*注意事項*
このssは卒業遠足から帰ってきた僕が、諸事情により家に入れなくなったために、父の帰宅待ちも兼ねての暇つぶしで書くものです。
友達が山系ジェットコースターを三大アルプスと呼んでいたことからパッと思いついたssのため、クオリティの低さは否めません。
短めの、キチガイな世界観で書きます。
以上のことが大丈夫な方は、ぜひお付き合いください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458131669
海未「昨日はたくさんの人が私のことを祝ってくれて、最高の誕生日になりました。」
海未「こんなにたくさんのプレゼントを貰えて私も幸せですよ。」
海未「さてさて、早速プレゼントを拝見といきましょうか!」
海未「気になっていたのはこれです!ことりがくれた『登山ガイドブック201○』!」
海未「わくわくしますね。読んでみましょう。」
海未「大々的に特集されている山がありますね。」
海未「…μ's三大巨乳アルプス?」
海未「小泉山、絢瀬山、東條山の巨大山脈のことをμ's三大巨乳アルプスというのですか…」
海未「…血の気が騒ぎますね。」
海未「では…園田海未も誕生日を迎えたということで…」
海未「私も一皮むけるために!μ's三大巨乳アルプスを制覇しましょう!」
***
海未「着きました、小泉山です!」
海未「早速登っていきましょう。」
テクテク
海未「……!、いいですね…」
海未「この急斜!登りがいがあります!」
海未「これぞ山、って感じですね。」
海未「月一くらいで登りたいです。」
パラパラ
海未「…?さっきから風が吹く度に、上から何かが落ちてきますね…」
海未「何なんでしょう…?」
海未「…これは!」
海未「お米じゃないですか!」
海未「しかし一体どうしてお米が?…」
海未「…あぁ、通りで…」
海未「あんな急斜面で稲作なんてするから…」
海未「せっかく稲穂になったお米が風に吹かれて下に落ちてくるんですね。」
海未「全く…勿体無い、これはマイナスポイントです。」
海未「それから川が白いと思ったら、お米のとぎ汁だったんですね。」
海未「あっ、よく見たら白土だと思っていた地面も、お米のもみ殻じゃないですか!」
海未「良い景観だと思っていたのが台無しですね。」
海未「お米山に改名して欲しいです。」
海未「乳口 (山頂のこと) に着きました!」
海未「乳口といったら、やっぱりあれを叫びたくなりますね。」
海未「周りに人がいないのを確認して…」
海未「…いきますよ!」
海未「ヤッホー!!!」
……………………
……………………
……………………
…………ダレカタスケテー
海未「……………」
海未「なんか怖いですね…」
海未「早々に切り上げて、つぎの山へ行きましょう。」
海未「小泉山と次の絢瀬山の間には、『星空山』という山がありますね。」
海未「緩やかな傾斜で全然疲れません。」
海未「ラーメンの香りがする不思議な山ですね。」
海未「あっ、もう乳口に着いてしまいました。」
海未「なんだかあっけない山ですね、山のくせに情けないですよ…」
海未「早く絢瀬山に行きましょう。」
海未「ここが絢瀬山ですか。」
ザワザワ
海未「なんだかロシア人がたくさんいますね…」
海未「ちょっと怖いですが、ひるまずに登っていきましょう。」
???「・・・・!(おい!誰だ貴様!)」
海未(ロシア人に話しかけられてしまいました…)
海未(ロシア語がわからないので、なにを言っているのかわかりません…)
???「・・・・・・・。(私はロシアの大統領、プーチンだ。)」
プーチン「・・・・・・!(殺されたくなかったら道を開けろ!)」
海未(…!拳銃を構えられました…)
海未(状況がわかりません…)
プーチン「・・・・!(聞いてんのか!)」
海未(なにか凄く怒っているように見えます…)
海未(おでこがテカテカしていてかわいいおじさんですね…)
海未(ここはなにかを言ってうまく切り抜けましょう)
海未「ファック!」
海未「!?」
プーチン「!?」
海未(やってしまいました!)
海未(普段心の中で叫んでいた言葉が、こんなときに漏れてしまうとは…!)
プーチン「・・・・・!(あの娘を捕らえよ!)」
警護「・・!(了解!)」
海未(これはまずいです!とりあえず乳口に向かって逃げましょう!)
今日はここまで。
家に入れました。
母は風呂、妹は寝てて気付かなかったみたいです。
続きはまた明日書きます。
ドドドドド
警護「・・!(待てー!)」
海未「すごい勢いで追ってきます!」
海未「μ'sの経費が増えた事を知った時の理事長の顔を見た時よりも怖いです…」
海未「楽しい登山のはずが…どうしてこんなことに…」
海未「本当に危険な山ですね、二度と来ないようにしましょう。」
バンッ
海未「ひっ!……空砲….?」
海未「……!銃弾が入っています!」
海未「なぜです!?私がここで死んでもいいと言うのですか!?」
バンッバンッ
海未「ひっ!今度は二発!?」
海未「うぅ…怖いです…死んでしまいます…」
海未「…もう疲れました…」ハァハァ
海未「…坂を走るのがこんなにも辛いなんて…」
海未「…μ'sの練習もこんなにキツイものだったのですね…」
海未「…ごめんなさい…穂乃果…ことり…μ'sの皆…」ポロポロ
海未「…私が愚かなせいで…こんなに辛い思いをさせてしまっていたのですね…」ポロポロ
海未「…もっと早く気付いておけば…」ポロポロ
海未「…しかし…私は悪意があって皆さんに辛い思いをさせていたわけではありません…!」ポロポロ
海未「…次の練習は緩くしますから…!」ポロポロ
海未「…どうか……どうか私の事を嫌いにならないでください…!」ポロポロ
海未「…せめてもう一度皆さんに会いたかった…!」ポロポロ
海未「…本当にごめんなさい…」ポロポロ
ドドドドド
警護「・・!(待てー!)」
海未「…いつの間にか乳口まで走ってきていたのですね…」ハァハァ
海未「…もう走れる体力が残っていません…」
プーチン「・・!(殺せ!)」
警護「・・!(了解!)」
海未「………そうですか…私もここで終わりなのですか…」
海未「…ならば最後に、園田家の娘として恥じない散り方をしなければなりませんね…!」
海未「…穂乃果…ことり…μ'sの皆さん…」
海未「…私の事…絶対に忘れないでください…!」
海未「…こうなってしまったら、敵が誰であろうとも、正々堂々と戦います!」
警護A「・・!(死ね!)」
バンッ
海未「…っっ!」スッ
警護A「…・・・・!(…避けられただと!)」
海未「…危ないじゃないですか…」
海未「そちらがその気ならばこちらもやらせてもらいますよ!」
海未「必殺!」
海未「山頂アタックです!!」ボンッ
警護A「・・!(ぐわっ!)」パタン
海未「…!やりました!今日は調子がいいですね!」
警護B「・!・・・!(A!大丈夫か!)」
警護C「・・・・…(そんな…アイツいい奴なのに…)」
警護D「・・・・…(今世紀最強の人格者と言われていたAが…どうして…)」
警護E「・・・!・・・・!(あのアマァ!絶対に許さねぇ!)」
警護F「・・・・!(仇は俺が打つ!)」
海未「ここまできたら、全員あの世に葬ってやりますよ!」
プーチン「・・!?・・・・・!?(なに!?この私に刃向かうのか!?」
プーチン「・・・・・・・!(なんとしてでもあの娘を殺せ!)」
警護「・・!(了解!)」
海未「乳口アタックです!」ボンッ
警護B「・・(ぐはっ)」パタン
警護C「・・!(当たれ…!)」
バンッ
警護C「・・・・・!(なんで避けられるんだ!)」
海未「ラブアローパンチ!」ボコッ
警護C「・・!(あべし!)」パタン
警護E「・・!(B!…C!」
警護D「・・!(スキありっ!)」
バンッ
海未「はっ!ほ、ほむまんガードッ!」
プシュゥゥ
警護D「・・・・・!?(まんじゅうで銃弾を防いだ!?)」
海未「昨日穂乃果に貰ったプレゼントのほむまんが、銃弾を防いでくれました!」
海未「穂乃果ぁ!あなたは神なのですか!?」
警護E「・・・・!(何なんだアイツ!)」
海未「あなたはそんな所に突っ立っているままで良いのですか?」
海未「うみみキック!」ボカッ
警護E「・・!(ぐわし!)」パタン
警護F「・・!・・!(くそっ!まだまだ!)」
海未「残りはまとめて一掃します!」
海未「ほのパン弾!」ドンッ
警護「・・!(チマメ!)」パタン
海未「ふぅー、全くこれだから雑魚は…」
海未「最後は貴方ですね。」
海未「どうやって葬ってあげましょうか…」
プーチン「・・・・!(殺されたくなかったら私の指示に従え!)」
プーチン「・・・・!(これは世界的な問題だ!)」
プーチン「・・・・・・・!(この先日本がどうなっても良いと言うのか!?)」
海未「一体何を叫んでいるのやら、私にはわかりませんが…」
海未「貴方にはこの技をお見舞いさせてあげましょう!」
海未「地球上の全ての男を確実に逝かせる、園田家伝統の大和秘技…!」
海未「4545テクニシャンハンド攻撃です!」
4545
プーチン「・・!!!(っっ!!!)」
プーチン「・・・・・・・・・!(いっ、いくううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!!!!!!!!!)」パタン
海未「これで全員…見た目の割にはあっけない散り方でしたね…」
海未「ロシア人は、実は大したことないのかもしれません。自信がつきました!」
海未「乳口にも着いたので最後の東條山へ行きましょう!」
海未「絢瀬山を無事、下山出来ました。」
海未「やはり園田家は偉大でした!」
海未「一時はどうなる事かと思いましたが、これで一件落着ですね。」
海未「ここから次の東條山までは、また少し歩かなくてはいけませんか…」
海未「そこを越えれば、三大アルプスのボス、東條山!」
フンッパラパラ
海未「鼻息で枯葉が吹き飛ぶほどワクワクします!」
海未「どんどん行きましょう!」
テクテクテク
海未「何だか凄く地味な道ですね…」
海未「何というか…これといって良い所が無いような気がしてしまいます…」
海未「歩いていて楽しくない道ですよ…」
海未「この道の存在意義がわかりません…」
海未「…?…看板が建っていますね。」
海未「看板があるだけで華を感じてしまうほどに退屈です…」
海未「何が書いてあるのか読んでみましょう。」
海未「…えっと、どれどれ…」
『ここは矢澤山の乳口、標高は・・m』
海未「…えっ!?ここって山だったのですか!?」
海未「園田海未一生の不覚!何で気付かなかったのでしょうか…」
海未「……いや、気付かなくて当然なのかもしれません。」
海未「だってこの山の道、全然坂になってないじゃ無いですか…」
海未「早く東條山へ行きましょう!」
海未「遂に来ました!東條山です!」
海未「この三大アルプス最大の傾斜!」
海未「綺麗な景色と綺麗な空気!」
海未「そしてツヤツヤの地質!最高です!」
海未「山なのに包容力さえ感じてしまいます。」
海未「とても安らぎますね…」
海未「…しかし何でしょう、」
海未「…山というのはわかっているのですが、なにかホルモン的な刺激を感じます…」
海未「…まぁとにかく、東條山はとても心地よい山ということがわかりました!」
海未「乳口までワンツージャンプです!」
海未「…!つ、つ、遂に!乳口に着きました!」
海未「これにて、三大巨乳アルプスの制覇完了です!!!」
海未「本当に大変な登山でした。」
海未「険しく、時にはもう諦めようかともおもったこともありましたが、」
海未「今日の経験を通して、ここに立っているのは一皮剥けて成長した私なのではないでしょう
か!!」
海未「この登山企画は大成功です!!」
海未「ふぅ〜、それにしてもいい景色ですね。」
海未「ここから小泉山や絢瀬山が一望できます!」
海未「東條山は"キング・オブ・オッパイ・マウンテン"と言っていい程、本当に素晴らしい山ですね。」
海未「今度はこの山脈を、μ'sの皆と一緒に登りに来ましょう!」
海未「…と思いましたが、実際にそうすると、途中にある山々で気まずい空気が漂うことになりそうなので、今回は止めておきましょう。」
海未「山頂といえば、μ'sの皆と登山をした時、私が"作詞をする"という目的を忘れていた事を、凛に罵られた事を思い出しますね。」
海未「今度こそは絶高の景色の中で作詞をしますか!」
海未「では、適当にポエムでも書いてみるとしましょう。」
君と登る東條山
なんだかお母さんのおっぱいを思い出す
僕が覗く 君の谷間は
まるであの人の黒い過去のように深い
僕のおっぱいも見てみる
中途半端に鍛えられた胸筋が
潰れたハンバーガーのように窪んでいる
君のおっぱいを触る
君は頬を赤く染める
僕は僕のおっぱいを出す
僕のちくびも触っちくび!
おっぱいだけにおっ、パイナップル!
なんつって!
海未「…………」
海未「この紙が東條山の良い肥料となることを願いましょう…」ポイッ
ゴゴゴゴゴ
海未「さっきから何か音がしますね…」
海未「これは……地鳴り?」
海未「…はっ!まさか!!」
ブシュゥゥゥゥゥ
海未「……!!信じられません!!」
海未「私の目の前で、東條山が噴乳(※1)しました!!!」
※1
教えて乙敗先生!
〈噴乳とは〉
巨乳アルプスで起こる、一般に言う噴火のような現象のことで、火のかわりに母乳が噴き出す。噴火のような災害は無く、むしろ、その栄養がたっぷり含まれた母乳は、人々に恩恵を与えている。噴乳の周期は30年に一度程度。
登山マニアの間では、母乳をそのまま飲むのが常識で、噴乳時に偶然山頂にいた登山者が、噴き出す母乳を直接飲んでいる事も、珍しい光景では無い。
海未「ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク…」
海未(今まで生きてきた中で、最高に至福のひと時ですぅ!)
海未「ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク…」
…………それから5時間後…………
海未「げふっ、ちょっと飲み過ぎました…」
海未「最高に美味しい母乳ですね、感極まってゲップが止まりません、げふっ」
海未「水筒にも満タンに溜めたことですし、そろそろ下山しましょう。」
***
海未「下山が終わりました。」
海未「これで今日の登山はおしまいです!」
海未「本当に楽しい登山でしたね。」
海未「やはり今度はμ'sの皆を誘ってのぼりましょう!」
海未「それでは、帰るとしますか!」
…………一方その頃…………
???1「あっ、あの娘じゃないか?」
???2「確かに…青髪の女子高生…!」
???1「ルックスに似合わない渋い登山服!」
???2「そして激し過ぎる独り言!!」
???1「間違いない、特徴と全一致だ!」
???2「あの娘が行ってしまわないうちに声をかけに行こう。」
…………………………………
海未「はぁー、疲れました。」
???「すみませーん。」
海未「!?、はい?」
警官1「あのー、わたくし、音ノ木署の者なんですけれども、お名前伺ってもよろしいでしょうか?」
海未「あっ、えっと、園田海未と申します。」
警官1「はい、園田さんね…」
警官1「園田さんにお聞きしたい事があるんですけど、今日絢瀬山の方には行かれましたか?」
海未「はい、確かに絢瀬山には行きました。」
警官1「わかりました…」
警官2「おいっ、本当にこんな律儀な女の子があれをやったって言うのか!?」
警官2「人違いなんじゃねぇの?」
警官1「しかし…判断材料は十分だと言えよう。」
警官1(それに、園田師匠一家の紋章が首に刻まれているのを見てしまった。恐らく犯人はこの娘だろう…)
警官1「園田さん、ちょっと署までご同行願えますか?」
海未「は、はいっ!喜んで!」
警官2「喜んで!?」
海未(これで帰りの電車代が浮きますね!ぐふふ…)
海未はこの後、プーチンさんと面会、事の大きさを知った海未は登山がトラウマになる程メチャクチャ謝ったとさ。
めでたしめでたし
完
以上で終わりです。
読んで下さった方、本当にありがとうございます。
さっさと依頼出してきます。
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