【まえがき】

・アイドルがダベるやきうラジオです。交流戦始まりましたね

友紀「はーい、姫川・向井のヒットエンドラジオが始まりましたー！」

拓海「第9回だな」

友紀「このラジオもいよいよ9回の攻防に突入だよ！」

拓海「どことどこの戦いなんだよ」

友紀「……自分自身？」

拓海「このラジオは己との戦いなのかよ！？」

友紀「そんなに真剣に考えてしゃべってないから、真面目なツッコミしちゃダメだよ」

拓海「はいはい、悪うござんした」

カンペ『セ・パ交流戦の時期ですね』

友紀「冒頭でも話したけど、もうそんな時期だよねー」

拓海「今年で何回目になるんだっけな……？」

カンペ『2005年から始まりましたので、今年で14回目です』

友紀「もうそんなにやってるの！？」

拓海「もっと歴史が浅いかと思ってたわ」

友紀「意外と前だったね！」

拓海「交流戦って言うと、毎年パリーグ勢が強いイメージなんだが」

友紀「だいたい福岡のチームがセリーグを根こそぎ倒していくよね！」

拓海「いつぞやの年には、セリーグ全球団借金状態とかあったしな…」

カンペ『2015年ですね』

友紀「スターの球団がとんでもない大失速したんだよね！」

拓海「オマエん所も大概だったじゃねえか」

友紀「てへ♪」

拓海「そんじゃ、そろそろゲスト呼ぶぞー」

友紀「はーい！たくみせんせー！」

拓海「どうした姫川」

友紀「今日のゲストさんは、前回の人と関係がある人ですかー？」

拓海「んー……メチャクチャ関係あるな」

友紀「それは『ア』で始まって『ナ』で終わる人ですかー？」

拓海「残念だが安部菜々さんじゃねえんだよなぁ」

友紀「ウサミンとミナミンは関係薄かったかー」

アーニャ「アー……そろそろ自己紹介してもいいですか？」

拓海「このままボケ重ねてるとキリがねえからいいぞ」

アーニャ「ミニャー ザヴート アーニャ ……アーニャです。今日はよろしくお願いします」

友紀「はい、今日のゲストはアナスタシア……もとい、アーニャちゃんでしたー！」

アーニャ「友紀、元気イッパイですね？」

拓海「やかましいって言ってやっていいぞ」

友紀「扱い酷くない！？」

アーニャ「アー……アツカマシイ、です？」

友紀「もっと酷い！　ていうかアーニャちゃんわかってて言ってるでしょ！？」

アーニャ「テヘ♪」

拓海「そんじゃCM挟んだ後はお便り読んでくぞ」

アーニャ「ハラショー」

友紀「はーい」

拓海「……ところで、ハラショーってどういう意味なんだ？」

アーニャ「アラーズビ……色々意味はあるのですが、『素晴らしい』や『了解した』などありますね」

友紀「結構いろんな意味があるんだね！」

拓海「後でロシア語講座でもしてもらうか？」

アーニャ「アー……休憩中に、講座します？」

友紀「収録終わったらお願いね！」

アーニャ「わかりました……それじゃ、一旦CMです」

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友紀「お便りのコーナーだよー」

拓海「へーい」

友紀「ラジオネーム『みつをの魂100まで』さんからだよ」

拓海「吉川ァ！！！」

友紀「『アーニャちゃんは北海道出身ですけど、ファイターズファンなんですか？』だって」

アーニャ「ダー……ファイターズ、応援してます」

拓海「しっかりレアードのユニフォームを着て来てるからな」

友紀「これでファイターズファンじゃないですって言われたらビックリだよ」

友紀「しかも、しっかりサインが入ってるユニフォームだね」

アーニャ「東京ドームで試合があった時に、書いてもらいました」

拓海「おー、いいな」

アーニャ「ホンモノのレアード、とっても大きかったです」

友紀「プロ野球選手って間近で見るとホント大きいよねー」

アーニャ「レアード……森で遭遇したら、心臓止まりますね？」

友紀「レアードは熊か何かかな？」

拓海「アタシも出待ちでサインはしてもらったことあるな」

友紀「三浦大輔かな？」

拓海「おう」

友紀「生の三浦大輔はどうだった？　大きかった？」

拓海「リーゼントが最高にマブかったぜ」

アーニャ「ツッパリですね？」

拓海「マウンドでは最高にツッパってたな」

友紀「はい、次のお便りですよ。拓海ちゃん読んでね」

拓海「はいよ。ラジオネーム『わたしたちはずっと…飛翔？』からだな」

友紀「ずっと飛翔されても困るよ」

アーニャ「試合、終わらないですね？」

拓海「『どうして交流戦だと、パリーグはやたら強いんですかね？やっぱりDH制のせいなんですか？』だとよ」

友紀「100万回聞いたねこの話題は」

アーニャ「アー……耳にタコ、ですね？」

友紀「耳にタコさんできちゃうよ、まったく」

友紀「まー、DH制だと育成できる野手の枠が1枚増えるからとか言われてるよね」

拓海「単純計算だが、DHがある分打席に立てる野手は増えるからな」

友紀「でも交流戦はDH制がない試合もあるわけだよね」

アーニャ「普段DHで慣れてるチームは、DHがないと不利ですね」

友紀「セリーグ主催試合で、DH専門の選手を無理やり守らせたら守備の穴になるからね」

拓海「こうして考えると、そこまで大差つくとは思えねえんだが」

友紀「じゃあ本題に戻ろうか。交流戦だとパリーグが強い理由だよね？」

拓海「そうだな」

友紀「結論言うと、パリーグはDH慣れしてる選手がいるからだと思うよ」

アーニャ「DH慣れ…？」

友紀「セリーグって打席だけ立つって選手はほとんどいないよね？」

拓海「代打専門職のヤツらぐらいしかいねえな」

友紀「そう、そこなんだよ。守備につかずにリズムを作れる選手があまりいないんだ」

アーニャ「リズム……ですか？」

友紀「そう、リズム。よく言うでしょ？　守備からリズムを作るとかさ」

拓海「あー……なんか解説者が言ったりしてんな」

友紀「普段守備につくのが当たり前の選手が、いきなりDHになったら結構戸惑うよ」

拓海「普段は守備で身体動かしてる部分がなくなって、ベンチにいる時間が長くなるからな」

アーニャ「カラダ、冷えちゃいますね」

友紀「守備につかなくていいから楽って言うけど、結構難しいもんだよ」

拓海「DHありで上積みできない戦力の部分で差がついてるってことか？」

友紀「去年のセパの5勝の差はそんなとこだと思うよ。もう選手の質でそこまで差はついてないと思うね」

拓海「まあ3年前に比べりゃマシになったよな」

友紀「3年前は嫌な事件だったね…」

アーニャ「セリーグ、財政破たんですね？」

友紀「あの頃に比べりゃマシだよ…」

拓海「次がラストか。アーニャ読んでくれ」

アーニャ「ダー……ラジオネーム『オバンドー英二』からですね」

友紀「んー、また際どいところを」

アーニャ「『私は杉谷拳士選手のファンなのですが、彼は今シーズン生き延びられるでしょうか？』」

拓海「流石にクビはねえだろ？」

友紀「まだ大丈夫だね。年俸そんなに高くないし」

アーニャ「スギヤと言えば、メットライフドームのウグイス嬢、ですね？」

拓海「いつも盛大にイジられてるな」

友紀「でもこの間の試合はノータッチだったよね？」

拓海「杉谷が急に昇格してきたせいじゃねえの？」

友紀「ちゃんと準備が必要だもんね」

カンペ『杉谷が悪いよ杉谷がー』

アーニャ「ダー……スギヤが悪いです」

カンペ『ウグイス嬢の話と言えば、QVCマリンの谷保恵美さんを忘れないで』

友紀「サブロ～～～～～の人だね」

アーニャ「クラスィーヴィ……美しくて、聞き入る声ですね」

カンペ『１軍公式戦連続担当試合数が１５００試合連続を達成しました』

拓海「……1500試合？」

友紀「鉄人だね！」

アーニャ「とてもすごい、です」

拓海「1500試合の間、1試合も休まず場内アナウンスするとか鉄人だな」

友紀「今日のおたよりはここまでだね！」

アーニャ「友紀が、DHについて熱弁してましたね？」

友紀「そうだねー。もう何回目だろ？　って話題だからね」

拓海「セリーグにもDH入れろとか言われてるな」

友紀「あたしは反対だね。やっぱりリーグの個性は大事にすべきだよ。プロ野球は興業なんだから！」

拓海「ま、それもそうだな」

友紀「それじゃCM挟んで次のコーナー行くよ！」

アーニャ「次は……私のメモリアル、です」

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新田美波「……というわけで、広島風お好み焼きという独自の文化を育んだのよ」

友紀「……はい」

拓海「……はい」

美波「じゃあ一通り説明終えたところだし、お好み焼きでも食べに行こっか？」

友紀「もういいよ！　さっきたらふく食べたよ！」

美波「そう？　さっきのは豚玉だったから、今度は海鮮メインで攻めてみようかなって」

友紀「これ以上食べたらお腹パンクするよ！」

美波「むぅ……仕方ないなぁ」

拓海「……姫川・向井のヒットエンドラジオ」

友紀「タイトルコール忘れてなかったね」

拓海「……おう」

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友紀「あれからしばらくソースの匂いが怖くなりましたとさ」

拓海「ちっともめでたくねえわ」

アーニャ「ミナミ、オコですね？」

友紀「静かに怒るタイプだったよ」

アーニャ「私も何度か怒らせたことがあります」

拓海「アーニャもあるのか？」

アーニャ「ダー……二人と同じ案件で、です」

友紀「あっ……」

拓海「次はこのコーナー。『メモリーズシンデレラ』だ！　友紀、説明頼んだ」

友紀「はいはーい。『このコーナーはゲストさんが特に思い出に残っている1試合をセレクションしてもらいます』」

拓海「アーニャの思い出の1試合か…」

友紀「スレッジの逆転サヨナラ満塁ホームランかな？」

拓海「古すぎねえか？」

アーニャ「スレッジ…？　あまり覚えてないですね」

拓海「ほらな」

友紀「むむむ、難しいね」

アーニャ「それじゃ、答えオープンしますね？」

拓海「おう、いいぞ」

アーニャ「私のメモリアルは、こちらです」ﾍﾟﾗｯ



【アナスタシアセレクションゲーム】

『シリーズ絶不調の西川が

　日本一を大きく手繰り寄せた

　サヨナラのグランドスラム！』

友紀「あー、見せ大谷じゃなくて西川のサヨナラ弾かー！」

アーニャ「第6戦もすごかったですけど、やっぱりハルキですね」

拓海「この日全くダメだった西川がまさか打つとは思わねえよな」

アーニャ「大きな声、でちゃいました」

友紀「近所迷惑級の声が出ちゃうよね！」

【試合詳細】

2016年10月27日（木）
2016SMBC日本シリーズ　第5戦

ファイターズ5X-1カープ

勝利投手　バース（2勝0敗）
敗戦投手　中崎（1敗）
本塁打　　西川 1号（9回4点中崎）

友紀「この試合の凄いところって、ファイターズの継投なんだよね」

カンペ『先発の加藤投手を2回途中で交代させてます』

拓海「一歩間違えれば大惨事だったワケか」

友紀「勇気の要る決断だよね」

アーニャ「クリヤマ監督の采配は、神がかりでしたね」

友紀「采配がビタリとハマってたからね」

拓海「大谷ありきって言ってもよ、栗山監督の采配がなきゃどうにもならんかっただろ？」

友紀「そうだね。抑えのマーティンも不在の状況でよく勝ったよね」

アーニャ「クリヤマ監督、とっても凄いです。でも……」

友紀「でも？」

アーニャ「……ちょっと、発言が怖い人、ですね？」

拓海「大分言葉を選んだな」

友紀「気持ち悪い以外は完璧な男だね！」

拓海「オマエはもう少し言葉を選べ！！！」

友紀「はーい。以上、『メモリーズシンデレラ』のコーナーでした！」

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友紀「エンディングの時間だよー！」

アーニャ「あっという間、でしたね」

拓海「今日はどうだったよ？」

アーニャ「とても、楽しかったです」

友紀「よかったよかった！」

アーニャ「そろそろお腹が空いてきましたね」

友紀「じゃあ寿司でも食べに行く？」

拓海「スタッフ、寿司ねえの？」

カンペ『ないです』

友紀「じゃあ後で回転寿司でも行こっか」

拓海「アタシ、回らない寿司食いてえなあ」

アーニャ「予算オーバーですね？」

友紀「じゃあ締めよっか。姫川・向井のヒットエンドラジオ！　ここまでのお相手は姫川友紀と！」

拓海「向井拓海と！」

アーニャ「アーニャでした」

友紀「それじゃあまったねー！」



拓海「マグロ食いてえ」

友紀「あたしはサーモン！」

アーニャ「サルディーナ、イワシ食べたいです」

おわり。