セレナ「この映画サトシに見せてあげよ」 (9)

久しぶりにセレナは映画館に足を運び、映画『荒野のトレーナー』を観賞していた。鞄にとある物を忍ばせて...

セレナ「...サトシにも見せてあげたいなぁ。うん...観せてあげよう」

鞄のファスナーが少しだけ空いており、中には小型液晶ビデオカメラが入っていた!セレナは映画泥棒をしていたのだ。

セレナ「(サトシに見せたら消すからいいよね)」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1530807626

映画が終わり、セレナは席から立ち、3番スクリーンから出ようとする。...が

???「ちょっといいかな?」

正義感の熱い糸目の警備員...タケシに呼び止められたのだ。映画泥棒を年に数百人も捕まえた実績のある男...通称『映画館の英雄』。彼に呼び止められたものは刑務所送りに合うのだ。

セレナ「な、なんですか?今、急いでるんです...ッ!」

無視して通り過ぎようとした...その時、セレナの心拍数は上昇する!何故なら、タケシの手には彼女の鞄が握られていたからだ。

タケシ「中身を拝見させて頂く」

ファスナーを開けるとカメラが入っていた。タケシは録画されてるモノを確認する。なんと『荒野のトレーナー』が撮られていたのだ

タケシ「もう言い逃れは出来ないな!」

セレナ「(こうなったら...仕方ない!)

セレナは構えタケシに蹴りを放つ。女性に似合わないスピードを秘めていた。

セレナ「強行突破よ~!サトシ!待ってて!!」

だが、次の瞬間。タケシの拳がセレナの顔面を攻撃し、頬を陥没させていた。
その場にセレナは倒れ込んだ。

タケシ「...映画泥棒なんかするなよお嬢さん」

その後、セレナは逮捕されてしまった。10年は服役しなければならないとか。

そして...タケシは。

サトシ「久しぶりにタケシと映画だな!」

タケシ「...この日が楽しみだった」

サトシ「なんでだよ?」

タケシ「サトシが好きだからだよ」

サトシ「...俺もだよ」

タケシ「サトシ?」

サトシ「タケシ?」

2人は映画館の前で愛の象徴であるキスを行なった。

~END~

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom