男「パソコン点けるか...あっパソコンのパスワードの入力ミスった」 (7)

男「あぁ...ば、馬鹿な...」

その瞬間、明るい色で染まっていた彼の脳内が、真っ黒に塗りつぶされた。

それはなぜか?答えは簡単、絶対に間違える筈のない言葉をパスワードに設定したというのに、今日この時、パソコンを起動しようがためにその言葉を入力すると、パソコンは何の慈悲もなく、パスワードが違うと彼に告げたからである。

最も、彼はまだ一度もパスワードを入力し直していない。しかし、彼の設定したパスワードは、その行為に至るのが愚かであると言えるほど、彼...いや、この世界全ての男児にとって、憧れであり、畏敬の対象とされている物体を指す言葉なのである。

その言葉とは...ずばり、『おっぱい』。

間違える筈もない、この甘美的な響き。全ての男児の憧れ。

神々しさにまみれたこの言葉の入力を、たったの一文字ではあるが誤ってしまった彼の意識は、後悔と絶望、そして、罪悪感に覆われ、深淵の闇に沈んでいった...


あなたはしんでしまった!

BADEND

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