梨子「千歌ちゃんと曜ちゃんと」 (42)


ラブライブサンシャインss


アニメ3話放送時に書いたものですので、
ファーストライブ後の設定になってます



暇つぶし程度ですがよければ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1471430514



曜「千歌ちゃーん、次の衣装の案、書いてきたよー」

千歌「ほんと!?もうできたんだー!みせてみせてー」


曜「えへへー、じゃーん!」

千歌「おぉー!なんかかっこいい!」



曜「今回は全員青をベースにしてるから、さわやかで夏っぽい感じになってるよ!どう!?」

千歌「さっすが曜ちゃんだよ!完璧だよ!」


梨子「…」ニコニコ




曜「細かいアクセサリーとかまだ考えてないんだけど、千歌ちゃん何かリクエストはある?」

千歌「そうだなー、せっかくみんな青で合わせてるけど…髪飾りとかでみんなの色を出していきたいかなー」

曜「ふんふんなるほど…」

千歌「それでー…」


梨子「…」ニコニコ


梨子(…あれ?さっきから会話に参加できてない…?)




曜「じゃあ目立つように大きめのシュシュとかにする?」

千歌「う~ん…なんかこのスマートな衣装にはもっとこう…」

曜「じゃあお花の髪飾りとか?」


千歌「それだよ!ぜったい合うと思う!」

曜「おっけー!りょーかい、っと」

千歌「えへへー、たのしみだな~、っと…梨子ちゃんはどう思う?」


梨子「へ?」


曜「次の衣装だよー、こんな感じでいこうかと思うんだけど…」

梨子「うん、とっても素敵だとおもうな」ニコ

千歌「よーし!じゃあ決まりねー」



梨子(千歌ちゃんと曜ちゃんは昔からのお友だちで…わたしは新入りの転校生だし…)


梨子(2人ともとっても優しいけど…)



梨子(やっぱり2人の仲にはまだ追いつけないな…)






千歌「どうするー?今日の放課後から作り始めるー?」

曜「そうだねー、またお邪魔しちゃおうかなー」

千歌「わかったー、うちには連絡入れとくねー」

曜「よろしくー」



梨子「…」


梨子(…いや!もっと積極的にならなきゃ!せっかく千歌ちゃんがアイドル部に誘ってくれたんだもん!地味な美術部員のわたしから変わらなくっちゃ!)



千歌「でねー、みとねえがねー…」

梨子「千歌ちゃん!」

千歌「うん?なーに?」




梨子「つ、次の曲の作詞の話は進んでる?」

千歌「うげっ…あ、あのーそれは…」

梨子「もう…詞がないと曲も作れないんだから…しっかりしてよね」


千歌「うぅ…よーちゃぁん…」

曜「あはは…こればっかりはわたしには…」

梨子「曜ちゃんはちゃんと衣装考えてきたんだから…少しは曜ちゃんを見習ってね?」

千歌「はーい…」


梨子「じゃあ放課後はわたしもいっしょに曲の方を…」




梨子「…」





梨子(そ、そういえば…今までお友だちのおうちに自分からお邪魔することってなかったかも…)



梨子「…っ/////」


曜「…梨子ちゃん?」



梨子(この前までは千歌ちゃんが無理やり引っ張ってくれたからよかったけど…自分から言うのってなんか緊張する…///)



千歌「梨子ちゃん…?うちで一緒に曲作りするってこと?」

梨子「っ!そう!だから…!ちゃ、ちゃんと先に片付けといてよね!ぬいぐるみとか!」


千歌「先に片付けろって言われても…一緒に下校するんだから無理だよ~」

梨子「~っ////じゃ、ちょ、ちょっとお手洗い行ってくるからっ!」ダッ

千歌「えっ、トイレは逆方向だよ!?りこちゃーん!」





千歌「…いっちゃった」


曜「どうしたんだろう…急に話し始めたと思ったら慌てて出て行っちゃったし…」



曜(…ん?そういえば顔が赤かったような…そして様子がおかしくなったのは千歌ちゃんのおうちにお邪魔する話になった時…)



曜(!!……これはもしや…)







曜(れ、れんあいー!?)






曜(いやはや…東京の子は進んでるな…となると相手は千歌ちゃんか…)チラ


千歌「どうしちゃったんだろう…おなかいたかったのかな…」



曜「…」


曜「大丈夫じゃないかな、すぐ戻ってくるよ」

千歌「えー?なんでわかるのー?」


曜「…女の勘ってやつ?」

千歌「んー?よくわかんないけど…」






―放課後―



千歌「さぁーて!やりますか!」

曜「うん!気合い十分だね!」


梨子「じゃあわたしと千歌ちゃんで歌詞つくろっか」

千歌「うん!」

曜「!う、うん!がんばってね!」


梨子「曜ちゃん?」



曜「わ、わたしは衣装つくってるから…じゃ、じゃあ…」

梨子「うん…よろしく…?」





曜(あぁー!なんか変に意識しちゃうよぉ~!)

曜「…」チラ



梨子「やっぱり恋の歌がいいの?」

千歌「んーん、わたしね、気づいたの」

千歌「今のわたしの気持ちを正直に伝えること、それがわたしがやりたかったことなんだって!」


梨子「!」



梨子「…うん、そうね…わたしも同じこと思ってたよ」

千歌「梨子ちゃん…やっぱり梨子ちゃんを誘ってよかったよ…!」ギュ

梨子「もう…おおげさよ?」



千歌「あ!そうだ…大事な友だちへの気持ち……うん!書けそうな気がする!」

梨子「え?もう考えたの!?」


千歌「まだ中身は全然だけど…でも大丈夫!そんな気がする!」

梨子「ふふっ、そっか…なにかあったら言ってね、力になるから」

千歌「ありがと!…よーし…」カキカキ


梨子「…がんばって」ニコニコ



曜(あーあ…あんなにやさしい顔で見つめちゃって…わたし完全に蚊帳の外だよ…)



梨子「…」ニコニコ


梨子(よし!今のはポイント高いんじゃない!?いけてるわ私!)ニコニコ




曜(…にしても千歌ちゃんがこんなかわいい子に想われるなんて…千歌ちゃんもまんざらじゃないだろうし…)

曜(なんか幼なじみ的には複雑かな…)



曜「…」


曜「ふぅ…」



梨子「曜ちゃん?大丈夫?浮かない顔してるけど…」

曜「大丈夫!…でも、ちょっと疲れちゃったかな…」


梨子「わたしも手伝おうか?お裁縫は得意ってほどじゃないけど…」

曜「んーん、あとは家でやろっかな」

千歌「えー?曜ちゃん帰っちゃうのー?」




曜「…うん、なんか今日は集中できないみたいだから…」ニコ


梨子(曜ちゃん?…なんでそんなにぎこちない笑顔なの…?…まるでさっきまでの…)


梨子「…!」



千歌「じゃーねー!曜ちゃん!気を付けてー!」フリフリ

梨子「千歌ちゃん!わたしも少し出かけるから!」

千歌「へ?なに?どういうこと?」


梨子「すぐもどってくるから!」タタタ


千歌「ちょ、ちょっと梨子ちゃん!?」




千歌「…どうしちゃったのかな…曜ちゃんも元気ないみたいだったし…」





曜「…」スタスタ


曜(…あの2人はきっとお似合いだよ…でも…)


曜(わたしともずっと仲良くしてくれるよね…?千歌ちゃん…)


曜「仲間外れはやだよ…」




梨子「曜ちゃん!」

曜「!」


梨子「はあ…はぁ…よかった、間に合って…」

曜「どうしたの?…わたし、何か忘れ物でもしてたかな?それとも…」

梨子「ごめんなさい!」ペコッ


曜「…え?」



梨子「わたし…曜ちゃんの気持ち全然考えてなくて…!きっとさびしい思いをさせちゃったと思う…!だから…」

曜「だ、大丈夫だから頭をあげてよ!…わたし、梨子ちゃんの気持ち、わかってるつもりだから…」


梨子「…え?」



曜「きっといっぱい悩んだと思う…その結果だったらわたしは応援したいって思うよ」

梨子「曜ちゃん…」


曜「大丈夫!梨子ちゃんならできるから…勇気を出してぶつかってみなよ!」




梨子「…うん…わかった、やってみる…!」




曜「だからさ!…わたしのことはいいから千歌ちゃんのところに戻りなよ!さ!」グイグイ

梨子「ちょ、ちょっとまって!」


曜「なに?…やっぱりまだ勇気が出ない?」




梨子「…千歌ちゃんともだけど、わたし…曜ちゃんとも…」ギュ

曜「…へ?」





梨子「…曜ちゃんが応援してくれたからだよ?…わたし、がんばるから…」

曜「ななななななにを…!?り、りこちゃんは千歌ちゃんのことが…」





梨子「千歌ちゃんも言ってた…今の自分の気持ちを正直に…」ズイッ

曜「へあぁ!?///や、ちょ、まっ…///」



梨子「わたしは曜ちゃんと…」


曜「あわわわわわわ…/////」







梨子「…曜ちゃんともっとお話しがしたい!」



曜「そ、そういうのまだ早いっていうか…っ!///」








曜「…」



曜「…はい?」


梨子「…千歌ちゃんと曜ちゃんともっと仲良くなりたかったんだけど…わたしってば今までお友だちってあんまり多くなかったからどうしたらいいかわからなくて…」


曜「」



梨子「まず千歌ちゃんから…と思ったんだけど…わたしの不器用のせいで傷つけちゃったよね…ほんとにごめんなさい」


曜「あ、あのー?なんの話を…?」



梨子「え?曜ちゃん…わたしの気持ちわかってるって…」

曜「わ、わたしはてっきり千歌ちゃんに恋をしてるのかと…」


梨子「えぇ!?わたしはただ幼なじみの2人にもっと溶け込みたいって、そう思って…」



曜「…」

梨子「…」




曜「…ぷ」


曜「あははははっ!な~んだそういうことだったんだ!あっはははは!」

梨子「も~、笑わないでよぉ~真剣に悩んでるのに…」



曜「ごめんごめん、でもね、わたしも千歌ちゃんも、梨子ちゃんのこととっくに親友だと思ってるよ?」


梨子「ほ、ほんと?」

曜「千歌ちゃんの…んーん、千歌ちゃんだけじゃない…」

曜「千歌ちゃんとわたしの突拍子のない夢に付き合ってくれて、その一歩目を一緒に踏み出してくれて…」


曜「まちがいなくかけがえのない親友だよ」

梨子「うぅ…ようちゃん…ありがとう…」




曜「いや~にしてもわれながらとんでもない勘違いをしたもんだ!」

梨子「ほんとに…まぁでも…」

曜「んー?」




梨子「千歌ちゃんがスクールアイドルに恋をしてアイドルを始めたっていうなら…」

梨子「わたしは千歌ちゃんに恋を教えてもらって、アイドルを始めたのかもしれないね」


曜「うん…そうかもね」



梨子「もちろん、曜ちゃんにもだよ?」

曜「え?」


梨子「わたし、曜ちゃんのことも好きだもん」

曜「!」



曜「へへへ…わたしも梨子ちゃんのこと好きだよ!」

梨子「ふふふっ」

曜「えへへへ」








千歌「あわわわわわ…////た、大変なものをみてしまった…!」

梨子「!?」

曜「千歌ちゃん!?…ま、まさか…」




千歌「…よ、曜ちゃんと梨子ちゃんが両想いだったなんてぇー!!」

曜「やっぱりそういう展開かー!」



千歌「わたしが梨子ちゃんにくっつきすぎたせいで曜ちゃんが怒って帰っちゃったのかぁ…!くぅ…!鈍感ちかちーを許しておくれ…!」

梨子「い、いやそういうんじゃなくて…!」



千歌「はっ…!?」





千歌「ま、まさか…学校で梨子ちゃんの様子がおかしかったのもわたしと曜ちゃんが2人でお話ししてたから…?」

梨子「いやだから話をきいて…」


曜「こりゃもうだめだね…」




千歌「あぁ…わたしはなんて罪深いことを…」フルフル


千歌「この高海千歌、ここ内浦のみかん畑に骨を埋める覚悟であります!」

千歌「いざ!ヨーソロー!!」ダダダッ



梨子「ま、まって!千歌ちゃん!」




曜「またしてもややこしいことになっちゃったね…あはは…」

梨子「はぁ…」



梨子「もーう!誤解だってば~!千歌ちゃーん!」タタタ

曜「おとなしくお縄につきなさーい!!あはは!」タタタ


梨子「も~!笑いごとじゃない~!」




おわり



以上です

お邪魔しました



お付き合いいただいた方、ありがとうございました


糞つまんね
これサンシャインのキャラでやらなくても良いだろ
何がしたかったんだよ

>>32
心地いいわ、わたしを称えるその言葉

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