ザシュッ
友人「ふぇ?」ブシャアアアア
友人「は、腹が切り裂かれているッ! 小腸や大腸もはみだしているぞ!」
友人「お前、なぜ僕を殺そうとするのだ? その右手に宿りし鳳凰の爪は本物だったのですか!!?」
友人「……かッ」
ドチャッ
俺「死んだか……フッ……たわいもない……」
劉備「へぇ~wwwwwwすごいじゃん、お兄さんwwww」
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俺「フッ……地獄より生まれいづる鳳凰の劫火に焼かれたい男がここにもいたか……」
劉備「ちがうちがうwwwwぼくちんさwwww劉備なんだけどwwww知ってる?wwww」
俺「リュウビ……? ああ、凍結地獄(コキュートス)では世話になったぞ、キュウビ……」
劉備「九尾の狐ってwww間違え過ぎやないかーいwwwwそれはさておきwwww」
劉備「ぼくちんと天下取らね?wwwww」
俺「ム……? 天下だと……? 俺は神(GOD OF THE WORLD)であるため、世界は既に手中にあるものと感じていたのだが」
劉備「えっとねwwwwとりあえずwwwぼくちんの家に来てヨwwww話はそれからネwww」
俺「地獄の番犬の首を斬り落とし滴り落ちる血を蒸留して沸かした茶(ケルベロスブラッド・エレクトロニクスティー)はあるのか……?」
劉備「わかんないけどwwwお茶なら貰ってきたからwww飲んでいけば?wwww」
ー劉備の家ー
劉備の母「玄徳や、お客様を連れて来たのかえ」
劉備「うんwww右手に鳳凰だかなんだか知らんけど宿してる人なんだけどwww」
俺「フッ……説明はいらんぞ……。そのうち、この牙城も俺の右腕から放たれし鳳凰の口から洩れいづる地獄の劫火で燃え尽きることになるのだから」
劉備の母「あなた、お名前は?」
俺「俺は世界の神であるため、名前などないものだと思っていた。実際、名前などなかった。愚民は俺をヤハウェだのアッラーだの呼んだが、俺は」
劉備の母「なるほど、常山の趙雲子龍さんと言うのですね」
俺「趙雲……? それが俺の名だと……?」
劉備の母「口では語らずとも、あなたの目がはっきりと語っています。悲しみを宿した瞳……これまでに沢山、大切な人を失ってきたのでしょう」
劉備「かあちゃんwwwお茶買って来たんだけどwww三人で飲もうよwww」
劉備の母「そうですね。ささ、趙雲さん。家にお上がりください。貧しいですが、精一杯のおもてなしをさせていただきます」
俺「……?」
俺「ところで貴様……なぜ天下を奪ろうなどと考えている? 一介の蓆売りが、皇帝の首を地獄の劫火で焼き尽くすなどできると思うか……」
劉備「いやなんつーかねwwwなんか黄巾賊みたいなの湧いてんじゃんwwwあのーww張角みたいなオッサンが先導してるアレwww」
俺「名だけは耳にしたことがある。1500年前、まだ地表を巨大なムカデや線虫が這いまわっていた時代、稚児に似た神(戦神マールス)がムカデと線虫に知恵と闘争心を与え、黄色い布を身体に巻き付けたと……」
劉備「そんでさーwwwこのままが治安が終わってるしwwww英雄が立ち上がらなきゃって思うジャンwwwあと董卓も潰したいしwww」
俺「狂気に駆られた弱者(ルナティック・スレイヴ)と我欲に肥えた野蛮人(ファット・バーバリアン)が巻き起こす神劇(アルティメット・ショー)がこれより開幕(スローター)するってことか……! グッ……右腕の鳳凰が早く血を啜りてぇと呻いてやがるぜッ!」
劉備「趙雲君はどう思う?www」
俺「いいぜッ……! 人を殺せるなら……貴様と共に世界を踏み倒してやるッ……!」
劉備「じゃあ兄弟になろうよwwwぼくちんが兄で、趙雲君が弟ねwwww」
俺「キッシャシャシャアアアアアア!!!!!!!!!!!」
劉備「おwww大丈夫かwwww」
もう一人の俺(落ち着けよ……ここで暴れたら、劉備のおっかさんに迷惑をかけるぜ)
俺「渇く……! 渇く……! 渇いているッ!!!!!! 血が……血が欲しい……!!!!!!!」
もう一人の俺(やめろ、暴走するな! 血が欲しいなら戦場でいくらでも人を殺せばいいだろ!)
劉備「大丈夫ですかーwww」
俺「左腕に宿るもう一人の俺がッ! 鳳凰の狂気を、鎮めようとして……! ぐわああああああああ!!!!!!」
劉備の母「お茶が湧きましたよ、お二人とも」
俺「ヌッ!」ギンッ
ダダダダダ
パシッ
グビッグビッグビッ
劉備「猛スピードでお盆に肉薄しwww茶の入った杯を奪い取りwww一気に飲み干したかwww」
劉備の母「良い飲みっぷりですね、趙雲さん」
俺「肉だあッ!!!!!!! 肉を寄こせェ!!!!!!!!!!!!!」
劉備の母「劉備、うちに一頭だけ、仔羊がいたでしょう。連れてきなさい」
劉備「えッww花子(フア・ズ)を?ww流石にアカンでしょwwwかあちゃん大切に育ててたじゃんwww」
俺「うがあああああああッ!!!! 生の肉が喰いてぇ!!!! なんでもいい、肉を、肉を! 血の滴る肉が喰いてぇんだ!!!!!!!」
劉備の母「趙雲さんを、仲間に引き入れるためです。これくらいのことは覚悟の上」
劉備「やめろよwwwだったらぼくちんが趙雲に喰われてくるよwwww」
劉備の母「玄徳!」バシン
劉備「いて! なんで平手打ち……」
劉備の母「お前が死んだら、誰がこの腐りきった天下を正すのです!」
劉備「かあちゃん……ww」
劉備の母「自己犠牲は構いません。しかし、時と場所を選びなさい。ここはまだ、お前の死地ではありません」
劉備の母「中山靖王の末裔であることを誇りに思いなさい。その誇りがあれば、簡単に命を投げ出すことなどできないはずですよ」
劉備「かあちゃん!wwwwwwwww」
花子「ヴオオオ」プルプル
劉備「ごめんwww花子wwwぼくちんのために死んでくれwww」
劉備の母「花子、許しておくれ……」
劉備「おーい、趙雲君www新鮮な生肉を連れて来たよwww」
俺「寄こせェェェェキィエアアアアアア!!!!!」ドドドドド
劉備(四足歩行wwwもはや獣じゃあないか……wwww)
俺「キエエッ!」ババッ
花子「ヴァ……」
ヒュン!
ザシュッ!
どこからともなく飛来した矢が、趙雲の首を正確に射抜いた!
俺「ギャース! グエ~グエ~グエ~!」ジタバタ
関羽「なんとか、間に合ったようだな」
張飛「兄貴! なんだそいつ、人間じゃねぇな!」
劉備「やあwww関羽君www張飛君www本当に良い所に来てくれたwwww」
関羽「我ら三人、同年、同月、同日に生まれることを得ずとも」
張飛「同年、同月、同日に死せんことを願わん!」
劉備「……はい!ww桃園の誓い終わりましたwwwありがとねーwww」パチパチパチ
張飛「これで俺達、ガチの兄弟になったんだよな! 関羽の兄貴!」
関羽「義兄弟だ。血の繋がった兄弟ではない。しかし、友との絆は血よりも濃いものだと私は思っている」
劉備「でwwwどうすんのアレwww」
俺「ピギィイイイイ、ピギィイイイイイイ」シコシコシコシコシコシコシコシコ
関羽「自慰を……している……?」
張飛「生きてる羊に喰らいつこうとしたり、獣みたいに走り回ったり、まともじゃねぇよ。さっさと追い出そうぜ」
劉備「常山の趙雲子龍っつーみたいだけどwww使えそうな奴だから連れて来たんだけどなーwww」
張飛「そうだ、劉備の兄貴! 兄弟になった祝いに花子を捌いて趙雲の野郎にも食わせてやろうぜ!」
関羽「うむ、それがいいでしょう。長兄」
劉備「そだねーwww可哀想だけどwww祝いじゃあ仕方ないよねーwww」
花子「……」ガクッ
俺「すまない。劉備、関羽、張飛。それと母君。俺は右腕の鳳凰を止めることができなかった……」
劉備「いやいやwwwいいんだってwww花子の肉を喰ったら元に戻れたんだしさwww花子に感謝しとけよwww」
関羽「少し聞きたいのだが右腕に宿りし鳳凰とは、何なのだ? 私は以前、右腕に黒龍を宿す者を見たことがあるが、それと同じようなものだろうか」
俺「フッ……それは当人である俺にも分からん。7000年前、赤く煮えたぎった溶岩の上で目覚めた時、既に鳳凰は俺の右腕に取り憑いていたのだ」
俺「俺は左腕に宿ったもう一人の俺と協力して、必死に鳳凰を追い出そうとした。だが、鳳凰は爪を立て、ますます俺の右腕に食い込んできたのだ」
俺「見るがいい、これが傷跡だ。7000年経った今でも消えぬ傷跡よ」
関羽「ムッ……」
劉備「やべーwwwつかキモッwww葉脈みたいになってんじゃんwwwwキモすぎwwww」
張飛「趙雲」
俺「しかし、次第に鳳凰は馴染んだ。様々な技も使えるようになった。秘奥義『鳳凰の爪』は半径10m圏内の人間の腸を抉り出す空間魔法だ。これを上手く活用することで、俺は黄巾賊の手から逃れてきたのだ」
劉備「じゃ、じゃあぼくちんと会った時も……www」
俺「賊の始末をしていた。しつこかったのでな」
張飛「趙雲!」
俺「なんだ」
張飛「俺は難しいことは分からねぇ。だから一つだけ問うぜ。テメェは劉備の兄貴の味方か? 敵か?」
俺「敵だと言ったら?」
張飛「殺す。この場でな」
俺「安心しろ。か弱い仔羊を殺すほど、俺も暇ではない」
張飛「なに、兄貴のことを仔羊と言ったな! 張り倒してやる!」
関羽「やめよ張飛! ここは長兄の家であるぞ。御母堂に礼を失する行為だと分からぬか!」
張飛「だって関羽の兄貴、こいつが俺達の兄貴を仔羊呼ばわりしたんだぜ」
劉備「ひえ~www花子と同列に見なされちゃったwwwマジウケるんですけどwwwww」
関羽「長兄も笑っているだけではいかん! なにかこう……ガツンと言葉で押し返してやるのだ!」
劉備「えっとね~wwwうんち!wwwウフフフフwwww」
張飛「あ~も~! じれったいぜ!!! 外に出やがれ、趙雲! 決闘だ!」
俺「フッ……望むところ。闇の炎に抱かれて死ぬがいい。脇汗が臭そうな闘士(グラディエーター)よ」
張飛「さりげなく俺のこともバカにしやがって! 許さないぜ! 劉備の兄貴が許しても、この俺は絶対にテメェを許しはしねぇぜ!」ドゴォ
俺「ウッ!」
関羽「あッ! 張飛、よせ! ここで喧嘩をするのはよせ!」
劉備「なんか大変だな~wwwぼくちんも加わろうっとwww」バキィ
張飛「げほッ! 兄貴、どうして俺を殴るんだ!」
劉備「え?www楽しいからwww」
関羽「長兄まで……ぐぬぬ、こうなればヤケだ!」ガシッ
俺「うぬうううううん!!!! 鳳凰よ、今こそ姿を顕したまえええええ!!!」
張飛「でねーよ! んなもん!」ボガッ
劉備「そっすね~www」ゲシッ
関羽「長兄! 張飛! 喧嘩はやめるのだ! 良くないことなのだ!」グワッシャアアン
劉備の母「……」
劉備の母「喝!!!!!!!!!!!」
ー夕方・黄河のほとりー
劉備「あ~あwww君達が暴れたせいで家を追い出されちゃったよ~wwwどうしてくれんのwww」
関羽「ろくでなしだの、すねかじり虫だの、散々な言われ様でしたな。茶も頂けなかった」
張飛「元はと言えば趙雲! テメェが俺の兄貴を馬鹿にしたことが発端なんだぞ」
俺「地獄より漏れいづる鳳凰の挑発に乗った貴様ら流浪の民(エグザイル)が悪いのだよ……なぜ脳に刻み込むことができぬのかな」
張飛「オイ、家から離れたここならよ、存分に殺し合えるってもんだぜ」
関羽「やめろ、張飛。ついさっき御母堂からお叱りを受けたばかりであろう」
張飛「御母堂だって千里眼を持っているわけじゃねぇ。喧嘩したってバレやしないさ。蛇矛もあることだしな」
関羽「長兄も、ここは止めるべき場面でしょう」
劉備「ん~?www別にいいんじゃない?www調練だと思えばやってけるっしょwwwwどっちが強いんだろwwww」
関羽「そんなもの……空間魔法を持つ趙雲に軍配が上がります。少し考えれば分かることです」
劉備「やってみないと分かんないじゃんwwww」
関羽(この人は……!)
俺「我が永遠なる鳳凰の暗き灯りに灯されて、これより右腕に宿りし地獄の劫火が噴き出さん。不逞の輩は誅滅すべし」ゴゴゴゴゴ
張飛「趙雲……何言ってんのかさっぱりだけどよ、これだけは理解できる」グッ
張飛「テメェ、キモいんだよ!!!!!!!!!!!」ダダッ
???「まてぃ!」
黄色い布を頭に巻いたヒゲ面の大男が、馬上からこちらを見下ろしていた
関羽「黄巾……!」
張飛「んだァ……? テメェはよォ……」
馬元義「黄巾賊頭目の馬元義っつーもんだけど、君達ね、喧嘩は良くないよ! 喧嘩は良くない!」
劉備「いやーwwwでもwww起こってしまったのはしかたないでしょwwww」
俺「フッ……無謀にも、右腕に宿りし地獄の鳳凰を止めに来たか。良かろう、受けて立とうではないか」
馬元義「事情はよく知らないけど、なんか、えっとね、食えてないんだったらウチで面倒見てもいいよ?」
関羽「誰が賊の世話になどなるか!」
張飛「ちょうど良かった。決闘の前に蛇矛の斬れ味を試したかったんだぜ」ニヤリ
馬元義「えぇ~その答えはないわ~、大賢良師も悲しむと思うよ~?」
劉備「体験漁師?wwwなんすかそれwww」
馬元義「張角様のことだよ。大賢良師張角、天公将軍張梁、地公将軍張宝、の三人がいらっしゃるんだ」
劉備「アンタについてけば、そのウンタラカンタラ角に会わせてくれんの?wwww」
馬元義「とんでもない! 張角様に拝謁できるのは一握りだけだよ。けれど、チャンスがあれば顔を盗み見るくらいはできるかもね~」
劉備「決めたwwwぼくちん黄巾賊に入るわwwwww」
関羽「なッ!? 正気ですか!?」
張飛「あ、兄貴……もう別れの時が来ちまったんだな」グスッ
劉備「違う違うwww黄巾賊に入って張角に会えたら、その場でぶっ殺せんじゃんwww」
関羽「あ、なるほど! 策士ですな!」
張飛「兄貴すげー! 俺も黄巾賊に入るぜ!」
馬元儀「よし、決まったね。じゃあ私はその旨を張宝様に伝えてくるから、ここで大人しく待っているんだぞ」パッカラパッカラ
劉備「ひゅ~wwwかっこいいですな~www」
関羽「しかし、大変なことになりましたな。いくら作戦とはいえ、敵組織の一員となるのですぞ」
張飛「根性で乗り切ってやるぜ! なぁ兄貴! 趙雲!」
俺「フッ……俺に気安く話しかけるな……鳳凰の爪で腸を抉り取られたいか……?」グゥ~
俺「ムムッ」
劉備「あ~wwwなんかお腹減ったなwwwメシ食いにいこーぜwww」
関羽「待たれよ、長兄! せめて馬元儀が戻ってからにしてはいかが」
張飛「ちょっとラーメン食いにいくくらい構わねーだろ! 俺も腹が減って死にそうだったんだ! ちょうどいいぜ!」
関羽「なんと身勝手な……知りませんぞ!」
こうしてみんなはラーメンを食べに村へやってきた
劉備「おいみんなwwwあの立て札チョイト見てみんしゃいww」
関羽「お困りの方、好きなだけ金をお貸しいたします……?」
劉備「決起するにも金はいるよねwwwで、ぼくちんたち無一文でしょwwwここでドバッと借りていこうよwww」
張飛「そりゃいいなぁ! 一億円借りていこうぜ! 一億円!」
関羽「しかし、金利を見ると考えものですな。一日で200%。つまり一万円を借りたら明日には三万円にして返さなければならない」
劉備「なんやそれwww返せるわけないやろがーいwww」
俺「グッ……ヤバい、また俺の右手に宿りし地獄の鳳凰が疼いてやがる……ク……クク……クハハハハ!!!!!!!!!!」
劉備「おwwどーした趙雲wwwまた発作かwww」
俺「高利貸しだと? 良かろう、ありったけ酸を飲ませて、爛れた腹を食い破って、黒く焦げた腸をついばんでやろうではないかッ」
関羽「高利貸しを懲らしめる、ですか。私にいい案がございます」
劉備「なんどぅわwww申してみそwww」
関羽「カエルに餌をやりたいので、蛾の幼虫を一匹だけ貸してほしいと頼むのです。断られても執念深く頼み込みましょう」
張飛「ええッ、蛾の幼虫なんか借りてもなんもいいことないだろ。そもそも、森の中でいくらでも手に入るじゃねーか」
関羽「その通り。いくらでも手に入る。何十匹でも、何百匹でも……」
劉備「あwwwぼくちん分かったかもwww策士すぎんよーwww」
関羽「そういうことですな。では、参りましょう!」
劉備、関羽、張飛、趙雲は高利貸しの店に突入した。
高利貸し「いらっしゃい。兄さん達、いくらご入用かね」
劉備「あーwwwえっとねーwwwなんかねーwwwうーんとねーwwwあーwwwなんでもないですわwwww」
関羽「蛾の幼虫を一匹、貸してほしいのです」
高利貸し「蛾の幼虫? あんたら、看板は見てこなかったのかね。ウチが貸すのは金銭限定だよ。分かっているのかね」
張飛「いいから貸せよ! カエルが飢えて死んじまうだろ! 蛾の幼虫一匹くらい持ってねぇのかよクソ虫!」
高利貸し「な、なにィ。クソ虫呼ばわりされては如何ともせん。よろしい、この契約書に名前を書き給え。望みどおり、貸してやる」
俺「フッ……愚かな民め。我が力の前に打ち震えるがいい……」
高利貸し「ところで、この人は誰ですかい」
劉備「常山の趙雲子龍君ねwwwなんか意味わからんけどwww右腕に鳳凰みたいなモン飼ってるらしいよwww」
チャドクガの幼虫を一匹借りた
数週間後
劉備「こんちわーwww返済しに来ましたwww」
高利貸し「返済? ああ、蛾の幼虫ね」
劉備「そうでーすwww」
高利貸し「ちゃんと金に換えてきたんだろうな……」
劉備「あざっしたーwwww」ドバァ
大きな袋の中から、何千匹もの幼虫が飛び出してきた!
一斉に高利貸しへ飛びかかる!
高利貸し「アイヤーッ!!! ギャーッ!!! ギャーッ!!!」
劉備「ひゃははwwwすっげーwww幼虫団子のできあがりwww」
高利貸し「びゃ、がばがばばあばあばばばばあああああああああ」
劉備「あんたから借りた一匹の幼虫がwww数週間も経って何千匹にも膨れ上がったのよwww全部そっくりお返ししまーすwww」
高利貸し「おbyぎゅ……んほおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」ドサッ
劉備「あwww死んだwww」
関羽「ずるッずるるッ」
張飛「うん、うまい! やっぱラーメンは華北に限るぜ!」
俺「ニ、ニク……ニクヲクワセロ……」ギギギ
関羽「趙雲が発作を起こしている。張飛、鶏を買って趙雲に与えてくれ」
張飛「えー、なんで俺が!」
劉備「おーいwwwみんなーwww」
張飛「お、兄貴! 高利貸しは始末できたのか!?」
劉備「無事に終わりましたーwwwあとこれハイwww」
鶏「コ、コケェーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」バサバサ
関羽「鶏、ですか」
劉備「ちょっと懐が暖かくなったのでwww鶏を買ってきちゃいました~www」
俺「ガウッ!!!」
趙雲が鶏の首を引き裂いた
俺「うめえッ! 鶏の血を浴びるように飲むの、気持ちがいいッ! 自慰よりも気持ちがいいッ!!!!」
張飛「毎度思うけどよ、ホントに人間か? コイツ」
劉備「知らねwww」
関羽「さて、これからのことを話し合いましょう」
張飛「あ? 普通に黄巾賊に入るんだろ?」
劉備「それ嘘だからwwwやり過ごすための嘘www無駄な血とか流したくないしwww」
張飛「へぇー! すっげぇな兄貴! なんつーか、まさに仁って感じの人っつーか、わかんねーけどヤバい」
関羽「各地で董卓に反感を抱く豪族や氏族が立ち上がっていると聞きます」
劉備「ふーんwww例えば?www」
関羽「汝南の袁紹が最も大きな勢力ですな。反董卓連合軍は彼を中心にできていると言っても過言ではありません」
張飛「つまり、そのエンショって奴についていけばいいんだな! あッ、ついてくっても俺の兄貴は劉備と関羽だけだぜ。ビジネス的なアレな!」
関羽「驚いた、張飛が社交辞令を語るとはな」グビリ
劉備「さりげなくぼくちんの酒飲むなよwww」
張飛「じゃ、まずは汝南ってトコに行くかァ!!!」
汝南へ向かう途次、4人は黄巾軍と反董卓連合軍の衝突に出くわした。
劉備「大迫力ですなーwww3Dシアターにいるみたいですぞ~www」
張飛「3Dじゃねぇよ、4Dだろ! あの中に入ったらガチで死ぬぜ!」
関羽「兵ひとりひとりにそれぞれ背負うものがあるのだと思うと、感慨深いですね」
張飛「関羽の兄貴……残念だがそれはないぜ。あいつら、自分が生き残ることと明日のメシのことしか考えてねぇよ」
関羽「それもひとつの『想い』だ。帰りを待つ父母がいる、妻がいる、娘がいる。それだけでも、立派な戦う理由になるのだ」
劉備「くっさwww」
張飛「ああ、くせぇな! ……ってオイ、マジでくせぇぞ? うんこみてぇな臭いがするんだが」プ~ン
ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!
俺「うーんうーん」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!
劉備「うわ趙雲が下痢ぶっこいてるよwww臭いからどっか逝ってほしいんだがwwww」
関羽「これでは英雄論を説いても無駄そうですな」
張飛「劉備の兄貴、人がいない所で斬っちまおうぜ? こんな奴連れて歩いてたら変な目で見られちまうよ」
関羽「それに、袁紹も我々を同志として見ないでしょう」
劉備「えーwww」
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