志希「Happy Birth」 (16)
モバマスSS、志希誕生日記念SS。台本形式(一部字の文あり)
次から投稿していきます
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◆◇◆
『♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー』
『♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー』
『♪~ハッピー・バースディ・ディア・志希』
『♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー』
『志希、誕生日おめでとう』
しき「ありがとうダディー!しき、うれしいよ!」
『それは良かった。さ、ケーキでも食べようか』
しき「けーき?」
『あ、もしかして初めてか。誕生日はね、ケーキというお菓子でお祝いするんだ。こんな風にね』
しき「わぁ……でっかい!それにとってもあまそう!これ、たべていいの?」
『もちろん、今日は特別な日だからね』
しき「わーい!うれしー!」
『志希』
しき「ん?なにー?」
『改めて、誕生日おめでとう』
しまった2スレ目に酉とメール欄つけ忘れた…次からちゃんとつけてきます…
◆◇◆
しき「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ミー」
しき「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ミー」
しき「♪~ハッピー・バースディ・ディア・あたしー」
しき「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ミー」
しき「おめでとうあたし!さ、ケーキたーべよっと!」
しき「今日はトクベツな日!だからもちろんケーキも用意したよ!」
しき「こんな大きなケーキをひとりじめ出来るなんて、なかなかない機会だよね!」
しき「…………」
しき「……ひとりでいるのはつまらないなぁ……」
◆◇◆
♪~Happy birthday to you
♪~Happy birthday to you
♪~Happy birthday, dear shikey
♪~Happy birthday to you
志希「……なんか騒がしいと思ったら、どっかで誕生パーティーでもやってるのかな」
志希「この国はパーティやるのが大好きだよね。みんな集まってドンチャン騒ぎ」
志希「まぁ孤高のギフテッド、志希ちゃんには関係ないことだけどねー!にゃ~んて、にゃはは~♪」
志希「一人でいたってドンチャン騒ぎはできるのさー!」
志希「…………あっ、今日あたしの誕生日だったかも……?」
志希「ま、いっか」
◆◇◆
フレデリカ「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」
フレデリカ「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」
フレデリカ「♪~ハッピー・バースディ・ディア・シキちゃーん」
フレデリカ「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」
フレデリカ「シキちゃん、おっめでとー!そしてケーキをここにシューート!!」
志希「わーお、ケーキだ!ふつーのお祝いって久しぶりー」
フレデリカ「あれれ、そうなの?」
志希「まあ、今まで留学して研究ばっかしてたらからねー。久しぶりって言ったけど、実はこんなの2度目だったりしてー」
フレデリカ「……」
志希「そん時ケーキの存在を知ったんよねー。あれ、いつ頃だったっけな?」
フレデリカ「……じゃあさ、次の時はもっと大きなケーキ買ってこようか」
志希「ん?良いよ、別に。ケーキそこまで好きっていうわけじゃないし」
フレデリカ「大きいケーキでもさ、足りなくなっちゃうくらい。そんくらいシキちゃんをお祝いする人が増えるように……ね?」
志希「フレちゃん……」
フレデリカ「ということで早速ケーキ屋さんにレッツゴー!」
志希「いこー、いこー!……って今から行くんかい!」
フレデリカ「あはは〜」
◆◇◆
美嘉「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」
周子「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」
フレデリカ「♪~ハッピー・バースディ・ディア・シキちゃーん」
奏「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」
志希「にゃはは♪みんなありがとー!」
奏「19歳の誕生日おめでとう、志希」
志希「ありがと。ところで早速だけどプレゼント貰っていい?」
美嘉「あ、ゴメンね、別の部屋に置いてきたんだ。すぐに取ってくるからちょっと待ってて」
志希「あーあー違う違う。それも嬉しいんだけどさ、折角の誕生日だし美嘉ちゃんをハスハスして、良い?」
フレデリカ「いいよー」
志希「やったー!」
美嘉「なに本人の許可なくオーケーしてんの?!」
志希「じゃあ許可が出たところで美嘉ちゃんにダーイブ、アーンドハスハスー」
美嘉「だからダメだって言ってんでしょー!!」
フレデリカ「楽しそうだからアタシも混ざるー、えいっ!」
奏「なんで私まで巻き込んで倒れるのよ?!」
周子「じゃあ、私はケーキ係の3人を迎えに行ってくr……」ソロー
美嘉「逃がさん!」ガシッ
周子「なんでっ!?ってか意外と力が強い!」
美嘉「毒を食らわば皿まで……ってどこ嗅いでるの志希!」
ワーワー
有香「皆さんケーキ買ってきましたよー、ってえええ?!なんですかこれ?!」ガチャッ
夕美「大きくて持って帰るの中々大変だった……ってなにこの状況!」
響子「危ないですからケーキを置くために一旦離れましょうか」
ガチャッ
飛鳥「やぁ、ボクだ。ボクも気まぐれな猫の誕生日を祝いに来t……ってなんだい、この愉快な状況は?」
ワーワー!!シキ、ソコハダメダッテ!ニャハハ~!!
飛鳥「……まぁ、本人達が愉しそうだから別に構わないか」
◆◇◆
志希「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」
志希「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」
志希「♪~ハッピー・バースディ・ディア・プロデューサー」
志希「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」
モバP(以下P)「ありがとう、志希。祝ってくれて本当に嬉しいよ」
志希「おめでとうー!はい、これプレゼント。ちなみにケーキもあるよー?」
P「おぅ、ありがとな!……でも意外だな、お前ってこういうことするキャラだったっけ?」
志希「みんなからお祝いされるようになったからね。あたしからもお祝いしてみようって気持ちも芽生えてきたんだよ」
P「志希……お前変わったな……」
志希「あたしだって変わるんだよ。キミや事務所の仲間という触媒が触れてね」
P「そうか、よかったな……」
志希「さ、折角のお祝いなんだから湿っぽいハナシはこれで終わり!ケーキ食べようよ!」
P「そうだな……ってなんでお前の方が大きいんだよ!てか、なにネームプレートを当たり前のように掻っ攫ってんだよ!それ誕生日の人の特権だろ?!」
志希「にゃはは〜♪好きなものを取りたければ早いもの勝ちなのだ〜♪」
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♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー
♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー
♪~ハッピー・バースディ・ディア・志希ー
♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ユー
志希「ファンのみんなー、ありがとー!」
志希「大人の仲間入りをした日にバースデーライフして、こんなサプライズがあるなんて志希ちゃん大感激!」
志希「こんなに沢山の人に祝福してもらう日がくるなんて、昔のあたしじゃ想像もつかなかったよ!」
志希「みんな、本当にありがとう!」
ワーワー‼︎ワーワー‼︎
志希「でもこっちだけサプライズされるなんてなんかシャクー……。だから、あたしもサプライズしちゃお!」
志希「え?なにキミ焦ってんの?……"聞いてない"?そりゃそうだよ、サプライズだもん。あたしだってこの展開聞いてなかったもん」
志希「大丈夫、音源はあるっしょー?なら、今のあたしならいけるって」
志希「それじゃあ新曲行くよ?新しいあたしを見てってよ!新生一ノ瀬志希で『PROUST EFFECT』!」
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神童もハタチ過ぎれば只の人、と言う。
志希「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ミー」
なら今日こうして二十歳の誕生日を迎えたあたしはちゃんと人になれたのだろうか?
志希「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ミー」
ギフテッドで人でなしだったあたしは。
志希「♪~ハッピー・バースディ・ディア・あたしー」
ただ一つあたしが言えることと言えば、
志希「♪~ハッピー・バースディ・トゥ・ミー」
あたしはもう昔の孤独なあたしじゃないってことだ。
志希「Happy Birth、あたし」
生まれ変わったあたしに祝福がありますように
おわり
以上です、ありがとうございました。
『ふつーのお祝いって久しぶりー』という言葉やギフテッドという立場から普通とはかけ離れた誕生日を迎えていたのかなーって想像します。
そんな志希がアイドル活動や他のアイドルと触れることで『ふつー』を取り戻せたらいいなとおもって書いてみました
志希誕生日おめでとう!
志希にゃんと誕生日ケーキを奪い合いたい人生だった…
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