平塚「……来たか、薬はあるのか？」

八幡「……はい」ﾌﾟﾁﾌﾟﾁ

平塚「水道まで行こう」

八幡「ﾌｩ…ﾌｩ…」ﾖﾛﾖﾛ


八幡「んぐ」ﾃﾞﾊﾟｽｺﾞｸﾘ

八幡「ﾊｧ…ﾊｧ…」

平塚「ちょうど目的地に着いたが……少し中で休め」ｺﾝｺﾝ

ﾄﾞｳｿﾞ

部室内

平塚「やあ雪ノ下」

雪乃「こんにちは先せ……えっ！比企谷君！？」

平塚「すまんが発作が出てきたんで少し休ませてやってくれ、連れてきた理由はそれから話す」

雪乃「は、はい分かりました……比企谷君、椅子を用意するわね」

八幡「……悪い」ﾊｧﾊｧ


30分後

八幡「ふぅー……」汗ﾋﾞｯｼｮﾘ

平塚「落ち着いたか？」

八幡「ええ、なんとか……」

雪乃「……」

平塚「雪ノ下」

雪乃「……」

平塚「雪ノ下」

雪乃「……え、あ、はい」

平塚「彼は今日から新入部員だ」

雪乃「え！？」

八幡「荒療治を込めてここに連れられてきたんだよ」

雪乃「荒療治って……」

平塚「曝露療法と言ってな徐々に軽い不安要素に曝すことで慣らしていく治療法だ」

雪乃「その不安要素というのは私、ですか……」

八幡「ぶっちゃけそうだがお前に会うくらいなら全然軽いもんよ」

雪乃「……本当にごめんなさい」

八幡「出たよ、だからお前は何もしてないだろうが」

八幡「俺が勝手にやってとんでもないオマケが付いてきちまっただけなんだって」

八幡「パニック障害っていうな」

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