サトシ「マジかよロトム!」
ピカチュウ「ピッカァ!?」
ロトム図鑑「マジロト!」
サトシ「見せて見せて!」ワクワク
ピカチュウ「ピカー!」ワクワク
ロトム図鑑「サトシ、ピカチュウ…慌てない慌てないロト」
ロトム図鑑「」ビビビ
サトシ「」ワクワク
ピカチュウ「………………」
ロトム図鑑『モッタイブッテナイデハヤクミセロヨガラクタヤロウ』ビビ
ピカチュウ「!?」ビクッ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1526297310
サトシ「お、おい何言ってんだよロトムー?ロトムはガラクタなんかじゃないぜ?」
ピカチュウ「」ドキドキ
サトシ「そんな事よりさ!新しい機能まだ?」ワクワク
ロトム図鑑「今のが新しい機能ロト」
サトシ「は?」
ロトム図鑑「今ボクは……」チラッ
ピカチュウ「」ビクッ
ロトム図鑑「ピカチュウの心をよんだロト」
サトシ「……え?」
ピカチュウ「ピ、ピカァ……」
サトシ「な、なぁ…冗談はよせよロトムー!ピカチュウが……」
ロトム図鑑『ピカチュウハオレノトモダチダ。ロトムヲガラクタナンテイウハズナイゼ』ビビ
サトシ「!」
ロトム図鑑「今サトシが心の中で思った事ロト。当たってるロトか?」
サトシ「…………当たってるよ……」
ピカチュウ「………………」
ロトム図鑑「どうロトか?ボクの新機能!人やポケモンの心をよむ機能は!」
サトシ「すげー……すげーよロトム!」キラキラ
ロトム図鑑「えっへん!ロト!」
サトシ「ははっ!これならピカチュウやポケモンの考えてる事もわかって……」
ロトム図鑑『ウワァ……プライバシーモクソモナイジャン。フザケンナヨクソズカン』ビビビ
サトシ「……………」
ピカチュウ「ピ」バッ
サトシ「お、おいロトム~…!さっきから自分を悪く言うのはやめろよ~」ハハハ
ロトム図鑑「今のはピカチュ……」
サトシ「ロトムだよな?」
ロトム図鑑「いや……ピカチュ……」
ピカチュウ「ピッカァ」
ロトム図鑑「そ、そんな事よりサトシー!スイレンとの朝練に遅れるロトよー!」
サトシ「あっ!そうだった!」
ロトム図鑑『ブッチャケネムイ』ビビビ
サトシ「……今のスイレンの前で言うなよ?」
ロトム図鑑「そう言われても……ボクの意思とは別に勝手に思考を拾って勝手に言葉が出てしまうロト」
サトシ「マジかよ……」
ロトム図鑑『ヤッパガラクタジャン』ビビビ
ロトム図鑑「ひ、ひどいロトピカチュウ!」
ピカチュウ「ピッカァ?」ペッ
サトシ「……もう行こうぜ…スイレンが待ってるよ」
海岸
ザザーン
スイレン「アシマリ!バルーン!」
アシマリ「アウ!」
プワーン
スイレン「サトシ!見て!ハート型のバルーンできた!」
アシマリ「アウ!」
サトシ「へへへ!すっげーな!スイレン!」ニッ
ピカチュウ「ピッカァ!」
ロトム図鑑『マータアサカラスイレントデートカ……ソンナダカライツマデタッテモリーグユウショウデキナインダヨ』ビビビ
サトシ「…………」
ピカチュウ「ピ」バッ
サトシ「……なんだとロトムー!」
ロトム図鑑「ち、ちが……今のはボクではなくてピカチュウ……」
ピカチュウ「ピー?」ハテ
ギャー ギャー
スイレン、アシマリ「?」
サトシ「この!もういっぺん言ってみろ!」グググ
ロトム図鑑「や、やめるロトサトシー!今のはボクではなくてピカチュ……」
ピカチュウ「ピカァ……」
スイレン「こらっ!サトシ!」
サトシ「!」
スイレン「ケンカはダメ!ロトムと仲良く!」
アシマリ「アウ!」
サトシ「スイレン………」
サトシ「………悪かったよロトム……」
ロトム図鑑「ロー」
スイレン「うん!仲がいいのが一番!」ニコッ
アシマリ「アウアウ」コクコク
ピカチュウ「ピカピカ」コクコク
スイレン「さてと……そろそろスクールにいこっ、サトシ」
サトシ「ああ、だな」スクッ
ロトム図鑑『アー……コノママジカンガトマレバイイノニ』ビビビ
スイレン「」ビクッ
サトシ「え?」
スイレン「な、ななな何言ってるのロトム!は、早くスクールに行かなくちゃ!」
アシマリ「アウ!」
スイレン「ね!サトシ!」
サトシ「え?う、うん…そうだな」
スイレン「じゃ、じゃあスクールに向かってしゅっぱ……」
ロトム図鑑『スキ』ビビビ
スイレン「」ビクッ
サトシ「?」
ロトム図鑑『サトシスキ』ビビビ
サトシ「へ?」
ピカチュウ「ピカァ……」
スイレン「ろ、ロトム!サトシの事大好きなんだね!やったねサトシ!ロトムと仲直り!」
サトシ「え?あ……うん?」
ロトム図鑑『ウ、ウソデショ!?マ、マサカロトム……ワタシノアナマノナカヲヨンデ……』ビビビ
サトシ「お、おいロトム……まさか……」チラッ
スイレン「」
アシマリ「アウ……」
スイレン「ち、ちがう!全然ちがう!」ブンブン
サトシ「………じゃあスイレンは俺の事嫌いなの?」
スイレン「そ、そうじゃなくて……」
ロトム図鑑『サトシアイシテル』ビビビ
サトシ「愛!?」ビクッ
スイレン「////」ボフン
ロトム図鑑「スイレンがオーバーヒートしたロト」
スイレン「」
サトシ「お、おい!しっかりしろスイレーン!!」
アシマリ「アウ!」ペチペチ
ピカチュウ「ピカァ……」
スイレン「」ユッサユッサ
サトシ「いやぁ……スイレン…いきなり気絶するからびっくりしたよなー」
ピカチュウ「ピカァ」
ロトム図鑑「サトシ。スイレンをおぶったままスクールまで行けるロトか?」
サトシ「へーきへーき!スイレン軽いしさ!これくらい何て事ないよ!」ニッ
ロトム図鑑『スイレンオモッタヨリオモイナ』ビビビ
サトシ「今のスイレンに言うなよ」
ロトム図鑑「ロー」
サトシ「それにしてもびっくりだよなー!アシマリが俺を大好き愛してるなんて!」
アシマリ「アオ!?」
ロトム図鑑「サトシー!さっきのはスイレンの頭の中を……」
サトシ「アシマリ!アシマリだよな?そうだよな?」
アシマリ「ア……アオオ?」
ロトム図鑑「いや、だからアシマリではなくスイレンがサトシを愛し…」
サトシ「アシマリー!照れちゃうぜー」
アシマリ「アオ…」
ピカチュウ「ピカピ……」
スイレン「」
ワイワイ ガヤガヤ
サトシ「ふぅー……ようやくスクールの前までついたぜ」
ピカチュウ「ピカ」
スイレン「」
リーリエ「アローラですサトシ!」ニコッ
シロン「コーン!」
サトシ「! アローラ!リーリエ!」
リーリエ「……?スイレンは何故サトシの背中で寝ているのですか?」
サトシ「えーとそのー……」
ピカチュウ「ピー」
ロトム図鑑『アイカワラズビンボークサイツラシテイマスネ』ビビビ
サトシ、ピカチュウ「!?」
リーリエ「? いきなり何を言い出すんですかロトム!」
ロトム図鑑「ぼ、ボクじゃないロト!」
サトシ「な、なぁロトム……リーリエって俺たちの事そんな風に思ってたの?」ヒソヒソ
ロトム図鑑「……今のはリーリエではないロト」ヒソッ
サトシ「え?リーリエじゃない?じゃあ誰が……」チラッ
シロン「コーン」
ロトム図鑑『コッチヲミナイデクダサイ。ビンボーガウツリマス』ビビビ
サトシ「……シロン…」
ピカチュウ「ピカ……」
アシマリ「アウ……」
スイレン「」
リーリエ「どうしたんですかサトシ?」
シロン「コーン」
サトシ「い、いや……何でもないよ…」ハハハ
リーリエ「………今日はサトシもロトムも様子が変ですね……」ジーッ
サトシ「そ、そんな事ないぜ!そ、それよりもスイレンを保健室に運ばなきゃ!」
スイレン「」
リーリエ「保健室……」
ロトム図鑑『ネテイルスイレン……ヨウスガオカシイサトシ……ナゾハトケマシタ』ビビビ
サトシ「……は?」
ロトム図鑑『サトシ!スイレンニイタズラスルキデスネ!』ビビビ
サトシ「は!?」
リーリエ「!」
ピカチュウ「ピ……」
リーリエ「……ロトムも私と同じ事を……やはり私の推理は当たっていましたか……」ゴクリ
サトシ「え!?ちょ、ちょっと待ってリーリエ!」
リーリエ「……ふふっ、冗談ですよサトシ?友達を疑うわけないじゃないですか?」ニコッ
サトシ「だ、だよな…」ハハハ
ロトム図鑑『コレハカンゼンニセーハンザイシャノメツキデスネ』ビビビ
サトシ「……リーリエ……」
リーリエ「」ニコニコ
スイレン「」
ピカチュウ「ピカピ」
シロン「コン」
リーリエ「サトシ!スイレンは私が保健室につれていきますから大丈夫です!」
サトシ「い、いいよ!スイレンは俺がつれてくよリーリエ!」
リーリエ「……やけに強情ですねサトシ…?やはり……」ジーッ
サトシ「やはりなんだよ!」
ロトム図鑑『サトシ……キノウワタクシガヨンダホンノヨウニスイレンヲ……』ビビビ
サトシ「昨日読んだ本ってなんだよ!」
リーリエ「な、なんの話でしょう……」ビクッ
シロン「コーン」
スイレン「」
ギャー ギャー
ロトム図鑑「サトシー!リーリエー!早くしないと遅刻ロトよー」
アシマリ「アウ」ハァ
教室
サトシ「アローラ」
ピカチュウ「ピカー!」
アシマリ「アウ」
リーリエ「アローラです」
シロン「コーン」
マーマネ「アローラ!」
カキ「珍しいな?サトシとリーリエが一緒に来るなんて」
サトシ「ああ、ちょっとスイレンを保健室に」
リーリエ「私は見張りです」ニコッ
カキ「まったく意味がわからん」
ロトム図鑑『ホシホシホシホシホシ』ビビビ
カキ「」ビクッ
マーマネ「………故障でもしたのロトム?」
マオ「ねぇ、スイレンが保健室に行ったってどういう事?」
サトシ「えーと……」
リーリエ「サトシがスイレンを……」
サトシ「だから誤解だって!」
カキ、マオ、マーマネ「?」
マオ「で、なんでスイレンは保健室に行ったの?」ジロッ
サトシ「何て言ったらいいのかなー……」
ロトム図鑑『スイレン…シンパイダナ。アトデヨウスミニイッテアゲナキャ』ビビビ
サトシ「!」
マオ「だよねロトム?後で一緒にスイレンの様子見に行こうよ!」ニコッ
ロトム図鑑「ロー」
サトシ「………へへへ」ニッ
マオ「? どうしたの?」
サトシ「ん、いや…別に」
ロトム図鑑『マオ…ヤッパリトモダチオモイダナ』ビビビ
マオ「ちょ、ちょっとロトム!な、何言ってるの!////」テレッ
サトシ「へへっ」
ピカチュウ「ピカー」
カキ「な、なぁ……なんでさっきからサトシはニヤニヤしてるんだ?」ヒソヒソ
マーマネ「さ、さぁ……」ヒソヒソ
リーリエ「少し気味が悪いですね…」ヒソヒソ
シロン「コーン」
サトシ「よし!じゃあ授業が終わったらみんなでスイレンの様子見に行こうぜ!」
マオ「うん!だね!」
アママイコ「アマー」
ロトム図鑑「スイレン……サトシの顔を見たらまた倒れるんじゃないロトか?」
ピカチュウ「ピッカ」
サトシ「じゃあ授業の用意……………ん?」
マオ「?」
サトシ「………………」ジーッ
マオ「ど、どうしたのサトシ?私の顔をじっと見て?」
サトシ「………い、いや……なんでもな……」
ロトム図鑑『マオ……ハナゲデテル』ビビビ
リーリエ「え?」
カキ「は?」
マーマネ「ん?」
マオ「…………は?」
サトシ「」
ピカチュウ「ピカピ……」
マオ「…………は?え?ちょ……何言って…///」カァー
サトシ「い、いや!その…」アセアセ
カキ「何でサトシが焦ってるんだ?」
ロトム図鑑『ウワッ…スゲーキニナル…ヌイテヤリテー』ビビビ
マオ「」
サトシ「」
アママイコ「アマ」
マオ「うぅ……」グスッ
サトシ「!?」ビクッ
マオ「な、なんなのぉ……?ヒッグ…こ、ここで言わなくてもいいじゃん…」グスッ
アママイコ「アマー…」ヨシヨシ
サトシ「ち、違うんだマオ!い、今のは……」
マオ「うぇーーん!!」
リーリエ「……マオに……」スクッ
サトシ「」ビクッ
リーリエ「マオに謝ってくださいロトム!!」
ロトム図鑑「ロ!?」
サトシ「!」
ロトム図鑑「ま、待つロトリーリエ!ぼ、ボクは…」
リーリエ「言い訳しないでください!」
ロトム図鑑「」ビクッ
リーリエ「マオは女の子なんです……みんなの前でそんな事を言うなんて……酷いです!酷すぎです!」ギュッ
マオ「リーリエ……」グスッ
リーリエ「安心してくださいマオ、私はマオの味方です」ニコッ
ロトム図鑑『アッホントダ。ナガイノイッポンデテマスネ』ビビビ
リーリエ「まだ言いますか!」キッ
ロトム図鑑「い、今のはリーリエ……」
カキ「ロトム!いい加減にしろ!」
ロトム図鑑「ロ!?」
カキ「マオ!俺はそんなの全然気にしてないからな?」ニッ
マオ「カキィ……」ウルウル
ロトム図鑑『ハナゲ……デテルナ…』ビビビ
カキ「ロトムゥ!!」クワッ
ロトム図鑑「ちょ……」
マーマネ「ロトム……やっぱり今日はおかしいよ…」
ロトム図鑑『ココデイイトコミセテリーリエニアピールシトカナキャ』ビビビ
マーマネ「」ビクッ
リーリエ「ま、マオを泣かせておいて私にアピール!?論理的結論から言いますと意味がわかりません!最低ですロトム!」
シロン「コーン!!」
マーマネ「そ、そうだよロトム!マオとリーリエに謝ってよ!」
ロトム図鑑「ま、待って欲しいロト!ぼ、ボクの話も聞いて……」
マオ「うぅ……」グスッ
カキ「その前にマオに謝るのが先だ!」
リーリエ「この期に及んで言い訳を?私、完全に怒りました!」プンプン
マーマネ「ぼ、僕もだよ!」
ロトム図鑑「さ、サトシー……助けてほしいロトー……」ヒュー
サトシ「………と、とりあえず謝っておこうぜロトム?」ハハハ
ロトム図鑑「!?」
ピカチュウ「ピカピ……」
数日後
ウラウラ島
サトシ「い、いやー……この前は色々あったなー」ハハハ
ロトム図鑑「……………」
サトシ「な、なぁ……機嫌直せよロトムー」
ピカチュウ「ピカー!」
ロトム図鑑『サトシガロトムヲウッタカラジャン』ビビビ
サトシ「ひ、人聞きの悪い事言うなよロトムー」ハハハ
ロトム図鑑「今のはボクじゃないロト」
サトシ「と、とりあえずあの事は水に流して島キングのクチナシさん探そうぜ!」
ロトム図鑑『ウマクハナシソラシタナ』ビビビ
ピカチュウ「ピッカー」
ベベノム「べべー♪」
サトシ「クチナシさん何処にいんのかなー?」トボトボ
ロトム図鑑「サトシー!交番があるロト!あそこで聞いてみるロト!」
サトシ「おっ!そうだな!」
ニャー ニャー
サトシ「すみませーん!」
クチナシ「ん?」
サトシ「あのー……島キングのクチナシさんに挑戦したいんですけどクチナシさんって何処にいるかわかりますかー?」
クチナシ「……………」
クチナシ「………あー……クチナシなら……」
ロトム図鑑『ナンダコノアンチャンチョウセンシャカ?イマカラヒルネシタイッテノニヨ。メンドクセテキトーナコトイッテゴマカスカ』ビビビ
クチナシ「」
サトシ「………クチナシさん?」
クチナシ「ウンソウダヨ」
ピカチュウ「ピカー」
ニャー ニャー
クチナシ「試練だぁ~?」
サトシ「お願いします!クチナシさん!俺に試練を受けさせてください!」
ピカチュウ「ピッカ!」
クチナシ「……………」チラッ
ルガルガン「ガルッ!」
ベベノム「べべー♪」
クチナシ「へぇ……このルガルガンといい……珍しいポケモンをつれてるじゃねぇか」ニヤッ
サトシ「へへへ!」
サトシ「クチナシさん!ルガルガンもやる気です!お願いします!」
ルガルガン「ガルッ!」
クチナシ「………ダメだ」
サトシ「な、何でですか!」
クチナシ「それはな………」
ロトム図鑑『ヒルネシタイカラ』ビビビ
サトシ「!?」
クチナシ「今のあんちゃんたちじゃあ試練の結果は見えてる。さっさとメレメレ島に……」
サトシ「クチナシさん!昼寝したいから試練は受けさせないってどういう事ですか!」
クチナシ「え!?」ビクッ
ルガルガン「ガル…」
クチナシ「い、いや……昼寝とかじゃなくて試練を受ける実力がだな?」
ロトム図鑑『シツケーナァ。アーメンドクセー』ビビビ
サトシ「し、しつこい……?めんどくさい?」
クチナシ「い、いや……」ダラダラ
「おじさーん!」
サトシ、クチナシ「!」
アセロラ「アローラ!おじさん!遊びにきたよ!」タッタッタ
ミミたん「キュー」スゥー
サトシ「あの女の子は……?」
クチナシ「アセロラ………」
ピカチュウ「ピッカー」
アセロラ「あれ?お客さん?」
クチナシ「はぁ……このめんどくせー時にめんどくさいのが来たなぁ…」ヤレヤレ
アセロラ「もう!おじさん!それどういう意味?」プクー
クチナシ「そのまんまの意……」
ロトム図鑑『マイニチマイニチアソビニクルアセロラハイヤシダゼ』ビビビ
アセロラ「え?」
クチナシ「」ビクッ
サトシ「クチナシさん!まだ俺との話終わってないよ!」
クチナシ「だから試練は嫌だって言ってんだろ」
ロトム図鑑『マーダイタノカコイツ。オレノイヤシタイムノジャマスンナカエレヨ』ビビビ
アセロラ「癒しタイム?」
クチナシ「な、なななな何でもねーよ…」
サトシ「じゃあそれ終わってからでいいから試練受けさせてください!」
クチナシ「しつけーな……マジで帰れよお前」
アセロラ「……キミ、試練受けにきたの?」
サトシ「うん、そうなんだよ!でもさー……クチナシさんが昼寝だとか癒しタイムとかで受けさせてくれなくって」
アセロラ「ふーん…」ジトー
クチナシ「ご、誤解すんなよ?試練を受けさせないのはそのあんちゃんの実力がだな?」
アセロラ「おじさん……まーためんどくさがってー」
クチナシ「だからぁ……」
アセロラ「じーっ」ジトー
クチナシ「うっ……そ、そんな目で見てもダメだ!」
ロトム図鑑『ジトメノアセロラハキュンキュンクンナーモエー』
アセロラ「もえ?じとめ?」
ミミたん「キュー?」フワフワ
クチナシ「おい!その図鑑つれて早く出てってくれ頼む」
サトシ「くっそー!どうすれば試練を……」
ロトム図鑑「サトシ、ボクに名案があるロト」
サトシ「え?マジ!?」
ロトム図鑑「まずは……」ヒソヒソ
サトシ「うんうん!」
クチナシ「?」
アセロラ「じゃあさーおじさん。せめて模擬試練で実力を試すだけでも……」
クチナシ「えー」
サトシ「………クチナシさん、本当に試練嫌みたいだしもういいよ」ポン
アセロラ「!」
サトシ「へへへ…ありがとな?えーと……」
アセロラ「アセロラだよ!この子はミミたん!」
ミミたん「キュー」
サトシ「そっか!俺はサトシ!よろしくな!」
ピカチュウ「ピッカ!」
アセロラ「うん、よろしくね!サトシ!ピカチュウ!」ニコッ
クチナシ「………………」
ロトム図鑑『オイコラ。ナニキヤスクウチノコニテェダシテンダヨボケカス』ビビビ
アセロラ「……さっきからあのコ……変な事ばっかり言うね」
サトシ「気にすんなよ!それよりさ……」
サトシ「試練受けれなくなったし……時間空いちゃったからさ……」
サトシ「良かったらこの島を案内してくれないかな?アセロラ!」
アセロラ「………うーん……」
クチナシ「お、おい……」
アセロラ「いいよ!」ニコッ
ロトム図鑑『アセロラモオナジトシグライノコトアソビタイトオモッテタンダー』ビビビ
クチナシ「!?」
サトシ「サンキューアセロラ!」
アセロラ「うん、そうと決まったら早速いこっか?」グイッ
サトシ「おう!」
クチナシ「………ちょっと待ちな」
サトシ、アセロラ「?」
クチナシ「気分が変わった……仕方ねーから模擬試練を受けさせてやる!きな」クイッ
アセロラ「おじさん……」
サトシ「クチナシさん……」
クチナシ「………今回だけだぞ」
サトシ「ありがとうございますクチナシさん!」
アセロラ「良かったね!サトシ!」ニコッ
サトシ「ああ!」
クチナシ「………………」
ロトム図鑑『ギタギタニブッツブシテヤルヨクソガキ!!』ビビビ
ピカチュウ「ピカァ…」
アセロラ「えー……それでは……島キングクチナシ対マサラタウンのサトシの予備試練を開始しま~す」
サトシ「よろしくお願いします!」
ルガルガン「ガルッ」
クチナシ「はぁ…やれやれ」
ロトム図鑑『ブッツブス』ビビビ
ワルビアル「ワル!」
アセロラ「予備試練開始!」
サトシ「ルガルガン!いわおとしだ!」
ルガルガン「ガルッ!」
ドドドド
クチナシ「ワルビアル!」
ワルビアル「ワル!」ブンッ
ドカーン
サトシ「いわおとしを砕いた……?」
ルガルガン「ガル……」
ヒュー パラパラ
ロトム図鑑「た、大変ロトー!岩の破片がこっちに飛んでくるロトー!」
アセロラ「きゃっ!」
ピカチュウ「ピィカァ!!」ブンッ
アセロラ「!」
パラパラ
ロトム図鑑「ピカチュウが岩の破片を砕いてくれたお陰で助かったロト…」ホッ
アセロラ「…ありがとうピカチュウ」
ミミたん「キュー」
ピカチュウ「ピカッ!」グッ
ロトム図鑑『惚れた?』ビビビ
アセロラ「え?ごめんなさい…」ペコリ
ピカチュウ「ピカ……」ガーン
クチナシ「ワルビアル!すなじごくからのどろかけ!」
ワルビアル「ワル!」
ルガルガン「ガルァ!」ズズズ
サトシ「ルガルガーン!!」
ピカチュウ「ピィカ」ウジウジ
ロトム図鑑『サ、サイショカラションベンクサイオコサマニキョーミナンカナイシ』ビビビ
アセロラ「しょ、ションベン臭いお子様!?」
ミミたん「キュー!」プンプン
アセロラ「ねぇ!どういう意味!」ブンブン
ロトム図鑑「や、やめるロトアセロラ……ぼ、ボクが言った訳ではないロト…」
ピカチュウ「ピッカ」ペッ
ルガルガン「ガルァ!ガルァ!」グルル
サトシ「ど、どうしちゃったんだよルガルガン……」
クチナシ「ふんっ……そのままだ…まだだぞワルビアル」ニヤッ
ワルビアル「ワル!」
サトシ(くそっ!なんでまた暴走しちゃったんだよルガルガン……)
サトシ(こんな時にルガルガンの気持ちがわかれば……)
ルガルガン「ガルルァ!!」フシュー
サトシ(………気持ち……?そうだ!)
サトシ「………ロトム!」
ロトム図鑑「こ、このミミッキュ……思考がよめないロト…」
アセロラ「ミミたんは幽霊だからね(思考…?)」
ロトム図鑑「幽霊!?大発見ロトーー!!」
ミミたん「キュー///」テレッ
ピカチュウ「ピ」ケッ
サトシ「」
クチナシ「ワルビアル!カウンター!」
サトシ「げっ!やべっ!」
ワルビアル「ビアー!」ブンッ
バキッ
ルガルガン「グアッ!」ドサッ
サトシ「ルガルガーン!!」
ルガルガン「」バタリ
アセロラ「あっ、ルガルガン戦闘不能!よって勝者島キングクチナシとワルビアル!」
サトシ「……くそっ……」
クチナシ「………………」
クチナシ「言っただろ?お前たちに試練はまだ早い…さっさとメレメレに帰りな」
アセロラ「……………」
サトシ「………いやだ…」グッ
クチナシ「………………」
サトシ「ここに残って修行する!そして……また試練に挑戦する!」
クチナシ「……ハァ……やれやれ……好きにしな」クルッ
ロトム図鑑『スコシハミコミアンジャネーカ』ビビビ
サトシ「………クチナシさん……」
アセロラ「ふふっ」クスッ
ミミたん「キュー」
図書館
アセロラの部屋
アセロラ「♪」キュッキュ
ミミたん「キュー」
サトシ「ルガルガン!いっぱい食べてもっと強くなろうぜ!」ニッ
ルガルガン「……………」
サトシ「ルガルガン……」
ロトム図鑑『アノトキ……オレガロトムノキノウニタヨロウトシタバッカリニ…』ビビビ
ルガルガン「!」
ロトム図鑑『ジブンノポケモンノキモチモワカラナイヨウジャダメダ!オレモモットツヨクナラナキャ』ビビビ
サトシ「……へへへ…」
ルガルガン「ガル!」ニコッ
サトシ「なぁアセロラ!」
アセロラ「?」
サトシ「ウラウラ島にどっか修行できる場所ってないな?」
アセロラ「うーん……だったらカプ・ブルルに会ってみたらいいかも!絶対に修行みてくれるよ!」
サトシ「カプ・ブルルか……」
サトシ「ありがとう!アセロラ!」
アセロラ「うん」ニコッ
ロトム図鑑「アセロラ……アセロラはなんでそんなにサトシに力を貸してくれるロト?」
アセロラ「それはね?」
ロトム図鑑『ダッテオジサンニテモアシモデズニボロクソニマケタノハサスガニカワイソウダモン』ビビビ
アセロラ「!?」
サトシ「」
ルガルガン「」
ロトム図鑑「サトシ……ショックで固まってるロト……」
ピカチュウ「ピカピww」
アセロラ「こ、こらー!ロトムー!なんでそんな酷いこと言うの~?」プンプン
ロトム図鑑「酷いのはボクではなくてアセロラロト」
サトシ「うぅ……」
アセロラ「さ、サトシー!ロトムの言う事なんて気にしちゃダメだよー?」アセアセ
サトシ「いいんだアセロラ……事実は事実だから……」ウジウジ
アセロラ「えーと……」
ピカチュウ「www」
ロトム図鑑『サトシガツヨクナッテオジサンモヤルキダシテクレタラナー』ビビビ
サトシ「……………」
ロトム図鑑『ソレニ……』ビビ
サトシ「?」
アセロラ「!」
ロトム図鑑『ヨクワカラナイケド……ゼンリョクデガンバッテルサトシヲミテタラ…ナンダカホウッテオケナクナッチャッタ』ビビビ
サトシ「アセロラ………」
アセロラ「……あー……ロトムの言ってた"思考"ってそういう事だったんだ……」
アセロラ「ふふっ、なんだか照れちゃうね?」クスッ
サトシ「アセロラァ……!」ダバー
アセロラ「」ビクッ
ピカチュウ「ケッ」
アセロラ「ほらほらサトシ!男の子が泣いちゃダメだよー」スッ
サトシ「俺……俺、強くなって……絶対にクチナシさんに勝つからっ!」ゴシゴシ
アセロラ「うん!一緒に特訓頑張ろうよサトシ!」ナデナデ
サトシ「………ああ!」ニッ
ミミたん「キュー」
ルガルガン「ガル」
アセロラ「じゃあそうと決まったら美味しいものいっぱい食べて力をつけてー……」
ロトム図鑑『イマアセロラガカガンダトキニパンツミエタナ』ビビビ
アセロラ「」ピタッ
サトシ「………え?」
ピカチュウ「ピッカァ♪」
アセロラ「………………」
サトシ「………………」
サトシ「あ、あのさアセロラ……ひょっとしたら誤解してるかもしれないけど……」ハハハ
アセロラ「わ、わかってるよサトシ……空耳だよね空耳」ヒクヒク
サトシ「い、いや…そうじゃなくってさ……」
ピカチュウ「ピィカァ」
アセロラ「…………さ!ご飯の準備しなきゃ!」スクッ
サトシ「た、楽しみだなー!今日のアセロラの料理はなんだろ?」ハハハ
ロトム図鑑『シロカ……ヤッパリミタメドオリオコサマパンツダナ』ビビビ
アセロラ「……………」
サトシ「………………」
ピカチュウ「ピィカァチュウ」
サトシ「な、なぁロトム!アセロラ絶対に誤解してるよ!俺じゃないってアセロラに説明してくれよ!」ヒソヒソ
ロトム図鑑「いやロト」プイッ
サトシ「な、なんでだよ!?」
ロトム図鑑「だってサトシはマオの時にボクを見捨てたロト」
サトシ「!?」
アセロラ「……………」スタスタ
ドサッ
サトシ「あ、あのーアセロラ……?これ、俺の荷物なんだけど……」
サトシ「りょ、料理と間違えたのかなー?」ハハハ
アセロラ「サトシ、早く行かないとポケモンセンターしまっちゃうよ?」ニコッ
サトシ「!?」
サトシ「え!?いや…でも……」
アセロラ「サトシが野宿する気ならアセロラは止めないよ」
サトシ「ま、待ってくれアセロラ!一旦話し合おうぜ!」
アセロラ「サトシ、アセロラね?えっちな人嫌い」
サトシ「違うんだよ!さっきのは俺じゃなくてピカチュウなんだよ!」
アセロラ「………ピカチュウ?」チラッ
ピカチュウ「ピッカー?」ハテ
サトシ「そうだよ!なぁ!ロトム?」
ロトム図鑑「知らんロト」プイッ
サトシ「な……」
アセロラ「…………ピカチュウがそんな事言う訳ないよ!ポケモンのせいにするなんて最低だよ!見損なったよサトシ!」
サトシ「ま、待ってくれアセロラ!落ち着いてくれ!俺の話を聞いてくれ!」
アセロラ「おいでピカチュウ」スッ
ピカチュウ「ピッカァ♪」ピョン
アセロラ「ピカチュウのせいにされて……可哀想だよ…」ギュッ
ピカチュウ「ピィカァ」スリスリ
ロトム図鑑『マナイタカヨツマンネーナ』ビビビ
サトシ「ほ、ほらっ!今の聞いただろ!?」
アセロラ「…………うん、聞いたよ……」スクッ
サトシ「あ、アセロラ……じゃあ……」
アセロラ「ピカチュウはアセロラが預かるよ……だから……」
サトシ「………へ?」
アセロラ「………今すぐ出てって!」グスッ
ミミたん「キュー!」プンプン
サトシ「」
ピカチュウ「ピッカー」
夜
ポケモンセンター
サトシ「………………」ゴロン
ロトム図鑑「サトシ、眠れないロトか?」
サトシ「……ああ……今日ウラウラに来て色々あったからなー……」
ロトム図鑑「………………」
サトシ「島キングのクチナシさんと予備試練して……ボロボロに負けて悔しいのと……」
サトシ「明日カプ・ブルルに会えるかもしれないワクワクでさ」ヘヘヘ
ロトム図鑑「そしてアセロラに嫌われたロト」
サトシ「」
ロトム図鑑「ピカチュウは今頃アセロラの部屋で寝てるロトねー」
サトシ「…………………」
サトシ「明日……アセロラの誤解を解かなきゃな……」
ロトム図鑑「サトシ………」
ロトム図鑑『コンナコトニナルンナラオレモパンツミトキャヨカッタ』ビビビ
サトシ「…………………」
ロトム図鑑「………………」
サトシ「もう寝ろよ」ゴロン
ロトム図鑑「ごめんロト」
訂正
>>7
ロトム図鑑『ウ、ウソデショ!?マ、マサカロトム……ワタシノアナマノナカヲヨンデ……』ビビビ→ ロトム図鑑『ウ、ウソデショ!?マ、マサカロトム……ワタシノアタマノナカヲヨンデ……』ビビビ
>>27
サトシ「ウラウラ島にどっか修行できる場所ってないな?」→サトシ「ウラウラ島にどっか修行できる場所ってないかな?」
翌日
サトシ「ピカチュウー!アセロラー!迎えにきたぜー!」
ピカチュウ「ピカピー」
アセロラ「……………」ムスッ
ミミッキュ「キュー」
サトシ「な、なぁ…アセロラ?昨日の事なんだけどさ……」
アセロラ「……………」
サトシ「その……誤解で……」
アセロラ「………サトシ。アセロラはね?パンツを見た事を怒ってるわけじゃないの」
サトシ「マジ?パンツ見ても怒んないの?」
アセロラ「………へんたい」ジトー
サトシ「え!?」ビクッ
ロトム図鑑「今のはサトシが悪いロト」
ピカチュウ「ピカー」イソイソ
アセロラ「あっ、こらピカチュウ!服の中に入っちゃダメだよ~」クスクス
ピカチュウ「ピカー♪」モゾモゾ
サトシ「……ははっ、ピカチュウの奴…すっかりアセロラになついてんな?」
アセロラ「……………サトシとルガルガンを見たとき……ルガルガンはとってもサトシになついてるなって思ったんだ…」
サトシ「……え?」
アセロラ「……………サトシはポケモンから好かれて……ポケモンをとっても大切にする……そんな人だからアセロラも協力しようと思ったの」
サトシ「アセロラ……その……」
アセロラ「だから……サトシが昨日アセロラのパンツを覗いたのをピカチュウのせいにした時はとってもショックだったよ」
サトシ「アセロラ……頼むから俺の話を聞いてくれ!」
アセロラ「いやっ!もうピカチュウのせいにして言い訳するサトシの話なんて聞きたくないよ!」
ピカチュウ「ピカー」モゾモゾ
サトシ「アセロラ!」ガシッ
アセロラ「!」
サトシ「……俺を信じて話を聞いてくれよ!頼む!」
アセロラ「う、うん……」ドキドキ
サトシ「……昨日の事は……」
ロトム図鑑『キョウハクロカ。キアイハイッテルネー』ビビビ
アセロラ「……………」
サトシ「…………」
ピカチュウ「ピカ」ヒョコッ
サトシ「あ、あのさ……」
アセロラ「サイテー」ボソッ
サトシ「ちょ、ちょっと待ってよ!俺の位置からじゃアセロラのパンツは見えないよ!つーか今アセロラの服の中にピカチュウ居たじゃん!」
ピカチュウ「ピカァ?」
アセロラ「またピカチュウのせいに……」ワナワナ
サトシ「うぅ……もうどうしたらいいんだよ…」グスッ
アセロラ「………………」ゴソゴソ
スッ
サトシ「……え?あ、アセロラ……この紙はなに?」
アセロラ「…………カプ・ブルルが居る遺跡までの道のりだよ。アセロラが書いたの」
サトシ「そ、それって……」
アセロラ「……サトシ、カプ・ブルルのところには一人で行って。後はサトシのサインとハンコをおすだけだから」
サトシ「ちょ、ちょっと待ってよアセロラ!つーかサインとハンコってなんだよ!」
アセロラ「サトシ……アセロラとサトシは少し距離をおいた方がいいと思うの」
サトシ「ま、待って!考えなおしてくれよ!」
アセロラ「………………」
ピカチュウ「ピカピィ」
アセロラ「……それと…ピカチュウの事なんだけど……」
サトシ「…………へ?」
アセロラ「ピカチュウ。アセロラと一緒にいるか、サトシのところに戻るかはピカチュウが決めて」
ピカチュウ「ピカ!?」
サトシ「な、なんでこんな事に……」ガクッ
アセロラ「……………」
ピカチュウ「ピカピ……」
サトシ「ピカチュウ……」
ピカチュウ「ピカピ!」ダッ
サトシ「ピカチュウー!」バッ
ピカチュウ「ピカァ♪」スリスリ
アセロラ「きゃっ」
サトシ「…………………」スカッ
ロトム図鑑「ピカチュウはママと一緒がいいと言ってるロト」
サトシ「」ガクッ
アセロラ「あはは、アセロラはママじゃないよ~」ナデナデ
ピカチュウ「ピカァ」スリスリ
サトシ「うぅ……ピカチュウ……ずっと一緒だよって言うのは嘘だったのかよぉ……」グスッ
ピカチュウ「ピカァ……」
アセロラ「サトシ」ポン
サトシ「!」
アセロラ「ピカチュウの"おや"はサトシだから……定期的に会いにきてもいいよ?サトシが心を入れ換えたらすぐに返すから!」ニコッ
ピカチュウ「ピカー」
サトシ「…………戻ってきてくれ…」ボソッ
アセロラ「え?」
ピカチュウ「ピ……」
サトシ「……わかったよ……もう信じてくれなんて言わない……俺が悪かったよ…ごめん」
アセロラ「サトシ……」
サトシ「カプ・ブルルのところにも俺一人で行くよ!だからさ……」
サトシ「せめて仲直りしたい……俺、ピカチュウやアセロラとこのままなんて絶対にいやだ!」
サトシ「ピカチュウやアセロラとこのままじゃ……クチナシさんに勝っても嬉しくないよ…」
アセロラ「……………」
ピカチュウ「ピカピ……」
ロトム図鑑「……………」フゥ
ロトム図鑑『アセロラモホントハサトシトナカナオリシタイノ』ビビビ
アセロラ「!」
サトシ「え?」
ロトム図鑑『ホントウハサトシガソンナコトスルナンテオモッテナイヨ。ゴメンネ』ビビビ
サトシ「アセロラ……」
アセロラ「あ、あはは……やっぱりなんだか恥ずかしいね……」
サトシ「えと……」
アセロラ「……………アセロラの方こそ……酷いこと言っちゃってごめんね?」
アセロラ「だから……仲直りしよ♪」ニコッ
サトシ「………ああ!」ニッ
ロトム図鑑「やれやれロト」
ピカチュウ「ピカ」
ミミたん「キュー」フワフワ
アセロラ「サトシ!準備はできた?」
サトシ「おう!バッチリだぜアセロラ!」
アセロラ「それじゃー!カプ・ブルルの遺跡に向かってレッツゴー♪」
サトシ「おーっ!」
ピカチュウ「ピカー♪」
ミミたん「キュー」
ベベノム「べべー♪」
ルガルガン「ガル!」
ロトム図鑑『トックンノドサクサニマギレテパンツミテモダイジョーブカナ?』ビビビ
サトシ「………………」
アセロラ「……………」
サトシ「あ、あの……」
アセロラ「さようなら。アセロラ、実家に帰るよ」クルッ
ミミたん「キュー」
サトシ「ま、待って!」
ピカチュウ「ピカー」
このあと二人はいろいろあって仲直りした
みんなで仲良くカプ・ブルルに会いにいきました
おわり
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