モバP「比奈の作品作りに協力する」 (93)
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※タイトルを予告していたものから変更しています。
-事務所-
比奈「プロデューサー、お疲れ様ッス。コーヒー、どうっスか?」
モバP(以下P)「ありがとう、いただくよ」
P「ふー...仕事終わりのコーヒーは体に染みるよ」
比奈「へへ...少しでもリラックスできたなら、良かったっス」
比奈「最近のプロデューサー、仕事以外も色々と大変そうっスから」
P「ふふっ、心配してくれて、ありがとう。でも大丈夫さ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1525621180
P「確かに気を遣うところはあるけど、みんなの気晴らしに付き合うのは楽しいから」
比奈「気晴らしの後のアイドルとプロデューサーは、いい時間を過ごせたって」
比奈「雰囲気をだしてるっスからね。どんなことをして、過ごしたんスか?」
比奈「良かったら、教えてほしいっス」
P「ああ、かまわないよ」
比奈「そうッスね...例えば、茜ちゃんと智香ちゃんの時は何をしたっスか?」
P「二人の時は一緒に事務所のジムでトレーニングして、過ごしたよ」
P「思いっきり身体を動かして、すっきりしませんか、って誘われて」
P「二人の気晴らしというか、比奈みたいに俺を気遣ってのことだったよ」
P「二人なりのやり方でね。実際その日の夜はぐっすり眠れて、翌朝はすっきりした目覚めだったよ」
比奈「二人らしいっスね。そういえば、加蓮ちゃんとも気晴らししてたっスよね?」
比奈「加蓮ちゃんの気晴らしだと...やっぱりショッピングとかっスか?」
P「ははは、残念。加蓮との気晴らしも、運動だったんだ」
比奈「おや、意外っス」
P「俺も意外だったよ。プールで泳ぎの練習をした後、加蓮がテニスをやりたいって言ったから」
P「二人でテニスをしたんだ。元気にはしゃぐ加蓮の姿を見れて、嬉しかったな」
比奈「事務所に来たばかりの頃の加蓮ちゃんを思い返すと、プロデューサーの喜びが一入なのが」
比奈「凄くわかるっス。今だって、その時のことを思い出して、感極まってるっスよ」
P「ああ、本当嬉しかったからね...そうそう。買い物の気晴らしなら、幸子と飛鳥であったよ」
比奈「へー。それぞれで、どんな買い物をしたんスか?」
P「ははは、多分勘違いしてると思うけど、二人一緒に買い物に行ったんだよ」
比奈「またまた意外っスね。二人の趣味は、結構違ってると思うんスけど」
P「それは比奈の言う通りだね。アクセサリや服の買い物に行ったんだけど」
P「二人の趣味は大分違っていたね。それでも楽しく過ごせたし」
P「幸子に振り回される飛鳥ていう、見ていて面白微笑ましい光景が見れたのが」
P「俺にとっては、一番の癒しになったかな」
比奈「想像出来ないっス...どんなことがあったんスか?」
P「ああ、それはね.....」
------
---
比奈「なるほどー...あ、もうこんな時間スか!?」
比奈「ごめんなさいプロデューサー!仕事終わりにこんな付き合わせて!」
P「ははは、気にしなくていいよ。楽しく過ごせているし」
P「それじゃあ今度は俺が比奈に聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
比奈「?どうぞ?」
P「比奈は今...何か悩みを抱えているよね?」
比奈「いっ!?ど、どうしてそう思うッスか?」
P「なんとなくだけど...違ったかい?」
比奈「じ、実はそうなんス...今コンテストに応募する作品を書いてるんスけど」
比奈「テーマがラブコメなんスよ。ラブコメなら良く読んでるし...」
比奈「じ、実体験の少ないアタシでも書けるんじゃないかなーって、思ってたんスけど」
比奈「ビックリするほど、筆が進まないんスよー!」
P「あ、ああ...じゃあみんなとの気晴らし内容を聞いてきたのは」
比奈「何か参考になるんじゃないかって、思ったんス...」
比奈「自業自得なのは、分かってるんですよ?」
比奈「漫画を描くことが簡単なことじゃないって、分かってるはずなのに、甘く考えて...」
P「今回の応募を見送るのは、ダメなのか?」
比奈「それは考えたんスよ...けどそれをしたら」
比奈「逃げ癖がついて、今より一層ひどいスランプに陥りそうな気がして...」
P「なるほど...気持ちは、分からなくもない...」
P「明日は...比奈はオフだよね?」
比奈「そうっスけど...?」
P「俺もオフなんだ。実体験とはいかないけど」
P「比奈が良かったら、俺で参考のための仮想体験をしてみないか?」
比奈「へ....?あ...あのーその仮想体験、それってとどのつまり」
比奈「少しでも経験積めるよう、デ、デートのお相手をしてくれるって、ことっスか!?」
P「ああ、少しでも漫画の参考にならないかなって、考えたんだけど」
P「あまり役には、立たないかな?」
比奈「いや、そんな...経験を積むのは、いいことっスから」
比奈「いい参考には、絶対なるッス!」
比奈「そんなことより、アタシが気にしてるのは...プロデューサーの時間を、私がもらっていいんスか?」
比奈「最近のプロデューサーは、自分の時間を持ててないのに」
P「ははは、休みの日に比奈とデートなんて、最高の過ごし方じゃないか」
P「不満どころか、是非そうさせてもらいたいところだよ」
比奈「そ、それじゃあ...明日は宜しくお願いするッス!」
P「ああ、こっちこそ宜しく!」
-女子寮・比奈の部屋-
比奈「まさかこんな展開になるとは...嬉しい誤算っス♪」
比奈「プロデューサーと二人で出かけたのは、聖地巡礼の時以来っスね...」
比奈「あの時はデートっていうより、アタシの好きなものを知ってもらいたいって」
比奈「気持ちの方が強かったっスから...へへ、楽しみ...」
比奈「れっきとした大人なのに、今は遠足前の小学生みたいに」
比奈「ドキドキして、高揚が抑えられない気分っス」
比奈「でもデートに遅刻は厳禁!今日はもう寝るっスよ」
比奈「明日は7時には起きて、準備して...準備...?」
比奈「明日...何を着ていけばいいんスか!?」
比奈「マ、マズイっス...!デートするなら、相応の恰好が必要っス...!」
比奈「でも今から準備なんて...無理だし~~~...」
比奈「プロデューサーが好きそうな服も、分からないし...う~~ん...」
比奈「待ったス...なら、いっその事...」
-翌日・待ち合わせ場所-
比奈「プロデューサー、お待たせしたっス」
P「いや、俺もさっき来たところだよ」
P「じゃあ早速ブティックに行こうか」
比奈「はい!昨日メールで急にリクエストして、申し訳なかったス」
P「気にしなくていいよ。行きたい場所があるなら、そこに行こうよ」
比奈「ありがとうっス♪ブティックでどうしてもやって欲しいこと、あって」
P「ははは、そうか...ん?」
P「やって...欲しい...?」
比奈「あの...ブティックでプロデューサーに選んで欲しいんス」
比奈「アタシに似合うというより、プロデューサーがアタシに着て欲しい服を」
比奈「今日は仮想体験でも、デートはデートっスよね?」
比奈「だから...デート相手の好みの服装で、一日を過ごしたいんスよ」
P「じゃあ...俺の好みで、選ばせてもらっちゃおうかな!」
比奈「遠慮はなしで、お願いするっス!」
比奈「(少しズルしてる気もするけど、これでプロデューサーの好みがわかって)」
比奈「(今日のデートが上手く過ごせる確率が、上がるっすよね!)」
比奈「(アタシにとって、敷居の高い服が来たら...そこは覚悟の上で!)」
-ブティック-
比奈「プロデューサー、着替え終わったス...どうっスか?」
P「おおー!似合ってるぞ!想像以上に俺好み!」
比奈「そ、そこまで言われると、さすがに照れるっス...」
P「そこまで言いたくなるほど、素敵なんだよ...おっと、俺の意見ばっか言ってはね」
P「比奈はその服、気に入ってくれたかな?」
比奈「はい、凄い気に入りました♪素敵で、どことなくアタシの衣装に通じるところがあるっス」
比奈「ひょっとして、それを意識して選んだんスか?」
P「ああ。俺の好みで、比奈に似合う服って考えたら、それを手に取っていたよ」
比奈「なるほどー。じゃあ今日はこの服で、一緒に過ごさせて貰うっスね」
P「うん、ありがとう」
比奈「いえいえ、私も素敵な服を着れて、嬉しいっスから」
比奈「実は、もしアタシにとって敷居の高い服が来たらって、身構えてたんスよ」
P「自分の好みでいいって、言われても、比奈の気持ちを考えるのは当然さ」
比奈「あははっ♪プロデューサーはそういう人っすよね」
比奈「アタシの杞憂でした。プロデューサーにも失礼だったス」
P「何、気にしないで...ちなみ敷居が高いってのは、露出度が高いこと?」
比奈「そうっスね、それもアタシにとっては高い敷居の一つっスね」
P「ほほう...今までの会話から鑑みるに、別に露出度の高い服でも」
P「比奈は受け入れてくれるってことか...」
比奈「あはは♪そうだったんスけど、もう受け付けは終了ですねー」
P「ははは、そっか、残念だ」
比奈「ふふ♪...こうして他愛のない冗談を言い合うの」
比奈「こそばゆい感じがしますけど、いいもんスね」
比奈「温かい気持ちになって...この気持ちは、私が知りたいって気持ちと」
比奈「近い気がします...この気持ち、もっと感じたいっス...だから」
比奈「今日はこれからも、こんな感じで宜しくお願いするっス!」
P「よし、分かった。とにかく頑張ってみる!」
比奈「ありがとうございます...へへ...それで、早速何スけど」
P「なんだい?」
比奈「はしゃぎ過ぎたのか、周りの視線が集まって...」
比奈「正直、この視線を耐えるのは、アタシにはまだ無理っス」
P「え?あ...あ、ははは...よし、そうしよう!」
比奈「は、はい...」
比奈「(いきなり飛ばし過ぎったス!あの視線は完全に....)」
比奈「(しかもバが付く方で見られて...たと思うっス)」
比奈「(でも、なんだか...悪い気分には、ならないかな...♪)」
>>1です。
今回はこれで終わりです。
お付き合い頂きましたら、ありがとうございます。
一応五月中には完結予定です。
次もお付き合い頂ければ、幸いです。
それでは失礼いたします。
>>1
書き溜めが出来たので投下します。
お付き合い頂ければ幸いです。
-公園-
比奈「ふー....思わぬところで、思わぬ汗をかいたー」
比奈「慣れない視線をあんな浴びるとは、想像してなかったス」
P「俺がもっと周りを見ないといけないのに、悪かった」
比奈「お互い様っスよ。アタシもいい感じに盛り上がって」
比奈「直前まで、周りの視線に気づいてなかったです」
比奈「それに、ああいう視線を浴びるってことは」
比奈「今のアタシたちはカップルに、ちゃんと見えるってことっス」
比奈「それは、アタシが思ってるカップル像が、世間とは乖離していない証左になります」
比奈「ラブコメを書く、自信につながるッスよ♪」
P「なるほど。今日の目的を一先ず達成できてるって、ことだね」
比奈「ハイ♪とてもいい経験...参考になってるっス」
比奈「それで...その、プロデューサーから見てどうっスか?」
P「今日の比奈、普段と違う雰囲気と積極さがあって」
P「付き合い始めたばかりの気持ちになって」
P「今日の目的を忘れちゃいそうなほど、楽しいよ」
比奈「良かったス♪周りからそう見られるよりも」
比奈「プロデューサーに、そういう感覚を持ってもらうことの方が大切っスから」
比奈「けど...流石に褒め過ぎじゃないっスか?」
比奈「今日は恋愛の経験が少ないから、こうしてもらってる訳で」
比奈「そういう面で、楽しませる心得はないんスから」
P「ははは、確かに経験は大切なものだけど、それだけで決まるもんじゃないだろ?」
比奈「それはそうだと、アタシも思うっスけど...」
比奈「じゃあ、プロデューサーはどういうところで、そう感じたんスか?」
P「そうだな...慣れてなくて、試行錯誤してる感じが初々しくていい」
比奈「いっ!?」
P「普段の比奈をよく知ってる分、その試行錯誤を一生懸命してるのがわかって」
P「凄く和む。凄く可愛い」
比奈「うぅ....」
P「まあ、そもそも比奈が可愛い...」
比奈「もう分かったっス!十分伝わったっス!むしろキャパオーバーしたっス!」
比奈「うぅ...こっちもプロデューサーの事をよく知ってるから」
比奈「全部誇張なしの発言だってわかって、ダメージが大きいっス」
P「比奈に対して、つまらないお世辞なんて言わないさ」
P「それより、ダメージって言い方はちょっと心外だよ」
比奈「ほぉ...心外、と言ったっスね...わかったっスよ...」
比奈「さっきのブティックでのプロデューサーに関する感想、発表するっス!」
P「ん?」
比奈「慣れないことをしているアタシへの気遣いが感じられて、頼りがいがありました!」
P「おっ!?」
比奈「普段のプロデューサーをよく知ってる分、いつもとは違う感じが伝わって」
比奈「凄く頼りがいあって、かっこよく見えて!」
P「ぐわぁ!?」
比奈「それに...」
P「分かった!比奈の気持ちが分かった!」
P「分かったからもう止めて!本当に顔から火が噴きそう!」
比奈「はぁ...はぁ...分かってくれたみたいで、何よりっス...」
比奈「嬉しいのは確かっスけど...同時に気恥ずかしさがあるってこと」
比奈「だからこんな、誰がいるか分からないところで言わ....あ...」
P「ん...?どうし...あ...」
園児たち「....」
P「(午前の散歩中の幼稚園児たちかな?俺たちのことをじーっと、見てる)」
園児「せんせー、あのおにいさんとおねえさん、けんかしてたよー?」
先生「そうね。でもね、さっきの痴話喧嘩って、いってね?」
P・比奈「「!!?」」
先生「あのお兄さんとお姉さん、本当はすっごく仲がいいって、分かることなのよ」
園児「けんかなのにー?」
園児「ふしぎー!」
P・比奈「「...!?」」ワナワナ...
先生「みんながもうちょっと大きくなったら、どういうことかわかるよ?きっとね」
園児「へー!そうなんだー!」
園児「あとどれくらいおおきくなったら、わかるのかなー?」
P「(これはなんて...)」
比奈「(羞恥プレイっスか...!?)」
園児「ねぇねぇ、おにいさん?おねーさん?」
P「!?何かな?」
園児「おにいさんと、おねーさんは、ほんとはなかよしなの?」
比奈「あ...く、う...そ、そうっスよ?」
比奈「お兄さんとお姉さんは、とーっても仲良しなんスよ」
園児「そうなんだー!ラブラブなんだー!」
比奈「ぶはぁ!?」
P「(仲良しから、なんでその表現になるの!?)」
先生「こ、こら!すみません!失礼を!」
P「いえ、お気になさらず...行こうか比奈?」
比奈「え?」
P「それじゃあ、お兄さんたちは用事があるからもう行くね」
P「みんなは先生の言うことをちゃんと聞いて、気を付けて散歩をしてね?」
園児たち「はーい!」
P「よーし、いい返事だ。さ、行こっ比奈!」
比奈「あ...はい...」
園児「ばいばーい!あっ!」
園児「おててつないでるー!」
園児「ほんとだー!なかよしだー!」
園児「ラブラブだー!」
P・比奈「「(早く...早くこの場を離れよう!)」」
先生「こらっ!本当の事でも、そう言うことは口にしないの!」
P・比奈「「(アンタはさっきから、追い打ち掛けるなー!!)」」
-道端の自販機前-
比奈「ふぅーー!ブティックでかいた以上の、汗をかいたっス」
P「俺も...漫画みたいなドタバタだな...」
比奈「ホントっス...事務所の年少組よりも幼い子たちに」
比奈「あんな風に言われるとは...まあ、参考にはなった、かな?」
P「けがの功名、そうなってたらいいな」
P「ふぅ....ようやく落ち着いてきた」
P「さてと、これからどうする?」
比奈「そうっスね...プロデューサー頼みがあるんスけど」
P「リクエストがあるんなら、遠慮せずに言ってくれ」
比奈「じゃあ...プロデューサー...」
比奈「アタシと一緒に、もう一度恥ずかしい目に遭って欲しいっス!」
P「うん?」
>>1です。
今回はこれで終わりです。
お付き合い頂きましたら、ありがとうございます。
6月中旬には完結させたいです。
次もお付き合い頂ければ、幸いです。
それでは失礼いたします。
-ゲームセンター-
比奈「プロデューサー、準備できたっスか?」
P「ああ...出来てるよ。ただ心の準備がちょっと...」
比奈「大丈夫っス!条件はアタシも一緒っスから!」
P「それもそうか...それじゃあ、率直な意見でお願い」
P「やっぱり、俺に学生服は無理があると思うんだけど?」
比奈「いや、無理はないっすよ♪まだまだ通用するっス♪」
比奈「確かに、高校生にしては貫禄がありますけど」
比奈「それは大人びてるで、通用するっスよ」
P「そ、そうかな...?ははは、そう言ってもらえると、気恥ずかしさが治まるよ」
P「まあ、俺のことはもう置いておいて...その学生服も似合ってるね」
P「学園祭の時に着たのより、明るい色使いで可愛らしさが強調されて」
P「あの時とは違った魅力がある」
比奈「そうっスか?ありがとうございまス、嬉しいっス」
比奈「ふふ、プロデューサーに自信をつけてもらったところで」
比奈「青春リベンジ第二弾、やるっスよ!」
比奈「...と、大仰に言ったスけど、この格好でプリクラするだけですけどね」
比奈「高校生カップルがしそうなことをして、その感覚を養いたいっス」
比奈「流石にこの格好で、外を出歩くわけにはいかないっスから」
P「そういうことか。ラブコメで学園モノは、定番だもんね」
比奈「はいっス!...あの、それで追加でお願いがあるんス」
P「なんだい?遠慮なく言ってごらん?」
比奈「プロデューサーは事務所の子と、たくさんプリクラを撮ってるっスよね?」
P「うん。まあ...多いかな」
比奈「主に学生組とっスよね?その時どんな風に撮ったのか、教えてくれませんか?」
比奈「リアル学生の行動をトレースして、より理解を深めたいんス」
P「ああ、分かった。そうだね...」
-------
---
比奈「いや~、参考になったっス♪ありがとうございました」
P「ははは、筆が進む気配はできたかい?」
比奈「おかげさまで♪創作意欲が湧いてきましたよ」
P「それは良かった!じゃあ、そろそろ行こうか?」
比奈「そうっスね。万が一でも、事務所の誰かと出くわしたら」
比奈「なんて誤魔化せば...」
千佳「みんなー、早くー♪」
P・比奈「「!?」」
拓海「おーい。そんな急いだら、あぶねーぞ」
紗南「へー!ここが千佳ちゃんが言ってたゲームセンターなんだ」
紗南「どのキャラの衣装着よっかなー♪」
未央「私は無難に、呼んでる漫画のキャラにしようかなっ?」
未央「しぶりんはどうするの?」
凛「私はこういうのあまり知らないから...お薦めがあったら、教えてくれない?」
未央「オッケー♪私がしぶりんに、ピッタリの衣装を選んであげよう♪」
凛「ふふ、ありがとう。よろしくね」
凛「菜々さんはどうするんですか?」
菜々「ナナはメイドキャラか魔法少女キャラかで、迷ってますね」
菜々「...というか凛ちゃん?ナナに敬語は使わなくて、いいんですよ?」
凛「でも、目上の人には...」
菜々「いやいやいやいや!凛ちゃん、美波ちゃんとはくだけた口調で会話してますよね?」
菜々「ナナは17歳で、美波ちゃんより凛ちゃんと歳が近いんですから」
菜々「もっとフランクな口調で、いいんですよ?...ね?」
凛「うん...善処します」
菜々「だから~~!」
千佳「菜々ちゃん、一緒に魔法少女になろー?」
拓海「とりあえず着替えに行こうぜ?ここで騒いだら、周りの迷惑になるしよ」
紗南「そうだね。衣装室にいこー、いこー♪」
凛「....ん?」
比奈「ど、どうするっス!?これ!?」
比奈「状況的に、学生服着た状態でみんなと出会うことを回避するの」
比奈「無理じゃないっスか!?あー...急に恥ずかしくなってきた...」
P「お、俺も...なんかまた急に...ど、どうしようか?」
凛「あ...みんな?着替える前に、一度お花摘みに行かない?」
拓海「ん...そうだな。着替えた後に行きたくなったら、面倒だし」
拓海「行っとくか」
紗南「戻ったら色んな衣装で、たくさん撮ろうねっ」
菜々「ナナはみんなでメイド服を着て、撮りたいですっ♪」
千佳「メイド服も可愛いよねー☆撮ろうねっ♪」
拓海「う...アタシは着るなら、シックな感じのやつにするわ」
凛「私もそういうデザインのメイド服が、いいかな」
凛「未央は明るいデザインだよね?」
未央「もちろん。わかってくれるよねー、しぶりん♪」
P・比奈「「.....」」
P「今だっ!」
比奈「はいっス!迅速にいくっス!」
-------
---
P「ふぅ~~、なんとか危機を乗り切ったね」
比奈「凄いいいタイミングで、凛ちゃんが提案をしてくれて助かったっス...」
比奈「本当に...まるで助けるためにって、くらいのタイミングでしたよね」
P「ああ...ん?」
比奈「どうしたんスか?」
P「凛から...個人宛にLINEが来た...」
比奈「え?」
凛『プロデューサーと、もう一人の誰かは無事抜け出せた?』
P・比奈「「!!?」」
>>1です。
本日はこれで投下終了です。
お付き合い頂きまして、ありがとうございます。
次回で完結予定です。
その際もお付き合い頂ければ、幸いです。
それでは失礼致します。
常務「新制限を全て撤回。白紙に戻す」
常務「新制限を全て撤回。白紙に戻す」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522451692/)
37:1[sage]
2018/04/01(日) 08:55:41.28 ID:2sNRKwHLO
>>36地の文ではなくキャラの一連のセリフなのでその中で改行するのは違う気がします。その点>>35の成りすましは思考停止的に一文ごと改行していけばいいので楽だったでしょうね。相手にチェーンがなかったり外野が何かしら反応出来る場面がないとセリフ挟めないのでどうしても読みにくくなるのが悩み所です。
後誤解しているようですがこっちは完結した後すぐHTML依頼していますよ。にも関わらずハイエナが屍肉荒らしに来てるんです。
>>1です。
今回で完結です。
お付き合い頂ければ幸いです。
比奈「え...あの、これ...なんて返事するんスか?」
P「とりあえず、お礼はしないとな」
P『ああ、無事抜け出せたよ。ありがとう』
凛『そう。なら、よかった』
P「.........これ以上、反応がないな?」
比奈「凛ちゃんも訳を聞いていいのか、判断しかねてるんじゃあ?」
比奈「着ている衣装が、衣装っスからね...なんとなく凛ちゃんの気持ちは理解できるッス」
P「そう...だなぁ。じゃあ、理由を話してもいいかい?」
比奈「どうぞっス。凛ちゃんは恩人ですから」
P「なら...」
P『実は比奈の作品作りに協力しててね』
P『大雑把な言い方になるけど、作品の参考のために』
P『二人で学生服着て、学生気分がどういうものだったかを再考してたんだ』
凛『ふーん、なるほど。なんとなくだけど、状況は理解したよ』
凛『教えてくれて、ありがとう』
P『それで、一つ聞きたいんだけど』
P『どうして俺がいるって、分かったんだ?』
凛『靴』
P『靴?』
凛『今日履いてる靴、前に卯月提案でプロデューサーのスーツを買いに行った時に』
凛『スーツと一緒に買った靴でしょ?だから足元が見えたとき、あれって思ったんだ』
凛『でも学生服だから、気のせいかとも思ったんだけど』
凛『なんか慌て出したから、もしかしてと思ってね』
P『それでよく...重ね重ねありがとう』
P『俺も比奈も、あの格好でみんなと対面せずに済んだよ』
P『流石に恥ずかしいからね』
凛『個人的には、見たかったけどね。学生服姿のプロデューサー』
P『ははは、また冗談を』
凛『本気だよ?今度は私にも見せてね』
P「....」
凛『それじゃあ、まだ比奈さんとすることがあると思うから』
凛『またね。プロデューサー』
P『ああ、またね』
P「うーむ、これは本気なのか?...本気っぽいな」
比奈「そうっスね...事務所の忘年会で見せてあげたらどうっスか?」
P「だったら、罰ゲームでって流れにしたいな」
比奈「その時は、その流れ作るのを協力しますよ」
-ゲームセンター-
菜々「じゃあ!次はいよいよメイド服で、プリを撮りますよ♪」
未央「おーい、しぶりん?どうしたの?」
未央「さっきから、誰かとLINEしてるみたいだけど?」
凛「あ...プロデューサーと。今みんなでプリクラ撮ってるから」
凛「撮ったプリクラを送るねって」
千佳「いいねー☆Pくんにメイドさんになった私たち、見てもらおーよ♪」
拓海「ちょ、ちょい待て!?アタシは遠慮するぞ!?」
紗南「えー!?拓海さん、そんなに似合ってるのに?」
紗南「絶対Pさん、喜んでくれるよ♪ハイスコア更新するかもしれないよ?」
千佳「そうだよー。みんなでPくんに見てもらおうよ?」
拓海「ぐ...凛~~」
凛「ごめん。自分のだけを送るつもりだったんだけど...」
未央「おやおや?抜け駆けはダメですなー、しぶりん?」
菜々「ですねー♪可愛いメイドさんが、こんなに揃ってるんですから」
菜々「是非プロデューサー...ご主人様に、見てもらいましょう♪」
-カフェ-
P「おや?またLINEだ...お、これはいいな」
比奈「おー!メイドさんの欲張りセットっスね!」
凛『みんなで着てみたんだけど、どうかな?』
未央『やっほー☆こういう未央ちゃんもいいでしょ?』
菜々『みなさんとっても可愛いですけど、メイド服の着こなしは負けませんよ!』
菜々『ねっ?ねっ?ですよね?ご主人様?』
千佳『メイド服も可愛いよね☆お仕事でも着たいなっ!』
紗南『こういうお淑やか衣装はあんまり着ないけど、ゲームで知識はあるから結構着こなせてない?』
拓海『送るけど...他の奴に見せるのは、絶対禁止だからな!』
比奈「多種多様な魅力があるっスねー。いやー、いいもの見せてもらったス」
比奈「これも私の創作意欲を掻き立ててくれるっス♪」
P「思わぬ収穫を得たみたいだね。あ、比奈が一緒なのは拓海は知らないと思うから」
比奈「分かってるっス。見たことは内緒にしまスよ」
比奈「それとプロデューサー?最後にもう一つ、付き合ってくれますか?」
-観覧車内-
比奈「二人で観覧車...定番かつ王道っスね!」
比奈「プロデューサーは最近これを体験してますよね」
P「ははは、結局四人全員と二人で乗ったんだよな」
P「係員の目が痛かった...しかも全員分オンエアされたし」
比奈「見てましたよ♪四人それぞれ個性があって、見応えあったっス」
比奈「実況、もといLINEも盛り上がりました」
比奈「さっきは落ち着いた受け答えしてた、凛ちゃんが」
比奈「"ああああっ!?"とか”ストォオオオップ!?”って」
比奈「LINE上とはいえ、絶叫してたのは衝撃でした」
比奈「他にも衝撃は、色々あったっスけどね」
P「ははは....そこはあまり、触れてあげないでくれ」
比奈「後見ていて一番ドキドキしたのは、穂乃果ちゃんでしたね」
比奈「あずきちゃんと柚子ちゃんは、べったり甘える感じで」
比奈「和みのある可愛らしさがあったっス。この時に凛ちゃん他が絶叫してましたね」
比奈「忍ちゃんはある程度距離を保ってはいましたが、終始楽しそうな雰囲気が伝わってきたっス」
P「アイドルになってからの思い出話をしててね、盛り上がってたんだ」
比奈「なるほど。それで、穂乃果ちゃんはプロデューサーと距離を詰めようするけど」
比奈「恥じらいが先行してたのか、中々それをできてなかったっスね」
比奈「それを気遣うプロデューサーがあって、どんな展開になるか注目しました」
P「そういう風に論評されると、恥ずかしいな」
比奈「ああいうのも、経験してみたくはあるっスけど」
比奈「今回は別のことを経験したいと、思ってるっス」
P「と言うと?」
比奈「プロデューサー、こっちに来て欲しいっス」
P「...それじゃあ、ご厚意に預かろうかな」
比奈「どうっスか?窮屈じゃないっスか?」
P「腰を曲げなきゃいけないけど、その労力以上の心地良さがあるよ」
比奈「良かったっス♪今日は甘える側じゃなくて、甘えさせる側を体験っス」
比奈「私もお酒が飲める、成人女性っスからね」
比奈「男性に甘えられる包容力がないと....プロデューサーとしては、どうっスか?」
比奈「こうして、男性に膝枕するのは初めてっスから」
P「すごくいい気分。今日付き合ったお礼だとしたら、お釣りを出すくらいに」
比奈「またまた、大げさっスよ。しかし...まさか自分がこんなことをする日が来るとは」
比奈「予想してなかったっス。人生どうなるのか、本当にわからないっスね」
比奈「まあ...一番予想外なのは、アイドルになってることなんでスけどね」
比奈「ん...プロデューサー、頭撫でてもいいっスか?」
P「どうぞ...ううん、心地いいな....」
比奈「そうっスか?だったらもっと撫でるっス♪」
P「是非...ふぅ~~...」
比奈「ふふふ、本当に気持ちよさそうにしてくれるっスね」
比奈「こうしていると、実感が湧きます」
P「実感?なんの?」
比奈「私はアイドルなんだって、実感っス」
比奈「こうやって、私をアイドルにしてくれた人に触れると、今が幻じゃない」
比奈「私がアイドルなのは、現実だって教えてくれますから」
P「そうだよ。比奈は紛れもなく、みんなが憧れるアイドルさ」
比奈「みんなが憧れる...そっか、私は今、アイドルっていう貴重な経験をしてるんですよね」
比奈「その中で感じた、嬉しいことや楽しいこと...辛いこと」
比奈「ライブで味わった高揚や充足...どれも大切な経験です」
比奈「ふ...ふふっ♪なんか色々殻を破れた気持ちっス!」
P「どうやらスランプは脱することが、できたようだね」
比奈「バッチリっス!私が積み重ねたことを活かして、私だけの作品を書く自信がついたっス!」
P「うん!其の意気で行こう!...あ、でも直近で困ってるラブコメだよね?」
P「今日は、その参考にはなったのかな?」
比奈「それも大丈夫っス♪こうして撫でている間も」
比奈「どう撫でたら、プロデューサーが喜んでくれるかなって」
比奈「試行錯誤しながら撫でてるんですよ?それって...」
比奈「好きな人に振り向いてもらおうと、努力する女の子の気持ちに通じるものがあるんじゃないですか?」
P「なるほど...なるほど...その気持ちを学ぶつもりで、撫でてくれている...」
比奈「ふふふ、その照れた顔も参考にさせてもらうっスね♪」
比奈「....こうして一日、プロデューサーと過ごすことで」
比奈「漫画家としても、アイドルとしても大切なものを学べました」
比奈「この恩は、必ずお返しするっス。アイドルと漫画家の両方で」
比奈「期待しててくださいね?どっちもハッピーエンドにしてみせますから」
比奈「そのエネルギー補給のために今は、このまま...」
比奈「プロデューサーの頭を撫でて、浸らせて欲しいっス...いいですよね?」
-後日・事務所-
凛「比奈さん、今時間いい?」
比奈「大丈夫っスよ。どうしたっスか、凛ちゃん?」
凛「比奈さんが良ければなんだけど、前にプロデューサーと出かけたとき」
凛「どういうことをしたのか、聞かせてくれないかな?」
比奈「勿論いいっスよ」
凛「ありがとう!プロデューサーが楽しんでたことや、喜んでいたことを詳しくお願い」
比奈「(こういうお願いをされるのも、予想外の一つっスね)」
比奈「(嬉しいことで、充実感があるっス。本当に...)」
凛「比奈さん、どうかした?」
比奈「あ、なんでもないっス。そうだ凛ちゃん」
比奈「代わりと言っては何ですけど、その時の私の行動はどうだったのか」
比奈「意見してほしいっス。今後の参考に」
凛「もちろんいいよ。あ、でも私も経験豊富なわけじゃないし」
凛「私の意見が間違ってると思ったら、遠慮なく言ってね?」
比奈「了解っス♪それじゃあ、早速始めるっスか♪」
比奈「(凛ちゃんと話してると、他のみんなも集まって)」
比奈「(ちょっとした討論会になったっス。会話が弾んで、楽しいひと時でした)」
比奈「(こうして忌憚なく会話できる仲間もできて...本当に)」
比奈「(アイドルになって良かったって、改めて思いました)」
おわり
>>1です
これで完結です。お付き合い頂きまして、ありがとうございます。
次回もお付き合い頂ければ、幸いです。
次回作の主アイドルの安価をとらせて頂きます。
ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
対象のアイドルは下記になります。
・渋谷凛
・北条加蓮
・三船美優、市原仁奈
・森久保乃々
最初に安価4獲得したものを次回作にします。
次回作は、三週間以内には終わらせたいです。
それでは失礼いたします。
>>1です。
安価ご協力頂きまして、ありがとうございます。
次回作は三船美優、市原仁奈をメインにした話にさせて頂きます。
それではHTML化依頼を致します。
次回作もお付き合い頂ければ、幸いです。
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