りんぱな「七夕!」(11)
以前『穂乃果「海に飛び込め?」』を書いた者です。
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昔々、天の川のほとりに織姫と彦星という若者が済んでいました。
2人は結婚しましたが、2人で遊ぶことに夢中になり、結婚してから仕事をしなくなってしまいました。
怒った天の神さまは2人を離れ離れにし、1年に1度、七夕の日にだけ会うことを許しました。
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これは有名な話です。が、実際は少し違うのです・・・・。
彦星は本当は女の子で、名を凛といいました。
また、 織姫は本当の名を花陽といいました。
お互いを凛、花陽と呼びあっていました。
そして、このお話には続きがありました。
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ある年の7月7日の事。
花陽「ねぇ、凛?」
凛「何?花陽?」
花陽「1年に一回しか会えないなんてやっぱり無理だよ・・・・。12年ぐらい我慢してたけどもう無理だよ!こんなんだったら死んだ方がましだよ・・」
凛「花陽・・・・。私も。私もそう思ってたの・・・・。」
花陽「・・・・・・・・。一緒に、死のう?」
凛「・・・・。花陽と一緒なら。いいよ。」
そうして、二人は心中をしました。
~時のはざま~
凛「ここ、は・・・・?」
花陽「凛!目が覚めたんだね?」
凛「うん。ここは?」
神の使い(以下、使)「ここは、時のはざまです。いいこと行いをした人はあの扉から次の世界に、悪いことをした人はこのエレベーターで地獄に行ってもらう決まりがあります。」
凛「私達はどっちに・・・・?」
使「ええと、次の世界に行けます。ですがルールがあるのでこの紙を見てください。」
~ルール~
1,扉を通るのは一人ずつ
2,見送るのはいい
3, 扉通る途中で振り返えってはならない
4,振り返ったら二度と会えなくなる
使「今回はこれだけです。」
花陽「これだけとは?」
使「あなた方に必要なルールはこれだけでいいかと。」
凛「・・・・。わかりました。」
花陽「ねえ、凛。どっちから通る?」
凛「私から行くよ。神の使いさん、案内してください。」
~扉の前~
凛「ここが・・・・。」
花陽「・・・・。凛!次の世界でまた会って今度は幸せになろうね!!」
凛「!」
凛「うん。」
使「では、扉を開きます。通るタイミングはいつでもいいですよ。」
花陽「扉通る途中で振り返ったらだめだよ!」
凛「うん。大丈夫。わかってる。じゃあ、通るね。」
凛は花陽の返事を聞かずに扉を通る。
花陽「・・・・。」
凛が扉を通り抜けた後、花陽は何も言わずに扉を通った。
革命の炎・・・・
現代
凛「かーよちん!」
花陽「なあに?凛ちゃん」
凛「凛、かよちんのことずっーと大好きにゃ!」
花陽「私もだよ!凛ちゃん」
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これでこのssは終わりです。
嵐の中の恋だからを聞いていて思いついた話です。後、これは作者の完全なる妄想です。
読んでくださり
ありがとうございました。
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