エレン「とは言ったものの」

エレン「アタックってまずは何をすればいいんだ？」

アルミン「うーん・・・」

アルミン「とりあえず　優しくしてみたら？」

コニー「優しく？」

アルミン「うん。女子って優しくされたらﾄﾞｷｯとするらしいよ」

コニー「へえ・・・・」

エレン「そうなのか　アルミン」

アルミン「うん　多分」

コニー「分かった　やってみる！」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夜

コニー（優しく・・・か）

コニー（どうすればいいか分からないけど　やってみるか）

コニー「サシャ」

サシャ「はい？何ですか　コニー！」

コニー「あ、あの　晩飯　一緒に食べないか？」

サシャ「はい！いいですよ」ﾆｺﾆｺ

コニー「そっか、良かった」ﾎｯ

ﾑｼｬﾑｼｬ

コニー「な　なあパンいるか？」

サシャ「え、いいんですか！？」ｷﾗｷﾗ

コニー「あ、スープもいるか？」

サシャ「ええっいいんですかコニー！？」

サシャ「でもコニーの食べるものなくなっちゃいますよ？」

コニー「いや　いいんだ俺は。ははは・・」ｸﾞｰ

サシャ「？」


アルミン「コニー・・・無理してるよね」ﾋｿﾋｿ

エレン「ああ、優しくするっていっても・・」

エレン「食べ物あげるだけじゃ駄目だろ・・」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
寮

コニー「ええっあれだけじゃ駄目なのか！？」

エレン「まあ・・・サシャは喜んではいたけどな」

アルミン「もっとこう・・・ひねりが欲しいよね」

エレン「うーん・・・」

コニー「お前ら　他に何かいいのは無いのか・・・」

エレン「俺ら恋愛したことないからな・・・」

アルミン「・・・・あ」

アルミン「そういえば」

エレン「ん？」

コニー「俺、サシャが好きだ！だから告白しようと思うんだ」


エレン「・・・突然なんだよ？」

コニー「相談に乗ってくれないか?」

エレン「いいけど何で俺なんだ？アルミンのがいいんじゃないか？」

コニー「何か他のやつだと馬鹿にされそうだし照れくさいしな」

エレン（俺が・・・頼られてる！）

エレン「任しとけ！！要は告白を成功に導けばいいんだな！」

コニー「おう！頼むぜエレン！！」

エレン「でもお前ら元々仲いいじゃんか？」

コニー「まあそうなんだけどな・・・」

コニー「あいつ人気あるから今のままじゃ不安なんだよ・・・」

エレン「まあ顔もいいし、スタイルもいいからな・・・」

エレン「とりあえずコニーのいい所をアピールしよう！」

コニー「そりゃいいけど、どうやるんだ？」

エレン「まかせろ！」

―――
――

コニー「どうだサシャいるか？」

エレン「いるいる・・・作戦開始だ！」

エレン「ふんふーん♪おう！おはようサシャ！！うあああぁ！！」ﾄﾞﾃﾞﾝ

サシャ「おはようございますエレ・・・」

コニー（エレンが転んだ！今だ！！）

コニー「エレン大丈夫か！すぐに医務室に連れてってやるぜ」ｽﾞﾙｽﾞﾙ


アルミン（コニーがエレンを引きずっている・・・なんだろあれ？）


ミカサ（・・・）ｼﾞｰ

サシャ（・・・）ｼﾞｰ

―――
――

コニー「へへ、サシャこっちをずっと見てたぜ！」

エレン「おう！優しさアピール作戦は成功だ」

コニー「いやーエレンの演技力すごかったぜ」

エレン「へへ・・・照れくさいな」

コニー「次は何するんだ？」

エレン「次は強さをアピールしようと思う」

コニー「漢の強さは大事だもんな！」

エレン「この後の対人格闘術・・・俺と組むんだ」

コニー「なるほどな」ﾆﾔﾘ

―――
――

ミカサ（・・・）ｼﾞｰ

サシャ（・・・）ｼﾞｰ

コニー（サシャがこっちを見てる！作戦開始だ）

エレン「コニー始めるぜ！」

コニー「かかってきな！」

エレン（この作戦はこうだ）

コニー（格闘術の成績がいいエレンと互角を演じることで強さをアピール！）ﾌﾌ

エレン（ポイントは勝ちはしないことだ）ﾌﾌ


アルミン（大げさな動きのコニーとしっかりとした動きのエレン・・・）

アルミン（まったく噛み合ってない・・・何してるんだろ？）

―――
――

エレン「いい勝負だったぜコニー・・・あ」ｷﾞｬｰ

コニー「ああ・・・あああああぁぁぁあ」ｷﾞｬｰ


キース「何を遊んでいる・・・こっちへこい」ｸﾞｸﾞｸﾞ


アルミン（教官・・・人は頭をつかんで持ち運ぶものではありません）


ミカサ（・・・）ｼﾞｰ

サシャ（・・・）ｼﾞｰ

―――
――

エレン「痛かった・・・」ｸﾞｽﾝ

コニー「な？頭が潰れちゃったぜ」ｸﾞｽﾝ

エレン「まあアクシデントはあったが強さのアピールも成功だ！」

コニー「へへ・・・順調すぎて怖いぜ」

エレン「・・・ついに最後の作戦だ！」

エレン「プレゼントを用意して告白だ！」

コニー「プレゼントか・・・いったい何を買えば・・・」

エレン「とりあえず今度の休日に町へ行ってみよう」

コニー「最後までありがとな！エレン」

エレン「お礼は告白が成功してから貰うぜ」

―――
――

エレン「コニー準備はいいか？」

コニー「おう、早速行こうぜ」

ミカサ（・・・）ｼﾞｰ

サシャ（・・・）ｼﾞｰ

―――
――

ミカサ（エレンが何か企んでる・・・ちょっと心配）ﾃｸﾃｸ

ミカサ（まあアルミンが何も言ってこないから大丈夫かな・・・）

ミカサ（部屋に戻って休んでいよう）ｶﾞﾁｬ

サシャ「・・・ｸﾞｽﾝ」

ミカサ「サシャ・・・どうしたの？」

サシャ「ﾐｶﾞｻﾞ・・・ｳｩ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ミカサ（サシャが泣いている）ｵﾛｵﾛ

サシャ「最近、ずっどゴニーをエレンに・・・取られちゃったんです」

サシャ「さっぎも一緒にご飯食べに行ごうと思ったらエレンが・・・」

ミカサ「落ち着いてサシャ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ミカサ「・・・サシャはコニーのことが好きなの？」

サシャ「はい・・・ご飯も訓練も買い物だってずっと一緒だったのに」

サシャ「・・・これからもずっと一緒だと思ってたのに・・・」

ミカサ「そう・・・まずエレンは同性愛の気はない・・・はず」

ミカサ「なので帰ってきたら何を企んでいるのか聞いてあげる」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ミカサ「あと・・・想いは言葉にしないと伝わらない」

ミカサ（私も人のことを言えないけど・・・）

ミカサ「後できちんとするといいと思う」

サシャ「ミガサ・・・ありがとうございます！頑張ります」

―――
――

コニー「ペアリングじゃダメか？」

エレン「最初から重いし、サイズだってわからないだろ？」

エレン「だからネックレスにしとけよ」

エレン「でもデザインは自分で決めろよ！」

コニー「おう！これに思いを込めるぜ」

コニー「しかしエレンもちゃんと考えてるんだな」

コニー「こんなこと興味ないかと思ってたぜ」

エレン「まあ俺もな・・・」ﾃﾚﾃﾚ

コニー「お前、顔真っ赤だぜ」

エレン（何かコニー見てたら俺も伝えたくなってきた・・・）

―――
――

コニー「お前もネックレス買ったんだな」

エレン「俺も・・・ミカサに想いを伝えようと思ってな」

エレン「コニー見てたらさ、想いを伝えてないことが辛くなってな」

コニー「そうか・・・俺は明日伝えるぜ」

エレン「お互い頑張ろうな！」

―――
――

エレン（へへ・・・ミカサ喜んでくれるかな・・・）

ミカサ「エレン！！」

エレン「おわー！！！！ななななんだよ」

ミカサ「教えて欲しい！エレンとコニーは何を企んでいるの？」

エレン「何って突然何だよ！」

ミカサ「単刀直入に言う・・・」

ミカサ「サシャはコニーが好きなのでエレンが邪魔になってる！」

ミカサ「だから二人何をしているのか教えて欲しい」

エレン「え？サシャが？あ・・・そういうことか・・・」

―――
――

ミカサ「なるほど・・・エレンは優しい！」

エレン「何か邪魔になってたみたいだけどな」ｼｮﾝﾎﾞﾘ

ミカサ「コニーに勇気を与えたのは間違いなくエレン！」

ミカサ「私はとても誇らしい！」

エレン「そうかな・・・これコニーに伝えるべきかな？」

ミカサ「良いと思う。私もサシャに伝える」ﾆｺﾆｺ

エレン「そうだな・・・これでどうにかなる二人でもないか」

―――
――

エレン「・・・というわけなんだ」

コニー「そうなのか・・・へへ嬉しいな！」

エレン「これ伝えてよかったか？」

コニー「まあやることは変わらないからな」

コニー「明日俺の想いを全部伝える！」

―――
――

ミカサ・エレン（頑張れ二人とも）


サシャ（うぅ・・・事前に聞いたせいでとても緊張します）

コニー「サシャ！待たせてすまん！」

サシャ「ココッコココニーぜんぜん大丈夫です本当です」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

サシャ「・・・あの」

コニー「サシャ！！聞いてくれ」

サシャ「はいっ！」

コニー「俺はサシャ・ブラウスが大好きだ！！」

コニー「よく一緒に飯食ってくれてありがとう！」

コニー「格闘術の時、一緒に馬鹿やってくれてありがとう！」

コニー「いなかものって馬鹿にされてたとき慰めてくれてありがとう！」

コニー「俺はいつもサシャの笑顔に癒されてきた」

コニー「サシャの笑顔があるから頑張ってきた」

コニー「これからもサシャのためだけに頑張る！」

コニー「だから・・・これからも俺に微笑んでくれ！！」

サシャ「・・・」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

コニー「・・・サシャ？」

サシャ「私はコニーが大好きです誰にも渡したくないです」

サシャ「わたしはコニー・スプリンガーを一生愛し続けます」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

サシャ「だから、ずっと隣にいてください」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

コニー「これプレゼントだサシャのために選らん・・・」


ライナー・ベルトルト・アルミン「コニーおめでとう！！！」


コニー・サシャ「！！！！！」

コニー「お前らいつからそこに？」

サシャ「あわわわわわわわわあわわ」