亜美真美「おはおは→!」
響「はいさい、亜美、真美、今日は一段と元気だな」
亜美「んっふっふ~、ひびきん、亜美と真美を見て、何か気づくことない?」
響「また入れ替わってるとか?」
真美「ぶー!」
響「じゃあ髪型変えた?」
亜美「うーん、おしい!」
響「う~~ん、分かんないぞ!おしえて!」
真美「実はね、ドライヤーを変えたんだよ!」
響「ええ?なにそれ…そんなの気づくわけないぞ…」
亜美「特別なマイナスイオン?が出るドライヤーを割り勘で買ったんだよねー!」
真美「ねー!スチームも出るんだよ!すごいっしょ!」
響「ああ、結構前から流行ってるよね、マイナスイオンって」
亜美「亜美たちのは普通のマイナスイオンと違って、…何て名前かは忘れたけど、チョー凄そうな名前だったよね!」
真美「マイナスイオンより効果があるんだって!」
響「へえ、最近の科学ってすごいんだなあ…」
伊織「ちょっと待った!」
響・亜美真美「!」
伊織「マイナスイオンに効果なんてないわよ」
響「そうなのか?」
伊織「そうよ、実際にマイナスイオンの効能を謳って差し止められた商品もあるんだから」
亜美「でもでも、亜美たちのはマイナスイオンって名前じゃないし、効果もあるって書いてあったよ!」
律子「さっき言った商品差し止めとかで、マイナスイオンに効果がないことが広まったから名前を変えてるだけよ」
真美「なあんだ…あのドライヤー、高かったのにね」
亜美「うん…」
響「…」
伊織「ま、まあ、スチームで保湿効果はありそうだし、無駄じゃないんじゃない?」
真美「そ、そだね!そう思うことにする!」
亜美「いおりんあんがと!」
伊織「科学的な名前に騙されて、効果もない無駄に高いもの買わされないように、これからは気をつけなさい!」
亜美真美「ィエッサー!!」
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深夜のノリで書いたものなのでいろいろ雑です
雪歩「はあ、はあ、おはようございますうっ!」
やよい「ど、どうしたんですか雪歩さん!そんなに慌てて」
雪歩「っ!!やよいちゃん!早く電子レンジから離れて!」
やよい「え?で、でも今お弁当温めてて…」
雪歩「いいからはやくっ!!」ヒッパリ
やよい「ど、どうしたんですか?」
雪歩「あのねやよいちゃん、電子レンジはとっても危ないんだって!」
雪歩「ほら!この雑誌見て!カクカクシカジカコスモスコスモスで…」
やよい「うー、難しくてよく分かんないですけど、いつも使ってて平気ですよ?」
雪歩「そうやって使っている間にも、体は蝕まれているんだよ!だからこんなものは穴掘って埋めちゃわないと…!」
やよい「な、なんだかきょうの雪歩さん、こわいかもー…」
伊織「ちょっと!なにやよいを怖がらせてんのよ!」
雪歩・やよい「!」
伊織「ちょっと見せてみなさいその雑誌…どれどれ」
伊織「全部根拠のないでたらめじゃないの!」
雪歩「そ、そうなの!?わ、私よく分かんないけど混乱しちゃって…すぐ事務所のレンジ処分しなきゃって…」
伊織「目に見えないものにあらぬ恐怖心を植え付けて煽動するってのはよくあることだから気をつけなさい?」
伊織(そういや昔そういうのを利用した宗教があったって話も聞いたことあるわね…)
やよい「伊織ちゃんは何でも知っててすごいね!」
雪歩「それに比べて私は…穴掘って埋まってますぅー!!」ドドド
やよい「ああっ!雪歩さん落ち着いてください!」
伊織「……ところで雪歩の穴掘りスピードは科学的に説明できるのかしら?」
やよい「伊織ちゃんも手伝って!」
春香「おはようございまーす!」
真「あっ、おはよう春香」
春香「えへへ、聞いて!私、今日は一度も転ばずに事務所まで来れたんだよ!」
真「本当!すごいじゃないか!」
春香「全部このネックレスのおかげなの!」
真「ネックレス?」
春香「ただのネックレスじゃないんだよ?これにはゲルマニウムっていう特殊な金属が含まれていて、これを身に着けておくと身体能力やバランス能力を向上させてくれるらしいの!」
真「へえ、それ僕もほしいなあ、ねえどこに売ってたの?」
伊織「ちょっと待った!」
真・春香「!」
伊織「ゲルマ二ウムの健康への効果には科学的根拠はないのよ」
春香「へえっ!そうなの!?」
律子「ええ、昔シリコンバンドを売っていた会社が自身がそういう結論を出したわ」
真「でも、実際に春香は今日一回も転んでないんだよね?」
春香「そ、そうだよ!今日はまだ一回も転んでないもん!本当に効果あるよこれ!」
伊織「春香、そもそもあなた、そんなものつける前から転ぶ回数減ってきてるじゃないの」
伊織「今日一度も転ばなかったのは、レッスンで足腰を鍛えてるから、それだけよ」
春香「そ、そうなのかなあ…」
伊織「そうよ、だからそんなもの外しなさい、別に可愛い訳でもないし」
真「確かにちょっとごつくてかわいくはないよね」
春香「!じゃ、じゃあ外します!」わたわた
真「そろそろレッスンの時間だね、春香行こう!」
春香「はい、行ってきます!伊織、ありが――わわっ!」ドンガラガシャーン
真「やっぱり効果あったんじゃないの?あれ」
美希「あずさ、おはようなのー!」
あずさ「おはよう美希ちゃん、あら、何かしらその荷物?」
美希「おにぎりとイチゴババロアなの!」
あずさ「そんなにいっぱい…それいまから全部食べるの?…って聞き終わる前に全部食べちゃったわ…」
美希「あふぅ、じゃあお休みなの」ゴソゴソ
あずさ「ちょ、ちょっと!そんなに食って運動もせず寝たら太っちゃうわ!」
美希「大丈夫なの、これ飲んだから」
あずさ「これは…『呼吸をしているだけで勝手にダイエットサプリ』?」
美希「何でも、これを飲んだら寝ててもダイエットできるらしいの」
あずさ「わ、私もためしてみようかしら…」
伊織「ちょっと待った!」
あずさ・美希「!」
律子「寝てるだけで痩せれるわけないでしょう」
美希「デコちゃんうるさいの…だってそう書いてあるもん」
伊織「じゃあこの記事見てみなさい」
あずさ「なになに、『寝ているだけで勝手にダイエット、などと宣伝し、実際には効果に合理的根拠のない商品を売ったとして、961食品に景品表示法違反を提示』?」
あずさ「美希ちゃんの持ってきた商品とは別のものみたいだけど、昔同じようなものが摘発されてたのね…」
伊織「こういうのは皆が忘れたころに、ちょっと効果を変えて別の物が出てくるものなのよ」
美希「じゃあこれも…?」
伊織「おそらくね」
美希「そ、そうと知らずに朝からあんなに食べっちゃったの!!」
美希「ちょっと運動してくるのー!!」バタバタ
あずさ「美希ちゃんは素直でいい子ね~」
伊織「…アンタも気を付けるのよ?」
貴音「最近の如月千早、おかしな様子がいたします」
伊織「そう?」
貴音「ええ、ふいに人前から姿を消すことがありまして、そのたびに何か錠剤のようなもの飲んでたみたいなのです」
伊織「ビタミン剤じゃない?前から飲んでるし」
貴音「でもそれでしたら私たちの前でも気にする必要はありません」
伊織「確かに…ちょっと怪しいわね、もし違法薬物だったりたら…」
貴音「ですが彼女に限ってそのようなこと…!」
伊織「ストレスに耐え切れず、ってのは芸能界ではよくある話よ」
貴音「仲間を疑いたくはありませんが…」
千早「おはようございます」
伊織「おはよう、千早。ちょうどよかったわ」
千早「なにかしら?」
貴音「最近皆に隠れて何か飲んでいますね?」
千早「!」
伊織「見せなさい」
千早「わ、私にもプライバシーというものが!」
伊織「やっぱり怪しいわ、見せなさい!」
千早「いやっ!」バッ
伊織「やっぱり人には見せられないようなものなのね…」
千早「ち、ちがうこれはただのビタミン剤で…」
貴音「千早うそをつけっ!」
千早(!?)
伊織(今の内に!)
伊織「いいから見せなさい!」バッ
千早「ああっ!」
伊織「はあ、はあ、押さえたわ…ナイスよ貴音」ナカミチラッ
伊織「」
千早「……こんなものに効果がないのは分かってるわ」ジワ
伊織「!ご、ごめんなさい…」
千早「
いいのよ水瀬さん、いつか止めなきゃいけないって分かってたから。いい機会だわ」
千早「時間だからレッスン、行ってくるわ」
貴音「…」
伊織「こういう思春期特有の悩みに漬け込むなんて最低ね…これは私が処分しておくわ」スタスタ
貴音(さて、如月千早は72を飲んでいたのでしょうね?どうやらこれはとっぷしーくれっと、のようです)
律子「プロデューサー、運命、って信じますか?」
P「なんだ藪から棒に、残業続きで疲れてるのか?」
律子「いいから答えてくださいよ」
P「おれはあんまり信じてないけど…律子もそうだろ?」
律子「ええ、前は信じてなかったんですけど、最近信じるようになりました」
P「ええっ!?律子があんな非科学的なものを!?」
律子「いえ、あながちそうでもないみたいです。プロデューサー、量子力学って知ってますか?」
律子「その派生で『量子神秘論』というのがあって、量子の働きで私たちの意識や能力までもが決定されているんだそうです」
P「なるほど、ついに運命ってやつまで科学は証明できるようになったのか…」
律子「はい、だからその、私とプロデューサーが765プロで出会うのも、決まっていたことだったんです」
P「ほう、つまり?」
律子「つまり…私とあなたは運命で結ばれて…」
小鳥「ちょっと待った!」
P「!」
律子「!?音無さん帰ったんじゃ!」
小鳥(不穏な空気を察知して帰ってきて正解だったわ)
小鳥「律子さんの理論じゃ、私もプロデューサーさんと運命で結ばれていることになりますよね♪」
律子(ぐっ…せっかく二人きりのところを狙ったのに…!)バチバチ
小鳥(抜け駆けはさせませんよぉ、律子さん?)バチバチ
P(なんか空気が悪い)
P「お、俺先に上がりますね!お疲れっした!」ドタドタ
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P「家に帰ってネットで調べてみたけど、律子の言ってたことも科学的根拠が証明されたわけじゃないのか」
P「まあ律子も19歳だし、そういう乙女的発想につられることもあるんだろうか」
P「まあいいや、今日はちょっと早く上がれたし、久しぶりにHなサイトでも」カチカチ
P「ん?」
『一ヶ月でここまでデカくなる!君も男としての自信を手に入れよう!』
P「これもエセ科学なんだろうなあ、まあひやかしに見るだけならいいか?」カチ
『日本でも近日認可決定!日本上陸を記念して通常一ヶ月分を二か月分に増量!お値段変わらず!』
P「こ、こんなに高いのか!?俺の月収飛ぶじゃないか…」
『効果に自信があるからこそこのお値段で勝負します!』
P「写真やデータまで載ってる…」
『君もアメリカンサイズを手に入れてみないか!?』
P「アメリカンサイズ…おれのpは…」チラ
p「なんだよ」
P「くっ…我がムスコながら情けない…」
P「だが俺は騙されないぞ…」
『君もアメリカンサイズを手に入れてみないか!?』
P「………」
『君もアメリカンサイズを手に入れてみないか!?』
P「………っ」
カチ
カチ
小鳥「ただいま帰りました~」
P「あ、お帰りなさい、昼食の買い出しですか?」
小鳥「はい、今日はコンビニ弁当と…今はやりのこれです!」
P「水素水?」
小鳥「コンビニに売ってて、思わず買っちゃいました」
P(ああ、音無さんまでエセ科学に…)
小鳥「うふふ♪いきますよ~」
プシュッ
小鳥「ああ^~水素の音ォ^~」
P「それがやりたかっただけかよ」
おわり
そうこれがやりたかっただけ
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