曜「ベイスターズのドラフト1位に指命された!?」 (368)
2017年の10月下旬
梨子「ねぇ、曜ちゃん。いい加減に千歌ちゃんに想いを伝えよう。私達来年にはそれぞれバラバラの道を進むんだよ?」
曜「でも・・・振られたらどうしよう」
梨子「やらずに後悔よりもやって後悔!振られたら振られたでまたアタックすればいいんだよ!」
曜「でも、千歌ちゃんにストーカーだって思われたりしないかな?」ウルウル
梨子「大丈夫。千歌ちゃんなら、曜ちゃんの想いに真摯に向き合ってくれるはず。伊達にずっと一緒じゃないんでしょ?もっと自信持って!」
曜「・・・そうだね!わかった!明日の放課後、千歌ちゃんに気持ちを伝えてみる!」
梨子「頑張って!」
曜「ありがとう。梨子ちゃん」
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翌日、授業中
千歌「り、梨子ちゃん!こんな時に場所も選ばずごめんなさい!貴女のことがずっと好きでした!付き合って下さい!」
梨子「・・・・・・・え゙っ!?」
曜「」チーン
・
・
・
・
・
・
梨子「・・・ってことがあって///」
善子「ははーん、なるほど。それで曜はあんな意気消沈してるのね」
曜「」チーン
善子「んで、リリーはどうするの?告白、受け入れるの?」
梨子「・・・ううん。千歌ちゃんの気持ちは、凄く嬉しかったけど、やっぱり私は千歌ちゃんのことをそういう風には見れないから」
善子「そう。まあ、曜に気を遣ってる訳でも無さそうだし、貴女がそう決めたんならそれでいいけど」
曜「」チーン
ルビィ「うゅ・・・曜ちゃんが元気じゃないと、こっちもなんだか気分が沈んじゃうよ」
善子「まあ、元気印が2人揃って傷心状態だもんね・・・」
善子「・・・何か辛気くさい!」
ルビィ「あ、だったらラジオでも聞くのはどうかな?確か今日はプロ野球のドラフト会議の日だったはず・・・」
善子「何でそんなこと知ってるのよ・・・」
ルビィ「ルビィ、一応嗜む程度にはNPB好きだから///」
善子「意外な趣味ね・・・」
第一巡選択希望選手 中日 〜〜〜
花丸「ルビィちゃん、今呼ばれた○○って一体どんな選手ずら?」
ルビィ「お恥ずかしながら、ルビィが嗜んでるのはあくまでもプロ野球だけだから、アマチュアの目玉選手のこととかはよくわからないんだぁ///」
花丸「へー」
第一巡選択希望選手 横浜DeNA 渡辺曜
善子「あ、この選手なら私も知ってる!ちょうど今そこで沈んでるやつwww」
よしルビまる「「「え?」」」
花丸「き、きっと同姓同名というやつずら!いやー、身近な人がそれに当てはまるなんて、世の中は思ったより狭いずら〜・・・」
ルビィ「そ、そうだよね!曜ちゃんな訳ないよ・・・ね?」スマホポチポチ
善子「や、やっぱり別人?」
ルビィ「」(゚Д゚)
よしまる「「ルビィ(ちゃん)?」」
ルビィ「・・・曜ちゃんで間違いなかった」
よしまる「「」」(゚Д゚)
善子「よ、曜!起きなさい!沈んでる場合じゃないの!」ペシペシペシペシ
曜「いったーい!」
花丸「目が覚めたずら!これから、いんたびゅーのじゅんびをするずら!」
曜「え?」
ルビィ「曜ちゃんが、曜ちゃんが・・・!」
ルビィ「プロ野球選手になったんだよ!」
曜「えええええええええっ!?」
梨子「はい、はい、わかりました!・・・・記者さん達、1時間後にはこっちに着くって!インタビューは今から2時間後!」
ルビィ「あわわわわっ」💦
曜「ま、待って!絶対何かの間違いだって!野球やったことのない私がプロなんて・・・」
善子「まだ言うの!間違いじゃないからこっちに来るって連絡来たんでしょうが!シャキッとしなさい!」
曜「で、でも・・・///」
花丸「それに、これは千歌ちゃんのハートを奪う、千載一遇のチャンスだよ!」
曜「」ピクッ!
花丸「プロ野球選手ってなると、いーっぱいお金が貰えるずら!ね、ルビィちゃん?」
ルビィ「ピギィ!?う、うん・・・それに、プロ野球選手として一生懸命努力して、1軍争いに勝ち残ることが出来たら、きっと千歌ちゃんも曜ちゃんに靡くはずだよ!」
曜「でも、千歌ちゃんは梨子ちゃんのことが・・・」
善子「ああもうじれったい!好きなら自分で勝ち取れ!せっかく神様がくれた最高のチャンスなのよ!自分から手放そうなんてダメ!」
花丸「普段は神様を信じてない癖にこーいう都合のいいときだけ神に感謝ってねぇ」
善子「うるさい!今はそんなことどうでもいいのよ!」
梨子「私は、プロになるかどうかはともかく、千歌ちゃんへの気持ちだけは最後まで諦めないで欲しい・・・」
曜「梨子ちゃん」
梨子「どうするかは、曜ちゃん次第だよ」
曜「私は・・・・」
パシャパシャパシャ〜〜〜〜
花丸「み、未来ずら〜〜・・・」
ルビィ「」カチコチ
善子「な、何よ二人して、神妙な面構えしちゃって」プルプル
梨子「うん。人の袖を摘まみながらの台詞じゃないよね」
曜「スーハー・・・」ドキドキ
「「「「・・・・ゴクリ」」」」
曜「私、渡辺曜は・・・ベイスターズさんのお世話になることを決めました」
インタビュー後
曜「き、緊張した〜〜・・・」バクバク
梨子「お、お疲れ様・・・」
曜「まだだよ・・・まだまだこれからも〜〜っと、疲れることたくさん経験するんだから・・・」
ルビィ「でもまあ、とりあえずは・・・」
ガシッ
曜「え?」
ルビィ「曜ちゃんを胴上げします!」
曜「ええええっ!?」
千歌「よ、よーちゃんっ!」シュバババハ
曜「えっ!?千歌ちゃん!?」
千歌「に、ニュース、見たよ・・・お、おめでとう」ハァ、ハァ・・・・
曜「千歌ちゃぁん」ブワッ
千歌「が、頑張って!私も精一杯!応援するから!」
曜「あ゙り゙がどぉ゙ぉ゙ぉ゙」ブワワッ
千歌「早速よーちゃんを胴上げするぞー!」
「「「「おー!」」」」
曜「あわわわわっ」💦
ヒャッ、ンナトコサワラナイデ////
ばんざーい!ばんざーい!
ああああああっ!!?
渡辺曜のプロ野球としての生活は、今日から始まった
入団会見日
曜「ドラフト1位で入団しました、渡辺曜です。1日でも早く1軍の戦力になれるよう頑張りたいと思ってます。ポジションはショートで、将来は柴田選手のように幼馴染と結婚できる選手になりたいです」
高田GM「よし、契約金は8000万だ!」
キャンプ当日
ラミレス「キミが渡辺曜ちゃん?ナイストゥミーチュー!」握手
曜「な、ないすとぅみぃとぅー(思ったより日本語上手い!)」
ラミレス「早速だけど1軍であるからには、当然ルーキーのキミにもレギュラーを狙って貰いたい!いけるか?」
曜「勿論です!」
ラミレス「元気なのはいいことだ・・・早速だが、フリー打撃を行う。曜ちゃん、キミの実力を見せてもらう」
曜「わかりました!」
ラミレス「今永!投げてくれ!」
今永「わかりました」
曜(うわぁ、今永選手だ・・・打てるかなぁ?)
今永「弱気になっちゃいけないよ。相手が誰でも始めから負けを認めてしまうのはいけない」
曜「今永さん・・・」
1打席目
今永(まずはスライダー!)
曜「えいっ!」カーン!
今永「うわっ!?こっち飛んできた!」
曜「あ、当たった!」
ラミレス「ほう、見事だ」
2打席目
今永(これはどうかな?チェンジアップ!)
曜「えいっ!」 カキーン!!
今永「・・・・え?」
曜「・・・・アレ?」
ズドーン!!
ラミレス「被打率.170、空振り率21%を誇る球界屈指の今永のチェンジアップをたった1球でアジャストするとは・・・見事だ。やはり私の目に間違いはなかった」
3打席目
今永(監督・・・・)チラッ
ラミレス(!・・・いいだろう)
今永「ふーっ、」
曜「っ!」ゾッ
今永(悪いね。女の子だからって正直どこかで甘く見てたみたいだ。だから、誠意を込めて、俺の全力の直球を君に見せよう!)ビュッ!
曜「ぁっ!」ブンッ!
今永「・・・・ふぅ、」
曜(今の、今のが、今永さんの本気!これが、1軍の世界なんだ・・・)
ラミレス監督の評価が上がった
今永コーチの評価が上がった
紅白戦
ラミレス「曜ちゃん。今のままキャンプを完走してくれれば、開幕1軍メンバー入りを視野に入れたい」
曜「本当ですか!?」
ラミレス「だがまずは控えからの可能性が現状極めて高い。そこで、今回は走塁センスも見てみたい。今日の紅白戦は代走から出場して貰いたい!」
曜「はい!」
6回裏
フォアボール!
熊原「あ、ランナー変わるみたい」
高城「相手は渡辺曜ちゃん。走塁はまだ未知数だけど、あの今永からホームラン打った選手だ。警戒していこう」
熊原「へー」
高城「」
曜(さぁ、走るよ!)
熊原「・・・」スッ
曜「全速前進ヨーソロー!」シュバババハ
熊原「ふんっ!」140㎞ストレート
高城(刺す!・・・ってあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ!送球逸れた!)ビューン!
曜「ラッキー!3塁狙う!」ズザー!
ラミレス「これはいけない」
バッター大和「・・・」スッスッ
曜「!」コクッ
熊原「ふん!」
大和「・・・」つバント
高城「(スクイズ来た!)くま!」
曜「!」
大和「っ!」コツンッ・・・
高城「(ホームは無理!)1つ!」
曜「ホームイン!」
ラミレス「打撃だけでなく走塁もいい。残りは守備だな」
ラミレス監督の評価が上がった
7回表
パットン「ふんっ!」146キロストレート
高城「!」カーン!
パットン「ショート!」
曜「鋭いっ・・・!」
高城「よっし!1本ヒット出た!」
パットン「次だ次」
パットン「ふんっ!」146キロストレート
倉本「!」カーン!
曜(また来た!今度こそ!)
・
・
・
・
・
・
・
そして紅白戦は終了した
曜「ぅぅぅ、守備で足を引っ張っちゃった」
ラミレス「課題もあったが、それ以上の収穫があった。この調子でオープン戦に・・・」
そしてもうすぐ迎える開幕戦、その前日
曜「あの、監督・・・一体どのような要件で呼ばれたのでしょうか?」
ラミレス「実は・・・スターマンの中に入って欲しい」
曜「はぁ!?」
ラミレス「いいから」
曜「はぁ・・・・全く、いきなりたぬきの中に入れってどういうつもりで・・・ん?こ、これは!たぬきの中に!」
背番号27
ラミレス『プレゼントフォーユー』
曜「そう言えば何故か背番号決まってなかったんだっけ?あれ?ユニフォームだけじゃなくて手紙が・・・」
ラミレス『曜ちゃんへ。開幕はショートスタメンで行く』
曜「ええええええっ!?」
開幕戦
ラミレス「皆揃ってるな?では早速だが今年の開幕メンバーはこれで行く!」
1桑原8
2大和4
3筒香7
4ロペス3
5宮崎5
6梶谷9
7渡辺6
8嶺井2
9今永1
開幕戦対ヤクルト
1回表
曜「ハマスタの応援、凄い」
今永「!」スライダー外角低め
坂口「くっ!」
実況「おっと!ショートに詰まった当たりこれは面白いぞ!」
曜「えいっ!」ビュッ!
塁審「アウッ!」
曜「ほっ!」
宮崎「ナイスショート!」
実況「さあ今永、この流れに乗って初回は3者凡退!」
2回裏
1-0
曜「さあ先頭だ。きっちり役割を果たすぞ!」
小川「ふんっ!」フォーク
曜「それっ!」カキーン!
雄平「無理だろこれはっ!」
曜「全速前進、ヨーソロー!」ズザー!
実況「なんというルーキーでしょうか!まだ2回ですが、打って、走って、守りも固いスーパールーキーです!」
ラミレス「ノーアウトだな。嶺井、頼むぞ」
小川「あっ」スライダースッポヌケー
嶺井「ふんっ!」
実況「うまく流した!」
曜「2、点目!」シュバババ
実況「この回追加点!このまま横浜有利に進むか?」
2-0
6回表
今永「やべぇな、こりゃ・・・」
2塁ランナー坂口
1塁ランナーバレンティン
山田「ふん!」カキーン!
実況「あっと!捉えた打球!」
曜「(取るんだ!)うおおおお!」ピョンッ
2塁塁審「アウト!」
実況「捕った!渡辺ピンチを1つ救いました!2アウト!」
解説の三浦大輔さん「いや、凄いですね。あんな早い打球をしっかり合わせて飛ぶんですから」
実況「さあまだ驚異は残ってます。雄平です」
7回裏
2-0
2塁ランナー梶谷
実況「さあここで小川監督動きます。小川に変えて久古です」
曜「左対左、腕がなるであります!」
久古「!」スライダー外角高め
曜「甘いっ!」カキーン!
実況「今度は逆方向へ長打になりそうだ!」
バレンティン「取れるわけないぞ」ダラダラ
曜「あー、惜しい!」
梶谷「ちんたらしてるぞwww」シュバババ
3-0
そして翌日
開幕戦3-0で快勝!
ルーキー渡辺が3安打1打点の大暴れ!
曜「えへへ///新聞の1面飾っちゃった///次は千歌ちゃんの前でも活躍したいなぁ」
開幕から順調な滑り出しを見せてDeNA。2位中日と6ゲーム差を離しての堂々主位!
キャンプ、オープン戦・・・課題はたくさんあったものの、順調な滑り出しを見せ勢いそのままに4月を送った曜ちゃんとベイスターズ
果たして5月はどうなることやら?そして千歌ちゃんとの恋の行方は?
4月編終わり
4月の月間MVP、横浜からは
投手・今永が選出されました
渡辺の現在の成績
打率.300
本塁打1本
打点10
盗塁1
失策数3
5月になると4月ほどの圧倒的な勢いは持てず、5月1週目のカードは、それぞれ1勝2敗、1勝2敗と両方とも負け越したまま、鬼門となる交流戦を迎えようとしていた
そしてここに、早朝から休日返上で練習する選手達の姿が・・・・
交流戦前日
高城「ふんっ!」シュッ!
曜「!」パシッ、タッチ!
光山コーチ「送球も大分安定してきたな・・・でもまだもうちょっと修正が必要か。曜ちゃんも、もう少しタッチ早く!並のランナーならともかく、交流戦最初の相手は日ハムだから!」
高城「西川さんを刺す前提だとこれじゃ間に合わない・・・」
光山「でもまあ、詰めすぎるのもアレやし休憩入れようか」
曜「♪」ソワソワ
高城「なんか今日やけにご機嫌だね」
曜「あ!わかりますかぁ〜〜?実は明日、嫁が見に来るんであります♡」
高城「へぇー!・・・・え?嫁?」
曜「はい!将来のお嫁さんであります♡」※まだ交際してません
高城「へ、へぇ・・・(スクールアイドルって本当にレズしかいないんだ)」
高城はどうでもいいことを学んだ
交流戦開幕当日
ラミレス「今季も当然この時がやってきた。去年まではAクラスを目標に堅実に5割と言ってきたが今年は違う!我々は今チャンピオンなんだ!5割だけで満足するつもりはない!」
1桑原8
2大和4
3筒香7
4ロペス3
5宮崎5
6梶谷9
7渡辺6
8高城2
9倉本DH
P濱口1
ラミレス「そこで、昨年は交流戦3勝を上げてくれた濱口を交流戦の開幕投手とする!今日はこのオーダーで!さあ行こう!」
試合前
千歌「おーい!曜ちゃーん!」
曜「千歌ちゃん!」
千歌「わざわざチケットやらホテルやら色々用意してくれてありがとう!」
曜「千歌ちなんこそ、私が手配したとはいえ、わざわざ北海道まで来てくれるなんて」
千歌「頑張ってね!曜ちゃん!私ここにいる誰よりもよーちゃんを応援するから!」
曜「・・・でへへ〜〜////」
交流戦対日本ハム
1回裏
0-0
濱口「やっべ、初っ端から歩かせた」
西川「・・・」ゴゴゴゴゴ
高城(曜ちゃん)パッ、パッ
曜(!)
濱口「・・・」スッ
西川「!」シュバババ
濱口「ふんっ!」148キロストレート
実況「西川走った!」
高城「らぁ!」ビュッ!
曜「っ!」パシッ、タッチ!
西川「っ!」ズザー!
2塁塁審「アウト」
実況「高城選手西川選手の盗塁を刺しました!」
解説「今のは高城選手の送球は勿論なんですが、渡辺選手もとってからのタッチが早かった!しっかり連携してきた証拠でしょう」
2回表
0-0
実況「さあ2アウトながらランナー得点圏に背負った有原。どんなピッチングを見せてくれるのでしょうか?」
2塁ランナー宮崎
有原「あああああっ!」カットボール
曜「ぁぅ・・・」コロコロ・・・
杉谷「・・・w」シュッ
塁審「アウト!」
曜(ぁぁ・・・千歌ちゃんがいるのに、いいところを見せられなかった)
高城「切り替えよう。まだ始まったばっかり!」
2回裏
0-0
実況「この回の先頭、レアードを打ち取り、打席には大田」
濱口「ふっ!」チェンジアップ
大田「あっ!」(゜ロ゜;!
コロコロ・・・
曜「千歌ちゃん〜〜、あっ!しまった!」
実況「平凡なショートゴロ!しかしショート何故か反応が遅れた!」
曜「~~っ!」パシッ、ビュッ!
大田「~~っ!」シュババババ
塁審「セーフ!セーフ!セーフ!」
実況「記録は内野安打!」
解説「どうしたんでしょうねぇ?」
曜「あぅぅ・・・やっちゃった」シュンッ
高城「切り替えて!切り替えて!」
実況「続いてはこの男!先程凡退した渡辺選手と同じく、今年のドラフト1位ルーキー清宮です」
高城(やばいな、併殺取りたいけどはたして今ショートに転がしてもいいものか・・・)
濱口「ふんっ!」フォーク
清宮「っ!?」コツンッ
高城「(げっ!?)ショートゲッツー!」
曜(今度こそ、慎重にっ・・・トス!)
二塁塁審「アウト」
大和「」シュッ
一塁塁審「アアアアアアウッ!」
高城(よかった。今のは固くなってた訳じゃないんだな)ホッ
5回表
1-1
実況「さあ試合は1対1、ホームランが筒香選手、中田選手それぞれ主軸の1発以降硬直しております」
曜「さあ、リベンジだよぉ!」
有原「あああああああっ!」150キロのスピードボール
曜「今度こそ!」カーン!
ラミレス「・・・」パッパッ
高城「!」コクッ
曜(バントのサイン・・・ただし狙えるなら盗塁も可、っと。了解)
有原「ああああっ!」143キロストレート
曜「全速前進ヨーソロー!」シュババババ
黒羽根「!」バズーカー!
杉谷「っ!」タッチ!
曜「っ!」ズザー!
2塁塁審「アウト」
曜「う、嘘ぉ・・・」
高城「・・・流石ッスねバネさん」
ラミレス「タフなゲームになりそうだ」
6回裏
1-1
実況「2アウトから西川選手またもフォアボールで出塁」
濱口「クソッ、またかっ!」
西川「」ゴゴゴゴゴ
高城「バッター集中!」パッパッ
曜(!)
濱口「あああっ!」146キロストレート
西川「」シュババ
石井「!」コツンッ
曜「エンドラン!?逆付かれ・・・ることなくて良かった」
高城「1つ!」
曜「それっ」シュッ!
一塁塁審「アアアアアアウッ!」
7回表
1-1
実況「七回表、この回、2アウトまで漕ぎ着けたところ、バッターは渡辺」
曜「打ってくヨーソロー!」
有原「あああ・・・あ゙っ!?」スポッ
曜「そいやぁぁ!」カキーン!
実況「これは大きい!入るか!?入るか!?入るかー!?・・・フェンス直撃」
曜「ツーベースであります!」
ラミレス「高城」
高城「!・・・ッス」
ラミレス「代打、乙坂」
栗山「ならこっちも宮西で」
実況「さあ、ここがターニングポイントとなります!」
曜(バットに当たった瞬間、全速力でホームに帰るんだ!)
観客席
千歌「よーちゃん」ギュッ
聖良「大丈夫。渡辺さんなら、ベイスターズならきっと勝ちますって」
千歌「そう、ですよね・・・スーハー、ベイスターズファイトぉぉ!」
宮西「ふんっ!」150キロストレート
主審「トライッ!」
宮西「ふんっ!」スライダー外角低め
主審「トライッ!2」
乙坂(追い込まれた・・・フー、よし!)
宮西「ふっ!」
乙坂「おいしょー!」カーン・・・
西川「これはっ!?」
実況「落ちた、ワンバウンド!そして西川が処理をもたついてる隙に・・・」
曜「エキサイティーング!!」ズザー!
2-1
千歌「やったやった!曜ちゃん帰ってきた!」
聖良「・・・非常に引き締まったいいゲームですね」ゴクッ
千歌「あとはこのまま逃げ切ってくれれば・・・」
7回裏
2-1
ラミレス「キャッチャーは嶺井でいこう」
濱口「後1イニングと言わず、いけるとこまで行きます!」
ラミレス「頼むぞ濱口」
濱口「なんだかんだ、レギュラーシーズン初めて組むバッテリーですよね、僕達って」
嶺井「あー、うん。そうだな。まあ、あまり多くは言えないけど、とりあえず先頭は切ろう!」
実況「さあ打席には近藤。今日はヒットが1本あります」
濱口「あああああっ!」142キロストレート
嶺井(甘いっ!)
近藤「ふん!」流し打ち
曜「こ、れは・・・っ!」
実況「抜けた!この回先頭の近藤出塁!」
実況「さぁ打席には今日ホームランの中田!」
濱口「うらああ!」チェンジアップ
中田「やっべ、やってもうた!」カーン・・・
大和「ショート!」
二塁塁審「アウト」
近藤「うおお!」ズザー!
曜「うえっ!?わっ、とと・・・」
実況「ランナー入れ替わる形で、打席にはレアード」
ラミレス「三上」
実況「どうやら、ここでピッチャーを三上に変えるようです。今シーズン20試合に投げて、防御率は2.00」
三上「ふんっ!」真ん中スライダー
レアード「っ!」カーン!
曜「うごっ!」ポロッ
実況「あっと!溢した溢した!記録はエラー、オールセーフとなりました」
曜「えっ!?あれエラーなの?」
三上「ふんっ!」スライダー外角低め
大田「ふんっ!あれ?」カラサン
実況「何か見覚えのある三振をして帰っていきました!大田泰示」
杉谷「俺か。決めてやろう」
実況「このピンチ見事に抑えました三上!」
解説「いやー、ヒヤッとしましたね」
実況「さあ8回表、どのような攻撃を見せてくれるのでしょうか?」
9回裏
2-1
おおおおお!おっ、おっ、お!おおおお!おっ、おおっ、おおっ!ヤ・ス・ア・キ!
実況「さあ、9回のマウンドは勿論この男!」
嶺井(後アウト1つ!これで決めるぞ!)ツーシームのサイン
山崎「!」コクッ
中田「・・・・」
山崎「プギャー!」ツーシーム
中田「ふんっ!」
嶺井「ショート!」
曜「打球が鋭いっ!」
実況「抜けたー!中田、意地を見せます!次のバッターはレアード!」
解説「パンと米どちらが強いか、見物ですね」
実況「全くその通りですね!」
山崎「プギャー!」150キロストレート
レアード「!」 カーン!
曜「またっ・・・!」
実況「さあこの回、徹底してショートへ打球を運び2アウトながらランナーを2人出しています。ここで打席には大田」
山崎「プギャー!」ツーシーム
大田「おら!」カーン!
嶺井「ショート!」
実況「試合終了!最後、意地を見せましたが反撃はここまで」
ラミレス「タフなゲームだった」
曜「千歌ちゃーん!」
千歌「よーちゃん!今日の曜ちゃん、すっごく格好良かったよ!」
曜「えへへ///千歌ちゃんが応援してくれたおかげでいつも以上の力が出せたかなぁ?なんって///」
千歌「また応援に来るね!」
曜「うん!今度はハマスタでねー!」フリフリ
激動のファイターズ戦、その初戦はなんとか勝利で幕を閉じた。
しかしまだ、交流戦は始まったばかりであった・・・・
5月編、終わり
6月に入り、交流戦もいよいよ最終戦を迎えた
DeNAは初戦の勢いそのままに、今年の交流戦はなんと貯金持ちでフィニッシュを迎えようとしていた
今シーズン渡辺の成績
打率.275
本塁打1本
打点17
盗塁1
失策数7
渡辺の選手像
ミートは上手いです、固め打ちタイプです
ホームランは少ないので誤解されがちですが、やや中距離砲のため意外と長打は多いです
足はそこそこ早くベースランニングはかなり上手い、ただし盗塁はそこまで上手くないです
守備はファインプレーをよく連発しますが、時々信じられないイージーミスもします
範囲はそこまで広くありませんが打球反応とジャンプ力は抜群です
ロッテ戦
ヤ・ス・ア・キ!
山崎「プギャーwww」ツーシーム
主審「ストラック、アウッ!」
ラミレス「今日の試合の勝利は大きい。これで明日負けても5割でフィニッシュすることが出来る、が・・・」
筒香「すぐ後ろには中日だって迫ってます。元々僕達は負けてもいいなんて余裕を醸してる場合はありません!優勝するために、まずは明日の試合絶対取りに行きましょう!」
曜「おー!」
「「「「「おおおおお!」」」」
寮
曜「ん?電話?誰からだろ?」
千歌「もしもし曜ちゃん」
曜「千歌ちゃん!どうしたのこんな時間に?」
千歌「あ、実はね・・・・明日ハマスタに応援に行くんだ!」
曜「本当に!?」
千歌「うん!」
曜「えへへ〜〜////嬉しいなぁ」
曜ちゃんのやる気が上がった・弾道が上がった
交流戦最終戦
ラミレス「今日の相手はロッテだ。今シーズンは1勝1敗のイーブン!勝ちを逃さない戦いをしよう」
1桑原8
2渡辺6
3筒香7
4ロペス3
5戸柱2
6梶谷9
7柴田4
8ウィーランド1
9倉本5
ラミレス「宮崎は昨日の捻挫がある。長いシーズンを考えるとここで無茶はさせたくない。曜ちゃん2番だからと役割に囚われず自分のスイングを貫いて、さあ行こう!」
1回裏
0-0
ラミレス「・・・」パッパッ
曜(バント、了解であります)キュッ
実況「マリーンズ先発は涌井、初回からピンチを背負っています」
涌井「何か知らんが中日が頑張ってくれたおかげでこっちはホークスの背中が見えてんだよ。こんなところで躓けるか!」フォーク
曜(決める!)ゴロロロ!
涌井「舐めんな!」
実況「おっと涌井サードへ投げた!」
大地「!」パシッ、タッチ!
塁審「・・・アウト!」
実況「これは自らを救うファインプレー!」
三浦さん「いや、もう捕ってからが非常に早かった!初めからサードで刺すつもりだったんでしょうねぇ」
3回裏
0-0
実況「さあ3回裏、試合はまだ序盤ですが膠着状態。現在2アウト、1塁ランナーはウィーランドで打席には渡辺」
曜(さっきの借りはきっちり返す!)
涌井「ふっ!」外角低めシュート
曜「くっ!つまった・・・」コロコロ・・・
大地「・・・」パシッ、シュッ!
塁審「アウト」
実況「この回、先頭のウィーランドが出塁しましたが進めることさえ敵わず、試合は0-0のまま中盤へ突入します」
曜(ぁぁ・・・せっかく今日千歌ちゃんが見に来てくれてるのに・・・・)ズーン
4回表
0-0
実況「現在1アウトながら、得点圏にランナーを置いて、打席には5番鈴木」
2塁ランナー角中「チョコチップー!ちゃんと仕事しろよー!」
大地「💢」イラッ
ウィーランド「Yeah!」外角低めチェンジアップ
大地「おらぁ!」カキーン!
実況「打った!ライトへ大きいぞ!」
梶谷「おいおいこれフェンスまで行くって!・・・おらあっ!」
三浦「うわっ、梶!?」
梶谷「痛っ・・・・・」ドンッ!
実況「取ってます!取ってます!梶谷スーパープレー!この間角中はサードまで進みましたが、先取点は与えません!」
三浦「は!?・・・ガッツ溢れる素晴らしいプレーですね。今日は絶対に勝つんだという気迫がこちらまでヒシヒシと伝わってきましたね」
実況「さぁここから、試合はどういう流れになるのか、注目です」
4回裏
0-0
梶谷「まだ、まだやれる・・・」ズキズキ
涌井「あっ!?」スライダーすっぽぬけ
実況「あーっと!!なんということだ!背中にデッドボールが!」
梶谷「〜〜、っ・・・」
ラミレス「梶谷どうした!?」
実況「現在治療中の梶谷・・・おっとラミレス監督が出て来ました!」
ラミレス「・・・・ライト、荒波に交代」
5回裏
0-0
涌井(ちょっと、取り乱したか?)
2塁ランナーウィーランド
1塁ランナー桑原
曜(涌井さんが動揺してる!攻めるならここ!)
涌井「っ!」真ん中高めシュート
曜(絶対に仕留めるんだ!)
曜「えいやぁ!」カキーン!
涌井「・・・」ガックシ
実況「遂に均衡が破れた!渡辺、先制タイムリーツーベース!」
(*> ᴗ •*)ゞ「皆、せーのっ!ヨーソロー!」
観客席・ベンチ「「「「ヨーソロォォォォ!!!!」」」」
2-0
実況「このチャンスで続いてのバッターはこの男!」
筒香(梶さん・・・無駄にはしないッス!)
涌井「うら!」フォーク
筒香「!」カーン!
実況「低めのフォーク、見送ればボールという所上手く掬った!三塁コーチャーも既に回している!」
曜「うおおおおお!」シュバババ、ズザー!
主審「セーフ!」
実況「ここで追加点!3-0!しかし1塁ランナーの筒香はこの引き締まった表情」
筒香「・・・・・・・♪」ニヘー
三浦(引き締まった・・・?)
6回表
5-0
実況「さあ先ほどは渡辺・筒香のタイムリー、ロペスの2ランで一挙5点を奪いましたが、この回ウィーランドは先頭の荻野からヒットを打たれてしまいました」
荻野「!」ゴゴゴゴゴ
戸柱(・・・)パッパッ
ウィーランド「Yeah!」ウエスト
荻野「!」シュババババ
戸柱「ふんっ!」
曜「お疲れ様であります♪」パシッ!タッチ
荻野「っ!」ズザー!
塁審「アウト」
実況「戸柱選手素晴らしい送球です。マリーンズに攻撃の隙を与えません!」
7回表
5-0
実況「さあこの回の先頭は鈴木!どういうバッティングを見せてくれるのでしょうか注目です」
ウィーランド「Yeah!」138㎞ストレート
鈴木「このまま終われるか!」カキーン!
戸柱「ショート!」
曜「はいっ!」ダイブ!シュッ!
鈴木「おおおおおっ!」ズザー!
塁審「アウト」
鈴木「・・・・」orz
9回表
5-0
ラミレス「ウィーランド、行けるか?」
ウィーランド「しゃーなしやで」
ラミレス「・・・そんな日本語どこで覚えた」
ウィーランド「captain!」
ラミレス「筒香か」
実況「さあ、打席には角中が入っています。1アウトです」
ウィーランド「Yeah!」カーブ
角中「一番弱いとこ狙ったろwww」カーン!
曜「私かよ!?」
実況「試合終了!最後は鈴木の意地の2ランがありましたが、反撃はここまで。5-2という結果になりました」
曜「角中さんになめられた角中さんになめられた・・・・」シュン
曜ちゃんのやる気が下がった
インタビュアー「今日のヒーローは完投勝利のウィーランド選手、そして先制タイムリーの渡辺選手です!」
曜「えへへ〜〜////」
曜ちゃんのやる気が上がった
インタビュアー「これからの試合に向けて、一言!」
曜「(千歌ちゃん!見つけた!)いつも応援してくれる人達のためにもこれからも…全速前進!ヨーソロー」ゞ
観客席「「「「ヨーソロォォォ!」」」」ゞ
激動の交流戦、貯金2という形で幕を閉じることが出来たベイスターズ。さあ、次はリーグ戦再開の時!
20年ぶりとなる、悲願のリーグ優勝へ向けて、全速前進ヨーソロー!
6月編、前編終了
交流戦を終え現在の主位のベイスターズ
明日からリーグ戦再開、相手はジャイアンツ
そしてリーグ戦に向けて準備を進める横浜に良いニュースと悪いニュースが・・・
ラミレス「まずはいいニュースだ。曜ちゃんが現在オールスター中間・ショート部門の2位だ」
曜「やったー!・・・・ところで、オールスターって何ですか?」キョトン
ラミレス「そして悪いニュースだが・・・梶谷が6月中試合に出られなくなった・・・・怪我の回復具合によっては、8月まで梶谷抜きで戦わなくてはいけなくなるかもしれない」
筒香「でも今シーズン中には帰って来れるんですよね?」
ラミレス「それは間違いない。当然、梶谷自身がこのまま終わるつもりはさらさらないと闘志を燃やしていた」
筒香「だったら僕達がやることは1つ・・・梶さんが帰って来るまで、帰ってきてからも主位を守り続けましょう!」
「「「「おおお!!」」」」
ラミレス「・・・・よし、明日の試合、このオーダーで挑んでみるか」
1桑原8
2渡辺6
3筒香7
4ロペス3
5宮崎5
6細川9
7大和4
8嶺井2
9井納1
細川が2軍から合流しました
試合前、東京ドーム
梨子「こんにちは。曜ちゃん♪」
ダイヤ「お久しぶりですわね」
曜「梨子ちゃん!ダイヤさん!まさかここで二人に会えるなんて思わなかったよ。二人は今同じ大学なんだっけ?」
ダイヤ「ええ。梨子さんは同じ大学、同じサークルの後輩ですのよ♡」
曜「二人とも!今日は私のこと精一杯応援よろしくお願いします!」
梨子「ふふっ、勿論だよ♡」
ダイヤ「せっかくの東京ドームですので、今回私は敢えて、ジャイアンツを応援させて頂きますわ」
曜「えええっ!?そんなぁ・・・」シュンッ
梨子「あっ、私は、ちゃんとベイスターズを応援するからね!」
ダイヤ「・・・ねぇ梨子さん。私とちょっとした賭けをしませんこと?」ボソッ
梨子「賭け?ダイヤさんがそういうこと言うのは珍しい」ボソッ
ダイヤ「たまにはいいではありませんか。それで、今日の試合で自分の応援しているチームが勝った時、負けた側に1つ命令する、というのはどうですか?」ボソッ
梨子「・・・・・・乗りました」
ダイヤ「ふふっ、今日の試合楽しみですわぁ♪」
1回表
0-0
実況「今シーズンジャイアンツは2位と9ゲーム差を離されての3位!しかしまだまだ逆転の可能性はあります」
解説「今日の菅野の出来次第で、今後のジャイアンツの運命が決まると言っても過言ではないかもしれませんねぇ」
実況「さあ早速1アウトを取って打席には渡辺」
菅野「ふんっ!」カットボール
曜「うげぇっ!?」ボテッ
阿部「よし貰った」ノッソノッソ
コロロ、ピタリ・・・
阿部・菅野・小林「「「えええっ!?」」」
曜「た、助かったよぉ〜〜」
実況「一塁線上に突然ピタリと止まる内野安打となりました!」
解説「打ち取っていただけに、これはアンラッキーでしたねぇ」
ラミレス「・・・」パッパッ
曜(盗塁・・・・了解!)
実況「さあ菅野、ランナーの動きを気にします」
菅野「・・・」スッ
曜「!」シュババババ!
菅野「ふんっ!」インハイ150キロストレート
小林「そいっ!」バズーカー!
曜「えっ!?スライディングする余裕すらないっ!?」
坂本「お疲れwww」胸にタッチ
塁審「アウト!」
解説「バッターは筒香でしたし、ここは動かなくて良かったような気もしますけどねぇ」
1回裏
0-0
実況「さあ1アウト1塁、打席には坂本!」
1塁ランナーマギー
井納「うおおおおお!はやとおおおおお!」143㎞インハイ真っ直ぐ
坂本「おらぁ!」カキーン!
曜(これ、頭上を・・・)ピョンッ!
実況「渡辺ジャーンプ!」
曜「あっ!?だめ!溢れないで・・・」
坂本「あれに触るなんて、すげえな」3〜〜♪
実況「さて、ピンチは続きます1アウト1、2塁打席には4番ゲレーロ」
井納「空振り取るまで!」フォーク
ゲレーロ「金が全てだ!」カキーン!
曜「ちょっ!?これ、飛ぶ飛ばない以前の打球っ・・・!」
実況「左中間を深々と破るタイムリー2ベース!」
2-0
4回表
2-0
実況「序盤3回を終えて2-0ジャイアンツリードです」
曜「先頭としての役割を果たさなきゃ・・・」
菅野「ふん!」縦スライダー
主審「トライッ!」
曜(ヤッバ、打てる気しない・・・打てないなら打てないで粘るしか・・・・)
菅野「うらぁ!」152キロインハイ
曜「ひっ・・・!?」ビクッ
小林「っ!」ズバーン!
主審「・・・・フォア」
菅野「マジか惜しいな・・・」
曜(あわわわわわ、フォアボールで良かったぁ)💦
実況「バッターボックス筒香」
解説「ここはバッターに任せるでしょうねぇ」
菅野「うらぁ!」153キロインハイ
筒香「!」ブンッ!
主審「トライっ!」
筒香「ふーっ、」
菅野「うらぁ!」151キロインハイ
筒香「っ!」カキーン!
菅野「流石だな・・・」(;^ω^)
実況「フェンス直撃!おっと!?ライト長野処理をもたついてる!」
曜(コーチャー回してる!ホーム突っ込むんだ!)
実況「セカンドマギー、バックホーム!」
小林「!」タッチ
渡辺「!」ズザー!
菅野・筒香((どっちだ!?))
主審「・・・アウトォォ!」
渡辺「・・・・っ」
実況「ベイスターズ!点を返すことが出来ません!」
解説「今の送球は素晴らしかったですねぇ」
4回裏
2-0
ゲレーロ「ふんっ!」カキーン!!
実況「初球でした!この回先頭ゲレーロ、ソロホームランです!」
3-0
ラミレス「・・・・」スクッ
実況「おっとラミレス監督、どうやら井納を諦めるようです!」
ラミレス「曜ちゃんやってみろ」
「「「「は?」」」」
曜「・・・・ええええっ!?」
ウグイス「ベイスターズ選手の交代をお知らせします」
1桑原8
2渡辺1
3筒香7
4ロペス3
5宮崎5
6細川9
7大和6
8嶺井2
9柴田4
実況「なんという珍事情でしょう!渡辺が投げます」
阿部「・・・・なめるなよ」
曜「え、えーい!」
4-0
ラミレス「まあ無理か」
曜「当たり前ですよ!」(*; ᴗ ;*)
ラミレス「じゃあ細川と平田を交代で」
1桑原8
2渡辺6
3筒香7
4ロペス3
5宮崎5
6平田1
7大和9
8嶺井2
9柴田4
5回表
4-0
実況「このまま試合は一方的な展開でジャイアンツの勝利で思われていました。しかし・・・・」
3塁ランナー嶺井
2塁ランナー柴田
1塁ランナー桑原
実況「菅野、ノーアウト満塁のピンチを迎えています!打席には渡辺!」
菅野「ヤバイヤバイ・・・気合い入れろ・・・」140キロストレート
曜「〜〜っ!ああっ、力んだ・・・」
嶺井(十分!)シュバババ
1-4
菅野「・・・何チンタラしてたんだ、俺」
筒香「・・・」ブンッ!
菅野「・・・・・ふんっ!」ワンシーム
筒香「っ!」カキーン!!
菅野「ちょっと待て・・・俺今、しっかり気合い入れて投げたぞ・・・・」
ズドーン!!
実況「なんと!ここで筒香に同点ホームランを浴びました菅野!」
曜「まさかまさかの展開ですよーそろー」
4-4
5回裏
4-4
実況「さあ、平田2イニング目!この回先頭はマギー!」
平田「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」真ん中スライダー
マギー「www」カキーン!
平田「あああああああああっっ!!」
嶺井「ショート!」
曜「それっ!」ダイブ!
塁審「アウト!」
平田「・・・中々に悪くないプレーだったぞ」キリッ
実況「5回裏、1アウト満塁で打席には6番長野!一打逆転のチャンス!」
平田「あ、ぁぁぁぁ」ガクガクガク
嶺井(頼むから落ち着いてくれ・・・)
平田「ぁぁぁ・・・」外スライダー
長野「っふ」カーン・・・
実況「あっと!長野引っ掛けた!長野、最大のチャンスを併殺で潰してしまい、この回無得点!」
由伸「うーん、まあいつもの長野だよね。それよりあのショート誰だ?」つ選手名鑑
6回表
曜「さぁ!精一杯応援するヨーソロ・・・」
宮崎「曜ちゃん」
曜「あ、プーさん。どうかしたの?」
宮崎「実は頼みがあるんだ。ちょっとロッカーまで来てくれないか?」
曜「?」
ロッカー
宮崎「俺さ・・・梶が離脱したあの試合、捻挫して出場さえ敵わなかった。今日だって菅野に3タコ、情けない・・・」
曜「プーさん?」
宮崎「でもさ、曜ちゃん!こんな情けない俺だけど、俺のこと信用して絶対出塁して欲しい!頼む!」ガバッ!
曜(プーさん・・・ずっと歯痒い思いしてきたんだね)
7回表
4-4
実況「さあこの回からマウンドに上がったマシソン!まずは桑原を三振に切っています!」
曜(プーさん・・・プーさんの想い絶対に無駄にしないからね!)
マシソン「ふんっ!」160キロストレート
曜「・・・」
主審「・・・ボール」
曜(じっくり見ていくよ・・・で、打てる球が来たら!)
マシソン「ふんっ!」160キロストレート
主審「・・・・ボール、フォア」
曜「しゃあああっ!」
実況「渡辺、今日これで2つめのフォアボール!」
ウグイス「5番、サード宮崎」
実況「さあ、2アウトながらランナーは1、2塁」
2塁ランナー曜
1塁ランナーロペス
マシソン「KREVA!」スプリット
宮崎「!?」ブンッ!
主審「ストライク!」
マシソン「KREVA!」スライダー
宮崎(また変化球!?追い込まれた・・・・もし次も変化球来たら)
曜「プーさん!」
曜「プーさん!」
宮崎「!・・・ふー、」
マシソン「・・・・・Fire!」160キロストレート
宮崎「来た!よし!内野抜け・・・」カキーン!
坂本「うぉら!」パシッ!
曜「!?(プーさん!)」
坂本「逆転されて、堪るかよ!」ビュッ!
宮崎(くっそおおおお!!)
塁審「セーフ!」
宮崎「ふぅ、助かった・・・」
実況「ショート深いところわずかに送球が逸れました。しかし記録は内野安打」
解説「まあ抜ければ逆転でしたからね。これは大きいプレーです」
ラミレス「・・・いってこい」
乙坂「うっす!」
実況「2アウト満塁のこの場面で、代打乙坂」
マシソン「・・・・・Fire!」160キロストレート
乙坂「来た!」カーン!
曜「エキサイティーング!」
乙坂「おおおおおおっ!」
マシソン「アンビリーバボー・・・・」
5-4
7回裏
5-4
実況「さあこの回からマウンドに上がるのはエスコバーです」
エスコバー「Fire!」150キロインハイ
陽「!」カキーン!
筒香「くっ!取れん・・・」
陽「!」ズザー!
実況「この回先頭の陽!ツーベースで出塁しました!続いての打者はマギー!」
エスコバー「・・・Fire!」148キロアウトロー
マギー「!」カキーン!
坂本「ノーアウト1、3塁ここで同点にしなきゃな」
エスコバー「Fire!」インロー直球
坂本「ふんっ!」カキーン!
曜「絶対、溢さない!」
嶺井「ホーム!」
曜「!」ビュッ!
陽「マジかよちくしょー!」ズザー!
嶺井「っ!」タッチ!
主審「アウト!」
解説「これは素晴らしいプレーですね」
坂本「っちくしょうが!」
曜(うわっ!?坂本選手ってあんな風に吠えることあるんだ・・・もっとチャラいイメージあったけど、結構熱い人なのかな?)ビクビク
実況「さあまだチャンスは続いています!4番ゲレーロ!」
エスコバー「Fire!」148キロ真ん中低め
ゲレーロ「ふん!」カキーン!
大和「・・・」パシッ!
実況「さあ、2アウト1、2塁打席には阿部」
エスコバー「・・・slider」スライダー
阿部「うお!?」カキーン!
曜「おっけ、ショートいきます!追い付きさえすれば、あとは何てことは!」ビュッ!
一塁塁審「アウト!」
実況「DeNAノーアウト1、3塁のピンチでしたが何とか凌いでいます」
8回裏
5-4
実況「さあこの回マウンドに上がったパットン、どういった投球を見せてくれるのでしょうか?」
パットン「ふんっ!」146㎞ストレート
長野「・・・」カキーン!
パットン「What's!?」
実況「打球は意外にも伸びてるぞー!」
9回表
5-5
曜「このシーソーゲーム、いい加減決着着けたいな・・・」
カミネロ「ふん!」スプリット
曜「えいっ!」カキーン!
実況「渡辺!今日これでヒットと四球が2つずつと犠牲フライが1つとなります!」
解説「凄い貢献度ですね」
ラミレス「・・・・」パッパッ
曜(盗塁・・・今度こそ決める!)
実況「さあ渡辺、ここも走ってくるのでしょうか?」
カミネロ「・・・」スッ
曜(今っ!)シュババババ
実況「やはり走ってきた!」
小林「!」
曜「!」ズザー!
塁審「セーフ!」
小林「〜〜、くっ」
カミネロ「切り替えるネ小林ィ」
カミネロ「ふん!」スプリット
筒香「!?」ブンッ・・・
実況「筒香三振!しかしまだロペスが残っています、宮崎もいます!」
ロペス「ゴウ、任せろ・・・ヨウ、いつでも帰れる準備はしなさい」
カミネロ「・・・・ふん!」150キロストレート
ロペス「いい加減シーソーゲームには飽きた!ふんっ!」カキーン!
ズドーン!!
実況「文句なし!2ランホームラン!カミネロのストレートを捉えました!」
ロペス「I☆YOKOHAMAー!」
カミネロ「アイドンライク・・・ヨコハマ」orz
試合終了、5-7
インタビュアー「今日のヒーローは勿論この男!ホセ・ロペス選手です!」
曜「ありゃりゃ・・・ヒーローは取られちゃったかぁ」
梨子「曜ちゃん!」
曜「あ、梨子ちゃん!」
梨子「曜ちゃん今日、凄い大活躍だったね!」
曜「えへへ〜〜////それほどでも、あるんだヨーソローなぁ」ドヤァ
ダイヤ「まさか、自分から賭けを持ち掛けておいて負けてしまうとは・・・」
梨子「そうだった♡何をお願いしようかなぁ♡」
ダイヤ「出来るだけお手柔らかに・・・」
梨子「ん〜〜・・・あっ!そうだ!」
ダイヤ「決まったみたいですわね」
梨子「今年のトライアウト受けて!」
ダイヤ「え゙っ!?それは・・・流石にきつすぎません?」
梨子「えー、でも曜ちゃんも未経験からここまで成長したんですよ?もしかしたらダイヤさんも実は野球の才能あるかもしれないじゃないですか」
ダイヤ「いや・・・それは・・・・・」
梨子「えー、ダイヤさん自分から決めたことを曲げちゃうんですかぁ?」
ダイヤ「わかりました!受けます!受けますから!その変わり、梨子さんも私のサポートお願いしますわよ・・・」
梨子「はーい♡」
曜「あ、そうだ!中日どうなったか調べられる?私今スマホ持ってないんだ」
梨子「うん。ちょっと待ってね・・・・えーと、」スマホポチポチ
梨子「あ、今日中日負けたみたいだよ」
曜「ってことは3ゲーム差かこれはそろそろ独走体制入るんじゃないかな?」ニヤニヤ
ダイヤ「いやいやいや・・・・」
色々あったものの、リーグ戦再開を白星で飾ったベイスターズ
しかし6月は梶谷という大きな戦力を欠いての戦いとなる
とは言え、今は勝利の余韻に浸るのも、悪くはないだろう
6月編、後半終了
7月、プロ野球もいよいよ前半戦が終了しオールスターを迎えようとしていた
明日は前半戦最終戦、勝って締め括りたいところ・・・・
今シーズン渡辺の成績
打率.283
本塁打1本
打点24
盗塁2
失策数10
ラミレス「明日は今シーズン前半戦最後の戦いになる。相手は現在最下位のタイガースだ。だが我々はタイガースに今シーズン交流戦を除けば唯一負け越している」
山崎「すみません・・・今日救援失敗しました・・・・」
ラミレス「中日とは現在3ゲーム差だが1ゲーム差にまで詰められることも1、2度ばかりではなかった。いつドラゴンズに追い付かれてもおかしくない状況だ。気を引き閉めて行こう!」
曜「おおお!」
「「「「おおおおお!」」」」
ラミレス「それと、梶谷の容態だが・・・・」
曜「・・・ゴクッ」
梶谷「こんちは〜〜w」
筒香「梶さん!?」
梶谷「明日から1軍復帰だよ〜〜。ただ無茶は出来ないからとりあえず控えからだって」
曜「控えでも梶谷さんがベンチにいてくれるとありがたいであります!」
前半戦最終戦
ラミレス「今日の相手は阪神だ。この試合勝って前半を良い形で締め括ろう」
1桑原8
2大和4
3筒香7
4ロペス3
5宮崎5
6渡辺6
7細川9
8戸柱2
9東1
ラミレス「今日の先発は、満を持しての東と行く!行けるな?」
東「はい!」
ラミレス「今日の先発は藤浪だ。得意球を頭に入れ、各自対策を立てるように、さあ行こう!」
1回裏
0-0
実況「さあ1回裏、今日の先発は東!プロ初マウンドになります」
東「あああああっ!」外角低めスライダー
糸井「うわ、引っ掛けたw」コツン
曜「ちょっ!?これは・・・・」
戸柱「間に合わない投げるな!」
曜「え゙っ!?」ピューン!
ロペス「あいきゃんフラーイ!」ピョン
糸井「うわ、なんかラッキーw」
解説「これはいけませんねぇ」
実況「記録は内野安打とエラー」
曜「ごめんなさ〜〜い・・・」
実況「ワンアウト3塁で打席には今日3番の大山!」
東「あああああっ!」外角低めチェンジアップ
大山「!」カーン!
実況「おっとこれは上手く掬い上げた!」
戸柱「ショート!」
曜「追い・・・付かないっ!」
ポテンッ・・・・
実況「先取点はタイガース!大山見事なタイムリーです」
金本「やっぱり上手いわね」
実況「さあ、このまま畳み掛けたいところ、打席にはロサリオ」
東(ショートからプロの洗礼受けた・・・)外角ストレート
ロサリオ「fooooo!」カキーン!
東「しまった!」
3塁ランナー大山
2塁ランナーロサリオ
1塁ランナー中谷
実況「1-0、現在1アウト満塁、打席には鳥谷!」
解説「ルーキーですし、固くなるのも仕方ないかもしれませんねぇ。阪神としてはここは畳み掛けたいところですよ」
東「ああああああっ!」外角低めスライダー
戸柱(よし!良いとこ決まっ・・・)
鳥谷「カキーン!」
東・戸柱((なぁっ!?))
藤浪「」カーン!
曜「・・・」パシッ、ビュッ!
塁審「アウト」
実況「最後はショートゴロで攻撃終了、しかしこの回打者1順の猛攻で一挙4点を奪っています!」
東「ハァ、ハァ・・・」ダラダラ
2回表
4-0
藤浪「ふんっ!」157キロアウトロー
主審「トライク」
曜(うわぁ、今日の藤浪さんの調子なら外角一本でも十分って訳?)
藤浪「ふんっ!」158キロアウトロー
曜「うわっ!」ブンッ!
主審「トライク」
藤浪「ふんっ!」フォーク
曜(変化球!?)
曜「三振はごめんなの!」コツン
藤浪「げっ!うちの内野じゃ内野ゴロ全部ヒットだよ・・・」
実況「さあ、2アウトから渡辺が出塁しました」
ラミレス「・・・」パッパッ
曜(盗塁のサイン!)キュッ
藤浪「・・・・」スッ
曜「!」シュババババ
実況「ここで走ってきました渡辺!」
梅野「ああっ!」バズーカー
曜「!」ズザー!
塁審「セーフ!」
実況「ここで盗塁を許してしまいました」
解説「ちょっと、油断してたんでしょうねぇ」
実況「さあ、打席の細川、このチャンスで結果を出せるか」
藤浪「ふんっ!」155キロアウトハイ
細川「っ!」ブンッ!
実況「空振り三振!この回も得点は許しませんでした藤浪」
藤浪「ふぅ・・・」
曜「我慢の戦いになりそう・・・」
2回裏
4-0
実況「さあ東、この回はサクサクと2アウトまで来ました」
戸柱(初回に比べて修正出来てる・・・これなら!)
東「あああっ!」
大山「!」カキーン!
東「うわっ!?」ズテッ
戸柱「ショート!」
曜「よっ」シュッ!
塁審「アウト」
実況「東、この回は綺麗に3人で終了しました。ここからどのような試合展開になるのか、注目です」
5回表
5-0
実況「さあ、ここまで無失点の好投を続ける藤浪にベイスターズ打線はどのように立ち向かうのか?」
藤浪「ふんっ!」
曜「ぐえっ!・・・・・」バタリ
実況「ああっ!?なんということだ。藤浪遂に当ててしまいましたデッドボール!」
解説「今までは右バッターにのみすっぽ抜ける傾向がありましたが、この試合をきっかけに左にもすっぽ抜けるかもしれませんよ」
実況「まさにその通りですね」
曜「うう、試合には勿論出続けるであります・・・」ズキズキ
藤浪「あ、ああああっ!」すっぽ抜け
細川「」ガンッ!
藤浪「ぅ・・・・ぁ・・・・・」サー
主審「藤浪選手、頭部死球により退場処分とさせて頂きます」
実況「なんということでしょう。勝利投手の権利を目前にしてまさかの退場です」
ラミレス「代走、荒波で」
金本「・・・球児」
??「待ってください!ここは自分に投げさせてください!」
金本「・・・よっしゃ、頼む!」
実況「ラミレス監督、細川に変えて代走荒波を起用してきました。そして阪神は・・・おっとこの男が来るようです!」
ウグイス「ピッチャー、藤浪に変わりまして、尾仲」
尾仲「ふー!おいしょー!」ビュッ!
実況「さあマウンドには尾仲。古巣ベイスターズを相手にどんなピッチングを見せてくれるのか」
尾仲「おいしょー!」150キロストレート
戸柱「っ!」コロコロ
上本「大山!」
二塁塁審「アウト」
大山「!」シュッ
一塁塁審「アウトぉ!」
曜「あー、・・・はっ!いや、まだチャンスは続いてるであります!」
ラミレス「代打・・・嶺井」
実況「おっとここで、キャッチャーの嶺井が代打として出てきました」
解説「まあバッテリーごと交代ということでしょうね」
尾仲「おいしょー!」150キロストレート
嶺井「ふん!」カーン!
実況「嶺井タイムリー!」
曜「1点目!」
1-5
6回表
1-5
実況「マウンドの尾仲・・・この回2アウトまで来ましたが、連打を浴びてピンチとなっております」
2塁ランナーロペス
1塁ランナー宮崎
尾仲「・・・・・おいしょー!」ど真ん中直球
曜「えいっ!」カーン・・・
糸井「・・・」ポスッ
観客「「「あぁぁぁ〜〜・・・」」」
実況「この回尾仲、連打を浴びましたが得点は許しませんでした」
曜「力が・・・・入らない」
9回表
1-5
実況「この回マウンドに上がったドリスですが、制球定まらずノーアウトでピンチを招いています」
2塁ランナーロペス
1塁ランナー宮崎
曜(ドリス選手は制球が定まってない!じっくり見ていって・・・)
ドリス「Yeah!」150キロツーシーム
梅野「っ」ズバーン!
曜(よし、これでフォアボー・・・)
主審「ットライー!」
曜「ええっ!?そこ取るの!?・・・・ぁぁ〜〜」
実況「試合終了!5-1阪神の勝利投です!」
解説「藤浪だけが誤算でしたが、後は良い試合運びでしたよ」
ラミレス「今日の試合は残念だったが、シーズンはまだ長い。切り替えよう。幸い、中日も今日負けたみたいだ。ゲーム差は縮まらずに済んだ」
曜「良かった・・・」
ラミレス「そしてもう1つ良い知らせだ。曜ちゃん、オールスターの出場が決まった」
曜「・・・・えええええっ!?」
ラミレス「何とあの坂本と偏差でショート部門2位だ。これは誇ってもいい」
曜「ありがとうございます///・・・でも」
ラミレス「わかってる。今日の試合のことだろう。私も無理に出ろとは言わない。どうするかは、曜ちゃん次第だ」
曜「・・・・・・・・出ます。応援してくれるファンがいるのならそれに応えたい」
ラミレス「わかった。曜ちゃんには2試合目、ハマスタで出場して貰うつもりだ」
曜「はい!」
前半戦、不安の残る終わり方をしてしまったベイスターズ
しかしまだ7月は終わってない!オールスターが待っている!
怒濤のスケジュールが組み込まれた7月を、曜ちゃんは無事に乗りきれるのか!?
7月編、前編終了
7月、遂に迎えたオールスター!
初戦こそ落としたものの、シーズン成績とは全く関係ない為どの選手も勝敗は全く気にしていなかった
中には勝敗よりももっと大事なものを抱えている選手も・・・・
ハマスタVIPルーム
千歌「あの、本当にいいんですか?私なんかが・・・こんな豪華な部屋で観戦しちゃって」
ラミレス「勿論さ。この部屋で観戦して欲しいというのは渡辺選手たっての希望だからね」ニッコリ
千歌「あ、ありがとうございます!」
ラミレス「お礼なら、私じゃなく彼女に言ってあげて欲しい」
曜「でへへ〜〜///」
ラミレス(勿論お前の給料から引いとくからな)コソッ
曜(・・・はい)
千歌「えへへ///よーちゃん。今日はオールスターっていう大舞台に誘ってくれて、本っっ当に!ありがとう!!」
曜「・・・うん///」
ラミレス「・・・時間だ。そろそろロッカールームに向かうぞ」
曜「はい!」
オールスターゲーム、対オールパシフィック
緒方「今日はハマスタでのオールスター2戦目、今日勝ってイーブンに持ち込もう」
1丸8
2渡辺6
3山田4
4ロペス3
5筒香7
6中谷9
7鳥谷5
8京田DH
9小林2
P今永1
1回表
0-0
実況「さあオールスターが始まりました!まずは先頭丸を打ち取り、打席には渡辺」
千賀「ふん!」お化けフォーク
曜「うぉ!?」ブンッ!
主審「ストライクアウっ!」
緒方「まあ、あのフォークは仕方ないな」
1回裏
0-0
実況「今永、まずは簡単に2アウトを取りましたがバッターボックスは柳田」
今永「ふっ!」スライダーアウトロー
柳田「ふっ!」カキーン!
今永「マジで!?」
曜「こ、れは・・・・」
ピューン!
実況「左中間、深々と破っていった!」
今永「エグいな、あの打球」
4回表
0-0
実況「試合は0-0のまま膠着状態。この回先頭は渡辺」
福山「生肉!」150キロストレート
曜「あう・・・」ブンッ!
福山「しゃあ!」
実況「どうした渡辺!?2打席連続三振だ!」
解説「まあ普段対戦しない投手ですしね。これは仕方ないかと」
4回裏
0-0
実況「この回から三上がマウンドに上がります。バッターは内川」
三上「ふっ!」真ん中スライダー
内川「しゃー!」カキーン!
小林「ショート!」
曜「ソフトバンクの打者打球速すぎっ!」
実況「抜けた。レフト前ヒット」
内川「ファーwww打ち頃ですやんwwwこりゃ今年も日本シリーズ貰いますわwww」
実況「続くバッターは同じくホークスのデスパイネ」
三上「ほーん、打たれても関係ないわ」真ん中スライダー
デスパイネ「!?」
曜「うおおお!?」ダーイブ!
山田「こっち!」
曜「は、はいっ!」ビュッ!
二塁塁審「アウト」
山田「ふんっ!」ビュッ!
一塁塁審「アウト!」
三上「どれだけ打たれても0で抑えればいいんだよ」
曜(そんなポンポン真ん中投げないで欲しいなぁ・・・ヒヤヒヤするから)💦
5回表
0-0
実況「この回マウンドに上がった増井。2アウトながら2人ランナー背負っています。打席には渡辺」
2塁ランナー小林
1塁ランナー丸
増井「スリルこそ最高のスパイス!」151キロ直球
渡辺「今度こそ!」カキーン!
実況「破った!センター柳田の頭上を破るタイムリー2ベースです!」
(*> ᴗ •*)ゞ「せーのっ!ヨーソロー!」
観客席・ベンチ「「「「ヨーソロォォォォ!!!!」」」」
柳田「ヨーソロー!」ゞ
増井「ヨーソロー!」ゞ
1-0
実況「さあ均衡が破れたオールスター戦、まだまだチャンスは続いています」
3塁ランナー丸
2塁ランナー曜
増井「ふんっ!」フォーク
山田「打つぞ!」カーン
曜「ホームイン!」ズザー!
実況「山田。この回2点タイムリーを放ちました」
3-2
7回裏
3-2
実況「この回マウンドにはこの男が昇ります!桑原謙太郎です」
桑原「ふんっ!」スライダー
浅村「うお!?」コロコロ
曜「意外と深い!」ビュッ!
実況「ショート深いところ、渡辺遠投!」
塁審「セーフ」
実況「ここは浅村の足が勝りました。おっとここで代打です。続いてのバッターは中田翔です」
杉谷「うわ、昨日4タコの4番(笑)やんwww」
中田「うるさいわ!」
桑原「ふんっ!」スライダー
中田「!?」ブンッ!
中田「やってもうた・・・・」
杉谷「・・・・w」
桑原「ふんっ!」
秋山「」カーン
曜「オーライ」パシッ
実況「この回の攻撃、結果的に3者凡退に終わってしまいました」
9回裏
3-2
おおおおお!おっ、おっ、お!おおおお!おっ、おおっ、おおっ!ヤ・ス・ア・キ!
実況「さあ、9回のマウンドは勿論この男!」
山崎「・・・プギャー!」ツーシーム
T-岡田「ふんっ!」カーン・・・
曜「あっ!」ポロッ
山崎「ドンマイ!」
工藤「代打、ペゲーロ」
山崎「プギャー!」ツーシーム
ペゲーロ「Shooting!」カキーン!
山田「ほらっ!」パシッ、シュッ!
曜「・・・あっ!?」ポロッ
山田「は?」
実況「おおっと渡辺まさかの落球!オールセーフとなりました!」
解説「まるで去年の日本シリーズのような鮮やかなエラーでしたね」
実況「試合終了!結局このエラーが響き4-3痛恨の黒星となりました」
解説「また来年リベンジ出来るといいですね」
曜「」ズーン
千歌「あ、あの・・・曜ちゃん」
曜「何?私のこと・・・・笑いに来たの」
千歌「ファイトだよ!」
曜「え?」
千歌「・・・ってμ'sの穂乃果さんが良く言ってた。他人の受け売りだけど、私は本当に、心から曜ちゃんには前を向いてて欲しいって思ってる!」
曜「・・・グス、ありがとう」グシグシ
曜(やっぱり千歌ちゃんは凄いなぁ・・・好きになって貰おうって必死な私を・・・・あっさりと、どんどん虜にしちゃうんだもん///もう、我慢出来なくなるよ・・・・でもまだ、まだ我慢だよ。今ベイスターズは大事な時期だもん・・・)
曜「・・・ふぅ、そうだよね!くよくよするなんて私らしくないよね!」
千歌「その意気だよ!やっぱ曜ちゃんは元気じゃないとね!」
曜(待っててね千歌ちゃん、必ず頂点取るからね!)
波乱のオールスターも終わり、いよいよ後半戦に突入しようとしていた
ベイスターズにどんな試練が待ち受けているのか?
ベイスターズは、優勝出来るのか?
7月編、後半終了
8月現在、DeNAは相変わらずドラゴンズとゲーム差1〜3をさ迷っていたが、主位だけはガッチリキープ
チームはここまで、出来すぎなのでは?というぐらい好調を維持していた
しかしチームとは対称的に曜ちゃんの調子は急落
デッドボールの影響か、疲労なのか?あるいは両方か・・・
いずれにせよ試練の8月を迎えた
今シーズン渡辺の成績
打率.266
本塁打1本
打点26
盗塁3
失策数14
阪神戦
実況「試合終了。タイガース勝ちました!藤浪、今日も5回2失点2死球の投球を見せてくれました!」
記者「今日の試合でベイスターズ戦勝ち越しが決定しました。おめでとうござちます!しかし、今日も2つ死球を与えた藤浪に何故2軍調整させないのです?」
金本「・・・・・じゃあ他誰おるん?おらんのよ。(2軍落とす)余裕ないんよ」
試合後
ラミレス「今日の試合で阪神戦負け越しが決まった。が、今はそれよりも明日からの広島戦に切り替えよう」
曜「おー!」
「「「おおおお!!」」」
広島
記者「あの、桑原選手と宮崎選手の姿が見当たらないのですが・・・」
ラミレス「彼らのことは、広島遠征から外しました。昨日のデッドボールの影響と先を考えるとここで休ませるのがベストだと、私の判断です」
土曜日、マツダスタジアム
ラミレス「今日の試合は何人か主力を欠いてのデーゲームだが、勿論勝ちに行く!今日のスターティングラインナップはこれだ!」
1石川4
2渡辺6
3ロペス3
4筒香7
5白崎5
6梶谷9
7戸柱2
8石田1
9大和8
試合前
花丸「はぇ〜〜、どこもかしこも赤一色、未来ずら〜〜」
善子「なに、まさか怖じ気づいたとか言わないでしょうねぇ?」
花丸「それはないずら」
善子「まあでも、本当に赤いわね。青なんてここら辺にちょーっとだけ・・・選手はなーんかやり辛そうよね」
ルビィ(なんだろう?昔こんなことがあったって何処かで聞いたような・・・気のせいかな?)
花丸「ルビィちゃん?さっきからだんまりずら。もしかしてどこか体調が悪い?」
ルビィ「うーん、なんだか・・・」
善子「ルビィっ!」
ルビィ「・・・はっ!?あっ!大丈夫だよ。体調はすこぶる良好!」
花丸「よかったぁ・・・」ホッ
善子「ところでさ、今日の先発のアドゥワってどういう投手なの?」
ルビィ「アドゥワ投手の特徴はねぇ・・・」
1回表
0-0
実況「さあカープ、今日の先発はプロ2年目、長身のアドゥワ!どんなピッチングを見せてくれるのか注目です」
3塁ランナー石川
曜「今日がプロ初マウンドのアドゥワさん。私と同じで高卒のプロ・・・」
アドゥワ「同じ高卒なのに毎日試合に出てるお前が羨ましかったんだyo!」153㎞ストレート
曜「!?」ブンッ!
アドゥワ「っしゃあ!」パシッ
石川「!」ササッ
実況「石川これではホームに突っ込めません」
アドゥワ「ふん!」ビュッ!
塁審「アウト!」
アドゥワ(お前にだけは決して打たさん!)ギロリ
曜「ふぇぇぇ・・・」ビクッ
実況「続くロペス、筒香にフォアボールを与えましたが白崎をダブルプレーに仕留めこの回を凌いでいますアドゥワ」
1回裏
0-0
石田「二遊間には打たないでくれよ・・・」アウトロースライダー
田中「!」カーン!
石川「おっけー!」
石川「・・・おっと、もう1ステップ」ビュッ
田中「!」シュババババ
塁審「セーフ!」
石田「はぁ・・・」
実況「内野安打となりました!」
解説「この後盗塁も警戒しないといけないですよ」
田中「・・・」ゴゴゴゴゴ
戸柱(曜ちゃん)パッ、パッ
曜(!)
石田「ふんっ!」140キロウエスト
田中「!」シュバババ
戸柱「ふんっ!」
曜「ストライク♡」タッチ
田中「っ!」ズザー!
塁審「アウト!」
解説「やはり走ってきましたね。当然それを読んでたのでしょう。流石、経験豊富な戸柱捕手です」
3回表
0-0
実況「さぁこの回、1アウトから石川がヒットで出塁。打席には渡辺」
アドゥワ「ふんっ!」150キロインハイ
曜「っ!」カーン
鈴木「っと」パシッ
実況「渡辺、平凡なライトフライに終わり2アウト」
曜「・・・・ここしばらく打ててない」シュンッ
実況「その後なんとか満塁まで漕ぎ着けましたが、最後白崎を三振に取り得点を許しませんでしたアドゥワ!」
3回裏
0-0
実況「この回の石田、2アウトながら2人ランナーを背負っています。打席には鈴木」
石田「あああっ!」150キロストレート
鈴木「マジかいきなりだな!」ポーン!
石田「うげ・・・またセカンドかよ」
石田「くっそ・・・満塁でこの人かよ」
新井「」ゴゴゴゴゴ
石田「ああ、もうっ!!」チェンジアップ
新井「あれぇ!?」ボテッ
石田「ショート!」
曜「はい!よし捕っ・・・」ポロッ
石田「ええっ!?」
新井「おおおお!ラッキー!!!」🙌
石川「俺もこういうことよくやる。堂々としてればいいさ」ポンッ
1-0
5回表
3-0
アドゥワ「ハァ、ハァ、ハァ・・・・」
実況「さあ勝利投手の権利がかかった5回、ノーアウトで大和にフォアボール、石川にツーベースを許しています」
曜「取り返すんだ!絶対に!」
アドゥワ「おおおっ・・・なっ!?」すっぽぬけ
曜「来た!」ポーン
アドゥワ「ハァ、ハァ、」ポスッ
主審「アウト」
曜「・・・・・・」
ベンチ
曜「グスン・・・・ヒック・・・・・・何やっても上手くいかない」
ラミレス「・・・・倉本、守備いけるか?」
曜「!?」
倉本「はい」
5回裏
3-1
実況「5回表の攻撃は筒香の犠牲フライで1点、ロペス敬遠の後白崎を三振に打ち取り終了」
解説「おや?ラミレス監督出てきましたね」
ラミレス「サード白崎を倉本へ(・・・確かに今試合に出るのは辛いかもしれない。だが曜ちゃんの闘志は死んでいない!私は、その不屈の闘志こそ優勝に不可欠だと考えてるつもりだ。ならば私は信じて待つだけ)」
実況「さあこの回先頭の鈴木、どういうバッティングを見せてくれるのか注目です」
石田「っ!」136キロど真ん中
戸柱(甘すぎだろ!)
鈴木「!?」カキーン!
石田「・・・まーたショートか」
曜「えええいっ!」ダーイブ!
塁審シュババババ
曜「・・・」スッ
塁審「アウトー!」
実況「この回早速ビッグプレーが出ました!」
解説「いやー、ルーキーながらタフですねぇ。ミスしてもあんな大胆に動けるとは」
石川「ナイスショート!」
曜「・・・えへへ」グラブタッチ
7回表
3-2
実況「さあこの回からマウンドに上がった今村、先頭石川にホームランを浴びましたがここからどう立ち直るか?」
曜「来い!」
今村「ふんっ!」152キロ真ん中高め
曜「ここだ!」カキーン!
今村「なぁっ!?」
丸「とう!」ピョン
実況「おお!センター丸、ビッグプレーです」
解説「でも今の渡辺選手のスイングも鋭かったですよ」
8回裏
3-2
実況「マウンドのパットン、後半戦に入ってから1試合たりとも失点がありません!ここも2アウトまで取っています」
パットン「ふん!」150キロアウトロー
丸「!」カキーン!
曜「深いっ!」ビュッ!
実況「渡辺遠投だ!」
塁審「アウト!」
丸「マジかぁ・・・ちょっと見くびり過ぎてたな」
パットン「ヨーソロー」ゞ
(*> ᴗ •*)ゞ「ヨーソロー♪」
9回表
3-3
実況「さあこの回、満を持してのクローザー投入でしたが石川のタイムリーで同点に追い付かれています。なおも2アウト1、2塁」
2塁ランナー乙坂
1塁ランナー石川
中崎「うっそだろ・・・」
曜「ここで決めたいなぁ・・・」
中崎「あああっ!」インロー150キロボール球
曜「ええいっ!」カキーン!
鈴木「うおおおおお!」ダーイブ!
塁審「アウトおおお!」
実況「取ってます取ってます!鈴木渾身のファインプレー!!」
9回裏
3-3
山崎「先頭がよりによって誠也か・・・」
戸柱(外、ツーシーム)
山崎「っ!」ツーシーム
鈴木「せいやっ!!」カキーン!
筒香(まーた先頭出したよコイツ)パシッ
実況「ノーアウトからサヨナラのランナーが出ました。続いてのバッターは新井」
戸柱(ツーシーム引っ掛けさせるぞ)
山崎「っ!」ツーシーム
新井「覇気!」カキーン!
実況「流石です新井!繋ぎました!ノーアウト1・3塁!」
エルドレッド「さぁ、ミーで決めようか」
戸柱(ツーシーム連発は怖くなったな・・・インハイストレート)
山崎「っ!」147キロストレート
エルドレッド「!」カキーン!
実況「サヨナラ〜!最後、山崎から1アウトも許さない連打で試合を決めました!」
解説「何故この攻撃翌力で4位なのでしょうね?」
実況「さあ?しかし本日巨人が中日に負けたことでゲーム差を1にまで縮めましたよ」
解説「案外、ここから奇跡の3連覇も有り得たりするかもしれませんね」
実況「それではまた会いましょう。さよなら」
花丸「広島の勝利ずら〜」
善子「ベイスターズが負けたってのにあんたはやけにご機嫌ね」
花丸「だって、広島にも【丸】っていう選手がいて、大活躍だったずらよ!わざわざ広島まで来た甲斐があったずら〜〜♪」
ルビィ「えへへ///楽しんでくれたみたいで良かった」
試合後、ミーティングルーム
ラミレス(不味いな、ここへ来てヤスアキがバテて来ている・・・何かいい方法はないか?パットンクローザー?いや、クローザーだとパットンは力を発揮出来ない・・・どうする?)
8月、主力の故障にブルペンの疲労、精彩を欠く選手が相次ぎとても不安の残る形で試合を終えた・・・
だが、8月はまだ・・・・・・終わらない
8月編前編、終了
8月も終盤に差し掛かり、遂にナゴヤドームに乗り込んでの首位攻防戦を迎えようとしていた
現在中日とのゲーム差は僅か1、果たしてベイスターズはドラゴンズに勝てるのだろうか?
今シーズン渡辺の成績
打率.258
本塁打1本
打点26
盗塁3
失策数15
名古屋市のホテル
曜「明日はドラゴンズ戦・・・緊張してきた」
コン、コン、
曜(えっ!?こんな時間に誰!?)
曜「はーい!」
ガチャリ
高城「曜ちゃん、こんばんは」
曜「え?高城さん?」
高城「ちょっと渡したいものがあってさ」ゴソゴソ
曜「?」
高城「あった。これ!」
曜「これ、龍神石!?いいんですかこんなとても貴重なもの!?どうして私に?」
高城「ほら、龍神石ってさ・・・パワプロだと持ってるだけでいいこと起こるって言われてる道具じゃん?曜ちゃんも今は調子が悪くても必ず良くなる時がまた来るはずだから、少しでも早く調子が上がるように・・・って買ってきた!」
曜「本当に、いいんですか?」
高城「俺、レギュラーじゃないから・・・プレーで曜ちゃんを助けてあげられる機会なんてほとんど無いし・・・せめて今出来ることをって思ったらむしろこんなことでしか力になれないから」(;^_^)
曜「高城さん・・・ありがとう!明日絶対打ちます!」
ナゴヤドーム
ラミレス「皆集まってくれたな。今日の試合、リーグ優勝を勝ち取るためには最も大切な試合になると私は読んでいる。絶対に落とす訳にはいかない」
ラミレス「今日ドラゴンズの先発は、曜ちゃんと同じスクールアイドルからプロの舞台まで掛け上がった園田海未ちゃんだ。各自得意球を頭に入れておくように!」
園田海未の選手像
右投げのサイドスローで、アベレージ140㎞のストレートと2種類のシュートボール、浮き上がるカットボールの使い手です
ルーキーだから大切に扱われているのか、100球が迫ると交代させられます
平均的に5〜6回、7イニング目は投げたことがありません
海未ちゃんが投げる時に関しては打線の援護は熱いです、守備でも海未ちゃんを守り立てようとしてくれます
2、3試合に1回シュートボールがすっぽぬけて打者にぶつけてしまいます
ごく稀にカットボールでもぶつけてしまいます
シュートボールのすっぽぬけをμ's時代からのファンの間では【ラブアローシュート】という必殺技として扱われています
正捕手は大野奨ですが、海未ちゃんが投げる時だけは松井雅人が専属捕手としてスタメンになります
今季横浜との対戦成績は3戦投げて3勝、防御率は1点代
ラミレス「今日の先発・・・エースとして今永、君に任せたい。いけるな?」
今永「必ず勝利を掴み取ります!」
ラミレス「今日のオーダーはこれだ!」
1桑原8
2梶谷9
3ロペス3
4筒香7
5宮崎5
6嶺井2
7大和4
8今永1
9渡辺6
試合前
曜「ん?あれは・・・!」
ちかルビ「「キャッキャッ」」(σ≧▽≦)
曜「千歌ちゃん!ルビィちゃん!ヨーソロー!」
千歌「ヨーソロー!」
ルビィ「久しぶりだね曜ちゃん!」
千歌「でもまさか、μ'sの海未さんが中日ドラゴンズに入団してたなんて・・・」
ルビィ「ルビィもびっくりしちゃった!まさか今年すぐに海未さんがいきなり1軍で大活躍するんだもん」
千歌「しかも曜ちゃんが今こうして海未さんと対戦するんだもんね。去年までじゃ想像もつかなかったよ・・・」
曜「そりゃそうだよね・・・私も半年前まではレギュラーでプレーする姿は想像もつかなかった」
曜(ってか去年はそもそもプロ野球選手になってること姿すら想像もしてなかったよ)
ルビィ「あ、そうだ!お姉ちゃぁから応援メッセージ預かってるよ!」
曜「ダイヤさんから?」
ダイヤ『あのμ'sの園田海未さんにお会い出来るなんて、羨ましすぎですわ!わたくしは勿論、1ファンとして海未さんを応援するつもりですが、曜さん!相手があの海未さんだからと、くれぐれも情けない姿を見せないように!』
曜「ダイヤさん・・・」ジーン!
ルビィ「お姉ちゃぁももう少し素直に応援したらいいのにね」(;^ω^)
高城「おーい曜ちゃん!集合だよ!」
曜「あ、行かなきゃ!」
千歌「頑張って!曜ちゃん!」
曜「勿論であります!」
1回表
0-0
実況「さあマウンドの園田!今シーズンプロの仲間入りを果たし、今シーズンは14勝を挙げています!」
解説「凄いですねぇ」
実況「2アウトランナー2塁で打席には筒香」
2塁ランナー梶谷
海未「不味いですね・・・いきなりピンチです」
筒香「・・・」ゴゴゴゴゴ
海未「ふー、」
松井雅「」パッパッ
海未(思い出せ・・・あの光景を・・・・あの時のしなやかな腕の振りを、ボールに乗せるのです!)
穂乃果『私、スクールアイドル、やめます』
海未(!)カッ!
筒香(来る!)
海未(あなたは・・・・最低です!)浮き上がるカットボール!
筒香(インハイ!)カーン・・・
平田「・・・」パシッ
実況「マウンドの園田!ピンチを招きましたがこの回無失点!」
海未「ふぅ」
1回裏
0-0
実況「さあここからドラゴンズの攻撃ですがベイスターズ先発の今永、まずは京田を打ち取っています。打席には堂上」
今永「ふっ!」チェンジアップ
堂上直「!?」コツン
今永「ショート!」
曜(ちょっ!?転がったところが・・・)
実況「抜けました!レフト前」
解説「詰まらせてはいたと思いますがしっかりと振り切れてましたからね」
実況「さあ今永、2アウトまで来ましたが打席には平田!」
1塁ランナー堂上直
嶺井(フルカウントだな)パッパッ
今永「ふっ!」148キロストレート
平田「そぉい!」カキーン!
今永「なっ!?」
曜「これは・・・」
筒香「・・・・」呆然
ズドン!!
実況「入ったホームラン!!今シーズン平田!これが第29号ホームランです!」
解説「この大事な場面で4番の仕事を果たしましたねぇ。素晴らしい一撃です!」
2-0
3回表
2-0
今永(監督に信頼して貰ったのにこのザマ・・・このままじゃ終われない!)カキーン!
実況「この回先頭の今永!ヒットで出塁しました!ノーアウトのランナーが出て打席には渡辺」
曜(さっきのホームランは私が堂上選手をアウトに出来ればもしかしたら防げたかもしれないんだ!)
海未「っ!」シュート
曜「えいっ!」カキーン!
京田「くそっ!」ダーイブ
実況「抜けましたレフト前」
曜「早速龍神石の効果が出たであります!」
実況「続くバッターの桑原、どう考える?」
松井雅(海未ちゃん、自分のボールを信じるんだ!)パッパッ
海未(貴方のハートを撃ち抜くぞぉ!)シュート
桑原「!?」ガンッ!
海未「ああっ!?」ババ抜き顔
桑原「また、撃ち・・・抜かれた」バタリ
主審「デッドボール!」
実況「なんと園田!ノーアウトで満塁のピンチを自ら背負ってしまいました!」
松井雅「過ぎたことはもう仕方ない。この回同点にしなきゃいいんだから、気負わずいこ」
海未「は、はい・・・」
松井雅(マズイな・・・海未ちゃんって実はピンチに強くはないんだよなぁ)パッパッ
海未「っ、あっ!!」シュートすっぽぬけ
松井雅「またか!?」
梶谷「あ、いいボール」カキーン!
今永「流石です、梶谷さん」
曜「素晴らしい攻撃!」
実況「梶谷同点タイムリー2ベース!なおもノーアウト2、3塁で打席にはロペス」
ロペス「ゴウ、悪いが打点は俺が持っていくことになりそうだ」
筒香「持ってけドロボーwww」
松井雅(シュート、は怖いなカットボール)パッパッ
海未「・・・」フリフリ
松井雅(ウッソだろお前!?まあ、投げれるならいいけど)パッパッ
海未「ふぅ・・・・行きます!」シュート!
ロペス「ふんっ!」カキーン!
曜「おお!抜け・・・」
堂上直「させるか!」ダーイブ!
三塁塁審「アウト!」
実況「サード堂上スーパープレイ!しかしまだこの男が残っています!」
松井雅(・・・)パッパッ
海未(・・・)コクッ
筒香「・・・・」ゴゴゴゴゴ
海未(あなたは・・・・最低です!)浮き上がるカットボール!
筒香(さっきと同じ!捉え・・・)
メシッ・・・
筒香「!?」
亀澤「BCAD!」ビュッ!
ビシエド「Yes!」パシッ
主審「アウト!」
実況「筒香も打ち取り2アウト!さあここで宮崎ですが、なんと序盤から敬遠のようです!」
実況「試合はまだ3回表2-2、2アウト満塁です!」
松井雅(自信持って投げろ!)パッパッ
海未(はいっ!・・・・貴方のハートを撃ち抜くぞぉ!)シュート
嶺井「!?」ピタッ!
主審「ストライクアウッ!」
松井雅「あなたは最高です!俺のハートが撃ち抜かれた!」
海未「ちょっ!?な、なんてこといってるんですか!?////」
ラミレス「タフなゲームになるな」
3回裏
2-2
今永「先頭がピッチャーってのは正直嫌いなんだよなぁ・・・しかも打席海未ちゃんって」
嶺井(ここは勢いに乗せたくない。ピッチャーとか関係無しにチェンジアップ!)
今永(勿論そのつもり!)チェンジアップ
海未「!」カーン!
曜「ウッソ!深いとこ転がった!」ビュッ!
海未「ああああっ!」ヘッスラ!
ロペス「!?」
塁審「・・・・セーフ!」
今永(ちくしょう!何で俺だけ粘れないんだよ!)
今永「俺はこんなもんじゃない!」スライダー外高め
京田「!?」ボテボテ
嶺井「ショート!」
曜「あっ!?」ポロッ
実況「なんと渡辺!ここで痛恨のミスです!」
今永「切り替えろ!まだ点は取られてない!」
実況「2番堂上が送りバントを決め、打席には大島」
今永「うらぁ!」スライダー
大島(狙うは、ここだ!)ボテボテ
今永「ショート!」
海未「っ!」シュバババ
嶺井「!?ホームだ!」
曜「~~っ、えいっ!」シュッ!
一塁塁審「アウト!」
嶺井「はぁ!?」
ロペス「これ刺せるか!?」ビュッ!
海未「うおおおお!」ヘッスラ!
嶺井「っ!」パシッ
主審「セーフ!」
実況「ドラゴンズ!勝ち越し成功!しかし渡辺は何故ホームに投げなかったのでしょうか?ランナー刺せたと思いますが・・・」
解説「やはりさっきの守備で消極的になったのだと思いますよ」
3-2
4回表
3-2
実況「さあ援護を貰った園田、この回下位打線からの攻撃2アウトまで取りました」
海未「とにかく、この回0に抑えるんです!」浮き上がるカットボール
曜「ミスはバットで取り返すしかないんだ!」カキーン!
海未「なっ!?」
大島「ショートの曜ちゃんは大好きだけど、バッター渡辺は嫌いだっ!」
ズドンッ!
実況「惜しい!フェンス直撃!」
曜「簡単には、諦めない!」シュバババ
桑原「打ってくぜぇ!」
松井雅(・・・・)パッパッ
海未(!)コクッ
桑原(シュートにヤマ張って・・・)
海未「」143㎞ストレート
桑原「しまった!」カーン!
亀澤「はいっ!」パシッ、ビュッ!
一塁塁審「アウト!」
実況「マウンドの園田、この回もピンチを背負いましたが何とか踏ん張っています」
6回表
3-2
実況「さあこの回マウンドの園田、またも得点圏にランナーを背負っています。1アウトランナー3塁」
3塁ランナー大和
海未「ハァ・・・ハァ・・・・」
松井雅(頼む!後アウト2つ持ってくれ!)
曜(待たないよ・・・絶対ここで逆転するんだ!)
海未「うあっ!」シュート
曜(これで・・・!?)
ギュルルルル!
主審「ストライクアウッ!」
曜(ま、真ん中からボールゾーンにまで逃げてった!?)
海未「後、1つ!」
海未「・・・・ふー、」
松井雅(これで決めろ!)
海未「・・・・ふっ!」シュート
桑原「うおらぁ!!」ブンッ!
海未「・・・・」ガックシ
実況「大和、ホームイン!この回またも追い付いた!」
曜「大和さんおかえり〜〜」ハイッ
大和「ただいまー!」タッチ!
3-3
海未(・・・打席には、さっきタイムリーを打たれた梶谷さん。正直ここで交代させられると思ったのですが・・・)
松井雅「後1つだー!」パッパッ
海未「ふー、(監督が信頼してくれている。せめて、このバッターは仕留めます!)」シュート
ギュルルルル!
主審「ストライクアウッ!」
梶谷「・・・最後にアレ投げれるんなら打てないわ」(;^ω^)
6回裏
3-3
松井雅「海未ちゃん、お疲れ様」つスポドリ
海未「ありがとうございます・・・ゴクゴク」
平田「色っぽいな(この回俺のバットで勝ち越してきてやるよ!)」
海未「プハァ・・・・逆ですよ平田さん」ジトー
実況「今永、2アウトまで漕ぎ着けましたが打席には今日先制弾の平田」
平田(俺が打てばまだ海未ちゃんに勝利投手の権利が転がるんだ!)
今永(これ以上はもう打たせない!)146キロストレート
平田「うおおおお!」カキーン!
今永「なっ!?」
筒香(見送るしかないだろ・・・)
ズドーン!!
平田「っしゃああああ!!」
今永「・・・・・」orz
嶺井(嘘だろ!?あの今永が、こんな・・・)
実況「今シーズン第30号の、勝ち越しソロホームラン!」
海未「流石、ですね」
平田「見直してくれた?」ニヤニヤ
海未「ええ、それはもう」
平田・海未「「ふっ、」」ハイタッチ!
8回表
4-3
岡田「ヤバイヤバイヤバイヤバイ」💦
実況「7回から又吉がマウンドに上がり、クリンナップ3者凡退に仕留めましたが、この回からマウンドに上がった岡田はピンチを背負っています」
曜「打ってくヨーソロー!」
実況「1アウト1、2塁というピンチを背負っています」
2塁ランナー高城
1塁ランナー細川
岡田「ああああああっ!」真ん中ストレート
曜「それっ!」カーン!
大島「~~っ、落ちるっ!」
ポテンッ
高城「あああああっ!!」シュババババ!
大島「ちっくしょー!」ギューン!
高城「ああああっ!」ヘッスラ!
松井雅「っ!」パシッ
主審「セーフ!」
実況「ベイスターズ!この回またも同点に追い付きました!」
解説「すごく競り合ったいいゲームだと思います」
4-4
10回表
4-4
実況「さあベイスターズ、遂に逆転のチャンスを迎えています。ノーアウトランナー1、2塁。打席には渡辺」
ラミレス「・・・」パッパッ
曜(バント、了解!)キュッ
2塁ランナー高城
1塁ランナー柴田
福谷「ふんっ!」145㎞ストレート
曜「それっ!」
コロコロコロ〜〜
高城「げっ!?あんな強いバントじゃ三塁間に合わないっ!」
曜「ごめんなさ〜〜いっ!」
ビシエド「ふんっ!」ピューン!
高城「あああああっ!」ズザー!
堂上直「あああっ!どこ投げてるんだお前えええええっ!」ピョンッ!
高城「・・・・え?」
桑原「ジョー!帰って来いっ!!」
高城「マジかああああああっ!!」シュババババ!
主審「ホームイン!」
曜「・・・・・え?」
10回裏
6-4
実況「さあ、このマウンドに上がったのは三上!」
平田「こんな形で終わりとか有って堪るかよ!」
三上「・・・」真ん中スライダー
平田「ふざけんなー!」カキーン!
高城「ショート!」
曜「ヤバッ、溢した!」
高城「無理だ!もう間に合わない!」
実況「記録は内野安打」
ビジエド「1打同点にするyo!」
三上「・・・・」152キロアウトロー
ビジエド「What's!?」コツン・・・
柴田「OK!ショート」ビュッ!
曜(ボール取った。確実にベース踏んで・・・)
二塁塁審「アウト!」
曜(一塁にっ・・・あっ!?)ポロッ
実況「どうした渡辺!?なんでもない併殺さえ完成させられなかった!」
曜「すいません・・・」
三上「いいよ。同点、サヨナラにさえならなきゃなんでも」
ラミレス「砂田」
三上「っと、もう交代か。後ろが左の亀澤だしな。この交代はしゃーない」
砂田「三上さん右の外人用のショートリリーフばっかだもんね今季w」
三上「うるさいわwww」
実況「さあマウンドに上がった砂田。どんなピッチングを見せてくれるのか?」
砂田「ほっ!」インロースライダー
藤井「っ!」カーン!
高城「ショートゲッツー!」
曜「はいっ!」
柴田「ナイストス!」パシッ
二塁塁審「アウト!」
柴田「ロペス!」シュッ!
ロペス「OK!」パシッ!
一塁塁審「アウトー!ゲームセット!」
試合終了後
千歌「相変わらず、打撃でも守備でも安打製してたね・・・」
曜「あ、アハハハハ・・・」
千歌「応援してる身としては心臓に悪いから・・・その、守備をどうにか出来ないでしょうか?」
曜「・・・・はい」
千歌「でも本当に打撃は凄かったよ!3安打と1打点!あのバント含んだら2点も稼いだんだし、やっぱり曜ちゃんは凄いなぁ」
ルビィ「ねぇ曜ちゃん・・・1つ聞きたいことがあるの」
曜「ん?何?」
ルビィ「確かに曜ちゃんの守備は下手くそを名乗るのも失礼なレベルだけど」
曜「わぉ、いきなり辛辣・・・」
ルビィ「いくらなんでもあのビジエドのときのボールの溢し方が不自然だと思ったの」
曜「!?」
ルビィ「ねぇ曜ちゃん。もしかして利き手、かなりの重症だったりしない?」
千歌「えっ!?よーちゃん、怪我してるの!?」
曜「まあ、そりゃ怪我くらいはしてるよ〜〜。スポーツなんだから怪我は付きもの」
ルビィ「・・・・そっか。ルビィの考え過ぎだったのかも」
曜「そうそう!考え過ぎだって!でも、ルビィちゃんが細かいところまで心配してくれたのは本当に嬉しかったよ!えへへ////」
千歌「じゃあ私達もう行くね!バイバーイ!」
(*> ᴗ •*)ゞ「また応援よろしくね〜〜♪」
曜「・・・・鋭いなぁ、ルビィちゃんは」
曜「ゔっ・・・・大丈夫。折れてない、ヒビが入ってるだけ、ヒビだけだから・・・・お願い、シーズンは持って」ズキズキ
8月の首位攻防戦、その初戦を思わぬ形だったとは言え、勝利で終えたベイスターズ
だが、チーム自体もそこまで好調では無く、渡辺も怪我を押してのシーズンを送っていた
さあ、次はいよいよリーグ争いの終末となる9月に突入する!
ベイスターズは、優勝することが出来るのだろうか?
8月編、後編終了
9月に入るといよいよ順位争いもピークが見え始め、遂にベイスターズにもマジック点灯のチャンスが訪れた!
果たしてベイスターズはこのチャンスを掴み取ることが出来るのか?
因みに渡辺の開幕から続いた連続フルイニング出場が9月始めに止まり、現在代打を主体に試合に出ていた
9月現在での順位
優勝争い
1ベイスターズ
2中日
CS最後の1枠争い
3ジャイアンツ
4カープ
5スワローズ
6タイガース
今シーズン渡辺の成績
打率.270
本塁打1本
打点30
盗塁3
失策数17
都内のホテル
曜「お、梨子ちゃんのTwitterが更新されてる!どれどれ・・・?」
桜☆リリー『トライアウトに向けてトレーニングに励むも即でバテたポンコツ(笑)』
硬度10『おい桜内。』
桜☆リリー『はいすいません。』
神宮球場対スワローズ戦
ラミレス「今日のスワローズ戦、勝てば遂に我がベイスターズにマジックが点灯する!この試合必ず勝つぞ!今日のオーダーはこれで行く!」
1桑原8
2梶谷9
3ロペス3
4筒香7
5宮崎5
6渡辺6
7高城2
8熊原1
9石川4
ラミレス「ここまで9勝してくれた熊原を先発させる!そして今日の捕手は9勝の内4勝をサポートした高城を起用する!いけるな?」
高城「はい!」
ラミレス「曜ちゃん、久しぶりのスタメンだよ。そしてこのままシーズン終了までずっと固定するつもりだ。いけるな?」
曜「勿論、優勝目指して暴れてやるであります!」
ラミレス「さあ行こう!これからの俺達の時代のために!」
「「「「おおおおおお!!!!」」」」
1回裏
0-0
実況「さあこの回、先頭の坂口をフォアボールで出してしまいましたマウンドの熊原」
高城(曜ちゃん)パッ、パッ
曜(!)
熊原「ふんっ!」148キロウエスト
坂口「!」シュバババ
高城「らぁ!」
曜「っ!」パシッ!
坂口「うおっ!?」
曜「はい、タッチ♡」
塁審「アウト!」
実況「盗塁を刺しました高城は強肩!」
解説「せっかくの先頭フォアボールでしたし、走るにしてももう少し様子を見てからでも良かったような気がしますねぇ」
2回表
0-0
実況「さあ2回表、先頭バッターは渡辺!どんなバッティングを見せてくれるのか?」
石川「ふんっ!」スライダー
曜「あぅ・・・」ブンッ
2回裏
0-0
実況「さあ石川。この回を3人で仕留め打線の援護を待ちます。打席には山田」
熊原「ふんっ!」縦スライダー
山田「せいっ!」カキーン!
曜「おおおっ!?」ピョンッ!
塁審「アウト!」
実況「ジャンプ1番!ファインプレー」
山田「なんで俺のときはあんな堅守になるんだよ・・・」ハァ、
4回表
0-0
石川「クッソ!マジかよ・・・」
実況「この回石川、3連打でノーアウト満塁のピンチを背負っています!」
石川「ふんっ!」内角低めスクリュー
曜「っ!」カーン!
実況「打球が上がった!どうなる!?」
雄平「っとと、思ったより伸びてる!」パシッ
ロペス「!」シュババババ!
主審「ホームイン」
1-0
5回裏
1-0
実況「ここまで1点を争う好ゲーム、次の1点はどちらが取ることになるのか注目です。この回先頭は5番雄平から」
高城(ここまで順調過ぎて逆に怖いな・・・)パッパッ
熊原「てーいっ!」真ん中スライダー
高城(マジかよ!?)ギョッ!?
雄平「ふんっ!」ブンッ!
主審「ストライクアウッ!」
高城(三浦さんの引退試合の時並みに凄いとこ振ってくれたな、ラッキーか)
6回表
1-0
実況「両先発の好投によりテンポ良く試合が進んでいますこの回、ベイスターズは1アウト2塁のチャンスです」
石川「ハァ、ハァ・・・」
2塁ランナー宮崎
曜(石川選手に疲れが見えてる!ここを攻めなきゃ!)
石川「!?しまった!」ストレートすっぽぬけ
曜「えーいっ!」カキーン!
雄平「・・・」ポスッ
宮崎「!」シュババババ
実況「これは山田への送球で精一杯。2アウトながらランナー3塁!」
高城「っ!」ブンッ!
石川「→」一塁指差し
実況「おっと、今日ノーヒットの高城を敬遠するようです」
解説「まあ次はピッチャーですし、次の1点は与えたくないですからね。これは当然の策でしょう」
7回裏
1-0
実況「マウンドの熊原、ここまでなんとノーヒットピッチング!ここも1アウトを取ったところ小川監督代打を送ります」
大松「俺だぞ」
熊原「てーい!」150キロインハイストレート
大松「三振したぞ」
9回表
1-0
実況「さあ試合はいよいよ9回を迎えました。この回先頭バッターは渡辺!」
秋吉「あああああっ!」スライダー
曜「えいっ!」ブンッ!
川端「これは取れん・・・」
実況「ファースト川端の脇を抜けるツーベースヒットになりました!」
曜「っ」ズザー!
実況「続いてのバッターは高城!」
秋吉「あああああっ!」148キロストレート
高城「!」コンッ
実況「高城ここは送りバントを決めています」
ラミレス「熊原に代打」
実況「おっとここで、なんとラミレス監督代打を送るようです」
乙坂「筋肉がエキサイトしている」
筒香「バカか?」
秋吉「あああああっ!」148キロストレート
乙坂「ふんっ!」ブンッ!
実況「代打乙坂!タイムリーヒットを打ちました!ここぞという時はこの男がいます!」
乙坂(俺、にっこにっこにーやってみたいがどうだろ?今度皆に聞いてみよ)
2-0
9回裏
2-0
おおおおお!おっ、おっ、お!おおおお!おっ、おおっ、おおっ!ヤ・ス・ア・キ!
実況「さあ、9回のマウンドは勿論この男!」
山崎「えー、今ノーヒットなの?怖いなぁ」
高城(また先頭雄平さんか・・・)パッパッ
山崎「・・・・プギャー!」150キロアウトローストレート
雄平「っ!」カーン
山崎「あっ・・・」
高城「・・・・ノーヒットはどうでもいいでしょ。それよりいつも通りでいいから抑えてくださいね」
山崎「はーい☆」
実況「さあ打席には6番ファースト川端」
山崎「プギャー!」150㎞ストレート
川端「・・・」カーン!
高城「ショート!」
曜「追い付く、けど・・・っ!」ビュッ!
二塁塁審「アウト!」
石川「ほい」フンワリ〜
一塁塁審「セーフ!」
高城「後2つ!」
小川監督「代打鵜久森」
山崎「プギャーwww」ツーシーム
鵜久森「っ!」ブンッ!
主審「ストライクアウト!」
高城「ツーアウトー!」
曜「後1つでマジック点灯!」
山崎「何か思ったよりあっけないよね」
実況「さあバッターボックスに入りました中村。最後のバッターになるのか?」
山崎「プギャーwww」
中村「!?」
主審「フォア」
山崎「・・・・ありゃ?」
筒香「しっかり抑えろー!」
小川監督「西浦」
山崎「プギャーwww」ツーシーム
高城(ええっ!?甘く入って・・・)
西浦「ああああっ!」ブンッ!
主審「ストライクアウッ!ゲームセット!」
実況「試合終了!DeNA、この瞬間マジック点灯が確定しましたー!」
解説「あっさりしてたようで、割りとヒヤヒヤした試合でしたねぇ・・・」
接戦をモノにし、遂にマジックが点灯したベイスターズ
さあ、優勝まで後もう少しだ!
9月編、前編終了
9月も終わりが近付くこの頃・・・ベイスターズに、遂にマジック1が点灯した。千歌ちゃんも誘った!
ここまで来たら言葉はいらない、後は優勝するだけ!
ハマスタ対巨人戦
ラミレス「今日のスタメンを発表する」
1桑原8
2渡辺6
3ロペス3
4筒香7
5宮崎5
6梶谷9
7戸柱2
8平良1
9柴田4
ラミレス「先発については、今日不調を訴えた井納に変えて平良で行く」
「「「「・・・・・・」」」」
ラミレス「今日私は、多くを語るつもりはない。20年間待ち続けてくれたファンのために、この試合必ず勝つ!行くぞ!」
「「「「おおおおお!!」」」」
1回表
0-0
戸柱(5回を投げきる必要はない、初めから飛ばせ!)パッパッ
平良「・・・コクッ」
陽「・・・」
平良「っあ!」スライダー
陽「!」カキーン!
曜「うおおっ!!」パシッ!
塁審「アウト!」
実況「まず最初のアウトは渡辺の気迫溢れるスーパープレイ!」
曜「絶対、優勝するんだ!」
1回裏
0-0
実況「さあ今日の先発山口、これが今シーズン初の横浜戦のマウンドとなります」
山口俊「ふんっ!」153キロアウトローストレート
曜「うらぁ!」カキーン!
山口俊「!?」
長野「・・・・・・」
ズドーン!!
実況「入った!先制ホームラン!なんと、なんと!渡辺初回から最高の仕事を果たしました!」
曜「ふーっ・・・」
1-0
2回表
1-0
実況「攻守において渡辺の独壇場となった初回から、この2回はどう動いていくのでしょうか?」
平良「っああ!」スライダー
長野「・・・」カーン!
長野「ふぅ・・・」ゴソゴソ
実況「ツーアウトから長野が出塁しました!ジャイアンツ初ヒット。続くバッターは岡本!」
平良「っああ!」スライダー
岡本「っ!」カーン!
実況「これも落ちるか!?」
曜「させないっ!」背面ダイブ!
「「「!?」」」
塁審「!?」シュババババ
(*> ᴗ •*)「・・・・捕ってますよ?」
塁審「アウトォォォ!」
実況「またも渡辺のスーパープレイ!」
2回裏
1-0
実況「さあ山口俊この回ツーアウトまで取りましたが、満塁のピンチを招いています。打席には今日先制ホームランの渡辺」
3塁ランナー梶谷
2塁ランナー柴田
1塁ランナー桑原
山口「あああっ!」フォーク
曜「!?」ピタッ、
小林「っ!」ズバーン!
主審「フォアボール」
山口俊「ウッソぉぉ・・・・」シュン
梶谷「・・・」テクテク、
2-0
実況「続くバッターロペス、何に張っている?」
山口俊「・・・ああ、もう!」フォークすっぽぬけ
ロペス「ふんっ!」カキーン!
ゲレーロ「!?」パシッ
実況「ここはゲレーロの正面でした3アウトチェンジ。しかし2回裏、1点を追加しています」
4回表
2-0
実況「さあこれから打線も2巡目のところ、平良から三嶋にスイッチします!」
三嶋「おらぁ!」150キロストレート
マギー「shooting!」カキーン!
曜「おっふ・・・腕が折れそう・・・・・」プルプル
塁審「アウト!」
実況「マギー捉えた当たりでしたが、ここは正面でした」
4回裏
2-0
実況「さあこの回先頭の三嶋、フルカウントまで粘っています!」
山口俊「くそっ、いい加減にしろ!」146キロ浮いたストレート!
三嶋「っ!」
主審「ストライクアウッ!」
山口俊「ふんっ・・・・」
ウグイス「9番セカンド、柴田」
山口俊「・・・」スッ
柴田「っ」バントの構え
山口俊「!?」
柴田「」コンッ・・・
実況「さあこの回の山口俊、2アウトまで漕ぎ着けましたが自らのエラーで出したランナーが得点圏にいます」
3塁ランナー柴田
山口俊「・・・・・ふんっ!」150キロストレート
曜「え・・・?あ゙っ!!」ミシッ
主審「デッドボール!」
曜「あ゙、ぁぁぁ・・・・・」
実況「おっと渡辺蹲ったまま立ち上がることが出来ません!」
山口俊「あ、ぁぁぁぁ・・・・・」ガクガク
観客席
千歌「あわわわわわっ・・・よ、よーちゃん大丈夫かな?」💦
梨子「どう見たって大丈夫じゃないわよ・・・蹲ってるじゃない」
アナウンス「渡辺選手、怪我の治療のためベンチに下がりますりしばらくお待ち下さい」
曜「・・・」スタスタスタ
観客席「「「わぁぁぁぁ!!!」」」
千歌「よーちゃん・・・出てきた」ホッ
梨子「うん・・・」
ラミレス「とりあえずこの試合だけは意地でも最後まで出続ける、それが彼女の選択だ。私はそれを尊重するだけ」
高橋由伸「んー、まあ変えるしかないか・・・桜井」
ロペス(ヨウ・・・君が塁上で少しでも痛い思いを少なくする方法を、俺は知っている)
桜井「・・・っ!」サクラドロップ!
ロペス(完璧な当たりのホームランなら走らせる必要はなくなる!)カキーン!!
ヒュルルルルル・・・・
塁審「・・・」腕クルクル
実況「場外への特大アーチとなりました!」
曜「・・・流石、ろぺす」
ロペス「走らなくてもいい。ゆっくり、自分の楽なペースで歩きなさい」
曜「・・・・うん」
曜(その後のプレーでは、守備のとき狙い打ちされたり、打撃ではほとんどバットを振れなかったりと、正直役には立たなかった)
曜(そして迎えた、9回表)
5-3
おおおおお!おっ、おっ、お!おおおお!おっ、おおっ、おおっ!ヤ・ス・ア・キ!
実況「さあ、9回のマウンドは勿論この男!」
嶺井「多分言う必要はないだろうけど、念のため・・・全部三振取りに行くぞ!」
山崎「勿論、にぃにぃに言われるまでもなくそのつもりだよ!」
山崎「・・・ふー、おらぁ!」152キロアウトロー
マギー「っ!?」
嶺井「っ!」ズバーン!
主審「ストライクアウト!」
マギー「fantastic・・・」
山崎「まず1つだ!」
筒香「後2つ!」
宮崎「気合い入ってるぞー!その調子!」
坂本「これ以上、目の前で胴上げ許したくねぇんだよゴルァ!」カキーン!
山崎「(ヤバイ!)ショート!」
曜「っ!(投げられるか、いや・・・投げるんだ!)」ダイブ!
曜「〜〜っ!」ビュッ!
坂本「っ!」シュババババ
塁審「アウト!」
実況「渡辺ここは送球が早かった!」
解説「捕ってからが早かったですねぇ」
桑原「後、1つ・・・」
柴田「後1つなんだ・・・」
高城「お前らー!死んでも取れー!」
今永「シャンパンかけまくってやるから覚悟しとけよー!」
嶺井(最後は、これだろ?)パッパッ
山崎「・・・・」コクッ
嶺井(出来れば最後のボールを持ってたい訳だし、三振取ってくれよ?)
山崎「・・・・・おらぁ!」ツーシーム
カーン・・・・
曜「オーライ」ポスッ
山崎「っしゃあ!!」
筒香「俺達の、」
「「「「優勝だあああああああっ!」」」」
曜「千歌ちゃん!」
千歌「え?・・・・え!?曜ちゃん!?なんで、え?」
曜「ちょっと・・・伝えたいことがあって、ね?」
千歌「ん?」
梨子(頑張って、曜ちゃん!野暮な真似はしたくないから、私はこのまま帰るね・・・)スタスタスタ
曜「スーハー、・・・千歌ちゃん!私、渡辺曜は貴女のことが好きです////結婚を前提に、私と付き合って下さい!」
千歌「・・・嬉しいよ、曜ちゃん///」
曜「千歌ちゃんっ!」
千歌「曜ちゃんのひたむきに頑張る姿、苦しくても諦めない姿、色んな曜ちゃんをこの1年でたくさん見せて貰った。幼馴染でずっと一緒だったはずなのに、私も全然曜ちゃんのこと、わかってなかった・・・だから、曜ちゃんのこと知れば知るほど好きになっていった。だから私も、曜ちゃんのことを今よりもっと好きになりたいです!だから、これからは恋人としてよろしくお願いします////」
曜「・・・」ポロポロ
千歌「えええっ!?泣いてる!なんで!?私告白されていきなり振られるの!?」
曜「違うの・・・・嬉しくて////10年以上の一方通行の思いが、やっと重なったから」グスンッ
ウエエエエン!
アア、ナカナイデヨーチャン
高城(え?ちょっと待ってこれ、今俺らが行くの不味くね?)ヒソヒソ
桑原(シャンパンファイトするから呼びに来たら・・・まさか告白してるとは)ヒソヒソ
柴田(やっぱり幼馴染同士の恋愛こそ正義なんだよなぁ。ようちか最高!)ヒソヒソ
今永(今そんなこと言ってる場合じゃねぇよ!)ヒソヒソ
高城(ぁぁぁ!誘い辛いんですけどおおおおお)ヒソヒソ
遂に、遂に!!長かった闇黒を脱出しリーグ優勝を果たしたベイスターズ!
曜ちゃんも千歌ちゃんと晴れて恋人になり、ベイスターズは今、皆が幸せの真っ只中!
しかしまだ全てが終わった訳ではない。ベイスターズにはまだ、ポストシーズンが残っている!
頑張れベイスターズ!次は日本一への挑戦だ!!
9月編、後編終了
ベイスターズが優勝した後、曜ちゃんは1度2軍へと送られた
病院で見て貰ったところ、なんと全治2ヶ月の診断結果が!?
このまま渡辺のシーズンはここで終了してしまうのか!?
これはポストシーズンへ突入する直前のお話
曜「そんなっ!全治2ヶ月って、何とかならないんですか!?私、CS出るつもりなんですよ!」
医者「勿論、それは存じています・・・そこでですね、もう1つだけ方法が」
曜「なんですか!?」
医者「・・・保険の効かない治療方です。これはあまりおすすめはしないですが、普通の治療より確実であることは補償しますよ。どうします?」
曜「私は・・・当然するであります!」
医者「そう仰ると思っていました。私も全力を尽くします」
こうして渡辺は、CSファイナルに間に合った
そして10月、遂にこの時がやって来た。CSファイナルステージ!
相手はシーズン2位の中日だ!
シーズン2位とはいえ、シリーズ勝者としての勢いは侮れない!
それでも、ベイスターズは勝ち上がるのみ!
ラミレス「このシリーズ、やはり大方の予想通り中日が上がってきた。勢いに呑まれないよう我々は我々のプレーを貫こう」
1桑原8
2渡辺6
3ロペス3
4筒香7
5宮崎5
6梶谷9
7戸柱2
8井納1
9柴田4
ハマスタ
小笠原「夢みたいだ・・・俺がこのハマスタで、CS先発するなんて」
大野奨「いや、感激するのはいいけど・・・やることはきっちりとやろうな?」
小笠原「はいっ!!」
1回裏
0-0
実況「さぁ初回、まずは井納がきっちり3人で抑えてくれました。中日の先発、小笠原はどういうピッチングを見せてくれるのか?」
1塁ランナー桑原
ラミレス「・・・」パッパッ
曜「!」キュッ
小笠原「おおおおっ!!」153キロストレート
主審「ストライク!」
実況「何と小笠原!ここへ来て自己最速の153キロを記録しています!」
曜「ええ・・・小笠原さんってこんなに速かったっけ?」
小笠原「おおおっ!」
曜「次は決める!」コンッ・・・
実況「送りバント成功!さあ1アウトから得点圏にランナーを背負っています」
小笠原「おおおおおっ!!」150キロインロー
ロペス「!?」
大野奨「っ!」ズバーン!
主審「・・・・フォア」
大野奨(惜しいっ・・・)
実況「さあ打席には筒香が入りました!」
筒香「ふんっ!」カキーン!
大野奨(低めを上手く掬われた!?)
小笠原「平田さんっ!」
平田「いや、無理でしょこれは」
桑原「1点目!」シュババババ!
筒香「っしゃあ!」グッ!
実況「拳を突き上げました1塁塁上の筒香!」
1-0
2回表
1-0
井納「海未ちゃんガチ勢の平田が現れた」スライダー
平田「おいしょー!」カーン!
曜「うおお!っ、投げられない・・・っ!」ダイブ!
実況「平田、内野安打!」
井納「何かカタカナが怖そうな名前だなぁ・・・」
ビシエド「Come、Alien」
井納「ふんっ!」フォーク
ビシエド「shooting!」カキーン!
曜「させないっ!」ダイブ!
塁審「アウト!」
ビシエド「オーマイガー・・・」
実況「ベイスターズ、流れを渡しません!」
高橋周「あ゙っ!」(゜ロ゜;
コロコロ・・・
実況「今日6番ファースト起用の高橋周、ショートへ引っ掛けました!」
曜(確実に・・・)
実況「6-4-3と渡りダブルプレー!幼馴染を恋人に持つ二遊間が併殺を完成させました!リア充爆発しろ!」
解説の三浦さん「厳密には柴田は結婚していますよ」
2回裏
1-0
実況「さあ2アウトランナーは3塁!ここで打席には今日守備でいい動きを見せた渡辺!」
三浦さん「守備での勢いを打撃でも見せてくれたらと思いますね」
3塁ランナー戸柱
1塁ランナー桑原
小笠原「おおおお!」スライダー
曜「えいっ!」カキーン!
戸柱「っ!」スタスタスタ
実況「ホームイン!なおも2アウト1、2塁!」
2-0
4回表
2-0
実況「さあ4回、2アウトまで来ましたが打席には平田!」
1塁ランナー大島
井納「勝てる、勝てるんだ!」ツーシーム140㎞
平田「ふんっ!」ボテボテ
曜「おっけー!」パシッ、ビュッ!
塁審「アウト!」
戸柱「いい落ち方のツーシームでした!」
井納「?・・・・俺ツーシームなんて投げてないよ」
戸柱「」
高城(トバさん・・・すっげー気持ちわかります)
5回裏
2-0
実況「さあこの回先頭は先程タイムリーの渡辺!さあどういったピッチングで抑えるマウンドの小笠原?」
小笠原「んあああっ!!」153キロストレート
曜「っ!」ブンッ!
主審「ストライクアウッ!」
小笠原「っしゃあ!」
実況「気合い入っています小笠原!」
三浦さん「次に打席が回ってきますか、おそらくこの回で全部出しきるつもりなんでしょう」
実況「あー、なるほど」
6回表
2-0
実況「さあこの回、まず代打に送られたのは堂上直!」
井納「うおおおおおお!!」150キロストレート
堂上直「!?」カーン!
実況「この回先頭堂上、見事起用に応えました!」
森繁「・・・」パッパッ
井納「・・・」スッ!
堂上直「!」シュババババ
井納「きょーだあああああ!!」150キロストレート
京田「しまった!」ブンッ!
戸柱「ふんっ!」ビシュッ!
曜「はいっ!」タッチ
塁審「アウト!」
実況「エンドランは失敗に終わりました!」
7回裏
2-0
実況「さあ、マウンドの祖父江、この回1アウト1、3塁のピンチを背負っています」
3塁ランナー乙坂
1塁ランナー桑原
曜(決めに行くよ!)
祖父江「あああああっ!!」縦スライダー
曜「っ!」カーン・・・・
大島「・・・」ポスッ
塁審「アウト!」
乙坂「うおおおおおお!!」シュババババ!
3-0
9回表
3-0
おおおおお!おっ、おっ、お!おおおお!おっ、おおっ、おおっ!ヤ・ス・ア・キ!
実況「さあ、9回のマウンドは勿論この男!」
戸柱(ヤス、まずはツーシームだ。思いっきり腕振ってこい!)
山崎「・・・・・おらぁ!」ツーシーム
京田「っ!」カキーン!
筒香(こいついっつも先頭出してるなぁ)パシッ
実況「さあまだまだドラゴンズは諦めていません!先頭京田のレフト前ヒット!」
戸柱(・・・)パッパッ
曜「・・・」コクッ
山崎「・・・」スッ
京田「!」シュババババ!
山崎「おらぁ!」147キロウエスト
戸柱「ふんっ!」
曜「わっ!!」ピョンッ!
戸柱(しまった!送球が逸れた!)
京田「!」シュババババ!
実況「何と、ノーアウト3塁になってしまいました!」
山崎(・・・抑えりゃいいんだろ!)外低めツーシーム
亀澤「空振りなんて真っ平だ!」カーン・・・
桑原「・・・・うおおおっ!」パシッ、ビュッ!
京田「っ!」シュババババ、ズザー!
主審「セーフ!」
3-1
大島「・・・」カーン
実況「続くバッター大島、ショートへのゴロ!」
曜「あああっ!?」ポロ、
実況「何と渡辺!ここで弾いた!」
森繁(畳み掛けるぞ)パッパッ
山崎「曜ちゃんまだだよ!まだ終わってない!」
大島「・・・・」ゴゴゴゴゴ
山崎「・・・」スッ
大島「!」シュババババ!
実況「何とまた走ってきた!」
戸柱(くっそ間に合うか!?)
大島「!」ズザー!
二塁塁審「セーフ!」
実況「何とドラゴンズ、ここでも盗塁してきました!」
ラミレス「・・・これ以上は限界だろう。嶺井、マスクを!」
嶺井「準備は出来てます」
山崎(にぃにぃ、早速行くよ!)
嶺井(死んでも逸らすなよ、俺ぇ!)
実況「さあ追い込んだ山崎、何を投げる?」
山崎「っ!」ナックル
平田「何ぃ!?」カーン・・・
実況「首位打者平田でさえも当てるのが精一杯!2アウ3塁で、打席にはビシエド!」
ビシエド「我々はまだ、負けていない!」
嶺井(決めに来い、ヤス!)パッパッ
山崎「・・・・・・おらぁ!!」アウトロー153㎞ストレート
ビシエド「Fire!」カキーン!
山崎・嶺井((!?))
ビシエド「Never Give up」
ズドーン!
実況「入ったーーー!ビシエド!土壇場で同点となる2ランホームラン!!山崎、打ち砕かれましたー!」
山崎「・・・・・」呆然
嶺井(嘘だろ・・・・)
ラミレス「まだ終わってない!切り替えろ!」
9回裏
3-3
実況「まだ横浜はプラスで考えることが出来ます!1アウトからサヨナラのランナーが出塁!打席には渡辺!」
1塁ランナー桑原
曜「ここで終わらせるんだ!」
又吉「ふんっ!」146キロストレート
曜「ええいっ!!」カキーン!
大島「おいおい、これフェンスまで」
ドンッ!
桑原「ホーム突っ込む!」
亀澤「・・・そうは、させるかよー!!」ビュッ!
桑原「うおおおおお!!」ヘッスラ!
主審「セーフ!セーフ!!」
実況「サヨナラァァァァ!!!!」
インタビュアー「今日のヒーローは、勿論この人です!」
(*> ᴗ •*)ゞ「ヨーソロー!」
観客席「「「「ヨーソロォォォ!!」」」」
インタビュアー「さあ最後に、明日に向けて一言お願いします!」
曜「明日も勝ちます!」
インタビュアー「今日のヒーローは渡辺曜選手でした!」
遂に始まったCSファイナル、その初戦を接戦でモノにしたベイスターズ!
勢いに乗って日本シリーズ進出も決定!
さあ、手に入れる物は残り後1つだけ!
絶対勝つぞ!ベイスターズ!
10月編、前編終了
日本シリーズはもつれにもつれ、遂に第7戦目に突入した!
泣いても笑ってもこれが、日本シリーズの最終戦!ここまで来たら後1つ!絶対勝つぞ!ベイスターズ!!
地元紙
ウィーランド、6回1失点と2ホーマー含む3打点で勝利投手!勝率を5割に戻し7戦目へ
別の新聞
ここまで両チーム、先発QS成功率100%・リリーフ総失点数0!この記録は最後まで見られるのか?
ここまで日本シリーズの成績
1今永ー千賀・1-2
2濱口ー東浜・2-0
3井納ーバンデンハーク・2-3
4石田ー和田・0-2
5熊原ー武田・2-1
6ウィーランドー東浜・3-1
7・・・今日
試合前
千歌「よーちゃん!来たよー!」
曜「ちかぢゃぁぁぁん・・・今年はもう来てくれないのかと思っでだぁぁ」ポロポロ
千歌「あはは・・・ごめん、色々忙しくて」
曜「でも今日見に来てくれて本当に良かったぁ・・・見ててね、千歌ちゃん!絶っっっ対!勝つから!!」
千歌「・・・・うん」
日本シリーズ最終戦対ソフトバンク
ラミレス「皆ここまでよく戦ってくれた。君達と共に野球が出来たこと、私は誇りに思う。だがまだ後1戦残っている。最後まで私に着いてきて欲しい」
筒香「勿論です」
ラミレス「ありがとう・・・・・では今日のオーダーを発表する!」
1桑原8
2渡辺6
3ロペス3
4筒香7
5宮崎5
6梶谷9
7戸柱2
8今永1
9柴田4
ラミレス「今永、エースとして、君に最後を託したい。頼めるか?」
今永(ここまで、いつも俺は大事なところで勝てなかった・・・8月の中日戦、CS、日本シリーズの初戦、だからこそ、最後は勝ちたい!!)
今永「・・・・絶対勝ちます!」
ラミレス「さあ行こう!最後のゲームへ!」
「「「「おおおおお!!」」」」
曜「おおおおおお!!」
1回表
0-0
実況「まずはホークスの攻撃、2アウトから内川ヒットで出塁続く打席には4番柳田」
戸柱(ねじ伏せるぞ!)パッパッ
今永「・・・・ふー、っ!!」148キロ外角ストレート
柳田「ふんっ!!!」カキーン!
曜「うおおりゃあああっ!!」
実況「おおっと渡辺ジャンプした!!」
曜「・・・・」スッ
塁審「アウト!」
実況「何と渡辺!倒れ込みながらもボールは離さなかったスーパープレー!!」
解説の三浦さん「シーズン中エラーは多かったですが、大舞台や、特に大事なところではこういったプレーを連発してましたからねぇ。本当に素晴らしいと思います」
1回裏
0-0
曜(交流戦、オールスター、シリーズの初戦・・・千賀さんからはここまで1本もヒットを打ててない)
千賀「ふんっ!」お化けフォーク
曜(悔しさを残したままでシーズンは終われないの!!)ブンッ!
甲斐「っ!」ズバーン!
主審「ストライッ!アウぅぅ!!」
曜「くっそ!また・・・・」
実況「千賀、まずは初回を3人で打ち取りました」
4回表
0-0
実況「さあこの回先頭は内川!最初の打席は見事なヒットを放っています!」
戸柱(さっきはチェンジアップを上手く拾われた。ここは直球勝負だ!)パッパッ
今永「っ!」147キロインロー
内川「っ!」ボテボテ
戸柱「(いいところへ決まった!)ショート!」
曜「確実に・・・っ!」
塁審「アウト!」
実況「まずは先頭の内川を仕留め1アウト!」
今永「っ!」スライダー
柳田「!?」ボテボテ
曜(迷うな突っ込め!)パシッ、ビュッ!
柳田「っ!」シュババババ!!
ロペス「ぬぅん!」パシッ!
塁審「・・・・アウト!」
実況「柳田の内野安打を阻止しました!またもファインプレーの渡辺!」
三浦さん「もうエラーしてもいいと全力で突っ込んで行きましたよ。アレしかないという素晴らしいアウトでした!」
4回裏
0-0
実況「さあこの回先頭は守備で巧プレーを連発の渡辺!得意のバッティングでもそろそろ魅せてくれるのでしょうか?」
曜(狙いは・・・・フォーク!)
千賀「うおらぁ!!」155キロストレート
曜(ストレート!?)
主審「ストライッ!」
曜(次こそフォーク!)
千賀「うおら!」150キロストレート
曜(またぁ!?)ブンッ!
主審「ストライッ!」
曜(追い込まれた・・・・ここまでフォーク張ってたけど・・・次またストレート来たら三振に)
千賀「・・・・」ゴゴゴゴゴ
曜(いや、迷うな!次こそフォーク!)
甲斐「・・・・ジー」パッパッ
千賀「ふー、・・・・うおらぁ!!」スライダー
曜(スライダー!?・・・・とにかく振り切れ!!振り切ればなんとかなる!)カーン!
中村晃「・・・・」パシッ
実況「ライト前へ運びました!」
ラミレス(仕掛けるぞ)パッパッ
曜(盗塁・・・)キュッ
千賀「・・・・」スッ、
曜「っ!!」シュババババ!
千賀「うらぁ!!」フォーク
ロペス「!?」ブンッ!
甲斐(刺す!!)バズーカー
曜「ええいっ!」ズザー!
塁審「セーフ!」
実況「盗塁成功!ノーアウトから得点圏にランナーを進めることに成功ベイスターズ!」
千賀「(ランナーは気にしない!)うらぁ!!」スライダー
ロペス「くっ!」ブンッ!
主審「ストライッ!アウぅぅ!!」
実況「ロペス三振!しかしまだ怖いバッターは続きますマウンドの千賀!」
千賀(この人は、真っ直ぐで捩じ伏せる!!)155キロインハイ
筒香「っ!」カーン・・・
中村晃「・・・・」パシッ
曜「っ!」シュババババ
実況「ライトフライ!しかしその間に渡辺は3塁へ、2アウト3塁打席には宮崎!」
千賀「・・・・ふー、おらぁ!」お化けフォーク
宮崎「!?」ブンッ!
主審「ストライッ!アウぅぅ!!」
実況「千賀!この回得点圏までランナーは進めましたがクリンナップにバッティングをさせません!」
5回終了時点
0-0
曜「流石は千賀さん・・・こっちも今永さんが0行進してくれてるけど、いつ均衡が崩れるか」
ラミレス(次は柴田からか・・・・)
6回表
0-0
実況「さあゲームは後半戦に突入しました!この回先頭の千賀を三振に打ち取り、打席には中村晃!」
戸柱(どう出てくる・・・・?)ジー
中村晃「・・・・・」
今永「・・・・ふっ!」スライダー
中村晃「っ!」カーン!
梶谷「・・・」パシッ
実況「中村!スライダーを捉えて出塁!」
三浦さん「今のはバッテリーが中村選手の考えを読みきれず警戒し過ぎましたね」
工藤(内川でいいぞ)パッパッ
今宮(了解)コクッ
実況「さあ今永!2アウトから得点圏にランナーを背負い、打席には内川!」
戸柱(さっきと同じストレート、いけるな?)
今永「コクッ・・・・・うおおっ!!」147キロインロー
内川「!!」カキーン!
戸柱「ショート!」
曜(追い・・・・付かない)ダイブ!
実況「抜けたー!2アウトからチャンス拡大!ここで打席に柳田!!」
柳田(打ってくぜ!!)ブンッ!!
ラミレス「っ!」シュババババ!
実況「おっと!ラミレス監督が直接マウンドへ」
三浦さん「まあ交代ではないでしょうし、一呼吸と鼓舞が目的でしょう」
ラミレス「・・・・」スタスタスタ
今永「ふー、」
実況「さあ今永。このピンチを摘み取ることが出来るか?」
今永「うおらぁぁぁ!!」152キロストレート
柳田「!?」
戸柱「っ!」ズバーン!
主審「ストライッ!」
実況「何と今永!ここで自身のプロ最速を記録!!」
今永「うおらぁぁぁ!!」153キロストレート
柳田「っ!」カンッ・・・
主審「ファウルボール!」
実況「またも自己ベスト更新!」
戸柱(これなら、もう無駄球はいらない!真ん中に来い!今のお前のボールは、誰にも打たれない!!)
今永「ふー・・・・・うおらああああっ!!!」155キロストレート
柳田「~~っ!」バキンッ!
戸柱(バカな・・・!!?)
実況「柳田!バットを折りながらもライトまで運んだああああっ!!」
中村晃「っ!!」 シュババババ!
1-0
実況「6回表、デスパイネは三振に打ち取りました。しかし、ここでホークスは先制しています!」
6回裏
1-0
ラミレス「柴田!」
柴田「!・・・・ッス」
ラミレス「細川でいく」
千賀(真っ直ぐには強いバッターだ。フォークで攻める!)フォーク
細川「おらぁっ!!」カンッ・・・
千賀(拾われた!?)
実況「ベイスターズもここで代打成功です!先頭細川がヒットで出塁します!」
千賀(俺はこの回まででいいんだ。だからこの回は意地でも抑える!)155キロストレート
桑原「っ!!」ブンッ!
主審「ストライッ!アウぅぅ!!」
実況「桑原三振!千賀からは3打席連続三振を喫しています!」
千賀(まだだ・・・まだ怖いバッターは続くんだ!)
実況「さあ打席には先程ヒットの渡辺!」
千賀「おらっ・・・(はっ・・・!?しまった!)」フォークすっぽぬけ
曜(甘い!)カキーン!
柳田「ちょっ、滞空時間が長い!」
ズドン!
柳田「川島さん!」ビュッ!
細川「これならホームに突入出来る!!」シュババババ!
曜「!」ズザー!
細川「うおおお!」ヘッスラ!
主審「ホームイン!」
1-1
実況「さあこのチャンスにクリンナップが来ますよ三浦さん!」
三浦さん「この試合最大の見せ場と言っても過言ではないかもしれませんよ」
実況「そうですね。このターニングポイントをどちらが掴み取るのか?」
千賀「・・・・うおおらぁ!!」フォーク
ロペス「ふんっ!」カキーン!
実況「どうだ!?打球の行方は!?」
デスパイネ「えっほ・・・えっほ・・・・滞空時間長くて助かった」パシッ
松田「レフト返球!」
デスパイネ「What's!?」ビュッ!
曜「!」ズザー!
実況「後一伸びは足りませんでしたが3塁にランナー進めます。おっとここで工藤監督出てきました」
工藤監督「モイネロ」
実況「さあここでモイネロがマウンドへ登ります!」
工藤「ランナー3塁にいるから、セットで投げなくていい。自分を貫く投球をしよう」
モイネロ「yes」
モイネロ「・・・Fire!」153キロアウトロー
筒香「っ!」カキーン!
実況「あっと筒香!初球から逆らわずに左へ!!」
デスパイネ「yeah!」パシッ
実況「筒香、初球打ちはレフトライナーに倒れてしまいました」
ラミレス「セカンドは大和。今永、この回までは頼む!」
今永「・・・・はい!」
7回表
1-1
実況「さあ7回、テンポ良く2アウトまで来て打席には甲斐!」
今永「ハァ・・・・ハァ・・・・・・あっ!?」すっぽぬけ
戸柱(マズイ!)
甲斐「ふんっ!」カキーン!
今永(くっそ・・・また俺は大事なところで・・・・)
ズドーン!!
1-2
7回裏
1-2
実況「9番モイネロを抑えてソフトバンクは攻撃終了。しかしソフトバンク甲斐が貴重な勝ち越し弾を打っています!」
モイネロ「Fire!」
宮崎「くっ・・・」ボテボテ
実況「まずは先頭宮崎を打ち取り1アウト」
梶谷「・・・・・・」ボー
モイネロ(なんだ、そのやる気のない構え?どういうつもりかは知らんがアウトを稼がせて貰う!)
梶谷「っ!」スッ
モイネロ(バント!?)
梶谷「・・・・」ゴゴゴゴゴ
モイネロ(やられた・・・あの構えはあくまでもカモフラージュか)
ラミレス「戸柱、ご苦労だったな」肩ポンッ
高城「・・・」
実況「三浦さん、ここは嶺井ではなく高城で来ましたねぇ・・・何故でしょうか?」
三浦さん「まあ高城選手も、日本シリーズに限れば去年から打ってますから、そこを買っての起用ですかねぇ?」
実況「んん?・・・なるほどぉ」
ラミレス「・・・」パッパッ
梶谷・高城「「!」」キュッ
モイネロ「・・・」スッ
梶谷「!」シュババババ
モイネロ「Fire!」150キロストレート
高城「っ!」カキーン!
松田「ぐぉっ・・・二塁は無理だ!」ポロリ、ビュッ!
梶谷「!」シュババババ!
一塁塁審「アウッ!」
高城「・・・っ出来れば出塁したかったなぁ」
ラミレス「今永、ここまでよくやってくれた。乙坂、いけるな?」
乙坂「今永に黒星はつけさせるつもりはありません」
実況「さあベイスターズ。ここで代打の切り札乙坂が出てきました!」
モイネロ「誰が来ても同じだ。これで、The・Endだ!」150キロストレート
乙坂「っ!」ブンッ!
主審「ストライッ!アウぅぅ!!」
モイネロ「yeah!!」
ラミレス「まだ負けているつもりはない、パットンだ!」
8回表
1-2
実況「さあマウンドのパットン、2アウトを取って打席には内川」
高城(引っ掛けさせよう)パッパッ
パットン「ふんっ!」スライダー
内川「っ!」カーン・・・
高城「ショート!」
曜「はいっ!ああっ!?」ポロッ
実況「何と渡辺ここで痛恨のミス!」
高城「切り替えて!パットンも集中切らさず!」
柳田(ここで追加点取れれば、まずウチは負けない!)
高城(パットン・・・全力込めろ!)パッパッ
パットン「コクッ・・・・Fire!」150キロインロー
柳田「ふっ!」ブゥン!!
梶谷「・・・流れ悪いな」パシッ
内川「!」シュババババ!
梶谷「!?しまっ、・・・た!」ビュッ!
三塁塁審「セーフ!」
実況「ツーアウトからチャンス拡大!打席には5番デスパイネ」
パットン「・・・」スッ
柳田「!」シュババババ!
パットン「!?」高めボール球
高城「させるかよっ!」バズーカー!
柳田「!?」
曜「っ!!」タッチ!
二塁塁審「アウト!」
実況「何と高城!ここで柳田を刺しました!」
三浦さん「いや、これは驚きましたねぇ・・・この難しい場面で柳田を刺すとは」
実況「ゲームは1-2のまま8回裏を迎えます」
8回裏
1-2
実況「さぁ、ソフトバンクのセットアッパー岩嵜、まさかの大ピンチを背負っています!」
2塁ランナー大和
1塁ランナー桑原
岩嵜(ヤバイ・・・制球定まらん!)
ラミレス「・・・・」パッパッ
曜「・・・」キュッ
岩嵜「うらぁぁ!!」148キロストレート
曜「甘い球来た!」カキーン!
岩嵜「くっそ!」
大和「同点!」シュババババ!
桑原「ライトの頭上だろぉ?3塁陥れる!」ズザー!
実況「ベイスターズ!ここでまた同点!しかもノーアウト!」
2-2
実況「さあ、同点のノーアウト1、3塁でクリンナップを迎えます!」
ロペス「・・・・」ゴゴゴゴゴ
岩嵜「・・・・くっ!俺を見くびるな!」150キロストレート
ロペス「くっ!」ブンッ!
主審「ストライッ!アウぅぅ!!」
筒香(俺はキャプテンなんだ。ここで最低限の責任ぐらい果たせ!)
岩嵜「うらぁ!!」フォーク
筒香「っ!」ブンッ!
主審「ストライッ!アウぅぅ!!」
筒香「くそっ・・・おおおっ!!」
実況「岩嵜、ようやくエンジンがかかってきたのか2アウトを連続三振で奪っています!」
曜(早いうちに撃てて本当によかった)ゾワワッ
岩嵜「俺は、負けない!」スライダー
宮崎「っ!」カキーン!
岩嵜「なっ!?」
桑原「勝ち越し!」シュババババ
3-2
主審「フォアボール!!」
岩嵜「くそっ!」ザッ!
実況「さあ2アウトから満塁のピンチを作った岩嵜」
工藤「五十嵐」
実況「さあ工藤監督高城のところで岩嵜を諦めて五十嵐を起用してきました!」
三浦さん「五十嵐選手としても去年のホームランは頭に残ってるでしょうからやり返したいという気持ちは強いと思います」
実況「さあ高城は打ち砕けるのでしょうか?」
五十嵐「ふんっ!」147キロストレート高め
高城「うらぁ!!」カキーン!
実況「さあ!打球は伸びてるぞ!去年と同じ後景!ただ少し飛距離は短くなった、が!これでもランナーは十分帰ってこれます!」
曜「ナイバッチジョーさん!」スタスタスタ
今宮「っ!」パシッ
実況「今宮デスパイネからの返球を受け取った!」
今宮「うおおおおおおお!!!!」ギューン!
梶谷「~~っ!!」シュババババ!
甲斐「っ!」パシッ、
梶谷「!!」ズザー!
甲斐「っ!」タッチ!
主審「セーフ!セーフ!」
「「「「おおおおおおおおっ!!」」」」
五十嵐「・・・・去年の借りを帰すどころか、火注いじまったな」
6-2
9回表
6-2
おおおおお!おっ、おっ、お!おおおお!おっ、おおっ、おおっ!ヤ・ス・ア・キ!
実況「さあ、9回のマウンドは勿論この男!」
高城「4点差だからって、やる気出ないとか言わないでよ?」
山崎「まさか・・・今最高に気合い入ってるよ!」
高城「・・・おっけ、この回デスパイネからだから、1発にだけは気を付けよう!」
デスパイネ「・・・・」ゴゴゴゴゴ
高城(ビビんないでよ・・・)パッパッ
山崎「ふー、・・・・おらぁ!」152キロインハイ
デスパイネ「っ!」メシッ!
筒香(こんな時まで平常運転、っと)パシッ
工藤監督「代走明石」
高城(走りたきゃ走らせていいから、バッター切ろう!)パッパッ
山崎「ふー、おらぁ!」ツーシーム
松田「っ!」カーン・・・
高城「曜ちゃん!」
曜「はいっ、大和さん!」
大和「ナイストス!」パシッ
二塁塁審「アウト!」
大和「ロペス!」
ロペス「流石は大和サン、お手本のような送球だ」パシッ
一塁塁審「アウト!!」
実況「悲願の瞬間まで、後アウト1つとなりましたよ三浦さん!」
三浦さん「そう・・・・・・ですね」グスッ
工藤監督「代打吉村」
高城(後1つ、最後まで気合い入れてよ?)
山崎「コクッ・・・・・・おらぁぁぁっ!!!」153キロストレート
吉村「っ!」カーン・・・
ヒュルルルルル・・・・・
曜「・・・ふふっ♪」パシッ
山崎「っしゃあ!!」
筒香「俺達の、」
「「「「優勝だあああああっっ!!」」」」
横浜のとあるホテル
筒香「かんぱーい!!」
「「「「いやっほおおおおおお!!!!」」」」プシューーー!!
曜「あはは♡シャンパンファイトだーーー!!」プシュー!
ラミレス「2018年から成人は18歳からになる、曜ちゃんがシャンパンファイトをしていても何もおかしくはない」
曜「でもどうせだったら千歌ちゃんもシャンパンファイトに誘いたかったなぁ」シュンッ
柴田「わかる!おれも嫁さんと幸せ分かち合いたいと何度思ったか!」
曜「ししょぉぉぉ!!」パァァ!
柴田「今夜は徹底的に飲むぞおおお!!」プシュー!
曜「おおおおおおおおおおっっっ!!!」プシュー!
桑原(何て贅沢な拗らせ方してるんだ・・・)
高城「ってか、師匠って何?」
今永「曜ちゃん、入団会見の時から柴田を目標にしてたからね。ずっと幼馴染の口説き方の師事を仰いでたよ」
高城「守備のことも聞いときなよ・・・・」
ファイト後
曜「ぅぅぅ・・・・酔ったぁぁぁ」ズーン
柴田「俺もだ・・・・」
曜「・・・・ねぇ師匠。酔ったついでに、私の人生設計について、聞いてくれない?」
柴田「勿論いいぞ」
曜「ありがとう・・・・後3年、今から3年間今よりも結果を出して、その後でマイホームを買って退寮したら、3年後のオフに千歌ちゃんにプロポーズしようと思う」
柴田「・・・・・いいんじゃないか」
曜「だけど、後もう少しだけパンチが欲しいなぁって・・・アドバイスくれないかなぁ?」
柴田「そうだな・・・・じゃあさらにその後にメジャーリーグ挑戦加えるのはどうだ?」
曜「えええっ!?メジャーリーグって、あの、アメリカの!?」
柴田「そ。目標はデカくて越したことはないしな。それに、ルーキーからここまで活躍した曜ちゃんなら将来メジャーでも戦える。俺はそう思うよ」
曜「メジャーか・・・そう言えば考えたことなかったなぁ」
柴田「まああくまでも現段階では人生設計だ。とりあえず今はこの瞬間を楽しんで、来年生き残ることから始めようや」
曜「・・・・・そうだね」
後日、寮
曜「・・・・」
プルルルル・・・プルルルル・・・プルルルル、
千歌『もしもし、』
曜「千歌ちゃん・・・・」
千歌『あっ!よーちゃん!貴重なオフに電話ありがとう!』
曜「あのさ・・・千歌ちゃん。1つ聞きたいことがあるんだけど」
千歌『ん?なーに?』
曜「もしさ、・・・もし私が、将来海外に行きたいって言ったらさ・・・・千歌ちゃんは着いてきてくれる?」
千歌『勿論!いつでも一緒だよ!』
曜「〜〜っ!!」
曜(嬉しかった。なんの躊躇いもなく、いつでも一緒だと言ってくれたのが、嬉しかった////)
千歌『よーちゃん?』
曜「・・・・えへへ///千歌ちゃんのおかげで元気出ちゃった♡・・・・・よーし!秋季キャンプも頑張るぞぉ!目指すはメジャーリーガーだぁぁ!!」
千歌『えええっ!?よーちゃんメジャー目指すノォ!?』
曜「志は大きく、だよ!それに千歌ちゃんも、一緒に居てくれるんでしょ?」
千歌『・・・・もう、強引なんだから』
曜「いっつも強引だったのは千歌ちゃんの方でしょ?最後ぐらい私にもワガママ言わせてよ」
千歌『・・・・おっけ!だったら私も、よーちゃんがメジャーで活躍出来るようにって、何か出来ないか探してみるよ!』
曜「千歌ちゃん!・・・・・・・うん!」
遂に、リーグ優勝と日本一を手にしたベイスターズ!
だけどまだ、ベイスターズも曜ちゃんも、この1年だけで満足するつもりはない!!
さあベイスターズ!来年も狙うは優勝だ!連覇を目指して頑張れ!
曜ちゃんも、将来メジャーリーガーになれるといいね!
10月編、後編終了
番外編、新人王投票の日
曜ちゃんのシーズン成績
打率.275
本塁打2本
打点35
盗塁3
失策数17
規定打席到達
海未ちゃんのシーズン成績
14勝6敗防御率3.02
規定イニング未到達
曜「・・・望みは薄いけど、もしかしたら新人王あるかなぁ?」テレビポチッ
テレビ「新人王は園田海未選手です!」
曜「あはは・・・まあ、あの成績じゃあ差が出るよね」
テレビ「そして、新人特別賞には渡辺曜選手です!」
曜「えええっ!?」
NPBコミッショナー「タイトル、ではないですがこの1年の頑張りを讃え、ここに新人特別賞を授与します」
パチパチパチパチ!!
曜「い、いえ〜〜ぃ・・・・/////」
表彰後
曜・海未「「あっ!」」
曜「・・・・ど、どうもぉぉ」ペコリ
海未「ど、どうもです・・・」ペコリ
曜・海未「「・・・・・」」
曜「え、ええっと・・・少し、お話して行きません?」
海未「え、ええ・・・・」
曜・海未((気不味い!!))
曜「ええっ!?海未さんって去年1度トライアウト受けてたんですか!?」
海未「ええ。まあ、野球観戦にハマった穂乃果が私に許可なくトライアウトの申し込みを・・・」
曜「あー、私も気付いたらプロ入りでしたから・・・」
海未「・・・・強引ですよね、NPB」
曜「・・・ですよね」
海未「一応去年のトライアウトには合格したのですが、大学過程もまだ済んでなかったですし、そもそもプロ野球選手になるつもりもありませんでしたから・・・」
曜「え?だったらどうして?」
海未「ちょうどその時・・・今の中日スカウトさんがトライアウトの場にいたのです。それでその時に・・・」
デニー『我々ドラゴンズは来年、是非君を指名したい!』
海未「・・・と、熱心にお誘いを頂いて」
曜「へー、そんなことが・・・」
海未「トライアウトを受ける前は、また穂乃果は強引なことをっ!!・・・と、怒りを覚えていたのですが、今にして思うとアレがなかったら今の私は有り得なかった訳ですから・・・いつも穂乃果は、私を引っ張ってくれて・・・・人生を切り開くきっかけまで与えてくれて、もう本当に頭が上がらないですね」
曜「穂乃果さんのこと、本当に大事に思ってるんですね」
海未「幼馴染ですし、人生の恩人ですからね」
デニー「やあ海未ちゃん!」
海未「友利さん!?」
デニー「お?そっちは渡辺曜ちゃんかな?」
曜「ど、どうも・・・・」
デニー「須田ァ!!」
よううみ「「!?」」ビクッ
デニー「・・・は元気にしてるかな?」
曜「え、ええ・・・まあ」
デニー「もし須田に会ったら、よろしく伝えておいてくれるかな?」
曜「あ、はい!それはもちろん!」
デニー「そうか。ありがとう。今日はまあ新人王の海未ちゃんに一言おめでとうと言いに来ただけだ」
海未「友利さん・・・・ありがとうございます!」
デニー「来年も頑張ってね!」
海未「はいっ!!」
番外編、新人王投票の日、終了
番外編その2、契約更改
曜「つ、遂に・・・この時がやってきたであります」カチコチ
コンコンコン・・・・
高田GM「どうぞ」
曜「し、失礼しま〜〜す・・・・」ドキドキバクバク
高田GM「・・・・シーズン中より固くないか?」(苦笑い
高田GM「まず始めに、今シーズンは我がベイスターズの優勝に大きく貢献してくれたことを、とても深く感謝しています」ペコリ
曜「あ、あ・・・・ぁぁ、はい!こ、こちらこそ!」
高田GM「さて、本題に入るとしようか。まず始めに、今の曜ちゃんの年俸は1000万。そして・・・」
曜ちゃんの最終シーズン成績
打率.275
本塁打2本
打点35
盗塁3
失策数17
高田GM「これらのデータにポストシーズンの活躍も勿論考慮して・・・だ」
曜「・・・・ゴクリ」
記者「あっ!出てきました!渡辺選手!来シーズンの年俸は!?」
パシャパシャパシャパシャ!!
(*> ᴗ •*)ゞ「来年の年収は4000万円であります!」
記者「おおおおおお!!!」
パシャパシャパシャパシャ!!
記者「来年に向けて、具体的な金額目標をっ!」
曜「まず来年は今年よりも活躍するつもりなので、具体的には倍額の8000万を目標にします!」
記者「おおおおおお!!!」
パシャパシャパシャパシャ!!
こうして曜ちゃんの契約更改は終わった
来年の年俸は4000万円だ!!
番外編その2、契約更改、終了
番外編その3、ダイヤさんのトライアウト
ダイヤ「遂に、この日がやって来ましたのね」
梨子「ねぇダイヤちゃん。ダイヤちゃんはどこのポジション志望だっけ・・・」
ダイヤ「とりあえずはファーストということにしておきますわ。どっちにしろ野手練しかしていませんし」
梨子「あ、始まるみたいだよ」
ダイヤ「では、行って参ります」
梨子「怪我だけはしないでねー!」フリフリ
ダイヤ「さあ、わたくしの対戦相手はどなたですの?」
国吉「はい」
ダイヤ(あ、これ死にましたわね。わたくし・・・・)
国吉「あああああっ!!!」150㎞ストレート
ダイヤ「ちょっ・・・・インコース来た!殺られる前に殺りますわっ!」カキーン!
国吉「うわっ!!」パシッ!
主審「アウト!」
ダイヤ「しまった!1打席目で結果を残したかったのですが・・・仕方ありませんわね」
ダイヤ「過ぎたことはもう悔やんでも仕方ありませんわ。さぁ、次のお相手は!?」
斎藤佑「・・・・・何か?」
ダイヤ「お、おおぅ・・・・」
斎藤佑「・・・・・ふっ」140キロフォーク?
ダイヤ「ふっ!」
|c||^.- ^||「どうにかレフト前・・・中々鋭いフォークでしたわね」
斎藤佑「・・・・・」
|c||;^.- ^||「あれ!?わたくし何か、変なことを!?」
斎藤佑「いえ・・・・真っ直ぐだよ畜生」ボソッ
ダイヤ「さあ、最後のお相手は?」
杉内「終身雇用とはなんだったのか・・・・」
ダイヤ「」
杉内「ふっ!」チェンジアップ
ダイヤ「!?」カキーン!!
杉内「・・・・はは、そりゃクビになって当然だわ」
スドーン!!
主審「ホームラン」
ダイヤ(これが、一時代を築き上げたかつてのエース・・・・何だか、ホームランがこんなにも悲しいと感じたのははじめてですわね)
ダイヤ「・・・これにて、トライアウトは終了しましたわ」
梨子「ダイヤちゃんっ!!」シュババババ
ダイヤ「あら梨子。どうしたのそんな泣きそうな顔で?」
梨子「だって、ダイヤちゃんの最初の相手が、国吉さんだったから・・・どうなるかな、って」グスッ
ダイヤ「・・・・あはは」
数日後
梨子「ね、ねぇ・・・ダイヤちゃん、そろそろ、何処かから声掛からないの?」ソワソワ
ダイヤ「どうして梨子がソワソワしてますの?そもそもわたくしに入団の声が掛かって来る訳ありませんわよ」
プルルルル、プルルルル、プルルルル
ダイヤ「あら電話?・・・・もしもし?」
ベイスターズスカウト「私、ベイスターズスカウト担当八馬でございます。柿田でネタにされております」
ダイヤ「はぁ・・・」
八馬「黒澤ダイヤさん。貴女を、是非ベイスターズの一員として迎えたい!」
ダイヤ「えっ?」
ダイヤ「・・・・では。ありがとうございました」
梨子「どうだった!?」ソワソワ
ダイヤ「・・・・ベイスターズさんから誘いがありましたわ」
梨子「やったあああああ!」ピョンッ、ピョンッ!
ダイヤ「だからどうして梨子の方が喜んでるの?」
プルルルル、
ダイヤ「またですの!?」
梨子「今度は何処からのスカウトかなぁ?」ワクワク
ダイヤ「・・・ええ。とても貴重なお話、ありがとうございます」
梨子「今度は何処から?」
ダイヤ「阪神さんですわ」
梨子「後もう1球団くらい来ないかな?」
ダイヤ(わたくしとしてはもうこれ以上は来ないで頂きたいですわね)
ダイヤ(横浜か阪神だけでしたわね)ホッ
梨子「それで、ダイヤちゃんはどっちに行きたい?」
ダイヤ「いや、まずは大学を卒業しなくては。せっかく推薦して頂いたのですから学業を全うしたいですわ」
梨子「・・・・そっか」シュン
ダイヤ「うぐっ!・・・・・黒澤家に逃げるという文字はありません!!!!」
梨子「そりゃ、そうだよね・・・・」ショボーン
ダイヤ「・・・ですが、プロ野球選手になる、というのを見送るつもりもありませんわ」
梨子「え?」
ダイヤ「今日のトライアウトで自信が付きましたわ。大学の野球部で腕を磨いて、2年後のドラフトに賭けることにします!」
梨子「ダイヤちゃんっ!!」パァァ!
ダイヤ「それで、良かったら梨子もマネージャーとして入部してくれないかしら?わたくしを支えて欲しいわ」
梨子「勿論♡」
ダイヤ(待っててください、曜さん。わたくしもすぐそちらへ追い付きますから・・・・敵となるか味方となるかはわかりませんが、プロになった時は、よろしくお願いしますわ)
番外編その3、ダイヤさんのトライアウト、終了
番外編ラスト、オフの特番!
キャスター「さあ今年もやって参りました、DeNAベイスターズ毎年恒例の番組!」
(*^○^*)将来をポジれる!若きホープの知られざる素顔!!
※実際にはこんな番組はありません
キャスター「本日のゲストは高卒ルーキーながらシーズンを駆け抜けた、渡辺曜さん!」
女性キャスター「そして、私の強い希望で今年ようやくお呼び出来ました、高城俊人さんです!」
(*> ᴗ •*)ゞ「ヨーソロー♪」
高城「こんばんはー!」
女性キャスター「色々お聞きしたいことがありますが、まずは私から質問を!お二人は仲良しですか?」
(*^ ᴗ ^*)「そりゃもう!私たち、仲良しですよねー?」
高城「そりゃぁ・・・皆基本的仲良いよね」
女性キャスター「ではお二人が、この瞬間チームメイトで良かったなぁと思えた瞬間を、それぞれ挙げて貰えますか?」
曜「あ!はいはい!じゃあまずは私から!!」
女性キャスター「では挙手して頂いた曜さんから!」
曜「ご飯奢ってくれるであります!」
女性キャスター「可愛い♡」
高城「もうね、お立ち台上がる度に毎回毎回ご飯奢れ言ってくるんですよ」(;^∀^)
女性キャスター「でもなんだかんだ奢っちゃうんですよね?」
高城「・・・・はい」
女性キャスター「そんな高城さんは、どういう時にチームメイトで良かったと感じたことがありますか?」
高城「奢ったご飯を美味しそうに食べてくれると、僕が作った訳でもないのに凄い嬉しくなりますね」
女性キャスター「なるほど、お二人ともチームメイトで良かったと感じるのは食事時ということでよろしいでしょうか?」
曜「はいっ♪」
女性キャスター「仲のよさを伺えて良かったと思います」
キャスター「では今度は私から質問を。仲良しエピソードとは逆に、相手のここは治して欲しいという部分は・・・」
高城「あー、これ僕結構思い当たりますねぇ」
曜「えええっ!?」ガーン!
高城「いっぱいあるんですけど、敢えて言うなら・・・やっぱりボディタッチの多さですね。そのせいで野次絶えないんですよ・・・」
女性キャスター「あら〜〜、贅沢な悩みですねぇ」
高城(流石に下着姿でロッカーうろつくことはバラしたらマズイわな・・・)
キャスター「では、曜さんの方は?」
曜「・・・今みたいにボディタッチ多いからって言われて、実際にたまにちょっと距離を取られるのを気にしてます」シュン
女性キャスター「あらら・・・・」
高城(いやむしろ性別のこと考えたら普通もっと距離とるべきでしょ!?)
女性キャスター「では次の質問なのですが、日本シリーズのことについてです」
曜「おお!いよいよですなぁ!」
女性「まず曜さんにお聞きしたいのですが、8回の同点タイムリー、曜さんはあの時どんな気持ちで打席に入ってたんですか?」
曜「そうですね。今までは大切な人やチームメイト、ファンのためだと打ってきましたけどあの時だけは自分が打ちたいから打ちました」
高城「曜ちゃん・・・・」
曜「私……野球か大好きでありますっ!」
女性キャスター「・・・・ありがとうございます」ウルッ
女性キャスター「で、では・・・高城さんの方には8回のあの走者一掃の満塁打、あの時どんな気持ちで打席に入ったんですか?」グシグシ
高城「僕はその、一応ストレートには張ってたんですけどあの時はそんな深いことまで考えないで振ったらたまたまあそこまで飛んでくれて・・・ですかね」
女性キャスター「そんなことないですってw前の打席でもモイネロ選手を相手にバット振れてましたよ!」
高城「そう言ってくれるとありがたいです///」
キャスター「では最後に、来シーズンはどういったシーズンにしたいとお考えでしょうか?」
高城「まずは3年連続で.250打って、出来ればホームランも5本ぐらい打てたらと思ってます!」
キャスター「なるほど、是非達成して欲しいですね!」
曜「私は・・・・そうですね、具体的な数字で無失策を目指します!やっぱりショートを任されてる以上は守りを大切にしたいですから!」
キャスター「なるほど、かなり大変な記録に挑戦することになるでしょうが達成して下さい!応援します!」
曜「ありがとうございます!!」
キャスター「そろそろお時間となりましたので、番組の放送はここまでとさせて頂きます。ではまた来年、お会いしましょう!」
収録後
曜「お腹が空いたであります・・・」グー
高城「・・・・」
曜「・・・・・・」ジー
高城「・・・っ」
曜「・・・」✨✨
高城「太るよ」
曜「野球選手ということを考えたらむしろもう少し太るべきだと思います!」ノシッ
高城「・・・ハァ」
曜「ご飯は?」ニヤニヤ
焼肉屋
ジュー!!
高城「・・・・・さあ、好きなだけ食べてよ」
曜「わーい!!いただきまーす!!」
高城(結局また甘やかしてしまった・・・)
番組を見た後の高海さん
千歌「えー、いいなぁ・・・活躍したら毎回ご飯奢って貰える先輩がいて」ムスー
曜「・・・・千歌ちゃんも一緒に奢って貰おうか?」
千歌「本当に!?わーい!!」
ようちか「「ということで、ご飯食べさせて♡」」
高城「うっそだろ!?」
なんだかんだいいながらもきっちり奢った
曜「ベイスターズのドラフト1位に指命された!?」
完っ!!
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