勇者「魔王に勝つには…美少女の黒パンスト脚に練乳を塗りたくるしかない!」 (18)



女戦士「えっ、なんだって?」


勇者「だーかーら!黒パンストだよ黒パンスト!
魔王の圧倒的な力を現在進行形で目の当たりにしてんだろ!
これもう勝つためには、美少女の黒パンスト脚に練乳を塗りたくる他ねぇんだよッ!!」


僧侶「よくわからんが、美少女の黒パンスト脚に練乳を塗りたくれば我々の勝機が見えるんだな!
ならば僕が時間を稼ぐ!お前たちはその隙に美少女の黒パンスト脚に練乳を塗りたるんだ!!」


勇者「すまねえ恩に着るぜ僧侶!ここは耐えてくれぇ!」


女戦士「僧侶がそれでいいなら良いんだけど、あの、いやホントにいいの?」


僧侶「僧侶に二言はない!さあ来い魔王!」


魔王「僧侶風情が一人で余の相手とは笑わせよる…!ダークネスカッター!」

ザクザクザクー!
僧侶「ぐわあああああああああ!!?」


勇者 女戦士「「そ、僧侶ォォォオーー!?」」

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僧侶「ぼ、僕なら大丈夫…だから今のうちに…!」


勇者「ナイスガッツだぜ僧侶!よし、じゃあ女戦士。パーティで一番俊足なのはお前だ。
だからコンビニまでひとっ走りして黒パンストを買ってきてくれ!」


女戦士「戦闘中よ!?そもそもコンビニなんて何処にあんのさ!?」


魔王「魔王城二階エレベータ降りて右通路すすんで四つ目の角を右にヘルイレブンがあるぞ」


女戦士「ありがとう行ってくるわ!」


魔王「待て女戦士よ。行くならばこの余のポイントカードを持ってゆけ。
会員特典で割引が出来るやも知れぬ。そしてついでに買い物でポイントを貯めてくれ」


僧侶「自らは買い物をすることなく己のポインツを貯めるとは、まさに魔の王たる姑息さだ!」
勇者「貴様に人の心は無いのか…!」

女戦士「はあ…はあ……ダッシュで買ってきたわよ」


勇者「でかした女戦士!………ってオーーイ!
これ80デニールじゃないかーい!」


僧侶「なにか問題でもあるのか?」


勇者「いやー、人にもよるんだけどね。俺としては、も少し薄いデニールのほうが好きなんだわ」


女戦士「何よ!人が買ってきたげた物に文句言わないでよね!」


勇者「それもそうだな。ここはこの黒パンストを美少女に履かせて練乳を塗りたく……」


魔王「させると思うか?」ゴアー!

女戦士(魔王の気が膨れ上がった!?)
僧侶(成る程みすみす僕らの有利なように事は運ばせないか)


魔王「余は40デニールしか認めぬ。絶対にだ!」


勇者「くくく。アンタならそう言ってくれると信じてたぜぁー!」

勇者「と、言うわけだ。もうひとっ走りしてきてくれ」


女戦士「はあああー??私さっき猛ダッシュしたの!疲れたの!
次は勇者が行く番でしょー!」


勇者「駄目だ!男の俺が黒パンスト買うなんて、考えただけで恥ずかしくて死んぢまう!
いいのか!?お前、勇者の俺が死んでいいってのか!!」

女戦士「なによぅ。そんな怒鳴らなくても…」


勇者「いいから早くするんだ!僧侶が持ち堪えてくれてる今の間に!!」


魔王「ダークネスカッター!」ザクザクザクー

僧侶「ぐわあああああああー!!?!」


女戦士「くっ!待っててね僧侶!すぐにここに戻ってくるから!!」

女戦士「はぁ…ハァ…ぜいゼィ………戻って、きたわよ………」


勇者「おおっ!まさしく40デニールの黒パンストだ!」
魔王「メーカーは?」
勇者「グ◯ンゼ」
魔王「ランガードは?」
勇者「ある」
魔王「爪先と踵部分はちゃんと補強してるやつ?」
勇者「ああ。ちゃんと補強してるタイプのだ」


魔王「オーケィ!」


勇者「ぃよっしゃあああああー!!魔王から直々の太鼓判押しだぜぁーー!!」

女戦士「これでやっと……私たち勝てるかも…!」


魔王「ふはははは!何を世迷いごとを。貴様らはまだ黒パンストを手に入れただけだ。
まだ、それを美少女に履かせ練乳を塗りたくらなければならない。果たしてそれまで此奴の身体が持つかなァ?ダークネスカッター!」
ザクザクザクー!


僧侶「ぐわああああああああー!!!?」

勇者 女戦士「そ、僧侶ォォォオーー!?」

女戦士「そうだわ練乳だわ!私ったら気が利かない。黒パンストと一緒に練乳も買ってれば良かったのに!」


勇者「ぉおっと、その心配はいらねぇぜ女戦士。
練乳なら俺が持ってる!」


女戦士「まあ素敵ッ!でも何で持ってるの?」


勇者「なんでって、俺は常日頃から練乳を肌身離さず持ち歩いているが?」


女戦士「なんですと?」


魔王「くくく。女戦士とやら。男子たるもの、いついかなる時に美少女の黒パンスト脚に練乳を塗りたくる機会が来るかも知れぬ。
そのためにマイ練乳を持参するは嗜みであろう。
当然。余も持ち歩いておるわ」


僧侶「僕もありますよ」


女戦士「なんなん私だけおかしいん?」

女戦士「とにかく。黒パンスト、練乳、美少女、これで遂に三つ揃ったわね」


勇者「は?」
女戦士「え?」


勇者「女戦士が何言ってんのかわかんないぞ。美少女なんて何処にいるんだ何処に」


女戦士「またまたぁ~。ほらほら今勇者の目の前にいるじゃんプリチーでラブリーな女の子がさぁ~!」


勇者「は?」
女戦士「あ?」


勇者「何を勘違いしてんのか知らないが、美少女だぞ?
美少女っていえば女子中学生かJKに相場は決まってんだろJK!」

魔王「待て勇者よ。何も美少女に拘らずとも、美人OLか美人女教師という線も捨てがたいッ!」

勇者「そッッッれもイイなぁ!!!」


女戦士「だったら美人女戦士でもいいじゃん!?!?」


勇者 魔王「「いやそれは無いわ」」


女戦士「ムキィィィイーー!!!!」


魔王「さあさあさあ早く美少女を連れてこねば、此奴の命いつまで持つかなぁ?ダークネスカッター!」ザクザクザクー!


僧侶「ぐわああああああああああー!!!!?」

勇者 女戦士「そ、僧侶ォォォオーー!?!?」

女戦士「なによなによみんな!そもそも黒パンスト脚に練乳塗りたくるとか、意味わかんないわ!
それでどうやって魔王に勝てるっていうの!?」


勇者「意味ならあるさ!なら女戦士、お前、黒パンストを舐めたことはあるか?」


女戦士「はあ?あるわけないじゃない!」


勇者「それがお前のダメな所なんだよ!!女戦士自身に黒パンストを愛する心が無いんだ!
だからお前は黒パンストに選ばれないと、そんな簡単な事が何故わからないんだ!!
いいか、黒パンストってのは舐めたら実はちょっとしょっぱいんだ!だから、だから練乳が必要になる!!
甘いお菓子としょっぱいお菓子の組み合わせは最高で最強だろ??
そうなんだよ最強なんだよ!だから魔王にも勝てるんだッッ!!」


女戦士「ズガビィーン!?
そうだったの……私、黒パンストのこと全然わかってなかった……。こんなんじゃ、勇者のパーティ失格だよ…」


勇者「気に止むことはないさ。これから知っていけばいい」


女戦士「ありがとう勇者。私、塗りたくりたい!美少女の黒パンスト脚に練乳をぬりたくりたい!」


勇者「そうだその意気だ!」


魔王「さて、長話は終わったかね?ならば丁度良い。こちらも今しがた終わった所だ」

僧侶「うぐ……ぐ……かハァ…バターン」


勇者 女戦士「そ、僧侶ォォォオーー!?!?」

魔王「くはははは!肝心の美少女が居らず、僧侶もすでに戦闘不能!さあてどうやって余に勝つつもりかなあ?」


僧侶「く…ゆ、勇者……」

勇者「もういい!喋るな僧侶!」

僧侶「そういえば、たったひとつ……美少女が…いる場所を……思い……だした……」

勇者「なんだと僧侶!くわしく喋れ!」

僧侶「コンビニ……だ…。魔王城のヘルイレブン……そこに行けば……僕の姪が……かわいいJKの姪がバイトを……していると昨日メールで母ちゃんが…言ってた……。急げ……彼女のシフトの……終わりが近……い……ガクーッ!」


勇者「でかした!!女戦士!ここは俺に任せて、お前は一刻もはやく僧侶の姪を連れてくるんだ!そしてその娘に黒パンストを履かせて練乳を塗りたくろう!
爪先には浸すように、膝裏には擦りこむように、太ももには薄く広げるように練乳を塗りたくろう!!」


女戦士「ええわかったわ!!」


魔王「行かせると思うてか?」


僧侶「行かせるさ……何がなんでも……!」プルプルガクガク


魔王「その意気や良し!くらえダークネスカッター!」ザクザクザクー!


僧侶「ぐわあああああああああああ!??!?」


勇者 女戦士「そ、僧侶ォォォオーー!?!?」

幼女「ねーねーおばあちゃん!それから!それからどうなったのー!?」

おばあちゃん「ふふふ。せっかちな子ですこと。
その後はねぇ。女戦士が僧侶さんの姪を連れてきたんだけど、またこれがめんこい娘で、勇者さんも魔王さんも鼻の下伸ばしやがってたのよ」

幼女「そんなにかわいいひとだったんだー。あたしとどっちがかわいいかなー?」

おばあちゃん「そんなの、幼女ちゃんのほうが百億倍かわいいでちゅよ~!」

幼女「キャッキャイ」

おばあちゃん「でもねぇ。強引に連れてきたのが行けなかったんだろねぇ。
コンビニの店長に通報されて、魔王さんと勇者一行は、すぐさま駆け付けた警察にお縄にされたの。こうして世界は平和になりましたとさ。めでたしめでたし」

幼女「じゃあ、ゆうしゃさん、けっきょく黒パンストあしに練乳をぬりたくれなかったんだ。かわいそう…」

おばあちゃん「そうさねえ。でも、今にして思えばあれで良かったんだよ。
おばあちゃんも当時、刑務所で冷静になった時に考えたらね。やっぱりあいつら頭おかしかったのよ」

幼女「うーん、よくわかんないやー」

おばあちゃん「ふふふ。幼女ちゃんにはまだ難しいかも知れないわね。さて、夜ももう遅いことだし眠りましょうかね」

幼女「うん。おやすみおばあちゃん!」

おばあちゃん「ええ、おやすみなさい」






グッドイブニング
グッド黒パンスト

ありがとうございました。

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