ぐだ男「サーヴァントビーストだってええ!?」 (26)


ネタバレ注意です

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???「サーヴァントビースト…。真名は…うーん…思い出せないですねぇ…。あっ、24歳で学生だったことは覚えてるんですけどぉ…」

マシュ「虹回転だったのでまさかと思いましたがこれは…」

ぐだ男「たまげたなぁ…」



ダヴィンチ「おいおいおいおい!?ビーストクラスの反応が出たと思って飛んで来たら…!?まさかサーヴァントかい!?」

ぐだ男「そうみたいです。大丈夫ですよ、悪い人じゃなさそうなので…」

???「ちょっと腹へんないすか?ここら辺うまいラーメン屋とかあったり?」

ぐだ男「しないんだよなぁこれが」

???「ぬわああんんもおおおん…」

ダヴィンチ「自己紹介をしておこう。私はサーヴァントキャスター。気軽にダヴィンチちゃんと呼んでくれたまえ」

ぐだ男「ビーストは真名が思い出せないんだって」

???「んまぁ…そう、よく思い出せないっすね」

ぐだ男「ビーストって呼ぶのもあれだしなぁ…。呼んでほしい名前ある?」

???「特にないっすよ」

ぐだ男「んーと。じゃあビーストだから野獣で!」

野獣「ん!なぜかその名前はしっくり来ますねぇ」

ぐだ男「不思議なこともあるもんですねぇ…」

ダヴィンチ「とりあえずこちらに付いて来たまえ。カルデアを案内しよう」



カルデア案内終了後ー野獣ルームー

ぐだ男「というわけでこ↑こ↓が最後、野獣の部屋かな」

野獣「結構広いっすねぇ」

ダヴィンチ「よし私は事務をしてくるよ。後は任せたよぐだ男くん」

ぐだ男「はいはーい」

野獣「それにしても驚きましたねぇ。まさか本当に古今東西の英雄たちがいるなんて」

ぐだ男「はは…明日からはみんなも紹介するね。さて…と」

野獣「ん?この星みたいなのは?」

ぐだ男「種火。今からこれで野獣をレベルアップして霊気再臨させるから」

野獣「これもうわかんねぇな」

ぐだ男「よーしイクぞ!」

オォン!アォン!

アーイキそ、レベルアップしそ!
あーイキスギィ!イクイクイク!

いいよ、来いよ!胸にかけて胸に!!

ぐだ男「まさか脱ぐ系再臨だったとはたまげたなぁ…」

野獣「力が満ちて来ますねぇ…」

ぐだ男「このまま後数回やるから」

野獣「ファッ!?」

オォン!アォン!



翌日!

ぐだ男「さて!じゃあ今日はカルデアのサーヴァントの仲間達を紹介して行くよ!」

野獣「よろしく」ブリーフ1枚

ぐだ男「まずは都合よく通りかかったこの男!みんなのおかんことエミヤからだ!」

エミヤ「何かねマスター。昼食にはまだ早い時間だと思うが…」

ぐだ男「紹介するよ。こちら昨日召喚に応じてくれた野獣。クラスはビーストだよ」

エミヤ「ッ!!?まてまてまてまて!!?なぜその男が英霊として召喚される!!?」

ぐだ男「?エミヤは野獣が誰か知っているの?」

エミヤ「逆に聞こう、マスターは日本人なのに本当に彼のことを知らないのかね?」

ぐだ男「えぇ!?…知らないなぁ…」

エミヤ「くっ!?そんな綺麗な目で私を見つめるな…!…すまないマスター。私は急用を思い出した。失礼させてもらおう」

ぐだ男「う…うん」



ダヴィンチ工房

エミヤ「ダヴィンチ女史はいるかね?」

ダヴィンチ「ん、そろそろ来る頃だと思っていたよ。エミヤくん」

エミヤ「ということはそちらもすでに事態は把握しているようだな」

ダヴィンチ「把握はしているが、まだ理解はできていない。日本の近代の英霊である君に話を聞かないとね。…教えてほしい、野獣先輩とは何者なのか」

エミヤ「ゲイ向けAVの…ポルノ男優だ。出演時はたしか…24歳学生、身長170センチ体重74キロだったはずだ」

ダヴィンチ「やはり理解できないね。私も調べてみて初めてその存在を知ったのだが、日本ではアメリカ大統領より有名な存在なのだろう?」

エミヤ「そうだよ。日本国民の114514%の国民が知っているといっても過言ではない」

ダヴィンチ「なぜゲイ向けポルノ男優がそんなに人気をはくし知名度を持ったのか…。そして、なぜその存在がこの科学の発展した現代において未だに確認されないのか」

エミヤ「野獣先輩新説シリーズだな」

ダヴィンチ「それに間違いなく彼は英霊として座に登録されるほどの偉業はなしてないはずだ。しかしながら現にああして英霊の座に登録され、カルデアのサーヴァントとして召喚されている。…これはつまり」

アンリマユ「後世の逸話の影響だろうな。生きているときは普通の人間でも英霊になってから後世の逸話の影響を受けたせいで怪物になったりドラキュラになったやつなんてこの世界じゃごまんといる。あいつの場合、あまりにも多くの後世の逸話を付与されたことで英霊として偉業をなしたことがなくても、その知名度もあいまって擬似的に英霊の座に登録されてしまったってところだろう」

エミヤ「アンリマユ…!」

アンリマユ「ビースト案件と聞いたんでね。周りより少し専門家の俺がいても不思議じゃないだろう?」



ニコラ・テスラ「ダメだな。過去の防犯カメラや渡航履歴全てを洗ってみたが野獣先輩らしき人物は見つからなかった」

エジソン「ありえん。古代ならともかく科学の発展した現代においてこのようなことなど…不可能だ!」

ダヴィンチ「…ふむ。やはり逸話は残してないにしてもただのポルノ男優というわけではないのだろう。うんこの擬人化とまで言われながら、あれだけカリスマ的人気を誇るのは何か理由があるに違いない」

エミヤ「いずれにしろマスターが危険だ!やつは昏睡レイプするような人間のクズだぞ!」

ダヴィンチ「その点は抜かりないよ。マスター君のそばには24時間体制で霊体化したアサシンクラスのサーヴァント達と有志のバーサーカーが2名ついている。万が一もないだろう」

エミヤ「それなら安心だな」

アンリマユ「引き続き警戒を続け、野獣先輩とかいう男の情報を集めるのをとうぶん続けないとな…」




こうして始まった野獣先輩のカルデア生活。
初めこそ周りのサーヴァントから煙たがられたものも、マスターの説得や野獣本人の謎のカリスマもあってあっという間に野獣先輩はカルデアに馴染んだのだ!たまげたなぁ

以下は野獣先輩の活躍のダイジェストである




第六特異点 キャメロット

野獣先輩「ところで、喉乾いていない?」ギン!

ぐだ男「で、でたー!野獣先輩の宝具!?真名が分からないから名前がわからないけど!?」

ガヴェイン「喉乾きましたねぇ」(口が勝手に!??)

野獣先輩「おまたせ。アイスティーしかなかったけど、いいかな?」

ガヴェイン「ありがとうございます」(ダメだ!?体が言うことを聞かない!?精神汚染の類か、あるいは…!?)ゴクリ

ガヴェイン「うっ」バタン

野獣先輩「というわけで、ちょっとベットに寝かして来ますね」よいしょ

ぐだ男「うん。ここら辺で待ってるから!」



「こ、これは!?や、やめてください!?」

暴れんなよ暴れんなよ

「ンアッー!!」

お前のことが好きだったんだよ!

「イキスギィ!?イクイクイク!??」

ー二人は幸せなキスをして終了ー



ぐだ男「?どうして野獣の宝具を使ってるとき、エミヤはいつも僕の耳を塞ぐの?」

エミヤ「人間のマスターには精神汚染の効果があるかもしれないからな…」

ぐだ男「ふーん」




キャメロット最終局面

槍トリア「こ、これはどういうことだ?!」

ガヴェイン「」

トリスタン「」

アグラヴェイン「」

ランスロット「」

ベディヴィエール「」

その他粛清騎士とか色々「」

ぐだ男「野獣先輩の宝具で全員こちらの味方になりました」

槍トリア「うそやん」

フォウ「やりますねぇ…」



第七特異点 バビロニア

牛若丸「くぅ!?」

キングゥ「ふふふ。魔獣の母胎内で君は生まれ変わるんだ。死にたいと泣き叫ぶような苦痛を味わいながらね」

牛若丸「うーん…全然気持ちよくないですね」

キングゥ「…なに?」

野獣「よいしょっと」

キングゥ「!?バカな!?野獣先輩は牛若丸だったのか!?」新説

野獣「違いますねぇ。野獣先輩メタモン説から自分は一度見たものに変身できるんですよ」

キングゥ「ぬぅう!?だが貴様が不利なことには変わりは…!?」

野獣先輩「滅びのバーストストリーム!!ンアッー!!!」

触手達「ぎゃあああああ!??」

キングゥ「…今のは?」

野獣先輩「野獣先輩ブルーアイズホワイトドラゴン説から抜粋した滅びのバーストストリームですね」

キングゥ「や、やめろ、こっちにくるな、ジリジリにじり寄ってくるな!?知っているぞ、お前はゲイなんだろ!?私のようなものを抱くはできないはずだ!」

野獣先輩「出そうと思えば、いけますね」(王者の風格

キングゥ「やめてくれよ(絶望」

ンアッー!!



バビロニア最終局面

ティアマト「aaaaa!」

ぐだ男「なんて強さだ!」

野獣先輩「これは野獣先輩ウルトラマンティガ説の出番ですね」

ウルトラマンティガ「シュワッ!」

ティアマト「!??」




終局特異点 ソロモン

ゲーティア「」

ぐだ男「そりゃ1秒で1145141919本の魔神柱が消されたらあの顔にもなるよな」

ゲーティア「いやもうほんとすんません。勘弁してください」

野獣「どうします?」

ぐだ男「ヤッちゃえ!野獣先輩!」

ゲーティア「いやあああああアッーーー!!??」



ソロモン 最終局面

ジャンヌ「駆けつけたはいいのですが、やることがないですね」

ネロ「うむ…余の見せ場が皆無だったのである」

モードレット「帰るか」

MUR「あ、おい待てい!まだ肝心な敵を倒し忘れてるゾ」

黒ひげ「いやぁ…でも野獣殿の宝具を食らってる最中に割り込みに行くのはちょっと…」

MUR「ポッチャマ…」

ドレイク「つーかあんた何者だい?」



こうして野獣先輩の大活躍によって人類史は守られた。しかしカルデアの仕事はまだ残っていた!
そう!
逃げ出した魔人柱狩りである!



新宿!

新宿のアヴェンジャー「アォオオオオオオン!!」

スズメバチ「ヒイイイ!?」グシャア

ぐだ男「こっわ!?でかいイッヌこっわ!?」

セイバーオルタ「くっ!?撤退するぞ!」

ぐだ男「でも大丈夫、野獣先輩!!」

野獣先輩「オオオオオオオオオオオン!!!アォオオオオオオオオオオオオオオオオオンン!!!!」

ジャンヌオルタ「ッどんな声量してんのよ!?トカゲ娘の宝具より酷いわよ!??」

セイバーオルタ「なんて汚い声だ!見ろ!敵の犬が降参のポーズをしているぞ!」

新宿のアヴェンジャー「クゥーン…(子犬」

新宿のアーチャー「今の彼の遠吠え一つで、勝てないことが分かったのだろう」

ぐだ男「やったぜ」




アガルタ!!

マシュ「今回は女性サーヴァントしか連れて行くことができません」

ぐだ男「うそだろ…」絶望

アストルフォ「安心してマスター!!僕がついてるから!」

ぐだ男「僕はついてるから?」(難聴

デオン「マスターの安全は保障しよう」

野獣「オッス、お願いしまぁす」

ぐだ男「おいマシュ!そんなこと言ってるけど周り男しかいないぞ!?」

マシュ「アストルフォさんとデオンさんはセーフです!けど野獣さん!?あなたは…!?」

エミヤ「やれやれ。同じカルデアの仲間ならきちんと相手のことを調べておけ。野獣先輩は女の子だ」

マシュ「は?」

エミヤ「大胆な告白は女の子の特権だ。それにアイスティーが好きでしかも枕がでかい。つまり野獣先輩は女の子である」QED

マシュ「みてください!あのブリーフを!どう見ても中にゲイボルク♂が入ってるじゃないですか!?」

エミヤ「野獣先輩は女の子!異論は認めない」

野獣「フタナリなんだが…」

エミヤ&マシュ『ッ!!??』





英霊剣豪七番勝負!

ランサープルガトリオ「いざ!!いざ!!」

武蔵「尋常に!!」

ランサープルガトリオ「ひでぶ!!?」ドパァン!

武蔵「ヒッ!?なになに何なの!?なんか急に内側から爆発四散したんだけど!」

野獣先輩「野獣先輩ラオウ説の北斗神拳ですね。さっき交戦した時に秘孔をついておいたんですよ」

ランサープルガトリオ「ま…だ…だ…!」

武蔵「この状態でも生きてるの!?無理無理!!こんな化け物相手にしてられないわ!?ここは一旦逃げましょう!!」

ぐだ男「野獣先輩、野獣先輩ゴジラ説っていうのあるよ。これなら倒せるんじゃない?」ニコニコ大百科

野獣先輩「やりますねぇ…」


英霊剣豪七番勝負 最終局面

ンアッーーーーーー!!

酒呑童子「?なんやの?今の汚い雄叫びは…?」

頼光「あれは…なんですか?」

小次郎「はっはっは。あれはゴジラでござるなぁ。女狐の家のビデオにあったのを覚えているでござる」

セイバーエンピレオ「あれも貴様の妖術か?」

キャスターリンボ「いやいやいや!!??あんなトカゲの怪物知りませんよ!??しかもよく見たら顔は人間ですし!!」

酒呑童子「怖い顔…勘弁しておくれやす…」

小次郎「あれは…この棒切れ振り回してどうにかなる敵ではござらぬなぁ…」

セイバーエンピレオ「こちらに向かって口を開けておるぞ」

頼光「この距離でなにをしようと…?」

キャスターリンボ「ふふ、ふふふふふ!いいでしょう!!この私の全力の防御結界を張っ」

チュドッ!!!!



セイレム!

マシュ「以上をもちまして私たちの劇団の、迫真空手部・性の裏技を終わらせていただきます」

ロビン「やっと終わったゾ…」

サンソン「すげぇきつかったゾォ…」

ぐだ男「二人とも口調が戻ってないよ」

野獣「やっぱり王道を行く冒険譚とかの方が良かったんじゃないっすかね」

アビー「なんだか私いけない子に目覚めそう」フンッフンッ

ラヴィニア「あ、アビー鼻息荒いわよ…」



セイレム 最終局面!

マシュ「大変ですマスター!!私たちの劇を見て淫夢厨になってしまった方々と真っ当な精神の方々が、村を二分にして激しい争いを!」

ぐだ男「捨て置け!どうせ全員グールだ!」

ロビン「大変だマスター!サンソンのやつが唐突に裏切って死んだ!」

ぐだ男「捨て置け!どうせ生き返る!」

マタハリ「大変よマスター!ホプキンスさんが鈍器で頭を殴られて死んでる!」

ぐだ男「捨て置け!犯人は俺とロビンだ!」

那珂「マスター、好意、行為、求む!」

ぐだ男「あとでな!」

おっさん「そう!あれもこれも悪いことしてたのはこの私!しかも正体は魔人柱だったのだよ!」

野獣「悔い改めて」

おっさん「アッーーーーー!!」

アビゲイル「」フンッフンッ(悪い顔

ラヴィニア「」ぐったり

ぐだ男「よし、ラヴィニアちゃんは無事確保した。ミッションクリア、これより帰還する」



こうして世界は平和になった。
野獣先輩を含む英霊はみんな座に帰り、ぐだ男はラヴィニアと結婚した。


俺のラヴィニアが可愛すぎて辛い 完


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