無職「異世界で青春? 冒険? 恋愛?」女神「その2」【安価・コンマ】 (957)


・初創作に初ss
・やる気だけの見切り発車
・亀のごとき遅さと駄文
・まだまだ非常識っぽい
・マルチエンディング採用
・ダーク、シリアス(笑)、エロと言えないエロ表現、等々あります
・設定とかガバガバかも
・プロットとかないし、矛盾点もないとも言い切れないクオリティー



・―――が! やっぱ青春を味わいたい!(切実)

本当に、勢いだけで生まれたようなssですので、生暖かい目で見てくださるとうれしいです。
安価を多用しますが知識がない分、再安価等、あるかと思います。

(……あまあまにみてね!)

(あ、前スレ『【安価・コンマ】女神「もう一度、青春を味わってみない?」 無職「んえ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1530695395/)』が終わるまでこっちは手つかずで)


あらすじぃ!


無職のボーイが粉砕されて異世界に転移!!

その後女神を名乗る妖精と、助けたエルフとともに臨海の港町、『コルミス』に到着した!!
なんやかんやあって行商人も引き連れ、兵士長の執務室で寝泊まりすることになった!!

それで行商人とデートのようなものをしたり、変態に追っかけまわされたり、兵士長の過去に触れたり……
そしてエルフの過去、行商人の背負っていたものに無職は踏み込んだ!!!!
そう!! これもなんやかんやで円満に終わった!!!! 大団円!!! 一章完!!!


第二章!!!! ケルセニスに行くことになった無職たちは!!! モーニングスター片手に山道を進んでいくのであった!!!
ここでついにスレタイ詐欺の汚名を返上し、学園入学へと着々と近づいていくのだった!!!!
道中魔物に襲われもしたが!!! 所詮チュートリアルということですぐに終了!!! 言うことなし!!!!

ケルセニス到着!!!
行商人の夢も叶いそう!!!! やれることも大幅に増えた!!!!
学園長はやばい!!! だがその学園はもっとやばかった!!!!

模擬戦闘での試験!!!! 対するは最強の名を冠する王女たち!!!!!
まあ詳しくは前スレを見てね!!!!!


…………第三章、学園編、始まるよ!!!!

(……って意気込みましたが、番外編が先です)

(でも規制に引っかかっちゃうので、誰か代わりに建ててくれませんか?)

(テンプレみたいなものを置いておきます。『』内をコピーしてね)



スレタイ…………『無職「異世界で青春? 冒険? 恋愛?」女神「番外編」【安価・コンマ】』
名前は何でもいいです

内容


タイトル通り、無職女神の番外編です

・不定期になんか更新します
・本編を見てないと、若干のネタバレの危険があるかもしれない
・グロ系は自分がダウンするのでなし。ここはほんわかスレ
・こっちもageます
・自分の思い描いた展開にならない時……マウスを握り潰しながら我慢してください
・楽しんでください


本編スレ
プロローグ~『【安価・コンマ】女神「もう一度、青春を味わってみない?」 無職「んえ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1530695395/)』

続き~『無職「異世界で青春? 冒険? 恋愛?」女神「その2」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1532173297/)』』

ここは(SS速報R)は全年齢版のSS速報VIP含めて代理のスレ建ては禁止だったような
そもそもスレ建てに規制は無かったはず

>>4本当ですか? 申し訳ありません。>>3はなかったことに)


(どうしても『スレッド建てすぎ』と出ますね……時間をおいてから再度試してみます)

(前スレ>>1000『図書委員の過去』はもう少ししたら書き出します。少々お待ちください)

(では途中から再開します)

力になれなくてすまなかった

>>8いえ、こちらの知識不足ですので……。ありがとうございました!)


…………。
……………………。


「「「―――」」」ザワザワ

無職「ん……」

無職(やっと終わったのか……? みんな帰りだしたな……)

無職(やっぱり……ふわぁ……こういう式典は死ぬほど眠くなるな)


男の娘「……やっと起きたの?」

無職「うぉ!? ……って君か。驚かせないでくれ」

男の娘「あはは、ごめんね。でもぐっすり眠ってたから……良い夢見れた?」

無職「余計なお世話だ」

無職(……昔の夢だったな。一概にも悪夢とは言えないが……良い夢ではないだろう)

男の娘「良かったね、あの後みんな座ってるだけだったから」

男の娘「何人か気づいてたみたいだけど……何事もなく終わってさ」

無職「……クハハ、緊張とか言ってたが……いつの間にか解けちまってたみたいだな」

男の娘「みたいだね」


委員長「……もう! 無職さん、どういうことですの!」

無職「げ」

委員長「大事な式典で寝るなんて、銀翼らしくありませんわ!」

無職「……う、すまん」

無職(応援するといった手前、言い訳もできやしない。……というか型にはまりすぎじゃないか、委員長)


薬師「いや……んぅぅ……特にすることもないし、座ってるだけだったから、眠くなるのも仕方なくない?」

委員長「く、薬師さんまで寝てたんですの!? ……どうなってるんですの、このクラス……」

男の娘「まぁまぁ、こればかりはもうしょうがないよ。……ほら、みんな教室に帰ってるから、遅れないようにいこうよ」

委員長「しょうがないことじゃ……ハァ、分かりましたわ。次からは気を付けてほしいですのよ、特に無職さん!」

無職「うぇ、俺?」


委員長「……不真面目な方に応援なんて、されたくありませんわ……」

無職「…………」

無職「……そうだな、今度からは気を付けるよ」ナデナデ

薬師「なっ、無職!?」

無職「ん? ……ああ、また癖で」

委員長「……構いませんけれど、人前では遠慮してほしいですわ」

薬師「…………」

男の娘「無職くんって、意外とプレイボーイ?」

無職「てぃがう」



薬師「……とりあえず、帰ろうか。遅れたら先生に何言われるかもわからないし」

委員長「そうですわね。皆さんもう行ってしまいましたし」

男の娘「じゃあ行こうか、無職くん」

無職「ああ、そうだな…………ん?」


生徒会長「―――」


無職(おいおい……あの人一人だけで片づけしてんのか? ……教師たちも帰ってるし、本当に一人みたいだな)

無職(…………)

無職(…………余計なお世話をしよう)


無職「悪い。先に行っててくれないか? ちょっと用事があってさ」

委員長「用事? なんの用事ですの?」

無職「良いから、な? とりあえず秘書さ……先生には遅れるって言っといてくれ」

薬師「良いけど……遅れすぎないようにね? 今後の説明とかもあるみたいだし」

無職「……その時は頼りにしてるぜ」

薬師「他人任せなの……?」

男の娘「あはは……分かったよ、先に帰ってるね」

無職「ああ、助かる」


…………。


生徒会長「―――」イソイソ

無職(いやー怖いほど作業が迅速で的確だな)

無職(とはいえ、この数の椅子を片付けるのは無理がある)



無職「…………>>安価↓」(手伝う前に、なんて声をかけよう?)



生徒会長「…………貴方は……銀翼ですか。要らぬ気遣いです」

無職(ひゅう。近づくだけで凍てつくような波動を感じるぜ)

無職「そう言わず、手伝わさせてくれよ」

生徒会長「必要ありません」

無職「……俺はふと偶然片づけをしたくなる症候群を患っててな?」

生徒会長「面白さが微塵もありませんね。新入生、お帰りはあちらです」

無職「ああこりゃ親切に……ってちがぁう! あーもーおとなしく手だけ動かしとけ! あっちやってくるから!」


生徒会長「…………」

生徒会長「…………勝手にしてください」

無職「そうさせてもらう」




生徒会長「―――ところで、生意気な新入生くん」

無職「……それって俺のことか?」

生徒会長「貴方です。敬語を使わない時点で生意気でしょう。……貴方の名前は?」

無職「……俺は無職だよ。ご高説、素晴らしかったぜ生徒会長さん」

生徒会長「それほどでもありません。あの程度、日常茶飯事ですから」

無職「おいおい、学園長の長ったらしい話とはまったく格の違う話だったぞ?」

生徒会長「途中から寝てたじゃないですか」

無職(バレてたのかよ)

無職「素晴らしすぎてね。……茶飯事ってーと、あれか? 位の高い貴族だったりするのか?」


生徒会長「……『魔法士の一族』」

無職「? ……それは、美化委員とかの、騎士の一族みたいな?」

生徒会長「いいえ。あちらは国に対する忠誠、国防の騎士の一族です」

生徒会長「私の家系は、代々この国の『大領主』様に使える血統です。……代々とはいえ、まだ私で二代目ですがね」

無職(ああ……そうか。この国は生まれてからまだ間もない。おそらく十年程度だろう)

無職(十年でここまで栄えたのなら、それはそれですさまじいことだが)

無職「当主になるわけか。踏み込んだことを聞くが、世襲制なのか?」

生徒会長「はい。現当主が死去された場合、私が襲爵、襲名し、二代目の魔法士となります」

無職「へぇ……すごいな。なんというか、かっこいいんだな!」

生徒会長「かっこいい?」

無職「……気を悪くしたらすまんが、俺も同じような立場にいた時があってな」

無職「その年でもうその責任を背負いきれてるってことが、すごいし、かっこいいなって思ってさ」

生徒会長「…………変人ですね」

無職「クハハ、よく言われる」


…………。
……………………。


無職(……一向に減らん。いや、これでも一人よりは早いんだろうが……)

無職(生徒会長はこれを一人でやろうとしてたんだろ? あほか)

生徒会長「……戻っても良いのですよ」

無職「ここまでやって戻るわけにはいかんだろ」

無職(って言っても、これじゃあ教室に帰れるのかどうかすら―――)


委員長「―――無職さん!」


無職「……委員長? ……って、なんでお前らまで……?」


薬師「ハァ……手伝いをするんだったらそう言ってよ。ボクたちが置いていったように感じちゃうじゃないか」

男の娘「……あまりにも帰りが遅いから来ちゃったんだけど……こういうことなら、僕たちも手伝うよ」

生徒会長「…………」

委員長「あ、会長さん! どれから手伝えば良いんですの?」

生徒会長「……手伝いなど―――」

無職「ああ、それならあっちの方の椅子を片付けてくれ! この人数だったら、結構早めに終わんだろ」

無職「生徒会長も、それで良いだろ?」


生徒会長「…………勝手にしてくださいと、言ったはずです」フイッ



無職「んじゃま、とっとと終わらせるとすっか―――」


…………。
……………………。


無職「―――ふぅ、これで最後みたいだな。みんなありがとう! お疲れさん」

薬師「うぅ……ずっと店番で、座ってることしかしてなかったから、ボクには重労働だったよ……」

無職「ハハ、でも本当に助かったよ。ありがとな」

薬師「…………うん」


委員長「あぅー……疲れましたわー……。何個椅子を運んだか。もう百個以上運んだ気がしますの」

男の娘「あはは……でも、みんなで何かをやり遂げられると、清々しいね」

無職「確かにな。まさか手伝いでこんな達成感を味わえるとは」

生徒会長「…………」

無職「生徒会長……いやもう会長で良いや。会長さんも、これからは誰かしらに手伝わせた方が良いんじゃないか?」

無職「生徒じゃなくとも、教師だってさ」

生徒会長「必要ありません」

生徒会長「……それが普通ですので」

無職(こんな苦労、決して普通とは思えないんだがな)


無職「そうか。……なら今後も、俺が手伝うよ」

生徒会長「…………必要ないと」

無職「俺がしたいんだ。なら構わないだろ?」

生徒会長「…………」



男の娘「なら、僕も手伝おうかな。無職くんがやるなら」

委員長「……それなら、委員長である私もやらなければいけないですわね!」

薬師「……ボクだってクラスメイトだしさ、手伝うよ」

無職「まあそりゃ、限度はあるだろうが……一人でやらなきゃいけないもんでもないしな。手を貸させてくれ」


生徒会長「…………なぜ、そこまで私に?」

無職「…………」

無職「さぁな。言っただろ? 俺がしたいんだって」

薬師「……先輩一人にやらせるような作業量じゃないからね、これ……絶対」

生徒会長「……そうですか」


生徒会長「…………」

無職「…………」



生徒会長「…………感謝します」



無職「……ああ―――」


…………。
……………………。


生徒会長『…………今度何かお礼しますので、覚えておいてください』



無職(……お礼だなんて、律義な人だ。近寄りがたい雰囲気を纏ってはいるものの、実際はそうでもないのかもしれないな)


無職(…………しかし……)

無職(少し時間をかけすぎた。他のクラスの教室にはもう誰もいない)


委員長「そんな心配そうな顔しなくても良いですの。ちゃんと先生には言ってきましたわ」

薬師「あの先生もわかってた感じだったから、大丈夫だとは思うけど?」

無職「……あの先生怖いんだよ」

男の娘「怖い? ……怖そうな先生には見えなかったけどなぁ」

無職(学園長のとこに行ってみると良いよ!!!!)



無職「…………あー、誰か…………」コンコンコン

秘書「! 無職さん、お手伝いは終わったのですか?」

無職「ああ、すみません。重要な話もあったでしょうに、ここにいなくて」

秘書「いえ、貴方の行いは素晴らしいことですよ。それほど重要なことも話していませんし」


男の娘「……あれ、もしかして、みんなもう帰っちゃったんですか?」

無職(まだ昼過ぎぐらいだと思うが……入学式だし、このぐらいで解散になるのか?)

秘書「ええ、今は寮を案内されている頃でしょうけど……そのまま解散と言ってしまったので、ここには戻ってこないはずです」


無職(あ、そうか……エルフとかみたいに、みんなには寮が与えられるんだったな)

薬師「寮! ……えっと……」ソワソワ

無職「ん……行って来れば良いんじゃないか? 委員長や、男の娘も」


委員長「そ、それじゃあ、お言葉に甘えて行ってきますわ! 無職さん、また明日ですわ!」

男の娘「僕も行くよ。……それじゃあね、また」

薬師「じゃあね、無職。また……薬屋に来てよね」フリフリ


無職「ああ、もちろん。それじゃあな」




無職(…………で、俺はどうしよう。学園長からもらった部屋があるし、別に寮とかはな……)


秘書「…………? どうしました?」


無職(まだ時間があるし……日没まで、なんかして時間をつぶしたい)




(どうする? …………>>安価↓1~3)


1 …………秘書を誘ってケルセニスを回ってみようか?


2 …………他の人を誘ってみるか? (番号のみ。その後キャラ安価を取ります。誰と行くかってやつね)



無職(ま、秘書さんにはこれからも仕事があるだろうし、邪魔するわけにもいかないか)



無職(……だが、こうも友人が増えた今、ぼっちで街を回るというのも、なんだかいただけない)


無職(…………誰と回ろう?)



…………>>安価↓1~5 (高コンマ判定。既存キャラ名のみ書いてください)

薬師

>>24を選択します)


薬師「―――びっくりしたよ。寮から出てきたら急に誘われて」

無職「悪い悪い。今日は日没までさ、薬師に付き合ってほしくて」

薬師「…………いいよ、別に」

無職(意外とすぐ赤くなる当たり、初心な女の子なのかもしれない)


薬師「どこに行く? ボクはどこでも良いよ」

無職(そうだな…………)



自由行動ターン >>安価↓

―――残り体力10 ■■■■■■■■■■ …………日が傾き始めた。そこまで多くは回れないだろう



1 学園を散策してみるか (既存キャラとランダムエンカウント)

2 中庭のほうにでも行ってみるか

3 時計塔のほうにでも行ってみるか

4 外のほうにでも行ってみるか

5 図書館のほうにでも行ってみるか アクション『魔法習得』、『錬金術』が可能

6 特別棟のほうにでも行ってみるか (キャラ安価&『薬剤研究』チュートリアル発生)

7 エルフのいる寮に行ってみるか

8 その他学園の施設にでも行ってみようか (ありそうな施設を書き込み。もしかしたらキャラ安価があるかもしれない)

9 ケルセニスを回ってみようか (新しい選択肢が出て、それでまた安価を取ります)……ミニイベント『行商人の市』あり(期日:今日)

…………。
……………………。

顧問「―――よーし! 休憩だ! 最近は熱中症も多くなってきてるから、ちゃんと日陰で休んで水分補給しろよー!!」

「「「はーい」」」


薬師「……入学式なのに、部活やってるんだ……」

無職「もしかしたら、大会とかが近いうちあるのかもしれないな」

無職(地球でも部活は、こういう式典の後でもやるところはやっていた。そんなもんなんだろう)


陸上部「…………!」

陸上部「無職! どうしたんだい!」フリフリ

薬師「……知り合い?」

無職「まぁな。試験の時少し世話になったんだ。……ってこっち来なくていいのに!!」


陸上部「……どうやら無事受かったみたいだね。銀の飾緒も似合ってるよ」

無職(すんなりと口説き文句を放つんじゃありません!!!)

陸上部「……ん、そっちのお嬢さんは?」

薬師「あ、先輩。……薬師です。初めまして―――」スッ

陸上部「ああ、初めまし―――」スッ


無職「―――っでぇ! 待て薬師!!」ギュ

薬師「ひゃ!? む、無職!?」

陸上部「! ……ごめんよ、そんな関係だったとは―――」

薬師「ち、違います! 無職、急にどうしたの!?」


無職「クハハ…………あいつら、見てみろよ」

薬師「え……?」


陸上部女s「「「―――!!!!」」」ギリギリギリギリ


薬師「やだ…………」ギュ

無職(うんまあそりゃあ怖いわな。でも俺の手を握られるとそれはそれで……恥ずかしいよ?)

無職「あの、目線だけで殺してきそうな連中……握手が成立してたら危なかったかもな」


陸上部「……ハァ、ごめん、薬師ちゃん」

薬師「い、いえ! ……ボクは大丈夫ですから。でも、あの人たちは……?」

陸上部「それが、僕にもわからないんだ。……やめろって言おうにも、前にそれで一人の部員が気を病んでしまったからね、変に聞くことも止めることも出来なくて」

無職(さっすが罪作りなイケメンボーイだ。ってかどんだけだよ怖いわ!)

薬師「…………大変なんですね?」

陸上部「実のところは、ね」

無職(イケメンもイケメンで大変なんだな。助けてやらんが! 触らぬ神に祟りなしだ!!)

無職「だがまあ……ああいうのは放っとくと危険だから、度が過ぎるようだったら学園長とかにでも行った方が良いぞ?」

陸上部「……そうさせてもらうよ。それじゃあ、練習が再開するから、戻るよ!」

無職「ん、じゃあな!」

陸上部「部活の件、考えておいてくれよ―――!!」


無職「…………あいよ」

無職(……薬師が地味におびえてるから、早くここを離れるとしよう―――)



薬師「こ、怖かった……」

無職「大丈夫か? 手は出してこないと思うが……陸上部の女子たちには近づかないほうが良いかもな」

薬師「うん。そうするよ……」

無職(男子より女子のほうが怖そうだな、この学園)

無職(……敵に回さないようにしよう)




薬師「―――次はどこに行く?」

無職(そうだな…………)




自由行動ターン >>安価↓

―――残り体力9 ■■■■■■■■■□ …………日が傾き始めている。そこまで多くは回れないだろう



1 学園を散策してみるか (既存キャラとランダムエンカウント)

2 中庭のほうにでも行ってみるか

3 時計塔のほうにでも行ってみるか

4 図書館のほうにでも行ってみるか アクション『魔法習得』、『錬金術』が可能

5 特別棟のほうにでも行ってみるか (キャラ安価&『薬剤研究』チュートリアル発生)

6 エルフのいる寮に行ってみるか

7 その他学園の施設にでも行ってみようか (ありそうな施設を書き込み。もしかしたらキャラ安価があるかもしれない)

8 ケルセニスを回ってみようか (新しい選択肢が出て、それでまた安価を取ります)……ミニイベント『行商人の市』あり(期日:今日)


…………。
……………………。


薬師「……図書館? 何か読みたいものでもあるの?」

無職「んー、どちらかと言うとここの人に用があるというか」

無職「図書委員って言うんだが……その人、魔法を教えるのがめちゃくちゃうまくてな」

薬師「へー……ボクも使ってみたいな、魔法」

無職「使えるんじゃないか?」

無職(地球人の俺が使えるレベルなんだからな)


無職(…………)ギィ

無職(まさかとは思ったが、やっぱこの日でも普通に開いているのか)

無職「…………ん?」



図書委員「そう……そこを―――」

???「…………」


薬師「先客?」



(どうやら、先にここに来ていた人がいるようだ)

(誰がいた? …………>>安価↓) 既存キャラ。いないキャラは再安価



無職「風紀委員! 珍しいな」

風紀委員「ふぇ……? む、むむむ無職さん!?」

無職「ああそうだぞ無職さんだぞ」

無職(風紀委員と師匠か……絵面が特殊すぎやしないか?)

薬師「えっと……この人は?」

無職「風紀委員って言うんだ。試験の日に―――…………風紀委員?」


風紀委員「…………その女の人は誰ですか」

無職「え」

風紀委員「誰ですか?」

無職「え?」

風紀委員「答えてください」


薬師「―――っ!」ギュ

無職(ちょ、こわ、怖いんですけど!? 目のハイライトが消えたよ!? 薬師がまた怯えて俺の手を握りだしたよ!!)

風紀委員「手…………」

薬師「ひっ……」ギューー

無職(二次災害)


図書委員「―――もぅ!」ペシッ

風紀委員「あう! い、いだいですぅ……図書委員さぁん……」

図書委員「初対面の子、怖がらせちゃ、めっ、だよ……」

風紀委員「…………」ジッ

無職「」ゾゾゾゾ

無職(アカンわ。なんか知らんがとてつもない寒気を感じる)


無職「きょ、今日はさ! 師匠に用があってさ!! あれ!? 勉強してる!? なんのお勉強!?」

図書委員「弟子、くん?」

無職「わ、わー!! えらいなー尊敬しちゃうなー!!!」

無職(話の流れを変えなきゃ死ぬ)


無職「ふ、風紀委員はなんのおべんきょーしてるの!!??」


風紀委員「! わっ、私、ですか…………?」

無職「うん!!!!!」


風紀委員「えっと…………」



(なんのおべんきょーをしてたのでしょう? …………>>安価↓)



無職「」

無職「」

無職「…………師匠?」

図書委員「…………」サッ

無職「目をそらすな……ってかなんでここにそんな乙女チックなものがあるんだよ!!」

風紀委員「あぅ……ごめんなさい」ペタン

無職「あ、いや、そうじゃなくてだな…………」

無職(…………これも、風紀委員なりにあの逃走癖を治そうとしているからなのか?)

無職「あー…………」

薬師「? 無職?」



無職(そういやこいつって、異性との付き合い方がうまそうだよな)


無職(どうするか……その『異性との会話術』の勉強に混ざるか?)



…………>>安価↓


1 …………薬師先生に異性との付き合い方をレクチャーしてもらおう(コミュ力上昇、能力獲得)

2 …………いや、魔法を教わるよ


…………。
(属性ごとの特徴のようなものを置いておきます)


火 …………広範囲の爆発、水との対消滅【火傷】

水 …………相手を行動不能にすることができる。雷との併用することで、広範囲攻撃が可能【遅延】

雷 …………雷同士の対消滅。水場での攻撃力上昇。落雷による上空への攻撃【麻痺】

風 …………土との対消滅。武器もなしに斬撃攻撃が可能。【出血】

土 …………アイススパイクと似たような遠距離攻撃。大地を操り、壁を作ったり、相手を封じ込めたりも可能【封印】

氷 …………氷属性の攻撃は相手の行動を鈍らせ、また攻撃力も低下させる【遅延・凍傷】

闇 …………相手を意のままに操れる。人に対して強大な力を持つ【傀儡化・混乱・発狂】



【火傷】…………毎ターン持続ダメージ

【遅延】…………相手の行動速度低下。行動順を下げる

【麻痺】…………一定ターン行動不能

【出血】…………割合ダメージ後、毎ターン持続ダメージ

【封印】…………相手を封じ込める魔法で、コンマ判定にて相手を戦闘不能にすることが可能

【凍傷】…………攻撃力を低下させる

【傀儡化】…………敵の行動時、自分で動かせるようになる

【混乱】…………敵味方なりふり構わず攻撃する。一定ターン後治る

【発狂】…………近くの誰かを殺害し、その後自殺する

…………。



―――魔法の属性をお選びください。(火・水・雷・風・土・氷・闇のうち一つ)

(氷のみ所要時間は二日。これは自由行動ターンの回数ではなく、物語での進行日数。氷以外は当日に習得可能)


>>安価↓



薬師「……む、難しいんだね、魔法って…………」

無職「基礎を覚えれば簡単だよ」


風紀委員「…………むぅ」ジト

無職(なんでこんなに寒気が?)

図書委員「ふふ、弟子くんは、いろんな人と、仲良くなれるんだね……」

無職「……成り行きだよ―――」




水魔法『ストリーム』を習得しました。
…………相手を押し流し、近接攻撃を不可能にする。敵味方、遠距離攻撃でのみ攻撃可能。ターン後接近された場合、近接攻撃が可能になる
(相手が巨大な敵の場合、押し流し不可能)
また、地面が土だった場合、【遅延】を付与する
雷の攻撃範囲が大幅に広がる。滞空する敵以外回避不能の雷攻撃が可能。味方にダメージはなし

(魔法の効果は調整していきます)



図書委員『また、ね……弟子くん』

風紀委員『ま、また……会って、くれますか……?』


…………。


薬師「……この学園怖い」

無職「俺もうすうす思い始めてきたぞ……先輩たちは敵に回さないことが重要だな」

薬師「うぅ……足に力が入らないよ」

無職「大丈夫か? ……ほら、俺の手掴んどけ」

薬師「…………ん」ギュ



無職(次はどこに行くか)



自由行動ターン >>安価↓

―――残り体力8 ■■■■■■■■□□ …………もう少しで日没のようだ。時間はあまりない



1 学園を散策してみるか (既存キャラとランダムエンカウント)

2 中庭のほうにでも行ってみるか

3 時計塔のほうにでも行ってみるか

4 特別棟のほうにでも行ってみるか (キャラ安価&『薬剤研究』チュートリアル発生)

5 エルフのいる寮に行ってみるか

6 その他学園の施設にでも行ってみようか (ありそうな施設を書き込み。もしかしたらキャラ安価があるかもしれない)

7 ケルセニスを回ってみようか (新しい選択肢が出て、それでまた安価を取ります)……ミニイベント『行商人の市』あり(期日:今日)




無職(さてと? どこを回ろうか)



>>安価↓


1 大通りを歩いてみよう

2 屋台を回ってみよう

3 行商人たちの開いている市場に行ってみよう(ミニイベント『行商人の市』発生中)

4 『商会』にでも行ってみるか

5 『鍛冶屋』にでも行ってみるか(キャラ安価&『武器作成・鋳造』のチュートリアル発生)
 
6 『武具屋』にでも行ってみるか(キャラ安価&『装備』のチュートリアル発生)

7 『薬屋』にでも行ってみるか

8 『冒険者ギルド』にでも行ってみるか

9 その他『書き込み』にでも行ってみるか(なんかあるかも)

10 学園を回ろう




無職(見知った顔がちらほら見える。もしかしたら知り合いと遭遇するかもな)


…………。
……………………。


「「「―――」」」ガヤガヤ


薬師「……こっちまでは来たことがなかったかな」

無職「そうなのか? こっちもこっちで、ケルセニスの目玉だと思うんだが」

薬師「んー、ボクが購入するのは薬の材料ぐらいだし……ここじゃなくても、良く行くお店もあるからさ」

無職「……そんなもんか」

無職(まあ、人一人ずつが違う店なのだと考えれば、そりゃ値段とかも変わってくるだろうし、売り物に関わる材料を買うなら、信頼性の高いほうに行くか)

薬師「無職はなにか買いたいものがあるの?」

無職「買いたいもの……いや、知り合いがさ、今日市を開くらしいから」

無職「初めての客としてきてほしいって言われてな」

薬師「……ボクも良いのかい?」

無職「どうせなら、新たなお客さんも連れて行ってやろうと思ってな」

薬師「…………むぅ」プクー



無職「商会で決めてた場所は……っと、あそこだな」

薬師「! あの子がその行商人って子?」

行商人「―――」イソイソ

無職「ああ。どうやら今は品出し中みたいだな」

無職(自分の店を、行商人はやっと持てるのか。……出会って間もないが、感慨深いな)


エルフ「…………無職?」

無職「うぉお!?」

薬師「わっ! ……び、びっくりした……。……えーっと、君は……この前お店に来てくれた子?」

エルフ「あら、薬屋の。私はエルフよ」

薬師「う、うん。……ボクは薬師。よろしくね、エルフさん」

エルフ「よろしく。……で、それは良いのだけれど」

無職「ん? どうした?」


エルフ「随分と、ラブラブなのね?」

無職「…………え」

薬師「ら、ラブラ……そんなこと―――」

エルフ「そんながっちり手なんか繋いじゃって」

無職「あ」

エルフ「…………制服デート?」


無職(か、完全に忘れてた……軍神とかで違和感がなくなってたが、そういやずっと握ったまんまだったね!!!!)

薬師「ぁ……」

薬師「ち、違うよ! これは誤解で…………!」バッ!

無職「そ、そう! 誤解だ! なんというか……事故なんだ」

エルフ「…………そう」

無職(なぜ俺は弁解しているのだろうか)



行商人「! 無職さん! それにエルフっ子も!」

エルフ「……騒いでたら見つかっちゃったわね。限界まで隠れてようと思ってたのだけれど」


行商人「…………薬屋の子が増えてるっす!!」

薬師「……ボク?」



無職「……とりあえず行こう。俺たちが最初の客だ」


…………。
……………………。


行商人「―――申し訳ないっす。開店の準備を手伝わせて」

無職「いやいや。初めての店なんだろ? 成功のために、手伝わさせてくれよ」

エルフ「そうよ。……水臭いじゃない」

薬師「ボクはあまり関係なかった気もするんだけどな……まあでも、無職の友人なら僕の友人だから。手伝うのは当たり前だよ」

薬師「それに、前に一度お店に来てくれたしね。あの後また来てくれたし、そのお礼ってことで、ね?」

行商人「ありがとうっす! これですぐに店が開けるっすよ!!」パァ!

薬師「…………なんだか癒される」

無職「学園の荒波にもまれまくった後だもんな」


受付「…………おー? 立派な店じゃねぇか、ガキ」

行商人「あ、受付さん!」

無職「ん、受付か。……ずっと商会に引きこもってるもんだと思ったが、ここまで来るんだな」

受付「なんか辛辣だなぁ!?」

受付「……チッ……俺が見た客なんだ。気になるのは当たり前のことだろ?」


薬師(こ、この怖い人も無職の知り合い?)

無職(あー、うん)

薬師(…………)

無職(言っとくが、俺の知り合いみんな怖い奴ってわけじゃないからな?)


エルフ「もう準備は終わったけど……お店、開く?」

行商人「……はいっす!! 念願の市は、今この時をもって開店っす!!」



無職「……約束通り、最初の客だぜ? 安くしてくれよな?」

行商人「もちろんっす! お友達価格っす!」

無職(そのネーミングは怪しくないか?)


薬師「…………いろんなものがあるんだね」


行商人「いろんなところから仕入れたっすから!!」



無職(ふんふんふんふん。…………ラインナップは、と)




(行商人、今日の商品は? …………何が売ってる? >>安価↓1~5)

>>49
そういえばこの子初めて会った時そんな感じのヤツ持ってましたね…



無職「」

薬師「わ、わ……こ、こんなのって…………」パラパラ

エルフ「…………」

受付「…………店じまいだな」

行商人「ち! 違うっす! こ、これは……客引きっす!!」

無職「客引き……ねぇ」

行商人「冷ややかな目! そ、その……最近こういうのが巷で流行りだしてるというか……お客さんの希望に答えた結果っす」

薬師「…………///」

無職(みたいだな)



無職「…………このクリスタルみたいなものは?」

行商人「え! ……っとっすね……そ、それに関してはウチも良く分かってないっす…………」

エルフ「売り手なのに?」

行商人「…………はいっす」

エルフ「ふぅん?」

行商人「…………」サッ

受付「うわぁ、露骨に目をそらしてやがる―――」




各アイテムの説明(自分主観)


・エロ本 …………いろんなキャラのエロんなイベントが見れるかも

・謎の卵 …………特定の魔物を【テイム】し、転生させて自分の仲間にさせる。ボス・モンスター推奨

・幻獣の毛 …………武器製造・強化に必要……かも?

・クリスタル …………エロんなイベントだったりを見れる。録画録音機能もついてるらしいっすよ?

・性別転換薬 …………うん



無職「……というか、この本」グイッ

薬師「あ」

無職「お前の持ってたやつじゃないのか? ……うっわ、モザイクすらかかってないのかよ」パラパラ

行商人「な、なぁー! そ、それは不名誉っす! そんなこと―――」

無職「春画持ちのむっつり少女め。何が不名誉じゃい」

行商人「むっ!?」


エルフ「…………貴方はもっと……いえ、こういう風な店で行くのなら、止めはしないわ」

受付「それ以外なら品ぞろえは良いんだがなぁ…………」

無職「ああ……しっかりと幅広く売られてるのに…………」

行商人「い、良いじゃないっすか! ウチの店っすよ!!」

無職(わー)

無職「まあ、これからもここを利用することに変わりはないからな……」

薬師「…………市場って、すごいんだね……」

無職(……それは違うよ!)


無職「ハァ……とりあえずの投資だ。こっからここまで、全部買うぞ」

行商人「! ホントっすか! やっぱり無職さんは無職さんっす!!」

無職「いやどういうことだよ……」

薬師「えっと……じゃあ、これと、これを」

受付「俺は頼んでたやつだ」

エルフ「私はこれを貰うわ」


行商人「えへへー! 毎度ありっす!!」


無職(これはこれで、幸せなのかもしれないな)


薬師「…………」ゴクリ

無職(……エロ本を二冊買ったやつもいるが―――)



(無職は安価で出たものすべてを購入しました)チャリーン

(あ、今後もこうやって安価で商品を決めますが、それ以外にも素材等あるので買いたい場合は言ってください)


無職(…………実は行商人の市って品ぞろえが良いのでは?)

薬師「…………ふふ」

無職(薬師は……コミケ帰りみたいなホクホク顔だな。悪い道に転ばないと良いが)


無職「……エルフは何を買ったんだ?」

エルフ「私? ……反物よ。『天津染』のものがあったから」

無職「天津染?」

エルフ「巫女っちの故郷、ケルロゥでは伝統的なものなの。巫女っちに買っていってあげようかと思って」

エルフ「和服とか作ってあげると、すごい喜んでくれるのよ?」

無職(……和服の仕立てって難易度高いんじゃ……いや、聞くだけ無駄か。なんでも出来そうだしな)

無職「良かったら和服姿、見てみたいな」

エルフ「良いわよ? 巫女っち、無職のことは嫌いじゃないって言ってたから」

無職(んんん微妙な好感度)


無職「…………ってか、受付。お前はいつまでついてくるんだよ」

受付「あー? 俺の買ったものはな……ってそういう流れじゃないのかよ!? ……チッ、俺の家がこっちなんだよ」

無職「お前の買ったものー?……どうせエロ本だろ?」

薬師「……!」ピク

受付「ちげーよ! ……ただの薬の材料だ」

エルフ「……薬の? 何かの病気?」

受付「俺じゃない……義妹がな」

無職「…………そうなのか?」

受付「そんな深刻そうな顔しなくとも。別に栄養失調を治すだけの薬だ。それ以外には……特に支障はねぇよ」

無職(……ん? 一瞬言い澱んだ?)

受付「まぁでも、あのかわいさはもはや病的というか!」

受付「今度うちに来てくれよ。妹が歓迎するぜ?」

無職(いやお前じゃないのかよ)

無職「……断る。お前とかかわると悪いことしか起こらなさそうだからな」


受付「あー…………」


受付「悪いが、お前は必ず来るぞ」

無職「…………は?」

受付「じゃあな。俺はこっちだから」ポンッ


無職「―――ッ!?」ズキン!


薬師「……無職?」

無職「あ……いや、なんでもない。…………も、もうすぐ日没だしさ、エルフも一緒に回ろうぜ?」

エルフ「? …………良いわよ?」


無職(…………なんだ、この胸がざわつく感じ―――)ズキズキ



繧オ繝悶う繝吶Φ繝 …………『彼』が追加されました。
次回の自由行動ターンにて選択してください



薬師「次はどこに行くの?」

エルフ「どこでも良いわよ、好きなところで」


無職(…………さてと? どこを回ろうか)



…………残り体力7 ■■■■■■■□□□  …………時間はもうない。これで最後だ >>安価↓


1 大通りを歩いてみよう

2 屋台を回ってみよう

3 『商会』にでも行ってみるか

4 『鍛冶屋』にでも行ってみるか(キャラ安価&『武器作成・鋳造』のチュートリアル発生)
 
5 『武具屋』にでも行ってみるか(キャラ安価&『装備』のチュートリアル発生)

6 『薬屋』にでも行ってみるか

7 『冒険者ギルド』にでも行ってみるか

8 その他『書き込み』にでも行ってみるか(なんかあるかも)

9 学園を回ろう




無職(見知った顔がちらほら見える。もしかしたら知り合いと遭遇するかもな)


…………。
……………………。


薬師「え……ここ、ボクの…………」

無職「……来たいとこが今のところここしか無くてな」

エルフ「……落ち着くものね、薬師ちゃんのお店は」

無職(やっぱり、このアトリエって感じは、異世界でしか味わえないモノだろう)

薬師「ぁ……でも、今はやめた方が…………」


無職「失礼しまーす」カランカラン

エルフ「お邪魔するわ」

薬師「あー……どうなっても知らないよ?」

無職(? どういうこ―――)


魔女「―――んお? おお、薬師や。…………んん?」ジッ


無職(なにこの……なに? ねるねる〇るねのあの人みたいな老婆は……ってか凝視しないで委縮しちゃう)


魔女「ま、まさかお前…………」


魔女「! 男つれてきよったんかい!?」ガタッ!


薬師「ち、違うよ! 変なこと言わないで! おばあちゃん!」

無職(おば…………?)

エルフ(薬師ちゃんが店番になる前の人よ。ここの店主の)

無職(こんな魔女っぽいのかよ!)


無職(…………イメージ的にはぴったりだけど)

魔女「ほーう……あのお前が絆されるとはねぇ……赤飯でも炊くか?」

薬師「~~~~っ!! 違うってばぁ―――!!!」

無職(その文化こっちにもあるんだな)


薬師「う……うぅ……行こ、無職! エルフさん!」

無職「あ、ちょ、待てって!」

エルフ「薬師ちゃん!? 待って―――」




魔女「…………」



魔女「ヒッヒッヒッ…………」






魔女「…………殺しておくべきかのぅ―――」ボソッ


…………。


薬師「うぅ~~~っ! 恥ずかしい……っ!」

エルフ「…………ふふ」

無職(エルフがほほえましいって感じに見てる…………)

無職「え、えーっと、勢いのままについて来ちまったが、ここは薬師の部屋なのか?」

薬師「う、うん……ごめんね、ついここまで連れてきちゃったけど」

エルフ「……良いのよ。どうせ暇だったし……ここで時間をつぶしましょ?」

無職「そうだな」


薬師「それは良いんだけど……何するの?」



無職「んー…………」


無職(何か質問してみるとかか…………? それとも…………)


(何をしよう? …………>>安価↓)



無職(ぐでん!!!!!!!!)

エルフ「……こういうのも悪くないわね」

薬師「…………だね」

無職(……そういえばナチュラルに俺女の子の家に転がり込んでるわ)

無職(なんか今更って感じだけども)


「「「…………ぐで~ん」」」



…………なんだかんだ、絆が深まった気がする!!!
体力が一回復した!! これからは薬師の部屋にまで入ってこれるようになった!!!!

(ごめん描写が良く分からなかった!!)


…………。
……………………。


薬師「―――それじゃあね! おばあちゃん!」プンスコ

エルフ「まぁまぁ……すみません、お邪魔しました」

魔女「ヒッヒッヒッ! 良いってことよ。孫娘の友人が増えるなら、それほどうれしいことはないぇ」

薬師「…………うぅ」

魔女「行ってきな、薬師」

薬師「…………行ってきます」

無職(……結局、仲はいいもんな。家族ってのは大体そうか)


薬師「じゃあね」カランカラン

エルフ「では、また」カランカラン


無職「んじゃ俺も―――」

魔女「―――待ちな」


無職「ん?」



魔女「…………小僧、アンタ……なにもんだい?」


無職「? どういうことだ?」


魔女「悪魔か、魔王か、この世界に仇なすものか」


無職「……何を言ってるんだ? 俺は人間だぞ?」


魔女「…………そうかい。ならもう聞くことはないよ。さっさと行きな」

無職「ん、ああ―――」カランカラン




魔女「…………それのどこが人間だい?」




――― 自由行動ターンが終了しました ―――




無職・ザ・パラメータ



『筋力』C- → C- 『頭脳』D+ → D+

『コミュ力』C- → C- 『カリスマ』D+ → D+

『敏捷』D+ → D+



能力 言の葉 急所突き 回避特化 不屈の精神 観察  逃走 アイススパイク 岩石闘衣 黒点穴(ワームホール)


NEW!  『ストリーム』…………水魔法。雷の広範囲攻撃化、敵の押し流しなどが可能。限定的に【遅延】を付与する


    『邁貞・ェ』


    『逡ー蠖「縺ョ迢ゥ莠コ』



アイテム 『回復薬(E)』……HP100回復  『エロ本』……エッチな気分になったりする 『謎の卵』……モンスターを使役できるようになる

     『幻獣の毛』……素材 『クリスタル』……盗撮盗聴お手の物 『性別転換薬』……水をかけても性別が変わらないから、飲ませようとしてうまれた薬




(キリが良いので今日はここまでです!!!)

(読んでくださり、ありがとうございました!!!!!)

(なにか感想や、意見などがございましたら言ってください)

(また、番外編スレ『無職「異世界で青春? 冒険? 恋愛?」女神「番外編」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1532270060/)』を建てましたので、次回の更新はこっちからかも)

(では!!!!! おやすみなすぁい!!!!!)


(…………次こそは安価を増やしたいです)


(再開します。自由行動ターン終了後、無職の夢から)



無職(―――……ここ、は?)

無職(……あー……なんかわかるぞ。これは夢だな)

無職(俺は確か……薬師たちと別れて、行商人と飯を食って、風呂に入ってから……いつも通り、寝たんだ)


無職(……で、ここはどこ?)



(夢の景色、あるいはそれらしい場所。例:草原。秋葉原など…………>>安価↓)



無職(見たところ、ド田舎の風景っぽいが……風も感じられるし、こういった場所特有の生暖かさもわかる)

無職(たなびく稲たちが、陰影の波を作って、俺の方に流れて来ていた)

無職(夕焼けが、奥の山から覗いてくる。風流ともいえるような一本桜が、自然の美しさを際立てていた)


無職「…………どう考えても日本だな、こりゃ」

無職(月は一個だし、確実に地球……それも日本のはずだ。異世界にも慣れたと思ったが、無意識に郷愁を覚えていたということだろう)

無職「って、今更こんな風景見たところでな。どうしようも―――」


???「…………」


無職「…………誰、だ」


???「ハロー。どうやらお気に召してくれたようじゃないか、故郷の光景を」

無職「―――ッ!? へ、へぇ……こいつぁ、珍しく悪夢じゃねぇか……」


無職(後ろに気配を感じたから振り返ってみれば、黒色の肌を持つ大男が立っていた)

無職(上半身は裸で、下半身は西洋の鎧。顔に、体を分断する布のような面紗をかぶり、垂れ下がっている)

無職(……顔に巻き付く無数の鎖と、ただならぬ雰囲気が、悪夢のそれらしさを醸し出してやがる)


???「……おいおい、そりゃないぜ? こちとら生娘が告白する時みたいに、慎重にタイミングを練っていたのによ」

無職「その見た目でんな乙女チックなこと言われても」

???「ハハハ、それもそうだな。…………ああ、それと。残念ながらこれは悪夢じゃない。夢ですらないのかもしれない」

無職「……?」

???「まぁ、その前に自己紹介と行こうじゃないか」



エラー「俺はエラー。『エラーさん』って呼んでくれ」


無職「…………は?」


エラー「いやん冷めた目で見ないでぇ! ……ふざけたつもりじゃないんだがなぁ」

無職(ネーミングセンスをどうにかしろよ)

エラー「いやぁね? 名前はどうでも良い。大事なのは……まぁ、お前との『対話』なんだ」

無職「…………対話だと?」

エラー「そう怪訝そうな顔をしてくれるな。ちょっとした……世間話だよ」



エラー「…………ここは少し眩しすぎる。あっちの木陰に行こうではないか―――」


…………。
……………………。



無職「―――ッ!!」ガバッ!!


無職「ハァ……ハァ……あれ…………?」

無職「……ヅッ!?」ズキン


無職(…………なんだ……あの夢……クソ、途中から夢の内容が思い出せない!!)


エラー『―――』


無職(あいつの話は……何か重要なことだったはず)

無職(だけど……気付けば夢から覚めて、そして忘れ去ってしまった……)


行商人「ん……んぅ? 無職、さん…………?」


無職「あ、ああ……悪い、起こしちゃったか。……もう少し、寝てても良いぞ?」ナデナデ

行商人「えへへ……それじゃあ、お言葉に甘えて…………」



無職(…………エラー、あいつの姿……どこかで見たはずなのに―――)


無職(ぐ……とりあえず、今日は学園生活二日目だ)


無職(そっちを優先するとしよう―――)


…………。
……………………。


行商人『大丈夫っすか? ……ダメそうなら、ちゃんと言うっすよ―――』



無職(ダメだな。行商人に気を遣わせてしまった。……どうやら自分でもわからないぐらい、あの夢がかなり堪えたらしい)


エラー『……残念ながらこれは悪夢じゃない―――』


無職(…………悪夢だろ、どう考えたって……)



「「「―――」」」ガヤガヤ


無職(やっぱり、生徒の数が多いよなぁ……四年生までいるんだから……)

無職(これじゃあ、登校しようにも人の波に押しつぶされちまう)


無職(つっても遅刻したくないからなぁ…………ん?)


???「…………」


無職(あれは…………>>安価↓か) キャラ名。既存キャラで、同じクラスのキャラのみ



無職「……おはよう、男の娘」

男の娘「! 無職くん! うん、おはよう! ……って、どうしたの?」

無職「?」

男の娘「少し……顔色が悪いよ? 大丈夫?」

無職「……そんな顔に出てたか? 大丈夫だっての。……んな心配そうな顔しないでくれ」ポンポン

男の娘「わっ! ちょ、ちょっと! せっかく心配してあげたのに、子ども扱いはやめてよ!」

無職「あ……すまん……手ごろなもんで、つい」

男の娘「僕は手すさびの代わりじゃないんだからね? もぅ!」プクー


男の娘「……でも顔色が悪いのは本当だからさ。辛かったら言ってね?」

無職「ん、ああ。悪いな、心配かけさせて」

男の娘「ううん。これでも……友達のつもりだからさ」

無職「……ありがとうな。その言葉だけで気が楽になる」

男の娘「……そう? だったら良かったよ!」ニコッ

男の娘「じゃあ、遅刻しないように早く行こうか!」ギュ



無職「ってちょ、引っ張るなって……ああぁぁぁぁ―――」グイー

…………。
……………………。


無職(…………なんか、一向に調子が良くならん。それどころか悪化しているような気もする…………)グワングワン

無職(これはマジで……やばいんじゃないか?)

男の娘「…………」オロオロ

無職(さすがに気づかれるか……心配してほしいわけでもないんだがな)

無職「…………悪い。少し……肩を貸してくれないか?」

男の娘「! う、うん! もちろん!」

無職「クハハ……助かる」

無職(周りから見れば、ただ肩に手をついてるだけにしか見えないだろうな、これ)

男の娘「……心配だよ」

無職(まぁまぁ)


…………。


「「「―――」」」ヤイノヤイノ


委員長「―――あ! おはようです……無職さん?」

薬師「おはよう……どうしたの? 無職」

男の娘「なんだか朝から体調が悪そうでさ……とりあえず、席に座ろっか」

無職「あ、ああ…………」

委員長「じゃ、じゃあ私は荷物を持ちますわ!」

無職「ありがとうな……」

無職(やべ……頭を撫でてやる気力も力もない……ってか意識がもうろうとしてきた……)


薬師「……もしかして、昨日、無理してた……?」

無職「いんや。昨日はピンピンしてたんだ。……それが急に、な」

委員長「風邪……って感じでもなさそうですわね」

男の娘「悪い病気じゃないといいけど…………」


軍神「―――おはようございます、無職殿。……グッドモーニングってわけでは、なさそうですね?」

剣姫「……無職、どこか悪いの?」

無職「お前らか、おはよう。……それがな、俺にもわからないんだよ」

薬師「それが分かればお薬も処方できるんだけど……おばあちゃんに聞いてみようか?」

男の娘「僕もそれが良いと思うよ。あの人なら正確に診てくれるだろうし……」

軍神「回復魔法なら私やここの担任も使えますが、どうしますか?」

無職「…………頼む」

委員長「あ、私も似たようなものを使えますわ! 少し楽にしてくださいまし」


剣姫「…………えっと……」

無職「……剣姫、大丈夫だから。落ち着け」

剣姫「だ、だって……なんにもできないのが歯がゆいのよ……」

無職「そう思ってくれるだけでうれしいよ。みんなも、剣姫も、ありがとうな」

男の娘「僕だって、できることはないから。……サポートしてあげることしか、ね」



剣姫「…………うん」



軍神「…………どうなって、いるのですか」

委員長「わ、わかりませんわ……でも……こんなの…………」

無職「も、もう大丈夫だから。あんまり無理すんなよ、それで体を壊したら―――」

軍神「馬鹿を言わないでください。回復魔法が一向に効く様子もなく……貴方とて、さらに顔色が悪くなっているのですよ」

委員長「まるで……人形に魔法を使ってる気分ですわ」

軍神「いや、これは……」


軍神「―――『死人』のほうが近いかもしれません」


「「「―――」」」シン…


無職(この騒ぎで、クラスの喧騒が収まったみたいだな。……注目を浴びて、恥ずかしいぜ)


秘書「みなさん、おはようございま―――」ガラガラ


秘書「…………どうしましたか?」


男の娘「あ、先生! 無職くんの体調がすぐれず…………」

薬師「さっきからずっと回復魔法を使っているんですけど……効果が薄くて」

秘書「……見せてください」



秘書「……これは……まったく魔力が通らないってわけじゃないですね」

軍神「それもそうでしょう。その特性を持つのは、おそらく私だけでしょうから」

委員長「なら……本当に無職さんが死人だとでも言うんですの?」

無職「死んでない死んでない。死んだように気分が悪いが」グッタリ


秘書「…………なにか、覚えは?」

無職「無いんです、それが。言うとすれば、今朝見た夢ぐらいでしょうが……」

秘書「夢、ですか」

無職「不思議と感覚のある夢でした。……途中で夢から覚めてしまい、詳しくは覚えていませんが」

委員長「夢、ですの……関係、ないのかもしれないですわね」


軍神「…………そうとも言えないでしょう」

無職「?」

軍神「夢というのは、一概にも現実と切り離された虚構とは言い難いのですよ」

軍神「『記憶』として残っている以上、それは現実に干渉してくる、別次元的な現実なのです」

軍神「…………精神面で、不安定になっているのかもしれませんね」


剣姫「それじゃあ魔法が効かないのも……でも、ならどうすれば?」

秘書「申し訳ありませんが、心を強く持ってもらうことしか…………」



剣姫「…………無職」



無職(ぬぐい切れないのは、この不快感と…………違和感だ)

無職(こんな時は大抵焦ったりするもんだろうが……冷静でいられる。異常だ)


委員長「ご、ごめんなさいですわ……力になれなくて……」

軍神「私も……申し訳ありません」

無職「謝るなっての。感謝してもしきれないほどなんだからさ…………」


男の娘「……無職くん、保健室に行く?」

薬師「ぼ、ボクが手伝うからさ」

剣姫「私だって、病人を置いてはおけないわ」

秘書「…………後で今日話したことの概要をまとめたものを渡しますので、気にしないでください」

無職「ああ、ホント、何から何まで、ありがとうな」


無職(……まさか、体調不良でこんな光景を見られるとはな。誰かに心配されたのは、あまりなかったからなぁ)


無職(あーあ、年甲斐もなく胸が高鳴って…………)


無職(…………)

無職(…………あれ?)



無職「…………」

薬師「? 無職―――」


無職「カハッ…………」ポタポタ

無職(なんだ……これ…………黒い、血? …………しまっ―――)グラッ…


無職「…………」バタッ



薬師「…………え?」

委員長「無職、さん…………?」

男の娘「うそ……!」



秘書「無職さん―――!!!」


…………。
……………………。


エラー『救え。取り戻せ。元通りにしろ。お前になら、それができるはずだ』

エラー『安心しろ……お前には、ちょっとした餞別をくれてやる。この世界で生き残るための力と、知恵だ』

エラー『…………そんじゃま、頑張ってもらうぜ?』


エラー『期待してるからな、成り損ないさんよ―――』


…………。
……………………。


無職(―――知らない天井だ)

無職(ベッドに寝かされてる……ああ、俺はついにぶっ倒れたわけか。二日目早々何やってるんだか)

無職(あのエラーとかいうやつ次会ったらぶん殴る)


無職(…………ん?)


???「…………」


無職(あれは……? ここが保健室だとすると、保健委員か?)




(保健委員ってどんな人? 高コンマ判定…………【>>安価↓1~5】)



【性別】


【身長】
【体重】
【肉体的特徴】
【オモテのカオ(性格)】
【ウラのカオ(素)】
【能力】

【種族】

亜人か否か  【純血 ハーフ クォーター ワンエイス】…………前スレ>>55参照

お好みでどんなストーリー、過去があったか―など書いても大丈夫です!(というか書いて!!!!)

あと『これこれこーだからこう書いて』とかも大丈夫です(限度はありますが)

性別 漢
身長 145
体重 45
肉体的特徴 どう見ても小柄な坊や、筋肉タイプからは程遠い
オモテのカオ(性格) 頭でなく筋肉で物を考える脳筋、『とりあえずぶつかってみて後は拳で解決』が基本方針
ウラのカオ(素) 商業国を良く思わない国から送り込まれた工作員でガッチガチの差別主義者、亜人なんて全部肉オナホで消耗品です。
工作員でありながら裏工作や根回しなどの能力はほとんど無い、脳筋もある意味素ではある
能力 誰憚る事無く言いたいことを言える鋼メンタル&それゆえのカリスマ(小)

魔法の才も無ければ肉体的有利も無い、頭の出来もよろしくないの無い無い尽くし
中立国で一切ためらわず差別発言できる向う見ずだが、それゆえ一部の亜人に対する差別意識を拭えない人からある意味英雄視されている
少ないながら亜人に対し差別的な人たちを集める事が出来ているので反乱勢力としての活動も始めたい。のだがブレインが・・・

【性別】女
【身長】164
【体重】秘密(45kg前後らしい)
【肉体的特徴】紫髪の紫目。 優しそうな感じで巨乳(Gカップ)
【オモテのカオ(性格)】少し天然が入っている優しい健気の女の子。
あわてんぼうだが、やることはきちんとやる子
人にはぶりっ子扱いと思われ感じのあざとさがある
【ウラのカオ(素)】ない(断言)
【能力】治癒能力。普通は手を翳して光を出してそれを当てて治す(直す) が普通のやり方
モノによってキスや被りつく行為などもする(例えば、状態異常など)
回復のエキスパート。逆にそれ以外はできない
【種族】人間と天使ハーフ

本来は禁じられた人間と天使の間にできた子。そのために天使がいる故郷にはいけない
ただし、本人それで両親を恨むことはなく、寧ろ両親を尊敬して感謝の気持ちにあふれている。
純粋に育っており、学校を卒業してキチン職業について両親に恩返ししたいと思っている

なんか場所に合わない感じの奴が採用されたような……別にいいけど


>>94を選択します)


保健委員「…………なんだ、やっと起きたのか」

無職(…………ちっちゃ)

保健委員「元気そうだな。突然運ばれてきた時はくたばったんかと思ってたが、ゴキブリみたいにしぶといな、きもい奴」

無職「きもっ!? ……うぉい見てみろ! 俺のどこがキモイというんだ!!」バッ

保健委員「あーもーキモイ。ってかほら、鏡見てみろよ、まるで亜人みたいだぞ」ヒュ


無職「あ? 俺は根っからの人間…………は?」


無職「…………誰だ、コイツ」

無職(瞳は三白眼になって……金環が入ってる。目からはひび割れたように黒い亀裂が走っていた)


保健委員「しょーじき、お前は異常だ異常! キモイ!」

無職(そんなキモイキモイ連呼しなくとも…………)

無職(だぼだぼの白衣を着て……似合ってないぞ、小僧め)

保健委員「…………ったく、これだから……こんな仕事押しつけやがって…………」ブツブツ



無職(しっかし、どうなってやがる……これじゃまるで―――)コンコン


保健委員「…………開いてるぞ」



???「…………」ガララ
???「…………」


無職「! …………>>安価↓と>>安価↓2じゃないか!」(キャラ名。既存キャラで)

やっぱり一度キャラだけ一通り募集して、場面に応じた相応しいキャラを採用という形の方がいいな
どうしても場面に合ったキャラがいないときだけ改めて募集とか

>>101難しいところですね……もう少し続けてみてから考えます。御意見、誠にありがとうございます)



図書委員「えっと……大丈、夫?」

薬師「今ちょうど休憩の時間だったんだけど……」


薬師「良かったよ……起きてくれて」

無職「……心配かけたな。今度こそは本当に平気だからさ。ありがとう……師匠も」

図書委員「う、うん……驚いたよ……この子が、教えてくれて……良かった」

無職(耳と尻尾が垂れてしまってる……師匠にも、心労をかけさせたようだ)


無職「それで―――」


保健委員「チッ、獣くせぇなぁ…………」ボソ


無職「…………あ?」

保健委員「亜人の関係者かよ……あーあクソ、あのままくたばってくれてたら―――」

薬師「聞き捨てならないな、その言葉」

保健委員「はあ? なに、お前まで亜人の肩を持つ気かよ? っかぁー! こりゃ滑稽だなぁ! アッハハハハハハ!!」バンバン!

図書委員「…………っ」ペタン


薬師「…………ちょっと―――」

無職「…………」グイ

薬師「……無職?」



無職「クハハ…………早く教室に戻ろうぜ?」

薬師「……うん。無職が、それでいいなら。先輩も、行こ―――?」

図書委員「う、うん…………」


保健委員「とっとと消えろよ、メス犬」


無職「…………」

無職「…………」ガラララ



無職(どこにでも、いるんだな―――)ギリ


…………。
……………………。


薬師「―――気にしないほうが良いですよ」

図書委員「うん。ありがとう……大丈夫。慣れてる、から…………」

無職(それを大丈夫とは言わないんだがな)

薬師「せっかく……差別のない場所に来たかったのに…………」

図書委員「ごめん、なさい…………」

薬師「違います! 先輩みたいな人が、差別されるなんてあっちゃいけないんですよ!」

無職「そうだろうな。……ああいうのとは関わらないほうが良いぞ」

図書委員「ありがとう、ね……二人とも…………」


無職「…………何かあったら、俺たちに頼ってくれ。な?」

図書委員「……うん」


無職(…………―――)


…………。
……………………。


無職(―――教室に戻ったらめっちゃ驚かれた)

無職(誰? → あ、もしかして! の順でみんなの顔が変わっていくのは面白かったな)

無職(いろんな人に起きてくれて良かったと言われたのは新鮮だった)

無職(…………剣姫なんか、ガチ泣きしてたからな。全然離してくれなかった)


秘書『その状態で出席するのは危険でしょう。今日は帰っていいですから、明日には元気な姿を見せてください』


無職(……なんて言われて、帰されてしまった。薬師からは、あの薬屋の老婆に診てもらうように、となんか手紙を貰ったが……)

無職(それを見せれば、ちゃんと診てくれるらしい。また世話になってしまった……今度お礼をしなきゃな)




無職(…………でもまだ全然時間があるぞ? 部屋で少し休んでから、外に出かけるとしようか)



(休養後、なにをしようか? …………>>安価↓1~3 多数決)


1 繧オ繝悶う繝吶Φ繝 …………『彼』(新規固定キャラあり)

2 NEW! サブイベント …………『Sランクなメイドさん』(新規固定キャラあり)


(既に二票出ちゃったので、1の『彼』を選択します)

(ということで今日はここまでです!!!! ありがとうございました!!!!)

(明日は早めに更新できるかもしれません)

(感想や、要望、ご意見等ありましたなら、書いてください)

(もう少しだけキャラは増えます!!!!!)

(では!!!! おやすみなすぁい!!!!!)


自分も>>101の意見を指示する
まあ自由募集をするとしてもアイデアを受け付けるのは何日までとか、一人一つまでとかそういうのをきちんと決めておかないと収拾がつかなくなるから
その辺は(するとしたら)>>1がきっちり決めておいてほしいな



>>110>>101了解しました。今後は章ごとに一度キャラ安価を募集してから、各所でそのキャラを選んでいきたいと思います)

(キャラ決定時に自分の主観や好みも入ってきてしまいますが、申し訳ありません)

(それと、一度でもキャラ安価を採用された人は、人がおらず30分経っても安価が埋まらない時以外、キャラ安価を遠慮していただけると幸いです)

(全てのキャラが選ばれるわけではないので、ご了承ください。物語と並行して調整していくかもしれません)


(とりあえず【>>安価↓1~10】までキャラを募集します。採用されなかった場合でも、次章ではまた最初っからになります。再募集です)

(こちらがキャラの設定を弄るということはありませんが、あまりにもバランスブレイカー、あるいは荒れる原因となりうるものは控えてください)



【性別】


【身長】
【体重】
【肉体的特徴】
【オモテのカオ(性格)】
【ウラのカオ(素)】
【能力】

【種族】

亜人か否か  【純血 ハーフ クォーター ワンエイス】…………前スレ>>55参照

お好みでどんなストーリー、過去があったか―など書いても大丈夫です!(というか書いて!!!!)

あと『これこれこーだからこう書いて』とかも大丈夫です(限度はありますが)



(募集終了後再開します。少々お待ちください)

【性別】女
【身長】147cm
【体重】41kg
【肉体的特徴】 小柄で童顔で銀髪 瞳の色は緑 (黒い翼を自由に出し入れできるが、普段は隠してる)
【オモテのカオ(性格)】 常にオドオドしたネガティブ気質で人間不信 己自身も自分の本性について常に悩んでおり好きではない
【ウラのカオ(素)】 他人の為ならいくらでも尽くせる、自己犠牲と言ってもよい献身的な性格
【能力】 黒い翼を具現した状態に限り、光と闇属性の魔法+相手の心を読み取る能力。他者の精神にも干渉できる
【種族】人間と堕天使のハーフ
赤子の時にとある教会に捨てられていた所を拾われ、育てられた。育ての親である教会の主は愛情込めて育てたが、
その能力故に他人の汚い部分を幼いころから知ってしまい、一部の人間からは邪悪な存在として敵視敵視されたため、育ての親にこれ以上迷惑をかけれないと寮があるこの学園に入学した
自己評価が低く、他者にも中々心を開かないが、本来は育ての親のように誰かのための力となりたいという心も持っている

意見を容れてくれてありがとう
では早速

性別 女
身長162㎝
体重 やや軽め
肉体的特徴 スレンダーな体型、胸は膨らみかけ(後述の理由から忌々しく思っている)
身体的特徴 灰色髪ショート、動きやすい格好を好む。中性的な容姿で、一見では性別が分からない
オモテのカオ 少し喧嘩っ早いが明るく元気、友人も多い
ウラのカオ コンプレックスの塊。自身の「女」としての性を忌み嫌い、「男」であろうとする(女性扱いされると激昂する)
能力 身体強化系魔法を用いた喧嘩格闘術が得意


種族 犬系獣人のワンエイス(灰色の耳と尻尾が生えている)

一人称は俺
昔は普通の女の子だったが、ある日暴漢に襲われレイプされそうになる(すんでの所で助けが入り無事)
その際暴漢に「お前が可愛いのが悪い」と言われたことがトラウマになっており、その日以来自分を男だと思い込むようになり、男子のような格好をして生活している
周囲には普通に男子だと思われており、彼女が女性であることを知る者は数えるほどしかいないらしい

性別 男
身長 175cm
体重 52kg
肉体的特徴 中肉中背で焦げ茶色の長い髪を後ろで纏めている、糸目族
オモテのカオ 同輩想いのへいわしゅぎしゃ
ウラのカオ つかみどころがなく、限りなく冷血で狡猾
能力
表向き:魔法とは違った性質を持つ「呪」を操る能力
裏側:相手に「安穏」を与える呪、呪を感知させない能力

種族 魔人

常に朗らかな笑みを絶やさない“いいやつ”だが
その本性に薄々気づいている人間がほんの僅かにいる
「何か」を果たす為に学園にいるようだが…?

無職が異なる世界から来たものだと認識している

とりあえずトリックスター的なキャラクターを…
「何か」については>>1におまかせします

キャラの体重って今まで考えた事がなかったからつい濁しちゃったけど、やっぱりはっきりさせておこう
>>115の体重は52㎏でお願いします

>>97


(現在考えているキャラ安価のうち確実なのは、武具屋・鍛冶屋・特別棟のキャラ安価と、クラスメイト、部活動の仲間や先輩、です)

>>117のようにすぐだったら修正もおっけーです)

(残り>>再安価↓1~4)

(現在考えているキャラ安価のうち確実なのは、武具屋・鍛冶屋・特別棟のキャラ安価と、クラスメイト、部活動の仲間や先輩、です)

>>117のようにすぐだったら修正もおっけーです)

(残り>>再安価↓1~4)

質問
中々埋まらんしもう一人投下していい?

>>122大丈夫ですよ)

ありがとうございます。ではもう一人だけ


性別 女
身長 148㎝
体重 45㎏
肉体的特徴 緑髪のポニーテール、おっぱいは小さい(これから大きくなると主張)
オモテのカオ(性格) 見事なまでのテンプレートなツンデレ。孤高を気取っている
ウラのカオ(素)寂しがりや。一度心を開いた相手にはとことん懐く
能力 歌声に魔力を乗せ、聞いた人の感情に働きかける。やろうと思えば洗脳めいたことも可能らしいが、物凄く疲れるので基本的に使用したがらない


人間。音楽への造詣が深く、特に歌は聞くことも歌うことも大好き(腕前も中々のもの)?
将来の夢は歌手だが、人前だと緊張してしまって中々うまく歌えないので人気の無い場所でこっそり練習している

【性別】男


【身長】135cm
【体重】80kg
【肉体的特徴】筋肉
【オモテのカオ(性格)】豪快で裏表のない性格
【ウラのカオ(素)】豪快で裏表のない性格
【能力】鍛冶の才能と火属性の魔法と筋肉

【種族】ドワーフ・純血

鍛冶師。腕前は一流で店も持っているが最高の武器と防具を作り出すために1年の半分近くは素材を探すために世界各地を放浪している。(その間店は弟子や妻、子供に任せている。)
生粋の戦士というわけではないが、自身が作り出した武器・防具と筋肉で敵を粉砕する


(まだ集まり切っていませんが、これで一旦募集を締め切ります)

(これらすべてを採用出るわけではありませんので、ご了承ください)

(では、『彼』から再開します)

(集まり切りましたね、すみません)


無職「―――あいつの家って、こっちだったか」

無職(ふぁぁ……良く寝た。起きたから薬師とかのお礼用に買い物に来てみたんだが……受付の野郎から誘われてたんだった、ってことでいつもは来ないほうに来ていた)

無職(…………さすがにこっちに来ると人が少なくなってきたな)

無職(富裕層の固まった地区はあるが、貧民街などはここにないはず。じゃあ普通に人気のない場所、なのか)



無職「…………もしかして、これか?」

無職(くたびれた廃教会? ……いや、ところどころ手入れがされているから……誰かの住まいになってるってか?)

無職(……良く分からないが、ここが受付の家な気がする。妹がいるって言ってな……ここに住まわしてるのか?)

無職「人里離れたわけじゃないのに、開けた場所で、それに人っ子一人もいやしない……不気味だな」

無職「おじゃましまーす」ギィ…


無職「…………」シン…

無職(誰もいないのか?)


無職(…………って待て待て)

無職「この神像……どっからどう見ても……女神じゃね?」

無職(特徴的なふわりとした髪、幼げな少女の姿。少し崩れていたり、胸が盛られたりしているが……女神だ)

無職「あいつってマジで神だったのかよ……しかも祀られるほどの……」


無職(…………目がいてぇ)ズキズキ

無職(まだ残ってるな……つつ。とりあえずあっちから回ってみるか―――)


…………。
……………………。


無職(―――中は広いんだな……)

無職(エンドテーブルに洒落た花瓶が置かれ、色とりどりの花が活けてある)

無職(外見こそ廃れていたものの、内装は整えられているし、きれいだ)

無職(こんな場所があるなんて、聞いたこともなかったぞ)


無職(…………こっちは、なんだ? 扉が並び始めたが……誰かの部屋だったりするのか)

無職(でもこういう場所って……何かいたりするのが定番だよなぁ……)

無職(…………)


(薄汚れた木でできた扉が目の前にある。開ける? …………>>安価↓)

>>124言い忘れていましたが、髪型、髪色がエルフと被っているので、変えてもらえるとありがたいです)


無職(失礼しま―――)ガチャ

無職(……あれ、なんかいい匂い? それにここ、随分整って―――)


???「―――っ!? おにいちゃん!?」バッ!


無職(…………ん?)

???「や、やだっ! は、早く出て行ってよ!! そ、それか目をつぶってて!!」

無職「…………ちょ」


???「へ、変態―――ッ!!!!!」


「―――!!!」ドタドタドタ…


受付「―――大丈夫か!? 何があった! シス……タ―…………ぁ?」

???「…………え?」


???「おにいちゃんが……ふたり…………?」


無職「…………」

無職(少女が、そこにいた)

無職(活発そうな着替え途中のその少女は…………下半身が、なかった。その代わり、足の付け根から先が黒色の巨大なサソリとなっていた)



受付「あ…………すま―――」

???「と―――」

無職「?」


???「とりあえず出てって―――っ!!!!!!」キィイイイイン!!


無職「うぼぁあああああああああ!!!!」ドゴォオオオオオン!!
受付「ぬわぁあああああああああ!!!!」




無職(―――あふん)チーン

失礼しました。では>>124の髪型・髪色は栗色のサイドテールに変更お願いします

>>133了解です。そのように変更させてもらいますね)

…………。
……………………。


???「―――ご、ごめんなさい!! 兄のご友人だとは知らなくて…………!」

無職(良く分からない力に吹き飛ばされた後、気が付けば少女に謝られていた。頭を下げられたが、目の前にあるのはサソリの顔だ。こわい)

無職「いや、こっちこそ悪かったよ。人の家に勝手に転がり込んだのは俺だしな。……シスターちゃん、だっけ」

シスター「…………はい」

無職「……顔を上げてはくれないか? 乙女の柔肌を覗き見たのはこっちなんだから」

シスター「はい……ほんと、申し訳ないです…………」

無職(…………白だったな、なんて)



受付「…………来て早々義妹の着替え姿を見るとは―――」

受付「……ええい許せん! 覚悟ぉおおおおおおおお!!! ―――ぶっ!」グシャ



シスター「おにいちゃん、しつこい! 碌な説明もしないで無職さんを呼んだのが悪いんでしょ!!」


受付「…………ずびばぜん」

シスター「もう!」

無職「クハハ、尻に敷かれてるな」

受付「うるせ―――ぐっ!?」グググ…

シスター「そうやって噛み付かないの! みっともないからやめてよ!」


受付「…………」

無職「んな顔で見られても」


…………。
……………………。


シスター「―――へぇ! 無職さんって、コルミスのほうから来たんですか!」

無職「ああ、いろいろあったぞ? 屋台がずらぁって立ち並ぶ光景は、何とも言い難い魅力があったなぁ」

無職「そうだ! 今度、コルミスのお土産とか、持ってこようか?」

シスター「良いんですか!? わぁい! 無職さん大好き―!」

無職「俺も好きだぞー」


受付「…………」チーン


無職(見た目のインパクトこそすさまじかったが、話してみるとこれまた反りが合ってな)

無職(しつこい受付にサソリの尾をブッ刺して眠らせてから、何事もなかったかのようにシスターちゃんが紅茶を淹れ、話を始めた)

無職(…………なるほど確かに。歓迎してくれるのは妹ちゃんだけだったわけだ)


シスター「えへへ……無職さんといると、何でも話してしまいそうで…………ぁ!」グラッ

無職「! っとぉ!」パシッ


無職「…………危なかったな、もう少しで絨毯が角砂糖まみれになるところだったぜ」

シスター「ご、ごめんなさい……あの、大丈夫ですか?」

無職「ん? ……ああ、机に腕をぶつけちゃってたみたいだな。大丈夫、赤くなっただけだよ」ヒリヒリ


シスター「待っててください。傷に効くお薬、探してきます」

無職「そこまでしなくても……シスターちゃんがしたいなら、構わないよ」

無職(優しいんだけど…………)

受付「」

無職(これは?)



無職(…………よく見ると、この部屋の棚とかが、シスターちゃんに配慮してか高いとこに置かれてる)

シスター「これじゃ……ない。これでもない……どこにあったっけ…………」ブツブツ

無職「……えっと、大丈夫―――」


シスター「―――ぁ」パリィイイン!!


無職「! だ、大丈夫か!?」

シスター「え、あ……ご、ごめんなさい! すぐ拾いますので…………」

無職「良いから良いから! ……ちりとりと箒だけ持ってきてくれれば」

シスター「箒、ですか?」


無職「…………お願いできる?」

シスター「だ、大丈夫です…………けど」オロオロ

無職「?」


シスター「えっと…………」


受付「…………ヅッ……あーったく、あまり無理すんなよ」フラフラ

シスター「おにい、ちゃん…………」


受付「…………目、見えないんだから」


無職「……!? そうなのか?」

シスター「……はい」

無職「なんで言って……! …………いや、ごめん、俺が気づくべきだったな。無理させてたみたいだ」

シスター「無理だなんて、そんな…………」


無職「……そういうことならさ、俺にも手伝わせてくれよ?」

シスター「む、無職さんは客人で―――」

無職「いや…………着替え中のお詫びってことでさ。……受付、箒とちりとり」

受付「ハァ……しょうがねぇな。どこにしまってあったっけ―――?」


…………。
……………………。


シスター「ありがとうございます、無職さんっ!」

無職「どういたしまして。……シスターちゃんは、やっぱ笑ってた方がかわいいな」

シスター「ふぇ!?」

受付「…………何口説いてくれてんの?」ニッコリ

無職「純粋な本音だよ。……ってかそうだな、俺のことは話し切ったと思うし……」


無職「シスターちゃんのこと、教えてはくれないか?」

シスター「わ、私の、こと……?」

シスター「構いませんけど……何が知りたいんですか?」


無職「んー…………>>安価↓」(シスターに対する質問。受付に関することでもオッケー。例:ここにいつから暮らしているの? など)

あ、噛み合わないか
>>138は無しで…

>>139すみません、あとから気づいたんですが……かみ合わないこともないので、このまま行かさせてもらいます)


シスター「お土産…………」

無職「ああ。どうせなら好みを聞いておかないとな」

受付「…………いつの間にそんな話に……」


シスター「……コルミスには、行ったことがなくて……良ければ、無職さんが選んできてはくれませんか?」

無職「……難易度の高い申しつけだな。俺のセンスに期待されちゃ困るぞ?」

シスター「いえ! 無職さんにプレゼントされたものは、どんなものでも嬉しいですから!」

無職(良い子!!!!!!)


受付「…………アクセサリーとか、欲しいんじゃないか?」

シスター「うーん……あまり値の張るものは、無職さんに悪いし…………」

無職「あまり遠慮しなくて良いよ。……まぁ、似合いそうなものでも買ってくるからさ」

シスター「ほ、本当ですか? ……ふふ、私もお礼を考えなくちゃ」

受付「無理は……いや、俺も手伝ってやろう。だから変なもんは買ってくるなよ」

シスター「お、おにいちゃん!」


無職「買ってこねぇよ。せっかくなら、もっとかわいくなるものを買ってくるさ」

受付「…………ほう」

シスター「む、無職さん……だ、ダメです! そういうお世辞は勘違いしちゃいますから…………!」


無職「いや実際にかわいいだろ」
受付「いや実際にかわいいだろ」


シスター「…………///」


受付(ここだけの話、シスターは黄色が好きだ。花とかだともっとな)

無職(なるほど、髪飾りとかか…………)

受付(……義妹をもっとかわいくしたいんだが、どうよ)

無職(賛成)

受付(俺は服、お前はアクセサリーだ。良いな?)

無職(合点承知の助―――)ガシッ




…………サブイベント『廃教会の華』が追加されました
次回の自由行動ターンイベント選択時に、お選びください


…………。
……………………。


無職(……随分と話し込んでしまったな。もう夕方か)


シスター『また来てくれると、うれしいです!』


無職(なんて言われたが…………)


受付「…………無職」

無職「ん? ……もしかして、見送りか?」

受付「いやな、言うことがあってよ」


受付「…………これから、ずっとここに来てはくれないか?」

無職「? どうしてだ?」

受付「俺は商会の仕事も請け負っているが……個人的な理由で教会を離れることが多くてな」

受付「ここに一人だけなのはきっとつらいはずだから、せめてその気持ちを紛らわせてくれたらな、と思って」

無職「……構わないぜ。嫌いじゃないからな、シスターちゃん」

受付「渡さないからな」

無職「なんのことやら」


受付「…………じゃあな」

無職「ああ。それじゃあな―――」


無職(…………―――)ズキズキ



自由行動ターンの選択肢が追加されました!!
…………『街外れの廃教会』


…………。
……………………。


薬師「…………無職! 待ってたよ!」

無職「ん、悪い、待たせてたのか。…………この手紙をもって、ここに、だったか」

無職(今朝のことをあの老婆に診てもらおうと、俺は今薬屋の前に立っていた)

薬師「うん。ごめんね、手紙だけでよかったんだけど……気になっちゃって」

薬師「委員長とか、男の娘とか……軍神とかだって、無職のことを心配しててさ。代表みたいな感じでボクが来ることになったんだ」

無職「いや、助かる。正直一人じゃ心許なくてな」

無職(なんか歯医者に行く前の気分だったし……明らかに異常だってわかってる以上、何かしら言われるだろうと思うと…………)

薬師「きっと、大丈夫だよ。おばあちゃんが……何とかしてくれる」

無職「……ありがとう」


無職(…………なんもないことを、祈ろう―――)カランカラン


(中途半端ですけど、ここで一旦切ります。安価が少なくてすみません)

(今後の自由行動ターンなんですが、一回の自由行動ターンで一週間を消費すると思ってください。調整するかもしれませんが)

(今は自由行動より本編のほうが濃いですが、たぶん自由行動重視になると思います。良いでしょうか?)

(感想や要望、ありましたならお書きください)

(では、また)


(質問とかも受け付けていますので、ありましたなら次の更新時に返します。ありがとうございました)

そういえば図書委員ちゃんがいじめられていた理由は?とても強いのに謎



>>145
そういうのも図書委員のサブイベントで理由が明らかになると思う

エルフと行商人のサブイベントのときは選ばれると自由行動ターンは自動的に終了したけど、その仕様は変化なし?
今の仕様だと自由行動ターンの回数=消化できるサブイベントの最大数になりそうだけど3章の自由行動ターンは何回を予定してますか?
今だとサブイベントのフラグは出てくるけどそれを消化する機会が無いから結構たまってきてるからちょっと気になった


(再開します…………の前に、質問に答えていきます)

>>145の答えは>>146が言ってくれましたが、サブイベントで明らかになっていきます)

>>148基本的にはそうなります。自由行動の回数は今のところ週一です)

(一月四回、一章一章の長さが学期分ですので、単純に計算して4x4で16個と予定してあります。夏休みとかはまた別の章になると思います)

(これまでは一日一日の経過でしたが、これからはそうなっていきます。とりあえずまだ16回自由行動ができます)

(あまり細かくは決めていませんが、これを基準に調整していくかもしれません)

(他にも質問がありましたならお書きください。再開します)


…………。
……………………。


魔女「―――おお、薬師と…………お前もか」

無職「俺がいて悪かったなぁ―――ってこんな流れいつか見たぞ」

薬師「おばあちゃん! あまり邪険にしちゃダメだよ! これでもお客さんなんだから」

魔女「分かっとるよ。何も孫娘のボーイフレンドにそんな―――」

薬師「お……おばあちゃん!!」

魔女「ヒッヒッヒッ! すまんすまん、こればかりは生きがいみたいなもんでのぅ! 孫娘が顔を赤くするのは新鮮でなぁ!」

無職「相変わらず人生が楽しそうなおばあちゃんだこと」

魔女「…………まぁ良い。用件は分かっておる」


魔女「その男の、異変についてじゃろう?」

薬師「え? あ、う、うん……でもどうして?」

魔女「なぁに。その男を連れてきたともなれば、要件はいくらか絞れるわ。そのうえ、顔面に『異常』と出てるような男ならなおさらな」

無職「そんな愉快な人間になったつもりはないぞ。……異常って言うがな……これそんなにやばいもんなのか?」

魔女「あほ抜かせ。今でも脳みそ引っこ抜かれるような痛みがお前を襲っておろうよ」

無職「…………お見通しか」

薬師「ど、どういうこと……? 無職、やっぱり無理して……」

無職「こんなん屁でもねぇよ。なぜだか知らんが、こういう痛みには慣れてる」

無職「心配そうな顔をするなって何度も言ってるだろ? 代表で来てくれたなら、元気づけられるぐらいには明るい顔でいてほしいものだがな」

薬師「そう、だね! きっと治るよ!」


魔女「…………」


薬師「…………おばあちゃん?」

魔女「こりゃまた珍しい病気なこって」

無職「病気? これがか?」

魔女「あー触るな触るな。化膿するぞ」

薬師「病気って……でも、回復魔法だって通用しなかったし……」

魔女「…………そういう病気なんじゃこれは」

無職(なんか適当言ってね?)

魔女「そうじゃのぅ……薬師や、外の倉庫から、魔素を沁み込ませた包帯を持ってきてはくれんか?」

薬師「……?」

魔女「これ、鍵じゃ。……怪訝そうな顔をしなくとも、ちゃんとあるから安心せい。隠してただけじゃ」ヒュ

薬師「隠して、って……どうして」パシッ

魔女「薬師」

薬師「! わかった、取ってくるよ!」カランカラン


無職「…………すごいな、近づいてすらいないのに、的確なことを―――」

魔女「ハァ……適当言っただけじゃけぇの。診察はこれからじゃ」

無職「は? いやいや、なんかそれっぽいもの言って取りに行かせたんじゃ……」

魔女「あれも必要ってだけじゃ。だが重要なのはこれからだからの。ほれ座れ、ここここ」ポンポン

無職「あ、ああ…………」


魔女「…………さて、と。まずお主、心臓が動いておらんな―――?」



無職「……そこまで分かっているのか」

魔女「言ったじゃろ? 『この世界に仇なすものか』否か、と。あの時から既にお主は異常に見舞われていた」

魔女「今回のことで確信に変わったわい。お主、人ではなくなっておるぞよ」

無職「またそれか。いいか? 俺は人間―――キャァ!」バッ

魔女「服を脱がしたぐらいで気色悪い声を出すでない! ……ああ、ここまで進行しておるのか」

無職「…………ここまで見通されてると、千里眼かとも疑っちまうな」

魔女「なぁに、ただの勘じゃ。しかしこれは……顔よりもひどいな。さらに人からかけ離れておるではないか」


無職(俺が部屋で休み、そして起きた時。着替え中に見つけた、黒色の異変)

無職(俺の左胸が、黒く侵蝕されていたんだ。肌とはまた違う、あまりにも固い、何かに)

無職(……俺の心臓でさえも、今は動きを鈍らせていた。だから今朝の時も冷静でいられたのだろう)


無職「原因は分からないのか?」

魔女「さぁの。何でもかんでも知ってるというわけではないからな」

無職「それもそうか」

無職(…………『エラー』か? あいつの夢を見てから……いや、まさかな)


魔女「……次は目のほうも見せてみろ―――」


…………。


魔女「! 瞳孔が溶け始めておるな…………」

無職「と言うと?」

魔女「……おそらくだが、このまま放置していたら失明どころか、存在自体が希薄なものになっていくじゃろう」


無職「…………つまり?」

魔女「ここに来なかったら死んでたぞよ」

無職(ひえっ)

魔女「そんな顔しなくとも、処置ぐらいはしてやれる。とは言っても、延命的なものになるかもしれないが」

無職「それは―――」カランカラン


薬師「―――おばあちゃん! これ!?」


魔女「んお、ナイスタイミング。……ああ、それじゃそれ。早速始めるとしよう」

無職「お、おい? 一体何する気だ?」

魔女「包帯といったらやることは一つじゃろうに。いいから目をつぶっておれ」

無職「は? いやな―――わ」

魔女「これも治療じゃ」グルグル

無職(目に包帯ぐるぐる巻きつける治療がどこにあるんだよ)


魔女「ほれ、終わったぞ」

薬師「…………見える? 大丈夫?」

無職「いや包帯に隠れて見えるわけ…………」

無職「…………」

無職「見えるぅ!!!!!!!!!!」


…………。
……………………。


魔女「…………まぁこんなもんじゃろ」

薬師「む、無職は大丈夫なの?」

魔女「完ぺきとは言い難いがの、やるとやらないじゃまるっきり違う」

魔女「その包帯一つで、懸念すべきことはほぼなくなったも同然じゃ、安心せい」

薬師「良かった…………」

無職「世話になったな、本当に」

魔女「それを言うなら薬師たちのほうじゃろうて。聞けばお主、随分と心配をかけさせたようじゃな」

魔女「…………大丈夫と一言だけ伝えればよいじゃろ」

無職「ああ、サンキュー」


無職(この魔素? を沁み込ませた包帯とやらは、目に巻き付けても視界を遮らない不思議アイテムだった)

無職(目の侵蝕を阻むらしく、一週間に一回取り換えるとき以外は外すな、と言いつけられた)


魔女「礼を言われるようなことはしておらん。ああ、それとな、これからは薬師に包帯を取り換えてもらうが良いぞよ」

薬師「ボ、ボクが? おばあちゃんは?」

魔女「なに。ちょっとここを離れるだけじゃ。いつも通り店番してくれるだけで良い」


薬師「え……っと……おばあちゃんみたいに処置できないかもしれないし…………」

薬師「無職は…………ボクでいいの?」



無職「…………>>安価↓」



薬師「分かった。これからは責任をもって診させてもらうよ」

無職「…………永い付き合いになりそうだ」

無職(…………気休め程度、とは考えないほうが良さそうだな―――)



…………サブイベント『薬師の治りょ…………恥辱?』が追加されました
次回の自由行動ターンイベント選択時にお選びください


…………。
……………………。


薬師『痛みはないんだよね? そっか、良かった。……とりあえずだけど、痛み止めとか、必要があれば睡眠薬とかも用意しとくから』

薬師『だから……何かあったら、絶対言って―――』


無職(―――死ぬほど心配されている)

無職(少々咎むようなニュアンスも含んでいたし、薬師としては今朝のようなことは起きてほしくないわけだろう)

無職(ハァ……もう少し素直にならなきゃな。病人だし)



無職「…………」

無職「……絶対に、心配されてるよな、行商人にも」

無職(部屋の扉を開けるのが憚られる)

無職(腹を括るしかないか)


無職「ただい―――」ガチャ


行商人「―――無職さぁあああああああん!!!!」ドタドタ…バッ!

無職「へ…………」

行商人「あ……と、止まらな―――」

無職「ちょ―――ぶぉあああああああああ!!!!」ドカーン!


無職「い、いつつ……急にどうし……っ!」


行商人「生きてるっす……良かったっすぅ……」グス

無職「…………ああ、俺は生きてるよ。ただいま」

行商人「おかえりなさいっす……うわぁああああ―――」ギュー

無職「な、泣くなっての! ここ廊下だぞ……ってああ聞いてない」

無職「あーもー……はいはいよしよし」ナデナデ

行商人「うぅ~~~~っ!」ボロボロ

無職(最近行商人の幼児化がひどい)


???「…………?」チラッ


無職「! >>安価↓じゃないか!」(同じクラス、既出キャラ名のみ)



委員長「…………」テクテク

委員長「…………」ペタ


無職「お、おい? 委員長まで……ってなんでここに? というかどうして廊下に座り込んで―――むぐっ」

委員長「…………」ペタペタ

無職「あの?」

委員長「…………」サワサワ

無職「ちょっと?」

委員長「ぁ…………」

委員長「ぁぁ…………」ジワ


無職「へ」

委員長「良かった……無事、だったですの……」

無職「あ……ああ、いや、俺教室に一回戻っただろ? それに担任にだって―――」

行商人「だって……だって……部屋で休んでるって学園の先生が言ってたのに、部屋にはいなかったじゃないっすかぁ!」

無職「…………!」

委員長「もしかしたら、居なくなっちゃったのかもって……私が、回復させられなかったから……」

委員長「目の前で倒れて……ずっと会えないかもって…………!」

委員長「うぅぅ……お願いだから、いなくならないでくださいまし…………」グスッ


無職(……書置きとか残しておくべきだったか。心配されることがなかったから、は言い訳にはならんわな。俺の浅慮が原因だ)

無職「…………大丈夫だから、二人とも泣くなって。俺は生きてるよ。それにいなくならんから」ナデナデ


委員長「わぁあああ―――」ギュー
行商人「うわぁああ―――」ギュー


無職(見た目幼女に泣きつかれるとはな。悪いことをした)


無職「ほら、とりあえず部屋に戻ろう。……悪かったから、勘弁してくれ―――」ナデナデ


…………。
……………………。


委員長「そうだったんですの……でも、用があったとはいえ外に出るときは一言残しておいてほしいですの」

行商人「そうっすよ! おかげで……寂しかったんすからね」

無職「悪かった、すまん。でも……お前ら、俺の膝の上に乗る必要はあるのか?」

委員長「罰ですわ!」ギュ

行商人「反省してほしいっす!」ギュ

無職(…………俺の服をずぅっと握って離さない。これじゃあ罰じゃなくてご褒美じゃないか?)

無職「……二人ともすぐ仲良くなったんだっけか?」

委員長「は、はいですわ! ここに来たら行商人がいたんですの」

行商人「互いに慰め合ってたら仲良くなってたっす」

無職「う…………申し訳ない」

行商人「だから……罰っす」

委員長「甘んじて受け入れてくださいまし―――」


…………。
……………………。


無職(―――あの後も居座られ続けた。時間が経ったら剣姫やら軍神やらと全員来たしな……飯食ってみんな帰ったが)

無職(来るときと帰るときの、彼女たちの表情の違いは、安心したってことで良いのだろうか)

行商人「今日はいっぱい不安を感じたっすけど……いっぱい幸せも感じられましたっす!」

無職(そうか……行商人は生徒とあまり関わりがなかったから……の割にはすぐ仲良くなってたけどな。さすが行商人、コミュ力お化け)

無職「今度からは、もう黙っていなくなりはしないからな」ナデナデ

行商人「はいっす!」

無職(…………)


行商人「それじゃあ……おやすみなさいっす!」ギュー

無職「ああ、おやすみ―――」


…………。
……………………。


無職(…………)ムク

行商人「んにゃ……むしょくさぁん……」zzz

無職「乙女がはしたないぞ……幸せそうだからそっとしておくか」

無職「…………さて」


無職(また……バルコニーの窓が開いてる。月光が入ってきて……今度は見知った影が伸びていた)

無職(…………女神)


女神「…………」


無職(なんかイメージが違うような……服が変わったから? ってかあれ服?)

無職(ローライズに……上半身は……何それ、紐? に蝶々みたいのがくっついたのが何本も垂れていて……服とは言えないな)


無職(まあ随分とミステリアスな雰囲気なこって)



無職「…………>>安価↓」(なんて声をかけよう?)


女神「…………無職」

女神「ただのイメチェンよ。今は段々暑くなってきてるし、涼しい格好にしたかったの」

無職「にしては露出度が高すぎるんじゃないか? 下は下着同然、上なんか……風が吹けば見えるだろ」

無職「普段通りの姿ですら見られるのが恥ずかしいって言ってたお前が、どういう心境の変化だ?」

女神「ええ、恥ずかしいわね。……でも私を見るのは、無職だけでしょ?」

無職「……!」

女神「私は、貴方になら何されたってかまわないもの」

無職(恥ずかしげもなく良く言うよ)

無職「そいつぁ嬉しい言葉だ。って言ってもその服装はやりすぎな気が―――うぉ」ギュ

女神「その、ごめんなさい……その目、辛いでしょう?」

無職「ちょ……見えてる見えてる。……いや、辛くなんてないが……急に抱き着いてきて、どうしたんだ?」

女神「…………私の、わがまま」

無職「え―――」

女神「もう少しだけ、こうさせて」

女神「…………理由は、聞かないで」


無職(震えて―――まさか、泣いているのか?)

無職「…………」ナデナデ


女神「…………」ギュ


女神「これからも―――」

無職「?」

女神「これからもずっと……ずぅっと、私は無職の味方だよ」

女神「何年……何百年経っても、何があったとしても、その想いは絶対に変わらない」


女神「―――大好き、無職」ギュー


無職「女神…………?」

女神「もっと、頭、撫でて」

無職「…………はいはい」ナデナデ


無職「…………」

女神「…………」

無職「…………―――♪」

女神「! 鼻歌…………?」

無職「ああ、この歌、好きだったろ?」

女神「ぇ……?」ピクッ

無職「ん? いや、この歌が好きなのは先輩だったか? ……すまんすまん、勘違いしてたみたいだ―――」


女神「いいよ」

無職「…………聞きたいのか?」

女神「うん。聞きたいの。好きだから」


女神「私の好きな…………」


女神「私が好きな、歌だから―――」


…………。
……………………。


『―――ねぇ、知ってる? 勇者と魔王の物語!』

『え、なにそれ! 教えて教えてー!』

『ふふふ、勇者ってやつがね、魔王って言う悪い奴をやっつけに行く物語なんだ!』

『へぇ~! 物知りなんだね! ███くん!』

『もっとあるんだよ? 例えば魔王は、いろんな奴を操るとても危険なやつなんだけど』

『うんうん、それでそれで?』

『勇者にはね、一つだけ魔王に勝てる部分があったんだ!』

『…………』


『勇者には、それはそれは麗しく強い…………女神がいたから―――』


…………。
……………………。


エラー『まずは瞳』

エラー『次に心臓』

エラー『ククク……クハハハハハハハ!!!!』


エラー『見事【エルキスの神】を討ち取って見せよ』

エラー『悲願を達成させよ』

エラー『さもなくば、【X-イベント】がすべてを狂わせる』


エラー『生きろ』



…………能力『起死回生』を取得しました
『起死回生』…………【死亡】時に、復活する



【閭ス蜉帶エサ諤ァ蛹:邁貞・ェ → 簒螂ェ】


…………。
……………………。


無職「―――ぐぅ! 遅刻だ遅刻!!!」タッタッタッ

無職(時間ギリギリまで行商人が離してくれなかったおかげで大ピンチだ! それでふにゃふにゃしてた俺も大概だが!! ってか俺のせい!!!)

無職(つーか入り組みすぎだろテレビ局か!!)


無職(マズイって……クソ、もっと急いで―――)



???「―――」

無職(しまっ―――)ドンッ!

???「わっ―――」

>>115を採用します)


無職(やべ…………よく見てなかった)

無職「す、すまん! 大丈夫……か…………」

???「う……つつ……いってぇな! どこ見て歩いて…………あん?」


無職「…………」


(どうやら押し倒してしまったみたいだが…………どのような形に押し倒した? >>安価↓)



???「ち…………近っ…………」パチクリ

無職(覆いかぶさってるからか、この子が振り向けば、すぐ目の前にこの子の顔が近づいてくる)

無職(一瞬少女のようにも思えたが……これまた男の娘パターンか。もう騙されんぞ)

???「……早くどけよ。昨日ぶっ倒れた良く分からない奴」

無職「良く分からないとは失礼な。俺には無職って言う名前が―――」キーンコーン…


???「やっべ!」

無職「ってぇ! うぉおおおこんなことしてる場合じゃねぇ!!!」

???「なっ、ま、待て…………ヅ…………」ガクッ

無職「ん? おいどうし―――」

???「見てわからないのかよ! つつ……擦りむいた」


無職「う、すまん……だが遅刻は…………あ」


無職「…………」ニッコリ



???「お、おい……何で近づいてくるんだ? や、やめ―――」



(これ持って行ったほうが良さそうだな。どうやって持っていく? …………>>安価↓)例:背中に背負う、など


…………。
……………………。


???「―――わっ、ば、ばか! やめろ! お、降ろせよぉ!」

無職「うるせぇ! どうせ動けねぇんだから良いだろうが!!」

???「そ、そういうことじゃなくてぇ!」

無職(まあ言いたいこともわからなくはないが。奇特な目で見られてるわけだしな)

無職(だけど俺がケガさせたんだし、責任はしっかりとらなくては)

無職「ってかお前、クラスどこだ?」

???「Aだよ! クラスメイトなのに覚えてないのか!?」

無職「いやー、いろいろとあってね」


無職(―――しゃおらぁ! 何はともあれAクラスに到着だぁ!!!!)


(間に合った? …………>>安価↓)



無職(―――オープンセサミぃいいいいい!!!)パァン!!

???「ばっ! おま、今開けたら―――」


「「「―――」」」シン…


委員長「あ! 無職さん、おはよ……う……?」

男の娘「…………えっと……それは?」

無職「ん?」


???「…………」

無職「…………なんで顔隠してんだ?」

???「…………うっさい!」

無職「顔赤いぞ?」

???「っ! ホントにうっさいんだよ! ば、ばか!!」

無職「…………」

???「ぅぅ~~~~っ」


無職(嫌なら降りればいいのにぃん)


…………。
……………………。


秘書「―――ということで、今日から授業が開始されますので、気を抜かないように。以上!」

委員長「起立! 気を付け! 礼!」


…………。


無職(……って朝礼が終わったわけだが)

軍神「…………なにか?」チョコン

無職「いやなんで俺の膝に座ってああいやもう何でもないです」

無職(俺の膝って流行ってんの? ってこらこら俺に体重を預けてくるでない)

軍神「罰です」

無職(お前もか)


剣姫「…………まったく、一国の王女ともあろう貴方が、そんな稚児みたいなことをするなんて。恥ずかしくないの?」

軍神「いいえ。貴方こそ羨ましいのではぁ?」

剣姫「…………」ピキピキ

軍神「おや、無職殿は意外と、たくましい体をされておられるようで」ススス

無職「あぁん」

軍神「どうも……居心地が良すぎますね」ギュ

委員長「な、な……破廉恥ですわ! 皆さんも見ているのですわよ!」

薬師「そ、そういうのは遠慮したほうが良いと思うけどな……?」


「「「―――」」」ヒソヒソジー


軍神「なら貴方方はしないと? ああ、ではここは私だけの席となりますねぇ?」

委&剣&薬「「「そうは言ってない!!!」」」

軍神「チッ」

無職(あらやだこの子舌打ちしたわ)


男の娘「…………やっぱりモテモテなんだね、無職くん」

無職「俺にもわからないんだがな。幸せすぎて目ん玉飛び出そう」

男の娘「じょ、冗談にもならなさそうなことを言うのはやめてほしいかな…………」

男の娘「それに、今朝の、見たよ? ああやっていろんな人を堕としていくんだね」

無職「あれは成り行きで! ってか男じゃないか! 君だって、そういう……堕とす堕とされるとか、ないだろ?」

男の娘「あはは」

無職「その笑いはどっち!?」


???「―――おいお前! 無職だったか!」

無職「…………あ、朝の。どうしたー?」

???「どうしたー? じゃない! お、お前のせいで……赤っ恥搔いたし! 恥ずかしかったんだからな!!」

軍神「…………生娘のような方ですね」

???「きっ! ……そうやっていろんな女を侍させるお前だお前! お、俺に、なんであんなことをしたんだ!」

???「あれでも……初めてだったのに」ボソッ



無職「なんでってそりゃ…………>>安価↓」

>>126も採用しています)


???「う……でも、お前のせいじゃないか! いきなり押し倒してきて!」

無職「ご、誤解…………いや、俺が悪かったな。ごめん」

???「……そうやって素直に謝られたら、それはそれで調子狂うな…………」


鍛冶屋「ハァ……俺は『鍛冶屋』だ! この国一の鍛冶職人だ! よろしくな、無職!」ガゥ!

無職「ああ、よろしくな、鍛冶屋……って、まさか店を持っているのか!?」

鍛冶屋「食いつきが良いのは嫌いじゃないぜ。……つっても、ドワーフの師匠が不在だから、代わりに店長をしているってだけで、持ってるって言えるのは師匠の妻子だけどな」

無職「…………男らしいな」

鍛冶屋「! そうだろ! ハハハ! お前良い奴だな!」


軍神「先ほどまでとはまた大きく違った様子ですね」

鍛冶屋「過去のことは過去さ。だよな? 無職!」

無職「まったく、その通りだ!!」

軍神「…………」

軍神「そうですか。そういう人は嫌いではありません。私のほうからも、よろしくお願いしますよ」

鍛冶屋「ああ! よろしくな―――!!」



…………ミニイベント『鍛冶屋を見に行ってみよう』が追加されました
期限:いつまでも。初回のイベントですので悪しからず。自由行動ターンにて選択してください



委員長「あ! 無職さん、この学園の説明とか、聞いてませんわよね?」

無職「ん……そういやそうだな。ずっと離れてたから聞いてなかった。教えてくれるか?」

委員長「もちろんですわ! まだ時間はありますし、いろいろ聞いてくださいまし」

軍神「私からも教えてあげますよ」

委員長「無職さんの膝の上はかたくなに譲らないんですのね…………」

軍神「『金翼』ですから」ニッコリ


無職(聞きたいことか……いろいろあるな。行事とか…………)


無職「じゃあ…………>>安価↓1~5を教えてくれ!」


(>>安価↓1~5まで学園について聞きたいことを募集します。行事は確定ですのでご了承を。それ以外)

この学校の施設や部活について

部活がないならスルーで

(よほどでない限り大丈夫だとは思うけど、念のため)
校則で禁じられていること、してはいけないこと

要注意人物について

ついでに委員会もどれくらいあるか?

名物教師や名物生徒

>>185から)


委員長「部活、ですの?」

無職「ああ。やっぱり学園生活に花を飾るのは、部活みたいな青春だと思ってな」

委員長「良い考えだとは思いますけど、この学園の部活はそこまで生易しくありませんわよ?」

無職「…………陸上部とかやばかったもんなぁ」

委員長「施設については、大体ありますわよ。あとで先生にでも聞いたほうが良いんじゃないんですの?」

無職「まぁ……図書館とか、時計塔とか、特別棟なんかもあったしな」

無職(そのうえ闘技場やらなんやらまで。より取り見取りにもほどがあるってぐらいには揃ってるな)


無職「んあ、そういや、部活に関してなんだが、今決めあぐねてるんだよ」

軍神「迷っているのですか?」

無職「陸上部から誘われたりもしているんだがな…………」

無職「何があるか、そしてそれは何をする部活なのか、それを教えてくれないか?」

委員長「もちろん! 構いませんわよ! そうですわね…………」


(部活名、活動内容を書いてください。大体の部活はありますが、『オカルト研究部』などはないので。…………>>安価↓1~5)

所属する部活動は完全にコンマ判定で決めると言ってたような
一応
助っ人部
文字通り様々な個人、団体の依頼に応えて助っ人活動を行う

無職の所属の部活の候補なら>>191はなしで(あと「ゲテモノ部」と呼ばれているのはどんな魔物も狩って食べるから)
安価下


>>194とりあえず部活だけですので。>>192前スレ>>487のことでしょうか? 高コンマか多数決かのどちらかになると思います。違いましたならすみません)



無職「…………迷宮? ダンジョンでもあるのか?」

軍神「ええ。最近見つかったそうですよ? なんとも、死んでも復活できるものなんだとか」

委員長「だからスポーツとして利用されることも多いのですわ」

無職「ふむり」

無職(面白そうな部活がいっぱいあるな…………)

軍神「ああ、そういえば。巫女って方が、『柔道部』なるものを設立したとか」

無職「へぇ…………先輩が」

委員長「どうせなら、後で『部活動見学』に行きませんこと?」

無職「! 俺は構わないが…………」

軍神「私も見るぐらいには。無職殿も行くということですしね」

無職「んじゃま、放課後にまた集合だな―――」



…………アクション『ダンジョン』が追加されました
『ダンジョン』って? …………魔物だけが徘徊するエリアごとに分かれた迷宮のこと
宝箱あり、エリアボスあり、たぶんエロイベもあり

『冒険』と違い依頼もなく、『探索』のように薬草や自然のものを採取することはできませんが、代わりに魔物の素材を安定してとれるようになります
エリアごとのボスはレアアイテムを落とし、深層になればなるほど宝箱の中身は素晴らしくなり、敵は凶悪なものになります

連れていける仲間は三人まで
なお、冒険、探索における『ボス・モンスター』は出現しません
ダンジョンで腕試し、成長、そして冒険。やり込み要素みたいなものと考えてください
死んでも特にデメリットはありません。『起死回生』も発動しません。そういうアレです

(あとあと調整していくかもしれません)

>>186


委員長「校則で禁止されているものですの?」

無職「何分田舎者でね。ルールとかはあいまいでさ。この前もそれで痛い目に遭ったばかりなんだよ」

軍神「そうですね……大まかには、【女子寮への男子の侵入】、またその逆」

委員長「あとは【ダンジョンへ無断で侵入すること】だったり、【差別】、【暴力】などもありますわね」

軍神「国に禁じられていることは校則でも禁じられていると考えたほうがよろしいでしょう」


無職「ふぅん……あ、不純異性交遊とか、そういうのも禁じられてたりするのか?」

委員長「?」

無職「あ、いや…………なんでもない」

無職(こんぐらいの歳で成人扱いって聞きはしていたが……そこまでありなのかよ)

無職(…………あの学園長ならやりかねんか?)

軍神「他にも、【無許可での帯剣、および危険物の所持】、【攻撃魔法、あるいは危害を与える魔法の使用】」

軍神「とりあえず、普段通り過ごしておけば問題はないはずです」

委員長「そこまで厳しいものでもありませんわ。当たり前のものですの」

無職「なるほど。ありがとう」

無職(好き勝手出来るわけじゃないが、何もできないわけでもない、か―――)

>>187


委員長「学園長ですわね」

軍神「学園長ですね」

無職「はい」

>>188


委員長「特別委員会と常置委員会、生徒会に分かれますわね」

無職「常置委員会と生徒会は何となくわかるが……特別委員会とは、なんだ?」

軍神「文化祭やらの運営、生徒会選挙の投票管理、そういった役割を持つ方々ですね」

無職「なるほど、それで特別か。図書委員や美化委員みたいな常置委員会とはまた違って、一時期にしか活動しないタイプってことなんだな」

委員長「常置は『図書』、『美化』、『風紀』、『保険』、『広報』、『交通』がありますわね」

無職「交通……」

無職(この世界じゃ、校門で挨拶するだけなんだろうか)

軍神「内申も上がるそうですので、入ってみるのもいいかもしれませんよ」

無職「そうだな」

無職(個人的には、生徒会が気になるんだが―――)

>>189


委員長「学園長はもう殿堂入りですわね」

軍神「一応あれでも建国の英雄ですからね。それ以外でと言えば、教師ならここの担任でしょうか」

無職「秘書さんが?」

軍神「ええ。あの若さで英雄の秘書まで上り詰めた女性ですし。それに、彼女の修復魔法はこの世に類を見ないほどのでたらめですから」

無職「えっと……なんか、傷を治すとかじゃなく?」

軍神「専門的な話になってしまいますが……すべての物質が、時間の連鎖であると捉えたうえで、その物質を過去と入れ替えるというもの。それであたかも服などの穴がふさがったようになる、そういう魔法です」

軍神「人には使えないんですが、それが理由です。今の人間は消えてしまいます。……使えないというより、使わない、というだけでしょうが」

無職「…………」

軍神「彼女の神級修復魔法は、それを応用してすべての物質を無へと帰すことができます」

無職「こわっ!? ……過去の過去と入れ替えて、存在そのものを消す、現在進行のタイムパラドックスってわけか」

軍神「そこまで干渉はしませんよ。それに魔力総量が彼女は少なめですから、使うことはできなさそうです」

委員長「あの先生も先生で、意外と要注意人物ですのね…………」

軍神「私だって、帝級しか使えないというのに……」


無職(もっとでたらめがここにいた。しかもアナタ魔法無効化するじゃん!!)



無職「で、名物の生徒さんは…………?」

委員長「無職さん……って言いたいところですけれど、そうですわね」

軍神「やはり、生徒会長殿でしょうか」

無職「会長さんが?」

軍神「正確には彼女自身ではないのですが……」

委員長「会長さんの側近がすさまじい方なのですわ」

無職「側近? …………ああ、魔法士の一族ってやつのか。会長さんはそこの次期当主らしいし、そりゃ側近もつくか」

軍神「その側近が癖者でしてね。……元Sランク冒険者だとかなんとか」

委員長「この世界に10人といないSランク冒険者の……頂点に君臨していたといわれる女性ですわ」

無職「女性!? …………へぇ…………」

無職(この世界女の子強すぎない?)

軍神「有名ですよ、『狩人』のうわさは」

無職「狩人?」

委員長「ノコギリの刃が付いた、身の丈ほどの鉈を背負って、単独で魔物の巣窟を滅ぼした伝説までありますのよ」

無職「…………それが会長さんの側近か」

軍神「今はどうやらメイドのようですがね」


無職(もうやだこの世界―――)



無職「あー……で、行事とかは何がある? 文化祭はさっき聞いたが」

軍神「あとは『武闘祭』などがありますね」

委員長「そうですわね……行事といったら…………」


(行事。名前とやることを書いてください…………>>安価↓1~5)

(分かりづらかったので例)


文化祭…………各クラスがこぞって出し物をする

とか

武闘祭…………各ブロックで模擬戦闘をし、一位を決める

など

(集まり切らなかったらその時はその時考えます…………>>再安価↓1~5)

『舞踏会』
休日または休日の前の夜に行われる名の通りのダンスパーティー
参加資格は学園の生徒や関係者でそこで出会いやダンスを楽しむ交流会
あまり交流がない学年と出会ったり、男女との触れ合いの場でもあったりする
強制参加ではないが、うまい料理やこの日に呼ばれた音楽団体やサーカス団体などその時によって変わる見世物などがある
開催周期はだいたい半年に一度(開催時期は都合で変わる気もあり)


こんな感じでOKですか?
そういえばこの世界って同性愛ってどうなっているんでしたっけ?
念のため


(とりあえずこれで締め切ります。あと募集したものはすべてやります)

>>205他国ではあまりよくは思われていませんが、この国は学園長のおかげで根底は同性愛に対して寛容になっています)


委員長「他にも修学旅行だったり、いろんなものがありますわよ」

軍神「そこらへん、ケルセニス学園は手を抜きませんからね。それもまた目玉でしょう」

無職「…………そうか」

無職(『青春』、じゃないか、これも)

無職(クハハハハ、これから一体、何が起こるんだろうな?)


無職(まあ、俺の知るところではないが、な―――)


(今回はここまでとなります。お読みいただきありがとうございました)

(テンポ、内容、どうでしたでしょうか? 感想等ありましたならお書きください。やる気が出ます)

(次回は『部活動見学』からになります)

(質問なども受け付けていますので、ありましたなら遠慮なくお聞きください)

(では、おやすみなさい。乙くれる人、いつもありがとうございます)


(…………何の部活を見に行こうか? …………【>>安価↓1~10】 高コンマで上から何番まで……という決め方になるかもしれません。ワンチャン全部)

(あと無い部活でしたらずらします。……留意していただきたいのですが、部活の知識は乏しいため、アドバイス等くださると幸いです)

(巫女の『柔道部』だったらなんとか……では、本当におやすみなさい)


>>195がピックアップされたけど一応>>193->>193はあるってことでおk?

>>210あります。あと現実でもあるようなやつは大体あります(情報科学とかは無理)。乙、ありがとうございます
では>>再安価↓1~10 好きな部活を書いていってください

騎士道部
騎士としてのあり方を文武を通して学ぶ(日本でいう剣道的立ち位置)。
年に2回、騎士としての実力を競う大会に出場する。
数々の著名人を輩出している部活としても有名。

入る委員会は生徒会確定?

文化研究部
亜人や他国の人間との交流強化のために、それぞれの文化、風土などについて研究し時には実地での研修も行う

(再開します。…………上の安価は現在ある部活で、どこを見学するかの安価でした。言葉足らずで申し訳ないです。>>213>>215まで。あとはまた安価で募集します。では放課後から)

…………。
……………………。


「―――お前どこ見に行くよ?」

「えー? 俺は入んなくても……いや! かわいい子を探そう。そしてその部活に入ろう!!!!」

「よっしゃまずは特別棟からだ―――」



無職「……部活動に対する意欲は半々なんだな」

委員長「そうですわね……薬師さんみたく店番がある方とかは部活動ができませんですし」

軍神「将来に向けて魔法学などの勉強をするのが多いらしいですよ?」

無職「ふむ」

無職(皆が皆部活に勤しむってわけでもないのか。……地球で部活というコミュニケーションの大切さを思い知った身からすれば、自殺行為に思える)

無職(そういえば、『兼部』とかもありらしいな。場合によっちゃ、『助っ人』として呼ばれることもあるらしい)

無職(この学園で知名度を上げていけば、呼ばれるのかもしれない)


無職「剣姫が騎士道部に入ろうとしてるんだっけ?」

軍神「そうみたいですね。体験入部も兼ねての部活動見学ですから、行けばやってるんじゃないでしょうか」ギュ

委員長「そうと決まれば出発進行ですわ!!」ギュ


無職(…………)


無職(手を握る必要がどこに?)

>>215確定というわけではありませんが……あとあと決めていくかもです)

…………。
……………………。


顧問「最初はアップだ! 走り込み、グラウンド10週! 一年生は遅れないように! 二年からはどんどん上げてけ!!」

「「「はい!!!!」」」


無職(剣道みたいなもんだと思っていたが……外の競技なのか)

無職(ってかどの世界でも走り込みってあるんだな。……うわぁやりたくねぇ)


剣姫「…………!」フリフリ

無職「ん、気づかれたか」フリフリ


委員長「大変そうですわね……騎士道部はきついものだと聞いていましたけど……」

軍神「想像以上ですね。周回の回数はともかく、速度も速ければ……二年からはあれ、鎧付けたままですよ?」

無職(炎天下の中で殺す気か)


…………。


剣姫「―――むぅ。貴方たちだけ無職を占領するなんてズルいわ」プクー

無職「クハハ、お疲れ。今は休憩か?」

剣姫「うん、そう。……あー、もう汗だく。無職、拭いて」

無職「…………は?」

委員長「……自分でやればいいんじゃないですの?」

軍神「…………がめつい王女です」

無職「ま、まぁ……それぐらい構わんが」フキフキ

剣姫「~~~~♪」パタパタ


無職(羽がパタパタしてる……嬉しいのか―――?)



無職(一年は素振り、初心者には三年が付く、か。他は剣戟を模した打ち合い……コルミスの訓練場を思い出す音の響きだ)

剣姫「…………」ヒュォオオオオ

無職(一人だけ素振りが化け物みたいに早い奴がいるけど)


軍神「流石というべきですか。武器の扱いに関しては一枚上手ですね」

委員長「やっぱりすごいですわよね……憧れてしまいますわ」


委員長「……無職さん、どうしますの?」

軍神「体験入部、してみますか?」

無職「んー……そうだな…………」


無職(今月いっぱいまでは期間があるし……他のところを見るか?)



…………>>安価↓

1 …………騎士道部に体験入部するよ

2 …………うーん、他のところも回ってみようか


…………。
……………………。


剣姫『良かったら入って。……応援だけでも、良いから』


無職(……あんな寂しそうな顔をされると、なんかな)


軍神「―――無職殿、こっちに用があるのですか?」

無職「ん? ああ、特に行く場所も決めないできちまったが……ホール?」

委員長「こっちは確か、『演劇部』があったはずですわ」

無職「演劇か」

軍神「帝国のほうの文化を取り入れてるみたいですね。年に何度か、各国で演劇をしているそうですよ」

無職(各国って…………)


委員長「えっと、男の娘さんが演劇部に入るって言ってましたわ」

無職「本当か? へぇ、あまり人前に出ないような子だと思ってたんだが」

委員長「人を見かけで判断するのは悪い癖ですわよ」

軍神「とりあえず、中には行ってみましょうか。今は……セットの準備でもしているのでしょうね」

委員長「あ……四年生が引退してしまうから、ですの?」

軍神「ええ、おそらく。最後の舞台ということで、一年生は使いっぱしりにされている頃だと思います」

無職(部活動の最初って大体そんな感じだよなぁ)


無職「んじゃ、中に入るか―――」


…………。
……………………。


無職(失礼しまーす…………っと、やっぱ広いな……)

軍神「いつ見ても壮観ですね」

委員長「今は……いろんな人がいろんなことをしていますわ!」

無職「手芸部と連携を組んで、衣装とかを作ってもらったりしてるんだっけ? すごいよな」


無職(ホールは全校生徒を集めてもまだ余るというほどに、でかい。奥のステージには、舞台をセットする者、台本を読み練習する者、衣装を着る者がいた)

無職「…………ん?」


男の娘「―――よいしょ…………んっ…………」トコトコ


無職(あの体であんな重たそうな物運んでるのか? 一年とはいえ大変だな)


無職「…………>>安価↓」(なんて声をかけよう?)

>>116も採用しています)


男の娘「! みんな! ……あはは、やっぱり大変って、わかっちゃう?」

無職「そりゃそうだろ。ただでさえだだっ広いホールなのにそんな……ほら、俺に持たせ―――重っ!?」ズシッ

男の娘「わぁわぁ……病み上がりなんだから……半分持ってほしいかな」

軍神「私たちも手伝いますよ」

委員長「私にも何かやれることがあったら言ってくださいですわ!」

男の娘「うん、ありがとね!」

無職「それじゃあ、これをどこに運べばいいんだ?」

男の娘「えっと、外の―――」


…………。


演劇部「…………ああ、あの方は同じAクラスの……フフ、面白そうな方々だ」

「脚本家さーん! 調子はどうー?」

演劇部「ええ、大丈夫ですよ。安心してください」


演劇部「……まったく、たかが一年如きの脚本に期待をしないでほしいですね。おかげで上級生からにらまれる始末だ」

演劇部「…………」


演劇部「フフ―――」ニヤリ


…………。
……………………。


男の娘『ありがとうね! また今度お礼するからさ、考えておいてよ!』

男の娘『あ、今体験入部するのはやめておいた方が良いかな。先輩とかみんなピリピリしてるからさ―――』


無職(…………とか何とかいわれて、やることもなくなったから出てきてしまった)

委員長「う……腰が痛いですわー……最近物を運ぶことが多くなってる気がしますの」

軍神「鍛錬が足りませんね」

無職(さっすが、俺以上に重い荷物をひょいひょい運んでたやつは言うことが違うずぇ―――)


…………。
……………………。


無職「―――次は文化研究部なるものを見に来ようって話になったが……なんか嬉しそうだな?」

委員長「もちろんですの! 私の入る予定の部活でしてよ!」

無職「そうなのか! ……えっと、各国の風俗や文化、歴史だったりを調べてる部活だっけ?」

委員長「はいですの! それを生業としてる研究者の方々と学会で発表し合うこともありますわ」

軍神「美化委員……貴方の姉が所属している部活、でしたか?」

委員長「そうですわ。……私の一族は、この中立国に忠誠を誓いましたの。ですから、生き方もそれに追随したものになるのですわ」

無職(お家の強制ってわけでもなく、自分から進んで、か?)


無職「素直に尊敬するよ」ナデナデ

委員長「あぅ……まだ結果を出してすらいないのに、やめてくださいまし……」

無職(俺がぶっ倒れた件のあの日から、なんだか委員長が丸くなったような……いや、ペット化した?)

軍神「…………」ムゥ

無職(…………はいはい、ぬいぐるみ少女め)ナデナデ

軍神「~♪」



「「「―――」」」ガヤガヤ


無職(…………ん?)

無職「なぁ、文化研究部ってあそこの教室だよな?」

委員長「そう……ですけど」

軍神「…………人だかりができてますね」

委員長「何かあったのかもしれませんわね。行ってみましょうですの」


「―――か、可憐だ…………」オォオオ…

「お、俺この部活に入る!! ぜったい!!」


無職「ちょ、どけ……邪魔だ…………」グイグイ

委員長「鬱陶しい人だかりですの」

軍神「吹き飛ばしたいですね」

無職「クハハ……やめて?」


無職(さて、何があるのか…………あ?)


美化委員「! 無職、さん……」

無職「美化委員か、久しいな―――っとぉ!?」ギュ

委員長「お、お姉さま!?」


「「「―――」」」ザワザワ


美化委員「…………その、申し訳ありません」

無職「い、いや……なんで抱き着いて―――!」

美化委員「…………」フルフル

無職(震えて…………ああ、そういうことか)

無職(この男衆は美化委員目当てで押しかけて、当の本人を怖がらせている、ってことか)

軍神「…………」ジトー

無職(寒気)


無職「ハァ…………>>安価↓」(なんて言って男衆を追い払おう? 一時しのぎじゃなく、二度と来ないような言葉のほうが良さそうだ)


「「「―――チッ、銀翼が」」」


軍神「うん?」ニコーリ


「「「―――ヒィ!!」」」タッタッタッ…


無職(一度は言ってみたい言葉だったな、うん。というか包帯越しで睨みつけても見えないんじゃね? 意味なくね?)

軍神「本当に吹き飛ばしてやりましょうか」ギロッ

無職(お前は怖すぎじゃね?)

美化委員「え……ぁ……あ、ありがとうございます……///」ギュ

無職(そっちが恥ずかしがると、俺まで恥ずかしくなっちゃうじゃん!!!)

委員長「だ、大丈夫ですの? お姉さま……」

美化委員「……大丈夫です。特に何もされていませんでしたから。ただ、少し疲れてしまいました」

無職「おいおい、へばってくれるなよ? とりあえず座れ」

美化委員「…………はい」

無職(なぜ名残惜しそうな表情を?)


軍神「妙ですね。ここには他にも部員がいるはずですが…………」

美化委員「ああ、それでしたら。……みなさん、ご迷惑をおかけしました。もう大丈夫ですよ」

無職(?)


部員s「「「―――わぁあああああ!!」」」バァン!


無職(うわぁ)

委員長「……奥の部屋に待機させてたんですの?」

美化委員「ええ。このことは、そもそも私が原因のようですから。部員のみなさんに迷惑はかけられませんよ」

無職「そんな利他的な……いや、顧問だっているだろ? それに先生だって……相談できる相手が―――」

美化委員「お優しいのですね」

無職「…………君が言うのか」

軍神「しかし、あのままではまた来てしまうのでは?」

美化委員「…………」

無職「…………もし」

無職「もし、あいつらのことを考えてーとか、それでも迷惑が―って言うなら、今のうちやめといたほうが良いんじゃないか?」

美化委員「そ、それは…………」

無職(実際陸上部とか苦労してるもんな)


部員「―――あ、そこのところは大丈夫ですよ」

無職「え」

部員「私たちも黙って見てるわけにもいかないので、お節介を焼いちゃったり!」テヘッ

部員「実はとある先生に相談しておいたんです」

美化委員「いつの間に……でも、一体誰先生なんですか?」

部員s「「「学園長です!!」」」


委員長「あー…………」

軍神「これは……」


無職(終わったな、あいつら―――)


…………。
……………………。


美化委員『今日はありがとうございました! ……また今度お礼させていただきますね?』


無職(…………と、紅茶をご馳走されてから言われた。俺は別に良いと言ったんだが、どうにも頑なに例がしたいと言って聞かなかった)

無職(委員長と軍神とも別れたし……後は帰るだけだな…………ん?)


「―――♪」


無職(歌声? 合唱部……いや、これ外からだな? どこだ?)

無職(不思議な歌声だ…………どうする?)


(歌声が聞こえるその場所へと行ってみる? …………>>安価↓)

>>124を選択します)

…………。
……………………。


無職(―――で、来てみたが…………)

???「―――♪」

無職(栗色の髪、サイドテール……身長は小さいが、美少女だな。でもなんでこんなところで歌?)

???「―――♪」

無職(…………もう少し待ってみようか)


…………。



???「―――……ふぅ、こんなものかしら」

無職(……プロかと思うほどにうまいな。加工もなしでこれなら……すさまじい腕の持ち主なのでは?)

無職(良いものを聞いた。邪魔するのは悪いだろうし、帰るとする―――)パキッ

無職(あ)


???「だ、誰!? ……で、出てきなさい!」

無職(あちゃー)


無職「…………>>安価↓」(なんて言って出ていく? 例:いやね、あまりにもうまくて聞き入っちゃってさ)

怪しい者じゃない

というか>>231の安価意味なくない?行かないと選択したら荒れるじゃん

>>234行かないを選択していた場合、次の登校日にクラスで『この声はもしかして?』と違った登場をさせるつもりでした。申し訳ございません)


???「あ、怪しい者じゃないって……盗み聞きしてる時点でもう駄目じゃない!」

無職「う……盗み聞きだなんて人聞きの悪い! 大体、教室まで聞こえてたんだからな? 気になって来るのはしょうがないだろ」

???「聞こえて……って、Aクラスまでってこと?」

無職「ああ。微かに、だったが。声でわかる。お前だってな」


???「…………うそ」

???「他に、誰かいた?」

無職「へ」

???「教室に、貴方以外の誰かはいたの!?」ズイッ

無職「ちょ、近いっての…………誰もいなかったよ。俺だけだ」

???「よ―――」


???「良かったぁ…………」カクッ

無職「そこまで聞かれたくないのか? 良い歌声だと思うんだがな」

???「本当にそう思う? ……お世辞ね、うれしくないわ」

無職「いやいや、素人目に見ても凄かったぞ。引き込まれるような感じだった」

吟遊詩人「……私、これでも『吟遊詩人』だしね」

無職「……歌手じゃなくて?」

吟遊詩人「歌は活動の延長。私が主にやるのは詩曲を作って謡うことよ。憧れてはいるけどね」

吟遊詩人「良い? このことはぜーったいに誰にも言わないこと!」

無職「…………」

吟遊詩人「何よ! その嫌そうな顔は!!」


無職「ハァ……分かったよ。言わなきゃいいんだろ?」

吟遊詩人「分かれば良いのよ。それじゃあ―――」

無職「ああ、ちょっと待って」

吟遊詩人「…………?」

無職「これからもここで練習するのか?」

吟遊詩人「……しないわよ。聞かれたら……嫌だし。場所を変えるに決まってるでしょ」

無職「じゃあ次からはどこでするんだ?」

吟遊詩人「…………はぁ? まさか来る気―――」

無職「大丈夫大丈夫! 誰にも言わないから!」

吟遊詩人「なに、脅しのつもり?」

無職「いや! 違う違う。純粋にお前の歌声が聞きたいんだ」

吟遊詩人「っ…………き、気色悪い!」ツーン

無職「ふぅん?」

吟遊詩人「な、なによ! ……あーもー! 勝手にすれば良いじゃない! この街の夕日が見える一番きれいなとこ! じゃあね!」


無職(夕日が見える一番きれいなとこ…………見覚えがあるようなないような)

無職(まぁ良い。吟遊詩人はもう行っちゃったみたいだし、帰るとするか)


無職(元気づけられる歌声だったしな。自然と惹かれるんだ、許せ)


無職「ふぁあ…………今日は疲れた―――」パキッ


…………サブイベント『夕日が見える一番きれいなとこ』が追加されました
自由行動ターンイベント選択時にお選びください


…………。
……………………。


無職(―――この世界にも休日というのがあるらしい)

無職(それが今日と明日。市場のほうに出れば、平日とは格の違う喧騒をその身に感じることができる)

無職(行商人は行商人で市のほうに行ってしまったからな)

無職(今日はどうしよう?)



自由行動ターンイベント選択…………>>安価↓1~3(多数決か、高コンマ。割れたらコンマ判定)


1 …………図書委員&巫女『弱者と、ろくでなし』

2 …………美化委員&委員長『騎士の円満』

3 …………???(固定キャラ)&生徒会長『Sランクなメイドさん』

4 …………シスター&受付『廃教会の華』

5 …………薬師『薬師の治りょ…………恥辱?』※R

6 …………吟遊詩人『夕日が見える一番きれいなとこ』

7 …………ケルセニスをぶらりと回るか


…………※Rとは? R-18イベントのことです
7の選択肢は、いつも通りの自由行動になります(誰かを誘ったりもできますが)

(あとサブイベントの数が多いんで自由行動の回数を二倍にするか悩んでます。ひとまずイベント安価を)




無職(んー、やっぱどこかをぶらりと回るとすっかな―――ん)コンコン


無職(…………誰だ?)


無職「はいはい…………どちらさん……って!」ガチャ

巫女「ぁ…………」

無職「先ぱ―――うぉっ!?」ギュ

巫女「…………っ!」ギュー!


無職「お、おいおい急にどうしたんだ……先輩?」ナデナデ


巫女「後輩くん、お願い…………」


無職「?」



巫女「―――助けて」



――― サブイベント『弱者と、ろくでなし』、開始 ―――


…………。
……………………。


無職「―――……なるほどな。話してくれてありがとう、先輩。とりあえず落ち着いたか?」

巫女「う、うん……ごめんね、急に抱き着いたりしちゃって」

無職「構わない。先輩が後先考えず立ち向かったりしなくて良かったよ」ナデナデ

巫女「…………」ギュ


無職(話を聞いた。師匠がいじめられているという、胸糞悪い話を)

無職(正直はらわたが煮えくり返っているし殺したい気持ちもあるが、俺は今学生だ。関係者であり被害者でもある師匠まで巻き込みかねない行為は自粛しなきゃいけない)

無職(頼るべきは教師だ。俺たちが不用意に首を突っ込んでいい話でもない)

無職「もう一度聞くが、先輩。その話は真実なんだな?」

巫女「…………」コクリ

無職「…………」


巫女『これ、市場で売ってた『クリスタル』なんだけど……図書館に一個、厠に二個設置してたの』


女『―――ギャハハハハハ! 面白い顔してなぁ!!』ゲシゲシ



無職(そこに映し出されていたのは、吐き気を催すまでの行い。暴力。傷つき、倒れ込む、師匠)

無職(…………到底、許されるものではない)


無職(あの秘書さんでさえも、怒り狂うだろう)


無職(『案』だ。案が必要だ。こいつらを完膚なきまでに叩き潰し、二度とこんな行為ができないようになる、そんな『案』が)



(どうやって復讐してくれようか? 案を…………>>安価↓1~3 例:その行いを映したクリスタルを各家々に送り、社会的に処分する。奴隷にする、など)

(ある程度は、校則を無視できます。殺すのはなしです。殺す以外は大体、ほぼありです)



無職「―――ともかく、本人の意思を確認するまでは迂闊に動けん」

巫女「? どうして?」

無職「どうしても、だ。自分のあずかり知らぬところで解決されたり、それで同情されたりしても、気持ちが悪いだけだろう」

無職「ま、俺なりの……けじめみたいなものだよ」

無職(昔、それでどやされたことがあったからな)

巫女「んーっとね、図書委員ちゃんは今……図書館にいるよ」

無職「よし。じゃあ早速行くとするか―――」


…………。
……………………。


無職「…………」ギィ

無職(やっぱり開いてるよな、そりゃ…………)

巫女「っ……」

無職「安心しろって、誰も怒っちゃいないさ」ナデナデ

巫女「…………うん」


図書委員「! 弟子くん! また、来たんだね……!」パタパタ

無職「…………師匠」

図書委員「あれ? また、新しいお友達? やっぱり、モテモテ、なんだね…………」

巫女「図書委員、ちゃん……」


図書委員「それじゃあ、今日は何を―――わっ!」ギュ


図書委員「弟子、くん……? どう、したの…………?」

無職「ッ……お願いだから、俺の目を見て話してくれ」

図書委員「え……?」

無職「ごめん、師匠。俺は……気が付かなかったんだ」

図書委員「なんの、話を―――」

無職「…………震えて、いたんだな」

図書委員「!」ピクッ


無職(聞くところによれば、俺がここにくる以前からいじめはあったらしい)

無職(それでも師匠は、真摯に俺に向き合って、笑って…………この震えを、隠してたんだ)



巫女「ごめんね、図書委員ちゃん。……少しだけ、お話をしよう?」


図書委員「…………」


図書委員「…………ふふ、わかったよ―――」


…………。
……………………。


無職「―――そうか……師匠も、ありがとう。教えてくれて」

図書委員「ううん。私としては……嬉しくて、嬉しくて……手を、差し伸べてくれたから」

図書委員「巫女ちゃんも……ありがと、ね?」

巫女「私は……そんな、お礼を言われるようなことは…………」

図書委員「そんなこと、ないよ? 現に今、こうして、救われてるから…………」

巫女「……図書委員ちゃん」

図書委員「だから、ありがとう。巫女ちゃん」

巫女「っ……うん!」


無職「さて、ここからが重要だが。俺はいじめっ子たちの学園からの追放を目論んでる」

無職「だけど勝手に動こうにも、俺たちは第三者だ。当事者の師匠に聞きたい」

無職「師匠は…………どうしたい?」

巫女「…………」


図書委員「……私は、仲良くなりたい」

無職「…………そうか―――」

図書委員「―――でも」

無職「?」

図書委員「『罪』は償って、初めて罪になる。無かったことには、したく、ない……」

図書委員「もう二度と、他の人にも起こしてほしく、ないから……」


巫女「…………つまり……」

図書委員「私は、弟子くんの案に賛成だよ」


巫女「! 後輩くん!」

無職「……ああ。そうと決まれば話は早い」



無職「…………ちょっくら、いじめっ子どもをぶっ潰しに行くか―――」

(募集した案に関してはすべてやりますので、お待ちください) 

…………。
……………………。


女『―――ってか! この前の男羽振り悪すぎでさー!』

女『あーわかるぅー! ヤクも低品質な『ケルポット』しか用意してないしさ、それに数も少ないし』

女『あー……またイライラしてきた。そうだ、今度は―――』


女生徒『―――ひっ! や、やめ……う゛っ!? ゲホッゲホッ!!』

女『やっぱすっきりするなぁ……おら、吐いてんじゃねぇよ!』バキッ!

女生徒『う……うぅ…………ひぐっ……ううううぅぅ…………』



学園長「…………」

秘書「…………」


無職(学園長のところまで来た俺らは、クリスタルに保存された映像を、そのまま彼らに見せていた)

無職(俺の確認しきれなかったところで黒い部分が出てくる出てくる。『ケルポット』とやらは全世界共通で禁止されてる違法薬物らしい)

無職(校則どころか、常識にまで反している彼女たちの素行を見て、秘書さんたちは絶句していた)

巫女「これも全部、事実です」

図書委員「私も、被害者だけど……他の子も、いっぱいケガして、る」


秘書「…………学園長」

学園長「わかってるわ。アタシは守るものを履き違えないもの」

学園長「貴方たちは絶対に守るわ。この子たちは……それ相応の処分が下るでしょうね」

秘書「二度とこの学園に近づけないようにできます」

学園長「辛かったわね。…………ごめんなさい!」バッ!

図書委員「え? あ……学園長、さん? 頭、あげて、ください……」

学園長「アタシが学長室でのうのうと座り込んでるときに、誰かがつらい思いをしているなんて……学園の長として、失格よ」

図書委員「…………いえ。学園長さんも、いっぱい大変な思いをしてきたこと、知ってますから……でも、助けて、くれますか……?」

図書委員「いろんな子が、こわがって、いつも通り笑えなくなって……そんな、子たちを……」

学園長「もちろん。ここの生徒はアタシの子供。被害者の子たちはいつも通り笑えるようにする。規則に反する子は……永遠に顔を見せられないようにするわ」

秘書「正すことも教師の仕事ですが、度が過ぎればもう『犯罪』なのです」

秘書「遠慮することはできません。きっと未来が絶望的なものになるのだとしても」


巫女「…………ありがとう、ございます!」

無職「俺からも、礼を言うよ。本当にありがとう」

秘書「……教えてくださり、感謝します。そして、気が付かなくて、すみません」

図書委員「…………お願い、します」

学園長「命に代えても、必ずやり遂げるわ。安心して」


学園長「とりあえず、彼女たちに一週間の謹慎を。その間に会議を開くわ」

学園長「…………少しの間の辛抱だから、待ってて」


図書委員「―――はい」




…………サブイベント『弱者と、ろくでなし』が『さらば人でなし』に変更されました
一週間後、次の次の自由行動ターンにて強制的に選択されます。ご了承ください


…………。
……………………。


図書委員『弟子くん、ありがとう』

巫女『後輩くん。力を貸してくれて、ありがとうね―――』


無職(そんなんじゃ、ないんだがな)

無職(ただ……失くすことを恐れて、がむしゃらに何とかしようとして)


無職(『先輩』みたく、自分から命を絶ってほしくなかったってだけで―――)


無職(…………決着がつくのは、来週だ。この負の連鎖が、断ち切れるか、どうか…………)


(今回の更新はここまでです。お読みくださり、誠にありがとうございます)

(話のテンポ、内容、いかがでしたでしょうか? 感想等、ありましたならお書き下さると幸いです)

(次回はもう一度自由行動ターンから。【自由行動は週に二回】と、二倍にしました。これでサブイベントも順調に消化できるんじゃないでしょうか)

(他にも、質問などありましたならお書きください)

(図書委員がいじめられて、反抗もしなかった理由は後々出ます。お待ちください)

(では、おやすみなさい)

(乙ありがとうございます。とりあえず自由行動は四年間で352回ありますね。夏休みとか入れたらたぶんもっと行きます。これで大丈夫なはず)


…………。
……………………。


無職(―――地球で言う日曜日……にもかかわらず、行商人は市のほうへと行ってしまった)

無職(休みはあまりないらしい。なんとも、意外とエロ本商法が吉と出たらしく、ウハウハなのだそうだ)

無職(ということで、今日も今日とてぼっちだ)


無職(…………今日は、何をしようか)



自由行動ターンイベント選択…………>>安価↓1~3(多数決か、高コンマ。割れたらコンマ判定)



1 …………美化委員&委員長『騎士の円満』

2 …………???(固定キャラ)&生徒会長『Sランクなメイドさん』

3 …………シスター&受付『廃教会の華』

4 …………薬師『薬師の治りょ…………恥辱?』※R

5 …………吟遊詩人『夕日が見える一番きれいなとこ』

6 …………ケルセニスをぶらりと回るか


…………※Rとは? R-18イベントのことです
7の選択肢は、いつも通りの自由行動になります(誰かを誘ったりもできますが)

(>>再安価↓1~2)


(二票出てしまったので、3の『廃教会の華』を選択します。コルミスに行くのは一日が経過するとか書きましたが……まぁ、なんとか)


…………。
……………………。


無職「―――ってことで、サプライズはどうだ?」

受付「……いや、それは良いんだけどよ……仕事場でそういう話をするのはやめてほしいんだが」

無職「良いだろ、どうせ人来ねぇんだからさ」

受付「…………」


無職(商会の、人が誰も並ばない、目つきの悪い男……受付が担当する、この場所)

無職(どうせならサプライズで、ってことで話に来たんだ。シスターちゃんを着飾るという、極秘の任務のことを)

受付「……俺のほうは一応目星は付けてある。だがお前は……コルミスに行くんだったな? 明日は登校日じゃないのか?」

無職「ああ、そのことなんだが。どうやら今日限定で早馬の馬車が出るらしくてな。荷を下ろしてまた戻ってくる、って言うから、護衛する代わりに乗せてってもらうことになったんだ」

受付「手の早い男だ。じゃあ今日中には帰ってこれるってわけだな?」

無職「おそらく夕方あたりになるだろうがな。シスターちゃんの可憐な姿を見るまでは眠れねぇぜ」

受付「まったくだ」


受付「―――じゃあ、手はず通り、似合うものを持って来いよ」

無職「分かってるさ。そっちこそ、調子乗ってゴシックな服とか買ってくんなよ?」

受付「ギク」

無職「……そっちの方が良いか?」

受付「…………町娘バージョン、ゴスロリバージョン、魔法使いバージョン、聖女バージョン……シスター服以外にも、いっぱい買ってくるつもりだ」

無職「クハハ、さすがはソウルメイト」

受付「あいつのことに関しては、手を組まずにはいられないだろ、な?」


無職「そうだな。んじゃま、行ってくるとするよ―――」


…………。
……………………。


無職(クハハハハハ! シスターちゃんもよもや今日プレゼントされるとは夢にも思わなかっただろう!!)

無職「…………」


無職(とりあえずこの馬車ケツがいたくなるな―――)ガラガラ…



(馬車利用で、コルミスまでの道を無事に通り過ぎることができた!!)


…………。
……………………。


馬車の主「―――ありがとう! 日が水平線に掛かり始めるころには出るからさ、また頼むよ―――」


無職(……ってことで、無事コルミスに到着だ)

無職(久しく、忘れ去られていた潮風の香りが、この世界に来たばかりのころを思い出す)


無職(早速、髪飾りでも……いや、アクセサリーと言えど、種類は豊富だもんな)

無職(他にも何かあるか…………?)



(シスターに買っていくアクセサリー…………>>安価↓1~3 例:髪飾り(これは固定)、ブレスレット、など)

今更だけど、この世界に写真はある?

>>269白黒程度ならありますが、今回は代替のもので行かさせてもらいます。申し訳ございません)

…………。
……………………。


絵師「―――この映像の絵を? 油絵、ですか……それも凹凸を付けてくれ、だなんて。そのまま使って……こうやって嵌めたほうがお得だと思いますけど」

無職(小さな商店に、ロケットが売られていたのが見えた。なんとも写真や、絵を入れてくれるらしいのだが)

無職(今回はわけが違う。クリスタルに投影された俺、受付、シスターちゃんを、絵に描いてくれと頼んだ)

無職「これをあげたいやつがさ、目が見えない子なんだ。だからせめて……触って、確かめられるようにしたくてな」

無職「というか売り手なんだから、売れるなら売った方が良いんじゃないか? 一々確認しなくとも…………」

絵師「いえ。これでもお客さまの『思い出』に触れる職種ですから、手は抜けませんよ」

絵師「盲目の方ですか……ええ、分かりました。完成するまでは時間がかかります。日が傾き出すころにはできてると思いますので、また来てください」

無職「ああ、頼むよ」

絵師「では、こちらのクリスタル、預からさせてもらいますね―――」


…………。
……………………。


造花屋「―――ふぅん? もしかして、彼女さんにプレゼントかい?」

無職「そ、そんなんじゃない……ただのプレゼントだよ」

造花屋「ただのプレゼントで、こんなバラの指輪をチョイスするとはねぇ……」

無職「……からかわないでくれ。こっちも……まぁまぁ悩んだ結果だ。売ってくれないか」

造花屋「もちろん! これも売り物だからね。……ああ、そうだ! どうせなら、花も一緒に買っていかないかい? 安くするよ―――」



(花を押し売りされた。どんな花を買おうか? 花言葉とか気を付けた方が良いのか? …………>>安価↓ 例:ラナンキュラスなど。バラは被るのでなし)


…………。
……………………。


無職「ふ、普通に荷物が多くなってきたな……行商人から貰ったバックパックがあって良かったぜ」

無職(さてと、後はお土産でも買って…………ん?)


露商「…………」

無職(あの男、ケルセニスの! ここでも宝石を売ってたのか? アクセサリー屋寄りだが…………)


露商「! おや、これはこれは……いつぞやの。随分と雰囲気が変わっておられますが……またお買い上げいただけるので?」

無職「んー、そうだな。ブレスレットとかはあるか? 知人にプレゼントしたくてな」

露商「ええ、ええ。ありますとも。宝石を埋め込んだものになりますが……如何様になさいますか?」

露商「宝石のプレゼントは、いわば手紙でございます。石言葉に意思が詰まり、そして初めてプレゼントとなるのです」

無職「む、そういうものか」


無職「じゃあ、アメトリンの嵌ったブレスレットと…………」



(もう一つ、なんの宝石が嵌ったブレスレットをプレゼントしよう? …………>>安価↓ 例:ガーネットなど。アメシスト、シトリン、アメトリンは被るのでなし)

(被っているので>>再安価↓です…………アメトリンは、アメシスト(紫水晶)とシトリンの合わさった宝石ですので。申し訳ございません)


(あと、関係ありませんが、剣姫の翼の色はアメトリンのような色合いで、それが翼の頂点から下部へとグラデーションをしている、と考えてください)


露商「…………ふふふ、若いっていいですねぇ。恋のように甘酸っぱい」

無職「な……何がだよ。エメラルドは幸福、アメトリンは友情だろう!?」

露商「いえいえ。ただ…………そちらのアメトリンはシトリンの割合のほうが多く……いえ、やっぱ何でもないです」

無職「気になるだろうが……はい、これ代金」チャリーン


露商「毎度ありがとうございます。……ああ、そういえば、なんですが」


無職「?」

露商「実は私、ケルセニスの方で本格的に宝石商を始めたいと思っていましてね」

無職「店を開くのか?」

露商「そのつもりなんですよ。ですが……そうですね、場所を変えてもまた巡り合うこの縁を祝福して」

露商「誰か一人、連れてきたのでしたら宝石をプレゼントして差し上げましょう」

露商「もちろん、女性の方に限りますが」

無職「縁って……おいおい、たかが二度巡り合っただけだろ? そんな、赤字になるだけじゃないのか?」

露商「まさか。これでも私の財布は肥えていますので。それに、今後お得意様になっていただければ、と」

無職「…………なるほど、商売上手ってわけだ」

露商「そういうものですからねぇ。では、こちらの箱に包装して……どうぞ」


無職「ああ、助かる―――」



…………ミニイベント『宝石商の微笑み』が追加されました
アクション『プレゼント』解放条件となりますので、自由行動ターンにて選択してください

…………自由行動ターンの選択肢が追加されました!
『アクセサリー屋』

なお、イベント時の商品の購入、あるいは行商人の市のような場所で安価募集した商品以外は、お金がかかりますのでご注意を
無職の現在の所持金額は『2500G』です。お金を集める方法は、ストーリー、アイテム売却、行商人の市で物を売り出す、冒険、探索などがあります


…………。
……………………。


無職(まだ時間があるな……お土産も買っていくか。食べられて、コルミス独特のものが良いか?)

無職(……こういうのってあんま慣れてないんだよな)

無職(いつもは……クラスの関わったことのない奴が、旅行のお土産でーすって言って、クッキーを一つくれる、って感じだったから……)

無職(それをあげる側、しかも特定の人物に対してとなると、やっぱり喜んでもらえるものを買いたい)


無職(紅茶とか、目が見えなくとも淹れられるぐらいには、嗜んでるんだろうな)

無職(茶葉とか、ティーカップとか? 焼き菓子とかのほうが……)



(シスターが喜びそうな、『コルミス』を感じられるようなお土産…………>>安価↓1~3 購入の描写はカットするかもです)


…………。
……………………。


無職(―――振ればしゃらしゃらと砂のような音がする、宇宙色の石と)

精霊『ふぃ!』クルン

無職(宙にぷかぷかと浮かぶ、食事を必要としないきつねのような精霊。薄ら赤く、姿かたちはぼやけたように輝いていて、ほんのり暖かい)

無職(この子がいれば、シスターちゃんの生活も、少しは助けられるんじゃないだろうか)

精霊『るぃ……るぅぅん…………』スリスリ

無職「こらこら、俺に懐くんじゃない……かわいい奴め」ナデナデ

精霊『~~~♪』

無職(あとは……この辺で採れる茶葉を何種類か買って―――)



絵師「―――ああ、お待ちしておりましたよ」

無職「……出来上がったのか?」

絵師「はい。ご確認のほうを……目が見えないとのことでしたので、それに配慮して少し大げさに凹凸を描きました」

無職「これは……すごいな! 写真みたいだ……触っても、造形が目で見るようにわかる」

絵師「ふふ、職人ですから」

無職「ありがとう。これ、代金だ」チャリーン

絵師「ええ、ありがとうございます」


無職「…………また来るかもしれないな」

絵師「その時はまたここに寄ってください。いつでもお待ちしていますよ」



無職「そうするよ。それじゃあ―――」


…………。
……………………。


馬車の主「―――なんか荷物増えてません?」

無職「気のせいだ」

馬車の主「あっ、そっすか」

馬車の主「そんじゃ、出発しますよ。飛ばしますから、尻を割らないようにしてくださいね」

無職「もう二つに割れてる」

馬車の主「アハハ! いやいや、面白い御仁だ―――」


(中途半端ですけど、ここで一旦切ります)

(安価の数を軽く増やしてみましたが、このような感じで大丈夫でしょうか?)

(もう少しだけ安価を増やせるようにはします。セリフとか、他も初期と比べてなくなってきてる気がしますので)

(次回は廃教会から。感想、要望等ありましたならお書き下さると幸いです)

(質問も受け付けていますので、次回の更新で返していきます)

(では、おやすみなさい。次回のイベント終了後、増えたキャラたちのステータスを一回まとめますので、ご了承ください。新規キャラだけです)

(乙ありがとうございます。安価はこのぐらいで行かさせてもらいます。では再開しますね)


…………。
……………………。


無職(―――うーん、黄色い花の髪飾り、買ってきたは良いんだが……気に入ってもらえるのか?)

無職(正直何あげても喜んでもらえそうではあるが)


受付「…………よぉ、こんなとこで突っ立ってどうしたんだ?」

無職「……お前は音もなく背後に忍び寄るのをやめろ。……ってか分かってんだろ―――うぉ」

無職「……何その荷物」

受付「いやー女ものの服ってどれが良いのかわからなくてな、片っ端から購入してきた」

無職「その財力はどこから?」

受付「そりゃ、日々汗水たらして働いた成果だろ」

無職「仕事してねぇだろハゲ」

受付「人がいないだけで働いてんだよ! つーかハゲちゃうわボケ!」


無職「とりあえず中に入るか」

受付「……サプライズって言ったって、ただプレゼントするだけだがな」

無職「変に凝って反応が薄かったら嫌じゃん」

受付「確かに―――」


…………。
……………………。


シスター「―――お、おにいちゃん? それに無職さんまで……どうしたんですか?」

無職「ん、いやな。シスターちゃん、コルミスのお土産が欲しいって言ってただろ?」

受付「…………っつーことで、コイツが今日コルミスのほうに行ったらしくてな」

シスター「ええっ!? きょ、今日行ったんですか!?」

無職「一日でも早く喜ぶ姿が見たいと思って」

シスター「…………まだ全然、お礼の準備も出来てないのに……」

受付「クハハ、別に今日お礼をするべきってことでもないだろ。それに、これはサプライズみたいなものだったからな」

シスター「サプライズ?」

受付「ああ。そういえば、あまり義妹のお洒落には気を遣ってなかったな、と」

無職「シスターちゃんを着飾るって計画を立ててたんだ」

シスター「ど、どういう……着飾るって、お洋服買ってきたの? おにいちゃん」

受付「いろいろあるぞ? ではさっそく着替えてもらおうか―――って思ったんだが、その前に」


無職「……俺の方でもアクセサリーとか買ってきててさ」

無職「良ければ、受け取ってくれないか?」

シスター「も、もちろんです! ありがとうございます、無職さんっ!」

無職「髪飾り、ブレスレット、指輪とかがあるけど、どれにする?」

受付「…………待て、指輪って―――」

シスター「え、えっと……少し気恥ずかしいですけど、指輪から……嵌めてもらえませんか?」スッ

無職「へ」

シスター「どうぞ……お願いします」

無職「う、うぉ!?」フワァ…

無職(いつぞやの重力魔法! ……指輪をはめる? 俺が? 冗談だろ!?)

受付「…………」

無職(顔がこわぁい!!!)


シスター「…………」テレテレ

無職「…………」


(バラのあしらわれた指輪。どちらの手の、どの指に嵌めよう? …………>>安価↓)



無職(邪気を払う、みたいな意味もあったっけか)

無職「ま、運気が上がるおまじないみたいなもんだと…………シスターちゃん?」

シスター「えへへ…………」テレテレ

無職(?)


受付「…………その指輪、赤いバラが付いてるな?」

無職「ん、そうだが……それがどうした?」

シスター「……花言葉は『あなたを愛しています』でしたっけ……いえ、造花ですから、『いつまでも変わらぬ愛』、でしょうか?」

無職「え」

シスター「意外と……ロマンチストなんですね」

無職「……いや、それは―――」

無職(し、知らなかったなんて言いづらい)

シスター「ありがとうございます。大切にしますね、無職さん」キュ

無職「え、あ……ああ、うん」


受付「お前…………」


無職(違うんですよ)


…………。


精霊『―――ひゅぅん?』フヨフヨ


シスター「わっ! あ、あの、これは……?」

無職「精霊だよ。日常生活で何か役立てられたらと思ったんだけど」

精霊『るぃ……』スリスリ

シスター「きゃっ! ……ふふふ、くすぐったい!」

受付「……精霊か。確かに、あれなら寂しさも紛らわせるかもな」

無職「だろ? ……ああ、そうだ。次は―――」


…………。
……………………。


シスター「―――い、いっぱい貰っちゃいました……」

シスター「た、大切にします、けど……ちょっと恥ずかしいです」

無職「だ、だからあれは―――」

シスター「大丈夫です、わかってますよ。ふふ!」


無職(…………俺のあげたアクセサリーには、いろんな意味があったらしい)

無職(さっきの話で例を挙げるなら、バラは愛、だとか……アメトリンの石言葉は友情でもあるし、『初恋』の意味もあるんだとか)

無職(気が気じゃない。穴があったら入りたい気分だ)

シスター「えへへ…………///」

無職(幸せそうだから、良いのか? これは……これで)

受付「……」

無職(…………うん)


シスター「このお花も、私の部屋で活けさせてもらいますね」

無職「ああ、そうしてくれ。……で、最後のプレゼントなんだが」

シスター「ま、まだあるんですか!?」

無職「実は、な」


無職「…………これだよ」

受付「ロケット?」

シスター「……これを、私に、ですか?」

無職「開けてみて。……まあ、思い出を分かりやすく形に残しておこうと思ってな」

シスター「…………」カチャ

受付「絵、か? 俺と……お前、シスターの絵か」

シスター「…………わっ」サワ…

シスター「すごい……ふふ、これ、もしかしておにいちゃんかなぁ? こっちが、無職さん?」

無職「そうそう。真ん中はシスターちゃんだよ」

受付「触って確かめられるようになっているのか……!」

シスター「わぁ…………」

シスター「すごい、すごいです! 無職さん! 素敵なプレゼント、ありがとうございます!!」

無職「気に入ってもらえたようで何よりだよ」

受付「こればっかりはさすがとしか言えないな。思いつかなかったぜ」


シスター「えへへ……なんだか、幸せすぎて涙が出ちゃいそうです……」

受付「……クハハ、それにはまだ早いぞ?」

シスター「え?」

無職「こいつもこいつで、いろいろと買い込んでたんだ。シスターちゃんに似合うような、服をさ」

受付「さて、髪飾りやらと……だがやっぱり、最後を飾るのは衣服だろう」

受付「…………どうだ?」

シスター「!」


シスター「うん、うん! もちろん着るよ! ありがとう、おにいちゃん―――!!」



シスター「じゃあ無職さん、着付けをお願いしますね」

無職「ああもちろ…………ん?」

無職(うん?)


受付「い、今なんて?」

シスター「私、目が見えないので……シャツのようなものなら着れるのですが、新しい衣服となると時間がかかってしまい……」

シスター「それなら、無職さんに手伝ってもらった方が良いかと!」


受付「いや」

受付「いやいやいやいや」

受付「『良いかと!』じゃなくてね!? お兄ちゃん義妹の貞操観念とかが心配になってきたよ!? だ、ダメだ! 俺は許可しない!」

シスター「おにいちゃんの許可が必要なの?」

受付「うぐ」


受付「…………無職、なんか言ったらどうなんだ?」


無職「あうべろば」

無職「…………俺?」



無職「…………>>安価↓」(シスターの着付けをしてくれという頼みに、なんて答える?)


…………。
……………………。


無職「…………こ、こうか……?」

シスター「んっ……少し、胸のあたりがきついです」

無職「へ、へい!」


無職(―――おぃいいいいいい受付ぇえええええええ!!!)

無職(お前も手伝えよぉおおおおおおおお!!!!)

受付「…………そんな目で見るんじゃねぇ」

無職「…………」

無職(まぁ、俺がこいつと一緒にって言ったら割とガチで嫌そうな顔してたからな)

無職(受付曰く後が怖いらしい。とはいえ、俺が不埒な行いをしないかどうか、離れたところから見守っている)


シスター「……すみません、わがまま言って」

無職「い、いや! そんなことはないが……良いのか? 俺は家族でもなければ、他人で、しかも男なんだぞ?」

シスター「ふふ……本当です。魂が、少しいやらしいです」

無職「いやらしいって…………ん? 魂?」

シスター「あ……はい。私、盲目ではあるんですが……生き物の魂を見れるらしく、そこに関しては常人と同じように生活できるんですよ」

シスター「この前は、おにいちゃんに似ている魂の無職さんが扉に入り込んできてびっくりしましたけど……」

シスター「意外と違うものなんだって、最近気づきました。……無職さんの魂のほうが、ちょっぴりきれいです。今はちょっと、えっちぃ感じですけど」

受付「まるで俺の魂が汚いかのような言いぐさはやめて!」

シスター「…………」

シスター「…………ふふ」

無職(スルー)


シスター「…………無職さんは」

無職「?」

シスター「こんな私に……どうしてここまで親切にしてくださるのですか?」

受付「…………」

シスター「腿から先が巨大なサソリで、魔物よりも魔物らしい、こんな私に」

シスター「どうして……?」


無職「! …………クハハ」



無職「…………>>安価↓」(なんかかっこいいこと言ってください)



シスター「ふ、ふぇぇ!? き、きれい……ええ!?」カァァァァ

無職(というか性癖ドストレートというか。そうでなくとも……)

無職「あの受付があそこまで自慢する理由が良く分かる。君は、誰よりも優しい」

無職「『見た目』が美しいんじゃない。『シスターちゃん』、君自身が美しいんだ」

シスター「わ、わ…………///」

無職「そんなこと気にする必要はないぞ。変に思うやつは、ここにはいないだろ?」

受付「まったくその通りだ。ああ! 俺の義妹は美しいんだ! あとかわいい!!!」

受付「良く言ったぜソウルメイト…………いや、『兄弟』!!」

無職「クハハ! …………ん?」


シスター「は、恥ずかしすぎますぅ……っ!」ブンブン!


受付「…………ん?」ヒュ

受付「―――ちょ!? 尻尾―――ぐぁああああああああ!!!」ドガァァァアアン!!

無職(なに!? そのサソリの尻尾ってネコとかの尻尾みたく感情表現で動くの!?)

受付「ク、ククク……こんなもの、愛しの義妹からのだと思えば屁でも―――あいたぁい!!」ドゴォン!!

シスター「えへ、えへへへへへへへ―――」


無職(…………わざと受付狙ってない?)

無職「…………」


無職(とりあえず着付けを続行しますねー…………)…イタァァァァイ!!


…………。
……………………。


無職(いろいろ着せ替えたが全部『かわいい!』で片付いてしまった)

無職(あとあとお礼をするから、良ければお友達も連れて来てくださいとシスターちゃんに言われた。俺の人脈に期待されても困るんだけども)


受付「…………随分と遅くなったな」

無職「そうだな。熱が入りすぎたみたいだ。行商人には書置きを残してあるから大丈夫だとは思うが……」

受付「久しぶりに義妹の満面の笑顔を見た気がするよ。プレゼントも喜んでくれたしな。感謝するぜ、兄弟」

無職「クハハ、そっちこそ、大切にしろよ? 良い子なんだから」

受付「ああ、当たり前だ! ちぃとばかし、俺にはぜいたくな気もするが」

無職「だからこそ、だろうが。ま、またなんかあったら呼んでくれ。一応ここには通い続けるつもりだが」

受付「そうしてくれると助かる」


無職(…………満天の星空だ)


受付「あの精霊がいるから、やっぱ兄弟は必要ないんじゃ…………!?」

無職「悲しいことを言ってくれるな。……それじゃあな、受付!」

受付「ああ、じゃあな」



無職(…………ああいうものが、家族ってやつなんだろうな―――)



…………サブイベント『新たなお友達』が追加されました
自由行動ターンにて選択してください


…………。
……………………。


受付『error』


…………X-イベント『再来の最終戦争』が始動しました

(場面変わって固定キャラです。新キャラ。これ終わってからステまとめます)

…………。
……………………。


龍霊『―――我らが主! 龍皇さまよ! 我らが最強の! 龍皇さまよ!!』

龍霊『今この時より! 雲を割き大地に穿つ、最強の皇として!! ああ、我らを導き給え!!!』


龍皇『フハハハハ!! そうだ! 崇めろ! そして畏怖せよ! 妾こそが其方たちの皇であり! 先駆けの雷である!!』

龍皇『さあ!! 聞かせろ!! 王道を血で塗り、誰よりも最強を征く者は、誰ぞ!!!』


龍霊『『『我らが皇!! 龍皇!!!』』』


龍皇『フハ、フハハハハハハハ!!!! そうだそうだ!! 征くぞ!! 相棒の『機構龍』たちとともに―――!!!!』


龍霊『『『龍皇!! 龍皇!!! 龍皇!!!!』』』ウォオオオオオオオオオ!!!


…………。
……………………。


龍皇「―――やめろ…………」


龍霊「ガァアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

龍霊「皇よ! お逃げくださ―――ッ!? ギャァアアアアアアアアア!!!!!」グシャ!


龍皇「なんなんだ……これは……おかしい、こんなはず……妾たちは、最強の…………」


黒騎士『error』


龍皇「―――ひっ……」

龍皇(黒色の鎧、銀色が覗く、煤切れた青い外套を身に着けた…………騎士。それが同胞の血を浴びて、立っていた)


黒騎士『error』


龍皇「ふ……ふざけるな!! 我が同胞を手にかけて……貴様ァ! 何のつもりだ!!!」

黒騎士『error』

龍皇「仕方のないことだと…………!? よくも我らを弱者と罵ったな、愚者ァ!!!」



黒騎士『error,error,error,error,error』

異形『██████████████―――!!!!!』



龍皇「なっ……!? お前たち……」

龍皇(死んでいった者たちの死体が、継ぎ接ぎにくっついて―――ッ!!!)

龍皇「―――貴様ァァァアアアアアアアアアア!!! 死した同胞の勇姿まで愚弄するかァアアアアアアアアアッ!!!!!」

   error
異形『皇よ』error
error

龍皇「―――ッ!?」

error   error error error error error
異形『おに、お逃げくださ―――ぁ、ください、くださ、ぁ、皇よ、皇、皇皇皇皇―――』error
error error error error error


龍皇「ぁ…………ひ……」


黒騎士『error』


龍皇「―――ッ!!」ダッ!



龍皇(こんなの……夢だ……有り得ないんだ)

龍皇(アハ、アハハハハ…………)


龍皇(誰か…………助けてくれ…………―――)



…………アーカイブ『結晶の森の悲劇』が追加されました
※アーカイブの立ち位置。ヒント? とか、そういうものだと思ってくだされば

(一旦キャラをまとめます)


無職・ザ・パラメータ



『筋力』C- → C- 『頭脳』D+ → D+

『コミュ力』C- → C 『カリスマ』D+ → C-

『敏捷』D+ → D+



能力 言の葉 急所突き 回避特化 不屈の精神 観察  逃走 アイススパイク 岩石闘衣 黒点穴(ワームホール) ストリーム 逡ー蠖「縺ョ迢ゥ莠コ


NEW!  『簒螂ェ』 …………神に至らんとした英雄の險シ縲ゅせ繧ュ繝ォ繧剃ク?蛟句・ェ縺?叙繧



アイテム 『回復薬(E)』……HP100回復  『エロ本』……エッチな気分になったりする 『謎の卵』……モンスターを使役できるようになる

     『幻獣の毛』……素材 『クリスタル』……盗撮盗聴お手の物 『性別転換薬』……水をかけても性別が変わらないから、飲ませようとしてうまれた薬


※クリスタルは何回でも使えるもんだと思ってください。ご都合です

(あと新キャラのステータスを。安価キャラ → 固定キャラの順で書かさせていただきます↓)



『男の娘』

【性別】 男
【身長】 144cm
【体重】 38㎏
【肉体的特徴】 柔らかい白髪ときめ細やかな肌を持った男の娘
【オモテのカオ】 穏和でおっとりな心優しい性格
【ウラのカオ】 何事にも興味を持てない虚無的な性格
【能力】 各属性の魔法をバランスよく使う魔法戦士 

【種族】 人間(?)

とある悪魔の気まぐれで不老不死にかけられ、数百年の時を生き続けている


…………なんだかんで親友ポジションかもしれない。書くのが楽しいですありがとう


『生徒会長』

【性別】女
【身長】 156㎝
【体重】 43㎏
【肉体的特徴】 金髪ショート、威圧的なイメージを抱かせるつり目、眼鏡を着用している
【オモテのカオ(性格)】 クールにして孤高、他の人を寄せ付けない強さを持つ完璧主義者
【ウラのカオ(素)】 甘えたがり。誰よりも人との繋がり・温もりを求めているが、責任感がそれを許さない
【能力】 一般的な魔法は一通り高水準でこなせる。魔法が使えない状況に備えた格闘術も得意

【種族】 人間

とある名門貴族の跡取り娘で、幼い頃から帝王学を叩き込まれて育つ
実際完璧超人に育ったが、親の愛というものを知らずに育ったため愛情に飢えているようだ

赤ん坊の頃から自分を育ててくれた、唯一本心を打ち明けられる年上のメイドがいる


…………魔法士の一族。メイドさんがやばいらしい


『保健委員』

【性別】 漢
【身長】 145cm
【体重】 45kg
【肉体的特徴】 どう見ても小柄な坊や、筋肉タイプからは程遠い
【オモテのカオ(性格)】 頭でなく筋肉で物を考える脳筋、『とりあえずぶつかってみて後は拳で解決』が基本方針
【ウラのカオ(素)】 商業国を良く思わない国から送り込まれた工作員でガッチガチの差別主義者、亜人なんて全部肉オナホで消耗品です。
工作員でありながら裏工作や根回しなどの能力はほとんど無い、脳筋もある意味素ではある
【能力】 誰憚る事無く言いたいことを言える鋼メンタル&それゆえのカリスマ(小)

【種族】 人間

魔法の才も無ければ肉体的有利も無い、頭の出来もよろしくないの無い無い尽くし
中立国で一切ためらわず差別発言できる向う見ずだが、それゆえ一部の亜人に対する差別意識を拭えない人からある意味英雄視されている
少ないながら亜人に対し差別的な人たちを集める事が出来ているので反乱勢力としての活動も始めたい。のだがブレインが・・・


…………過去を背負った、悲しき差別主義者。エリケッシュの宗教とも深い関りがあるようだ


『鍛冶屋』


【性別】 女
【身長】 162㎝
【体重】 52kg
【肉体的特徴】 スレンダーな体型、胸は膨らみかけ(後述の理由から忌々しく思っている)
【身体的特徴】 灰色髪ショート、動きやすい格好を好む。中性的な容姿で、一見では性別が分からない
【オモテのカオ】 少し喧嘩っ早いが明るく元気、友人も多い
【ウラのカオ】 コンプレックスの塊。自身の「女」としての性を忌み嫌い、「男」であろうとする(女性扱いされると激昂する)
【能力】 身体強化系魔法を用いた喧嘩格闘術が得意

【種族】 犬系獣人のワンエイス(灰色の耳と尻尾が生えている)

一人称は俺
昔は普通の女の子だったが、ある日暴漢に襲われレイプされそうになる(すんでの所で助けが入り無事)
その際暴漢に「お前が可愛いのが悪い」と言われたことがトラウマになっており、その日以来自分を男だと思い込むようになり、男子のような格好をして生活している
周囲には普通に男子だと思われており、彼女が女性であることを知る者は数えるほどしかいないらしい


…………ドワーフの師匠を持ってます。ついでに言うと寮で暮らしており、ルームメイトは男の娘。師の妻子に負担をかけたくないから、だったり


『ドワーフ』


【性別】 男
【身長】 135cm
【体重】 80kg
【肉体的特徴】 筋肉
【オモテのカオ(性格)】 豪快で裏表のない性格
【ウラのカオ(素)】 豪快で裏表のない性格
【能力】 鍛冶の才能と火属性の魔法と筋肉

【種族】 ドワーフ・純血

鍛冶師。腕前は一流で店も持っているが最高の武器と防具を作り出すために1年の半分近くは素材を探すために世界各地を放浪している。(その間店は弟子や妻、子供に任せている。)
生粋の戦士というわけではないが、自身が作り出した武器・防具と筋肉で敵を粉砕する


…………まだ未登場ですけど、鍛冶屋の師匠ポジ。よくあるドワーフ族とエルフ族の不仲とかはない…………と、思う。この辺は調整していきます


『演劇部』


【性別】  男

【身長】  175cm
【体重】  52kg
【肉体的特徴】  中肉中背で焦げ茶色の長い髪を後ろで纏めている、糸目族
【オモテのカオ】  同輩想いのへいわしゅぎしゃ
【ウラのカオ】  つかみどころがなく、限りなく冷血で狡猾
【能力】 『表向き』:魔法とは違った性質を持つ「呪」を操る能力 『裏側』:相手に「安穏」を与える呪、呪を感知させない能力


【種族】 魔人

常に朗らかな笑みを絶やさない“いいやつ”だが
その本性に薄々気づいている人間がほんの僅かにいる
「何か」を果たす為に学園にいるようだが…?

無職が異なる世界から来たものだと認識している


…………多分一番厄介です。うまく書けるようには頑張りたい。脚本家とトリックスターって相性良いと思う


『吟遊詩人』


【性別】  女
【身長】  148㎝
【体重】  45㎏
【肉体的特徴】  栗色の髪のサイドテール、おっぱいは小さい(これから大きくなると主張)
【オモテのカオ(性格)】  見事なまでのテンプレートなツンデレ。孤高を気取っている
【ウラのカオ(素)】 寂しがりや。一度心を開いた相手にはとことん懐く

【能力】 歌声に魔力を乗せ、聞いた人の感情に働きかける。やろうと思えば洗脳めいたことも可能らしいが、物凄く疲れるので基本的に使用したがらない

【種族】 人間

音楽への造詣が深く、特に歌は聞くことも歌うことも大好き(腕前も中々のもの)?
将来の夢は歌手だが、人前だと緊張してしまって中々うまく歌えないので人気の無い場所でこっそり練習している


…………学園生活で欠かせないツンデレ成分です。面白かわいいキャラにしたいです

(固定キャラ行きます)



『委員長』


【性別】  女
【身長】  140cm
【体重】  39kg
【肉体的特徴】  背は小さく、腰まで届くようなウェーブのかかった癖っ毛が特徴的。姉である美化委員とよく似ている
【オモテのカオ(性格)】  『騎士の一族』としてふさわしいたたずまいを心掛けている
【ウラのカオ(素)】  責任感により、何もかもを背負おうとする癖がある
【能力】 騎士の一族の水魔法。また、自分、あるいは付近の味方の魔法攻撃力を上昇させる

【種族】 人間


…………美化委員の妹。彼女は彼女なりに、無職たちの期待に応えようとしている


『シスター』


【性別】  女
【身長】  230cm
【体重】  180kg
【肉体的特徴】  サソリの部分は固く、人体部分は柔らかい。豊満なボディーをしている
【オモテのカオ(性格)】  誰にでも等しく接することができる。やさしい
【ウラのカオ(素)】  傷心。人の闇に触れた。魂の汚れたものには近寄らない
【能力】  魂可視化。毒生成。重力魔法

【種族】 元人間


…………帝国の傑作であり、この世の膿である


『龍皇』


【性別】  女
【身長】  156cm
【体重】  75kg
【肉体的特徴】  細い体だが、筋肉量がすごい。龍の尻尾と翼、角を持ち、耳の部分は羽のようになっている
【オモテのカオ(性格)】  脳筋。ガンガン行こうぜ!!!!!
【ウラのカオ(素)】  皇としての誇りを持ち、強く生きたいと願っている
【能力】 機構龍召喚。雷魔法を使える。大剣を愛用しているが、強度を重視してか切るより叩く武器となっている

【種族】 龍人のクォーター


…………飛竜とは違う、古龍の血を引く少女。結晶の森にて、黒騎士に種族を壊滅させられる




(質問なんですけど、キャラの数って多いですかね?)

(自由行動ターンが残り350回以上あるのでそれに合わせてキャラの数も増やしていきたいのですが)

(とりあえず一旦切ります。夜にまた書き始めますので、では)


(乙ありがとうございます。少しずつ増やさしてもらいます)

…………。
……………………。


若兵士「―――以上が、ウェルぺス砦の報告です」

大領主「…………そうか、ご苦労だった。もう下がって良い」

若兵士「ハッ」


大領主「……この時期にイレギュラーか。結晶の森とは……なぜそこを選んだのだ? 不可解な部分が多すぎる」

大領主「『オーク・キング』か。知能を有し、配下の魔物に知恵を与え、文化を創造する者たち」

大領主「やつら小童など取るに足らんが…………」ペラ

大領主「この文言はどういうつもりだ、兵士長め」


『某のほうからも少々わがままを言わさせてもらうと、ケルセニス学園在学の無職と言う男を先行隊の一人にしてほしいのでござる』

『学園には魔法士の娘と、騎士の二人がいるでござる。…………まぁ、そのついででござるよ』

『どうせ碌なこと考えられないんでござるから、指示は某たちに任せて剣を磨いてろでござる』

『親愛なる豚野郎へ、兵士長より』


大領主「…………」ピキピキ

大領主「あの野郎……まだ『空白の十年』のことを根に持っているのか―――む?」ペラリ

大領主「報告の紙か? …………ふむ、オークたちは史上稀にみるレベルで繁殖中…………『と、同時に異常物を発見』? クリスタルまで……どれ」


大領主「…………これは、まさか」


異形『…………』



大領主「…………」


大領主「『信令兵士』、各有力な英雄、あるいは騎士に報告せよ」

信令兵士「…………」



大領主「X-イベントの兆候が発見された、とな」

大領主「すぐさま軍議を開く。オークの件は後回し、ウェルぺス砦の兵力増加と、撤退路の確保。馬の手入れも怠るなと伝えておけ」

大領主「放っておけば、世界が滅ぶぞ―――」


…………。
……………………。


ユエ『…………』

ルナ『ダメよ。見守るの』

ユエ『分かってる。でも、定命の者たちは、あれを乗り越えられるのかしら』

ルナ『…………忌々しい、【エルキスの神】の所業』

ルナ『恐れるに足らないわ。あの勇者と女神は【因子】を受けて傀儡になったけど、もう一人だけ、希望がある』

ユエ『ふぅん。貴女が高く買うなんて珍しいわね』

ルナ『あれは望み。この世界が生まれた理由。そしていつかの、旧き英雄になりかけた、成り損ない』

ルナ『だからこそ、期待も募るってもの』

ユエ『祈ることしかできないわ』

ルナ『それでもその先に夢物語のハッピーエンドが残るって信じて』


ユエ『今は貴方に、切なる願いと希望を託して、月の光のお導きがあらんことを』
ルナ『今は貴方に、切なる願いと希望を託して、月の光のお導きがあらんことを』



ユエ『彼らを救ってあげて』

ルナ『貴方が、すべてを、解放してあげて―――』


…………。
……………………。


無職(―――うーん、むにゃむにゃ…………)ススス

無職(う……んんん…………)サササ……


無職「キャァ!!! ゴキブリぃ!?」ガバッ!

???「きゃっ!?」


無職「え……ど、どうしたんだ? 行商人…………」

???「…………」ピクッ

無職(いや、違う! 目が赤い!! こいつは…………誰だ!?)



(いつも通り寝てたけど、ふとした感触に起きたら行商人の姿をした何かが馬乗りになってきていた!! どうする? …………>>安価↓ 例:命乞い)



アンリ「私は『アンリ』って言うの。いつも……この子が世話になってるみたいね」

アンリ「ま、この子がつけた名前だから何て呼んでも良いんだけど……どうせ死んじゃうし、どうでもいいか」ニッコリ

無職「…………」ジー

アンリ「あの子の好きな異性を殺して…………」

無職「んー…………?」ジーーー

アンリ「ふふふ、この子がどんな反応をするか……」

無職「ぬぬぬぬー?」ジンジロジン

アンリ「それで―――」

無職「ほー…………?」ジンジャー


アンリ「そ、それで……それで…………っ」ピクッ


無職「むむむむ―――っ!!!!」ジーーーーー!!!


アンリ「あ……ぅ…………そ、そんな見つめないでよぉ…………」

無職「…………」

アンリ「くぅぅぅ…………わ、悪かったから、もう許して……///」ヘニョ

無職「…………」



無職「??????????????」


…………。
……………………。


無職「―――なるほど。お前は行商人のもう一つの人格ってわけか。道理で別人のようには思えなかったんだ」

アンリ「…………むぅ」プクー

無職「クハハ、そんな拗ねてないで……ほら、コルミスの茶葉で淹れた紅茶だ」カチャ

アンリ「ありがと」コクッ


無職(真夜中に起こされて、とは思うまい。なんだかんだで有耶無耶になったが、殺される直前だったからな、あれ)

アンリ「……この子が貴方を好きじゃなければ……それに、この子があの時決意しちゃったせいで、もう殺意も掻き消えちゃったし」

アンリ「ハァ…………出てきた意味皆無だったわ」

無職「行商人の身体でそんな風に喋られると違和感バリバリだな。似ても似つかないってやつ?」

アンリ「私あんな小動物っぽくないもの」

無職「どっちかって言うと、蛇のほうが近いかもな」

アンリ「…………爬虫類でもないもん!!」ツーン

無職「あーうん、ごめん」

無職(やっぱ似てるかもしんねぇわ)


…………。


無職「…………で、お前はまた、なんで急に出てきたんだ?」

アンリ「さぁ? 私にもわからなーい。今回は出てきたというより追い出されたって感じだったからね」

無職「追い出された? 行商人に何かあったのか?」

アンリ「それも。……まぁ、たぶん、貴方と懇ろになって幸せの絶頂とか言って気が緩んだのでしょうけど」

無職「…………」

アンリ「安心して。もう殺すとかそういうの、しないから」

アンリ「自分の身は守るけどね。……貴方も、ついでに」

無職「クハハ、そいつは心強い」

アンリ「そう言ってもらえると助かるわ」


アンリ「…………! 紅茶…………」

無職「ああ、新しいのを淹れるよ」

アンリ「…………良いの?」

無職「その様子だと、どうせ今夜は寝ない気だろ? 寝首を掻かれるのも嫌だし、付き合ってやるよ」

アンリ「あら、残念。夜這いをかけようと思ってたのに」クスクス

無職「俺は俺から行く派でな。見つめられただけで赤くなるようなら、それは無理な話だ」

無職「落ち着いて話そうぜ? 俺はまだアンリのことを知らないからさ。知りたいんだ、お前のこと」

アンリ「む…………卑怯だわ」

無職「もしかして、紅くなってる?」

アンリ「…………ランタンの火よ。馬鹿じゃないの?」ツーン

無職「……そっか」


アンリ「やっぱ寝ないほうが良いのかもね」

無職「…………」

アンリ「血なまぐさくない空間も悪くないわ。貴方がいるからかしら?」

無職「そうだったら、嬉しいな」


無職「じゃ、聞かせてくれよ、お前の話―――」




…………特殊サブイベント『夜の円卓にて』が追加されました
特殊サブイベントって? …………自由行動ターン以外で選択できるイベントのこと。今回の場合は、夜限定です


…………。
……………………。


無職(―――事件は、その時起こった)

無職(いつも通りの通学、登校、着席、朝礼……いや、確かに最近、妙に静かだとは思っていたんだ)


秘書「…………では、転校生を紹介します」

秘書「入ってきてください」

???「はーい!」ガラララ


「「「―――おおぉお!」」」ザワ…


無職(そう、この世界に来てからというもの、四六時中引っ付きまわっていたあいつが! なんの脈略もなしにいなくなるわけがないだろうと!!!)

無職(俺は!! 俺の考えが甘かったことに―――)




女神「―――女神ちゃんでーすっ!」キラッ!



無職(嫌というほどに、気づかされたわけだ)

…………。


女神「……どう? 制服、似合うかな?」

無職(あの長い髪はお団子ヘアでまとめ、あざといリボンを数個付け、これまたあざとく萌え袖チックな一サイズでかい制服を身に着け―――)

無職(そしてこれまたあざとく、俺に身を摺り寄せ上目遣いで俺を悩殺しようとしてきた)


「「「―――」」」ギリギリギリ


無職(もちろん、あの美化委員の一件で男衆のヘイトを集めた俺に憎悪にも似た視線が集まるのは必至なことだったし)


委員長「無職さん…………」

薬師「また、女の子にモテてるんだね」

軍神「貴方ははちみつのようです。いろんな方が集まり……そして貴方は、甘い」

剣姫「あざといわね…………」

鍛冶屋「…………ん? なに?」


無職(この女の子たちの冷ややかな視線を受けるのもまた必然…………??)


男の娘「あはは」

無職(違ぁう!! 俺はこんな雰囲気作りがしたくてこの学園に来たわけじゃない!!)


無職(なにを企んでやがる、女神)

女神「ん~? べっつに~?」

女神(別に良いでしょ? 好きな人とは、一緒にいたいものなのよ)

無職(…………それは……ズルいだろうが)

女神「……ふふっ!」


委員長「…………よろしくですわ、女神さん……でしたっけ?」

女神「ええ、よろしくね!」

薬師「なんだか……可愛らしい子だね」

女神「…………背がちっさいってことー?」プクー

薬師「う、ううん、違うよ! 君のその愛らしさが、ボクの瞳を奪ったってこと―――」

女神「なら、もっと私の目を見てよ」

薬師「え…………?」

女神「…………」ジー

薬師「…………」ピクッ


薬師「…………あぅ///」サッ

女神(っへぇ! 甘いのよ青二才がァ!!!!)

無職(いやなにを対抗してんのさ!?)

軍神「おや。あの口説き上手な薬師殿がノックアウトされるとは。おみそれしましたよ、女神殿」

女神「…………いや意外とチョロいんじゃ……まぁいいわ、軍神ちゃんよね? よろしく!」

軍神「……ちゃん付けですか」

女神「え? ぬいぐるみ持ってるからそれが良いかなって」

無職「ブフォ!!!!!」

軍神「…………無職殿?」ジトー


無職(いやそれは笑うでしょうよってあごめんなさい殺さないでいやぁああああああああ―――)


…………。
……………………。


女神「―――」ヤイノヤイノ


無職(うわ……もうあいつの周りに人だかりができてる)

無職(転校生って言う設定ゆえのブーストがかかってるんだろうけど……いや、これは僻みだな。女神自身のコミュ力がすさまじいってことだ)

吟遊詩人「…………なにしょぼくれた顔してるの?」

無職「うぉお……ビックリした。お前か」

吟遊詩人「何よ、私じゃいけなかった?」

無職「……お前が良いって言ってほしいのか」

吟遊詩人「ひねくれた嫌な奴」ツーン

無職「クハハ、気を悪くしたなら謝るよ」


無職「……ってか、混ざってこないのか?」


「「「―――」」」アハハメガミチャンッテオモシローイ!!


吟遊詩人「……いいえ、遠慮しとくわ。吟遊詩人に友人はいらないのよ」

無職「あっ、そう……」

吟遊詩人「な、なにその憐みの目は! 私が強がってるとでも言いたいの!?」

無職「強がりじゃないのか?」

吟遊詩人「そ、そんなわけ! ないじゃなぃ…………」

無職(語末が掠れていってるじゃないか。まあ、背を押すほどのことでもなさそうだし、黙ってよう)


吟遊詩人「というか、らぶらぶなのね?」

無職「?」

吟遊詩人「あの女神って転校生、朝礼が終わったら迷いもせずに貴方のところに来たじゃない」

吟遊詩人「しかも抱き着いて…………あー妬ましい」ボソッ

無職「ん?」

吟遊詩人「な、なんでもないわ!」

吟遊詩人「……それで、どういう関係なの?」

無職「関係、か……」

吟遊詩人「やっぱり、その、気になるじゃない……人と人の関り? みたいなものって……」

無職「やっぱ友達いないの?」

吟遊詩人「…………うっさい、バカ!」


無職「クハハ」

無職(関係、なぁ……本当のことは言ったところで、信じてもらえるかどうか。そもそも言っていいものか? これ)


無職(とりあえず、あいつと関わってく中で違和感のない関係性を主張していこう!)

無職(幼馴染とか、そういうのだったら『あ、別にラブラブとかじゃなくて知り合いがあいつしかいないからか!』ってなるかもしれない)



無職「あいつとの関係は、ただ…………>>安価↓ってだけだよ」(関係性。あんまりなものは再安価)



「「「―――」」」シン…


無職(…………うん?)


「複雑な関係…………」ザワザワ

「言い表せないような……あんなことやこんなこと…………」ザワザワオザワ

「…………」


吟遊詩人「まぁ、なんというか。すごいのね」サッ

無職(あの、俺の目を見て言ってくださる?)


女神「適当言うんだったらもっとちゃんと言いなさいよ!!」

無職「うわぁ」

吟遊詩人「ぴえ」

女神「何よその反応はー!! ……あ、えっと……吟遊詩人ちゃん!」

吟遊詩人「え?」

女神「よろしくね! これから一年!!」ギュ

吟遊詩人「あ、う、うん……」

女神「ねーねー! どんなことが好きなのー?」

吟遊詩人「お、お歌聞いたり、とか……」

女神「そうなのー!? 私も好きなんだ! 今度一緒になんか聞こうね!!」

吟遊詩人「え、うん…………い、良いけど?」


女神「やったー! 覚えておいてねー! …………あ、みんなどうしたの黙り込んで―――」


吟遊詩人「ふ、ふん! 見たでしょ? 私にだって友人は―――」

無職「認めないからな!?」

無職(お前一回も目を合わせてなかったじゃん!!! あとすごい返答がコミュ障っぽい!!!!!)

吟遊詩人「えへへ……お友達…………」



無職(……幸せそうだから、そっとしておこう―――)



…………無職の称号が『女たらし』になった!!
称号って? 兵士長で言うところの、猛る稲妻みたいなもの


『女たらし』効果…………女の子と話しやすくなる。裏で男衆に憧れられる


…………。
……………………。


無職(―――放課後だ)


女神「…………」ニッコリ

軍神「…………」ニッコリ


無職(部活動見学のため、委員長は早々と『文化研究部に行ってきますのー』って行ってしまった)

無職(残されているのは俺と……両側の見た目幼女二人)

無職(相変わらず俺の手を握られているが……このうすら寒い悪寒は、いったい?)


無職(ま、まあいい。とりあえずどこを回るかだ)



(部活動名を書いてください。高校でよくある部活動、あるいはそれの名前を改変、異世界仕様に程よくアレンジしたものはオッケー)

(ですが新規の部活はなし。特殊な部活であるものは、料理部(ゲテモノ部)、助っ人部、卓上遊戯部、地下探求部だけです)

(三つまで…………>>安価↓1~3)

卓上遊戯部

ごめ、質問
これは>>325で挙げられている中から選べってこと?「部活の名前を書いて」と「新規はダメ」でちょっとこんがらがってる

>>327言葉足らずで申し訳ないです。挙げたものと、例えば卓球やバスケなど、現実の高校にあるような部活の中から、ということです)

(ただ、そのほかの、地球の高校には無いような、例でいえば魔法研究部とかはなし、ってことです。すみません>>再安価↓1~2)

ありがとう
では陸上部で

(ではまず>>326から)

…………。
……………………。

女神「―――へぇ、そういう遊戯が気になるの? ふふ、悪い子だね」

軍神「帝国では賭け事は禁止されていましたが……やはりこういうものにこそ意義を見出す人がいるのでしょうか」

無職「た、ただ見に来ただけだっての」

無職(地球じゃ、パチンコだとか競馬とかには行かなかったからな。小さいころ、親戚の家でポーカーをやってたぐらいだ)

無職(…………ん?)


???「―――さぁさぁ、見てってね! 卓上遊戯部! トランプでのほほんと遊ぶのも良し! ルーレットでドキドキハラハラを味わうも良し!!」

???「この小さな戦場に、どうですかー!?」


無職(び、美少女? 黒髪の……ルックス高)

軍神「ああ……二年の『アイドル』とかいう人でしたっけ」

無職「あい……なんて?」

軍神「Aクラスの方なんですが、どうにも、ルックスで贔屓されてる、みたいな噂がある人です」

軍神「アイドルって名前にふさわしいくらい、学園を宣伝したりしてますからね」

女神「…………行ってみる?」

無職「引くは恥ぞ」



アイドル「…………ったく、だれも見向きしねぇ……あーあ、どいつもこいつも美化委員とかの話ばっか―――!」


無職「…………」


アイドル「―――あー! もしかして入部希望の一年生!? ねーねー、お願いだから、見るだけでも良いから中に入ってよ!」キュルン!

無職(なんか黒くなかった?)

無職「そ、それは良いんだが……ってか近」

女神「これってどんなことをする部活なの?」

アイドル「うわかわい…………えっとね、いろいろする部活、かな! トランプとか、ボードゲームとか!」

軍神「ふむ……賭け事のように思えましたが…………」

アイドル「さすがにそれはないない! 学園長とかそこらへん厳しくてねー! ……みんながやってるのは、本当にただのお遊戯なの!」

アイドル「何も賭けない。勝ち負けを競い合ってる部活だよ」

無職「それって……遊んでるだけの部活じゃ」

アイドル「あ、あはは……痛いところ突いてくるなぁ……」

アイドル「ま、それでも楽しいって言って続けてる人が多いよ? たまに友達つれてきて、一緒に遊んでる子もいるし」

無職「…………友好関係を築くのにはうってつけ、か」

アイドル「そ! ささ、入ってってよ!」

軍神「…………」

女神「…………どうする?」


無職「…………>>安価↓」


1 …………じゃあ、ちょっとだけ(体験入部。他の部活が回れなくなる、ってことはありませんのでご安心を。イベントあり)

2 …………んー、またの機会に……(次の部活)


(あ、アイドルなんですけど、卓上遊戯部って名前にすると長いんでってことで設定ぶち込んで出来上がった固定キャラです。モブになるかもしれない)



アイドル「」ガッ

無職「ひっ」

アイドル「…………」ニッコリ

無職「ま、また来るから勘弁してくれ―――」

>>329

…………。
……………………。


「「「いちにっ、いちにっ―――」」」



無職「―――おお、やってるやってる」

無職(アイドルから呪いのようにまた来いよと言われ、恐ろしく外に逃げてきたが……そういえば、陸上部から誘われてたんだったな、と)

女神「元気いっぱいね……短距離はエンドレスリレー、中、長距離は外周、って感じかしら」

軍神「大変そうですが……みなさん、楽しそうですね」

無職「そんなもんだろ」

無職(部活って言えば、達成感と充実感の塊みたいなものだからな。汗水たらせば、それだけ嬉しいものだ)


陸上部「―――」


女神「あ、女難体質の哀れボーイ」

無職「あいつは…………>>安価↓をやってるのか」(陸上部のやっている種目)



陸上部「―――ッ!」ダッ!

陸上部女子「「「キャ―――ッ!! かっこいい―――!!!」」」


無職「うお、すげ……背面飛びか。しかもめっちゃきれいな」

女神「持ち前の細さはともかくとして、それを利用したばねの使い方がすごいのかしらね?」

軍神「…………しかし、これが部活の喧騒というものなのでしょうか?」


「「「キャー!!」」」
「「「抱いてー!!!」」」
「「「陸上部さまー!!!!」」」


無職「絶対違うぞ」


軍神「まぁ、楽しそうな競技であることには違いありませんが…………」

女神「どうする? やってみる?」


無職「…………>>安価↓」


1 …………ま、まぁ……やれるだけ、な

2 …………つ、次の部活を、見に行こうか

美術部は固定キャラがいいな



無職「いや、あれは…………ダメだな」


「「「イヤアアアアアアアイケメェエエエエエエエエン!!!!」」」


無職「あそこにお前たちを巻き込むわけにはいかない」

軍神「…………そうしてもらえると助かります」

女神「愛って、恐ろしいのね」

無職(どの口が言ってんだか―――)


>>338固定キャラですか……分かりました、一応安価を取らさせていただきます)

(美術部!! キャラはどっちがいいですか!?)


1 …………固定キャラ(自分のオリジナルになります)

2 …………安価で募集したキャラ(まだいますので)


…………>>安価↓1~3 (集まり切らない場合でも決めてしまいます。ご了承を)

(では安価キャラということで……>>118>>97を選択します)

…………。
……………………。


女神「―――絵に興味があるの?」

無職「ん? ああいや……なんというか、活発に活動する陽キャ集団の部活より、居心地良さそうだなーって、本能が足を運んだ」

女神「典型的なダメ人間じゃない!」

軍神「絵も素晴らしい芸術ですよ。……まぁ、クラスの中心的人物がいる、なんてことはなさそうですが」

無職「そうなんだよな…………」



美術部「―――あれ! もしかして、入部希望者かな?」

無職「ん、君は…………」

美術部「あ、うん! 私はここの部員だよ! えへへ! ……あ、ごめんなさい……人が来るとは思わなくて、こんなシャツ姿のままで部活やっちゃってた」テヘ

無職「い、いや、良いと思うぞ? 美術部ってのは汚れやすいもんだと思うからな……現に、ほら、ここ。ほっぺに絵の具が付いてるぞ」

美術部「えっ、ほんと!? …………ん」

軍神「…………?」
女神「…………?」

無職「え、なに……」

美術部「ごめんね、今は荷物で手がいっぱいで……お願いできる?」


無職(??????????????)



(どうする? …………>>安価↓)


1 …………いやいや、置けばいいだけだろ

2 …………仕方ないから、手で拭ってやる




美術部「あ! そうだね! えへへ、どうして思いつかなかったんだろ…………」

無職(もしかしなくとも、この子あほの子―――)


美術部「―――ぁ!」グラッ

軍神「! あぶな―――」


無職「―――っとぉ! おいおい、足元には気を付け…………ん?」モミッ


無職「…………」モミモミ


無職(急にすっころびそうになった美術部を受け止めようとして……)モミッ

美術部「ぁ……んっ♥」ピクッ

無職(しかし……何だこの感触は。触れたことはないのに……どこか懐かしい……)ムニッ

美術部「あ、あのっ? ……ぁっ♥」ピクピク


無職(これは、いったい―――)


軍神「…………」ジトー

女神「…………」ムスッ


女神「……思いのたけは私にぶつけてよ」ツーン

無職「はいごめんなさぁい!!」


美術部「ぁ……ハァ、ハァ……怪我は、ない? 大丈、夫……?」

無職「え、あ、ないです。大丈夫です」

女神「うそ。あんだけセクハラされて動じない!?」

軍神「貞操観念が薄いのかもしれませんね」

無職「それ地味にディスってますよね?」


美術部「えっと……じゃあ、その、体験入部……してみる?」



無職「あー…………>>安価↓」



1 …………絵の描き方は分からなくてさ、教えてくれるのなら、試しに入ってみるよ

2 …………ごめん、また今度じゃ、ダメかな?



美術部「そ、そっか……うん、わかった……」

無職「あ、ああ……そんな悲しそうな表情をしないでくれ、またあとで来るからさ」

無職「それに、見学だけなら俺だってやれるし、この月が終わってもオッケーだろ?」

軍神「見るだけならタダ、というやつですね」

無職「卑しい奴みたいな言い方はよしてくれ……」

美術部「そ、それじゃあ! また来てくれるの!?」ギュ!

無職「うへぇい! も、もちろん!」

美術部「あ、ありがとう! 待ってるからね!」

無職「は、はひ」


女神(積極的な女の子にはとことん引け腰ね)

無職(…………なんのことだかわかりませぇぇぇん―――)



(とりあえずここで一旦切ります。お読みくださりありがとうございます)

(物語はまだ四月二週間目。終わりが見えないです。テンポや、内容に対する感想や要望など、ありましたならお書き下さると幸いです)

(…………もしかしたらまたキャラ安価するかも? まあ次の更新で決めます)

(夜のほうが人が多そうなので、キャラ安価をするなら夜にやりますね)

(では、おやすみなさい)



(最後に、安価を取ります。アンリの特殊サブイベント『夜の円卓にて』を進めるかどうか。それの次は自由行動ターンですが……)


1 …………『夜の円卓にて』を進める

2 …………『さらば人でなし』を進める


(あ、特殊サブイベントは自由行動ターンを消費しません。ですので、どっちをやるか、というよりは1をやるかやらないかの安価です)

(1は今週限定とかではないので、また安価を取ることもできます)

(ということで、本当におやすみなさい …………>>安価↓1~3)

どうでもいいけど、この世界だと〇ンドームはなかったりするの?
念のために聞いておきたい


(乙と、丁寧なお言葉ありがとうございます。この物語は読者様の存在なしには成り立たないものですので、期待に応えられるよう書き上げていきたいと思います)

>>356ないですけど、代わりに避妊薬があります)

(では再開します。アンリとのイベントから)


…………。
……………………。


アンリ「―――奇特なものね。いつぞやの殺人鬼が、こうして人と紅茶を飲みかわすなんて」

無職「そりゃ、そういう縁だろうからな。俺がコルミスに来て、行商人と出会ったころから、運命なんてもんは奇特も奇特。必然だったんだろう」

アンリ「感傷的なことを言うのね? ま、素敵で良いけど」

無職「その方が紅茶もうまくなる」

アンリ「…………そうね」


アンリ「……私の過去、この子とは違う、私の昔話」

アンリ「私が生まれた時のこと、話してあげようか?」

無職「生まれたって、赤子の時?」

アンリ「違うわ。この世に産声を上げた時は、この子はこの子だけだったの。私は後天的に生まれたから」

無職「外的要因? なにか……あったんだな?」

アンリ「まぁ、こうやってもう一つの人格が生まれるときっていうのは、大抵心理的なものだし、私の場合も例に漏れずそれだった」


アンリ「―――『亜人狩り』って知ってる?」


無職「…………知らないが、予想はつく」

アンリ「……亜人狩り。内容は言葉通り亜人とかを殺していくんだけど……実状はもっと汚らしい」

アンリ「権力者が気に入った町娘を亜人に仕立て上げ、自らの檻へと折檻する。あとはもう性奴隷で終わるだけの人生を送らせる、だとか」

アンリ「起業、あるいは政治的に邪魔な村々を、亜人という理由を仕立て上げ、焼き払ったり、食料を巻き上げたり、女子供を連れ去ったりする、とかね」

無職(魔女狩りみたいなものか? いや、女性だけがターゲットではないことを鑑みるに、これはさらにひどい)

アンリ「帝国領、それもエリケッシュ寄りの思想派ばかり集まってた場所に、この子の村はあった」

アンリ「あの小うるさい男のことも、覚えてるでしょ?」


団長『うぇあああああああああああああああああああああああ―――!!!!!!』


無職「お前の……いや、行商人の幼馴染か」

アンリ「そ。あの男含めて、人間しかいない村だったんだけど……どうにも、風当たりが良くなかったの」

アンリ「亜人差別を批判する人たちも多かったし、亜人をかくまってる、なんて根も葉もないうわさも流れたりして……」

アンリ「―――で、『ストラクト教』の逆鱗に触れたのかは知らないけど、エリケッシュから『聖騎士隊』が征伐しに来たのは、よく覚えてる」


無職「帝国領じゃないのか? それじゃあ他国に干渉して…………」

アンリ「たかが小村一つに躍起になるような国でもないし、宗教のおかげで成り立っている国だったからね、帝国は」

アンリ「帝国領の人で、宗教批判をする私たちはきっと目の上のたんこぶだったんだと思う。何もしてくれなかったわ」

無職「…………どう、なったんだ?」


アンリ「……私の存在が、すべてを物語ってるはずよ」

無職「…………」



アンリ「この子も、村の住人も、精一杯足掻いたわ、抗ったわ! でも―――」


…………。
……………………。


団長(幼)「―――なぜだァ!! 俺たちが一体何をしたって言うんだァ!! 答えろォ!! 公国の傀儡どもォ!!!!」

団長「月光よ!! 我らにお導きの―――奴らを八つ裂きにする、すべての根源の光を!! 今ここに収束せよ―――ッ!!!!」キィィイイン!!


聖騎士「ヅッ! …………このガキ…………!」

聖騎士「何をしている!! この程度のクズに手こずるな!! 情報によればこいつらは亜人をかくまっているとのことだ!! さらに焼き払え!!」


聖騎士「「「『炎よ、浄化し給え』」」」ボゥ!


団長「!! ァァアアアアアアアア!!! 砕けろォォォオオオオ!!!」キィイイイイン!!!


聖騎士「―――ッ!? この力―――ガァアアアアアアアアアア!!!!」

聖騎士「ひっ……!」


行商人(みんな……死んだ)

行商人(誰のものかもわからない黒焦げた腕が空へと突き出して…………)

行商人(赤子を抱いた死体が、共に家屋の中に崩れていく)

行商人(幸せだった面影が、すべて灰になった)


団長「舐めるなよッ!! 死んだ者たちの意思はこの俺が継いだ! 貴様らに負ける道理など、無い!!!」


聖騎士隊長「…………猊下がお待ちだ。ガキどもは捨て置け、情報の正否を確かめる」

聖騎士「た、隊長!! し、しかし…………」

聖騎士隊長「誰が罪もなきガキを殺せと言った? 奴らからすれば我らは咎人よ。猊下の意に背くつもりか、異教徒」

聖騎士隊長「神に祈りをささげる貴様らが、亜人を蔑む愚者が、人の心をなくしてなんとする」

聖騎士隊長「殺して見せよ。貴様はその瞬間人ではなくなるからな」チャキ

聖騎士「う……ハ、ハハ! 平民上がりのテメェ! テメェこそが異教徒なんじゃねぇのか!? 奴らを擁護しようとする奴なんてな、碌なやつじゃねぇんだよ!!」

聖騎士「猊下の意に背くぅ? 貴様ごときが理解した気に―――」

聖騎士隊長「二度目は無いぞ」

聖騎士「…………っ」


団長「待てよ……逃げる気か? ここまでしといて、俺たちを無かったことにするのか!?」

団長「ふざけるのも大概にしろ!! 我々は貴様らに倒されるだけの案山子ではない!!」

聖騎士隊長「なら貴様はなんだ? 英雄か、勇者か、あるいは…………蛮勇だな、貴様は愚か者よ」

団長「…………貴様」

聖騎士隊長「……匿った小娘のことは見逃してや―――」


行商人「―――いやぁ!!」

聖騎士隊長「―――」
団長「!!! まさか―――!!!!」

聖騎士「アッハハハハ!! まだ隠れてたやつがいるとはなぁ!! しかも上玉じゃねぇか!!!」

行商人「やだぁ! 誰か……助けて!!!」


団長「…………」

聖騎士隊長「……言っただろう、情報の正否を確かめると。この場に、もう僕<やつがれ>の指揮権など残されてはおらぬでな」


団長「ッ!! 今助ける―――!!!!」


…………。


行商人(やだ…………死にたくないよ…………)

団長「貴様ァアアアアアアッ!!! そこをどけぇえええええええええ!!!!」

聖騎士「―――このガキ、誰からこんな…………ッ、しつけぇ!!」バキッ!!

団長「ガッ!? …………げほっ!!」

聖騎士「このっ! クズがっ! とっとと! くたばれっ!!」バキッバキッ!


団長「ぐぅぅぅ……ガァアアアアアア!!! 月光よ!!」

聖騎士「させるかよ!!」ザンッ!


団長「―――ッ!? アアアアアァアァアアアアアアアアア!!!!」

行商人(やだ、やだ! 血が……剣が刺さって……だめ、逝かないで……)


聖騎士「……もう良い、見せしめにこいつを殺してからテメェも後を追わしてやる!」ギリギリ

行商人(―――あっ!? ぐっ……う、うぐ、うぅ……あ、か、はっ……)


団長「や、やめろ…………うぐっ!?」ゲシッ!

聖騎士「ああ、ああ! 神よ、そちらに供物をささげます!! 今この時より、罪人に救済を与えるのです―――ッ」


聖騎士「アッハハハハハハハハハ―――ッ!!!!!」




行商人「ぁ…………」プラン


団長「は…………?」


団長「おい……おい! 嘘だろ!? 目を覚ませ―――」

聖騎士「あー? 次はお前だよぉ! 薄ら汚い、異教徒どもがよぉ!!!!」



団長「―――ッ!!!」



―――error



アンリ「…………ごきげんよう」ニッコリ


…………。
……………………。


アンリ「―――そのあとは私もあまり覚えてないというか……気付けば何もかもが終わった後だったわ」

無職「…………そんな過去が」

アンリ「この子、そんな話しなかったでしょ?」

無職「あ、ああ……初耳だよ、そんな過去があったなんて」

アンリ「この過去を乗り越えた―――」


アンリ「―――そんな気になってるからね。合理的解決も出来てないのに、抑圧だけして、記憶の中に封じ込めて」

アンリ「それで、不安定になった『殺害』の感触だけが、私を『殺意』として呼び覚ましたの。この子がぶっ倒れた原因は、それね」

無職「村の時は、違ったのか?」

アンリ「結果的には一緒なんだろうけど、どちらかというと、『生きたい』、『守りたい』って願望のほうが強かったから」

アンリ「その手っ取り早い方法が、殺害だっただけで」

無職「…………なるほどな」


アンリ「物語の終わりはこう。聖騎士隊は隊長を除き壊滅。村も、あの男とこの子を除いて全滅」

アンリ「心にぽっかりと穴をあけた彼女は、何度も何度も、事柄のすべてを私のせいにしようとして」

アンリ「思い出しては私を外に追い出したわ」

アンリ「私はこの子を守りたい。その方法が殺害としか知らなかった。だから殺した」

無職「…………」


アンリ「残酷なものね」

アンリ「私、今回はこの子の『幸福』だとか、『愛情』だとかとして出てきたんだろうけど」

アンリ「……この子は貴方が好き。私も貴方が好き」


無職「アンリ―――」

アンリ「でも私は罪人。手は血にまみれて、この体も借り物」



アンリ「貴方は私を愛さない。そうでしょ?」


無職(…………痛々しい、自嘲するような笑みだ)

無職(だがそれは違う。お前は……違う。殺人鬼は、自らの過去をそんな顔して話はしない)

無職(お前は殺人鬼ではないのだ)



無職「…………>>安価↓」(アンリの問いに対する答え。かっこいいこと言ってください)



アンリ「…………」

無職「お前は自分のために武器を振るったわけじゃない。今、生きている団長や行商人のために、お前は生まれたんだ。そして、殺したんだ」

無職「お前を咎めるやつはいないだろう」

アンリ「……そんなこと。ただの気休め―――」


無職「なぁ、行商人はなんて言ってたんだ?」

アンリ「!」

無職「恨みか? それとも、罵詈雑言? ……どうだった?」


アンリ「…………」

アンリ「―――…………って」


アンリ「ありがとうって、言われた」


アンリ「私自身が、こんがらがったみたいに、自分の罪をこの子のせいにしようとしても」

アンリ「私とは違って、受け入れてくれてた。私はこの子の、弱みだって」

無職「……あいつらしいな」

アンリ「殺して、笑って、楽しんでたのは……私―――」


無職「アンリ」ギュ


アンリ「…………え?」

無職「俺からも、礼を言わさせてくれ。行商人を助けてくれてありがとう」

無職「……生まれてくれて、ありがとう」

アンリ「ば、バカ言わないでよ……私は、望まれて生まれてきたわけじゃ―――」

無職「―――辛かったな」

アンリ「っ!」

無職「お前は異常じゃない。一人の女の子だ。お前の誕生が偶然で、恵まれたものではなかったのだとしても、俺はこの出会いに感謝したい」

無職「ざまぁみろ。お前は俺に望まれてんだ」

アンリ「でも! わ、私は、殺人鬼で―――」

無職「自分を下げるのはやめろ。それは免罪符にもならない。『普通』を怖がるなよ」

アンリ「…………ダメよ、そんなの。私は、罪を犯して、貴方には触れちゃいけないのよ」

無職「…………『お前は俺に触れてもいいんだ』」

アンリ「…………えっ?」

無職「そんな決まりごとはない。あったとしても俺が打ち砕く。……すぐに慣れろとは言わないが、行商人の言葉は素直に受け止めとけよ?」

アンリ「…………」


無職「大体な、人見知りは嫌いなやつに紅茶を淹れはしないんだ」ナデナデ


アンリ「…………ぁ」

無職「俺は最初からお前を受け入れてるつもりだったんだぜ? ……っておいおい! 泣くなよ!」

アンリ「ふふ―――どうするのよ、せっかくの紅茶が、しょっぱくなっちゃうわ」

無職「……じゃ、角砂糖でも―――」

アンリ「ダメよ」ギュ



アンリ「…………紅茶は良いから、ここにいて―――」


…………。
……………………。


行商人『―――む、むむむむむ……釈然としないっす!!』

アンリ『…………わかってるわよ。私は早々に引き上げるし、もうあの人と関わることも―――』

行商人『それっす!!!!!!』

行商人『その態度が気に食わないんすよ!!!!!!』

アンリ『……気に食わないって、あほなの? 私じゃなくて、貴方が彼を―――』

行商人『違うっす!!!』

アンリ『…………』


行商人『良いっすか? 商人の商売として、テンプレ的な商法があるっす!!』


行商人『【一粒で二度おいしい】っす!!!』


アンリ『は?』

行商人『別に無職さんがウチだけを見ていてほしいってことじゃないっす!! エルフっ子や……いろんな子が増えていくっす!!』

行商人『じゃあもう一人ぐらい痛くもかゆくもないっす!!! 舐めるなっすよ!!!!』

アンリ『あのね……私は貴女のもう一つの人格よ? 他のとはわけが違うの』

行商人『だから何なんすか!!』

アンリ『…………え?』

行商人『そんな寂しそうな顔をされて、はいそうですかと引き下がるわけにはいかないっす!!!!』

アンリ『!』


行商人『バカっすね! ウチにこの体の主導権を渡すなんて!! 引け腰アンリは引っ込んでろっす!!!』

アンリ『ちょ、ちょっと待って!! 私だって無職を―――』

行商人『やっぱりそうなんすね!! だったら、意地になってでも無職さんを振り向かせてみろっす!!!』


行商人『ウチは、アンリの幸せを願うっすから!!!』

行商人『でもウチが先に幸せになるっす―――!!!』


アンリ『…………こ、このまま退場できるかと思ったのに』


無職『―――お前は俺に触れてもいいんだ』


アンリ『……お馬鹿さん』キュ

アンリ『そんなこと言われたら、二度と手放せなくなるじゃない』


アンリ『ふふ、だいすきっ!』ギューーー



行商人『…………』ジー

アンリ『…………ぇ』


行商人『ふふっ……お、乙女っすね…………ふっ』

アンリ『んなぁっ!/// 見てたの!?』


行商人『これは手ごわいライバルが出来上がってしまったっすねー……』スイー



アンリ『ひ、卑怯よ! バカぁ―――!!!!!』


…………。
……………………。


学園長『―――決着がついたわ。私のとこに来て、彼らに終止符を打つのよ』


無職(むざむざ踏み込んでいった問題とは言え、収束していくのは嬉しいことだ)

無職(当事者ではない俺はただの第三者で関係はないが、傍観を決め込むこともあり得ない)


巫女「…………後輩くん」ギュ

図書委員「…………弟子くん」ギュ

無職(こいつらを救えるのだから。それ以上の理由も、それに勝る懸念もない)


無職「んじゃ、行くとしますかね―――」ギィ…



…………サブイベント『さらば人でなし』―――開幕

(あ、普通にミスってましたけど、学園長のセリフ『私』じゃなくて『アタシ』です。すみません)

…………。
……………………。


女「「「…………」」」


無職「―――遅れました、先生方」

学園長「ありがとう。三人はこちらに座ってくれるかしら?」

巫女「は……はいっ!」


無職(学園長、秘書さんに加えて、明らかに重鎮そうなおっさんが女衆を見つめるようにして椅子に腰かけていた)

無職(ふざけた空気はない。重苦しく、そして鋭い、怒りのような念が渦巻いていた)


女「…………」ギロッ

図書委員「っ!」ピクッ

無職(そりゃ、恨むような視線も向けてくるわな。だが―――)

無職(ここでの敗者はお前だ。終わるのも、罪を咎められ、贖罪させられ、そして永遠の追放を罪科として背負い続ける運命にあるのは、お前らなんだ)


秘書「貴女は、今の立場をご理解いただけないようですね」

教師「…………普通なら、すぐさま国に突き出すものを」

女「ふ、ふざけんな! 私らが何をしたって言うんだよ!! それに、こいつらはなんだ! 関係ないだろ!?」

学園長「事前に説明したはずよ。罪の釈明、それがそうなら、もう終わりにして差し上げましょうか?」

女「…………っ! こ、こんなことしていいの? 私らの家、上級国民だからぁ、お前たちなんかすぐ辞めさせられるんだよ!」

教師「分かっていただけないようだ。……確かに、今回は特例。貴女方のお家からのお言葉で、釈明の機会を与えている」

女「ハッ……ハハ! やっぱビビってんじゃん!!」

女「早く帰してくれない? 私らは暇じゃ―――」

学園長「―――勘違いするなよ、小娘」

女「! な、なにが…………」

学園長「誰が貴様らに『釈放』の機会を与えると言った? 『釈明』の機会だけだ。それに、これはアタシらなりの『温情』だということ、忘れるなよ」

女「温情? こうやって逃がさないようにすることが!?」


秘書「―――『罪が認められ、酌量の余地がないと判断された場合、今後一切の関係を絶つ』」

女「は?」

秘書「―――『処罰に関しては、オーバーロード様により裁定された法の下、ただの平民として平等に裁くこととする』」

女「な、何言って…………」

秘書「―――『我々は関与しない。咎人に血は必要ない。容赦も、遠慮も、必要ない』」


教師「お家のほうからはさっさと消してほしいと頼まれているんだ」

学園長「さっさと消える? それとも釈明をする?」

秘書「どちらにせよ、クリスタルという証拠がある以上処罰は免れませんが…………」

学園長「牢屋の中での対応が変わってくるんじゃない? ほら、言ってみなさいよ」


女「「「…………」」」タジ…


無職(…………カンカンに怒ってらっしゃる。同情もできないし、どちらかというと清々しいものだが)

巫女「…………」

図書委員「…………」

無職(償ってもらうぞ。みんなが受けた痛みを、罪として)



無職(あの女たちの罪状は…………)


(これまで犯してきた犯罪は、一体どんなのがあった? どうやら一週間のうちに調べ尽くしていたらしい)

(女の犯した犯罪…………>>安価↓1~3 複数化。例:薬物乱用、暴行など)



秘書「―――以上が現在貴女方に課せられている罪状です。いかがですか? 釈明があるのなら、どうぞ」

無職(想像以上だな。大罪人じゃないか)

女「あ、あるに決まってんだろ! わ、私らがしたって証拠はあるのかよ!」

学園長「あるわ。お家のほうにも協力を仰いでね、貴女方の薄汚れた部分がわんさかと出てきたわ」

教師「もちろん、それが真実であることは立証済みだ」

秘書「被害者の方にも証言をいただいております。その上…………」

無職(クリスタル?)


女『…………じゃあ、これが前金を差し引いた分の報酬』

女『いっつも良いヤク売ってくれてありがとねーってな!』


売り手『…………』


女「なっ……昨日の…………」

女「ばっ、お前!」

教師「こんな単純なおとり捜査に引っかかって、重要な証拠をわざわざ提供してくれるとはね」

学園長「…………あら? どうしたのかしら? もう声が聞こえないわね?」


女「「「…………っ」」」


学園長「貴女たち、随分とやんちゃしてくれたそうじゃない? それも、亜人差別に加担して」


女「ハ、ハハ……良いよ、この際だから言ってやるよ!! 亜人はなぁ!! 人間様より下等な生物なんだよ!!」

女「黙っておっさんに腰振って金を提供しときゃいいだけの『ゴミ』!!」

女「なぁ!! 獣臭い、メス犬がぁ!!! お前もそうなりゃ良かったのになぁ!!!」


図書委員「っ…………」ピクッ

巫女「図書委員ちゃん……」


無職「クハハ…………笑わせてくれるなよ」

女「あぁ? ……んだよ」


無職「ゴミだのなんだのと……良くそんなことが言えたものだ」

女「はぁ? 実際そうなんだから―――」


無職「お前らが言えたことか?」



女「…………あ?」


…………。
……………………。


無職『―――なぁ、単純に気になったことなんだが、どうして反抗しないんだ?』

無職『師匠は……その、強いだろ? あの力があれば、いじめられることなんてなかったんじゃないのか?』

図書委員『…………うん。その通りだよ』

巫女『なら、どうして?』

図書委員『…………私以外の、みんなも、いじめられてるって、もう知ってるよね?』

無職『あ、ああ……』

図書委員『私、自分の力が、嫌いなの……』

図書委員『少し、昔の話……だけど、私の力が原因で、やらかしちゃって……こういう運命も、仕方ないのかな、って思ったり……』

巫女『…………』

図書委員『でも、でもね? 何度か、やめてって言った、ことがあるの』

図書委員『……そしたら、次の日に、別の女の子が来て……』


図書委員『『しわ寄せで私が被害を被った』って……すごい、冷たい目で……言われて……』

無職『…………』

図書委員『怖、かった……私のせいだ、って何度も、何度も、言われて』

図書委員『先生に相談しようとしても、怖くて』

巫女『図書委員ちゃん……』

図書委員『じゃあ……私がいじめられれば、その分だけ、他の子も楽になるのかな、って思った、り』

無職『視野狭窄に陥ったわけか』

図書委員『うん。先生だけじゃなくて、こんな近くに、頼れる子が、居たのにね……』


図書委員『それに……心の底で、信じてたのかも、しれない……』

巫女『信じて?』

図書委員『もしかしたら、何か理由があるのかな、とか』

図書委員『早く、普通に笑えたら良いのにな、とか』


図書委員『辛そう、だったの。心の中身を、全部吐き出せば……やめてくれるのかな、なんて』

無職『だから耐えてたのか? ……師匠が、傷つくだけだろう……』

図書委員『だから、これで、全部終わりにする』




図書委員『私は、みんなを、今度こそ、助けたい―――』


…………。
……………………。


無職「―――お前たちは、すでに人間性で負けてるんだよ」

女「…………」

無職「お前らの、その所業に走った理由なんぞ気にもなりはしないが、どうせ碌でもないことだとは予想がつく」


学園長「……『上級国民』だなんて、自らを縛り付ける枷の名前を、自分から口にしたものね」

教師「大方、貴族としての重責に耐えられず、というところか」


女「し、知ったような口きいてんじゃねぇよ!!」

女「お前らに私の、何がわかるんだよ!!!」

学園長「ふぅん? なら教えてもらいましょうか?」

女「…………ぁ?」

学園長「貴女が貴女自身のことを網羅しているというのなら、納得できるように、話してみなさいよ」

学園長「こんな行為に及んだ理由を。馬鹿な真似をした、訳を」

女「…………」

秘書「分からないでしょうね。ただ感情に流されて生きてきただけでしょうから」


秘書「貴女方の行為は許されざる行為です。一時の流れに身を任せ、一般人まで巻き込む結果になりました」

女「いや、いや…………おい、待てよ!」

秘書「我が国の法に則り、後日裁判所にて裁判が開かれます」

女「ふ、ふざけないで! わ、私は違う! こいつらに脅されただけで!」

秘書「最低ラインの罰で国外追放。貴族の縁を切られたみたいですから、最高刑もありえますね」

女「…………冗談」ヒクッ

秘書「もう、貴女方は成人なのです。せいぜい、余生を後悔しながら生きてください」


騎士「「「―――貴様らを確保する!!」」」バァン!!


女「なっ―――!!」

女「や、やめろ! 離せっ、このっ!!!」

女「こ、殺す!! 絶対に殺す―――ッ!?」


秘書「殺す? ふふ、面白いですね。どこか痛めているのですか? 脳ですか? 心ですか? 回復は意味をなさないでしょうから……修復魔法でどうにかして差し上げましょうか?」ゾッ

女「ひっ…………ぁ…………」ガクガク

秘書「良かったですね、ここが学園で」


秘書「せめて人扱いされるだけ、マシだと分かってください」ニッコリ

学園長「…………もう、会うことはないでしょうけど」

教師「悲しいな……被害者がいるということが。まぁ、きっと、君たちは人としては生きていけるのだろう、安心してくれて構わない」

教師「それが普通であるかはともかくとして、ではあるが」


女「ぐ、ぅぅ! ふざけんな! クソ、て、テメェ! どうしてくれるんだ!! この、ふざけやがって!!」ジタバタ



無職「…………>>安価↓」(もがく女に対して、一言。かっこいいこと言ってください)





女「な……に……?」

無職「…………終わりの時間だ。最後にプレゼントをくれてやる」

無職「罪を償うっていうなら、手っ取り早い方法だろう」

女「あ?」


無職「『お前らが行ったすべての悪事が、夢の中で帰ってくる』」


騎士「―――ご協力、感謝します!!」


無職「じゃあな、良い夢を」


女「や、やめろ!! わ、私は…………クソッ! 離せよ!!」


図書委員「…………」


女「そ、そんな目で私を見るなぁ!!! く、クソがァアアアアアア―――」バタン



無職(扉が、閉ざされた―――)



巫女「お……終わった、の?」

無職「…………みたいだな」

図書委員「…………これで、良かったの、かな……」

無職「ああ。お前たちは、もう悲しまないはずだ。これで、良かったんだ」ナデナデ


学園長「感謝するわ。貴方たちの報告がなかったら、犯罪者が学園に野放しにされてたと思うと」

教師「ゾッとしませんなぁ……しかし、そうならなかったのですから、良かったではないですか?」

秘書「いいえ、教頭先生。これから、今回の被害者のサポートに回らなくてはいけません。各関係者の家々に事情を説明しに行く仕事も残っていますよ」

教師改め教頭「それぐらい、苦でもないさ」


秘書「無職さん。お二人も……ありがとうございました」

学園長「…………本当に、ありがとう」

教頭「私からも、ありがとう」


無職「……いんや、俺じゃない」

秘書「?」

無職「お礼を言われるべきなのは、この二人だよ」ギュ

巫女「わ、わっ!?」
図書委員「で、弟子くん?」

無職「俺はただ美味しいところを奪っていっただけで、この二人なしにはいじめを見つけることすらできなかったと思う」

無職「優しい奴らだからさ。この二人にお礼を言ってくれ」


巫女「…………///」ギュ
図書委員「…………///」ギュー


学園長「あんらまぁ! 私のお気にが女の子持ちだったなん―――ぶえっ!」

秘書「空気を読んで自重してください薄汚れた性別の残りカス」

学園長「なにその呪文のような罵倒は!? んもう! いいお尻してたのにぃ!!」キー!


教頭「わ、私というものがありながら…………///」


無職「!?」



…………。
……………………。



巫女「ありがとうね、後輩くん」ギュー

図書委員「私からも、本当に、ありがと、ね?」ギュー


無職「いや、それは良いんだが……離してはくれないのか―――ぐえっ」

巫女「ダメ! 私の気が済むまで抱かせて!」

無職(それはそれで文言が怪しいよ!?)

図書委員「私だって……ずっと、抱き着いてたいんだもん……」

無職(あのですね力が強いというかこれ頸動脈に丁度フィットしてあ天国が見え―――)


無職「…………」


無職「」チーン




…………サブイベント『さらば人でなし』をクリアしました!

…………サブイベント『両手に華』が追加されました!
自由行動ターンイベント選択時にお選びください



…………。
……………………。


保健委員「…………」

保健委員「関われば、傷つくだけだっていうのに、バカな奴」


『―――えへへ! やっぱり████くんは優しいんだね!』ピョコピョコ


保健委員「ハァ……獣くせぇのは、嫌いなんだけどな…………」


「ボ、ボス! 言われた通り、あの過激派に支援してた女の罪の証拠となってたクリスタル、全部国のほうに渡してきやした!!」

「で、でも……あれ、なんか意味あんのか? 確かに、亜人をいじめるなんてつまらないものだったけど」


保健委員「良いか、俺たち『キーシース団』はこっすいことはしない。やるならド派手に、そして圧倒的に、だ!」

保健委員「あの女どものやってたことはただの自己満足! 自分の鬱憤を晴らすことを、差別とは言わないだろう!」

保健委員「そんな奴はここにはいらない! 奴ら過激派もだ!!」


「それもそっすねぇ……やっぱボスこそナンバーワンっすわ!!」


保健委員「別に亜人と接するなというわけではないが、接するなら堂々と! 舐められるような態度はとるな! いいな!」


「「「了解、ボス!!」」」


『―――売られたくなければ、プロパガンダでも作って青春ごっこを楽しんでな』


保健委員「―――必ず、エリケッシュを落とす」


…………。
……………………。


裁判官「…………情状酌量の余地はなし。よって判決は―――」


(女たちの罰はどんなものになった? …………>>安価↓ 例:終身刑、国外追放)



―――今も聞こえてくるだろう

―――夢の中で、悲鳴にも似た、喘ぎ声が。狂った嬌声が

―――咎人は、永遠の罪科を背負っている

―――そこに救いはない。だが希望を見出せば……いや、無理な話だ

―――元より彼女らは、そうなる運命だったのだから

―――彼女たちは起きぬ。それが結末だ



演劇部「―――ふむ? これは予想外ですね」

演劇部「やはり、異世界人……これほどまでの呪いを、どうやって?」


演劇部「まあ良いでしょう。今は貴方たちに、安らぎと、安寧と、安穏を」キィィイイイン


演劇部「『物語の終焉』…………アハハ! やはり結末は美しい! 終わりこそが物語の美!」


演劇部「…………接触を測ってみましょうか、ええ―――」ニッコリ


(あ、深夜ぐらいにキャラ安価を募集します。十五人ぐらい)


…………。
……………………。


無職「ふぁぁ……昨日はいろいろありすぎたな」

無職(とりあえずあの二人は部屋で休んでるそうな。無理もない。先輩なんか、かなり思い詰めていたしな)

無職(師匠も師匠で緊張が解けたのか、学長室を一歩出てから眠ったように気を失ってしまった)

無職(おっぱいでかかった)


無職(さてま、例のごとく行商人はいないし、今日はどうするか)



自由行動ターンイベント選択…………>>安価↓1~3(多数決か、高コンマ。割れたらコンマ判定)



1 …………美化委員&委員長『騎士の円満』

2 …………???(固定キャラ)&生徒会長『Sランクなメイドさん』

3 …………シスター&受付『新たなお友達』

4 …………薬師『薬師の治りょ…………恥辱?』※R

5 …………吟遊詩人『夕日が見える一番きれいなとこ』

6 …………巫女&図書委員『両手に華』

7 …………ケルセニスをぶらりと回るか



…………※Rとは? R-18イベントのことです
7の選択肢は、いつも通りの自由行動になります(誰かを誘ったりもできますが)

1

>>383を選択します)

…………。
……………………。


無職(―――相変わらず、ここの時計塔は壮観だな)


委員長「…………あ! 無職さんですの!」

美化委員「無職さん! ふふ、待たせてしまいましたか?」

無職「ん、いや、今来たところだ。……って、なんか妙に嬉しそうだな?」

美化委員「そ、そうですか? ……久しぶりにこの子とお茶が飲めるから、でしょうか」

委員長「…………私も、お姉さまと紅茶が飲めるなら、それほどうれしいことはありませんわ!」



無職「クハハ。じゃあ俺は一番の幸せ者なのかもな―――?」



…………サブイベント『騎士の円満』―――開幕


…………。
……………………。


委員長「―――わ、わぁ! すごいですわ! きれいですわー!」ピョンピョン

無職「こらこら、あんま乗り出すな。……まあ確かに、今日はまた一段と見晴らしが良い」

美化委員「晴天ですね……良かったです! ここから見える景色は、こんな風に美しくないと、ですね!」ギュ

無職「お……おお…………」

無職(なんか今日テンション高いな? 俺の手を握って離さないし……これ以上学園の男から敵視されるのは勘弁よ?)

委員長「お姉さまが『幸せ』っていうのもわかる気がしますわ!」

美化委員「ふふ……気に入ってもらえたようで、何よりです! 何より―――」


美化委員「無職さんとの初めての場所ですから!」


無職(ん?)

委員長「は、はじ……初め、て……え、ええ!?///」

委員長「む、無職さん! も、ももももしかして、『あおかん』ってやつですの―――!?」

無職「ちっ! 違う! …………美化委員も言い方ァ!! というか何とか言って―――」


美化委員「? 『あおかん』って、なんですか?」


無職「…………あぁ」

委員長「…………えっと、ですの…………」


無職(ちょっとあの委員長さぁぁああん! お宅の性知識はどうなってるんですかぁぁああ!)

委員長(ひゃっ! み、耳元で急に話しかけてこないでですの! そ、それに、せ、性とか……破廉恥ですわよ!)

無職(うっさいわぁ! 青姦の単語を知ってる時点で破廉恥もクソもあるかい!!)


美化委員「…………?」


無職(見ろ!! あの純情そうな顔! ってかなんでお前知ってるの!?)

委員長(え!)ピクッ


委員長(えっと……その…………行商人さんの、本から……)


無職(あいつかぁああああああああああああああああ!!!!!)



無職(……とは言えだ、確かにこのいかにも淑女って感じの美化委員に変な知識を植え付けるのは少々憚られるが……)

無職(このままじゃ、いつしか恥をかきそうなのもまた事実)


無職(…………反応が見たいだけかな)


無職(…………)



(…………話す? 話すなら、どうやって教える? お茶を濁すことにもなりそうではあるが、さて…………>>安価↓)



無職(…………いや、やめておくか。性知識はあるんだろう、だが単語となるとそりゃマイナーなものになってくる)

無職(知ってるのは一部だけで良いんだ)

委員長「…………」

無職(いやまああの身内のことはほんとごめん)



委員長「じゃあお菓子とか準備しておくですのー!」タッタッタッ…



美化委員「ふふ……残念です」

無職「ん? 何がだ? あんな嬉しそうな顔してたのに」

美化委員「いえ―――」


美化委員「…………顔を赤く染めて、意味を教えてくれるものだとばかり」


無職「…………え」

美化委員「でもまあ……無職さんですら教えてくれないとは思いませんでしたよ?」クスクス

美化委員「パンチが……足りませんでしたか?」


無職「まさか―――知ってて!」

美化委員「貴族層の人々は、幼少期から意中の方の落とし方を教わります」ギュ

無職(手を絡ませて…………ってちかぁい!!!)

美化委員「あんな手や…………こんな手だって使いますのよ?」


無職「な、なんかキャラが違うじゃん……!? 本当にどうしたんだ、急に……!」


美化委員「…………鈍感ですね」プク

無職「へ」


委員長「―――無職さん! お姉さま! どうなさったんですのー!?」


美化委員「……行きましょうか。今日持ってきたのは、私の一番好きなお茶なんです!」スッ


無職「あ、ああ……」


美化委員「そうそう…………『あおかん』の意味でしたか? ええ、もちろん、知ってますよ」クルッ


無職「…………」


無職(……お淑やかって思ってたけど、現実は結構違―――)




美化委員「―――お外で接吻することですよね!」



無職「…………」


無職「うんそーだよ!!!!!!!!」



無職(クハハ、やっぱお淑やかだったわ。…………妹の方は、手遅れみたいだけど―――)


…………。
……………………。


無職「―――文化研究部ってのは、どうだ? 今は楽しいか?」

委員長「はいですわ! 部員の皆さんは優しい方ばかりですの!」

無職「そっかそっか。楽しそうにやれてるなら良かったよ」ナデナデ

美化委員「この前の一件、あれからもう変に付きまとう方々はいなくなりました。ありがとうございます、無職さん」

無職「あ、あー……いや、あれは、なんというか……ごめん、というかだな?」


無職「身の程をわきまえずというか、変なセリフを口走っちまっただろ?」


美化委員「っ!」ピクッ

委員長「あれはすごかったですわねー……。『美化委員を怖がらせる奴らは俺が許さない』ってー……お姉さま?」

美化委員「…………///」モジモジ

無職「悶えてる……? ハッ! 俺のセリフがそこまで黒歴史だというのか!!」


美化委員「そ、そんなこと……ありません!」

委員長「そうですわ! かっこよかったですのよ!」

無職「……素直に褒められると、それはそれで恥ずかしいんだが」

無職「ま、良かったよ。またあんな震えられちゃ困るしな」


美化委員「その時は頼りにしていますっ!」ニコッ



無職「…………勘弁してくれ―――」


…………。
……………………。


美化委員「―――無職さん、紅茶を飲み終わりましたら、街の方に出てみませんか?」

無職「街に?」

委員長「いろんなとこを案内したいですし、一緒に回りたいのですわ」

美化委員「Wデート、というものかは分かりませんが……どうでしょうか?」

無職(Wは男もう一人込みだ!)

無職「……ま、構わないよ。今日一番の幸せ者は俺だからな」

委員長「嬉しいですの?」

無職「ああ、これ以上ないぐらいに、な」ナデナデ

美化委員「本当ですか!? ……ふふ、なんだかとっても嬉しいですっ!」

無職「!」ドキッ


無職「そ、そうか……とりあえず、まだここから離れることはできなさそうだがな」

美化委員「じゃあ、もう少しだけ……急がずに、紅茶を楽しみましょうか」

委員長「時間も、話したいことも聞きたいことも一杯あるのですわ!」



無職「分かったから、落ち着け。んで、何から聞きたいんだ―――?」


(中途半端ですけど一旦ここで切ります。次回は街デートから)

(お読みくださりありがとうございます。感想や要望等、ありましたならお書き下さると幸いです)


(それと、キャラの数をもっと増やす、かもしれないので、安価を募集します)

(すでに募集してあるものについてはそのまま。新規のキャラをお願いします)

(質問等受け付けていますので、良く分からない点がございましたらお書きください)

(では、おやすみなさい)



【キャラ安価 …………>>安価↓1~15 埋まり切らなくても次の更新に入ったらそこで締め切ります】



【性別】


【身長】
【体重】
【肉体的特徴】
【オモテのカオ(性格)】
【ウラのカオ(素)】
【能力】

【種族】

亜人か否か  【純血 ハーフ クォーター ワンエイス】…………前スレ>>55参照

お好みでどんなストーリー、過去があったか―など書いても大丈夫です!(というか書いて!!!!)

あと『これこれこーだからこう書いて』とかも大丈夫です(限度はありますが)



(出来るだけ被らないようにお願いいたします。また、すべてを採用できるわけではありませんのでご了承を)

(バランスブレイカー、荒れる原因となるものはお控えください。また連取りも、人がいない状態で30分以上更新されなかった場合を除きお止めください)


教師枠とかも投下していい?(といいつつ投下する)

【性別】女
【身長】183cm
【体重】68kg
【肉体的特徴】豊満でやや垂れ下g…もとい、しなやかな胸の持ち主
毛先にいくにつれてオレンジ色になる金髪のグラデーションボブ
フリフリで桃色な甘ロリ系に改造したスカートスーツを着ている
【オモテのカオ(性格)】(自称)キューティーでキャピキャピ系女子☆
最新流行はあまさずチェックしちゃうナウでヤングなギャル★
【ウラのカオ(素)】思慮深いバリキャリでありながら人一倍寂しがりな性格
ダメ男を愛しちゃうタイプの尽くす女
【能力】あらゆるものを同時に見逃さない千里眼
あらゆるものを同時に聞き漏らさない地獄耳

【種族】人間

とてもメルヘンな言葉で話す(かなりキツイ)三十路の教師(兼書記)
一人称はたとえ公的な場であろうと基本自分の名前だが素に戻ると「私」になる
若かりし頃はその稀代の聡明さと能力を以って戦線で活躍していた地味な見た目の軍師であったが
あることを境に戦線から退き、今に至る
生涯付き添ってくれる結婚相手募集中

乙です
以前のキャラ募集で>>114を出した者ですが、そのままということはこれからの本編でまだ採用される可能性はあるのでしょうか?


【性別】 女

【身長】 129
【体重】 45
【肉体的特徴】 ザ・筋肉と言わんばかりの筋肉ダルマ
【オモテのカオ(性格)】 処女こじらせた暴走漢女
【ウラのカオ(素)】 何かを演じる余裕などない。常に目先のことに全力で二つ以上の事を同時にはできない
【能力】 ドワーフの基本的な能力・長年鍛え上げた筋肉

【種族】 ドワーフ

男家系・鉱山夫みたいなドワーフ達に囲まれて育ったため女としての常識や羞恥心が無かったが、山を出た際に男女の違いを知って世界が変わった。
性知識は土壌がない中に上級者向けのモノをぶち込んだせいでおかしなことになっている、愛も恋も知らないが男女の関係がどう発展するかは理解した
つもり。最初に手にしたモノが寝取りモノだったせいで恋愛は人の男を奪う所から始まるという盛大な勘違いをしている。正すのは誰だ?
鍛えすぎた体とドワーフの系統のせいで見た目では女とは思えない、胸もおっぱいと言うより大胸筋

【性別】女
【身長】185cm
【体重】不明
【肉体的特徴】黒髪の紫目の美人の女性。眼鏡を掛けていてきっちりとしたスーツ姿
とても真面目そうな見た目で中々のナイスボディの持ち主
【オモテのカオ(性格)】見た目通りにまじめな性格。なんでもそつにこなす
基本的に厳しい性格(校則や貞操観念など)でもあり、一部の生徒や先生から恐れられていたり、距離を置かれている
(別の一部からは怒られたいという勢も)
ただし、授業をーは真面目でわかりやすく、わからない所はきちんと教えたりするなど単に厳しい性格でもないようで従われている場面もある
【ウラのカオ(素)】実は寂しがり屋。もっと生徒や教師と仲良くしたいのにすでにあるキャラのせいでうまくいかない
オモテのカオの真面目な所とは裏腹に内心はかなり軽い。妄想が激しかったり、軽率な考えが浮かぶ(オモテのカオのおかげで抑止されるが)
ちなみにノンケで彼氏が欲しいが中々できなくって悲しみに明け暮れる
【能力】変身能力や幻術能力
特殊な能力なしで身体能力は高く、真の姿を見せなくても怪力でバトルも強い
真の姿は完全に蛇女で相手によっては食べてしまう(物理的or性的に)

【種族】ラミア

変身能力で普段は人間の姿をしているが本当はラミアの一人
百年ぐらい前は普通にラミアとして生活していたが、人間の方が好きで人間と同じ生活をして恋をしたかったために今のようになっている
(ラミアとバレたくないのでバレそうになったら場所や職場を転々としている)
昔、親友だった友達が実はレズで、そのせいで同性愛がトラウマになっている(元々ノンケだったのもあるが)
ちなみに今の学校でのキャラは失敗だったと今でも後悔している。
ちなみにお酒には弱く酔っぱらうとグチが出て、今のキャラのことや生徒とかよくなりたいことや男が欲しいことを愚痴る

>>398の補足
「本当の姿の時は眼鏡をはずす。そもそも眼鏡は伊達でファッション」
「署名には30代の教師と書かれている(科目は>>1に任します)」
「内心はかなりの乙女でミッハー。表の顔とは真逆といっていいレベル」
「彼女を好いている生徒も少なくない」

【性別】女
【身長】145cm
【体重】40㎏
【肉体的特徴】青白い肌に灰色がかった白髪のゴスロリ服着用、手には不気味な人形を持っている 
【オモテのカオ(性格)】無口で根暗、常にどんよりとしたオーラを放っている
【ウラのカオ(素)】 自分から話しかけないだけで、意外と気さくでノリがいい
【能力】幽霊と会話できる・人形に幽霊の魂を埋め込める
【種族】人間?ゾンビ?
幽霊を視認し交流できる能力を持った少女。
生まれる直前に母親が流産し一度死亡認定されるが、その後奇跡的に息を吹き返し生還した過去を持っている。

人形は一見同じに見えるが複数存在し、日替わりで違う人形を持ち歩いている。
彼女と幽霊の互いの合意があって初めて人形の中に幽霊の魂を入れられる。幽霊の魂が入った人形は戦闘時には人間台のサイズにまで変化し、幽霊の生前の能力を使って戦う

行商人の支援絵をば貼らせて頂く
おおまかな特徴だけしか書かれてなかったのでイメージ通りでなかったら申し訳ない
https://imgur.com/a/EVdc9B9

【スマホからにつき酉も合ってるか不明ですけどご了承を】


>>396あります。乙ありがとうございます

>>401うわあああああああしゅごいいいいいいい
素敵な支援絵ありがとうございます!!
本当にありがとうございます!!!!!


(あ、キャラ安価に関することなんですが、学園以外での登場キャラを追加していこうと考えています)

(騎士だとか魔法使いとかの方がありがたいかも?)

(大領主の招集した英雄たちの安価みたいなものだとお考えください)

(もちろん学園関係者も採用していきます)


(ということで【>>再安価1~10】)


【性別】 女


【身長】 148cm
【体重】 48kg
【肉体的特徴】 角が生えている。黒髪で、身体中に赤色の紋様が浮かび上がっている
【オモテのカオ(性格)】 物事を広い範囲から捉えることが出来、また冷静に考えることが出来る。ちょっと嗜虐趣味
【ウラのカオ(素)】 ヤンデレ(依存気味)
【能力】 召喚魔法。今まで倒してきた魔物や人間を、完全な支配下にして召喚する

【種族】 鬼人


魔の国で生まれ育ち、しかし孤児だったために孤児院で育った。親の顔も愛情も知らないため、愛情表現の仕方が少々過激
一人称は『あて』で語尾は『~やぇ』などと間延びしたような妖艶なものとなっている
来ている着物はいつもはだけさせて、周りの男達を困らせる。でも好きな人以外には最後まで見せない
酒豪。ことある事に無職に酒を飲み交わせと誘ってくる

好きな人に対しては恥ずかしがり屋で、裏の顔に目をつぶれば普通の女の子


…みたいな感じで

【性別】女

【身長】187
【体重】60
【肉体的特徴】赤毛のボサボサ気味の長髪、眼帯を着用、服装はラフ
【オモテのカオ(性格)】豪快で姉御肌な性格
【ウラのカオ(素)】基本的にオモテと変わらないが、意外と頭が切れ女子力も高い
【能力】圧倒的な身体能力と怪力を持つパワーファイター、武器は大槌だったり大斧だったり
【種族】人間?
宗教大国出身 子供の頃より同年代の男の子どころか大人すら倒せる力を発揮しガキ大将のポジションにいたが、
母親が亜人と不倫した末に生まれた子だと疑いをかけられ軍が動き出す事態にまで発展、母親と商業国に亡命することになった
母親亡き後は、傭兵稼業で生計を稼ぎながら名をあげる

大領主の招集した英雄たちの安価をということなのでそれに合ったキャラを

【性別】男

【身長】198cm
【体重】113kg
【肉体的特徴】髭面のナイスオッサン、片目が髪で覆われている
主に身体の前面に古傷がいくつか残っている
【オモテのカオ(性格)】人間関係は至ってラフ、人類皆お友達
【ウラのカオ(素)】護るべき者たちの為に闘う武人
【能力】魔法やそれに準ずる能力をすべて無効化する
ただし、自分に対する回復魔法やバフ魔法なども無効化してしまう
身の丈ほどもある大剣を片手で扱う

【種族】人間

『魔殺し』の異名を持つ英雄の騎士
現在はコルミス東部の騎士団の団長を務めている
応急処置や回復アイテムについての知識がピカイチ

えいゆうわくです、よろしくおねがいします


(とりあえず再開……の前に、少しだけ時間が開きますので、確認だけ)

(残り四人まで大丈夫ですけど、このまま再開してしまっても良いですかね?)

(では少々お待ちを。街デートからです)

(それでは再開いたします)


…………。
……………………。


無職「―――手を繋ぐのは当たり前のことなのか……?」

無職(あのお茶会を終えた俺たちは時計塔を降り、街の方へと出て来ていた)

無職(しかしまあなんとも人の視線を集める。俺ではなく、この両隣、俺の手を握って離さない、美少女二人が)


委員長「なんだか不思議な感じですわ!」ギュー

美化委員「街がいつもよりきれいに見えます!」ギュー


無職(…………もう、慣れたことか)


無職(さて? 彼女たちは案内すると言っていたが、回る場所は俺が決めていいと言われた)

無職(…………どこから、回る?)




…………>>安価↓  体力消費なし。時間はたっぷりとある


1 大通りを歩いてみよう

2 屋台を回ってみよう

3 行商人たちの開いている市場に行ってみよう(安価で売ってる商品を募集します)

4 『商会』にでも行ってみるか

5 『鍛冶屋』にでも行ってみるか(ミニイベント『鍛冶屋に行ってみよう』発生中&『武器作成・鋳造』のチュートリアル発生)
 
6 『武具屋』にでも行ってみるか(新規キャラ&『装備』のチュートリアル発生)

7 『薬屋』にでも行ってみるか

8 『冒険者ギルド』にでも行ってみるか (冒険等選択不可。依頼を出す、または出ている依頼の確認だけが可能)

9  宝石商がオープンした(ミニイベント『貴女様の宝石』発生中&『プレゼント』チュートリアル発生)

10 その他『書き込み』にでも行ってみるか(なんかあるかも)



『街外れの廃教会』選択不可。条件不一致【無職、あるいは無職と女神のみ】



無職(見知った顔がちらほら見える。もしかしたら知り合いと遭遇するかもな)


…………。
……………………。


「いらっしゃい―――!!! 今ならなんと―――!!!」
「こっちにも来ておくれよ旅のお方―――!!!」
「お、どうだそこの優男!! これもおまけするからよ―――!!!」


無職「―――学園を出たところがこれだもんなぁ……あー、喧騒が、すさまじい」

委員長「仕方ありませんわよ。ここはそういう国ですのよ?」

美化委員「私たちからすれば、とても喜ばしいことですけどね」

無職「ああ……一族が、昔からこの国に貢献していたんだったな? そりゃ、国の成長が目まぐるしいのもうれしいわけだ」


委員長「…………私は、これからもこの国の行く末を見守っていきたいですわ」

美化委員「それが、私たち『騎士の一族』の宿命なのです。この国の……守護者たる、高潔なる騎士であるが為」


美化委員「―――ですから、そんな二人をこうやって独り占めにしちゃうのは……贅沢なんですよ?」ギュ

委員長「……ふふ、無職さんは欲張りですわ」ギュ


無職「…………どの口が言うんだか」

無職(そういうのは、この手を離してから言ってくれ……)


無職「……ま、今日ぐらいは『普通の女の子』でいたってバチは当たらんだろ」

美化委員「え……?」

無職「役割ってのは純粋に尊敬できるほどすごいものではあるが、こんな時にまで持ち込んじゃ、堅苦しいまま終わっちまうぜ?」

無職「今日は無礼講みたいなものだ。一歩引いて国を見るよりは、国民と同じ目線で街を回った方が良いに決まってるだろ?」


美化委員「…………無職さん」

委員長「! …………それもそうですわね!」



無職「よし! それじゃあまずあの店からだ―――!!!!」



…………。
……………………。


委員長「―――かわいいお洋服をいっぱい買ってしまいましたわ……」

美化委員「こ、こういう服は買ったことがなかったです……」

無職「いや、何も無理してまで買うことはなかったんだぞ?」


委員長「いえ、無職さんが似合うと言ってくれましたのですから!」
美化委員「む、無職さんに似合うって言ってもらえましたから!」


無職「あ、はい」

無職(確かに似合ってたは似合ってたが……大丈夫? 俺全部かわいいって言った気がするよ? なんでも似合うって言ったような気もするよ?)


無職(……それだけ彼女たちのポテンシャルが高いんだと、そう思おう…………って)

無職「―――ん?」


???「…………!」



(二人と大通りを歩いていたら、知り合いがこっちに気づいて歩いてきた。誰? …………>>安価↓ 既存キャラ、ケルセニスにいる者のみ)




無職「ああ、牛人か…………」

牛人「その反応はなんだ!? ……ってか無職くん、君は女の子をとっかえひっかえしてないかい?」

無職「誤解だ誤解。というかそんな関係を持った異性は俺にはいねぇよ」


美化委員「! 牛人さんですか、ご機嫌麗しゅう存じます」ペコリ

牛人「おお、これはこれは美化委員さん。……ええ、そちらこそ。今日はお日柄も良く……ご機嫌も良くお見えしますが」

美化委員「……やっぱり、分かっちゃいますよね」

牛人「貴女のそのような顔は見たことがありませんからなぁ……これも、無職くんのおかげですかぃ?」

美化委員「…………秘密です」クスッ

牛人「ふははは! こりゃ手厳しい。……そちらは、妹さんで?」

美化委員「ふふ、そうです。私の自慢の妹ですよ」


委員長「! 思い出しましたわ、Cブロックの方ですの! 初めましてですわ! 私は『委員長』って言いますのよ!」

牛人「こちらも無職くんにべったりですか……お初にお目にかかります、俺は『牛人』って言いますんでね」

委員長「試験の時、見させてもらいましたの! すごかったですわ!」

牛人「いや…………一応惨敗だったからね?」


無職(誰この紳士)

無職「お前は……これから寮に戻るのか?」


牛人「ん、ああ! そうだった! 先生に呼ばれてたんだった!!」ダッ!


牛人「それじゃあな! 騎士のお二方も、末永くお幸せに―――!!」タッタッタッ…


美化委員「…………///」ギュ
委員長「…………///」ギュ


無職(最後に爆弾投下していくんじゃねぇ!!!!)


美化委員「無職さんも、お幸せ、ですよね……?」



無職「ああ……幸せすぎて目ん玉飛び出そうだよ―――」ギュ


…………。
……………………。


無職(ある程度買い物を済ませて……さてじゃあ次はどこに行こう?)

無職(…………心なしか、俺の手を握る力が強くなってる上、熱を持っているような気がする)


無職(まあ、気にしないことにした)




…………>>安価↓ 日が真上にまで差し掛かっている


1  屋台を回ってみよう

2  行商人たちの開いている市場に行ってみよう(安価で売ってる商品を募集します)

3 『商会』にでも行ってみるか

4 『鍛冶屋』にでも行ってみるか(ミニイベント『鍛冶屋に行ってみよう』発生中&『武器作成・鋳造』のチュートリアル発生)
 
5 『武具屋』にでも行ってみるか(新規キャラ&『装備』のチュートリアル発生)

6 『薬屋』にでも行ってみるか

7 『冒険者ギルド』にでも行ってみるか (冒険等選択不可。依頼を出す、または出ている依頼の確認だけが可能)

8  露商がオープンしたアクセサリー屋に行ってみるか(ミニイベント『宝石商の微笑み』発生中&『プレゼント』チュートリアル発生)

9  その他『書き込み』にでも行ってみるか(なんかあるかも)



『街外れの廃教会』選択不可。条件不一致【無職、あるいは無職と女神のみ】



無職(見知った顔がちらほら見える。もしかしたら知り合いと遭遇するかもな)



(宝石商のイベント名などを間違えていたので修正しました。申し訳ないです)


…………。
……………………。


美化委員「―――こんな場所が……いつの間に……」

委員長「アクセサリー屋、ですの? ……無職さん、このお店のことを知ってたんですの?」

無職「まぁな。ちょっとした縁ってやつでな? ……なんと、宝石が無料でもらえるらしいんだ」

委員長「む、無料ですの!? ……それって、真っ当な商売ですのよね?」

無職「文言は怪しいが、誰彼構わずってわけじゃない。俺の連れてきた異性の人だけが対象らしい」

無職(一人だけとか言われたが……まぁ、何とかなるはずだ)

美化委員「……それは……商売として、大丈夫なのでしょうか?」

無職「見た目も財布も肥え太ってるようなやつだし、巻き上げても大丈夫だろ」


委員長「…………完全に悪人顔ですの―――」



…………。


露商「―――これはこれは! まさかこんなにも早く来て下さるとは…………おや、異性の方も連れて……ん、二人?」


無職「…………」

露商「…………」


無職「…………てへっ」

露商「…………ハァ……まあ、一人も二人もあまり変わらないでしょうし、良いとしましょう」

無職「感謝するよ。……許してくれ、俺もここを利用し続けるつもりだからさ」


委員長「わっ、わ! す、すごいですわ! お姉さま!」

美化委員「きれい……宝石がきらめいて、まるで別世界みたいです」


露商「……あそこまでリアクションしてくださると、内装を考えた甲斐もあるというもの」

露商「―――というかあのお二人、騎士の一族の方じゃないですか。思ったより……お客さん、手癖が悪いようで?」

無職「違う! 女癖が悪いみたいに言わないでくれ!」

露商「違うので?」

無職「…………違う、はずだ!!」


美化委員「…………」

委員長「…………」


無職(貴族層だからああいうものは飽きるほど見てきたのかとも思ったが……そうでもないのか?)

無職(年相応、というのかは分からないが、ああやって子供らしい表情をする。あれでもう成人とは信じられないな)


無職(……ま、冷めた反応をされたらそれはそれで悲しいが)


露商「あのお二方に水を差すような無粋なことはしたくありませんので……早速ですが、お選びください」スッ

無職(カタログか……うわピンクダイヤモンドの指輪まである)


美化委員『私は、その……無職さんに選んでもらいたいです。似合う、っていうものを』

委員長『私もですわ! ……無職さんから、欲しいんですの―――』



無職「宝石は、手紙…………か」



(アクセサリーの種類、宝石の種類をお選びください…………>>安価↓1~2 例:ネックレス、ブルーダイヤモンド、など。下一が美化委員、下二が委員長です)



露商「―――毎度毎度……もしかして、狙ってやっているのではありませんか?」

無職「?」

露商「……天然でございますか。ああ、天然と言えば、なんですが。この店の宝石はすべて天然物でありますゆえご安心を。さて……こちらの方、包装いたしますか?」

無職「…………いや、今回は手渡しが良いな」

露商「そうでございますか。……では、どうぞ……アクアマリンのイヤリングと、アンバー……琥珀のネックレスでございます」

無職「ああ……ありがとう」

露商「いえ、こちらこそ。これからもご贔屓にしていただければ、と」


美化委員「……! 無職さん、選び終わったのですか?」

無職「ああ。意外と露商の気前が良くてな、すぐに渡してくれた」

委員長「そ、そうなんですのね……」

無職「……どうした?」


美化委員「いえ……その……///」

委員長「こ、こういう機会は初めてで……少し、恥ずかしいのですわ……///」


無職「うっ! ……そ、そうか……」

露商「…………」ニヤニヤ

無職(あのおっさんの視線がうざい!! ……が、無茶を通してくれた恩もあるわけで!!)


無職(腹を括るしかない、か。期待されても、困るんだが……)


無職「えっと……んん゛っ……美化委員、委員長」


美化委員「…………はい」

委員長「はい、ですの…………」



無職「あー…………オホン!」


無職「…………>>安価↓」(なんて言ってプレゼントを渡そう?)



美化委員「! はい! ずっと、ずっと、よろしくお願いしますっ!」ギュー!

無職「どぅわぁ!? び、美化委員!? お、落ち着けって! ここ店―――」


「―――」シン…


無職(誰もいねぇ!! こんなとこで空気読まなくていいからぁ!!!!)

委員長「私のこと、最後まで応援しきって下さいですわ、無職さん!! よろしくですわー!!!」ギュー!

無職「お、お前もか……あーはいよしよし……お願いだから落ち着いてくれ…………」ナデナデ

美化委員「温かくて、やさしい手です……」

委員長「…………幸せ、ですわ……」

無職(ネコかお前ら)


美化委員「じゃあ、無職さん」クイ

無職「!」ドキッ

美化委員「…………お願い、できますか?」

無職(うぐ……ギャップ萌えってやつか……? 上から首筋まで見下ろせるから……そこはことなく、艶めかしい。それに加え、抱き着かれているときた)

無職(たわわに実った果実が、俺に押し当てられているのだ)

無職(…………計算? 天然? ……どうにかなりそうだ)


無職「…………分かったよ」

美化委員「ぁっ……」

無職(体勢から、美化委員の頭を抱きしめるような形になってしまう。この際我慢してもらおう)

美化委員「んっ……くすぐったいです……」キュ

無職(だからどうして俺の腕をつかむのぉん?)

無職「耐えてくれ。……きれいな耳をしてるから、アクセサリーがなくても十分きれいだとは思うがな」

美化委員「っ!?」ピクッ

無職「ま、このイヤリングがいいアクセントになって、もっときれいに―――って、美化委員? どうした? 耳が真っ赤だぞ?」

委員長「…………顔も真っ赤ですわ」

美化委員「ち、ちがっ……ふ、不意打ちは、卑怯です……!」

無職「悪いな、つい思ったことがぽろっと出ちまった」

美化委員「―――っ!!」カァァァァ


無職(……俺の胸に顔をうずめてくる。人体の温かさなのか、この耳の赤さの原因となった熱さなのか)

無職(とりあえず、恥ずかしがって悶えているってことだけ分かる)

美化委員「う……ぅぅぅ~~~~っ」

無職(…………新鮮だ)


無職「―――ほら、終わったぞ」

美化委員「ぅ……ありがとう、ございます」

無職(目を合わせてくれても良いんじゃない? まだ顔真っ赤だけど……瞳も潤んでんな)

無職(しかし……あの金髪に浅葱色……いや、シアン色か? その色は主張しすぎず、それでいて美化委員の魅力を引き上げているように思える)

無職「…………きれいだよ」


美化委員「あ……ぅぅ……ありがとうございます……無職さん……」チラッ


無職(あ、やっとこっち向いた。チラ見だけども―――)



無職「…………!」

委員長「…………」ソワソワ

無職「……分かってるよ。委員長にも、俺から付けてやる」ナデナデ

委員長「ほ、本当ですの!? ……えへへ、今日は幸せでいっぱいですわ!」

無職(浄化される)


委員長「そ、それじゃ……よろしくお願いしますわ、無職さん……」

無職「あー……いや、これは…………」

無職(こうも身長差があると、委員長の長い髪を巻き込んでしまいそうで怖いな)


無職「…………こっちの方がやりやすいな」

委員長「ひゃぁっ!?」

無職「……どうした?」

委員長「い、いえ……と、突然しゃがんみましたので……びっくり、しただけですわ……」

無職(顔を見合わせるぐらいのほうがやりやすいから……って思ったんだけども)

美化委員「…………ふふ」テレテレ

無職(……あっちはあっちで幸せオーラ全開だな)


委員長「……もしかして、顔、赤いですの……?」

無職(…………)

無職「こっちが恥ずかしくなるぐらい、真っ赤っかだぞ」

委員長「や、やっぱり! ですの……うぅ、見ないでくださいまし」

無職「見なきゃ付けられねぇよ……ほら、もっと近寄ってくれ」

委員長「きゃっ! ……ぁ…………」

無職「……すまん、引き寄せすぎた」

委員長「い、いえ……このままでも、構いませんわ……」

無職(そんな顔を赤くしてなぁ……ま、本人がそういうなら余計に触れない方が良いだろう)


無職(…………こう、か?)

委員長「ぁ―――んっ! く、首筋って、結構くすぐったいのですわね……」

無職「柔肌には刺激が強すぎたか?」

無職(……すべすべな肌だ。見た目の幼い感じは、肌のきめ細やかさからきているのだろうか)


無職「―――よし、付いたぞ」

委員長「わぁ……! えへへ、すごくきれいですわ! 素敵なプレゼント、ありがとうですの、無職さん!」ギュー

無職「ああ、きれいだ。良く似合ってるよ」ナデナデ

委員長「~~~~~っ!」スリスリ


無職(こうやって幸せそうな顔をしてくれるだけで、もうこの人生に悔いはない)


無職(あ……俺もう死んでも良いやもしれない…………)



無職「…………抱き着いても良いが、人が来たら外に出るからな―――」


…………。
……………………。


露商(?)「―――ククク……カッハッハッハ!!」

露商(?)「まっこと面白き奴よ。よもやあの二人にあのような表情を浮かべさせるとは……」

露商(?)「兵士長……あの男がここまで入れ込んだのは、無職と言う男の、可能性に希望を見出したということか……」


露商(?)「しかしあの男……気付いておるのか?」

露商(?)「アクアマリンは石言葉こそ洒落たものではあるが……象徴とするものは『幸せな結婚』だというのに」

露商(?)「琥珀石に至っては石言葉は『大いなる愛』だ。奇しくもその真意を取られることはなかったようだが…………」


露商(?)「ククク……あの二人、あとあと意味に気づくな? きっと赤面させて転がりまわるはずだ」


露商(?)「でもまあ教えてやらんがなぁ―――!! カッハッハッハッハ―――!!!!」




…………アクション『プレゼント』が解放されました
気になるあの子に猛アタック。言葉じゃなくて遠回しな石言葉で想いを伝えましょう。不思議パワーで相手は必ず真意に気づきます
デートのお誘い成功率、サブイベント発生率、デレ率上昇等々……まあ相手の反応を見たい人とかは選ぶといいかもしれない

特にメリットと呼べるような大きなものがないので、模索中。調整していきます、申し訳ないです
提案などがあったら書いてください。採用するかもしれません


…………。
……………………。


委員長「―――えへへ、無職さん!」ギュー!

美化委員「―――ふふ、無職さんっ!」ギュー!


無職(横目に見える彼女たちの……俺のあげたアクセサリー。なんというか……すごい、心が沸き立つというか)

無職(自分のあげたアクセサリーを付けてもらえるって、こんなにもうれしいことだったのかと)

無職(…………こうも抱き着かれてる時点で、驚きは半減したが)



無職(…………さて、次はどこに行こう?)




…………>>安価↓ 日が昇り切った。あとは下りていくだけである



1  屋台を回ってみよう

2  行商人たちの開いている市場に行ってみよう(安価で売ってる商品を募集します)

3 『商会』にでも行ってみるか

4 『鍛冶屋』にでも行ってみるか(ミニイベント『鍛冶屋に行ってみよう』発生中&『武器作成・鋳造』のチュートリアル発生)
 
5 『武具屋』にでも行ってみるか(新規キャラ&『装備』のチュートリアル発生)

6 『薬屋』にでも行ってみるか

7 『冒険者ギルド』にでも行ってみるか (冒険等選択不可。依頼を出す、または出ている依頼の確認だけが可能)

8  その他『書き込み』にでも行ってみるか(なんかあるかも)



『街外れの廃教会』選択不可。条件不一致【無職、あるいは無職と女神のみ】



無職(見知った顔がちらほら見える。もしかしたら知り合いと遭遇するかもな)



…………。
……………………。


行商人「―――あ! 無職さ―――んんっ…………また女の子が増えてるっす。新キャラっす」

委員長「行商人さん!」

行商人「どうもっす! ……えーっと、それで、何か買っていくものがあるんすか?」


美化委員「…………あの、この子は?」

無職「行商人だよ。俺の…………まぁ、ルームメイトみたいなもん」

美化委員「ルームメイトって……異性の方とですか!?」

無職「これがちょっと……訳アリでな?」


行商人「よろしくっす! でー…………」

美化委員「私は美化委員です。よろしくお願いしますね、行商人さん……でしたか?」

行商人「はいっす! いや~お淑やかそうな人っすね! どうっすか! この春画集安く売っちゃいま―――」


無職「いやなに売りつけようとしてるの―――!?」



(…………今日のラインナップは何? オーバーテクノロジー、バランスブレイカー、便利すぎるものはなし。エロいのはまあ行けると思います)

(では、ラインナップは、これだ! …………>>安価↓1~5)

相性がわかる魔法眼鏡(簡単に言えば、眼鏡で見た相手からの信頼度・好感度が見える眼鏡)


…………。


無職「―――相変わらずラインナップが謎だな?」

行商人「い、良いじゃないっすか! こ、これでも売れてるんすからね!」

委員長「わぁ! この着ぐるみのようなパジャマ、可愛らしいですわ!」

美化委員「料理本まで……ふふ、じゃあ、一冊だけ売ってください」

委員長「わ、私もこのパジャマを買いますわ!」


行商人「…………ね!?」

無職「あーはい、俺が間違ってました。……ということで全部買うぞ」

行商人「え! …………これも、っすか?」

無職「あ? ……ってなんでそんな枕があんの!?」

無職(YES・NO枕って……ここはドン〇キホーテかなにか!? 雑貨屋かよ!!)


行商人「―――別に、無職さんなら構わないっすけど……」モジモジ、チラッ


無職(俺が構うんだよ…………)



(無職は安価で出たもの全てを購入しました!)

(魔法眼鏡についてですが、無職は現在包帯を巻きつけており眼鏡をかけられないため、タトゥーシールとして扱わさせていただきます)

(包帯にペタっと張ります。永続します)



―――行商人『【信頼度・100 好感度・85】』


(【斬撃武器】ナイフを手に入れました!)


…………。
……………………。


無職(―――あの後も回っていたからか、日が傾いてきた)


委員長「もう少しで夕暮れですわね……」

美化委員「時間の流れは、早いものなのですね…………」


無職(…………)


委員長『【信頼度・100 好感度・80】』

美化委員『【信頼度・100 好感度・75】』


無職(もしやものすごいアイテムを手に入れてしまったのでは?)



無職(…………さて、次はどこに行こう?)



…………>>安価↓ 日が暮れ始めた(残り二回)



1  屋台を回ってみよう

2 『商会』にでも行ってみるか

3 『鍛冶屋』にでも行ってみるか(ミニイベント『鍛冶屋に行ってみよう』発生中&『武器作成・鋳造』のチュートリアル発生)
 
4 『武具屋』にでも行ってみるか(新規キャラ&『装備』のチュートリアル発生)

5 『薬屋』にでも行ってみるか

6 『冒険者ギルド』にでも行ってみるか (冒険等選択不可。依頼を出す、または出ている依頼の確認だけが可能)

7  その他『書き込み』にでも行ってみるか(なんかあるかも)



『街外れの廃教会』選択不可。条件不一致【無職、あるいは無職と女神のみ】



無職(見知った顔がちらほら見える。もしかしたら知り合いと遭遇するかもな)

>>405を採用します)

…………。
……………………。


武具屋「―――んぁ? 客か?」

無職(うわい美女)

無職「あ、ああ……冒険とかにも興味がある質でな、武器防具、どっちも見に来たんだ」

武具屋「それにしたって女連れたぁ……アタシへの当てつけか?」

無職「…………そんなつもりはない」

武具屋「アハハ! 分かってるよ、冗談だ。……で、どうするんだ? 何の武器が良い?」

武具屋「そこのお嬢さん方も、決めておいた方が良いぞ?」


委員長「ふぇ! わ、私たち……ですの?」

武具屋「―――招集が、かかってただろう?」

美化委員「! ということは、やはり貴女様は…………」

武具屋「あー、やめてくれ。アタシはもうそんな年じゃない。今はただ、昔の栄光の残滓ってだけさ」


無職「? どういうことだ?」

武具屋「いんや、アンタには……ん? 待て? お前の顔…………もしかして、無職って男か?」

無職「お、俺を知ってるのか!?」

武具屋「…………ふぅん? なるほどなぁ……面白い奴ってわけだ、噂通り」

無職「う、うわさ…………?」

武具屋「アハハハ! 今は気にするこたぁないから、安心しな!」 バシッ!

無職(いったぁ!?)



武具屋「さ、買っていきな。死ぬにも殺すにも、全部装備が関わってくるんだからさ―――」



(…………新たに購入する武器種を>>安価↓)



武具屋「―――ほーう? 珍しいものを買っていくんだな?」

無職(目についたっていうのが理由だが……これ、どう見ても日本刀だよな……?)

武具屋「ケルロゥの独自の製法で編み出された武器だよ。脆いのが玉に瑕ではあるものの……その分、切れ味も良ければ取り回しやすい」

武具屋「アハハ! 良い目をしてるな! 気に入ったぞ! 無職!」

無職「え、えあ、どもっす……うっす」ペコペコ


無職(肌色の多い服装をしているせいか、目のやりどころに困るな―――)



…………【斬撃武器】日本刀を手に入れました!

『各攻撃属性の特徴について』

【斬撃】…………鎧を着ない生身の相手に大きなダメージを与えることができる。最速・高速・普通・遅緩の攻撃速度を持つことができる

【打撃】…………鎧を着た相手、機械族、鉱物などに大きなダメージを与え、そして【遅延】を付与する。普通・遅緩の攻撃速度を持つことができる

【刺突】…………鎧の着用の有無にかかわらず、一定のダメージを与えることができる。高速・普通・遅緩の攻撃速度を持つ


攻撃速度とは? 行動順の判定基準。早ければ最初の方になり、遅ければ後ろの方になる


…………日本刀特殊能力『居合』が追加されます
『居合』…………行動順を最後にし、一撃必殺(確率)の攻撃を加える。一戦闘一回のみ

側面から叩かれりゃ確かに日本刀は剣の中でもレイピアやショーテルに次ぐ脆さかもしれんが用法守って刃で斬る分にはバスターソード含む剣の中でもかなり耐久性高い方だぞ

太刀筋ちょっとブレるだけで切れ味も強度も台無しになる実は超上級者向けの剣だけど

>>448そうだったんですか……申し訳ないです。ご指摘、ありがとうございます)


委員長「…………いろんな防具までありますのね……」

武具屋「当たり前さ。攻撃こそ最大の防御とはよく言ったものだが……決め手となるのは、やはり身を守る装備だ」

美化委員「皮装備から……金属製の鎧まで……」

無職「……盾もあるのか」

武具屋「盾もあるとないのとじゃ大きく違ってくるからな。どうする、買ってくか―――?」




…………『装備について』
基本的に防御力というパラメータは存在せず、体力として統合されます。HPの上昇量=装備の防御力と考えてください
また、装備は軽装、重装に分かれており、それぞれ大きな違いがあります。


軽装は回避判定にデメリットがなく、また行動順にも影響を与えません。ですがその分防御力が低いです

重装は軽装の反対。回避判定、行動順に影響を及ぼす代わりに、大きな防御力を得ることができます


また、盾について
盾を入手し装備すると、能力として『防御』が追加されます
そのターンの自分に対する攻撃のダメージを大幅に減少させるものです


(この辺はおいおい調整していきます)


無職(…………そういや俺、ずっとローブのままだったな。防具とかは買っておいた方が良いのか)


(何を買おう? …………>>安価↓)


1 …………『軽装』

2 …………『重装』


(良ければデザインも。例:1、革の装備、ところどころ鉄があしらわれてる、など。無くても結構です)

1 木製のバックラー、曲面構造で中心に石がセットされている



刀は達人が使うところを知っていてかつ自分と比較しないと同じ刀で強度も切れ味も天地の差だとは実感できないし言い方も悪かったです

実際戦において刀も消耗品の一つで当時名刀と言われたものも結構折れてたそうです

逆に新選組の近藤功は贋作だったらしい虎徹を生涯刃こぼれすらさせなかったというそうです

>>450なるほど……分かり易く、ありがとうございます!)


武具屋「―――ああ、毎度あり! ここの商品はみんな高品質! だからどうだ? 良かったらまたここに来てくれよ!」バシバシ

無職「……そこまで武器防具を買いあさることの無いように願う」

委員長「んー、でも冒険などに出かけるとするなら、状況に応じて装備を変えることも多々ありますわよ?」

美化委員「そうですね……とりあえず、使ってみて自分に合うか合わないかを試してみてはいかがでしょうか」

武具屋「とは言っても、無職。アンタ、ケルセニス学園の生徒なんだろ? なら、剣姫とかそういう武器の扱いに卓越した奴に武器の扱い方を教わればいいんじゃないか?」

無職「…………確かにな」

無職(俺はただの一般人に変わりはないわけだし、ああいう奴に教わるほうが良いに決まってるか)

無職(……これが手になじむのは、まあ、気のせいだろう)


無職「それじゃあ、またな、武具屋!」

武具屋「ああ! また会おうな―――」



…………バックラーを手に入れました

…………盾特殊能力『防御』が追加されました!

…………HP+50


…………。
……………………。


無職「―――あんな知り合いがいたとはな」

委員長「ほんの成り行きですわよ? 確かに、少々奇特な方だとは存じますけど」

美化委員「英雄の一人ですから……そういう方とはかかわりを持つことが多いんです、私たちみたいな人は」

無職(英雄ねぇ……何をもって英雄とするのかは知らないが、只者ではないんだろうな)

美化委員「…………名残惜しいですが、そろそろ日暮れが近づいてきましたね」

無職「幸福なひと時ほど、過ぎ去るのは早いもんだな」

委員長「なら、その短い時間をもっと濃く、幸せに過ごしましょうですわ!」

無職「…………ああ」


無職(さて、どこに行くとしようか)



…………>>安価↓ 日が暮れ始めた(残り一回)



1  屋台を回ってみよう

2 『商会』にでも行ってみるか

3 『鍛冶屋』にでも行ってみるか(ミニイベント『鍛冶屋に行ってみよう』発生中&『武器作成・鋳造』のチュートリアル発生)

4 『薬屋』にでも行ってみるか

5 『冒険者ギルド』にでも行ってみるか (冒険等選択不可。依頼を出す、または出ている依頼の確認だけが可能)

6  その他『書き込み』にでも行ってみるか(なんかあるかも)



『街外れの廃教会』選択不可。条件不一致【無職、あるいは無職と女神のみ】



無職(見知った顔がちらほら見える。もしかしたら知り合いと遭遇するかもな)

>>397を採用します。あ、自分のドワーフの想像図が只の角っ子ですのでご了承を。解釈の相違がありましたなら申し訳ないです)

…………。
……………………。


無職(―――レンガ造りの堅牢な建物。煙突からは白い煙が立ち昇り、カンカンと鉄を打ち付ける音が心地よかった)

無職「鍛冶屋、か……」

無職(地球にもその職業はあったし、伝統としても有名だった。だけどこれは……どちらかというとファンタジー寄りだ)

委員長「……冒険者ギルドみたいな外装ですわね……見るだけで圧倒されてしまいますわ」

美化委員「ここは確か……『英傑』と名高い鍛冶職人のお店ではないでしょうか?」

無職(英傑、って言うと、あれか? 鍛冶屋の師匠の『ドワーフ』だったかなんだか。今は不在らしいが、さて―――)


???「―――お! お客さんか? 国一の鍛冶屋さんに何の御用や?」ヒョコ


無職「…………ん?」

委員長「…………子供?」

美化委員「迷子……ですか?」

???「なぁっ! そ、それはさすがにひどいやろ! これは生まれつきや! 人種差別反対やー!」

無職(なん……この、なに? ちっこい少女がはしゃいでる? ……衣服から覗く肉体美は……まさかこの子が鍛冶屋の師匠なのか?)

無職「…………えっと……お前さんは?」


???「ん、ああ! 自己紹介を忘れとったな! いやーすまんすまん」



弟子「あっしは『弟子』言うんや! 偉大なるお師匠さまのお弟子をさせてもらってるんやで、よろしくな―――!」




(…………似非関西弁です。関西人さんごめんなさい)


…………。


「―――よぅし! 次は―――」
「―――おい! 刃の研ぎが甘いぞ! 新人、お前に任せた仕事なんだから―――」
「―――鉄を誰か持ってきてくれないか! あと革と革ひもも―――」


無職(―――中は熱気がすさまじいな。炎の熱さと……これは職人の熱さか?)

委員長「いろんな方々が右往左往してますわ……でも、なぜみんな上裸なんですの……?」

無職「そういうポリシーなんだろ。触れたら負けだぞ」

美化委員「みなさん大変そうですね……楽しそうでもありますけど……」

弟子「あはは! 大変じゃない仕事は無いやろ? そんなら楽しんだもん勝ちや! 職人っていうのはそうやって生まれてくるんやで!」

美化委員「……その通りですね」

委員長「弟子さんって意外と職人気質ですの?」

弟子「お師匠さまから叩き込まれたんや! そうでもしないと生きてはいけないが、そうすれば楽しめるとかなんとか!」

弟子「まあ生まれつきこういう道しか見つけられなかったから、良く分からないんやけどな!」

無職「苦しむな、楽しめ……って、体のいいブラックの言い訳じゃなかろうな」

弟子「…………違う、やろ」サッ


無職(心当たりがあるんだな……)



鍛冶屋「―――無職!? それに弟子まで……」

無職「ん、おお、鍛冶屋か。いやさ、お前が店長を担ってるって言ってたから、どんなところなんだろうと立ち寄ったばかりでさ」

無職「……ってか、お前は服、脱がないのか?」


鍛冶屋「―――っえ」ドキッ

鍛冶屋「! ……ばっ、バカなこと言うなよ! バカ! 俺がそんなことするわけないだろ!」

無職「え、あ、ごめんなさい」

委員長「……クラスメイトまでああはなってほしくありませんわ」

弟子「まったく……迂闊やな、無職っち! 鍛冶屋っちはそういうのを特に嫌ってるんやで?」

鍛冶屋「あ……いや、なんというか……あまり、そういうことには触れてほしくない、というか……」ポリポリ

美化委員「全員が全員、同じ考えを持っているというわけではありませんものね」

無職「そうなのか……悪い。気を悪くしちまったな」

鍛冶屋「ぅ……い、良いんだ、別に。自分が浮いてるってことぐらい、俺が良く分かってるつもりだしな」

弟子「せやなぁ……むさいおっさんどもの中で、奇跡的なまでの中性的な容姿! そうやって恥じらってくれる方が、仕事にも熱が入るというものやろ?」


「「「うぃ―――!!!!」」」


鍛冶屋「なっ! お、お前らぁ! げ、減給するぞ!」

弟子「ふふふ……店長をいじくり倒すのが至福の時間やで! ……あーなんか傑作ができそうやー」

鍛冶屋「ぅ、ぅぅ~~~~っ!」

無職(顔が真っ赤っかだな……ってか、恥じらいというよりかは、怒り?)


弟子「ぁ……あ……あはは……そ、そんな怒らんといてな?」

弟子「いやっ、ちょっと……じょ、冗談―――」

鍛冶屋「ちょ、ちょっと待ってろ!」ガジッ

弟子「あいやちょっと待ってくださいなあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ―――」バタン


鍛冶屋『い・つ・も! 変なこと言うなって言ってるだろ!?』

弟子『……反応が可愛らしくて、つい、な?』

鍛冶屋『な? じゃない! ど、どうするんだ! 恥ずかしいじゃないか!』

弟子『うぇへへへへへへへへ―――』

鍛冶屋『笑うなぁ―――!!!!!』



無職「…………」

委員長「…………」

美化委員「愉快な方々なのですね」


無職「……見てる分にはな―――」



…………。


鍛冶屋「―――変に、思わないでくれよ?」

無職(自分が蒔いた種火とは言え、悪いことをした。……確かに、反応はもっと見たくなるような魅力があったが)

弟子「あははー……で、無職っちやら、お客さん。ご入店の目的は―――?」




…………『武器の作成』
魔物の素材などを集め、そしてここに持ってきて相応の金額を払えば、武器を作ることができます
(この辺は適当ですが)武器種を安価で取り、製造します。ボス・モンスターなどが落とすレアアイテム等を使う場合、特殊武器を製造します
簡単に言えば『エクスカリバー』等々、特殊な能力を持った武器を作ることが可能です(もしかしたら安価で丸投げするかも?)

また、貴方の考えた武器を作ることも可能です
世界観を崩壊させない程度であれば、変形武器、隠し杖、魔法も使える剣、など、特別な武器も作れるかもしれません


…………『武器の鋳造』
レアアイテムを使用し、特殊な能力を付与させます
作成とは違って特別な武器を作ることができませんが、劣るにせよ特殊能力を発現させます

(調整していきます)



無職(…………聞けば、銘を付けてくれるそうな)

無職(さっき買った日本刀……武器の種類の名前だけじゃ物足りないしな)


無職(よし! 銘を付けてもらおう!)



(日本刀に、特別な銘を…………>>安価↓1~3 下一桁高コンマ判定 例:超強い最強の包丁、など。特に意味はない)

霧薙

(0が出たので>>462の霧薙を採用いたします。無料で銘を付けることが可能ですので、気に入った武器にはどんどん銘を刻み込んでいってください)


…………。
……………………。


鍛冶屋「―――なあ、無職」

無職「……ん? どうした?」

鍛冶屋「その……だな。俺はさ、ほら、一番良い武器を作りたいって想いでここに立っているわけなんだけど」

鍛冶屋「……実は今、素材を集めるのに苦労してて」

委員長「もしかして、自分で採りに行ってるんですの?」

鍛冶屋「売り物に関しちゃ行きつけの店から仕入れてくるんだけどな。俺が言いたいのは……俺だけの武器が作りたい、というかな?」

美化委員「自分だけの?」

弟子「そーそー。昔から相変わらずで……ずぅっとこう言って聞かないんや。確かに鍛冶職人全員の夢だとは思うけどな」

弟子「お師匠さまがお師匠さまでなぁ……似たのかはわからんのやけど、そういうロマンを求めるとこはそっくりや」

鍛冶屋「…………良いだろ、別に」


無職(まあ、自分だけの物、それも至高の一品ともなれば、想いを募らせるのもわからなくはない)

無職(創作意欲と……鍛冶屋なりの考えがあるんだろうな)

美化委員「にしても……素材だなんて、どこから採ってくるおつもりなのですか?」

鍛冶屋「近郊の森だよ。そこまで離れる気はないから」

委員長「…………で、それが無職さんと何の関係がありますの?」

鍛冶屋「ぁー……えっと…………」


鍛冶屋「…………手伝ってくれないか?」

無職「手伝うって、俺がか?」

鍛冶屋「ああいや、その……嫌なら嫌で良いんだが、やっぱ一人だと心許なくてな」

鍛冶屋「どうせなら委員長と……美化委員さん、だっけ? 二人にも手伝ってもらいたいんだ」

美化委員「私も……ですか?」

鍛冶屋「間違ってなかったら、Eブロックの試験で優勝した人だろ? 委員長も委員長で強いからさ」

委員長「私も良いんですの? 知識とかはあまりありませんのよ?」

鍛冶屋「そこんとこは安心してほしいな。俺が欲しいのは、何が来ても大丈夫な戦力だから」

無職「じゃあ俺あんま適してなくね?」

鍛冶屋「銀翼が何言ってんだか」

弟子「……どうせ荷物持ちにさせるだけやろ」

鍛冶屋「ぅ…………しないし」サッ


無職(目をそらすなよ……しかし、どうしようか? つまり探索のお誘いってわけだ)

無職(良い付き合いのできそうな奴だし、乗っておくのも悪くないか)

無職(…………どうやら、委員長や美化委員もやる気らしいしな)


鍛冶屋「…………手伝って、くれるか……?」


無職「…………>>安価↓」(なんて答えよう?)



鍛冶屋「ほ、本当か! ……やっぱり、持つべきものは友達だな!」

無職「……そこまで喜んでもらえるとはな」

弟子「趣味を共有したいんやろうな……ほんまチョロインやで」

委員長「無職さんも来るんですの? えへへ! 嬉しいですわ!」

美化委員「……ふふ、それじゃあ、早めに予定を決めちゃいましょうか―――」




…………サブイベント『最高の武器~その1~』が追加されました
自由行動ターンイベント選択時にてお選びください


―――鍛冶屋『【信頼度・100 好感度・65】』

―――弟子『【信頼度・90 好感度・50】』



…………『日本刀』 → 『霧薙』 に変更されました


…………。
……………………。


美化委員「―――もう、水平線に日が沈みかけ始めましたね」

委員長「早いですわ……でも、良い一日だったですの!」

委員長「無職さん、今日は―――」


無職「―――いんや、まだだよ」


委員長「…………え?」

美化委員「まだ……どこかに行かれるのですか?」



無職「クハハ…………>>安価↓にでも、行こうかなって」



1 …………夕焼けの見える高台

2 …………『安価』(何かありそうな場所を書き込んでください。〆なので店とかは無し。1を参考にしてください)


…………。
……………………。


美化委員「―――! きれい…………」

委員長「こんな場所があったですの……」

(途中送信しちゃった。泣きたい)


無職「……クハハ。まあな……一度来たっきり、気に入ってさ」

無職「ほら、見えるだろ? ……夕日が沈んでいくのと、時計台の上から見る景色とはまた違った街並みが」

無職「喧騒から外れて、のどかに風を楽しむ……最後にはちょうどいいんじゃないかと思ってさ」

委員長「……ロマンチックですわね。恋愛小説の舞台にいる気分ですわ」

美化委員「……アクセサリーも輝いて……ふふ、とっても素敵なプレゼントです!」

美化委員「いろんな思い出と、贈り物……感謝してもしきれません」

無職「そうだなぁ……案内云々言ってた気もしたが、結局俺先導だったからな」

委員長「う……お恥ずかしい限りですわ」

美化委員「それは……すみません……」

無職「ま、それは騎士の一族の仕事ってことで考えればいいことだがな」

美化委員「…………え?」


無職「今この俺の手を握る淑女二人は、何ら変哲のない……きれいなだけの女の子だってな」

無職「…………『普通』な一日だっただろ?」

委員長「! …………はいですの!」

美化委員「……そうやって決めてくるのは、少し卑怯だと思います」プクー

無職「おいおい、見せ場ぐらいくれなきゃ、俺なんか二人の影に隠れちまうじゃないか」


美化委員「―――ふふ、良いではありませんか」ギュ

無職「うぉ!?」


美化委員「ここは誰もいないみたいですし……存分に、私たちの影にお隠れ下さい」

美化委員「誰にも……渡したくありません……というのは、贅沢でしょうか?」クスッ

無職「…………そ、それじゃあまるで―――おっとぉ!?」ギュ

委員長「わ、私だって無職さんを……その、自分の物だけにしたいですわ……!」ギュー

無職「…………ちょっと?」

無職(幼女とおっぱい!! 俺が男だと分かっててやってるのか!?)


美化委員「…………」ギュ

美化委員「ふふ…………」

無職(顔が、真っ赤なのは……夕焼けの、せいだろうか?)

美化委員「どうして―――」

無職「?」


美化委員「…………どうしてこんなにも、胸の高鳴りが収まらないのでしょうか」


無職「…………美化委員?」

美化委員「どうしてこんなにも、貴方さまに触れたいのでしょうか?」

委員長「お姉、さま……?」

美化委員「顔が熱いです。恥じるべきことは何もないのに、恥ずかしいです……っ」


美化委員「もっと……もっと、抱き寄せてもらっても、よろしいでしょうか」


無職「…………暴走、してないか……」


(…………どうする? …………>>安価↓)



無職「…………」

無職「…………これで、良いか」ギュ


美化委員「ぁっ…………」

美化委員「…………ふふ……」ギュ


美化委員(―――ああ…………やはり、これは…………)


無職「……おい? どうし―――」



美化委員(これは、『恋』なのですね―――)チュ



無職「―――ッ!?」

無職(く、首筋に……口づけを……ど、どういう、ことだ…………!?)

無職「美化委―――っ!」ドキッ


美化委員「…………えへっ///」


委員長「わっ……わっ…………///」

美化委員「良いんです……今日は『普通の女の子』ですから」

美化委員「―――『普通の恋』をしたって…………」


美化委員「…………もう一度だけ―――」チュ


無職「…………ぁ……ぅぐ……ぅ…………っ」カァァァァ


無職「ッ…………ハァ……ああ構わないよ。一回だけじゃ、飽き足らないって顔してるから……何度だって、な」ナデナデ

美化委員「~~~~っ!」ギューー!


委員長「あ、ぁ……」

委員長「っ! 無職さん! わ、私も…………!」ピョンピョン

無職「…………はい……もう好きにしていいから……」

委員長「…………!! 無職さんっ!」ギュー



無職(…………なんだこれ―――)



―――美化委員『【信頼度・100 好感度・90】』


―――委員長『【信頼度・100 好感度・90】』




無職(…………ああ)


無職(…………確かに、今日一番の幸せ者だ―――)パキッ



…………。
……………………。


美化委員『―――そ、それでは……またお会いしましょう?』

委員長『ぷ、プレゼントのお返し、ちゃんと考えておきますわ……///』



無職「…………」ボー

無職「…………首」サワ…


無職(―――夢じゃないって方が、信じられない)

無職(天国か? いや異世界か。……恥ずかしすぎて死にそうだ)

無職(…………)



無職(ああああああああああああああああああああああ――――――)ジタバタ


…………。
……………………。


委員長「―――…………」ガチャ

委員長「…………」パタン


???「…………!」



(委員長のルームメイト…………>>安価↓ 既存キャラ、女性の同クラスのみ。すでに書いてあったりとかしたらすみません、ご指摘をよろしくお願いします)



薬師「…………え、っと? 委員長? ど、どうしたの?」


委員長「一時の過ちですわ……」ボソッ

薬師「え?」

委員長「あ、あんなの……私じゃないですわ……き、きっと誰かが魔法を……」

薬師「ちょ! ちょっと委員長!? 本当に何があったの!?」

薬師「か、顔も赤いし……熱があるのかい!?」

委員長「違うんですわ……薬師さん…………」キュ


委員長「…………あのキスは、違うのですわ…………!」


薬師「…………きす?」

薬師「…………」


薬師「キス!? だ、誰に!?」

委員長「そ、それは言えませんわ……でも、調子に乗ってほっぺにしちゃったことだけは覚えてますの……」

薬師「へ……へぇ…………」


委員長「う…………」


委員長「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああん―――」ギュー

薬師「うわぁ!? い、委員長、落ち着いて……ちょ……落ち着いてってば―――!!!」


…………。
……………………。


美化委員「―――…………」

美化委員「違います……違います…………」


美化委員「あれは……違います…………ぅぅ……っ」


???「…………?」


(美化委員のルームメイト…………>>安価↓ 既存キャラ、女性のみで二年生。エルフと巫女は不可。今出てるキャラは大体が一年か二年なのであまり気にする必要もないかも)



風紀委員「ど、どうか……したのですか……?」

美化委員「風紀委員さん……ぁぅ……そ、その耳と尻尾、触らせてもらえませんか……?」ジリジリ

風紀委員「ふぇぇ!? だ、ダメです! いくら何でも、その、美化委員さんと言えど……あ、あのぅ……」


風紀委員「どうして……近づいてくるんですかぁ……?」ビクビク


美化委員「…………慰めて、ください」

風紀委員「…………え?」

美化委員「あ、明日から……どう生活していけば良いのか……め、目すら合わせられるか……分からなくて…………」


風紀委員「…………」

風紀委員「…………あの、良ければ、お話、お聞きしますよ…………?」

美化委員「!」


美化委員「触らせて―――」


風紀委員「ダメです」




…………この後宝石の真意に気づいてさらに赤面したのでした

…………サブイベント『騎士の円満』、閉幕


――― 自由行動ターンが終了しました! ―――


(ここで一旦切ります。お読みくださりありがとうございます)

(新しく好感度などのパラメータが出てきましたがどうですかね?)

(後色を変えたのは本編とあとがき? を区別しやすくするためです)

(日程等が分かり易いように名前も変えさせていただきました)

(感想、要望、質問等ありましたならお書き下さると幸いです)

(では、おやすみなさい)


(…………集まり切らなかった分を、ここで消化します【>>安価↓1~4】)


【性別】


【身長】
【体重】
【肉体的特徴】
【オモテのカオ(性格)】
【ウラのカオ(素)】
【能力】

【種族】

亜人か否か  【純血 ハーフ クォーター ワンエイス】…………前スレ>>55参照

お好みでどんなストーリー、過去があったか―など書いても大丈夫です!(というか書いて!!!!)

あと『これこれこーだからこう書いて』とかも大丈夫です(限度はありますが)



(出来るだけ被らないようにお願いいたします。また、すべてを採用できるわけではありませんのでご了承を)

(バランスブレイカー、荒れる原因となるものはお控えください。また連取りも、人がいない状態で30分以上更新されなかった場合を除きお止めください)



(安価取るとき、>>安価↓よりちゃんと指定したほうが良いのでしょうか? とりあえずおやすみなさいです。キャラ安価に関しては被らないようにお願いします。集まり切らなくても再開しますのでご了承を)

【性別】女
【身長】174cm
【体重】57kg前後
【肉体的特徴】青のポニテ。
【オモテのカオ(性格)】真面目で男勝りの男口調。凛としている
【ウラのカオ(素)】 真面目なのは変わりないが内心はとても乙女。
彼氏や結婚願望はある。
【能力】 達人級の剣術。武器は基本的に剣だが、変形型で状況によって槍、弓などに変わる(どれも達人級の腕)
水魔法(最上級まで使える)
【種族】人間(?)

気高い心を持った女騎士。外に行くときは騎士服を着ていくほど誇りに持っている(ちなみに私服はフリフリ系)
種族の所に(?)が付いているのは彼女が孤児で出自が不明のため
見た目は完全に人間だが、怪力のためにハーフなどの可能性があるが謎


前に言った英雄候補。生徒や先生に使ってもいい。あえて詳しく設定しないことにする


乙!
安価のレス番を指定すると人が多かったりした場合うっかり自分で取っちゃったりして混乱を招きかねないから、今のままでもいいと思うな

それはそうとキャラ投下
前に貼ったのを再利用(種族とか色々変えてます)

性別 女

身長 168㎝
体重 「そんなに重くないわよ(詮索する者は殺す)」と殴り書きされた髪が貼られている…
肉体的特徴 豊かな空色の長髪、100㎝超えの豊満なバスト、とても穏やかな印象を与える表情
オモテのカオ とてつもない母性の持ち主。人を甘えさせるのが上手い
ウラのカオ 無類のショタコン。年下と結婚したい。ショタであれば一番いいが、年下であれば基本OK
能力 任意で下半身を魚のそれへと変える(この場合戻るというべきか)
自身の周囲に特殊な魔力の膜を張り、あたかも水中のように空中を泳ぐことができる。他者にも付与可能
得物はトライデントで、水属性の魔法を得意としている。歌も得意


人魚族。やや間延びした口調で話す(語尾に「~」を付けるイメージ)
一般的に他者との交流を嫌う人魚族でありながら、自ら諸国を巡って人々の依頼や得意の歌で日銭を稼ぐフリーランス冒険者
その理由は「見聞を広めるため」と語るが、その実運命の人を探すための婚活旅行である
(なお理想が高すぎて未だ処女)

年齢は人間換算で20代半ばを想定しています

>>481の【肉体的特徴】に「青い目でかなり巨乳(Jカップ)」
【オモテのカオ(性格)】に「ただし、善人で面倒見がいい」を追加で

何度もすいません。>>481の【身長】168cm で
安価下

(乙ありがとうございます! …………試験的にいろいろやってみます。再開します。回想(?)シーンはこの色で)


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.:;,*`ヽ|/:;,':,:ソ|、_,.,:;.:∨//.*:";'/.:.:;”:;,,,
.*:;.:'";|'ノ.:.:;”:;,`:;:i;|.':,”ソ::.:゙,:;、,",,,,-



無職(―――懐かしい、景色だ。エラーのいた景色とはまた違う……俺が……俺の、故郷だ)

無職(風は感じられない。でも心の中はひどく穏やかだ)


『―――あははは! 待ってよ!』


無職(…………子供、か。この時はまだ、外で遊ぶのが主流だったよなぁ……)


『―――でも、早く帰らないとママやパパに怒られちゃうよ!』


無職(黒髪の少女と、黒髪の少年……なるほど、これは幼馴染的展開だな? きっと、この後どっちかが引っ越して、あとあと再会するみたいな―――)


無職(―――あれ? なんか……他人事、じゃないみたいな…………)


『―――』

『―――』


無職(…………なんで、俺の方を見て)


『『帰ろ? ―――███くん!』』


無職(―――ッ!?)



『―――うん!』



無職(―――夢じゃ、ないのか―――ヅッ!?)ズキン!


無職(ああ…………夢から、醒めて………――――――)



…………。
……………………。


無職「―――ぐっ! う……えっ…………」

無職「ハァ……ハァ……クソッ、また悪夢か…………」


無職(夢から醒めた俺は、真っ先に洗面台へと駆け込んでいた。どうにも調子が悪い……あの夢のせいだろう)

無職(鏡にはやつれた俺の顔が映ってる。頭の半分から上は包帯で見えないが、見える部分は死人のような色合いをしていた)


…………無職『【信頼度・0 好感度・0】』


無職「…………これ自分にまで使えるのかよ」

無職(なんて吐き捨ててみたものの、やっぱりまだ吐き気が収まらない)

無職(……最近、寝不足気味な気がする。薬師から睡眠薬でも買った方が良いのか……?)

無職「…………」

無職(胸部の侵蝕も、ここぞとばかりに拡大してきている)

無職(そのうち、マフラーやら首元を隠すようなものが必要になってきそうだ。……あいつらには心配をかけたくない)


無職(水を飲んだら、バルコニーで風にあたってくるとしよう―――)


…………。


女神「―――…………」

無職(また、憂い気な表情を浮かべて……夜空を見上げているのか、女神)


―――女神『【信頼度・1e+100 好感度・1e+100】』


無職(…………目が疲れてんのかな…………)


―――ユエ『【信頼度・100 好感度・100】』

―――ルナ『【信頼度・100 好感度・100】』


無職(…………十中八九疲れてるな……なんで月の好感度が分かるんだよ)


無職(……今日の夜は過ごしやすい。湿気も少ないし、涼しい上、満天の星空が眺められる)


無職(人工的な光に伴う弊害がないと言える。酒場やら、そういった場所以外の光は、もうほとんどなかった)


無職「…………」


(女神に、なんて声をかけよう? …………>>安価↓)



女神「…………ミステリアスになれば、構ってくれるのかと思って」

女神「…………なんてね。眠れないの?」

無職「ああ、ここ最近ずっとだよ。……そっちは、いつもここにいるな」

女神「寝る必要がないからね」

無職「へぇ、そりゃあ羨ましい」

女神「羨ましい? どうして?」

無職「……こうやって、いつでも話し相手になってくれるから?」

女神「都合のいいってだけじゃない」

無職「それもそうだな……クハハ」


無職「んで、また……抱き着かないのか?」


女神「! ……良いの?」

無職「表情がすぐれないみたいだしな。俺の考えだと、こうすることぐらいしか思い浮かばないんだ。元気になってくれよ」

女神「……バカね。私にそんな気を遣わなくたって―――わっ」ギュー

無職「良いから。ってか分かんだろ? ……こう、なんていうか……かわいい子には、触れたくなるものなんだぜ? 俺の言い訳に納得してくれよ、恥ずかしいじゃないか」

女神「ぁ…………」


女神「ふふ……変態さん。悪い子なんだから……」キュ

無職「クハハ、ちょい悪のほうがもてるんだ」

女神「いつの時代の話なんだか……でも、ありがとうね」

女神「…………大好きよ、無職」

無職「……ああ」


無職「…………―――」

女神「…………―――」



…………X-イベント『傀儡の愚か者』が始動しました

やっぱり先輩の転生か乗り移っているんじゃない?女神


…………。
……………………。


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無職(―――今日一日、ずっと授業が頭に入ってこなかった)

無職(……一学期中にある中間テストと期末テスト……この二つだけは頑張っていきたいんだがな)

無職「ふぁぁ…………」


女神「…………授業中、ずぅっと呆けてたわね、無職」

無職「うぉ! …………ああ、お前らか」

軍神「なんだかこう集まるのが当たり前になってきているような気がします。それはそうと無職さん、最近お疲れ気味では?」

軍神「何も部活動を絶対に回らなくてはならないというわけではありませんから……少しおやすみになられては」

無職「あー……今度睡眠薬かなんか買ってくるつもりだし……大丈夫だから、今日も回ろうぜ?」

軍神「心配です。また倒れられても困るのですよ?」

無職「その件は……まあ本当に安心してくれ。お前たちを悲しませるようなことはしない」ナデナデ

軍神「…………むう。辛かったら言ってくださいね」

無職「…………ああ」

無職(善処する)



女神「じゃあ、無職のみを案じつつ、早速出発進行と行きましょー!」ギュ


軍神「……女神殿ははしゃぎすぎです。……まあ、早めに回り切った方が身のためですしね。行きましょうか」ギュ



無職「はいはい……分かったから、人前でそんなことしないでくれ…………―――」



(今日は何の部活を回ろうか…………>>安価↓1~3)




オカルト部
無理ならこのレスはスルーで

文芸部

(オカルト研究部が妙に人気なのであることにしてしまいます。剣道部は騎士道部と同じ扱いになっています)
(では>>496から。>>395を採用します)


          /   __|/  ¬─-=ニ二三__
    _____/    __| /              ̄    ァ¬‐-=ニ二三___
  /|    |     __|: /                  /::|: : : : : : : . .    ̄   ¬…‐-=ニ二三_    _,...
../  |    |   __|:../                   /: : |: : : : : : : : : . .  .  .             ̄ ̄
    |    |  __|: :/                    / :.:.:::|: : : : : : : : : : : . .
    |    | __| : /                     /\\ !: : : : : : : : : : :
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    |    |:: :/                       /__| | | | |:\\--─━┓\
    |    | /                  / ̄i|_|_| | | | |:\\ -─━┓ \
    |    |二......,,,,,____        /     ̄|_|_| | | | |:\\--─━┓\
    |    |: : : : : : : : : :     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\     ̄|_|_| | | | |:\\--─━┓\
    |    | : : : : : : :               \      ̄i|_|_| | | | |:\\--─━┓\
    |    |: : : : : : : .               \      ̄|_|_| | | | |:\\--─━┓\
    |    | : : : : :     ┌─…    ¨ ̄|      \      ̄i|_|_| | | | |:\\--一━┓\
    |    「``  ., : : : . └─…    ¨ ̄        \      ̄i|_|_| | | | |:\\--─━┓\
    |    :|〕iト ``丶、 「≧s。.,,_               |\/二二二二Tニニニニi --─━┓\
    |    :| |:| |:|〕iト .,_|二二二二|            |//:| ..:| | | | | |i | |__.   --─━┓\
    |    :| |:| |:| |:| |:| |i:| |:|:| |:| |:|: : :          //  :|\j| | | | | |i | |  __.   --─━┓\
..\  |    :| |:| |:| |:| |:| |i:| |:|:| |:| |:|: : .         //| | | :| | | | | |i | | ̄  __   --─━┓\__
  \|_____| |:| |:| |:| |:| |i:| |:|:| |:| |:|: : : :..     //| :| | | :| | | | | |i | |¨ ̄      _  ⊥    ̄
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                ̄                . . . : : : : : : : : .



無職(―――…………オカルト研究部か。この世界そのものがもうオカルトなんだけど……まぁ良いか)

女神「……オカルトに、何か興味があるの?」

無職「いや、どっちかっていうと部活そのもの、か?」

軍神「あまり良くない噂の流れてる部活ですけどもね。オカルトだなんて馬鹿馬鹿しいと一蹴されることも多いみたいですよ?」

無職「それでも同好会じゃなく部活としての体裁保ってるんだからなぁ……」

無職(やっぱり、そういう部活にこそ人が集まりやすいのかもしれない。傷の舐め合いだとか、類は友を呼ぶとかはまぁ言わないでおくが)

女神「えーっと、確か部室がこっちに―――ん?」ドタドタドタ…


???「―――やばっ!? も、もうこんな時間!? おじ様たちと談笑してたら……ええい! 先ちゃんひとっ飛び―――え」バッ!


無職(…………なんだ? このキャピキャピした声は……後ろ?)


???「ちょっ! う、うそ!? ど、退いて―――!!!!」

無職「なっ!? うぉおおおおお―――!?」



(ネイルやら、改造したスーツを身に着けた教師が階段から降ってきた。どうする?…………>>安価↓)


1 …………すかさず避ける

2 …………受け止める(良ければどうやって受け止めるかも。受け止めたらどうなったかでも良いです)


2 相手が傷つかないように自分が下になるように受け止める
お互いに怪我はないが事故で相手の胸を触っている



無職「―――むぐっ」ムニュ

無職(エアバッグ)


???「―――わっ、わ! ごめん! だ、大丈夫? ケガはない?」

無職「ん……ああ、そっちこそ。ってかあんなところから飛んできちゃダメだろ」

???「あ、あはは……ほんとにごめん! だから怒らないで……?」

無職「怒ってはないが……今後気を付けてくれるとありがたい」

???「はーい……ってあれ? 金翼の子じゃん! なに? もしかして……これ!?」

無職(小指を立ててくるなちげーよ)


女神「……なんだか騒がしい人ね」

軍神「ハァ……とりあえず自己紹介をしたらどうですか?」


???「あっ! ごっめーん! ついうっかりしちゃってた!」テヘッ



先生「先ちゃんは先ちゃん! 気軽にそう呼んでねっ!」キラッ




無職「…………」


無職(…………教師ぃ!?)

(あ、すごい今更感ですけど、>>481髪型と色が図書委員と被っていますので修正をお願いします。とりあえずバリエーションを増やしたいので、申し訳ないです。>>114採用)

…………。
……………………。


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-_-       └┘-_-_-_-_-|:::|-_-_-_-_-             .::::::




無職(―――まさか教師だとはな。それに加え、オカルト研究部の顧問をしているとまで言う……人は見かけになんとやらッてレベルじゃねーぞおい)

先生「ごっめーん! 遅れちゃったけどぉ……ダイジョブそうなかんじー?」

オカルト部「…………あ、先生……と、誰ですか?」

先生「もー! 先ちゃんのことは先ちゃんって呼んでほしいなっ! ……この子たちは……えーと……通りすがり?」

オカルト部「拉致ってきたんですか……」

軍神「そんな愉快なことにはなっていません! まあ確かに、明白な理由なく立ち寄ったのですが」

女神「ただ面白そうだなーって思って……でも部員は? 貴女一人なの?」

オカルト部「…………み、みんな帰ってしまって……」

無職(悲しすぎるだろ。オカルト研究部なだけに幽霊部員も多いってかやかましいわ)

無職(……というかさっきからこの子目を合わしてくれなくね?)


先生「でー……無職ちゃん、どうするの?」

無職(ちゃん付けはやめろと……あーまあいい……たぶん何言っても無駄だ)

オカルト部「……い、今入っても……やることがないと思うわ……」


軍神「…………と、言ってますが、どうします?」

女神「私はどっちでも良いわよ?」

無職(……俺に一任させすぎじゃないか? たまにはお前たちの意見も聞きたいんだがな)



(さて、どうしよう? …………>>安価↓)


1 …………まぁまぁ……気になる部活だし、何をやってるのかだけでも(体験入部)

2 …………そうなら、またの機会にさせてもらうよ(次の部活)





(オカルト研究部の活動内容は…………【>>安価↓1~3】で案を取ります)

(それっぽいところに行ってそれっぽいことをする、でもいいですし、とりあえずそれらしいものを)

(例:学校の七不思議などを検証したりする、など)



無職(―――なるほど。まあ思った通りか? 最後のはともかくとして、活動内容はきちんとしてるんだな)


無職「…………不思議な現象とかって、例えば何があるんだ?」

先生「んー……なんかぁ、いろいろあるっぽい?」

オカルト部「みんなが知ってるようなもので言えば…………」



(ケルセニス学園の七不思議を安価で募集します。連取り化…………>>安価↓1~6 あんまりなものでなければ大丈夫です。エロいのだってあり。グロとかは無し)

開かずの間があり、なにかが封印されているらしい

学園長が学園長やってるとかはあり?

>>517面白いのでありにします)


無職「―――で、七つ目の不思議は恒例の『全部見つけたら…………』ってやつか? 死ぬか、自分が七つ目の不思議になるってやつ」

無職(というか碌なものがなくね? 学園長すら七不思議かよ……というか噂流したやつ絶対遊んだよね?)

オカルト部「うん、そう……最近じゃ、みんなもう、検証とかしなくなっちゃったんだけど……」

先生「ぶっちゃけ言っちゃうと、ここの活動してる生徒ってこの子だけなのよねー……あと先ちゃんがなんとなーく惰性で続けてる感じ」

軍神「……それは、部活と言えるのですか?」

先生「……正直微妙なとこ」

女神「でも、火のない所に煙は立たぬ、って言うじゃない? 何かしらあると思うんだけど……」

無職「所詮は噂ってことか? 増幅して伝えられるってのは、よくあることだろ」


先生「チッチッチッ……夢がないなぁ、無職ちゃん」

先生「確かにそういうこともあるっちゃあるけど……この部活は『検証』する部活だからぁ……諦めちゃ、活動にはならないんだよね」

無職「ん……それもそうだな、すまん」

オカルト部「あ、別に、そんな……事実、だから…………」

先生「…………そこは否定してほしかったかなー…………」

軍神「……良く言えば夢のある部活ですね」

女神「悪く言えば?」

軍神「夙夜夢寐……大人になれてない集団ですね」

先生「それもしかして先ちゃんのことっぽい!?」


オカルト部「…………それで、どうするの? 何か活動しなきゃ、悪いと思うんだけど……」

無職「そうだな……」

無職(ここは王道に、七不思議の検証でもしてみるか?)


無職「それじゃあ、七不思議のー……」



(どれを検証していこう? …………>>安価↓)


1 …………異世界への入り口

2 …………学生寮のヤリ部……もとい、子供が生まれるという噂の空き部屋

3 …………先生の知らない、生徒のみの許された部屋

4 …………ドッペルさん

5 …………開かずの間

6 …………学園長が学園長をしていることについて



女神「これぞ七不思議って感じね。異世界って意外とベターよねー」

無職「その方が恐怖を煽りやすいんだろ。行方不明者とかでっち上げれば、もっと信憑性も湧くしな」

軍神「しかし七不思議の検証など……いったいどのようにしているのですか?」

無職(確かに、それは俺も気になるな……)


オカルト部「聞き込みが、多いかな……」


無職「……聞き込み?」

先生「やっぱり出どころは噂だからぁ、情報を仕入れるのもその方が適格というか?」

女神「それじゃあ、てんでばらばらの情報しか入ってこないんじゃないかしら」

先生「でもそれを検証していくのがこの部活だしー……手っ取り早いのは共通している情報と、一番多く出てきた情報を基にすることかな」

軍神「オカルトとは言っても、地味な作業の積み重ねなんですね」

オカルト部「神秘までの道のりは長いのよ……」


無職(そうだな……誰かこう、噂とか知ってそうなやつはいないのか?)



(誰から聞き込みをしてみよう? …………>>安価↓ 既存キャラ、学園の生徒のみ)


…………。
……………………。


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〕iト                       (_)

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陸上部「―――異世界へ通じる扉?」


無職(…………あそこまで女にモテモテチックなこいつなら何かしら、と望みをかけて俺たちは陸上部の方へとやってきていた)


陸上部「聞いたことはあるけど……あ、もしかしてオカルト研究部の活動かい?」

先生「そーそー! 先ちゃん達のためにと思ってさ、何か情報をぷりーずよー!」

オカルト部「ごめんなさい、陸上部くん……部活の邪魔しちゃって……」

陸上部「…………あの喧騒から逃れられるなら、正直なんだって構わないよ」


「「「きぇぇあああああああああ陸上部さまぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」」」


軍神「……ご愁傷さまです」

陸上部「その言葉が一番心に来るよ……それで、異世界の扉だっけ? 聞いたことはあるな」

陸上部「噂好きの女の子がね、そんなことを言ってたなぁ、って、記憶に残ってる」


女神「そうなの? どんな噂だった?」



陸上部「えーっと……確か…………」



(彼は情報を覚えていられたのでしょうか…………>>コンマ判定↓)


99~60 …………ごめん、ド忘れしちゃって

59~30 …………あー、それは…………(見当違いなことを言い出す)

29~00 …………ああ、それはね…………(正解というか、噂の出初めに近い情報を得る)


(ゾロ目ボーナスがあるかもしれない)




陸上部「…………学長室に通じる通路の中で、一際真新しい扉があるの、知ってるかな?」

オカルト部「あ……鍵のかかってる、あのお部屋?」

陸上部「そう。彼女たち曰く、そこに夜な夜な入っていく長身の影があって、いたずらで、夜、学園に忍び込んでいた女学生を震え上がらせたとか」

陸上部「さすがに眉唾物だけど……そこにはきっと、異世界につながるゲートがあって、人知れず何かを運んでいくんだ、とか」

無職「最初の方はともかく、脚色したっぽいな」

陸上部「そうとも限らないけどね。でも噂は噂さ。……行くなら気を付けたほうが良いかもね?」

先生「ダイジョブっしょ! だって金翼ちゃんと銀翼ちゃんがいるんだもん!」

無職(幽霊ものとか大概攻撃が効かないからね?)


女神「ふふふ、面白いことを聞いたわね……」

オカルト部「ありがとう、陸上部くん……」

陸上部「いやいや、どうってことないよ。……それより、これからも聞き込みを続けるのかい? それなら、ちょっとしたアドバイスをあげるよ」


陸上部「『人付き合いの多い人物だったら、正解に近い答えが効きだせるかもね』」


軍神「……ふむ、先輩殿は最適解だったということですか」

陸上部「僕の場合は引っ付かれてるだけなんだけど……ま、そういうことだからさ!」


陸上部「…………まあ、部活に戻るとするよ」



無職「ああ、ありがと―――」


「「「フォォオおオオオオオオオ!!!!」」」


無職「…………」


無職(へへへ、気苦労が絶えない部活だな、まったく―――)


…………。
……………………。


無職(―――さて、次は誰に聞き込みしに行こう?)


(聞き込みする相手。残り二人…………>>安価↓ 既存キャラ、学園の生徒のみ。既出はなし、再安価します)


…………。
……………………。


   r‐‐ 、           r─ 、              r‐ ォ            ァ─‐ァ            ‐‐‐ァ          、+
── ``~、、 ─────‐`、 ヘ `、 ‐‐‐───‐‐‐{ ;;; } ───────/ // /──────///       _、+ ~ニニ
      >‐┘          `、 ヘ `、        i____}           / // /         └‐<    _、+ ~ ニニニニニ
``~、、                ̄ ̄                       ̄ ̄              _、+ ~ニニニニニ_、+ ~
``~、、 ~ォニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ|{ニニニニニ_、+ ~: : : : :

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  |l `、......|          |                               |i   │     |!    |.:.: : |! :.:.: ||
  ||  〕メ|          |                               |i   |     |!    | ‐ 、|!, ‐:.:||
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二}{竿竿竿竿|!          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                 |:.:. : |!:.:. : ||
二}{ ̄}|:_:_:_:_:_|!___                ________________                |:.:. : |!:.:. : ||
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牛人「―――ん? 異世界に通じる扉?」


無職「ああ……お前なら、なんかしら知ってるんじゃないかと思ってな」

無職(人付き合いの多い奴ってことで来てみたが……どうやらここは助っ人部とやらの部室らしい。例のごとく人はいないけど)

先生「牛人ちゃんなら分かるんじゃないかと思ってー……どう? 知ってることとかない?」

牛人「ん……あ、あー! オカルト研究部の活動か! ……うーむ、知ってると聞かれても、噂程度しかなぁ……」

オカルト部「なんでも良いの……なにか知ってたら、教えて……?」


牛人「そりゃ……学長室につながるとこの扉のことだろ?」


軍神「……知ってるのですか?」

牛人「俺の能力がそれだからな……噂の出どころぐらい、余裕でつかめる」

無職(この頼もしさはいったいなんだ……まぁでも確かに、そう考えると一番適してる奴なんだよな)


女神「……これで二つ、『学長室の通路の扉』って情報が出たわね」

先生「……次は裏付けと行くっきゃないわね!」


牛人「…………あんま羽目を外しすぎないようにな?」

無職「分かってるよ」



無職「それじゃあな―――」




…………。
……………………。


無職(さて、次は誰に聞き込みしに行こう?)


(次の聞き込み相手。ラスト…………>>安価↓ 既存キャラ、学園の生徒のみ。既出キャラは再安価)

>>481は髪を赤髪に変更でそれで得意魔法を水から火魔法へ変更で(赤毛が無理ならピンク髪で)
安価下

>>530了解です。そのように変更させていただきます)

…………。
……………………。


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 〃_ ̄二  --┴  ¨¨ ̄                           __,,... -=こ=-‐rT” _
 ̄`丶、                               __,,.  -=こ=-rT ̄-‐ ¨>┴''′ /
    `丶                      __  -=ニ二ニ-  ̄_ -‐ 「「__ -┐./     /
       `  .,        ___,,,... ニニ-─=ミ二 ̄-‐r'T_ ̄ z-‐__二-‐''"/ /_    _/{
          `  .,  _,,.γ>--──    ̄ :| | ̄: : : : |_|:.: ̄_// ̄     / | | ̄ ̄/||ニ-
       _,,.. -=ニ「三ニ=-| |            | |: : : : : : _ - 7/     , イ|_| |_/: : ||
 _,,.. -=二=-゙丁:「: :\,|| |>| |          _ノ| |_ - ¨   //   _,,,/、| | ̄| |┤|. . ....||

¨ニ-  ̄   }}::| ||::|: : : : ||く  | |...,,,__   -‐ ⌒ヽ| |=‐ _    | | ̄ ̄   /゙| |=-| |└    ||
´      j}::| ||::|: : : : || |\| |〉        _,,. '゜| |: : : :.:`ヽ、_| | __, '゜: : | |: : | |‐=二_ノ
      /||::| ||::|: : : : || |: : | |=--  -=ニ  ̄: : : :.:| |: : : : : : :.:: ̄| | ̄  ̄=ニ二_|  | |    ̄



風紀委員「―――…………異世界に」

生徒会長「繋がる扉、ですか?」


無職「あ、ああ……部活動の一環で聞き込み調査を行っててな……今はとにかく、情報が欲しいんだ」


無職(風紀委員を探しに来たら、生徒会室まで足を運んでしまっていた)

無職(ってか二人はどういう関係なんですか! 会長さんそういうの興味なさそうだからあまりこういう話はしたくないのに―――)

生徒会長「聞いたことはありますね」

無職(……あるのかよ)


軍神「ほう。そういう庶民的なものには興味を示さないものだとばかり」

生徒会長「興味はなくとも耳には入ります。噂とはそういうものでしょう?」

風紀委員「え、えっと……私も、その、少しぐらいは……」

先生「え! マジー!? 教えて教えてー!!」

生徒会長「……教師がみっともありませんよ」

オカルト部「こういう顧問だから……ごめんなさい」

先生「辛辣」


女神「んー……どういう噂だったか、覚えてる?」

生徒会長「ええ。やけに小うるさい人でしたから、耳に残っていますよ」

風紀委員「わ、私も……美化委員さんから、少し聞いたことがあります……」


風紀委員「確か…………」


(ちゃんと覚えられているのだろうか? …………>>コンマ判定↓)

99~60 …………え、えへへ、やっぱ覚えて、ないです……あぅ、ごめんなさい……

59~30 …………うーんとね、聞いた話じゃ…………(見当違いなことを言い出す)

29~00 …………これこれこーいう…………(正解というか、噂の出初めに近い情報を得る)

ダメじゃん



無職(いや、まあ……風紀委員についてはなんとなーくわかってた)

無職(だが…………)


生徒会長「…………」


無職「会長さん?」

生徒会長「わ、忘れることぐらい、人間だれしもいつだってあります」

無職「耳に残ってるって言うのは?」

生徒会長「……き、記憶にございません」

無職(こいつ…………)


生徒会長「ぅ……はい……力になれず、すみません」

風紀委員「ぅぅ……ご、ごめんなさぁい……」


無職「あ、あああ、いや! 急に突撃してきたのは俺らの方だから……その……あ、ありがとうな?」

オカルト部「そ、そう……ごめんなさい、こちらこそ謝らなければいけないわ」

女神「……噂だもの。記憶に残らない方が当たり前ってものじゃないかしら」

軍神「火から立ち上った煙など、すぐに消散してしまいます。つかみどころがないのですから、気にする必要もありません」

先生「協力してくれるだけ、ありがたいほうだよー」


生徒会長「…………不覚です」プルプル



無職(……これは、悪いことをしてしまった、かな……―――?)



…………。
……………………。


無職「―――で、学長室周りに噂の元があるっぽいが……今から行くのか?」

オカルト部「いえ、それはまた今度やるつもり」

軍神「む、そうなのですか? ……それは、なぜ?」

先生「ほら、噂でも言ってたじゃん! 『夜に学園に忍び込んだ生徒がー』って!」

先生「尻尾を出すのは夜! なら検証も夜行うべき! そうっしょ?」

女神「教師がそれで良いの……?」

先生「へーきへーき! これでも先ちゃん、隠し通すのは得意だから!」

無職(いや、それはダメでしょ…………)


無職「まあ、そういうことなら、俺も参加するとするよ―――」



…………特殊サブイベント『夜の学園、御園の禁室』が追加されました
自由行動ターンが終了した晩に開始されます

無職は完全にデマと思っているから反応が薄いの?
元の世界に未練がないにしろちょっと変

>>537精神年齢が大人な分、自分より年下の周りから一歩引いたような見方をしています。あと一応言っておきますと、無職の観点では『異世界≠地球』となっていますのでご了承を)

(七不思議の異世界は大抵異空間のようなものだと根底の思想が築かれてるせいです)


(…………とりあえず今日はこれで一旦切り上げます。次回は騎士道部の部活動見学から)

(初月四週間目終了時点で部活動見学週間は終了、本編のストーリーが進み始めます)

(AAを追加してみましたがどうでしょうか? その他感想や要望、質問等ありましたならお書き下さると幸いです)

(お読みくださりありがとうございます)

(では、おやすみなさい)

AAはいらないと思う。会話圧縮するし
あと前々から言いたかったけど、登場キャラのステータスまとめがみたい。
次スレからでいいから最初あたりにまとめがあった方がすぐにキャラを決める時に楽

大変ならせめてどのスレにキャラのステータスまとめがあるか教えて欲しい
例えばこのスレだと>>307->>309とか


(とりあえずキャラクターのステータスを番外編スレの方でまとめておきました。抜けてる部分などがございましたらご指摘ください)

(AAに関しては自分の情景描写が下手な部分もあり混乱を招く可能性もありますので、数を減らしつつ、要所要所で使っていきたいと思います。ご了承ください)

(少し時間を空けてから再開します。騎士道部の部活動見学からです)

(入る部活動を決めるときはどんな決め方が良いですか? では少々お待ちを)

(再開します)


…………。
……………………。


無職「―――ここも相変わらずだな」

無職(いつも通りの外、そしていつも通りのこの部活。見るだけでハードだと思えるような、騎士道部がそこにあった)

無職(剣姫は……まだ素振りか)

軍神「…………いつか誰かしら倒れそうな部活ですね」

無職(地球でこんなんやってたら即ニュース沙汰だろうな)

女神「さすがにそれはないんじゃないかしら……たぶん―――」


「よし! 次は―――」


無職(でもまあ、一目でわかる『部活らしさ』だ。大会とかもあるらしいし、このぐらいが普通のなのかも? 確かに、やりすぎ感は否めないが)


剣姫「―――!」


無職(一心不乱に剣を振ってる……素人目に見ても凄まじいものだな。太刀筋はぶれず、残像を作り振り切っている)

無職(…………さすが天才)


軍神「どうしますか? 私はやっても構いませんが……素振りしかやらさせてもらえないかもしれませんよ?」

女神「それどころか外周走らされて終わりって可能性もあるわね」


無職(そうだな…………)


無職「…………>>安価↓」


1 …………まあ、それでも、なんとなく部活の雰囲気がつかめるだろ(体験入部)

2 …………次の部活に行くとするか

(色が落ちてなかったですね、すみません)

…………。
……………………。

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無職「―――うぉぉおおおおおおおっ!?」


剣姫「まさか……こんな巡り会わせになるなんて、ねっ!」ブォン!

無職「ひぃ!?」


「「「―――行け! そこだ! うぉおおおおおお!!!!」」」


無職「こんなのっ! 聞いて! ねぇぇぇぇんだよぉおおおおおお!!!!」

無職(―――誰がぁ! 急に模擬戦闘をやらされると思う!? 誰も思わねぇよちきしょう!!)

顧問「いやぁ……金翼の君に加え、銀翼の生徒が来てくれるとは……やはり彼らの戦い、一度は見てみたいものですからねぇ……」

軍神「…………そうですね。彼、死にかけてますけど」

女神「これは予想してなかったわね……頑張って! 無職!」


剣姫「ほら! そうそう頑張って!! ……ッ!」ヒュン!

無職(ピョア!!!!)


無職(…………これでもまだ手加減はされてるな……ヂッ……ックソォ! 一か八か、やってみるしかねぇ!)


無職「負けてられるかぁぁぁぁああああああああ!!!!!」


―――『神聖』!



(勝負の行方は? …………>>コンマ判定↓)



99~05 …………敗北

04~01 …………辛くも勝利

00 …………圧倒的勝利!!!!


(ゾロ目ボーナスあり)


無職「―――! ここだッ!」ブンッ!

剣姫「! しまっ―――」カンッ!


無職(―――よし! 剣を吹き飛ばして、これで俺の勝ち、だ…………―――ん?)


剣姫「…………なぁんて、ね?」ヒュン!


無職「ッ! ……お、おいおい……二刀流だなんて、ずるいだろ……!」

剣姫「ふふ……まだまだ甘いってことじゃない? 少しヒヤッとしたけど……今回は、私の勝ちよ」

無職「ぐ…………っ、ああ……参った」


「「「うぉおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」


顧問「……お疲れ! 二人とも! 素晴らしい戦いをありがとう……というかもうウチに入らない? みんな! 拍手!」


「「「わぁぁぁあああああああああ!!!!」」」パチパチパチ…


無職「付け焼き刃程度の微塵の知識じゃここまでが限界か……惜しいとこまで行ったと思ったんだがなぁ……」グッタリ

軍神「お疲れ様です、無職殿。タオルをどうぞ……ああ、拭いて差し上げますので、しゃがんでもらっても?」

無職「いや、自分で…………あー……はい、どうぞよろしくお願いします……」

軍神「~~♪」フキフキ

無職(なんか俺最近介護されてない?)


剣姫「……驚いたわ、無職って魔法使いかと思ってたのだけど……剣の才能もあるのね」

無職「そりゃどうも。でも活用できる気がしないよ」

女神「それでもあそこまで上達してきてるんだから……伸ばせるような、光るものがあるんじゃない?」

剣姫「ふふ……もう一度戦いたくなってくるわね……」モジモジ

無職(やめて?)


軍神「……ふむ。無職殿、どうせなら剣姫から指南を受けてみては? この学園では武闘祭やらなんやらと、戦闘というものに縁がありますので」

無職「ん……そうだな。剣姫が良ければ、俺もそうしたいんだが…………」

剣姫「! ええ! もちろん良いわよ! 手取り足取り教えてあげるわ!」ギュ

女神「…………別の意味に聞こえるのは気のせいかしら?」


軍神「そうですね……私も何かしら吸収できるかもしれませんので、混ぜてもらっても?」

剣姫「良いけど……それなら魔法についても教わりたいわね。無職もそっち方面にも伸ばせることができると思うし」

女神「あ! じゃあ私は二人共から教えてもらう!」

無職「あのなぁ……ハハ、まあ良いか。そういうことなら、今度教えてもらいに来るとするよ。……でも今はまず―――」


顧問「さぁ! 次は打ち合い! 休憩が終わったやつから鎧を着始めろ―――」



無職「目先のことを終わらせようぜ―――?」



…………サブイベント『攻撃の極意』が追加されました
自由行動ターンイベント選択時にお選びください


(ゾロ目ボーナス無しの敗北の場合、惨敗しましたが……ボーナスありで『拮抗してた感』で勝負が決しました。惨敗の場合何かあったかも)


(ちなみにですが、騎士道部のルール的なものは、『魔法の使用は禁止、剣のみ』という大まかなものからできてます。って考えてください。あとあと改定されるかもしれない)

>>498

…………。
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三丈二二二「区区]二[区]二二「/〉=¬'' ¨||─||‐|弍三三て二L  丿 | {┘             └|`T<`¨¨
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二ニ弍__ノ⌒乂_ノ⌒乂____ノノ/_ア    「「 ̄|| ̄ ル'´ `'くノ||{{  ̄                         |_| :|
    \弌__ノノ⌒)ーノノ⌒>'/     ||  ||  圦   ノ└                            | :|



図書委員「―――あ! 弟子、くん…………!」


無職「! 師匠! ……えーっと、ここが文芸部の活動場所で、良いんだよな?」

無職(相変わらずだだっ広い図書館だ。インクと紙の匂いは、いつ来ても変わらぬまま……ここが文芸部のいる場所だと、教師からは教わった)

無職(……どうやらビンゴらしいが、さて)


図書委員「うん! そうだよ! ……って言っても、今はみんな、本を読むだけなんだけどね…………」

軍神「……活動するときとかは、一体何をしていらっしゃるのですか?」

図書委員「んー……詩を書いたり、本を執筆したり……いろいろ、かな」

女神「本まで書いてるの?」

図書委員「うん。……あっちのコーナーにはね、今までの文芸部の先輩たちが残していった、本が並んでるの」

図書委員「そうじゃなくとも、実際に書店で販売されたり、貴族層の人に絶賛されたり……」

図書委員「それで小説家になったりする人も、少なくないらしい、よ……?」

無職「なるほどな……一見すると他の部活に隠れがちだが、社会に出ているという面では良い部活なんだな」

図書委員「! えへへ……そう言ってもらえると、嬉しいな……」パタパタ


無職(しかし……文芸部ってこんなとっつきにくい部活なのか? 確かにクラスの中心人物とかはいないだろうが……いかんせん女子の比率が多い。というかこれ全員女子じゃね?)


女神「文芸ってことは……それに関連して、いろんな書物に触れたりするのよね」

軍神「そうですね。数々の著名人の文芸作品を手にすることも可能かもしれません」

軍神「正直言って……興味はありますね」

無職(そういや軍神って、知識欲が豊富だったな……どうしようか)


図書委員「どうす、る……? 今入っても、やることはあんまり無いと思うけど…………」


無職「そうだな…………>>安価↓」


1 …………気になるし、入ってみるよ(体験入部)


2 …………また今度来させてもらうよ



…………。
……………………。


無職(―――確かに、いろんな本があるな……これ全部ここの学生が書いたって言うんだから……すごいな)

無職(俺なんか、ちっさいころなんか書いて……ああ、今思い返しても寒気がする)


女神「んー……どれを読むか迷っちゃうわね」

軍神「数冊ぐらいかと思っていたら……このコーナー全部ですか」

図書委員「そう、なの……卒業するまでに最低一冊、書かないとダメって、言われてるから…………」

図書委員「先輩方は、何冊も書いてたらしいんだけど、ね?」


無職(…………文芸部として本を読むことになったわけだが、どうするか)


無職(とりあえず、片っ端から手に取ってみよう―――)



(文芸部設立の本のコーナー。手に取ったその本のジャンルは? …………>>安価↓ 例:官能小説)


(本を読んでます。少し長いですけどご了承ください)


…………。
……………………。


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゙  |i:i:i:ト.::: : : : : : : : ∨ム :|::::::|」   `丶、/|/| :|  /.:| | ̄~゙|::斗r≦      |:| i|:| || |斗r≦三三三三三二斗r≦i:
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『―――昔、それはそれは今の世界と比べると、大層立派に進歩していた世界がありました』


『人々は行き交い、魔法がなくとも魔法のような力を手に入れ、そしてそれがあたかも当たり前かのように生活していましたと言います』


『神を信じず、ただひたすらに今を生きる彼ら……だが、ふとした瞬間にそのすべてが崩れ去りました』


『なにもかも。なにもかも…………その、すべてが―――』






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/l      , '  i  ジ ,:' ィ     '゙   ...:il li: .           l  ,^i    i  `     i   l
l l       i   Y    i  ,i:         .: : ::ll ll: :           .ノ j l、   .l      リ  i
゙,'  、    ' , ,..、i   i  ',       : : ::ll ll: . .        ., ' ,゙  i   レ、   ,..、, '  ,!
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『爆心地は遠く離れているのにも関わらず、その影響は██にまで及ぶことになり、大勢の犠牲者を出す結果となりました』


『それは天からの罰なのか? はたまた救済なのか? 終末論者たちはここぞとばかりに神を崇め始め、親を失った子は絶望しながら死に絶えていきました』


『…………だが、それで終わりではありませんでした』


『これがただの災害ならまだ、良かったのです。だがしかし、これは……人災、いや、神災とも呼べるような、馬鹿げたものでした』





『―――まず初日に、ほぼすべての人間が息絶えた』


『―――その次の日に、死んだ者たちの身体が紡ぎ合わされた』


『―――その次の日に、でたらめな死体どもが生きてる者を襲い始めた。墓の中に眠っていた死者たちも、また息を吹き返した』


『―――その次の日に、国は何もかもを放棄した。いや、そうせざるを得なかったのか。国のトップも重鎮も、側だけのシェルターに逃げ込んでは、消息を絶った』



『終末とは、また笑える話だ、と正気の者たちはつぶやきました』


『終わりはない。未来永劫、この世界は終わりの狭間に存在し続けるのだ、と』



『この世のすべて。何もかもが集結し、そしてまた分岐する』


『微かな望みをもって、異形の者たち相手に武器を取った猛者たちは、あの日のことを、こう呼んだのでした』




『―――遥かなる座へと、存在の抹消された日』


『―――【X-イベン―――



女神「―――ねぇ! 無職!」ヒョイ!


無職「んぉ! ……め、女神? どうしたんだ、急に…………」

無職(なかなかに興味深い書物だったから読みふけってたんだが……女神に取られてしまった。こいつもこの本が読みたいのか?)

無職(…………というかこれ、著者不明、か)


女神「……この本、たぶん間違って紛れ込んじゃったんだと思う。ほら、他の本はちゃんと著者名が記入されてるのに」

無職「ん、確かに……コーナーを間違えたのかもしれないな」

女神「だよね……うん、図書委員ちゃんに聞いてくるよ!」


無職「おーい、図書館は静かにだぞー……良いな?」

女神「分かってるわよー!」バビューン!



無職「あいつ、本当に分かってるのか…………?」


無職(まぁ良い。……さて、他の本でも読むとするか―――)


…………。
……………………。


『―――えぐっ……ぐすっ…………』


無職(―――また、夢、か。……だが今度はなんだ? 女の子がうずくまって泣いている?)


無職(茶髪で……すこしゴシック風な……中二病な? そんな服に身を包んで、少女が肩を震わせていた)



『―――うぅぅ~~~~っ』



無職(…………いやホントになんだこの夢)


無職(もしや、俺の深層心理に幼女をいたぶるような性癖が芽生えたのか? 冗談じゃない)


無職(何かしら理由があるんだろ。ここ最近の夢は特に、そんな気がしていた)



無職(…………慰めるべきか)



(うずくまり、泣いている少女に、どうする? …………>>安価↓)



『―――お別れ、だから…………』グスッ


無職「お別れ? もしかして……誰か亡くなったのか? それとも、ペットとか?」


『―――もう、会えない……』


無職(…………)

無職「あー……それは、なんというか……可哀そうに」ギュ


『―――あった、かい…………』


無職「あ…………」

無職(しまったな。ついつい抱きしめてしまった。あいつらに毒されすぎたせいか?)


無職「まあ、その、だな? こういうときは、泣くだけ泣いて、全部吐き出しちまった方が―――ぁ?」ヌメッ



『―――あ、ぁぁ…………でも、お別れ、なんだもんね…………』ポタポタ



            :,:              (/)
            ノ霜斧ミx,゜      '´          _ノ(
           (圭圭圭{!'                (圭{

           寸圭圭イ :';'''                 '´⌒
           τ'{{7⌒∴:
            )/
         。∴{!                       _,ィ(。
        _,ィ(                       `'''´⌒'・
     ,ィ圭||ア '’    __                 ,ィ(____,ィ∵               ,ィ(_
     炸圭(       ,ィ升彡               ノ圭圭圭圭そ          。  佳圭心、_
      ⌒`寸ト、   ,{抄'⌒    ノ斧ミ、 o    ∴炸圭圭圭|iて ',∴ ・         _ノ佳佳佳て。
       ゜     ノ/        ⌒∴   ・ ノ(_ノ圭斥⌒',寸ミ、        ',.:,:・'`¨∵¨¨⌒´
     ,,、    //   ノ(          /少'⌒ `       ..,, _,.。x≦少"・       ,ィ(_∴_,:・・
  π_ノ心、_ノ(,炸||(   ,,.,⌒ ・っ  ∴ ・                 ;,,ィ炒⌒;.    c=≠二,ィ炸圭圭(;''
   )圭圭圭圭圭ア  ∴:¨'`   `                     ',∴ ・     ⌒ 寸筵τ'⌒``
 τ`Ⅷ:圭圭圭圭(_ノ廴 τミx。、∴__            ノ廴_,ィ炸廴ィ
   )}圭圭圭圭圭そ `⌒'・    __,ィ圭掛x、∵      ,ィ炸圭少⌒'・
 _,ィ炸圭圭才寸圭廴。x:≦少"´⌒''''⌒¨∵¨´      ⌒¨¨∵:・
   ⌒`寸ト、∴`寸ミ、 ∵:・

      `寸そ:¨'`沁っ




無職(―――血!?)



『―――兄ぃ、こんな妹で、ごめんね…………』



無職「―――ッ!? お、おい!? どういう…………!?」




『―――しくじっちまった、みたいでさ……あはは……死にたく、無いのになぁ…………』




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: : : : :/:, :\///\   \}圭圭/〉三二ニミs。: :\/\:/|\\               /,。o∨//>''´。s个//>'´ィ升
: : :/\:, :, :\///\   {圭圭/三三三三/\: :\/〉|\\\            /。oム>∨。o≦///>'´。s升//>

/////,\ :, :, \///\  }圭圭圭彡'´ ̄`'寸/,\  〈::|\\\|            ∨彡ム。o ∨//>''´。oi〔//>''´。o
 `'巛///,'\:, :,  \///∨;;;;;;;;/ <//ミs。  `'寸/7//:|\\\|.             ∨。oム::>∨。o≦///>'´。o个//
゚。 :, \////\ :, :, \//ヾ: :/ s。:, `'<//,ミs。 `':://::|\\\|              ∨彡ム。o ∨//>''´,.。s个///>'
/ム :, : `寸////≧=---\:: :/ //,≧s。:, :,`'<//>,//ニ|\\\|.               /lニY。oムマ>∨。s≦////>''´,.。s
'//,>、 :, : 寸////マ三三/ :,/ ``<//≧s。:, :,`'<//ニ::|\\,N __              | |ニi|彡´,.。t≦∨///>''´。o≦///
////,\:,  :, `弌//ム\_/ / / : : ``'<//≧s。 /∠つ三ミs。ソ |:::| ̄| __      _|_|,。+'" ,.ィ㌻ ∨。o≦/////>''"´
   ̄マミh。 .; :`マ/ム   / / :, :, :, :, :, ``''<// /圭圭彡ク ̄ |`゙`'ォ'´|:|:|:|    /V∧ ,,.ィ㌻ ,.ィ㌻.:∨///>''"_: : :
    ∨//ミh。  マ/,〉 / ̄ヾ≧s。 :, :, :, :``::/=ニ二三:{:::: : |::|ニ|= |ニニニニi|//,|V∧㌻,.ィ㌻,.ィ㌻.∨'"  //ヽ'"

     厂_ ̄_..::: ∨/;;:;:;:.  `Y///≧s。: :   :,/  _ -=ム:::: |::|ニ|=::|ニニニニ |//,| V∧㌻ ,.ィ㌻ ィ㌻V>''":;:;:/  \
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無職『―――おい! こんなところでくたばるんじゃねぇ! テメェの帰りを心待ちにしてる……あいつらを悲しませる気か!?』


無職(…………俺じゃ、ない?)


『……兄ぃ……その言葉は、今、聞きたくはなかったな……せめて、快く弔ってほしいんだ……ぁ……』

無職『バカを言うな! クソッ! なんで俺なんかを庇ったんだ! なんで俺より先に逝くんだ! 俺を置いていくなよ!!』

『…………えへへ、兄ぃのこと、ずっと、好きだったよ…………』キュ

無職『―――ぁ?』

『最期ぐらい、素直に、なっても……罰は当たらない、から……。……ずっと、ずぅっと、好きだった』

無職『ハ、ハハハ……きゅ、急に何言ってんだよ? お前は……お前たちは、俺のことが嫌いのはずじゃ―――』

『ううん。大好きだったんだ……でも、もう、ダメみたいだからさ。……泣かないでよ。こんな……兄ぃの妹のために、なんか…………だって、嫌い、でしょ……?』

無職『そんなこと……言うなよ! 俺が! お前たちを嫌いになるわけなんかないだろ!? 自分の家族を、愛せないわけないだろ……っ! 俺だって好きだよ! お前が! お前たちが!』

『…………恥ずかしいなぁ……こんなドストレートに告白されるなんて…………』

無職『い、良いからもう喋るな! 早く止血して…………―――おい?』

『…………来世でも、会えたらなぁ…………』

無職『おい、おい! 逝くな! 気を強く持て! おい! ██!!』


『…………本当に、大好きだったんだ―――』


無職『…………なぁ…………嘘だろ?』

無職『なぁ、おい! 答えてくれよ! 目を開けろ! ……死ぬなよぉ!!』


『……………………』


無職『██―――ッ!!!!!!!』





無職(―――なんだ、これは……)


無職(なぜ、涙が止まらないんだ? どうしてこんなにも、胸にぽっかりと穴が開いたような感じになるんだ?)

無職(…………あるはずもない記憶を、抉られてるような気分だ)


エラー「…………」


無職(エラー……? こいつは……いったい…………)


エラー「―――お前になら、出来るはずだ」


無職「…………出来るって…………何がだ…………ッ!」ズキン!


エラー「俺にも、あいつにもできなかったことが……今、ついに、可能性として現れた」

エラー「『X』……物語は収束し、そして再び分岐する。ここは分岐点だ。何もかもを救うための、布石となりうる、最後の要なんだ」


無職「お前は…………何者なんだ…………」


エラー「…………テメェはテメェで、俺は俺だ」

エラー「願わくば、いつかの希望が、成就することを」



エラー「…………真実を見極めろ。殺すのは、一人だけだ―――」


…………。
……………………。


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. /::::::/    /.::::》      '{  ≦=≠                 :::::{
. /:::::/    / :::::::\_,.==≠、/二 ̄                  :::::j




???「―――計画は進行している。なら後は……待つだけ? ……お預けは勘弁だなぁ…………」

???「…………ちょっかいを出してみたくなるのも、しょうがないっちゃしょうがないだろ……」


???「『結晶の森』で待っている。いつしか、この運命を打ち破れるであろう英雄の誕生に心を馳せて」

???「その身削ろうとも、世界中のなにもかもを敵に回したとしても…………」


???「…………悪い癖が出たな。早々に立ち去ろう―――」



…………。
……………………。


無職(―――バッドモーニング。相変わらず最悪の目覚めだ。この世界は俺を寝不足で殺しに来てるのか?)

無職(…………昨日は結構遅くまで本を読んでたからなぁ……師匠も言ってたけど、ああいうのって夢に出やすいらしいしな)

無職(…………)

無職(ああ。あれは……夢なんだ)


無職(……んー、行商人はもう行ってしまったしな。家の中で一日を過ごすというのも、悪くはないのかもしれないが……)

無職(外に出るとするか? …………さて、今日は何をしよう)



自由行動ターンイベント選択…………>>安価↓1~3(多数決か、高コンマ。割れたらコンマ判定)



1 …………美化委員&委員長&鍛冶屋『最高の武器~その1~』

2 …………???(固定キャラ)&生徒会長『Sランクなメイドさん』

3 …………シスター&受付『新たなお友達』

4 …………薬師『薬師の治りょ…………恥辱?』※R

5 …………吟遊詩人『夕日が見える一番きれいなとこ』

6 …………巫女&図書委員『両手に華』

7 …………軍神&剣姫『攻撃の極意』

8 …………ケルセニスをぶらりと回るか

9 …………『書き込み』でもするか(自由安価。デートに誘うとかそういうのです)

10 …………勉強しよう



…………※Rとは? R-18イベントのことです
8の選択肢は、いつも通りの自由行動になります(誰かを誘ったりもできますが)


…………。
……………………。


無職(―――先輩と師匠に呼ばれてたなぁ、と。その場所に来てみたら…………)


巫女「えへへぇ…………」ギュー

図書委員「ふふふっ…………」ギュー


無職(はいはいいつもの)


無職「あー……もう一度だけ確認するが、本当に俺なんかで良いのか?」

無職(呼び出した内容はドストレートかつ明瞭なもの。『デートしろ』であった)


巫女「後輩くんがいーのっ!」

図書委員「弟子くんじゃなきゃ、いやだもん……!」


無職「そ、そこまでなのか……? 俺が逆に緊張するだろって」



無職(最近こういうことが多い気がするのは、気のせいなのか―――?)




――― サブイベント『両手に華』、開幕 ―――


…………。


無職(―――さて、どこから回ろうか?)



(少し仕様変更。デートなのに武具屋とかはさすがにおかしいだろうと思いましたので、仕様変更します)

>>412の選択肢を選んでも構いませんが、どこかありそうなものを書いてくださるとありがたいです。例:花屋、だとか)

(デートらしいデートにしたいので、それらしい店や施設、場所など、考え付きましたなら書いてください)


(さあ、どこから回る? 時間はまだいっぱいあるみたいだ…………>>安価↓ >>412の選択肢 or それらしいとこ)

この二人の信頼・好感度が気になる


…………。
……………………。


淡淡淡淡淡爻| ̄| ┌     └  | | |
淡淡淡淡淡爻|  | | | ┌  _    ̄ |                                 _______
淡淡淡父爻''゚└ ' |.._| | | |¨|  ..,, |                                 || | | | | | | | | | | | |
淡淡爻ン''|:          └' | :| :|| |                                 || | | | | | | | | | | | |
爻爻ソ   |:   | ̄| ┌    └' || | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,。。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||_| |_| |_| |_| |_| |_| |
__|__|:   |  | | | ┌  _    ̄ |:::i⌒i:::::::::::::::::::i⌒i:::::::::::::::::::::::::ノ ゚ハ:::::::::::::::::::::i⌒i::::::::::::::::\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | | | | | |丁T‐⊥_| | | | |¨|  ..,, |:::|_|:::::::::::::::::::|_|:::::::::::::::::::ホ'゚  ⌒ン:::::∩∩:|_|∩∩:::::::::: \ |丁¨¨丁¨¨
|_|_|_|_|_|_|_| | | | | | | | 「T=- 」_| .| :|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _し'´. . . '´^i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨/|┴┬┴─

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無職(―――一段と騒がしいこの広場に自然と足が運ばれてきたが…………)


巫女「すっごい喧騒だねー……人に酔っちゃいそうなくらい」

図書委員「うーん……今日は何か催し物があったの、かな……?」

無職(そういえば……前は歌手かなんかがパフォーマンスしに来てたな。今回はどんなものをやっているんだ?)


無職「それじゃ、行ってみるか―――」



(噴水広場の催し物。今日はいったい何をやっている? …………>>安価↓ 例:歌の披露)


マジックとかこの世界だとどうなるんだ?
魔法が使えるから存在しなさそう……



ピエロ「―――さぁさぁ拍手喝采をどうぞ! 我らのパフォーマンス、子供から大人まで、老若男女通りかかった主婦さんも! どうぞご覧あれ!!」


「「「わぁぁぁぁぁああああああ!!!」」」パチパチパチ


無職(へぇ……アクロバットやらジャグリングやら、王道を突いてきてるがそれでもレベルが高い)

無職(芸をやりながら話してるぞあのピエロ……しかもトークスキルまでたけぇ!)


巫女「す……すごい! 魔法を使ってるみたいに軽やか…………!」

図書委員「…………!」


無職(お、こっちの二人の反応は上々だな。珍しいんだろうか? かくいう俺も直で見たのは初めてだしな)

無職(……うお! ジャグリングからの倒立で全部キャッチした! ……うへぇ、大道芸ってかもう……芸術? すごいな……)


ピエロ「ええ、ええ! どうもどうも! 素晴らしい歓声をどうもありがとうございます! しかし! 本番はこれからというもの!」

ピエロ「ヒートアップです! さらに歓声をどうぞ! そしてその目に焼き付けてくださいませ―――!!」


「「「うぉおおおおおおおおおお!!!」」」


巫女「す、すごいすごい! 後輩くん、すごいよ! あれ!」ギュー

図書委員「なんだか……きれい……かっこいいね! 弟子くん……!」ギュー

無職「そうだな……なんというか、洗練されてるというか、魅了されるな」

無職(純粋にすごいと思わせるような何かがあるんだろうか)


ピエロ「さぁ! ラストスパートです! ふむ……ええ! ここまで見てくだった観客さまでしたら、最後を飾るのにふさわしいでしょう!」


無職(…………なに?)


ピエロ「皆さまご注目を! 舞台に上がってきてください! どうぞ!!」


ピエロ「…………」

ピエロ「…………ん?」


「「「…………?」」」シン…



ピエロ「……嘘だろドタキャン…………?」ボソッ



ピエロ「え、えーっと……そ、そこ! そこのお方! どうですか!? 我々とともに、壮大なファイナルを迎えましょう!!」



無職「…………」


巫女「…………」


図書委員「…………」




無職「…………俺ぇ!?」



無職(―――いやいや冗談だろ!? なに一般人にやらせようとしてんの!?)

ピエロ(いやちょっと……納得してください! あとでお礼はしますから! ……か、簡単な芸をやるだけで良いんです! あとは自分たちが派手に演出しますので!)

無職(仲間内とはしっかり連携取っとけよ!!)

ピエロ(言葉もないです……でもほら! もう登ってきてしまったんですから! 最後までやり切ってください!!)


図書委員「…………!」キラキラ

巫女「こ、後輩くん…………っ!」キラキラ


無職(そぉんな純粋な目で見ないでよぉおおおお!!!!)


ピエロ(夢を裏切りたくないでしょう!?)

無職(俺の夢はぁ!!!!)


ピエロ(後で支払いますから!)


無職(マネェェェェェエエエエエエエエエエ!!!!!)



無職(クソッ……どこぞのテーマパークかよ……押し売りで現実見せられた分もっと質が悪いぞ)

無職(で? 何をすればいいんだよ)



ピエロ(えっと…………>>安価↓をやってもらいたいんです!!)



無職(チッ……やるしかねぇ…………!)

無職「『身体強化』……『速度上昇』…………!」ボソボソ


無職(華麗に決めてやるぜ―――!!!)



(彼のアクロバットはいかがなものか…………>>コンマ判定↓)


99~60 成功

59~40 失敗

39~10 良さげな成功

09~01 かなりの成功!

00 完璧。本日の主役

能力使えば失敗しないのに…



無職(とりあえず派手な技を決めときゃ観客は唸らせることができるだろ―――!!!)

無職(ジーザスフリップに……バタフライツイストからのテラダグラブで、どうだ―――!!)


ピエロ「おお! 皆さま喝采を―――!! 彼のこの軽快なる動きに拍手喝采を―――!!!」


「「「わぁぁぁぁぁああああああ!!!!」」」パチパチパチ!


巫女「す、すごいよ! 図書委員ちゃん! 後輩くんがすごいよー!」ピョンピョン!

図書委員「か、かっこいい……弟子くん、輝いて見える…………!」


無職(うは楽しいわこれ)


無職「ハッハッハッ! 皆様方! パフォーマンスはこれからでございます―――!!!」


「「「ふぉぉおおおおおおおおお!!!!」」」


無職「今この時は無礼講! 夢のごときひと時を、どうか酔いしれながらお楽しみくださいませ―――ッ!!」

ピエロ「……いや仕事取らんといて……まぁ良いか」


ピエロ「永いこの瞬間を! 永遠の記憶と差し上げましょう―――!!」

無職「さぁ! ご覧あれ―――!!」



(催しは成功した! 巫女と図書委員の好感度が上がった……気がする!)


…………。
……………………。


ピエロ「……もうウチの旅団に入らない?」

無職「ドタキャンされたくないのでいやどす」

ピエロ「あっ、まだ根に持ってるんだぁ…………」

ピエロ「まあ、でも、本当に助かりましたよ。……反応がなかったときは、さすがの私でももうダメかと思いましたもん……」

無職「あ、ああ…………って、ん? もしかして、お前って女の子なのか?」

ピエロ「え? 今気づいたんですか? ああ、着ぐるみみたいなもの着てますからね」

無職「…………マジかよ」

ピエロ「それは私のかわいらしさにですか?」

無職「お前の人望の無さに」

ピエロ「…………」


ピエロ「まあ良いですよ! ではこれ、今回のお礼と……こちら、旅団の特別な証です」

無職「…………?」

ピエロ「またいつか……この紋様の入った何かを見つけた時は、周囲を隈なく探してくださいね?」


ピエロ「―――またお会いできましたなら……女の子としてお礼をたぁっぷりとして差し上げますからぁ…………♥」


無職「俺はジャグリングみたく、手のひらの上で弄べるような人間じゃないぞ?」

ピエロ「遊びじゃありませんからねっ! この証だって、あげたのは今回が初めてなんですよ?」

無職「…………そいつぁ光栄だ」


無職「じゃあな。連れが待ってる―――うぉ?」ガシッ


ピエロ(それと……こちら、白笛となっております。……もし何か御用がありました場合には、この笛をお吹きください)

ピエロ(契約を望むとき、私どもはいつでも貴方の影に)


無職「―――なに!? ―――ッ!」


無職(誰も…………いない?)シン…


無職(…………白笛か。……というか手のひらにキスマークが残ってる……やりやがったなあのピエロ)



無職(ころころと性格が七変化してたのは、大道芸人のなせる業か? ……踏み込まないほうが良さそうだ)


無職(…………戻ろう―――)




…………アイテム『六芒星の紋様の入った木札』、『六芒星の紋様の入った白笛』を手に入れました!

…………『1000G』を手に入れました! 現在所持金額『3500G』



(お礼と称してアイテムを貰った。どんなアイテム? …………>>安価↓)

スケスケコンタクト(これを付けて人や物を見ると中が透けてみることができる。どれくらいかは調整できる)

コンタクトがないなら「(エロ方面で)幸運ペンダント」で
折角R18なのにエロ要素が少ないと思ったので。テコ入れ

(そのテコ入れはありがたいなりぃ……というかエロ要素少なぎますね。安易なエロはしないほうが良いと思ってたんですが、もう少し、違和感のないぐらいに増やしていきたいと思います)

(あと目関連(コンタクト・眼鏡)のものなどは、包帯の関係ですべて別のものに置き換えさせていただきます。ということでペンダントで)



無職(―――キスマーク落ちねぇ!!!)


巫女「…………あ! 後輩くん! お疲れ様!」

図書委員「弟子くん! かっこよかったよ!」

無職「ああ、みんな……正直俺ってば調子に乗ってたな……意外と恥ずかしいわ」


巫女「そ、そんなことないよ! すごかったもん」

図書委員「うん、魅了されちゃった」


無職「え、え~? そ、そう? そ、そんな風に見えちゃうんなら、そうなのかもな~?」


図書委員「うん! かっこよかった!」

巫女「うん! かっこよかったよ!」



無職(…………そんな素直だとさらに恥ずかしいよ―――?)


…………。
……………………。


無職(―――さて、次はどこを回ろうか)


(時間はまだたっぷりとある。もうすぐ昼らしい…………>>安価↓ >>412の選択肢 or それらしい場所)

似てる?


…………。
……………………。


トーイノ   ヾ 、  /'i| |\     |ゝ「ノ|| | ',      |        /  |    |    |    /  ,. '    ,.∠ヽ
ノ ゝ- 、   ヾ、/'  || |   \  |「 ̄|.|| |  ',     |      /    |    |    |  /  ,. '  _,r'-ヽf¨¨ ̄
´|.|`ヽ、 \ ノ-〈   .|| |__ \|| ij..|.|| |__',_____.|____/_____.|    |   / ,. '   _,. |-―‐:|:i:::::::::::
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   \',   } l  .//|| ト、_     .|    |  |__  | |      .l |       .| f f |r三=‐¨ | ハ、ノノ } } rニ-‐.i=f''ri´
      i i  .,!,' // || |:::::{ー、   |    |  |=、、i | .| |      .l |       .|__-=iir、iir'ヽ=ニ.ゝ i_ノ_ノ__| r'コ .|_|ー_
    ノノ / \/   || |_::〈:::::∨!¨ゝ、  |  |_゚,j.}!.| .| |      .l |       .| | | |! |!|!_j_,.「r‐‐i |==‐‐i |¨¨´ ̄
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     ./    /         /     / /       |         .∨   || |   ∨   ' ,         | | \



無職(―――お洒落な喫茶店が、この世界にもあるなんてな)


巫女「……丁度お昼時になりそうだったもんね。お茶菓子とか焼き菓子とか、少し欲しくなっちゃった」

図書委員「…………私も、ちょっと」

無職「俺も小腹が……甘味が欲しいな…………マスター!」


マスター「…………おや、お客さま。三名様でございますか?」


無職(わぁぉ! 白髪を後ろで結んで、モノクルをつけた老年のおっさん! いかにもって感じだ!!)

無職「ああ……この後も街を回る予定だからさ、一息付けるぐらいのコーヒーを、頼めるか?」

マスター「ふふ。ええ、かしこまりました」

マスター「菓子の方は、どうなさいますか? コーヒーは苦すぎない程度に淹れますので……甘さを控えたクッキーなど、おすすめですが…………」

巫女「! た、食べたい…………」

無職「……食べ歩きもしたいしな。ああ、マスター。それで頼むよ」


マスター「はい……少々お待ちを―――」



…………。


無職(…………この出来上がりを待つ時間、なんか好き)


巫女「…………♪」

図書委員「…………」


無職(あ、そういや……俺、二人のことをあまり知らないんだよな。いつも振り回されてばっかりだったし)

無職(これを機にいろんなことを知っていきたいな)


無職(うーん…………)



(二人、あるいはどちらか片方に聞きたいこと。質問タイムです。考えてなかったものはずらします…………>>安価↓)



図書委員「―――故郷、か…………」

無職(? 少し雰囲気が、変わった…………?)

無職「もしかして、触れられたくない事だったか?」

図書委員「……あまり、外で話すことでも、ないかな……」

図書委員「私の、故郷……もう、地図から消えちゃったから」

無職「―――! そ、そうか……それは…………悪い」

巫女「図書委員ちゃん……」

図書委員「んーん。このことは……また今度、ちゃんと話させてほしい、な……」

無職「…………ああ。待ってるよ」



図書委員「学園に入学した理由は、やっぱりあの図書館、かな」

巫女「えっと、本が好きだったとか?」

図書委員「本は確かに好きだったけど……そうじゃなくて、ね? 魔法書がたくさん埋蔵されてたから、それに興味があって…………」

無職「魔法書って、いつも教えてくれる、あの?」

図書委員「うん。ちょっとした、夢があって……そのためには、魔法の習得が欠かせなかったの」

図書委員「だから、そんな趣味にも嫌な顔しないで接してきてくれた弟子くんには、本当に感謝してる、よ……?」

無職(面と向かって言われると恥ずかしいな……)

図書委員「巫女ちゃんも、ありがと…………ね?」

巫女「! …………うん!」



無職「…………」


無職(…………ま、言いたくないのなら、詮索は必要ないか―――)



巫女「―――私? 私はね、『柔道部』を設立して、今その部活の部長をやらさせてもらってるよ」

無職(ああ、軍神がそんなこと言ってたな。……柔道部か……経験はあるから、入ってみたいは入ってみたいんだが…………)

巫女「あ! そうだ……来週で部活動見学週間は最後だからさ、良かったら、来てくれると……嬉しい、かな」

無職(…………向こうから誘われるとは)

無職「そうだな。先輩の故郷の武術というのも気になるし、行かさせてもらうよ」

巫女「ホント!? えへっ、良かった!」



図書委員「…………そう言えば、巫女ちゃんって、どんな委員会に入ってるの?」

巫女「私は『選挙管理委員会』に入ってるよ。今年だと……結構後にやる生徒会選挙で働くことになるね」

無職「特別委員会か。……大変なのか?」

巫女「やったことはないからわからないなー……でも、年中やる常置とは違って、総合的には楽だと思う」

巫女「ほら、私は部活と両立させなきゃいけないから……あまり委員会の集まりとかで時間を取られるとあれだからさ……」

無職(…………確かに。それもそうか)



マスター「…………お待たせしました。こちらを、どうぞ―――」



無職(……今後関わっていくうちに、もっと二人のことを知っていけると良いな―――)




―――巫女『【信頼度・100 好感度・85】』


―――図書委員『【信頼度・100 好感度・90】』



(今日はここまでです。お読みくださりありがとうございます)

(次回はデートの続きから。流れで新キャラ出したような気もしますが、まあ大丈夫でしょう。ピエロピエロケロケロケロ)

(エロイベはもっと増やしたいですけど書けるか分かりませんのでご了承を。質問、感想、要望等ございましたならお書き下さると幸いです)

(とりあえず、さらに物語は加速していきます)

(では、おやすみなさい)


巫女の好感度が結構高いのが意外
そこまで好感度上がったイベントあたっけ?

(再開します。乙ありがとうございます)

…………。
……………………。


無職(―――あの後は、気ままに時間をつぶしていった。俺も彼女たちも満足気に喫茶店を去ったのだった)


無職(外は今なお騒がしい。お祭り騒ぎがどうのとかじゃなく、これでノーマルだって言うんだから……いや、いつもより人数が少ないぐらいか?)

無職(やだなぁこんな慣れ)


巫女「……やっぱり、少し暑くなってきてるね」

図書委員「もうすぐ、夏だから、しょうがないよ…………」


無職(最近知ったが、この世界のも四季があるという。……この大陸に、の方が正解か? まあ、どっちでもいいか。とりあえず今の時期は春って考えてよさそうだ)

無職「日差しも出てきて……海とかで泳ぎたくなるな」

無職(…………水着姿も見てみたいは見てみたいな。俺の知り合い、みんな素晴らしい体をしてらっしゃるからなぁ……ぐへへ)


図書委員「! いやらしい……顔、してるよ、弟子くん……」

無職「……クハハ。こう抱き着かれると、どうしてもな」

巫女「…………じゃ、じゃあ……こうすればもっと、いやらしい気持ちになってくれる……?」ギュ


無職(おっぱ……んん゛っ! 人前ではやめてほしいかな!)


無職「というか暑いんだから……離れないのか?」

巫女「は、離れないよ!」ギュー

図書委員「今日は一日……ずっとこう……!」ギュー



無職(……ああ、さいですか―――)




(さて、次はどこを回ろう? …………>>安価↓ >>412の選択肢 or それらしいとこ。―――時間はまだあるが、日はこれから沈んでいく)

…………。
……………………。


二||ニ丁:|)::| |j=-=彡ノ:::|=-  _      「 | ̄|                                    _ -┬ニ ̄_,,|:|-‐
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ニ宀…─| / /´ ̄ヽ{ {⌒'|二|| ̄||¨' '┓_|:| ̄二||〕=-  _        ___        _ -:::: ̄-:┐:|‐| ̄|:|  |┤|-L-‐|:|_二
 ̄””¨~“:|:{ ハ〈⌒ヽ 圦:::::|_¨冖||:…┴ |:|ニii匚||¨¨iー|::| ̄__]i-==-- _|_|_| _,,...-┬ ¨|| ̄__|::|┌::冖::|::|:::|-L-」」二.┴…二=-‐…
.     |:{ {:ゞ=-//\\| ̄ ──=ニ┴-  ̄ L ̄__|::|ニl,__|| ̄|-||_r‐||‐┐| ̄⊥:ュi|‐|^|| ̄|||::|:::へ:::|::|:::|二ニ=‐… ¨ ̄

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三|ーー‐|乂__彡,゚ ::( (⌒'|三三|_|_ii|___ |:|: : | |: : : : :.::.:|  || |:∧  /:: ||: :|: : |  ||| ̄| ̄| ̄ ̄| ̄| ̄(^)(^|:|   :||.:.{  {.:.:.:{  {.:.:.:
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三三|─┤/⌒){ { : (⌒ヽ|_⊥二⊥ニ∟....|:|二|‐:|ニ=-ー'└=⊥二二ニ=┘  ⌒^^〕ニ=-─  '''   ̄ ̄   /\  ̄\`ー '゙_,,..、

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露商「―――おやぁ! これはこれは…………ん? ……ああ、お客さん、やはり手癖が悪いようで?」


無職「ぅぐ…………余計なお世話だ!」

無職(確かに来るたび横の女の子は変わっていっているが! それは誤解なんだ! ……ま、まぁ、そりゃ……ハーレムは好きなんだがな?)

巫女「! ここってアクセサリー屋? それも……全部高そう…………」

図書委員「目が痛くなるぐらい……きらめいてる…………」


無職「……内装はホント完璧だよな」

露商「そこまで褒められても、何も出ませんですがねぇ……?」ニコニコ

無職「その厭味ったらしい笑みをやめてくれればな」

露商「それは無理な注文でございますよ。この笑みなくては商人にはなれませんでした故」

無職「本当かぁ……?」

露商「ええ。少し含みがあるような相手にこそ、買い手は心理を揺さぶられるのです。商品にしか目がいかなくなるぐらいには。ですから、これは切っても切れぬ相棒なのでございます」ニンマリ

無職(……なかなかあくどい奴なのかもしれないな)


無職「…………で、二人とも。何が欲しい?」


巫女「え? ほ、欲しいって……もしかして、買うの?」

無職「ああ。……やっぱこういうのって、プレゼントが付き物だろ?」

図書委員「で、でも……悪いよ、そんな…………」

無職「安心しろ。悪いなんて思わずにさ……今日デートに誘ってくれた礼として、な?」


図書委員「…………ぅぅ」

巫女「本当に、良いの…………?」


無職(師匠は身を着飾って、先輩にはより女の子らしくなってもらわないとな)

無職「構わない」


巫女「…………うー…………えっと、それじゃあ―――」

(また色が落ちてませんでしたね。申し訳ないです)


―――『『―――選んでもらいたい!』』



無職(…………なぁんて言われちまったが……本当に俺のセンスで選んでしまって良いのか?)


露商「…………」ニヤニヤ

無職(相変わらずうざい笑顔だ。利用客である以上、何も言えはしないんだが……あーはい早く選びますよ!)



無職「……石言葉……宝石は手紙…………今度こそ、大丈夫なはずだ」


無職(…………どれ―――)



(カタログの中から宝石を選んだ。なんて宝石? …………>>安価↓1~2 下一図書委員、下二巫女。アクセサリーの種類と宝石の種類を書いてください)


…………。


無職「あー…………」


無職(最近、こうやって誰かにプレゼントすることが多いが……いつまで経っても慣れないな)

無職(だが、大見得切った手前、ここですごむというのもらしくない)


巫女「…………///」

図書委員「…………弟子くん」


無職(…………腹を括ろう。そんな冷たい反応は……しない、はず。たぶん、きっと。おそらく)


無職(……ええい! かっこよく決めてやる!)



無職「オホン! …………えー…………」


無職「…………>>安価↓」(なんて言ってプレゼントを渡そう?)



巫女「! うん、うん! これからもずっとよろしくね! 後輩くんっ!」ギュー!

無職(グエー! ふ、腹部圧迫!!)

図書委員「…………嬉しいよ、弟子くん…………弟子くんっ!」ギュー!


無職(…………露商は空気を読んでまたどっか消えたな。というか抱きつくのって流行ってるの? おっぱいの感触が何もかも吹き飛ばすんですがぁ!!!!)


無職「ま……そこまで喜んでもらえてよかったよ。ああは言ったものの、やっぱプレゼントって苦手でさ」ナデナデ

巫女「ふふふ! 大成功だと思うよ? 私、こんなにうれしいんだもん!」

図書委員「うん! 弟子くんに貰ったものは何でもうれしいけど……これは格別、だよっ!」


無職(や、やめろい恥ずかしい……いや待って冗談抜きで結構恥ずかしい)


巫女「……ふふ、照れてる?」

図書委員「顔、真っ赤……」


無職「ぅっ! …………そ、そうは言ってもな…………お前たちだって……耳まで真っ赤っかじゃないかよ」


巫女「~~~~っ!?」バッ!

図書委員「っ!」ペタン!


無職(師匠の耳は違うでしょうに)


無職「隠さなくても……可愛らしい耳じゃないか」

巫女「っ! ……だ、だって……意識しちゃうと、もっと心臓が高鳴って……私、プレゼントなんて初めて貰ったから……その」

巫女「…………恥ずかしくて」カァァァァ

図書委員「弟子くんの、せいだよ……」

図書委員「プレゼントがこんなにうれしくて……こんなにも、恥ずかしくなっちゃうようなものだなんて、知らなかったのに…………///」パタパタパター!!


図書委員「……弟子くん……ありがとう。幸せ、だよ……」ギュ

巫女「私も……幸せ。本当にありがとうね、後輩くん……無職くんっ……!」ギュ


無職「クハハ! その表情が見れただけで、プレゼントを贈った甲斐もあったというもの。……ああ、どういたしまして、二人とも」


無職(師匠にはターコイズとアイオライトがあしらわれた腕輪。先輩にはジェダイトとクリスタルが使われたネックレス)

無職(素でこんだけかわいいんだから、確実に似合うはずだ)


無職(…………なんか女子に贈り物をしすぎな気もするが、きっと大丈夫だろう! ギャルゲの主人公だって大丈夫と言ってた気がする!)


巫女「―――えっと……じゃあ…………お願い、出来るかな?」

図書委員「その、良ければ……して、くれる……?」


無職(この世界じゃ、贈り手が貰い手に着けてあげるのが流儀らしい。……郷に入っては郷に従え、だ)



無職「あいよ。ほら、もっとこっちに寄ってくれ―――」


…………。
……………………。


巫女「―――えへへっ! 素敵なプレゼント貰っちゃった!」ギュー

図書委員「ずっと、大事にするね……えへへ…………」ギュー


無職(…………懐かれた? なんだか、今朝よりも密着度が高くなっている気がする)

無職(……俺男なんだけどなぁ……これもう異性として見られてないんじゃね?)


無職「…………」

無職(そんなことはないと信じたい)



無職(―――まぁ良い。さて、次はどこに行くか…………)


(時間はまだあるが、日はどんどんと落ちていく。…………>>安価↓ >>412の選択肢 or それらしいとこ)

(劇場は少し難しいので……申し訳ありませんが今回は3で行かさせてもらいます)

…………。
……………………。


 \   |    \ |\                }| 」「二二二二二二二7三三三三三三三三三三三三三三三=-
`ヽ、 \|  _.   | \ |            }| 」「二二二二二二三三三三三三三三三三三三三三=‐ |
   `ヽ\ |_|┌|  \           」| 」「二二二二二7三三三三三三Y^Y三三三三=-      |
     `ヽ、└| 「:| |          ハ__」「二二ニ=‐   ̄ ̄   _/人ノ_ -  ̄    _ -‐  ̄
=‐      `ヽ、└' |_        了 ̄_,,....  --─…宀jT二三三ア | | ̄  _  ‐┐   | |
‐=ニニ=‐     `ヽ、|_|ュ___     | ̄ xヘ_ -ー  ̄ /| |   /-‐:| |ー  ̄___ ー|   | |-‐  ̄

_   ̄丁ニ=- _  `丶、_|_|     ___,二ニ|.:.:.:.| ===ァ'~___| |-‐/   :| |T丁[| |_|..┘   | |
|И丁|i||丁 ̄ ー ニ≧o。 `Y..|\┐ |i‐‐‐‐/|.:.:.:.|/||'⌒>、|| ̄ :| |/瓧瓧瓧リ |冖¨ ̄: : |    | |

しリИリ||/ ̄||i〕iト 〕丁〕iトミ≧s。 |┐|i√/|二二|^||┬'゙ ||   :| |二二LLLL|_|: : : : : : : |    | |  ./ ̄ /
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三二ニ=─_二Lニ─丁 |_ ⊥‐ ¨     L|_|ニニjく_/|∽∽∽|。oSSx==L_ ̄丁(_)(__)' ̄ ̄/のの(⌒)(⌒

¨~~ ̄|二二|- 丁_ -二 ̄           へ|k-く‰‰‰‰77⌒ヽ==彡(_)(_),/ ̄/ア¨アののく /
    | _⊥‐ニ三三‐ ‐      ‐ ‐     \| |\\rr竺竺竺>=彡'()「|─_ /─/ ∠,。oぅううぅs。ノ
  _ └三三三- -              _、-冖'\\|i:i:。0℃℃℃℃℃。   ̄ ─二__,。oぅうううう必ううう
_-三三‐‐ ‐            ‐‐     {iシシシシシ_\\℃℃℃℃℃℃℃℃  i< ̄>,、--.、,、‐‐.、ノううう
二三-            - - -      {i7アシシシシ \\℃℃℃Ω.<´ ̄`Y´`Y´ `'|`¨¨´|`¨¨´|`'<う

三- -                      |iシシシシ<辷ヘ\℃Y´-- ミ`¨¨´|`¨´ト`¨´|'´ ̄Y´ ゙̄Y゙ ̄`
三三-- - - - -                 Lシ^辷辷辷7 へ\_|`¨¨¨´|ニ´<´ ̄`>\`¨¨´|`¨¨´|`¨¨´
Ξ- 二 - - -                  「辷辷辷ン^V⌒\|\ |i´   )`¨( ̄ ̄) \'´ ̄`'Y´ ̄
- 二二 - -                    |辷ン<( ノ⌒7⌒|\\```ア´ ̄`ヽ¨¨´|\|`````|`¨¨´
二二ニ──                   --〈⌒ ハ^'<⌒Yシ⌒Vヘ\|\ ゝ    ノ|く´ ̄ ̄`>'^7⊂二
ニニ── ─                 ─∧(⌒V^ヽ)⌒i  ノ^7^ヽ\|\````__|\`¨ア⌒7⊂二二
二── ─  ‐              ‐二二∧v'⌒Y⌒>-─<ノ⌒>'⌒:、\`i二|\`'<二二⊂ニ二二二



無職(―――ここの熱気はもう慣れたものだ。今日は果物とかが売っているのか、芳醇な香りが辺りを漂っている)


巫女「わぁ……! やっぱりいつ来てもここは壮観だね!」

無職「ん? 先輩、ここに来たことがあるのか?」

巫女「うん! 何度かね! エルフが前に買ってきた反物がさ、懐かしい、故郷の天津染のものだったから……それで興味をもって」

無職「なるほどな…………あ、なら師匠は? ……って、どうしたんだ?」

図書委員「ぅぅ……こ、ここの喧騒は、少し苦手で……ごめんね……?」ギュー


無職(あー……まあ、確かに、ここで飛び交う客引きの声は半ば怒声のようなものになっているしな。商人たちにその気は無いとはいえ、師匠には堪えるか)


無職「……どうする? 別の場所に行くか?」

図書委員「ぁ……んーん、大丈夫。こうして弟子くんと一緒に歩いてたら、平気だから……」

無職「…………そうか。離れるなよ?」

図書委員「……うん!」


巫女「あ、無職くん。あの……このネックレスのお礼はちゃんとしたいけど……今は手持ちがなくて…………」

無職「ん……そんなの良いのに―――」

巫女「だ、ダメだよ! 私が、その、しっかりお返しをしたいというか……だから、今は……奢らせて?」

巫女「買いたいものがあったら言って! 私が買うよ! ……このネックレスのお礼も後でちゃんとするから、ね?」

図書委員「……私も、出すよ……割り勘、しよっか、巫女ちゃん」


巫女「え、良いの? ふふふ、ありがとう! ……じゃあ、まずはあっちから見て回ろうよ!」



無職「……お、おーけー分かったから引っ張るなってあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――」



…………。


行商人「―――あ! 無職さ…………ん…………」

行商人「…………ああ、また増えたっすか」ジトッ


無職「お! 行商人! って、どうしたんだそんな不機嫌そうな顔して」

行商人「べっつにー? 同居人が鈍すぎて他の女とイチャイチャしてて不機嫌になってるとか、そんなんじゃないっすしー?」

無職「それもしかしなくとも俺のことだよな!?」

行商人「あはは! 冗談っすよ! ウチは無職さんの何人目でも嬉しいっすから!」ニコッ!

無職(へ)


巫女「えっと……お知り合い?」

行商人「あ、初めましてっす! ウチは行商人っすよ! 無職さんの…………えーと……愛じ……妾……恋び…………親友っす!」

巫女「な、なんかすっごいどもってたけど、大丈夫? ……行商人ちゃん、ね? 私は巫女! よろしく!」

行商人「はいっす! ……でー、そっちは図書委員さんっすね。やっぱり危険人物だったっす」

図書委員「え、ぇぇ……? よ、良く分からないけど、久しぶり、だね、行商人ちゃん……」クスッ


行商人「…………!」ハッ


行商人「あー……なるほどっす」

無職(? なんだ……俺の方を見て…………)

行商人「無職さんはお節介焼きっすからねー……仕方のないことだったっす」

無職「おい、何を言って―――」


行商人「さぁ! どうっすか! 今ならなんと新鮮な春画―――」


無職「いやちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇい!!!!」



(行商人の市。今日のラインナップはなんじゃろな!? …………>>安価↓1~5 バランスブレイカー、荒れる要因となりうるものは無し)

似たようなものはダメかと思ったけど、「つけていると人のエッチ度、ムラムラ度が見える指輪」とかいいのかな?
安価下

>>622被らなければ大丈夫です。ホログラムはありなのでそっちを採用させてもらいます)


無職「―――…………」

無職(…………あるんだな、エロ本。やはりというべきか、売れているのは間違いないらしい)

無職(どんだけ飢えてるんだよこの世界の住人!!)


巫女「……ぇ……///」ペラペラ

図書委員「ゎ……ぁ///」ビン!

図書委員「ん…………」ヘニョ

図書委員「っ! ~~~~っ!?」ビンッ!


無職(師匠の尻尾が……萎えたり伸びたりと忙しい……顔に出ない分尻尾に出るのか……?)


行商人「ハッ……初心っすね」

無職(……お前が汚れすぎているだけだと思うぞ?)

無職「しかし……来る度思うが、売っているジャンルはてんでバラバラだな。どういう市を目指してるんだ?」

行商人「買いたいものがある市っす! 痒い所に手が届く市にしたいって思ったっす!」

無職(それがエロ本にどうしてたどり着いてしまったのかは……まあなんかあるんでしょう…………聞きたくはないが)


無職(あ、いや……これ、ジャンルはバラバラというより、コンビニ的なものに近いのかもな。行商人のエロ本商法はえてして理にかなっているということなのかもしれない)


行商人「というか……水着を買っていくっていうことは、海に泳ぎに行く予定でもあるんすか?」

無職「ん……ああ。予定というか、行けたら良いなって感じの望みなんだけど」

行商人「! 行くっす! ウチも行くっす! 絶対行くっす!」

無職「お、おお……?」

行商人「良いっすよね! 無職さんっ!」

無職「…………ああ! もちろんだ。約束だぜ?」

行商人「はいっす!」


無職「…………」


巫女「…………///」

図書委員「…………///」


無職(……俺が彼女たちをああしているとも言えるのか? ここに連れてくるのは控えたほうが……いや、うん。反応を楽しみに連れて来よう)ニッコリ


無職(彼女も行商人も俺もハッピー。win-win-winだ。素敵な世界。……だから早く戻ってきてぇぇぇぇぇ―――!!!!!)


(無職は安価で出たものすべてを購入しました!)チャリーン



…………装備:『旅人の外套』入手

―――煤切れておらぬ、新品同然の外套。旅に出かけるときは皆、色の違う外套を身に着ける
―――それは、いつかの古い習慣、お守りの祈りと同時、旅先で死したとき、親しきものに自分の居場所を知らせるためである

―――故知らぬ民の祈りが籠った外套。旅先での危険な目に遭う確率が少し減る

…………HP+50 【幸運】付与


…………装飾品:『呪い除けの護符』入手

―――掠れたルーン文字で魔法を封じ込められたお札。宗教国『エリケッシュ』では異端とされたケルロゥの神を祀ったもの
―――呪いを防ぐことができる。……しかしこれは掠れた護符。文字通り紙切れ同然の価値しかないだろうが……いや、これでこそお守りともいえるべき、微かな願いの賜物なのだろう

―――装飾品は、持っているだけで効果が発現する。来るべき時まで、座して待てば、本当の意味を見出せるはずだ


…………。
……………………。


無職(―――で、結局この二人はあのエロ本をご購入。使い道はあえて聞かないが……辿る道は一緒だろう)

無職(というか……この世界……誰がエロ本かいてるんだろ―……)

無職(…………知りたくもない事実だが)


無職「…………だんだんと日が落ちてきたな」

無職(今は三時とかそこらへんか? ……ああ、そうみたいだな。あの時計塔はこういう時に役立つ)

巫女「なんだかあっという間だねー……夢を見てるみたい」ギュ

図書委員「ふふふ……でも、明日からも、ずっと……これが現実なんだもんね……」ギュ

無職「…………そうだな」

無職(思えば俺も、随分と違った生活をするようになった。こうやって女の子に囲まれることなんか―――)


『―――兄ぃ』ザザザ


無職(―――……無かったんだからな)

無職「…………」


無職(俺は、幸せ者なんだ)

無職(さあ、次はどこに行こう―――?)



(そろそろ終わりの時間が近づいてきた。残り二回でこの日は終わる。…………>>安価↓ >>412の選択肢 or それらしいとこ)


…………。
……………………。


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: : : : : トミニニニ\: : : : : \::|::|  ̄⌒      |   .| ̄i|¨¨'T'''tー|--: : : : :/::::`ヽ::::::::\/: : : : :
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s。., : ::|: :└::::::|::::| ::||::| :|:\: : ::|:::|-、└ |::| |\\、    |∩|::| ,イ__,イ「::| |: |:::::|: : : ::|:::::::::::::|: : : :'"
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無職(―――大通りとは言っても、裏路地のような細い道はすぐ横を見てみれば数多く存在している)

無職(…………少し気になった、ということで覗いてみたわけなんだが……)


占い師「……ん~? あら、お客さん? 占ってもらいに来たの?」ニッコリ


無職(褐色肌で、耳が長い。ダークエルフと呼ばれる亜人種だろう。そこはことなくエロいのが特徴だ)

無職(紫色に近い黒色のローブに身を包んで、路地の端の方にテーブルを置き、こじんまりとやっているようだが……風格が並みのそれとは大きく違う)

無職(知る人ぞ知る、ってやつなのかもしれない)


巫女「占いなら私も占星術とか、それらしいものはできるけど……」

無職「ん……いや、どうせならみんなで占われてみたいなと思ってさ」

図書委員「……何を占ってもらうの…………?」


無職「そうだなぁ…………」


(何を占ってもらおうか…………>>安価↓1~3 例:近い将来、自分に災いが降りかかってるか否か、など)


孕ませ力

念のため。安価下なら「女性関係」

>>629が良く分からないので>>630で行きます)


         _ .. _

      .,._"´ 、‐ - ~"_ .
    / '´_..-`-'〇‐=._ 、 ヽヽ
   /,.' ´    ´ ̄` `. .`、`、
  .,'.,'                    i ',
  .i.i ゝ _                ノi i   _
(、 l.l -_= = ̄="‐"=_ニ ニ  ,l レ'"´ ,ァ- ̄`ゝ
とヽ、_          ~" > ´   /
.ヽヽ、*)- ..,_       ィ'    ,.'
  .トvヘヽ ̄      ∠l ト   /
  ´ヽニヽ 、_ .,_⊂⊃_,..ノ.l ``、、 {

     .ニ ヾ `"テ'' " i/.イl   >ヽ
     '.ニ、 ヾ ノ  ./  ',i /
      .`.ニ、i´ `'/ _,.`、
       `ニY  ヽ_´.\ `
       ,r-.>.ー i  .、ヽ \
    _,∠ュァ,ヘ`ー'(  ) ノ  ヽ
   ,ィ'ァ   )  r‐ > .〉ヾヽ  .i
  ./.i' .,r''" ̄" '' ‐- `',,_ ノ   ,'
  i , / ,.イ´`ノ"i ‐ 、      ノ
ノ ノ i././  i     i ~"'' T" i、',
Y .{  ii .i   ノ    ヽ ヽi  ` } }
 ` ー " `ー-.L _ ,,ィヘ、_」 L.ノ.ノ‐'



占い師「…………近い将来? 占ってあげても良いけど……確実なものじゃないってことは、念頭に置いておいてね?」

無職「さすがにそれぐらいはな。それほどのめり込んでるわけでもないし」

巫女「でも将来かぁ……どうなってるんだろうなぁ…………」

占い師「あ、一応言っとくけど、そこまで遠い未来ってわけじゃないわよ? 極最近の未来が私の限界」

図書委員「それでもすごいと思うけどな……えっと、じゃあ、見て、くれますか…………?」

占い師「もちろん。商売だからね」


…………。


無職(あの……オーブみたいなものが光り、そして収まった。占い師はどことなく疲れた様子だ……これが彼女のする占いなのか?)


占い師「んー……そこのお嬢さん方二人は何気なく暮らしてるわね……あ、でもどことなく幸せそうかも? ……身に着けたアクセサリーを撫でながら乙女チックな表情を浮かべているわね」

巫女「~~~~っ!? そ、それってもしかして……このアクセサリーのこと……!?」

占い師「ん、そうね。それよ。愛おしく……というかもう依存してるレベルでぐへへしてるわね」

巫女「ぐへへ!? そ、そんなはしたないことになってるの……未来の私…………」

無職(エロ本買っちゃう時点でなぁ)


占い師「で、そこのケモミミ嬢さんも……あー……いや、これは……なんというか……」

図書委員「…………?」

占い師「…………その、欲望は抑えたほうが良いと思うわよ?」

図書委員「―――っ!?」



無職(…………何があったのか…………まあ聞かないほうが良さそうだな―――)





占い師「…………そこのお兄さんの方は…………」


占い師「…………」


占い師「…………稀に見るレベルで豪運ね。今まで見たお客さんの中でもトップレベルかもしれないわ」カキカキ


無職(……一瞬言い淀んだ? それにいったい何を書いて―――)


巫女「そ、そうなの!? ……へぇ……無職くんって運良い方なんだね! ……どんなことが起こるの?」

占い師「そうねぇ……とりあえず『ラッキー』って思えることが何度も何度もずっと続くレベルね」

占い師「例えるならそう……一日中街中の美少女のスカートが捲れまくる、とかね?」

無職「最高かよ」


巫女「…………」
図書委員「…………」


無職「あいやごめんなさい冗談―――」


巫女「私だったら……別に、見せてあげても……良いのに……///」

図書委員「私のもので良かったら……その……いつでも、良いよ…………?」パタパタ


無職「」

占い師「おやラッキー男め羨ましいぞ」

無職「クハハ……最近冗談かそうじゃないかの境目で良く分からんくなってるから少し抑えてほしいんだけどなぁ…………」

占い師「嬉しい癖に」


無職「…………ごもっともです」


…………。


占い師「―――ふぅん? 相性占いだなんて……カップルらしさを見せつけてくれるじゃない」

巫女「っ! え、え~? そ、そう見えちゃいます~?」テレテレ

占い師「いやそんなべったりくっついて赤の他人はさすがに無理があるでしょう」

図書委員「ど……どうですか? 私たちの、相性は…………」


占い師「―――ああ、心も体も相性ばっちりね」


図書委員「~~~~~っ!? ふぇ!?」ビンッ!

巫女「か、かかか……体!? そ、そんなものまで占えるの…………!?」

占い師「え? そういうものでしょ?」


無職(どこにそんな占い師店があるんだよ……茶番も楽しめる風俗店か!)


巫女「でも…………そっかぁ…………」ギュー

図書委員「体の相性も…………ばっちりなんだね…………」ギュー


無職(おや? なんだか寒気がしてきたぞ―――)ゾゾゾ


…………。


占い師「―――交友関係は……今も良好だけど、今後良い関係を築ける人物がわんさかと出てくるみたいね」

無職「良い関係って言うと……どんなのなんだ?」

占い師「そうね……恋人とかは……ああ、これはもう決まってるわね。友人とかそういうものよ」


巫女「こ、恋人…………き、決まってるって……どういう…………」

占い師「…………ふふ」

巫女「その笑みの正体は何!? ……ぅ、ぅぅ~~~っ! 気になっちゃう!」

占い師「ふふふ、そこまで悲観的にならなくても良いのよ。ま、諦めずにアタックしていけばゴールまでにはたどり着けるんじゃないかしら?」

図書委員「…………ゴール? それは、何?」


占い師「そんなもんセックスしかないでしょ」


無職(!?)

巫女「せっ!? ……せっ……あ…………へぇ…………ふぅん…………」チラッ

図書委員「ゴールが…………そっかぁ…………なるほど、ね…………」チラッ


無職(…………この寒気は、さっきから何なんだ!?)ゾゾゾ


占い師「でも……そっちのお兄さんには女難の相が出てるから、気を付けないと……ヤられちゃうかも……?」ペロッ


巫女「―――っ!」ギュー!

図書委員「だ、ダメッ!」ギュー!


占い師「もう……盗りはしないわよ。…………狙いはするけどね?」



無職(さ、さっきからなんの話をしてるんだ……? お兄さんにもわかるように話してくれ…………あ、後痛いですあのいたちょいたっ痛い! ほ、骨ェ―――!!!)ギューミシミシ


…………。
……………………。


無職「―――うぐ……ひどい目に遭った……」

占い師「あらぁ……もう災難? ラッキー男の運が尽きるのも早いものなのねぇ……」

無職「お前があいつらを煽ったりするからだろ!? ……おかげでこっちはそれに巻き込まれてもみくちゃだ」


無職(盗る盗らないみたいな話に発展して……さすがにもう埒が明かないということであの二人は今大通りで待たせていた)


占い師「…………」

無職「まぁ、その、騒がしくして悪かったな。占いに関しては感謝するよ、ありがとう。……これ、代金だ。ちょうどぴったりあると思―――」チャリーン

占い師「あら、毎度あり。……それじゃあこれ、お釣りね?」


無職「は? いや待て、ちょうどぴったりにしたはず―――…………ん?」カチャ

無職「お、お前……これはいったい―――うぉ!?」グイッ


占い師(―――それは『黒笛』……用があったら、それを吹いてちょうだい)

無職(……そんなこと今朝もあったような……というか、なぜだ? これはただの笛じゃないんだろ?)

占い師(建前としては、貴方が気に入ったから)

無職(…………本音は?)

占い師(…………貴方、もうすぐ死ぬからよ)

無職(―――ッ!? どういうことだ……お前の占いじゃ、稀にいる豪運の持ち主だと…………)

占い師(これ、持って行って、後で読んで)クシャ

無職(紙……?)


占い師(後は…………左手、出して)

無職(? こうか?)

占い師(違う。手の甲をこうやって…………そ)グイッ


占い師(―――ん)チュ


無職(!? お、おまっ! 何して…………)

占い師(これもおまじないみたいなものよ。……初めてだったけど、そうね。今が使い時だったのかしら)

占い師(…………また今度、ここに来て頂戴。その時に、これを返して)

無職(木札…………)

占い師(自分の見たお客さんを死なせたくないのよ。……お気に入りだしね)


占い師「―――さ、もう店じまいだから、戻った方が良いわよ」

占い師「時間は有限なんだから」


無職「…………」

無職「…………ああ! 『また来る!』」



占い師「…………またのお越しを、お待ちしております―――」



…………アイテム:『五芒星の紋様の入った木札』、『五芒星の紋様の入った黒笛』を手に入れました!


…………。
……………………。


無職(―――気づけば、キスをされた場所……両手の甲に、見知らぬ紋様が入っていた。左手に五芒星、右手に六芒星が)

無職(分からないが、たぶん良いものなんだと思う…………)



巫女「もう……日が暮れちゃうね」

図書委員「うん…………」


無職(今日は長い一日だった。そう実感できるぐらいには、濃密な時間を過ごせたはずだ。……だが楽しい時ほど過ぎ去っていってしまう)



無職(さあ、最後の〆だ。どこに行こう?)



(ラスト。最後の一か所、これで一日が終わります。…………>>安価↓ それらしいとこ)


(それらしいところですので、>>412の選択肢は全部なしです。申し訳ございません)

(水辺は……山の中というか、大陸のど真ん中で、周りの水場は遠めの海しかないと考えていましたので、すみません、>>再安価↓)

…………。
……………………。


ニニニニニニニニヽ ∨  /ニニニニニニニ\ V /ニニ└――┘ニニニゝ ∨ /ニニニニニニニニ、 Y γニニ
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ニニニ{: 丶:/: : :/: : : : :_:_: : : :-‐':.Y |  〈-.〉  .|i!i| . |ニ|:;;;||- |./ニ' /〉//ニ=-┐'/_|_ , 、__{'//,}///////}.|| .|. |ニニニ
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ニニニ|: : :..|:|: : : : : : : : : : : : : :|:| : |:|///|/////|'////|//////|//////>≦}'/////ヽ   .| .|` .iー==.|===.!.T´ |


無職(―――最後、と言った気がするが……これじゃあ入り浸ってしまいそうだ)

無職(まさか……龍殺しなるものが存在したぐらいだから、もしやと思ったが葡萄酒やらなんやらまで全部そろってるとは)


巫女「…………は、初めて来たよ、こういう場所……」

図書委員「人がいるのに……静かだね……」

無職(……そういうものだからな。居酒屋とかと違って、騒ぐ連中が少ないのが特徴的だ)

無職(確かに入りにくいような店ではあるが……入ってみると実際はそうでもない。入れ込みやすいというか)


無職「それじゃあ、座ろうか」

巫女「う、うん!」

図書委員「…………」パタパタ


…………。



無職(―――さてと。まず、なんてお酒を頼もう?)



(頼む酒。大体のものはあるとします。地球の酒の銘柄で…………>>安価↓ 例:テキーラサンライズ、など。ビールとかは……カクテルとかの方が良いよ!)



(中途半端ですけどここで一旦切ります。続きは明日から)

(いつも通り質問などがございましたならお書き下さると幸いです)

(では、おやすみなさい)



(…………の前にコンマ判定。ホワイト・レディは度数が30度近く、巫女たちが、何事もなく飲めるかどうか)


…………>>コンマ判定↓



99~60 …………何事もなかった

59~30 …………ほろ酔い

29~01 …………泥酔

00 …………何でもできるレベルの混濁



(酔っぱらった場合、その酔いの影響で(例えば絡み酒とか)なにか後で安価を取ります)

(再開します。乙ありがとうございます)


…………。
……………………。


無職(―――カクテル言葉は『純心』、か。……二人にはいつまでも、清らかでいてほしいものだ)

無職(しかしなぁ……ジンを使ったカクテルにもかかわらず、この二人は意外と飲めてしまっている。強いのか?)

無職(…………ドライ・ジン、ホワイト・キュラソー、レモン・ジュースをシェイクして、そこからこのカクテル・グラスに注ぐ。落ち着く香りだ)


巫女「! ……おいしい…………」

図書委員「少し、喉が熱くなるような感じがするけど……おいしいね…………」パタパタ

無職「デートの最後を飾るのに、こうやって静かな場所で酒を飲みかわすのも、悪くないと思ってな。気に入ってもらえたようで何よりだよ」

無職「でも……意外だったぞ? 二人が酒に強いとは思ってなかった」

巫女「…………もしかして、酔いつぶれたところを狙ってたの?」

無職「そんなことはしない! ……お前たちには嫌われたくないからな」ナデナデ

巫女「っ……そ、そう…………///」


巫女「…………お酒に強いのはね、昔から私の家でやる祭事かなんかで、神饌に欠かせないからって御神酒を飲んだりしたこともあったから」

無職「あー……そっか。確かに神様とかの供え物には酒が欠かせないよな」

巫女「え? 知ってるの? ケルロゥ独特の祭礼なんだけど……」

無職「……ち、知人から、ちょろっと聞いたりな? 図書館にもそういう宗教に詳しい本があってさ!」

巫女「あ、そうなの? ……ちょっとびっくりしちゃった」

無職「クハハ……」

無職(ケルロゥがあまりにも日本似だからとつい口が滑っちまった。というかケルロゥってやっぱり日本だよね?)


無職「師匠は……」

図書委員「ん、私は……寒い地域に住んでたから、かな?」

無職「あれ、そうなのか?」

図書委員「うん。近くの川が凍るなんてざらにあるような、そんな場所だったよ」

図書委員「お料理とかにも、お酒が使われてたと思うんだけど……アルコールを飛ばし切らないで、それで身体を温めるようにしてたから、かな」

無職「雪国か……そういう地域だと酒は重宝されるな。なるほど、だから二人とも酒に強いんだな」

巫女「酒豪ってほどでもないけどね。今でも身体がポカポカしてきちゃって……二杯が限界だよ」



無職「……そんな急いで飲むようなものでもないしさ、今日はずっと、話でもしてようぜ―――?」


…………。
……………………。


巫女『―――きょ、今日はありがとうね/// ……そ、その、えっと……ごちそうさまでした?』

図書委員『―――素敵な一日だったよ。……あ、ありがとね///』



無職(―――と、意味深な表情を浮かべて別れを告げられた)

無職(どうやら飲んでいくうちに、気分がヒートアップして……まあ、キスの応酬になってしまったというか)

無職(…………思い出すのも憚られる。記憶もそこまで残ってはいないが……)



無職(…………酒は飲んでも呑まれるな、だな、本当に。顔が熱い……夜風に当たって冷やすとしよう―――)





――― …………サブイベント『両手に華』、閉幕 ―――



…………サブイベント『真実の第一歩』、『女の子らしさ』が追加されました
自由行動ターンイベント選択時にお選びください


…………特殊サブイベント『柔道部訪問』が追加されました
次週の部活動見学時に強制的に柔道部見学が始まります



―――図書委員『【信頼度・100 好感度・95】』


―――巫女『【信頼度・100 好感度・90】』


…………特殊イベント発生。条件:水着の入手



…………。
……………………。


無職(―――今日は疲れた……飯も食べたし、さっさと風呂に入って寝よ―――ん?)ドタドタドタ…


行商人「無職さぁぁぁぁあああああああん!!!」バァンッ!


無職「うぉおお!? ぎょ、行商人!? ……ってその恰好はどうしたんだ……水着?」

行商人「あ、はいっす。実は仕入れるときに自分用にも買ってたんすよ! ちょっときわどいっすけど……その、似合うかなって」

無職「あ、ああ……似合ってるは似合ってるが…………なんで突撃してきたの?」

行商人「ん、それはっすね!」


行商人「―――一緒にお風呂に入らないかと思って!」


無職「…………」

無職(?)


行商人「一緒に―――」


無職「いや何回も言わなくていいから! というかそんな発想どこから出てきたの!?」

行商人「え……裸じゃないなら良いかなって」

無職「モラル!! そんな布切れ一枚隔てただけで犯罪じゃなくなるわけじゃないんだからな!?」

行商人「? ウチらもう成人っすよ?」

無職(あれこれもっとダメじゃね? ……ってかよくよく考えれば合法だな確かに……)


行商人「えっと……ダメっすか?」

無職「ぅぐ…………」


無職(正直言ってダメじゃない。だがそれは……俺の理性が保たれるかどうかの話なんだ)

無職(合意があるとかそんなんじゃなくてだな……なんとなく、居づらくなりそうだ……いや、だがしかし…………)


無職「―――ゴホン! ……良いか、よく聞け!」


行商人「は…………はいっす!」


無職「…………」

無職「…………>>安価↓」



1 …………そんなものダメだ! 水着は海でこそ見たいんだからな!


2 …………いちいち聞かなくとも、誘えば俺は行ってやる! さあ風呂に入るぞ!


3 …………裸の付き合いって知ってる? 布一枚も裸も変わらないよ! さあ行こうか!

…………。
……………………。


無職「…………」

行商人「…………///」シュル…


無職(なぜ―――)

無職(なぜ俺はあんなことを口走ってしまったんだ? 欲望に駆られて理性が負けたとでもいうのか?)

無職(まあ大方そうだろうな)


行商人「えっと……じゃあ、入るっすよ…………///」


無職「あ、ああ……こっちは、あー……準備、できてるから」

行商人「わ、わかったっす……」

無職(いや、準備って何の準備だよ……酔いがまだ醒めてないのか、もうのぼせたのか。とりあえず、既に後戻りはできない)

無職(…………覚悟を決めるしか、ない)


行商人「し、失礼するっす…………」ガラッ


無職(見るな……見たら理性がはじけ飛ぶ気がする……ここまで来て理性とは何ぞやという話なんだが……)

無職(ええい……素数を数えるんだ! 1……3……5……7……9…………あ、奇数だこれ―――)


行商人「無職さん…………っ」ピトッ


無職「―――ッ!? ぎょ、行商人、何を…………!?」ビクッ!

行商人「そ、その! ……『裸の付き合い』って、こうやるんすよね? ほ、本に……そう書いてあったっす」

無職(それ絶対『裸の突き合い』の方だと思う! ……ああクソ、春画で変な知識を覚えられてるせいか……これ、穏便に済まない気がしてきたぞ)

行商人「えへへ……あったかいっす」ギュ

無職「お、おい……行商人……早く身体を―――」

行商人「ごめんなさいっす……もう少しだけ、このままでいさせてくださいっす」ギュー


無職「…………ちょっとだけだぞ」


行商人「えへっ……やっぱり、優しいっす……ウチ、無職さんとは、ずっとこうなりたかったんだと思うっす……」

行商人「…………行かないで、欲しいんすかね…………」

無職「…………行商人……?」

行商人「無職さんには、いつもいつも横に誰かしらいるっす。女の子だとそれが顕著っす」

無職「ぅぐ」

行商人「それ自体は別に良いっす。今日の図書委員さんも、きっと無職さんに救われて、少し明るい笑顔を見せるようになったんだと思うっす」

無職「…………!」

行商人「でも…………心配っす。その目のことだって……いつしか、ポッといなくなっちゃうんじゃないかと思って……なんにも言わず、消えちゃいそうで……」

行商人「出会ったころが奇跡みたいなものだったっすから、この今も夢みたいなもので……いつか、醒めちゃうんじゃないかって…………」

無職(……一番身近にいるこいつが……一番心配してくれているのか…………)


行商人「無職さんは! …………いなくなったり、しないっすよね?」


無職(ッ! ……ああ、そうか。行商人には、アンリの言っていた過去があるんだったな……誰も彼も失った、痛々しい過去が)

無職(…………安心させてやらねばならない。同居人であり、大切な仲間である行商人にかける言葉など、決まっているも同然だろう―――)


無職「…………>>安価↓」(行商人の問いに対しての答え。なんかかっこいいことをお願いします)



無職「―――かわいい子を置いて、くたばってたまるかよ」

行商人「! む、無職さん…………ぅぅ~~~~~っ!!」ギューーー!

無職「どわっ!? ちょ、いろいろ当たって…………」

行商人「ウチには……ウチには、無職さんしかいないっす……そう言ってくれて、嬉しいっす…………っ!」

無職(な、泣くなよ……というか、今ひも状態の俺がどっかいったら飢え死にするんだぞ? そうでなくとも…………)


無職「お前とは、これからもずっと一緒にいたいからな」

行商人「―――ふぇ!? む、むむむ無職さん、それって―――」


無職「さ、とっとと身体を洗っちまおうぜ? 暖かくなってきたとはいえ夜は冷える。二人とも裸だと、どっちかが風邪をひくからな」

行商人「…………む、む…………」


行商人「…………分かったっす」


無職(このままじゃ、どうにかなりそうだ―――)


行商人「じゃあ、洗ってくださいっす」チョコン


無職(…………ん????)

無職「おまっ! ……なんで俺の前に座って…………!?」

行商人「あ、洗ってほしいっす! その……無職さんに…………触ってほしいっす」

無職「…………あ?」

行商人「どこを触っても良いっす。何があっても良いっす。ウチは……嬉しいっすから!」


行商人「だから……お願い、するっす」


無職「…………い、良いんだな? どうなってもしらないぞ……?」

行商人「ウチはなんだって受け入れるっす。何をしたとしても……わざとじゃないんだから、怒る必要もないっす」

行商人「無職さん……どこから、洗うっすか?」


行商人「どんなふうに……洗っちゃうっすか?」


無職(俺より背の低い行商人の、その内懐や、毛も生えない恥丘が、上から見下ろせるため、そして一糸纏わぬ姿のため、直に目に焼き付けられる)

無職(……少しとろりとした液体が腿を伝って垂れていき……豊満とは言えないその胸の先が主張するようにピンと立っていた)

無職(まだお湯をかけてはいないが……その汗ばんだせいで濡れた皮膚は、まるで艶めかしく、到底理性を制御できうるほどのものじゃなかった)


無職(…………エロい。子供のような体型の、それでも女らしさの出てきた……中高生ぐらいのそれは、宝石のように魅力的だ)


行商人「…………/// …………し、しない、っすか…………?」チラッ


無職「―――ッ!?」

無職(それでも危ういのに……赤らんだ顔、潤んだ瞳を上目遣いで向けられた暁には…………)

無職「…………」


無職「」プツン


行商人「え……あ、あの、無職さん…………ひゃっ!?」



(どこの部位を、どのようにして洗っていこうか…………>>安価↓)



無職「…………声、上げるなよ」サワ…

行商人「ふぇ…………ぁっ! んっ…………!」ピクッ

無職「身じろぎしないで……ほら、もっとこっちに寄れ」

行商人「は……はいっす…………///」

無職(大きすぎず、小さすぎない。手に収まるぐらいのサイズだ……乳頭が固く張って主張しまくってるが……『偶然』にもそこを重点的に洗ってしまうとしよう)

無職(しかし……感度が良いのか? すぐに体温が上がってきて……愛液もさらに垂れていっていた)


行商人「む、無職さ……あっ! て、手つきが……えっちぃ……んっぁ♥」ピクピク

行商人「んんっ……ダメっす……そ、それぇ……ダメになっちゃう…………っ♥」

無職「洗ってるだけだぞ? ……もしかしたら、不意にどこか触ってしまってるかもしれないが」ムニッ

行商人「そ、そうっすよね……っ! は、はいっす……つ、っ! 続けてぇ……くださいっす…………♥」ビクッ


無職「クハハ……そんな蕩けた顔して……ああ、泡が恥部にまで落ちていって……水たまりを作っているが…………どうした?」

行商人「な……なんっ♥ でもないっす、んっ♥ あっ♥ み、見ないで……♥」

無職(本当にだらしない顔を……乙女のする表情じゃないだろうに…………)


無職(…………でも)


無職(こんな顔を俺がさせてるのだと思うと……少し、いや物凄く優越感に浸れるなぁ)ゾクゾクッ


行商人「―――ぁ゛っ♥ ~~~~~っ♥」ビクビクッ!


無職(…………もしや、胸だけでイったのか…………?)

無職「行商人……次は、どこを洗ってもらいたい?」ボソボソ

行商人「やぁぁ……みみもとぉ…………♥ も、もう……すきにしてっす…………むしょくさん……♥」


無職「…………お望みどおりに」



(次はどこの部位を、どのようにして洗おうか…………>>安価↓)



行商人「ひやぁぁ!? む、むしょくさ……んっ! くすぐった……あっ♥」ピクン

無職「おいおい……洗ってるだけなのに、敏感だな? でも……身体は隅々まで、まんべんなく、しっかりと洗っていかないと……」

行商人「は、はぃぃ……♥ あっ、あっ♥ だめ、あっ♥ や、やめ……んぅっ♥」ビクビク

無職(一度果てたからかは知らんが、どこを触っても感じるようになってるみたいだ)

無職(くすぐったさと快感の狭間で、あられもない表情を浮かべながら、ただなされるがままだった。……開いた口から垂れてきたよだれを舐めとってやる)ペロッ

行商人「あ……んぁ♥ あ……ぁぁ…………♥」ガクガク

無職(…………本当に大丈夫か?)


行商人「あ、あぁぁ……だめっすぅ……これぇ……ほんとに、おかしくなっちゃうぅ……♥」

行商人「もっとぉ……もっとさわってほしいっす……♥」


無職(まずいな……俺までこの色香でおかしくなりそうだ……)

無職「…………ああ、構わない。果てるまで、付き合ってやる」

行商人「あぁ…………♥」


無職「さぁ……どこを触ってあげようか?」



(次はどこの部位を、どのようにして洗おう? …………>>安価↓)



無職「ほら……もっと腰をこっちに近づけて」グイッ

行商人「ぁっ♥ むしょくさん…………♥」

無職「今度は……ここを洗ってあげるからな」クチュ

行商人「あっ♥ そ、そこはぁ……♥ らめっす……ほんとうにぃ…………♥」ピクピクッ


無職(下腹部を触ると、その度に行商人は身体をビクビクと痙攣させる。……しかし彼女の表情は……どちらかと言うと、寂しさだった)

無職(秘部に触れるか触れないかぐらいのところで、手を右往左往させる。愛液であふれた彼女の性器には触れようとせず、その都度彼女は求めるように嬌声をあげた)


行商人「む、むしょくさん……♥ さ、さわってぇ…………♥ ここ、もうぐしょぐしょで……♥」クパ…

無職「……ふぅん? 触ってだなんて、おかしな話だな。洗ってるだけのつもりだったんだが……なに、どうしてほしいんだ?」

行商人「らんぼうに……えいえんにわすれられないくらいに……はげしくしてぇ…………♥」

無職「…………激しく、ねぇ…………」

無職(それでも、下腹部から手を動かさない)

行商人「むしょくさ……も、もうだめ……うずいて……んっ♥ きもちよくなりたいっす…………っ♥」クニッ

行商人「だからぁ……ぁっ♥ おあずけは……やめてぇ…………♥」


無職(―――そして、泡だらけの手を、彼女の股に突っ込んだ)


行商人「ぁ゛っ♥ ~~~~~~っ♥ あっ♥ だめっ♥ あっ、あっ♥ んっ♥ ~~~~~っ♥」ガクガクガク

行商人「あ……ぁぁ…………♥ とまらない……♥ きもちいのとまらないぃ…………♥」ビクビクッ


無職(これだけで潮を吹くレベルか……春画集なんか持ってるぐらいだし、日頃から触ってたわけだな)クリッ


行商人「ひぁっ♥ そこ……だめっ……♥ あっ♥ だめぇ♥ ほんとにこわれちゃ♥ あ゛っ♥ あっ♥ ぅ~~~~っ♥」ビクンビクン


無職(陰核に少し触れただけで、ずっと痙攣し続ける。手には石鹸の泡とはまた違ったとろりとした液体が付着していた)

無職(…………行商人が体重を預けてくる。体中は熱を持ち、そしてまだビクビクと絶頂を繰り返して、顔からはさらに力が抜けていた)

無職(真っ赤な耳を、思わずあまがみする)カプッ


行商人「ひゃ……あっ♥ あぁぁ……♥」

無職(愛らしい表情を浮かべ、また絶頂する)

行商人「むしょくしゃん…………♥」

無職(ろれつが回らないにもかかわらず、それでも俺の名前を呼ぶ行商人に、思わず興奮を覚えてしまう)

無職(これが行商人の魅力なのか? ……もっと、その顔がみたい)


無職(…………もっとだ)クリクリ


行商人「―――あ゛♥ しょこ……すきぃ……♥ もっとぉ…………♥ あっ♥ きもちいっ♥ あっ♥ イクっ♥ イっちゃうぅっ♥」ビクビク


無職「…………♥」カプッ


行商人「んあ゛っ♥ イっ~~~~~~~っ♥」ビクッ!


行商人「あっ♥ …………んぅ……♥」ピク


行商人「ハァ……ハァ……♥ むしょくさん…………♥」ギュ



行商人「つぎは…………っ♥ うちのばんっすよ―――♥」


…………。
……………………。


無職「―――…………」

行商人「…………」


無職「…………」

無職(俺は……いったい、何をしてたんだ?)

無職(触ったり触られたり……のぼせそうになるぐらい、そんなことを続けて…………)


行商人「…………///」


無職(俺は行商人を……弄んだのか? ……いや、そんな、バカな…………)


行商人「無職さん…………」

無職「はひ! なんでしょう!」

行商人「えへへ……呼んでみただけっす……!」ギュ

行商人「おやすみ前は……無職さんの声を聴かないと、眠れないっすから……!」


無職「……そ、そうか……じゃ、じゃあ、明かり、消すぞ…………」


無職(再び、暗闇。目をつぶれば、先ほどまでの光景が明瞭に浮かび上がってくる)


行商人「……無職さん」

無職「あ、ああ、なんだ?」

行商人「その……今度からは…………お互いに、溜まったら……お互いに、解消していきたいと思うっす」

無職「…………どういう、ことだ?」


行商人「きょ、今日みたいに! ……えっちなことをしようって話っす!」


無職「―――ッ!?」

行商人「いつか……本当に『夫婦』になって『懇ろ』になれたら……生娘じゃなくなったら…………えへへっ///」


無職「…………」



行商人「おやすみなさいっす、無職さん――――――」




―――行商人『【信頼度・100 好感度・99】』



…………好感度解放サブイベント『デート・行商人』が追加されました
自由行動ターンイベント選択時にお選びください



(好感度解放サブイベントとは何か。好感度を100にするにあたってやらなければいけないイベントのことです)

(あ、このサブイベントで、そのキャラのサブイベントはもう無いってことではありませんのでご留意を。ただの好感度に依るイベントです)


(で、初めて性表現をしてみましたが、このようで大丈夫なのでしょうか? 至らぬ点がありましたなら、ご指摘ください)

(良かった……ありがとうございます! でもあと少しだけ続くんじゃ。こちらは本編です。行商人のターンは……申し訳ない)

…………。
……………………。


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;i;l.;;l;|;.   |.j:;j,;j.j;|;;ゞ| ;;!:;;, ';`イ:;;;: :;| lli;l!|   | il}. |:|: ;. .;| .:i,:  :|;: .;|.:.;|  ゙|:i :;l |:|  |li  |:i,;j:;j;,lj;:i|  ノ:|;'i;l:|    |;i:;;.
;:l:;j;;|゙  |:lj.;j:,j.i;|  | ;:|:,;;:,..:;;i.:;;;.:;;:| |i州   | li}.|;|: ,;};. .: :;|;,. .:|; :| : |  .|:| : | l|   |l|   |i;,j:;;j:;,j;i;| i;,::|;';l;i:|、.  .:|;':i;:
;i;:ij;tーz_,|,i;,j:j:;k,|弋|;; ;l ;;j; j゙ ;;' ,;k;| ,jl从|   | k} |:j. ;;j:: .: :;|;;:. :;!: .;t .:;|.   |,|:i:;|;.i|.  |i|  |,i;,j;j:;i,:;lj;i、,k;:|;';j;l:|:;;, . ::j:;'l;.


「―――ホ、ホウコク! ニンゲン! トリデ! ヘイリョクゾウカ!」


オーク・キング「―――ダァッテロイ! ソンナコトグライワカッテル!」


「―――ヒィ! モウシワケゴザイマセン!」


オーク・キング「ナンデシャザイダケリュウチョウナンダヨ…………ッダァクソッ! アノ『イギョウ』モ『ニンゲン』モドウニカシナキャアカンノカ……ッ!」

「オ、オキヲオシズメクダサイ! 『オーク・クイーン』サマ―――グァッ!?」

オーク・キング「ソ、ソノナデヨブナッテイッタロ! オレサマハ『オーク・キング』ダ! イイナ!」

「ハイ! オウジョサマ!」


オーク・キング「アァ!? ブットバスゾ―――!!!!」



…………。
……………………。


                          †
                         ∧
                          / ヽ
                         / ∧ヽ
                     ∧ /  ̄ ヽ
                     ト イ≧=≦〉
                     │ |_> ̄<_
                     │卜三─三|
                      \ヽ_ ̄ _/
   _   銅       †       |   ̄ |
  木   像_     ∧      〈| ∥  |〉
 _ヤ_林 / /  ̄─/ ヽ_  卜二三二イ

 =メ森メ/ /     / 个ヽ  ̄∧|  ∥  |
ム森∧/ /     卜__彳 / / `ヽ、_ │
_林/ ∨ ∧   卜= = 彳/ /      `ヽ、_
木个 个 仁] ∧│ ̄ |/ / /\       `ヽ、_ ガ
林│ │    仁]│[ [│/ 介/ /\        /\
森个 ̄─ _  ∧__∧ ∧   介/ /\   / ∧ ∧
ミ森|个]│∧ ─卜== 彳 仁] ∧   介/  / / ∨ ヽ

森ミ|卜]│卩│∧│ 二]`ヽ、_ 仁] ∧  ∧ / /   ヽ  ヽ
从个─ _ │卩│ ∥] 卜 `ヽ、 仁] / ∨// _=彳卜=彳

森ミ|个]│∧─_│   ]    卜│`ヽ、_/   ∨ ||_∥│∥│                       ∥/\
ミ木|卜]│卩│∧卜= 彳 卜  │卜  卜=彳 彳″ ]=彳                       <__>
森个─ _ │卩│ 二]`ヽ、_< ̄`ヽ、_│∥│   _,-'´]∥│                 ∧    |_ ─ 」
林川、 │∧─_│ ∥] 卜│ `ヽ、__卜=彳,- '´ 仆]=彳\      个 、_,- <_>    |≧t≦|
木 林ム│卩│∧│   ]`ヽ、│  ∧   │∥│仆 _,- '´]`ヽ、_ \个 、_,- '´ 个卜=彳  _彳   卜_
森森林木卜人卩卜= 彳  │/│\_卜=彳,- '´ 仆 ]    `'<│/ヽ个 /│ │ <_<_ >_>
从=森木林森/从│ 二]`ヽ、│[\_,-'´]`ヽ、_│仆 _,- <`ヽ、_│ /  ヽ /  │ │ │ `ヽ、_,- '´ │
森人木森森木森∧ ∥] 卜│[ │/__><_'´│\ \介`ヽ、|  ∥ ヽ__/ `ヽ、_ \∧  [ ∧/
メ森木林森木メ森木ム<]`ヽ、│[\∧/   / /  `ヽ、_ <> 、 介`ヽ、_ │_ `ヽ、_/ >│`ヽ、[,- '´ |
森森个森火木林森林木<丶ル[ 卜[\_/ /    ∧_>、\ \`ヽ、_介`ヽ、_`'<_│ │ │∥ │ ∥|
从森=森卜ヤ林森森木森林=从[\ [\幵`ヽ、_ /  ├ 彳 <>卜_`ヽ、_介`ヽ、_`ヽ、│ │   │   |
林森林木林从サ森森木森森林[ 卜[∧ ̄`ヽ、_`'[ 瓜│ 卜、  \ \ 卜_`ヽ、_介`ヽ、_`ヽ」  ∥│ ∥|

メ森森个森淼木ル森林人森=森[\ [\幵 ∥ `'[,- '´├ 彳 `ヽ、 <>∥∧卜_`ヽ、_介`ヽ」    │   |
森木冫林森森人森サ森林林森仁卜[∧ ̄`ヽ、_ [ 瓜│ │      ̄   `ヽ、∥∧卜_`ヽ、_│ ∥│ ∥|
林森=森从森林木森木森森=森≧=,[\幵 ∥ `'[,- '´├ 彳       <>   `ヽ、∥∧卜_│   │ ><
森木火木森森从火木林森林木森彡从茘三=,  [ 瓜_,- '´    <>    <>   `ヽ、∥ 卜、  |//`ヽ、_>、_      _/\_
/卜林木森森林木冫木森从森木森/林刕ヤ木\[≦<   <>    <>        │_>'´│  //  / /≦ヽ`ヽ、   卜=サ彳
木森林木森林彳木林メ森森リ森火木森森木从メ林メ≧三=,_   <>_  _   __,-'´│ ││ //  / / 仆 ]_>]`ヽ、│ ̄  |
リ林森森从リメ森个林森从林森林木林森木森木森从森木=三=,_,- '´/<_>'´__,-'´│ │ <`ヽ、_││  仆 介]_,-'´│!  |
从森森森木森木林森森从森森从火森森林林森森林森リ彡='´ _/  /_,- '´] │ │ ││ `ヽ、_> 仆  _,-彳  仆个─  |
森=森从森人メ火林林森メ木森森林火木林森木森木彡='´ /<_>/彳′  ] │ _/\│\  [ 介_,- '´  │仆 ル│!  |
森森森森火木森木林森冫メ从メ森从木森个森木サ∥  _/  /_/  │    ]_/卜=サ彳  \[,-彳  _二、│ ル_,-┤    |
=森森森彳从林森从森彳木森森林人林森卜木/木∧<_>/ム林   │_,- '´  [\│ ̄ │_,- '´  │/彳∥才'´ _,-∧!_彡
木森森森从林森森林冫森个森林木メ森林メ木森森从森ヤ_′从驫ル_,- '´      │ │! │   仆 │∥│∥才'´
/彡林森人森森林木人林森木森木森森彳火森劦森森森火/森森木ル        │ 个─ │仆 ル _才∥_,- '´
丶卜森火从森森森木林森林木林森森林木森森森从森林木メ森从森メ_     _,- '´│! │ ル,- '´ 才 '´
  冫=从木森林森木ノ森林森ノ木メ森森メ丶木林リ森∧森メ森木=森森森彡ル_∧_ │   │'´_,- '´



>>481>>406>>404採用)


兵士長「―――今ここに参ったでござる。ご機嫌麗しゅう存じるでござるよ、『豚領主』殿」

大領主「ハッ! 言ってくれるじゃないか、雑兵が。どうせ能無しの俺に勝てやしないんだろう?」

兵士長「まさか。本気で戦ったこともない故、その真偽はいまだ不明でありまする」

兵士長「しかし豚領主ともあろうものならば、やはり戦に飢えているであろうと、これより後、時間を空けておいたでござる」


兵士長「…………オークの前の腕慣らしでござるよ。見た目も近いうえ、臭いも―――」

大領主「あぁ!? テメェ今言ってはいけないことを言ったな!? ……良いだろう、今日こそ決着をつけてやる!」

兵士長「今まで全部引き分けだった分……初の黒星で涙を流させてやるでござるよ」

大領主「……い、良い度胸じゃねぇか……その猿顔がゆがむのを、俺はこの目で見てやるよ!」


兵士長「…………」

大領主「…………」ギリギリギリ


女騎士「……やめろ『ガントレット』。戦前に気が立つのは分かるが、それを誰かに向けるとなると話は違ってくるぞ」

女騎士「相手は確かにクソ豚野郎だが……いつか関係のない人にまで手を出すようになるぞ」

大領主「あぁん!? テメェもかよ!」

騎士団長「ほっほっほっ……まあ良いではありませんか。旧知の仲であります故、積もる話もあるでしょう」

女騎士「…………積もるのは訓練場の修繕費だけだ」


鬼人「―――ほんなら、あても混ぜてくれるかぇ」


大領主「……げ」

兵士長「これは……鬼人殿。……そうは言ってもこれはこの男との決闘―――」

鬼人「そういうことならぁ……あてを先に倒したほうが勝ち、で、どうやの? ……傷をつけたほうでもいいぇ?」

兵士長「…………お戯れを」

女騎士「本当だ。お前が混ざるといつも死闘になる。その力は温存しろ」


鬼人「いややなぁ……そんな腑抜けたことを言うなんてなぁ?」


女騎士「…………愚か者に当たり前を教えただけだ。……それに、貴様。煽って相手を逆上させて死闘に誘い込む癖、やめた方が良いぞ」

鬼人「むぅ……見破られちゃったぇ」

騎士団長「やはりこの仲間で集まると…………賑やかでいいですなぁ」

大領主「お前は平和ボケしてんじゃねぇのか」

騎士団長「良いことではないですか」

大領主「…………ああ、そうかよ」



兵士長「―――…………円卓に、人を集めるでござるよ」


大領主「わぁってる! お前の言ってた、『無職』ってやつもな」


大領主「…………こればかりは、手を抜いていられない」

大領主「各々が統治する場所、あるいは団の仲間たちをも捨て駒として扱うこととする」


大領主「先行隊は……円卓会議にて決議する。それまではここの客室で各自休息をとると良い」

鬼人「んー……あと何日待たされるのぇ…………?」


大領主「全員が揃うまでの…………『一週間』だ―――」


…………。
……………………。


無職(―――か、身体がだるい……少し、調子に乗りすぎたみたいだ…………)

無職(行商人は……もういないみたいだな)


無職(…………まあ、これでもグッドモーニングなのは違いない)

無職(夢のような時間だったからな)



無職(さて…………今日は何をしよう?)



自由行動ターンイベント選択…………>>安価↓1~5 (多数決、割れたら下一コンマ判定。連取り禁止)


1 …………美化委員&委員長&鍛冶屋『最高の武器~その1~』

2 …………???(固定キャラ)&生徒会長『Sランクなメイドさん』

3 …………シスター&受付『新たなお友達』

4 …………薬師『薬師の治りょ…………恥辱?』※R

5 …………吟遊詩人『夕日が見える一番きれいなとこ』

6 …………巫女&エルフ『女の子らしさ』

7 …………軍神&剣姫『攻撃の極意』

8 …………図書委員『真実の第一歩』

9 …………ケルセニスをぶらりと回るか

10 …………『書き込み』でもするか(自由安価。デートに誘うとかそういうのです)

11 …………勉強しよう



…………※Rとは? R-18イベントのことです
9の選択肢は、いつも通りの自由行動になります(誰かを誘ったりもできますが)




(これで一旦切り上げます。ありがとうございました)

デート・行商人は今回は選べないか

2で

(乙ありがとうございます。再開します。>>670忘れていました、申し訳ありません)


…………。
……………………。


薬師「―――最近、無職の症状が悪化してきてる……どうにか、しないと…………」カキカキ


薬師(書き溜められた紙束……もうここまで書き上げたのかと、自分でもびっくりしちゃうな)

薬師(全部が無職の目についての……でも、どれも無意味な文字の羅列でしかない)

薬師(あんな症例、どこで聞いても知らないと首を振られるはず。新たな病気? それとも呪い? …………ああもうわからない!)


薬師「どうにか……できないのかな…………」

薬師(無職は……たまに大胆になったりするけど、嫌いではなかった。それどころか、この前はデート? にも誘われたから……ボクはそれなりの位置にいるんだと思う)

薬師(ちょっと照れ臭いけど……それはボクも一緒だった。無職は大切な人だ)

薬師(だから……ボクが匙を投げるわけにはいかない。彼をどうにかして救い出さなきゃ…………)


薬師「―――んっ……つつ…………」ギィ…


薬師(夜更かししすぎちゃったかな……少し寝たつもりだったけど…………)

薬師(…………ダメだな。無職に心配されるようになっちゃったら、もう立つ瀬がなくなっちゃう)

薬師(医者の不養生だなんて、ボクも過剰に心配しすぎたのかな…………)


薬師「…………無職」

薬師(名前を呼ぶと、なんだか力が出る。今日も頑張らないと…………)

薬師(あ……開店の札かけっぱなしだった…………まあ街の人は分かってくれたみたいだし、丁度いいからこのままにしておこう……)


薬師「お薬でも飲んで、今日は少し早めに店じまいをした方が良いかな…………」グィッ

薬師「んくっ…………っ…………」ゴクゴク


薬師(…………あれ? 元気薬ってこんな味がしたっけ…………というかこんな場所に置いてあったっけ?)


薬師「…………」

薬師「まぁいっか……無職も来るし、おめかししてから店番だな…………」コトッ



薬瓶「…………」


薬瓶(―――媚薬―――20倍に薄めてからお使いください)


薬瓶「…………」スッカラカン





――― …………サブイベント『薬師の治りょ…………恥辱?』、開幕 ―――

…………。
……………………。

無職(―――週一のペースで包帯を取り換えるようになってから、分かったことがある)

無職(俺はどうやら、俺ではなくなってるらしい)

無職(普通の日本人特有の焦げ茶の瞳を有していた俺だが、どういうことか三白眼になり、金環が入り、今度は瞳が青くなり、重瞳により瞳は倍の数になった)

無職(…………俺がどうのこうのじゃないな。これはもう、異常……人間としての存在が危ぶまれるレベルだ)

無職(俺の顔に……目の部分を頭ごと巻き付けるようにしてあるこの包帯は、眼鏡かそれに似たような役割を果たすのだと最近知った)

無職(包帯を外せば、何も見えない。視力はほぼ完全に奪われたようだ。包帯なしじゃ、歩くことすらままならない)


無職(…………心臓も、音を出さなくなった)


無職(エラーが原因なのか、それとも他に要因があるのかは不明だが、それは対処法とて同じこと)

無職(薬師やそのおばあちゃんがいてくれたおかげで延命だけは何とかなっているが……快方に向かってるとは、到底言えなかった)


無職(―――……ってことで、もう日課になっているな、ここに通い詰めるのは)

無職(薬師は寝不足気味らしいし、楽にしてほしいものだが、彼女自身その気は無いのだと言う)

無職(心優しい彼女のことだ。今日も今日とて徹夜で頑張ってくれていたのだろう)


無職(今度何かしら労ってやりたいものだ)


無職「……さて、と」


無職「―――おーい薬師、今日も包帯を―――」カランカラン

無職「…………」


無職「…………は?」


無職(いつも通りの店内。薬は棚にきれいに並べられ、暗褐色のデスクが俺の目の前に置かれていた)

無職(いつもなら。そのデスクを介して薬師とやり取りをするんだが…………)


薬師「―――あっ♥ むしょく……っ♥ だめっ♥ みちゃ、だめっ♥」ガクガクガク


無職(今日はそのデスクの角に、下着一枚だけとなった秘部を必死にこすりつけて……床に水たまりを作っていた)


薬師「あ、あっ♥ んんっ♥ だめなのにぃ♥ とまらなっ♥ っ♥ きもちいのっ♥ ぼくっ♥ どうしちゃっ♥ んっぁ♥」ビクビク


無職(いや……俺が聞きたいというか…………)

無職(…………エロすぎるだろう。ボーイッシュな彼女に、ここまで乱れる姿が似合うとは思ってなかった)

無職(つーか開店中にナニしてくれちゃってるのさ。よだれもたらして……涙も、汗も、何もかもで周辺を濡れ浸らせて…………)

無職「…………ん? 薬瓶? なんでこんなとこに―――」ヒョイ


媚薬「ドウモ」


無職「……飲んだな、薬師…………」


薬師「あ゛っ♥ あ゛っ~~~~~~っ♥」ビクビクッ!


無職「…………チッ、仕方ない」

無職(……薬師の薬を定期的に買いに来る人もいる以上、店を閉めるわけにはいかないしな)

無職(…………俺が代わりに店番をするか? ……でもどうやって―――ん?)


???『―――』(…………誰かの声がする。誰の声だろう? …………>>安価↓ 既存キャラのみ)



無職(―――冗談じゃない…………!)

無職「…………薬師…………こっちだ…………」グイッ

薬師「あ…………っ♥」


無職(とりあえず俺が店番をやる……その間はデスクの下に潜んどいてもらおう)


薬師「―――んっ♥ はぁ……っ♥ あんっ♥ むしょく…………♥」ギュ


無職(今度は手で慰め始めちゃったよ)


エルフ『―――』


無職(声はまだ聞こえる。誰かと話しているのか? ……お願いだから、素通りしてくれよ…………)



無職(…………素通りか、否か)



(エルフは入店してきたか? …………>>コンマ判定↓)


―――99~60 …………素通り

―――59~30 …………入店

―――29~10 …………素通り

―――09~00 …………入店


エルフ「―――分かったわ、少し待ってて…………―――って、無職! どうしてここに? 店番?」

無職「えぁ! そ、そうなんだよ……薬師がな、今ちょっと出かけてて」

巫女「え? 無職くん?」ヒョコ

無職(ひえっ)

無職「お、おお! 先輩じゃないか! 二人とも買い物でもしてたのか?」

巫女「うん! 今日はバザールの日だから……でも、意外だね、店番なんて…………」

無職「クハハ……あ、そう?」


無職「…………」チラッ

薬師「…………っ♥ ぁっ♥」クチュ

無職(流石に声は上げないとしているが……俺の股間にしがみつき、よだれで服を濡らして……手を止める気配はない)


無職「で、でー……何をお探しで? 傷薬とか、あるいは病気に効く薬とかか?」

エルフ「えっと……いつものやつを頼みたいのだけど…………」

無職(いつものって何!! そんな新人店員をいびるような注文やめてぇ!!!)

無職「あ、あー! いつものね! いつものいつもの……はいはい…………」


無職(何か! 何かないか!? …………あった! これか?)ペラペラ

無職(注文履歴に……各お客の予約一覧……来るたびに買うものリスト……薬師が几帳面で助かったな)


無職「アロマテラピーか……えーっと……そこの棚の右から二番目のとこ。この種類は……ああ、紫色のラベルが貼られた、小さいやつだ」

エルフ「! そうね、ありがとう。……これが無いと、眠りづらいから……」

無職「……何か無理してたりするのか?」

エルフ「いいえ……昔からの癖よ。……誤魔化そうとして始めたものなんだけど……定着しちゃって」

無職「…………そうか。良い夢見れてるか?」

エルフ「おかげさまで、ね」クスッ

無職(……一人で背負っていたころは、彼女も辛かったんだろう。変に爆発させないで、良い発散方法を見つけてたんだな、エルフ)


巫女「む……なんだか、蚊帳の外って感じー」プクー

エルフ「あら、ごめんなさい。……あ、そうそう……巫女っちったらね、最近口を開けばいっつも無職のことを―――」

巫女「んなぁっ! だっ、だめ! それは言っちゃダメ!! ……無職くん! き、聞いてないよね!?」

無職「ケロ」

巫女「適当な反応!! …………う、ぅぅ~~~っ/// た、ただでさえお酒の席じゃ恥ずかしいこと一杯しちゃったんだから…………」

無職「ぅ!? …………そ……それは、だな…………」

エルフ「ふふふ」

無職「その笑みはなに!? …………って、うぉ…………」グイッ


薬師「―――むしょくぅ……♥ だめ……♥ ぼくだけをっ♥ みてぇ……♥ んっ♥」クリクリ


無職(まずいな……媚薬の効果のせいか、自分が何してるのかわからなくなってきているのか?)

無職(興奮が収まらないようだ……半ば幼児化している? 媚薬が理性のタガを外すものだとは思っていたが、ここまでのものなのか?)


巫女「? どこからか声が聞こえたような…………」

無職「き、気のせいだろ! さ、さっそく精算しちまおうぜ! …………気のせいだから」

エルフ「なんで目をそらすの?」


無職「…………気のせいだからぁ!!!」



エルフ「―――? この染みは……濡れてる?」

無職「―――っ! あ、ああ……俺が仕事に不慣れなせいもあるんだけど、薬の中身を全部こぼしちゃってな?」

エルフ「でも……甘い匂い…………? 少し籠ったような、熱気のような……不思議なものね」

巫女「薬って……もしかして、ここの転がってる薬のこと?」ヒョイ

無職「あ!」

無職(やばっ……放り投げて放置してた…………!)


巫女「んー……薬…………び、や、く? …………びやく…………媚薬っ!?///」ボンッ

巫女「び、びびび媚薬って! ……む、無職くん!///」カァァァァ

エルフ「そんな薬まで売ってあったのね……このお店…………」

無職「クハハ…………い、意外だな……ホントに」

エルフ「…………」


無職(なんだろう……見透かされてるように視線を感じる……)



無職「じゃ、ほら、支払いを済ませよう―――」


…………。
……………………。


エルフ『―――それじゃあ、お仕事頑張ってね?』

巫女『―――またね、無職くん!』


無職(―――と、とりあえずしのぎ切ったぞ……)グッタリ

無職(こんなん精神擦り切れるわ……続けていられるかっての)


無職「お、おい……薬師、早く二階の方に―――うぉ!?」


薬師「はぁ……♥ ほしいのぉ……♥ むしょくの……♥ もうっ♥ あそこがむずむずして……っ♥ がまんできないぃぃ……♥」グイグイ


無職(ちょ!? それはマズイって……ちょお!)



(薬師がズボンを脱がそうとしがみついてくる。抵抗する? …………>>安価↓)

抵抗するが離れたときにズボンをおろしてしまいムスコとご対面
抵抗するかどうかだけなら安価下

>>682

無職(―――ぐっ!?)ガタッ

無職(さすがにそうはさせられるか!! …………って、あ)ズルッ


薬師「ぁ…………♥」ボロン


無職(しまっ―――)

無職「おい、薬師―――っぅぐぅ!?」ガシッ

無職(―――ちょっ!? ……力強っ……!)グイ


薬師「むしょく……むしょくぅ…………♥ ―――あーんっ♥」カプッ


無職「―――ッ!? おまっ、何して!」


薬師「んっ♥ っ♥ はぁっ♥ んんっ♥ きもひい……♥ ……ぁむ……っ♥」ジュルジュル


無職「っ……おま…………え……っ……」ビクッ

無職(デスクの下から引きずり込み、そしてそのまま俺の肉棒をしゃぶりだす。薬師の雰囲気はそのまま、あられもない音と表情を浮かべながら、一心不乱に口腔へと吸い込んでいく)

無職(舌が絡みつく……味わったことのない快感だ……っ)


薬師「んじゅ♥ はぁ♥ んっ♥ んぐっ♥ ~~~~~っ♥」ガクガク

無職「っ! く、薬師…………うっ!?」ドクドク


薬師「んっ~~~~っ♥ んぐっ♥ お゛っ♥ …………んっく♥」ゴックン


無職「っ……はぁっ……すまない、薬師…………」


薬師「はぁ……♥ はぁ……♥ むしょく、もっとぉ…………♥」


無職「…………薬師……?」

薬師「らんぼうにつかっていいから……♥ おもちゃみたいにしてぇ……♥」

無職「…………何を、言って」

薬師「きもちいの……♥ むしょくのぜんぶ、きもちいの……♥ なんでもしていいから……♥ きもちよくしてぇ……っ♥」クチュクチュ


無職「…………」ゾクゾク


無職(…………店番も、やらなきゃいけないっていうのに、こいつは…………)


薬師「えっちぃこと……♥ もっとしたいのぉ……♥」ギュ


無職「…………」


無職「」プツン


薬師「むしょく…………ひやぁっ♥」


(今日のお店の客入り具合はどうだろうか…………>>コンマ判定↓)


―――99~60 …………繁盛

―――59~30 …………あまり人は来ない。そこそこ

―――29~10 …………大繁盛

―――09~00 …………人は来ない。まばら

(ゾロ目ボーナス:デスクの下で、何をしたとしても、バレることはなくなる)


…………。
……………………。


無職「―――っ!」ドクドク!

薬師「はぅ♥ んぐっ♥ おお゛っ♥ ~~~~~っ♥」ゴックン


無職(…………頭が、おかしくなりそうだ)

無職(オナホールのように薬師の頭を乱暴に扱って……それでも応えるように奉仕してくる……彼女の舌使いは、さらに上達してくるばかりだ)


無職(薬師の瞳に、怪しい光が燈る。彼女の愛液が水たまりを作って、かぐわしい色香で俺の本能を蹂躙してくるようだった)

無職(彼女の右手は止まらない。湿った音をずっと鳴らし続けて、興奮のままに動いている)


薬師「あ゛~~~~~っ♥ きもひぃっ♥ もっと♥ もっとぉ♥ むしょくのっ♥ もっとほしいっ♥ ほしいのぉっ♥」ジュポ


無職(正気の沙汰ではないことは、重々承知している)

無職(これが……薬の効果が切れれば、おそらく縁を切られるだろうことも)

無職(…………俺の理性は、大層なものではなかった)


無職「―――もっとだ」ゾクゾクッ


無職(嗜虐心にも似た黒い感情が、俺の中で渦巻きだす)



(次の来客。いったい誰が来た? …………>>安価↓ 除外:行商人、エルフ、巫女、その他ここに来れない、居ない者)


…………。
……………………。


無職「―――! ああ、君か。なんだか久しぶりだな」

男の娘「あれっ……無職くん? どうして……もしかして、薬師ちゃんに何か……あったの?」

無職「…………いや」ガシッ


薬師「んぐっ♥ ~~~っ♥」ドクドク


無職「何もないよ。今はちょっと……用事があるだけだ」

男の娘「そっか……それなら良かったよ。最近寝不足気味ってぼやいてたから心配で……無職くんも、あまり無理しちゃダメだよ?」

無職「分かってるよ。また君に泣かれても困るしな」

男の娘「なっ! 泣いてなんかないよ! …………ちょっとしか」

無職「クハハ、やっぱりな。……ぅっ! ……で、でー……何が欲しいんだ? 『いつもの』、とかはやめてくれよ?」

男の娘「あはは、そんな意地悪なことはしないよ。……それに、あまり来る頻度は少ないしね。僕、病気とかも罹らないからさ」

無職「それは……羨ましい限りだ」


薬師「んんっ♥ らめっ♥ こっち、みへ……っ♥ ―――んっ!? んあ゛っ~~~~♥」ガクガクガク


男の娘「えーっと……どうしようかなぁ…………」

無職「クハハ、そうだな…………」



無職「…………>>安価↓なんか良いんじゃないか?」(男の娘にお勧めするもの。病気を癒すもの以外で)



男の娘「ん……そうだね。アロマテラピーと一緒に使ってみるのも良いかもしれないな…………ありがとう、無職くん」ニコッ

無職「……アロマテラピーって流行ってるのか?」

男の娘「お手軽にリラクゼーションができるし……それが趣味ってだけでお洒落だから」

男の娘「流行りを取り入れて……って、やっぱダメかな?」

無職「いやいや、良いと思うぞ? ……そのままさらに女の子らしくなってくれれば―――」

男の娘「…………むぅ」プクー

無職「…………冗談だ」


薬師「んっ♥ ぁっ♥ んんっ♥ んぐっ♥ はむっ♥ ~~~っ♥」グポグポ


男の娘「無職くん?」


無職「……何でもないよ。さ、支払いを済ませちゃおうか―――」


(ゾロ目ボーナスにより、バレ判定なし)


…………。
……………………。


薬師「―――んあ゛っ♥ だめぇ♥ もっとっ♥ あたまつかんで♥ こわすぐらいにらんぼうにしてっ♥」


無職(素の薬師がM気質だったのか、あるいは今才能が開花したのか……定かではないが、もうどうでもいい)

無職(今はただ、この肉欲に溺れていたい)


無職「…………っ」グイッ

薬師「んごぉっ♥ んぶっ♥ んぐっ♥ んっ♥ ん~~~~~っ♥」ドクドクッ


無職「はぁ……はぁ…………」

薬師「んくっ♥ きもひい……♥ むしょくっ♥ すきぃ……♥」ギュー

無職(こんな『好き』があってたまるか)


無職「…………」ガシッ


薬師「―――あっ♥」



(次の来客だ。今日は客入りが少ないから、おそらく次で最後だろう…………>>安価↓ 除外候補:>>688


(主語が不明瞭でしたね。次に来るキャラの安価です…………>>再安価↓)


…………。
……………………。


図書委員「―――あれ、弟子くん? …………お店の、人は?」

無職「ん、師匠か。薬師なら今は用事で手が離せなくてな。代わりに俺が店番をやってるんだ」

図書委員「そうなの……大変だね…………って、あれ?」


無職「……師匠?」


図書委員「なんだか……変なにおいがするような…………」クンクン


無職「―――ッ!?」ギクッ

無職(しまった……っ!)


薬師「はむっ♥ んんっ♥ …………ぁ♥」ジュポジュポ


無職(…………まさか、バレたか?)


図書委員「…………んー、媚薬でも、落とした?」


無職「…………媚薬」

図書委員「あ! ご、ごめんね……? その、変な意味じゃなくて……素材の匂いがしたから……」

無職「…………ご明察、というか。さすがの五感だな、師匠」


無職(そりゃ、あんだけの濃度の媚薬だ。少量瓶に残っていれば、空気中に揮発して……師匠、獣の亜人にはバレもするか)

無職(だがこの場合は……助かったというべきか…………)ホッ


図書委員「そんなでもないよ……ここの店主さん、よくいろんなものを作っては売り出してるから……」

図書委員「たまに教えてもらったりして……素材を覚えて……だから、かな?」


図書委員「…………それにたぶん、私が作ったやつだから」ボソッ


無職「……ん? ……なんて?」

図書委員「あ! ううん! な、なんでもないよ…………そ、それより、早くお買い物済ませちゃうねっ」

無職「…………なんでそんな急ぐんだ?」


図書委員「…………///」


図書委員「私も…………えっちな気分に、なっちゃうから」パタパタ


無職「…………あー……すまん」


図書委員「い、良いよ! …………それじゃあ、これと、これを―――」



(ゾロ目ボーナスにより、バレ判定なし)


…………。
……………………。


無職(―――そんなこんなで半日近くが経過した。薬師は相変わらず夢中にしゃぶっているし、俺も俺で萎びることはなく無尽蔵に精液を吐き出していた)

無職(…………自分でも怖いぐらい。昨日ですっからかんになったと思ったんだが……)

無職(俺も媚薬のせいでおかしくなったのか?)


薬師「はぁ♥ …………むしょく…………♥」


無職(薬師に疲れは見えない。飽きも底も見えないから恐怖でしかない。……この興奮がいつ爆発するか、気が気じゃない)

無職(今にでも襲ってしまいそうになるが、さすがにそれはダメだと本能が抑えている)

無職(ここまで彼女を女らしいと、性の対象として見てしまうのは、もう沼でしかない。日常の姿とかけ離れた乱れ切ったその姿が、どうにも琴線に触れる)


無職「ほら……今のお客さんで最後だから、もう店じまいだぞ」グイッ

薬師「うんっ♥ むしょくぅ……っ♥」ギュ

無職「だっ、抱き着いてくるな……あー……汗やら何やらで……ってぇ! どさくさに紛れて股をこすりつけてくるんじゃありません!」

薬師「ぅぅ…………ぁぅ」ションボリ

無職(いやそんな悲しそうな顔はしないでも…………)


…………。


無職(―――…………このままにしては置けないが、これ以上介入すると戻ってこれなくなりそうだ)

無職「じゃ、じゃあこれで……か、身体には気を付けろよ―――うぉお!?」グイッ


薬師「―――無職」


無職(デスクに座った薬師に足で引っ張られて…………あれ? なんか違和感が…………)

無職(―――履いてない? いやそれはさっき脱いだからだ。…………じゃあ、あの顔の赤さはなんだ? 興奮じゃない、恥ずかしさ?)


薬師「だっ……ダメじゃないか……っ、まだっ……包帯をかえてない…………んっ♥」ピクッ

無職「…………薬師……お前、薬の効果が切れ始めて…………!」

薬師「こっ……この状態が……一番恥ずかしいよぅっ♥ でもっ♥ 止まらないぃぃ…………っ♥」ビクビクッ


無職(…………記憶とか残っちゃうパターンか……)

無職「……俺はそれに乗じてお前を弄んだんだぞ? ……怒ってないのか?」


薬師「…………♥」グイッ


無職「なっ―――……むぐっ!?」クニッ

無職(く、薬師の恥部……それも顔面に直接…………!?)


薬師「嫌いな相手に、怒るような相手にっ♥ ここまでのことはっ、しないよっ♥ …………ねぇ、無職…………♥ ほら、舐めて……♥」ギュー

無職(……むぐぐっ……あ、足で拘束されて動くに動けん!)グッグッ

薬師「あっ♥ そんなにうごいちゃ…………ぁんっ♥ えへへ……っ♥ 良いよ……もっと気持ちよくして……♥」グイグイ

無職(…………また暴走してない? というかSMがなんか逆転してない!?)


薬師「無職……♥」クスッ



無職(…………やるしか、ないのか―――)


…………。
……………………。


無職「―――今度からは、薬のラベルは良く確認するようにな? 今日はまぁ、幸運だったが……他の人間の目につくって考えると、ゾッとしなくてな」

薬師「ふふふ……嫉妬してくれるの?」グルグル

無職「お前に搾り取られて、相手がミイラにならないかって心配なんだよ」

薬師「! …………むっ!」ギュ

無職「あいだだだだだっ!? く、薬師! 包帯はもう少し優しく巻いてくれ!」


薬師「―――少しぐらい、妬んでくれても良いじゃないか……」ギュ


無職「……つつ……ハァ…………いい加減、服ぐらい着たらどうだ……?」

薬師「む、無職―――」

無職「それに、今言ったろ? 『今度からは』って。……そんな易々と痴態を晒すことなんて、もう無いだろうが」

無職「クハハ……なら妬みも心配も無用のはずだ」

薬師「…………そっか」

薬師「……今度からはずっと……えっちな姿も、えっちな顔も…………えっちな場所も、無職にだけ見せるよ」ギュー


無職(そういうことで言ったんじゃ……いやまあ嬉しいけども)


薬師「……こういうのって、ピロートークって言えるのかな?」

無職「…………さてな。後戯とは言えるんだろうが……いや、そもそも本番はしてないだろ」

薬師「なんでだろうね、ホント。奪ってくれても良かったのに」

無職(ありゃどう考えてもお前が奪う側だ)


薬師「…………ふふっ…………んっ」チュ

無職「……どうしたんだ?」

薬師「愛おしくなちゃって。嫌だった?」

無職「いや、まったく。ただそっちこそ急にしおらしくなったからさ」

薬師「…………まだちょっとボク、えっちなのかも」

無職「……勘弁してくれ」

薬師「ノリノリだったくせに。…………どれだけイっちゃったか、もうわからないよ」

無職「俺もだ。お前のテクニックがだんだんと上達してきて……行商人から買った本でも見て練習でもしてたのか?」

薬師「…………やっぱり、わかっちゃう?」

無職「本当にしてたのか……」


薬師「でも、今度からはしないよ」ギュー

無職「?」


薬師「その……こういう気分になったら、無職を、呼ぶからさ」


無職「…………」


薬師「―――癖になっちゃったんだ、乱暴にされるの…………♥」ペロッ





無職(……ああ、拝啓、女神さま。…………早くも俺の青春は、性春へと変わってしまいそうです―――)

流石にやるかどうかは多数決にしてほしい


…………。
……………………。


魔女「―――…………ハッ!」

魔女「エロの波動がする!」ピキーン!


受付「…………」

受付「いやいきなり何言ってんだババァ―――」




…………薬師『【信頼度・100 好感度・95】』



――― …………サブイベント『薬師の治りょ…………恥辱?』、閉幕 ―――


――― 自由行動ターンが終了しました! ―――


>>701そこらへんはまだ決めていませんが……好感度解放サブイベント等に組み込む予定ですのでご了承を。この辺は調整していきます。変わるかもしれない)


(…………それと、ここで切り上げます。ありがとうございました。質問などありましたらお書き下さると幸いです)



(次回の予定を安価で…………>>安価↓1~3 連取り不可)


1 …………特殊サブイベント『夜の学園、御園の禁室』を始める


2 …………部活動見学を開始する(次週のサブイベントはありません。本編をやりますのでご留意ください)



(では、おやすみなさい)

ここに限らずハーレム物系の安価SSで十中八九起こる読者同士の言い争いや、明らかに足を引っ張る目的や荒らし目的の安価出す奴は本当に見苦しい。
作者は作者で明らかにこのキャラ好きなんだろうなあ、嫌いなんだろうなあとか透けて見えるのもあるし、
いっそ作者の自作キャラだけで回せとか、作者の方でメインヒロインやサブヒロインを決めてくれといつも思う


(再開の前に、質問に答えていきます)

(R-18イベントについてですが、これからも一律の回数のサブイベント達成後に起こるイベント、とはいたしませんのでご了承ください)

(説明不足により、不快な思いをされましたのなら謝罪します。申し訳ありません)

(行商人のことに関しては、イベント発生こそ自動ではありましたがR-18イベントの発生は安価によるものです)

(他のキャラでも、そのように安価を取り、内容によってはR-18イベントに移行する可能性もあります)


>>710そう思わせるような書き方をして申し訳ありません。キャラは贔屓せず書いていきたいと考えていましたが、自分の力不足です。すみません)

(メインヒロインなどを決めることは、今のところ考えていません)


(調整していきながら、書いていきたいと思います)

(ペンダント入手により、R-18イベント発生の頻度は上がってくると思います。ご了承ください)

(申し訳ございませんでした)


(では、再開します)


…………。
……………………。


無職(―――……夜。言われていた通りに学園の校舎前まで起きて来た。上を見上げれば満天の星空で、相変わらず二つの月がじっと見つめてくる)


女神「…………」

軍神「…………」


無職(どうやらこの二人は先生に叩き起こされたらしい。……女神を見ないなと思ってたら、寮で寝てたのか? 寝る必要はないとか言ってたが……)

無職(必要がないだけで眠くなるのかもしれない。……軍神は慣れたようにキリっとしているが……後ろ髪が跳ねている)


先生「……起きてるー? 先ちゃんは元気いっぱいいっぱいだけどぉ…………って、本当にダイジョブ?」

オカルト部「大丈夫です……でも明日の予習で寝不足気味の今は……や、やっぱ大丈夫じゃないかも…………」

先生「もー! ちゃんとしてほしいなっ! 今から夜の学園に忍び込むんだよ? エクスタシーで、リスキーエッチーなんだよー?」

無職「そのエッチ要素はどっから生えてきたんだよ」

先生「え? 夜の学園って聞くと何かぁ……ほら、ねぇ?」


軍神「……教師にあるまじき発言ということを自覚してほしいものですね」

女神「んー……ちょっとキツイって感じー…………」

先生「きっ……キツイって、何がかなー? 先ちゃんよくわかんなーいっ!」

無職「…………」

オカルト部「…………」

先生「わー……生徒から憐みの視線を感じるぅー…………」


無職(美人は美人なんだがなぁ……こう、諸々で損してないか?)


女神「…………でも、どうやって忍び込むの?」

無職「あー……朝にならないと昇降口なんか開かないし、今は閉まってるだろうしな」

無職(深夜も深夜……人の気配はしない。地球と違って警備員なんかはいなさそうだが……いかんせん異世界だからな)

無職(魔法的なア〇ソックがあるかもしれな―――)


先生「ダイジョブダイジョブー! 先ちゃん、ちゃーんと手は回しておいたから」チャリ


軍神「それは…………」

オカルト部「鍵?」


先生「……職員用の裏口の鍵を、ちょろっとね!」

無職「おい聖職者」

先生「そんな顔しなくたってぇー……後で処分するから、問題ナッシングっ!」テヘッ


軍神「…………あれが顧問で良いのですか」

オカルト部「部活にはなるから……」


女神「……ま、まぁ……楽しそうで良いんじゃないかしら……?」



無職(…………楽しんでるのは先生だけだと思うぞ…………)




――― …………特殊サブイベント『夜の学園、御園の禁室』、開幕 ―――



…………。
……………………。


先生「―――しっつれいしまーす……」ガチャ


無職「ほ、本当に開いたのか……っていうか暗いな……足元気を付けろよ?」

軍神「ええ、はい…………これじゃあ、自分たちが何をしてるのか分からなくなってきますね」

女神「部活動の一環かと思えば……危険な綱渡りをしているだなんてね」

オカルト部「…………ご、ごめんなさい」

無職「いや、君が悪いわけじゃ……ってぇ! 先生はえぇっての!」


先生「善は急げって言うじゃんっ! ……今日、誰もいないはずだし、絶対ダイジョブっしょ!」

軍神「いまいち信用に欠けますね」

無職「か、各自自分の身は自分で守ることにしよう……」


オカルト部「でも、本当に大丈夫かしら……」

女神「? もしかして、何かあったりとか?」

オカルト部「……その、不法侵入者に対するトラップが仕掛けられてるとか……そんな噂もあって」

無職「…………」


先生「……だ、ダイジョブ…………先ちゃんはダイジョブ…………」

軍神「…………」

軍神「今すぐ帰っていいですか?」


先生「だ、ダメだし! ……た、たかが噂なんだから、信じないほうが良いに決まってるっしょ!」

女神「オカルト研究部の顧問がそれを言っちゃうの……?」

先生「……じゃあ、ついでにトラップの有無の検証ってことで…………」

女神「ちょっと?」


先生「―――早速だけど、じゃあ…………」



…………>>安価↓


1 …………大胆かつ迅速に行こう


2 …………慎重に目的地までたどりつこう


…………。
……………………。


軍神「―――不気味ですね、夜の学園というものは」ギュ

無職「……そうだな……」

無職(お前や女神が俺の手をつかんでなかったらな)


先生「…………」ジトー


無職(でもさっきから感じる憎悪にも嫉妬にも似た感情のこもった視線の方が、よっぽど怖いかな?)


オカルト部「こうして歩いてると……何があっても不思議ではないですね…………」

先生「何かあった方が面白いけどぉ……流れで無職ちゃんたち巻き込んじゃったから、無い方がハッピーで良いんだけどね」

軍神「巻き込んだという自覚はあったのですね」

先生「あははー……聞き込みが思った以上にうまくいちゃって……」

オカルト部「……ぅ……コミュ障で、ごめんなさい…………」

先生「ちっ、違うよ!? ……とにかく、この目で見るまでは帰れないんだからねっ!」


女神「…………んぐぅ……ねむい」ギュ

無職「おいおい、大丈夫か……? ……ちゃっちゃと終わらせた方が身のためか」

女神「お肌にも悪いしね…………ふぁぁ……」

軍神「それ抜きにしても、こんな真夜中に男女で忍び込んだと知られたら、追及も、何かしらの説教も免れないでしょう」


無職「…………そん時はそん時。先生を盾にするか」


先生「ひ、ひどい―――!」



(慎重に慎重に…………ん? …………>>コンマ判定↓)



99~60 …………特に何もなかった

59~30 …………おや(何が起こったかは安価で後に募集)

29~01 …………何もないみたいだな

00 …………!?



―――たどり着くまで、残り4回


(ゾロ目ボーナス:ミニイベント発生。信頼度、好感度に微量のボーナス付与)

…………。
……………………。

無職(―――トラップも、これと言ったハプニングも今のところはなし、か)

無職(ただの夜間徘徊じゃないか、これ。……この学園無駄にだだっ広いからなぁ……眠気覚ましに何かあった方が…………)

無職(……いやいや! ダメだ! なんだか……あったらあったで嫌な予感がする……)

無職(平和が一番だ。うん。それが良い……)


軍神「あ、見てください……流れ星ですよ」

無職「…………ん? ……おっ、本当だ」

オカルト部「…………きれい」

先生「そっかぁ……今日は曇りなしの晴天だったからかな? ……なんだか粋な感じ」


無職(なんだか良いことが起こりそうな予感……よし! 早速…………)


軍神「? 無職殿、何をしてらっしゃるのですか?」

無職「へ? 何って……お願いだよ、お願い。しないのか?」

軍神「…………お願い、ですか……?」

無職(ありゃ、いまいち分かってないって顔だな……この世界にはそういう文化がないのか? 異世界だからしょうがないことなのかもしれないが、それはそれで悲しいな)


無職「―――三回な。三回心の中でお願いするんだよ」


女神「…………」

無職「願いはなんだっていいんだけど……ああ、でも、流れ星が見えなくなる前に願い切らなきゃいけないから、大体直球な欲だけしか願えなくなるな」

軍神「『お金』、とかでしょうか?」

無職「クハハ……そう、有り体に言うとな。『恋人』! とかでも、『飯』! とかでも……この話自体眉唾物なんだが、流れ星を見ると大体願っちまう」

無職「なんでかは知らんが……そういう習慣がついたのか? いつの間にかそうするようになってたな……」


先生「…………へぇ……そんな話、初耳かも?」

オカルト部「私も、です……そんなお話があるのね……」

軍神「……子供だましにしては、面白い逸話です。私もこれからはそうするとしましょう」クスッ

無職「こ、子供だましって、お前なぁ…………」

無職(確かに、叶った例なんてなかったけど! ……その、こう、ロマンがあるから良いんだ!)


女神「お願い……か…………」

無職「? 女神?」

女神「…………んーん、なんでもなーいっ」ギュ


女神「それじゃ、早く行きましょ?」


先生「ん、それもそうだねっ! そいじゃま、出発シンコー!」



(慎重……慎重? …………ん? …………>>下一桁コンマ判定↓)


9~7 …………何事もなかった

6~3 …………ん?(安価で何があったか募集します)

2~1 …………特に何もなかった

0 …………!!!!


…………。
……………………。


―――残り二回


無職「―――平和だ」

無職(本当に何事もなく……というかもうみんなで天体観測をやり始めてしまった)


軍神「―――ああ、あれはトリアルイ座と呼ばれる伝承の神鳥の星座ですね。この時期になると、あちらの方に見えるようになるんです」

オカルト部「そうなの? ……物知りなのね、軍神ちゃん」

軍神ちゃん「…………」ムー

無職(クハハ……ちゃん付けにはもう慣れたほうが良さそうだな?)



軍神「……我々の目的はオカルト研究部としての活動だったにも関わらず、なんだか今は平和に夜空を見上げてるだけですね」

女神「もうこれだけで良いんじゃないかしら」

先生「だ、ダメに決まってるし! ……慎重に歩いてるから、遠いだけだし!」

オカルト部「…………ふふ」

先生「ああっ! 今度は保護者のような眼を!」


無職(あの先生面白いな―――)



(慎重。慎重。慎重。…………ん? …………>>コンマ判定↓)



9~8 …………何事もなかった

7~3 …………ん?(安価で何があったか募集します)

2~1 …………特に何もなかった

0 …………?????

(再開します。ハプニング有無のコンマ判定にて何事もなかった無職御一行の続きから)

…………。
……………………。


無職「―――……もう少し、ってところか?」

無職(特に何があるわけでもなく、着々と目的地へと歩を進める。ここら辺は俺でも見覚えがあるな。学長室へと続く道だ)


先生「…………だねー」

オカルト部「先生?」

先生「先ちゃんはぁ……ハートフルでドッキドキなものを期待してたのにぃー……期待裏切られてしょぼーんって感じ」

女神「こっちの方が静かでいいと思うけどなぁ……」

先生「……これじゃあただのピクニックだし!」


軍神「なんだか、噂についても真偽が危ぶまれてきた気がします。そも、根源などあるのでしょうか?」

無職「さぁな。それを確認するためのこれだろ」

女神「いっそ何もないまま帰りたいわね」

先生「そこ! 夢がないよー! ……もー……先ちゃんまでネガティブ思考になっちゃうよー……」

オカルト部「静かで良いですね」

先生「…………なんか、びみょーに当たり強くない?」



無職(……こういうのって大抵は近づくだけでやばそうな雰囲気を感じ取るものだが……軍神たちといるとそうでもないな)

無職(このまま何事もなく、たどり着くことはできるのか否か)


無職(…………あ、流れ星―――)




(慎重。…………ん? …………>>コンマ判定↓)



9~8 …………何事もなかった

7~3 …………ん?(安価で何があったか募集します)

2~1 …………特に何もなかった

0 …………!!!!????



―――残り1回

(書き忘れ。下一桁のコンマ判定です。…………>>再コンマ判定↓)


(…………とりあえず、何が起こったかを安価で募集します)

(突如起こったハプニング。怪奇現象か、噂に聞くトラップか、はたまた自然現象か。良ければその後の反応や、どうなるかも…………>>安価↓1~3)

突然空間が歪んだと思ったら、全員バラバラの場所に飛ばされた

学園長と教頭がホカホカした顔で学長室から出てきた

いつの間にか知らない人が混じっていた


>>929 → >>931 → >>930 の順で採用)


無職「―――あー……早く終わらせて部屋に戻りたいぜ…………って、ん?」



軍神「…………」

女神「…………」

先生「…………」

オカルト部「…………」



無職「……? おいおいお前たち、なんで急に黙り込んで―――ヅァッ!?」キィィィィン!


無職(耳鳴り!? それにこの寒気は……悪寒は、なんだ!?)



「―――驕翫⊂」ズルズル



無職「…………なに」グワン


無職(……これが怪異だとでもいうのか!? 肉塊のような化け物が、廊下の先でじっと俺を見つめてくる)

無職(女神たちは動かない。どこか生気がないというより……作り物のような感じだ)

無職(…………心臓が高鳴らない代わりに、冷や汗が伝う)



無職「こっちに……来るな」



「―――…………」ピタッ


無職(…………止まった…………?)





   驕翫s縺ァ    驕翫s縺ァ         驕翫s縺ァ       驕翫s縺ァ
「「「「―――豁、譁ケ豁、譁ケ豁、譁ケ豁、譁ケ豁、譁ケ豁、譁ケ豁、譁ケ豁、譁ケ豁、譁ケ豁、譁ケ」」」」蜉ゥ縺代※
驕翫s縺ァ        驕翫s縺ァ    驕翫s縺ァ      驕翫s縺ァ



無職(―――なっ! 後ろ!? しまっ―――!?)




???「…………ダメ。怒らせちゃ」



無職「へ? ……ってぇ! なんだこれ落とし穴ぁ!? うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――」ヒュー




…………特殊サブイベント『夜の学園、御園の禁室』 → 『禁忌』に変更されました

…………クリア条件変化。『噂の根源にたどり着く』 → 『生き残り、はぐれた仲間たちと合流する』



…………『呪い除けの護符』が、微かに震えている



(無職が飛ばされた場所。どんな場所か、でも。校舎の中のみ…………>>安価↓ 例:調理室、化学準備室、周りが石でできた殺風景な部屋、など)


…………。
……………………。


無職「―――…………ぐ……ぅ…………?」


無職(…………なんだ、ここ……扉? この臭いは……厠かなんかに飛ばされたのか?)

無職(『ウン』が良かったって? ……生憎さま、笑う気力もねーよこんちきしょう)


無職(異世界の片鱗を見た。今も肌が粟立っているし、正体不明の寒気も感じる)

無職(…………その上、気配もだ。後ろに、何かいる)


???「―――……振り向いちゃ、だめ」


無職(っ! ……気だるげな少女の声だ。……敵意は感じられないが……さて…………)


???「―――……あと、耳もふさいで」



無職「…………」ゴクリ



(…………と、言われたが、どうする? …………>>安価↓)

>>400採用)


無職「わ、分かった…………」

無職(なんかやばそうだし従っとこ……というかこの声、あの時……俺が落ちた時に聞こえた声だな)


???「―――…………」


無職(…………)

無職(…………トイレしてない?)


…………。


???「―――…………ん、ありがと」

無職「お、終わったのか……? もう振り向いても良いんだな?」

???「良い。でもこのままじゃ狭―――ぁ」グラッ

無職「あ? ―――おっと! ……大丈夫か?」ギュ


無職(……振り向いてみたら、ゴシック服を着込む少女がバランスを崩し抱き着いてきた。後ろに手を回す感じではなく、俺に手をつくような形だ)

無職(暗いから良く分からないが……肌が青白い? というより、体温が低いように感じられる)


???「…………」ジー


無職(いやそんな見上げられても…………)

???「…………」チョイチョイ


無職「? …………ん、ああ、扉を開けてってことね」ガチャ

???「…………」コクリ

無職(見事なまでの無気力感……ぬいぐるみ持ってるし、なんだか軍神と仲良くなれそうだな)


無職「―――……って、ここ女子トイレだったのかよ……通りでなんか雰囲気が違うと思ったんだ」

???「…………」

無職「……えーっと……あー…………」

???「…………『古本屋』」

無職「? なに?」


古本屋「『古本屋』……こなたの、名前」


無職「こなた…………?」

無職(あ、ああ……『此方』か。珍しい一人称だから一瞬分からなかったな……)

無職「…………」


無職「ああ、よろしくな、『こなた』」ナデナデ


古本屋「…………?」

無職「クハハ、悪いな。言いやすくてさ……もしかして、気に入らなかったか?」

古本屋「…………」フルフル



無職「そりゃ良かった。……俺は無職だ。そいじゃま、状況を整理しようとしますかね―――」


古本屋「ん。無職―――」


…………。
……………………。


無職「―――へぇ……俺って異空間に連れ去られたんだな」

古本屋「そ。……他のみんなも」

無職「あいつらか……なんかどうにかしそうな感じなんだよな」

古本屋「たぶん、気負うことは無いと思う。……むしょ……むしょく……二―は―――」

無職「いや待ってその略し方何」

古本屋「字数、長い…………いや?」

無職「…………い、一回だけお兄ちゃんって―――」

古本屋「ニートは」

無職「それもっとちがぁう!! ……ニーで良いから、その呼び方だけは勘弁してくれ」

古本屋「? ニーがそういうなら、そうする」


無職(その言葉はな……俺には確定クリティカルなんだ…………)


古本屋「ニーには対抗できるような力がなかったから、助けた」

無職「俺は助けたって……それはありがたいけど、他の連中は?」

古本屋「てきとーにどっかほっぽった」

無職(雑)

古本屋「まさかニーが個室に来ちゃうとは思わなかったけど……」

古本屋「恥ずかしいだけで、特に何ともない」

無職(や、やっぱシてたのか……このペンダントを手に入れてから日常がエッチになってきたぞぉ? いややっぱ今は非日常だぞぉ?)


古本屋「…………でも、いけない」

古本屋「今回は、ニーたちがみんなの場所を踏み荒らして、取り込まれた」

無職「…………だろうな。今回はふざけ半分……いや、ふざけてた。好奇心でもあった」

無職「精神を逆なでしたのか、なにが気を触れたのかは知らないが……」

古本屋「そこまで怒ってはない。……みんな、珍しいお客さんに、驚いてるだけ」

古本屋「遊んで、って、言ってたでしょ?」

無職「え、そなの?」

古本屋「そ。みんな無邪気なだけだから……扱いさえ間違えなきゃ、良い子ばかり」


無職「……あー……待ってくれ。…………君は、一体何者なんだ?」

古本屋「?」


古本屋「…………こなたはこなた。黄泉の水を飲んで生き返っただけの―――」

古本屋「―――ゆーれーとお話ができるだけの、女の子?」


無職「小首をかしげて疑問形で聞かないでくれ。……いやしかし、もしかしなくともすごい人生を送ってきたんだな」

古本屋「そうでもない。でも、こういう時に役立つから、良いことに越したことはない」

無職「……そうだな。君がいなきゃ、今頃俺は愉快なパレードの仲間入りだ」

古本屋「……ネズミー?」

無職「ノゥ!!!!!!」ハハッ!


古本屋「―――……ぁ……もう少し、待って。今は……ニーのお友達が、遊んで……遊んで…………あれ?」

古本屋「…………戦闘―――?」


…………。
……………………。


軍神「―――クハハハハハハ!! 亡骸たちがァ! 調子に乗るな……ですよぉ! 『セイクリッド』!」キィィィィ


幽霊「ちょま嘘やんって美少女に飛ばされるなら本望ああぁぁぁぁぁぁぁぁ―――」シュゥゥゥ…


軍神「…………華々しく散り、来世では新たな華をめでてください」

軍神「貴方方は少々……気品がなさすぎる。せめて……美しささえ取り入れてもらえれば、この鬱憤も少なからず晴れるのでしょうが……」

軍神「…………オカルト研究部兼、出張エクソシストですね、これでは」


軍神「無職殿は……どこにいるのでしょうか―――」


…………。
……………………。


オカルト部「―――ごめんなさい。無理です」


幽霊「ァ!」シュゥゥゥ…


オカルト部「えっと、その……臭いが無理です。見た目が無理です。音が無理です」

オカルト部「五感……いや六感が無理って訴えてくるレベルで無理ですお引き取りと言うか近寄らないでください」

オカルト部「あの…………無理なので」


幽霊(確かに俺たちはいろいろ悪さもしたけど……これはないんじゃ…………)

幽霊「…………」


幽霊「あでもなんかもう罵倒が気持ちい―――」シュゥゥゥ…



…………。
……………………。


女神「―――…………」

先生「…………」


幽霊「―――ッしゃおらぁ! 上がりぃ!!!」


先生「っ!? …………い、いや、さっき『UNO』って言ってなかったし!」

女神「そ、そうよ! 『UNO』って言ってなかったじゃない!」

幽霊「言ってましたぁーバーカバーカ」

先生「言ってないし!」

幽霊「いーいーまーしーたぁー!!」

女神「言ってないわよ!」


幽霊「―――ああ……勝ち逃げって気持ちいい…………」シュゥゥゥ…


女神「あ! こら! 勝手に成仏するんじゃないわよー!!!」



先生「…………」


先生「…………あれ―――?」


…………。
……………………。


無職「―――…………」

古本屋「…………」


無職(なんか普通に適応してね? というか楽しそうじゃね?)

古本屋「…………? ……っ?」

無職(ああっ、こなたが良く分からないって顔してる!)


無職「…………」

古本屋「…………」


無職「…………俺らもなんかして遊ぼっかー」

古本屋「ん―――」


…………。
……………………。


無職「―――…………で、特に山場も谷場もなく、こうして集まれたわけだが」


古本屋「…………?」ギュ


無職(手握るの流行ってんの?)



軍神「私は少し動きすぎたようです……眠気が冷めてしまいました」

女神「うぐぐ……私は納得がいかないわ! もう一戦だけやりたい!」

オカルト部「…………怖かった」

先生「な、なんか違う! こんなん、先ちゃんのやりたかったオカルト研究部の活動じゃないし!」


無職「―――よし! 各々元気みたいだな!」


古本屋「……どうする? このまま、帰る?」



無職「そうだなぁ……多数決で決めるとしよう―――」




(この場に残り、噂の根源の調査を続行するか、ここで切り上げ、元の世界に戻るか…………>>安価↓1~3)


1 …………調査を続ける


2 …………元の世界に戻る


(…………なお、どちらの選択肢を選んだとしても、『禁忌』はクリアとなります)


…………。
……………………。


無職(―――真実は、いついかなるときも、奇なるものである)

無職(今回の調査は噂の真偽、そして検証。……しかしまあ怪異の発生があったこともあり、この噂には少なからず何かしらの『信憑性』があるということになる)

無職(繋がっている先は異世界だのと、決して碌なものではないはずだ)



無職「―――さてま、何が出るかよな」


無職(その噂にも出た、一際新しい扉というのはあっさりと見つかった)


先生「特に変わったところもなさそーだねー……」

古本屋「…………」

無職「こういうのは大抵、側だけはきれいなもんじゃないか?」

軍神「ふむ……それはそれで厄介ですね。……とりあえずは私の光魔法がありますので、よほどのことがない限り安心していいでしょうが……」


女神「……何が出るか分からない、っていうのが一番のハンデよね」


オカルト部「…………でも、決めたことだから、立ち止まるわけにもいかないわ……」


無職(あの、オカルト研究部っていつもこんな命がけなの?)



無職(…………まあ良い。腹を括るしか、ないか…………)


無職(……ええい!)




無職「オープンセサミ―――!!!!」ギィ…




(…………その噂の根源である、扉を開けた。中にあったものは、噂通りの物か、はたまた。いったい、何があった? …………>>安価↓)


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        イ: : : : : /         }⌒≫x,       v: : : :。
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       .Wj! {圭圭圭圭圭i:i:{_八   /^ハ圭圭圭圭圭i:i}: :,′
        }i:{ Ⅶ圭圭圭圭圭[/:/   .{: :{圭圭圭圭圭i:i/ {
       }_j  }圭圭圭圭圭 イ .{ /⌒V  \圭圭圭圭_,′ .;
        /^   ゝ.,圭圭多*'′ ./i:i:i:i:i:V   ≧=---=彡   乂__
       .{        ̄ ̄____   /i:i:i:i:i:i:i:iヽ  ______         ,′
       V: : : : : -=≦圭㌻ /i:i:i:i:rvi:i:i:i:i:i}. {
        .\___: : : : : :i:Ⅶ} .乂i:i:i:i}I{i:i:i:i:i:ノ Wi:i:i:i: : :______,,.イ
            Ⅶ{⌒\ : : / ハ ≫'介'=≦!   Ⅵ: : /^} {ノ
         .WⅦi:i:i:}: : V / 「`Y:::}  ; !   _}: :.:.{i:iW  !
            _,}i:i:Ⅶi:〈乂_,r㍉;. 」__}r┐ 乂_,.ト、_rくi:W  ;
           _,}i:i:iⅦ/{¶I「{ {「^V⌒I./^'√}.,ハ _j./i:i;′ {
          _,}i:i:i:i从ハ弋j、__}_.〈___.八___}__}x≪}´ . {  {
           ___}i:i:i:i:i:i乂_}Ⅵ「'^Y´ 「.ハ ノ^「;I从イ
          ⌒\i:: : : :.:≧乂r┘V_'-ji:i}_ノ*^     ./
             .Y: : : : : : : : : ./⌒´         ..′
                \: : : : : : : :.}           /
                 ` 。,_: ____}       _,.。
                  ̄ ̄”¨¨¨“¨”



無職「…………なんだ、これ」

軍神「……死体? 骸骨のように見えますが……何やら紅玉を守っていますね」

先生「…………オカルトっぽいじゃん?」


無職(中は思っていたよりも遥かにきれいだった。埃一つなく、部屋の真ん中で異様な存在感を放つ骸骨でさえ、死に化粧をするかのように華で彩られていた)

無職(……心霊スポットと言えるのだろうが、不快感は一つもない。それどころか、安心感をも感じさせる)

無職(それ自体が怪異だというのなら、もうお手上げだが……)


古本屋「…………大丈夫」


無職「……だろうな。敵意が微塵も感じられない」

女神「なんだか……眠ってるみたいね」


先生「……あの宝石みたいな光る球に何かありそうじゃない?」

オカルト部「迂闊に触れないほうが良いかもしれませんよ」

先生「それはそーだけどー!」


古本屋「ニー……どうするの?」

無職「…………俺かい」


無職(まあ確かに、『神秘的』という一点に関してはオカルトとも言えなくはない)

無職(…………だが、死者への冒涜が、許されるのか?)



無職「…………>>安価↓」



1 …………あの紅玉に、触れてみよう


2 …………『自由安価』してみよう



(どのようにして弔おう? …………>>安価↓)



無職「―――死人よ、其方が誰かは分からぬが、今はただ、安らかに眠れ」

無職「…………南無阿弥陀仏」


無職(手を合わせ、仏の姿をイメージする。信ずるは具現化し、そして安眠をもたらさんことを)


先生「……無職ちゃん」

無職「…………こういうのは、真っ先に弔っておいた方が良いのかと思ってな」

軍神「……ふふ、殊勝な心掛けですね。では私も……見様見真似ですが」

女神「それじゃあ、私も」

オカルト部「…………」



無職(―――……静かな時間が流れる。その中でも骸骨は、ただ眼孔を、静かに、祈る者たちへと落としていたような気もする)

無職(こういうのは気持ちが大事なんだろう。俺も見様見真似でやったんだがな)


古本屋「……死者を送ってあげるのは、良いこと」

無職「天寿を全うしたんだ、労いぐらいはくれてやらないとな」

古本屋「…………うん」クスッ

無職「お? こなたって笑えるんだな」

古本屋「ゆーれーにとってうれしいことは、こなたにもうれしい」

無職「…………そうか」


無職(不思議ちゃんなのは間違いないが、その死者に対する独特な価値観は、彼女を彼女足らしめる優しさの表れなのだろう)



無職「さぁ、根源も見つかったわけだし、さっさと―――」



???「…………」ガチャ




無職「―――ッ!?」

古本屋「っ!」


先生「―――誰!? …………って、うそ……!」


オカルト部「…………!」


軍神「……なぜ貴方が、ここにいるのですか…………!?」




女神「…………学園長!」



学園長「…………」



無職(バカな…………)


無職(どういう……ことだ―――!?)



学園長「…………今こんな時にこそ、泥水をすすってでも生きながらえなければならないと、そう言ったのは貴様だったのではないのか!?」


無職(…………!?)


骸骨?「……おいおい、そりゃひでぇーって。オイラはもう死人みたいなもんなんだぜ? ……生き永らえなければいけないのは、お前の方なんだしさ」

学園長「ふっ……ふざけるなァ!! アタシが……アタシたちが……どれだけッ…………貴様が志半ばで倒れることなど、あってはならない!」

学園長「必ずや、この国が、この学園が、栄え、昇華し、いつかの希望の成就となるのを、貴様のその目に灼き付かさせてやる!」

骸骨?「カッカッカッ……甘ったれんじゃねぇよ」

学園長「すごすごと地獄へと逃げ込む貴様が言えたことか?」

骸骨?「ひゅー! 笑えない冗談だ。……良いだろうがよ、俺の力はお前に継承した。この国が作られて、俺はもう満足なんだ」


先代学園長「…………お前が、次期なんだ。バトンタッチの時間だろうがよ? カッカッカッ!」

学園長「まだ、開校すら……出来てないじゃないか!」

先代学園長「ハン! オイラの願いはもう叶ったんだ、お前が次期『豪炎の』になるわけだ」

先代学園長「先代はいなくなる。消えた学園長が学園長をやってるーだなんて、根も葉もない噂とか流れたりしてなぁ?」

学園長「…………それで、満足?」

先代学園長「…………ああ。この国には、お前がいる。あいつもいる。仲間がいる。国民がいる。……希望が、ある」

先代学園長「この世界の先に、微かな可能性を見出したこの国は、終わりなき戦争を終わらせ、今や笑顔に満ち溢れた国となるだろう!」


先代学園長「良いか!? この力が貴様を蝕もうと、俺を殺そうとどうだって良い!」

先代学園長「紡ぐべきはこの国と民の物語だ! ……所詮モブキャラの俺は、とっととくたばっちまった方が世のためなのさ」

先代学園長「…………オイラより、お前の方がキャラが濃いしな? カッカッカッ!!」

学園長「…………っ!」

先代学園長「うわ……野郎の涙なんか見たかねぇよ…………」

学園長「なんで……そんな優しい顔ができるのよ! どうして……そこまで、アタシを信じるのよ…………」


先代学園長「…………ハハ…………」

先代学園長「…………『相棒』」


学園長「…………ッ! ああ、なん―――ッ!」


先代学園長「秘匿されるべき、力の禁忌。それらはすべて、この世の闇にて焼却される」ボゥ…

先代学園長「…………豪炎の、最後の灯さ」


学園長「!! 待て……待て、待てぇ! なぜだ! なぜッ……なぜ自ら死のうとする!!」

先代学園長「…………ケジメだ。オイラの師の言葉だ」


先代学園長「…………そしてこれが、俺の最期の言葉になるだろう」




先代学園長「あまり自分を恨むなよ? ……お前は、バカなんだからよ」


学園長「…………待てよ」


先代学園長「…………今この時を持って、先代の任は終了とし」


学園長「待て…………待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ―――ッ!!!!!!!」


先代学園長「ケルセニス学園運営のすべての権限を、次期学園長に委任する―――」


…………。
……………………。


先代学園長「―――…………よう!」


無職「…………は? んんん? あれ? 俺はさっきまで…………ってかアンタ…………」


先代学園長「まあ、あれを見れば誰だってわかるだろうな。そ! オイラは幻の先代学園長! 死んだ奴さ!」

無職「ここは……どこまでも続く闇みたいな場所だが……」

先代学園長「さてな。オイラにもわからん。死後の国と言うのか、あるいは単なる空間か」

先代学園長「オイラの見せたものはどうだった? ……ああ、わりぃな。それ、代わりにつかっちまってよ」

無職「あん? ……ああ、これは……ホログラム・ストーン…………」

先代学園長「それをちょちょいっと改造してな、空間自体の投影をしてみたってわけ。無事成功してオイラハッピーうれぴーだぜ」


無職「アンタは…………」


先代学園長「あー、感傷に浸る暇とかはないからな、簡潔に言わさせてもらう」

先代学園長「アイツはまあ、俺のことが好きだったんだろう。濃厚な男色家だったからな」

無職「…………」

先代学園長「まったく、バカな男……いや女? 性別不詳の良く分からん奴は……今もここに来ては、懺悔を続けている」

無職「!」


先代学園長「…………ここが、奴の『御園』なのさ。固く禁じられた、禁忌としてのな」


先代学園長「伝えろ。俺はなんも思ってないって」


先代学園長「男の泣き顔を毎回見せるよりは、一回でも笑顔を見せろ、顔面凶器が、ってな」



無職「…………ああ…………」


無職(なるほどなぁ……そんなお話があったなんてぇー…………)





無職「…………ハッ!! だが断る!!!!」



先代学園長「…………え?」

先代学園長「いやちょっと待ってこれだけはあのその―――」



無職「自分で伝えろ。俺は第三者として介入はしたくない」



無職「まあ、なに。そういうのが得意な奴、一人知っててな? ああ、安心しろ、すぐにわかる―――」



…………。
……………………。


無職「―――…………うぅん…………」

古本屋「起きて、ニー」ポムポム

無職「むぐっ……あー……起こしてくれるのはありがたいけど、ぬいぐるみで殴るのはやめむごご」


軍神「つつ……なんだか長い夢を見ていた気分です」

女神「本当にねー……ふぁぁ…………」


オカルト部「―――……学園長さんと…………」


先生「まあ、十中八九、この骸骨っぽいよねー……」

無職(…………先代学園長、か…………)


無職「なあ、こなた」

古本屋「?」

無職「これこれこーいうことをしてほしいんだが―――」

古本屋「! ……ん。任せて」

無職「…………ありがとな」ナデナデ


無職(どうやら今は元の世界に戻ってきたらしい。暗いままだ)

無職(…………そしてまあ、現在進行形で聞こえてくるこの部屋に向かってくる足音)


無職(おそらくは噂の男であり……ここで懺悔をしているという…………)ガチャ




学園長「―――…………なんで、貴方たち」




無職(ビンゴだな…………さて、どうするか…………)




(なんて説明しよう? 先代に会ったことを正直に話すか、はぐらかすか? …………>>安価↓)

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