結城友奈と魔法少女 (104)
キュウべえ「あれが結城友奈達勇者か・・・。どうやら今が一番落ち着いているみたいだね、これはチャンスかもしれないな。今ならあの子達を魔法少女にできる。でもここで僕の仕事はできないから少し様子を見るかな?」」
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本編スタートの前に
予告編を見て分かった人もいるかもしれませんが
神世紀300年の時間軸は結城友奈の章7話つまり合
宿の最中です。その為、乃木園子や三ノ輪銀、他の
先代勇者の登場は今のところありません。また、魔
法少女まどか☆マギカの時間軸はアニメ通り進む為
マギレコや外伝キャラは出てきません。(ただしア
ニメ通り進むといってもいろいろと異なります。)
私達勇者部は人類の敵、バーテックスを12体全部倒したためそのご褒美として大赦が夏休みに合宿先を用意してくれました。そんなわけで太陽いっぱいの海にいます。
東郷美森「もう、友奈ちゃんったら誰に言ってるの?」
結城友奈「ううん、何でもなーい♪ってアレ?」
東郷美森「あら?どうかしたの?」
結城友奈「(今、白い猫みたいな狐みたいなのが見えたけど気のせいかな?まあいいか。)」
結城友奈「そういえば食事も大赦が手配してくれるんだって。いいのかな、こんなに至れり尽くせりで。」
東郷美森「病院で寝てた分は遊んでもいいんじゃないかしら?」
結城友奈「そうだね。よーし、前方に人影なし!全速全身!!」
東郷美森「いざ出陣!」
結城友奈「イエッサー!」
序章「合宿と謎の白い生物」
犬吠埼風「はしゃぎおるわ後輩どもめ。」
そういう風は樹とかき氷を食べていた。
犬吠埼風「ここで大赦が落ち込んでいたら封印の式に関わるわ、エンジョイしていかないとね。」
犬吠埼樹「(というかふつうに楽しんでるでしょ)」
犬吠埼風「あや?バレてた。」
犬吠埼樹「(私も楽しい!)」
犬吠埼風「そっか・・・。」
わけあって樹は今しゃべることが不可能である。また、風はしゃべれるが視力がかなり落ちている。
三好夏凜「風!!こっちの体は出来上がってる、いつでもいいわよ。」
夏凜が走ってきた。そして水をグビグビ飲みながら
三好夏凜「プハー!さてと競泳よ、競泳!!」
犬吠埼風「しゃーない、瀬戸の人魚と呼ばれたあたしが格の違いを見せてあげるわ。」
三好夏凜「言われてるの?」
犬吠埼樹「(自称です)」
犬吠埼風「でも水泳は得意よ。幼稚園のとき5年くらいやってたから。」
三好夏凜「幼稚園に5年もいないでしょ。」
その後ろで樹は足をバタバタしていた。
犬吠埼風「ん?どうした暑いの?」
樹はかなりうなづいた
三好夏凜「心頭滅却!!」
樹は手で違う違うとすると高速で海へ行った
犬吠埼風「ふふ、樹は家でも砂浜でも可愛いわね。」
三好夏凜「ん?」
犬吠埼風「どうした、夏凜。」
三好夏凜「(変ね、今白い何かが見えたような気がするけど・・・。)ごめん、なんでもないわ。」
結城友奈「お!遂に風先輩と勝負するの?」
友奈と東郷が戻ってきた
三好夏凜「すぐれた選手は水の中もいけるということまたまた見せてあげるわ。」
結城友奈「うん、頑張って夏凜ちゃん。」
三好夏凜「がっ・・がんばるのは当たり前よ。」
そのとなりでは樹が準備運動をしていた。
東郷美森「樹ちゃん泳げるんだっけ?」
樹はちょっとと手で合図をした。
東郷美森「優秀ね。勇者部の未来は安泰。」
ナイナイと樹は合図した。
犬吠埼樹「?」
東郷美森「ん?どうかしたかしら?」
樹はジェスチャーで犬のようなマネをした。
東郷美森「犬でもいたの?」
うんうんと樹は頷いた。
犬吠埼風「ウーン・・ウーンあんま女子力振り回すと難破とかされそうだから注意しないと。」
三好夏凜「何言ってんだか・・。」
犬吠埼風「隙あり!!」
三好夏凜「うわー!この待て!!」
夏凜と風の水中レースが始まった。
結城友奈「よーし、こっちも行こう。すいませーん。」
そうすると友奈達は、東郷は車イスごと海へ入った
東郷美森「あっ!友奈ちゃん、これ押し花に使えるんじゃない?」
そう言って東郷が見つけたものは海藻だった。
結城友奈「あっ!ホントだ。深いところに生えてたヤツかな?綺麗だな。ありがとう東郷さん。」
水中からブクブクと樹が海藻をのせながら浮かんできた
結城友奈「それも使えそう、ありがとう樹ちゃん。フフフ♪よーし、潜りっこしようか。東郷さんの喜ぶものを見つけたものが勝ち!」
ウンっと樹は頷いた。
結城友奈「姫、しばらくお待ちくだされ。」
敬礼のポーズをとると友奈は海へ飛び込んだ
しばらくして友奈は夏凜と砂浜で山崩しをしていた。が、友奈がかなり有利だった。
東郷美森「友奈ちゃんの砂遊びは子ども達に鍛えられてるから。」
そういう東郷は完成度が高い高松城を砂で造りあげてた。
犬吠埼樹「(すごーい!高松城だ。)」
犬吠埼風「あんたはどこでそんなスキル身に付けられたの・・・。」
東郷美森「まあいろいろと。」
三好夏凜「ちょっと待ってなさい!今集中してるから。」
だが山は崩れた
三好夏凜「ク・・・・。」
結城友奈「やった!」
犬吠埼風「友奈、あんまり夏凜をいじめちゃダメよ。」
犬吠埼樹「(そういう自分は泳ぎで負けたクセに・・・。)」
犬吠埼風「なっ!楽しみのあまり睡眠不足でね。」
三好夏凜「もう一回よ!今度は負けないんだから。」
結城友奈「かかってきんしゃい!!」
犬吠埼樹「(カリンさん楽しそう)」
東郷美森「そうね、初めて勇者部に来たときが嘘のよう。」
今日の投稿はここまでです。思ったより長くなるかも・・・。
東郷美森「目標2時の方向!」
結城友奈「樹ちゃんから見えて右だよ。ファイト!」
次に友奈達はスイカ割りを楽しんでた、スイカを割ろうとしてるのは樹である。
東郷美森「もっと右!」
結城友奈「そうそう、右右!ああ・・ちょっと行き過ぎ。そうそうそう・・・」
犬吠埼風「海といえばこれをやっとかないとね。」
三好夏凜「フン、噂に聞いたスイカ割りやってみたらなんとも単調な・・・って樹そこよ!振り下ろしなさい!!」
犬吠埼風「ノリノリじゃん・・・。」
一方樹はまるで戦いの時の風のように大げさに棒を構えていた。
犬吠埼風「あっはは、樹何よその大げさな構えは。」
三好夏凜「いや、あんたのマネでしょうが・・・。」
犬吠埼風「え?あたしあんなん?」
三好夏凜「あんなん。」
そして樹は見事一発でスイカを割ることに成功した。
結城友奈「おお!一発で決めるなんてやるー!!」
東郷美森「樹ちゃんは磨けば磨くだけ立派な大和撫子になれるね。磨かなくっちゃ。」
エヘヘと樹は照れた。
そして時間は過ぎていきあっという間に夕方へ・・・。
結城友奈「ああ・・・私もうお腹ペコペコ。」
犬吠埼風「夏凜かじって我慢して。」
三好夏凜「食えないわよ。」
結城友奈「(カプッ)」
三好夏凜「ホントに食いつくな。」
東郷美森「(アレ?)」
東郷美森「(今のはネコ?)ん?」
犬吠埼樹「(どうしました?)
東郷美森「ううん、何でもないわ。」
犬吠埼風「ほら、旅館帰るわよ。」
東郷美森「はい、先輩。」
旅館の料理は刺身やらカニやらとても豪華だった。
結城友奈「おお!!すごいごちそう!」
犬吠埼樹「(カニです。カニがあります。)」
結城友奈「しかもカニかまじゃないよ、本物だよ!
ご無沙汰しています。結城友奈です。」
犬吠埼風「あの・・・、部屋間違ってませんか?ちょっとあたし達には豪華すぎるような・・・。」
「とんでもございません、どうかごゆっくり。」
東郷美森「私達、こうたい軍みたい。」
三好夏凜「ここは大赦絡みの旅館なんだし、おやくめを果たしたご褒美ってことじゃない。」
犬吠埼風「つまり食べちゃっていいと!ん?」
犬吠埼樹「(でも友奈さんが・・・。)」
結城友奈「(パクっ)ん、このお刺身のコリコリとした歯ごたえたまりませんね。(パクっ)うん、このツルツルとしたのどごしもいいね。」
友奈は先に刺身を食べていた。だが味の感想を言わないのはあることで今味覚が友奈にはないからである。
東郷美森「もう、友奈ちゃん・・・いただきますが先でしょ?」
結城友奈「ああ、そうだったごめんごめん。」
三好夏凜「あらゆる手段で味わおうとしてるとは・・・。」
犬吠埼風「いろいろとかなわないわね、友奈には。」
犬吠埼樹「(尊敬しています!)」
東郷美森「それじゃあ改めて・・・。」
「いただきます!」
犬吠埼風「ハム!ハム!」
三好夏凜「・・・・。」
結城友奈「あっ!そうだ、せっかくだから撮っておこう、家族に自慢するんだ♪」
犬吠埼風「あたしも、思い出して味わえるように。」
何枚か写真をとりながらも友奈達は食事を楽しんでいた。
東郷美森「場所的に私がお母さんをするからご飯おかわりしたい人は言ってね。」
三好夏凜「東郷が母親か、厳しそう・・・。」
東郷美森「門限を破る子は柱へ貼り付けます。」
三好夏凜「ひっ!」
結城友奈「まあまあお前そこまでしなくても・・・。」
東郷美森「あなたが甘やかすから。」
三好夏凜「おいおい・・夫婦か。」
犬吠埼風「時々言ってるけどさ、いつかこういうのを日常的に食べられる身分になりたいわね。自分で稼いだり、いい男見つけたりで。」
犬吠埼樹「(後者は女子力が足りませぬ)」
犬吠埼風「そうかな?この浴衣から匂いたってこない?」
三好夏凜「(ハム!)」
犬吠埼風「ちょっと夏凜!刺身は人数分なんだから同じのを2つとったらダメよ!」
三好夏凜「ブツブツ言ってるのが悪いのよ。ていうか女子力言うなら東郷のしょさを見習いなさいよ。」
東郷は普通に食べてるだけなのにとても美しくお吸い物をいただいていた。
犬吠埼樹「(うつくしい)」
結城友奈「ただ食べてるだけなのに。」
犬吠埼風「さすがお嬢様、やるわね。」
東郷美森「そんなに見られたら食べづらいです。」
三好夏凜「まあ、私もマナーにはそこそこうるさいけどね。」
といいつつも夏凜は迷いばしの刺しばしをしていた。
犬吠埼樹「(それがすでにアウトです)」
三好夏凜「え?嘘!?」
結城友奈「まあ細かいことは気にしなくても。」
三好夏凜「そう、食事は楽しむのが一番!」
犬吠埼風「最低限のマナーさえ守れりゃいいのよ!」
結城友奈「おう、そうだそうだ!」
犬吠埼樹「(こういうときは団結するんだ)」
犬吠埼風「グワー!更なる生け贄をあたしの邪眼が求めている!!」
犬吠埼樹「(ごはんおかわりだそうです)」
結城友奈「おっ!通訳した。」
三好夏凜「つーか普通に言え・・・。」
犬吠埼風「3杯目だから遠慮してんの。」
三好夏凜「居候か!!」
東郷美森「はいはい。」
犬吠埼風「おかずも少なくなってきたわね。はっ!」
風が見つけたのは備えられていた饅頭だった。
犬吠埼風「確かお供え物って時間がたったら自分で食べていいのよね?」
と言いながら風は神棚にある饅頭に手を伸ばしてた。
結城友奈「あああ、そうですけど止めましょうよ!」
犬吠埼風「あははは、冗談よ冗談。」
三好夏凜「冗談に聞こえないっての・・。」
結城友奈「先輩がお供え物に手をつける前に次行こう次。樹ちゃん、次は何するんだっけ?」
犬吠埼樹「(この後はみんなでお風呂です!)」
続きは22時ごろで
犬吠埼風「はああ~♪」
東郷美森「あ~。」
結城友奈「いいお湯♪」
犬吠埼風「疲れがぶっ飛ぶ~。ん?」
風は何か気配を感じ窓をみていた。
犬吠埼風「ってウワーー!!」
犬吠埼樹「?」
樹は不思議そうに首を傾げていた。
犬吠埼風「今、誰かに裸体を見られた気がする!何アレ!?白い動物?」
三好夏凜「動物って・・・たまたま露天風呂から入ってきたんじゃない?いや~それにしても確かにいいお湯ね、生き返るわ。」
犬吠埼風「てか何ではしの方にいるの?」
三好夏凜「別に・・ぐっ・・偶然よ、偶然!」
犬吠埼風「はは~ん♪」
三好夏凜「なっ・・何よ。」
犬吠埼風「女どうしで何照れてんだか♪」
三好夏凜「てっ・・照れてなんかないわよ!というか立つな、丸見えよ!」
犬吠埼風「いいじゃない~誰も見てないんだし♪」
※これはSSだから読者は裸体を見るのは不可能である。また、例えこのシーンをアニメでやっても湯気がセルフで隠すのである。
結城友奈「こんだけ広いと泳ぎたくなるね~♪」
東郷美森「ダメよ、友奈ちゃん。」
東郷は友奈に噴水攻撃をしていた。
結城友奈「わぷっ!はーいブクブクブク・・・。」
犬吠埼風「ウェヒヒヒヒヒヒ♪」
東郷美森「ん?どうしました。」
犬吠埼風「普段何を食べてればそこまでメガロポリスな体になるのかちょっとだけでもコツとか教えてもらえると♪」
その横で樹もウンウンと同意していた。
東郷美森「ふっ・・・普通に生活してるだけです。」
犬吠埼風「イヤイヤそんなごけんそうに♪」
三好夏凜「今の内・・・。」
結城友奈「はーい、お背中流します!」
三好夏凜「ほぱーーーーーーーー!?」
結城友奈「背中流すの上手いってお母さんに誉められたこともあるんだよ♪まっかっせってー♪」
三好夏凜「ちょちょちょちょ!?友奈!?あっ!ちょっと、くすぐったいてばー!!」
三好夏凜「あたしははしっこ。」
犬吠埼風「あたしは部長だから真ん中♪」
結城友奈「すかさず樹ちゃんが隣についた。じゃあ私は東郷さんの隣♪」
東郷美森「うん。」
犬吠埼風「女5人集まって旅の夜、どんな話をするか分かるわね?夏凜。」
三好夏凜「えっと・・・辛かった修行の体験談・・・とか?」
犬吠埼風「違う。」
東郷美森「正解は日本という国の在り方について存分に語る・・・です!」
犬吠埼風「それも違う!」
犬吠埼風「樹、正解は?」
犬吠埼樹「(コイバナ・・・?)」
犬吠埼風「そうそれよ!恋の話よ!」
東郷美森「もう一度お願いします・・・。」
犬吠埼風「こっ・・恋の話よ。何度も言わせないで・・・。」
結城友奈「でっ・・では、誰かに恋してる人?」
みんな固まっていた。
結城友奈「まっ・・・まあ勇者とかでみんな忙しかったし。」
三好夏凜「そういうあなたは何かあるの?風。」
犬吠埼風「そうね・・・あれは2年の時ね。」
三好夏凜「!!」
犬吠埼風「あたしがチア部の助っ人をしたとき、そのチア姿に掘れたヤツが居てさ、デートとかしようか?と誘われたもんよ!!もんよ!!(セルフエコー)」
三好夏凜「なるほど!・・・おっ!あんた達落ち着いているわね。」
犬吠埼樹「(この話12回目ッス)」
三好夏凜「えぇぇ・・。」
犬吠埼風「何よ!」
三好夏凜「それしか浮いた話ないのね。」
犬吠埼風「あるだけいいでしょ。」
三好夏凜「んで?断ったの?」
犬吠埼風「だってさ、同年代の男子ってなんか子どもに見えるもん。そいつも端末にイヤらしい画像入れて、休み時間に男子達と見てるんだって知ってたからさ。ああ、もう次の話題!友奈、なんか際どいの!!」
結城友奈「ええ!?そんな無茶振りを。」
東郷美森「際どいのなら任せてください!」
犬吠埼風「東郷は別の意味で際どいでょ・・・。」
三好夏凜「クー・・・クー・・・」
結城友奈「夏凜ちゃん寝てる。」
犬吠埼風「はしゃいでたからね。」
犬吠埼樹「(かわいい寝顔です)」
犬吠埼風「あたし達もそろそろ寝ようか・・・。夜更かしは乙女の敵よ!」
東郷美森「フフ・・。」
結城友奈「東郷さん?」
東郷美森「何でもないよ、友奈ちゃん。」
犬吠埼樹「(それじゃあ電気消しまーす)」
犬吠埼風「はーい・・おやすみ。」
結城友奈「おやす~♪」
東郷美森「おやすみなさい。」
(パチッ!)
東郷美森「あの日も・・・こんな感じのじっとりとした暗い夜でした。」
「!」
結城友奈「東郷さん!?」
東郷美森「その男は帰りを急いでました。でも、家への近道が間違いだったのです。」
結城友奈「うぅ・・・。」
東郷美森「お墓の辺りを通ってから、自分をつけてくるような足音が聞こえてきて・・・。」
結城友奈「うわぁ・・・何でこのタイミングで怪談を・・・。」
犬吠埼風「ちょ!?そういうのあたし苦手なのよ・・・。」
東郷美森「男は思い切って後ろを振り替えることにしたんです、すると・・・」
犬吠埼風「ギャアアアアアアアアアア!!」
東郷美森 結城友奈「うわ!」
東郷美森「どうしたんですか?」
犬吠埼風「何かこうもぞっと来たのよこの辺に・・・ってなんだ樹か。っえ?もう怖くなって潜り込んで来ちゃったの?」
三好夏凜「うわあああ!うるさい・・・・。」
「すいません・・・。」
三好夏凜「クー・・・クー・・・」
旅館の外
キュウべえ「やれやれ、ようやく寝静まったみたいだね。さてと、こそこそとあちこちを歩いてみたけど全員ぼくのことが見えたようだから十分素質があるというのはよく分かった。後は彼女達をここではなく別の次元へとワープさせて契約をさせるだけだ。ここでは僕の仕事は一切できないからね。でもどこがいいかな?やっぱり魔法少女にするならアソコがぴったりだね。取り敢えず彼女達と荷物と家と家族もそのままワープさせるか・・・。では、早速準備に取りかかろう。」
結城友奈「クー・・・もう、東郷さんどこ掴んでるの・・・」
犬吠埼風「クー・・クー・・・女子力コンビニに売ってないかしら?」
まさかこの後とんでもないことが起きるなんて誰も予想してなかっただろう。
キュウべえ「結城友奈と東郷美森は近所、犬吠埼風の家は風見野区、おっと三好夏凜はマンションぐらしか・・・ならこれはあの人と同じマンションに住ませるか。後家族の記憶をちょと改造、彼女達を見守っている大赦に連絡・・・うんやることは多いね!でもその分明日以降が楽しみだ!!」
キュウべえはかなりよくないことを企んでいた。
そして次の朝・・・
結城友奈「ん・・・んー・・・アレ?ここって家?」
結城友奈「私達って合宿していたような気がするけど夢だったのかな?」
テレビアナウンサー「本日の見滝原の天気は1日晴れで洪水確率は0%でしょう。」
この天気予報で疑問を持ち友奈はお母さんに聞いてみた。
結城友奈「お母さん、どうして香川県の天気は表示されないの?」
お母さん「友奈何言ってるの?私達は一月前に群馬県へ引っ越して来たじゃない、偶然同じ部活の人達と。」
結城友奈「へっ?ぐん・・ま?」
友奈は試しに自分の頬をつねってみた。
結城友奈「痛い!ってことは・・・。」
お母さん「どうしたの友奈、まだこっちにはなれてなかった?」
これは夢じゃない・・・まぎれもない現実だった。
結城友奈「あっ!そうだ、ちょっと外行ってくるね。」
お母さん「変な友奈ね。でもなんかどこか何かが私にも抜けている気がするけど・・・きっと気のせいよね。」
結城友奈「どうなってるの!?こんなの絶対おかしいよ!」
ここは群馬県・・・。私にとっては見知らぬ場所である。
私は結城友奈、讃州市で勇者やっています!ですがある日突然私は見滝原という知らない場所へ来ていました。いったいこの先どうなるのでしょうか・・
・。
これが結城友奈に起きた不思議な出来事の始まりだった・・・。
ホシトハナ 歌 讃州中学勇者部
サカラバ サア
静けき森の中 今目覚めた花たちよ
この世に何を思い 何を感じてる
ああ 真実ほど人を魅了するものはないけど
ああ 真実ほど人に残酷なものもないのだろう
咲き誇れ(咲き誇れ) 想いのままに
この瞬間(この瞬間) すべてを賭けて
無限の星すらも霞むように
勇気 心に溢れ
(いかなる)いかなる時も生きて
サカラバ サア
その時メールのバイブ音がなった
結城友奈「あっ!メールだ。」
その内容は
犬吠埼風
勇者部のみんな、取り敢えず見滝原駅前へ集合!
結城友奈「駅前?」
友奈は駅前が分からなかった。
結城友奈「あっ、あの人に聞いてみよう。すいません!」
「へっ!?私」
友奈が声をかけたのはピンク髪に赤いリボンをした女の子だった。
結城友奈「私、一月前にここへ引っ越してきた為めいろいろと知らないことがあるんですが見滝原駅ってどこにありますか?」
「敬語じゃなくて大丈夫だよ。えっと、そこにイネスがあるよね?そこを通り抜けてまっすぐ行くと学校があるの。そこから西側へ進むと駅があるよ。」
イネスとはショッピングモールのことである
結城友奈「親切にどうも私、結城友奈。」
鹿目まどか「私鹿目まどか、まどかって呼んで。」
結城友奈「うん、またねまどかちゃん。」
「あっいたいた!おーい、まどか。」
結城友奈「なかなか親切な子だった。まどかちゃんというんだ。さて、駅前に向かいますか!」
友奈が駅前へつくとそこには東郷達がいた。
結城友奈「あっ!東郷さん。」
東郷美森「友奈ちゃん!?」
犬吠埼風「良かった!あんたも無事だったみたいね。」
三好夏凜「一体何が起きたっていうのよ。」
犬吠埼樹「さっぱりわからないよ~。」
結城友奈「あれ?樹ちゃん喋れてる?」
犬吠埼風「そう、それにあたしも右目が見えるようになってるのよ。」
三好夏凜「待ってみんな、大赦から連絡よ。」
大赦とは神樹を支える組織のようなものである。
大赦
勇者のみんな無事でなによりだ。
突然あなた達の反応が無くなったためこちらもびっ
くりしている、原因も分からない。
ただ一つだけ言えることは今あなた達がいるとこ
ろは神世紀300年ではなくまったく別の次元である
こととそこが見滝原という街であることだ。今取り
急ぎ原因を調査中で原因が分かりしだい元の次元へ
戻す方法を考える予定だ。だがこの調査はどうやっ
てもかなり時間がかかるかもしれない、一応何かあ
ったときの為に勇者システムは出来るようにしてあ
る、だが神樹様の力が届かないためかかなり力が衰
えるかもしれない。また、あなた達はしばらくそこ
の学校に通うといい、転校手続きは既にすんである
登校日は明後日月曜日である。
三好夏凜「取り敢えず大赦とは連絡が取れるのね。」
犬吠埼風「というか・・・。」
結城友奈「私達は別の次元にいるの!?」
東郷美森「誰かの犯行とかでしょうか?」
犬吠埼風「取り敢えず・・・ここにいても何も始まらないわ、イネスでもよって今分かっている情報を確認しながらお昼にしよう。」
犬吠埼樹「だね。」
ひとまず私達はイネスへ向かうことにした。
歩いてる途中なにやら話し声が聞こえてきた。
緑髪の子「朝から見滝原に来て正解だったね。」
赤髪の子「あちし、ここの紅茶一回飲んでみたかったから良かったよ。」
金髪の子「なんてったって見滝原限定の一番有名な紅茶だもんな、神浜から来る価値ありありだぜ。」
緑髪の子「この後、どうする?」
金髪の子「そうだな・・・イネスで何か食うか?」
赤髪の子「あっ!それいいね。あちしお腹空いたよ。」
緑髪の子「じゃあイネスに行こうよ。」
金髪の子「じゃあ歌いながら楽しくいこうぜ!」
赤髪の子「うん、賛成!」
金髪の子「gameofbackヤバさミステリー♪」
緑髪の子「ハートの形○△□♪」
赤髪の子「どうしてほしくてあげたくなくて♪」
犬吠埼風「おや?樹くらいの年の子かしら?」
東郷美森「とても楽しそうですね。」
三好夏凜「というか・・・歌ってる曲がみんなバラバラって・・・。」
ここの次元はとても平和な普通の次元かとこのときは思っていた
イネス
犬吠埼風「おっ!ここのうどんもなかなかね。」
犬吠埼樹「でも一杯500円は高い・・・。」
風達はうどんを食べていたがうどんの値段は500円と高かった
東郷美森「うどんの現地ではないからね。」
犬吠埼風「さてと・・・状況をまずは整理するわ。私達は何をしている最中だった?」
結城友奈「えっと・・・合宿です。」
犬吠埼風「そう・・・。私達は合宿の最中だった。次に昨日何かを見たものはいる?」
東郷美森「そういえば見たといったら白い犬くらいですかね?」
三好夏凜「白い犬!?」
結城友奈「あっ!私も白い生き物見ました!」
犬吠埼樹「私も!」
三好夏凜「それならあたしも見たわ!」
犬吠埼風「白い生き物・・・。あたしもみたわね。」
結城友奈「風先輩も!?」
東郷美森「これは怪しいですね。」
犬吠埼風「次に、何故かあたしの目が戻り樹も喋れていて友奈も味覚が戻りっと・・・。」
その時東郷が小声で答えた
東郷美森「恐らく神樹様から離れているから供物も戻ってきたとか・・・。」
犬吠埼風「それもそうかもしれないわね。」
犬吠埼樹「朝にスケッチを書いてる最中にせきが出たからビックリだったよ。」
結城友奈「私も、ご飯の味がよく分かったよ。」
東郷美森「ところで、部活動はどうしますか?」
犬吠埼風「そうね・・・取り敢えずあたし達はこうやって夕方などに集まるでいいんじゃないかしら?」
そしていくつかの話しをし終わり・・・
犬吠埼風「明後日が学校の登校日だからしっかり準備しておくのよ。」
結城友奈「はい!」
東郷美森「分かりました。」
そして日曜日の夜・・・
結城友奈「明日はいよいよ学校の登校日か・・・。あの子が居たりしないかな♪」
いよいよ、私達の新しい生活が始まりました。
一章「転校生結城友奈」
ちょっと話しはそれて・・・
これはある少女の夢である。
少女は白黒の長い道をひたすら走っていた・・・そしてしばらくして扉を開くと
鹿目まどか「はっ!」
その前の光景は巨大な怪物と長い髪をしたものが戦っていた・・・が
鹿目まどか「酷い!」
キュウべえ「仕方ないよ、一人では勝てっこないけど彼女も覚悟の上だよ。」
だがその光景はあまりにも残酷で長い髪の女はボロボロにされるだけだった・・・。そしてそれに耐えきれずまどかは
鹿目まどか「あんまりだよ・・・こんなのってないよ!」
その時、長い髪の女はこちらに向けて何かを言っていたが全然聞こえなかった
キュウべえ「諦めたらそれまでだ。」
鹿目まどか「・・・。」
キュウべえ「でも、君なら運命を変えられる。」
その時に電流がバチバチっと流れ思わずまどかは耳をふさいだ
キュウべえ「避けようのない滅びも、嘆きもすべて君が覆らせばいい、そのための素質が君にはあるのだから。」
鹿目まどか「本当なの・・・?あたしなんかでも何かできるっていうの?この結末を変えられるというの?」
キュウべえ「もちろんさ!だから僕と契約して○○○○になってよ!」
まどかは静かに頷いた
気が付くと目が覚めそしてまどかはこう言った
鹿目まどか「夢オチ・・・。」
魔法少女まどか☆マギカ
結城友奈は勇者であるコラボSS
彼女の名前は鹿目まどか普通の中学二年生
家系は家で主夫をしているお父さん、会社で働いているお母さん、そして弟のタツヤの四人家族で幸せな家庭を暮らしている。そしてまどかは今日も元気よく学校へ向かったのであった。
鹿目まどか「あっ!おはよう。」
志筑仁美「おはようございます。」
美樹さやか「まどか、おっそーい。おお!可愛いリボン!」
鹿目まどか「え、そうかな。派手すぎない?」
志筑仁美「とっても素敵ですわ。」
志筑仁美と美樹さやか、まどかのクラスメイトである。仁美は頭もよくお嬢様である。さやかは好きな人がいるというだけの普通の中学二年生である。
鹿目まどか「でね、ラブレターではなくて自戒に告白できるようにならなくてはだめなんだって。」
美樹さやか「相変わらずまどかの母はカッコいいな。美人だしバリキャリだし。」
志筑仁美「そんな風にきっぱり割りきればいいんですけど・・・。」
美樹さやか「羨ましい悩みだね♪」
そう、仁美は一回で2通のラブレターをもらうほど人気である。
鹿目まどか「いいな、私も1通くらいは貰いたいな。」
美樹さやか「ほう、まどかも仁美みたいなモテモテの美少女に変身したいと・・・。そこでまずはリボンからイメチェンですかな?」
鹿目まどか「違うよ!これはママが・・・。」
美樹さやか「さてはママからモテる秘訣を教わったな!けしからん!そんなハレンチな子はこうだ!」
鹿目まどか「わひゃー!やめて、くすぐったいよアハハ。」
美樹さやか「可愛い娘め!でも男子にモテようやんて許さん!!まどかは私の嫁になるのだ。」
志筑仁美「ウ・・ウン!」
仁美が咳払いをしたいつの間にか学校についていたようだ。
見滝原中学
早乙女和子「ええ・・・今日はみなさんに大事な話があります。心して聞くように!」
早乙女先生はまどか達の担任である。交際をしているがなかなか長続きがしない。
早乙女和子「うどんとは冷たいのですか?それとも温かいのですか?はい、中沢くん!」
中沢「え!?えっと・・・どちらでもいいんじゃないかと・・・。」
早乙女和子「その通り、どちらでもよろしい。たかがうどんの好みなんかで女の魅力が決まるなんて大間違いです!女子のみなさんはくれぐれもうどんは冷たいのしか食べられないとかいう男とは交際しないように!」
美樹さやか「ダメだったかアハハ・・・。」
鹿目まどか「ダメだったみたいだね・・・。」
早乙女和子「そして男子はうどんの温かさにケチをつける男にはならないこと!」
早乙女和子「あとそれから、今日はみなさんに転校生を紹介しようと思います。」
美樹さやか「そっちが後回しかい・・・。」
早乙女和子「最初は一人の予定だったのですがわけあって一気にこのクラスに四人の転校生が来ることになりました。」
美樹さやか「四人!?」
早乙女和子「じゃあ、明美さんから入ってください。」
鹿目まどか(あれ!?あの黒い髪の女の子どこかで。)
美樹さやか「うわ、すげえ美人。」
他にも後から3人転校生が教室に入ってきた。
鹿目まどか(嘘!?あの子ってもしかしてこの間の?)
早乙女和子「はい!では自己紹介言ってみよう。」
明美ほむら「明美ほむらです、よろしくお願いします。」
みんな態度と見た目にちょっと怯えていた
早乙女和子「ええと・・・じゃあ次、お願いします。」
結城友奈「香川県、讃州中学から来ました。結城友奈です!」
東郷美森「同じく讃州中学から来ました。東郷美森です。」
三好夏凜「同じく讃州中学から来た三好夏凜よ・・・。」
鹿目まどか(やっぱりあの人って・・。)
美樹さやか「一名だけおっぱいでかいな・・・。」
鹿目まどか「いや何言ってんの・・・。」
早乙女和子「では、みなさん新しい生徒と仲良くしてくださいね。」
転校生の四人の内ほむらはまどかの方を見ていた
ホームルーム終了後、早速転校生に何人かのクラスメイトが集まってきた。
「友奈ちゃん達って前はみんな同じ学校だったの?」
結城友奈「そうだよ。なんと!私達3人は同じ学校で同じ部活に所属していたんだ。」
「すげえ、そんな偶然もあるんだな。」
結城友奈「後、他の共通点はみんなうどんが好きとかかな。」
「うどんか、そういえばさっき先生が「うどんは冷たいのか温かいのか」という質問をしてきたけど結城達はどうなんだ?」
結城友奈「私はどちらでも大好きだよ。」
「さすが元四国地方の学生・・・。」
結城友奈「後、他の共通点は・・・おっとこれは極秘だった。」
「極秘!?なにそれ。」
「ひょっとしてあれか?実はこうみえて魔法少女とか?」
その一言で黒髪の転校生がその男子をギョッと見つめていた。
「ひっ!!」
東郷美森「どうしたの?」
「いや、今アイツから殺人光線をくらったような・・・。」
東郷美森「殺人光線って・・・あっ、私は東郷美森です。友奈ちゃんは私の嫁になります!」
「!?」
東郷美森「一通でも友奈ちゃんにラブレターを出したりしてみなさい。屋上に呼び出して吊し上げますので。」
「まじか・・・。」
三好夏凜「もう、何言ってるんだか・・・。」
三好夏凜「私は三好夏凜、運動が得意、好きな食べ物はにぼしとうどんよ。」
「煮干し?」
三好夏凜「煮干しは栄養をとるためには絶対必須よ!!後、サプリもね。」
「煮干しとサプリっておもしれーな、これからよろしくな!」
美樹さやか「・・・。」
鹿目まどか「どうしたの?さやかちゃん。」
美樹さやか「ねえ!」
突然さやかが大きな声を出したからみんなビクっ!となった。そしてさやかはスタスタ友奈の方へ向かい
スッ
結城友奈「?」
美樹さやか「あたしは美樹さやか、困ったことがあったら何でも言ってね、転校生!」
結城友奈「こちらこそよろしくお願いします。結城友奈です。」
二人は握手をした。
鹿目まどか「あの!友奈ちゃん!」
結城友奈「ん?」
鹿目まどか「私のこと、覚えてる?ほら、この間駅までの道を教えた。」
結城友奈「もしかして・・・まどかちゃん?良かった、このクラスだったんだ。とっても嬉しいよ。」
東郷美森「えっ?どういうことなの?」
結城友奈「言ってなかったね、私がこの間、駅までの道が分からなくてこの人に道を教えて貰ったんだ。」
東郷美森「それはそれは、うちの友奈ちゃんが大変お世話になりました。」
鹿目まどか「ええっ、そんな大げさだよ。」
結城友奈「でもまどかちゃんがこのクラスにいたなんて分からなかったよ。」
鹿目まどか「この間あった時はポニーテールにチャレンジしてたからね。」
「まどかのポニーテール?何それ超見てみたい。」
美樹さやか「あっ、それならあたしは見たわよ。」
「で、どんな感じだったんだよ美樹。」
美樹さやか「忘れちゃった、めんご!」
「んだよそれ~。」
とっても賑やかな会話になった。
一方、友奈達以外にも生徒に話しかけられている人がいた。そう、もう一人の転校生、暁美ほむらである。
「暁美さんって前はどこの学校にいたの?友奈ちゃん達と同じく讃州中学?」
暁美ほむら「前は東京の密教系の学校よ。讃州中学ではないわ。」
「前は部活とかやっていた?運動系?文化系?」
暁美ほむら「やってなかったわ。」
「すごい綺麗な髪型だね、シャンプーは何使ってるの?」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
三好夏凜「ねえ、東郷アイツ知ってる?」
東郷美森「いいえ、初めてだけど。」
三好夏凜「そう?どこか怪しいのよね。私達みたいに何かあるのかもしれないわ。」
東郷美森「考えすぎじゃない?」
三好夏凜「そう?」
暁美ほむら「・・・・。」
「ん、どうしたの?暁美さん。」
暁美ほむら「ごめんなさい・・・緊張しすぎて、ちょっと気分が・・・保健室に行かせてもらえるかしら?」
「え!?えっと・・・じゃああたしが案内してあげる。」
「あっ!私も行く行く!」
暁美ほむら「お構い無く・・・。係の方にお願いしますから。」
そう言うとほむらは友奈達の居る方へ歩いていった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「へえ、勇者部か・・・。」
結城友奈「そう!いろんなことを勇んで実施するクラブ、それが讃州中学勇者部!あっでも今は見滝は原にいるから見滝原中学勇者部かな?」
「じゃあ俺依頼したいことがあるんだけどいいかな?」
結城友奈「うん?何々?何でも言って。」
暁美ほむら「鹿目まどかさん・・・。」
鹿目まどか「!?」
暁美ほむら「あなたがこのクラスの保健係よね?」
鹿目まどか「えっと・・・あの。」
暁美ほむら「連れてってもらえる?保健室。」
美樹さやか「ん?どうしたの?まどか。」
鹿目まどか「ううんと、ちょっと保健室まで。」
美樹さやか「そう・・・。」
「まじ!?今日からでも猫を探してくれるの!?助かるよ、ああ、ジャミロクワイ早く見つからないかな?どこいったんだよ。」
「どんな名前よ・・・。」
「うちの母さんが猫とミュージシャン好きだからだよ。」
美樹さやか「あっ!ジャミロクワイならあたしも知ってる。」
三好夏凜「フフフ・・・私達勇者部に任せなさい!どんな依頼だって解決してみせるわ!」
「ありがとう!いつかお礼金を渡すよ。」
結城友奈「ああ、お金はいらないよ。」
そのころ、ほむらが廊下を歩くと見た目のせいかみんなにジロジロ見られたが動じずほむらはスタスタと歩いていった。
鹿目まどか「あの・・・その・・・私が保健係ってどうして・・・。」
暁美ほむら「・・・・。」
鹿目まどか「あっ・・・。」
暁美ほむら「早乙女先生から聞いたの。」
鹿目まどか「あっ、そうなんだ。えっと・・・保健室は・・・。」
暁美ほむら「こっちよね。」
鹿目まどか「うん、そうなんだけど・・・いやー、えっとその場所知ってるのかなって。」
ほむらは答えず廊下を歩くだけだった。
鹿目まどか「あっ・・・暁美さん?」
暁美ほむら「・・・・・・・ほむらでいいわ。」
鹿目まどか「ほむらちゃん・・・。」
暁美ほむら「何かしら?」
鹿目まどか「えっと・・・替わった名前だよね。」
暁美ほむら「・・・・・。」
鹿目まどか「えっとね、変な意味じゃなくてね。そのなんというかかっこいいななんて。」
暁美ほむら「・・・・・・・・。」
その時ほむらはくるりと回りまどかの方を見た。
暁美ほむら「鹿目まどか、あなたは自分の人生が尊いと思う?家族や友達を大切にしてる?」
鹿目まどか「えっと・・・大切だよ。家族や友達も大好きで、とても大事にしているよ。」
暁美ほむら「本当に?」
鹿目まどか「ホントだよ、嘘なわけないよ。」
暁美ほむら「そう・・・。もしそれが本当なら、今とは違う自分になろうだなんて、絶対に思わないこと。さもなければすべてを失うことになる。」
鹿目まどか「・・・。」
暁美ほむら「あなたは鹿目まどかのままでいればいい、今まで通りこれからも。」
一方、教室では、
東郷美森「じゃあ、この紙にあなたの名前、住所、電話番号、依頼内容を書いてもらえるかしら?」
「おお!えっと、名前は藤井裕翔っと・・・。後、電話番号は022ー799-○○○、住所は見滝原市風見野区271-4、依頼内容は3日前からいない飼い猫の捜索、特徴はしましま模様の体と、こんな感じか?」
東郷美森「分かったわ。依頼内容はこれでいいわね。裕翔くん。」
藤井裕翔「ああ。あと、名前は藤井でいいよ。」
三好夏凜「風見野ね・・・。風見野なら確か風が住んでるのよね?」
結城友奈「だったら見かけたかどうか聞いてみようよ、最近目撃したかもしれないよ。」
藤井裕翔「よく庭の回りを遊んでいたからそう遠くまで行ってはないはずだと思う。じゃあ後は宜しくな。」
東郷美森「ええ、見つかり次第連絡するわ。」
鹿目まどか「いやー、ゴメンゴメン。」
藤井裕翔「ん?どうしたんだ鹿目。」
鹿目まどか「ほむらちゃんを保健室まで、でもすぐに戻ってくるかも。」
キーンコーンカーンコーン
三好夏凜「チャイムがなったわ。」
美樹さやか「(みんな何が得意科目なのかな?)」
そして授業が終わり放課後、まどか達はイネスのカフェまで来ていた。
美樹さやか「ああ・・・疲れた。」
志筑仁美「お疲れ様です。」
美樹さやか「まさか四人転校生来たもののああなるなんてビックリだわ。まずあのおっぱいでかい転校生は・・・。」
今日の授業、歴史にて
東郷美森「ええと、尊王攘夷運動というのはですね
江戸時代に幕府が外国の圧力に負け、朝廷の許可を得ずに通商条約を結んだことから、天皇を尊ぶ尊王論や外国の勢力を排除しようとする攘夷論が高まりその2つは結び付き、この幕府に反対する尊王攘夷運動が盛んとなりました。そしてこの運動に多く関わったのが長州藩の西郷隆盛です。ちなみにこの西郷隆盛は・・・。」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
美樹さやか「と、かれこれ10分は語っていたわ。」
志筑仁美「でもあなた、3分もたたぬ内に寝てましたよね。」
美樹さやか「バレてたか・・・。それと、次に赤髪の転校生ね。」
今日の保体の授業は陸上競技であった。
その中で高跳びをやったのだが・・・。
結城友奈「(トットット・・・)」
颯爽と助走をし、そして華麗な高いジャンプをしたのだ。生徒から歓声が上がり、教師も驚き
教師「県内記録じゃないの・・・。」
となった。
勿論、一番声援をしていたのは友奈の大親友東郷であった。
東郷美森「すごいわ友奈ちゃん、県内記録だそうよ。」
結城友奈「うん、よかったよ。」
美樹さやか「そして、最後にツインテールの転校生ね。」
志筑仁美「先生が記録を測るのを忘れるくらい速く走りましたね。」
美樹さやか「しかも、声援を受けてるときに・・。」
三好夏凜「ふっ、こんなの勇者なんだから当然でしょ。」
美樹さやか「だって・・・。」
鹿目まどか「・・・・。」
美樹さやか「ん?どうしたの、まどか。さっきから黙りこんじゃって。」
鹿目まどか「ううん、ちょっとね・・・。」
一方、イネスのフードコートにて・・・。
犬吠埼風「みんな、転校初日お疲れ様。」
「お疲れ様でした。」
勇者部活動は部室がないため、友奈達はイネスでうどんを食べたり公園へ行ったりしてミーティングや報告、雑談などを集まってしている。
犬吠埼風「どう?樹、新しいクラスは。」
犬吠埼樹「まだ、慣れるにはちょっと時間かかるかも・・・。」
犬吠埼風「そっか・・・。友奈達は?」
結城友奈「はい、まだ慣れたわけではないですがいろいろと個性豊かな人がいましたよ。」
犬吠埼風「へえ、誰なの?」
犬吠埼風「ふーん、まどか、さやか、志筑、中沢、藤井・・・中々面白そうね。」
三好夏凜「名前だけで判断ってどうなのよ・・。」
東郷美森「あっ先輩、その中で裕翔くんから依頼が来てるのですが。」
東郷が風に依頼内容を説明し
犬吠埼風「成る程、了解したわ。ちょうどあたしも風見野区だから夕方から捜索できるわ。」
東郷美森「ありがとうございます。裕翔くんにはすぐに捜索をすると連絡しときます。」
犬吠埼風「宜しくね。しかし・・・。」
風は深刻な顔を一瞬したかと思うと・・・。
犬吠埼風「猫の名前がジャミロクワイって・・・どんな名前なのよ。ハハハ♪」
何故か風は突然大爆笑してしまった。
結城友奈「どうやらミュージシャンの名前が元らしいですよ。」
犬吠埼風「成る程・・・ミュージシャンね。アハハ♪」
三好夏凜「なんでつぼったのよ・・・。」
犬吠埼樹「そういえば私、昨日の夕方猫を家の近くでみかけたのでお腹が空いてた模様だったからお姉ちゃんに言って魚をあげました。」
犬吠埼風「そういや、そんなことがあったわね。フフ・・・。」
三好夏凜「いつまでつぼってんのよ・・・。」
結城友奈「もしかしたらそれが裕翔くんの言っていたジャミロクワイかもしれません。」
犬吠埼樹「帰るときに見てみますね。特長が体にしましま模様があるんですよね?」
結城友奈「うん、そうだよ。」
犬吠埼風「そしてその猫の名前がジャミロクワ・・・ブー!!」
三好夏凜「もうええわ!!」
一旦話しはさっきのまどか達へ
さやかはホットドッグを食べながら目をパチクリしていた。
美樹さやか「ええ!?なにそれ。」
鹿目まどか「わけわかんないよね・・・。」
美樹さやか「文武両道で才色兼備かと思いきや実はサイコな電波さん。」
志筑仁美「数学もスラスラと問題をとき、保体では友奈さんや夏凜さんに差がまったくないくらいな記録を出してましたしね。」
美樹さやか「くっ・・・どこまでキャラ立てすれば気がすむんだあの転校生は・・・萌えか、そこが萌えなのか~。」
何故かバタッとさやかはテーブルにうつぶせをした。
仁美がまどかに尋ねて来た。
志筑仁美「まどかさん、本当に暁美さんとは初対面ですの?」
鹿目まどか「うん、常識的にはそうなんだけど・・・。」
さやかはムクっと起きだし
美樹さやか「なにそれ、非常識な方で心当たりがあると?」
鹿目まどか「ええっとね・・・夕べ、夢の中で出会った・・・ような。」
それを聞いてた二人はジュースを飲み干してしばらくして盛大に笑いだした。
美樹さやか「アハハハハ、すげぇ、まどかまでキャラが立ち始めたよ。」
鹿目まどか「ひどいよ、私は真剣に悩んでいるのに。」
美樹さやか「ああ、もう決まりだ。それ、前世の因果だわ。あんた達、時空を越えた仲間なんだわ♪」
からかい上手のさやかちゃんであった。
志筑仁美「夢って、どんな夢でしたの?」
鹿目まどか「それが、何があったか思い出せないんだけどとにかく変な夢だったってだけで。」
志筑仁美「もしかしたら、暁美さんと前に会ったことがあるのかもしれませんわ。」
鹿目まどか「え?」
志筑仁美「まどかさん自身は覚えていないつもりでも、深層心理には彼女の印象が残っていてそれが夢に出てきたのかもしれません。」
美樹さやか「それ出来すぎてない?どんな偶然よ。」
志筑仁美「そうね・・・。」
仁美は携帯を取り出すと
志筑仁美「あら、もうこんな時間ですの。ごめんなさい、お先に失礼しますわ。」
美樹さやか「今日はピアノ?日本舞踊?」
志筑仁美「お茶のお稽古ですの。もうすぐ受験だと言うのにいつまで続けさせられるのか。」
美樹さやか「うわ・・・小市民に生まれてきて良かったわ。」
仁美はお嬢様であり、いろいろな稽古を習っているのである。
鹿目まどか「私達も行こうか!」
まどかも席をたった。
美樹さやか「あっ!まどか、帰りにCD屋に寄ってもいい?」
鹿目まどか「いいよ。また上条くんの?」
美樹さやか「ウヒヒ・・・まあね。」
上条とは、さやかの幼なじみでありさやかが好きな人である。だが、彼は今腕をけがして入院中である。
店を出るとまどか達は仁美と別れてから、CD屋へ立ち寄った。まさか、この後とてつもないものと出くわすとは知らずに。
まどかはCD屋で曲を聞いてるとしばらくしてから「助けて・・・」という声が聞こえたのだ。
だが最初はまどかも気のせいかと思っていたが
「助けて・・・まどか!」
自分の名前を言ってきたからまどかはビックリし
鹿目まどか「え?何・・・この声。」
さすがに動揺していた。
そしてまどかはCD屋を出たのだ。
美樹さやか「ん?」
同時期、友奈達は・・・。
イネス フードコート
迷子の猫「ジャミロクワイ」について話してからしばらくして風がこんなことを話してきた。
犬吠埼風「そういえば、あんたら聞いた?」
三好夏凜「え?何をなの・・・。」
犬吠埼風「この見滝原の怖いウ・ワ・サ♪」
三好夏凜「へえ、そんな話をしてくるとは意外ね。」
犬吠埼風「そりゃ今日学校で聞いたことだからね・・・アハハ。」
東郷美森「風先輩、どういう噂なのですか?」
犬吠埼風「それは、どうやら見滝原では最近飛び降り自殺が多いらしいわ。」
三好夏凜「飛び降り自殺!?」
犬吠埼風「ええ。でも、何故そうなるのかは分からないわ。」
結城友奈「それで、真相でも確かめるのですか?」
犬吠埼風「まっさか、そんなことするわけないわよ。さてと、うどんも食べ終わったところだし、そろそろ出ましょうか。」
犬吠埼樹「猫を探さないといけないしね。」
犬吠埼風「そう、猫のジャミロク・・・ぶー!」
三好夏凜「(もう、つっこまないでおこう・・。)」
そして風達はイネスからでた。
その時、友奈は謎の声が聞こえた。
「助けて・・・。」
結城友奈「誰!?」
そして友奈は声のほうへ走り出した。
犬吠埼風「友奈?どうしたのよ。そっちは改装工事中よ。」
結城友奈「こっちから助けてと声が・・・。」
三好夏凜「ちょ!待ちなさい、友奈!」
だが、改装工事中の場所をしばらく走っていたら声はまったく聞こえなくなった。
結城友奈「あれ?聞こえなくなった。」
犬吠埼風「結局なんだったのかしら?」
犬吠埼樹「さあ。」
犬吠埼風「まあいいわ。でましょうか。」
犬吠埼樹「ちょっと待ってお姉ちゃん!」
犬吠埼風「ん、何?って、嘘!?」
三好夏凜「何コレ・・・結界?」
今、友奈達は改装工事中のイネス店内にいたはずだったがまったく別のところにいた。
東郷美森「ここは・・・どこなの?」
犬吠埼風「道が・・どんどん変わっていく・・・。」
三好夏凜「樹海化とはまた別のものっぽいわね。」
ガサゴソ・・・
東郷美森「誰!?」
すると・・・
「ア、チェミオ、パオノマナタ、サニートノニモ・・」
謎の化け物が友奈達を取り囲んでいた
犬吠埼樹「お姉ちゃん!」
犬吠埼風「大丈夫よ、樹。私がいるわ。」
三好夏凜「あたし達を襲うってことはこれってバーテックス!?」
東郷美森「いや、それではないわ。でも今は・・・みなさん、ここは勇者システムを使いましょう!」
三好夏凜「ええ、その方がいいかもしれないわね。」
結城友奈「そうだね。よし、いくよ!」
友奈達はスマホの勇者システムというアプリで勇者に変身ができるのだ。
三好夏凜「さてと、殲滅開始よ!」
犬吠埼風「とおりゃー!」
風は真っ先に化け物を一匹、また一匹と、凪ぎ払った。
犬吠埼樹「私も・・・。えーい!」
樹が化け物を捕らえる。
東郷美森「・・・・。」
東郷はひたすら銃撃をし。
三好夏凜「チョロい!」
夏凜が化け物を次々と切っていった。
犬吠埼風「今よ、友奈!」
結城友奈「はい!とおりゃー!勇者パンチ!!」
ドカッ!の音と共に友奈の拳が化け物に当たった・・・が。
犬吠埼風「嘘でしょ・・・。」
「アッ トカ アヨニ モヒト ニ」
化け物はみんなピンピンしていた。
三好夏凜「なんで・・・攻撃が効いていない!?」
東郷美森「そういうことだったのですか!」
犬吠埼風「どういうことなの?東郷。」
東郷美森「みなさん、ここに来た時の大赦の連絡を思い出してください。」
犬吠埼風「大赦の連絡?」
東郷美森「あの時、大赦は勇者システムは使えるようにしてるが力が衰えるかもしれない。と言っていました。」
三好夏凜「それって・・・。」
東郷美森「しかもここは、神世紀でもなく香川でもなくそして神樹様がない世界。」
結城友奈「てことは・・・。」
東郷美森「今の私達は勇者でもなんでもない、ただのコスプレをした普通の人間です!!」
犬吠埼風「コスプレをした・・・」
三好夏凜「普通の・・・人間・・・今のあたし達では戦えないということ!?」
しかし、そんな都合など知らないと化け物は友奈達に迫ってきてた。
犬吠埼風「嘘でしょ・・・こんな知らないところまで連れていかれたあげく更に化け物に殺されないといけないってわけ!?」
犬吠埼樹「お姉ちゃん・・・。」
三好夏凜「くっ・・・来るな!!!」
東郷美森「神樹様!!」
刻一刻と化け物は近づいてきてた・・・だが
結城友奈「・・・・・。」
バシューン!!
「!?」
突然銃声が聞こえてきたのだ
結城友奈「今のは東郷さん?」
東郷美森「いえ、私ではないわ。」
その時、声が聞こえた。
「あなた達危なかったわね、でももう大丈夫。」
結城友奈「えっ・・・だれ?」
そこにいたのは綺麗な金髪の女性だった。
犬吠埼樹「きれい・・・。」
犬吠埼風(あれ?あの顔どこかで・・・。)
「あなた達は魔法少女に見えるけど、どうやら違うみたいね。」
三好夏凜「は?魔法少女?」
東郷美森「あの・・・何て名前なのですか?」
「あら、自己紹介がまだのようね。でも・・・」
「?」
「その前に!!」
そう言うと女性はジャンプし・・・
パンパン! ダダダダダ!シュバーン!シュバーン!
銃弾を化け物に向かい撃ちまくったのだ。
三好夏凜「攻撃が効いているわ!」
結城友奈「かっこいい・・・。」
そして女性が巨大な大砲を用意し・・・
「ティロ・フィナーレ!!」
ドガーン!!!
化け物は跡形もなく飛び散った。
東郷美森「・・・・。」
「一仕事終了ね。」
そう言うと女性は変身を解いたのだ。
「あなた達大丈夫かしら?」
結城友奈「はっはい!助けてくれてありがとうございます!」
「そういえばバトルに夢中で名前を言い忘れていたわね。私は巴マミ、魔法少女よ。」
犬吠埼樹「魔法少女?」
犬吠埼風「魔法少女というのは後にして・・・あなたマミなの!?」
巴マミ「あら、やっと気づいたみたいね。犬吠埼さん、それに三好さんも。」
結城友奈「えっ!?」
三好夏凜「まさかあなただったとはね、マミ。」
東郷美森「どういうことなの?夏凜ちゃん。」
三好夏凜「実は、あたしが新しいマンションに来たときにいろいろと他のマンションの人に挨拶をしてたんだけどちょうどマミも同じマンションに住んでたのよね、そこで出会ったわ。」
東郷美森「成る程。」
犬吠埼風「あたしは今日新しいクラスで彼女に出会ったわ。」
東郷美森「同居と同級生ですか・・・。」
結城友奈「こういう偶然もあるんだね。」
美樹さやか「あ、いたいた。マミさーん!」
鹿目まどか「どうしたんですか急に。」
巴マミ「あら、鹿目さんに美樹さん。」
美樹さやか「急にどっか行ったからビックリしましたよ。」
巴マミ「ふふ、ごめんなさい。その方達が魔女の使い魔に襲われてて。」
美樹さやか「フーン・・・ってあんたらは。」
鹿目まどか「友奈ちゃん!それに東郷さんと夏凜ちゃんも。」
結城友奈「えっ!?まどかちゃんとさやかちゃん?どうしてここにってあれ?」
鹿目まどか「ん?どうかしたの?」
結城友奈「いや、その抱えてる白い動物なんだけど・・・。」
巴マミ「あら?その子が見えるのね。」
犬吠埼風「見える?どういうことよ。」
巴マミ「その子はキュウべえ、私達魔法少女のサポーターみたいなものよ。」
犬吠埼風「大赦みたいな奴か・・・。」
巴マミ「大赦?」
犬吠埼風「あっ!いや・・その何でもないわ。」
鹿目まどか「ところで、友奈ちゃんらキュウべえのことを見て驚いてたの?」
結城友奈「いや、私その子に呼ばれたような気がして。」
美樹さやか「どういうことよ?」
結城友奈
結城友奈「それはかくかくしかじか。」
友奈はまどかとさやかに状況を説明した。」
美樹さやか「成る程、コイツに呼ばれて工事現場に行ったら突然声が聞こえなくなってその後化け物に襲われた・・・か。」
キュウべえ「そりゃそこでまどかが助けてくれたからね、声が聞こえなくなったのは当たり前さ。」
犬吠埼風「うわー!ビックリした!コイツ喋るのね・・・。」
東郷美森「うん?まどかに助けてもらったって?」
鹿目まどか「実は私達もこの子に助けを求められて助けてあげたら突然化け物に襲われたんだ。」
東郷美森「成る程ね。」
キュウべえ「まあ堅苦しいことはなしで。それより僕は君達にお願いがあって助けを呼んだんだ。結城友奈、東郷美森、犬吠埼樹、犬吠埼風、三好夏凜、僕と契約して魔法少女になってよ。」
犬吠埼風「コイツ・・・名乗ってもないのに全員の名前をフルネームで。」
美樹さやか「私もホントビックリしたわ。なんでコイツ名乗ってもないのに名前知ってるのかしら?」
三好夏凜「あのさ・・・それくらいでいいかしら?もうわけがわからないわ・・・コイツといい魔法少女だったりさっき襲ってきた化け物だったり・・・何がなんだかサッパリだわ。」
巴マミ「ふふ、いろいろと説明不足だったわね。でも、ここにいてもあれだしあなた達これから家にいらっしゃい。」
三好夏凜「何故に?」
巴マミ「そこで詳しく話してあげるわ。丁度鹿目さんと美樹さんにも説明をしようとしてたところだったし。」
結城友奈と魔法少女
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