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ダイヤ「んっ…」パチッ
ダイヤ(……目が覚めてしまいましたわ)
ルビィ「…」スゥスゥ ギュッ
ダイヤ(寝てる間に抱きつかれてますわね……少し暑かったから目が覚めたのでしょうか…?)ナデナデ
ルビィ「んんっ…おねぇ…ちゃ…えへへっ…」スゥスゥ ギュッ
ダイヤ(…可愛い寝言ですわね…夢でも私と一緒とは、嬉しい限りですわ…)ナデナデ
ダイヤ(…っと、もう一度寝る前に水でも飲んできましょうか)スッ
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ダイヤ「……ふぅ…」ゴクッ
ダイヤ「冷たいお水はいいですわね…身体に染み渡りますわ」
ダイヤ「……」ゴクッ フゥ
ダイヤ(…さて、そろそろ戻りますか…ルビィも寂しいでしょうし)カチャカチャ
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ダイヤ(あら?部屋からなにか聞こえますわね…ルビィ?)スッ
ルビィ「んっ」パタパタ
ダイヤ(……何故でしょう…寝室に戻ってみると、ルビィが起きていました…しかも何故かベットの上に立ってますわ)
ダイヤ(しかも…ルビィが布団の端を持って身体を隠しながら布団を揺らしてますわ)
ダイヤ(あ、こちらに気づきましたね…小走りで近づいてきます…布団を持ったまま)
ルビィ「んっ」パタパタ
ダイヤ「ルビィ…どうしたんですの?」
ルビィ「おねぇちゃん…」
ダイヤ(…この微かに匂うアンモニア臭に…布団のシミ…これは…)
ダイヤ「ルビィ…」
ダイヤ「おねしょしたのね…」
ルビィ「うゅ…ごめんなさい…」
ダイヤ(やってしまいましたね…寝る前にトイレに行かすのを忘れてましたわ…)
ダイヤ(それにしても布団で口元を隠す仕草は…可愛らしいのですが…ルビィ…その布団はルビィがおもらしした布団ですわよ…)
ダイヤ「…先にお風呂に入ってきなさい…そのままじゃ気持ち悪いでしょ?」
ルビィ「…でも、布団…」
ダイヤ「私が片付けておいてあげるから、ほら、早く行きなさい」ナデナデ
ルビィ「んっ…ありがと…」トテトテ
ダイヤ(ルビィが戻ってくる前に片付けて…あら?ルビィが戻ってきましたわ)
ルビィ「…」トテトテ
ダイヤ「ルビィ?どうしました?」
ルビィ「…一緒…」
ダイヤ「一緒?」
ルビィ「一緒にお風呂…入ろ」チラッ
ダイヤ「…ルビィ…さっきも言いましたが、お姉ちゃんはこの部屋を…」
ルビィ「お願い…」
ルビィ「…お願い…おねぇちゃん…」ブルブル
ダイヤ(!あんなに震えて…そうでしたわ…おねしょで驚いて忘れていましたが、今は深夜…怖いに決まっていますわ。)
ダイヤ「…ごめんなさいね、ルビィ。流石にこの時間から1人でお風呂は怖いでしょうね…分かりましたわ、一緒に入りましょう」ニコッ
ルビィ「!…ありがとう…おねぇちゃん」ニコッ
ダイヤ「では、ルビィはこの布団を持ってくださいな」
ルビィ「うんっ」コクッ
ダイヤ「では、行きましょうか」
ルビィ「うんっ」コクッ
ダイヤ(…私の後ろを歩くルビィ…初めは片付けなど、少々面倒に感じましたが…)
ルビィ「…おねぇちゃん」ギュッ
ダイヤ「ルビィ?」
ルビィ「ありがとう」ニコッ
ダイヤ「!…どういたしまして」ニコッ
ダイヤ(繋いだ右手から感じる温もりに、幼き頃からのルビィの成長が感じられ…)ギュッ
ダイヤ「…」チラッ
ルビィ「…?」ニコニコ
ダイヤ(…こんな日も、悪く無い……そう感じてしまいましたわ)フフッ
こういう感じの夢を見てしまった…その日は凄くがんばルビィ出来ました。
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