モバP「フツウの秋」 (19)
ざくざく
仁奈「落ち葉がたくさんでごぜーます」
http://i.imgur.com/g0JNWeF.jpg
P「秋だからな」
柚「秋だねっ」パコン
http://i.imgur.com/LFYNXgz.jpg
P「柚はスポーツの秋か」
柚「涼しくなって来て体を動かしたくなる季節だよね。えい」パコー
P「いて」
・シリーズものです。「フツウの日常」とかなんとか
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仁奈「どんぐりを拾うです」
柚「お、負けないぞー」
P「勝ち負けがあるのか?」
仁奈「この日のためにリスのキグルミを用意した仁奈にシカクはねーですよ!」フンス
P「どの日だ?」
柚「ちょこんって付いてる尻尾が可愛いね」ポフポフ
仁奈「えへへ」
P(楽しんだもん勝ちか)
比奈「……」パラ
http://i.imgur.com/fvDlI4H.jpg
P「比奈は読書の秋だな」
比奈「マンガっスけどねー。プロデューサーも読みまス?」ガサ
P「お、サンキュー。マンガなんて久し振りだな」パラパラ…
比奈「むむ。私のプロデューサーがそんなことじゃーだめっスよー」ペチ
P「すいません」
比奈「ふふ。まあ冗談でスけど…」パラ
P「……」パラ
比奈「…」パラ
比奈「たまには公園で読むのもいいっスね」
P「そうだな」
柚「んしょ」
柚「へへ♪アタシもフードを被ると、仁奈チャンとオソロだ」ポフポフ
仁奈「柚おねーさんもリスの気持ちになるです?」
柚「なっちゃうよー。そんで今日はこの公園のどんぐり拾い尽くしちゃうよっ」
仁奈「おおっ。なんとも心強いお言葉でごぜーます」
柚「やるぞー」
仁奈「おー、ですよー」
P(平和な会話だな…勝ち負けどこ行った)パラ
P「あ、この子可愛い」
比奈「あ、分かるっス」
P「やっぱり女の子も、出てくる子を可愛いって思って読むもんなんだな」
比奈「可愛いは正義っスよ?ふふ」ニヘラ
P(ここにも正義が)
P「秋とか冬とか…寒い季節の格好ってなんかいいよな」パラ
比奈「あっ分かるっス。マフラーとかコートとか。可愛いっスよね」パラ
P「そうそう。なんだろうな、もふもふなのがいいのかな」
比奈「……もふもふといえば」
P「…」
モフーン
P「……正義だな」
比奈「大正義スね」
P「あの二人が揃ってフードをしてると姉妹みたく見えるな。可愛い」ウム
比奈「元気だし、柚がいいお姉ちゃんしてまスからね。可愛いス」ハイ
P「そうだな」
比奈「ス」
比奈「…」
比奈「…」モフモフ
比奈「あ、あの」
P「そういえば、」
P「比奈も今日は秋らしい格好だったな。マフラーとか。似合ってる」
比奈「……」
比奈「そ、そっスか。それはなによりっス…」
P「おう」
比奈「はい」
比奈「…えへへ…」ポフポフ
柚「落ち葉の上を歩いてるだけでもなんだか楽しいよねー」ザク
仁奈「はい。紅葉もきれいだし、秋の公園はわくわくがいっぱいですよ」ザク
ざくざく・・・
P「…スポーツに、どんぐりに、読書に…もふもふか。うちの事務所の秋は」
比奈「ふふ。もふもふってなんだかよく分かんないでスけど」
P「まあな」
P「そういえばこの前、楓さんに『秋といえば』って聞いたら『やはり、秋刀魚』って返されたな」
比奈「ぷ、ふふ……最初から食欲の秋限定っスか」
P「楓さんらしいよなあ」
比奈「我らがお姉様はやっぱ大正義っスねぇ」
柚「えいっ松ぼっくりのジュウタンバクゲキだあ」パコパコ
仁奈「そのてーどで仁奈をとらえようとはおねーさん、ちゃんちゃらあめーですよ!」ゴロゴロー
P(なんか違う遊びが始まってるな)
比奈「交じって来たらどうでス?」
P「殺す気か」
比奈「大げさっスね」
P「絨毯爆撃らしいし。運動不足には辛いや。比奈こそどうだ」
比奈「殺す気っスか」
P「大げさだな」
比奈「インドア派なもので」テヘ
P「ここ公園なんだけど」
楓「じゃあ私が交じって来ようかしら…」
http://i.imgur.com/Xo3boBq.jpg
P「うお」
楓「ふふ。びっくりしましたか?」
P「え、ええ。それなりに」
楓「秋といえば茸かなー、ということで。茸らしく、えいって登場してみました。ふふっ」
P(なにを言っているのかさっぱりです)
比奈「遅かったでスね。どこか寄り道してたんでス?」
楓「うん」ガサ
楓「焼き芋屋さんが公園の側にいたから、買ってみたんだけど……二人も食べますか?」
P「お、いいですね。ありがとうございます」
比奈「まさに秋といえばっスね」ガサ
楓「ね」
柚「?」
柚「あ、楓サンだー。やほー」ニパー
仁奈「遅かったですね。……むむ、なんだかいい匂いがしやがります」
楓「ふふ。はい、二人の分もあるよ?」ガサ
柚「焼き芋っ。わーい」
仁奈「おねーさん、ちゃんと手を拭いてからでねーとだめですよ」
柚「あう…、は、はーい」
楓「は、はい」
P(仁奈の方がお姉さんだったか…)モグモグ
楓「今日の仁奈ちゃんはリスさんなのね…」ナデナデ
仁奈「はい!ドングリもこんなに集まったですよ」
楓「わあ…、ポケットがすごく膨らんでごぜーますね。すげーです」ニコニコ
仁奈「すごいです!」フンス
P「何気に口調がつられてるな。楓さん」モグモグ
比奈「ありっスね」モグモグ
P「ありだな」
柚「焼き芋うめーです!」ニパー
P「柚はあざと可愛いなあ」ナデナデ
柚「へへー♪」
比奈(あざといって言われるのはべつにいいんスね…)クス
ぱくん
柚「んー…♪へへっ、お腹も膨らんだし、これでまた遊べるかもー♪アリガトっ楓サン!」ニパー
楓「ううん。どういたしまして」
仁奈「ドングリも集まったし、これでなんとか今年の冬は超えられそーですよ!」ケプッ
P(そんなレベルでリスの気持ちになってたのか……)
比奈「こら。げっぷははしたねーですよ」モフン
仁奈「あう…//し、失礼したですよ……」//
P「……」
比奈「? プロデューサー、どうかしたっス?」
P「いえどうもしてねーですよ」
比奈「プロデューサーが真似してもキモイだけっスよ?」
P「ひどい」
柚「比奈サン可愛い!」
比奈「??は、はあ。どうもっス…?」
柚「よぉーし。それじゃ仁奈チャン、二回戦、行ってみよっかー」
仁奈「今度も負けねーですよ!」
楓「私にもできるかな…」
柚「へへ、カンタンだからだいじょぶ!一緒に仁奈チャンを倒すぞー」
楓「おー」
仁奈「かかって来やがるです!」
P「あ、仁奈が迎え撃つ形なんだ…」
比奈「九歳にして謎の風格っスね」
P「……」パラ
比奈「…」パラ
仁奈「また見つけたです。今回はいいペースですよ」ポイ
柚「むー…。あっ、これ、これおっきなの!これは二つ分でしょー」ポイ
仁奈「ふふふ。それでも仁奈の方がはえーですよ」
柚「にゅーくそー」
楓「……」キョロキョロ
楓「……、あ、茸だ……ふふ…」ポコ
P「……」パラ
比奈「…」パラ
P「秋だな」
比奈「秋っスねー」
おわりん
これまででも屈指の山梨さです。なんかすいません。ありがとうございました
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