ことり「あ、海未ちゃんもう起きてたの?」
海未「ええ、ことりが起きるのを今か今かと待っていました」
ことり「やだぁ、恥ずかしいよぉ~///なんで起こしてくれなかったの?」
海未「ことりの寝顔は天使ですから、私の様なちっぽけな人間には天使様に触れるなんて出来ませんよ」
ことり「もうっ、またそんな事言って~!」プクゥ
海未「ふふっ、すみません。しかし、ことりがそれ程可愛いという事ですよ」チュッ
ことり「ひゃっ!んも~!海未ちゃんのばかぁ///」ガバッ
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海未「あ、こらことり!せっかく起きたのにまた布団に戻らないで下さい!」
ことり「だって海未ちゃんが不意打ちするから~!」
海未「ことりが可愛過ぎるのがいけないのです。私は悪くありません」
ことり「ことりのせいにするんだぁ……」ジト-
海未「事実ですので」
ことり「海未ちゃんがそんな事言うならいいもん!」ゴロン
海未「ことり、そろそろ起きましょう」ユサユサ
ことり「いや!ことりはもう一回寝ます!」
海未「……もしかして怒ってます?」
ことり「ことりはかんかんです……つーん!」
海未「あの……すみません、そんなつもりでは無かったのですが……」
ことり「ふーんだ。知らないもん……」
海未「……」ゴロン
ことり「起きないの?」
海未「ことりが起きないのでしたら私も……」
ことり「……そっか」
───────
海未「……」
ことり「……」
海未「今日、寒いですね」
ことり「そう?ことりはそんなことないけ─くちゅん!」
海未「……大丈夫ですか?」
ことり「ご心配いりません!ことりは大丈夫です!」
海未「そうですか……あの、私は寒いです」
ことり「え?」
海未「気温が低いというのも勿論あるのでしょうけど……今日はいつもより寒いです」
ことり「ふ、ふーん。海未ちゃんは寒がりさんだね」
海未「寒さには人一倍強いつもりでいましたが、どうやらその様です。何故でしょうか……」
ことり「……何でだろうね」
海未「いつもは起きるととても暖かいんです、熱いぐらいに。隣に貴方が……ことりが居て。幸せそうな寝顔で私に抱きついている」
海未「そんなことりを見て、私は少し苦笑してしまいます。でも同時に嬉しくて、ことりの頭を撫でるとことりは顔をふにゃっとさせて笑顔になるんです」
ことり「ことりが寝てる間に、いつもそんな事してたんだね……」
海未「ことりは分からないでしょうけど、本当に可愛いんですよ。寝顔のことりって」ニコッ
ことり「っ」ドキッ
海未「ことりの笑顔を見るお陰でいつもは身体がポカポカして暖かいんです」
海未「なるほど……だから今日はいつもより寒いのかもしれませんね」
ことり「海未ちゃん……」
海未「人恋しい……いえ、ことり恋しいとでも言うのでしょうか?」クスッ
ダキッ…
海未「ことり?」
ことり「ことりだって、ことりだって海未ちゃん恋しいよ……」
海未「はい、私だって同じです」ギュッ
ことり「ちっちゃなことで怒っちゃってごめんなさい」
海未「こちらこそ、すみませんでした」
ことり「寒いの……もっとぎゅってしてほしいな……」
海未「やはりことりは暖かいですね。こうして触れ合うとよく分かります」ギュ-
ことり「海未ちゃんも暖かい……好き……」
海未「そろそろ起きないといけませんけど……」
ことり「もう少しこのままじゃないとやだ」
海未「ええ、今日ぐらいは許されるはずです」
ことり「もっとぎゅーってして、暖かくなってから一緒に起きようね?」
海未「そうですね。それまではもう少しだけ……共に眠りましょう」
ことり「うんっ♡」
おわり
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