【艦これ】龍驤「足りないもの」その8【安価】 (1000)
とうとう8スレ目です
引き続き注意
欠損表現、安価有り
前スレ
【艦これ】龍驤「足りないもの」その7【安価】
【艦これ】龍驤「足りないもの」その7【安価】 - SSまとめ速報
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前々スレ
【艦これ】龍驤「足りないもの」その6【安価】
【艦これ】龍驤「足りないもの」その6【安価】 - SSまとめ速報
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引き続きよろしくお願いします
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ーー
龍驤「瑞鶴と加賀の式というか、行事も終わってやっと一息つけるなぁ」
提督「…式の用意や出撃の調整にも苦労したからな」
龍驤「祭りもそれなりに盛り上がって、地元の人らにもええ印象やったらしいわ!」
提督「…やって良かったな」
龍驤「急な話やったけど、その分達成感も多かった感じやね」
提督「…だが今日からまた通常運転だ。頑張っていこう」
龍驤「今日も一日頑張っていくで!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
羽黒「司令官さん…お時間大丈夫ですか…?」
提督「…羽黒か、どうかしたか?」
羽黒「あの…小耳に挟んだんですが…ガングートさんと隼鷹さんが…使っていない倉庫に出入りしているらしいんです…」
龍驤「あの二人がか?」
羽黒「何か思い当たることは…ありますか…?」
提督「あの二人の共通点……」
龍驤「ガングートだけやと酒を隠れて飲んでるとかかもしれんけど、隼鷹は割とそういうとこちゃんとしとるもんなぁ」
羽黒「さっきも…二人で倉庫に行く所を見たらしいんです…」
提督「…なら一度確認しに行こう」
ーー倉庫
龍驤「あの二人は何をしとるんかな」
提督「隠れてコソコソしているのか、それとも場所が問題なのか…」
羽黒「とにかく入って…みましょう…」
龍驤「おーいガングートに隼鷹。二人でなにしとんや?」
下1~3高コンマ 二人の行動やその他倉庫の状況等
ガングート「なぜ貴様がここにいる!?」
龍驤「その慌てっぷりっちゅうことは、見られたらアカンもんでもあんのか?」
ガングート「無い!自家製の酒なんてここには無い!」
隼鷹「あちゃー全部言いやがった……」
提督「おいおい…酒税法違反じゃないか…」
隼鷹「その辺は大丈夫だって、別に売るわけじゃないし。ガングートがどうしても酒が飲みたいからっていうから、あたしが知識貸してただけだしさ!」
羽黒「いえ…作ってる時点で犯罪です…」
隼鷹「……へ?」
龍驤「確かどんなお酒でも、作るのに許可がいるんやったでな?」
隼鷹「ちょっと待ってくれよ、よく一般の家で梅酒とか作ってる~とか聞くぜ?まさかあれも違反っていうのかよ?」
羽黒「厳密に言えば…違反です…」
隼鷹「へ……マジで…?」
提督「…マジだ」
隼鷹「……待ってくれって~!あたし何にも知らなかったんだよぉ~!」
隼鷹「あたしはガングートが自分だけで楽しむっていうから、力を貸しただけだ!」
ガングート「……」
羽黒「その様子だと…ガングートさんは知ってましたね…」
ガングート「……そうだ」
隼鷹「はぁ~!?」
隼鷹「アンタはあたしを犯罪者にしたかったのか!?」
ガングート「そんなつもりでは無い…ただ力を貸して欲しかっただけだ…」
隼鷹「それが犯罪と知ってか!?」
ガングート「…隼鷹も酒は好きだろう」
隼鷹「だからって犯罪者になってまでいらねぇよ~!」
提督「…龍驤、隼鷹を頼む」
龍驤「よっしゃ。隼鷹、こっち来ぃ。隼鷹は悪くないんやで?」
隼鷹「でもガングートが!あたしを!!」
龍驤「ええから、な?大丈夫やから、大丈夫」
隼鷹「……」
提督「…ガングート、隼鷹の事情を知っていて手伝わせたのか?」
ガングート「私は作り方だけを知りたかった。だが隼鷹はせっかくだから最後まで手伝わせくれ、と言ってきたんだ」
ガングート「…私だってここの艦娘のトリガーは知っている」
提督「…ガングート、俺達だけの問題ならよかったが、羽黒がこの場にいる。意味はわかるな?」
ガングート「…あぁ」
羽黒「司令官さん……」
提督「お前は…どうすれば許されると思う?」
ガングート「安価」
下1~3高コンマ ガングートの台詞、行動他
ガングート「作ったものは捨てるのは勿体ないから、全部飲めば解決だな!」
提督「うーん……」
龍驤「あのなぁガングート、話わかってる?」
ガングート「当たり前だ!要は証拠が無ければ良いのだろう?」
龍驤「コイツ……現場を羽黒に見られとるんやで!?」
ガングート「ほう……羽黒にな…」ニヤッ
龍驤「なんやその顔は……」
ガングート「アレを見ても羽黒が怖いか?」
龍驤「ん……?」
羽黒「ふへへへへへへ~」
提督「羽黒?」
龍驤「いつのまにか酒飲ませたんや!?」
ガングート「ふふふ…こいつは特に酒に弱い。気付いているか?この倉庫の中にはアルコールが充満しているんだ!」
提督「…匂いはしないぞ?」
ガングート「消臭剤と鉄の匂いのせいだ!だからこそこんな倉庫で作っていたのさ!」
龍驤「あっ司令官!隼鷹が!」
隼鷹「う……うぃー……」
提督「隼鷹まで酔うとは、本当にアルコールが…」
ガングート「私がこんなにハイなのも酒のせいさ!ハハハハハ!」
龍驤「司令官、どないしよ……」
提督「このままでは俺達も…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
朝霜「そういう時は換気だ換気!」バーン!
提督「朝霜……」
朝霜「シャッター全部開ければ、嫌でも換気できるだろ」バーン!
龍驤「軽々とやっとるなぁ……」
ガングート「むむむ…」
朝霜「ほら、これで全部……だ!」バーン!
提督「…羽黒はともかく、隼鷹はこれでマシになるだろう」
朝霜「司令、気をつけてくれよ?」
提督「…そうだな、少し迂闊だった」
龍驤「ほんまにガングートの奴は……」
提督「ん、ガングートは何処へ行った?」
朝霜「……逃げられたな。逃げ足だけは早ぇ…」
龍驤「でも酒は置いていったから、まだ改善の余地はあるやろ」
提督「あいつはここまでして酒が飲みたいのか」
朝霜「理解できねぇ……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー響の部屋
ガングート「助けてくれ同志ちっこいの!このままでは営倉行きだ!」
響「私に助けを求められても困るよ」
ガングート「そこをなんとか頼む!頼れるのはちっこいのしか居ないんだ!」
響「そう言われてもね。正直に謝るしかないんじゃないかな?」
ガングート「謝って許されるなら逃げたりしない!」
響「うん、もっともだね」
ガングート「同志ちっこいの~~!」ガクガク
響「揺らされたところでね。状況はかわらないよ」
ガングート「うぐぅ……」
響「…はぁ、仕方ないね」
ガングート「何か策があるのか!?」
響「ここは上手く言い訳するしか無いと思うよ。相手が司令官と龍驤さんなら…」
ガングート「私はどうすればいい!?」
響「安価」
下1~3高コンマ 響の台詞や行動等
響「一週間くらいで済むんじゃないかな?」
ガングート「…………」
響「大丈夫だよガングート、私も面会に行ってあげるから」
ガングート「そういうことでは無いのだ同志ちっこいの~~!」
響「そう言われても、私にはどうしようもできないよ」
ガングート「ぬぉぉぉ~~!」
響「そもそもなんでガングートは、そんなことをしたんだい?」
ガングート「酒が飲みたかったからに決まっているだろう!」
響「やれやれ…」
ガングート「…よしわかった。こうなったら嫌でもちっこいのに協力してもらおう」
響「なんだって?」
ガングート「ふふふ…」
響「な、何を企んでいるんだい?ガングートは一体何をするって言うんだい?」
ガングート「安価」
下1~3高コンマ ガングートの台詞、行動等
ガングート「私とちっこいのでクーデターを起こすんだ!」
響「私が協力すると思うかい?」
ガングート「ふふふ…これはなんだと思う?」ピラッ
響「それは……?」
ガングート「これは響の恥ずかしい写真だ!」
響「……へぇ」
ガングート「この響の写真を……私はうっかり落としてしまうかもしれないな」
ガングート「協力してくれるというなら、この写真はお前に返そう」
ガングート「そうじゃなければ……わかるだろう?」
響「……」
響「……その写真はガングートが撮影したのかい?」
ガングート「まさか!これは夕張から入手したものだ!」
響「…そうかい」
ガングート「信じられないと言うのなら、それもいいだろう。ならば私はこの写真を好きなように使わせてもらう」
響「……」
ガングート「さぁ!どうする同志ちっこいの!」
響「安価」
下1~3高コンマ 響の台詞、行動他
響「場所が悪かったね。ここじゃ、その程度の写真じゃ脅しにならないよ」
ガングート「なんだと!?」
響「そうだね……ガングートはお酒で吐いたことはあるかい?」
ガングート「…あるぞ」
響「それは恥ずかしかった?」
ガングート「私がどうこうより…周りの奴らが……」
響「じゃあ質問だけど、電や暁は良く吐いたりしてるよね。でも周りのみんなは二人を蔑んでたかな?」
ガングート「……」
響「みんなが皆、二人を心配してくれるよね。誰もヒソヒソ話なんかしないんだ」
ガングート「……」
響「恥ずかしがらせていうことを聞かそう、なんてやり方は嫌いだね」
ガングート「ちっこいの…」
響「ガングートはここの鎮守府のことをもっと勉強すべきだと思うよ」
龍驤「響、ええこと言うなぁ」
響「龍驤さん、それに司令官も」
提督「…ガングート、後で話がある。いいな?」
ガングート「……従おう」
龍驤「脅しには乗らん。見ててスッキリしたわ!」
響「私は当然のことをしただけさ」
提督「…ガングート、響に渡しておくものがあるだろう」
ガングート「これか……」スッ
提督「…響、受け取るんだ」
響「ありがとう司令官」
龍驤「ウチらは見てないから、その写真は処分しとき」
響「……この程度の写真なら見られても問題ないよ」
響 「ほら…………」
下1~3高コンマ ガングートの持っていた写真とは?
龍驤「なんや、写真は二枚あったんか」
提督「これは……なんて雑誌を見ている?表紙まで英語だな」
響「それは海外のポルノ雑誌さ。男性のヌードモノだね」
龍驤「ほな表紙におるこの筋肉質の人らの裸が写ってんの?」
響「そうさ、筋肉ダルマみたいな人の裸ばっかり写ってる」
龍驤「ほな顔が赤いのって…」
響「私の右手がスカートの中にあるということは、そういうことさ」
提督「…趣向は人それぞれだ」
龍驤「ほんでもう一枚は…」
響「フリフリ猫耳メイド服の私だね。これはむしろ司令官に見て欲しかったよ」
提督「…鏡の前で試着している写真なのか」
響「自分では可愛いかどうかわからなかったからね。司令官、この私は可愛いかい?」
提督「…あぁ、とても可愛いよ」
龍驤「ほんまに、可愛らしいわ~」
響「嬉しいな…うん、凄く嬉しい」
ガングート「そうか……ここには思いやり…いやそれ以上の……」
響「…少しでもガングートに伝われば、それでいいさ」
ーー
前スレで少し言いましたが、この響の見た目はヴェールヌイです
引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます
特に明日は更新できないか、できても小ネタの予定です
よろしくお願いします
今日は休もうと思いましたが、少しやります
ーー
多摩「提督、これにサイン頼むにゃ」
提督「…不備は無い。外出を許可しよう」
龍驤「夜には出撃あるんやから、それ見越して帰ってくるんやで?」
多摩「わかってるにゃ。それじゃあ行ってきますにゃ」バタン
龍驤「多摩はあの先生と付き合ってからも相変わらずやね」
提督「…毎日のように弁当を作り、今日みたいに時間が空いていると飯を作りに行く。中々できないことだ」
龍驤「ご飯作りに行くのは先生に合鍵もろてからやけど、それでも凄いわ」
提督「…本当にあの先生が好きなんだな」
龍驤「そうやね……」
多摩「今日は先生には会えにゃいけど、多摩の作った料理は置いておけるにゃ」
多摩「冷めても美味しい料理を作らないといけないけど、先生の為なら頑張るにゃ!」
多摩「材料を買って先生の部屋まで行くにゃけど、先生には作っておいて欲しい料理をメールで聞いてあるにゃ」
多摩「そろそろ休憩だからメールも来るはずにゃ」
多摩「……にゃ!メールが来たにゃ!」
多摩「先生のリクエストは何かにゃ……」
下1~3高コンマ 先生が希望する料理とは?ちなみに夕食です
多摩「肉じゃがとポテトサラダとコロッケをお願いします……」
多摩「……先生、ジャガイモだらけにゃよ?」
多摩「ポテサラは先生の好物だからわかるにゃ。でもそこに肉じゃがとコロッケを重ねるかにゃ…」
多摩「…でも、先生が作って欲しいって言うんだから頑張って作るにゃ!」
多摩「材料も近くのスーパーで全部揃いそうにゃ。早く買って先生の部屋まで行くにゃ!」
ーー先生のマンション
多摩「にゃあ…先生がジャガイモだらけの料理をリクエストした理由がわかったにゃ…」
多摩「近くのスーパーでジャガイモの特売日だったんにゃね」ドサッ
多摩「そんな気を使わなくても良いにゃのに……」
多摩「でもそういうところが…好きにゃ」
多摩「……うにゃあぁぁぁ」クネクネ
多摩「…ハッ!こんなことしてる場合じゃないにゃ!早く料理を作るにゃ!」
多摩「先生の為に、頑張るにゃ!」
下1~3料理の出来栄えコンマ
下1 肉じゃが
下2 コロッケ
下3 ポテトサラダ
でお願いします
肉じゃが 31
コロッケ 74
ポテサラ 64
ーー
多摩「うん、コロッケは上手くできたにゃ!衣もサクサクになったし、味も問題無いはずにゃ!」
多摩「ポテサラも失敗はしなかったけど、先生の好物だからもっと上手に作りたかったにゃ…」
多摩「問題は肉じゃがにゃ……」
多摩「出来でいえばポテサラの半分くらいにゃ。何を間違えたかのかにゃ…」
多摩「特別不味くはないにゃ。かといって美味しくもないにゃ……」
多摩「凄く微妙な出来になってしまったにゃ……」
多摩「うーん……どうするかにゃ……」
多摩「材料はもうにゃいから、作り直すなら新しく買ってくるしかないにゃ」
多摩「でも今から買いに行く時間は無いにゃ……」
多摩「う~~ん……」
多摩「……間宮さんに相談してみるかにゃ」
多摩「いつも料理を教えてくれるのは間宮さんだし、ここから挽回できるかもしれないにゃ!」
多摩「早速電話してみるにゃ……」ピッ
下1~3高コンマ 間宮のアドバイスや電話での回答内容を
ーー
多摩「流石は間宮さんにゃ、的確なアドバイスをくれたにゃ!」
多摩「肉じゃがをタオル等で鍋を覆って保温し時間をおいてみる」
多摩「それでも薄味ならば一回具材を取り出して気に入るまで味を整える……かにゃ」
多摩「具材は取り出したから、後は味付けを頑張るにゃ」
多摩「なんとかポテサラぐらいの出来にはもっていくにゃ!」
ーー
多摩「……にゃ!もうこんな時間にゃ!」
多摩「さっきよりはマシになったはずだけど、味見し過ぎてよくわからなくなってるにゃ…」
多摩「……これでいくしかないにゃ」
多摩「全部ラップをかけて、ポテサラと肉じゃがは冷蔵庫に…」
多摩「コロッケは、キッチンペーパーの上に置いて……」
多摩「後は、一言メモでも書いていくにゃ。肉じゃがは失敗したかもしれないっていうのと、後は………」
ーー夜
先生「今日も疲れました…と」
先生「でも今日は多摩さんの料理があるはずですね。それを食べれば元気になれるでしょう」
先生「今頃多摩さんは出撃しているはず。そんな中料理を作りに来てくれるなんて…」
先生「感謝しつつ、有り難く料理をいただきましょう」
先生「あれ、料理の他にメモが……」
下1~3高コンマ 多摩のメモに書かれていたことや、メッセージ等
ややこしいので再安価します
下2 でお願いします
多摩『味見はしたけど、ちょっぴり肉じゃがの味付けが薄いかもしれません。お手数ですがお口に合わなかったら調整をお願いします』
多摩『腕をあげて、次はもっと美味しい料理を提供出来るようにがんばります』
多摩『愛しています。多摩より 』
先生「多摩さん……なんて健気で…素敵な女性なんでしょう……」
先生「肉じゃがが薄い?多摩さんの作ってくれる料理ならそんなことは気にしません」
先生「いつものお弁当も美味しいですからね。きっと多摩さんの気持ちがこもっているからでしょう」
先生「さぁ……有り難く頂きましょう」
ーー
先生「うん、肉じゃがは全然美味しいですね。むしろこっちの方が好きかもしれません」
先生「コロッケは時間が経ってもサクっとしてますね。例の間宮さんに教わった技術でしょうか?」
先生「そして私の好物のポテトサラダ。うん……多摩さんが作ってくれただけでもう…言うことはありません…」
先生「そうだ、この感動を伝えましょう。電話は無理でしょうから、メールで……」スッ
先生「あ、あのメモの返事もしないといけませんね。愛してる…多摩さんにそう言ってもらえるのがどれだけ幸せか……」
先生「出撃の終わった深夜か明日の朝にでも見てくれるでしょう……」メルメル
下1~3高コンマ 先生のメールの内容や書いてあったこと等
ーー
先生『夕飯とても美味しかったです。貴女が一生懸命作ってくれていることが最高の調味料です』
先生『これからもずっと作っていただけると思うととても嬉しいです。あと、今度は一緒に夕飯を作って食べるのも良いかもしれませんね』
先生『最後になりますがあなたの無事をいつも祈っています』
多摩「うにゃあぁぁぁぁ……」
北上「何してんのかね~うちの姉は」
川内「ケイタイ握りしめて悶えてるよ」
龍驤「多分先生から返事でも来たんちゃうか?」
霞「最近彼氏の家で料理作ってるのよね?全く、よくそこまでできると思うわ」
北上「彼氏の為ならそこまでするんじゃない?多摩姉にとっては初めての彼氏だから余計にね」
川内「そっか、霞は彼氏居たことないんだっけ?」
霞「だからイマイチよくわからないのよ」
龍驤「でもあの多摩を見てたらなんとなくわからん?」
多摩「ふにゃ……にゃあぁぁぁ……」
霞「…確かに、悪いものじゃないかもしれないわね」
ーー
書き忘れましたが、最後のは母校でのやり取りです。出撃中ではないです
引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます
ーー
ガングート「ふっ……ふっ……」
「艦娘の姉ちゃんいつも有難うな!」
「最近ボランティアにもずっと参加してくれてますよね」
ガングート「まぁな、私達が出撃できるのも地元の協力があってこそだ」
「少し前は艦娘は危険だってニュースではやってたけど、俺達はそうは思わなかったぜ!」
「鎮守府の艦娘さん達のお陰で、この辺りでは漁が再開できるようになりましたからね」
ガングート「それは何よりだ。だが私はあの鎮守府では新参者だから、その礼はアイツらに言うといい」
「そんなの関係ねぇって!俺達は艦娘全員に感謝してんだからよ!」
ガングート「…そうか、感謝する」
ガングート(今回の酒を勝手に作った罰として、奉仕活動を通算一週間か…)
ガングート(以前の分が終わったと思ったら、また上乗せすることになるとは…)
ガングート(お陰で私は顔を覚えられてしまうし、ボランティア好きだと思われているようだ)
ガングート(この前の祭りでも私はずっと裏方だった。屋台を見て周りたかっというのに…)
ガングート(…しかし、感謝されるのは悪くない)
ガングート(私の顔を見て逃げ出されるかと思ったが、龍驤やその他の奴を見慣れているからだろう)
ガングート(休みがこうやって潰れてしまうのは痛いと思っていたが、案外悪くないかもしれんな)
ガングート「……さて、こっちは終わったぞ」
「なら次はあれを手伝ってくれ!」
ガングート「了解した」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
ガングート「やれやれ、こんなものを貰ってしまうとはな」ドサッ
ガングート「ヒモノ…?といったか?やれやれ、私はボランティアだというのに」
ガングート「だが、こういうのも悪くはない。帰って間宮に渡してやるか」
ウゥゥゥゥゥゥン……
ガングート「…………ん?」
ガングート「なんだあれは?鳥にしては動きが妙だな」
ガングート「こっちに来るのか?海の方から陸地に来るなんてまるで……」
ガングート「……いや、あれは深海哨戒鷹!!」
ガングート「爆薬も積んでいるのか!鎮守府の奴らは何をしていた!」
ガングート「チッ、迎撃しようにも流れ弾が確実に民家に当たってしまう…!」
ガングート「…………クソ、これしかない!!」
ガングート「艤装を展開して……私が的になる!」
ウゥゥゥゥゥゥン……
ガングート「私を見つけたな…こい!私は逃げも隠れない!!」
ガングート「外すなよ……私以外に当てることは許さんからな!!」
ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……
ガングート「さぁこい!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ドォォォオン!
ガングート「ふ……音の割には…大した威力では…なかったな……」中破
ウゥゥゥゥゥゥ……
ガングート「音が消えた…そうか…あの深海哨戒鷹は…ステルス機…か…」
ガングート「とにかく…民間人に被害が出ずに……」フラッ
ガングート「………ぐ!!」ダンッ!
ガングート「私は…戦艦ガングート…たかが地上で…爆撃を受けたくらいで……」
ガングート「情け無い姿を…晒せるか……!」
ガングート「鎮守府は…すぐそこだ……」
ガングート「こんな怪我……入渠すれば治るんだ…」
ガングート「ふー……ふーっ…!」ヨロヨロ
ガングート「やはり陸地では…ダメージが重いが…これくらい……どうということは…ない…」
ガングート「とにかく…鎮守府へ……」フラフラ
「今のって……」
「僕凄い瞬間を撮っちゃた!」
「ヤバいよこれ!早速投稿して……」
ーー鎮守府
ガングート「やはり思ったより入渠に時間がかかってしまったか」
ガングート「陸地では艤装へのダメージが大きくなる仕様はどうにかならないものか…」
龍驤「あ、ガングート!」
ガングート「龍驤か、そんなに慌ててどうした?」
龍驤「ええから早く来てみ!えらいことになっとるで!」
ガングート「なんだ!?私は何もしてないし、酒も飲んでいない!」
龍驤「ええから早く!皆んなテレビの前に集まっとるから!」
ガングート「なんなのだ一体…」
黒潮「お、ヒーローさんの登場やね」
皐月「ガングートさんカッコよかったよ!あとオッパイ触らせて!」
ワイワイ
ガングート「な、なんだ?何故こんなに集まっている!?」
龍驤「自分で見て確かめたらええんと違うか?丁度またニュース始まるし」
ガングート「ニュース?映ってるのは地元のチャンネルか?」
龍驤「ええから見ときって、な?」
ガングート「これは……!」
『私を見つけたな…こい!私は逃げも隠れない!!』
『外すなよ……私以外に当てることは許さんからな!!』
「地元鎮守府の艦娘の勇気ある行動……」
「ミーチューブに投稿された動画が話題に……」
ガングート「これは…どういうことだ?」
龍驤「アンタが体張って爆撃されたのを民間人が撮影してたみたいやねん」
ガングート「成る程、だからアングルが下手なのか」
龍驤「何呑気なこと言うてんねん!さっきから鎮守府に電話がかかりまくってきてんねんで!」
ガングート「なぜそんなことになっている?」
龍驤「ガングートは地元の人らからしたら感謝されて当然やろ。被害は一切出てないんやしな」
龍驤「それにこの動画、これを見た人らからもアンタをたたえる電話ばっかりやねん」
ガングート「そこまで感謝されることではないだろう?あの状況ではあれしかなかった」
龍驤「そうは言うても、や。客観的に見てみ?無抵抗のヒーローが敵の攻撃に傷付き、フラフラになりながも去っていく……ニワカの人らが喜びそうなシナリオやろ?」
ガングート「む……そう言われると…」
龍驤「ほんでこの袋を大事に抱えて去っていくのも好感やったらしいわ。これ、中身干物やんな?」
龍驤「武器を敵に構えるんや無くて、民間人からの贈り物を大事に扱う。ここまで揃ってしもうとるんや…」
ガングート「成る程……よく聞く炎上とやらの逆パターンか」
龍驤「鎮守府としてもあのステルス機は防ぎようが無かった、新型レーダーの設置を大本営に要請済みってコメントは出したんよ」
龍驤「ほんで……この後ガングートにマスコミが取材くるらしいわ」
ガングート「私にか!?そんな経験ないぞ!?」
龍驤「当たり障りの無いこと言うたらええねん。ええか、間違っても罰でボランティアをしてましたとかは絶対言うたらアカンで!」
ガングート「わ、わかった……」
卯月「龍驤さん!マスコミの人達がカメラ持って来たっぴょん!」
ガングート「もう!?」
龍驤「頼むでガングート!アンタは地元の人気者なんや、それっぽいこと言うんやで!」
ガングート「……努力しよう」
下1~3高コンマ ガングートのコメントやその他インタビューでの出来事や結果等
ーー
「あの時、何を思ってあんな行動をされたんですか?」
ガングート「えっと、あのほぉ、わ、私がやるしか…ないかな…と…」
「敵機を撃ち落とすことは考えなかったんですか?」
ガングート「な、流れ弾が…危険で…危ない…ので…」
「日頃からボランティア活動をされていたとのことですが、何か意味があってのことなのでしょうか?」
ガングート「いえ、あの…助けになれば…と…」
「今回のことについてどう思いますか?」
ガングート「み、民間人に被害が出なくて…良かったなと…」
「それでは次の質問を……」
龍驤「なんやねんあのインタビューは…」
瑞鶴「緊張し過ぎで声震えてるじゃない」
ガングート「……」
電「ガングートさんはふて寝しちゃったのです」
響「緊張でガチガチなのが誰が見てもわかったよね」
ガングート「…うるさい。こんなこと前の鎮守府でもやったことは無いんだ」
黒潮「だからってあれはないわぁ…」
響「あのほぉ…なんて、どこから声が出たんだい?」
黒潮「危険が危ないっていうのも良かったなぁ」
ガングート「貴様ら…!」ガバッ
響「おっと、これで失礼させてもらおうか」
電「待って欲しいのです響ちゃん!」
ガングート「くっ、アイツら……」
黒潮「でも良かったやん、嫌われるより好かれる方が難しいんやで?」
瑞鶴「地元ではちょっとしたヒーローさんだものね」
ガングート「全く……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
ガングート「やれやれ、この数日間はまるで厄日だ…」
ガングート「電話が鳴れば私のこと。褒められるのは悪くないが、頻度が多過ぎる」
ガングート「龍驤が言うには数日間で収まるそうだが、それまで我慢できんぞ」
ガングート「長期休暇を取って何処に旅行でもしてやろうか……」
龍驤「ガングート、ええとこにおった!こっちに来て欲しいんや!」
ガングート「……わかった、今行く」
ガングート「なんだこの荷物の山は!?」
ゴチャゴチャ
龍驤「これ全部ガングート宛やねん。食べ物やったり人形やったり…とにかくこれ全部は送られてきたやつやね」
ガングート「なぜこんなことになっている!?数日で終わるんじゃなかったのか?」
龍驤「普通やと三日もすれば終息するんやけど、ガングートの見た目のこともあるみたいやし、取材慣れしていないのも戦いの中いる感が出たらしいわ…」
ガングート「やることなすこと裏目か…」
龍驤「ほんまやとええことなんやで?こんなに好かれるなんて、羨ましいわ」
ガングート「私は嬉しくはない」
ーー
龍驤『食べもんはこっちでも処理できるけど、手紙とかは出来れば読んだってな?』
龍驤『返事は出さんでもええけど、やっぱり気持ちのこもったもんはそのまま捨てられんやろ?』
龍驤『大変かもしれんけど、それだけは頼むわな』
ガングート「手紙は全て読め…か。龍驤め、簡単に言ってくれるな」
ガングート「まぁ殆どが私を褒める内容だ。返事は出さなくても良いし、悪い気分ではない」
ガングート「ただこの量は萎えるがな……」ドサッ
ガングート「…それでも読むしかないか。どれ次は…」
ガングート「………ん、この手紙…」
下1~3高コンマ ガングートが気になった手紙の内容や書かれていたこと等
ガングート「これは…前の鎮守府の奴らからの手紙…」
ガングート「あなたのタフさに感服した……か。そうか、以前の私ならあそこで踏ん張れなかったかもしれないな」
ガングート「私は火力には自信があった。だが他の戦艦の奴らと比べて耐久面で不安があった」
ガングート「だから私は砲撃の腕を磨きに磨きあげたんだ。それもあって改二にも驚くほど早くなれた」
ガングート「だが装甲に不安を抱えたままだったのは変わりない。きっとあのままの私なら、爆撃が直撃した時点で気絶していただろう」
ガングート「ここに来て私も成長したということか……」
ガングート「コイツらには返事を書いてやろう。私の近況報告も兼ねて……ふふ、懐かしいな……」
ーー
提督「…ガングート、少しいいか?」
ガングート「どうした、貴様が何の用だ?」
提督「…今回の件で地元やマスコミが騒いでいるのは知っているな?」
ガングート「あぁ、いやと言う程実感しているよ」
提督「それで……その話が地元の権力者にまで行ったんだ。ほら、例の熊野の事件でお世話になったあの人だ」
ガングート「アイツが味方をしてくれたおかげで、私達の鎮守府には何も無かったと言っていた奴か?」
提督「…そうだ。それでだな、その人には孫息子がいるんだが……その孫との縁談を持ち掛けられたんだ」
ガングート「エンダン?何かの弾か?」
提督「そういう意味じゃない。要は結婚しないかという話だ」
ガングート「そういう話なら断る。どうせこの顔を見て引かれて終わる」
提督「相手はガングートの見た目は知っている。それにこの話を断ると……」
ガングート「……貴様の顔が立たないのか」
提督「…前に協力してもらったのは俺達だ。だから今度はこちらが協力する番でもある。だから、なんとか……頼めないか?」
ガングート「…はぁ、会うだけだからな」
提督「勿論だ!あの人も結婚を断ったからといって怒ることは無いだろう!」
ガングート「会わずに話を断るよりかはずっとマシだ。提督、細かいことは頼んだぞ」
提督「細かい日程が決まれば教える。本当に助かったガングート!」
ガングート「どこまで行くんだこの話は、全く……私はただ爆撃されただけだというのに…」
下1~3高コンマ 縁談の場での状況やその他シチュエーション、その他起こったこと等
ーー
「提督さん、後は二人に任せましょう」
提督「そうですね、では私達はこれで……」スッ
ガングート「……」
孫「……」
「すまないね、こちらの希望で和風なお見合いになってしまって」
提督「いえいえ、ガングートも和服を着れて喜んでいましたから」
「そうか、それなら良いんだが…」
提督(…すまんガングート。そういうことにさせてもらう)
「孫は悪い奴じゃないんだ。ただ仕事人間というか、出会いが全く無かったんだよ」
提督「そうだったんですね」
「それでどうかね?ガングートさんは孫を気に入ってくれていそうかね?」
提督「どうでしょう…何せ彼女は戦いの中に生きていますから…」
「ふむ、艦娘としてはそれが正しいということですな…」
提督「ですから今回のようにことになったかと…」
「彼女は地元の英雄だからね。こちらも感謝しているよ」
提督「ありがとうございます」
「……そろそろ様子を見に戻ってみるかい?」
提督「そうですね、話も弾んでいるかもしれませんしね」
~~~~~!!
「なんだ?何か騒がしいが?」
提督「何かあったんでしょうか?」
「孫、どうしたんだ?」ガラッ
提督「これは……!!」
ガングート「うへへへへへぇ~~!この酒は美味いなぁ~~!」グデングデン
孫「あわわわ…」
ガングート「ほらお前も飲めぇ!酒だぞぉ!」
「提督さん、これは一体…」
提督「このバカ…!すいません少し体調が悪いようで!」
ガングート「なんらぁ貴様ぁ!わらひの酒がぁ!」
提督「いいからお前は黙れガングート!」
「孫、大丈夫だったか?」
孫「安価」
下1~3高コンマ 孫の台詞や行動他
孫「この豪快さ、とても気に入りました」
提督「へ?」
孫「おじいちゃん、ガングートさんが飲んでくれたのは僕のお酒なんです」
「おぉ…孫の酒だったのか!ならこうなるのま頷けるな!」
提督「あの、どういうことなのでしょう…?」
「言っていなかったかい?孫は酒蔵で働く杜氏なんだ」
提督「えぇぇぇぇ!」
「将来は息子の会社を継がせる気だったんですが、本人が酒造りをやりたいというから好きなようにやらせていたんですよ」
提督「そうだったんですね…」
孫「ガングートさんは美味しい美味しいと僕のお酒を飲んでくれたんです。嬉しくて調子に乗って飲ませ過ぎたのかもしれません…」
ガングート「うぃ~~…」
「かなり酔いも回っているようだ。提督さん、今日はこれくらいにしておきましょう」
提督「そうですね!是非そうしましょう!」
孫「提督さん、ガングートさんにまたお会いしましょうとお伝え願いますか?」
「孫は余程ガングートさんを気に入ったようですな。提督さん、孫を宜しくお願いします」
提督「あはは…本人にはちゃんと伝えておきますので…」
ガングート「ひっく……」
提督「ほらガングート、帰るぞ」
孫「番号はもうお伝えしてあります。それではまた…」
提督「これは…とんでも無いことになってきたかもしれないぞ…」
ガングート「Zzz……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
ガングート「……む、またアイツか」
北上「どうしたのさ、ケイタイ睨み付けてさ~」
ガングート「…例のアイツだ。お見合いとやらをした男だ」
北上「あ~あの人ね。また会おうってメール?」
ガングート「そうだ。その日は出撃だと返事しておくか…」
北上「あの人とさ、結局あれから会ってないんでしょ?」
ガングート「……まあな」
北上「逃げ回ってるから、そうやって追いかけられるんだよ~」
ガングート「……」
北上「ガングートフィーバーも終わって落ち着いたし、ちゃんと会ってあげたら?」
ガングート「しかし……」
北上「その人はフィーバー終わってもそうやってメールくれてるんでしょ?悪い人じゃないって~」
ガングート「……」
北上「断るのか受け入れるのか、どっちにしろ一回会ってあげたら?」
ガングート「……」
北上「…もう、そんなに嫌なの~?」
ガングート「嫌というか、そういうものに興味が無いんだ」
北上「それならいいじゃんか~」
卯月「……あ、居たっぴょん!ガングートさんに会いたいって人が来てるっぴょん!」
北上「それって例の男の人じゃないの?」
卯月「そうっぴょん!わざわざ鎮守府まで来てくれたっぴょん!」
北上「仕事忙しい中来てくれたんだし、会ってあげなよ~」
ガングート「……」
北上「はぁ……卯月手伝って、無理やり連れて行くよ~」
卯月「了解っぴょん!」
ガングート「よせ、私は……」
北上「いいからいいから、ね?ちゃんと会ってあげてって」
卯月「そうっぴょんよ!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
孫「ガングートさん、鎮守府まで押しかけてすいませんでした」
ガングート「全くだ、もうこんなことはやめてくれ」
孫「え……」
ガングート「こうやって無理強いはやめてくれないか?色恋沙汰には本当に興味がないんだ」
ガングート「そっちは私に好意があるかもしれないが、私は何とも思っていないんだ」
孫「……」
ガングート「すまない、私は嘘がつけない性格なんだ」
ガングート「そもそもお前は艦娘と付き合う、結婚するということがどういうことがわかっているのか?」
ガングート「浅はかな気持ちでそんな事を言っているなら、もうお前と会うことは無いだろう」
孫「……そんなに嫌がっていたとは知らずに、今まですいませんでした」
ガングート「ふんっ、わかればいいんだ」
孫「ならせめてこれは受け取ってくれませんか?このお酒はうちの自慢…僕の自信作です」ゴトッ
ガングート「!!!!」
孫「どう…ですか?」
ガングート「安価」
下1~3高コンマ ガングートの台詞、行動他
ガングート「よし、結婚しよう」
孫「本当ですか!?」
ガングート「あぁ、だからこの酒を早く飲ませろ!」
孫「やった!あ、でもいきなり結婚なんておじいちゃんがいい顔しないか…なら結婚を前提としてお付き合いしていただけるということでいいですか?」
ガングート「なんでもいい!お前に任せる!」
孫「ありがとうございます!!」
ガングート「おお…これは素晴らしい日本酒だ……!!」
ーー
まさかこんな展開になるとは、流石はコンマ神ですね
引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます
ーー
提督「…ガングート、本当に孫さんと結婚するのか?」
龍驤「まさか結婚を前提としたお付き合いを受けるやなんて…どんな心境なんよ?」
ガングート「……色々考えた結果だ」
提督「…もうすぐ権力者さんが孫さんを連れて挨拶に来るらしい。縁談が上手くいったという報告だろう」
龍驤「もちろんアンタも出やなあかんで?」
ガングート「…わかっている」
提督「…そろそろ用意しておこう。行こう、ガングート」
ガングート「あぁ……」
ガングート(なぜこんなことになってしまったのだ……)
ガングート(酒のせいで思わず結婚しようなどと口走ってしまったのが原因なのはわかっている)
ガングート(だがあれは私は悪くない!目の前で酒を出されて我慢できる奴がいるものか!)
ガングート(事実あの日本酒は今まで飲んだ酒の中でも一番のモノだった!)
ガングート(あの酒を飲み干して冷静になった時はもう、こんな状況になってしまっていた)
ガングート(どうする、断るなら今日が最後のチャンスか……)
ガングート(だが私から結婚を言い出したんだ、こちらから断ると不思議がられるかもしれん)
ガングート(どうすればいいのか……)
ーー
「提督さん、今回はありがとうございました!」
提督「いえ、こちらからどうこう言ったことはありません。全て本人が決めたことです」
孫「ガングートさん、僕の気持ちを受け入れてくれてありがとうございます!」
ガングート「あぁ……」
提督「…どうしたガングート?」
ガングート「そのことなんだが……実は……」
孫「あ、手ぶらで来るのもアレでしたので。提督さんとガングートさんにお土産を持ってきたんです」ゴソゴソ
孫「提督さんにはうちの新作を、ガングートさんには最高級のモノを持ってきたんです」ゴトッ
ガングート「!!!!」
孫「…それで、ガングートさんは何を言いかけたんですか?」
ガングート「安価」
下1~3高コンマ ガングートの台詞、行動他
ガングート「わ……私にもこのお酒を作り方を教えてもらえるだろうか?」
孫「ガングートさん、そんなに僕のお酒を気に入ってくれたんですね……凄く嬉しいです!」
「孫よ、自分のやりたいことをずっとやってきて、こうやって評価してくれる人が現れてくれてよかったな」
孫「おじいちゃん…僕、こんなに嬉しいことは無いよ」
ガングート「……」
提督「…ガングート?」
ガングート「…なんでも無い」
「ガングートさんは結婚しても良いと言ってくれたそうですが、流石にいきなり結婚というわけにもいきません」
「なので二人はしばらくの間一緒に住んでもらって、そこで改めて相性の問題などを見てもらうのは如何でしょう?」
提督「こちらとしては出撃に影響が出ない距離に居てもらえるなら、問題はありません」
「それは大丈夫です、こちらで部屋は用意しておきます」
孫「ガングートさんはいつくらいからなら大丈夫ですか?」
ガングート「私は……出撃が暫く続くから…」
提督「それなら都合をつけてやるぞ?」
孫「いいんですか?」
提督「ええ、艦隊のやり繰りは私の仕事ですから」
「それでは近いうちにお願いします」
ガングート「…………」
ーー数日後
ガングート「今日はとうとう奴と一緒の部屋になる日か…」
ガングート「どうする…結局孫の事は好きでも何もないということは、言い出すことはできなかった…」
ガングート「……約束を無視することはできん。気は乗らないが、行くしかないか」
ガングート「家具や必要なものは用意されていると言っていたな。どれだけ用意周到なんだ……」
ガングート「……ここか。奴はもう来ているのか…」
ガングート「……入るしかないか」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
ガングート「む、なんだこのいい匂いは……」クンクン
孫「ガングートさん今晩は!」
ガングート「これは…!この料理はお前が作ったのか!?」
孫「はい!僕は料理は得意なんですよ!」
ガングート「ほぉ……間宮の料理も中々美味いが、これもうまそうだ」
孫「ガングートさんは座って待っていて下さいね!」
ガングート「わかった、そうさせてもらおう」
ガングート「……部屋をよく見てみると掃除をした跡があるな」
ガングート「これは奴がやったんだろう。ということは家事もできるのか」
孫「~~~~~」
ガングート「美味そうな飯に美味い酒がついてくる…これは案外悪くないかもしれんな」
孫「……よし、できましたよガングートさん!」
ガングート「わかった、なら一緒に食べようじゃないか」
孫「はい!」
ガングート「……」モグモグ
孫「ど、どうですか…?」
ガングート「うむ、かなり美味いな」
孫「本当ですか!?」
ガングート「酒にも良く合う。まさに酒を造る奴の料理だな」
孫「よかった…もし気に入られなくて嫌われたらどうしようかと思っていたんです……」
孫「でもよかった…ガングートさんに気に入ってもらえて!」
ガングート「……おい、少し気になったんだが、何故お前は私がいいんだ?」
ガングート「もしくは艦娘が良いのか?その理由はなんなんだ?」
孫「安価」
下1~3高コンマ 孫の台詞、行動他
孫「僕の造ったお酒をとても美味しそうに飲んでくれたからですよ」
孫「ハッキリ言えば、お見合いはおじいちゃんが無理やり頼み込んだものでしたので、ガングートさんには申し訳ないと思っていたんです」
孫「でもあんなに美味しそうに僕のお酒を飲んでくれて……こんな人にずっと側に居て欲しいなって思ったんですよ」
ガングート「あの酒か、確かに美味かったが……それだけの理由でここまでするか?」
孫「僕にとってお酒は誇りなんです。それを認めてくれた貴女がとても魅力的だったんですよ!」
ガングート「なるほどな……」
孫「今だってこんなに近くで美味しいって言ってもらえて、凄く嬉しいんです!」
ガングート「酒が誇り…そんな意見は初めてだが、そういう奴がいるのは当然か」
ガングート「私の祖国では酒とは呼べないものも多かった。ただアルコールが入っているだけの泥水もあったな」
ガングート「だがこの酒にはそんな下品な味はしない。むしろ上品で…」
ガングート「こだわって作っているのがよくわかる。お前はいいものを作るんだな」
孫「ガングートさん……!」
ガングート「…さぁ、お前も食え。せっかくの料理が冷めてしまうぞ」
孫「はい!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
ガングート「うぁぁぁ~~」グデングデン
孫「ガングートさん…せめて布団で寝て下さい…ひっく…」
ガングート「んぁぁ~~ひっく……」
孫「もう…なら布団まで運びましょう…」
ガングート「Zzz……」
孫「寝てしまった…あ…僕も眠い……」
孫「布団が…気持ちいい……Zzz…」
ーー翌朝
孫「ん……んん…?」
孫「そうか…昨日からこの部屋で……」
孫「あれ…でも僕の部屋じゃないような……」
ガングート「……」
孫「が……ガングートさん!?」
ガングート「貴様……!!」プルプル
孫「な、なんで同じ布団に!?」
ガングート「なんでも何も…貴様が私を傷物にしたんだろう!!」
孫「そんな覚えは…!でもこの状況は……!!」
ガングート「この……っ!!」バシッ!!
孫「う…!」
ガングート「私の体目当てだっとは!見損なったぞ!!」
孫「待って下さい!」
ガングート「断る!二度とここには戻らないからな!!」バタンッ!
孫「あぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
ガングート「ふざけるな…!やはり男というものはそういう生き物だったか!」
ガングート「少し心を許したからといって、私の純潔を奪うとはな!!」
ガングート「許さん……絶対に許さんぞ!!」
ガングート「あいつは銃殺刑にしてやる!権力者のことなぞ知るか!!」
ガングート「一先ず鎮守府に戻って、全て提督に報告してからだ!」
ガングート「……クソっ!こんなに腹が立ったのは初めてだ!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー鎮守府
ガングート「提督!!」バタンッ
提督「どうしたガングート?出撃にはまだ早いぞ?」
龍驤「朝イチと勘違いしたんか?孫さんの部屋はどうしたんよ?」
ガングート「あそこには二度と戻らん!あいつは銃殺刑だ!」
提督「…そんなに興奮してどうしたんだ?」
ガングート「あいつは私を傷物にした!私は襲われたんだ!!」
提督「なんだって?」
龍驤「ガングート、どういうことなんや?」
ガングート「どうもこうも無い!朝起きるとだな……」
ガングート「……あいつは私の体目当てだったんだ!龍驤もそう思うだろう!?」
龍驤「うーん……ガングート、朝起きたら同じ布団で隣に孫さんがおったんやんな?」
ガングート「そうだ!だから奴は…!」
龍驤「でも服は着てたんやんな?下着も着けてたんやろ?」
ガングート「それは……そうだな…」
龍驤「ほんで体に痛みは無い?特に下半身に鈍くて重い感じはせぇへん?」
ガングート「そんなものは……無いが…」
龍驤「これは……何も無かったんと違うんかな?」
ガングート「……いや、言い切れないはずだ」
龍驤「あのな、普通一線を越えた後にわざわざ着てた服を着なおして寝るなんてあんま無いで?」
龍驤「それにこの季節やったら裸同士で寝てても不思議やない」
龍驤「まぁ向こうが寝てるガングートを襲った後バレへんように服を着せた可能性はあるけど…どこも乱れてなかったやろ?」
ガングート「……」
龍驤「これは……シロの気がするわ。向こうも酔ってたんやったら、つい寝てしもうただけとか、色々原因はあるで?」
ガングート「だが……」
提督「…どちらも昨日の夜のことは覚えていないのか?」
ガングート「……奴はそんな事をいっていた気がする」
龍驤「体に違和感が無くてゴミ箱に何も入ってないんやったら、もう疑いは晴れたも当然やな」
ガングート「…ゴミ箱なんか見ていないし、いくらでも誤魔化せる」
龍驤「どうしても納得できへんのやったら、精密検査するか?」
龍驤「ちょっと恥ずかしいけど、膜があるかの確認もできるで?」
ガングート「まさか……本当に何も無かったのか…?」
龍驤「何も言わんと一緒に寝た孫さんも悪いのは悪い。でもそこまで怒ることな無いんと違うか?」
提督「…一度戻って話し合えばどうだ?」
ガングート「……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ガングート「…私はあれだけ啖呵を切って部屋を出てきたんだ。簡単に戻るのは私のプライドが…」
龍驤「プライドも何も勘違いかもしれんのやで?」
ガングート「だが……」
ピピピピピピ…
提督「内線…もしもし?」
卯月『司令官!ものすごい勢いで男の人がそっちに向かったっぴょん!!』
提督「男の人が?」
龍驤「それってもしかして……」
孫「ガングートさんすいませんでした!!」土下座
ガングート「お前は……」
孫「まだ結婚をしていないのに…ガングートさんを傷付けてしまって申し訳ありませんでした!!」
ガングート「……」
孫「謝って済むことではないとはわかっています!でも……僕はこうするしかありません!!」
孫「本当にすいません!!」
龍驤「まぁまぁ、とりあえず頭上げてな?」
提督「…冷静に話し合おう」
孫「いえ、僕が悪いんです!僕がガングートさんを……申し訳ありません!!」
ガングート「安価」
下1~3高コンマ ガングートの台詞、行動他
ガングート「……おい、顔を上げろ」
孫「ですが……」
ガングート「いいから、その状態では話ができん」
孫「…わかりました」スッ
ガングート「お前は昨夜の事は何も覚えていないんだな?」
孫「…はい」
ガングート「……そうか」
ガングート「お前は女を抱いたことはあるのか?」
孫「恥ずかしながら…今まで出会いがなかったので…」
ガングート「……なら証拠も残さず襲うことは不可能か。おい、なら私が勘違いしただけだろう」
孫「え……?」
ガングート「服装や下着に乱れは無かった。その様子だと女の下着の外し方すら知らないな?」
孫「……はい」
ガングート「ならやはり私の勘違いだ。叩いて申し訳なかったな」
孫「そんな……謝るのは僕の方で…」
龍驤「まぁまぁ、キミも落ち着きや」
提督「…確かに孫さんにも悪い部分はあった。だが一緒に寝る、それ以上何もなかったんだ」
龍驤「ウチらも話聞いて、一線は越えてないって判断やったんよ」
孫「じゃあガングートさんは……」
龍驤「傷物にはなってないよ。精密検査しても多分結果は同じやで」
孫「あぁ……」
提督「…ガングート、これからどうする?このままあの部屋で生活するのか、それとも一旦こっちに帰ってくるのか?」
龍驤「今回は誤解やったけど、孫さんが信じられへんのやったら戻ってきてもええで?」
ガングート「安価」
下1~3高コンマ ガングートの台詞、行動他
ガングート「今回のは私の早とちりが原因だ、コイツさえ良ければもう一度あそこで生活しようと思う」
孫「いいんですか!?」
ガングート「あぁ、だが次は無いからな?」
孫「はい!ありがとうございます!」
龍驤「誤解したまま二人が別れるなんてことにならんでよかったわ~」
提督「…孫さんもこれからは気をつけて下さいね」
孫「はい!それでは先に戻っていますねガングートさん!」
ガングート「あぁ、私も直ぐに戻る」
提督「……ふぅ、何とかなったか…」
龍驤「孫さんが悪い人や無くてよかったわぁ…」
ガングート「迷惑をかけてしまったな。この分は出撃で取り返そう」
龍驤「それはええけど…ガングート、一つ気になったんやけど聞いてええか?」
ガングート「なんだ龍驤?」
龍驤「アンタは孫さんの事をホンマに好きなんか?まだ結婚前とはいえ、同棲してる段階で傷物にされた~って騒ぎ過ぎ違うか?」
龍驤「もちろん価値観がウチと違うかもしれん。でもあの感じは、結婚を前提にした相手とは違う気がしてん」
ガングート「安価」
下1~3高コンマ ガングートの台詞、行動他
ガングート「実は………酒に釣られて結婚しようと言ってしまっただけで、アイツの事は好きではない」
提督「なんだって!?」
龍驤「やっぱりか…そうやんな、好きやったら一線越えても文句なんて言わんもんな…」
ガングート「アイツは悪い奴ではないだろう。作る飯も美味いし、家事も得意ときた。あの生活にデメリットは無いんだ」
提督「…それは孫さんの気持ちを弄んでいるだけじゃないのか?」
ガングート「……」
龍驤「ガングート、やっぱり一緒に済むのはやめといた方がいいんと違うか?」
ガングート「……これで失礼する。夜の出撃には戻る」
提督「おい……」
ガングート「……」バタン
龍驤「司令官、孫さんに言うた方がええかな?」
提督「…もう暫く様子を見てみよう。ガングートの考えが変わるかもしれない」
龍驤「ウチはやめといた方がええと思うで?同棲までしてる相手に気が無いやなんて…最悪女性不信にまでなってまうで?」
提督「……」
龍驤「酒に釣られてやなんて……ガングートも困った奴やわ…」
ーー
ガングート編を続けるのか、別の話をやるのか悩みます
引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます
ーー
龍驤「さて、洗濯もんは取り分けて~っと」
龍驤「一緒に洗濯したのは誰のやったかな?まぁウチのんを回収したら、いつも通り洗濯済みの箱に入れとけばええね」
龍驤「ふんふ~んっと……」
龍驤「…ん?なんやこの紐?服の一部が千切れてしもうとるんかな?」
龍驤「ウチの服じゃなさそうやね…ぅん、これもちゃんと箱に入れといたろ」
龍驤「それにしてもこんな紐のついた服なんて着てる子はおったかな……?」
叢雲「あら龍驤さん、洗濯物畳むの手伝いましょうか?」
龍驤「かまへんよ、慣れとるから。それより叢雲、この紐が付いてるような服って誰が着とった?」プラン
叢雲「あぁ、それは私の下着よ」
龍驤「はぁ!?これのどこが下着やねん!」
叢雲「島風も同じようなもの穿いてるじゃない」
龍驤「アホ!あれより酷いわ!!」
叢雲「でも今巷では派手な下着が流行ってるらしいのよ。ほら、これも誰かの下着よ」
龍驤「これは……!」
下1~3高コンマ 誰のどんな下着がそこにはあった?
龍驤「な、なんやこれ!大事な所に穴空いてしもうてるやん!」
叢雲「ほんと、下着の意味が無いわね」
朝霜「お~それはあたいんだ」
龍驤「アンタなんて下着穿いてるねん!」
朝霜「これ便利なんだぜ?いつでも何処でもヤれる優れもんなんだ!」
龍驤「何言うてんねんアンタは!」
叢雲「色が白なのもレベル高いわね」
朝霜「だろ?これはあたいのお気に入りだからなー」
叢雲「これを穿けば卯月がいつ求めてきてくれても応えられるわね」
朝霜「もちろん女同士でも便利だな。これ穿いてたら突然指突っ込まれるプレイもできるぜ?」
叢雲「……イイわね、それ」
龍驤「アンタらなぁーー!」
朝霜「そう言って、龍驤さんも興味あんだろ?」
龍驤「はぁ~~!?」
朝霜「ほら、こんなんもあるんだぜ?」
龍驤「……!」
下1~3高コンマ 誰のどんな下着を見せた?
朝霜「ほら、こんなスケスケの下着とか凄ぇじゃん」
叢雲「これ、透明度が凄いわね。下から後ろからも全部丸見えじゃない」
朝霜「これ濡れたらヤベェだろうな…この状態でクリでもイジられたら……」
叢雲「ちょっとやめてよ、想像したら……」モジモジ
朝霜「ん、悪ぃ。でもこの下着を着てる奴はドスケベだろうな」
叢雲「それは間違い無いわね」
龍驤「……!」ピクピク
朝霜「これを穿いてんのは誰だろうな?サイズ的に駆逐艦か?」
叢雲「多分そうね。軽巡ではないでしょう」
朝霜「となると暁か?いや陽炎も結構アレなんだろ?」
叢雲「響も結構派手なの穿いてるって聞いたわ。それに霞は薬で楽しんでるらしいわよ」
朝霜「キメオナか…ヤベぇなそれ……」
龍驤「あ、アンタら……!」
叢雲「どうしたのよ龍驤さん?」
朝霜「まさかこの下着は龍驤さんのなのか?」
龍驤「安価」
下1~3高コンマ 龍驤の台詞、行動他
龍驤「そ……それは秋津洲のんや…」
叢雲「秋津洲さん?意外ね」
朝霜「駆逐艦以外なら阿武隈かと思ったんだけどなぁ」
叢雲「あらどうして?」
朝霜「だってよ、この下着って下の毛生えてたら意味ないだろ?」
龍驤「!!」
叢雲「そういえばそうよね。この下着穿いて毛が生えてたら意味ないものね」
朝霜「気持ちよくもないだろうしなぁ」
秋津洲「これは何の集まりかも?」
叢雲「秋津洲さん、丁度いい時に来たわね」
秋津洲「かも?」
朝霜「アンタは下の毛生えてなかったのか?それとも剃ったのか?」
秋津洲「なんでそんなこと答えなくちゃいけないかも!?」
朝霜「だってよ、この下着秋津洲のだろ?」
叢雲「龍驤さんが教えてくれたのよ。結構派手なの穿いてるのね」
龍驤「……」
秋津洲「安価」
下1~3高コンマ 秋津洲の台詞、行動他
秋津洲「そんなわけないかも。下着は基本的にウニクロで安いのをまとめ買いしかしてないかも」
朝霜「だよなぁ、ダセェ下着穿いてるイメージしかねぇもん」
秋津洲「失礼すぎるかも!」
叢雲「じゃあなんで龍驤さんは秋津洲さんのだって言ったの?……あれ、龍驤さん?」
朝霜「さっきまでここに居たのに、どこ行っちまったんだろうな」
秋津洲「かも?」
龍驤「あんな状況でウチのもんやなんて言えるはずないやろ……!」
龍驤「アレは司令官も気に入ってくれてたし、ウチもお気に入りのヤツや…!」
龍驤「アレを穿いてる所をワザと見せるのが、その日の夜のお誘いや…」
龍驤「もちろん司令官はいつも乗ってくれて……その日はめっちゃ激しくて……」
龍驤「……やっぱりウチのやって言うべきか…」
龍驤「いやでも!変な目で見られるに決まっとる!なんであの二人に見つかってしもうたんや…」
龍驤「こうなったら新しいのを買うしか…でもなぁ……」
龍驤「う~~ん……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
龍驤「……」
提督「…どうした龍驤?浮かない顔をしているが?」
龍驤「なんでもないよ、うん」
提督「…体調が悪いなら早めに言ってくれよ?」
龍驤「わかってるって!それより司令官、早くお昼ご飯食べよーや!」
提督「なんでもないのならいいんだが…」
龍驤(言われへんわな…下着のこと言い出されへんのを悩んでるやなんて…)
皐月「あ、司令官!秋津洲さんが食堂に落し物が掲示されてるから見ておいてってさ!」
提督「落し物…なんだろうな」
龍驤「ここでの落しもんは食堂で掲示してくれるから、割と皆んなの元にすぐ帰るんよね」
提督「物を落とした記憶は無いが、一応見ておくか」
龍驤「そうやね、気付かんうちに何か落としてしもうてるかもしれんもんね」
秋津洲「提督、ここに落し物掲示したかも!」
提督「わざわざ済まないな。どれ、何を落としたんだ?」
秋津洲「提督には関係ないかも。ほら、あれがそうかも」
スケスケパンツ←誰のかも?
龍驤、提督「!!!!」
秋津洲「叢雲は響か阿武隈さんのじゃないかって言ってたかも」
秋津洲「全く、こんなド派手な下着なんて趣味悪いかも。二人もそう思うかも?」
龍驤、提督「安価」
下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動他
提督「流石にこれを掲示するのはちょっとな…」
秋津洲「でもここに掲示しておけば確実に落とし主に届くって聞いたかも」
提督「…ならこれは執務室で預かろう。執務室にも落とし物入れがあるからな」
秋津洲「提督がそう言うなら渡しておくかも!はい、どうぞかも!」
提督「…確かに受け取った」
秋津洲「ふ~これでスッキリしたかも!」
龍驤「……」
ーー
コンコン
提督「…どうぞ」
龍驤「司令官ぁん…その……」
提督「…………」
龍驤「あのな……落とし物を…取りにきてん……」
提督「…落とし物ならその箱に入っているぞ」
龍驤「あ、うん……貰っていくわな…」
提督「……」
龍驤「司令官……あの…」
提督「安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他
提督「…本当に龍驤のものかわからないから、ここで穿いてくれるか?」
龍驤「え……でも…」
提督「どうした?本人のものなら穿けるんじゃないのか?」
龍驤「で、でもぉ……今別の下着穿いてるし…」
提督「そうか……」
龍驤「うぅ……」
提督「なら…今夜久しぶりにそれを穿いてやるか?」
龍驤「……ええの?最近忙しいんと違うん?」
提督「これを見て俺も色々思い出したんだよ…」グイッ
龍驤「し、司令官…?」
提督「……夜までこれを穿いておいてくれないか?」ボソボソ
龍驤「ふぇ……」キュンッ
提督「そうしてくれたら俺も嬉しいんだが…ダメか?」
龍驤「もう…そんなん言われて断れるわけないやんかぁ……」
提督「…ありがとう龍驤」
龍驤「今日は久しぶりに司令官と………ふへへ…」
ーー
どうも自分はほのぼのとエロは切り離せません
純粋なほのぼのネタ不足です
というわけで引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます
陽炎 抜けてるね
ーー
皐月「駆逐艦のメンバーでピクニックなんて楽しいね!」
不知火「確かに、こうやって山道を歩くなんて普段とは真逆です」
雷「疲れたら直ぐに言って!私がなんとかしてあげるから!」
電「頼もしいのです雷ちゃん!」
霞「ちょっと遊びじゃないのよ?あくまでこれは毒草の環境調査なんだから」
不知火「えぇ、もちろんわかっていますよ」
皐月「でもさ、毒草ってそんなにわんさか生えてるものなの?」
霞「草の繁殖力舐めるんじゃないわよ?」
雷「鎮守府近くにある山にも普通に生えてるのね」
電「間違えて食べてしまったら危ないのです!」
霞「大丈夫よ、野草を食べる人なら毒草かどうかは区別はつくわよ」
電「ならよかったのです!」
不知火「霞、この辺にある草を調べるんですね?」
霞「そう、ファイルは全員持ってるわね?それに載ってない草を見つけたら私に教えて…って言ってもよくわからないでしょうから、変なのをみつけたら教えてちょうだい」
皐月「わかった!よ~し探すぞー!」
下1~3高コンマ 誰がどんな見た目、もしくは効果のある草を持ってきた?
雷「霞!これはどうかしら?青い草なんて珍しいんじゃない?」
霞「これは…そうね、珍しいものね。ありがとう雷」
雷「やったわ!それで、この草はどんな効果なの?」
霞「これは鎮静作用があるのよ。睡眠薬にも使えるわね」
雷「こっちにいっぱいあったから摘んでくるわね!」
霞「そうしてもらえると助かるわ」
霞「あの草があるなら新しい睡眠薬を試せるわね。それと鎮静剤も作れる」
霞「それと睡眠導入剤も作れるわね。でも需要あるかしら…」
霞「導入剤で解決するなら睡眠薬なんか要らないのよね…」
霞「あと龍驤さんへの痛み止めにも……」ブツブツ
霞「…うん、このまま探索を続けましょう」
下1~3高コンマ 誰がどんな見た目、もしくは効果のある草を持ってきた?
皐月 豊胸剤に使う草
不知火「霞、こんなものを見つけました」
霞「不知火マスクなんてしてたの?どれ、見せてみて……!」ビクッ
霞「ちょ、これ……!!」
不知火「やはり匂いだけでも効果のある草でしたか」
霞「アンタね…!知ってて……!」ガクガク
不知火「だから不知火はマスクをしているんです。私も同じようになりましたから」
霞「ならわかるでしょ…これは発情作用のある草よ……!!」
不知火「ということは媚薬やキメセク用の薬になりますか?」
霞「いいから…とりあえず私の前からその草をどけて……!!」
不知火「この草凄いですよね、薬にする前からこんなに効果があるなんて」ワサワサ
霞「やめ……!やめてって……!!」プルプル
不知火「薬のことはわかりませんが、この草のことなら不知火もわかります。たっぷり匂いを嗅いだ後におヘソの下あたりを押すと……」ぷにゅ
霞「んぃぃぃぃっ!!」ガクガク
不知火「どうですか霞?合ってますよね?」
霞「はぁーっ……はぁーっ…」
不知火「不知火に落ち度は……」タンコブ
霞「なにふざけてんのよ!いいから真面目に探しなさい!!」
不知火「不知火はふざけたつもりはありません…」
霞「とにかく!マスクしてるならその草は回収してはからに入れておいて!」
不知火「わかりました…」
霞「何を考えてるのよ不知火は!もう……下着が…不快だわ…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
再安価
下1~3高コンマ
ーー
雷「私の作ってきたお弁当よ!みんな食べて!」
皐月「雷の料理って美味しいんだよね~!」
電「不知火ちゃんそのタンコブはどうしたのです?」
不知火「これは…不知火の落ち度です」
霞「……」ギロッ
電「はわわ!霞ちゃんが物凄く不知火ちゃんを睨みつけているのです!」
皐月「ふぇえかふみ、このあとどうふるの?」モグモグ
霞「喋るか食べるがどっちかにしなさい。…そうね、ある程度採取と調査は終わったから、山を降りながらついでに草を探す感じでいきましょう」
電「わかったのです!」
不知火「あ、このお弁当本当に美味しいですね」モグモグ
雷「そうでしょう!もっと食べて食べて!」
霞「ま…急がないからゆっくり休憩していきましょう」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
大雨が降ってみんなバラバラに
ーー
皐月「ピクニック~ピクニック~」
不知火「皐月は本当に楽しそうですね」
霞「あれで駆逐艦最高練度だなんて…他の鎮守府で言ったら信じられないでしょうね」
電「でもあれが皐月ちゃんのいい所なのです!」
雷「もう少しオッパイに執着しなかったら完璧なのに…」
皐月「ん?なんだろあの赤いキノコ。もしかして珍しいキノコじゃ…」
霞「……霞ダメ!触ったらダメよ!!」
皐月「び、びっくりしたぁ」
雷「どうしたの霞?ただのキノコじゃないの?」
霞「あれはカエンタケ!猛毒のキノコなの!」
電「毒キノコなら食べない限り大丈夫じゃないのです?」
霞「カエンタケはわけが違うの!触っただけで大変なことになるのよ!!」
雷「そんな怖いキノコなのね…」
霞「これは報告しておかないといけないわね。場所を地図にメモしておいて…」
不知火「……」ダラダラ
電「どうしたのです不知火ちゃん?」
不知火「あの…霞…もし触ってしまったのなら…どうなるんでしょうか…」
霞「アンタ…!まさか触ったの!?」
不知火「あれに似たキノコを…触ったような……」
霞「いつ!?どれくらい前!?」
不知火「ちょうど…お昼を食べる前くらいに…」
霞「もう症状が出てきてもおかしくないわね…早く下山するわよ!」
電「霞ちゃん、触ってしまうとどうなるのです?」
霞「皮膚が炎症起こしてただれるのよ!それで済めばまだマシな方ね!!」
電「はわわわわわわ!」
不知火「不知火に…落ち度は……」
皐月「なら急がないと!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー鎮守府
ダダダダダダダッ!
霞「不知火!服脱いでそこに座って!!」バターン!
不知火「はい…」モゾモゾ
雷「私達はどうすればいいの!?」
霞「とりあえず手袋をつけて!とにかく不知火には素手で絶対に触らないで!!」
皐月「僕は司令官の所に行ってくる!」
電「電も一緒に行くのです!」
霞「まだ症状が出てないなら間に合う…!待ってなさいよ不知火!」
不知火「霞……ありがとうこざいます…」
霞「食べてないんだから死ぬことは無いわ!だからもう少し待ってて!」
不知火「はい……」
ーー
霞「…………」
不知火「…………」
霞「……不知火、何か言うことはない?」
不知火「…全て不知火の落ち度です」
雷「まぁまぁ、不知火が触ったのがなんでもないキノコで良かったじゃない!」
電「ベニナギナタタケ…なんですよね?」
皐月「よく似た無害なキノコなんだってね!」
提督「人騒がせなことになったが…何も無くてよかったじゃないか」
霞「それはそうだけど、本当にカエンタケならとんでも無いことになってたのよ?」
不知火「反省しています……」
霞「草とかキノコに触る時は素手で触らないでって、あれ程言ったわよね?」
不知火「つい油断してしまったんです…」
霞「はぁ…本当にアンタは……」
提督「…しかしあの山にそんなキノコが生えるとは考えにくくないか?」
霞「いいえ、皐月が触ろうとしたのは間違いなくカエンタケだったわ」
皐月「あそこにしか生えてなかったから、かえって目立ってたよ」
霞「これからあの山に行く時は気をつけないといけないわね…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー後日
ワイワイ
霞「……間宮さん、なんでみんながみんなしてキノコ料理食べてるの?」
間宮「それはですね、どうも霞さん達がキノコキノコと連呼していたのが影響したみたいなんです…」
霞「えらく単純なのね……」
間宮「こっちとしても丁度地元の方々から大量にキノコを譲ってもらった所なので助かってます」
霞「そう……」
間宮「霞さんもどうですか?おススメはキノコの炊き込みご飯ですよ!」
霞「…せっかくだからいただくわ」
霞「食堂でキノコまみれなんて、変な光景ね」
不知火「霞、隣いいですか?」
霞「いいわよ。不知火は何を頼んだの?」
不知火「キノコの丸焼き定食です」
霞「渋いもの頼んだわね…」
不知火「霞は炊き込みですか、いいですね。それより霞、聞いて欲しいことがあるんです」
霞「私に?何なのよ?」
不知火「安価」
下1~3高コンマ 不知火の台詞、行動他
不知火「あの草をこっそり持って帰ってたんですが、ドタバタしてて無くしてしまいました」
霞「あの草?よくわからないけど、採取した毒草は全部私が持ってるわよ?」
不知火「いえ、実はあの草を少々私が個人的にもって帰ってたんです」
霞「あれはほとんど毒草なのよ!?もし扱いを間違えたら大変なことになるのよ!?」
不知火「だからこうやって霞に相談しているんです」
霞「そもそもあの草って何よ!?」
不知火「嗅いだだけで発情する草です」
霞「よりによってあんな草を!食べ終わったらすぐ探すわよ!!」
ーー
霞「どこで落としたのかわからないの?」
不知火「検討もつきません。気付けば無かったので」
霞「もう……!」
不知火「鎮守府の何処かに落ちていればいいんですが、もし誰かが拾ってしまっていたら厄介ですね」
霞「とにかく今は探すしかないわ。アンタの心当たりがある場所をしらみつぶしに行くわよ!」
不知火「わかりました」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
天城「そこの二人、何キョロキョロしてんだ?」
不知火「私達は今探し物をしているんです」
霞「ピンク色の小さい花が咲いた草を探してるの」
天城「なんだそりゃ、なんで草なんか探してんだ?」
不知火「それは不知火がなくした毒草なんです」
霞「毒っていっても死ぬような毒じゃないわ。でもその草のせいで行動がおかしくなったりするんだけど、天城さんは何か知らない?」
天城「変な行動…なら心当たりがあるな。葛城が部屋から出てこねぇんだ」
ーー葛城の部屋
霞「葛城さんの様子はいつからおかしいの?」
天城「昨日からだな。最初は休んでんのかと思ったんだけどよ」
不知火「昨日…不知火が特に忙しかった日ですね」
霞「もしあの草を持っていったのなら…早めに回収した方がいいわね」
天城「そんなヤベェ毒草なのか?」
霞「多分見たらわかると思う…わ」ガチャ
下1~3高コンマ 葛城の様子や部屋の状況等
部屋が自家発電(意味深)で出た体液等でヒドい事に
葛城自身はやりすぎて奇絶(処◯は守れてる模様
葛城「う"ぅぅぅぅ~~~!!」ビクンビクン
天城「何してんだよ葛城!!」
不知火「見て下さい葛城さんのベッドを。濡れ過ぎて水溜りのようになってますね」
霞「……あ!あの草があるわ!やっぱりそのせいで……」
天城「もしかして媚薬の毒草か!?」
不知火「それに近いものですね」
霞「多分葛城さんは玩具を使っても使っても満足できない状態ね…」
葛城「だ…だずげでぇ…!!イッでもイッでも…おざまらないのぉ!!」
葛城「ヒッ……!ヒギッ…!!」ビクンビクン
天城「霞、なんとかできねぇのか!」
不知火「とりあえず草は回収しました」
霞「ならこれで落ち着くと思うんだけど…」
葛城「ヒギィッ…!!もうイヤ…!」ビクンッ
不知火「もしかして絶頂し過ぎておかしなことになってませんか?」
天城「葛城!しっかりしろ!」
霞「安価」
下1~3高コンマ 霞の台詞、行動他
霞「鎮静剤で下手に拮抗させると危ないわ。時間経過くらいしか方法は無いわね……」
天城「黙ってこれ見てろって言うのか!?」
葛城「ヒ……ヒィ~~ッ!!」ビクッ
不知火「また絶頂しましたね」
葛城「手が止まらない……助げでぇ……!!」
霞「葛城さん、いつからそうなってるの?」
葛城「ぎのうの……よるがらっ!!」ビクン
霞「……マズイかもしれないわね」
天城「なんだとぉ!?」
霞「このままだと心臓が…ちょっとマズイかも…」
不知火「絶頂する度に心臓に負担がかかると聞いたことがありますね」
霞「最悪…腹上死みたいな事に……」
天城「おいおい!どうにかしてくれよ!」
不知火「でも時間経過を待つしか無いんですよね?」
天城「他に何か方法は無ぇのか!?」
霞「安価」
下1~3高コンマ 霞の台詞、行動他
霞「こうなったら、殴って気絶させて拘束するしかないわね……」スッ
不知火「それは100tハンマー!」
天城「ゲットがワイルドするヤツか!」
霞「……ごめん葛城さん!!」
葛城「グェッ……!!」ガクッ
不知火「……やりましたね」
霞「ふぅ、後は拘束すればとりあえずはオッケーね」
天城「なんつー力技だよ……」
ーー
葛城は多分弓なりになりながらしてましたね
引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます
ーー
陽炎「司令、今少しいい?聞きたいことがあるの」
提督「…なんだ?」
陽炎「私もね、ここの事はわかってきたつもりなの。聞いちゃいけないこともあるし、話題にしない方がいいこともある。でも、これだけはどうしても気になったの」
陽炎「この鎮守府の初期艦は誰?……いや、誰だったの?」
提督「…………」
陽炎「電と叢雲は他の鎮守府から来たのは知ってるのよ。でも二人以外に初期艦に相当する艦はこの鎮守府には居ない」
陽炎「ということはその初期艦に何かあった…ってことよね?」
提督「……」
陽炎「この話は誰も触れようとしないし、私が話題に出せば皆んな会話を終わらせようとする」
陽炎「触れちゃいけないってわかってるの。でも私はどうしても知りたいの」
提督「……」
龍驤「司令官……少しくらい教えといたらへん?」
提督「…龍驤がそう言うなら教えよう。だが断片的にだからな」
陽炎「いつも優しい司令がそんな顔するなんて…よっぽどのことなのね…」
提督「…できれば思い出したく無いんだ。だが……いずれ知るのなら、俺から説明した方がいい」
提督「この鎮守府の初期艦は……漣だ」
提督「艦隊や艦娘について、全て漣に教わったといっても過言では無い」
提督「漣は要領も良くて、頼れる初期艦だった」
提督「アイツが居たから、この鎮守府はここまで大きくすることができたんだ」
陽炎「…尚更分からないわ。ならなんで今ここに漣が居ないの?」
提督「……それは…」チラッ
龍驤「ええで、司令官」
提督「……わかった。陽炎は…龍驤が怪我をした原因とその後のいきさつはどこまで聞いている?」
陽炎「……司令と龍驤さんや神通さんがおかしくなって、鎮守府がほぼ崩壊した所まで全部知ってるわ」
提督「…なら話が早いな」
提督「…鎮守府が麻痺してしまった原因の一つは漣なんだ。アイツは龍驤が怪我をして、誰かの助けを必要になったと知った途端……」
提督「他の鎮守府に移籍したんだ」
陽炎「…それ本当?」
提督「あぁ、俺の精神が落ち着いた時にはもう姿を消していた。書類を見る限り龍驤が怪我をした数日後にはもうこの鎮守府には居なかった」
龍驤「司令官のサインがいる書類も、誤魔化してなんとかしてたみたいやわ」
陽炎「なんで…そこまでして……」
提督「陽炎、本当にわからないか?」
陽炎「いや……でも…えっと……」
龍驤「…言うてみてもええで?」
陽炎「……龍驤さんの世話を…したくなかったから…よね…」
提督「…そうだろうな」
提督「これは伊168に教えてもらったんだが、漣と思われるアカウントが障害者の世話はゴメンだという書き込みをしていたらしい」
陽炎「何よそいつ…最低ね…」
提督「…漣が何を思ってこの鎮守府を離れたのかはわからない。だがこんな手紙を寄越すということは……そういうことなんだと俺は思っている」
陽炎「手紙…?」
龍驤「その漣から今でもたまに封筒が送られてくるねん。中には手紙が入ってる感じなんやけど……」
提督「…俺は一つも開けていない。言い訳なら聞きたくないんだ」
陽炎「一つも確認してないの?なら一つくらい開けても……」
提督「断る」
陽炎「……司令、そんな顔しないでよ…」
提督「…すまん、漣の事となるとついな」
龍驤「司令官がこうなるから、皆んな話題に出せへんのよ。これでわかってくれた?」
陽炎「ごめんなさい、そんな事情があったなんて知らなかったのよ」
提督「…謝ることは無い。悪いのは漣なんだ」
ピピピピピピ…
提督「内線……もしもし?」
龍驤「ごめんな陽炎、司令官怖かったやろ?」
陽炎「…普段あんな顔しないから余計に怖かったわ」
龍驤「うちの鎮守府に綾波型っておらんやろ?その漣のせいでな、司令官ちょっと綾波型に苦手意識あるっていうか…」
陽炎「確かに居ないとは思ってたけど、そんな理由があったのね…」
提督「……なんだと!?」
陽炎「ど……どうしたの司令…?」
提督「…………わかった、こっちでなんとかしよう」
龍驤「どないしたん、司令官?」
提督「…例の漣が今ここに来ているらしい」
陽炎「え…?」
提督「黒潮が止める前にもう執務室へ向かってしまった…という連絡が来た」
龍驤「ほなもう言うてる間にここまで来てまうんか…」
提督「今更…何の用だと言うんだ……」
下1~3高コンマ 漣の台詞や行動、その他
ーー
漣「ご主人様!お久しぶりです!」
提督「…何の用でここまで来たんだ?」
漣「嫌ですね~まずは再開を喜んでくださいよ!」
龍驤「アンタ……」
漣「お、そこにいる金ピカは新人さんですか?はじめまして!私はこう書いて漣って…」
陽炎「ちょっと!何しに来たのかは知らないけど、まずは司令に謝るのが筋じゃないの!?」
漣「……」
陽炎「こっちは全部知ってるのよ!アンタが勝手に出ていったことも!」
漣「……めんなさい…」
陽炎「え?」
漣「ごめんさい…漣が悪いんです……ごめんなさい…ごめんなさい…」ポロポロ
陽炎「な、なに?さっきまでニコニコしてたと思ったら急に泣き出したんだけど…」
龍驤「そもそも漣はこんな奴や無かった、なんか様子がおかしいで」
提督「…一度工廠連れて行ってくれ。調べれば何かわかるかもしれない」
陽炎「じゃあ私が連れて行くわね。ほら、行くわよ漣」
漣「うげ……うぇええ……?」フラフラ
下1~3高コンマ 漣の様子やその他起こった事など
ーー
提督「…漣の様子はどうだ?」
北上「提督、漣はダメかもしんないね」
龍驤「ダメ?どういうことや?」
夕張「言いにくいんですが…漣さんは薬漬けにされていたみたいなんです」
秋津洲「それも非合法のキッツイ薬かも」
明石「ままま麻薬…ここここコカイン…いいい依存症のたた高いドラッグを…さささ更に濃くしたももものです……」
霞「定期的にその薬を摂取しないと、あっという間に廃人になるね」
陽炎「そんな…どうして漣が……」
北上「それがさ、漣は私の顔みた瞬間にこれを渡してきたんだよ」スッ
提督「これは……」
秋津洲「もしかしたら何か重要なことが書かれているかも!」
明石「ななななんで…しょう…」
夕張「提督、開けてみてくれませんか?」
龍驤「漣はもしかしたら、この手紙を届けにきたんかな?」
陽炎「司令、早く開けてみてよ!」
提督「…よし、わかった」
下1~3高コンマ 漣の手紙の内容や書いてあったこと等
提督「……」
龍驤「手紙にはなんて書いてあったん?」
提督「…漣の移籍先の鎮守府と、その周辺施設に関する出納記録だ」ピラッ
夕張「この出納記録…!」
秋津洲「明らかに鎮守府で扱う額を超えてるかも!」
明石「ここここ国家予算…なみの…」
北上「この周辺施設、かなりヤバそうだね~」
陽炎「どうやったらこんな額のお金が動くのよ…」
黒潮「はぁ…はぁっ……司令官!緊急の連絡や!」
提督「黒潮…そうか、今執務室は無人か…」
黒潮「行方不明の艦娘がいるがそっちにおらんかって、漣の鎮守府からの連絡や!」
北上「マズイね~漣がここに来てるのがバレてるね」
夕張「カマをかけてるんじゃないですか?漣ちゃんの前鎮守府だからって」
秋津洲「敵に回すとヤバいかも!提督、返事はどうするかも!?」
提督「安価」
下1~3高コンマ 提督の鎮守府への返事やその他諸々等
提督「すまないが知らない。見かけたら連絡するから艦種を教えてくれ…と返事をしてくれ」
黒潮「…訳ありやね。わかった、そう返事しとくわな~」
北上「それでいいの提督?」
提督「…漣なら後をつけられるようなヘマはしないだろう」
北上「そうだよね~提督は漣の事ならなんでも知ってるもんね~」
提督「……」
陽炎「司令…そこまで漣のことを信頼してたのね」
龍驤「信頼してたからこそ、ショックやったんよ」
陽炎「ねぇ、なら今までの漣の手紙って何か意味あったんじゃない?」
夕張「そういえばやけに分厚い時もありましたね。結局提督は開けてませんでしたが…」
秋津洲「なら今すぐ開けてみるかも!何か情報があるかも!」
北上「提督、もしかしたら漣のこと誤解してたかもね。手紙は全部開けてみるべきだよ」
提督「……確認してこよう」
龍驤「ウチも行くで!」
北上「漣はこっちで預かっとくから、何かあったら教えるからさ」
ーー執務室
提督「…漣の手紙はこれで全部だ」
龍驤「あの子は一体…何を調べてたんやろう?」
提督「これを見ればわかるかもしれない……」
提督「…よし、開けるぞ。まずはこれから…」ビリッ
した1~3高コンマ 手紙の内容やその他書いてあったこと等
ーー
提督「これは…………」
龍驤「これは深海棲艦への情報漏えいの証拠…ほんでこっちは深海棲艦の技術を利用した兵器の情報…」
提督「という事は施設は兵器の製造工場なのか?」
龍驤「それやったら納得いくけど、なんで漣は薬漬けにされてるん?機密の為にそこまでする?」
提督「……漣の鎮守府は深海棲艦と繋がっている…?」
龍驤「まさか……!」
龍驤「そんなんありえへんで!深海棲艦が協力するやんて!ほな敵は誰になるんよ?誰と戦うっていうねん!」
提督「…龍驤、以前幹部さんが言っていたよな。死んだ筈の男が関わっているものは大き過ぎる。国レベルだと」
龍驤「…まさか!?」
提督「…この手紙を見てみろ。無くなった筈の手足を生やす研究についての情報だ」
龍驤「明石や島風と……繋がってた組織…」
提督「どうやらその組織と関わった結果、漣は薬漬けにされたようだ。その証拠にこの組織と関わってからは手紙が来ていない」
龍驤「ほな…漣は……漣の鎮守府は…」
提督「…その組織への抵抗、もしくは戦う準備をしていたのかもしれない」
提督「そして漣は俺達に協力を求める為にこの手紙を送った……のか?」
龍驤「それやと辻褄は合うけど…でも……」
提督「…これ以上は本人に聞くしかないか」
ーー医務室
北上「話はできるけど短時間だけね。いつ禁断症状が出てもおかしくないから」
霞「今はまともに会話はできる筈よ。そうよね漣?」
漣「はい…ご主人様……」
龍驤「そのままでええから、な?」
提督「…漣は何をしようとしてた?もしくは漣の目的はなんなんだ?」
漣「安価」
下1~3高コンマ 漣の台詞や話の内容等
漣「鎮守府の皆んなはもう…全員アイツらとすり替わってる…」
提督「アイツら?誰の事を言っているんだ?」
漣「それは……」
黒潮「司令はん、漣の鎮守府の人らがたまたま近くに来たから言うて尋ねてきはったけど…」ガチャ
漣「ダメ!ご主人様逃げて!!アイツらは平気で人を殺します!」
龍驤「なんやて!?」
漣「今度はご主人様を絶対守るんです!もう逃げません!だからご主人様は早く……」
提督「…俺だけ逃げ出すつもりは無い」
漣「そんな!!私はその為にここまで…!!」
龍驤「漣~ウチらの強さ舐めたらあかんで?」
北上「その言い方だと相手は人外でしょ?ならギッタギタにしてあげましょうかね~」
漣「ダメェ~~!ご主人様逃げてぇ!!」
提督「…いいから任せておけ」ガチャ
漣「あ…あぁぁぁ……」
漣「そんな……漣はまた……」
ーー執務室
「すいません急にお邪魔しまして」
提督「いえ問題はありません。艦娘が急に行方不明になったらそちらも困るでしょう」
「えぇ、気付けば姿を消していて…本当に困っているんです」
「それで、提督さんは何か知りませんか?」
提督「…もちろん、知っていますよ」
「本当ですか?あの艦娘は何処にいるんですか?」
提督「その前に……漣はこんな事を言っていたんです。仲間はもうアイツらとすり替わっている、と」
提督「アイツら……何のことを言っているんでしょうね?」
「……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
「……」クワッ
提督「14cm単装砲……!!」
ドォォォンッ!
龍驤「司令官っ!!」
提督「こっちは無事だ!それよりコイツはやはり人では無いぞ!」
龍驤「口から単装砲出してる時点でそうやろうね!」
「……」キュイッ
龍驤「……まだ撃つ気みたいやな!」
北上「やっぱり派手なことになったか~でもこれで頭数は五分になったね~」
龍驤「北上……でもコイツらは人やない。二対二になったところで勝てるかどうか…」
提督「俺もいるから三対二だ」
北上「提督は怪我しないように下がってて。後はあたし達でなんとかするから」
龍驤「なんとか…できるか?」
「……」キュイッ
北上「やるしかないでしょ…!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
「「……」」ダッ
龍驤「そうやんな、こうなったらウチをまとめて狙うやろうなぁ。でもこっちは慣れてんねんっ……と!」グイッ
「……!」ズダンッ
龍驤「北上!まず一人やってまえ!」
北上「ほいほい~っと。いくらあたしが改っていってもさ、ゼロ距離で魚雷は痛いよね?」ジャキッ
「……」ジタバタ
北上「……くたばれっ!!」
ドゴォォン…
北上「…やっぱロボ…いや、生身の部分もある……?」
龍驤「北上!続きはコイツをやってからや!」
北上「了解~っと!」ジャキン
ーー
北上「ん~なんとかなってよかったね~」
龍驤「司令官怪我は無い?」
提督「おかげさまでな。しかしコイツらは……」
北上「不完全なアンドロイドってとこかな?関節の一部は人型の何かか動物のを使ってるね」
龍驤「趣味悪い奴らやわほんま…」
北上「でもこれ以上追手は無さそうじゃない?これだけボコボコにしたからね~」
提督「だがこんな技術…何処で……」
龍驤「もっと漣に話を聞かなあかんかなぁ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
提督「漣、様子は……」
秋津洲「うげ………」ボロッ
夕張「うう……」ボロッ
北上「ちょっと!?どうしたのさ!?」
明石「ささささ漣さんが…つつつ連れ去られました…」
秋津洲「て…抵抗したら……この有様かも……」
夕張「敵はかなりの手馴れでした…」
龍驤「…やられたな、ウチらの方が囮やったか」
北上「どうりで弱いと思った……」
提督「漣……」
龍驤「どうする?追いかけるのは無理やけど、鎮守府の場所はわかるで?」
北上「もしくは偵察機飛ばして、なんとか探してもらうかだね」
秋津洲「もし追いかけるなら…気を付けるかも…かなり…強いかも…」
夕張「神通さんと…皐月ちゃんの援護は必要ですね…」
龍驤「どっちにしろ助けれへんって選択肢は無いでな?」
提督「…当たり前だ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
加賀「提督気を付けて、敵は相当なものよ」
瑞鶴「私たちの偵察機があっという間に墜とされたのよ。龍驤さんには及ばないけど、私達もそれなりの練度のはずだったのに」
神通「大丈夫です…私達がついてますから…」
龍驤「ウチらの留守中は頼んだで皐月」
皐月「任せて!誰が来ても負けないから!」
提督「…よし、この漣の鎮守府の場所に行くぞ」
ーー某所
神通「これは……」
龍驤「何にも無い…荒地やね…」
提督「そんな……どういうことだ…」
神通「漣さんが…全てを提督に教えたと知って…この土地から撤退したのでしょうか…」
龍驤「漣…無事やとええんやけど……」
神通「どうでしょう…あの時点で既に薬漬けということは……」
提督「……」
龍驤「ウチらはとんでもない所と喧嘩しようとしてるかもしれんのやね」
神通「鎮守府と周辺施設が…すっかり無くなってしまうくらいに…行動力とお金はあるようです…」
龍驤「幹部さんには当然知らせるとして…ウチらはここまでかなぁ?」
神通「これ以上は…鎮守府が危険に晒されてしまうかもしれませんね…」
提督「……漣だけは助けてやりたかった」
龍驤「大丈夫やで、あの子の事やからきっと大丈夫」
提督「……」
神通「提督…」
提督「……帰るしかないのか…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー後日、鎮守府
幹部「……この資料はかなりの材料になる。有り難く受け取るがこれ以上提督君達は関わるべきでは無い」
提督「それはわかっています。ですが漣がどうなったのかだけが気掛かりで…」
幹部「……実は漣君はこちらで保護しているんだ」
提督「本当ですか!?」
幹部「もう必要ないと判断されて棄てられたのかもしれないね。でも棄てられていたということは、どういう状態だったかわかるね?」
提督「…色々想像はできます」
幹部「こちらも偶然発見したものでね。恐らく近くに施設か何かがあったのか、もしくは移動中に棄てられたのか…」
幹部「はっきり言って漣君は酷い状況だ。それでも会いたいかい?」
提督「はい、そして出来ればこの鎮守府で引き取りたいです」
幹部「……君ならそう言うんじゃないかと思ったよ。いいのかい?漣君は一度ここを捨てているんだよ?」
提督「それでも…この鎮守府があるのは漣のお陰なんです」
幹部「わかった、漣君を連れてこよう。少し待っていてくれ」
提督「漣……」
下1~3高コンマ 漣の状態や見た目は?内面に何かあっても可
幹部「ほら、漣君こっちだ」
漣「……」ズリ…ズリ…
提督「漣……」
幹部「漣君は一度四肢を切られた後、どうやってくっつけたのかは知らないが、それが原因で歪んでしまっているんだ」
幹部「走ることは当然無理だ。まともに歩くことはできないし、物を掴むことも難しい」
幹部「そして艤装装着部分…所謂ハードポイントも潰されていた。まぁこれに関してはこちらで再生できたがね」
提督「漣、俺だ?わかるか?」
漣「あ……う………」
幹部「そして問いかけにも反応は余り示さない。心は壊れてしまったのか、薬の影響かはわからないそうだ」
幹部「提督君はこんな状態の漣君でも引き取るんだね?」
提督「はい、もちろんです」
幹部「即答…か。やはり君はそういう男なんだね」
提督「心が完全に壊れていないのなら、どうとでもなります。壊れかけた自分が言うんですから間違いありません」
幹部「ふ…そうだね、説得力が違う」
漣「あ……あぁ…」
幹部「どうしたんだね?提督君に何かあるのかい?」
漣「安価」
下1~3高コンマ 漣の台詞、行動他
漣「提督…ありがとう……」ギュッ
提督「漣……」
漣「う…うぐ……」ポロポロ
幹部「まさか、治ったというのかい!?」
漣「すいませ…ん……満足に…喋れないだけ…で……意識は…あったんです…」
漣「記憶も…曖昧だった…ので……」
幹部「なら組織にどんなことをされたかは覚えてないんだね?」
漣「組織に関する…記憶は……全部消されて…ます…」
幹部「…その辺もバッチリということか」
漣「でも…貴方の事は……忘れることはありま…せん…」
漣「ご主人様……」
提督「…よく帰ってきてくれた。それだけで十分だ」
漣「いえ…まだ……足りません…」パッ
提督「漣…?」
漣「ご主人…様…」ペタン
提督「何をするんだ!頭を上げてくれ漣!」
漣「いいえ…これは……ケジメです…」
漣「漣は…満足に土下座も…できなくなって…しまいましたが…これは…漣への罰です……」
漣「あの時…ご主人様達を見捨てて…ごめんなさい……」
漣「どうか許されるなら…漣をもう一度…お側に置いて下さい…」
漣「お願い…します……」
漣「お願い……しま…す………」
提督「安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他
提督「漣…」ダキッ
漣「あ……」
提督「当たり前だろう……馬鹿野郎……」
漣「ご主人…さ…ま……」
提督「お帰り、漣 」
漣「う……うう……ご主人様…」ポロポロ
漣「会いたかった……許して欲しかった…こうやって……抱きしめて…欲しかった……」
提督「……」ギュッ
漣「あぁぁぁ……」
幹部「…感動の再会を邪魔しては悪いね。これにて失礼しよう」
提督「幹部さん…」
幹部「見送りはいい。提督君は漣君の側に居てあげてくれ」
提督「…はい」
漣「幹部さ…ん……ありがとう…ございま…す…」
幹部「私は礼を言われるような事はしていないよ。それじゃあ漣君、元気にするんだよ」
漣「は…い……」
幹部「さて、ここからは私の仕事…ということか」
ーー
これでよかったでしょうか?
引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます
ーー
神通「漣さん…こちらへどうぞ…」
漣「お久しぶり…なのと…何人かは…初めまして…です…ね」
陽炎「司令から話を聞いた時はびっくりしたけど、そういう事情があったのね」
天城「ほんと、よく生きてたよなお前」
漣「ご主人様に…もう一度…会うこと…だけをずっと…考えてました…から…」
北上「記憶は消されてもこの鎮守府の事は覚えてた。いい話というか、都合の良いというか…」
神通「それくらい…強く思っていたということですよ…」
葛城「時期的には私がここに所属になる前に居なくなったのよね?」
漣「はい…皆さん…申し訳…ありません…でした…」
北上「謝るのはもういいって。提督がそう言ったんだから、もうケジメはついてるんでしょ?」
漣「でも……何人かは…許してくれない…かなって…思って…ます……」
北上「何人かって古参組?私は別になんとも思ってないよ~」
神通「私と…龍驤さんもです…」
天城「と、なると……姉貴か」
雲龍「そうね、私も古参組ね」
漣「雲龍さん…私を許して……くれ…ますか…?」
雲龍「安価」
下1~3高コンマ 雲龍の台詞、行動他
雲龍「ベテランに流浪はつきものよ。こうやって戻ってきてくれたならそれでいいの」
漣「雲龍…さん……」
雲龍「でも正直驚いたわ。退院してきたと思ったら漣が帰ってきたなんて」
神通「私もです…帰ってきた次の日に、漣さんの鎮守府へ旅立ちましたから…」
北上「ほんっと、トラブルメーカーなのは変わってないね~」
漣「恐縮…です…」
葛城「そんなに色々あったんですか?」
雲龍「漣はしっかりしてて仕事も完璧なのよ。でも時々周りを巻き込んでとんでもないことになったりするの」
天城「姉貴がとんでもねぇってことは、よっぽどなんだな…」
神通「本当に時々です…普段は頼りになる秘書艦さんでした…」
陽炎「そんな漣が何をしでかしたりしてたのよ?」
北上「そうだね~こんなことがあったよね~」
下1~3高コンマ 漣が過去に起こしたことを
北上「徹夜明けで作成した書類で、本当なら提督って書かないといけない所をご主人様って間違えたんだよね~」
雲龍「そしてそのまま気付かずに大本営に提出したのよ」
天城「何が大変だったんだよ?名前のミスなんてよくあるだろ?」
神通「提督が…そういう風に呼ばせているのかと…上の方々が調査に来たんです…」
陽炎「なんでそうなるの?どんな漣でも基本司令のことご主人様って呼んでない?」
漣「それは…漣とご主人様の…当時の関係も…あったんです…」
葛城「当時の関係?」
漣「聞いてませんか……?漣は…ご主人様の…元カノ…です…」
「「「「ええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」」」」
漣「び…びっくりした……」
北上「周りの皆んなも反応したね~」
葛城「だだだだだだだって!提督って龍驤さん一筋だったんじゃないの!?」
神通「それは龍驤さんが来る前までです…」
天城「あり得ねぇ…あの提督が……」
雲龍「昔は色々あったのよ」
漣「ご主人様は…馬鹿正直に…大本営に…漣との関係を報告…していたので…不適切な関係を…疑われたん…です」
北上「性奴隷にしてるんじゃないかって、きつーく取り調べられてたよ~」
雲龍「思えば提督の噂というか、尾ひれが付いたのはこの時からなのね」
神通「当時はロリコン提督…でした」
漣「ご主人様は…まだ…変な呼ばれ方を…してるん…ですか?」
北上「今は鬼畜カニバ鬼提督だったかな~」
漣「鬼が…二回入ってる…超ウケる…」
天城「笑い事じゃねえんだけどな…」
葛城「待って、まだ整理できないわ。漣が提督と過去に…なんて」
漣「ご主人様を…男にしたのは漣…です。腰の振り方も…漣が教えました…」
葛城「そんな生々しいのはいいから!!」
陽炎「期間はどれくらい付き合ってたの?」
漣「龍驤さんが…ここに来る前までなので…えっと…どうでしたか…?」
北上「そんなに長くは付き合ってなかったね~」
雲龍「あの時はそれ所ではなかったのよ」
漣「せっかくなので…新参組の皆さん…漣に質問はありますか…?」
下1~3高コンマ 漣への質問内容等
陽炎「なら聞いていい?ぶっちゃけ振ったの?振られたの?」
漣「ご主人様が…龍驤さんの事を…好きだと…気付いたので…振りました…」
陽炎「嘘ぉ……」
北上「ちなみにあたし達はその事は知ってたよ~」
雲龍「提督はわかりやすいものね」
神通「龍驤さんは…知ってたんでしょうか…?」
北上「あの人なら間違い無く気付いてたでしょ~」
天城「なんだよ、提督はそんな奴だったのか?自分から女も振れねぇ男だったなんてよ」
漣「いえ…ご主人様は…迷ってたんだと…思います…なんて…漣に切り出そうかと…」
北上「自分の好みドストライクの艦娘と出会いました~とでも言えばよかったのにね~」
雲龍「貴女がそれを言われたらどうする?」
北上「……まずぶん殴るよね~」
神通「だから…悩んでたんですよ…」
陽炎「じゃあさ、漣は何て言って司令を振ったの?」
漣「安価」
下1~3高コンマ 漣の台詞を
漣「艦隊の…指揮はできても…夜の方は…下手くそねって…言いました…」
陽炎「うわぁーキッツ…」
天城「実際どうだったんだ?下手のは下手なのか?」
漣「そんなわけ…無いですよ…チェリーだったとは…思えないくらい…最高でした…」
北上「隠してたつもりかもしれなかったけど、漣の声響き渡ってたもんね~」
雲龍「聞いてるこっちが恥ずかしかったわ」
漣「その節は…大変ご迷惑を…」
神通「昔のことですから…」
漣「でも本当…ご主人様は…素直というか…夜の方でも…そうなんですよ…」
漣「こうして…欲しいって…言えば…してくれる…し…漣のイイ所…教えたら…責めてくれる…し…」
漣「あと…キスが…めちゃくちゃ…気持ちイイ…です…」
北上「今思うとさ、よくすんなり手を引いたよね~」
漣「それが…ご主人様の為…ですから…」
陽炎「司令の事が好きだから手を引いた…か。凄いわね漣、私ならできないわ」
漣「恐縮…です…」
葛城「ねぇ、変な事聞いちゃうけどいい?今でも提督の事は好き?重婚を申し込もうとは思わない?」
漣「安価」
下1~3高コンマ 漣の台詞、行動他
漣「それは…無理でしょう…ご主人様を…浮気するような…外道にする…わけには…いきません…」
漣「ご主人様は…本当に…好きな人と…一緒に居て…欲しいんです…」
葛城「…本当、凄いわね漣ちゃん」
北上「これで仕事も完璧だからね。当時は本当に世話になったもんだよ~」
神通「はい…漣さんがまた仲間になって…心強いです」
陽炎「神通さんまでそう言うってことは、よっぽど凄かったのね」
雲龍「でも実際どうなの?あの時と比べてどれくらい動けるの?」
漣「パーセントで…いえば…30…くらいです…」
北上「演習はしてみたんだよね?どうだった?」
漣「やはり…右脚が歪んで…いるのが…辛いです…」
漣「それと…デスクワークも…左腕が…少し曲がったまま…なので…」
神通「日常生活は…どうですか…?」
漣「ご飯を…食べるのが…辛かった…です…でも…フォークを…使えば…マシです…」
葛城「言ってくれれば私達が手伝うわよ?遠慮しないで言ってね!」
漣「ありがとう…ございます…」
漣「でも日常…生活は…案外…慣れてきた…ので…そこまで…心配…いりません…」
漣「手伝って…もらえるなら…もう一つの…方なんて…」
陽炎「もう一つって何を言ってるの?」
漣「漣の…性的な…お手伝いを…希望します…」
天城「おいおい…」
漣「これぞまさに…日常…性活…なんて……」
北上「…あのさぁ漣……」
漣「やだなぁ…冗談…ですって…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
夕張「……あ!ここに居たんですか漣ちゃん!」
漣「夕張さんと…明石…さん…」
明石「さささ漣さん用に…つつつ…作ってる…ももものが…あって…そそそその…寸法を…ははは測りたい…です…」
漣「作ってる…もの…?」
夕張「はい!移動用のシニアカーです!この鎮守府はバリアフリーですから、何処にだって行けますよ!」
明石「ししししかも…れれれ連装砲ちゃん…ししし仕様です…!」
漣「作ってもらえる…のは…有り難いですが…道具に頼ると…リハビリに…ならないので…」
夕張「そうなんですか……」シュン
漣「あ…でも…作って…くれてるなら…喜んで…使います…」
夕張「本当ですか!?なら張り切っちゃいますね!」
提督「…随分と盛り上がってたようだな?」
龍驤「流石は漣やね、もう馴染んできとるわ」
漣「ご主人様に…龍驤さん…」
陽炎「本当、漣の話って面白いわよ司令!」
天城「まさか提督にがっかりするとは思わなかったけどな」
提督「…漣、何を言ったんだ?」
北上「漣が提督の元カノって話~」
提督「ぬぉっ…!!」
漣「すいません…ご主人様…皆んなに…言ってると思った…ので…」
葛城「提督が駆逐艦とそんな関係にあっただなんて…」
提督「か……過去の…話だ…」ダラダラ
神通「提督…汗が…」
龍驤「司令官のことあんまりイジメたらんといてな?」
北上「わかってるって~」
陽炎「でも司令、こうやって漣を目の前にして何か言うことでも無い?」
提督「…漣に?」
陽炎「そうよ!まさか何もないわけないでしょ?」
提督「安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他
提督「漣……」コソッ
陽炎「なぁに?こんなに人がいるのに内緒話?」
提督「まさかあのことは言ってないよな……?」ヒソヒソ
漣「大丈夫です…その…ことは…言ってません…」
提督「ほっ……」
龍驤「なんなん司令官?ウチも知らんことなん?」
提督「…どうだろうな」
龍驤「この人は…ほんまに嘘が付かれへんな…」
提督「……」
北上「気になるね~何の話なのさ?」
提督「……」
葛城「ねぇ漣ちゃん、教えくれない?」
漣「でも…ご主人様…が…」
天城「ここで内緒にするのは男じゃないぜ提督」
神通「私達の事は…全て知ってますよね…?」
提督「神通まで…」
漣「もう…言っちゃいますね…ご主人様…?」
提督「……」
漣「安価」
下1~3高コンマ 漣の台詞、行動他
漣「ご主人様は…ネコミミプレイが…大好き…なんです…」
提督「……」
葛城「ネコミミプレイ…」
漣「ネコミミを…付けて…語尾に…にゃん…とか…」
漣「お尻に…尻尾を…付けても…喜んで…くれました…よね…」
天城「尻尾っておい…」
漣「はい…もちろん…穴に…入れて…」
陽炎「司令ってそんな変態だったんだ…」
提督「……」
漣「あのプレイは…本当にお気に入り…だったと…思います…」
漣「本気の…種付けプレス…凄かった…あ…もちろん…ゴムは…してましたよ…」
葛城「凄い卑猥な言葉ね…」
神通「もしかして…たまに声が大きかった時は…その時だったんでしょうか…?」
北上「多分そうだろうね~」
龍驤「……」
提督「あのな龍驤、これは昔の話で…今はそんな事はないというかだな、あの…」
龍驤「安価」
下1~3高コンマ 龍驤の台詞、行動他
龍驤「ウチはゴムなしプレイはした事あるけど…ネコミミプレイはした事ない…」
漣「あ…ゴム無しは…漣もあります…」
陽炎「え~~!司令ってそんな無責任な人なの!?」
龍驤「いや、あの時はウチから言うたし、あの日は安全な日やったから…」
漣「漣は…何回も…あります…」
龍驤「うぅ……そんなぁ…ウチ負けとる」
提督「こういうものは勝ち負けじゃないだろう!?それに漣の時は外に出せばいいと聞いていたから…!」
天城「なんだよそれ、自分で調べねぇのが悪いだろ?」
提督「うぐ……」
神通「提督…少しお話ししませんか…?」
提督「待て、それは洒落にならない」
北上「おうおう、漣にできたことが龍驤さんに出来ないっていうの?」
提督「それは…龍驤に嫌われたくないからだな…」
漣「一応…ご主人様の…名誉の為に…言うなら…ネコミミを…言い出したのは…漣です…」
提督「漣…」
漣「でも…尻尾を持って…きたのは…ご主人様です…」
提督「何故一言多いんだお前は!」
葛城「さっきから会話が生々しいわね…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー後日
皐月「ねぇ見て司令官!このネコミミ似合ってる?」
金剛「アノ…こういうのが好きって聞いて…」
朝霜「あたいは尻尾まで装備してるぜ!いつでも犯してくれよ!」
提督「…なぜこうなったんだ?」
龍驤「司令官のネコミミ好きがバレたのが原因や」
提督「……」
龍驤「ほんまに…しゃーない奴やなキミは…」
龍驤「言いふらした漣も悪い。けど元を辿れば司令官のせいなんや」
提督「…この事は墓まで持っていくつもりだったんだがな」
龍驤「…今思えば気付くチャンスはあったんや。司令官が見てたエッチな動画は全部コスプレモノやった」
提督「そんな昔の話を持ち出さないでくれ…」
龍驤「…司令官、なんでウチが怒っとるかわからんみたいやな」
提督「いや、そんな事は……」
龍驤「…司令官」ガシッ
提督「うっ!お、俺の息子を…!そんなに強く握らないでくれ…」
龍驤「正直に言い。今鎮守府にはネコミミ付けてる子いっぱいおるけど、誰かのにココ反応したでな?」
提督「……!」
龍驤「正直に言わな…わかっとるわな?」
提督「安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他
提督「ぶっちゃけ全員に反応してました……」
龍驤「……」
提督「だが聞いてくれ!俺はネコミミをつけた女の子に興奮するんであって、特定の誰かに興奮した訳ではない!」
提督「俺はお前の事しか愛さない!好きなのは龍驤だけだ!」
龍驤「司令官……」
提督「わかって…くれたか?」
龍驤「ギルティ」
提督「へ……」
龍驤「……」ギュウゥゥ
提督「ぐあっ!!龍驤…!!」
龍驤「……もいだんねんこんなもん…」ギュウゥゥゥゥゥゥ
提督「や、やめ………ぉあぁぁぁぁぁ~~!!」
ーー
提督はもがれる直前で許してもらえました
引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます
ーー
羽黒「加古さんは最近元気が無さそうでしたが、多分私のせいなんですよね…」
羽黒「でも…私はもうすぐ何かを掴めそうなんです…」
羽黒「今まで信じていた正義なんかじゃなくて、もっと違う…意味のある何かを…!」
羽黒「ですが…私が出撃すると加古さんが苦しんでしまう…」
羽黒「そうならない為に…話し合いをしてみましょう…」
羽黒「私のことをわかってくれれば…古鷹さんの幻影に苦しむことは無くなるはずです…」
羽黒「加古さん…失礼します…」コンコン
下1~3高コンマ 加古の部屋の状況やその様子等
シーン…
羽黒「あれ……居ませんね。鍵は開いてたのに…」
羽黒「それにしてもこの部屋、生活感が無いというか…物が無いというか…」
羽黒「そうか……娯楽品が一切無いんですね…」
羽黒「私だって雑誌の一冊や二冊くらい持ってるのに…加古さんの部屋には何も無い…」
羽黒「あるのは寝具とタンス…それも最低限のもの…」
羽黒「加古さんは普段…どんな生活をしているんでしょうか…」
羽黒「寝具もベッドでは無くて、本当に最低限寝れるだけのような布団だけ…」
羽黒「じゃあ…タンスはどうなんでしょうか…」
羽黒「他人のタンスなんて覗き見てはダメです…いけませんけど……」
羽黒「変な予感というか…嫌な予感がしてしまいます…」
羽黒「これは私の今までの職業病ですよね…?」
羽黒「そうです…それを確かめる為に…私はタンスを開けるんです…」
羽黒「どうか…何も出てきませんように…」キィッ
下1~3高コンマ 加古のタンスに入っていたものは?何も無いも可
羽黒「中に入っていたのは制服だけ…」
羽黒「私服が一枚も無いなんて…そんな…」
羽黒「貴重品が無いなんて…これじゃあいつでも姿を消せるみたいじゃないですか…」
羽黒「……いえ、違いますそんなことはありません。きっと加古さんはお洒落に興味が無いだけです…」
羽黒「確認する為にも…加古さんを探さないといけませんね」
羽黒「手当たり次第…探してみましょう…」
ーー
羽黒「すれ違った皆さんに話を聞く限りでは…居場所を突き止めることはできませんでした…」
羽黒「司令官さんに聞けばわかるかもしれませんが…お仕事の邪魔をするわけにはいきません…」
羽黒「もう少し自力で探してみましょう…」
羽黒「鎮守府の中なら…いつか見つけられるはずですからね…」
羽黒「焦らずに…探しましょう…」
下1~3高コンマ 加古はどこで何をしていた?
ーー埠頭
加古「……」
羽黒「加古さん…釣れますか?」
加古「…アジが何匹か釣れたかな」
羽黒「あ、ほんとだ…」
加古「…あたしに何の用事?」
羽黒「あの、お話ししたいなって思って…加古さんを探してたんです…」
加古「ご苦労様、随分探したでしょ?」
羽黒「はい…鎮守府の中は全部探しました…」
加古「そ…ごめんね…」
羽黒「いいえ…私が勝手に探していたので…」
加古「…………」
羽黒「…………」
加古「…ねぇ、何か喋ってよ。その為にあたし探してたんでしょ?」
羽黒「あの、邪魔したら悪いかなって思って……」
加古「いいよ別に、ただの釣りなんだし」
羽黒「えっと、じゃあですね…」
下1~3高コンマ 話の内容や加古への質問等
羽黒「あれから…何か変わったことはありませんか…?」
加古「……」
加古「…………」
加古「…何も無いように生きてるよ」
加古「余計な事も考えず、余計な事もせず」
加古「そうするのが一番楽なんだ」
羽黒「部屋に私物が無かったのも、そういうことなんですね…」
加古「物があると、それだけで色々考えちゃうからさ」
羽黒「考えるって、やっぱり古鷹さ…」
加古「言うな」
羽黒「……はい」
加古「…ごめんな羽黒。その事を考え始めると、あたしはおかしくなっちまいそうなんだ」
加古「あたしは生きてるべきじゃない。何度死のうと考えたことか……」
羽黒「ダメです、そんなの!」
加古「わかってるよ、同じことを提督や龍驤さんに何度言われたか」
加古「羽黒の話ってさ、多分あたしのことだったんでしょ?」
加古「アンタが出撃する度にあたしは吐いてたし。誰にも見られてないつもりだったけど、この鎮守府で隠し事はできないよねぇ」
羽黒「加古さんは……」
加古「正直自分でもわかんないんだ。提督が死ぬなって言うから死んでないだけだし」
羽黒「じゃあもし…司令官さんが……」
加古「うん、死んでいいって許可してくれたら今直ぐにでも死ぬよ」
羽黒「……」
加古「羽黒はさ、この海を見て何を思う?」
羽黒「海…ですか……」
加古「あたし達にとっては戦時だけど、こうやって見る海はまた違うよね」
加古「今みたいに明るい時間だと綺麗だけど、夜になると怖いんだよ」
加古「全てを飲み込むような黒でさ、本当に怖いんだ」
加古「でも本当に飲み込んではくれないんだよね。そうしてくれたら一番楽なのに…」
羽黒「それは…ダメですよ……」
加古「…わかってるって」
羽黒「それならいいんですが…」
加古「…………」
加古「…しかし羽黒が来てから釣れなくなったね」
羽黒「ご、ごめんなさい…」
加古「違うって、撒き餌をしてないからだよ」
羽黒「撒き餌…?」
加古「魚を集める為に餌を撒くんだ。それを定期的にしないと…ね」バッ
羽黒「へぇ……」
加古「こうしてる時が一番好きなんだ。何も考えなくても時間が過ぎていくからさ」
加古「最初はずっと寝てただけなんだけど、龍驤さん達に無理やり起こされるようになってからは釣りをしてんだ」
加古「あたしは出撃できないから、せめて皆んなの邪魔はしちゃいけない。だからここで釣りをするのが一番なんだよ」
羽黒「……」
加古「お、何か釣れたな……」
羽黒「加古さん…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
加古「お……結構重い…か?」
羽黒「手伝いましょうか…?」
加古「いやいい、これくらいなら……」グググッ
加古「よっ……と!」ザパッ
羽黒「あれ…?」
加古「なんだ海藻かよ…海底引っ掻いちまったのか?」
羽黒「これは食べられないんですか…?」
加古「食べられないことも無いけど、わざわざ食べるもんでも無いね」
羽黒「そうなんですか…」
羽黒「あれ?海藻に何か引っかかってませんか?」
加古「ん、本当だ、これは…ガラス瓶?」
羽黒「中には手紙が入ってますね…」
加古「えらくセンチメンタルな奴だな、今時海に手紙だなんて」
羽黒「開けてみましょうか…?」
加古「誰かに呼んで欲しいから海に流したんだろ?なら読んでやろうじゃん」
羽黒「わかりました、それじゃあ開けますね…」
下1~3高コンマ 手紙の内容や書かれていたこと等
羽黒「これは……」
加古「何が書いてあったのさ?」
羽黒「これを書いたのは…古鷹さんです…」
加古「ぎっ!!」ビクッ
羽黒「あぁ!でも加古さんと同じ鎮守府だった古鷹さんではありません!時期が違います!」
加古「なんで…わかるんだよ…!!」ブルブル
羽黒「日付けが入っているんです!ほら!一ヶ月くらい前に書かれたものですよ!」
加古「それ…なら……ひぃ…ひぃ…」
羽黒「内容は…この古鷹さんの鎮守府のことや、早く妹艦に会いたいという期待が書かれています…」
羽黒「この手紙をもし古鷹型の姉妹が読んだのなら、お返事下さいと…最後に書かれています」
羽黒「ご丁寧に住所も書いてあります…加古さん、返事を書いてみませんか…?」
加古「…あたしにそんな資格は無い。あたしは古鷹を死に追いやった…クズだから…」
羽黒「そんな事ありません…!」
加古「そうなんだよ!!古鷹はあたしを恨みながら自殺した!遺書にもあたしへの恨みの言葉しか書かれてなかった!!」
加古「あたしが傷付けてるとは知らずに!ずっと古鷹を傷付けた結果がそれだ!」
加古「あたしはもう…古鷹に関わるべきじゃないんだよぉ……」
羽黒「安価」
下1~3高コンマ 羽黒の台詞、行動他
羽黒「わかりました…この手紙は私が預かっておきますね…」
加古「……あぁ」
羽黒「変なことを言ってすいませんてでした…これで失礼させてもらいます…」
加古「……」
羽黒(加古さん…まだ古鷹さんの事は相当辛いみたいですね…)
羽黒(加古さんの気持ちは私にはわかりません。でもいつまでも殻にこもっているのも良くないんです…)
羽黒(こうなったら……)
ーー後日、某所
羽黒「今日は司令官さんに事情を話して…例の古鷹さんの鎮守府に行くことにしました…」
羽黒「あくまで一人の艦娘として…です。調査は関係ありません…」
羽黒「改めて住所を調べて驚きましたが…意外と近い場所だったんですね…」
羽黒「それなのにガラス瓶は一ヶ月もかかってこちらに来た…不思議なものです…」
羽黒「……着きました、この鎮守府ですね。先ずは来客担当の方に理由を話して…古鷹さんを呼んでもらいましょう」
羽黒「一応…友人という体でいくことにしましょう…」
下1~3高コンマ 手紙を持って現れた古鷹のリアクションや会話内容等
ーー
古鷹「は、初めまして……」
羽黒「貴女が古鷹さんですか?」
古鷹「はい、あの……私…何かしましたか…?」
羽黒「大丈夫です、そんなに警戒しないで下さい…」
古鷹「でも貴女は鬼畜提督の所から来た、元監査の艦娘さんですよね?」
羽黒「いえ…監査はまだ続けていますので、元監査ではありません……」
古鷹「ひぃ、ごめんなさい!!」
羽黒「そんな…謝らないで下さい…」
古鷹「私は何もしていません!提督だって皆んなに優しい提督なんです!」
羽黒「お、落ち着いて下さい…私が来た理由はそういうことでは無いんです…」
古鷹「…じゃあ一体何をしに来たんですか?」
羽黒「実は…これを手に入れたんです」ガサッ
古鷹「手紙…?まさか告発文!?そんな!私達は何もやましいことは!」
羽黒「お、落ち着いて……」
古鷹「…まさか果たし合いですか!?鬼畜提督が私達が邪魔だから排除しようと!」
羽黒「だから…違いますって…!」
ーー
古鷹「うぅ、取り乱してすいませんでした…」
羽黒「気持ちはわかる…と言ってしまうと司令官さんに失礼ですが…この鎮守府の皆さんの視線を感じたのは、そういう理由ですね…」
古鷹「あの鬼畜提督の艦娘がわざわざここまで来るという事で、皆んな警戒してたんです」
羽黒「私はただ手紙を拾ったら会いに来ただけなのに…もう少しでおおごとになる所でしたね…」
古鷹「ごめんなさい…でも貴女が手紙を拾ってくれるなんて。それにこんな風に会いに来てくれるとは思ってなかったです」
羽黒「手紙でお返事を書いても良かったんですが…実はある理由があって直接お話しを伺いに来たんです」
羽黒「実は…この手紙の入ったガラス瓶を釣りあげたのは加古さんなんです」
古鷹「え…古鷹が!?」
羽黒「やはり嬉しいですよね…貴女は加古さんにどうしても会いたかった。そう手紙には書いてありました…」
古鷹「この鎮守府が大きくなってきても、加古だけはどうしても仲間になることは無かったんです。運が無い…そうとしか思えません」
羽黒「どうしても加古さんに会ってみたかった貴女の手紙を私達の加古さんが拾った…これはある意味運命ですね…」
古鷹「でもなんで加古は直接返事をくれなかったんですか?」
羽黒「それなんです…私が直接来た理由は…」
羽黒「加古さんは……私達の鎮守府に来る前に、違う古鷹さんと一緒でした」
羽黒「しかしその古鷹さんは………自殺してしまったんです」
古鷹「え……」
羽黒「加古さんだけが原因ではありませんが…遺書には加古さんを恨むような言葉があったんです…」
羽黒「加古さんは古鷹さんとずっと出撃したかった…でも古鷹さんはそうではなかった…そんなすれ違いがあったんです…」
古鷹「そん…な……自殺……」
羽黒「加古さんは古鷹さんの事を思い出してしまうため出撃ができません。日常生活でも私…重巡を見るだけで体調を崩してしまうんです」
羽黒「そんな加古さんに…貴女ならどんな言葉をかけますか?」
古鷹「安価」
下1~3高コンマ 古鷹の台詞、行動他
古鷹「大丈夫だよ、かな?」
羽黒「大丈夫……ですか…」
古鷹「えっとね、もっと言いたいことはあるんだけど…うーーん…上手く言葉に出来ない…」
古鷹「ねぇ羽黒、その加古に今から会えるかな?」
羽黒「今から…ですか?」
古鷹「提督に言えば多分こっちは大丈夫。羽黒さんに警戒しまくってるから…」
羽黒「…わかりました。こっちも問題無いはずです。加古さんに会ってくれるんですね?」
古鷹「もちろん!」
ーー鎮守府
古鷹「これが鬼畜提督の鎮守府…」
羽黒「あの古鷹さん…司令官さんはそんな人じゃないんですって…」
古鷹「羽黒さん、加古はどこにいるの?」
羽黒「……多分あの埠頭にいるはずです」
古鷹「よし…待ってて加古!」
羽黒「ごめんなさい司令官さん…鬼畜というのはもう…広まりすぎてます…」
下1~3高コンマ 古鷹のリアクションやその状況等
ーー埠頭
羽黒「居た、加古さんです…」
古鷹「あれが加古…古鷹型二番艦の…私の妹…」
加古「羽黒に…隣に居るのは……!」
加古「ひぃぃぃっ!!古鷹!古鷹がっ!!」フラッ
羽黒「危ない…!」
古鷹「ダメ!海に落ちちゃう!」ダッ
加古「来るな!来るなぁぁぁっ!!」フラフラ
羽黒「加古さん!落ち着いて…!」
加古「わあっ!わあぁぁぁ~~~!!」
加古「あっ……」ズリッ
古鷹「ダメぇ~~!!」ズザザッ
羽黒「ほっ…間一髪…古鷹さんが抱き着いてくれたおかげで…助かりました…」
加古「う…うぅぅぅ……」ガタガタ
古鷹「加古…」
加古「ごめん…ごめんよ古鷹…あたしのせいで…謝っても許されないのはわかってるけど…でも…」
古鷹「安価」
下1~3高コンマ 古鷹の台詞、行動他
古鷹「もう、いいんですよ」
加古「うぇ……?」
古鷹「私はその古鷹ではありせんが、私も古鷹なんです」
古鷹「神に変わって…古鷹に変わって言います。貴女を許します」
加古「そん…な!あたし……は…」
古鷹「だからもう謝らないなくてもいいの。加古の生きたいように生きていいんだよ?」
加古「で…も……」
古鷹「加古……」ギュウゥゥ
加古「う……」
古鷹「ね…これだけ密着してたらわかる?私の心臓動いてるよね?」
加古「うん……」
古鷹「ドクンドクンって…生きてる証拠だよね?」
加古「うん……」
古鷹「その古鷹とはもう喋ったりできないけど、今この瞬間生きてる私がいるよ」
古鷹「もうその古鷹に囚われるのはやめて…古鷹で後悔してることがあるなら、私にぶつけて!」
古鷹「私が全部受け止めてあげるから!」
加古「安価」
下1~3高コンマ 加古の台詞、行動他
加古「ごめん、ごめん古鷹……あたし自分のことしか考えてなかった…本当にごめん…」
古鷹「うん…うん……」
加古「辛く無い?って…一言でも言えてたら…古鷹は死ななかったのに…こうはならなかったのに…」
古鷹「うん……」
加古「謝りたい…謝りたいよぉ……古鷹ぁ……」
古鷹「その気持ちも…私が全部受け止めてあげる…その重荷も…私が背負うよ…」
加古「うわぁぁぁぁぁ~~!!」ギュッ
古鷹「よしよし…」
羽黒「加古さん…これで少しでも…元気になって欲しいです…」
ーー
羽黒「加古さん…古鷹さんがお見えになりましたよ…」
加古「来てくれたんだ古鷹!提督、ちょっと行ってくるね!」
提督「あぁ……」
龍驤「あの古鷹がちょくちょく来てくれるようになってから、加古も元気になってきたなぁ」
提督「…あの古鷹のおかげだな」
羽黒「加古さんが釣りあげた手紙から…まさかこんな風になるなんて…」
龍驤「これも、そうなる運命やったんと違うかな?」
羽黒「そうだと…素敵ですね…」
ーー
加古に救いがあってよかったです
引き続きネタ、コメントはお待ちしてます
ーー
雲龍「出撃も終わったしお風呂にでも入ろうかしら」ガラッ
天城「てめぇこの野郎!」
皐月「ひえ~~!あ、雲龍さん!オッパイ吸わせて!!」
雲龍「揉むだけで我慢しなさい」
皐月「うへへへへへ…この弾力凄ぉ……」
雲龍「よしよし」ナデナデ
天城「姉貴!皐月に胸揉ませてんじゃねぇよ!」
雲龍「減るものじゃないし、別にいいでしょう?」
天城「この絵面がヤベェんだよ!姉貴の胸にしがみつく駆逐艦なんておかしいんだよ!」
皐月「へへへへへ……」ジュルッ
雲龍「天城が怒ってたっていうことは、皐月が何かしたの?」
天城「性懲りも無く胸を触りにきたからだよ!女なら誰でもいいのかコイツは!?」
皐月「天国は…ここにあった…」むにゅむにゅ
雲龍「皐月にとってオッパイは全てなのよ」
天城「訳がわかんねぇよ……」
雲龍「私もわからないわ」
天城「はぁ…ここの奴らは昔色々あったのは知ってるけどよ、皐月は間違い無くオッパイ関係だよな?」
雲龍「そうね……皐月、言っていいの?」
皐月「うぇっへへ…へへへへへ……」とろ~ん
雲龍「…そうね、皐月にあったことを一言で言うなら……」
下1~3高コンマ 雲龍の台詞を
雲龍「おっぱいで溺れかけた、かしらね…」
天城「…悪ぃ姉貴、全くわかんねぇ」
雲龍「そう言われても、これ以上の言葉が見つからないわ」
天城「想像できんのは母乳でも飲んで溺れたとかだけどよ、まさかそんなはずねぇだろ?」
雲龍「天城、それで合ってるのよ」
天城「はぁぁぁぁ!?」
天城「あ……姉貴、ちゃんと説明してくれ。まず誰の母乳を吸ってたんだよ?」
雲龍「前の鎮守府の女性提督よ。出産が終わって鎮守府で子育てをしていたそうなの」
雲龍「提督のオッパイを一心不乱に吸う赤ちゃんを見て、皐月は興味を持ったの。母乳はそれ程美味しいものなのか…って」
天城「それで…?」
雲龍「皐月は深夜に提督の部屋に忍び込んで、オッパイを吸おうとした。結果、バレることは無く提督のオッパイを吸うことに成功したの」
天城「変な行動力はこの時からあったんだな…」
雲龍「皐月は母乳を堪能したらしいわ。想像よりも美味しくは無かったけど、やめられなかったらしいの」
雲龍「でも…皐月に不幸なことが起こるの。提督が皐月に気付かずに寝返りをうったの」
天城「胸を吸ってる時に寝返りってことは……」
雲龍「ええ、皐月はオッパイの下敷きになってしまったのよ。息をしようにも鼻は胸に抑えられているし、口は母乳を吸っていた」
雲龍「後はわかるわよね?まともに息をすることができずゴボゴボと…母乳で溺れてしまったの」
天城「なんつー……」
雲龍「でも結構大ごとになったのよ?提督が気付いた時には息が止まってしまって、しかも時間が経っていたらしくて生死の間を彷徨ったらしいわ」
天城「お前は……本物のアホか?」
皐月「安価」
下1~3高コンマ 皐月の台詞、行動他
皐月「僕はあの時…一瞬天国に行ってたんだよね」
天城「いつものHEAVENはそこから始まったのか?」
皐月「ううん、それとは違う本物の天国だよ」
皐月「あの時の司令官のオッパイで溺れて、意識が無くなって……気が付いたら僕は天国に居たんだ」
皐月「なんでそこが天国だってわかったのかはわからないけど、とにかく僕はここが天国なんだって思ったんだ」
皐月「上も下も右も左もわからなかったけど、温かい場所なのには間違いなかったね」
皐月「歩こうにも地面が無くて、どうしようかと思ってたら突然目の前が真っ白になったんだ」
皐月「眩しくて目も開けられなかったけど、ぼんやりと人影が二つ見えたんだ」
皐月「その人?っぽい人達は僕が死んでいるかどうかを神に変わって裁く、みたいな事を言われたんだ」
皐月「一人は僕は死んでいるからここに来たんだって。だから僕は死んでいるって言ってたけど、もう一人は違うって言ったんだ」
皐月「僕はまだ生きている。だから戻る権利はあるって」
天城「それで……どうなったんだよ…?」
皐月「安価」
下1~3高コンマ 皐月の台詞、行動他
皐月「生きてるって言う人より、死んでるって言う人の方が巨乳だから、とりあえずオッパイ揉ませてって言ったらビンタされて…」
皐月「それで気付いたら病院だったんだ。起きたら自分に管がいっぱい刺さってるなんて…不思議な体験だだったよ」
天城「要はオッパイで死にかけたってのに、結局まだ懲りてねぇって話なんだな?」
皐月「違うよ!あの時から僕のオッパイライフは始まったの!」
天城「違わねぇだろ!?普通もうオッパイはいいってなるだろ!?」
皐月「ならないよ!だから天城さんのオッパイも吸わせて!!」
天城「意味わかんねぇ!!」
雲龍「天城、吸わせるのはダメだけど揉ませるくらいならいいんじゃないの?」
天城「なんで姉貴は平然と皐月に揉ませてんだよ!今話してる最中もずっと揉んでただろ!?」
皐月「雲龍さんのオッパイは凄いんだぁ…」むにゅむにゅ
天城「大体、今の話だけだと皐月がこの鎮守府に来た理由がわかんねぇよ!」
雲龍「安価」
下1~3高コンマ 雲龍の台詞、行動他
雲龍「提督と向こうの女性提督が友人で、オッパイに突撃を掛ける皐月を何とかしてほしいって相談したからなのよ」
雲龍「皐月は空母や戦艦だけじゃ無くて、駆逐艦のオッパイにも突撃してたのよ」
天城「節操無しにも程があるな…」
皐月「まな板だってオッパイだからね!まぁ駆逐艦の皆んなのオッパイは揉むより吸うのがメインだったんだけど…」
天城「追い出された原因ってそれだろ?」
皐月「うん、僕もそう思ってる」
天城「コイツは……」
皐月「僕はオッパイで死にかけたけど、だからこそもっと楽しみたいって思うようになったんだ!」
天城「あれか?危険なスポーツで大怪我したのに、懲りずにまたチャレンジする感覚か?」
雲龍「それに近いんじゃないかしら」
皐月「オッパイの数だけ答えがある。これが僕の答えなんだ!」
天城「へぇ…じゃあよ、この鎮守府の奴らのは全員楽しんだのか?」
皐月「もちろん!それでこそ僕だから!」
天城「ならこの鎮守府で一番のオッパイは誰だ?ちなみに姉貴は無しな」
皐月「雲龍さん以外でか、うーん……それじゃあね…」
下1~3高コンマ 皐月のあげた人物名を
皐月「天城さんかなぁ」
天城「なんでだ?姉貴と違って手入れなんてしてねぇぞ?」
皐月「天城さんの…甘くてまろやかでとっても美味しかったんだぁ…また飲みたいよ…」
天城「テメェ!その事は忘れろって言っただろ!!」
皐月「あんな美味しい母乳忘れられないよ!司令官のとは違って美味しい母乳なんて生まれて初めてだったんだもん!」
天城「せっかく薬で止めてんだ!二度と出してやるか!」
皐月「僕は諦めないからね!」
雲龍「あら、天城は例の薬はまだ飲んでいたの?」
天城「原因がわかんねぇからまだ飲んでてくれって医者が言うんだよ」
雲龍「そう、心配ね…」
天城「大丈夫だって、あれから何にもねぇんだ。思えば腕だけで済んでよかったってもんだ」
皐月「もしかしたら上半身が無くなる所だったんだよね?」
天城「そうだ。それに加えて変な意地張って、記憶を無くしかけて…挙句には母乳が出るようになっちまったからな」
雲龍「腕を切るなんて選択、急にはできないものよ」
天城「そうだよな……」
皐月「しんみりしてる所に…隙あり!」
天城「うぉっ!」
皐月「オッパイ吸っちゃうもんね!」
天城「やめろこのっ!!」
下1~3高コンマ 皐月の台詞、行動他
皐月「オッパイを揉みながら…咥えて…」はむ
天城「んぁ…」
皐月「ふぉおやっへ…ひたでさひっほをほふひて…」くりゅくりゅ
天城「ひぃっ…!皐月…やめろ……!」プルプル
皐月「……んむ!!出た!出たよ!」
天城「~~~~~!!」ビクッ
皐月「ふへへへ……この味…最高……」チュパチュパ
天城「んぃぃ……」
皐月「凄い…どんどん出てくるよ…」チュパチュパ
雲龍「もしかしてある程度は溜まっていたのかもしれないわね」
皐月「なら吸い出してあげないと!反対側も指でほぐして~っと」くりゅっ
天城「ひぃんっ!」ビクッ
皐月「あは、出てきたよ!こっちも吸ってあげないと~」パクッ
皐月「甘ぁい……美味しいよぉ天城さぁん…」
天城「安価」
下1~3高コンマ 天城の台詞、行動他
天城「い……いい加減にしろこの色魔! 」ブンッ
皐月「うわぁぁぁぁっ!!」バッシャーン
雲龍「ナイスコントロールね」
天城「地面じゃなく湯船に投げただけでも感謝しろ!」
皐月「ふへへへへ……母乳最高だったぁ…」プカー
天城「ふんっ!天城はもう出るからな!」
雲龍「皐月が大人しい内に、体でも洗っておきましょう」
ーー
皐月「はぁ……やっぱりオッパイって最高だよぉ…」
皐月「出撃が無い時はずっとお風呂で過ごせたらいいのに…」
皐月「僕がふやけないなら絶対そうするよぉ…」
皐月「はぁ…落ち着いたらまたオッパイに触りたくなってきたなぁ…」
皐月「…あ!誰か入ってきたみたい!」
下1~3高コンマ お風呂に入ってきた人物等
葛城「龍驤さん先に体洗いますか?」
龍驤「うん、運んでくれてありがとうな葛城」
皐月「やったぁ、まな板だ~~!!」
龍驤「あ?」
葛城「皐月ちゃん?いつから入ってたの?」
皐月「そんな事よりオッパイだ~~!」
龍驤「話聞く気無しやな…」
皐月「龍驤さんは怒られるから…葛城さぁん!」
葛城「ちょっと!何をする気!?」
皐月「この誰も触ったことの無いような絶壁…堪らないよねぇ…」
葛城「は?」
皐月「それじゃあ…いただきま~~す!」ガバッ
葛城「安価」
下1~3高コンマ 葛城の台詞やその他起こったこと等
葛城「い…いやぁ~~!」ブンッ
皐月「ヘブッ!!」ゴスッ
龍驤「おお、桶がクリーンヒットしたな」
葛城「だって急に襲いかかって来たから…」
龍驤「まぁ皐月も悪いからしゃーないわな。なぁ皐月?」
皐月「……」
葛城「皐月…?」
皐月「」ドクドク
龍驤「あかん!血が吹き出しとる!」
葛城「皐月しっかりして!皐月!!」
皐月「」ドクドクドクドク
龍驤「そうか、ずっとお風呂でおったから出血が酷いんか…北上呼んでこなまずいな」
ーー医務室
皐月「ん……あれ…」
皐月「僕…なんでここに…お風呂に居たはずなのに…」
葛城「……」
皐月「あ、葛城さんが僕のベッドに持たれかかって寝てる……さっきオッパイ触れなかったから今触っちゃおうかな…」
葛城「……」
皐月「そーっと…服の間から手を入れて…」
葛城「ん……」ピクッ
皐月「うわぁ…このオッパイ凄い…触ってる感覚が無いよ…」サワサワ
皐月「まな板だから当然だけど…やっぱこれたまらないなぁ…」
皐月「さぁ次はお楽しみの…このポッチをいじろうかな…っと」くりっ
葛城「……」ビクッビクッ
皐月「あはぁ……最高…ずっと触れるよ……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
葛城「皐月の怪我が大した事か無くて良かった…」
北上「お風呂の入り過ぎで皮膚がふやけてたのも原因だね~」
皐月「だってオッパイが…」
北上「ま~だ言ってる。でもまぁ怪我させた葛城も悪いからさ、少しくらい触らせてあげたら?」
葛城「うぅ……皐月、それで許してくれる?」
皐月「もちろん!だから早くオッパイを!!」
葛城「人前で脱ぐなんて…恥ずかしいのに…」シュルッ
皐月「うひーー!いいねぇっ!!」
皐月「まずは挨拶代わりに先っぽをつんっと…」ツンッ
葛城「ひゃあぁぁっ!!」ビクン
北上「どうしたのさ!?」
葛城「わ、わかりません…けど…電気が走ったみたいに…」
皐月「物凄く敏感になってるんだよ!ほら、こうなって舐めたら…」ペロッ
葛城「ひぃぃぃっ!?にゃ、にゃにこれぇ……」ビクビク
皐月「舐めながらこっちを触ると凄いことになりそう。ほら葛城さんどう?」くりゅ
葛城「ひぎっ!?ひぃぃぃっ!!」ガクガク
皐月「うん……やっぱりオッパイは最高…」ウットリ
北上「皐月~葛城が漏らす前にやめてあげてね?」
ーー
これはR-18では無いのでしょうか?心配です
引き続きネタ、コメントはお待ちしてますよね
ーー
ガングート「この私が被弾するなど…小破で済んだがやはり入渠時間はそれなりにかかってしまったか」
ガングート「明日の朝は早く無い。今日も既に遅い時間だが、ゆっくりと晩酌させてもらおう」
ガングート「あいつの料理を食べながら酒を飲めば、気持ち良く酔える。やはりあいつのことは好きでもなんでもないが、この生活はやめられないな」
ガングート「あいつの朝は早い。この時間なら寝ているだろうし、一人でゆっくりと食べさせてもらおう」
ガングート「風呂は入ってきたようなものだ、早速飯としよう。さて、帰ってきたぞ……と」ガチャ
孫「お帰りなさいガングートさん!」
ガングート「貴様、なぜ起きている!?」
孫「お……起きていちゃダメでしたか?」
ガングート「い、いや……貴様は朝早いんだろう?こんな時間まで起きていて大丈夫なのか?」
孫「心配してくれてありがとうございます。でも最近ガングートさんと話せていなかったので、少しでも話せたらなと思って待ってたんです!」
ガングート「そう……か」
孫「料理、今温めますから待っていて下さいね!」
ガングート「あぁ……」
下1~3高コンマ 二人の話題やその他諸々等
ーー
孫「ガングートさん、この料理はどうですか?」
ガングート「あぁ、どれも美味い。酒にもよく合うぞ」
孫「それはよかったです!ところでガングートさんが好きな料理って何ですか?」
ガングート「好きな料理か……そう言われるとやはり祖国の味だな」
孫「ガングートさんの祖国…海の向こうの国ですね」
ガングート「決してここより良い環境とは言えなかったが、それでもたまに思い出すんだ」
孫「あの国の料理は味付けが難しいんですよね…でもガングートさんがそういうなら、勉強しておきます!」
ガングート「そうか…頑張ってくれ」
孫「ええ!ガングートさんの為ならなんだってします!」
ガングート「……ありがとう」
ーー深夜、ガングート部屋
ガングート「……今日の料理も美味かったし、家事は全てあいつがやってくれた」
ガングート「やはり私にとってこの生活はメリットが多いようだ」
ガングート「だが……私があいつに好意が無いとは知らない」
ガングート「同棲して問題が無いから結婚しようと言えば、すぐにでも結婚できるだろう」
ガングート「…それでいいのだろうか?あいつの気持ちを裏切ることになるのは間違いない」
ガングート「結婚というとのはお互いに好きな奴同士がするものだ。私はその条件を満たしていない」
ガングート「だが…………」
ガングート「私はあと何年艦娘で居られるだろうか?」
ガングート「艦娘どころか、五年後生きているかどうかもわからない」
ガングート「なら……これくらいのワガママは許されるのでは無いのだろうか?」
ガングート「大火傷を顔におってから、私はもう男に縁が無いと諦めていた。しかしあいつはそれを気にしないと言ってくれた」
ガングート「こんなチャンスはもう無いのではないか?」
ガングート「私が少し我慢すれば、最高の生活が待っている……いや、こういう言い方は良くないか」
ガングート「だが…………」
ガングート「…………」
ガングート「私は…どうすれば良いのだろうか…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー後日
孫「こうやって休日にデートするなんて初めてですね!」
ガングート「あぁ、この前貴様にしばらく会話して無いと言われたからな。二人の時間を過ごすのも悪くないだろう」
孫「ありがとうございます!さぁ何処に行こうかな~」
ガングート(拒絶するのでは無く、少しでも受け入れれば考え方も変わるかもしれない。例えばコイツのいいところを見つけて褒めてみたりすれば……)
ガングート(とりあえず今日のデート次第、という所だな)
孫「ガングートさん、僕は女の人と出かけたことが無いので…どこに連れて行って欲しいですか?」
ガングート「そうだな、なら買い物はどうだ?」
孫「わかりました!それじゃあ行きましょう!」
ーー
孫「ガングートさんは服には興味無いんですか?」
ガングート「無いな、制服があればいい」
孫「そうなんですか…」
ガングート「今着ている服もそうだ。上着と帽子が無いだけで随分と印象が変わるだろう?」
孫「そう言われれば…気付きませんでした」
ガングート「私のことはいい、何か欲しいものがあれば買っていけ」
孫「そうですね……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
孫「なら文房具を見にいきませんか?文房具ならどっちも使いますよね?」
ガングート「ほう、文房具をわざわざ買うとはな。わかった、その店に行くぞ」
孫「ええっと、確かこの辺りに…」
ガングート「どれ、私にも地図を見せてみろ」グイッ
孫「……!」ドキッ
ガングート「…どうした?」
孫「いいえ!なんでもありません!」
ガングート「ふん…変な奴だ」
ーー店内
ガングート「文房具専門店があるとは…この店はやっていけるのか?」
孫「このお店はお洒落な物から便利な物まで揃ってるって有名ですから」
ガングート「ふむ…私には理解できん」
孫「あの部屋に必要な文房具って何でしょうか?やっぱり変わったペンとかですかね?」
ガングート「小さな黒板やボードはどうだ?メモをいちいち取り出して書くより良いんじゃないか?」
孫「なるほど!色々見ていきましょう!」
ガングート「そこまで張り切る必要は無いというのに…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
ガングート「なるほど、この店は日常品も売っていたんだな」
孫「色々買ってしまいましたね…」ゴチャッ
ガングート「必要なものなら買えばいい。金は出してやる」
孫「本当に全部出してもらうなんて…冗談かと思ったんですが…」
ガングート「普段家事や料理で世話になっているからな。これくらい出して当然だ」
孫「でも出してばっかりは申し訳無かったので…こんなものを買ってたんです」ゴソゴソ
ガングート「…なんだ?」
孫「これを受け取って欲しいんです。ガングートさんに似合うと思ったんです」
ガングート「これは万年筆…」
孫「ガングートさんが使っているパイプと似たデザインの万年筆なんです。どうですか?」
ガングート「ふむ……なかなか良い趣味だ。気に入った」
孫「本当ですか!?」
ガングート「あぁ、これは大切に使わせてもらおう」
孫「よし…!」グッ
ガングート「私が少し喜ぶとこのリアクション…コイツは本当に私が好きなんだな……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
川内「こちら川内、ガングートさんと孫さんはまだ普通にデート中みたいだね」
龍驤『了解、引き続き監視頼むで~』
川内「やれやれ、こんな事しなくちゃいけないなんて……ま、ガングートさんがやらかして、孫さんがとんでも無いことになったらダメだもんね」
川内「このまま何も無く終わってくれたらいいんだけど……」
ガングート「……」
孫「……」
川内「お、移動するみたいだね。じゃあ私もバレないように……」コソッ
ーー
川内「今度はランチか、ここは……成る程、ロシア料理店」
川内「多分ガングートさんのリクエストだろうね、前にちょこっと言ってたし」
ガングート「……」
孫「……」
川内「何を話してるんだろ……ギリギリまで近付いて…話聞いてみよう……」
川内「そっと…そーっと……」
下1~3高コンマ 二人の会話内容等
孫「ところでガングートさん、気付いていますか?」
ガン「ああ……私達を尾行しているネズミがいるな」
孫「……ところでガングートさん、気付いていますか?」
ガングート「ああ……私達を尾行しているネズミがいるな」
川内「!!」ドッキーン
ガングート「私はともかく、よく貴様も気付いたな?」
孫「お酒造りのおかげです。僅かな音でも聞き逃さないようになってしまったので…」
川内「……」ダラダラ
ガングート「…今なら気付いていないことにしてやる。消えるなら今のうちだ」
川内「…………」スッ
孫「え……本当に消えた!?」
ガングート「あれは川内の得意技だ、実際に消えたわけじゃない。そう見せているだけだ」
孫「凄い……」
孫「でもなんで跡を付けたりしたんでしょう?」
ガングート「…多分私だろう」
孫「ガングートさんが……?」
ガングート「はぁ…………」アタマカカエ
孫「ガングートさん……?」
ガングート「…………私の話を聞いてくれるか?」
孫「はい……何の…話なんでしょう…?」
ガングート「以前貴様に結婚を申し込んだが……あれは本意では無い」
孫「…………」
孫「……え?」
ガングート「あれはお前が作ったという酒に釣られただけだ」
孫「そん……え…?」
ガングート「貴様と同棲したのは家事をやってくれるから、それに料理が美味かったからだ」
ガングート「だから……貴様の事は好きでもなんでも無い」
孫「……」
ガングート「…すまなかった、騙すつもりは無かったんだが……あの部屋での生活は心地が良かったんだ」
ガングート「……本当に申し訳なかった」
孫「安価」
下1~3高コンマ 孫の台詞、行動他
孫「じゃあ今は…お試し期間ということにしませんか?」
ガングート「……貴様はそれでいいのか?」
孫「僕のことは好きでは無いかもしれませんが嫌いでは無いんですよね?」
孫「あそこでの生活が気に入ってくれているなら、僕はそれで構いません」
ガングート「…そんなに貴様の酒を褒めたのが嬉しかったのか?」
孫「はい、感動するほど嬉しかったです」
ガングート「即答か……」
孫「僕はずっとこの仕事をやりたいと夢を見て、なんとか一人前と呼ばれるまでになりました」
孫「ですが僕のお酒を褒めてくれる人は誰も居なかったんです…」
ガングート「何故だ?あんなに美味い酒はそうそう無いぞ?」
孫「そうなんです!飲んでくれれば美味しいと言ってもらえる自身はあるんです!」
孫「ですが今時、日本酒は売れないんです。ビール以外にもチューハイやハイボール…お酒といえば日本酒という時代ではないんです」
ガングート「成る程、そういえばコンビニで日本酒なんか見ないからな」
孫「だからガングートさんにあんなに褒めてもらって…本当に嬉しかったんです…」グスッ
ガングート「おいおい、泣く程の事では無いだろう?」
孫「すいません……」
孫「だから…僕のことは好きでもなんでも無くてもいいんです。ただ近くで僕のお酒を飲んでくれればいいんです」
孫「結婚することがガングートさんのメリットになるなら…やっぱり結婚しませんか?」
ガングート「正気か!?私は貴様に好意が無いんだぞ!?」
孫「それでもいいんです…ガングートさんには触りません。ですが僕のお酒を飲んでくれますか?」
孫「貴女が美味しそうにしてくれるだけで…僕は胸いっぱいなんです」ニコッ
ガングート「安価」
下1~3高コンマ ガングートの台詞、行動他
ガングート「……今は異性としてまだ好きではないが、貴様の事は人として好きだ」
孫「じゃあ……!」
ガングート「だが、相談する必要があると思わないか?好き同士で無いが結婚するというのは、周りが納得するか?」
孫「…確かにそれはありますね。おじいちゃんは納得しなさそうだし……」
ガングート「とりあえず提督に相談してみるか?ここから鎮守府は遠くない」
孫「あの人ならいい答えをくれるかもしれません!是非そうしましょう!」
ガングート(……あの胸の高まりはなんだ?アイツの真剣な表情を見ていると……)
ガングート(…いや、今は深く考える時ではない……そう思おう…)
ーー鎮守府
提督「まさか…そんな話になっていたとはな……」
孫「僕は今のままの関係でも構いませんが、ガングートさんにメリットがあるなら結婚したいと思っています」
ガングート「私としてはメリットしか無い。この国の永住権も手に入るし、パスポートもこの国で簡単に作れる」
提督「…孫君はガングートが好きでない…それでもいいと言うんだね?」
孫「はい!近くに居てくれるならそれで構いません!」
ガングート「提督、貴様はどう思うか単純に考えを聞かせて欲しい」
提督「安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他
提督「…気持ちに違いがありすぎて孫さんの心の負担が辛いものになる。まだ時間をかけてからでもいいのではないか?」
ガングート「なら現状維持ということだな」
提督「…そういうことだ」
孫「わかりました、提督さんがそう言うならまだ結婚はやめておきます」
提督「…孫君は女性と付き合ったことが無いんだろう?なら女性の事をもっと知るという意味でも、ある期間、同棲するのは悪いことではない」
ガングート「私も男と親密な関係になったことは無い。提督以外の男のことは全く知らないな」
提督「そんな二人がいきなり結婚しても、辛いことのほうが多いだろう」
孫「はい……」
提督「それにこんな事を…と思われるかもしれないが、結婚するというなら考えなければいけない」
ガングート「何をだ?」
提督「体の関係、つまりは性交渉だ。そういうことをしない夫婦は確かにいるが、一緒に生活する以上は性欲を発散する方法が必要だ」
ガングート「そうだな、誰かさんに襲われては敵わないからな」
孫「その事については…本当に申し訳ありません…」
提督「…ガングート、あの件は何も無かったで解決しただろう」
ガングート「ふんっ、コイツはそうだったが、男なんてそんなものだろう?」
提督「…なら俺もか?」
ガングート「貴様は随分と龍驤と仲が良いようだが?ん?」
提督「…………」
ガングート「反論できないだろう?毎日のように…だろ?」
提督「そういうガングートは……安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他
提督「ある程度発散しないと不健康だぞ。誰もいない倉庫で獣のようにやっていると噂になっている」
ガングート「なんだと!?誰がそんな噂を!!」
提督「以前酒を密造していた時のものだ。コソコソとしているからそんな噂が流れる」
ガングート「嘘は許さん!その噂を流した奴は全員銃殺刑だ!」
孫「あの…密造って…?」
ガングート「その事は気にするな!!」
孫「は、はい!」
ガングート「そんな事を言いそうなのは…夕張か!許さんぞ!貴様は部屋に帰って料理でも作っていろ!」
孫「わかりました!!」ダッ
ガングート「世話になったな提督!この礼はまただ!」ダダダッ
提督「あいつらは意外とお似合い…なのか?」
ーー
今日のはあまり自分の中でまとまりませんでした
引き続きネタ、コメントはお待ちしてます
ーー
島風「……よし、今だよ連装砲ちゃん!」
連装砲ちゃん「!!」
島風「今なら神通さんも川内さんも居ないし、抜け出すには絶好のチャンスだもんね!」
連装砲ちゃん「!!」
島風「今日こそ提督の所に行って、いっぱいお話しするんだもん!」
連装砲ちゃん「!!」ぴょんぴょん
島風「そうだよね、連装砲ちゃんも提督に会いたいよね!」
島風「でもこの義足でどこまでいけるかなぁ…病院まで歩けるかな…」
連装砲ちゃん「!!」ぴょんぴょん
島風「え?連装砲ちゃんが運んでくれるの?」
連装砲「!!」ビシッ
島風「任せろ…か。うん!歩けなくなったら連装砲ちゃんにお願いするね!」
連装砲ちゃん「!!」
島風「よし……待っててね提督!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー病院
島風「ふう…ふう……やった…着いたよ連装砲ちゃん…」
連装砲ちゃん「??」
島風「うん…私は大丈夫…ちょっと疲れちゃっただけだから…」
島風「よし…提督を探そう!」
連装砲ちゃん「!!」
島風「そうだよね、看護師さんに聞いたら鎮守府にバレるかもしれないし、私の格好見て連絡されちゃうかもしれないからね」
島風「だから入院患者になりすまして…正面じゃなくて裏口からそーっと入ろう!」
連装砲ちゃん「!!」
島風「部屋の外に名前が書いてあるから探すのは簡単!」
島風「後は自然に病院をウロウロして、怪しくないようにしないと」
連装砲ちゃん「!!」
島風「え?特別な部屋に入院してたらわからないって?うーん…それなら看護師さんに聞くしかないね」
島風「ここまで来たんだから、絶対に提督に会う!ね、連装砲ちゃん!」
連装砲ちゃん「!!」ぴょんぴょん
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
島風「うーん…この階にも居ないのかな…」
連装砲ちゃん「!!」クイッ
島風「どうしたの連装砲ちゃん?」
連装砲ちゃん「!!」ビシッ
島風「男子トイレを指差してどうしたの?」
島風提督「ふぅ……」スタスタ
島風「あ……あぁぁぁ!!」
島風「提督だ……!提督~~~!!」
島風提督「ん……?」
島風「提督~~~~!」
ギッギッギッギッ
島風提督「島風…!?そ、その格好…!?」
島風「会いたかった~~!!」バッ
島風提督「おわ…!飛び込んでくる気か!?」
ドシーン
島風「えへへへ…受け取めてくれたね…」
島風提督「当たり前だろう!?何を考えてたんだ!!」
島風「……提督のこと」
島風提督「む……」
島風「ずっと、ずっっっっと会いたかったんだからね……」
島風「私のこと…もう離さないで……」
島風提督「安価」
下1~3高コンマ 島風提督の台詞、行動他
島風提督「島風……」ナデナデ
島風「んん…もっと撫でて…私に触って……」
島風提督「……俺だって会いかった」ギュッ
島風「あったかい……提督の手…体……」
島風提督「……だがこれまでだ。俺はお前を守ることはできない」パッ
島風「なんで!?私は提督のこと大好きだよ!!」
島風提督「違う…そうじゃないんだ……」
島風提督「俺はここを退院した後、然るべき所に収監される。あいつらを酷い目に合わせたんだから当然だ」
島風提督「そこからはいつ出れるかはわからない。ひょっとしたらもう、二度と表には出れないかもしれない」
島風提督「そんな状態で…お前を守るとは言えない」
島風「嫌だ!私は提督から離れない!」
島風提督「島風…わかってくれ……」
島風「嫌だ嫌だ!!このまま二度と会えないっていうなら死ぬもん!」
島風「提督の居ない人生なんて生きてたって意味ないもん!!」
島風提督「島風……」
島風「嫌だ……提督…私を一人にしないで…」
島風提督「……」
島風「……提督」
島風提督「…なんだ?」
島風「……逃げよう」
島風提督「……」
島風「私…提督が居れば何もいらないよ。お金も、食べるものもいらない」
島風「ねぇ……提督、私といこう?」
島風提督「安価」
下1~3高コンマ 島風提督の台詞や行動他
島風提督「それは無理だ。艦娘と元提督が二人で逃げたとしたら絶対に見逃しては貰えない」
島風「そんなのやってみなくちゃわからないでしょ!!」
島風提督「わかるさ。上の奴らもそこまで無能じゃない」
島風提督「俺だってお前と…逃げられるならそうしたい」
島風提督「俺もお前が居れば何もいらない。その気持ちは同じなんだ」
島風「……」
島風提督「……すまんな」
島風提督「さぁ……もう帰るんだ。帰りは一人で大丈夫か?」
島風「……」
島風提督「島風、言うことを聞くんだ」
島風「嫌だ……」
島風「提督と一緒にいけないなら……私を殺して」
島風提督「おい…冗談にしては笑えないぞ」
島風「冗談じゃないもん!こんな体で提督も居ないならもう生きてる意味なんてない!!」
島風「提督、選んで!!私を殺すか、私と逃げるか!!」
島風「私、本気だからね!!」
島風提督「安価」
下1~3高コンマ 島風提督の台詞、行動他
島風提督「……わかった、お前と逃げよう」
島風「本当!?嘘じゃないよね!?」
島風提督「あぁ、だからまずお前から逃げてくれ」
島風「わかった!先に行くからね!」
連装砲ちゃん「!!」
島風提督「…よし、ちゃんと見送ってやろう」
ーー
島風「提督はちゃんと来てくれるよね?」
島風提督「もちろんだ、だからそうだな…駅で待っていてくれ」
島風提督「俺も準備が出来次第、そちらに向かう」
島風「うん!待ってるよ!」
連装砲ちゃん「!!」
島風「うん、これはやっちゃいけないことだけどやっぱり提督と一緒って楽しいよね!」
島風「やっぱり私には提督が居れば何もいらないもん!」
連装砲ちゃん「……??」
島風「あれ?どうしたの連装砲ちゃん?」
島風提督「……」
「……」
「……」
島風「え、何あの人達……なんで提督の周りにいるの?」
「……」ガチャン
島風提督「……」
島風「え…え……?」
島風「なんで……提督に手錠…してるの……?」
島風提督「……」
「……」
「……」
島風「提督を…どこに連れていくの……?」
島風「嫌だ……!提督、行っちゃ嫌!!」
島風「ていと……!」ベシャ
連装砲ちゃん「!!」
島風提督「……」
「……」
「……」
島風「やだ……行かないで…提督……」
島風「一緒に行くって…逃げるって言ってくれたのに……」
島風「提督…………」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー後日、鎮守府
北上「ほら島風、食べなって」
島風「……」
連装砲ちゃん「!!」
北上「ほら、連装砲ちゃんも心配してるよ?」
島風「……」
北上「ダメか……」
提督「…北上、島風の様子はどうだ?」
北上「見ての通りだね~ご飯は食べようとしないし、何もしたく無いみたいだね」
提督「原因は島風提督か……」
北上「だろうね~目の前で連れて行かれたんじゃ、心も折れるよね~」
北上「島風はさ、今まで島風提督の為だけに生きてたんだって。だから四肢が無くなってもあんなに明るかった」
北上「でもその島風提督が…心の支えが無くなったら、簡単に壊れちゃうんだよ」
島風「……」
北上「……島風提督はどうなってるの?」
提督「…あれだけのことをしたんだ。そう簡単には出てこれない」
提督「本当にもう二度と、会えないのかもしれない」
北上「……キッツイね」
提督「だが罪は償わなければならない。島風提督のせいで傷付いた艦娘はいるんだ」
北上「でもこのままじゃ島風は……」
提督「……」
北上「提督、あたしはこの島風と龍驤さんが被って見えるんだよ~」
北上「もし提督が島風提督の立場だったとして、龍驤さん…つまり島風はどうして欲しい?」
提督「……」
北上「これ以上、あたしは島風が傷付つくのは見たくない」
北上「現状、島風をどうこうできるのは提督なんだよ、だからさ…」
北上「どうにかしてあげられない?もう…可哀想で…見てられないんだよ……」
提督「安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他
提督「…島風提督のことはもうどうにもならない。島風には根気よく心を開いてくれるように接していくしかない」
北上「ありきたりだけど…それしかないんだね」
提督「…すまん」
北上「ううん…提督は悪くないよ。でも……ごめんね、ちょっと気分が優れないや」
提督「大丈夫か…?」
北上「うん……色々考え過ぎただけだから…少し寝たら良くなるから……」
提督「…本当にすまない」
北上「うん……」
ーー
漣「それで…漣にお声が…かかったんですね…」
提督「…お前なら島風の心を開かせてくれると思ってな」
漣「期待された分…頑張ります…」
島風「……」
漣「さぁ…島風氏…嫌でも話を…聞いてもらいますぞ…」
下1~3高コンマ 漣のとった行動やその他起こったこと等
漣「さて…ご主人様…少し手伝って…くれますか…?」
提督「何をすればいい?」
漣「ちょっと…このバケツを…漣の右腕に…持たせて…下さい…」
提督「中身が入ってるぞ、大丈夫か?」
漣「はい…オッケー…です…」ギシッ
漣「あとは…これを……」フラフラ
提督「漣は何をするつもりなんだ……?」
漣「GO…!」バッシャーン
提督「!?」
島風「おぶぉえっ!ゲホっ!!ゴホッ!!!」
漣「あ…反応あった……」
島風「あ、貴女ねぇ~~~!!」ビシャビシャ
漣「ご主人様…とりあえず…作戦成功です…」
提督「…どこが成功なんだ?」
漣「島風氏の目に…光が戻りました…」
島風「寝てる所にバケツなんかかけないで!何考えてるの!!」
漣「漣に…落ち度でも…?」
島風「落ち度しかないでしょ!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
島風「そーっと、そーっと……」
川内「島風~どこに行くのかな?」シュッ
島風「う……川内…」
川内「さぁ、大人しくベッドに戻ってね~」
島風「……」
連装砲ちゃん「!!」ぴょんぴょん
川内「わかってるよ、島風に乱暴なんてしないから。ほら、連装砲ちゃんも心配してるから帰るよ?」
島風「……はい」
川内「島風がちょっと元気なってウロウロするようになったのはいいけど、提督を探しに外に出るのは頂けないね」
島風「だって……」
川内「気持ちはわからなくも無いよ。でもそんなことしたら提督と会える可能性が減っちゃうよ?」
島風「嫌だ……」
川内「なら今は大人しくしてるんだね。リハビリもそろそろ再開したら?」
島風「提督と会えないなら…する意味ないもん…」
川内「うーん…じゃあさ、それ以外に何かして欲しいこととかある?私にできることならしてあげるよ?」
島風「安価」
下1~3高コンマ 島風の台詞、行動他
島風「提督がどうしてるか教えて」
川内「……知りたいの?」
島風「知りたい」
川内「どうしても知りたい?」
島風「うん、だから教えて」
川内「……あの人…島風提督はね……」
川内「もう……戻ってこれないんじゃないかな」
島風「……」
川内「やっぱり、艦娘を使ってイカガワシイ商売をしてたのがよくなかったみたい」
川内「幹部さんも掛け合ってみたらしいんだけど、もうどにもならなかったんだって」
川内「このままだと島風提督は…………」
川内「極刑…は流石に無いと思うけど、やっぱり外には出れないね」
川内「仮出所も無し、刑期が終わりそうになったらまた別の罪で収監。もう……あそこからは出れない…」
川内「……ごめんね。私達じゃどうしようも無かったんだ」
島風「安価」
下1~3高コンマ 島風の台詞、行動他
島風「いいもん…連装砲ちゃんに提督の居場所探してきてって、お願いしてるもん…」
川内「あぁ、その連装砲ちゃんなら神通が捕まえてたよ」
島風「う……」
川内「大体、場所を知ってどうするの?助け出すのは無理なんだよ?」
島風「……いいの、場所がわかればそれで…」
川内「ん……?何その変な言い方…」
島風「……」
川内「…まぁさ、面会くらいならなんとかなるだろうから、それまで大人しくしてなよ?」
島風「……」
川内「後で連装砲ちゃん持ってきてあげるから。じゃあね~」スタスタ
島風「……」
島風「いいもん…提督の場所がわかれば……」
島風「魂はそこにいけるもんね……」
島風「提督…待っててね……」
島風「もうすぐ…会いに行くから……」
川内「提督、ちょっと失礼するよ~」
提督「…島風の様子はどうだ?」
川内「ダメかも、島風提督の場所がわかったら死ぬみたいなこと言ってたよ」
龍驤「なんでそうなるんや!?」
川内「生身の体では無理だから、魂になってそこに行くみたいなこと言ってたよ」
龍驤「島風……」
提督「…島風のことはよく見張っておかなければいけないな」
川内「目離したら危険だね。なんとか元気になってくれたら、思い返してくれると思うんだけど…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
提督「…島風、お邪魔するぞ」
島風「…………なに?」
提督「今日は島風にいいものを持ってきたんだ」
島風「ふーん……」
提督「これだ。これは…島風提督からの手紙だ」
島風「提督!!」
提督「内容は俺が読みあげよう。いくぞ…」
下1~3高コンマ 島風提督からの手紙の内容や書かれていたこと等
提督「お前と会えて本当に良かった…お前との思い出を糧にすれば暗い牢の中でも生きていける…島風、お前は自分の人生を歩んでくれ……」
島風「提督……」
提督「…島風提督が言うように、島風には自分の人生を選ぶ権利がある」
提督「このまま艦娘として生きていくなら、俺達が責任を持って島風の面倒を見よう」
提督「北上達の頑張りによっては出撃もできるようになるかもしれない」
提督「義手、義足もリハビリすれば前と同じような生活が送れるだろう」
提督「その辺は龍驤を見ていたらわかるだろう?」
島風「……」
提督「島風提督とは手紙でならやり取りはできる」
提督「直接会うことはできないが、それでも心を通わせることはできるはずだ」
提督「だから島風……君はどんな選択をする?」
提督「俺達は島風を迎え入れる準備はできている。違う道を歩むというなら、それも島風の選択だ」
提督「俺達は止めはしない」
島風「安価」
下1~3高コンマ 島風の台詞やその他起こったこと等
島風「まだちゃんと決められないけど…思ってることは一つあるの!」
島風「提督、ここで戦わせて下さい!それでいっぱいMVPとって!提督に、私の活躍を聞かせてあげるの!」
島風「島風…いっぱい活躍するの!提督が誇らしく思ってくれるように!」
島風「そうじだら……提督…よろごんで……ぐれるもん…!」グスッ
提督「…そうか、ならリハビリを頑張ったことも報告すればいい」
島風「う"ん……!ひどりで…ぜんぶできるように…なる…!」
島風「だがら…でいどぐ……そっぢで…みででね…!!」
ーー
コンマによっては死亡者が出る所でした
引き続きネタ、コメントはお待ちしてます
ーー鎮守府、演習場
川内「じゃあこの指定のコースを八の字に周ってきてね~」
漣「やって…やります…」
島風「これくらい楽勝なんだから!」
川内「漣はいいとして、島風は本当に大丈夫?まだ義手もつけてないんだよ?」
島風「平気だもん!私は一日でも早く海に出たいの!」
漣「その心意気は…凄いですが…島風氏は…両脚義足…まず…真っ直ぐに…進めますか…?」
島風「島風はできる子なの!」
漣「答えに…なってない…」
島風「そもそも貴女こそどうなの!右脚歪んでてまともに歩けないくせに!」
漣「それがですね…龍驤さんから…片脚での…艤装の…使い方を…学びまして…」
漣「こう…スケートのように…右脚…左脚と…やれば進むんです…」スイ~
川内「速度は落ちるけど、ちゃんと舵は切れてるみたいだね」
漣「コツさえ掴めば…余裕っす…」
島風「むぅ~~!漣ばっかりズルい!」
漣「そんな事…言われましても…」
島風「私もそうやって進むの~!」
川内「島風、こういうのは焦っちゃダメだよ。ちゃんと少しずつステップを踏んでいかないとね」
島風「うぅぅ……」
漣「頑張って下さい…島風氏…海に出れるようになれば…活躍するのは…貴女です…」
川内「漣はどうやっても主砲を安定して持てないから、対潜専門でやるんだよね?」
漣「はい…それに引き換え…島風氏は…主砲は…連装砲ちゃん…ですし…魚雷を積んで…雷撃戦が…できます…」
川内「島風の能力って高かったんだよね、提督もびっくりしてたよ」
島風「だから私は一日でも早く海に出たいの!それで活躍を提督に報告するんだから!」
漣「目的があるのは…素晴らしいことですな…」
川内「さ、そろそろリハビリ開始しよっか。まずは低速でゆっくりとね~」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
漣「はひ…はひ……」
川内「漣はここまでだね。これ以上は危ないよ」
漣「ひい…でも…まだ…島風氏が…ひい…ひい…」
島風「……」ザザザッ
川内「コツを掴むまで時間はかかってたけど、慣れてきたらあれだもん。島風の練度は嘘じゃなかったね」
漣「漣も…練度では…負けてな…ひい…」
川内「あの集中力も凄いよ。これ以上のメニューを用意してなかった私の負けだね」
島風「タンタントン…タンタントン…」ブツブツ
川内「おーい島風~今日はここまでだから止まって~!」
島風「ヤダ!もう少しできるもん!」
川内「これ以上は義足の負担にもなるし、島風にも負担がかかるよ?今日無理すると明日リハビリできなくなっちゃうよ?」
島風「……わかった、やめる」
川内「よし!ならこっち来て艤装解除してね」
漣「やりますな…島風氏…漣の方が…先にへばってしまいましたぞ…」
島風「コツがわかればあれくらい簡単だもん!」
漣「何度も…口ずさんでたのは…リズムですか…?」
島風「そう!私は滑らかに曲がれないから、細かい直線を刻んで曲がってるの!」
漣「なるほど…なるほど……」
島風「あとはこれを高速でできたら、もう何も怖くないの!」
漣「それは…フラグですぞ…」
島風「変なこと言わないでー!」
川内「~~~~」ゴソゴソ
漣「後片付けを…お任せ…することになって…申し訳ないですな…」
島風「そう言っても私達にはできないんだし、仕方ないもん」
漣「そうなん…ですよねぇ…」
島風「ねぇ、ところで川内さんって教習艦なの?」
漣「今は…知りませんが…漣が居た頃は…ただの艦娘です…」
漣「なぜ…そう思ったん…ですか…?」
島風「教え方が教習艦のそれだったもん。あ、もしかしてここに来る前はバリバリの教習艦とかだったの?」
漣「安価」
下1~3高コンマ 漣の台詞、行動他
漣「川内さんには…師匠と仰ぐ艦娘が居て…その影響を受けて…鬼軍曹と…呼ばれていたそうです…」
島風「やっぱり教習艦だったんだ!でも鬼軍曹の割にはさっきから優しくない?」
川内「流石の私だって空気は読むよ~二人に無理させたらとんでも無いことになるからね」
島風「この距離で聞こえてる…地獄耳…」
漣「多分…川内さんは…これからもっと…厳しくなりますぞ…」
島風「いいもん!それで早く戦場に戻れるなら頑張るもん!」
川内「良い意気込みだね~これからが楽しみだよ」
漣「あの…漣は…ゆっくりで…いいので…」
川内「そう言わずにさ、漣も島風と一緒くらい頑張ってみない?」
漣「いえ…漣は…基本が終われば…対潜講習に…いきますので…」
川内「それでも魚雷は撃つでしょ?それまでは一緒にやってもらうからね!」
漣「メシマズ…」
島風「よし!もっともっと頑張らなきゃ!」
川内「念押しするけど今日はこれまでだからね?頑張るならまた明日以降でよろしく!」
漣「へぇ……やっと…鎮守府で…ゆっくりできる…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
川内「漣と島風は案外やるよね、初日であそこまでできるなんて思ってなかったよ」
川内「これは明日からもう少しハードな内容でもいいかな~」
提督「……」
川内「…ん?執務室からヒソヒソ声?」
龍驤「……」
川内「龍驤さんもいる。ということは何かある…ってことだよね」
川内「どれどれ、ちょっと盗み聞きを……」スッ
龍驤「……この情報は確かなんやろうか?」
提督「…信憑性はそれなりといった所か。だが何故俺達の鎮守府へタレコミを…」
龍驤「そりゃ漣が拐われたのがこの鎮守府やからやろ?だからウチらに教えてくれた…ちゅうこと違う?」
提督「…そんな単純な話ならいいんだが」
龍驤「それにしても敵さんの拠点は意外と近いみたいやな。この建物の地下がアジトやなんて」
提督「…艦娘を拐うなら拠点は近いべきだろう」
龍驤「そう言われたらそうか…」
川内「漣を拐った奴らのアジトか…もう何もないかもしれないけど、調べる価値はあるかもね」
川内「あの場所ならすぐ行って帰ってこれる。なら神通が出撃してる隙にちゃちゃっと偵察に行っちゃおうかな…」
川内「……うん、行ってみよう。何かわかることがあるかもしれない」
川内「全てが明らからにならなくてもいい、だから深入りは禁物で……」
川内「アジトの規模やどんなの人が居るかくらいは確認できたらいいかな」
提督「……」
川内「おっと、話が終わっちゃう。ここに居たら盗み聞きがバレるから退散しないと」
川内「潜入か、久々に腕がなるね!」
下1~3高コンマ 川内の潜入の結果やその他起こったこと等
ーー
ピピピピピピ……
提督「…こんな夜にどうした?」
川内『提督!細かい話は後にするから!とりあえずドック空けて!!』
提督「なんだ?緊急事態か?」
川内『簡単に言うと漣みたいになってた子を保護したの!』
提督「なに…!?」
川内『敵には気付かれてないから!とにかく頼んだからね!!』ガチャ
提督「全くあいつは…とにかく、今はドックを空けるのが先か!」
北上「漣みたいってことはやっぱり捨てられてのかな?」
秋津洲「多分そうかも…」
夕張「損傷具合が気になりますね…」
明石「さささ最悪の結果も…そそそ想像しなければ…」
北上「……とにかく今はその子の無事を祈ろう」
ダダダダダッ!
川内「北上!この子を頼んだ!!なんとかしてあげて!」
下1~3高コンマ 連れてこられた潮の様子は?見た目や内面に何かあっても可
ーー
提督「…それで、俺と龍驤の会話を聞いた川内は敵のアジトに乗り込んだ…というわけか」
川内「正確には忍び込む前に、あの子を見つけたの」
龍驤「どっちにしろや!一人で危険なことすんな!!」
川内「それについてはごめんなさい…でも、危険を感じたらすぐ逃げるつもりだったの!」
龍驤「アホ!向こうの規模もわからんのにそんな無謀なことすんなって言うとるんや!」
川内「……ごめんなさい」
提督「…川内程の練度ならなんとかなると考えたんだろうが、少し浅はかな行動だったな。よく反省するように」
川内「…わかりました!」
北上「…あの子の処置が終わったよ」
川内「北上!どうだった!?外傷は無かったと思うんだけど!」
秋津洲「確かに、外傷は無かったかも」
明石「でででも………」
夕張「残念ながら…精神の方が…」
川内「……!」
北上「とてもじゃないけど、回復は見込めそうに無いかもね」
川内「なんでそう言い切れるのさ!漣だって治ったんだからなんとかなるでしょ!?」
夕張「いえ……それが…」
秋津洲「脳波に…反応が無かったかも…」
川内「うそ……」ペタン
明石「ののの脳死…じじじ状態…です…」
川内「うそ…うそだ……」
北上「提督、この子…潮は幹部さんに預けるか、然るべき施設に送るしかないよ」
川内「…なんでそんな淡々としてるのさ!」
北上「あたしだって!!救えるなら救ってあげたいよ!でも!もう……!脳が死んでるならどうしようもできないんだよ!!」
川内「そんな……」
北上「…もう夜も遅いけどさ、皆んなに見つかる前になんとかした方がいいと思うよ。無理言ってでも幹部さんに回収してもらうのがベストかな」
提督「安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他
提督「川内…どんな艦娘も受け入れるとは言っても、どうにもできないことはある」
川内「……」ブルブル
提督「…ここはやはり幹部さんを頼ろう。今のうちならここに居る者以外、この潮のことを知ることは無い」
北上「これが、あたし達にできる最大側のことだよね」
秋津洲「駆逐艦にこんなことするなんて…許せないかも!」
明石「あああ秋津洲ちゃん…落ち着いて…」
夕張「せめて…体と服は綺麗にしてあげましょう」
北上「…うん、せめて可愛いまま…運んであげたいね…」
ーー
提督「…幹部さんと連絡がついた。ここまで迎えに来るそうだ」
夕張「鎮守府内に入ってくるとマズくないですか?龍田さんなら気付きますよ」
提督「…ならこちらからも潮を運んで、途中で落ち合う段取りでいこう」
川内「提督、その役は私がやる」
提督「…いいのか?」
川内「私が…最後まで責任取る」
提督「……よし、なら潮をおぶって、この地点まで向かってくれ」
川内「……了解!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
ーー
幹部「提督君の所の川内君だね?」
川内「…はい」
幹部「よし、その艦娘はこちらで預かろう」
川内「潮……」
潮「」
幹部「…うむ、引き渡しを確認した。辛いことをさせて申し訳なかったね」
川内「いいえ…この子は私が保護したので、最後まで責任を取りたいんです」
幹部「そうか、君は強いんだね」
川内「幹部さん、潮はどうなるんですか?」
幹部「この子が所属していた鎮守府がわかれば、その提督と話し合うよ」
川内「じゃあわからなかったら?」
幹部「……脳死の場合は臓器を提供してもらうことになっている。これは規則で決まっていることだ」
川内「……」
幹部「……すまない。もうどうしようもないんだ」
川内「……はい」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
朝霜「お~~う!ちょっと待った~~!」
川内「朝霜…?」
幹部「君は提督君の所に居着いている朝霜か?」
川内「でもなんでそんな服がボロボロなの?」
朝霜「あぁ、ちょっと変な奴らのアジトぶっ潰してたんだ」ボロッ
幹部「それは……例の傀儡を作っている組織かい!?」
朝霜「傀儡?あーんと、どうだったか……とりあえず無茶苦茶にしてきたから、よく覚えてねぇ」
幹部「…まぁいい、朝霜君場所を教えてくれ!残骸が回避できる可能性がある!」
朝霜「タダで…っていうわけにはいかねぇな。あたいも危険な目にあってんだ」
川内「私は気付かなかったけど、朝霜も潜入してたの?」
朝霜「いや、あたいは襲われる所だったんだ」
朝霜「向こうからちょっかい出してきたんだ、だから思いっきり暴れてやったのさ!」
幹部「うむ……朝霜君との取引は前向きに考えよう」
朝霜「よぉっし!」
川内「…それで朝霜はその報告に来ただけなのね?」
朝霜「あ、違ぇ!肝心なの忘れてた!」
朝霜「え~~っと……これだ、これ!」スッ
川内「これは…?」
幹部「何種類かのメモリかい?USBや…ふむ、フロッピーまであるのか」
朝霜「どうやらよ、これには潮の記憶が入ってるらしいんだよ」
幹部「な……!なんだって!?」
朝霜「なんか頑丈そうで一番重要っぽい所ぶっ壊してたら、それだけは!って懇願されたんだよ」
朝霜「どうやらアイツら、あの施設では記憶の暗号化を実験してたみてぇなんだ」
朝霜「要はどうにかして作った戦闘の記憶を、何かにインストールしたかったみてぇだな」
幹部「そ…それで!?」
朝霜「…実験は成功したらしい。潮の記憶を抜き取って、メモリに移すことに成功したって言ってたな」
川内「そんな……あり得ない…」
朝霜「あたいもあり得ねえって思う。だからよ、試してみねぇか?潮からメモリがいけんなら、逆もできんだろ?」
幹部「朝霜君、その装置は…」
朝霜「もちろん残してある。まぁ研究員っぽい奴は全員ぶっ飛ばしておいたけどな」
幹部「おお……!」
朝霜「だけどよ、あの装置を使うには条件がある」
幹部「わかっている、君との取引はしよう!」
朝霜「そうじゃねぇ。潮に装置を使った後、その機械をぶっ壊すのが条件だ」
川内「なんでそんなことするの!?」
朝霜「オッサン、あんたその装置を悪用しねぇって誓えるか?」
幹部「……」
朝霜「アンタは明石をああすることができた。つまり、何らかの装置か施術所を持ってるんだろ」
朝霜「となると、あの装置もオッサンは手に入るなら使うよな?」
幹部「……そうだその通りだ。ここは大人しく君の条件を飲もう」
朝霜「そうだよな、逆らったらぶっ飛ばされるだけだ」
朝霜「とりあえずは機械に強そうな北上を呼んできて、状況を見てもらうのがいいな」
幹部「なら詳しい日程が決まれば報告してくれたまえ。それまで潮君は責任持って預かろう」
朝霜「オッサンはあたしとの取引材料考えてろよ?」
幹部「…わかった」
川内「記憶をメモリに移すなんて…そんな馬鹿なこと、本当にできるっていうの?」
ーー
体調不良によりここまでです
次スレは潮の続きからやります
それでは次スレでもよろしくお願いします
川内「そうだね…これは私の口から言うより、見てもらった方が早いね」
潮「まさか川内さんも提督にあんなことを!?」
川内「バカ!そうじゃないって!!」
潮「でも……」
川内「とにかくついてきて、百聞は一見に如かずって言うでしょ?」
潮「川内さんがそう言うなら…」
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