~とある日のカルデア~
モードレッド「おうマスター!丁度いいところにいるじゃんか」
ぐだ男「あ、モーさん。どうしたの?」」
モードレッド「ドライブ行こーぜ! ここ最近ハデに戦闘もないから羽伸ばしたいんだよ」
ぐだ男「(こ、これはマズイ・・・・・・!)」
ぐだ男「誘いは嬉しいんだけど、俺ちょっと今
他に用事があt」
モードレッド「よっしゃ行くぜ! 父上から(勝手に)バイクも貸りてきたからな!オレの騎馬に乗れることを光栄に思えよ!」グイグイ
ぐだ男「あっちょっと話を聞いてあの無理やりコフィンに押し込まないであのちょっと」
ブロロロロロロロロロ
ぐだ男「ああああああああああああああ!!!!」
モードレッド「気持ちいいい!サイッコーだぜマスター!」
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キキィィィイ!!
モードレッド「さっすが父上のバイク、速さも耐久性も段違いだぜ。なあマスター?」
ぐだ男「・・・・・・」チ-ン
モードレッド「なんだよ、はしゃぎ過ぎて寝ちまったのか? ったくマスターはオレがいないとしょうがねえな」
ぐだ男「・・・・・・ソダネ」ガクツ
~またある日~
モードレッド「おいマスター!!」
ぐだ男「うわっびっくりした・・・・・・どうしたのさモーさん血相変えて」
モードレッド「なんであの女がここにいるんだよ!」
セミラミス「ん?」
ぐだ男「え?」
モードレッド「しかもオレ用に採った種火全部そいつに使ったってのはどういう了見だ!?」
セミラミス「聞いたかマスター? どうやら反逆の騎士様は前に進むことしか出来ん猪程度の視野しかもっておらぬらしいぞ」
モードレッド「んだと?」
セミラミス「簡単なこと。貴様より我のが優れているからだ。決まっているだろう?」
モードレッド「ぶっ殺す!」
セミラミス「無理だな」
ぐだ男「いやいや!全体宝具のアサシンがいなかったから優先しただけだから!なんでガチバトルの雰囲気になってんの!?」
ぐだ男「モーさん用にしようと思ってた種火を使ったのは悪かったけど、モーさんはもう3回聖杯使ってるし、戦力を増やすためにも少し我慢をしてもらいたいんだ」
モードレッド.「...チッ」スタスタ
セミラミス「……よいのかマスター? 餓鬼の曲がったヘソは中々治らんぞ?」
ぐだ男「自分で煽っておいてそれ言う?」
セミラミス「先に吹っ掛けたのはあちらだろう」
ぐだ男「ひ、否定できない」
セミラミス「ふ...もう我のことはいい。あれの機嫌取りでもしてくるがよい」
ぐだ男「あ、うんありがとう。ちょっと行ってくる」
ぐだ男「(その後、モーさんの機嫌が直るまでなんと1日を要したのでした)」
~マイルーム~
ぐだ男「えー、皆さんをお呼びしたのは他でもありません。最近のモーさんの我侭振りをなんとかしたいのです」
アナ「重要な会議だというからなにかと思てきてみれば、至極どうでもいい話ですね、マスター」
エミヤ「まあ待て。マスターが巻き込まれるだけならともかく、素材の供給バランス等については確かに問題だ」
アラフィフ「と、いうか。キミが甘やかしすぎただけではないのかネ?」
ぐだ男「いやーそんなことないでしょ?」
エミヤ「驚いた。まさか本人に自覚がなかったとはな」
アラフィフ「彼女の生来の性格もあるだろうが、言われるがまま成すがままだったマスター君に責任があると私は思うがねぇ」
アナ「同感ですね」
ぐだ男「えー・・・・・。そうかなあ?」
青王「・・・・・・なぜ私に振るんです」
ぐだ男「だってお父さんなんでしょ?」
青王「認知していないのですが」
青王「そもそもなんなのですかこのメンバーは。統一性がなさすぎませんか?」
ぐだ男「いやいや、ベストチョイスだと我ながら思う」
ぐだ男「アナは同じ子供目線、エミヤは保護者目線、教授はおじいちゃん視点、でアルトリアは親、ほらね?」
アラフィフ「……私って孫がいるような年齢に見えるかネ?」
アナ「同じ子供と言うには背丈が違いすぎると思います」
エミヤ「勝手に保護者にされては困るな」
青王「だから私を親認定するのはやめてください。そもそもアーチャーが保護者なら私はいいじゃないですか」
ぐだ男「でもモーさんはアルトリアのこと慕ってるみたいだし・・・・・」
青王「それはそれ、これはこれです」
ぐだ男「どれ?」
エミヤ「もういい。話が逸れすぎだ。それでマスター?結局のところ用件はなんだ?モードレッドの我侭をなんとかしたい、というのはわかったが」
アラフィフ「更生についての具体的な案はあるのかネ?」
ぐだ男「ん?んー……まあホント言うと別にモーさんの我侭ぶりを治したいわけじゃないんだけど」
アナ「もう私達なんのために呼ばれたのかわかりませんねこれ」
ぐだ男「ただちょーっと意地悪をしたいって言うか?たまには困った顔が見てみたいって言うか?」
ぐだ男「まあつもり良いこと思いついたから皆の手を借りたいんだよね」
アナ「帰っていいですか?」
エミヤ「まあ待て。どうせ断っても令呪で強制されるだけだ」
アナ「……」
ぐだ男「いやそんな汚物を見る目で見られても……」
青王「……ひとつ忠告ですが、マスター。あれはキレると何をしでかすかわかりませんよ」
アラフィフ「これぞまさに経験者は語る、という奴だ!」
ぐだ男「そこはちゃんと加減するから大丈夫」
ぐだ男「で、肝心の内容なんだけど.....」
カクカクシカジカ
ぐだ男「というわけでみんなよろしく!」
~数日後~
モードレッド「話ってなんだよマスター」
ぐだ男「モーさんさ、前に選定の剣に挑戦してみたいって言ってたってほんと?」
モードレッド「.....だったらなんだよ?」
ぐだ男「それ、実現出来るって言ったらどうする?」
モードレッド「.必要ねえ」
ぐだ男「そうなの 」
モードレッド「そう思ってた時もあったがそれは過去の願いだ。今のオレには関係ない」
ぐだ男「えー....でもさぁ」
モードレッド「なんだよしつこいぞ」
ぐだ男「モーさんって本当に選定の剣抜けるの?」
モードレッド「…は?」
ぐだ男「実は本当に抜けるのか自信がないんじゃないの~?」
モードレッド「上等だ!何本でも抜いてやるから用意してみろマスター!」
ぐだ男「(ちょろい!)」
モードレッド「わざわざ証明してやるんだ。オレが抜いたらすぐに聖杯と種火をオレに注ぎ込んでもらうからな!」
ぐだ男「おっけーおっけー」
モードレッド「二言はなしだぞ。んで、選定の儀に挑戦する方法ってのは?」
ぐだ男「ダヴィンチちゃんに頼んで『選定の剣が抜かれる前の頃』にレイシフトする準備をしてもらったんだ。正真正銘の選定の儀だよ」
モードレッド「じゃあさっさとレイシフトだ!行くぞマスター!」
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