女「変人作家探偵さん」 (3)

女「いい加減原稿くださいよ男さんっ! この間、旅行中にペットの世話見たら次の小説は私の出版社から出してくれるって言いましたよね?」

男「それがいつかは僕は指定していないけれどね。まあ、近い内にそうするよ」

女「男さんまたそう言って……」

男「それにほら、原稿渡したらキミ、またしばらく来てくれなくなるでしょ?」

女「そっ、それって///」

男「ふははは。ちょろーい、さすが二十七才ちょろーい」

女「あ?」

男「……冗談冗談、ただの軽いウィットじゃないか」

男「実は僕、これから一週間新興宗教団体に密着取材しようと思ってね」
「この取材が終わったら次の本を書き始めるからそれまで待ってくれないかな?」

男「……で、なんでキミはついてくるかなー」

女「に、逃げられたら困りますから」

男「逃げませんって、家に大事なものおいたままなんだから」

女「……」

教祖「よく着てくださいましたねぇ……。ようこそ、私達の里へ」ニカッ

女「い、一週間よろしくお願いします」スッ

教祖「……一週間」ピクッ

男「じょっ……冗談ですよ。やっだなー女ちゃんってば。TPOをわきまえてって」ハッハッハッ

女「えっ?」

男「では、これからよろしくお願いします教祖様」ペコッ

女「…………」

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