」カチリ

ー続いてのお便りは長野県のタコスウマさん、私には今好きな人が…

京「うんうん青春って感じですねー」

蒲原「…」カチリ

ーさぁ遂に始まりましたカップル脱衣麻雀大会優勝決定戦!!一体どのカップルが頂点に立つのかーっ!

京「脱衣…」ゴクリ

蒲原「ワハハ、ラジオ局春っ盛りだなー」カチリ

京「あれ、ラジオ消しちゃうんですか?」

蒲原「少年、時代は節電だよー」ワハハ

京「そこ左ですね」

蒲原「ほいほい」ブーン

蒲原「助手席にカーナビがあると便利だなー」

蒲原「清澄が重宝してるわけだー」ワハハ

京「素直に喜べませんよ…あ、そこ左でスーパー着きますね」

蒲原「ほいほいっとー」キキキィー!

京「のわー!」ダキッ

蒲原「!?」

京「あ、うわ!すみません!あんなドリフトするとは思わなくて!」バッ

蒲原「わ、ワハハーよくあるよくあるー」ドキドキ

蒲原(やばいなーあとは直進だけなのに運転できる気がしない)ドキドキ

蒲原「わ、ワハハ…」ヨロヨロ

プップー!トロトロしてんじゃねーよks!

蒲原「っ!」ビクッ

京「な、あんにゃろ」

蒲原「だ、大丈夫大丈夫ーほらもう着くから準備してー」ブルブル

京「…すみません、俺が抱きついてしまったりしたから」

蒲原「なーに男に抱きつかれて動揺するほど女の子じゃないさー」ワハハ

蒲原「ちょっと疲れてたのかなー合宿だからって無理したかなー」ワハハ

京「…すみません」

蒲原「…」ワハハ

蒲原「到着だー」ワハハ

京「蒲原さんは車で休んでてください、買い物は全部俺がしてきますんで」バタン

蒲原「いやーそれは流石に悪いよー」バタン

京「いえ、疲れてる女性を連れてくわけにはいきません」

蒲原「買い物に付き合うって言ったのは私だぞー?」

京「でも…」

蒲原「ワハハ、どうしても譲りたくないのかー」

蒲原「じゃあ私を連れて行ってくれたらみっぽとお話させてあげよう」

京「え!ま、マジですか!?」

蒲原「おーすごい食いつきいいなー」ワハハ

蒲原(ワハハ、自爆したとか思ってないぞー)

京「い、いやでも、いやしかし、でもでも…」

蒲原「それじゃあ先行くぞー」ワハハ

京「あ!ちょ、ちょっと!まだ結論出てないのにー!」


ースーパー内

京「結局連れてきてしまった…」

蒲原「ワハハ、それで何買ってけばいいんだー?」

京「ええと、タオル、バーベキュー用の食材と紙食器、トイレットペーパー、
携帯の充電器、タコス...、...、...、単純に考えていつもの四倍ですね…」

蒲原「本当に一人で行けると思ってたのかー?清澄の部長は」ワハハ

京「蒲原さんがいてくれて本当助かりましたよ…ははは」

蒲原「それじゃあ私は日用品集めてくるから、君は食材頼んだよー」ワハハ

京「はい、お金半分渡しておきますね」チャリン

蒲原「まかせろー」ワハハ

ー日用品売り場

蒲原「おーあいつら好き勝手注文してるなー」ワハハ

蒲原「こういうもの男に買ってこさせるなんて、度胸あるなー」ワハハ

蒲原「一部は男なんて眼中にないッスって感じだしなー」ワハハ

蒲原「…本当に気付いてないのかもなー」ワハハ

蒲原「ワハハ」

ー食材売り場

京「バーベキューかー、俺も食べられるのかなー」

京「いや!今回は部長やタコスだけじゃない!福路さんがいるんだ!」

ポワポワ~

美穂子『はい、京太郎さんあーん』

美穂子『ふふふ、たくさん食べてくださいねー?』

美穂子『あら、ほっぺにご飯粒が付いてますよ』ペロリ

京「ぐへへへへー」

京「蒲原さんが福路さんと話す機会くれるって言ってたし!チャンスあるぞー俺ー!」

特製タコスが焼き上がったじぇー!欲しい奴はとっととパンコーナーに来るがいいじょ!

京「おっと、タコスも忘れず買ってかないとな」タタタ

蒲原「やーやーお疲れー」ワハハ

京「あ、蒲原さん…って、かなり量ありますねそれ」

蒲原「私もこんなん考慮してなかったなー帰ったらキツく言っておかないと」

京「半分持ちますよ、食材はそんなに多くなかったですし」

蒲原「じゃあこっちのよろしく」バサバサ

京「うぐぐ、思ってた以上に重い!」

蒲原「ワハハ、じゃあその袋も半分こして持つかー」

京「え?どうやってですか?」

蒲原「ほら、君が右の持ち手持って、私が左の持ち手持てば半分こだー」ワハハ

参考 http://i.imgur.com/wOyoa.jpg

京「…なんかこれ、すごく恥ずかしいですね」

蒲原「ワハハ」

京「積み込み完了!後は帰るだけだー!」

蒲原「ワハハ、それじゃしゅっぱー」

京「あ、待ってください、えーと、」ガサゴソ

蒲原「?」

京「どうぞ、オレンジジュースです」

蒲原「ワハハ、気が利くねー」プシュ

京「手伝ってもらったんだから当然ですよ」

京「それに車出してくれた蒲原さんだって、気が利くというか気が回るというか」プシュ

蒲原「それじゃあ私たちは似た物同士だなー」ワハハ

京「ははは、確かに蒲原さんとは仲良くなれそうですよ」

蒲原「わ、ワハハ…///」

京「帰りは荷物見るんで後ろに座りますね」

蒲原「いや、助手席…あー、うん、荷物まかせたー」ワハハ

蒲原(助手席に座ってくれなんて言えねー)ワハハ

京「?」

京「あ、帰りは安全運転でお願いしますよ?卵もありますんで」

蒲原「あいよー」ブーン

蒲原「…そういえば私の運転で絶叫しなかった人初めてだなー」ワハハ

京「確かにジェットコースターみたいですごいですよね」

京「でも所々スピード緩めてくれたりして、こっちへの気遣いしてくれますし、俺は安心して乗れてますよ」

蒲原「…ワハハ」キキキキィー!

蒲原「なーんで清澄で埋れてるかなー」ボソッ

京「あ、卵潰れた」

蒲原「ご、ごめんなー…」

京「いえいえ、どこか寄って新しいの買いましょうか」

蒲原「この近くに店あったかなー」ブーン

蒲原「あ…」

京「ありましたか?」

蒲原「いや、その…ここ私の家の近くだなーって、」ワハハ

京「へー、偶然ですねー」

蒲原「じゃあちょこっと寄って卵持ってくるかー」ワハハ

京「え、いいんですか?貰ってしまっても」

蒲原「運転ミスったのは私だしなーそれにすぐだから」プップー

京「で、でかい…!」

蒲原「さすがに龍門渕ほどではないけどねー」ワハハ

京「そ、それでもこんなデカい家そうポンポンあるものじゃないですよ!」

蒲原「ワハハ、せっかくだから入ってくー?さっきのオレンジジュースのお礼もしたいしなー」

京「オレンジジュースは手伝ってもらったお礼なんだから、それのお礼は貰えませんよ」

蒲原「小さいこと気にしなさんなーほら入っておいでー」ワハハ

京「う、そ、それではしし、失礼いたします…!」ビクビク

蒲原「じゃあ卵取ってくるからここでくつろいでてー」テテテ

京「あ!ちょっと!一人にしないでくださいよー!」

京「う、うわぁ…ここなんだよ…リビングか?ダイニングか…?」

京「龍門渕みたいに派手じゃないけど、隅々まで手入れが行き届いている…埃ひとつない…」

京「お、俺こんな所にいていいんだろうか…」

蒲原「お、おー?なんでそんな隅っこで縮こまってるんだー?」ワハハ

京「い、いやその、狭い所が落ち着くというかなんというか…」

京「っていうか俺、蒲原さんに結構失礼なこと言ってたんじゃないかなーって思って…」

蒲原「…」ワハハ

蒲原「うーん、私の家をどう見ようとその人の勝手だと思うけど」ワハハ

蒲原「私のことくらいはちゃんと私として見ていて欲しいと思うなー」ワハハ

京「…」

京「…そう、ですよね」

蒲原「私は親の金で偉ぶる人間に見えてたのかー?」ワハハ

京「えっと…」

蒲原「そこはハッキリ言い切って欲しかったなー」ワハハ

京「…はい、俺、蒲原さんのこと、ちゃんと蒲原さんとして見ます」

蒲原「ワハハ、ここは蒲原家だからそれじゃあ紛らわしいなー」

京「ええ、な、何を言って…」

蒲原「私の名前は智美っていうの、言ってなかったっけかなー」ワハハ

京「さ、智美…さん」

智美「わ、ワハハ」ドキドキ

京「…俺、智美…さんのこと、ちゃんと智美さんとして見ます」

京「だから俺と…」

智美「…」ドキドキ

京「俺と、麻雀仲間になってください!」

智美「…」

智美「うん、合宿所に帰るかー」ワハハ

京太郎「え、あれ?お返事、お返事は貰えないんですか?」

智美「京太郎ー早く乗らないと置いてくぞー」ワハハ

京太郎「な!ちょっと、マジで勘弁してくださいよー!」

智美「ワハハ」ブーン

智美(麻雀仲間かー、まぁお友達が増えるのは悪くないこと…)ワハハ

智美(でもよく考えたら京太郎とまともに話したの今日が初めてだったなー)ワハハ

智美(それなのに今日で一気に恋人とか、それは夢見過ぎだよなー)ワハハ

智美「うん、これからこれから」ワハハ

京太郎「なにがこれからなんですか?」

智美「ワハハ」

おわりでいいよね

京太郎「帰って来たぞー!合宿所ー!」ドサ

智美「ちょっと時間かかっちゃったかなー」ワハハ

タコス「京太郎遅すぎるじぇー!3時間前からタコス力が足りなすぎてヘトヘトだじぇー! タコスをよこせー!」ダダダダダダダ

咲「ちょ、ちょっと優希ちゃん!京ちゃんのお手伝いに来たんじゃなかったの!?」

京太郎「わー!待て待て!タコスはくれてやるから荷物を漁るんじゃなーい!」

タコス「おお!トンバスーパー特製タコス発見だじぇー!!でかしたぞ犬!」パンパカパーン

咲「あ、美味しそう…」

京太郎「ほら、皆の分あるから咲も食べろよ」ガサガサ

咲「わ!ありがとう!京ちゃん!」

京太郎「あ、もちろん智美さんの分もありますよ、今食べますか?」ガサガサ

智美「ワハハ、京太郎は本当に気が利くなー」ワハハ

咲タコス「…え?」タコスグシャ

おやすみー

保守

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