姫川友紀「飛び道具は胸に秘め♪」モバP「?」 (29)


友紀「いつか大事な日を待とーぅ♪」サッ
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http://i.imgur.com/j341jhE.jpg

P「待て」

友紀「さー姫川大きく振り被ってぇ!」

P「待てよ!?」


・シリーズ


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パシ


友紀「おっ」

P「なんだやぶからぼうに」

友紀「へへっナイスキャッチ!さっすがプロデューサー♪」

友紀「いやー。やっぱコミュニケーションの基本って、キャッチボールだよね♪」

P「えいっ」ポーイ

友紀「ああっあたしのボールぅ!」ズサー

P「犬か」

友紀「わんわん!」

P「お前キャッツファンだろ」

楓「わんわん」

P「おま…なん」

友紀「わんわんへいへーい」

楓「わんわーん」

P(なんだこれ)


友紀「もー!ひどいよプロデューサー!あたしの大切なボールをまったくー」サスサス

P「大切ならはじめから投げるなよ」

楓(飛び道具は胸に…秘め)

楓「姫川だけに?なーんてーふふー」ニヘニヘ

友紀「??楓さんなんだか楽しそうだなーいいねっ」グッ

P(いつも通りなだけだな)ウン


友紀「へへー」ゴソゴソ

友紀「ほら。いつでもキャッチボールできるようにさっ」

友紀「それにこれならいつ始球式の仕事が来ても大丈夫だよ!」パパーン

楓「おー」

P「まあキャンプインも近いしな」

友紀「ねー。あはー帰省したいなぁ!」

P「こらこら仕事仕事」

友紀「むー。そういうお仕事をとって来るのがプロデューサーの仕事だと思うけどー」ペチペチ

P(そんな無茶な)

友紀「へへっ…それで一緒に帰れると…なると。えへへ。うちの親にもプロデューサーを紹介しなきゃだね!」

楓(あら素敵)

P「……「まあ…うん」

P「大事な娘さんを預かってるわけだしな。もしそっちの方に行くようなことがあるなら、挨拶くらいはしとかないとな」

友紀「おおっ…おー」


友紀「意外とノリがよいね!動揺したなぁ」

P(したのか?)

友紀「こうっ…始球式でぜったいへなちょこボールが来るだろーって思ってたら、意外といいボール来たみたいなね!」

P「お前は投げる側だろう」

友紀「えっまた始球式で投げていいのっ!?」

P「オファーが来ればな」

楓「( *^◯^*)」オファーガオファーットクルンダ!

P「ちょっとなにいってるかよく分かりません」


友紀「へっへ。まあ冗談はおいといてさー」パシ

P「おう」

P「…ん?どこからどこまでがだ?」

友紀「へいプロデューサー!行っくよっえーい」

P「いやちょ、お前軟球でも素手にお前」パシッ

P「っ~ぐああああ~…」ジンジン…

友紀「あはははっ」

楓「( *^◯^*)」マルデクルーンダ!ナーンテ…

<ヤッタナー

  ヘヘーバッチコーイ!>

楓「( *^◯^*)」……


友紀「ほら。プロデューサーならちゃんと受け取ってくれるしさー。それならいつでも“大事な日”だし、大事だよ?」

P「…そっか」

友紀「うんっそうだよ!」ニコ

P「はいはい。まあいつでも投げて来るなら秘めてることにならない気がするけどな」

友紀「ん?あれ?」

P「ばーか」ポイ

友紀「わわっば、ばかじゃないよー!」パシッ

友紀「へっへーでもまあたしはだれにも負けないキャッツバカだけどねっ☆」ドヤー

P「はいはい」

友紀「うんっ。じゃーつぎ行くよープロデューサー!今度もちゃんと受け止めてね!」

P「おう。……いや待てべつにそんなに振り被らなくても」

友紀「うりゃあああああ!」Vスラー

P「うおおおおおおあ!?」タマキーン


ドゴォム


楓「( *^◯^*)」…

楓「( *^◯^*)」…マッテイレバ…キットデバンモクルーンダ…

楓「( *^◯^*)」…

楓「( *^◯^* )」クルンダ!


・・・・・


友紀「飛び道具はーむねにひーめー」サッ

P「いやだから秘めろよ」

友紀「…」

P「……」

友紀「…ふっ」

友紀「ふははー!今回はたくさん秘めてるよっほらぁ!」バサーゴロゴロー

P「うおぁ事務所がボールだらけに!?迷惑!」ペチ

友紀「いたい!?」



ゴロゴロー


P「ったく」ヒョイ

P「どんだけもって来てんだ。こんなに使わないだろ。ノックでもする気か」

友紀「てへ。つい」

友紀「ほらほら。こうやって中腰で拾うのもいつか気持ちいい併殺を決めるためだと思えばね!」ササッ

P「のどごし生か」

友紀「…………」ギリギリギリ…

P(あ歯軋りしとる…本気で羨ましかったんだな……)

友紀「へ、へーんだ!来年のキャッツには井端がいるもんね!カズオなんて目じゃないから!」

P「そうだな」

友紀「そうだー!」サッ

友紀「…うぐ」ポロ

P「?どうした」

友紀「……腰痛い」

P「ぜんぶ拾えよ」


友紀「えとえと…」

友紀「ほ、ほら!あたしは応援する側だから!球拾いとちがうし!」

P「まあたしかに…始球式も大事な役目だけど、アイドルの本分は盛り上げ役だもんな」

友紀「そうそう!」

友紀「…いやーあたしがファンですーってたくさん応援したらマーさんはキャッツに来てくれたのかなー?」フーム

P(大正義はほどほどに)


P「まあ雑談もいいけど…」ヒョイ

P「ほら。早く拾えよ。だれか来たら転ぶかもしれないし」

友紀「あははっいやいやーそんなどじっ子はいないってば!」

仁奈「あー床に球がたくさんあって踏んでしまってころがったですよー」コロー

P「ほらいた」

友紀「あー」


友紀「わわごめんよ仁奈ちゃん!大丈夫っ?」

仁奈「えへへ。はい。仁奈は無事ですよ。なんとなんを逃れたのはこのきぐるみのもふもふのおかげでやがります」

友紀「おおー」

仁奈「それがなんといまならたったのにーきゅっもふでごぜーます!!」ガシャーン

友紀「おおおー!買ったぁ!」モフモフモフモフ

仁奈「もふあー」モフモフ

友紀「えへへー」モフモフ

仁奈「えへへー」モフモフ

P(十歳以上はなれてるとは思えないな)クス


仁奈「なるほど球拾いの最中でごぜーましたか。では仁奈もおてつだうです」コロコロヒョイ

友紀「ごめんねー」

P「反省してるなら次からは気をつけるんだぞ」ペチ

友紀「あうっ」

友紀「…へへ…うん。分かった」サスサス

P「?おう」

P(…やけに物分かりがいいな)

友紀「……」ヘヘー…


友紀「うんっよし決めた!」

友紀「だからやっぱり!つぎからはプロデューサーにだけ!あたしの球は届けるね!」

P「…」

P「そうか」

友紀「うんっそうだ!」

P「うん」

P「…じゃあ始球式の仕事はもうできないな?」

友紀「ええっそ、それは…ふえーん、それはやだよープロデューサーあたしとバッテリー組んでよー女房役はプロデューサーだけだよぉ!」ユサユサ

P「ゆ、ゆらすな…というかお前酒入ってたりしないだろうな……うげ」

友紀「ふふ!野球とビールなんだからこの季節はちゃんと我慢してるんだよ!あたしえらい!」

P「しらふでそのテンションなのもちょっと引く」

友紀「ええっひどい!プロデューサーがことごとくあたしにひどいよ!」

P「はは」

仁奈(…にょーぼやく……せいべつが反対では…もふむむ。こいつはむずかしいことでごぜーます……)ヒョイ

仁奈「おお」ビクッ

楓「……」ゴロゴロ…

仁奈「…楓おねーさん球にまみれてなにやってるです?」

楓「……」ゴロゴロ…

楓「えっと…野球の球に半身まみれて、半身浴……阪神だけに、…ふふっ」

仁奈「強引でごぜーます」バサー

楓「ああん」


・・・・・


友紀「すましがーおーでーお茶を飲んでー…♪」

P「?」

友紀「……」…ズズ…

友紀「……」

友紀「……」…ウズウズ…

P(自然だ)


P「いや不自然だろ」ハッ

友紀「??どかしたープロデューサー」

P「どうしたもなにも。」

P「こっちの台詞だ。珍しいな。のんびりしてるかと思えば、酒でもなくお茶を飲んでるなんて」

友紀「うん。まーたまにはね。へへ」

P「…へー」

友紀「む、むぅ。なにかなーその目はー……そんなトリプルプレーみたような顔して」

P「あ、いままでのたとえに比べるとまあまあ分かりやすいな。まあまあだけど」

友紀「おっそ、そう?それはよかったーえへへー」

P(可愛い)



ズズ…


友紀「…はふ」

P「……なあ、体動かしたいんじゃないのか?」

友紀「へっ…い、いやいや!そんなことぁーないよっほらあたしっていつでも元気いっぱいだし!」ガバッ

P「いや、うん。それだと言い訳にならないような」

友紀「気持ちいいのとか好きだよ!」

P「なんの話だ。というか話の流れとか考えようか」

友紀「??」

P(純真だ)


P「……うん、まあべつにいいんだけどな」

P「今日はボール投げても来なかったし。…あ、ひょっとして怪我でもしてるんじゃ――ち、ちょっと腕見せてみろ」

友紀「きゃっ…ちょ、ま、ち、ちが、怪我とかじゃないから!ええいっ恥ずかしい!」ブンブン


友紀「ま、まあお茶でも飲んで落ちつこーよ。ほらっ」

P「はいすいません」

友紀「…ずず」

P「…」ズズ…

友紀「はふー…」コト

友紀「…………」…ウズズ

P(ペースがあがってるような)クス


友紀「……や、や」

友紀「ほら…けがとかじゃなくてさ。あんまプロデューサーをこまらせちゃうのもなーってね」

P「あ?」

友紀「野球選手じゃないもんね。プロデューサーの手は、たとえば、たぶんキーボードを叩くためにあって、」

P(なんか切ない表現だ……わりと間違ってないけど)

友紀「あたしのボールを受け取るためじゃないもんね。それこそ怪我させたら悪いし。へへっあたし応援するの好きなのに、応援する側が怪我させたりするって、世話ないよねぇ!あははっ」

P「……はあ」

P「…うん。まあなんだ。友紀」

友紀「う、うん。なに?」

P「お前気の遣い方が下手くそだな」

友紀「えっなにそれひどい」


友紀「な、なんなのー!人が頑張ってうずうずを…こううずうずしてるのにもう!」

P(やっぱうずうずしてたのかあれ)

P「いやなにか勘違いしてるみたいだけどな」ポン

友紀「あう。…うん?」

P「俺はプロデューサーだからな。俺の手は、友紀のためにあるんだよ」

友紀「…………」

友紀「…ひぃ…ぁ、ぷ、プロデューサーよくそんな気障な台詞いえるねぇ…」ゾゾ

P「うるさいやい」


P「どうせ臭い台詞だったよ……」ブツブツ

友紀「…」クス

友紀「…でも…うん。まああれだね」

P「ん?」

友紀「うん」

友紀「きざでもまー」

友紀「自分にいわれたら嬉しいよね。ありがとっ」

P「……おう」

友紀「うんっ」

友紀「へっへーやっぱり誠意は言葉だね!」

P(なにと比べてかは聞かないでおこう……)


友紀「へへ…うん、うん。そっか」

友紀「じゃあえっと……とりあえずもっかいうたおっかな」

P「え?」

友紀「ふふふ」ゴソ



友紀「飛び道具ならいつでも胸に秘めてるよ♪」

友紀「姫川だけにっ!プロデューサーといつでもキャッチボールできるようにさ!」

友紀「ねえプロデューサー!だからあたしとキャッチボール、しようよ!」



・・・・おしまい

おわりん


サンキューユッキ。違和感とかあったらごめん
ちなみに、スレタイはアニメ『WORKING´!!』のED曲「いつものようにlove&peace」からです。ワーキング大好き

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