久しぶりにセレナは映画館に足を運び、映画『荒野のトレーナー』を観賞していた。鞄にとある物を忍ばせて...
セレナ「...サトシにも見せてあげたいなぁ。うん...観せてあげよう」
鞄のファスナーが少しだけ空いており、中には小型液晶ビデオカメラが入っていた!セレナは映画泥棒をしていたのだ。
セレナ「(サトシに見せたら消すからいいよね)」
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映画が終わり、セレナは席から立ち、3番スクリーンから出ようとする。...が
???「ちょっといいかな?」
正義感の熱い糸目の警備員...タケシに呼び止められたのだ。映画泥棒を年に数百人も捕まえた実績のある男...通称『映画館の英雄』。彼に呼び止められたものは刑務所送りに合うのだ。
セレナ「な、なんですか?今、急いでるんです...ッ!」
無視して通り過ぎようとした...その時、セレナの心拍数は上昇する!何故なら、タケシの手には彼女の鞄が握られていたからだ。
タケシ「中身を拝見させて頂く」
ファスナーを開けるとカメラが入っていた。タケシは録画されてるモノを確認する。なんと『荒野のトレーナー』が撮られていたのだ
タケシ「もう言い逃れは出来ないな!」
セレナ「(こうなったら...仕方ない!)
セレナは構えタケシに蹴りを放つ。女性に似合わないスピードを秘めていた。
セレナ「強行突破よ~!サトシ!待ってて!!」
だが、次の瞬間。タケシの拳がセレナの顔面を攻撃し、頬を陥没させていた。
その場にセレナは倒れ込んだ。
タケシ「...映画泥棒なんかするなよお嬢さん」
その後、セレナは逮捕されてしまった。10年は服役しなければならないとか。
そして...タケシは。
サトシ「久しぶりにタケシと映画だな!」
タケシ「...この日が楽しみだった」
サトシ「なんでだよ?」
タケシ「サトシが好きだからだよ」
サトシ「...俺もだよ」
タケシ「サトシ?」
サトシ「タケシ?」
2人は映画館の前で愛の象徴であるキスを行なった。
~END~
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