フレデリカ「猫になりました」周子「おー」 (11)
フレデリカ「周子ちゃん、どうしたの」
周子「フレちゃんこそ、こんなとこでなにしてるん?」
フレデリカ「どうにもこうにも、事務所があいてないみたいなんだー」
周子「へえ、ほんまに」
フレデリカ「わっ、どうやって開けたの?」
周子「あたし合鍵もってるから」
フレデリカ「おー、そうなんだー」
周子「ほら、はやく中に入りな」
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フレデリカ「ふむ。ここが事務所か」
周子「フレちゃんは、なんで四足歩行であるいてるん?」
フレデリカ「実はね、しゅーこちゃん」
周子「はい」
フレデリカ「フレちゃん、猫になりました」
周子「おー」
フレデリカ「えへへ。すごいでしょー」
周子「このしっぽも本物なん?」
フレデリカ「そうだよー」
周子「そういえば、猫缶あるけど食べる?」
フレデリカ「いただきます」
周子「ちがうちがう。それは、あたしの八つ橋だよ」
フレデリカ「そっかー」
周子「こっちが猫缶」
フレデリカ「よく見ると似てるね~」
周子「はいどうぞ」
フレデリカ「んー、ヘンな味がする!」
周子「ほんとに食べるんだなあ」
フレデリカ「今日はみんな来ないのかな?」
周子「プロデューサーが後から遅れてくるって。そろそろ来るんじゃないかな」
フレデリカ「待たせたね、周子」
周子「おー」
フレデリカ「さて、今から仕事だけどフレちゃんはどうしたんだ?」
周子「なんか、猫になっちゃったみたいだよ」
フレデリカ「なにっ、それは本当か」
周子「うん、プロデューサーは原因とか知ってる?」
フレデリカ「ふーむ。もしかすると、シキちゃんに改造させられたかもしれない」
周子「あー」
フレデリカ「こうしちゃいられない、さっそくシキちゃんの研究所に行ってみよう」
周子「りょーかい」
フレデリカ「ほら、危ないから手を繋いでいこう」
周子「ん、どうぞ」
フレデリカ「おー。しゅーこちゃんの手、やわらかいねー」
周子「くすぐったいから、あんまり強くにぎらんとってな」
フレデリカ「しきちゃーん、きたよー」
周子「んー。志希ちゃんいないっぽいね」
フレデリカ「にゃーにゃー」
周子「お?」
フレデリカ「にゃー」
周子「おーよしよし、捨てられたん?」
フレデリカ「にゃー」
周子「はいこれ、猫缶」
フレデリカ「んー! ヘンな味!」
周子「しきちゃんいなかったね」
フレデリカ「事務所にもどろっかー」
フレデリカ「やあ、しゅーこちゃん」
周子「ん? どちらさま?」
フレデリカ「わたしは、百万回いきたネコだよ」
周子「おー」
フレデリカ「言い方を変えると、百万回死んだネコとも言うんだよ」
周子「おー」
フレデリカ「きみはまだ、1回も生きおわっていないんでしょ」
周子「うん」
フレデリカ「実は、わたしもなんだー」
周子「そっかー」
フレデリカ「だから、そばにいていいかな?」
周子「こちらこそ」
このSSまとめへのコメント
@PGAlrc9jOsZJGEY
リプくらい返せやゴミ