・7月20日、全ての始まりの記念日SS
・上イン
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カレンダー『7/20』
上条「…」
上条(今日、7月20日は俺とインデックスが初めて出会った日なんだそうだ)
上条(俺は覚えてないけど、ステイルが前に手紙で教えてくれた)
上条(そう。今日は大事な家族との記念日で…)
上条(今まで出会い、戦ってきた日々の全ての始まりだった…)
上条(またこの日を迎えられた事を、インデックスとこれからも歩んでいける事を祝おうと思う)
上条(軽くサプライズしようと思って実は数日前から準備をしてた)
上条(ケーキは高くて買えなかったけど、思い出の品(らしい)である焼きそばパンと野菜炒めは何とか手作りする用意が出来た)
上条(あと…饅頭みたいな形のネコクッションをプレゼントとして用意した!)
上条(インデックスがこういうの喜んでくれるかはわからないけど…俺がしたいからする!)
上条(驚くかな。こう、『ええ!とうまおぼえててくれたの!?しかもこんなサプライズまで…ありがとう。嬉しいんだよ!』とか!)
上条「…」ニヘ
上条(……意外と冷めてて「え?うん。あー…そうだね」とかで終わったらどうしよう)
上条(まぁそん時はそん時か)
上条(ちなみにオティヌスはなんか用事があるとかで明日まで戻らないし…)
上条(インデックスと久々の水入らず、か)
上条(ああ…楽しみだな!)
上条(うん…楽しみ、なん、だけど…)
上条(けど…)チラッ
カレンダー『7月20日』
インデックス「…あっ。今日って…ふふっ」
上条(早速気づいてるくせぇええ!!!)ガッデムゥゥウ!!!
上条(驚かそうとした矢先にコレかよ!不幸だー!)
上条(ああもう!そうだそうですそうなんですよねの三段活用!)
上条(ってコレ実際は三段活用じゃない上に似たものも無いしぶっちゃけ比較級~最上級変化か)
上条(上条さんだって学習するさ!ああするさ!)
上条(じゃなくて!)ビシッ
上条(そうだった…インデックスは絶対記憶能力を持ってるんだからこの手のサプライズは感づかれるよな…)
インデックス「…」チラッチラッ
サプライズブレイカ-
上条(全くとんだ”企画殺し”だぜ…)
インデックス「…」チラッチラッ
上条(うわーいこっち見てるぅ~)
インデックス「どうしようかな…言おうかな」チラッチラッ
上条(うわーい何か俺に日付の事で伝えたい事あるっぽ~いっ)
上条(…よし、こうなったら)
上条(せめて夕飯時までインデックスの意識を逸らしまくって…)
上条(忘れた頃にサプライズ大作戦をやってやる!!!)
上条(いくら完全記憶能力者でも意識を逸らされたり他事考えてたら思い出す事は出来ないんじゃないか!?ハッハッハッハー!!)
上条(やってやる…!めちゃくちゃ気を反らせてやる…!)
上条「インデックスー」
インデックス「わっ!?ひゃい!」
上条「朝飯…食うか!」
インデックス「え?あ、うん!食べる!」
上条(ふっ…チョロい…!チョロインデックス…!)
・・・・。
インデックス「ごっはんー♪ごはんー♪」
上条「ほーら、今日の朝飯は~」
本日の上条家の朝食
・白米
・味噌汁
・焼鮭
インデックス「…」
上条「はい、じゃあいただき…」
インデックス「とうま…」フルフル
上条「ん?」
インデックス「今日…朝から凄い豪華すぎない?!大丈夫?!何かヤケになったの!?」
上条「…」
インデックス「ウチの食卓はもうずっともやしもやしもやしもやしもやし、麺類挟んでまたもやしがデフォなのに!」
上条(ゴメンね!!上条さん甲斐性なしでホントゴメンね!!)
インデックス「ええ…?なんで?だって今日は誰かのバースデーってわけでも…ひょっとして何かの記念日」
上条(まずい!!)
上条「ほ、ほーらインデックス?お前鮭をちゃんとほぐすの苦手だろー?上条さんが食べやすいようにほぐしてやるな!」
インデックス「あ、ありがとうなんだよ」
上条「ごはんのお代わりもするかー?今日は何杯でもいいぞー」ホグシホグシ
インデックス「ええ!?いいの!?5杯とかでもいいの!?」
上条「ああ!大丈夫大丈夫!」
上条(ふふん!今日のためにちょっとづつ貯金してきたからな!実は今多少家計には余裕があるんだよ!!)
インデックス「とうま」
上条「ん?」
インデックス「何か…ギャンブルとかはね?身を滅ぼすし、特にとうまは運が悪いから…そういうのは向いてないし、借金とかしちゃったら…」
上条「金策元は賭け事じゃねぇから安心しろって。心配しなくても大丈夫です!!」
上条(ほっ。とりあえず誤魔化せたな)
インデックス「とうま!自首するなら早くね!?」
上条「信用ねーな俺!!?」
・・・・・
~お昼頃。~
上条(さて)
インデックス「負けちゃダメなんだよカナミン!」
上条(インデックスさんはDVDを観てます)
上条(ちなみに青髪から借りた奴で20話入ってる)
上条(くくく…!コレで夕飯時まで全てを忘れて楽しんでるがいい!)
上条(よし、俺はその間に宿題でも…)
カナミン『今日は7/20…この日はカナミンのね、大切な人との思い出の日なの!』
インデックス「…」ピタッ
上条「」
カナミン『あなたにも大切な人の記念日がある?』
インデックス「大切な…人……記念日……」
上条(カカカカカナミンてめぇぇえええ!!!!!)
上条(んだよぉお!!なんで録画された空想の人間がピンポイントで狙撃してくるんだよ!!ゴルゴもビックリな精密射撃じゃねーか!!)
上条(負けるかぁあ!!)
上条「ちょっ、ちょっと脇を失礼しますよ!インデックスさんや!」ダキッ
インデックス「ひゃ!?ひゃわっ!?」
上条「なんだよ何か面白そうなの観てるよな!上条さんも一緒に観ていいか!?」
インデックス「くすぐった、いいけど!なんで私を抱き抱えるのかな!///」
上条「いやほら、こうしてさ、」スワリ
ぽすっ。
インデックス「あふっ。」
上条「あぐらかいた上条さんの太ももにインデックスさんを乗せて、と。ほら一緒に観ようぜ!」
インデックス「…わざわざこんな形で観なくても…//」
上条「別にいいだろ?なんか今インデックスとこうしてたいんだよ」
インデックス「//////」
上条(よしごまかせた)
上条「ほらもうちょい密着しろって。落ちちゃうだろ」ギュー
インデックス「あう、あうう…!///」
インデックス「もー!///そんなにくっつかないで!暑いかも!///」
上条「まぁまぁいいからいいから。上条さんを座椅子代わりにしてくれよ」
インデックス「…でもなんか恥ずかしいんだよ…///」プシュゥー
上条(くっ!まだダメか?なら!)
上条「今なら上条さん椅子を使っていただけるお客様にはですね?」
上条「この、」つ
上条「土御門から前に貰ったポテチをインデックスさんに自動で食べさせる機能が付いてきます!」
インデックス「ホント?!じゃあお願いするんだよ!」
上条(フッ)
・・・・。
カナミン『喰らえ腕ひしぎ捻り落とし!!』
敵『ごがぁあああ!!?なんだその痛くて渋い技は!?』
カナミン『フッ…打撃技など…』
カナミン『打撃技など※華拳繍腿!!サブミッションこそ王者の技よッッ!!!』
※華拳繍腿…見た目だけが派手で使えねーってことよ♪
上条「ほい、あーん」
インデックス「あーむっ」モムモム
カナミン『プリンセスヘッドロック!!プリンセス蠍固め!!プリンセスチョークスリーパー!!!』
インデックス「ちゅーちゅちゅちゅっ」チュパチュパ
上条「おいおい…意地汚いですよー?インデックスさんやー?」
上条「ポテチの粉が付いた俺の指はそんなに美味いか?」
インデックス「うん。とうまの指美味しいんだよ」ピチャピチャ
上条「もう粉は舐めきってるだろー美味いわけあるかよ」ハハ
インデックス「ん…れろ」ペチャペチャ
上条「ははは、で?上条さんの指は何味ですか?サラミか?コンポタージュか?」
インデックス「とうま味なんだよ」レロー…ヂュプヂュプ。
上条「わかんねぇよ」ケラケラ
インデックス「…ポテチよりとうまの指の方がいいかも」レリュレリュ
上条(…これからはインデックスにおやつ買うより俺の指しゃぶらせとくか?)
カナミンのマスコット『ぎゃあァァァァ!!ひでぇぜカナミン!!自分のマスコットを銃弾の盾に使うヤツが何処にいるッッ!!!』
カナミン『あらやだ、何言ってるの?ここに居るじゃない』
インデックス「とうまーポテチー」
上条「はいはい」つ
インデックス「んー」パリパリ
上条(…あんまり食べさせると夕飯に響k)
上条(いやむしろ食べさせとかないとインデックスの腹は膨れないか)
・・・・・。
~夕刻頃~
インデックス「あー面白かった!」ピッ
上条「たっぷり見たなー」
インデックス「ねー」
上条「んー」
インデックス「…」
上条「…」
インデックス「…」
上条「…」
インデックス「…」
上条「…」
インデックス「…」
上条「…」
上条「…インデックスさんや?そろそろ退いてくれる?」
インデックス「…」
インデックス「ほりゃー!スキありなんだよーっ!」ガバーッ
上条「おわっ!?たったっだ!?」
どたん!
インデックス「…」
上条「危ないだろ?急に抱きついてくるなよなー」
インデックス「へへー」ポフポフ
上条「…暑いから引っ付いて欲しくないんじゃなかったのかー?」
インデックス「むぅ。いいのー今はひっつきたいのー」プクゥ
上条「ハイハイそーですかー」
インデックス「ん!」
インデックス「んー」シュリシュリ
上条「犬かよー」ケラケラ
インデックス「うん。私はわんでっくす。かわいがってね!うー!わんわん!」
上条「スン↓マセー↑ン。ウチはもう猫いるんでー」
インデックス「あーひどいんだよとうまー」
上条「ははははっ!」
インデックス「あはははっ!」
・・・。
インデックス「はー…」グデー
上条「はー…」グータラグータラ
インデックス「んー…」ウダウダ
インデックス「とうまとうまー」
上条「んー?」
インデックス「おなかへったー」
上条「へいへい…だったらどいて下さーい」
インデックス「やだー」スリスリ
上条「なーんでーでーすかー」
インデックス「んー?それはねー」
上条「んー」
インデックス「『抱きつきたい』って思えるくらいには好きな人が傍に居てー、」
上条「んー」
インデックス「1年経っても私がその人の名前を呼べて、その人も私の名前を呼んでくれて…」
上条「…」
インデックス「私の事、大事にしてくれて、」
上条「…」
インデックス「…思い出話も冗談もできる、私と時間を共有してくれる人が傍に居てくれるって実感したいから…なんだよ?」
上条「…そっかぁー」
インデックス「うん。そうなんだよ」
上条「…」ナデナデ
インデックス「ん…」ギュ
上条(ハッ!!この空気、このまま行くと『そう言えばとうま、実は今日はね』って流れになりかねない!!)
インデックス「…そういえばさ、とうま」
上条(や、やべー!!!)
インデックス「あのね、私ね…とうまにずっと言いたかった事が」
上条「あー!!!やっべー!!今日卵の半額セールじゃーん!!(棒)」
インデックス「え?でもとうま10日前に『あーあ!次の卵の特売日まであと20日かー』って」
上条「え?!いやお前それはアレだよ、隣の学区のスーパーは今日なんだよ!」
インデックス「い、行くの?今から隣の学区まで?」
上条「こ、こうしちゃ居られねぇー!!(棒)」
上条「さ、どいてくださいなインデックスさん!」グイー
インデックス「…1回だけ噛みつかせてくれたらいいよ」
上条「なんでだよ!上条さんなんかしました?!」
インデックス「したんだよ」プクゥ
上条「~っ、わかったわかった。ほれ、好きなとこ噛みつけよ」
インデックス「ん」
インデックス「かぷっ。」
上条「…ん?」
インデックス「はい。気をつけて行ってきてね」ササッ
上条「お、おお…」
上条(アレ?なんかいつもの噛みつきじゃなかったな…頭じゃなくてほっぺに軽く甘噛み…って言うか、唇で噛んだっていうか)
上条(まぁいいか。上条さんの頭皮にダメージ無くて良かった良かった)タタッ
インデックス「/////////」
・・・・・・・。
上条(とは言え…どうすっかな)テクテク
上条(勢いで出て来ちゃったけど当然今日は特売日なんかじゃねーし、金無いし…)
上条(あー…できればケーキの1つくらい買いたいけどなー)
上条(金ッ…!金がいるッ…!とにかくっ…!金がっ…!)
上条「ん?」
青髪「ハァ~…」トボトボ
青髪「ん…?んんんっ!!?」
青髪「カミやんやん!!うっわ!!めっちゃタイムリー!」
上条「え?何が」
青髪「後生やカミやん!このケーキをボクから買って!!」
上条「はぁ!?なんだよいきなり!」
青髪「ええから!!オナシャス!!!」
上条「バカバカ無理無理!それワンホールだろ!3000円クラスとかなんて上条さんには出せないからな!」
青髪「おーねーがーいーやー!」ヒシッ
上条「大体なんでだよ!せめて理由言えっつの!」
青髪「バイトやバイト!ボク今ケーキ売りのバイト中なんや!」
上条「はぁ。いやでもそれラスイチじゃん。別に1個くらい売れ残ったっていいんじゃないのか?」
青髪「ちゃうんや!このバイト完全歩合制で!ケーキ全部捌かんと今日のボクの8時間が無価値になっちゃうの!」
上条「へーっ。そうかー残念だなーお疲れっしたー。じゃっ」スタスタ
青髪「あかんて!待ってカミやんお願い!!」ガッシィッ!
上条「…助けてやりたいのは山々だけど無い袖は振れねぇって」
青髪「…ちなみにカミやんはなんでこの時間にこの辺ウロウロしとったん?」
上条「別に?買い物しよっかなーって」
青髪「……ふーん…?」
青髪(…てことは?)
青髪(まぁ恐らく時間帯からしても夕飯の買い物か日用品の買い物やろ)
青髪(カミやんの財布事情からして嗜好品や贅沢品は絶対買えへんしね)
青髪(それから…確かカミやんの行きつけのスーパーは今日は何も特売やない…)
青髪(そしてこの辺にATMは無い…)
青髪(と、なると。)
青髪(それでもこの辺まで来とるって事は『金を下ろす必要がない程度には財布に金が入ってる』って事や)
青髪(夕飯を買うにしろ日用品や他の何かを買うにしろな!)
青髪(つまり、恐らくカミやんの財布の中身はある程度のモノが買える金額、ミニマム千円~3千円程度は入ってると推理できる…!)
青髪(そしてこのケーキのお値段は5500円…)
青髪(コレさえ売ればボクには今日のバイト代で1万入る…)
青髪(もう今日はこの流れやと残りの時間からして99%売れへん…つまり今カミやんに売れなければ…今日のボクの賃金ゼロ!)
青髪(オール・オア・ナッシング…!)
青髪(しゃあない…奥の手や!)
青髪「わかったカミやん、こうせぇへん?」
上条「せぇへん。買わねーっつってんだろ」
・・・・・・・・・・・
青髪「あんな?コレな、ホントは1万するケーキなんや」
上条「え!?そうなの!?コレが!?」
青髪「やけどカミやんは友達やし、ボクもコレが売れへんと困る…」
青髪「やから。もし今買ってくれるんやったら特別割引や!!例えどんだけ少ない金額でもええ!カミやんの財布の中に入っとる金全額でコレを売る!!」
上条「えええええええ!?」
青髪「なぁ…ええやろ?多分夕飯とかの買い物する気やったんやろ?そこそこは入っとるんやろ?なんならケーキを夕飯にしたらええやん!」
青髪「なっ!なっ!なっ!」
上条「え、えー…うーん…でもいいのか?1万円だろ?」
上条「俺ホントに所持金少なくて」
青髪「ええてええて!」
上条「ううん…でも丁度ケーキ欲しかったしな…」
青髪「マジで!?ならええやん!めっちゃwin-winやん!!」
上条「まぁ…少な過ぎても怒らないって言うなら…」
青髪「ええてええて!!だから、なっ? !」
青髪(これでいい…!足りん分はボクが負担すればいい…上手くすれば2000円くらい、運が悪くても4000円マイナス程度!ゼロよかマシや!)
青髪「頼むて!……わかった!!なら今度ジュース奢るから!」
上条「…まぁ、お前がそこまで言うなら────」
チャリーン。
・・・・・。
青髪「まさか…2円しか…入ってへんとは……」
青髪「カミやん…所持金2円で何買う気やったん…?」
~カミやんち~
上条「ただいま~」
インデックス「とうまおかえりー」トテトテ
上条「ああ、ただいま」
インデックス「卵買えた?」
上条「おう2円で買えた」
インデックス「2円!?」
・・・・・。
上条(後少し。あともう少しで夕飯!)
上条(夕飯時にまたもやし+少量の卵料理…と見せかけて!)
上条(で、サプライズどーん!)
上条(手作り焼きそばパンと野菜炒め、ネコクッションと青髪から買ったケーキを出す!!)
上条(完璧だ…!)
上条(問題は調理中の姿をどう隠すか…)
上条(お風呂…いやインデックスはいつも15~25分くらいしか入らないしな)
上条(流石に15~25分くらいじゃ…いや、いける!)
上条(秘蔵の入浴剤で『たまにはゆっくり入れ』と言って時間稼ぎだ!!)
上条(成せばなる!成さねばならぬ何事も!!)
上条「インデックスーそろそろ風呂入っちゃえよー」
インデックス「はーい」トテトテ
上条「あ、あとな、棚にあるお高い入浴剤使っていいぞー」
インデックス「!?」ギョッ
上条「だから今日はゆっくり入んな」
インデックス「とうま、とうま今日は何か変だよ」
上条「な、何が?」
インデックス「だって!いつもなら朝はもやし炒めだけだし、入浴剤なんて買うお金あったら食材買うし!」
インデックス「それにいつもなら水道代が高くなっちゃうからあんまり長湯とかしちゃダメって言うのに!」
上条「…なんか…いつも我慢ばっかさせてゴメンな…」
インデックス「ひょっとして…とうま死んじゃうとか?」
上条「なわけないだろ!いいから入ってこいって!」
インデックス「むー…ほんとに?」
上条「ホントホント」
インデックス「…とうまはいつも1人で行っちゃうし、1人で何でもしようとしてたし」
上条「大丈夫だって。もうしてないだろ」
上条「フレイヤの時にもう1人で戦うのはやめた」
上条「もう置いてきぼりなんかしないって」
インデックス「…」
インデックス「こほん、」
インデックス「わかりました。シスターインデックスの名において、上条当麻…あなたの誓いを信じます!」
上条「なんだよ急に仰々しいな」ハハ
インデックス「じゃ、お言葉に甘えて私はお風呂に入ってくるんだよ」トテトテ
上条「ごゆっくりー」
インデックス「…」ピタ
上条「?」
インデックス「…一緒に入る?」クス
上条「…えっ?///」
上条「…」ドキドキドキドキ
インデックス「…」
上条「…」ドキドキドキドキ
インデックス「…」
上条「じ、じゃあ…///」
インデックス「…冗談なんだよ?」ニヤリ
上条「」
上条「ん、んだよ!ビックリさせんなよな!」
インデックス「ふふーん!とうまのスケベー」ニタニタ
上条「うるへぃ!さっさと入ってこい!///」
インデックス「くっくっくっ!はーい!」トテトテ
・・・。
かぽーん…
インデックス「…ふぅ」
インデックス「…」チャプン…
インデックス(…もう少し強引に誘って…茶化さなかったら)
インデックス(とうま一緒に入ってくれたかな)
~その頃台所~
上条「うっぉおおおおおおッッ!!!!!!!」トントントントン
上条「野菜切んのめんどっくせぇえええ!!!」トントントントン
上条「あああああああああああ!!!」ジャァアアアッ!!
上条「麺とか野菜とか炒めんのめんどっくせぇえええ!!!」ジャァアアアッ!!!ジャァアアアッ!!
上条「ああ!!やっべぇあと3分でそろそろ多分恐らくきっとインデックスが風呂出ちまうゥうう!!!」
インデックス『…一緒に入る?』クス
上条「…」
上条「ァァァアアアッッ!!!ああああああああ!!!」
上条「煩悩退散煩悩退散!!テクマクマヤコン!オンキリソワカ!南無阿弥陀仏!アーメンつけ麺ボクイエメン!!」
インデックス『いいんだよ…私、とうまなら…』シュル…
上条「…」
上条「言ってねぇえええよぉ!!?インデックスさんはそんな事言ってませーん!!言っっってまっせーーん!!!」
上条「あー!!!肉とか焼くのダッッッッルッッ!!!」
壁の向こう『カミヤンウルサイゼヨッ!』ダンッ!
・・・・・。
インデックス「お先なんだよー」ホカホカ
インデックス「…とうまどうしたの?」
上条「んー?何が?」
インデックス「汗びっしょりなんだよ?」
上条「あっれー!?クーラー壊れたかも!?不幸だぜ!!」
インデックス「ちゃんと動いてるよ?」
上条「はぁ!?じゃあアレだな!上条さんだけ冷風当たんねーようににクーラーくんが嫌がらせを」
インデックス「壊れてるのはとうまの頭なんだよ」
上条「まぁそんな事より!」
上条「さ、食おうぜ!!」
・白米
・野菜炒め(肉入り)
・手作り焼きそばパン
・焼き魚
・味噌汁
インデックス「」
インデックス「ねぇとうま!いい加減教えてよ!何かあったんでしょ!?」ガックンガックン
上条「ハッハッハ!」ガックンガックン
上条「インデックス。一年前の今日。どんな日だったか覚えてるか?」
インデックス「うん。覚えてるよ」
インデックス『このインデックスにおなかいっぱいごはんを食べさせてくれると嬉しいな』
上条『』
インデックス「もしも…私が完全記憶能力者じゃなかったとしても…きっと絶対忘れられない日だったんだよ」
上条「…そっか」
上条「だよな。そう、今日は俺とインデックスが初めて出会った日、だよ」
上条「インデックスと本当に今日出会ったのは”俺”じゃないけど、”上条当麻”とインデックスが出会ったのは、」
上条「きっと、”上条当麻”の人生を変えてくれたのは」
上条「インデックスが俺と出会ってくれたからだと思う」
上条「だから…なんかお祝いしたくてさ」
インデックス「とうま…」
上条「さ、冷めない内に食えよー」
インデックス「うん!」
上イン「「いただきます!」」
・・・・・。
上条「はい、これがさっき買ってきた”卵”でーす」
インデックス「確かに卵は使ってるかもだけどっ!」
上条「2円もしました」ドヤッ
インデックス「どうしたらそんなフルーツがいっぱい乗ってて噴水をモチーフに爽やかスタイリッシュ造形されてる高そうなケーキが2円で買えるのかな!」
上条「まぁ上条さんが本気を出せばこんなもんですよ!」
インデックス「…いつも本気出してくれたらお肉いっぱい食べれると思うんだよ」
上条「肉はまた今度なー…っと、ほれ切り分けたぞ」
インデックス「ありがとなんだよ」
上条「ああそういえばさ、」
インデックス「なぁに?」モッキュモッキュ
上条「前々から聞きたかったんだけどさ」
インデックス「うん」
上条「俺が知らないインデックスと”俺”との思い出ってどんな風だったんだ?」
上条「ステイルの説明は客観的事実ばっかりだったからインデックス視点だとどう見えてたのか気になってて」
インデックス「ふふ…うん、いいよ!」
\イン「アノネー」カミヤン「ウンウン」/
本編終わり。
インデックス「え?朝?言おうとしてた事?」
インデックス「んー…」エート
インデックス「…ああ、アレ?」
インデックス「『7月20日は納豆の日とも言えるかな?』って考えてた」
上条「なんでさ」
ナッ トゥ ォ
インデックス「ほら、7月20日って」
上条「無理矢理だなオイ」
上条(うがぁああああ!!スゲェェどうでもいぃいいいい!!!)
上条(ちくせう!そんなクソどうでもいい事考えてたのかよ!)
上条(上条さんの苦労はなんだったんだーっ!?)
はい全部おしまい。上イン記念日おめでたうおめでたう。禁書3期おめでたうおめでたう。
アンリミテッドフィニッシュワークス
”無限の依頼出してきます”
このSSまとめへのコメント
良きかな。
ええやん、すこやで