超短編
オチなしヤマなし
真面目な内容はないです
とても短いのでさらっと読むのにどうぞ
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フレデリカ「やっほー♪」
泰葉「フレデリカさん、おはようございます」
フレデリカ「おはよーヤスハちゃん!えっと、ぐーてんもるげん~?」
泰葉「それドイツ語ですよ、フランス語はボンジュールでしょう?」
フレデリカ「んーそうとも言うねー♪」
泰葉「そうとしか言いませんよ……」
フレデリカ「ふふん♪実は、フレちゃんはドイツ人だったのです!」
泰葉「なるほど……これが最近話題のプロフィール詐称というやつですね」
フレデリカ「わお!フレちゃん詐欺師になっちゃった??」
泰葉「まさか同じ事務所の仲間が詐欺師だったなんて……」
フレデリカ「ふふふ、キミはもうアタシに心奪われている……」
泰葉「それ、詐欺師じゃなくて泥棒じゃないです?」
フレデリカ「あちゃー!フレちゃんのおじいちゃん大泥棒だからその血が出ちゃったかもー?」
泰葉「フレデリカさんはル◯ンさんの末裔なんですか……」
フレデリカ「バレてしまっては仕方ない……この斬鉄剣のサビにしてくれよう……」
泰葉「それフレデリカさんのおじいちゃんのお友達ですよ」
志希「……泰葉ちゃんってさ」
泰葉「はい?」
志希「結構頭の回転いいよね、ずっと台本読みながらフレちゃんと会話できる人なかなかいないよー?」
泰葉「そうですか?特に意識もしてませんでしたけど」
フレデリカ「えーひどーい!フレちゃんのことは遊びだったの!?」
泰葉「遊びだったのはフレデリカさんとの会話ですよ」
志希「こうしてる間にも台本読み進めてるのほんと真面目だねー泰葉ちゃんは」
泰葉「まがいなりにもプロですから」
フレデリカ「もちろんです……プロですから」
泰葉「ベ◯ットさんじゃありません」
フレデリカ「ヤスハ……!?殺されたんじゃ……」
泰葉「残念でしたね……トリックですよ」
志希「怖い?当然だよ。元プロフェッサーのアタシに勝てるもんか」
泰葉「試してみます?私だって元子役です……」
泰葉「なんですかこれ、なにやらせるんですか」
志希「にゃはは!ちひろさんの言ってた通り!」
フレデリカ「ヤスハちゃんさすが~♪」
泰葉「終わったあと恥ずかしいんですからやめてください……しかも途中から立ち位置変わってるじゃないですか」
志希「そこはご愛嬌ってやつ」
フレデリカ「やっぱり子役の血が騒いじゃう??」
泰葉「血が騒ぐ……ってことはないですけど、身体に染み付いてますから即興でも演技を始めちゃうと入り込んじゃいますね」
志希「泰葉ちゃんは役に入り込むタイプというか、役がおりてくるタイプに見えるなー」
泰葉「おりてくる……?」
フレデリカ「うんうん!演技してるヤスハちゃんはヤスハちゃんだけどヤスハちゃんじゃないーみたいな!」
志希「降霊術の使い手だったりしない?もしそうなら化学的に分析させてほしいかにゃーって」
泰葉「それは小梅ちゃんの領域です」
フレデリカ「コウメちゃんはむしろー……ネクロマンサー?」
泰葉「死霊使い……まぁゾンビを操ると考えれば……?」
志希「20XX年、アイドル事務所で起きたパンデミック……」
フレデリカ「突如現れたゾンビからアイドルは逃げられるのか……」
志希「そしてその事件の真相とは……」
泰葉「いや、小梅ちゃんでしょう犯人」
フレデリカ「全米が泣いた!」
泰葉「ホラーっぽいのに泣くんですか」
志希「主演岡崎泰葉で送る超大作」
泰葉「私なんですか!?」
フレデリカ「アカデミー賞たくさん受賞予定!」
泰葉「予定!?」
志希「ヒロイン役は誰がいい~?」
泰葉「えぇ……」
フレデリカ「ヤスハちゃんに守られるか弱なヒロイン……」
志希「1人しかいないね」
志希フレ「「周子(シューコ)ちゃん!」」
泰葉「いやあの人は自力で生き残りますよ……」
志希「おやおや~?」
泰葉「どうかしました?」
志希「フレさん聞きまして?塩見さんのことを『あの人』ですって」
フレデリカ「これは……愛の予感!?」
泰葉「……なにを期待してるのか知りませんけど、周子さんは気兼ねなく話せる相手ですから。一緒に仕事して以来仲良くさせてもらってますし」
志希「へー」
泰葉「話題振っておいてそのわざとらしい興味のなさなんですか」
志希「にゃは?バレた?」
フレデリカ「シューコちゃんとは遊んだりするの?」
泰葉「何度か写真を撮りに行ったりしましたよ。あとこの前はゲームセンターに連れていってもらったり」
志希「なにそれ、志希ちゃんそんなの聞いてない」
泰葉「言ってませんし……」
フレデリカ「ずーるーいー!」
泰葉「なにがですか」
フレデリカ「アタシも行きたかった!」
泰葉「そんなこと言われても……今日このあとLiPPSでお仕事なんですよね?そのあと行けばいいじゃないですか」
志希「答えはノーだね」
泰葉「なんでですか」
フレデリカ「もー分かってないなぁ。ヤスハちゃんと行きたいんだよー!」
泰葉「えっ」
フレデリカ「それでシューコちゃんに奢ってもらいたい!」
泰葉「……一瞬でもときめいた私の純情を返してください」
志希「にゃはは~」
泰葉「さて、と」
志希「台本読みは終わりかにゃー?」
泰葉「はい、もう大丈夫です」
フレデリカ「それじゃあアタシと」
泰葉「次は学校の予習をします」
フレデリカ「なんで!?」
泰葉「時間は無駄にできませんから」
フレデリカ「およよ……」
志希「お勉強ね~あたしはやりたくないからね~」
泰葉「そういえば志希さんって化学以外もできるんですか?」
志希「んー?まぁどの分野もできないことはないよーただ興味がないからね」
志希「そーゆー意味ではアイドルってのは面白いね、答えがないものの答えを探すってやつ?」
泰葉「それはわかるかもしれません……終わりはありませんからね」
フレデリカ「終わりがないのが終わり……」
志希フレ「「「ゴールド「言わせませんよ」」」
泰葉「なんなんですか、奈緒さんに影響でもされたんですか」
フレデリカ「先生の方だよ!」
泰葉「そっちでしたか……」
志希「にゃはは♪でもこの事務所ならスタ◯ドを再現できそうだよねー」
泰葉「しないでくださいね?」
志希「小梅ちゃんの協力で霊的なものとの接触できればあとはあたしと晶葉ちゃんで……」
泰葉「しないでくださいね?」
フレデリカ「そんなことしなくても何人かはス◯ンド持ってそうだよねー」
志希「藍子ちゃんとか?」
泰葉「時の流れを変えるってとてつもなく強そうですね」
志希「世の女性たちに大人気になりそうだねー」
フレデリカ「アンチエイジング!!」
泰葉「あれ?でも藍子ちゃんは一緒にいると『いつの間にか時間が経っている』んですからむしろ逆……?」
志希「成長、老化が本来の時間に沿って起きるならそうなるねー」
フレデリカ「つまり……未来のナイスバディを目指すロリっ子たちに大人気!?」
泰葉「ロリとか言わないで」
志希「でもでもー体感時間は短いわけだから身体と心がアンバランスになっちゃうのかにゃー?」
フレデリカ「ぐぬぬ……スタン◯で不労所得大作戦は失敗か~」
志希「同僚たちの持ちネタを拾いまくってるねー」
泰葉「嫌いじゃないですよそのスタイル」
奏「あぁ、2人ともここにいたのね」
フレデリカ「カナデちゃんおはよー」
奏「ええ、おはよう。この後の仕事のことなんだけど」
フレデリカ「もうこんな時間!?シキちゃん早く行かないと……ってもういない!?」
奏「そのことでプロデューサーから伝言があって」
フレデリカ「しーゆー♪ヤスハちゃん!アタシ行くね!」
奏「今日の仕事は中止になったって連絡なんだけど……」
泰葉「……もういませんね」
奏「はぁ……もう、あの2人は」
泰葉「携帯に連絡を入れておいたらどうです?」
奏「フレちゃんはともかく志希が見ると思う?」
泰葉「……見ませんね」
奏「でしょ?」
泰葉「大変ですねユニットリーダーも」
奏「お互い様よ。最近あの2人が迷惑かけてるでしょ?」
泰葉「……迷惑なんて思ってませんよ」
奏「そう?」
泰葉「はい、一緒に話してて楽しいですから」
奏「でも疲れない?悪い子たちではないけれど『てんさい』の相手をするのは」
泰葉「んーそうですね……疲れはしないですよ?発想がすごいなぁとは思いますけど……それに……」
奏「それに?」
泰葉「ふふっ。それに、私も『元天才子役』ですから」
以上です
色々と意味はあれど「てんさい」繋がりで。
実はフレちゃんも志希もコミュ、カード等でボイスありで泰葉の名前を呼んでる子なんですよね。志希に関しては直接の関わりはないんですけど。
そんな感じで軽く書きました。
よろしければ過去にゆるふわ三人娘(藍子、ありす、まゆ)というのも書いてるのでそちらもよろしくお願いします。
では、読んでくださった方に百万の感謝を。
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