モバP「この四人で舞台っていうのも少し珍しいな」 (33)

みく「それ前にも言ってなかった?」

響子「以前にも同じ劇団の舞台にこのメンバーで参加していますよ?」

泰葉「まあたしかに、莉嘉さんは今回から参加ですけどね。…えっと、初共演でしたっけ」

莉嘉「よろしくねー! 舞台は慣れてないけど、泰葉ちゃんがいるなら大丈夫でしょっ☆」


※ヒント:大容量スケベ紙芝居

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524064994

P「おっと、そうだったか。ちょっと台本貸してくれ」

みく「えっと、ちょっと待ってね。これ結構重いから…」

P「うっわマジだ…。こりゃまた大変だな」ズシリ

みく「ううん。2度目だし、もう慣れたにゃ」

泰葉「あまり慣れるような量ではありませんけどね…」

莉嘉「えーっ、これやっぱりメチャクチャ分厚い方なの!?」

泰葉「はい。やりがいはありますよ?」

莉嘉「いきなりコレは…流石にキンチョーするなぁ」

響子「まあまあ。すぐに慣れますから!」

莉嘉「そりゃ響子ちゃんは3回目だからいいケドさー」

P「ふむふむ…」パラパラ

P「あー…思い出した。ここの劇団な。もう慣れたもんだろ。前回の公演かなり長かったし」

P「莉嘉も大丈夫、すぐに馴染むさ」

莉嘉「うーん…Pくんが言うなら大丈夫かっ☆」

P「って言っても、今回の方がハードかもな。アクションとかあるし」

みく「うぅ…そうなんだよね。特にみくはかなり。なんで忍者? あやめチャンとかいるのに」

泰葉「それを言ったら私だって巫女さんですよ。もっとも、舞踏がメインなのであまり巫女としての側面は演じないようですが」

響子「二人は前回一般人の役でしたもんね! 私が今回は一般人なので…ちょうど逆転する感じでしょうか?」

莉嘉「アタシなんて…えっと、コレって神様?」

泰葉「それに、前回は響子さんが主演で、私がそれを支えるといった感じでしたけど…その辺りの関係も逆転してますね」

泰葉「お芝居は沢山こなしてきましたが…主演というのは流石にプレッシャーが…」

みく「そう? 台本読む限り、コレってほぼ普段の泰葉チャンまんまだけど」

泰葉「えぇっ? わ、私、こんなに子供っぽいですか?」

みく「Pチャンの前ではね。このコはみくの前だと子供っぽい部分が出てるってカンジかな」

泰葉「そんなつもりは無かったんですが…えぇ? Pさん、この主役の女の子ってそんなに私に似てます?」

P「え、俺に振るの?」

P「あー、そうだな……」

P「…………」

泰葉「……」ストーン

P「……そんなに似てるかね?」

泰葉「……今、何故胸を見たんです?」ジトー

P「……見てねえやい」

泰葉「……えっち。いやらしい……」

みく「あ、今の台詞とか台本まんま」

泰葉「はっ!? そ、そうでした!?」

泰葉「まあ、その……たしかに衣装合わせの時パッドをもらいましたけど」ズーン

響子「それは私もです…それもなんか沢山」ズズーン

莉嘉「え、え? みんなそーなの!? アタシ何ももらってない!」

みく「大丈夫、みくもだから。っていうか、前回はむしろみくだけサラシ巻いた」

響子「……ズルいです。ちょっとくらい分けてくれたってよくないですか?」

泰葉「と、とにかく! 私はこんな風に露骨に冷たい態度をとったりしませんし、ここまでイチャイチャベタベタに甘えたりしてませんっ!」

みく「って言ってますが」

P「よかろう。ちひろさんの撮り溜めた事務所内隠しプライベートカメラの映像を…」

泰葉「~~~~~~っ! なんでそんなのが残ってるんですか!?」

みく「っていうか、まあ今回の方がみんな地に近いんじゃない? 前回の響子チャンはなんか全体的に大人しい役だったもんね」

響子「そうですか? 私的にはかなり共感できる部分も多かったかな、と…」

泰葉「ま、まあ大胆さという意味ではたしかに…」

響子「でも、今回なんて外国人ですよ!? それに、その……おっきいし、こんな役一体どうすれば!?」

みく「いいなあ。みくは前回も今回も演じやすいけど、毎回バイプレーヤーなんだもん」

P「それはまあ仕方ないわ。お前にはそういう役の方が似合うしな」

みく「フォローになってるんだかなってないんだか。泰葉チャンは勿論だけど、響子チャンもやっぱり演技力が高評価なのかにゃあ」

莉嘉「ねーねーPくんアタシの役はどう? 何百年も生きてる神様の役だからやっぱ難しいよねー?」

P「まー大体普段通りでいいと思うぞー」ナデナデ

莉嘉「ふわー」ワシャワシャ

みく「まあ準主役に抜擢されただけ出世かにゃ。アクション多めな分、見せ場も多いし!」

響子「逆に今度は私が派手な衣装を着て立ち回るということが無いんですね。それはちょっと寂しいなあ」

泰葉「前回響子さんに助けられることの多い役回りでしたから、今度は私が守る番と言ったところですね。ふふっ」

泰葉「……そう、私も多少アクションがあるんですよね。ううん…振り付けもしっかり覚えないとだからいつもより忙しくなりそうです」

P「こういう時、不安をちゃんと口に出せるようになったな」

泰葉「え?」

P「意地張って一人で頑張ろうとしてた頃からすればドエラい成長だ」

泰葉「そ、そうでしょうか…?」

みく「そういうところも含めて、泰葉チャンはますます適役だと思うにゃ!」

P「うんうん。意地っ張りが少しずつ心を開いてくれるようになる話だからな、これも」

泰葉「あ、結局そういう話なんですか…」

響子「それだけじゃありませんよ? キリっとしてるのに同時に可愛らしい面を見せてくれるのが泰葉ちゃんだと思いますから!」

みく「前回は甘えん坊さんの役だったもんねー。後輩の泰葉チャンなんて激レアだし、いやあ、アレは良いモノ見られたにゃ」

莉嘉「いいないいなー…アタシも同じ話で盛り上がりたーい」

P「そういや、衣装合わせも済んでるんだったな? 大変なんじゃないか? 今回は着物だろ?」

みく「そうなんだよねえ。前回はフツーの洋服だったんだけど、着付けに時間かかっちゃって」

莉嘉「浴衣とは全然違うんだね! 大変だけど楽しかった☆」

泰葉「巫女装束も特殊なものなので、歌鈴さんに着方を習うというワケにはいかなかったんですよ。まあ幸い着物で仕事をした経験の方が役に立ちましたけど」

響子「私はそういうのはあまり。折角経験が役立てるかなと思ったのに、私のお着物のシーンは少ないですね。外国人だからでしょうか?」

P「一応あるにはあるんだな。…っていうか、衣装のバリエーション多いな」

泰葉「中には学生服もあるので、全部が全部和装のシーンということではないんですが…私とみくさんの役は私服も着物に近いものでしたから」

みく「泰葉チャンずっとタイツなんだよね。アレ地味に大変じゃない?」

泰葉「まあ確かに……前回よりぐっと露出が減りました」

響子「それは私も…なんですよね。これでも。前回の衣装は凄かったので…」

みく「あぁ……」

響子「って、ていうか私、いつも何かしら恥ずかしい役回りになってるような!?」

みく「うーん…そう? アイドルの衣装だと思えば、アレくらい」

響子「そ、そりゃあみくちゃんは普段から露出度の高い衣装が多いからいいですけどっ」

響子「莉嘉ちゃ…もそうか。じゃ、じゃあ泰葉ちゃんは分かってくれますよね? この気持ちっ!」

泰葉「え、えっと…私もアイドル衣装は結構露出多めなので…」

響子「あ、アレ!? そうでした!?」

莉嘉「あー、たしかに? ミニスカとか、ガーターとか! あと、ぜったいりょーいきも多いよね」

泰葉「わ、よく見てるんですね…」

莉嘉「だってカリスマギャルだもんっ」フンス

みく「それに、ブルマもすっと穿いちゃうし?」ニヤニヤ

泰葉「~~~っ。も、もうそれはいいじゃないですかぁ!」

みく「それにしても今回は泰葉チャンが町のアイドルで、前回は響子チャンが学校のアイドルって感じかあ」

泰葉「そ、そういう風に言われると…なんだか不思議な感じですね…」

響子「特に私やみくちゃんは歌いましたもんね。前回」

泰葉「それで、今回は私がダンスですか。うーん、ダンス、でしょうか…?」

P「普段が日本全国規模のアイドルであることを考えると、少々スケールダウンだな」

莉嘉「アタシは神様だからスケールアップ!」

泰葉「ふふっ、そうですね。私もお姫様なので、スケールアップです」

P「舞台自体もスケールアップなのかね? 莉嘉はのっけからワイヤーに釣られての登場だし、アクションもあるし」

響子「どうでしょう? 前作は前作で時間を利用した脚本でしたから難しかったです」

泰葉「ああ、響子さんの場合はたしかに…。ある意味、今回もですが」

みく「演出はかなり凄いよー。なんてったって、今回のみくは忍者だからね!」

みく「クナイ振り回したりとか、変わり身の術も使うし!」

泰葉「それに、巨大な敵も出てきますもんね。殺陣は難しいですが、こんな経験滅多にできないので楽しいです」

響子「そこはやっぱり羨ましいなあ…前作で私も銃を構えたりしたし」

莉嘉「アタシは刀の精ってことになってるけど……うーん、振り回したりできないのかー」

みく「忍者で言ったらね…一つだけ凄いこと出来るようになったの!」

響子「え、何ですか? もしかして…忍術!?」

P「うっそ、マジ!?」

みく「そりゃあもう、かなり稽古したからね! あーあー、んんっ……」

みく「で、後はあやめチャンにもらったこの練習用の煙玉で……」

P「うわっとと! スプリンクラーが作動するから、窓際で使え!」

みく「あ、そ、そっか!」

みく「じゃあ、改めまして……あーあー……」


ボムッ!


P「ゲホゲホ……結構な煙だな……」

泰葉?「…………」シュウウウ

泰葉「わっ!?」

莉嘉「ええええ!? 泰葉ちゃんが二人!?」

泰葉(みく)「この通り、変装もござれです」

響子「おー! そっくりです!」

泰葉「す、凄い…びっくりですね」

P「声まで…」

泰葉(みく)「忍者ですから。いざという時の影武者…ということですね」

泰葉(みく)「例えば……」

泰葉(みく)「わ~メロンパンですぅ♡ 美味しそうですぅ♡」

泰葉(みく)「甘々スイーツ♡ やすは甘々スイーツだーいすき♡」

泰葉(みく)「Pさんはも~っとだいすき♡」


泰葉「みくさん」ガッ

みく「いてえにゃ」ボムンッ

みく「最近の泰葉チャンって割とこんなイメージなんだけど」

泰葉「いやいや」

響子「……後半は否定できませんね」

泰葉「よりによってそこ!?」

莉嘉「ねーねーPくん見た見た? 今ボフンッ!って一瞬で戻ったよーっ!」

P「お、おう……」

響子「ほおお…やっぱり忍者の役作りもそこまで徹底してるんですね…!」

みく「まーこれは単純に面白そうだから挑んでみただけなんだけどね」

響子「ということは、やっぱり泰葉ちゃんも巫女のための役作りを…?」

莉嘉「泰葉ちゃんはそういうのしっかりするもんねー」

泰葉「うーん……まあ、それなりに。妥協はしたくありませんので」

みく「やっぱ歌鈴チャンのお家にお世話になってみたりとか?」

泰葉「いえ、流石にそのためだけに奈良へは……」

泰葉「でも、巫女はバイトで出来るものですからね。近所の神社にお願いして、研修を少々。無理を言ってしまったかな、とは思いましたが…」

みく「大丈夫だった? ああいうバイトの募集って大抵お正月じゃ…」

P「まあ、そうなんだけど……。事務所を通して正式にオファーしたら、快く承諾してくれたよ。良い宣伝になるとさ」

みく「なるほどね。なんか名前を利用しちゃうようで悪いけど、こういう時アイドルやっててよかったって思うにゃ。」

響子「ほほう…ちなみに、一体どういったお仕事を?」

泰葉「お正月の繁忙期ではありませんから、流石に全部のお仕事を体験できた訳ではないですが……」

泰葉「主に境内のお掃除やお守り、絵馬の準備…あと祈祷のお手伝いを少々…まあ、雑務全般ですね」

莉嘉「うわあ、思ったより地道なお仕事なんだね……巫女さんって」

泰葉「そうですね。全体的にかなりのんびりしていました。役作りのためにも、もう少しハードな時期の仕事を経験しておきたかったんですけど……」

みく「自分からそういうの望んじゃうかあ……」

泰葉「でも、みくさんだって巫女の役が来たらそのくらいやりますよね?」

みく「うーん……まあたしかに。お仕事には手抜きしたくないもん!」

響子「お掃除とか雑務ですか…私もちょっと興味ありますね、巫女さん」

泰葉「うーん……挑戦するのは良いことですが、こういったケースでもなければお正月でのお仕事になりますよね」

泰葉「お正月はひたすらてんてこまいのようですから……話を聞いているだけでもちょっと緊張してしまうくらい」

P「おおう……泰葉が後込みするレベルってどんだけだよ」

みく「常人なら過労死直行コース……とか……」ゴクリ

莉嘉「ええっ!? 死にたくないよー!」

泰葉「……みんな私を何だと思ってるんですか」ムス

みく「いや、だってさ……ごめん、怒った?」

泰葉「オコです。マジオコです」

響子「私の台詞!?」ガーン

P「別に響子のじゃねえ!」

響子「それにしても……そんなに大変なんですね」

響子「……ハッ!? ま、まさか後込みって……えっちなこととか!?」

みく「!?」

響子「たとえば、こう……『やっ、やめて! 私に乱暴する気でしょう!? エロ同人みたいに!』……み、みたいな……!」

響子「は、はわあああ…………」

泰葉「え、えろどーじんですか…? 『やめて、私に乱暴する気でしょう。えろどうじんみたいに』……とは一体?」

みく「え? ああ…泰葉チャンはそういうの分かんないのね」

泰葉「……? みくさんは意味を知っているんですか?」

みく「いやいや、泰葉チャンは知らないままで大丈夫だからねー」

泰葉「……? ……?」

莉嘉「ねーねーPくん、なんで急にアタシの耳を塞いだのー?」

P「響子、前の役がちょっと残って……いや、今回もそんなもんか」

P「…………」

P「ところで泰葉、今の台詞もう一回お願いしていいか?」

みく「ちょっと」

泰葉「? まあとにかく、お正月時は参拝客が一気に増えるので、それだけ仕事が忙しくなるということです。それに、餅つきや甘酒も配りますし」

響子「ほっ。そういうことですか。そうですよね」

莉嘉「あー! お餅食べたいっ」

響子「いいですね。季節外れですけど、お雑煮でも作りましょうか!」

みく「いやいや、今からって……。まだホン読みの途中でしょ」

響子「あっ、そういえばそうでしたね」エヘヘ・・・

莉嘉「それじゃ、とりあえず今日のお仕事をきいちり終わらせてからかな」

泰葉「うーん…お餅は我慢しませんか?」

莉嘉「えーなんでー?」

泰葉「監督さんから伺ったんです。今回は和がテーマということなので、千秋楽で餅まきをするそうですよ」

みく「餅まきって…あの家建てる時にやるやつ?」

泰葉「はい。ですから、お餅は公演が終わってからのお楽しみ。ということでどうでしょう?」

響子「へえ…餅まきですか! それは楽しみですねっ。莉嘉ちゃん、そういうことなら餅はやめとこうね」

莉嘉「分かった! そういうことなら公演に向けてちゃんと頑張っていかなきゃねっ☆」

泰葉「それじゃ、目標もきっちり設定したところで、また頑張っていきましょうか」

響子「あ、ならお茶を淹れます!」

みく「ふふふ、莉嘉チャン? お芝居の時の泰葉チャンはスパルタだから気をつけるようにね~」

莉嘉「うっそ!? ……うーん、でも負けないっ☆ 絶対に成功させるぞーっ!」



劇終

おしまい

サ○バウィ○チにまだ未回収のルートがあったことを思い出し、無事全クリした記念に○恋○花の話を書いた
「お前は何を言ってるんだ」とお思いの方もいることだろう

まずは過去作のタイトルを見てほしい
モバP「攻略対象?」
モバP「ただ!」 比奈「見てみたい!」 菜々「いやいや」


次にこの画像を見てほしい
https://i.imgur.com/qqSvmdb.jpg

これで俺が多少おかしくなっていることに関しては理解してくれたと思う

おまけ

響子「…………」パラパラ

響子「これで私は4回目の出演かあ……」

響子「スケジュールを見る限り、今回みくちゃんは出ないみたいだし…この調子だと今回は私一人だけなのかな」


ガチャ


泰葉「おはようございます」

響子「あ、泰葉ちゃん。おはようございます!」

響子「……って、アレ? その台本……」

泰葉「ふふっ、Pさんから話は伺っています。みくさんはいないですが、今回も一緒に頑張りましょうね」

響子「……!」

響子「はいっ!」

泰葉「あ、それから…みくさんの代わり…ではありませんが、また一人お仲間が増えましたよ」

泰葉「そろそろ来ると思うんですが……」


ガチャッ


泰葉「あ、来たようですね」

響子「わあ、その台本って……!」

ゆかり「はい。これから一緒に頑張りましょう」



今度こそ終わり

新作の方はまだクリアしてないんです。だから今更千○万○の話なんです
選挙中にこんなこと言うのもアレなんですが俺はたぶん岡崎にボイスや楽曲が実装されることよりゆ○ソ○トに前髪ぱっつんの元有名子役(CV遥そら)が出ることを望んでいます
最初は少々いがみ合いつつ段々心を開いていき、もう少しという瀬戸際で一悶着挟み、いざくっついたらそこから先はひたすらベタ甘イチャラブといういつも通りのシナリオにしてくれればカードのテキストに忠実な岡崎が完成するんで当たり外れのあるコミュよりそっちの方がいいと思うんです。キャラソンも出るし

誰か目を覚まさせてください



解散!!!!!!!!

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