キャラ崩壊注意
聖良さん誕生日おめでとう
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ルビィと理亞電話中…
ルビィ「――――でね!そのときの善子ちゃんったらね!『堕天使じゃないとやだぁ!!』なんて駄々こね始めちゃってねー」
理亞「ふふっ…あの善子をそこまで意地にさせるなんて…花丸っておっとりしてるようで案外強いのね…」
ルビィ「その後大変だったんだ~……あっ!そうだ、理亞ちゃん今日どうしてもルビィに相談したいことがあるんだって言ってたよね、どうしたの?」
理亞「そうだ!どうしてもルビィにしか相談できないことがあって…」
ルビィ「なになに?」
理亞「姉様がAqours…というか千歌さんを好きすぎるの…」
ルビィ「えっ、聖良さんが?」
ルビィ「でもAqoursを好きでいてくれるのはとっても嬉しいよ?」
理亞「以前は好き、というよりもSaint Snowのライバルとして認めて尊敬していた感じだったんだけど、最近はたがが外れてきていてただの熱狂的なファンって感じに…」
ルビィ「うーん…ルビィたちと何回か一緒に練習したときは聖良さんいつもどおりキリッとしてて、あんまりそんな感じはしなかったけどなぁ…」
理亞「それはそうよ、好きな相手には良く見てもらいたいからね」
理亞「行きの飛行機ではずっとそわそわしてたんだから」
ルビィ「ええぇ…イマイチわかんないよぉ…」
理亞「じゃあ具体的に教えるから」
理亞「例えば…」
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夜 鹿角家 廊下
理亞(学校の勉強してたらこんな時間になっちゃった…早く寝よう…)
理亞(あれ?姉様の部屋が明るい…)
ガチャ
理亞「姉様?まだ起きてるの?」
聖良「うえぇっ!!?」ササッ
理亞(今なにか隠した…)
聖良「あ、あら理亞?こんな時間にどうしたの?」
理亞「姉様の部屋から明かりが漏れてたから…姉さまはAqoursの動画を見てたの?」
聖良「え、ええ、そうよ。私達Saint Snowも北海道の代表として有名になってきましたからね」
聖良「ライバルである他のスクールアイドルの方々の研究は欠かせないわ」
聖良「ダンスや歌唱力、衣装やアイドルとしての心構えなど、私達とは違った形の魅力を持ったスクールアイドルは数多く存在しています」
聖良「それらの個性やアイデンティティを私達には関係ないと思ってはいけません、いつどこに私達の成長のきっかけが転がっているのかはわかりませんから」
聖良「特にAqoursは近年のスクールアイドル界でも特出した個性と実力をもっていますし、私達が学ぶことはまだたくさんあります。競い合うライバルであると同時に、互いを成長させあう仲間でもあるのよ」
理亞(急に饒舌になった…)
理亞「さすが姉様、研究に余念がない。私も見習わなきゃ」
聖良「そうでしょうそうでしょう」フフン
理亞(得意気な姉様かわいい)
聖良「と、いうことで、私はもう少し彼女たちの研究をしてから寝ます。明日も学校があることだし理亞は寝ちゃいなさい」
理亞「はーい姉様。ところで」
聖良「なあに?」
理亞「後ろに隠したオレンジ…もといみかん色のペンライトは何?」
聖良「あっえっ……こ、これはぁ…」
理亞「まさか姉様、研究とか大層なこと言っておいてただPVの千歌さんを見てはしゃいでただけなんじゃ…」
聖良「そそそそんな訳ないでしょう?ほらこれはあれですファンの気持ちになりきって応援することによってより多角的にAqoursというアイドルのことを知ることができるというか新しい曲のインスピレーションを得られるというかそもそも1ファンとしてはAqoursの新曲はチェックしない訳にはいかないというか千歌さんの衣装がとてもかわいらしくて何度もリピートしてしまうというか」
聖良「…おほんっ!とにかくファンの気持ちになることも研究の一環なのです」
理亞「千歌さんの衣装…」
聖良「さあさあ寝ましょう理亞?私ももう寝ることにしましたから明日も朝練があるのだからおやすみなさい理亞?」グイグイ
理亞「う、うん…おやすみ姉様…」
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理亞「あの時はごまかされたけど、姉様絶対千歌さんを舐め回すように見てたと思う」
ルビィ「えぇ…反応に困るよぉ…」
理亞「姉様たまに千歌さんを見る目つきが鋭いもの」
ルビィ「そうかなぁ…」
理亞「まだピンときてないみたいね、姉様千歌さん好き好きエピソードはまだあるんだから」
ルビィ(なにその名前…)
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朝
理亞「いってきま~す …あれ?姉様どうしたの?携帯見てニコニコして」
聖良「え?ニコニコなんてしてないわ、普通の表情よ」ニコニコ
理亞(してるよ…)
聖良「さ、理亞 今日も練習に学校に、一日元気にがんばりましょう!」
理亞「う、うん…」(テンション高っ)
夜
理亞(結局姉様は一日中ニコニコしていていつもと比べてテンション2割増しだった)
聖良「では理亞、これから私は大事な用件ですこし部屋に籠もるので」ガチャリ
理亞(大事な用件ってなんだろう、ちょっと覗いちゃおう)
聖良「…うふふ、そうなんですか」ニコニコ
千歌『そうなんですよ~もう善子ちゃんったら『堕天使以外認めない~!』って大騒ぎで』
聖良「善子さんも意外とそそっかしいですね」ニコニコ
千歌『あ!そういえば私達の新曲どうでした?』
聖良「そうですね、今までのAqoursのイメージを保ったまま、そこに和の雰囲気を曲と衣装で上手く織り交ぜて表現できていました」
聖良「私が見る限り、恐らくトップ通過ね」ドヤ
千歌『ホントですか!!!!!!』ガタガタ
聖良「わっ!?」
理亞(なるほど…姉様が今日1日浮き足立っていたのは千歌さんとお話する予定があったからなのね)
理亞(それにしても姉様、平静を装っているけどあんなに楽しそうに会話しちゃって…)
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理亞「こんな感じで千歌さんと通話するときはいっつも朝からニコニコしてテンション高いの」
ルビィ「聖良さん結構かわいいね」
理亞「そう!通話前にそわそわしてる姉様とかもうかわいくて最高!」
ルビィ(理亞ちゃんも大概聖良さん好き好きだと思うけど…)
ルビィ「でもそれくらいならいいんじゃないかな?」
理亞「でも最近スクールアイドルの研究とか言って千歌さんが写ってる動画しか見ないし」
理亞「姉様の部屋が一面みかん色のグッズになってきてるし」
理亞「やたらと沼津に行きたがるし」
理亞「ネットで千歌さんの事調べまくってるし」
理亞「非公式の千歌さんファンクラブに加入してるっぽいし」
理亞「このままだと千歌クラスタ過激派になりそうで怖いの!」
ルビィ「うーん…でも聖良さんしっかりした人だから大丈夫だと思うよ」
理亞「そうかなぁ…」
ルビィ「うちのおねいちゃも絵里ちゃん大好きだけど常識の範囲内で収まってるし」
理亞「それもそうね、姉様に限って暴走することは無いだろうし」
理亞「もう少し様子を見てみることにする、うん」
理亞「あ、そういえば最近善子のダイエットは順調?」
ルビィ「え~大変だよぉ善子ちゃんお家で間食してるみたいだし…」
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一方その頃…
聖良「さて、今日も千歌さんの動画…もといAqoursの動画を見て研究を行いましょう」
ポチッ
聖良「あぁ…君ここの千歌さんは元気いっぱいで微笑ましい気持ちになりますね。まさに主人公といった雰囲気でAqoursリーダーとして存在感を放っています」
聖良「恋アクのアンニュイな表情の千歌さんもたまりません、普段の明るい千歌さんに差し込む影…そのギャップにドキッとさせられてしまいます」
聖良「HPTはなんと言っても幼少期の千歌さん!どうやって撮影したかはわかりませんが今の千歌さんの元気の基とこれからの生育を感じさせます。そして主役は果南さんのはずなのにそれを差し押さえるほど大きな輝きを持っていることがわかりますね」
聖良「どの楽曲の千歌さんも最高です!はつらつと成熟したみかんボディ…たまりません!!」
聖良「千歌さん……また会える日を待ち焦がれていますよ……うふ、うふふふ……」ジュルリ
おわり
やべー聖良さんが書きたかった
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