穂乃果「ポケモン!キミに決めた!」 (25)
ポケモンの世界観ベース
そこにスクールアイドルのキャラが居たらのifです
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私は穂乃果!今日は友達のことりちゃんのお母さんに呼ばれて、ヤマブキシティっていう都会からマサラタウンまでやってきました!
穂乃果「ここがマサラかー!何にもないね~!」
ことり「でも雰囲気があっていいね♪」
海未「2人とも!私たちは観光に来たんじゃないんですよ!」
海未「何のために遠くからやってきたと思ってるんです!」
ことり「今日はこの町で博士をしてるお母さんからポケモンが貰えるんだよね!」
ことり母「3人とも、おまたせ」
穂乃果「あ!博士!」
ことり母「それじゃあ研究所へ案内するわ、こっちよ♪」
穂乃果「やったー!」
海未(嬉しそうですね…穂乃果。でも嬉しいのは私もなんですよ?)
海未(この日がどれだけ待ち遠しかったことか…)
ーーー研究所
ことり母「今日あなた達を呼んだのは、勿論ポケモンを預けるためだけれどもそれだけじゃないの」
ことり母「このポケモン図鑑を受け取ってもらい、世界中のポケモン達を記録していって欲しいの」
穂乃果「任せて下さい!」
ことり母「それでは…!そこにモンスターボールが3つあるでしょう?」
ことり母「あなた達にそれぞれひとつ託します!」
海未「私はことり、博士の娘であるあなたから選んではどうです?」
ことり「私はいいよ♪2人が先に選んで?」
↑訂正
海未「ことり、博士の娘であるあなたから選んではどうです?」
海未「そうですか、穂乃果からどうぞ」
穂乃果「穂乃果はこの子に決めたよ!」
ヒトカゲ「かーげっ!」
海未「では、私はゼニガメに」
ことり「ことりはフシギダネだねっ♪」
ことり母「みんな決まったようね、これもプレゼントよ」
穂乃果「モンスターボールだ!ありがとうございます!」
ことり母「いえいえ♪これでその子達と一緒に旅へ出れるけど、気をつけてね」
ことり「はい♪楽しみだったんだ~」
ことり母「ん?なにかメールが来てるわね」
ことり母「…!これを見て!」
メール『ポケモンリーグ開催決定!ジムバッジを合計8つ集めて四天王に挑戦しよう!』
海未「…ますます旅をする意欲が湧いてきました!」
穂乃果「だね!目指せ初チャンピオン!」
海未「チャンピオンの座をかけて競うことになった時は負けませんよ」
穂乃果「そのときは全力勝負だよ!」
穂乃果「ことりちゃんも挑戦するよね!」
ことり「う~ん、私は図鑑を埋めながらのんびり旅ができたらいいかな~♪」
こうして私たちの旅は始まったんだ!
私と海未ちゃんはリーグを目指して、
ことりちゃんは図鑑集めメインにカントーを巡るんだよ!
穂乃果「ん?あのこは…」
ピカチュウ「…ぴか?」
ことり母「このこはピカチュウ。この辺りに住んでるんだけど、人に懐かなくてね…」
穂乃果「かわいい!一緒に旅しようよ!」
ピカチュウ「ちゅーっ!」バリバリ
穂乃果「わ゛ーーー!すごい!強そう!」
ことうみ(平気なんだ…)ブルルッ
ピカチュウ「!!」
ピカチュウ「ぴか。」チョン
穂乃果「わっ!すごい見て!肩に乗ってるよ!!」
ことり母「うそ…!」
海未「さっそく仲間が増えた見たいですね、やりますね穂乃果」
ことり「これは認められた…のかな?」
ーーー1ばんどうろ
海未「さて、マサラタウンを出ましたね」
海未「ここからはそれぞれの旅になります、各自のペースで進みましょうか」
穂乃果「えー…一緒行こうよー」
ことり「穂乃果ちゃん、同じ地方を旅するトレーナーならどこかでまた一緒なると思よ」
穂乃果「そっか!それならさみしくないかも!」
海未「では、また会いましょう」
ことり「みんなまたね!」
ーー1ばんどうろ
ポッポ「クルルックルッ」
穂乃果「あー!あれ!」
ポッポ「!?」バサバサ
穂乃果「あー待ってー!!!」
穂乃果「うーん。さっきからこんな感じだな~」
マサラタウンを出て1日経ってるけれど、野生のポケモンと会うとどうしてもゲットするの失敗しちゃう…簡単そうに見えるけど案外難しいんだね
そんなこと考えながらタウンマップを開いたら自分の居場所がトキワシティにどんどん近づいてるのがわかった
穂乃果「暗くなると準備も大変だし、ここでお泊まりの準備しようか!」
このあたりは本当に田舎だから、寝泊まりできるようなポケモンセンターも見当たらなくて、野宿することになる。不便だけど旅らしくていいね!
焚き火「パチパチ」
穂乃果「ねえピカチュウ、どうして穂乃果についてきてくれたの?」
ピカチュウ「ぴかぴーか?ぴかぴー」
穂乃果「あはは…なんて言ってるのかわからないや…」
穂乃果「もっと仲良くなれたら、いつかわかるのかな」
穂乃果「ヒトカゲ、野生のポケモンとまともに戦えないから活躍させてあげられなくてごめんね」
穂乃果「きっとなれないうちはこんな感じだよね!明日からがんばっていこ!」
ヒトカゲ「かげっ!」
穂乃果「きっとすごいトレーナーになろうね、みんなで…おやすみ…zzz」
ピカチュウ「………」
ピカチュウ「zzz…」
ヒトカゲ「zzz…」
ーーー次の日
穂乃果「あっ看板立ってる!」
穂乃果「ここより1キロ先、トキワシティ…」
穂乃果「やっとここまできたか~」
~トキワシティ~
穂乃果「よし!買い物も済ませたし、近くで新しいポケモン探すよ!」
穂乃果「このモンスターボールをポケモンに投げればいいんだよね!完璧!」
女の子「はぁ!?あんたポケモンを舐めてるでしょ!こっち来なさい!」
穂乃果「えぇ!?私!?なんか違ったかな…」
女の子「出会い頭にボール投げても、向こうは元気なんだから弾かれたりかわされるわよ」
~22ばんどうろ~
穂乃果「ふぅ…どこまでいくの…」
女の子「この辺でいっか」
コラッタ「たったー」
女の子「野生のコラッタね、出てきてイシツブテ!」
イシツブテ「ヘイラッシャイ」
コラッタ「!」
女の子「気づいたわね、よし見てなさい。モンスターボールの使い方を」
穂乃果「う、うん…」
女の子「イシツブテ、たいあたりよ!」
イシツブテ「テーイッ!」
コラッタ「うぎゃー!」
女の子「よし!あんたそれ貰うわね」パシッ
穂乃果「あっ!穂乃果のモンスターボール!」
女の子「えいっ!」ヒュンッ
穂乃果「コラッタがボールに入った…」
ボール「グラグラグラグラ…カチッ!」
女の子「どんなもんよ!これでゲット成功よ!」
穂乃果「すごーい!弱らせてから使った方がいいんだね!」
穂乃果「ってか穂乃果のモンスターボール返してよ!」
女の子「ケチケチしないの!勉強料よ!」
女の子「見た感じポケモンを持ってからあんまり時間経ってないみたいね」
女の子「ちゃんとトレーナーズスクールには通ったの?」
穂乃果「か、通ったよ!」
女の子「だったら授業くらいちゃんと受けなさいよ!」
穂乃果「…あはは。」
女の子「もう…どこからトキワシティに来たの?」
穂乃果「マサラタウンだよ」
にこ「マサラ…あそこは過疎ってるからもうスクール自体無くなったはずだけど…」
穂乃果「あっ、でも出身はヤマブキなんだよ」
女の子「あっ、そうなんだ。私も出身はヤマブキよ」
穂乃果「へー!同じだね!そういえば、名前なんていうの?」
女の子「私はにこよ!あなたは穂乃果っていうの?自分でも言ってたし」
穂乃果「そうだよ!よろしくねにこちゃん!」
にこ「はいはい、あんたは素人だから改めて教えてあげるけど」
にこ「トレーナーズスクールはトキワにもあるわよ」
にこ「基礎から学び直した方が良さそうだから行ってみるといいわ」
穂乃果「ありがとう!穂乃果が強くなったらバトルしようね!」
にこ「…リーグを目指してるならいずれ戦うことになるわよ」
穂乃果「んー?」
にこ「なんでもない、それじゃまたね」
穂乃果「はーい!ありがとねー!」
穂乃果「それよりこの辺り…見たことないポケモン居そうだな…」
穂乃果「もう少し進んでみよっ」
海未「おや、偶然ですね。こんなところで」
穂乃果「あー!海未ちゃん!」
海未「向かいから人が来るので誰かと思えば、旅は順調ですか?」
穂乃果「うーん…まぁぼちぼち」
海未「さて、トレーナー同士目が合ったらバトルを始める」
海未「これもひとつのルールです。一戦どうですか?」
穂乃果「いいねいいね!それじゃあいくよ!」
海未「ゼニガメ、お願いしますっ!」
ゼニガメ「ぜにぜに!」
穂乃果「ヒトカゲ、キミに決めた!」
ヒトカゲ「かげー!」
海未(みずタイプに対してほのおタイプ…!?)
海未(ゼニガメに有利な立ち回りでもあるのでしょうか…!)ワクワク
穂乃果「いくよ!ひのこ!」
ヒトカゲ「か~!」パラパラ
海未「あわで打ち消すのです!」
ゼニガメ「ぜにー!」ブクブクブク
ヒトカゲ「げ~っ!?」
穂乃果「やばい!ひっかくで攻撃だよ!」
ヒトカゲ「かぁ~!」シュッ
海未「こうらを利用してたいあたり!」
ゼニガメ「ぜにっ!」
ヒトカゲ「!?」カキンッ ドサッ
穂乃果「弾き飛ばされた!?」
海未「今です!あわ!」
ゼニガメ「がめめ~!!」ブクブク
穂乃果「ヒトカゲー!立てる?大丈夫!?」
ヒトカゲ「かげ…」スクッ
穂乃果「やったー!さすがだよ!反撃しよう!」
ヒトカゲ「かげ~…」ヨロッ ドサ
穂乃果「えぇっ!?」
海未「…勝負ありのようですね」
海未「ゼニガメ、ごくろうさまです」つボール
ゼニガメ「ぜにっ!」ピュン
穂乃果「そんな…全然敵わなかった…」
海未「穂乃果、あなたは自分のポケモンの特徴をよく理解出来てないみたいです」
穂乃果「そんな!理解してるよ!尻尾が燃えてて朱いからだで…」
海未「そういうことじゃありません!バトルにおける相性の話です!」
穂乃果「うぅ…」
海未「ほのおと言ったらみずに弱いのは常識でしょう?」
穂乃果「けど、ヒトカゲの技はほのおタイプの技だけじゃないもん!」
海未「ひっかくを活かせてなかったではありませんか!」
海未「とにかく、この調子でリーグを目指すのは無理があります」
海未「時間をかけてでも、基礎から学び直すべきです」
穂乃果「基礎からかぁ…」
海未「それでは、先を急ぎますのでまた会いましょう」
基礎かぁ、にこちゃんにも同じこといわれたな…
とりあえずトキワシティに戻ってきたけどこれからどうしよう?
ん?あそこって…
ートレーナーズスクールー
ガチャっ
穂乃果「おじゃましまーす…」
先生「あら、今日は普段見かけない受講者が多いわね」
ことり「ほのかちゃん!?」
穂乃果「あれっ?ことりちゃん!」
ートキワシティポケセンー
ことり「そっか…海未ちゃんに会ってバトルして、今回はダメだったんだね…」
穂乃果「うん、でもいまから鍛え直せばいける気がする!」
ことり「そのいきだよ♪」
穂乃果「ところでことりちゃんはどうして学校に?」
ことり「図鑑を集めるためには知識が必要だと思って」
ことり「それであそこで授業受けてたの♪」
ことり「ほのかちゃんが勉強に来たのはバトルのためでもあったんだよね?」
穂乃果「そう!このこたちともっと強くなるんだー!」
ことり「おお~!あとは実践を積めればジム制覇も夢じゃないね!」
穂乃果「ジム??」
ことり「そ!リーグに参加するには、各地にあるジムを巡って合計8つのバッジを集めなきゃならないんだよ」
ことり「バッジを集めるには、バトルでその実力を示してジムリーダーに認められる必要があるんだって」
穂乃果「ジムリーダー??そのジムで1番強い人のことかな」
ことり「そのとおり!」
穂乃果「燃えてきた!さっそく授業だよ!」
ことり(ほのかちゃん寝ちゃいそう…)
ことり「えーっと…しばらく一緒に旅しようよ!」
ことり「そしたらことりが教わったこと、ほのかちゃんにも教えられるよ!」
穂乃果「ありがとう!お願いねことりちゃん!」
穂乃果「次の街にも向かえるし助かるよ~」
穂乃果「それじゃ、レッツゴー!」
~トキワのもり~
ことり「うー…」ギュー
穂乃果「ことりちゃん、ちょっと歩きづらい…」
ことり「ここ、キャタピーやビードルがたくさん出るんだけどどうしても苦手で…」
穂乃果「よし!ボディガードになるよ!2ばんどうろからここまで色々教えて貰ったし」
穂乃果「穂乃果もそんな得意じゃないんだけどね…」アハハ
ことり「ありがとう…フシギダネだけだとこころもとないから助かるよ♪」
ことり「海未ちゃんがいたら、きっとしかってくれて元気が出るんだけど…」
穂乃果「ことり、そんなことでは図鑑が集められませんよ!」
ことり「ふふっ♪にてる~!」
穂乃果「でしょ~!?」
ことほの「あははははっ!」
ガササッ
ことほの「!?」ビックーン!
ポッポ「くるるッ」ガサガサ
ことり「かわいい~?」
穂乃果「えっと…ポッポはむしポケモンに強いって図鑑が言ってるよ!」
ことり「よーし!でてきてフシギダネ♪」
フシギダネ「だねだーね!」
ことり「つるのムチで足をつかまえて!」
フシギダネ「だねふしゃっ!」
ポッポ「~♪」ヒョイヒョイ
穂乃果「飛べるだけあって素早いね…」
ことり「こうなったらやどりぎのたね!」
フシギダネ「ふっしゃ!」ピュン
ポッポ「!?」
穂乃果「命中した!がんじがらめになって動きが止まったよ!」
ことり「えいっ!」ヒュン ポンッ
ボール「グラグラグラグラ…カチッ!」
ことり「やったー?」
穂乃果「すごい!じょうずだよ!」
ことり「えへへ…手荒になってごめんね?ポッポ♪」プシュー
ポッポ「クルッポ♪」
穂乃果「ことりちゃん、そのスプレーなあに?」
ことり「これはキズぐすりっていって、ポケモンの体力を回復させる効果があるんだよ」
ことり「穂乃果ちゃんにもあげるからポケモンが傷ついたら使ってあげてね♪」
穂乃果「わーいありがとう!!」
フシギダネ「だ~…」
ことり「ん?フシギダネどうしたの?」
ことり「……あぁっ!」
ことり「出口どこ…?」
穂乃果「あっ」
結局ここからトキワのもりを抜けるのに
2日もかかったんだよねえ…あはは…
~ニビシティ~
穂乃果「ふぅ~…やっとニビについたね!」
ことり「2ばんどうろとニビシティの間にあるトキワのもりで随分時間かけちゃったね」
ことり「えっと、タウンマップを…ニビシティは…あ!」
ことり「ほのかちゃん!この町、ポケモンジムがあるよ!」
穂乃果「やった!挑戦してみたかったんだ!」
穂乃果「さっそく行こう!」
ことり「けれどジムリーダーは相当な実力者みたいだし、準備は念入りにした方がいいかも」
ことり「それに今日はもうすぐ夜だから…明日にしない?」
穂乃果「確かに、穂乃果お腹すいちゃった~」グゥ~
ことり「あはは…」
ーポケモンセンター宿泊室ー
穂乃果「準備よし!明日が楽しみだなぁ」
穂乃果「って、これじゃ遠足みたいだね」
ことり「タウンマップを見て改めて思ったけどことりたち結構歩いたよね」
ことり「ヤマブキからマサラまでは交通機関も使ってきたからそれほど遠く感じなかったけれど」
穂乃果「そうだね、ヤマブキからもマサラからも離れた場所に居て、不思議だねぇ」
フシギダネ「ふぇっくしょん」
ことり「そう考えると、毎日が遠足なのかも」
穂乃果「うん、明日も楽しみ…zz」
ことり「おつかれさま…おやすみ♪」
ーー朝
穂乃果「よし!きたよニビジム!」
穂乃果「こういう時はなんて言うんだっけ…」
穂乃果「たのもー!!」バーン!
にこ「わっ!?ちょっと!いきなり大声で入ってくるんじゃないわよ!」
穂乃果「えっ!?にこちゃん!?」
にこ「穂乃果…もうきたのね」
にこ「抜けてるあんたの事だから、まだ時間がかかると思ってたわ」
穂乃果「ねえねえ!どうしてにこちゃんがここにいるの?」
にこ「もちろん、私がこのジムのジムリーダーだからよ」フフンッ
ことり「ほのかちゃんジムリーダーと友達だったの!?」
穂乃果「そうだよー!トキワでことりちゃんと会う前友達になったんだ~♪」
にこ「誰が友達よっ!見るにたえなくて基本を教えてあげただけ」
にこ「てかジムリーダーだって事実にあんたも反応しなさいよ!」
穂乃果「え~…」
にこ「…今日は挑戦しに来たんでしょ?」
にこ「ここはポケモンジム、たとえ友達であっても手加減はできない場所よ」
穂乃果「!!」
(にこ『…リーグを目指してるならいずれ戦うことになるわよ』)
あのときの…こういうことだったんだ…
にこ「出会った場所からそう遠くないこのジムには来るだろうと思ったのよね」
にこ「でもまさか本当にリーグ目指してたなんてね~」
にこ「少しはマシなトレーナーになったの?」
穂乃果「それはわからないけれど…」
穂乃果「でも!あの時より自分のポケモンと仲良くなれたとは思ってるよ!」
にこ「そう…それじゃ。ルールは1対1の真剣勝負、道具の使用は挑戦者のみ認めるわ」
穂乃果「うん!よろしくお願いします!」
にこ「任せたわ、イワーク!」
イワーク「イワーーーク」
穂乃果「いけっ、ヒトカゲ!」
ことり「!?」
にこ「…どうやら基礎は学べてないようね」
穂乃果「穂乃果の手持ちはこのヒトカゲとピカチュウだけなんだ」
穂乃果「だからって無理に選んだわけじゃないよ、勝機はある!」
にこ「…いくわ!イワーク、いわおとし!」
イワーク「ワーイ!」ドカドカドカ
穂乃果「うわわ~!?よけて!逃げて!」
ヒトカゲ「かげかげ…かげ~!」
にこ「いいわ!そのまま距離とって、ヒトカゲに近づくんじゃないわよ!」
ヒトカゲ「げっ!?」コケッ…ズザザ
穂乃果「まずいっ!」ダダダッ
にこ「動きが止まったわね…しめつける!」
イワーク「イワー!」シュルル
ヒトカゲ「かげっ!?」
穂乃果「…!」ダダダッ
にこ「?」
穂乃果「ヒトカゲ!キズぐすりだよ!」プシュー
穂乃果「ひのこで迎え撃って!」
ヒトカゲ「かーげ!!」ブンブンッ
イワーク「ワーー!」
穂乃果「あちちち!いいよ!その調子!」
にこ「ほのおわざはイワークには効きづらいわ!」
イワーク「イワァ…」
にこ「…まさか!?」
穂乃果「よしっやけど状態!これを待ってたんだ!」
あの時2ばんどうろで知ったんだ…
ーーーーーーーーー
穂乃果「やけどじょうたい?」
ことり「そう!やけどになったらしきりにダメージを受け続けるんだよ」
ことり「そして攻撃力も減少するの!」
ことり「ヒトカゲの攻撃はやけどを狙えるから覚えておくといいかも♪」
ーーーーーーーーー
穂乃果「今のイワークの攻撃なら怖くない!」
穂乃果「ガンガン接近してひのこ!」
ヒトカゲ「かーげっ!」
イワーク「ワーー!」
にこ「くっ…なぎ払ってやんなさい!」
イワーク「ワイッ!」ブンッ
ヒトカゲ「かぁ…!」ズザザ
ヒトカゲ「かげかげ!」スクッ
にこ「いいわ!そのまま…」
イワーク「イワーーーーーク!!!」ボォォ
にこ「はっ…やけどが!」
にこ「…イワーク、よくやったわ。休んで」つボール
穂乃果「ええ!?どうして!?」
にこ「イワークには戦えるだけの力が残ってないわ」
にこ「続けても痛めつけるだけね。あなたの勝ちよ」
穂乃果「…!!やったあああ!!!」
ヒトカゲ「かげええええ!!!」ワーイ
にこ「とりあえず、おめでとう。あんたがやけど状態を狙ってたなんてね」
にこ「これはジムリーダーに認められた証よ」
にこ「グレーバッジ、受け取りなさい!」
穂乃果「ありがとうにこちゃん!」
ことり「すごいよほのかちゃん!これでリーグに一歩近づいたね!」
穂乃果「お疲れ様ヒトカゲ、戻って!」
にこ「ヒトカゲはマサラタウンから旅に出るトレーナーが博士から預けられるポケモンね」
にこ「博士から…といえば。昨日の夜、ゼニガメをつかうトレーナーが挑戦に来たわよ」
穂乃果「もしかして海未ちゃん!?」
にこ「そうそう、やっぱり知り合いだったんだ」
にこ「あの子はタイプ相性にしても立ち回り方にしてもよく理解してたわ」
ことり「海未ちゃんすごい!」
穂乃果「ライバル…!!」
にこ「次はゼニガメと同じみずタイプ使いのハナダジムに挑戦するって言ってたわ」
にこ「あそこのジムのリーダーはにこの友達なのよね~」
穂乃果「にこちゃん友達いたの!?」
にこ「おいっ!!」
~おつきみやま~
海未「ハナダシティへのルート…おつきみやま!」
海未「登りがいがありそうです!」
にこ「この先にある3ばんどうろを進んでけばおつきみやまがあるわ」
にこ「ポケモン図鑑、集めてるんでしょ?あそこを通ってハナダにいけば珍しいポケモンとも出会えるかもね」
にこ「海未もあそこに向かったわ」
穂乃果「うん!そういえばあのときのコラッタは元気してる?」
にこ「あのこなら元いた場所に帰したわよ」
穂乃果「えー!?せっかく捕まえるの成功したのに!?」
にこ「あれだけのためにボールに入れっぱなしってのもかわいそうだから」
にこ「それに、今のうちでは育ててあげれるポケモンの数にも限界があるし」
穂乃果「そっか、やっぱりにこちゃんもポケモン大好きなんだね!」
にこ「あたりまえでしょ!それより、この先恥ずかしい戦いするんじゃないわよ?」
にこ「グレーバッジを持ってるからには、渡したにこが誇れるほどのトレーナーになりなさい!」
穂乃果「にこちゃん…うん!リーグバッジ集めてみせるよ!」
ことり「にこちゃん、またね~!」
~3ばんどうろ~
穂乃果「そういえばことりちゃんはバトルしないの?」
ことり「あんまり積極的にはしないかな、お世話するほうが好き!」
穂乃果「そっか~。誘おうと思ったんだけど、その気持ちはわかるかも!」
ことり「でもフシギダネたちが育った時、いつかはしてみたいな♪」
~おつきみやま~
海未「イシツブテやパラス…周りと同化してなかなか気づけないポケモンが多いですね」
海未「まだ見たことのない顔ばかりで楽しいです!」
黒服A「見つかったか?こっちは全然だ」
黒服B「ほかの場所探した方がいいかもな、あっち見てくるか」
海未「変わった服装…落とし物か何かですかね」
海未「あの~。何かお探しですか?」
黒服A「この辺で見つかるらしいポケモンの化石を探してるのさ」
海未「ポケモンの化石!?興味深いです!」
黒服A「ぶんどる気か!?いけ、アーボ!」
海未「いきなりバトルですか!?お願いしますゼニガメ!」
ゼニガメ「ぜに!」
黒服A「アーボ、かみつく!」
海未「みずでっぽうです!」
ゼニガメ「ぜに!」
アーボ「アッー!」
黒服A「なにっ!?戻れアーボ!」
黒服A「ロケット団にたてつくとは…仲間が黙ってねーぞ!」
ロケット団A「覚えてろよ!」ダダダッ
海未「なんて乱暴な!仲間が他にもいるんですね…」
海未「ロケット団と言いましたか、とても危ないです…」
~3ばんどうろ~
プリン「ぷり!」
ことり「きゃ~!プリンかわいい~♪よろしくね!」
穂乃果「この前といい、ポケモンをつかって手際よくゲットできてるし絶対バトル強いよね…」
穂乃果「ん?これより先、おつきみやま…だって!」
穂乃果「長い間歩いたけどやっとたどり着いたよ~」
~おつきみやま~
ことり「山の中に洞窟もあるんだね」
穂乃果「みてみて、ズバットだ!明るいところじゃ見られないポケモンだよ!」
ことり「うぅ~…はやく出たいかも…」
ことり「そういえばハナダジム、みずタイプを使ってくるらしいね」
ことり「やっぱりピカチュウで挑むの?」
穂乃果「うん!タイプ相性がいいことがどれくらい重要なのか確かめてみたい!」
穂乃果「そこで上手く行けば、もしかしたら海未ちゃんのゼニガメにも…」
ことり(だんだんバトルのコツやタイプ相性を理解してきてる…そのうち本当に集められそうだね♪ジムバッジ)
ことり「そうだね♪相性の悪いイワークも倒したほのかちゃんならきっとできるよ!」
穂乃果「えへへ~♪」
ゴツンッ
「「いたっ…」」
穂乃果「ごめんなさい!大丈夫ですか?」
海未「こちらこそ…穂乃果!?」
穂乃果「わ!久しぶり!」
海未「ことりも…びっくりしましたよ」
海未(ロケット団と交戦したり化石を探しているあいだに時間が経ってしまいましたが、まだ近くにいたのですね)
海未(二人がロケット団と接触しなくてよかったです)
海未(最悪出くわしても、一緒にいれば2人を守れます)
海未「山道は大変でしょう。ハナダまで一緒に行きませんか?」
ことほの「さんせーい!!」
ことり「おつきみやまを抜けたわけだけど…」
海未「タウンマップを見てみると、次のジムがある街までかなり距離がありますね…」
穂乃果「えーーー!?ニビからここまで来るのにも長かったのに~…」
ことりに「自然に恵まれた道だね、新しいポケモンも見つかりそう♪」
海未(前に穂乃果とバトルした時は、正直手応えを感じませんでした)
海未(ですが、今はどうでしょう。時間をかけ、おつきみやまも越えてみせた穂乃果とポケモンのコンビネーションなら…)
穂乃果「うーみーちゃーん!もう!話聞いてる?」
海未「す、すみません。なんですか?」
穂乃果「暗くなってきたし、そろそろ泊まりの準備とご飯にしよ!」
海未「そうですね。早めに寝て朝から出発しましょう」
夜…
海未「…そういえば二人とも、よくおつきみやまを攻略しましたね」
海未「山登りは経験がある私でも一苦労でしたよ」
ことり「うみちゃんは一人だったし…私たちも二人でやっと抜けられたから…」
穂乃果「イシツブテ踏んじゃって怒らせちゃってもう大変だったんだから!」
海未「おっちょこちょいな所は旅に出る前と変わらないんですね…」クスッ
穂乃果「海未ちゃん!?今なんか言ったでしょ!」
海未「ふふっ…なんでもありません。もう寝ますよ」
ことり「は~い♪」
穂乃果「もー!」
海未「あ、そうそう。明日髪を切りに行きたいよね」
穂乃果「↓」
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